JP2005053604A - 水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置及び物体輸送方法 - Google Patents

水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置及び物体輸送方法 Download PDF

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良明 土屋
Genji Yokomori
源治 横森
Tsutomu Sugiyama
勉 杉山
Akihisa Fukumoto
晃久 福本
Masahito Uragami
将人 浦上
Mitsukuni Yoshikawa
光國 吉川
Yorikuni Shibuya
▲より▼州 渋谷
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Abstract

【課題】水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置を提供する。
【解決手段】混合流体が輸送管20内を流下している際、強制開閉弁24を急閉して、輸送管20内にウオーターハンマー現象を生じさせ、圧抜きバルブ22を開放させて強制開閉弁24よりも上流側の圧を加減圧タンク18内に逃がすとともに、強制開閉弁24よりも下流側の輸送管20内にはプラグ流を生成させ、次いで加減圧タンク18内に水蒸気と加圧ガスとを供給して加減圧タンク18内の混合流体を第1の連通管26を介して輸送管20内に送り込んで加減圧タンク18内の水位を下げ、次いで、輸送管20内に水蒸気を導入し、次いで第2の開閉弁29を閉じるとともに強制開閉弁24を急開して混合流体を下流側に流すことによって、輸送管20内の水蒸気を凝結させ、輸送管20内を負圧にして混合流体を輸送管20内を上昇させて水位を回復することにより、さらに遠方に輸送可能とする。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置および物体輸送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
浚渫機構として特許第3277489号に示される機構がある。
この浚渫機構は、
排出管を、貯水場所の水位よりも低い位置に設けた堰堤孔部を貫通させて配置すると共に、該排出管を、貯水場所に浮かべられた台船により、貯水場所の水位よりも低い位置に位置するように吊持し、
前記台船に設けられた昇降装置によって、排出管を、吸い込み口が貯水場所の水底面に対して所要のサイクルで接離するように上下動させて、脈動する吸込流である脈動流を得ると共に、堆積物が高い濃度で混合された流れと低い濃度で混合された流れとを交互に発生させるプラグ流を得るようにしたものである。
この浚渫機構によれば、堆積物を排出管の管壁に実質的に抵抗となるように接触させることなく、固液二相流として効率よく排出することができる。
【0003】
【特許文献1】
特許第3277489号公報(特許請求の範囲)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように、浚渫した土砂等の堆積物を如何にして所定箇所に搬送するかが問題となる。ダンプカー等によって搬送する場合には、大量の堆積物の場合には極めて厄介で、輸送コストも膨大なものとなるという課題がある。
そこで本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、搬送物を効率よく遠方にまで輸送できる水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置および物体輸送方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、本発明に係る水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置は、順次所要の水位差をもって、かつ所要距離離間させて配設され、土砂等の搬送物が混入された混合流体が流入される複数基の貯留タンクと、一端側が上流側の前記貯留タンクに開口され、他端側が下流側の前記貯留タンクに開口されるようにして、前記複数の貯留タンク間に、混合流体の動水勾配線よりも下方に位置するように傾斜して配設された接続管と、前記貯留タンクのうち最下流の貯留タンクと所要の水位差をもって配設された加減圧タンクと、前記最下流の貯留タンクに一端が開口され、他端側が前記加減圧タンクを貫通する輸送管と、前記加減圧タンク内に水蒸気を供給する第1の供給管と、前記加減圧タンク内に加圧ガスを供給する第2の供給管と、前記加減圧タンク内の下部と前記輸送管の部位とを連通する第1の連通管とを具備し、前記貯留タンクに流入された混合流体が前記接続管および輸送管を介して流下し、前記加減圧タンクに供給される水蒸気と高圧ガスとにより前記加減圧タンクよりも下流側で前記輸送管内を上昇させられて水位を回復することにより、さらに遠方に輸送可能とされることを特徴とする。
【0006】
また本発明に係る水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置は、順次所要の水位差をもって、かつ所要距離離間させて配設され、土砂等の搬送物が混入された混合流体が流入される複数基の貯留タンクと、一端側が上流側の前記貯留タンクに開口され、他端側が下流側の前記貯留タンクに開口されるようにして、前記複数の貯留タンク間に、混合流体の動水勾配線よりも下方に位置するように傾斜して配設された接続管と、前記貯留タンクのうち最下流の貯留タンクと所要の水位差をもって配設された加減圧タンクと、前記最下流の貯留タンクに一端が開口され、他端側が前記加減圧タンクを貫通する輸送管と、前記各加減圧タンク内の前記輸送管の部位に設けられ、輸送管内圧力が加減圧タンク内の圧力よりも高いときには輸送管内と加減圧タンク内とを連通し、輸送管内圧力が加減圧タンク内の圧力よりも低いときには輸送管内と加減圧タンク内とを遮断する圧抜きバルブと、該圧抜きバルブに近接して設けられ、圧抜きバルブよりも下流側の前記輸送管の部位を強制的に開閉する強制開閉弁と、該強制開閉弁よりも下流側の前記輸送管の部位と前記加減圧タンク内の下部とを連通する第1の連通管と、該第1の連通管を開閉する第1の開閉弁と、前記強制開閉弁よりも下流側の前記輸送管の部位と前記加減圧タンク内の上部とを連通する第2の連通管と、該第2の連通管を開閉する第2の開閉弁と、前記加減圧タンク内に水蒸気を供給する第1の供給管と、前記加減圧タンク内に加圧ガスを供給する第2の供給管と、前記混合流体が前記輸送管内を流下している際、前記強制開閉弁を急閉して、前記輸送管内にウオーターハンマー現象を生じさせ、前記圧抜きバルブを開放させて強制開閉弁よりも上流側の圧を前記加減圧タンク内に逃がすとともに、強制開閉弁よりも下流側の輸送管内にはプラグ流を生成させ、次いで前記第1の開閉弁を開くと共に前記第1の供給管および第2の供給管から前記加減圧タンク内に水蒸気と加圧ガスとを供給して加減圧タンク内の混合流体を前記第1の連通管を介して前記輸送管内に送り込んで加減圧タンク内の水位を下げ、次いで、前記第1の開閉弁を閉じ、前記第2の開閉弁を開いて前記第2の連通管を通じて前記輸送管内に水蒸気を導入し、次いで前記第2の開閉弁を閉じるとともに前記強制開閉弁を急開して混合流体を下流側に流すことによって、輸送管内の水蒸気を凝結させ、輸送管内を負圧にして混合流体を輸送管内を上昇させて水位を回復することにより、さらに遠方に輸送可能とする制御部を具備することを特徴とする。
【0007】
また、前記貯留タンク内において、前記接続管を開閉する第4の開閉弁を設け、該第4の開閉弁を開閉することによって前記接続管内を水および搬送物をプラグ流として流下させることを特徴とする。
また、前記加減圧タンクから、前記輸送管を下流側に向けて上昇するように配設し、該加減圧タンクの前記前記強制開閉弁よりも下流側の前記輸送管の部位に第3の開閉弁を介して第3の連通管を接続し、前記制御部により、前記強制開閉弁を急閉した後、前記第1の開閉弁を開く前に前記第3の開閉弁を開いて、前記第3の連通管から高圧エアーを前記輸送管内に送り込み、エアリフト状にして輸送管内のプラグ流を加速して上昇させることを特徴とする。
【0008】
また、前記加減圧タンクから下流側に向けて上昇して配設した前記輸送管を吹き上げ装置に接続し、該吹き上げ装置で該輸送管を下流側に向けて下降するように曲折したことを特徴とする。
また、前記吹き上げ装置に、前記エアリフトにより上昇される流体にさらに上昇力を付与する上昇力付与部を設けたことを特徴とする。
前記上昇力付与部が、前記輸送管の上昇部に接続され、開閉弁を介して高圧ガスを吹き込む高圧ガス吹き込み管であることを特徴とする。
また、前記上昇力付与部が、前記輸送管の上昇部と下降部との管に形成された輪状水路内を回転する、鍔状部付きのチエーン装置であることを特徴とする。
【0009】
またさらに、前記下降部を流下する流体の流下速度を減じる減速手段を設けたことを特徴とする。
また、前記減速手段が発電装置であることを特徴とする。
また、前記下降部に、1または複数基の前記貯留タンクを接続したことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る水蒸気を主体としたガスによる物体輸送方法は、順次所要の水位差をもって、かつ所要距離離間させて配設され、土砂等の搬送物が混入された混合流体が流入される複数基の貯留タンクと、一端側が上流側の前記貯留タンクに開口され、他端側が下流側の前記貯留タンクに開口されるようにして、前記複数の貯留タンク間に、混合流体の動水勾配線よりも下方に位置するように傾斜して配設された接続管と、前記貯留タンクのうち最下流の貯留タンクと所要の水位差をもって配設された加減圧タンクと、前記最下流の貯留タンクに一端が開口され、他端側が前記加減圧タンクを貫通する輸送管と、前記各加減圧タンク内の前記輸送管の部位に設けられ、輸送管内圧力が加減圧タンク内の圧力よりも高いときには輸送管内と加減圧タンク内とを連通し、輸送管内圧力が加減圧タンク内の圧力よりも低いときには輸送管内と加減圧タンク内とを遮断する圧抜きバルブと、該圧抜きバルブに近接して設けられ、圧抜きバルブよりも下流側の前記輸送管の部位を強制的に開閉する強制開閉弁と、該強制開閉弁よりも下流側の前記輸送管の部位と前記加減圧タンク内の下部とを連通する第1の連通管と、該第1の連通管を開閉する第1の開閉弁と、前記強制開閉弁よりも下流側の前記輸送管の部位と前記加減圧タンク内の上部とを連通する第2の連通管と、該第2の連通管を開閉する第2の開閉弁と、前記加減圧タンク内に水蒸気を供給する第1の供給管と、前記加減圧タンク内に加圧ガスを供給する第2の供給管とを具備する物体輸送装置を用い、制御部により、前記混合流体が前記輸送管内を流下している際、前記強制開閉弁を急閉して、前記輸送管内にウオーターハンマー現象を生じさせ、前記圧抜きバルブを開放させて強制開閉弁よりも上流側の圧を前記加減圧タンク内に逃がすとともに、強制開閉弁よりも下流側の輸送管内にはプラグ流を生成させ、次いで前記第1の開閉弁を開くと共に前記第1の供給管および第2の供給管から前記加減圧タンク内に水蒸気と加圧ガスとを供給して加減圧タンク内の混合流体を前記第1の連通管を介して前記輸送管内に送り込んで加減圧タンク内の水位を下げ、次いで、前記第1の開閉弁を閉じ、前記第2の開閉弁を開いて前記第2の連通管を通じて前記輸送管内に水蒸気を導入し、次いで前記第2の開閉弁を閉じるとともに前記強制開閉弁を急開して混合流体を下流側に流すことによって、輸送管内の水蒸気を凝結させ、輸送管内を負圧にして混合流体を輸送管内を上昇させて水位を回復することにより、さらに遠方に輸送可能とすることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、物体輸送装置10の全体の概要図である。
12は例えばダム湖等の貯水場所であり、土砂等の堆積物(搬送物)が堆積している。
14は貯水場所12に接近して設けた貯留タンクである。貯留タンク14の上澄水は排水ポンプ16により、貯水場所12か、あるいは他の部位に排出されることにより、貯留タンク14の水位は貯水場所12の水位よりも低位、例えばほぼ5m位の低位に保たれる。これにより、貯水場所12に堆積した土砂を、例えば特許第3277489号に示される浚渫方法により、水との混合流体として貯留タンク14内に排出するようにすることができる。
【0012】
