JP2005052481A - ゲーム装置、プログラム及び情報記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 解りやすいゲーム構成でゲーム戦略を楽しむことができるゲーム装置を提供すること。
【解決手段】 記憶手段(92)に記憶された図柄群から所与のルールに従って特定した複数の図柄を表示手段(12)に表示し、表示された図柄の組合せにより所与の役を成立させるゲーム装置である。
このゲーム装置は、図柄の組合せの一部を構成する開示図柄を表示した後にプレーヤからの遊技価値のベット入力を受付ける入力受付手段(75)と、ベット入力された遊技価値に関連付けて、開示図柄と組合されて図柄の組合せを完成させる完成図柄を記憶手段(92)に記憶された図柄群から抽選して特定する完成図柄抽選処理を行なう抽選手段(72)と、抽選の結果に従って完成図柄を表示手段(12)に表示するための処理を行なう表示制御手段(76)と、記憶手段(92)に記憶された所与の役を形成する図柄の組合せデータに基づいて、完成された図柄の組合せが所与の役を成立させているか否かを判別するための処理を行なう役判別手段(77)と、を含むことを特徴とする
【選択図】 図3

Description

本発明は、表示手段に複数の図柄を表示し、表示された図柄の組合せにより所与の役を成立させるゲーム装置、プログラム及び情報記憶媒体に関する。
従来より、図柄合わせゲーム装置として、例えばポーカーゲームを行なうゲーム装置が知られている。
従来のポーカーゲーム装置等にあっては、予めメダル等をベットしてゲームを開始すると、例えば5枚の手札が配られる。そしてプレーヤは、配られた手札の中から交換したい手札を選択して新しい手札に交換し、5枚の手札の組合せにより「役」を成立させるというゲームを行う。最終的に「役」が成立した場合には、所定枚数のメダルが払い出され、外れた場合には次のゲームに進む。
かかるゲーム装置として、例えば、特開平5−49755号公報、特開平11−137852号公報に示されるようなものが知られている。
特開平5−49755号公報 特開平11−137852号公報
かかるゲーム装置では、実際のポーカーゲームに近いゲームとしての面白さは増すが、ゲームとしての複雑性も増してしまう。例えば、配られた手札に応じて交換札や役作りについて考える必要があり、ポーカーに不慣れなプレーヤや、小さな子供等にはゲームに馴染めないという問題があった。
また、従来のポーカーゲーム装置では、予めメダル等をベットしてから手札が配られるので、どのような手札が配られるかわからないまま場当たり的にメダル等をベットせざるを得ない。よって、メダルをベットする際の戦略的要素に欠けるという問題があった。
そこで、本発明は、ポーカーゲーム等に不慣れなプレーヤであっても、さらには小さな子供であっても、ポーカーゲーム等の図柄合わせゲームとしての面白さを簡単に堪能することができる図柄合わせゲーム装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、ゲームの構成を簡単にしつつも、各ゲームにおいて戦略的にベットしていく面白さをも堪能できる図柄合わせゲーム装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、
記憶手段に記憶された図柄群から所与のルールに従って特定した複数の図柄を表示手段に表示し、表示された前記図柄の組合せにより所与の役を成立させるゲーム装置において、
前記図柄の組合せの一部を構成する開示図柄を表示した後にプレーヤからの遊技価値のベット入力を受付ける入力受付手段と、
前記ベット入力された遊技価値に関連付けて、前記開示図柄と組合されて前記図柄の組合せを完成させる完成図柄を前記記憶手段に記憶された図柄群から抽選して特定する完成図柄抽選処理を行なう抽選手段と、
前記抽選の結果に従って前記完成図柄を前記表示手段に表示するための処理を行なう表示制御手段と、
前記記憶手段に記憶された所与の役を形成する図柄の組合せデータに基づいて、前記完成された図柄の組合せが所与の役を成立させているか否かを判別するための処理を行なう役判別手段と、
を含むことを特徴とする。
また本発明に係るプログラムは、コンピュータにより実行可能なプログラム(情報記憶媒体に具現化されるプログラム)であって、上記手段をコンピュータに実現させる(上記手段としてコンピュータを機能させる)ことを特徴とする。また本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータにより読み取り可能(使用可能)な情報記憶媒体であって、上記手段をコンピュータに実現させる(上記手段としてコンピュータを機能させる)ためのプログラムを含むことを特徴とする。
本発明において、遊技価値とは、例えばメダル、遊技球などの遊技媒体や、ゲーム上の得点などのデータを含む。また、遊技価値のベット入力とは、ゲームに対して遊技価値を賭けることをいう。
本発明によれば、図柄の組合せの一部である開示図柄が表示された後にプレーヤが遊技価値のベット入力を行なうと、組合せを完成させる完成図柄が当該ベット入力に関連付けて抽選された上で表示される。そして、完成された図柄の組合せにより所与の役が成立しているか否かが判別される。
このように、既に表示されている開示図柄に対して、未だ表示されていない完成図柄が組合されて所与の役を成立させるか否かについて、遊技価値をベット入力するという簡単なゲーム構成であるため、小さな子供でも楽しむことができる所与の役を成立させるゲームを提供することができる。
ポーカーゲームの役作りゲームを例に取ると、例えば、5枚の手札のうち4枚の手札の図柄が予め開示される。そして、開示された4枚の手札の図柄をプレーヤが見た後にベット入力を行なうと、残りの1枚の手札の図柄が表示され、5枚の手札の図柄で役が成立しているか否か判断される。このように、プレーヤは、簡単なゲーム構成によりポーカーゲームの役を作る楽しみを堪能することができる。
また、本発明によれば、図柄の組合せのうち一部である開示図柄が表示された後に、プレーヤがベット入力を行なうので、ベット入力前に視覚的にわかりやすい形で役成立の期待度を予め知ることができる。そして、開示図柄が表示された後にベット入力された遊技価値に関連付けて完成図柄が抽選されるので、かかる期待度を反映して戦略的にベット入力を行うゲームを提供することができる。
ポーカーゲームの役作りゲームを例に取ると、例えば、5枚の手札のうち予め表示された4枚の図柄を見て、役が成立する可能性が高いと判断した場合には多く賭けたり、役が成立する可能性が低いと判断した場合には少なく賭けたり、或いは全く賭けずにそのゲームをパスしたりする構成を採用することができ、これによりプレーヤは、戦略的なベット入力を行なうという面白さをも堪能することができる。
なお、本発明において、ベット入力された遊技価値に関連付けた完成図柄の抽選処理として、例えば、ベット入力された遊技価値の量に関連付けた回数の完成図柄の抽選を行なうようにしてもよいし、ベット入力された遊技価値の量に関連付けて役が成立する抽選確率を切替えて完成図柄の抽選を行なうようにしてもよい。
また、役判別手段は、図柄の組合せにより成立した役の種類を判別するようにしてもよい。
(2)また、本発明は、
前記入力受付手段は、
プレーヤからの遊技価値の第1のベット入力に応じて前記開示図柄を表示した後にプレーヤからの追加ベット入力としての第2のベット入力を受付け、
前記抽選手段は、
前記第1のベット入力に応じて前記完成図柄抽選処理を行ない、前記第2のベット入力により追加してベット入力された遊技価値に関連付けて前記完成図柄抽選処理を追加して行なうことを特徴とする。
本発明において、第2のベット入力とは、第1のベット入力に追加してなされるベット入力であって、1回限り追加されるものでもよいし、複数回追加されるようにしてもよい。
本発明によれば、プレーヤからの第1のベット入力に応じて開示図柄が表示され、完成図柄が抽選される。そして、開示図柄が表示された後にプレーヤが追加ベット入力を行なうと、追加ベット入力した遊技価値に関連付けて、完成図柄が追加抽選される。すると、第1のベット入力に応じて抽選された完成図柄に加えて、第2のベット入力に関連付けて追加抽選された完成図柄が当該開示図柄と組合される。このように、本発明によれば、プレーヤが第2のベット入力を行なえば複数組の図柄の組合せを完成させることができる。そして、これらの完成された図柄の組合せが所与の役を成立させているか否か判別される。
従って、プレーヤは、まずベット入力を行なって開示図柄を表示させ、表示された開示図柄を見て役成立の期待度を見極めることにより、当該開示図柄と組合される完成図柄の追加抽選を行なうか否か判断するというゲームを楽しむことができる。このように、本発明によれば、プレーヤは、戦略的なベット入力を行なうという面白さを堪能することができる。
(3)また、本発明は、
前記抽選手段は、
前記ベット入力された遊技価値に関連付けた回数の前記完成図柄抽選処理を行ない、
前記役判別手段は、
前記完成図柄抽選処理が複数回行なわれた場合には、各抽選処理ごとに完成された図柄の組合せがそれぞれ所与の役を成立させているか否かを判別するための処理を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、ベット入力された遊技価値に関連付けた回数の完成図柄抽選処理が行なわれ、その回数に対応した完成図柄が表示されることにより、その回数に対応した図柄の組合せが完成される。そして、完成された図柄の組合せがそれぞれ所与の役を成立させているか否かが判別される。
従って、例えば、ベット入力する遊技価値を多くすればするほど役成立の機会を多くすることができるので、プレーヤのベット入力意欲を高めることができる。しかも、プレーヤがベット入力を行なう前に開示図柄を見て役成立の期待度を見極めることができるので、その開示図柄の役成立の期待度が高いときには、例えば、ベット入力する遊技価値を多くすることにより多くの完成図柄をその開示図柄に組合せて、多くの役を成立させるなど、戦略的なベット入力を行なうゲームを実現することができる。
(4)また、本発明は、
前記役判別手段の判別結果に関連付けてプレーヤへの報酬を演算決定するための処理を行う報酬演算手段を更に含むことを特徴とする。
本発明において、報酬とは、プレーヤに与えられる遊技価値をいう。また、報酬をプレーヤに与えるとは、例えばメダルなどの遊技媒体をプレーヤに与えることのみならず、遊技媒体のクレジットやゲーム得点をデータとして追加したり、データ化された遊技価値を記憶したメモリカードなどをプレーヤに与えることを含む。
本発明によれば、プレーヤがベット入力を行なって役を成立させればプレーヤへの報酬が演算決定され、これをプレーヤに与えることができるので、プレーヤのゲーム意欲を効果的に高めることができる。
ポーカーゲームの役作りゲームを例に取ると、例えば、5枚の手札によりフルハウスが成立したならばメダル8枚、スリーカードならばメダル2枚が報酬として演算決定される等、成立した役の種類に応じた報酬を演算決定してもよい。
(5)また、本発明は、
前記報酬演算手段は、
前記完成図柄抽選処理が複数回行なわれ、複数の完成された前記図柄の組合せが所与の役を成立させている場合には、それぞれの図柄の組合せについての前記役判別手段の判別結果に関連付けてプレーヤへの報酬を演算決定するための処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、プレーヤがベット入力した遊技価値に関連付けて完成図柄抽選処理が複数回行なわれ、複数の完成された前記図柄の組合せが所与の役を成立させている場合には、成立した役それぞれについてプレーヤへの報酬が演算決定される。
従って、プレーヤが多くの遊技価値をベット入力すれば役が成立する機会が増えるので、報酬が与えられる機会も増え、プレーヤのゲーム意欲をより効果的に高めることができる。
ここで、複数の役が成立した場合の判別結果に関連付けた報酬の演算決定処理として、例えば、成立した複数の役のそれぞれの種類に応じた報酬を合計してもよいし、成立した複数の役が同じ種類であった場合にはそれぞれの役についての報酬を合計した上で、更にボーナスポイント等を加えてもよい。
(6)また、本発明は、
前記役判別手段は、
前記表示した開示図柄により成立し得る役の種類及び前記成立した役の種類の少なくとも一方をプレーヤに告知するための処理を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、表示された開示図柄により成立し得る役の種類がプレーヤに告知されるので、役の種類を知らなくても当該告知に従ってベット入力を行なうことができる。
また、本発明によれば、成立した役の種類がプレーヤに告知されるので、役の種類を知らなくても当該告知によってどのような役が成立したのか知ることができる。
加えて、成立しうる役の種類や成立した役の種類が告知されるので、プレーヤはゲームを行いながら容易に役の種類を覚えることができる。
なお、役の種類をプレーヤに告知する処理として、表示手段に文字や画像を表示してプレーヤに情報を伝達する処理を行なってもよいし、音生成手段により音を出力してプレーヤに情報を伝達する処理を行なってもよい。
(7)また、本発明は、
前記抽選手段は、
前記表示する開示図柄を前記記憶手段に記憶された図柄群から抽選して特定する開示図柄抽選処理を更に行なうことを特徴とする。
本発明によれば、完成図柄だけでなく開示図柄も抽選された上で表示されるので、ランダムに開示図柄を表示することができる。従って、開示図柄が表示される際のプレーヤの期待度を効果的に高めることができる。
(8)また、本発明は、
前記抽選手段は、
プレーヤに報酬を与える役が高確率で成立可能な図柄及びプレーヤに高報酬を与える役が成立可能な図柄の少なくとも一方を前記開示図柄として表示するための特殊抽選処理を更に行ない、
前記特殊抽選が当選した場合には、前記特殊抽選処理の抽選結果に従って前記開示図柄を表示することを特徴とする。
本発明によれば、抽選手段の特殊抽選の抽選結果によって、プレーヤに報酬を与える役が高確率で成立可能な図柄や、プレーヤに高報酬を与える役が成立可能な図柄が開示図柄として表示される。従って、開示図柄としてかかる図柄が表示されれば、プレーヤの役成立の期待度を効果的に高めることができる。
ポーカーゲームの役作りゲームを例に取ると、例えば、特殊抽選に当選すると、5枚の手札のうち予め開示される4枚の手札の図柄を、ロイヤルストレートフラッシュ役から1枚欠けた状態となるように表示したり、4枚の手札の図柄が既に2ペア、3カード、4カードを成立させている状態となるように表示してもよい。
ここで、特殊抽選に当選した場合には、特殊抽選を行ったゲームの次のゲームにおける開示図柄が、プレーヤに報酬を与える役が高確率で成立可能な図柄となるようにしてもよい。この場合、前回のゲームの終了時、もしくは次回のゲームの開始に先立って特殊抽選の抽選結果を予告表示すれば、次のゲームに対するプレーヤの期待感を効果的に高めることができる。
(9)また、本発明は、
前記役が成立する抽選確率の切替設定処理を行なう抽選確率設定手段を更に含み、
前記抽選手段は、
前記抽選確率設定手段により設定された抽選確率に基づいて抽選処理を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、抽選手段が完成図柄抽選処理、開示図柄抽選処理、特殊抽選処理を行なう際の抽選確率を抽選確率設定手段が切り替えることにより、役が成立する確率を変化させる。例えば、ゲーム状況や報酬の払出状況、オペレータの設定により、役が成立する確率を切り替えることができる。
従って、例えば、完成図柄の抽選確率を役が成立しやすいように切り替えれば、プレーヤに多くの報酬が与えられ、プレーヤのゲーム継続意欲を高めることができる。また、開示図柄の抽選確率を役が成立しやすいように切り替えれば、開示図柄を表示した際の役成立の可能性が高く見えるので、プレーヤのベット入力意欲を高めることができる。
(10)また、本発明は、
プレーヤがベット入力した遊技価値の一部に相当する遊技価値を蓄積する遊技価値蓄積手段を更に含み、
前記抽選手段は、
前記遊技価値蓄積手段によって蓄積された遊技価値に関連付けて前記役が成立する抽選確率を切替えて抽選処理を行なうことを特徴とする。
本発明において、プレーヤがベット入力した遊技価値の一部に相当する遊技価値を蓄積するとは、例えば、プレーヤが賭けた遊技価値の所定割合に等しい遊技価値をストックする処理を行なうことを含む。また、例えば、抽選結果に従った報酬(遊技価値)の所定割合に等しい報酬(遊技価値)をストックする処理を行なうことを含む。
