JP2005051707A - 画像データ通信システム及び画像データ通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像の著しい乱れを目立たない程度まで抑えることのでき、かつ、オーバヘッド量をできるだけ少なく抑えることができる画像データ通信システムを提供する。
【解決手段】 複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置101と、この画像データ配信装置101から配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置109とを有する。画像データ配信装置101は、上記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを送信する機能を有する。画像データ受信装置109は、上記画像データ送信パケットとして受信される、上記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する機能を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、動画像データを配信、及び/又は、受信する、方法、装置及びシステムに関する。さらには、本発明は、そのような動画像データの配信、及び/又は、受信を行うためのプログラムに関する。
近年、動画像データを効率良く伝送する方法として、フレーム間予測に基づいた高能率圧縮による符号化データを伝送する種々の方法が用いられている。これらの伝送方法では、主に、時間的に前後のフレームから符号化画像を予測して得られた予測パラメータと予測残差画像データを符号化することで、時間方向の相関が高い動画像データの情報量の削減を可能にしている。また、予測残差画像データを変換符号化や量子化により高能率に圧縮符号化することで、少ない伝送帯域での動画像データ伝送を可能にしている。
上記の伝送方法の代表例として、MPEG(Moving Picture Experts Group)−1、MPEG−2、MPEG−4などの圧縮符号化方式を用いる方法がある。これらの圧縮符号化方式では、入力画像フレームをマクロブロックとよばれる一定サイズの矩形領域単位で動き補償によるフレーム間予測を行い、得られた動きベクトルと、予測残差画像データに2次元離散コサイン変換及び量子化を施して圧縮した信号データを可変長符号化する。
上述の動画像圧縮符号化情報を、パケット交換方式を利用したIP(Internet Protocol)ネットワークを介して配信する方法は多数ある。また、今後は、PHS(Personal Handyphone System)や携帯電話、又はこれらを通信手段として利用する携帯端末などよりなる移動局が、無線基地局と無線チャネルを介して接続される移動通信システムにおける動画像の配信へと展開していくことが考えられる。そのような通信システムの一例として、例えば、特許文献1には、画像データ、音声データ、付加データなど複数の情報を1つのパケットでまとめて伝送する、誤り訂正符号を用いた通信システムが提案されている。
特開2001−7775号公報
上述した動画像圧縮符号化情報を配信する従来の手法においては、誤り訂正符号を用いても復元不可能な長いバースト性を持った伝送データの誤りや伝送パケットの欠落が発生すると、受信側ではエラーが発生したフレームの画像データを正しく復号化できないため、画像の乱れが生じるという問題がある。特に、MPEG方式のような、フレーム間予測を利用した符号化方式では、一度発生した画像の乱れが後続フレームにも伝搬してしまうため、その問題は重大である。
また、画像データをパケット化して送信する場合、どうしてもパケットのヘッダなどのオーバヘッド量が増加するという問題がある。
なお、受信側での対策として、正しくデコードできた時間的に前後のフレームの画像や同一フレーム内の周囲の画像データから、誤りをなるべく目立たなくするような画像データを生成するエラーコンシールメント手法が知られているが、この手法を用いても復号化画像の乱れを除去することは不可能である。
本発明の目的は、上述した課題を解決し、画像の著しい乱れを目立たない程度まで抑えることのでき、かつ、オーバヘッド量をできるだけ少なく抑えることができる、画像データ通信システム、画像データ配信装置、画像データ受信装置、画像データ通信方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の画像データ通信システムは、複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置と、該画像データ配信装置から配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置とを有する画像データ通信システムであって、前記画像データ配信装置は、前記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを送信する画像データ送信手段を有し、前記画像データ受信装置は、前記画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する画像データ再構成手段を有することを特徴とする。
上記の構成によれば、複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成するようになっているため、あるパケットにデータ誤り又はパケット欠損が生じた場合は、そのパケットより前及び後に受信されるパケット中に必ず対応する画像データが存在する。よって、この対応する画像データによりデータ誤り又はパケット欠損が生じた画像データを補うことが可能である。また、複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容するため、パケットのヘッダのオーバヘッド量は、動画像データを別々にパケット化する場合に比べて少ない。
本発明の他の画像データ通信システムは、複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置と、該画像データ配信装置から配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置とを有する画像データ通信システムであって、前記画像データ配信装置は、前記複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを送信する画像データ送信手段を有し、前記画像データ受信装置は、前記複数の画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する画像データ再構成手段を有することを特徴とする。
上記の構成においても、複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成するようになっており、ある画像データ送信パケットにデータ誤り又はパケット欠損が生じた場合は、そのパケットより前及び後に受信される他の画像データ送信パケット中に必ず対応する画像データが存在する。よって、この対応する画像データによりデータ誤り又はパケット欠損が生じた画像データを補うことが可能である。また、複数の画像データ送信パケットの少なくとも1つは、同一パケット内に複数のブロックのデータを収容する構成になっているので、そのパケットのヘッダのオーバヘッド量は、パケットに1つのブロックしか収容しない場合に比べて少ない。
本発明の画像データ配信装置は、複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置であって、前記複数の同一動画像データを生成する画像データ生成手段と、前記画像データ生成手段にて生成された前記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを送信する画像データ送信手段とを有することを特徴とする。この構成によれば、上述した本発明の画像データ通信システムと同様な作用を奏する。
本発明の他の画像データ配信装置は、複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置であって、前記複数の同一動画像データを生成する画像データ生成手段と、前記画像データ生成手段にて生成された複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを送信する画像データ送信手段とを有することを特徴とする。この構成によれば、上述した本発明の他の画像データ通信システムと同様な作用を奏する。
本発明の画像データ受信装置は、画像データ配信装置から所定の時間差を付けて配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置であって、前記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内にまとめて収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを前記画像データ配信装置から受信する画像データ受信手段と、前記画像データ受信手段にて受信した画像データ送信パケットから前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを取り出して1つの動画像データに再構成する画像データ再構成手段とを有することを特徴とする。この構成によれば、上述した本発明の画像データ通信システムと同様な作用を奏する。
本発明の他の画像データ受信装置は、画像データ配信装置から所定の時間差を付けて配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置であって、前記複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを前記画像データ配信装置から受信する画像データ受信手段と、前記画像データ受信手段にて受信した複数の画像データ送信パケットから前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを取り出して1つの動画像データに再構成する画像データ再構成手段とを有することを特徴とする。この構成によれば、上述した本発明の他の画像データ通信システムと同様な作用を奏する。
本発明の画像データ通信方法は、複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置と、該画像データ配信装置から配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置とを有する通信システムにおいて行われる画像データ通信方法であって、前記画像データ配信装置が、前記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを前記画像データ受信装置に送信する第1のステップと、前記画像データ受信装置が、前記画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する第2のステップと含むことを特徴とする。この方法によれば、上述した本発明の画像データ通信システムと同様な作用を奏する。
本発明の他の画像データ通信方法は、複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置と、該画像データ配信装置から配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置とを有する通信システムにおいて行われる画像データ通信方法であって、前記画像データ配信装置が、前記複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを前記画像データ受信装置に送信する第1のステップと、前記画像データ受信装置が、前記複数の画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する第2のステップとを含むことを特徴とする。この方法によれば、上述した本発明の他の画像データ通信システムと同様な作用を奏する。
本発明のプログラムは、複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信するサーバと、該サーバから配信された複数の同一動画像データを受信するクライアント端末とを有する通信システムにおいて用いられるプログラムであって、前記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを前記画像データ受信装置に送信する処理を、前記サーバのコンピュータに実行させ、前記画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する処理を、前記クライアント端末のコンピュータに実行させることを特徴とする。この構成によれば、上述した本発明の画像データ通信システムと同様な作用を奏する。
本発明の他のプログラムは、複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信するサーバと、該サーバから配信された複数の同一動画像データを受信するクライアント端末とを有する通信システムにおいて用いられるプログラムであって、前記複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを前記クライアント端末に送信する処理を、前記サーバのコンピュータに実行させ、前記サーバから前記画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する処理を、前記クライアント端末のコンピュータに実行させることを特徴とする。この構成によれば、上述した本発明の他の画像データ通信システムと同様な作用を奏する。
本発明の他のプログラム複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信するサーバにおいて用いられるプログラムであって、前記複数の同一動画像データを生成する処理と、前記生成された複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを送信する処理とを、前記サーバのコンピュータに実行させることを特徴とする。この構成によれば、上述した本発明の画像データ通信システムと同様な作用を奏する。
本発明の他のプログラムは、複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信するサーバにおいて用いられるプログラムであって、前記複数の同一動画像データを生成する処理と、前記生成された複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを送信する処理とを、前記サーバのコンピュータに実行させることを特徴とする。この構成によれば、上述した本発明の他の画像データ通信システムと同様な作用を奏する。
本発明の他のプログラムは、サーバから所定の時間差を付けて配信された複数の同一動画像データを受信するクライアント端末において用いられるプログラムであって、前記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを前記サーバから受信する処理と、前記受信した画像データ送信パケットから前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを取り出して1つの動画像データに再構成する処理とを、前記クライアント端末のコンピュータに実行させることを特徴とする。この構成によれば、上述した本発明の画像データ通信システムと同様な作用を奏する。
