JP2005053285A

JP2005053285A - Hood structure for vehicle

Info

Publication number: JP2005053285A
Application number: JP2003206769A
Authority: JP
Inventors: Yoshihide Endo; 欣秀遠藤; Shinji Koyanagi; 信次小柳
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 2003-08-08
Filing date: 2003-08-08
Publication date: 2005-03-03

Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To improve shock absorbing efficiency, to improve aerodynamic performance and to expand a front lower end visual field. SOLUTION: In an inner panel 14 of a hood 10, a plurality of beads 20, 22 and 24 extending in a vehicle body longitudinal direction are formed at prescribed intervals. The beads 20, 22 and 24 are formed into V-shapes in cross section projecting to a lower part of the vehicle body and are set to have lengths and widths which do not interfere with an upper part 32 of a part such as an engine on a lower side of the hood 10 when the hood 10 is deformed to a lower side by prescribed quantity. The inner panel 14 is joined to an outer panel 12 by adhesive 30 at portions except the beads 20, 22 and 24. COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用フード構造に関し、特に、自動車等の車両に適用される車両用フード構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、自動車等の車両に適用される車両用フード構造においては、フードのアウタパネルとインナパネルとの間に、アルミハニカム材、硬質ウレタン、グラスウール等を充填し、エンジンフードを補強すると共に衝撃吸収効率を向上し、衝突体への衝撃を緩和する構成が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特許平５−１５５３５６号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献１の車両用フード構造では、フードインナに形成した車体下方向きに凸形状となった断面内にアルミハニカム材、硬質ウレタン、グラスウール等の充填材が設定されている。この結果、フードのインナパネルとフード下方のエンジン等の部品との隙間が小さくなる。このため、フードと衝突体とが衝突した際に、フードのエネルギ吸収ストロークが減少するのを避ける目的で、フード全体を車体上方へ配置しなければならず、空力性能の悪化や前方下端視界の拡大ができない。
【０００５】
本発明は上記事実を考慮し、衝撃吸収効率を向上でき、且つ空力性能の向上と前方下端視界の拡大が可能な車両用フード構造を提供することが目的である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の本発明の車両用フード構造は、フードの車体外側面を構成するアウタパネルと、
前記アウタパネルの裏面に沿って配設れた部位に複数のビードが所定の間隔で形成され、前記アウタパネルに接合されたインナパネルと、を有することを特徴とする。
【０００７】
従って、フードのアウタパネルの裏面に沿って配設れた部位に複数のビードが所定の間隔で形成されたインナパネルがアウタパネルに接合されているため、アウタパネルに衝突体が衝突した場合には、ビードを形成したインナパネルの剛性によって、アウタパネルの変形を抑制できる。この結果、衝突体がアウタパネルに衝突した際に初期加速度が低下するのを抑制でき、衝撃吸収効率を向上できるので、アウタパネルとインナパネルとの間に充填材を配設する必要がない。このため、フードのインナパネルとフード下方のエンジン等の部品との隙間が大きくなる。よって、フードと衝突体とが衝突した際のフードのエネルギ吸収ストロークを確保するためにフード全体を車体上方へ配置する必要がない。この結果、衝撃吸収効率を向上でき、且つ空力性能の向上と前方下端視界の拡大が可能となる。
【０００８】
請求項２記載の発明は、請求項１に記載の車両用フード構造において、前記ビードは、フードが所定量下方へ変形した場合に、フード下方の部品に干渉しない幅と長さに設定されていることを特徴とする。
【０００９】
従って、請求項１に記載の内容に加えて、ビードの幅と長さが、フードが所定量下方へ変形した場合に、フード下方の部品に干渉しない値に設定されているため、２次衝突の発生を抑制できる。
【００１０】
請求項３記載の発明は、請求項１に記載の車両用フード構造において、前記インナパネルは部分的に切欠が形成されており、前記切欠により残された部分は、少なくともフード下方に配設されたエンジンの上面視における投影面積以上の面積を有すると共に、前記エンジンの上方に位置することを特徴とする。
【００１１】
従って、請求項１に記載の内容に加えて、インナパネルに部分的に形成した切欠によって軽量化が可能となると共に、切欠により残されたインナパネルの部分が、少なくともフード下方に配設されたエンジンの上面視における投影面積以上の面積を有すると共に、エンジンの上方に位置するため、インナパネルがフード下方に配設されたエンジンと干渉するのを抑制できる。
【００１２】
請求項４記載の本発明の車両用フード構造は、フードの車体外側面を構成するアウタパネルと、
前記アウタパネルの裏面に沿って配設れ、板厚が他の部位の板厚に比べて厚い厚板部が部分的に形成されたインナパネルと、を有することを特徴とする。
【００１３】
従って、フードのアウタパネルの裏面に沿って配設れたインナパネルに、板厚が他の部位の板厚に比べて厚い厚板部が部分的に形成されているため、アウタパネルに衝突体が衝突した場合には、インナパネルの厚板部によって、アウタパネルの変形を抑制できる。この結果、衝突体がアウタパネルに衝突した際に初期加速度が低下するのを抑制でき、衝撃吸収効率を向上できるので、アウタパネルとインナパネルとの間に充填材を配設する必要がない。このため、フードのインナパネルとフード下方のエンジン等の部品との隙間が大きくなり、フードと衝突体とが衝突した際のフードのエネルギ吸収ストロークを確保するためにフード全体を車体上方へ配置する必要がない。この結果、衝撃吸収効率を向上でき、且つ、空力性能の向上と前方下端視界の拡大が可能となる。
【００１４】
請求項５記載の発明は、請求項４に記載の車両用フード構造において、前記厚板部は、フードとフード下方の部品との距離が他の部位より近い部位に設定されていることを特徴とする。
【００１５】
従って、請求項４に記載の内容に加えて、インナパネルの厚板部がフードとフード下方の部品との距離が他の部位より近い部位に設定されているため、衝突体がフードとフード下方の部品との距離が他の部位より近い部位に衝突した際に、厚板部によって２次衝突の発生を抑制できる。
【００１６】
請求項６記載の発明は、請求項４に記載の車両用フード構造において、前記厚板部は、フード下方の部品が剛体である部位に設定されていることを特徴とする。
【００１７】
従って、請求項４に記載の内容に加えて、インナパネルの厚板部がフード下方の部品が剛体である部位に設定されているため、衝突体がフード下方の部品が剛体である部位に衝突した際に、厚板部によって２次衝突の発生を抑制できる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
