JP2005051321A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄積されたデータのメモリカードへの書き込みの管理を十分に行なうことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】フォルダ201に固有のIDと、ユーザー個人に固有の個人識別コードを組み合わせた組合せIDを、フォルダ201およびメモリカード400の双方に記憶し、双方の組合せIDが一致しているときに、フォルダ201に記憶されているデータをメモリカード400に書き込む。フォルダ201に記憶されているデータのメモリカード400への書き込みは、ネットワーク3000を介して接続されたホスト端末2000により書き込み動作が許可されているときのみ行なう。不揮発性メモリ1019に記憶される個人識別コードに基づき書き込みの回数を計数し、予め定めた回数を超えた場合は、書き込みをしない。
【選択図】 図2
【解決手段】フォルダ201に固有のIDと、ユーザー個人に固有の個人識別コードを組み合わせた組合せIDを、フォルダ201およびメモリカード400の双方に記憶し、双方の組合せIDが一致しているときに、フォルダ201に記憶されているデータをメモリカード400に書き込む。フォルダ201に記憶されているデータのメモリカード400への書き込みは、ネットワーク3000を介して接続されたホスト端末2000により書き込み動作が許可されているときのみ行なう。不揮発性メモリ1019に記憶される個人識別コードに基づき書き込みの回数を計数し、予め定めた回数を超えた場合は、書き込みをしない。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、スキャナ等の入力手段から読込んだ画像のデータおよびネットワークを介してホスト端末から受信したデータを蓄積し、このデータをユーザーが必要に応じて取り出すことのできる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の技術としては、画像情報を処理する手段としてファイル蓄積手段を含む複数の処理手段を備え、入力手段を通して取り入れた画像情報を該処理手段により処理するデジタル複合機であって、前記ファイル蓄積手段は、前記処理手段による処理時に処理される画像情報を該画像情報の処理に係わるジョブ情報又はページ情報と対応付けてファイル蓄積し、ファイル検索時に該ジョブ情報又はページ情報を検索情報として用いるようにした技術が知られている。(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
また、サーバーシステムには公開用コンテンツ記憶部を有し、データ記憶手段によって公開用コンテンツファイルを記憶でき、一方、ユーザー端末から保管要求があった公開用コンテンツファイルは、データ照会手段によって既に公開用コンテンツ記憶部に記憶されているかを照会し、既に記憶されている場合は更に記憶せず、ユーザー保管用データ記憶部に当該公開用コンテンツファイルが記憶されている記憶先アドレスを公開用コンテンツファイルの換わりにデータ置換手段よって保管し、また、保管をしたユーザーは、ユーザー認証手段によって保管された記憶先アドレスにアクセスし、送信要求をする事により保管した公開用コンテンツファイルをデータ送信手段によってダウンロードする技術が知られている。(例えば、特許文献2参照。)
【0004】
また、ICメモリーカードの属性記録部に第1のキー(鍵)情報を、そのファイル記録部内における各ファイルのヘッダーに第2のキー情報を書き込むようにし、別のICメモリカードにそのファイル記録部の内容をコピーしても、読出装置ではその第1および第2のキー情報間に一定の対応関係がなければ読出しを許可しないようにする技術が知られている。(例えば、特許文献3参照。)
【0005】
【特許文献1】
特開2001−169069号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2002−329084号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2001−251379号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、蓄積したファイルを誰が何回取り出したかについて管理されておらず、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができていなかった。
【0009】
本発明は、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、画像を読み取る読み取り手段と、ネットワークを介してホスト端末と接続するネットワーク接続手段と、前記読み取り手段によって読み取った画像のデータ、または前記ネットワーク接続手段によって前記ホスト端末から受信したデータを、前記データ毎に固有のIDを付して蓄積するデータ蓄積手段と、前記データ毎に固有のIDを記憶するID記憶手段と、ユーザー固有の個人識別コードを記憶する外部記録媒体が装着され、前記外部記録媒体に対してデータの読み込みおよび書き込みをする外部記録媒体読書手段と、前記外部記録媒体に記憶された個人識別コードと、ID記憶手段が記憶するIDとを組み合わせた組合せIDを作成する組合せID作成手段と、前記組合せID作成手段が作成した組合せIDを記憶する組合せID記憶手段手段と、前記組合せID作成手段が作成した組合せIDを前記外部記録媒体読書手段によって、前記外部記録媒体に書き込む組合せID書き込み手段と、前記外部記録媒体に書き込まれた組合せIDと、前記組合せID記憶手段が記憶する組合せIDとが一致している場合に、前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込むデータ書き込み手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】
この構成により、本発明の画像形成装置では、フォルダに固有のIDと個人識別コードとから組合せIDを作成して画像形成装置とメモリカードの双方に記憶し、双方の組合せIDが一致したときのみフォルダのデータをメモリカードに書き込むようにしているので、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0012】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記組合せID記憶手段は、前記データ蓄積手段が蓄積するデータに対する属性を前記ネットワーク接続手段によって前記ホスト端末から取得して記憶し、前記データ書き込み手段は、前記組合せID記憶手段が記憶する属性が前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込むことを許可するものである場合に、前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込むことを特徴としている。