本発明の他のプログラムは、サーバから所定の時間差を付けて配信された複数の同一動画像データを受信するクライアント端末において用いられるプログラムであって、前記複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを前記サーバから受信する処理と、前記受信した複数の画像データ送信パケットから前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを取り出して1つの動画像データに再構成する処理とを、前記クライアント端末のコンピュータに実行させることを特徴とする。この構成によれば、上述した本発明の他の画像データ通信システムと同様な作用を奏する。
以上説明したように、本発明の画像データ通信システム、画像データ配信装置、画像データ受信装置、画像データ通信方法、及びプログラムによれば、誤り訂正符号を用いても復元不可能な長いバースト性を持った伝送データの誤りや伝送パケットの欠落が発生しても、再構成により欠落データが補われるので、画質の乱れを最小限に抑えることができる、という効果を奏する。
加えて、1つのパケット内に複数の画像データを収容する分、パケットのオーバヘッド量を小さくすることができるという効果がある。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態である画像データ通信システムの主要部は、複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置と、該画像データ配信装置から配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置とから構成される。画像データ配信装置は、上記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを画像データ受信装置に送信する機能を有する。画像データ受信装置は、画像データ送信パケットとして受信される、上記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する機能を有する。この再構成により、誤り訂正符号を用いても復元不可能なほど長いバースト性を持った伝送データの誤りや伝送パケットの欠落を補うことができる。また、同一パケット内に複数の画像データを収容しているので、その分だけ、オーバヘッド量の削減を行うことが可能である。
以下に、本実施形態の画像データ通信システムの具体的な実施例を挙げる。
[第1の実施例]
図1に、本発明の第1の実施例である画像データ通信システムの概略構成を示す。この画像データ通信システムは、画像データ配信装置101と、この画像データ配信装置101とIP網が構築された伝送路108を介して相互通信可能に接続される画像データ受信装置109とからなる。
画像データ配信装置101は、1つの動画データから生成された複数の同一画像符号化データをそれらの間に所定の送信時間差を持たせた状態で所定長のブロック単位で同一のパケットにまとめて収容した画像データ送信パケットを画像データ受信装置109へ送信するものであって、その構成は、呼処理/配信設定送受信部102、受信状況報告受信部103、画像データ送信管理部104、画像データ蓄積/生成部105、画像データ送信部106、107からなる。
画像データ送信管理部104は、画像データ蓄積/生成部105に対して、1つの動画データから生成する同一画像符号化データの数及びその圧縮率を設定する。また、画像データ送信管理部104は、画像データ送信部106、107に対して、同一のパケットにまとめて収容される各画像符号化データのブロックの数及び画像データ送信パケットとして送信される各画像符号化データの間の送信時間差(後述する所定の送信時間差k、k’、j)を設定する。さらに、画像データ送信管理部104は、画像データ送信部106、107に対して、画像データ送信パケットを伝送路108上に送出させるにあたり、ルーティングの優先度や伝送路108の一部である無線伝送路における送信電力の制御情報を設定する。伝送路108上におけるルーティングの優先度及び無線伝送路上の送信電力の制御には、既存の手法が適用される。
画像データ蓄積/生成部105は、画像データ送信管理部104によって設定される同一画像符号化データの数及び圧縮率にしたがって、予め符号化された画像データを蓄積する、又は、リアルタイムで外部より供給される画像データを符号化、もしくは画像符号化データをトランスコードして複数の同一画像符号化データを生成する。符号化には、例えばMPEG方式に代表される高能率圧縮方式が用いられる。図1に示す例では、画像データ送信管理部104により同一画像符号化データの数として予め「2」が設定されており、画像データ蓄積/生成部105が、同一の画像符号化データ1、2を生成して画像符号化データ送信部106、107の両方に供給する状態が示されている。以降、説明を簡単化するために、画像データ蓄積/生成部105が画像符号化データ1、2を生成するものとして構成を説明する。
画像データ送信部106は、画像データ蓄積/生成部105から供給された同一の画像符号化データ1、2を、これらの間に所定の送信時間差kを生じる状態で所定長のブロック単位に1つのパケットに収容した画像データ送信パケットP1を画像データ受信装置109に送信する。同様に、画像データ送信部107は、画像データ蓄積/生成部105から供給された同一の画像符号化データ1、2を、これらの間に所定の送信時間差k’を生じる状態で所定長のブロック単位に1つのパケットに収容した画像データ送信パケットP2を画像データ受信装置109に送信する。これら画像符号化データ送信部106、107は、画像データ送信パケットP1、P2をそれぞれ異なるセッションで、かつ、セッション間で所定の送信時間差jを生じるように送信する。ここで、所定の送信時間差k、k’、Jは、いずれも画像データ送信管理部104によって設定されるであって、後述する再構成が可能な時間差であればどのような値が設定されてもよい。
上記の他、画像符号化データ送信部106、107は、画像データ受信装置109が、画像データ送信パケットP1、P2を受信した際に、重複する複数の画像データから必要なデータを選択することができるように、また、受信した画像データの順序が入れ替わっていても、正しく並び替えられるように、例えばRTP(Real-time Transport Protocol)ヘッダに相当する情報を付加する機能を有する。
呼処理/配信設定送受信部102は、画像データ受信装置109との間で呼処理を行うことにより、配信設定に関する情報を画像データ受信装置109に送信したり、画像データ受信装置109から配信設定の変更要求を受信したりする。ここで、配信設定とは、画像データ送信管理部104によって設定されるものであって、上述した同一画像符号化データの数及び圧縮率、同一パケットに収容する同一画像符号化データの数、所定の送信時間差k、k'、J、ルーティングの優先度、無線伝送路上の送信電力の制御情報及び、配信セッション数の少なくとも1つである。ここで、配信設定の値の少なくとも一部を、あらかじめ画像データ配信装置および画像データ受信装置の間で約束され、定められた値としてもよい。画像データ受信装置109から配信設定の変更要求は、呼処理/配信設定送受信部102から画像データ送信管理部104に供給され、画像データ送信管理部104がその要求に応じて配信設定を適宜変更する。なお、呼処理/配信設定送受信部102は、ウェブサーバとして動作し、画像データ受信装置109とHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)により配信設定に関する情報を通知してもよい。この場合、呼処理/配信設定送受信部102は独立した装置であってもよい。
呼処理/配信設定送受信部102は、画像データ受信装置109との間で呼処理を行うことにより、配信設定に関する情報を画像データ受信装置109に送信したり、画像データ受信装置109から配信設定の変更要求を受信したりする。ここで、配信設定とは、画像データ送信管理部104によって設定されるものであって、上述した同一画像符号化データの数及び圧縮率、同一パケットに収容する同一画像符号化データの数、所定の送信時間差k、k’、J、ルーティングの優先度及び無線伝送路上の送信電力の制御情報である。画像データ受信装置109から配信設定の変更要求は、呼処理/配信設定送受信部102から画像データ送信管理部104に供給され、画像データ送信管理部104がその要求に応じて配信設定を適宜変更する。なお、呼処理/配信設定送受信部102は、ウェブサーバとして動作し、画像データ受信装置109とHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)により配信設定に関する情報を通知してもよい。この場合、呼処理/配信設定送受信部102は独立した装置であってもよい。
受信状況報告受信部103は、画像データ受信装置109から、伝送データの誤りや伝送パケットの欠落の状況を示す受信状況報告を受信する。この受信した受信状況報告は画像データ送信管理部104に供給され、画像データ送信管理部104がその受信状況報告の内容に応じて配信設定を適宜変更する。
画像データ受信装置109は、呼処理/配信設定送受信部110、受信状況報告送信部111、画像データ受信部112、113、画像データバッファ/再構成部114、及びデコーダ115からなる。
呼処理/配信設定送受信部110は、画像データ配信装置101との間で呼処理を行うことにより、呼処理/配信設定送受信部102から現在の配信設定に関する情報を受信し、その受信した配信設定の情報を画像データ受信部112、113及び画像データバッファ/再構成部114に供給する。この他、呼処理/配信設定送受信部110は、当該画像データ受信装置109上で利用者が必要に応じて配信設定を変更するための所定の入力操作を行うと、配信設定を変更する旨の要求を呼処理により画像データ配信装置101に対して送信する。
画像データ受信部112は、画像データ送信部106から送出された画像データ送信パケットP1を受信するものであって、受信した画像データ送信パケットP1に伝送データの誤りや伝送パケットの欠落がどのくらい発生しているかなどの受信状況を、その画像データ送信パケットP1のヘッダ情報及び呼処理/配信設定送受信部110から供給される配信設定の情報に基づいて判断し、その判断結果を受信状況報告送信部111に供給する。受信した画像データ送信パケットP1は、画像データバッファ/再構成部114に供給される。
画像データ受信部113は、画像データ送信部107から送出された画像データ送信パケットP2を受信するものであって、受信した画像データ送信パケットP2に伝送データの誤りや伝送パケットの欠落がどのくらい発生しているかなどの受信状況を、その画像データ送信パケットP2のヘッダ情報及び呼処理/配信設定送受信部110から供給される配信設定の情報に基づいて判断し、その判断結果を受信状況報告送信部111に供給する。受信した画像データ送信パケットP2は、画像データバッファ/再構成部114に供給される。
受信状況報告送信部111は、画像データ受信部112、113から供給される受信状況を画像データ配信装置101に報告する。このような報告としては、例えばRTCP(RTP Control Protocol)のRR(Receiver Report)に相当する受信状況報告を適用することが可能である。
画像データバッファ/再構成部114は、画像データ受信部112、113から供給される画像データ送信パケットP1、P2から、それらのヘッダ情報及び呼処理/配信設定送受信部110から供給される配信設定の情報に基づいて必要なデータを選択して1つの画像符号化データに再構成し、該再構成した画像符号化データをデコーダ115に供給する。デコーダ115は、既存のデコーダであって、画像データバッファ/再構成部114にて再構成された画像符号化データを復号化する。なお、画像データ送信パケットP1、P2にはそれぞれ画像符号化データ1、2が含まれているが、再構成により、1つの画像符号化データが復号化されることになるので、デコーダ115の復号化処理への負担が増加することはない。
次に、上述した本実施例の画像データ通信システムの動作を具体的に説明する。
(1)画像データ配信動作(基本動作)
(1a)画像データ配信装置101の動作
予め配信設定の情報として、1つの動画データから生成する同一画像符号化データの数「2」、同一のパケットにまとめて収容される各画像符号化データのブロックの数「2×1」(これは2つの画像符号化データからそれぞれ1つのブロックを取り出して1つのパケット内に収容することを意味する)、画像データ送信部106にて同一のパケットに収容される各画像符号化データのブロックの間の送信時間差「k」、画像データ送信部107にて同一のパケットに収容される各画像符号化データのブロックの間の送信時間差「k’」、セッション間での送信時間差「j」が与えられているものとする。また、これ以外の配信設定の情報(圧縮率、ルーティングの優先度及び無線伝送路上の送信電力の制御情報)はすべて「既定値」で与えられているものとする。
画像データ配信装置101では、まず、画像データ送信管理部104が、画像データ蓄積/生成部105に対して、同一画像符号化データの数として「2」、圧縮率として「既定値」を設定するとともに、画像データ送信部106、107に対して、送信時間差として「k」、「k’」、「j」、各画像符号化データのブロックの数として「2×1」、ルーティングの優先度及び無線伝送路上の送信電力の制御情報として「規定値」を設定する。この画像データ送信管理部104による配信設定の情報は、呼処理/配信設定送受信部102によって画像データ受信装置109に送られる。
画像データ送信管理部104による配信設定が行われると、画像データ蓄積/生成部105では、同一の動画データから2つの画像符号化データ1、2が生成される。これら画像符号化データ1、2は、画像データ送信部106、107の両方に供給される。
画像データ送信部106は、画像データ蓄積/生成部105から供給された画像符号化データ1、2をそれぞれ所定長のブロックに区切り、画像符号化データ1のブロックと画像符号化データ2のブロックとを1対1で、かつ、互いの間に送信時間差kを生じる組み合せで分け、各組み合わせ毎に1つのパケットに収容し、これを画像データ送信パケットP1として伝送路108上に送出する。これと同様にして、画像データ送信部107は、画像データ蓄積/生成部105から供給された画像符号化データ1、2をそれぞれ所定長のブロックに区切り、画像符号化データ1のブロックと画像符号化データ2のブロックとを1対1で、かつ、互いの間に送信時間差k’を生じる組み合せで分け、各組み合わせ毎に1つのパケットに収容し、これを画像データ送信パケットP2として伝送路108上に送出する。
画像データ送信パケットP1、P2の送出にあたり、画像データ送信部106、107は、画像データ送信パケットP1、P2をそれぞれ異なるセッションで、かつ、セッション間で送信時間差jが生じるように送信する。さらに、画像データ送信部106、107は、各パケットのヘッド情報として、ルーティングの優先度及び無線伝送路上の送信電力の制御情報(「規定値」)や画像データ受信装置109における再構成及び受信状況の判断に必要な情報を付加する。
画像データ送信部106、107から送信される画像データ送信パケットP1、P2の一例として、図2に、RTP及びUDP(User Datagram Protocol)を用いて配信する場合のパケットフォーマットを示す。