本発明によれば、蓄積された遊技価値に関連付けて、役が成立する抽選確率を切替えて抽選処理を行なうので、蓄積された遊技価値の量を反映した抽選処理を行なうことができる。例えば、蓄積されている報酬が多いほど高確率で役が成立するように抽選を行なうことができる。
従って、ゲーム全体としてプレーヤに与える報酬をコントロールしつつも、プレーヤに大量に報酬を与える役が成立するような抽選処理を行なうことができる。
(11)また、本発明は、
5枚のトランプ図柄の組合せの一部を構成する開示トランプ図柄と、前記開示トランプ図柄と組合されて5枚のトランプ図柄の組合せを完成させる完成トランプ図柄により、ポーカーゲームの役を成立させることを特徴とする。
本発明によれば、表示手段に表示される図柄をトランプ図柄として、ポーカーゲームの役作りゲームを行なう。従って、ポーカーゲームに馴染みのない人や小さな子供でも、簡単にポーカーゲームの役作りゲームを楽しむことができる。
加えて、プレーヤは、本発明に係るポーカーゲームの役作りゲームを通じてポーカーゲームの役の種類を覚えることができ、ポーカーゲームにも馴染みをもてるようになる。
(12)また、本発明は、
記憶手段に記憶されたトランプ図柄群から所与のルールに従って特定した5枚のトランプ図柄を表示手段に表示し、表示された5枚のトランプ図柄の組合せによりポーカーゲームの役を成立させるゲーム装置において、
前記5枚のトランプ図柄の組合せの一部を構成する開示トランプ図柄を表示した後にプレーヤからの遊技価値のベット入力を受付ける手段と、
前記開示トランプ図柄と組合されて前記5枚のトランプ図柄の組合せを完成させる完成トランプ図柄を前記記憶手段に記憶されたトランプ図柄群から抽選して特定する完成図柄抽選処理を、前記ベット入力された遊技価値に関連付けた回数行なう抽選手段と、
前記抽選の結果に従って前記完成トランプ図柄を前記表示手段に表示するための処理を行なう表示制御手段と、
前記記憶手段に記憶された所与の役を形成する図柄の組合せデータに基づいて、各抽選処理ごとに完成された5枚のトランプ図柄の組合せがそれぞれ所与の役を成立させているか否か判別するための処理を行なう役判別手段と、
前記役判別手段の判別結果に関連付けてプレーヤへの報酬を演算決定するための処理を行う報酬演算手段と、
を含み、
前記報酬演算手段は、
前記完成図柄抽選処理が複数回行なわれ、複数の完成された前記図柄の組合せが所与の役を成立させている場合には、それぞれの図柄の組合せについての前記役判別手段の判別結果に関連付けてプレーヤへの報酬を演算決定するための処理を行うことを特徴とする。
(13)また、本発明は、
予め記憶された複数の図柄情報の中から抽選により選択された所定数の図柄情報が、図柄情報の所与の組合せに関する役成立条件を満たすか否かを判別し、この判別に基づいてプレーヤに対する報酬を決定するゲーム装置において、
前記判別に必要な図柄情報の数よりも少ない数の図柄情報を予め記憶された図柄情報の中から選択する開示図柄抽選処理と、プレーヤがベットした遊技価値に応じた数の図柄情報を予め記憶された図柄情報の中から選択する完成図柄抽選処理とを行なう抽選手段と、
前記開示図柄抽選処理により選択された全ての図柄情報と、前記完成図柄抽選処理により選択された各図柄情報との組合せが、前記役成立条件を満たすか否かを判別する役判別手段と、
前記役判別手段により満たすと判別された図柄情報の組合せに応じて報酬を算出する報酬演算手段と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、判別に必要な図柄情報の数よりも少ない数の図柄情報が開示図柄抽選処理によって選択され、プレーヤがベットした遊技価値に応じた数の図柄情報が完成図柄抽選処理によって選択され、開示図柄抽選処理により選択された全ての図柄情報と、完成図柄抽選処理により選択された各図柄情報との組合せが、役成立条件を満たすか否か判別される。
従って、プレーヤは、開示図柄抽選処理により選択された図柄情報と完成図柄抽選処理により選択された図柄情報が組合されて、役が成立するか否かについて遊技価値を賭けて遊技価値を増やすというゲームを楽しむ。
このように、本発明によれば、開示図柄抽選処理により選択された判別に必要な図柄情報の数よりも少ない数の図柄情報と、完成図柄抽選処理により選択されたプレーヤがベットした遊技価値に応じた数の図柄情報とを組合せて役を成立させるという簡単なゲーム構成を採用するので、小さな子供でも楽しむことができる所与の役を成立させる図柄合わせゲームを提供することができる。
更に、本発明によれば、プレーヤがベットした遊技価値が多ければ多いほど、役成立条件を満たすか否かが判別される図柄情報の組合せが多くなり、役成立の機会が増す。よって、簡単なゲーム構成を採用しつつも、完成図柄抽選処理を何回行なうとより多くの報酬が得られるか判断し、戦略的に遊技価値をベットしていく面白さをも堪能できる図柄合わせゲーム装置を提供することができる。
(14)また、本発明は、
予め記憶された複数種の図柄の中から抽選により選択された所定数の図柄が所与の図柄の組合せと一致するか否かを判別し、この判別に基づいてプレーヤに対する報酬を決定するゲームを行なうようにコンピュータを制御するプログラムであって、
前記判別に必要な図柄の数よりも少ない数の図柄を開示図柄として予め記憶された図柄の中から選択する開示図柄抽選処理と、プレーヤがベットした遊技価値に応じた数の図柄を完成図柄として予め記憶された図柄の中から選択する完成図柄抽選処理とを行なう抽選手段と、
前記完成図柄毎に、前記開示図柄との組合せが所与の図柄の組合せと一致するか否かを判別する役判別手段と、
前記役判別手段により一致すると判別された図柄の組合せに応じて報酬を算出する報酬演算手段として、
コンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によれば、上記(13)のゲーム装置に係る発明と同様の効果を奏するプログラムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。なお、以下に説明する本実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を何ら限定するものではない。また本実施の形態で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件とは限らない。また、以下に説明する実施の形態では、業務用ゲームシステムとしての図柄合わせゲーム装置を例に取り説明するが、本発明はこれに限らず、これ以外の種々のゲーム装置、例えば、家庭用ゲームシステム等にも適用することができる。
1.本実施の形態の基本的構成及び動作
ここでは、図柄合わせゲーム装置の一例として、ポーカーゲームの役作りゲーム装置10を例に挙げて説明を行なう。
まず、本実施の形態のポーカーゲームの役作りゲーム装置10で行なわれるゲーム内容について簡単に説明する。プレーヤは、メダルを1ベットすると最初から図柄が見えるように表示される4枚の手札トランプの図柄(開示図柄)に、最初は図柄が見えない状態で表示される1枚の手札トランプの図柄(完成図柄)を組合せ、5枚の手札トランプの図柄によりポーカーゲームの役を作るゲームを楽しむ。
ここで、本実施の形態のゲーム装置10は、4枚の開示図柄が表示された後にプレーヤからメダル等の遊技価値の追加ベット入力を受付けるという特徴的な構成を採用する。そして、プレーヤがメダルの追加ベットを行なうと、追加ベットしたメダル枚数に応じた枚数の完成図柄トランプを新たにひくことができる。すると、ひいたトランプの完成図柄が1枚ずつ4枚の開示図柄と組合され、再度ベット入力したメダル枚数に応じた組数の5枚のトランプ図柄の組合せが完成される。
ここで、5枚のトランプ図柄の組合せによりポーカーゲームの役が成立すれば、成立した役の種類に応じた報酬がプレーヤに与えられる。特に、追加ベットを行なって役が複数組成立した場合には、成立した全ての役についてその役の種類に応じた報酬がプレーヤに与えられる。よって、プレーヤは、表示された4枚のトランプ図柄を見て役成立の可能性を判断し、効果的な追加ベットを行なってゲームにおける報酬を増やすというゲームを楽しむ。