本発明における車両用フード構造の第１実施形態を図１及び図２に従って説明する。
【００１９】
なお、図中矢印ＵＰは車体上方方向を示し、図中矢印ＦＲは車体前方方向を示している。
【００２０】
図２に示される如く、本実施形態では、自動車のフード１０がフード１０の車体外側面を構成するアウタパネル１２と、アウタパネル１２の内側（裏面側）に配設されたインナパネル１４とで構成されている。
【００２１】
図１に示される如く、アウタパネル１２は一定の厚さの板材で構成されており、インナパネル１４はアウタパネル１２の裏面１２Ａに沿って配設れている。
【００２２】
図２に示される如く、インナパネル１４の前後方向中央部から前端部近傍には、車体前後方向に延びる複数、本実施形態では３本のビード２０、２２、２４が所定の間隔で形成されている。
【００２３】
１本のビード２０は、インナパネル１４の車幅方向中央部に形成されており、他の２本のビード２２、２４は、ビード２０の車幅方向外側に、ビード２０と略平行または平行に形成されている。また、ビード２０、２２、２４は、車体下方へ凸となった断面Ｖ字状となっており、フード１０が所定量下方へ変形した場合に、フード下方のエンジン等の部品の上部３２に干渉しない長さに設定されている。具体的には、ビード２０の長さＬ１、ビード２２の長さＬ２及びビード２４の長さＬ３は、それぞれ６００ｍｍ以下に設定されている（Ｌ１≦６００ｍｍ、Ｌ２≦６００ｍｍ、Ｌ３≦６００ｍｍ）。
【００２４】
図１に示される如く、ビード２０、２２、２４は、フード１０が所定量下方へ変形した場合に、フード下方のエンジン等の部品の上部３２に干渉しない幅に設定されており、具体的には、ビード２０の幅Ｗ１、ビード２２の幅Ｗ２及びビード２４の幅Ｗ３は、それぞれ２０ｍｍ以下に設定されている（Ｗ１≦２０ｍｍ、Ｗ２≦２０ｍｍ、Ｗ３≦２０ｍｍ）。このため、例えば、エンジン等の部品の上部３２とビード２０との間には、隙間Ｖが形成されるようになっている。
【００２５】
また、インナパネル１４はビード２０、２２、２４以外の部位で、アウタパネル１２に接着剤３０等によって接合されている。
【００２６】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【００２７】
本実施形態では、フード１０のアウタパネル１２の裏面１２Ａに沿って配設れた部位に３本のビード２０、２２、２４が所定の間隔で形成されたインナパネル１４がアウタパネル１２に接着剤３０によって接合されている。
【００２８】
このため、図１に示される如く、アウタパネル１２に衝突体Ｓが衝突した場合には、ビード２０、２２、２４を形成したインナパネル１４の剛性によって、アウタパネル１２の変形を抑制できる。
【００２９】
この結果、衝突体Ｓがアウタパネル１２に衝突した際に初期加速度が低下するのを抑制でき、衝撃吸収効率を向上できるので、アウタパネル１２とインナパネル１４との間に充填材を配設する必要がない。
【００３０】
更に、本実施形態では、ビード２０、２２、２４の幅Ｗ１、Ｗ２、Ｗ３と長さＬ１、Ｌ２、Ｌ３とが、フード１０が所定量下方へ変形した場合に、フード下方のエンジン等の部品の上部３２に干渉しない値（Ｌ１≦６００ｍｍ、Ｌ２≦６００ｍｍ、Ｌ３≦６００ｍｍ、Ｗ１≦２０ｍｍ、Ｗ２≦２０ｍｍ、Ｗ３≦２０ｍｍ）に設定されている。このため、衝突体Ｓがフード１０に衝突した際の、変形ストロークを確保することができる。
【００３１】
従って、本実施形態では、フード１０のインナパネル１４におけるビード２０、２２、２４が無い部位と、フード下方のエンジン等の部品の上部３２との隙間Ｈが大きくなり、フード１０と衝突体Ｓとが衝突した際のフード１０のエネルギ吸収ストロークを確保するためにフード全体を車体上方へ配置する必要がない。
【００３２】
このため、本実施形態では、衝撃吸収効率を向上でき、且つ空力性能の向上と前方下端視界の拡大が可能となる。
【００３３】
なお、本実施形態では、フード１０のインナパネル１４に３本のビード２０、２２、２４を形成したが、ビードの数は３本に限定されない。
【００３４】
次に、本発明の車両用フード構造の第２実施形態を図３に従って説明する。
【００３５】
なお、第１実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【００３６】
図３に示される如く、本実施形態では、フード１０のインナパネル１４に、部分的に切欠３４、３６が形成されている。これらの切欠３４、３６は、インナパネル１４の車幅方向外側縁部１４Ａに沿って、インナパネル１４の前端縁部１４Ｂ近傍から後端縁部１４Ｃ近傍に延設されており、平面視矩形状となっている。
【００３７】
また、切欠３４と切欠３６との間隔Ｋ１は３００ｍｍ以上に設定されており、インナパネル１４における切欠３４、３６により残された部分１４Ｄは、少なくともフード下方に配設されたエンジン４０の上面視における投影面積Ｓ以上の面積を有すると共に、エンジン４０の上方に位置している。
【００３８】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【００３９】
本実施形態では、インナパネル１４に部分的に形成した切欠３４、３６によってインナパネル１４を含むフード１０の軽量化が可能となるため、車両の燃費が向上する。
【００４０】
また、切欠３４、３６により残されたインナパネル１４の部分１４Ｄにビード２０、２２、２４が形成されており、切欠３４、３６により残されたインナパネル１４の部分１４Ｄは、少なくともフード下方に配設されたエンジン４０の上面視における投影面積Ｓ以上の面積を有すると共に、エンジン４０の上方に位置する。
【００４１】
この結果、インナパネル１４の部分１４Ｄの剛性によって、インナパネル１４がフード下方に配設されたエンジン４０と干渉するのを防止できるため、２次衝突の発生を抑制でき２次衝突の発生を抑制できる。また、フード１０と衝突体とが衝突した際のフード１０のエネルギ吸収ストロークを確保するためにフード全体を車体上方へ配置する必要がない。
【００４２】
このため、本実施形態では、衝撃吸収効率を向上でき、且つ空力性能の向上と前方下端視界の拡大が可能となる。
【００４３】
なお、本実施形態では、切欠３４、３６を、インナパネル１４の車幅方向外側縁部１４Ａに沿って形成したが、これに代えて、図４に示される如く、切欠４２をインナパネル１４の前端縁部１４Ｂに沿って車幅方向に形成し、切欠４４をインナパネル１４の後端縁部１４Ｃ近傍に沿って形成しても良い。なお、切欠４２と切欠４４との間隔Ｋ２は３００ｍｍ以上になっている。また、図４の符号４６、４８はインナパネル１４に車幅方向に沿って形成したビードを示しており、ビード４６、４８の幅と長さとが、フード１０が所定量下方へ変形した場合に、フード下方のエンジン等の部品の上部に干渉しない値（例えば、長さ≦６００ｍｍ、幅≦２０ｍｍ）に設定されている。
【００４４】
また、図５に示される如く、切欠５０、５２をインナパネル１４の車幅方向外側縁部１４Ａにおける前後方向中央部近傍から車幅方向内側へ向かって平面視三角形状に形成すると共に、切欠５４をインナパネル１４の前端縁部１４Ｂにおける車幅方向中央部近傍から車体後方へ向かって平面視三角形状に形成し、切欠５６をインナパネル１４の後端縁部１４Ｃにおける車幅方向中央部近傍から車体前方へ向かって平面視三角形状に形成しても良い。なお、切欠５０と切欠５４との間隔Ｋ３、切欠５４と切欠５２との間隔Ｋ４、切欠５２と切欠５６との間隔Ｋ５及び切欠５６と切欠５０との間隔Ｋ６はそれぞれ３００ｍｍ以上になっている。
【００４５】
次に、本発明の車両用フード構造の第３実施形態を図６（Ａ）及び図７（Ａ）に従って説明する。
【００４６】
なお、第１実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【００４７】
図６（Ａ）に示される如く、本実施形態では、フード１０の車体外側面を構成するアウタパネル１２が車体上方に僅かに膨らんだ曲面となっており、フード１０のインナパネル１４がアウタパネル１２の裏面全域に沿って配設れている。
【００４８】
図７（Ａ）に示される如く、フード１０のインナパネル１４の後部は厚板部１４Ｅとなっている。
【００４９】
図６（Ａ）に示される如く、インナパネル１４の厚板部１４Ｅの板厚Ｍ１は、厚板部１４Ｅの車体前方側の部位である他の部位１４Ｆの板厚Ｍ２に比べて厚くなっている（Ｍ１＞Ｍ２）。