図2には、時刻tにおいて画像データ送信部106、107から送信される画像データ送信パケットP1(t)、P2(t)が示されている。画像データ送信パケットP1(t)、P2(t)はともに、ヘッダ部とペイロード部から構成されている。ヘッダ部はIPヘッダ、UDPヘッダ、RTPヘッダに分かれている。画像データ送信パケットP1(t)のRTPペイロード部には、画像符号化データ1のブロックDA(t’)と画像符号化データ2のDB(t’−k)が格納されており、それぞれのブロックの先頭には再同期マーカが付与されている。画像データ送信パケットP2(t)のRTPペイロード部には、画像符号化データ1のブロックDA(t’−j)と画像符号化データ2のDB(t’−j−k’)が格納されており、それぞれのブロックの先頭には再同期マーカが付与されている。ここで、「t’」はそれぞれのブロックの画像データの生成時刻を示す。再同期マーカは、例えばMPEG−4符号化方式での再同期マーカ、又はこれに相当するマーカである。
図2に示したようなパケットの構成を適用する場合、複数の画像データを同一のRTPパケットにパケット化するため、「(1パケットに含める画像データ数−1)×2」個分のRTP/UDP/IPヘッダに要するオーバヘッド量の削減が可能となる。
また、パケットの欠落あるいは伝送データの誤りが生じた場合には、その欠落又は誤りを生じたデータを他のパケットから取得することができる。以下に、その原理を具体的に説明する。
図3に、図2に示した画像データ送信パケットP1(t)、P2(t)に格納されているブロックDA(t’)、DA(t’−j)、DB(t’−k)、DB(t’−j−k’)の関係を模式的に示す。この例は、画像符号化データ1がその生成時刻順にDA1〜DAnのブロックに区切られ、画像符号化データ2がその生成時刻順にDB1〜DBnのブロックに区切られてパケット化される様子を示したものであって、送信時間差jを8ブロックに相当する時間差、送信時間差kを7ブロックに相当する時間差、送信時間差k’を6ブロックに相当する時間差としてある。ブロックDA1〜DAnは、それぞれDB1〜DBnに対応しており、対応するブロックは同じ画像符号化データを含む。
上記の図3の関係から分かるように、画像データ送信パケットP1(t)のペイロードには、ブロックDA(t’)として時刻t’に生成された画像符号化データ1を含むブロックDAnが格納され、DB(t’−k)として時刻(t’−k)に生成された画像符号化データ2を含むブロックDBn-7が格納される。ここで、ブロックDBn-7は、ブロックDAnより7ブロック前のブロックDAn-7と同じ画像データを含む。一方、画像データ送信パケットP2(t)のペイロードには、ブロックDA(t’−j)として時刻(t’−j)に生成された画像符号化データ1を含むブロックDAn-8が格納され、DB(t’−j−k’)として時刻(t’−j−k’)に生成された画像符号化データ2を含むブロックDBn-14が格納される。ここで、ブロックDBn-14は、ブロックDAnより14ブロック前のブロックDAn-14と同じ画像データを含む。
上記の関係から分かるように、画像データ送信パケットP1(t)では、ブロックDAn(ブロックDBnと同じ画像データを含む)とブロックDBn-7(ブロックDAn-7と同じ画像データを含む)が送信される。すなわち、画像データ送信パケットP1では、画像符号化データ1,2が互いに送信時間差k(7ブロックに相当する)を持つ状態で送信される。他方、画像データ送信パケットP2(t)では、ブロックDAn-8(ブロックDBn-8と同じ画像データを含む)とブロックDBn-14(ブロックDAn-14と同じ画像データを含む)が送信される。すなわち、画像データ送信パケットP2では、画像符号化データ1,2が互いに送信時間差k’(6ブロックに相当する)を持つ状態で送信される。
仮に、画像データ送信パケットP1(t)が欠落した場合は、図4に示すように、画像データ送信パケットP1(t−7)に、ブロックDAn-7(ブロックDBn-7と同じ画像データを含む)とブロックDBn-14が格納されており、画像データ送信パケットP1(t+7)に、ブロックDAn+7とブロックDBn(ブロックDAnと同じ画像データを含む)が格納されていることから、これらから欠落したパケットのブロックDAn、ブロックDBn-7に関する画像データを補うことができる。
また、図5に示すように、画像データ送信パケットP2(t+7)には、ブロックDAn-1とブロックDBn-7が格納されており、画像データ送信パケットP2(t+8)には、ブロックDAnとブロックDBn-6が格納されていることから、これらからも欠落したパケットのブロックDAn、ブロックDBn-7に関する画像データを補うことができる。さらに、画像データ送信パケットP2(t+1)には、ブロックDAn-7(ブロックDBn-7と同じ画像データを含む)とブロックDBn-13が格納されており、画像データ送信パケットP2(t+14)には、ブロックDAn+6とブロックDBn(ブロックDAnと同じ画像データを含む)が格納されていることから、これらからも欠落したパケットのブロックDAn、ブロックDBn-7に関する画像データを補うことができる。
上述の図2に示したパケットフォーマットの他、図6及び図7に示すようなパケットフォーマットも用いることができる。
図6に示す例では、画像データ送信パケットP1(t)、P2(t)はともに2つの画像符号化データ1、2をそれぞれRTPパケット化し、2つのRTPパケットを1つのUDPパケットにまとめた構成になっている。このようなパケットを用いて場合も、図2に示したものと同様、「(1パケットに含める画像データ数−1)×2」個分のUDP/IPヘッダに要するオーバヘッド量の削減が可能となる。
図7に示す例では、画像データ送信パケットP1(t)、P2(t)はともに2つの画像符号化データ1、2をそれぞれRTPパケット化し、両RTPパケット間に、所定の区切りマーカを挟んで1つのUDPパケットにまとめた構成になっている。区切りマーカは、RTPヘッダ内及び画像データに発生し得ないビットパターンのうち最短のものである。このようなパケットを用いた場合は、最低限の区切りマーカの追加で、同様に「((1パケットに含める画像データ数−1)×2)個分のUDP/IPヘッダに要するオーバヘッド−(区切りマーカ量)」の削減が可能となる。
(1b)画像データ受信装置109の動作
画像データ受信装置109では、まず、呼処理/配信設定送受信部110が、呼処理/配信設定送受信部102から画像データ送信管理部104による配信設定の情報を受信し、それを画像データ受信部112、113及び画像データバッファ/再構成部114に供給する。その後、画像データ送信部106から送信された画像データ送信パケットP1が画像データ受信部112にて受信されるとともに、画像データ送信部107から送信された画像データ送信パケットP2が画像データ受信部113にて受信される。
画像データ受信部112は、画像データ送信パケットP1の受信状況を調べて、その結果を受信状況報告送信部111に供給すると同時に、受信した画像データ送信パケットP1を画像データバッファ/再構成部114に供給する。画像データ受信部113は、画像データ送信パケットP2の受信状況を調べて、その結果を受信状況報告送信部111に供給すると同時に、受信した画像データ送信パケットP2を画像データバッファ/再構成部114に供給する。
画像データ受信部112、113から受信状況が供給された受信状況報告送信部111は、その供給された受信状況に基づく報告を画像データ配信装置101に送信する。この受信状況の送信を受けて後述する配信設定の変更動作が行われる。
画像データバッファ/再構成部114は、画像データ受信部112、113から供給された画像データ送信パケットP1、P2を一旦、バッファに格納する。そして、その格納した画像データ送信パケットP1、P2とそれまでに格納してあった過去の画像データ送信パケットP1、P2とに含まれている重複する画像符号化データから必要なデータを選択して1つの画像符号化データに再構成し、それをデコーダ115に供給する。デコーダ115では、画像データバッファ/再構成部114から供給される再構成された1つの画像データが順次復号化される。
画像データバッファ/再構成部114による再構成の処理について、上述した図2、図6及び図7に示した画像データ送信パケットを例に簡単に説明する。
図2に示したような画像データ送信パケットP1、P2を受信した場合は、各画像データ送信パケットP1、P2として受信される画像符号化データ1、2が順次バッファに格納される。バッファへの格納を行うにあたって、各画像データ送信パケットP1、P2について、パケット中のRTPペイロードを、再同期マーカで区切って2つの画像符号化データ1、2に分ける。次いで、2つに分けた画像符号化データ1、2について、RTPヘッダ情報及び呼処理/配信設定送受信部111により供給された配信設定の情報(k、k’、J)を用いて正しい生成時刻t’を判断する。そして、その判断した生成時刻に基づいて、バッファに格納された画像符号化データ1,2の重複する画像データを調べる。重複する画像データがあった場合は、さらに、受信したセッション情報及びRTPヘッダ情報ならびに呼処理/配信設定送受信部111により供給された配信設定の情報(圧縮率情報)に基づいて、重複する画像データから1つの画像データを選択して再構成を行う。
図6に示したようなパケットで画像符号化データ1、2を受信した場合も、各画像データ送信パケットP1、P2として受信される画像符号化データ1、2が順次をバッファに格納される。バッファへの格納を行うにあたって、各画像データ送信パケットP1、P2について、パケット中のUDPペイロード部の再同期マーカを探し、再同期マーカからRTPヘッダ分だけ前の位置で2つのRTPパケットに分ける。これら2つのRTPパケットの一方には画像符号化データ1が、他方には画像符号化データ2が含まれている。こうして分けた画像符号化データ1、2について、それぞれのRTPヘッダ情報に基づいて、バッファに格納されたデータに重複する画像データがあるかどうかを調べる。重複する画像データがあった場合は、上記図2に示したパケットの場合と同様にして重複する画像データから1つの画像データを選択して再構成を行う。
図7に示したようなパケットで画像符号化データ1、2を受信した場合も、各画像データ送信パケットP1、P2として受信される画像符号化データ1、2が順次バッファに格納される。バッファへの格納を行うにあたって、各画像データ送信パケットP1、P2について、パケット中の区切りマーカを探して2つのRTPパケットに分ける。これら2つのRTPパケットの一方には画像符号化データ1が、他方には画像符号化データ2が含まれている。こうして分けた画像符号化データ1、2について、それぞれのRTPヘッダ情報に基づいて、バッファに格納されたデータに過去に重複する画像データがあるかどうかを調べる。重複する画像データがあった場合は、上記図2に示したパケットの場合と同様にして重複する画像データから1つの画像データを選択して再構成を行う。
もし、伝送路108にてパケット内部のデータに誤りを生じ、又は、パケット自体が欠落した場合は、図4及び図5に示したように、既に受信されたパケット又はこれから受信するパケットに、データ誤り又はパケット欠落を生じた画像データに対応する画像データが必ず含まれているので、その対応する画像データでデータ誤り又はパケット欠落を補うことができる。
(2)配信設定の変更
(2a)受信状況に応じた配信設定の自動変更
画像データ配信装置101では、受信状況報告受信部102が、画像データ受信装置109の受信状況報告送信部111から送信された受信状況報告を受信する。受信状況報告受信部102は、受信状況報告を受信すると、その内容を画像データ送信管理部104に供給し、データ送信管理部104が、その供給された受信状況内容に応じて配信設定を以下のように変更する。
例えば、画像データ受信装置109でのパケット損失率が高くなった旨を示す受信状況報告を受け取った場合は、画像データ送信管理部104は、
(a1)送信する画像データの圧縮率を高くする。
(a2)その圧縮率を高くした分だけ送信する画像データの数を増やす。
(a3)送信時間差j、k、k’の少なくとも1つの値を大きくする。
(a4)伝送路108上でのルーティングの優先度を高くする。
(a5)無線伝送路の送信電力を高くする。
といった設定変更を適宜行う。
反対に、画像データ受信装置109でのパケット損失率が低くなった旨を示す受信状況報告を受け取った場合は、画像データ送信管理部104は、
(b1)送信する画像データの圧縮率を低くする。
(b2)伝送路108上でのルーティングの優先度を低くする。
(b3)無線伝送路の送信電力を低くする。
といった設定変更を適宜行う。あるいは、画像データ受信装置109が、受信状況に応じて、画像データ配信装置101に、配信設定を以上のように変更するよう、自動的に要求する方法を備えていてもよい。なお、上述した設定変更は、画像データの配信中も行うことが可能である。
(2b)利用者による配信設定の変更
利用者は、画像データ受信装置109上で、入力部(キーボードなど)を用いて任意に配信設定を変更することが可能である。例えば、デコーダ115にて復号された画像データが不図示の表示装置上に表示されるような場合で、利用者は、その表示された画像にパケット損失などによる乱れが生じた場合は、パケット損失率が低くなるような設定変更要求を入力する。こうして入力された設定変更要求は、呼処理/配信設定送受信部110から画像データ配信装置101の呼処理/配信設定送受信部102へ送られる。
呼処理/配信設定送受信部102は、設定変更要求を受け取ると、それを画像データ送信管理部104に渡す。画像データ送信管理部104は、設定変更要求を受け取ると、上述した(a1)〜(a5)の設定変更を適宜行う。
(3)トラヒックの設定
トラフィックが多くなる、すなわち一定時間に流れるデータ量が多くなると、画像データの遅延や損失の可能性が高くなる。このように画像データ伝送に使用することのできる伝送帯域と画質との間にはトレードオフの関係がある。システム管理者は、画像データ配信装置101上で所定の入力操作を行うことで、そのような伝送帯域と画質とのトレードオフを任意に設定することができる。具体的には、画像データ送信部106から送信される画像データに比べて、画像データ送信部107から送信される画像データの圧縮率を高く、及び/又は、伝送路108での優先度を低く、及び/又は、無線伝送路での送信電力を低く、及び/又は、配信セッション数を減らす、といった設定を行うことができ、画像データ送信管理部104は、その設定に従って制御情報の設定を行う。これにより、伝送路108でのトラヒックに合わせた画像品質の安定化を図ることが可能である。
以上説明した本実施例の画像データ通信システムは、本発明の一例であり、その構成は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、図1に示したシステム構成において、画像データ送信部及び画像データ受信部からなるパケット送受信部は2つ設けられているが、これを1つ、又は3つ以上の構成としてもよい。また、画像データ送受信部の個数が同一でなくてもよく、画像データ配信装置により、画像データ送信部の個数が異なる、及び/又は、画像データ受信装置により、画像データ受信部の個数が異なっていてもよい。
さらに、画像データ蓄積/生成部105から画像データ送信部に供給される画像符号化データの数は3つ以上であってもよい。例えば、3つの画像符号化データを画像データ送信部に供給する場合は、画像データ送信管理部104は、画像データ蓄積/生成部105に対して同一画像符号化データの数として「3」を設定し、画像データ送信部106、107に対して、各画像符号化データのブロックの数として例えば「3×1」を設定する。
また、図1に示した例では、各画像符号化データのブロックの数は「2×1」としているが、各画像符号化データからそれぞれn個のブロックを取り出して格納することも可能である。具体的には、図6及び図7に示したパケット構成を適用する場合において、画像データ送信パケットP1の1つのパケット内に、画像符号化データ1から所定の送信時間差を有する複数のブロックDAを収容し、画像符号化データ2からそれらブロックDAのそれぞれとの間に所定の送信時間差を有する複数のブロックDBを収容するようにしてもよい。なお、図2に示したパケット構成では、各ブロックDA、DBの先頭にRTPヘッダがないため、各画像符号化データからはそれぞれ1つのブロックしか格納することはできない。