【0013】
この構成により、本発明の画像形成装置では、蓄積されたデータの内、メモリカードに書き込むことが許可された属性を有するデータのみが、メモリカードに書き込むことができるので、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0014】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記データ書き込み手段によって前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込む際に、前記外部記録媒体に記憶された個人識別コードを取得して記憶する個人識別コード記憶手段を備えたことを特徴としている。
【0015】
この構成により、本発明の画像形成装置では、どの個人識別コードを有する者が、蓄積されたデータをメモリカードに書き込んだかのログを取ることができるので、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0016】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記データ書き込み手段によって前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込む際に、前記外部記録媒体に記憶された個人識別コードを取得して個人識別コード毎に書き込み回数を計数する計数手段を備えたことを特徴としている。
【0017】
この構成により、本発明の画像形成装置では、どの個人識別コードを有する者が、何回、蓄積されたデータをメモリカードに書き込んだかのログを取ることができるので、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0018】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記データ書き込み手段による書き込み回数の上限を記憶する回数上限記憶手段と、前記計数手段が計数する回数が前記回数上限記憶手段が記憶する回数を超えている場合は、前記データ書き込み手段による書き込み禁止するデータ書き込み禁止手段とを備えたことを特徴としている。
【0019】
この構成により、本発明の画像形成装置では、どの個人識別コードを有する者が、何回、蓄積されたデータをメモリカードに書き込んだかのログを取り、その回数を制限することができるので、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1および図2は、本発明の一実施形態の画像形成装置を示す。図1に示すように、この画像形成装置1000は、ネットワークインタフェース1020によりホスト端末2000とネットワーク3000を介して接続されている。ここで、ホスト端末2000は、例えばパーソナルコンピュータ等から構成され、画像形成装置1000のスキャナ1014が読み取ってハードディスク1015に蓄積した画像データおよび、画像形成装置1000がホスト端末2000から受信したデータの処理の可否についての属性を画像形成装置1000に送信するようになっている。
【0022】
図2は本発明の一実施形態の画像形成装置1000の構成を示す図である。図に示すように、この画像形成装置1000は、CPU1011と、ROM1012と、RAM1013と、スキャナ1014と、ハードディスク1015と、プロッタ1016と、タイマ1017と、操作表示部1018と、不揮発性メモリ1019と、記録媒体読書部1100と、ネットワークインタフェース1020とを含んで構成される。
【0023】
CPU1011は、RAM1013の所定領域をワーキングエリアとして使用し、ROM1012に格納された各種プログラムを実行することによって、画像形成装置1000の各種機能を実行する。
【0024】
スキャナ1014は、原稿の画像を読み取って画像データを出力する原稿読み取手段であり、送信原稿に記録されている文字や図形などの画像データを、光学系とCCDイメージセンサ等により走査して読み取り電気信号に変換する。
【0025】
ハードディスク1015は、スキャナ1014が読み取った画像データや、ネットワークインタフェース1020を介して受信する画像データを蓄積するようになっている。このハードディスク1015は、図3に示すように、画像データを蓄積する複数のフォルダ201を有しており、更に各フォルダ201内には、IDを格納するID格納エリア202を有している。
【0026】
プロッタ1016は、画像データを記録紙に印字して出力するものであり、例えば、サーマル式プロッタ、インクジェット式プロッタ、電子写真式プロッタ等を使用することができる。
【0027】
タイマ1017は、現在日時やある時点からの経過時間を計時する。
【0028】
操作表示部1018は、画像形成装置1000による送受信処理に必要な入力操作や、送信相手先のファクシミリ番号(電話番号)等をワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルに登録したり、その他の情報を設定情報として登録するために使用する各種キーと、その操作によって入力される情報、装置の状態、操作のガイダンス等を表示するLCD等の表示画面とから構成される。
【0029】
具体的には、各種キーとして、スキャナ1014により原稿を読み取って、読み取った画像データをプロッタ1016により転写紙に印字出力させる複写動作を開始させたり、スキャナ1014により原稿を読み取って、読み取った画情報をネットワークインタフェースを介して相手先ファクシミリ端末に送信するファクシミリ送信を開始させるためのスタートキー、数値入力をするためのテンキー、入力された数値を取り消したり、動作の中止をするためのクリアキー、プロッタ1016が転写紙に印字をする際のトナー濃度を設定するための濃度調整キー、等を備える。なお、テンキーにより入力された複写枚数等の値はカウンタにより表示されるようになっている。また、上記の他に各種キーとして、複写動作、ファクシミリ送受信動作等の途中で他の動作を行なうための割込キーと、動作モードを取り消すためのモードクリアキーを備え、更に、表示画面の表示領域外の近傍に確定キー、消去キー、キャンセルキーを備えている。また、操作表示部1018の操作により、スキャナ1014が読み取った原稿の画像データをハードディスク1015に蓄積させるようになっている。