【００５０】
また、厚板部１４Ｅに下方に位置する部品６０はエンジン等の剛体であり、厚板部１４Ｅはインナパネル１４と部品６０との距離Ｓ１が他の部位１４Ｆと部品６１との距離Ｓ２より近い部位に設定されている。
【００５１】
なお、インナパネル１４の厚板部１４Ｅは、押出し成形、テーラードブランク、ＦＳＷまたは他の部位１４Ｆと、レーザー溶接、アーク溶接等の溶接や、接着によって接合することで形成されている。
【００５２】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【００５３】
自動車車体によっては、フードインナ１４とフードインナ１４の下方の部品との隙間が、フード１０の約全面において少ない車体がある。この場合、本実施形態のように、インナパネル１４における下方の部品６０が剛体であり、インナパネル１４と部品６０との距離Ｓ１が他の部位１４Ｆと部品６１との距離Ｓ２より近い部位に、板厚Ｍ１が他の部位１４Ｆの板厚Ｍ２に比べて厚い厚板部１４Ｅを設定することにより、板厚Ｍ２の剛性によって、アウタパネル１２の変形を抑制できる。
【００５４】
この結果、衝突体がアウタパネル１２に衝突した際に初期加速度が低下するのを抑制でき、衝撃吸収効率を向上できる。
【００５５】
また、インナパネル１４にビードを形成する構成に比べて、フード１０のインナパネル１４とフード下方の部品６０との隙間Ｓ１が大きくなり、フード１０と衝突体とが衝突した際のフード１０のエネルギ吸収ストロークを確保するためにフード全体を車体上方へ配置する必要がない。
【００５６】
このため、衝撃吸収効率を向上でき、且つ空力性能の向上と前方下端視界の拡大が可能となる。
【００５７】
なお、図６（Ａ）及び図７（Ａ）に示される構成に代えて、図６（Ｂ）及び図７（Ｂ）に示される如く、フード１０のアウタパネル１２に対してインナパネル１４を部分的、例えば、車幅方向中央部に配設した構成としても良い。
【００５８】
また、、図６（Ａ）及び図７（Ａ）に示される構成に代えて、図６（Ｃ）及び図７（Ｃ）に示される如く、フード１０のインナパネル１４における左右の車幅方向外側縁部に車幅方向内側に向かって平面視三角形状の切欠８０をそれぞれ形成した構成としても良い。
【００５９】
次に、本発明の車両用フード構造の第４実施形態を図８及び図９に従って説明する。
【００６０】
なお、第１実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【００６１】
図９に示される如く、本実施形態では、フード１０のインナパネル１４に、ビード７０が部分的に形成されている。ビード７０は平面視において、インナパネル１４における前端縁部１４Ｂの車幅方向両端部近傍１４Ｇと、後端縁部１４Ｃの車幅方向両端部近傍１４Ｈから、インナパネルの中央部１４Ｊに向かってそれぞれ直線状に延設された４本の延設部７０Ａと、インナパネルの中央部１４Ｊにおいて４本の延設部７０Ａが連結された円形の中央部７０Ｂとで構成されている。
【００６２】
図８に示される如く、ビード７０は車体下方へ凸となった断面Ｖ字状となっている。また、インナパネル１４はビード７０以外の部位で、アウタパネル１２に接着剤によって接合されている。
【００６３】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【００６４】
本実施形態では、フード１０のアウタパネル１２に衝突体が衝突した場合には、ビード７０を形成したインナパネル１４の剛性によって、アウタパネル１２の変形を抑制できる。この結果、衝突体がアウタパネル１２に衝突した際に初期加速度が低下するのを抑制でき、衝撃吸収効率を向上できるので、アウタパネル１２とインナパネル１４との間に充填材を配設する必要がない。
【００６５】
よって、本実施形態では、フード１０のインナパネル１４とフード下方のエンジン等の部品との隙間が大きくなり、フード１０と衝突体とが衝突した際のフード１０のエネルギ吸収ストロークを確保するためにフード全体を車体上方へ配置する必要がない。
【００６６】
このため、本実施形態では、衝撃吸収効率を向上でき、且つ空力性能の向上と前方下端視界の拡大が可能となる。
【００６７】
次に、本発明の車両用フード構造の第５実施形態を図１０及び図１１に従って説明する。
【００６８】
なお、第１実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【００６９】
図１１に示される如く、本実施形態では、フード１０のインナパネル１４に、小径の孔７４が複数個形成されている。孔７４は平面視において、車幅方向と車体前後方向に沿って配設されており、隣接する孔７４の間隔（Ｔ１：車体前後方向の間隔、Ｔ２：車幅方向の間隔、Ｔ３：斜め方向の間隔）は、全て１０ｍｍ以上に設定されている。
【００７０】
図１０に示される如く、インナパネル１４の外周部には車体下方に向かって凹んだ断面コ字状の凹部７６が形成されている。
【００７１】
図１１に示される如く、インナパネル１４における凹部７６の前端縁部７６Ａの車体後側には、凹部７６の前端縁部７６Ａに沿って平面視円弧状の切欠７８が形成されており、小径の孔７４、凹部７６及び切欠７８により残されたインナパネル１４の部分１４Ｄが、少なくともフード下方に配設されたエンジン４０の上面視における投影面積Ｓ以上の面積を有すると共に、エンジン４０の上方に位置している。
【００７２】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【００７３】
本実施形態では、インナパネル１４に部分的に形成した小径の孔７４及び切欠７８によってインナパネル１４を含むフード１０の軽量化が可能となるため、車両の燃費が向上する。
【００７４】
また、小径の孔７４及、凹部７６及び切欠７８により残されたインナパネル１４の部分１４Ｄが、少なくともフード下方に配設されたエンジン４０の上面視における投影面積Ｓ以上の面積を有すると共に、エンジン４０の上方に位置する。
この結果、インナパネル１４の部分１４Ｄの剛性によって、インナパネル１４がフード下方に配設されたエンジン４０と干渉するのを防止できる。
【００７５】
よって、本実施形態では、フード１０と衝突体とが衝突した際のフード１０のエネルギ吸収ストロークを確保するためにフード全体を車体上方へ配置する必要がない。
【００７６】
このため、本実施形態では、衝撃吸収効率を向上でき、且つ空力性能の向上と前方下端視界の拡大が可能となる。
【００７７】
なお、本実施形態では、図１１に示される如く、孔７４を平面視において車幅方向と車体前後方向に沿って配設したが、孔７４の配列は図１１に限定されず、隣接する孔７４の間隔が１０ｍｍ以上であれば他の配列でも良い。
【００７８】
次に、本発明の車両用フード構造の第６実施形態を図１２〜図１４に従って説明する。
【００７９】
なお、第１実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【００８０】
図１４に示される如く、本実施形態では、インナパネル１４における左右の車幅方向外側縁部に車幅方向内側に向かって平面視三角形状の切欠８０がそれぞれ形成されている。また、インナパネル１４における切欠８０の外周部にはフランジ８２が形成されており、これらのフランジ８２は、アウタパネル１２に接着等によって接合されている。
【００８１】
図１２及び図１３に示される如く、インナパネル１４の外周部には車体下方に向かって凹んだ断面コ字状の凹部８４が形成されている。
【００８２】
図１４に示される如く、インナパネル１４における凹部８４の前端縁部８４Ａの車体後方側には、凹部８４の前端縁部８４Ａに沿って平面視円弧状の切欠８６が形成されており、切欠８０、凹部８４及び切欠８６により残されたインナパネル１４の部分１４Ｄは、少なくともフード下方に配設されたエンジン４０の上面視における投影面積Ｓ以上の面積を有すると共に、エンジン４０の上方に位置している。
【００８３】
また、切欠８０、凹部８４及び切欠８６により残されたインナパネル１４の部分１４Ｄには、車幅方向両側から平面視において開口部を車幅方向外側に向けたコ字状のビード８８が形成されており、図１３に示される如く、ビード８８は、車体下方へ凸となった断面Ｖ字状となっており、フード１０が所定量下方へ変形した場合に、フード下方のエンジン４０に干渉しないようになっている。