さらに、伝送路108を複数とし、呼処理/配信設定情報の送受信、複数の画像データ送信パケットのそれぞれの送受信、及び受信状況報告の送受信のうち少なくとも1つ、もしくはそれぞれを、異なった伝送路により伝送することも可能である。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態である画像データ通信システムの主要部は、複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置と、該画像データ配信装置から配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置とから構成される。画像データ配信装置は、上記複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、それら同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを画像データ受信装置に送信する機能を有する。画像データ受信装置は、上記複数の画像データ送信パケットとして受信される、上記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する機能を有する。この再構成によっても、誤り訂正符号を用いても復元不可能なほど長いバースト性を持った伝送データの誤りや伝送パケットの欠落を補うことができる。また、同一パケット内に複数の画像データを収容しているので、その分だけ、オーバヘッド量の削減を行うことも可能である。
以下に、本実施形態の画像データ通信システムの具体的な実施例を挙げる。
(第2の実施例)
図8に、本発明の第2の実施例である画像データ通信システムの概略構成を示す。この画像データ通信システムは、画像データ配信装置501と、この画像データ配信装置501とIP網が構築された伝送路508を介して相互通信可能に接続される画像データ受信装置509とからなる。
画像データ配信装置501は、1つの動画データから生成された複数の同一画像符号化データをそれぞれの間の送信タイミングに所定の時間差が生じる状態で、所定長のブロック単位で別々のパケットに収容した複数の画像データ送信パケットを画像データ受信装置109へ送信するものであって、その構成は、呼処理/配信設定送受信部502、受信状況報告受信部503、画像データ送信管理部504、画像データ蓄積/生成部505、画像データ送信部506、507からなる。この画像データ配信装置501の各構成部は、画像データ送信管理部504、画像データ蓄積/生成部505及び画像データ送信部506、507におけるパケット化の動作が異なる以外は、基本的には、図1に示した画像データ配信装置101と同じものである。以下、同じ動作を行う部分についての説明は省略し、異なる部分のみを具体的に説明する。
画像データ送信管理部504は、画像データ蓄積/生成部505に対して、1つの動画データから生成する同一画像符号化データの数及びその圧縮率を設定する。また、画像データ送信管理部504は、各画像データ送信部506、507から画像データ送信パケットとして送信される各画像符号化データの間の送信時間差(後述する所定の送信時間差k)を設定するとともに、画像データ送信部507に対して、1つのパケットにまとめて収容される画像符号化データのブロックの数を設定する。さらに、画像データ送信管理部504は、画像データ送信部506、507に対して、画像データ送信パケットを伝送路508上に送出させるにあたり、ルーティングの優先度や伝送路508の一部である無線伝送路における送信電力の制御情報を設定する。伝送路508上におけるルーティングの優先度及び無線伝送路上の送信電力の制御には、既存の手法が適用される。
画像データ蓄積/生成部505は、画像データ送信管理部504によって設定される同一画像符号化データの数及び圧縮率にしたがって、予め蓄積しておいた画像データを符号化し、又は、リアルタイムで外部より供給される画像データを符号化して複数の同一画像符号化データを生成する。符号化には、例えばMPEG方式に代表される高能率圧縮方式が用いられる。図8に示す例では、画像データ送信管理部504により同一画像符号化データの数として予め「2」が設定されており、画像データ蓄積/生成部505が、同一の画像符号化データ1、2を生成してそれぞれ画像符号化データ送信部506、507に供給する状態が示されている。以降、説明を簡単化するために、画像データ蓄積/生成部505が画像符号化データ1、2を生成するものとして構成を説明する。
画像データ送信部506は、画像データ蓄積/生成部505から供給された画像符号化データ1を所定長のブロック単位に1つのパケットに収容した画像データ送信パケットP1を画像データ受信装置509に送信する。同様に、画像データ送信部507は、画像データ蓄積/生成部505から供給された画像符号化データ2を所定長のブロック単位に区切り、複数のブロックを1つのパケットに収容した画像データ送信パケットP2を画像データ受信装置509に送信する。これら画像符号化データ送信部506、507は、画像データ送信パケットP1、P2をそれぞれ異なるセッションで、かつ、セッション間で所定の送信時間差kを生じるように送信する。ここで、所定の送信時間差kは、画像データ送信管理部504によって設定されるであって、後述する再構成が可能な時間差であればどのような値が設定されてもよい。
上記の他、画像符号化データ送信部506、507は、画像データ受信装置509が、画像データ送信パケットP1、P2を受信した際に、重複する複数の画像データから必要なデータを選択することができるように、また、受信した画像データの順序が入れ替わっていても、正しく並び替えられるように、例えばRTPヘッダに相当する情報を付加する機能を有する。
上記の他、画像符号化データ送信部506、507は、画像データ受信装置509が、画像データ送信パケットP1、P2を受信した際に、重複する複数の画像データから必要なデータを選択することができるように、また、受信した画像データの順序が入れ替わっていても、正しく並び替えられるように、RTPに相当する情報(例えばRTPヘッダ)を付加する機能を有する。
画像データ受信装置509は、呼処理/配信設定送受信部510、受信状況報告送信部511、画像データ受信部512、513、画像データバッファ/再構成部514、及びデコーダ515からなる。この画像データ受信装置509は、画像データ受信部512で受信される画像データ送信パケットP1と、画像データ受信部513で受信される画像データ送信パケットP2とから再構成が行われる点が異なる以外は、基本的には、図1に示した画像データ受信装置109と同じものである。
次に、上述した本実施例の画像データ通信システムの動作を具体的に説明する。まず、画像データ配信動作(基本動作)として、画像データ配信装置501の動作を説明する。
予め配信設定の情報として、1つの動画データから生成する同一画像符号化データの数「2」、画像データ送信パケットP1の1つのパケット内に収容される画像符号化データのブロックの数「1」、画像データ送信パケットP2の1つのパケット内に収容される画像符号化データのブロックの数「3」、画像データ送信パケットP1、2の間の送信時間差「k」が与えられているものとする。また、これ以外の配信設定の情報(圧縮率、ルーティングの優先度及び無線伝送路上の送信電力の制御情報)はすべて「既定値」で与えられているものとする。
画像データ配信装置501では、まず、画像データ送信管理部504が、画像データ蓄積/生成部505に対して、同一画像符号化データの数として「2」、圧縮率として「既定値」を設定するとともに、画像データ送信部506、507に対して、送信時間差として「k」、画像データ送信パケットP1の1つのパケット内に収容される画像符号化データのブロックの数として「1」、画像データ送信パケットP2の1つのパケット内に収容される画像符号化データのブロックの数として「3」、ルーティングの優先度及び無線伝送路上の送信電力の制御情報として「規定値」を設定する。この画像データ送信管理部504による配信設定の情報は、呼処理/配信設定送受信部502によって画像データ受信装置509に送られる。
画像データ送信管理部504による配信設定が行われると、画像データ蓄積/生成部505では、1つの動画データから2つの画像符号化データ1、2が生成される。画像符号化データ1は画像データ送信部506に供給され、画像符号化データ2は画像データ送信部507に供給される。
画像データ送信部506は、画像データ蓄積/生成部505から供給された画像符号化データ1を所定長のブロックに区切り、それぞれのブロック毎にパケット化したものを画像データ送信パケットP1として送出する。画像データ送信部507は、画像データ蓄積/生成部505から供給された画像符号化データ2を所定長のブロックに区切り、時間的に連続する3つのブロック毎にパケット化したものを画像データ送信パケットP2として送出する。
画像データ送信パケットP1、P2の送出にあたり、画像データ送信部506、507は、画像データ送信パケットP1、P2をそれぞれ異なるセッションで、かつ、セッション間で送信時間差kが生じるように送信する。さらに、画像データ送信部506、507は、各パケットのヘッド情報として、ルーティングの優先度及び無線伝送路上の送信電力の制御情報(「規定値」)や画像データ受信装置109における再構成及び受信状況の判断に必要な情報を付加する。
画像データ送信部506、507から送信される画像データ送信パケットP1、P2の一例として、図9〜図11に、RTP及びUDPを用いて配信する場合のパケットフォーマットを示す。
図9には、時刻tにおいて画像データ送信部506、507から送信される画像データ送信パケットP1(t)、P2(t)が示されている。画像データ送信パケットP1(t)、P2(t)はともに、ヘッダ部とペイロード部から構成されている。ヘッダ部はIPヘッダ、UDPヘッダ、RTPヘッダに分かれている。画像データ送信パケットP1(t)のRTPペイロード部には、画像符号化データ1のブロックDA(t’)が格納されており、その先頭には再同期マーカが付与されている。画像データ送信パケットP2(t)のRTPペイロード部には、画像符号化データ2のブロックDB(t’−k−2)、DB(t’−k−1)、DB(t’−k)が格納されており、それぞれのブロックの先頭には再同期マーカが付与されている。ここで、「t’」はそれぞれのブロックの画像データの生成時刻を示す。再同期マーカは、例えばMPEG−4符号化方式での再同期マーカ、又はこれに相当するマーカである。
図9に示したようなパケット構成を適用する場合、画像データ送信パケットP2については、3つの画像データを同一のRTPパケットにパケット化するため、画像データ送信パケットP1に比べて「(1パケットに含める画像データ数−1)×2」個分のRTP/UDP/IPヘッダに要するオーバヘッド量の削減が可能となる。加えて、画像データ送信パケットP2は、画像データ送信パケットP1を3回送信する毎に1回送信することになるので、送信回数が画像データ送信パケットP1に比べて3分の1で済むことになる。
図10においても、時刻tにおいて画像データ送信部506、507から送信される画像データ送信パケットP1(t)、P2(t)が示されている。画像データ送信パケットP1(t)は図9に示したものと同じである。画像データ送信パケットP2(t)は、画像符号化データ2をRTPパケット化し、3つのRTPパケットを1つのUDPパケットにまとめた構成になっている。このようなパケットを用いた場合は、画像データ送信パケットP2について、「(1パケットに含める画像データ数−1)×2」個分のUDP/IPヘッダに要するオーバヘッド量の削減が可能となる。また、画像データ送信パケットP2の送信回数も画像データ送信パケットP1に比べて3分の1で済むことになる。
図11においても、時刻tにおいて画像データ送信部506、507から送信される画像データ送信パケットP1(t)、P2(t)が示されている。画像データ送信パケットP1(t)は図9に示したものと同じである。画像データ送信パケットP2(t)は画像符号化データ2をRTPパケット化し、3つのRTPパケット間に、所定の区切りマーカを挟んで1つのUDPパケットにまとめた構成になっている。区切りマーカは、RTPヘッダ内及び画像データに発生し得ないビットパターンのうち最短のものである。このようなパケットを用いた場合は、最低限の区切りマーカの追加で、同様に「((1パケットに含める画像データ数−1)×2)個分のUDP/IPヘッダに要するオーバヘッド−(区切りマーカ量)」の削減が可能となる。また、画像データ送信パケットP2の送信回数も画像データ送信パケットP1に比べて3分の1で済むことになる。
次に、画像データ受信装置509の再構成の動作を説明する。画像データ配信装置501の画像データ送信部506、507から送出された画像データ送信パケットP1、P2はそれぞれ画像データ受信装置509の画像データ受信部512、513にて受信される。画像データ送信部506、507は、受信状況を受信状況報告送信部511に供給するとともに、受信した画像データ送信パケットP1、P2を画像データバッファ/再構成部514に供給する。
画像データバッファ/再構成部514は、画像データ送信部506、507から供給された画像データ送信パケットP1、P2を一旦、バッファに格納する。画像データ送信パケットP1として受信される画像符号化データ1と画像データ送信パケットP2として受信される画像符号化データ2は同一の画像符号化データであるので、バッファに格納した画像データには、パケット欠落やデータ誤りが生じない限りは、必ず重複する画像データが存在する。画像データバッファ/再構成部514は、重複する画像符号化データがある場合は、その中から必要なデータを選択して1つの画像符号化データに再構成し、それをデコーダ515に供給する。デコーダ515では、画像データバッファ/再構成部514から供給される再構成された1つの画像データが順次復号化される。
上記の画像データバッファ/再構成部114による再構成の処理について、上述した図9〜図11に示した画像データ送信パケットを例に簡単に説明する。
図9に示したような画像データ送信パケットP1、P2を受信した場合は、各画像データ送信パケットP1、P2として受信される画像符号化データ1、2をそれぞれバッファに格納する。画像データ送信パケットP2については、パケット中のRTPペイロードを、再同期マーカで区切って3つの画像符号化データ2に分ける。次いで、3つに分けた画像符号化データ2について、RTPヘッダ情報及び呼処理/配信設定送受信部511により供給された配信設定の情報(k)を用いて、正しい生成時刻t’を判断する。こうして判断した生成時刻に基づいて、バッファに格納されている画像符号化データ1、2の重複する画像データを調べる。重複する画像データがあった場合は、受信したセッション情報及びRTPヘッダ情報ならびに呼処理/配信設定送受信部511により供給された配信設定の情報(圧縮率情報)に基づいて、重複する画像データから1つの画像データを選択して再構成を行う。