貯留タンク14は複数基(図1では3基)、順次所要の水位差(例えば5m)をもって、かつ所要距離離間させて配設される。各貯留タンク14間は、一端側が上流側の貯留タンク14に開口され、他端側が下流側の貯留タンク14に開口される接続管15によって接続される。この接続管15は、各貯留タンク14間において、混合流体の動水勾配線よりも下方に位置するように傾斜して配設される。
なお、HWLはダム湖等の上位側水面標高を示す。また、LWLは排出側の水面標高を示す。
【0013】
次に、18は最下流の貯留タンク14と所要の水位差(例えば5m)をもって配設された加減圧タンクである。
20は、最下流の貯留タンク14に一端が開口され、下流側が加減圧タンク18を貫通して設けられた輸送管である。輸送管20は、貯留タンク14から加減圧タンク18側に向けて低くなるように配設される。
21は各貯留タンク14内において接続管15および輸送管20をの管端を開閉する電磁弁等からなる開閉弁(第4の開閉弁)である。この第4の開閉弁21は必ずしも設けなくともよい。
22は圧抜きバルブであり、加減圧タンク18内の輸送管20の部位に設けられ、輸送管20内の圧力が加減圧タンク18内の圧力よりも高いときには輸送管20内と加減圧タンク18内とを連通し、輸送管20内の圧力が加減圧タンク18内の圧力よりも低いときには輸送管内と加減圧タンク内とを遮断する。
なお、図1では、圧抜きバルブ22を輸送管20と別体のように設けて両者を接続しているが、本発明ではこの場合(別体)をも含めて、輸送管20が加減圧タンク18を貫通すると定義する。
【0014】
24は強制開閉弁であり、圧抜きバルブ22に近接して設けられ、圧抜きバルブ22よりも下流側の輸送管20の部位を強制的に開閉する。
26は第1の連通管であり、強制開閉弁24よりも下流側の輸送管20の部位と加減圧タンク18内の下部とを連通する。27は、第1の連通管26を開閉する電磁弁等からなる第1の開閉弁である。
28は第2の連通管であり、強制開閉弁24よりも下流側の輸送管20の部位と加減圧タンク18内の上部とを連通する。29は第2の連通管28を開閉する電磁弁等からなる第2の開閉弁である。
【0015】
次に30は、加減圧タンク18内に水蒸気を供給する第1の供給管である。該第1の供給管30は図示しないボイラーにバルブ(図示せず)を介して接続されている。さらに、供給管30aにより第2の供給管28内に水蒸気を供給してもよい(図9)。
32は、加減圧タンク18内に加圧ガスを供給する第2の供給管である。加圧ガスとしては水に溶解するガス、例えば炭酸ガスが好適である。第2の供給管32は、図示しないガス供給源にバルブ(図示せず)を介して接続されている。
【0016】
次に、図示しないが、前記各種の開閉弁、バルブを開閉制御する制御部が設けられている。
この制御部は、開閉弁等を次のように開閉制御する。
まず、貯留タンク14内の混合流体が輸送管20内を流下している際、強制開閉弁24を急閉し、輸送管20内にウオーターハンマー現象を生じさせる。これにより、強制開閉弁24より上流側においては、生じた高圧により圧抜きバルブ22を開放させ、圧を加減圧タンク18内に逃がす(輸送管20内の水、細かい土砂等が加減圧タンク18内に流入する)。
【0017】
一方、強制開閉弁24より下流側においては、強制開閉弁24が急閉されることによって、プラグ流が発生する。すなわち、強制開閉弁24が急閉されることによって、強制開閉弁24より下流側の流体の流れは停止しようとするが、管内の流体の慣性力によりなおも流れようとするから、圧力が低下して膨張波が発生し、水柱分離が生じる。したがって、順次下流側に、土砂等の搬送物の低濃度部と高濃度部が交互に発生するプラグ流となる。しかも、振動状態となるから、この気・液・固の3相よりなる連成振動子の連成振動エネルギーが加わり、より流れやすくなる。
もちろん、強制開閉弁24が閉じられたままであると、振動が減衰し、やがて流れが停止するが、強制開閉弁24は一定の周期により開閉されるのであり、これによりプラグ流の流れが継続するのである。土砂等の搬送物の輸送の場合には、管路抵抗が非常に大きなものとなるが、上記のようなプラグ流とすることにより流れやすくなるのである。
【0018】
なお、制御部は、強制開閉弁24を急開する前に、次の制御を行い、さらに流体に流れのエネルギーを付与する。
すなわち、強制開閉弁24を閉じたまま、第1の開閉弁27を開くと共に第1の供給管30および第2の供給管32から加減圧タンク18内に水蒸気と加圧ガスとを送り込む。これにより加減圧タンク18内が加圧されるから、加減圧タンク18内の水および細かな土砂等が第1の連通管26を介して輸送管20内に送り込まれる。したがって、加減圧タンク18内の水位は低下する。加減圧タンク18内の水位が低下することから、貯留タンク14から加減圧タンク18方向へ向けて、輸送管20内を流体が連続して流下できることになる。
【0019】
次いで、第1の開閉弁27を閉じ、第2の開閉弁29を開いて第2の連通管28を通じて輸送管内に水蒸気(および加圧ガス:炭酸ガス)を導入し、輸送管20内(の一部)を水蒸気および加圧ガスで満たす。
このようにしてから、第2の開閉弁29を閉じると共に、強制開閉弁24を急開するのである。強制開閉弁24を開けることによって水および搬送物が下流側に流れる。これによって、輸送管20内が冷却され、水蒸気が凝結し、輸送管20内が真空(負圧)になる。なお、加圧ガスは炭酸ガスの場合水中に溶解する。
したがって、水および搬送物が上記負圧によって吸引され、輸送管20内をスムーズに連続して流れる(搬送される)ようになるのである。
制御部は、上記開閉弁、バルブの開閉動作が所定のサイクルをもってなされるように制御するのである。
【0020】
なお、最初の貯留タンク14に流入された混合流体は、各貯留タンク14間が所要の水位差をもって配設されていること、また、接続管15が混合流体の動水勾配以下の位置に傾斜して配設されていることにより、接続管15内を流下していく。
ダム湖等を浚渫した場合の土砂の搬出において、上記のように、貯留タンク14間や貯留タンク14と加減圧タンク18との間の、各タンク間の水位差を約5mとした場合、タンク間の管の管長をL、管径をDとした場合、L/D=1000程度までの搬送が可能であった。
【0021】