次に、図1及び図2(A)、(B)を参照して、本実施の形態の図柄合わせゲーム装置の基本的な構成を説明する。図1には、図柄合わせゲーム装置の一例としての、ポーカーゲームの役作りゲーム装置10の正面図が示されている。この役作りゲーム装置10の正面上半部には、ゲーム画像を表示するディスプレイ12が設けられ、そのディスプレイ12の下側に隣接するように操作部20が設けられ、更にその下方にはメダル払出口30が設けられている。ディスプレイ12は、例えば液晶ディスプレイ、CRTディスプレイを用いて構成することができ、ゲーム画像として、後述するゲーム抽選を演出するための画像や、ゲーム抽選の結果を告知するための画像が表示される。
図2(A)には、ディスプレイ12に表示されるゲーム画像の一例が示されている。ディスプレイ12の中段左側には、図柄を伏せたトランプが山積みになったトランプの山200が表示される。そして、ここから本実施の形態のゲームで使用するトランプが配られるように表示される。
ディスプレイ12の下段には、開示図柄表示エリア210が設けられている。ここには、プレーヤの5枚の手札のうちの4枚の手札であって、残りの1枚の手札に先立ってプレーヤに図柄が開示される4枚の開示トランプ210−1〜210−4が表示される。そして、開示トランプ210−1〜210−4内には、開示トランプ図柄310−1〜310−4が表示される。
ディスプレイ12の中段中央には、完成トランプ表示エリア220が設けられている。ここには、4枚の開示トランプ210−1〜210−4と組合されて5枚の手札を完成させる第1の完成トランプ220−1が図柄を伏せて表示される。本実施の形態では、プレーヤがベットしたメダルの枚数に応じて、完成トランプ220−1から220−8までの8枚の完成トランプが、完成トランプ表示エリア220に表示されるようになっている。
ディスプレイ12の下段の右側には、完成図柄表示エリア230が設けられている。ここには、図2(B)に示すように、完成トランプ表示エリア220の完成トランプ220−1〜220−8が、プレーヤの操作に応じて一枚ずつめくられ、完成トランプ220−1〜220−8の図柄が一枚ずつ順番に表示される。
また、図2(A)のディスプレイ12の上段中央には、ガイドキャラクタ400が表示され、その左側にゲームガイド500が表示される。ディスプレイ12の上段右側には、成立可能役表示エリア600が設けられ、表示された開示図柄310−1〜310−4によって成立可能なポーカーゲームの役が表示される。成立可能役表示エリア600の下側には、ベット数表示エリア700が設けられ、プレーヤがベットしたメダルの枚数が表示される。更に、ディスプレイ12の最下段右側には、クレジット表示エリア800が設けられ、プレーヤがクレジットしているメダル枚数が表示される。
次に、図1及び図2(A)、(B)を参照して、本実施の形態のポーカーゲームの役作りゲーム装置10の基本的な動作を説明する。まず、図1のメダル投入口25にプレーヤがメダルを投入すると、ディスプレイ12のクレジット表示エリア800に、プレーヤが投入したメダルの枚数がクレジットとして表示される。そして、プレーヤはクレジットとして表示されたメダル枚数の範囲内でベットボタン22を押下することにより、1回のゲームに賭けるメダルの枚数を決定する。本実施の形態では、1回のゲームに1〜5枚までのメダルをベットすることができる。
プレーヤがメダルを1枚ベットすると、図2(A)のように、4枚の開示トランプ210−1〜210−4がトランプの山200から開示図柄表示エリア210に配られるように表示される。そして、4枚の開示トランプ210−1〜210−4内には、開示トランプ図柄310−1〜310−4が、後述する抽選手段72によって抽選された上で表示される。
更に、完成トランプ表示エリア220に、第1の完成トランプ220−1が図柄を伏せて表示される。このとき、完成トランプ220−1の図柄も、後述する抽選手段72によって抽選される。
また、プレーヤがメダルを2枚ベットした場合には、第2の完成トランプ220−2が、3枚ベットすると更に第3の完成トランプ220−3が完成トランプ表示エリア220に追加して表示される。また、4枚ベットすると更に第4、5の完成トランプ220−4、220−5が、5枚ベットすると更に第6、7、8の完成トランプ220−6、220−7、220−8が表示される。このとき、完成トランプ220−1と同様に、完成トランプ220−2〜220−8の図柄も、後述する抽選手段72によって抽選される。
すると、プレーヤがベットしたメダルの枚数分だけ、クレジット表示エリア800からメダルの枚数が減少する。なお、マックスベットボタン23を押下すると、1回の押下で最大ベット枚数である5枚のメダルをベットすることができる。
プレーヤがベットするメダルの枚数を決定し、スタートボタン21を押下すると、図2(B)に示すように、完成トランプ表示エリア220に図柄を伏せて表示されていた第1の完成トランプ220−1がめくられて、完成図柄表示エリア230に第1の完成トランプ220−1の図柄(完成図柄)330−1が表示される。
ここで、プレーヤがメダルを2枚以上ベットしていた場合には、ベット枚数に応じた完成トランプ220−2〜220−8が一枚ずつめくられて、完成図柄表示エリア230に完成トランプ220−2〜220−8の図柄(完成図柄)330−2〜330−8が一枚ずつ順番に表示される。
こうして、4枚の開示図柄310−1〜310−4に対して、完成図柄330−1〜330−8を1枚ずつ組合せることによって、5枚のトランプ図柄の組合せを次々に完成させていく。このとき、完成したトランプ図柄の組合せにより所与の役が成立している場合には、役の種類に応じて、プレーヤに付与するメダル枚数がディスプレイ12に大きく表示され、当該メダル枚数がクレジット表示エリア800に追加される。
ここで、複数の完成図柄が組合され複数の役が成立している場合には、役の種類に応じてプレーヤに付与するメダル枚数の合計のメダル枚数がクレジット表示エリア800に追加される。一方、役が成立していない場合には、メダルは付与されない。
このように、プレーヤは1回のゲームごとにメダルをベットし、ディスプレイ12に表示される開示図柄310−1〜310−4を見てから追加ベットを行なうか否か判断しながら、クレジット表示エリア800のメダル枚数を増やしていくというゲームを行う。そして、プレーヤがメダル払出ボタン24を押下すると、クレジット表示エリア800に表示された枚数分のメダルがメダル払出口30に払い出され、プレーヤはこれを得ることができる。
特に、本実施の形態のポーカーゲームの役作りゲーム装置10では、既に表示されている4枚の開示図柄310−1〜310−4に対して、未だ表示されていない完成図柄が1枚ずつ組合されて、ポーカーゲームの役を成立させるか否かについてメダルをベット入力するという簡単なゲーム構成であるため、ポーカーに不慣れな人や小さな子供でもポーカーゲームの役作りゲームを楽しむことができる。
また、4枚の開示図柄310−1〜310−4に対して、メダルのベット枚数に応じた枚数の完成図柄330−1〜330−8を1枚ずつ組合せることによって、メダルのベット枚数に応じた組数の5枚のトランプ図柄の組合せを完成させていくので、メダルを多く賭ければ賭けるほど役成立の機会が多くなり、プレーヤのベット入力意欲を効果的に高めることができる。
また、5枚の手札のうち4枚の手札の図柄310−1〜310−4が開示された後に、メダルの追加ベット入力を行なうことができるので、プレーヤは役成立の期待度を知った上で、かかる期待度を反映して戦略的にベット入力を行なう面白さを堪能することができる。
2.本実施の形態の機能ブロックの構成
図3には、本実施の形態におけるポーカーゲームの役作りゲーム装置10の要部のブロック図の一例が示されている。本実施の形態のゲーム装置10は、表示部12と、音出力部14と、操作部20と、処理部70と、メダル検出部32と、メダル払出部34と、記憶部90と、情報記憶媒体92とを少なくとも含んで構成されている。
処理部70は、システム全体の制御、システム内の各ブロックへの命令の指示、画像処理又は音処理などの各処理を行なうものであり、その機能は、各種プロセッサ(CPU、DSPなど)、あるいはASIC(ゲートアレイなど)などのハードウエアや、所与のプログラムにより実現できる。
記憶部90は、処理部70などのワーク領域となるものであり、その機能はRAMなどのハードウエアにより実現できる。