図10に示したような画像データ送信パケットP1、P2を受信した場合も、各画像データ送信パケットP1、P2として受信される画像符号化データ1、2をそれぞれバッファに格納する。画像データ送信パケットP2については、パケット中のUDPペイロード部の再同期マーカを探し、再同期マーカからRTPヘッダ分だけ前の位置で3つのRTPパケットに分ける。そして、3つのRTPパケットに収容されている画像符号化データ2について、それぞれRTPヘッダ情報及び呼処理/配信設定送受信部511により供給された配信設定の情報(k)を用いて、正しい生成時刻t’を判断する。こうして判断した生成時刻に基づいて、バッファに格納されている画像符号化データ1、2の重複する画像データを調べる。重複する画像データがあった場合は、上記図9に示したパケットの場合と同様にして重複する画像データから1つの画像データを選択して再構成を行う。
図11に示したようなパケットで画像符号化データ1、2を受信した場合も、各画像データ送信パケットP1、P2として受信される画像符号化データ1、2をそれぞれバッファに格納する。画像データ送信パケットP2については、パケット中の区切りマーカを探して3つのRTPパケットに分ける。そして、3つのRTPパケットに収容されている画像符号化データ2について、それぞれRTPヘッダ情報及び呼処理/配信設定送受信部511により供給された配信設定の情報(k)を用いて正しい生成時刻t’を判断する。こうして判断した生成時刻に基づいて、バッファに格納されている画像符号化データ1、2の重複する画像データを調べる。重複する画像データがあった場合は、上記図9に示したパケットの場合と同様にして重複する画像データから1つの画像データを選択して再構成を行う。
もし、伝送路508にてパケット内部のデータに誤りを生じ、又は、パケット自体が欠落した場合は、既に受信された画像データ送信パケット又はこれから受信する画像データ送信パケットに、データ誤り又は欠落を生じたパケットに含まれていた画像データに対応する画像データが必ず含まれているので、その対応する画像データでデータ誤り又は欠落を生じたパケットを補うことができる。例えば、時刻tにおいて送信された画像データ送信パケットP1(t)のブロックDA(t’)にデータ誤り又はパケット欠落が生じた場合は、時刻t+k(もしくはその前後±2)において送信される画像データ送信パケットP2に、ブロックDA(t’)に対応するブロックDB(t’)が含まれており、これによりデータ誤り及びパケット欠損を補うことができる。
本実施例の画像データ通信システムにおいても、前述した第1の実施例の場合と同様な配信設定の変更やトラフィックの設定が行われる。例えば、画像データ受信装置509での受信パケット損失率が高くなった場合は、画像データ送信管理部504は、画像符号化データ1、2の圧縮率を高くしたり、画像データ送信パケットP2の1つのパケットに含めるブロック数(画像符号化データ2の単位の個数)を小さくしたり、画像データ送信パケットP1、P2の伝送路上でのルーティングの優先度、及び/又は、無線伝送路での送信電力を高くしたりする。逆に、画像データ受信装置509での受信パケット損失率が低くなった場合は、画像符号化データ1、2の画像の圧縮率を低くしたり、画像データ送信パケットP2の1つのパケットに含めるブロック数(画像符号化データ2の単位の個数)を大きくしたり、画像データ送信パケットP1、P2の伝送路上でのルーティングの優先度、及び/又は、無線伝送路での送信電力を低くしたりする。配信セッション数についても、増減させる設定をしてもよい。
以上説明した本実施例の画像データ通信システムは、本発明の一例であり、その構成は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、図8に示したシステム構成において、画像データ送信部及び画像データ受信部からなるパケット送受信部は2つ設けられているが、これを3つ以上の構成としてもよい。ただし、パケット送受信部の数を多くすると、トラフィックが増大する。また、画像データ送受信部の個数が同一でなくてもよく、画像データ配信装置により、画像データ送信部の個数が異なる、及び/又は、画像データ受信装置により、画像データ受信部の個数が異なっていてもよい。
また、画像データ送信パケットP2の1RTPペイロード、もしくは1つのUDPパケットに含めるブロック数(画像符号化データ2の単位の個数)を「3」としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つのRTPペイロード、もしくは1つのUDPパケットに含めるブロック数は、「2」、又は「4以上」としてもよい。
さらに、伝送路508を複数とし、呼処理/配信設定情報の送受信、複数の画像データ送信パケットのそれぞれの送受信、及び受信状況報告の送受信のうち少なくとも1つ、もしくはそれぞれを、異なった伝送路により伝送することも可能である。
上述した各実施例の画像データ通信システムにおいて、画像データ受信装置は1つしか示されていないが、複数の画像データ受信装置が1つの画像データ配信装置から動画像データを受信するようにしてもよい。この場合、画像データ配信装置はマルチキャストやブロードキャストなどの一斉同報を利用した動画像データの配信を行うようにしてもよい。
さらに、画像データ蓄積/生成部は、複数の同一画像符号化データを送出するようになっているが、この画像符号化データに代えて蓄積された同一動画像データを単に配信したり、リアルタイムで既存画像データを変換することにより生成した同一動画像データを送信してもよい。
また、画像データ受信装置上で、利用者が、画像データ配信装置にアクセスするための入力操作を行うと、配信可能な動画のコンテンツ(動画一覧表)情報が画像データ配信装置から画像データ受信装置に受信されて表示されるようにし、利用者がその表示されたコンテンツ情報から所望の動画を選択すると、該選択した動画に関する画像データが画像データ配信装置から画像データ受信装置に受信されるようにしてもよい。コンテンツ情報の受信及び選択にかかわる一連の処理は上述した呼処理により行い、画像データ送信管理部が、選択された動画に関するデータが送出されるように、画像データ蓄積/生成部に対する設定を行う。この場合も、動画データは、上述した画像送信パケットで送信される。
以上説明した各実施形態の画像データ通信システムにおいて、画像データ配信装置と画像データ通信装置は、例えばサーバとクライアント端末に対応するものであって、いずれもプログラムなどを蓄積する記憶手段を備えたコンピュータシステムより構成される。上述した各実施例で説明した画像データ配信装置及び画像データ通信装置における動作は、いずれもプログラムがその動作に関する処理をサーバ及びクライアント端末のコンピュータに実行させることで行われる。プログラムは、CD−ROMに代表されるリムーバブル媒体により提供されていてもよく、また、コンピュータシステムのハードディスク内に予め格納されていてもよい。サーバとしては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどの計算機システムが挙げられる。クライアント端末は、パーソナルコンピュータや携帯情報端末、さらには、PHS(Personal Handyphone System)や携帯電話、又はこれらを通信手段として利用する携帯端末などを含む。
本発明の第1の実施例である画像データ通信システムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示す画像データ通信システムにおいて適用される画像データ送信パケットの一構成を示す模式図である。 図2に示す画像データ送信パケットに含まれるブロックの対応関係を示す模式図である。 図3に示すブロックの対応関係から欠落データを補う原理を説明するため図である。 図3に示すブロックの対応関係から欠落データを補う原理を説明するため図である。 図1に示す画像データ通信システムにおいて適用される画像データ送信パケットの他の構成を示す模式図である。 図1に示す画像データ通信システムにおいて適用される画像データ送信パケットの他の構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施例である画像データ通信システムの概略構成を示すブロック図である。 図8に示す画像データ通信システムにおいて適用される画像データ送信パケットの一構成を示す模式図である。 図8に示す画像データ通信システムにおいて適用される画像データ送信パケットの他の構成を示す模式図である。 図8に示す画像データ通信システムにおいて適用される画像データ送信パケットの他の構成を示す模式図である。
符号の説明
1、2 画像符号化データ
101、501 画像データ配信装置
102、502 呼処理/配信設定送受信部
103、503 受信状況報告受信部
104、504 画像データ送信管理部
105、505 画像データ蓄積/生成部
106、107、506、507 画像データ送信部
108、508 伝送路
109、509 画像データ受信装置
110、510 呼処理/配信設定送受信部
111、511 受信状況報告送信部
112、113、512、513 画像データ受信部
114、514 画像データバッファ/再構成部
115、515 デコーダ
P1、P2 画像データ送信パケット

Claims (104)

  1. 複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置と、該画像データ配信装置から配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置とを有する画像データ通信システムであって、
    前記画像データ配信装置は、前記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを送信する画像データ送信手段を有し、
    前記画像データ受信装置は、前記画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する画像データ再構成手段を有することを特徴とする画像データ通信システム。
  2. 前記画像データ配信装置は、予め蓄積され、又は、外部より供給された元となる1つの動画像データから前記複数の同一動画像データとしての複数の同一画像符号化データを生成する画像データ生成手段をさらに有し、
    前記画像データ送信手段が、前記画像データ生成手段にて生成された複数の同一画像符号化データをパケット化して前記画像データ送信パケットとして送信するとともに、該送信に際して前記再構成に必要な情報を前記画像データ送信パケットのヘッダに格納することを特徴とする請求項1に記載の画像データ通信システム。
  3. 前記画像データ配信装置は、予め与えられている設定情報に従って、前記画像データ生成手段による同一画像符号化データの生成及び前記画像データ送信手段によるパケット化に必要な配信設定を行う画像データ送信管理部をさらに有することを特徴とする、請求項2に記載の画像データ通信システム。
  4. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として前記複数の同一画像符号化データの数が予め与えられており、該与えられた数を前記画像データ生成手段に対して設定し、
    前記画像データ生成手段が、前記1つの元となる動画像データから前記画像データ送信管理部により設定された数の同一画像符号化データを生成することを特徴とする、請求項3に記載の画像データ通信システム。
  5. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として圧縮率が予め与えられており、該与えられた圧縮率を前記画像データ生成手段に対して設定し、
    前記画像データ生成手段が、前記1つの元となる動画像データから前記画像データ送信管理部により設定された圧縮率に従って同一画像符号化データを生成することを特徴とする、請求項3又は4に記載の画像データ通信システム。
  6. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として前記同一のパケット内に収容するブロックの数が予め与えられており、該与えられたブロックの数を前記画像データ送信手段に対して設定し、
    前記画像データ送信手段が、前記画像データ生成手段にて生成された複数の同一画像符号化データを前記画像データ送信管理部により設定されたブロックの数でパケット化することを特徴とする、請求項3から5のいずれか1項に記載の画像データ通信システム。
  7. 前記画像データ送信手段は、それぞれが前記画像データ生成手段にて生成された複数の同一画像符号化データをパケット化する複数の画像データ送信部を有し、
    前記複数の画像データ送信部は、前記複数の同一画像符号化データをパケット化した画像データ送信パケットをそれぞれ異なるセッションで送信することを特徴とする、請求項3から6のいずれか1項に記載の画像データ通信システム。
  8. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信部から送信される画像データ送信パケットのそれぞれについて、同一パケット内に収容される複数のブロックの間の送信時間差及び前記セッション間の送信時間差が予め与えられており、該与えられたブロックの間の送信時間差及びセッション間の送信時間差を対応する前記複数の画像データ送信部に対して設定し、
    前記複数の画像データ送信部のそれぞれが、前記画像データ生成手段にて生成された複数の同一画像符号化データを前記画像データ送信管理部により設定されたブロックの間の送信時間差が生じる状態でパケット化するとともに、該パケット化した画像データ送信パケットを前記画像データ送信管理部により設定されたセッション間の送信時間差が生じる状態で送信することを特徴とする、請求項7に記載の画像データ通信システム。
  9. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記画像データ送信手段が伝送路上に送出する前記画像データ送信パケットの、前記伝送路上におけるルーティングの優先度情報が予め与えられており、該与えられた優先度情報を前記画像データ送信手段に対して設定し、
    前記画像データ送信手段が、前記画像データ送信パケットに前記画像データ送信管理部により設定された優先度情報を付与することを特徴とする、請求項3から8のいずれか1項に記載の画像データ通信システム。
  10. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記画像データ送信手段が伝送路上に送出する前記画像データ送信パケットの、前記伝送路の一部である無線伝送路上における電力制御情報が予め与えられており、該与えられた電力制御情報を前記画像データ送信手段に対して設定し、
    前記画像データ送信手段が、前記画像データ送信パケットに前記画像データ送信管理部により設定された電力制御情報を付与することを特徴とする、請求項3から9のいずれか1項に記載の画像データ通信システム。
  11. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記画像データ送信手段が伝送路上に送出する前記画像データ送信パケットのセッション数が予め与えられており、該与えられたセッション数を前記画像データ送信手段に対して設定し、
    前記画像データ送信手段が、前記画像データ送信パケットを前記画像データ送信管理部により設定されたセッション数で送信することを特徴とする、請求項3から10のいずれか1項に記載の画像データ通信システム。
  12. 前記画像データ配信装置は、前記画像データ送信管理部によって設定された配信設定の情報を呼処理により前記画像データ受信装置に送信する第1の呼処理/配信設定送受信部を有し、
    前記画像データ受信装置は、前記呼処理により前記第1の呼処理/配信設定送受信部から前記配信設定の情報を受信する第2の呼処理/配信設定送受信部を有し、