【００８４】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【００８５】
本実施形態では、インナパネル１４に切欠８０及び切欠８６によってインナパネル１４を含むフード１０の軽量化が可能となるため、車両の燃費が向上する。
【００８６】
また、切欠８０、凹部８４及び切欠８６により残されたインナパネル１４の部分１４Ｄが、少なくともフード下方に配設されたエンジン４０の上面視における投影面積Ｓ以上の面積を有すると共に、エンジン４０の上方に位置する。このため、インナパネル１４の部分１４Ｄの剛性によって、インナパネル１４がフード下方に配設されたエンジン４０と干渉するのを防止できる。
【００８７】
また、本実施形態では、ビード８８によってインナパネル１４の部分１４Ｄの剛性を更に向上できる。
【００８８】
よって、本実施形態では、フード１０と衝突体とが衝突した際のフード１０のエネルギ吸収ストロークを確保するためにフード全体を車体上方へ配置する必要がない。
【００８９】
このため、本実施形態では、衝撃吸収効率を向上でき、且つ空力性能の向上と前方下端視界の拡大が可能となる。
【００９０】
なお、本実施形態では、図１４に示される如く、インナパネル１４における左右の車幅方向外側縁部に車幅方向内側に向かって平面視三角形状の切欠８０をそれぞれ形成したが、これに代えて、図１５に示される如く、インナパネル１４における左右の車幅方向外側縁部１４Ａと凹部８４との間に平面視三角形状の切欠９０を形成した構成としても良い。
【００９１】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
【００９２】
【発明の効果】
請求項１記載の本発明の車両用フード構造は、フードの車体外側面を構成するアウタパネルと、アウタパネルの裏面に沿って配設れた部位に複数のビードが所定の間隔で形成され、アウタパネルに接合されたインナパネルと、を有するため、衝撃吸収効率を向上でき、且つ空力性能の向上と前方下端視界の拡大が可能となるという優れた効果を有する。
【００９３】
請求項２記載の発明は、請求項１に記載の車両用フード構造において、ビードは、フードが所定量下方へ変形した場合に、フード下方の部品に干渉しない幅と長さに設定されているため、請求項１に記載の効果に加えて、２次衝突の発生を抑制できるという優れた効果を有する。
【００９４】
請求項３記載の発明は、請求項１に記載の車両用フード構造において、インナパネルは部分的に切欠が形成されており、切欠により残された部分は、少なくともフード下方に配設されたエンジンの上面視における投影面積以上の面積を有すると共に、エンジンの上方に位置するため、請求項１に記載の効果に加えて、インナパネルがフード下方に配設されたエンジンと干渉するのを抑制できるという優れた効果を有する。
【００９５】
請求項４記載の本発明の車両用フード構造は、フードの車体外側面を構成するアウタパネルと、アウタパネルの裏面に沿って配設れ、板厚が他の部位の板厚に比べて厚い厚板部が部分的に形成されたインナパネルと、を有するため、衝撃吸収効率を向上でき、且つ空力性能の向上と前方下端視界の拡大が可能となるという優れた効果を有する。
【００９６】
請求項５記載の発明は、請求項４に記載の車両用フード構造において、厚板部は、フードとフード下方の部品との距離が他の部位より近い部位に設定されているため、請求項４に記載の効果に加えて、２次衝突の発生を抑制できるという優れた効果を有する。
【００９７】
請求項６記載の発明は、請求項４に記載の車両用フード構造において、厚板部は、フード下方の部品が剛体である部位に設定されているため、請求項４に記載の効果に加えて、２次衝突の発生を抑制できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】図２の１−１線に沿った断面図である。
【図２】本発明の第１実施形態に係る車両用フード構造を示す平面図である。
【図３】本発明の第２実施形態に係る車両用フード構造を示す平面図である。
【図４】本発明の第２実施形態の変形例に係る車両用フード構造を示す平面図である。
【図５】本発明の第２実施形態の他の変形例に係る車両用フード構造を示す平面図である。
【図６】（Ａ）は図７（Ａ）の６−６線に沿った断面図であり、（Ｂ）は図７（Ｂ）の６−６線に沿った断面図であり、（Ｃ）は図７（Ｃ）の６−６線に沿った断面図である。
【図７】（Ａ）本発明の第３実施形態に係る車両用フード構造を示す平面図であり、（Ｂ）本発明の第３実施形態の変形例に係る車両用フード構造を示す平面図であり、（Ｃ）本発明の第３実施形態の変形例に係る車両用フード構造を示す平面図である。
【図８】図９の８−８線に沿った断面図である。
【図９】本発明の第４実施形態に係る車両用フード構造を示す平面図である。
【図１０】図１１の１０−１０線に沿った断面図である。
【図１１】本発明の第５実施形態に係る車両用フード構造を示す平面図である。
【図１２】図１４の１２−１２線に沿った断面図である。
【図１３】図１４の１３−１３線に沿った断面図である。
【図１４】本発明の第６実施形態に係る車両用フード構造を示す平面図である。
【図１５】本発明の第６実施形態の変形例に係る車両用フード構造を示す平面図である。
【符号の説明】
１０フード
１２フードのアウタパネル
１４フードのインナパネル
１４Ｄインナパネルの残された部分
１４Ｅインナパネルの厚板部
２０ビード
２２ビード
２４ビード
３４切欠
３６切欠
４２切欠
４４切欠
４６ビード
４８ビード
５０切欠
５２切欠
５４切欠
５６切欠
７０ビード
７８切欠
８０切欠
９０切欠[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle hood structure, and more particularly to a vehicle hood structure applied to a vehicle such as an automobile.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a vehicle hood structure applied to a vehicle such as an automobile, an aluminum honeycomb material, hard urethane, glass wool, etc. are filled between the outer panel and the inner panel of the hood to reinforce the engine hood and absorb shocks. A configuration for improving efficiency and reducing impact on a collision body is known (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 5-155356
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the vehicle hood structure disclosed in Patent Document 1, a filler such as an aluminum honeycomb material, hard urethane, or glass wool is set in a cross section that is formed in the hood inner and has a convex shape downward in the vehicle body. As a result, the gap between the inner panel of the hood and the parts such as the engine below the hood is reduced. For this reason, when the hood collides with the colliding body, the entire hood must be arranged above the vehicle body in order to avoid a decrease in the energy absorption stroke of the hood. Cannot enlarge.