情報記憶媒体92(コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体)は、プログラムやデータなどの情報を格納するものであり、その機能は、ハードディスク、メモリ(ROM)、光ディスク(CD、DVD)などのハードウエアにより実現できる。この情報記憶媒体92に格納される情報に基づいて、処理部70が本発明(本実施の形態)の種々の処理を行なう。すなわち、情報記憶媒体92には、本発明(本実施の形態)の手段(特に処理部70に含まれるブロック)を実行するための情報(プログラムあるいはデータ)が格納される。具体的には、表示手段に表示する図柄群のデータ(図柄情報)や、役を成立させる図柄の組合せのデータなど、処理部70が行う種々の処理のためのデータが設定記憶されている。
乱数テーブル群92aは、情報記憶媒体92に記憶されているデータテーブル群であって、抽選手段72が抽選処理を行なう際に使用する乱数が記憶されており、種々の抽選に対応する乱数テーブルが複数記憶されている。
なお、情報記憶媒体92に格納される情報の一部又は全部は、システムへの電源投入時等に記憶部90に転送されることになる。また情報記憶媒体92に記憶される情報は、本実施の形態の処理を行なうためのプログラムコード、画像データ、音データ、表示物の形状データ、テーブルデータ、リストデータ、本実施の形態の処理を指示するための情報、その指示に従って処理を行なうための情報等の少なくとも1つを含むものである。
表示部12は、本実施の形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、例えば液晶ディスプレイ、CRTディスプレイなどのハードウエアにより実現できる。
音出力部14は、本実施の形態により生成された音を出力するものであり、その機能は、例えばスピーカーなどのハードウエアにより実現できる。
次に、処理部70の詳細を説明する。処理部70は、抽選手段72、演算処理手段74、画像生成手段88、音生成手段89を含む。
抽選手段72は、メダルがクレジットされている状態で操作部20のベットボタン22が押下された場合等に、所与のルールに従って乱数テーブル群92aから乱数を取得して抽選処理を行なう。そして、その抽選結果を各手段74〜88へ提供する。
本実施の形態では、例えば、ディスプレイ12に表示される開示図柄310−1〜310−4及び完成図柄330−1〜330−8の内容、プレーヤに報酬を与える役が高確率で成立可能な図柄またはプレーヤに高報酬を与える役が成立可能な図柄を開示図柄として表示するか否か、抽選演出の種類、遊技イベントの発生有無等を抽選して決定する。例えば、表示する開示図柄310−1〜310−4の内容を抽選する場合には、乱数テーブル群92aから乱数を取得して抽選処理を行なう。
このとき、ゲーム装置の管理者が設定する抽選確率や、現在のメダル払出状況等に応じて、今回の抽選処理で使用する乱数テーブルを乱数テーブル群92aから選択できるように形成し、選択された乱数テーブルから乱数を取得して抽選処理を行なうようにしてもよい。
演算処理手段74は、入力受付手段75、表示制御手段76、役判別手段77、抽選確率設定手段78、遊技価値蓄積手段82、報酬演算手段84を含み、各種の演算処理を行なう。
入力受付手段75は、操作部20から入力された操作信号を受付け、他の各手段に伝達するための処理を行なう。具体的には、開示図柄310−1〜310−4が表示された後に、操作部20のベットボタン22からの操作信号を受付け、抽選手段72に伝達する処理等を行なう。
表示制御手段76は、表示部12に表示するゲーム画面の表示を制御する処理を行なう。具体的には、スタートボタン21等からの入力信号や、抽選手段72から提供される信号、記憶部90の保存データや情報記憶媒体92のプログラム等に基づいて、表示部12に表示するゲーム画面の表示を制御するための処理を行なう。例えば、図2(A)、(B)に示すように、ベットボタン22の押下に応じて開示図柄310−1〜310−4を表示したり、スタートボタン21の押下に応じて完成図柄330−1〜330−8の表示を制御するための処理を行なう。
役判別手段77は、4枚の開示図柄310−1〜310−4と1枚の完成図柄330−1〜330−8の組合せが、所与の役を成立させているか否か、更には、成立した役の種類を判別する処理を行なう。例えば、開示図柄表示エリア210と完成図柄表示エリア230に表示された5つの図柄の組合せを、記憶部90に記憶されている役を形成する図柄の組合せと照合する処理を行ない、表示された5つの図柄の組合せにより役が成立しているか否かを判別する。
更に、役判別手段77は、表示された4枚の開示図柄310−1〜310−4により成立し得る役の種類を判別し、当該役の種類をプレーヤが追加ベット入力を行なう前にプレーヤに告知するための処理を行なう。また、4枚の開示図柄310−1〜310−4と1枚の完成図柄330−1〜330−8の組合せにより成立した役の種類を判別し、当該役の種類をプレーヤに告知するための処理を行なう。そして、プレーヤへの役の種類の告知は、表示部12、音出力部14等を介して行なわれる。
抽選確率設定手段78は、抽選手段72が完成図柄抽選処理、開示図柄抽選処理、特殊抽選処理を行なう際の抽選確率を切替え設定するための処理を行なう。例えば、ゲーム状況や報酬の払出状況、オペレータの設定に応じて、抽選手段72が抽選の際に乱数を取得する乱数テーブルを乱数テーブル群92aから選択決定することにより、抽選確率を切替える。
遊技価値蓄積手段82は、プレーヤからベット入力されたメダル枚数の一部に相当するメダル枚数の値を、ベット入力ごとにストックする処理を行う。例えば、ベット入力されたメダル枚数の10%を蓄積メダル枚数として記憶部90に記憶する処理を行う。
報酬演算処理手段84は、抽選手段72による抽選結果、及び役判別手段77の判別結果に関連付けて、プレーヤに払い出すことができるメダル枚数の演算処理を行う。
画像生成手段88は、演算処理手段74の演算処理結果や情報記憶媒体92に記憶されたプログラム等に基づいて、抽選演出画像等の各種のゲーム画像を生成し、表示部12に出力する。
音生成手段89は、演算処理手段74の演算処理結果や情報記憶媒体92に記憶されたプログラム等に基づいて、抽選演出音やゲームガイド等の各種の音を生成し、音出力部14に出力する。
3.本実施の形態の処理の流れ
次に、図2(A)のゲーム画面の説明図と図4〜図6のフローチャートを用いて、基本的なゲーム処理の流れについて説明する。
まず、図4のステップS40において、画像生成手段88が、ディスプレイ12にトランプの山200、ガイドキャラクタ400、「まずは1ベット!」というゲームガイド500等を表示し、音生成手段89が、「まずは1ベット!」という音声案内をスピーカー14から出力し、メダルのベット入力を促す。
そして、ステップS42において、メダルがベットされないと判断すると(ステップS42のN)、ステップS40において、メダルのベット入力を促し続ける。一方、ステップS42において、メダルが1枚ベットされたと判断すると(ステップS42のY)、ステップS44において、抽選手段72が、4枚の開示図柄310−1〜310−4の抽選処理を行ない、表示制御手段76が、抽選結果に従って開示図柄310−1〜310−4を開示図柄表示エリア210に表示するための処理を行なう。
そして、ステップS46において、抽選手段72が、第1の完成図柄330−1の抽選処理を行ない、図柄を伏せた第1の完成トランプ220−1を完成トランプ表示エリア220に表示する。すると、ステップS48において、例えば「ダイヤのエースをひけばストレートフラッシュだ!」というゲームガイド500の表示とスピーカー14の音声によって、表示された4枚の開示図柄310−1〜310−4により成立可能な役の種類が告知される。更に、「5ベットで8枚ひけるぞ!」というゲームガイド500の表示とスピーカー14の音声により、メダルの追加ベット入力を促してもよい。
そして、図5のステップS50において、スタートボタン21が押下されないと判断すると(ステップS50のN)、ステップS52において、入力受付手段75が、メダルが2枚ベットされたか否か、すなわち追加ベットがあったか否か判断する。ここで、メダルが1枚追加ベットされており、合計2枚のメダルがベットされたと判断すると(ステップS52のY)、ステップS54において、第2の完成図柄330−2の抽選を行ない、表示制御手段76が、図柄を伏せた第2の完成トランプ220−2を完成トランプ表示エリア220に表示するための処理を行なう。