すなわち、管径を150mmとした場合、約150mの長距離を搬送することができた。したがって、約150m間隔毎に貯留タンク14おより加減圧タンク18を中継基地として設ければよい。
なお、各タンク毎に約5mの水位差を確保するとなれば、末端のタンクの水位をかなり低くしなければならないから、平坦地での長距離搬送が困難となる。
そこで、平坦地等での搬送の場合には、所要数のタンク毎、例えば貯留タンク14を3基接続したとすれば、4基目の位置には加減圧タンク18を配設し、さらに好適には、図8に示すような吹き上げ装置40を配設し、この吹き上げ装置40の部位で土砂等の搬送物を含む混合流体を一旦当初の貯水場所12の水位程度、あるいはそれ以上に吹き上げるようにするとよい。このように水位を確保して後、この吹き上げ装置40の下流側に上記と同様の適宜数の貯留タンク14や加減圧タンク18を配置してさらに遠方に搬送するようにするのである。
吹き上げ装置40については後に詳しく説明する。
【0022】
なお、各貯留タンク14間、および貯留タンク14と加減圧タンク18との間において、第4の開閉弁21により接続管15や輸送管20の開口端を急開閉することにより、これら管内に上記と同様なプラグ流を生じさせるようにすることも効果的である。
この第4の開閉弁21の一定サイクルによる開閉制御も制御部によって行える。
【0023】
次に、吹き上げ装置40を説明する前に、図1における圧抜き弁22の構造例と強制開閉弁24の構造例を図2以下でさらに詳細に説明する。
圧抜き弁22は、加減圧タンク18内に位置して輸送管20の中途部に配設される。当該部位の輸送管20には、図2に示すように分岐管41が上方に向けて開口するように設けられている。分岐管41の中途部は細径部42に形成されている。この細径部42内には鉄球からなる逆止弁43が配置されている。逆止弁43の上方には逆止弁43を覆うようにして抜け止め部44が配置されていて、逆止弁43が上方に浮き上がっても逆止弁43が分岐管41内にとどまるようにしている。抜け止め部44は電磁ソレノイド構造に形成されていて、電磁石により鉄心45が復帰スプリング46に抗して突出されると、鉄心45が逆止弁43を押圧して、逆止弁43が素早く分岐管41を閉塞するようにする。分岐桿41の上部、抜け止め部44の下部は、図3に示されるように、逆止弁43流出防止用の爪部41a、44aにそれぞれ形成されている。
【0024】
このようにして、圧抜き弁22は、強制開閉弁24により輸送管20が閉塞され、ウオーターハンマー現象により輸送管20内圧力が高まった場合に、逆止弁43が浮き上がり、これにより輸送管20内圧力が加減圧タンク18内に逃がされる。したがって、ウオーターハンマー現象が生じても、流体が輸送管20内を逆流することはない。
また、第1の開閉弁27が閉じられ、第1の供給管30、第2の供給管32から水蒸気、加圧ガスが加減圧タンク18内に導入される際、圧抜き弁22は直ちに閉じられる。
【0025】
次に、強制開閉弁24の構造について説明する。
強制開閉弁24は、流体が流れている最中の輸送管20を急開閉するものであるため、素早く駆動されるものであること、また頑丈なものであることが要求される。
上記分岐管41より若干下流側の輸送管20の部位には断面半円状に突出する膨出部50が設けられている。
そしてこの膨出部50内には、ほぼ卵形をなす止水弁51(図6)がシャフト52を中心に回動自在に設けられている。
止水弁51はシャフト52を中心に、膨出部50内において後方、かつ上部側に回動した際、輸送管20を開放し(図4)、前方、かつ下部側に回動した際、輸送管20を閉塞する(図5)。
【0026】
シャフト52にはパイプが用いられ、膨出部50を貫通して外部に突出している。このシャフト52内には、図示しない高圧源から高圧ガス(高圧エアー、高圧水蒸気、高圧炭酸ガスなど)が導入され、この高圧ガスがシャフトに設けた小穴(図示せず)から止水弁51内に導入される。
【0027】
止水弁51のシャフト52とは離れた部位には、駆動桿54が突設され、この駆動桿54は膨出部50の外部に突出し、この突出した部位には、膨出部50の外部に設けられた駆動シリンダ55のロッド56が回動自在に連結されている。
駆動シリンダ55の本体は軸57を中心に回動自在に設けられている。さらにロッド56の中途部に、駆動シリンダ58のロッド59が回動自在に連結されている。駆動シリンダ58の本体も軸60を中心に回動自在に設けられている。
したがって、2段の駆動シリンダ55、58が、そのロッドが突出する方向に駆動されると止水弁51は素早く回動されて輸送管20を急閉塞することが理解される。また両駆動シリンダ55、58が、そのロッドが後退する方向に駆動されると、止水弁51が素早く回動されて輸送管20を急開放する。
【0028】
止水弁51が回動すると、連結桿54もシャフト52を中心とする円弧上を移動することになる。膨出部50には、この連結桿54が移動可能なように円弧状のスリット(図示せず)が形成され、連結桿54はこのスリットを貫通している。スリット内壁には弾性を有するシール部材(図示せず)が設けられていて、常時はこのシール部材がスリットを液密に閉塞している。連結桿54が移動する際には、このシール部材が撓むことによって連結桿54が移動可能となる。
【0029】
止水弁51の卵形本体の外周上にはガイド溝(図示せず)が設けられていて、このガイド溝には、図7に示すような、チエーン片62が多数連結されたベルトコンベヤ63がガイド溝に沿って回転自在に装着されている。ベルトコンベヤ63は流体の流れ方向に正逆回転可能に装着されている。チエーン片62には、外方に突出するギヤ刃64が設けられている。
また膨出部50の外側には駆動ギヤ66が設けられていて、図示しない正逆モータ等の駆動部によって回転されるようになっている。膨出部50の外壁には、駆動ギヤ66の一部が進入可能なスリット(図示せず)が設けられていて、該スリットから膨出部50内に進入したギヤ刃がベルトコンベヤ63のギヤ刃と噛み合うことによって、ベルトコンベヤ63が回転駆動されるようになっている。
なお、止水弁51内には前記のようにシャフト52から高圧ガスが噴出される。この高圧ガスはベルトコンベヤ63に内側から作用し、ベルトコンベヤ63が内側に撓まないようにしている。高圧ガスはチエーン片62の連結部の隙間から輸送管20内に放出される。
【0030】