【0030】
なお、操作表示部1018は、LCDに透明なタッチパネルとを重ねて構成することにより操作入力をする各種キーと表示画面を一体にすることもできる。
【0031】
不揮発性メモリ1019は、CPU1011がROM1012に格納された各種プログラムを実行して画像形成装置1000の各種機能を実行する際のパラメータや、ネットワークインタフェース1020を介して外部機器とファクシミリ通信等のデータ授受をする際のアドレス帳(送信先の電話番号やファクシミリ番号)を記憶するNV−RAMである。
【0032】
また、不揮発性メモリ1019は、図4に示すように第1の領域301と第2の領域302を有しており、第1の領域301には後述する個人識別コードを記憶するようになっている。
【0033】
記録媒体読書部1100は、図5に示すメモリカード400が着脱自在に構成されている。メモリカード400としては、例えばSDメモリカードを用いることができる。
【0034】
メモリカード400は、コントロールIC430と、ROM420、フラッシュメモリ410を有している。ROM420は、メモリカード400に固有のシリアルID421、およびメモリカード400の製造日時422を記憶している。また、フラッシュメモリ410は、後述する組合せIDを格納するID格納エリア401と、個人識別コードを格納する個人識別コード格納エリア402を有している。個人識別コードとは、メモリカード400を所有する個人に固有のコードのことであり、例えば社員番号等を適用することができる。
【0035】
ネットワークインタフェース1020は、電話回線等の通信回線、およびインターネット等のネットワーク3000に接続され、データの送受信にあたって所定の回線制御を行なったり、画情報を変復調伝送するとともに、伝送制御のための各種手順信号を伝送するようになっている。また、ネットワークインタフェース1020は、ホスト端末2000との間でネットワーク3000を介してデータの受け渡しをするようになっている。
【0036】
次に、図6〜図9を参照して、本発明に係る画像形成装置1000の動作について説明する。
【0037】
図6は、画像形成装置1000が、フォルダ201のIDと不揮発性メモリ1019内の個人識別コードとを組み合わせて組合せIDを作成し、これをメモリカード400に書き込む動作を説明するものである。
【0038】
まず、ユーザーによる操作表示部1018からの指示により、メモリカード400内に後述する組合せIDを作成するためのフォルダ201を選択する(S11)。ここでは、フォルダ201が選択されたものとして以下説明する。
【0039】
次に、S11で選択されたフォルダ201のID格納エリア202に格納されたフォルダ固有のIDを取得する(S12)。
【0040】
次いで、不揮発性メモリ1019内の第1の領域301に予め記憶された個人識別コードを取得する(S13)。
【0041】
そして、S12で取得したIDとS13で取得した個人識別コードとを組み合わせたID(これを本実施形態では「組合せID」と言う)を作成する(S14)。
【0042】
次に、S14で作成した組合せIDをメモリカード400のID格納エリア401に書き込むとともに、フォルダ201のID格納エリア202に書き込む(S15)。すなわち、S15では、フォルダ201のID格納エリア202には、予め格納されていたフォルダ201固有のIDの外に、S14で作成された組合せIDが書き込まれる。
【0043】
次に、図7を参照して、図6で作成された組合せIDを用いてフォルダ201からメモリカード400にデータを書き込む動作について説明する。
【0044】
まず、記録媒体読書部1100にメモリカード400を装着する(S21)。次いで、装着されたメモリカード内のID格納エリア401に書き込まれた組合せIDと、フォルダ201のID格納エリア202に格納された組合せIDとを比較し(S22)、両方の組合せIDが一致している場合は、ファルダ201に記憶された画像データへのアクセスがホスト端末2000により許可されているか否かを判別する(S23)。
【0045】
S23でアクセスが許可されていると判別した場合は、フォルダ201内の画像データをメモリカード400に書き込み(S24)、アクセスが許可されていないと判別した場合は再びS23の処理を行って、メモリカード400への書き込みを行なわない。なお、S22で一致していない場合は、フォルダ201の画像データにアクセスできない旨を操作表示部1018によって表示する(S25)。
【0046】
次に、図8を参照して、図7の動作に個人識別コード毎に書き込み回数を計数する動作を加えた動作について説明する。
【0047】
まず、記録媒体読書部1100にメモリカード400を装着する(S31)。次いで、装着されたメモリカード内のID格納エリア401に書き込まれた組合せIDと、フォルダ201のID格納エリア202に格納された組合せIDとを比較し(S32)、一致している場合は、ファルダ201に記憶された画像データへのアクセスがホスト端末2000により許可されているか否かを判別する(S33)。
【0048】
S33でアクセスが許可されていると判別した場合は、フォルダ201内の画像データをメモリカード400に書き込み(S35)、アクセスが許可されていないと判別した場合は再びS23の処理を行って、メモリカード400への書き込みを行なわない。なお、S32で一致していない場合は、フォルダ201の画像データにアクセスできない旨を操作表示部1018によって表示する(S34)。
【0049】
S35で画像データをメモリカード400に書き込んだ後、メモリカード400の個人識別コード格納エリア402に格納された個人識別コードを、不揮発性メモリ1019内の第2の領域302に記憶させる(S36)。
【0050】
次いで、S36で記憶した個人識別コードに基づいて、個人識別コード毎に何回S35の処理を行ったかを計数する。すなわち、フォルダ201のデータを誰が何回メモリカード400に書き込んだかをカウントする。
【0051】
次に、図9を参照して、図8の動作で計数した回数に基づいて書き込みを制限するようにした動作について説明する。
【0052】
まず、記録媒体読書部1100にメモリカード400を装着する(S41)。次いで、装着されたメモリカード400の個人識別コードに基づいて、該個人識別コードを用いてフォルダ201からメモリカード400へデータを書き込んだ回数が、予め定めた回数を超えているかを判別する(S42)。
【0053】