    前記画像データ再構成手段が、前記画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを、前記画像データ送信パケットのヘッダ情報及び前記第2の呼処理/配信設定送受信部にて受信した配信設定の情報に基づいて再構成することを特徴とする、請求項3から11のいずれか1項に記載の画像データ通信システム。
  13. 前記画像データ受信装置は、当該画像データ受信装置の利用者が前記画像データ送信管理部による配信設定の変更を要求するための入力部をさらに有し、
    前記第2の呼処理/配信設定送受信部が、前記入力部を介して入力される前記配信設定の変更要求を前記呼処理により前記第1の呼処理/配信設定送受信部に送信し、
    前記画像データ送信管理部が、前記第1の呼処理/配信設定送受信部にて受信される前記変更要求に従って前記配信設定を変更することを特徴とする、請求項12に記載の画像データ通信システム。
  14. 前記画像データ受信装置は、
    前記画像データ配信装置から前記画像データ送信パケットを受信するとともに、該受信した画像データ送信パケットの受信状況を、該パケットのヘッダ情報及び前記第2の呼処理/配信設定送受信部にて受信した配信設定の情報に基づいて調べる画像データ受信手段と、
    前記画像データ受信手段にて調べられた受信状況を前記画像データ配信装置に報告する受信状況報告送信部とをさらに有し、
    前記画像データ配信装置は、前記受信状況報告送信部からの受信状況の報告を受信する受信状況報告受信部をさらに有し、
    前記画像データ送信管理部が、前記受信状況報告受信部にて受信された受信状況報告の内容に応じて、前記配信設定の変更を行うことを特徴とする、請求項12又は13に記載の画像データ通信システム。
  15. 前記画像データ送信パケットは、1つのパケット内に収容された複数のブロックのそれぞれの先頭に、該ブロックのデータを区別するための所定のマーカが設けられていることを特徴とする、請求項1から14のいずれか1項に記載の画像データ通信システム。
  16. 複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置と、該画像データ配信装置から配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置とを有する画像データ通信システムであって、
    前記画像データ配信装置は、前記複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを送信する画像データ送信手段を有し、
    前記画像データ受信装置は、前記複数の画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する画像データ再構成手段を有する画像データ通信システム。
  17. 前記画像データ配信装置は、予め蓄積され、又は、外部より供給された元となる1つの動画像データから前記複数の同一動画像データとしての複数の同一画像符号化データを生成する画像データ生成手段をさらに有し、
    前記画像データ送信手段は、前記画像データ生成手段にて生成された複数の同一画像符号化データをそれぞれパケット化し、これを前記複数の画像データ送信パケットとしてそれぞれ異なるセッションで送信するとともに、該送信に際して前記再構成に必要な情報をそれぞれの画像データ送信パケットのヘッダに格納する複数の画像データ送信部を有することを特徴とする請求項16に記載の画像データ通信システム。
  18. 前記画像データ配信装置は、予め与えられている設定情報に従って、前記画像データ生成手段による同一画像符号化データの生成及び前記複数の画像データ送信部によるパケット化に必要な配信設定を行う画像データ送信管理部をさらに有することを特徴とする、請求項17に記載の画像データ通信システム。
  19. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の同一画像符号化データに関する圧縮率が予め与えられており、該与えられた圧縮率を前記画像データ生成手段に対して設定し、
    前記画像データ生成手段が、前記1つの元となる動画像データから前記画像データ送信管理部により設定された圧縮率に従って前記複数の同一画像符号化データを生成することを特徴とする、請求項18に記載の画像データ通信システム。
  20. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信パケットのそれぞれについて、同一のパケット内に収容するブロックの数が予め与えられており、該与えられたブロックの数を対応する前記複数の画像データ送信部のそれぞれに設定し、
    前記複数の画像データ送信部のそれぞれが、前記画像データ生成手段から供給される画像符号化データを前記画像データ送信管理部により設定されたブロックの数でパケット化することを特徴とする、請求項18又は19に記載の画像データ通信システム。
  21. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信パケットに関する前記セッション間の送信時間差、及び前記少なくとも1つの画像データ送信パケットの同一パケット内に収容される複数のブロックの間の送信時間差が予め与えられており、該与えられたセッション間の送信時間差及びブロックの間の送信時間差を対応する前記複数の画像データ送信部に対して設定し、
    前記複数の画像データ送信部が、前記画像データ生成手段にて生成された複数の同一画像符号化データを前記画像データ送信管理部により設定されたブロックの間の送信時間差が生じる状態でパケット化するとともに、該パケット化した画像データ送信パケットを前記画像データ送信管理部により設定されたセッション間の送信時間差が生じる状態で送信することを特徴とする、請求項18から20のいずれか1項に記載の画像データ通信システム。
  22. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信部が伝送路上に送出する前記複数の画像データ送信パケットの、前記伝送路上におけるルーティングの優先度情報が予め与えられており、該与えられた優先度情報を対応する前記複数の画像データ送信部に対して設定し、
    前記複数の画像データ送信部がそれぞれ、前記伝送路上に送信する画像データ送信パケットに前記画像データ送信管理部により設定された優先度情報を付与することを特徴とする、請求項18から21のいずれか1項に記載の画像データ通信システム。
  23. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信部が伝送路上に送出する前記複数の画像データ送信パケットの、前記伝送路の一部である無線伝送路上における電力制御情報が予め与えられており、該与えられた電力制御情報を対応する前記複数の画像データ送信部に対して設定し、
    前記複数の画像データ送信部がそれぞれ、前記伝送路上に送信する画像データ送信パケットに前記画像データ送信管理部により設定された電力制御情報を付与することを特徴とする、請求項18から22のいずれか1項に記載の画像データ通信システム。
  24. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信部が伝送路上に送出する前記画像データ送信パケットのセッション数が予め与えられており、該与えられたセッション数で前記複数の画像データ送信部による画像データ送信パケットの送信を行わせることを特徴とする、請求項18から23のいずれか1項に記載の画像データ通信システム。
  25. 前記画像データ配信装置は、前記画像データ送信管理部によって設定された配信設定の情報を呼処理により前記画像データ受信装置に送信する第1の呼処理/配信設定送受信部をさらに有し、
    前記画像データ受信装置は、前記呼処理により前記第1の呼処理/配信設定送受信部から前記配信設定の情報を受信する第2の呼処理/配信設定送受信部をさらに有し、
    前記画像データ再構成手段が、前記画像データ配信装置から前記複数の画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを、前記画像データ送信パケットのヘッダ情報及び前記第2の呼処理/配信設定送受信部にて受信した配信設定の情報に基づいて再構成する、請求項19から24のいずれか1項に記載の画像データ通信システム。
  26. 前記画像データ受信装置は、当該画像データ受信装置の利用者が前記画像データ送信管理部による配信設定の変更を要求するための入力部を有し、
    前記第2の呼処理/配信設定送受信部が、前記入力部を介して入力される前記配信設定の変更要求を前記呼処理により前記第1の呼処理/配信設定送受信部に送信し、
    前記画像データ送信管理部が、前記第1の呼処理/配信設定送受信部にて受信される前記変更要求に従って前記配信設定を変更することを特徴とする、請求項25に記載の画像データ通信システム。
  27. 前記画像データ受信装置は、
    前記画像データ配信装置から前記複数の画像データ送信パケットを受信するとともに、該受信した画像データ送信パケットの受信状況を、該パケットのヘッダ情報及び前記第2の呼処理/配信設定送受信部にて受信した配信設定の情報に基づいて調べる複数の画像データ受信部と、
    前記複数の画像データ受信部にて調べられた受信状況を前記画像データ配信装置に報告する受信状況報告送信部とをさらに有し、
    前記画像データ配信装置は、前記受信状況報告送信部からの受信状況の報告を受信する受信状況報告受信部をさらに有し、
    前記画像データ送信管理部が、前記受信状況報告受信部にて受信された受信状況報告の内容に応じて、前記配信設定の変更を行うことを特徴とする、請求項25又は26に記載の画像データ通信システム。
  28. 前記複数の画像データ送信パケットのうち、同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した画像データ送信パケットは、前記複数のブロックのそれぞれの先頭に、該ブロックのデータを区別するための所定のマーカが設けられていることを特徴とする、請求項16から27のいずれか1項に記載の画像データ通信システム。
  29. 複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置であって、
    前記複数の同一動画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記画像データ生成手段にて生成された前記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを送信する画像データ送信手段とを有する画像データ配信装置。
  30. 前記画像データ送信手段が、前記画像データ送信パケットの送信に際して、前記複数の動画像データを1つの動画像データに再構成するために必要な情報を前記画像データ送信パケットのヘッダに格納することを特徴とする、請求項29に記載の画像データ配信装置。
  31. 前記画像データ生成手段が、予め蓄積され、又は、外部より供給された元となる1つの動画像データから前記複数の同一動画像データとしての複数の同一画像符号化データを生成することを特徴とする、請求項29又は30に記載の画像データ配信装置。
  32. 予め与えられている設定情報に従って、前記画像データ生成手段による同一画像符号化データの生成及び前記画像データ送信手段によるパケット化に必要な配信設定を行う画像データ送信管理部をさらに有することを特徴とする、請求項31に記載の画像データ配信装置。
  33. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として前記複数の同一画像符号化データの数が予め与えられており、該与えられた数を前記画像データ生成手段に対して設定し、
    前記画像データ生成手段が、前記1つの元となる動画像データから前記画像データ送信管理部により設定された数の同一画像符号化データを生成することを特徴とする、請求項32に記載の画像データ配信装置。
  34. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として圧縮率が予め与えられており、該与えられた圧縮率を前記画像データ生成手段に対して設定し、
    前記画像データ生成手段が、前記1つの元となる動画像データから前記画像データ送信管理部により設定された圧縮率に従って同一画像符号化データを生成することを特徴とする、請求項32又は33に記載の画像データ配信装置。
  35. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として前記同一のパケット内に収容するブロックの数が予め与えられており、該与えられたブロックの数を前記画像データ送信手段に対して設定し、
    前記画像データ送信手段が、前記画像データ生成手段にて生成された複数の同一画像符号化データを前記画像データ送信管理部により設定されたブロックの数でパケット化することを特徴とする、請求項32から34のいずれか1項に記載の画像データ配信装置。
  36. 前記画像データ送信手段は、それぞれが前記画像データ生成手段にて生成された複数の同一画像符号化データをパケット化する複数の画像データ送信部を有し、
    前記複数の画像データ送信部は、前記複数の同一画像符号化データをパケット化した画像データ送信パケットをそれぞれ異なるセッションで送信することを特徴とする、請求項32から35のいずれか1項に記載の画像データ配信装置。
  37. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信部から送信される画像データ送信パケットのそれぞれについて、同一パケット内に収容される複数のブロックの間の送信時間差及び前記セッション間の送信時間差が予め与えられており、該与えられたブロックの間の送信時間差及びセッション間の送信時間差を対応する前記複数の画像データ送信部に対して設定し、
    前記複数の画像データ送信部のそれぞれが、前記画像データ生成手段にて生成された複数の同一画像符号化データを前記画像データ送信管理部により設定されたブロックの間の送信時間差が生じる状態でパケット化するとともに、該パケット化した画像データ送信パケットを前記画像データ送信管理部により設定されたセッション間の送信時間差が生じる状態で送信することを特徴とする、請求項36に記載の画像データ配信装置。
  38. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記画像データ送信手段が伝送路上に送出する前記画像データ送信パケットの、前記伝送路上におけるルーティングの優先度情報が予め与えられており、該与えられた優先度情報を前記画像データ送信手段に対して設定し、
    前記画像データ送信手段が、前記画像データ送信パケットに前記画像データ送信管理部により設定された優先度情報を付与することを特徴とする、請求項32から37のいずれか1項に記載の画像データ配信装置。
  39. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記画像データ送信手段が伝送路上に送出する前記画像データ送信パケットの、前記伝送路の一部である無線伝送路上における電力制御情報が予め与えられており、該与えられた電力制御情報を前記画像データ送信手段に対して設定し、
    前記画像データ送信手段が、前記画像データ送信パケットに前記画像データ送信管理部により設定された電力制御情報を付与することを特徴とする、請求項32から38のいずれか1項に記載の画像データ配信装置。
  40. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記画像データ送信手段が伝送路上に送出する前記画像データ送信パケットのセッション数が予め与えられており、該与えられたセッション数を前記画像データ送信手段に対して設定し、