止水弁51と対向する輸送管20の底部には、流体の流れ方向に延びる比較的幅広のスリット70が設けられていて、このスリット70内に、やはりチエーン式のベルトコンベヤ71が装着されている。ベルトコンベヤ71のチエーン片は、輸送管20の管壁、および止水弁51の外周壁に倣うように湾曲して設けると好適である(図4、図5)。
ベルトコンベヤ71は、両端側に設けられた駆動ギヤ72、73に掛け渡されて、正逆方向に回転駆動可能となっている。
なお、74はローラであり、ベルトコンベヤ71に内側から当接して、ベルトコンベヤ71が下方に撓むのを防止している。
【0031】
また、ベルトコンベヤ71の下方側および側方は適宜遮蔽部材(図示せず)により覆われていて、この遮蔽部材内に、図示しない高圧源から、ノズル75(図5)より高圧ガス(高圧エアー、高圧水蒸気、高圧炭酸ガスなど)が導入され、この高圧ガスがベルトコンベヤ71に内側から作用してベルトコンベヤ71が下方に撓むのを防止する。
前記のように、ベルトコンベヤ63にも内側から高圧ガスが作用し、内方に撓むのを防止する。
したがって、図5に示す、止水弁51による輸送管20の閉塞時、両ベルトコンベヤ63、71が密着し、ウオーターハンマー現象による高圧にも耐えることができる。
【0032】
強制開閉弁24は上記のように構成されている。
止水弁51が後方、かつ上部に回動して輸送管20を開放している状態においては、図4に示されるように、輸送管20は大きく開放され、沈木や巨礫が引っかからないようになっている。また、両ベルトコンベヤ63、71が正転方向(搬送面が流体の流れ方向に回転するのを正転とする)に駆動され、沈木や巨礫を流れ方向に積極的に搬送可能となっている。
【0033】
一方、駆動シリンダ55、58を駆動して止水弁51を急閉するときは、駆動シリンダ55、58が2段に構成されているから、止水弁51を素早く、かつ強力に回動することができる。輸送管20を、3秒以内に90%以上閉塞できればウオーターハンマー現象を生じさせることができる。
また、止水弁51を急閉する際には、両ベルトコンベヤ63、71を逆転方向、すなわち止水弁51の回転方向に駆動させる。これによって両ベルトコンベヤ63、71に無理な力が加わらず、スムーズに流路を閉塞することができる。急閉終了時には両ベルトコンベヤ63、71の回転を停止するようにするのである。
【0034】
次に吹き上げ装置40について説明する。
吹き上げ装置40は、前記のように、土砂等の搬送物を含む流体を一旦当初の貯水場所12の水位程度、あるいはそれ以上に吹き上げるようにし、この吹き上げ装置40の下流側に上記と同様の貯留タンク14や、さらに必要に応じて加減圧タンク18を接続することによりさらに遠方に搬送物を搬送するようにするものである。
【0035】
図8は、吹き上げ装置40の直前の加減圧タンク18Xと吹き上げ装置40との関係を示している。
この吹き上げ装置40の直前の加減圧タンク18Xから吹き上げ装置40へ向かう輸送管20は、当然のことながら下流側に向けて次第に上昇するように配設され、吹き上げ装置40ではダム湖等の貯水場所12の水位程度、あるいはそれよりも高い位置にまで配設された後、下向きに下降するよう配設されている。
【0036】
また、図8、図9に示すように、強制開閉弁24よりも下流側の輸送管20の部位に第3の連通管34を接続し、この第3の連通管34から輸送管20内に次のタイミングにより電磁弁(第3の開閉弁)35(図9)を介して高圧エアーを送り込むように制御部で制御する。36は連通管34内に配設した逆止用のボールである。
すなわち、前記のように強制開閉弁24を急閉した後、第1の開閉弁27を開く前に、該第3の連通管34から高圧エアー(加圧ガス)を輸送管20内に送り込む。高圧エアーを輸送管20内に上向きに送り込むことにより、エアリフト機能が生じ、流体を一気に吹き上げ装置40の近くまで送り込むことが可能となるのである。
【0037】
なお、輸送管20内が加圧ガス(特に空気)で満たされるとエアロック状となり、水位差による流体の搬送が基本的に停止する。物体輸送装置10を停止するには、このエアロック状態となして停止させるようにする。再開時には、加圧ガスの供給を停止し、第1の開閉弁27、次いで第2の開閉弁29を開閉して、輸送管20内を水蒸気で満たし、強制開閉弁24を急開することによって流体の流れを発生させることができる。
【0038】
通常運転においては、上記のように瞬間的にエアリフト状態を作り出して流体を強制的に吹き上げ装置40近くまで加速して送り込むが、引き続いて直ちに第1の開閉弁27、第2の開閉弁29を開閉操作し、続いて強制開閉弁24を急開するサイクルを繰り返す。
上記のようにエアリフト状態を作り出して流体を吹き上げ装置40の近くまで上昇させるのであるが、管路抵抗も作用することから、吹き上げ装置40を作動させて、流体を確実に貯水場所12の水位程度、あるいはそれよりも高い位置にまで引き上げるのである。
【0039】
続いて引き上げ装置40の構造について詳細に説明する。
図10は引き上げ装置40の概略を示す説明図である。
図示のように、輸送管20は引き上げ装置40の部位で、上向きの上昇部80から水平部81を経て下降部82に至るほぼ逆U字状をなす。
83は高圧ガス吹き込み管(上昇力付与部)であり、上昇部80に接続され、水蒸気や炭酸ガス等の凝縮あるいは溶解して水に吸収されるガスや、酸素、水素あるいは天然ガスなどの可燃性ガスを電磁弁(開閉弁)84を介して1種または2種以上、上昇部80に導入可能になっている。これら高圧ガスは輸送管20を上昇する流体にさらなる上昇力を付与する。85は逆止ボールである。
【0040】
なお可燃性ガスは、水平部81に滞留するとエアロック状態を引き起こすので、水平部81に焼玉エンジン状の爆燃装置86を設けて燃焼させるとよい。燃焼によって生じた水は流体と共に下方に流れ、炭酸ガスは水に溶解する。なお残存するガスは排気パイプ87により外部に排出するようにするとよい。排気パイプには図示しない電磁弁を設ける。
爆燃装置86は、水平部81に接続するガス溜まり部88、爆鳴気点火球89等で構成される。
【0041】
輸送管20の逆U字状をなす部分の内側には、水平部81後端から分岐して、上昇部80に接続する分岐管90が設けられている。