S42の判別で、予め定めた回数を超えていないと判別された場合、続いてメモリカード内のID格納エリア401に書き込まれた組合せIDと、フォルダ201のID格納エリア202に格納されたIDとを比較し(S43)、一致している場合は、ファルダ201に記憶された画像データへのアクセスがホスト端末2000により許可されているか否かを判別する(S45)。
【0054】
S45でアクセスが許可されていると判別した場合は、フォルダ201内の画像データをメモリカード400に書き込み(S47)、アクセスが許可されていないと判別した場合は再びS45の処理を行って、メモリカード400への書き込みを行なわない。
【0055】
なお、S42で、予め定めた回数を超えていると判別された場合は、回数制限を超えているため書き込みできない旨を操作表示部1018によって表示する(S44)。
【0056】
また、S43で、一致していない場合は、フォルダ201の画像データにアクセスできない旨を操作表示部1018によって表示する(S46)。
【0057】
このように、本実施形態では、フォルダに固有のIDと、ユーザー個人に固有の個人識別コードを組み合わせた組合せIDを、フォルダおよびメモリカードの双方に記憶し、双方の組合せIDが一致しているときに、フォルダに記憶されているデータをメモリカードに書き込むことができるようにしている。
【0058】
このため、本実施形態では、画像形成装置1000に蓄積されたデータのメモリカードへの書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0059】
また、本実施形態では、フォルダに記憶されているデータのメモリカードへの書き込みは、ネットワーク3000を介して接続されたホスト端末2000により書き込み動作が許可されているときのみ行なうことができる。
【0060】
このため、本実施形態では、画像形成装置1000に蓄積されたデータのメモリカードへの書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0061】
また、本実施形態では、組合せIDを作成する際にメモリカード400内の個人識別コードが不揮発性メモリ1019に記憶されるようになっている。
【0062】
このため、本実施形態では、不揮発性メモリ1019に記憶された個人識別コードに基づき書き込みのログを取得することで、画像形成装置1000に蓄積されたデータのメモリカードへの書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0063】
また、本実施形態では、組合せIDを作成する際にメモリカード400内の組合せIDを作成する際にメモリカード400内の個人識別コードが不揮発性メモリ1019に記憶され、この個人識別コードに基づき書き込みの回数を計数するようになっている。
【0064】
このため、本実施形態では、不揮発性メモリ1019に記憶された個人識別コードに基づき書き込みの回数をログとして取得することで、画像形成装置1000に蓄積されたデータのメモリカードへの書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0065】
また、本実施形態では、不揮発性メモリ1019に記憶される個人識別コードに基づき書き込みの回数を計数し、予め定めた回数を超えた場合は、書き込みをしないようにしている。
【0066】
このため、本実施形態では、予め定めた回数を超えて書き込みをしないように制限しているので、画像形成装置1000に蓄積されたデータのメモリカードへの書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置がホスト端末とネットワーク接続された構成を示す図。
【図2】一実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図。
【図3】一実施形態の画像形成装置が備えるハードディスクのデータ構成を示す図。
【図4】一実施形態の画像形成装置が備える不揮発性メモリのデータ構成を示す図。
【図5】一実施形態の画像形成装置に装着されるメモリカードのデータ構成を示す図。
【図6】一実施形態の画像形成装置の動作を説明するフローチャート。
【図7】一実施形態の画像形成装置の動作を説明するフローチャート。
【図8】一実施形態の画像形成装置の動作を説明するフローチャート。
【図9】一実施形態の画像形成装置の動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
400 メモリカード
1000 画像形成装置
1011 CPU(ID作成手段、組合せID書き込み手段、データ書き込み手段、計数手段、データ書き込み禁止手段)
1012 ROM
1013 RAM
1014 スキャナ(読み取り手段)
1015 ハードディスク(データ蓄積手段、ID記憶手段、組合せID記憶手段、回数上限記憶手段)
1016 プロッタ
1017 タイマ
1018 操作表示部
1019 不揮発性メモリ(個人識別コード記憶手段)
1020 ネットワークインタフェース(ネットワーク接続手段)
1100 記録媒体読書部(記録媒体読書手段)
2000 ホスト端末
3000 ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、スキャナ等の入力手段から読込んだ画像のデータおよびネットワークを介してホスト端末から受信したデータを蓄積し、このデータをユーザーが必要に応じて取り出すことのできる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の技術としては、画像情報を処理する手段としてファイル蓄積手段を含む複数の処理手段を備え、入力手段を通して取り入れた画像情報を該処理手段により処理するデジタル複合機であって、前記ファイル蓄積手段は、前記処理手段による処理時に処理される画像情報を該画像情報の処理に係わるジョブ情報又はページ情報と対応付けてファイル蓄積し、ファイル検索時に該ジョブ情報又はページ情報を検索情報として用いるようにした技術が知られている。(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
また、サーバーシステムには公開用コンテンツ記憶部を有し、データ記憶手段によって公開用コンテンツファイルを記憶でき、一方、ユーザー端末から保管要求があった公開用コンテンツファイルは、データ照会手段によって既に公開用コンテンツ記憶部に記憶されているかを照会し、既に記憶されている場合は更に記憶せず、ユーザー保管用データ記憶部に当該公開用コンテンツファイルが記憶されている記憶先アドレスを公開用コンテンツファイルの換わりにデータ置換手段よって保管し、また、保管をしたユーザーは、ユーザー認証手段によって保管された記憶先アドレスにアクセスし、送信要求をする事により保管した公開用コンテンツファイルをデータ送信手段によってダウンロードする技術が知られている。(例えば、特許文献2参照。)