    前記画像データ送信手段が、前記画像データ送信パケットを前記画像データ送信管理部により設定されたセッション数で送信することを特徴とする、請求項32から39のいずれか1項に記載の画像データ配信装置。
  41. 前記画像データ送信パケットを受信する画像データ受信装置に対して、前記画像データ送信管理部によって設定された配信設定の情報を呼処理により送信する呼処理/配信設定送受信部をさらに有することを特徴とする、請求項32から40のいずれか1項に記載の画像データ配信装置。
  42. 前記呼処理/配信設定送受信部が、前記画像データ受信装置から前記画像データ送信管理部による配信設定の変更要求を受信し、
    前記画像データ送信管理部が、前記呼処理/配信設定送受信部にて受信された前記変更要求に従って前記配信設定を変更することを特徴とする、請求項41に記載の画像データ配信装置。
  43. 前記画像データ受信装置から前記画像データ送信パケットの受信状況の報告を受信する受信状況報告受信部をさらに有し、
    前記画像データ送信管理部が、前記受信状況報告受信部にて受信された受信状況報告の内容に応じて、前記配信設定の変更を行うことを特徴とする、請求項42又は43に記載の画像データ配信装置。
  44. 前記画像データ送信パケットは、1つのパケット内に収容された複数のブロックのそれぞれの先頭に、該ブロックのデータを区別するための所定のマーカが設けられていることを特徴とする、請求項29から43のいずれか1項に記載の画像データ配信装置。
  45. 複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置であって、
    前記複数の同一動画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記画像データ生成手段にて生成された複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを送信する画像データ送信手段とを有する画像データ配信装置。
  46. 前記画像データ送信手段は、前記画像データ生成手段にて生成された複数の同一動画像データをそれぞれパケット化し、これを前記複数の画像データ送信パケットとしてそれぞれ異なるセッションで送信するとともに、該送信に際して前記再構成に必要な情報をそれぞれの画像データ送信パケットのヘッダに格納する複数の画像データ送信部を有することを特徴とする請求項45に記載の画像データ配信装置。
  47. 前記画像データ生成手段が、予め蓄積され、又は、外部より供給された元となる1つの動画像データから前記複数の同一動画像データとしての複数の同一画像符号化データを生成することを特徴とする請求項45又は46に記載の画像データ配信装置。
  48. 予め与えられている設定情報に従って、前記画像データ生成手段による同一画像符号化データの生成及び前記複数の画像データ送信部によるパケット化に必要な配信設定を行う画像データ送信管理部をさらに有することを特徴とする、請求項47に記載の画像データ配信装置。
  49. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の同一画像符号化データに関する圧縮率が予め与えられており、該与えられた圧縮率を前記画像データ生成手段に対して設定し、
    前記画像データ生成手段が、前記1つの元となる動画像データから前記画像データ送信管理部により設定された圧縮率に従って前記複数の同一画像符号化データを生成することを特徴とする、請求項48に記載の画像データ配信装置。
  50. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信パケットのそれぞれについて、同一のパケット内に収容するブロックの数が予め与えられており、該与えられたブロックの数を対応する前記複数の画像データ送信部のそれぞれに設定し、
    前記複数の画像データ送信部のそれぞれが、前記画像データ生成手段から供給される画像符号化データを前記画像データ送信管理部により設定されたブロックの数でパケット化することを特徴とする、請求項48又は49に記載の画像データ配信装置。
  51. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信パケットに関する前記セッション間の送信時間差、及び前記少なくとも1つの画像データ送信パケットの同一パケット内に収容される複数のブロックの間の送信時間差が予め与えられており、該与えられたセッション間の送信時間差及びブロックの間の送信時間差を対応する前記複数の画像データ送信部に対して設定し、
    前記複数の画像データ送信部が、前記画像データ生成手段にて生成された複数の同一画像符号化データを前記画像データ送信管理部により設定されたブロックの間の送信時間差が生じる状態でパケット化するとともに、該パケット化した画像データ送信パケットを前記画像データ送信管理部により設定されたセッション間の送信時間差が生じる状態で送信することを特徴とする、請求項48から50のいずれか1項に記載の画像データ配信装置。
  52. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信部が伝送路上に送出する前記複数の画像データ送信パケットの、前記伝送路上におけるルーティングの優先度情報が予め与えられており、該与えられた優先度情報を対応する前記複数の画像データ送信部に対して設定し、
    前記複数の画像データ送信部がそれぞれ、前記伝送路上に送信する画像データ送信パケットに前記画像データ送信管理部により設定された優先度情報を付与することを特徴とする、請求項48から51のいずれか1項に記載の画像データ配信装置。
  53. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信部が伝送路上に送出する前記複数の画像データ送信パケットの、前記伝送路の一部である無線伝送路上における電力制御情報が予め与えられており、該与えられた電力制御情報を対応する前記複数の画像データ送信部に対して設定し、
    前記複数の画像データ送信部がそれぞれ、前記伝送路上に送信する画像データ送信パケットに前記画像データ送信管理部により設定された電力制御情報を付与することを特徴とする、請求項48から52のいずれか1項に記載の画像データ配信装置。
  54. 前記画像データ送信管理部は、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信部が伝送路上に送出する前記画像データ送信パケットのセッション数が予め与えられており、該与えられたセッション数で前記複数の画像データ送信部による画像データ送信パケットの送信を行わせることを特徴とする、請求項48から53のいずれか1項に記載の画像データ配信装置。
  55. 前記複数の画像データ送信パケットを受信する画像データ受信装置に対して、前記画像データ送信管理部によって設定された配信設定の情報を呼処理により送信する呼処理/配信設定送受信部をさらに有することを特徴とする、請求項48から54のいずれか1項に記載の画像データ配信装置。
  56. 前記呼処理/配信設定送受信部が、前記画像データ受信装置から前記画像データ送信管理部による配信設定の変更要求を受信し、
    前記画像データ送信管理部が、前記呼処理/配信設定送受信部にて受信された前記変更要求に従って前記配信設定を変更することを特徴とする、請求項55に記載の画像データ配信装置。
  57. 前記画像データ受信装置から前記複数の画像データ送信パケットのそれぞれの受信状況の報告を受信する受信状況報告受信部をさらに有し、
    前記画像データ送信管理部が、前記受信状況報告受信部にて受信された受信状況報告の内容に応じて、前記配信設定の変更を行うことを特徴とする、請求項55又は56に記載の画像データ配信装置。
  58. 前記複数の画像データ送信パケットのうち、同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した画像データ送信パケットは、前記複数のブロックのそれぞれの先頭に、該ブロックのデータを区別するための所定のマーカが設けられていることを特徴とする、請求項45から57のいずれか1項に記載の画像データ配信装置。
  59. 画像データ配信装置から所定の時間差を付けて配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置であって、
    前記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内にまとめて収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを前記画像データ配信装置から受信する画像データ受信手段と、
    前記画像データ受信手段にて受信した画像データ送信パケットから前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを取り出して1つの動画像データに再構成する画像データ再構成手段とを有する画像データ受信装置。
  60. 呼処理により前記画像データ配信装置から前記再構成に必要な情報を受信する呼処理/配信設定送受信部をさらに有し、
    前記画像データ再構成手段が、前記画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを、前記画像データ送信パケットのヘッダ情報及び前記呼処理/配信設定送受信部にて受信した前記再構成に必要な情報に基づいて再構成することを特徴とする、請求項59に記載の画像データ受信装置。
  61. 当該画像データ受信装置の利用者が前記画像データ配信装置における配信設定の変更を要求するための入力部をさらに有し、
    前記呼処理/配信設定送受信部が、前記入力部を介して入力される前記配信設定の変更要求を前記呼処理により前記画像データ配信装置に送信することを特徴とする、請求項60に記載の画像データ受信装置。
  62. 画像データ受信手段が、前記画像データ送信パケットの受信状況を、該パケットのヘッダ情報及び前記呼処理/配信設定送受信部にて受信した前記再構成に必要な情報に基づいて調べることを特徴とする、請求項60又は61に記載の画像データ受信装置。
  63. 前記画像データ受信手段にて調べられた受信状況を前記画像データ配信装置に報告する受信状況報告送信部をさらに有することを特徴とする、請求項62に記載の画像データ受信装置。
  64. 前記画像データ送信パケットは、1つのパケット内に収容された複数のブロックのそれぞれの先頭に、該ブロックのデータを区別するための所定のマーカが設けられていることを特徴とする、請求項59から63のいずれか1項に記載の画像データ受信装置。
  65. 画像データ配信装置から所定の時間差を付けて配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置であって、
    前記複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを前記画像データ配信装置から受信する画像データ受信手段と、
    前記画像データ受信手段にて受信した複数の画像データ送信パケットから前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを取り出して1つの動画像データに再構成する画像データ再構成手段とを有する画像データ受信装置。
  66. 呼処理により前記画像データ配信装置から前記再構成に必要な情報を受信する呼処理/配信設定送受信部をさらに有し、
    前記画像データ再構成手段が、前記複数の画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを、前記複数の画像データ送信パケットのヘッダ情報及び前記呼処理/配信設定送受信部にて受信した前記再構成に必要な情報に基づいて再構成することを特徴とする、請求項65に記載の画像データ受信装置。
  67. 当該画像データ受信装置の利用者が前記画像データ配信装置における配信設定の変更を要求するための入力部をさらに有し、
    前記呼処理/配信設定送受信部が、前記入力部を介して入力される前記配信設定の変更要求を前記呼処理により前記画像データ配信装置に送信することを特徴とする、請求項66に記載の画像データ受信装置。
  68. 画像データ受信手段が、前記画像データ送信パケットの受信状況を、該パケットのヘッダ情報及び前記呼処理/配信設定送受信部にて受信した前記再構成に必要な情報に基づいて調べることを特徴とする、請求項66又は67に記載の画像データ受信装置。
  69. 前記画像データ受信手段にて調べられた受信状況を前記画像データ配信装置に報告する受信状況報告送信部をさらに有することを特徴とする、請求項68に記載の画像データ受信装置。
  70. 前記複数の画像データ送信パケットのうち、同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した画像データ送信パケットは、前記複数のブロックのそれぞれの先頭に、該ブロックのデータを区別するための所定のマーカが設けられていることを特徴とする、請求項65から69のいずれか1項に記載の画像データ受信装置。
  71. 複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置と、該画像データ配信装置から配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置とを有する通信システムにおいて行われる画像データ通信方法であって、
    前記画像データ配信装置が、前記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを前記画像データ受信装置に送信する第1のステップと、
    前記画像データ受信装置が、前記画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する第2のステップと含む画像データ通信方法。
  72. 前記第1のステップは、
    予め蓄積され、又は、外部より供給された元となる1つの動画像データから前記複数の同一動画像データとしての複数の同一画像符号化データを生成するステップと、
    前記生成された複数の同一画像符号化データをパケット化して前記画像データ送信パケットとして送信するとともに、該送信に際して前記再構成に必要な情報を前記画像データ送信パケットのヘッダに格納するステップとをさらに含むことを特徴とする、請求項71に記載の画像データ通信方法。
  73. 前記第1のステップは、予め与えられている設定情報に従って、前記同一画像符号化データの生成及びパケット化に必要な配信設定を行うステップをさらに含むことを特徴とする、請求項72に記載の画像データ通信方法。
  74. 前記第1のステップは、前記設定情報として前記複数の同一画像符号化データの数が予め与えられており、該与えられた数の同一画像符号化データを前記元となる1つの動画像データから生成するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項73に記載の画像データ通信方法。
  75. 前記第1のステップは、前記設定情報として圧縮率が予め与えられており、該与えられた圧縮率に従って前記1つの元となる動画像データから同一画像符号化データを生成するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項73又は74に記載の画像データ通信方法。