更に、ステップS58において、メダルが2枚追加ベットされ、合計3枚のメダルがベットされたと判断すると(ステップS58のY)、ステップS60において、第3の完成図柄330−3の抽選を行ない、図柄を伏せた第3の完成トランプ220−3を完成トランプ表示エリア220に表示する。
同様に、メダルが3枚追加ベットされ、合計4枚のメダルがベットされたと判断した場合には(ステップS64のY)、ステップS66において、第4、5の完成図柄330−4、5の抽選を行ない、図柄を伏せた第4、5の完成トランプ220−4、5を完成トランプ表示エリア220に表示する。また、メダルが5枚ベットされたと判断した場合には(ステップS70のY)、ステップS72において、第6、7、8の完成図柄330−6〜330−8の抽選を行ない、図柄を伏せた第6、7、8の完成トランプ220−6〜220−8を完成トランプ表示エリア220に表示する。
このように、開示図柄310−1〜310−4が表示された後にプレーヤが追加ベット入力を行うと、追加ベット入力したメダル枚数に応じた完成トランプが、図柄を伏せた形で完成トランプ表示エリア220に追加表示されていく。
そして、図5のステップS50において、メダルが1枚ベットされた状態でスタートボタン21が押下されたと判断すると(ステップS50のY)、図6のステップS74において、表示制御手段76が、開示図柄310−1〜310−4と第1の完成図柄330−1を組合せて5枚の手札を完成させる演出を表示するための処理を行なう。具体的には、図2(B)に示すように、ステップS46で完成トランプ表示エリア220に図柄を伏せて表示した第1の完成トランプ220−1を、図柄が表示されるようにめくられるようにして完成図柄表示エリア230に表示する演出を行なう。そして、ステップS46の抽選結果に従った第1の完成図柄330−1を表示する。
こうして、図6のステップS74において、4枚の開示図柄310−1〜310−4と第1の完成図柄330−1を組合せて5枚の手札を完成させる演出を行なうと、ステップS76において、役判別手段77が、完成された5枚の手札の図柄により役が成立したか否かを判断する。ここで、役が成立したと判断すると(ステップS76のY)、ステップS78において、表示制御手段76が、当選演出を表示するための処理を行なう。
ここで、当選演出として、役判別手段77の判別結果に基づき、表示部12と音出力部14によって、成立した役の種類をプレーヤに告知する演出を行なってもよい。例えば、図2(B)に示すように、「やった!ストレートフラッシュだ!」というゲームガイド500の表示とスピーカー14の音声により、成立した役の種類をプレーヤに告知する演出を行なってもよい。一方、役が成立しないと判断すると(ステップS76のN)、ステップS80において、表示制御手段76が、外れ演出を表示するための処理を行なう。
そして、ステップS82において、表示制御手段76が、まだ開示図柄と組合されていない完成図柄があるか否かを判断する。ここで、開示図柄と未だ組合されていない追加ベット分の完成図柄があると判断した場合には(ステップS82のY)、ステップS74に戻り、4枚の開示図柄310−1〜310−4と第2の完成図柄330−2を組合せて5枚の手札を完成させる演出を表示するための処理を行なう。そして、ステップS76からステップS82までの処理を繰り返す。
つまり、メダルが1枚追加ベットされ、合計2枚のメダルがベットされた場合には、ステップS74〜ステップS82までの処理が2回繰り返される。例えば、開示図柄310−1〜310−4と第1の完成図柄330−1を組合せる演出を行なった後に、更に開示図柄310−1〜310−4と第2の完成図柄330−2を組合せる演出を行なう。
同様に、メダルが2枚追加ベットされて合計3枚のメダルがベットされた場合には、ステップS74〜ステップS82までの処理が2回繰り返され、メダルが3枚追加ベットされて合計4枚のメダルがベットされた場合には、ステップS74〜ステップS82までの処理が5回繰り返され、メダルが4枚追加ベットされ、合計5枚のメダルがベットされた場合には、ステップS74〜ステップS82までの処理が8回繰り返される。こうして、プレーヤがベットしたメダル枚数に応じた数の完成図柄全てについて、4枚の開示図柄と組合せる演出を行なう。
なお、追加ベット入力がなされ複数の完成図柄の抽選処理が行なわれる場合には、それぞれの完成図柄抽選処理における役が成立する確率を異なるようにして、プレーヤがベットしたメダルに対するペイアウト率を調整してもよい。例えば、第2〜第8の完成図柄抽選処理における役が成立する抽選確率を、第1の完成図柄抽選処理における役が成立する抽選確率に比して次第に低くなっていくようにして、完成図柄の抽選回数が多いときでもプレーヤにメダルを払出しすぎないようにしてもよい。
また、この場合、ステップS74〜ステップS82の処理を、第2〜第8の完成図柄についてそのままの順番で組合せる演出を行なうと、それぞれの抽選確率を次第に低くしていることがプレーヤに明らかであるため、追加ベット入力を行なう意欲を減殺してしまう。そこで、開示図柄310−1〜310−4と第2〜第8の完成図柄を組合せる演出を行なう順番を、ランダムに行なうようにしてもよい。
一方、開示図柄と組合されていない完成図柄がないと判断した場合には(ステップS82のN)、ステップS84において、報酬演算手段84が、ステップS76における役成立の判別結果に基づき、プレーヤに与える報酬を演算決定する。ここで、報酬の演算は、役が複数成立している場合には、それぞれの役ごとの報酬を合計して行なう。そして、ステップS86において、表示制御手段76が、プレーヤが獲得した報酬をディスプレイ12に大きく表示し、ゲーム結果の演出を表示するための処理を行なう。
更に、ステップS88において、プレーヤに報酬が与えられたと判断した場合は(ステップS88のY)、ステップS90において、クレジット表示エリア800のクレジットの表示を増加する処理を行ない、ゲームオーバーとなる。一方、プレーヤに報酬が与えられていないと判断した場合は(ステップS88のN)、そのままゲームオーバーとなる。
このように、本実施の形態のポーカーゲームの役作りゲーム装置10は、既に表示されている4枚の開示図柄310−1〜310−4に対して、未だ表示されていない残り1枚の完成図柄が組合されて、ポーカーゲームの役を成立させるか否かについてメダルを追加ベット入力していくというゲーム構成となっている。従って、非常に簡単なゲーム構成であるため、ポーカーに不慣れな人や小さな子供でもポーカーゲームの役作りゲームを楽しむことができる。
また、本実施の形態のゲーム装置10では、5枚の手札のうち4枚の手札の図柄310−1〜310−4が開示された後に、メダルの追加ベット入力を行なうことができる。そして、ベットしたメダル枚数に応じた完成図柄を開示図柄と組合せることができるので、メダルを多くベットすればそれだけ完成される図柄の組合せも多くなり、役成立の機会が増す。よって、プレーヤは役成立の期待度を知った上で、かかる期待度を反映して戦略的にベット入力を行なうゲームを楽しむことができる。
更に、本実施の形態のゲーム装置10では、役が複数成立している場合には、成立した役それぞれについてプレーヤへの報酬が演算決定されるので、プレーヤが多くのメダルをベット入力すれば役が成立する機会も増え、報酬が与えられる機会も増える。従って、プレーヤのゲーム意欲をより効果的に高めることができる。
4.ゲーム内容の変形例
以上は、抽選手段72が、完成図柄抽選処理、開示図柄抽選処理を行なう形態を例に挙げて説明したが、プレーヤに報酬を与える役が高確率で成立可能な図柄及びプレーヤに高報酬を与える役が成立可能な図柄の少なくとも一方を開示図柄として表示するための特殊抽選処理を更に行なうようにしてもよい。
この場合、例えば、図6のステップS74で図柄の組合せ演出が行なわれる前に、すなわち第1〜第8の完成図柄抽選処理が行なわれた後に特殊抽選処理を行ない、当該特殊抽選処理が行なわれたゲームの次のゲームの4枚の開示図柄の表示に、当該特殊抽選処理の結果を反映するようにしてもよい。
具体的には、プレーヤに報酬を与える役が高確率で成立可能な開示図柄の組合せデータや、プレーヤに高報酬を与える役が成立可能な開示図柄の組合せデータ等の特殊な開示図柄の組合せデータが情報記憶媒体92に記憶されており、特殊抽選に当選した場合には次のゲームの開示図柄抽選処理において(図4のステップS44)、かかる特殊な開示図柄の組合せデータの中から4枚の開示図柄を抽選して表示する処理を行なう。すると、開示図柄を表示した際の役成立の可能性や高報酬獲得の可能性が高く見えるので、プレーヤの追加ベット入力の意欲を効果的に高めることができる。