【0004】
また、ICメモリーカードの属性記録部に第1のキー(鍵)情報を、そのファイル記録部内における各ファイルのヘッダーに第2のキー情報を書き込むようにし、別のICメモリカードにそのファイル記録部の内容をコピーしても、読出装置ではその第1および第2のキー情報間に一定の対応関係がなければ読出しを許可しないようにする技術が知られている。(例えば、特許文献3参照。)
【0005】
【特許文献1】
特開2001−169069号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2002−329084号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2001−251379号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、蓄積したファイルを誰が何回取り出したかについて管理されておらず、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができていなかった。
【0009】
本発明は、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、画像を読み取る読み取り手段と、ネットワークを介してホスト端末と接続するネットワーク接続手段と、前記読み取り手段によって読み取った画像のデータ、または前記ネットワーク接続手段によって前記ホスト端末から受信したデータを、前記データ毎に固有のIDを付して蓄積するデータ蓄積手段と、前記データ毎に固有のIDを記憶するID記憶手段と、ユーザー固有の個人識別コードを記憶する外部記録媒体が装着され、前記外部記録媒体に対してデータの読み込みおよび書き込みをする外部記録媒体読書手段と、前記外部記録媒体に記憶された個人識別コードと、ID記憶手段が記憶するIDとを組み合わせた組合せIDを作成する組合せID作成手段と、前記組合せID作成手段が作成した組合せIDを記憶する組合せID記憶手段手段と、前記組合せID作成手段が作成した組合せIDを前記外部記録媒体読書手段によって、前記外部記録媒体に書き込む組合せID書き込み手段と、前記外部記録媒体に書き込まれた組合せIDと、前記組合せID記憶手段が記憶する組合せIDとが一致している場合に、前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込むデータ書き込み手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】
この構成により、本発明の画像形成装置では、フォルダに固有のIDと個人識別コードとから組合せIDを作成して画像形成装置とメモリカードの双方に記憶し、双方の組合せIDが一致したときのみフォルダのデータをメモリカードに書き込むようにしているので、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0012】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記組合せID記憶手段は、前記データ蓄積手段が蓄積するデータに対する属性を前記ネットワーク接続手段によって前記ホスト端末から取得して記憶し、前記データ書き込み手段は、前記組合せID記憶手段が記憶する属性が前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込むことを許可するものである場合に、前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込むことを特徴としている。
【0013】
この構成により、本発明の画像形成装置では、蓄積されたデータの内、メモリカードに書き込むことが許可された属性を有するデータのみが、メモリカードに書き込むことができるので、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0014】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記データ書き込み手段によって前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込む際に、前記外部記録媒体に記憶された個人識別コードを取得して記憶する個人識別コード記憶手段を備えたことを特徴としている。
【0015】
この構成により、本発明の画像形成装置では、どの個人識別コードを有する者が、蓄積されたデータをメモリカードに書き込んだかのログを取ることができるので、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0016】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記データ書き込み手段によって前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込む際に、前記外部記録媒体に記憶された個人識別コードを取得して個人識別コード毎に書き込み回数を計数する計数手段を備えたことを特徴としている。
【0017】
この構成により、本発明の画像形成装置では、どの個人識別コードを有する者が、何回、蓄積されたデータをメモリカードに書き込んだかのログを取ることができるので、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0018】
また、本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、前記データ書き込み手段による書き込み回数の上限を記憶する回数上限記憶手段と、前記計数手段が計数する回数が前記回数上限記憶手段が記憶する回数を超えている場合は、前記データ書き込み手段による書き込み禁止するデータ書き込み禁止手段とを備えたことを特徴としている。
【0019】