[0005]
An object of the present invention is to provide a hood structure for a vehicle that can improve the impact absorption efficiency and can improve the aerodynamic performance and expand the front lower end view.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The hood structure for a vehicle according to the first aspect of the present invention includes an outer panel that constitutes a vehicle body outer surface of the hood,
A plurality of beads are formed at predetermined intervals on a portion disposed along the back surface of the outer panel, and an inner panel joined to the outer panel is provided.
[0007]
Therefore, since an inner panel in which a plurality of beads are formed at a predetermined interval is joined to the outer panel at a portion disposed along the back surface of the outer panel of the hood, when an impactor collides with the outer panel, the bead The deformation of the outer panel can be suppressed by the rigidity of the inner panel formed with the. As a result, when the colliding body collides with the outer panel, it is possible to suppress the initial acceleration from decreasing, and the impact absorption efficiency can be improved. Therefore, it is not necessary to dispose a filler between the outer panel and the inner panel. For this reason, the clearance gap between the inner panel of a hood and components, such as an engine below a hood, becomes large. Therefore, it is not necessary to arrange the entire hood above the vehicle body in order to ensure the energy absorption stroke of the hood when the hood collides with the collision body. As a result, impact absorption efficiency can be improved, aerodynamic performance can be improved, and the front lower end view can be expanded.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the hood structure for a vehicle according to the first aspect, the bead is set to have a width and a length that do not interfere with parts under the hood when the hood is deformed downward by a predetermined amount. It is characterized by being.
[0009]
Therefore, in addition to the content described in claim 1, the width and length of the bead are set to values that do not interfere with the parts under the hood when the hood is deformed downward by a predetermined amount. Can be suppressed.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the hood structure for a vehicle according to the first aspect, the inner panel is partially formed with a notch, and a portion left by the notch is disposed at least below the hood. Further, the engine has an area larger than a projected area in a top view of the engine and is located above the engine.
[0011]
Therefore, in addition to the content of the first aspect, the weight can be reduced by the notch partially formed in the inner panel, and the portion of the inner panel left by the notch is disposed at least below the hood. Since it has an area larger than the projected area in top view of the engine and is located above the engine, it is possible to suppress the inner panel from interfering with the engine disposed below the hood.
[0012]
A vehicle hood structure according to a fourth aspect of the present invention includes an outer panel that constitutes a vehicle body outer surface of the hood,
And an inner panel that is disposed along the back surface of the outer panel and in which a thick plate portion having a thicker plate thickness than other plate portions is partially formed.
[0013]
Accordingly, the inner panel disposed along the back surface of the outer panel of the hood is partially formed with a thick plate portion that is thicker than the plate thickness of other portions, so that the collision object collides with the outer panel. In this case, deformation of the outer panel can be suppressed by the thick plate portion of the inner panel. As a result, when the colliding body collides with the outer panel, it is possible to suppress the initial acceleration from decreasing, and the impact absorption efficiency can be improved. Therefore, it is not necessary to dispose a filler between the outer panel and the inner panel. For this reason, the gap between the inner panel of the hood and the parts such as the engine below the hood is increased, and the entire hood is disposed above the vehicle body in order to ensure the energy absorption stroke of the hood when the hood collides with the collision body. There is no need. As a result, the impact absorption efficiency can be improved, and the aerodynamic performance can be improved and the front lower end view can be expanded.
[0014]
According to a fifth aspect of the present invention, in the hood structure for a vehicle according to the fourth aspect of the invention, the thick plate portion is set at a position where a distance between the hood and a part under the hood is closer than other parts. And
[0015]
Therefore, in addition to the content of the fourth aspect, since the thick plate portion of the inner panel is set at a position where the distance between the hood and the parts below the hood is closer than the other parts, When the distance to the part collides with a part closer to the other part, the occurrence of a secondary collision can be suppressed by the thick plate portion.
[0016]
A sixth aspect of the present invention is the vehicle hood structure according to the fourth aspect, wherein the thick plate portion is set at a portion where a part below the hood is a rigid body.
[0017]
Therefore, in addition to the content described in claim 4, since the thick plate portion of the inner panel is set to a part where the part below the hood is a rigid body, the collision body collides with a part where the part below the hood is a rigid body. When this occurs, the occurrence of secondary collision can be suppressed by the thick plate portion.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A vehicle hood structure according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 and 2.
[0019]
In the figure, the arrow UP indicates the upward direction of the vehicle body, and the arrow FR in the figure indicates the forward direction of the vehicle body.
[0020]
As shown in FIG. 2, in the present embodiment, the hood 10 of the automobile is composed of an outer panel 12 that constitutes the vehicle body outer side surface of the hood 10 and an inner panel 14 that is disposed on the inner side (back side) of the outer panel 12. ing.
[0021]
As shown in FIG. 1, the outer panel 12 is made of a plate material having a constant thickness, and the inner panel 14 is disposed along the back surface 12 A of the outer panel 12.
[0022]
As shown in FIG. 2, in the vicinity of the front end portion of the inner panel 14 in the front-rear direction, a plurality of beads 20, 22, 24 extending in the front-rear direction of the vehicle body are formed at predetermined intervals. Yes.
[0023]
One bead 20 is formed at the center in the vehicle width direction of the inner panel 14, and the other two beads 22, 24 are substantially parallel or parallel to the bead 20 on the outer side in the vehicle width direction of the bead 20. Is formed. The beads 20, 22, and 24 have a V-shaped cross section that protrudes downward from the vehicle body. When the hood 10 is deformed downward by a predetermined amount, it interferes with the upper part 32 of the engine or the like below the hood. The length is not set. Specifically, the length L1 of the bead 20, the length L2 of the bead 22, and the length L3 of the bead 24 are set to 600 mm or less, respectively (L1 ≦ 600 mm, L2 ≦ 600 mm, L3 ≦ 600 mm).