ここで、特殊抽選に当選した場合には、次のゲームのベット待ち画面において(図4のステップS40)、メダルをベットすると表示される開示図柄が特殊な開示図柄の組合せであることを予告する演出を行なってもよい。
また、以上は、4枚の開示図柄に対して、完成図柄を1枚ずつ組合せることによって、5枚のトランプの図柄の組合せを完成させるゲーム装置を例に挙げて説明したが、例えば、3枚の開示図柄に対して、完成図柄を2枚ずつ組合せるようにしてもよいし、2枚の開示図柄に対して、完成図柄を3枚ずつ組合せるようにしてもよい。かかる変形例においては、開示図柄の枚数が少なくなった分、役成立を予測する困難性が増し、ゲームレベルが高いプレーヤをも満足させることもできる。
また、以上は、本発明をポーカーゲームの役作りゲーム装置に適用した例を用いて実施の形態を説明したが、本発明はポーカーゲームの役作りゲームに限らず、種々の図柄合わせゲームに適用することができる。例えば、トランプを用いたものの他、花札を用いたものであってもよいし、任意のキャラクタが描かれたトレーディングカードを用いたものであってもよい。
また、表示手段に所与の絵の左半分を構成する図柄と右半分を構成する図柄を表示し、表示された2枚の図柄を組合せて1枚の絵を完成させるゲーム装置であってもよい。
この場合、例えば、プレーヤからメダルがベットされると、開示図柄として絵の左半分を表示し、追加ベット入力を受付ける。次に、完成図柄として絵の右半分に何を表示するかという完成図柄抽選処理を、追加ベット入力されたメダル枚数に関連付けた回数行なう。そして、スタートボタン21が押下されると、完成図柄抽選処理の結果に従って絵の右半分(完成図柄)が絵の左半分(開示図柄)と組合されていく。そして、左右の図柄が合致して1枚の絵が完成すると、完成した絵の種類に応じたメダルが報酬としてプレーヤに付与される。
かかる構成を採用した場合、組合される図柄が1枚の絵の左半分と右半分であるので、1枚の絵が完成したか否か視覚的に非常に解りやすく、より小さな子供でも図柄合わせゲームを楽しむことができる。また、完成した絵の種類によって報酬が異なるので、高報酬が与えられる絵の左半分が表示されている場合には、多くのメダルをベットして絵が完成する機会を増やす等、戦略的なベット入力を楽しむこともできる。
5.他の実施の形態
以上は、本発明を業務用ゲームシステムとしてのゲーム装置に適用した実施の形態について説明したが、以下、他の実施の形態について説明する。
図7(A)に、本実施形態を家庭用のゲームシステムに適用した場合の例を示す。プレーヤはディスプレイ1200に映し出されたゲーム画像を見ながら、コントローラ1202、1204などを操作して本発明に係るゲームを楽しむ。この場合、上記格納プログラム(格納情報)は、本体システムに着脱自在な情報記憶媒体であるCD1206、或いはメモリカード1208、1209などに格納されている。
本実施の形態では、遊技価値には、ゲーム上の得点データなどが含まれる。また、与えられる報酬には、ゲーム上の得点データの他、電子マネー等の所与の交換価値を有するデータを含む。
図7(B)に、ホスト装置1300と、このホスト装置1300とネットワーク1302(LANのような小規模ネットワークや、インターネットのような広域ネットワーク)を介して接続される端末1304−1〜1304−n(ゲーム機、携帯電話)とを含むシステムに本実施形態を適用した場合の例を示す。この場合、上記格納プログラム(格納情報)は、例えばホスト装置1300が制御可能な磁気ディスク装置、磁気テープ装置、メモリなどの情報記憶媒体1306に格納されている。端末1304−1〜1304−nが、スタンドアロンでゲーム画像等を生成できるものである場合には、ホスト装置1300からは、ゲーム画像等を生成するためのゲームプログラム等が端末1304−1〜1304−nに配送される。一方、スタンドアロンで生成できない場合には、ホスト装置1300がゲーム画像等を生成し、これを端末1304−1〜1304−nに伝送し端末において出力することになる。
なお、図7(B)の構成の場合に、本実施形態の各部を、ホスト装置(サーバー)と端末とで分散して実現するようにしてもよい。また、本実施形態の各部を実現するための上記格納プログラム(格納情報)を、ホスト装置(サーバー)の情報記憶媒体と端末の情報記憶媒体に分散して格納するようにしてもよい。
またネットワークに接続する端末は、業務用ゲームシステム、家庭用ゲームシステムであってもよいし、携帯電話等の携帯用端末であってもよい。
なお、本発明(本実施の形態)の手段を実行するためのプログラムあるいはデータは、ホストコンピュータ(サーバ)が有する情報記憶媒体からネットワーク及び通信部を介して情報記憶媒体92に配信するようにしてもよい。このようなホストコンピュータ(サーバ)の情報記憶媒体の使用も本発明の範囲内に含まれる。
本実施形態をゲーム装置に適用した一例の正面図である。 図2(A)、(B)は本実施形態により生成されるゲーム画像の一例である。 本実施形態のゲームシステムの機能ブロック図の一例である。 本実施形態の処理の詳細例について示すフローチャートである。 本実施形態の処理の詳細例について示すフローチャートである。 本実施形態の処理の詳細例について示すフローチャートである。 図7(A)、(B)は、本実施形態が適用される種々の形態のシステムの例を示す図である。
符号の説明
12 表示部
20 操作部
70 処理部
72 抽選手段
74 演算処理手段

Claims (20)

  1. 記憶手段に記憶された図柄群から所与のルールに従って特定した複数の図柄を表示手段に表示し、表示された前記図柄の組合せにより所与の役を成立させるゲーム装置において、
    前記図柄の組合せの一部を構成する開示図柄を表示した後にプレーヤからの遊技価値のベット入力を受付ける入力受付手段と、
    前記ベット入力された遊技価値に関連付けて、前記開示図柄と組合されて前記図柄の組合せを完成させる完成図柄を前記記憶手段に記憶された図柄群から抽選して特定する完成図柄抽選処理を行なう抽選手段と、
    前記抽選の結果に従って前記完成図柄を前記表示手段に表示するための処理を行なう表示制御手段と、
    前記記憶手段に記憶された所与の役を形成する図柄の組合せデータに基づいて、前記完成された図柄の組合せが所与の役を成立させているか否かを判別するための処理を行なう役判別手段と、
    を含むことを特徴とするゲーム装置。
  2. 請求項1において、
    前記入力受付手段は、
    プレーヤからの遊技価値の第1のベット入力に応じて前記開示図柄を表示した後にプレーヤからの追加ベット入力としての第2のベット入力を受付け、
    前記抽選手段は、
    前記第1のベット入力に応じて前記完成図柄抽選処理を行ない、前記第2のベット入力により追加してベット入力された遊技価値に関連付けて前記完成図柄抽選処理を追加して行なうことを特徴とするゲーム装置。
  3. 請求項1、2のいずれかにおいて、
    前記抽選手段は、
    前記ベット入力された遊技価値に関連付けた回数の前記完成図柄抽選処理を行ない、
    前記役判別手段は、
    前記完成図柄抽選処理が複数回行なわれた場合には、各抽選処理ごとに完成された図柄の組合せがそれぞれ所与の役を成立させているか否かを判別するための処理を行なうことを特徴とするゲーム装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記役判別手段の判別結果に関連付けてプレーヤへの報酬を演算決定するための処理を行う報酬演算手段を更に含むことを特徴とするゲーム装置。
  5. 請求項4において、
    前記報酬演算手段は、
    前記完成図柄抽選処理が複数回行なわれ、複数の完成された前記図柄の組合せが所与の役を成立させている場合には、それぞれの図柄の組合せについての前記役判別手段の判別結果に関連付けてプレーヤへの報酬を演算決定するための処理を行うことを特徴とするゲーム装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記役判別手段は、