この構成により、本発明の画像形成装置では、どの個人識別コードを有する者が、何回、蓄積されたデータをメモリカードに書き込んだかのログを取り、その回数を制限することができるので、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1および図2は、本発明の一実施形態の画像形成装置を示す。図1に示すように、この画像形成装置1000は、ネットワークインタフェース1020によりホスト端末2000とネットワーク3000を介して接続されている。ここで、ホスト端末2000は、例えばパーソナルコンピュータ等から構成され、画像形成装置1000のスキャナ1014が読み取ってハードディスク1015に蓄積した画像データおよび、画像形成装置1000がホスト端末2000から受信したデータの処理の可否についての属性を画像形成装置1000に送信するようになっている。
【0022】
図2は本発明の一実施形態の画像形成装置1000の構成を示す図である。図に示すように、この画像形成装置1000は、CPU1011と、ROM1012と、RAM1013と、スキャナ1014と、ハードディスク1015と、プロッタ1016と、タイマ1017と、操作表示部1018と、不揮発性メモリ1019と、記録媒体読書部1100と、ネットワークインタフェース1020とを含んで構成される。
【0023】
CPU1011は、RAM1013の所定領域をワーキングエリアとして使用し、ROM1012に格納された各種プログラムを実行することによって、画像形成装置1000の各種機能を実行する。
【0024】
スキャナ1014は、原稿の画像を読み取って画像データを出力する原稿読み取手段であり、送信原稿に記録されている文字や図形などの画像データを、光学系とCCDイメージセンサ等により走査して読み取り電気信号に変換する。
【0025】
ハードディスク1015は、スキャナ1014が読み取った画像データや、ネットワークインタフェース1020を介して受信する画像データを蓄積するようになっている。このハードディスク1015は、図3に示すように、画像データを蓄積する複数のフォルダ201を有しており、更に各フォルダ201内には、IDを格納するID格納エリア202を有している。
【0026】
プロッタ1016は、画像データを記録紙に印字して出力するものであり、例えば、サーマル式プロッタ、インクジェット式プロッタ、電子写真式プロッタ等を使用することができる。
【0027】
タイマ1017は、現在日時やある時点からの経過時間を計時する。
【0028】
操作表示部1018は、画像形成装置1000による送受信処理に必要な入力操作や、送信相手先のファクシミリ番号(電話番号)等をワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルに登録したり、その他の情報を設定情報として登録するために使用する各種キーと、その操作によって入力される情報、装置の状態、操作のガイダンス等を表示するLCD等の表示画面とから構成される。
【0029】
具体的には、各種キーとして、スキャナ1014により原稿を読み取って、読み取った画像データをプロッタ1016により転写紙に印字出力させる複写動作を開始させたり、スキャナ1014により原稿を読み取って、読み取った画情報をネットワークインタフェースを介して相手先ファクシミリ端末に送信するファクシミリ送信を開始させるためのスタートキー、数値入力をするためのテンキー、入力された数値を取り消したり、動作の中止をするためのクリアキー、プロッタ1016が転写紙に印字をする際のトナー濃度を設定するための濃度調整キー、等を備える。なお、テンキーにより入力された複写枚数等の値はカウンタにより表示されるようになっている。また、上記の他に各種キーとして、複写動作、ファクシミリ送受信動作等の途中で他の動作を行なうための割込キーと、動作モードを取り消すためのモードクリアキーを備え、更に、表示画面の表示領域外の近傍に確定キー、消去キー、キャンセルキーを備えている。また、操作表示部1018の操作により、スキャナ1014が読み取った原稿の画像データをハードディスク1015に蓄積させるようになっている。
【0030】
なお、操作表示部1018は、LCDに透明なタッチパネルとを重ねて構成することにより操作入力をする各種キーと表示画面を一体にすることもできる。
【0031】
不揮発性メモリ1019は、CPU1011がROM1012に格納された各種プログラムを実行して画像形成装置1000の各種機能を実行する際のパラメータや、ネットワークインタフェース1020を介して外部機器とファクシミリ通信等のデータ授受をする際のアドレス帳(送信先の電話番号やファクシミリ番号)を記憶するNV−RAMである。
【0032】
また、不揮発性メモリ1019は、図4に示すように第1の領域301と第2の領域302を有しており、第1の領域301には後述する個人識別コードを記憶するようになっている。
【0033】
記録媒体読書部1100は、図5に示すメモリカード400が着脱自在に構成されている。メモリカード400としては、例えばSDメモリカードを用いることができる。
【0034】
メモリカード400は、コントロールIC430と、ROM420、フラッシュメモリ410を有している。ROM420は、メモリカード400に固有のシリアルID421、およびメモリカード400の製造日時422を記憶している。また、フラッシュメモリ410は、後述する組合せIDを格納するID格納エリア401と、個人識別コードを格納する個人識別コード格納エリア402を有している。個人識別コードとは、メモリカード400を所有する個人に固有のコードのことであり、例えば社員番号等を適用することができる。
【0035】
ネットワークインタフェース1020は、電話回線等の通信回線、およびインターネット等のネットワーク3000に接続され、データの送受信にあたって所定の回線制御を行なったり、画情報を変復調伝送するとともに、伝送制御のための各種手順信号を伝送するようになっている。また、ネットワークインタフェース1020は、ホスト端末2000との間でネットワーク3000を介してデータの受け渡しをするようになっている。
【0036】
次に、図6〜図9を参照して、本発明に係る画像形成装置1000の動作について説明する。
【0037】
図6は、画像形成装置1000が、フォルダ201のIDと不揮発性メモリ1019内の個人識別コードとを組み合わせて組合せIDを作成し、これをメモリカード400に書き込む動作を説明するものである。
【0038】
まず、ユーザーによる操作表示部1018からの指示により、メモリカード400内に後述する組合せIDを作成するためのフォルダ201を選択する(S11)。ここでは、フォルダ201が選択されたものとして以下説明する。
【0039】
次に、S11で選択されたフォルダ201のID格納エリア202に格納されたフォルダ固有のIDを取得する(S12)。
【0040】
次いで、不揮発性メモリ1019内の第1の領域301に予め記憶された個人識別コードを取得する(S13)。
【0041】