この分岐管90と上昇部80および水平部81とでほぼ楕円状(輪状)の水路を形成する。分岐管90の径は輸送管20の径とほぼ同じ径に設定されている。
上昇部80において輸送管20と分岐管90が合流することになるので、上昇部80や水平部81の断面積は輸送管20のほぼ2倍に形成すると好適である。
【0042】
上記の楕円状水路内には、該楕円状水路内で回転可能なチエーン装置(上昇力付与部)92が配設されている。
チエーン装置92は、可撓性を有する輪状のチエーン部材93を有する。
チエーン部材93は、図11に示すように、中空丸棒94の両端に、入口が狭く、奥側が大径の孔部95を形成するための孔付きネジ桿96が螺着されたチエーン片97が、隣接するもの同士その端部をスプリング入りゴムパッド98を介して連結されてなる。また、両大径孔96内に遊挿した抜け止め球99を連結棒100で連結して、チエーン片97を屈曲可能に連結している。
また各チエーン片97内には、永久磁石片101が挿入されている。
【0043】
チエーン部材93には、所定間隔をおいて鍔状部104が固定されている(図12)。
鍔状部104は、チエーン部材93が貫通し、チエーン部材93に固定された鍔部材105と、この鍔部材105の周縁部に軸106を中心に回動可能に連結された複数の羽部材107とからなる。したがって、鍔状部104は、チエーン装置92が細い径の分岐管90内を進行するときは、羽部材107が後方にすぼまることからスムーズに移動可能であるし、また大径の上昇部80や水平部81内を進行するときは羽部材107が外方に開けるようになっている。この鍔状部104は、チエーン部材93が回転することにより、流体中の巨礫等を搬送することが可能である。
【0044】
鍔部材105には、図13に示すように、流体中をスムーズに進行できるように、孔108を設けると好適である。また鍔部材105は永久磁石材を材料に用いて形成すると好適である。
また、図13に示すように、羽部材107の適所にも永久磁石片109を取り付けると好適である。
また、鍔状部104と鍔状部104との間のチエーン部材93上には、先端側がすぼまった筒状をなす移動体110が移動可能に取り付けられている。この移動体110は、チエーン部材93上で自在に移動することで、流体を加速したり、逆に流体の速度が大きいときは抵抗となって流体を減速する機能を有する。この移動体110も永久磁石材を材料とすると好適である。移動体110の先端部や、チエーン部材93上には、ゴム材やコイルスプリング等からなるクッション材111が配設されている。
【0045】
次に図10において、112はチエーン駆動装置である。このチエーン駆動装置112は、水平部81上に設けた膨大部113内に配設されている。チエーン駆動装置112は、駆動ローラ114に無限帯条115が掛け渡され、無限帯条115に設けた爪部材116がチエーン装置92の鍔状部104に引っかかることでチエーン装置92が回転駆動される。駆動ローラ114のシャフトが膨大部113から外部に延出され、このシャフトがモータ等の駆動部(図示せず)によって回転されるようになっている。
【0046】
また、117もチエーン駆動装置である。
このチエーン駆動装置117は、水平部81の下方に配置されたギヤ装置に構成され、外周に設けられたギヤ118が水平部81に設けたスリットから水平部81内に進入し、ギヤが鍔状部104に係合することでチエーン装置92を回転させる。
スリットから多少の水漏れが生じるが支障はない。
このギヤ装置もモータ等の駆動部(図示せず)によって回転される。
【0047】
膨大部113の上部にはホッパー119が設けられ、このホッパー119内には鉄粉、あるいは粒状の鉄が収容されていて、図示しないシャッターを開けることによって、鉄粉等を上昇部80内に供給することができるようになっている。
これら鉄粉等を上昇部80内に供給することによって、上層部80内の流体の比重を高めることができ、流体中の巨礫等の浮力を大きくできるので、流体を上昇部80内でより上昇しやすくすることができる。
鉄粉等は流体と共に下降部82から下方に排出されるものも存するが、大部分は、永久磁石を随所に取り付けたチエーン装置92と共に楕円状水路内を循環する。上昇部80内においては、移動体110が移動する衝撃によってチエーン装置92から分離され、流体中に分散されてその比重を高めるのである。
【0048】
分岐管90の外周に発電用のコイル120を巻回し、発電をさせることができる。すなわち、永久磁石を各所に取り付けたチエーン装置92が回転してコイル120を通過することでコイル120に起電力が発生するので、この電力を適宜有効に利用することができる。この発電装置は、流体の減速装置としても機能し、流体の速度を減じて巨礫等による管の摩耗を防止できるようになっている。
なお、121は分岐管90の内側に沿って回転自在に配設したベルトコンベヤであり、分岐管90の変形を防止するようにしている。
また、分岐管90内にはベルトコンベヤ121側から、あるいは適宜外周側から供給パイプ(図示せず)などを介して水蒸気を吹き込むようにして、チエーン装置92が分岐管90内壁に接触しないようにし、分岐管90の摩耗を防止するようにすると好適である。
【0049】
上記の吹き上げ装置40によって水平部81まで上昇された流体は下降部82を勢いよく流下することになる。この流体の流下速度があまりに速くなると、下降部82の管を摩耗させる。そこで、流下速度を減速する機構が設けられている。
まず、下降部82の径を大きくして、内壁にスパイラル状のリブ(図示せず)を設けるとよい。これにより流体が螺旋流となり、流下速度が減じられ、管の摩耗を防止できる。
あるいは、下降部82に分岐管124を下降部82とでリング状をなすように設け、このリング状部内に、チエーン装置92とほぼ同様に構成したチエーン装置126を回転可能に配設するようにし、下降部82および分岐管124外周に発電用コイル127、128をそれぞれ巻回するようにしてもよい。チエーン装置126の鍔状部129には永久磁石材を用いる。
【0050】
流体が、下降部82内を流下すると鍔状部129にぶつかるので、これによりチエーン装置126が回転し、コイル127、128を通過するので、コイル127、128に起電力が発生する。この電力を水の電気分解に使用し、水素や酸素として貯蔵するなどして有効に利用できる。それと共に、チエーン装置126に発電によるブレーキがかかるので、流体の流下速度を減じることができるのである。