[0024]
As shown in FIG. 1, the beads 20, 22, and 24 are set to have a width that does not interfere with the upper part 32 of a part such as an engine below the hood when the hood 10 is deformed downward by a predetermined amount. The width W1 of the bead 20, the width W2 of the bead 22, and the width W3 of the bead 24 are respectively set to 20 mm or less (W1 ≦ 20 mm, W2 ≦ 20 mm, W3 ≦ 20 mm). For this reason, for example, a gap V is formed between the upper part 32 of a part such as an engine and the bead 20.
[0025]
Further, the inner panel 14 is joined to the outer panel 12 by an adhesive 30 or the like at portions other than the beads 20, 22, and 24.
[0026]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0027]
In the present embodiment, the inner panel 14 in which three beads 20, 22, 24 are formed at predetermined intervals in a portion disposed along the back surface 12 A of the outer panel 12 of the hood 10 is bonded to the outer panel 12 by the adhesive 30. It is joined.
[0028]
Therefore, as shown in FIG. 1, when the collision body S collides with the outer panel 12, deformation of the outer panel 12 can be suppressed by the rigidity of the inner panel 14 in which the beads 20, 22, and 24 are formed.
[0029]
As a result, when the colliding body S collides with the outer panel 12, it is possible to suppress the initial acceleration from decreasing and to improve the impact absorption efficiency. Therefore, it is necessary to dispose a filler between the outer panel 12 and the inner panel 14. Absent.
[0030]
Furthermore, in this embodiment, when the hood 10 is deformed downward by a predetermined amount when the widths W1, W2, and W3 of the beads 20, 22, and 24 and the lengths L1, L2, and L3 are deformed downward by a predetermined amount, the parts such as the engine below the hood Are set to values that do not interfere with the upper portion 32 (L1 ≦ 600 mm, L2 ≦ 600 mm, L3 ≦ 600 mm, W1 ≦ 20 mm, W2 ≦ 20 mm, W3 ≦ 20 mm). For this reason, a deformation | transformation stroke when the collision body S collides with the hood 10 is securable.
[0031]
Therefore, in the present embodiment, the gap H between the portion of the inner panel 14 of the hood 10 where the beads 20, 22, and 24 are not present and the upper portion 32 of the engine or the like below the hood is increased. It is not necessary to arrange the entire hood above the vehicle body in order to ensure the energy absorption stroke of the hood 10 when the vehicle collides.
[0032]
For this reason, in this embodiment, impact absorption efficiency can be improved, aerodynamic performance can be improved, and the front lower end view can be expanded.
[0033]
In the present embodiment, the three beads 20, 22, 24 are formed on the inner panel 14 of the hood 10. However, the number of beads is not limited to three.
[0034]
Next, a second embodiment of the vehicle hood structure of the present invention will be described with reference to FIG.
[0035]
In addition, about the same member as 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
[0036]
As shown in FIG. 3, in this embodiment, notches 34 and 36 are partially formed in the inner panel 14 of the hood 10. These notches 34 and 36 are extended from the vicinity of the front end edge 14B of the inner panel 14 to the vicinity of the rear end edge 14C along the vehicle width direction outer side edge 14A of the inner panel 14, and are rectangular in plan view. It has become.
[0037]
The interval K1 between the notch 34 and the notch 36 is set to 300 mm or more, and the portion 14D left by the notches 34, 36 in the inner panel 14 is at least in a top view of the engine 40 disposed below the hood. It has an area larger than the projected area S and is located above the engine 40.
[0038]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0039]
In the present embodiment, since the hood 10 including the inner panel 14 can be reduced in weight by the notches 34 and 36 partially formed in the inner panel 14, the fuel efficiency of the vehicle is improved.
[0040]
Also, beads 20, 22, and 24 are formed in the portion 14D of the inner panel 14 left by the notches 34 and 36, and the portion 14D of the inner panel 14 left by the notches 34 and 36 is arranged at least below the hood. The engine 40 has an area equal to or larger than the projected area S in a top view of the engine 40 and is positioned above the engine 40.
[0041]
As a result, since the inner panel 14 can be prevented from interfering with the engine 40 disposed below the hood by the rigidity of the portion 14D of the inner panel 14, the occurrence of a secondary collision can be suppressed and the occurrence of a secondary collision can be suppressed. it can. Further, it is not necessary to arrange the entire hood above the vehicle body in order to ensure the energy absorption stroke of the hood 10 when the hood 10 and the collision object collide.
[0042]
For this reason, in this embodiment, impact absorption efficiency can be improved, aerodynamic performance can be improved, and the front lower end view can be expanded.
[0043]
In the present embodiment, the notches 34 and 36 are formed along the outer edge 14A of the inner panel 14 in the vehicle width direction. Instead, however, the notches 42 are formed on the inner panel 14 as shown in FIG. The cutout 44 may be formed along the vicinity of the rear end edge portion 14C of the inner panel 14 along the front end edge portion 14B in the vehicle width direction. The interval K2 between the notch 42 and the notch 44 is 300 mm or more. Further, reference numerals 46 and 48 in FIG. 4 indicate beads formed in the inner panel 14 along the vehicle width direction. When the hood 10 is deformed downward by a predetermined amount, the width and length of the beads 46 and 48 are shown. The value is set so as not to interfere with the upper part of the parts such as the engine below the hood (for example, length ≦ 600 mm, width ≦ 20 mm).
[0044]
Further, as shown in FIG. 5, the notches 50 and 52 are formed in a triangular shape in a plan view from the vicinity of the center in the front-rear direction of the inner edge 14A of the inner panel 14 toward the inner side in the vehicle width direction. Is formed in a triangular shape in plan view from the vicinity of the vehicle width direction center portion of the front end edge portion 14B of the inner panel 14 toward the rear of the vehicle body, and the notch 56 is formed from the vicinity of the vehicle width direction center portion of the rear end edge portion 14C of the inner panel 14. You may form in a planar view triangle shape toward the vehicle body front. The interval K3 between the notch 50 and the notch 54, the interval K4 between the notch 54 and the notch 52, the interval K5 between the notch 52 and the notch 56, and the interval K6 between the notch 56 and the notch 50 are each 300 mm or more.
[0045]
Next, a third embodiment of the vehicle hood structure of the present invention will be described with reference to FIGS. 6 (A) and 7 (A).
[0046]
In addition, about the same member as 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
[0047]
As shown in FIG. 6A, in this embodiment, the outer panel 12 constituting the outer surface of the vehicle body of the hood 10 has a curved surface slightly inflated above the vehicle body, and the inner panel 14 of the hood 10 is Arranged along the entire back surface.
[0048]
As shown in FIG. 7A, the rear portion of the inner panel 14 of the hood 10 is a thick plate portion 14E.
[0049]
As shown in FIG. 6A, the plate thickness M1 of the thick plate portion 14E of the inner panel 14 is thicker than the plate thickness M2 of the other portion 14F that is a portion of the thick plate portion 14E on the front side of the vehicle body. (M1> M2).