そして、S12で取得したIDとS13で取得した個人識別コードとを組み合わせたID(これを本実施形態では「組合せID」と言う)を作成する(S14)。
【0042】
次に、S14で作成した組合せIDをメモリカード400のID格納エリア401に書き込むとともに、フォルダ201のID格納エリア202に書き込む(S15)。すなわち、S15では、フォルダ201のID格納エリア202には、予め格納されていたフォルダ201固有のIDの外に、S14で作成された組合せIDが書き込まれる。
【0043】
次に、図7を参照して、図6で作成された組合せIDを用いてフォルダ201からメモリカード400にデータを書き込む動作について説明する。
【0044】
まず、記録媒体読書部1100にメモリカード400を装着する(S21)。次いで、装着されたメモリカード内のID格納エリア401に書き込まれた組合せIDと、フォルダ201のID格納エリア202に格納された組合せIDとを比較し(S22)、両方の組合せIDが一致している場合は、ファルダ201に記憶された画像データへのアクセスがホスト端末2000により許可されているか否かを判別する(S23)。
【0045】
S23でアクセスが許可されていると判別した場合は、フォルダ201内の画像データをメモリカード400に書き込み(S24)、アクセスが許可されていないと判別した場合は再びS23の処理を行って、メモリカード400への書き込みを行なわない。なお、S22で一致していない場合は、フォルダ201の画像データにアクセスできない旨を操作表示部1018によって表示する(S25)。
【0046】
次に、図8を参照して、図7の動作に個人識別コード毎に書き込み回数を計数する動作を加えた動作について説明する。
【0047】
まず、記録媒体読書部1100にメモリカード400を装着する(S31)。次いで、装着されたメモリカード内のID格納エリア401に書き込まれた組合せIDと、フォルダ201のID格納エリア202に格納された組合せIDとを比較し(S32)、一致している場合は、ファルダ201に記憶された画像データへのアクセスがホスト端末2000により許可されているか否かを判別する(S33)。
【0048】
S33でアクセスが許可されていると判別した場合は、フォルダ201内の画像データをメモリカード400に書き込み(S35)、アクセスが許可されていないと判別した場合は再びS23の処理を行って、メモリカード400への書き込みを行なわない。なお、S32で一致していない場合は、フォルダ201の画像データにアクセスできない旨を操作表示部1018によって表示する(S34)。
【0049】
S35で画像データをメモリカード400に書き込んだ後、メモリカード400の個人識別コード格納エリア402に格納された個人識別コードを、不揮発性メモリ1019内の第2の領域302に記憶させる(S36)。
【0050】
次いで、S36で記憶した個人識別コードに基づいて、個人識別コード毎に何回S35の処理を行ったかを計数する。すなわち、フォルダ201のデータを誰が何回メモリカード400に書き込んだかをカウントする。
【0051】
次に、図9を参照して、図8の動作で計数した回数に基づいて書き込みを制限するようにした動作について説明する。
【0052】
まず、記録媒体読書部1100にメモリカード400を装着する(S41)。次いで、装着されたメモリカード400の個人識別コードに基づいて、該個人識別コードを用いてフォルダ201からメモリカード400へデータを書き込んだ回数が、予め定めた回数を超えているかを判別する(S42)。
【0053】
S42の判別で、予め定めた回数を超えていないと判別された場合、続いてメモリカード内のID格納エリア401に書き込まれた組合せIDと、フォルダ201のID格納エリア202に格納されたIDとを比較し(S43)、一致している場合は、ファルダ201に記憶された画像データへのアクセスがホスト端末2000により許可されているか否かを判別する(S45)。
【0054】
S45でアクセスが許可されていると判別した場合は、フォルダ201内の画像データをメモリカード400に書き込み(S47)、アクセスが許可されていないと判別した場合は再びS45の処理を行って、メモリカード400への書き込みを行なわない。
【0055】
なお、S42で、予め定めた回数を超えていると判別された場合は、回数制限を超えているため書き込みできない旨を操作表示部1018によって表示する(S44)。
【0056】
また、S43で、一致していない場合は、フォルダ201の画像データにアクセスできない旨を操作表示部1018によって表示する(S46)。
【0057】
このように、本実施形態では、フォルダに固有のIDと、ユーザー個人に固有の個人識別コードを組み合わせた組合せIDを、フォルダおよびメモリカードの双方に記憶し、双方の組合せIDが一致しているときに、フォルダに記憶されているデータをメモリカードに書き込むことができるようにしている。
【0058】
このため、本実施形態では、画像形成装置1000に蓄積されたデータのメモリカードへの書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0059】
また、本実施形態では、フォルダに記憶されているデータのメモリカードへの書き込みは、ネットワーク3000を介して接続されたホスト端末2000により書き込み動作が許可されているときのみ行なうことができる。
【0060】
このため、本実施形態では、画像形成装置1000に蓄積されたデータのメモリカードへの書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0061】
また、本実施形態では、組合せIDを作成する際にメモリカード400内の個人識別コードが不揮発性メモリ1019に記憶されるようになっている。
【0062】
このため、本実施形態では、不揮発性メモリ1019に記憶された個人識別コードに基づき書き込みのログを取得することで、画像形成装置1000に蓄積されたデータのメモリカードへの書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0063】
また、本実施形態では、組合せIDを作成する際にメモリカード400内の組合せIDを作成する際にメモリカード400内の個人識別コードが不揮発性メモリ1019に記憶され、この個人識別コードに基づき書き込みの回数を計数するようになっている。
【0064】
このため、本実施形態では、不揮発性メモリ1019に記憶された個人識別コードに基づき書き込みの回数をログとして取得することで、画像形成装置1000に蓄積されたデータのメモリカードへの書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0065】