    前記表示した開示図柄により成立し得る役の種類及び前記成立した役の種類の少なくとも一方をプレーヤに告知するための処理を行なうことを特徴とするゲーム装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    前記抽選手段は、
    前記表示する開示図柄を前記記憶手段に記憶された図柄群から抽選して特定する開示図柄抽選処理を更に行なうことを特徴とするゲーム装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、
    前記抽選手段は、
    プレーヤに報酬を与える役が高確率で成立可能な図柄及びプレーヤに高報酬を与える役が成立可能な図柄の少なくとも一方を前記開示図柄として表示するための特殊抽選処理を更に行ない、
    前記特殊抽選が当選した場合には、前記特殊抽選処理の抽選結果に従って前記開示図柄を表示することを特徴とするゲーム装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、
    前記役が成立する抽選確率の切替設定処理を行なう抽選確率設定手段を更に含み、
    前記抽選手段は、
    前記抽選確率設定手段により設定された抽選確率に基づいて抽選処理を行なうことを特徴とするゲーム装置。
  10. 請求項9において、
    プレーヤがベット入力した遊技価値の一部に相当する遊技価値を蓄積する遊技価値蓄積手段を更に含み、
    前記抽選手段は、
    前記遊技価値蓄積手段によって蓄積された遊技価値に関連付けて前記役が成立する抽選確率を切替えて抽選処理を行なうことを特徴とするゲーム装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかにおいて、
    5枚のトランプ図柄の組合せの一部を構成する開示トランプ図柄と、前記開示トランプ図柄と組合されて5枚のトランプ図柄の組合せを完成させる完成トランプ図柄により、ポーカーゲームの役を成立させることを特徴とするゲーム装置。
  12. 記憶手段に記憶されたトランプ図柄群から所与のルールに従って特定した5枚のトランプ図柄を表示手段に表示し、表示された5枚のトランプ図柄の組合せによりポーカーゲームの役を成立させるゲーム装置において、
    前記5枚のトランプ図柄の組合せの一部を構成する開示トランプ図柄を表示した後にプレーヤからの遊技価値のベット入力を受付ける手段と、
    前記開示トランプ図柄と組合されて前記5枚のトランプ図柄の組合せを完成させる完成トランプ図柄を前記記憶手段に記憶されたトランプ図柄群から抽選して特定する完成図柄抽選処理を、前記ベット入力された遊技価値に関連付けた回数行なう抽選手段と、
    前記抽選の結果に従って前記完成トランプ図柄を前記表示手段に表示するための処理を行なう表示制御手段と、
    前記記憶手段に記憶された所与の役を形成する図柄の組合せデータに基づいて、各抽選処理ごとに完成された5枚のトランプ図柄の組合せがそれぞれ所与の役を成立させているか否か判別するための処理を行なう役判別手段と、
    前記役判別手段の判別結果に関連付けてプレーヤへの報酬を演算決定するための処理を行う報酬演算手段と、
    を含み、
    前記報酬演算手段は、
    前記完成図柄抽選処理が複数回行なわれ、複数の完成された前記図柄の組合せが所与の役を成立させている場合には、それぞれの図柄の組合せについての前記役判別手段の判別結果に関連付けてプレーヤへの報酬を演算決定するための処理を行うことを特徴とするゲーム装置。
  13. 記憶手段に記憶された図柄群から所与のルールに従って特定した複数の図柄を表示手段に表示し、表示された前記図柄の組合せにより所与の役を成立させるゲームを行なうようにコンピュータを制御するプログラムであって、
    前記図柄の組合せの一部を構成する開示図柄を表示した後にプレーヤからの遊技価値のベット入力を受付ける入力受付手段と、
    前記ベット入力された遊技価値に関連付けて、前記開示図柄と組合されて前記図柄の組合せを完成させる完成図柄を前記記憶手段に記憶された図柄群から抽選して特定する完成図柄抽選処理を行なう抽選手段と、
    前記抽選の結果に従って前記完成図柄を前記表示手段に表示するための処理を行なう表示制御手段と、
    前記記憶手段に記憶された所与の役を形成する図柄の組合せデータに基づいて、前記完成された図柄の組合せが所与の役を成立させているか否か判別するための処理を行なう役判別手段として、
    コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  14. 請求項13において、
    前記抽選手段は、
    前記ベット入力された遊技価値に関連付けた回数の前記完成図柄抽選処理を行ない、
    前記役判別手段は、
    前記完成図柄抽選処理が複数回行なわれた場合には、各抽選処理ごとに完成された図柄の組合せがそれぞれ所与の役を成立させているか否かを判別するための処理を行なうことを特徴とするプログラム。
  15. 請求項13、14のいずれかにおいて、
    前記入力受付手段は、
    プレーヤからの遊技価値の第1のベット入力に応じて前記開示図柄を表示した後にプレーヤからの追加ベット入力としての第2のベット入力を受付け、
    前記抽選手段は、
    前記第1のベット入力に応じて前記完成図柄抽選処理を行ない、前記第2のベット入力により追加ベット入力された遊技価値に関連付けて前記完成図柄抽選処理を追加して行なうことを特徴とするプログラム。
  16. 請求項13〜15のいずれかにおいて、
    前記役判別手段の判別結果に関連付けてプレーヤへの報酬を演算決定するための処理を行う報酬演算手段を更に含むことを特徴とするプログラム。
  17. 請求項16において、
    前記報酬演算手段は、
    前記完成図柄抽選処理が複数回行なわれ、複数の完成された前記図柄の組合せが所与の役を成立させている場合には、それぞれの図柄の組合せについての前記役判別手段の判別結果に関連付けてプレーヤへの報酬を演算決定するための処理を行うことを特徴とするプログラム。
  18. コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、請求項13〜17のいずれかのプログラムを記憶したことを特徴とする情報記憶媒体。
  19. 予め記憶された複数の図柄情報の中から抽選により選択された所定数の図柄情報が、図柄情報の所与の組合せに関する役成立条件を満たすか否かを判別し、この判別に基づいてプレーヤに対する報酬を決定するゲーム装置において、
    前記判別に必要な図柄情報の数よりも少ない数の図柄情報を予め記憶された図柄情報の中から選択する開示図柄抽選処理と、プレーヤがベットした遊技価値に応じた数の図柄情報を予め記憶された図柄情報の中から選択する完成図柄抽選処理とを行なう抽選手段と、
    前記開示図柄抽選処理により選択された全ての図柄情報と、前記完成図柄抽選処理により選択された各図柄情報との組合せが、前記役成立条件を満たすか否かを判別する役判別手段と、
    前記役判別手段により満たすと判別された図柄情報の組合せに応じて報酬を算出する報酬演算手段と、
    を含むことを特徴とするゲーム装置。
  20. 予め記憶された複数種の図柄の中から抽選により選択された所定数の図柄が所与の図柄の組合せと一致するか否かを判別し、この判別に基づいてプレーヤに対する報酬を決定するゲームを行なうようにコンピュータを制御するプログラムであって、
    前記判別に必要な図柄の数よりも少ない数の図柄を開示図柄として予め記憶された図柄の中から選択する開示図柄抽選処理と、プレーヤがベットした遊技価値に応じた数の図柄を完成図柄として予め記憶された図柄の中から選択する完成図柄抽選処理とを行なう抽選手段と、
    前記完成図柄毎に、前記開示図柄との組合せが所与の図柄の組合せと一致するか否かを判別する役判別手段と、
    前記役判別手段により一致すると判別された図柄の組合せに応じて報酬を算出する報酬演算手段として、
    コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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