また、下降部82には、吹き込み管130から適宜水蒸気を吹き込むようにし、流体中の巨礫などが極力下降部82の管内壁に接触しないようにして管の摩耗を防止するようにするのもよい。
上記のようにして流体を貯水場所12の水位よりも高い位置にまで吹き上げるようにすることができる。131は、ワイヤ132によって揺動可能に吊持された籠133内の保持された逆止用の鉄球であり、下降部82の管端を閉塞することによって下降部82内への逆流を防止できるようになっている。
【0051】
このようにして、下降部82から、土砂等の搬送物を排出することができる。
また下降部82から排出される、土砂等を含む流体を再び図1に示すような適宜数の貯留タンク14に流入させ、この貯留タンク14に図1に示す加減圧タンク18を接続するようにすることで流体をさらに遠方に搬送することができるのである。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、物体を効率よく遠方にまで搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】貯留タンクと加減圧タンクとの関係を示す説明図である。
【図2】圧抜きバルブと強制開閉弁の構造を示す説明図である。
【図3】圧抜きバルブの逆止弁の抜け止め構造を示す説明図である。
【図4】輸送管開放時の強制開閉弁の状態を示す説明図である。
【図5】輸送管閉塞時の強制開閉弁の状態を示す説明図である。
【図6】止水弁の説明図である。
【図7】チエーン片を示す説明図である。
【図8】加減圧タンクと吹き上げ装置との関係を示す説明図である。
【図9】第3の連結管と輸送管との接続部を示す説明図である。
【図10】吹き上げ装置の詳細を示す説明図である。
【図11】チエーン部材の説明図である。
【図12】チエーン装置と輸送管の関係を示す説明図である。
【図13】チエーン装置の鍔状部の構造を示す説明図である。
【符号の説明】
10 物体搬送装置
12 貯水場所
14 貯留タンク
18 加減圧タンク
20 輸送管
22 圧抜きバルブ
24 強制開閉弁
26 第1の連通管
27 第1の開閉弁
28 第2の連通管
29 第2の開閉弁
30 第1の供給管
32 第2の供給管
34 第3の連通管
40 吹き上げ装置
41 分岐管
43 逆止弁
44 抜け止め部
45 鉄心
46 復帰スプリング
50 膨出部
51 止水弁
52 シャフト
55 駆動シリンダ
58 駆動シリンダ
62 チエーン片
63 ベルトコンベヤ
64 ギヤ刃
66 駆動ギヤ
70 スリット
71 ベルトコンベヤ
80 上昇部
81 水平部
82 下降部
83 高圧ガス吹き込み管(上昇力付与部)
90 分岐管
92 チエーン装置(上昇力付与部)
93 チエーン部材
104 鍔状部
120 コイル
124 分Kに管
126 チエーン装置(減速手段)
127、128 コイル(減速手段)
129 鍔状部
130 吹き込み管

Claims (12)

  1. 順次所要の水位差をもって、かつ所要距離離間させて配設され、土砂等の搬送物が混入された混合流体が流入される複数基の貯留タンクと、一端側が上流側の前記貯留タンクに開口され、他端側が下流側の前記貯留タンクに開口されるようにして、前記複数の貯留タンク間に、混合流体の動水勾配線よりも下方に位置するように傾斜して配設された接続管と、
    前記貯留タンクのうち最下流の貯留タンクと所要の水位差をもって配設された加減圧タンクと、
    前記最下流の貯留タンクに一端が開口され、他端側が前記加減圧タンクを貫通する輸送管と、
    前記加減圧タンク内に水蒸気を供給する第1の供給管と、
    前記加減圧タンク内に加圧ガスを供給する第2の供給管と、
    前記加減圧タンク内の下部と前記輸送管の部位とを連通する第1の連通管とを具備し、
    前記貯留タンクに流入された混合流体が前記接続管および輸送管を介して流下し、前記加減圧タンクに供給される水蒸気と高圧ガスとにより前記加減圧タンクよりも下流側で前記輸送管内を上昇させられて水位を回復することにより、さらに遠方に輸送可能とされることを特徴とする水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置。
  2. 順次所要の水位差をもって、かつ所要距離離間させて配設され、土砂等の搬送物が混入された混合流体が流入される複数基の貯留タンクと、一端側が上流側の前記貯留タンクに開口され、他端側が下流側の前記貯留タンクに開口されるようにして、前記複数の貯留タンク間に、混合流体の動水勾配線よりも下方に位置するように傾斜して配設された接続管と、
    前記貯留タンクのうち最下流の貯留タンクと所要の水位差をもって配設された加減圧タンクと、
    前記最下流の貯留タンクに一端が開口され、他端側が前記加減圧タンクを貫通する輸送管と、
    前記各加減圧タンク内の前記輸送管の部位に設けられ、輸送管内圧力が加減圧タンク内の圧力よりも高いときには輸送管内と加減圧タンク内とを連通し、輸送管内圧力が加減圧タンク内の圧力よりも低いときには輸送管内と加減圧タンク内とを遮断する圧抜きバルブと、
    該圧抜きバルブに近接して設けられ、圧抜きバルブよりも下流側の前記輸送管の部位を強制的に開閉する強制開閉弁と、
    該強制開閉弁よりも下流側の前記輸送管の部位と前記加減圧タンク内の下部とを連通する第1の連通管と、
    該第1の連通管を開閉する第1の開閉弁と、
    前記強制開閉弁よりも下流側の前記輸送管の部位と前記加減圧タンク内の上部とを連通する第2の連通管と、
    該第2の連通管を開閉する第2の開閉弁と、
    前記加減圧タンク内に水蒸気を供給する第1の供給管と、
    前記加減圧タンク内に加圧ガスを供給する第2の供給管と、