また、本実施形態では、不揮発性メモリ1019に記憶される個人識別コードに基づき書き込みの回数を計数し、予め定めた回数を超えた場合は、書き込みをしないようにしている。
【0066】
このため、本実施形態では、予め定めた回数を超えて書き込みをしないように制限しているので、画像形成装置1000に蓄積されたデータのメモリカードへの書き込みの管理を十分に行なうことができる。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、蓄積されたデータのメモリカード等への書き込みの管理を十分に行なうことができる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置がホスト端末とネットワーク接続された構成を示す図。
【図2】一実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図。
【図3】一実施形態の画像形成装置が備えるハードディスクのデータ構成を示す図。
【図4】一実施形態の画像形成装置が備える不揮発性メモリのデータ構成を示す図。
【図5】一実施形態の画像形成装置に装着されるメモリカードのデータ構成を示す図。
【図6】一実施形態の画像形成装置の動作を説明するフローチャート。
【図7】一実施形態の画像形成装置の動作を説明するフローチャート。
【図8】一実施形態の画像形成装置の動作を説明するフローチャート。
【図9】一実施形態の画像形成装置の動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
400 メモリカード
1000 画像形成装置
1011 CPU(ID作成手段、組合せID書き込み手段、データ書き込み手段、計数手段、データ書き込み禁止手段)
1012 ROM
1013 RAM
1014 スキャナ(読み取り手段)
1015 ハードディスク(データ蓄積手段、ID記憶手段、組合せID記憶手段、回数上限記憶手段)
1016 プロッタ
1017 タイマ
1018 操作表示部
1019 不揮発性メモリ(個人識別コード記憶手段)
1020 ネットワークインタフェース(ネットワーク接続手段)
1100 記録媒体読書部(記録媒体読書手段)
2000 ホスト端末
3000 ネットワーク
Claims (5)
- 画像を読み取る読み取り手段と、
ネットワークを介してホスト端末と接続するネットワーク接続手段と、
前記読み取り手段によって読み取った画像のデータ、または前記ネットワーク接続手段によって前記ホスト端末から受信したデータを、前記データ毎に固有のIDを付して蓄積するデータ蓄積手段と、
前記データ毎に固有のIDを記憶するID記憶手段と、
ユーザー固有の個人識別コードを記憶する外部記録媒体が装着され、前記外部記録媒体に対してデータの読み込みおよび書き込みをする外部記録媒体読書手段と、
前記外部記録媒体に記憶された個人識別コードと、ID記憶手段が記憶するIDとを組み合わせた組合せIDを作成する組合せID作成手段と、
前記組合せID作成手段が作成した組合せIDを記憶する組合せID記憶手段手段と、
前記組合せID作成手段が作成した組合せIDを前記外部記録媒体読書手段によって、前記外部記録媒体に書き込む組合せID書き込み手段と、
前記外部記録媒体に書き込まれた組合せIDと、前記組合せID記憶手段が記憶する組合せIDとが一致している場合に、前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込むデータ書き込み手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記組合せID記憶手段は、前記データ蓄積手段が蓄積するデータに対する属性を前記ネットワーク接続手段によって前記ホスト端末から取得して記憶し、
前記データ書き込み手段は、前記組合せID記憶手段が記憶する属性が前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込むことを許可するものである場合に、前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記データ書き込み手段によって前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込む際に、前記外部記録媒体に記憶された個人識別コードを取得して記憶する個人識別コード記憶手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記データ書き込み手段によって前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを前記外部記録媒体に書き込む際に、前記外部記録媒体に記憶された個人識別コードを取得して個人識別コード毎に書き込み回数を計数する計数手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記データ書き込み手段による書き込み回数の上限を記憶する回数上限記憶手段と、
前記計数手段が計数する回数が前記回数上限記憶手段が記憶する回数を超えている場合は、前記データ書き込み手段による書き込み禁止するデータ書き込み禁止手段とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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JP2003203169A JP2005051321A (ja) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | 画像形成装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006341491A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、記録媒体 |
JP2008009205A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置および画像形成装置用のカートリッジ |
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-
2003
- 2003-07-29 JP JP2003203169A patent/JP2005051321A/ja active Pending
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