[0050]
The component 60 positioned below the thick plate portion 14E is a rigid body such as an engine. In the thick plate portion 14E, the distance S1 between the inner panel 14 and the component 60 is closer than the distance S2 between the other portion 14F and the component 61. It is set to the part.
[0051]
The thick plate portion 14E of the inner panel 14 is formed by joining with extrusion molding, tailored blank, FSW or other portion 14F by welding such as laser welding or arc welding, or by bonding.
[0052]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0053]
Depending on the automobile body, there is a vehicle body in which the gap between the hood inner 14 and the parts below the hood inner 14 is small on the entire surface of the hood 10. In this case, as in the present embodiment, the lower part 60 in the inner panel 14 is a rigid body, and the distance S1 between the inner panel 14 and the part 60 is closer to the part S2 between the other part 14F and the part 61, By setting the thick plate portion 14E where the plate thickness M1 is thicker than the plate thickness M2 of the other portion 14F, the deformation of the outer panel 12 can be suppressed by the rigidity of the plate thickness M2.
[0054]
As a result, when the colliding body collides with the outer panel 12, it can suppress that initial acceleration falls, and it can improve impact absorption efficiency.
[0055]
In addition, the gap S1 between the inner panel 14 of the hood 10 and the component 60 below the hood 10 is larger than the configuration in which the bead is formed on the inner panel 14, and the energy of the hood 10 when the hood 10 collides with the collision object. It is not necessary to arrange the entire hood above the vehicle body in order to secure the absorption stroke.
[0056]
For this reason, the impact absorption efficiency can be improved, and aerodynamic performance can be improved and the front lower end view can be expanded.
[0057]
Instead of the configuration shown in FIGS. 6A and 7A, the inner panel 14 is partially provided with respect to the outer panel 12 of the hood 10 as shown in FIGS. 6B and 7B. For example, it is good also as a structure arrange | positioned in the vehicle width direction center part.
[0058]
Further, instead of the configuration shown in FIGS. 6 (A) and 7 (A), as shown in FIGS. 6 (C) and 7 (C), the left and right vehicle width directions in the inner panel 14 of the hood 10 are shown. It is good also as a structure which each formed the notch 80 of the planar view triangle shape toward the vehicle width direction inner side in the outer edge part.
[0059]
Next, a fourth embodiment of the vehicle hood structure of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0060]
In addition, about the same member as 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
[0061]
As shown in FIG. 9, in this embodiment, a bead 70 is partially formed on the inner panel 14 of the hood 10. In plan view, the bead 70 has a front end edge portion 14B of the inner panel 14 near both ends 14G in the vehicle width direction and a rear end edge portion 14C near both ends 14H in the vehicle width direction toward the center portion 14J of the inner panel. The four extending portions 70A that extend in a straight line and the circular central portion 70B in which the four extending portions 70A are connected to the central portion 14J of the inner panel are configured.
[0062]
As shown in FIG. 8, the bead 70 has a V-shaped cross section that protrudes downward in the vehicle body. The inner panel 14 is joined to the outer panel 12 by an adhesive at a portion other than the bead 70.
[0063]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0064]
In the present embodiment, when a collision body collides with the outer panel 12 of the hood 10, the deformation of the outer panel 12 can be suppressed by the rigidity of the inner panel 14 in which the beads 70 are formed. As a result, when the colliding body collides with the outer panel 12, it is possible to suppress the initial acceleration from decreasing, and the impact absorption efficiency can be improved. Therefore, it is not necessary to provide a filler between the outer panel 12 and the inner panel 14. .
[0065]
Therefore, in this embodiment, in order to secure the energy absorption stroke of the hood 10 when the hood 10 and the collision object collide with each other, the gap between the inner panel 14 of the hood 10 and parts such as the engine below the hood becomes large. It is not necessary to arrange the entire hood above the vehicle body.
[0066]
For this reason, in this embodiment, impact absorption efficiency can be improved, aerodynamic performance can be improved, and the front lower end view can be expanded.
[0067]
Next, a fifth embodiment of the vehicle hood structure of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0068]
In addition, about the same member as 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
[0069]
As shown in FIG. 11, in this embodiment, a plurality of small-diameter holes 74 are formed in the inner panel 14 of the hood 10. The holes 74 are arranged along the vehicle width direction and the vehicle body front-rear direction in plan view, and the interval between adjacent holes 74 (T1: vehicle body front-rear direction interval, T2: vehicle width direction interval, T3: diagonal direction) Are all set to 10 mm or more.
[0070]
As shown in FIG. 10, a recess 76 having a U-shaped cross section that is recessed toward the lower side of the vehicle body is formed on the outer peripheral portion of the inner panel 14.
[0071]
As shown in FIG. 11, a cutout 78 having a circular arc shape in plan view is formed along the front end edge 76 A of the recess 76 on the vehicle body rear side of the front end edge 76 A of the recess 76 in the inner panel 14. A portion 14 D of the inner panel 14 left by the hole 74, the recess 76, and the notch 78 has an area that is at least larger than the projected area S in the top view of the engine 40 disposed below the hood and is positioned above the engine 40. doing.
[0072]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0073]
In the present embodiment, the hood 10 including the inner panel 14 can be reduced in weight by the small-diameter hole 74 and the notch 78 partially formed in the inner panel 14, so that the fuel efficiency of the vehicle is improved.
[0074]
Further, the portion 14D of the inner panel 14 left by the small-diameter hole 74 and the recess 76 and the notch 78 has at least an area equal to or larger than the projected area S in the top view of the engine 40 disposed below the hood. 40 is located above.
As a result, the inner panel 14 can be prevented from interfering with the engine 40 disposed below the hood due to the rigidity of the portion 14D of the inner panel 14.
[0075]
Therefore, in the present embodiment, it is not necessary to arrange the entire hood above the vehicle body in order to ensure the energy absorption stroke of the hood 10 when the hood 10 collides with the collision body.
[0076]
For this reason, in this embodiment, impact absorption efficiency can be improved, aerodynamic performance can be improved, and the front lower end view can be expanded.
[0077]
In this embodiment, as shown in FIG. 11, the holes 74 are arranged along the vehicle width direction and the vehicle body front-rear direction in plan view, but the arrangement of the holes 74 is not limited to FIG. Other arrangements may be used as long as the interval 74 is 10 mm or more.
[0078]
Next, a sixth embodiment of the vehicle hood structure of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0079]
In addition, about the same member as 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
[0080]
As shown in FIG. 14, in the present embodiment, a notch 80 having a triangular shape in plan view is formed at the left and right outer edges of the inner panel 14 toward the inner side in the vehicle width direction. Further, flanges 82 are formed on the outer peripheral portion of the notch 80 in the inner panel 14, and these flanges 82 are joined to the outer panel 12 by adhesion or the like.
[0081]
As shown in FIGS. 12 and 13, a recess 84 having a U-shaped cross section that is recessed toward the lower side of the vehicle body is formed on the outer peripheral portion of the inner panel 14.
[0082]
As shown in FIG. 14, a notch 86 having a circular arc shape in plan view is formed along the front end edge 84 A of the recess 84 on the vehicle body rear side of the front end edge 84 A of the recess 84 in the inner panel 14. The portion 14D of the inner panel 14 left by the recess 84 and the notch 86 has an area at least larger than the projected area S in the top view of the engine 40 disposed below the hood, and is positioned above the engine 40. Yes.