    前記混合流体が前記輸送管内を流下している際、前記強制開閉弁を急閉して、前記輸送管内にウオーターハンマー現象を生じさせ、前記圧抜きバルブを開放させて強制開閉弁よりも上流側の圧を前記加減圧タンク内に逃がすとともに、強制開閉弁よりも下流側の輸送管内にはプラグ流を生成させ、次いで前記第1の開閉弁を開くと共に前記第1の供給管および第2の供給管から前記加減圧タンク内に水蒸気と加圧ガスとを供給して加減圧タンク内の混合流体を前記第1の連通管を介して前記輸送管内に送り込んで加減圧タンク内の水位を下げ、次いで、前記第1の開閉弁を閉じ、前記第2の開閉弁を開いて前記第2の連通管を通じて前記輸送管内に水蒸気を導入し、次いで前記第2の開閉弁を閉じるとともに前記強制開閉弁を急開して混合流体を下流側に流すことによって、輸送管内の水蒸気を凝結させ、輸送管内を負圧にして混合流体を輸送管内を上昇させて水位を回復することにより、さらに遠方に輸送可能とする制御部を具備することを特徴とする水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置。
  3. 前記貯留タンク内において、前記接続管を開閉する第4の開閉弁を設け、該第4の開閉弁を開閉することによって前記接続管内を水および搬送物をプラグ流として流下させることを特徴とする請求項2記載の水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置。
  4. 前記加減圧タンクから、前記輸送管を下流側に向けて上昇するように配設し、
    該加減圧タンクの前記前記強制開閉弁よりも下流側の前記輸送管の部位に第3の開閉弁を介して第3の連通管を接続し、
    前記制御部により、前記強制開閉弁を急閉した後、前記第1の開閉弁を開く前に前記第3の開閉弁を開いて、前記第3の連通管から高圧エアーを前記輸送管内に送り込み、エアリフト状にして輸送管内のプラグ流を加速して上昇させることを特徴とする請求項2または3記載の水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置。
  5. 前記加減圧タンクから下流側に向けて上昇して配設した前記輸送管を吹き上げ装置に接続し、該吹き上げ装置で該輸送管を下流側に向けて下降するように曲折したことを特徴とする請求項4記載の水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置。
  6. 前記吹き上げ装置に、前記エアリフトにより上昇される流体にさらに上昇力を付与する上昇力付与部を設けたことを特徴とする請求項5記載の水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置。
  7. 前記上昇力付与部が、前記輸送管の上昇部に接続され、開閉弁を介して高圧ガスを吹き込む高圧ガス吹き込み管であることを特徴とする請求項6記載の水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置。
  8. 前記上昇力付与部が、前記輸送管の上昇部と下降部との管に形成された輪状水路内を回転する、鍔状部付きのチエーン装置であることを特徴とする請求項6記載の水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置。
  9. 前記下降部を流下する流体の流下速度を減じる減速手段を設けたことを特徴とする請求項5〜8いずれか1項記載の水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置。
  10. 前記減速手段が発電装置であることを特徴とする請求項9記載の水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置。
  11. 前記下降部に、1または複数基の前記貯留タンクを接続したことを特徴とする請求項5〜10いずれか1項記載の水蒸気を主体としたガスによる物体輸送装置。
  12. 順次所要の水位差をもって、かつ所要距離離間させて配設され、土砂等の搬送物が混入された混合流体が流入される複数基の貯留タンクと、
    一端側が上流側の前記貯留タンクに開口され、他端側が下流側の前記貯留タンクに開口されるようにして、前記複数の貯留タンク間に、混合流体の動水勾配線よりも下方に位置するように傾斜して配設された接続管と、
    前記貯留タンクのうち最下流の貯留タンクと所要の水位差をもって配設された加減圧タンクと、
    前記最下流の貯留タンクに一端が開口され、他端側が前記加減圧タンクを貫通する輸送管と、
    前記各加減圧タンク内の前記輸送管の部位に設けられ、輸送管内圧力が加減圧タンク内の圧力よりも高いときには輸送管内と加減圧タンク内とを連通し、輸送管内圧力が加減圧タンク内の圧力よりも低いときには輸送管内と加減圧タンク内とを遮断する圧抜きバルブと、
    該圧抜きバルブに近接して設けられ、圧抜きバルブよりも下流側の前記輸送管の部位を強制的に開閉する強制開閉弁と、
    該強制開閉弁よりも下流側の前記輸送管の部位と前記加減圧タンク内の下部とを連通する第1の連通管と、
    該第1の連通管を開閉する第1の開閉弁と、
    前記強制開閉弁よりも下流側の前記輸送管の部位と前記加減圧タンク内の上部とを連通する第2の連通管と、
    該第2の連通管を開閉する第2の開閉弁と、
    前記加減圧タンク内に水蒸気を供給する第1の供給管と、
    前記加減圧タンク内に加圧ガスを供給する第2の供給管とを具備する物体輸送装置を用い、
    制御部により、
    前記混合流体が前記輸送管内を流下している際、前記強制開閉弁を急閉して、前記輸送管内にウオーターハンマー現象を生じさせ、前記圧抜きバルブを開放させて強制開閉弁よりも上流側の圧を前記加減圧タンク内に逃がすとともに、強制開閉弁よりも下流側の輸送管内にはプラグ流を生成させ、次いで前記第1の開閉弁を開くと共に前記第1の供給管および第2の供給管から前記加減圧タンク内に水蒸気と加圧ガスとを供給して加減圧タンク内の混合流体を前記第1の連通管を介して前記輸送管内に送り込んで加減圧タンク内の水位を下げ、次いで、前記第1の開閉弁を閉じ、前記第2の開閉弁を開いて前記第2の連通管を通じて前記輸送管内に水蒸気を導入し、次いで前記第2の開閉弁を閉じるとともに前記強制開閉弁を急開して混合流体を下流側に流すことによって、輸送管内の水蒸気を凝結させ、輸送管内を負圧にして混合流体を輸送管内を上昇させて水位を回復することにより、さらに遠方に輸送可能とすることを特徴とする水蒸気を主体としたガスによる物体輸送方法。
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