  76. 前記第1のステップは、前記設定情報として前記同一のパケット内に収容するブロックの数が予め与えられており、該与えられたブロックの数で前記複数の同一画像符号化データをパケット化するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項73から75のいずれか1項に記載の画像データ通信方法。
  77. 前記第1のステップは、前記複数の同一画像符号化データをパケット化した複数の画像データ送信パケットをそれぞれ異なるセッションで送信するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項73から76のいずれか1項に記載の画像データ通信方法。
  78. 前記第1のステップは、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信パケットのそれぞれについて、同一パケット内に収容される複数のブロックの間の送信時間差及び前記セッション間の送信時間差が予め与えられており、前記複数の同一画像符号化データを前記与えられたブロックの間の送信時間差が生じる状態でパケット化するとともに、該パケット化した画像データ送信パケットを前記与えられたセッション間の送信時間差が生じる状態で送信するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項77に記載の画像データ通信方法。
  79. 前記第1のステップは、前記設定情報として、伝送路上に送出する前記画像データ送信パケットの、前記伝送路上におけるルーティングの優先度情報が予め与えられており、該与えられた優先度情報を前記画像データ送信パケットに付与するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項73から78のいずれか1項に記載の画像データ通信方法。
  80. 前記第1のステップは、前記設定情報として、伝送路上に送出する前記画像データ送信パケットの、前記伝送路の一部である無線伝送路上における電力制御情報が予め与えられており、該与えられた電力制御情報を前記画像データ送信パケットに付与するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項73から79のいずれか1項に記載の画像データ通信方法。
  81. 前記第1のステップは、前記設定情報としてセッション数が予め与えられており、該与えられたセッション数で前記画像データ送信パケットを送信するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項73から80のいずれか1項に記載の画像データ通信方法。
  82. 前記画像データ配信装置が、前記同一画像符号化データの生成及びパケット化に必要な配信設定を行うと、該配信設定の情報を呼処理により前記画像データ受信装置に送信するステップと、
    前記画像データ受信装置が、前記呼処理により前記配信設定の情報を受信し、前記画像データ配信装置から前記画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを、前記画像データ送信パケットのヘッダ情報及び前記受信した配信設定の情報に基づいて再構成するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項73から81のいずれか1項に記載の画像データ通信方法。
  83. 前記画像データ受信装置が、当該画像データ配信装置の利用者によって入力された前記配信設定の変更要求を前記呼処理により前記画像データ配信装置に送信するステップと、
    前記画像データ配信装置が、前記画像データ受信装置から受信した前記変更要求に従って前記配信設定を変更するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項82に記載の画像データ通信方法。
  84. 前記画像データ受信装置が、前記画像データ配信装置から受信した画像データ送信パケットについて、該パケットのヘッダ情報及び前記呼処理により受信した配信設定の情報に基づいて受信状況を調べて前記画像データ配信装置に報告するステップと、
    前記画像データ配信装置が、前記画像データ受信装置から受信した前記受信状況報告の内容に応じて前記配信設定を変更するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項82又は83に記載の画像データ通信方法。
  85. 前記画像データ送信パケットは、1つのパケット内に収容された複数のブロックのそれぞれの先頭に、該ブロックのデータを区別するための所定のマーカが設けられていることを特徴とする、請求項71から84のいずれか1項に記載の画像データ通信方法。
  86. 複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信する画像データ配信装置と、該画像データ配信装置から配信された複数の同一動画像データを受信する画像データ受信装置とを有する通信システムにおいて行われる画像データ通信方法であって、
    前記画像データ配信装置が、前記複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを前記画像データ受信装置に送信する第1のステップと、
    前記画像データ受信装置が、前記複数の画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する第2のステップとを含む画像データ通信方法。
  87. 前記第1のステップは、
    予め蓄積され、又は、外部より供給された元となる1つの動画像データから前記複数の同一動画像データとしての複数の同一画像符号化データを生成するステップと、
    前記生成された複数の同一画像符号化データをそれぞれパケット化し、これを前記複数の画像データ送信パケットとしてそれぞれ異なるセッションで送信するとともに、該送信に際して前記再構成に必要な情報を前記画像データ送信パケットのそれぞれのヘッダに格納するステップとをさらに含むことを特徴とする、請求項86に記載の画像データ通信方法。
  88. 前記第1のステップは、予め与えられている設定情報に従って、前記複数の同一画像符号化データの生成及びパケット化に必要な配信設定を行うステップをさらに含むことを特徴とする、請求項87に記載の画像データ通信方法。
  89. 前記第1のステップは、前記設定情報として、前記複数の同一画像符号化データに関する圧縮率が予め与えられており、該与えられた圧縮率に従って前記1つの元となる動画像データから前記複数の同一画像符号化データを生成するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項88に記載の画像データ通信方法。
  90. 前記第1のステップは、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信パケットのそれぞれについて、同一のパケット内に収容するブロックの数が予め与えられており、該与えられたブロックの数に従って前記複数の同一画像符号化データをそれぞれパケット化するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項87又は89に記載の画像データ通信方法。
  91. 前記第1のステップは、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信パケットに関する前記セッション間の送信時間差、及び前記少なくとも1つの画像データ送信パケットの同一パケット内に収容される複数のブロックの間の送信時間差が予め与えられており、前記複数の同一画像符号化データを前記与えられたブロックの間の送信時間差が生じる状態でパケット化するとともに、該パケット化した画像データ送信パケットを前記与えられたセッション間の送信時間差が生じる状態で送信するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項88から90のいずれか1項に記載の画像データ通信方法。
  92. 前記第1のステップは、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信パケットを送出する伝送路上における、前記複数の画像データ送信パケットのそれぞれのルーティングの優先度情報が予め与えられており、該与えられた優先度情報をそれぞれ前記複数の画像データ送信パケットに付与するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項88から91のいずれか1項に記載の画像データ通信方法。
  93. 前記第1のステップは、前記設定情報として、前記複数の画像データ送信パケットを送出する伝送路の一部である無線伝送路上における、前記複数の画像データ送信パケットのそれぞれの電力制御情報が予め与えられており、該与えられた電力制御情報をそれぞれ前記複数の画像データ送信部に付与するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項88から92のいずれか1項に記載の画像データ通信方法。
  94. 前記第1のステップは、前記設定情報としてセッション数が予め与えられており、該与えられたセッション数で前記複数の画像データ送信パケットを送信するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項88から93のいずれか1項に記載の画像データ通信方法。
  95. 前記画像データ配信装置が、前記同一画像符号化データの生成及びパケット化に必要な配信設定を行うと、該配信設定の情報を呼処理により前記画像データ受信装置に送信するステップと、
    前記画像データ受信装置が、前記呼処理により前記配信設定の情報を受信し、前記画像データ配信装置から前記複数の画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを、前記複数の画像データ送信パケットのヘッダ情報及び前記受信した配信設定の情報に基づいて再構成するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項88から94のいずれか1項に記載の画像データ通信方法。
  96. 前記画像データ受信装置が、当該画像データ配信装置の利用者によって入力された前記配信設定の変更要求を前記呼処理により前記画像データ配信装置に送信するステップと、
    前記画像データ配信装置が、前記画像データ受信装置から受信した前記変更要求に従って前記配信設定を変更するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項95に記載の画像データ通信方法。
  97. 前記画像データ受信装置が、前記画像データ配信装置から受信した前記複数の画像データ送信パケットのそれぞれについて、該パケットのヘッダ情報及び前記呼処理により受信した配信設定の情報に基づいて受信状況を調べて前記画像データ配信装置に報告するステップと、
    前記画像データ配信装置が、前記画像データ受信装置から受信した前記受信状況報告の内容に応じて前記配信設定を変更するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項95又は96に記載の画像データ通信方法。
  98. 前記複数の画像データ送信パケットのうち、同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した画像データ送信パケットは、前記複数のブロックのそれぞれの先頭に、該ブロックのデータを区別するための所定のマーカが設けられていることを特徴とする、請求項86から97のいずれか1項に記載の画像データ通信方法。
  99. 複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信するサーバと、該サーバから配信された複数の同一動画像データを受信するクライアント端末とを有する通信システムにおいて用いられるプログラムであって、
    前記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを前記画像データ受信装置に送信する処理を、前記サーバのコンピュータに実行させ、
    前記画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する処理を、前記クライアント端末のコンピュータに実行させるプログラム。
  100. 複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信するサーバと、該サーバから配信された複数の同一動画像データを受信するクライアント端末とを有する通信システムにおいて用いられるプログラムであって、
    前記複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを前記クライアント端末に送信する処理を、前記サーバのコンピュータに実行させ、
    前記サーバから前記画像データ送信パケットとして受信される、前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを1つの動画像データに再構成する処理を、前記クライアント端末のコンピュータに実行させるプログラム。
  101. 複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信するサーバにおいて用いられるプログラムであって、
    前記複数の同一動画像データを生成する処理と、
    前記生成された複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを送信する処理とを、前記サーバのコンピュータに実行させるプログラム。
  102. 複数の同一動画像データを所定の時間差を付けて順次配信するサーバにおいて用いられるプログラムであって、
    前記複数の同一動画像データを生成する処理と、
    前記生成された複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを送信する処理とを、前記サーバのコンピュータに実行させるプログラム。
  103. サーバから所定の時間差を付けて配信された複数の同一動画像データを受信するクライアント端末において用いられるプログラムであって、
    前記複数の同一動画像データを一定長のブロック単位で同一のパケット内に収容した、少なくとも1つの画像データ送信パケットを前記サーバから受信する処理と、
    前記受信した画像データ送信パケットから前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを取り出して1つの動画像データに再構成する処理とを、前記クライアント端末のコンピュータに実行させるプログラム。
  104. サーバから所定の時間差を付けて配信された複数の同一動画像データを受信するクライアント端末において用いられるプログラムであって、
    前記複数の同一動画像データをそれぞれ一定長のブロック単位で別々のパケットに収容し、かつ、前記複数の同一動画像データのうちの少なくとも1つの動画像データについては同一パケット内に複数のブロックのデータを収容した複数の画像データ送信パケットを前記サーバから受信する処理と、
    前記受信した複数の画像データ送信パケットから前記所定の時間差を有する複数の同一動画像データを取り出して1つの動画像データに再構成する処理とを、前記クライアント端末のコンピュータに実行させるプログラム。
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