[0083]
In addition, a U-shaped bead 88 is formed in the portion 14D of the inner panel 14 left by the notch 80, the recess 84, and the notch 86, with the opening facing outward in the vehicle width direction when viewed from both sides in the vehicle width direction. As shown in FIG. 13, the bead 88 has a V-shaped cross section projecting downward from the vehicle body, and does not interfere with the engine 40 below the hood when the hood 10 is deformed downward by a predetermined amount. It is like that.
[0084]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0085]
In the present embodiment, since the hood 10 including the inner panel 14 can be reduced in weight by the notches 80 and 86 in the inner panel 14, the fuel efficiency of the vehicle is improved.
[0086]
Further, the portion 14D of the inner panel 14 left by the notch 80, the recess 84, and the notch 86 has an area that is at least the projected area S or more in the top view of the engine 40 disposed below the hood, and is located above the engine 40. Located in. For this reason, the inner panel 14 can be prevented from interfering with the engine 40 disposed below the hood by the rigidity of the portion 14D of the inner panel 14.
[0087]
In the present embodiment, the bead 88 can further improve the rigidity of the portion 14 D of the inner panel 14.
[0088]
Therefore, in the present embodiment, it is not necessary to arrange the entire hood above the vehicle body in order to ensure the energy absorption stroke of the hood 10 when the hood 10 collides with the collision body.
[0089]
For this reason, in this embodiment, impact absorption efficiency can be improved, aerodynamic performance can be improved, and the front lower end view can be expanded.
[0090]
In the present embodiment, as shown in FIG. 14, the notches 80 having a triangular shape in plan view are formed on the left and right outer edges of the inner panel 14 toward the inner side in the vehicle width direction. As shown in FIG. 15, a notch 90 having a triangular shape in plan view may be formed between the left and right outer width edge portions 14 A of the inner panel 14 and the recessed portion 84.
[0091]
Although the present invention has been described in detail with respect to specific embodiments, the present invention is not limited to such embodiments, and various other embodiments are possible within the scope of the present invention. It will be apparent to those skilled in the art.
[0092]
【The invention's effect】
According to a first aspect of the present invention, there is provided a vehicle hood structure in which a plurality of beads are formed at predetermined intervals on an outer panel that constitutes a vehicle body outer surface of the hood, and a portion disposed along a rear surface of the outer panel. Therefore, the impact absorption efficiency can be improved, and the aerodynamic performance can be improved and the front lower end view can be enlarged.
[0093]
According to a second aspect of the present invention, in the hood structure for a vehicle according to the first aspect, the bead is set to have a width and a length that do not interfere with parts below the hood when the hood is deformed downward by a predetermined amount. Therefore, in addition to the effect of the first aspect, it has an excellent effect that the occurrence of the secondary collision can be suppressed.
[0094]
According to a third aspect of the present invention, in the hood structure for a vehicle according to the first aspect, the inner panel is partially formed with a notch, and a portion left by the notch is at least disposed below the hood. In addition to the effect of claim 1, the inner panel can be prevented from interfering with the engine disposed below the hood. It has an excellent effect.
[0095]
The vehicle hood structure of the present invention according to claim 4 is provided with an outer panel that constitutes a vehicle body outer surface of the hood, and a thick plate that is disposed along the back surface of the outer panel and has a plate thickness that is thicker than the plate thickness of other portions. Therefore, the impact absorption efficiency can be improved, the aerodynamic performance can be improved, and the front lower end view can be enlarged.
[0096]
According to a fifth aspect of the present invention, in the hood structure for a vehicle according to the fourth aspect, the thick plate portion is set at a position where the distance between the hood and a part under the hood is closer to the other parts. In addition to the effect described in 4, it has an excellent effect that the occurrence of secondary collision can be suppressed.
[0097]
According to a sixth aspect of the present invention, in the hood structure for a vehicle according to the fourth aspect, since the thick plate portion is set at a portion where a part below the hood is a rigid body, in addition to the effect according to the fourth aspect, Thus, it has an excellent effect of suppressing the occurrence of secondary collision.
[Brief description of the drawings]
1 is a cross-sectional view taken along line 1-1 of FIG.
FIG. 2 is a plan view showing the vehicle hood structure according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a plan view showing a vehicle hood structure according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a plan view showing a vehicle hood structure according to a modification of the second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a plan view showing a vehicle hood structure according to another modification of the second embodiment of the present invention.
6A is a cross-sectional view taken along line 6-6 in FIG. 7A, and FIG. 6B is a cross-sectional view taken along line 6-6 in FIG. 7B; ) Is a cross-sectional view taken along line 6-6 of FIG.
7A is a plan view showing a hood structure for a vehicle according to a third embodiment of the present invention, and FIG. 7B is a plan view showing a hood structure for a vehicle according to a modification of the third embodiment of the present invention. (C) is a plan view showing a vehicle hood structure according to a modification of the third embodiment of the present invention.
8 is a cross-sectional view taken along line 8-8 of FIG.
FIG. 9 is a plan view showing a vehicle hood structure according to a fourth embodiment of the present invention.
10 is a cross-sectional view taken along line 10-10 of FIG.
FIG. 11 is a plan view showing a vehicle hood structure according to a fifth embodiment of the present invention.
12 is a cross-sectional view taken along line 12-12 of FIG.
13 is a cross-sectional view taken along line 13-13 of FIG.
FIG. 14 is a plan view showing a vehicle hood structure according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a plan view showing a vehicle hood structure according to a modification of the sixth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 Food
12 Hood outer panel
14 Hood inner panel
The remaining part of the 14D inner panel
14E Thick plate part of inner panel
20 beads
22 Bead
24 beads
34 Notch
36 Notches
42 Notches
44 Notches
46 Bead
48 beads
50 notches
52 Notch
54 Notch
56 Notch
70 beads
78 Notches
80 notches
90 notches

Claims

An outer panel constituting the outer surface of the hood body;
A vehicle hood structure comprising: an inner panel formed with a plurality of beads formed at predetermined intervals in a portion disposed along a back surface of the outer panel, and joined to the outer panel.

2. The vehicle hood structure according to claim 1, wherein the bead is set to have a width and a length that do not interfere with parts below the hood when the hood is deformed downward by a predetermined amount.

The inner panel is partially formed with a notch, and a portion left by the notch has at least an area larger than a projected area in a top view of the engine disposed below the hood, and above the engine. The vehicle hood structure according to claim 1, wherein the vehicle hood structure is located.

An outer panel constituting the outer surface of the hood body;
A vehicular hood structure comprising: an inner panel disposed along a rear surface of the outer panel and having a thick plate portion partially formed with a plate thickness larger than the plate thickness of other portions.

The hood structure for a vehicle according to claim 4, wherein the thick plate portion is set at a position where a distance between the hood and a part below the hood is closer than other parts.

The hood structure for a vehicle according to claim 4, wherein the thick plate portion is set at a portion where a part below the hood is a rigid body.