JP2005050545A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 今後データの記録が行われる光情報記録媒体にアドレス不連続箇所が存在するか否かについて検出することである。
【解決手段】 光ピックアップから読み出した信号からATIP信号の抽出を行い、前記ATIP信号の復調を行う信号処理部と、前記光情報記録媒体にアドレス不連続箇所が存在するか否かについて検出する検出部と、検出部により前記アドレス不連続箇所の存在が検出されたとき、該アドレス不連続分だけ前の位置に開始アドレスを設定する補正部とを有し、前記検出部は、この記録装置により予め把握されている前記アドレス不連続箇所に関するATIP情報と前記信号処理部の出力に基づいて今後データの記録が行われる前記光情報記録媒体にアドレス不連続箇所が存在するか否かについて検出するものであることを特徴とする記録装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高速記録対応の記録装置に関する。
近年、光ビームを照射することにより記録層材料に変化を生じさせ、情報の記録を行う記録可能な光情報記録媒体、例えば、追記可能なコンパクトディスク(CD−R)や書換え可能なコンパクトディスク(CD−RW)に関し、その高速記録化が進んできている。また、任意の速度で記録できるマルチスピード対応の光情報記録媒体も存在し、高速での記録信号品質を確保しつつ、低速での記録品質が良好であることが要求されている。特に、書換え型コンパクトディスクの標準規格書であるオレンジブックパートIIIによれば、従来の1倍〜4倍速の記録
速度に対して、4倍〜10倍なる高速記録化が規格されつつある。また、高速記録になると、線速度一定記録(CLV)方式では、記録装置の性能上厳しくなるため、角速度一定記録(CAV)方式で記録することが必要となる。このようなCAV記録方式に対応するためには、直径120mmの一般的な光ディスクで約3倍の速度マージンが必要とされている。
ところが、光情報記録媒体としては記録速度に対するマージンが限界にきており、特に、相変化型の光情報記録媒体では、記録材料の特性上、記録速度のマージンを広くすることが困難であるとされている。従って、基本的には、高速でのみ記録できる光情報記録媒体となってしまう。ところが、現実には、従来の低速仕様の記録装置であっても挿入された光情報記録媒体に対して書込み指令を与えると試し書きによる記録パワーの設定等のプロセスを経て強制的に書込み処理を行ってしまう場合があるが、この際、従来の低速仕様の光情報記録媒体と高速仕様の光情報記録媒体との材質の違い等により低速仕様の記録装置では良好に書き込めないので、結果として、不良書込みにより本来のデータを消失してしまったり、でたらめな書込みとなってしまうことがある。
従って、このような高速記録対応の光情報記録媒体であっても、汎用性・互換性を持たせるために従来の低速仕様の記録装置や再生装置で再生可能であって、かつ、低速仕様の記録装置では記録できないようにすることが必要である。
そこで、本発明は、従来の低速仕様の記録装置や再生装置で再生可能であって、かつ、低速仕様の記録装置では記録できない高速記録対応の光情報記録媒体を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、光ピックアップから光を用いて光情報記録媒体にデータを記録する記録装置であって、前記光ピックアップから読み出した信号からATIP信号の抽出を行い、前記ATIP信号の復調を行う信号処理部と、前記光情報記録媒体にアドレス不連続箇所が存在するか否かについて検出する検出部と、検出部により前記アドレス不連続箇所の存在が検出されたとき、該アドレス不連続分だけ前の位置に開始アドレスを設定する補正部とを有し、前記検出部は、この記録装置により予め把握されている前記アドレス不連続箇所に関するATIP情報と前記信号処理部の出力に基づいて今後データの記録が行われる前記光情報記録媒体にアドレス不連続箇所が存在するか否かについて検出するものであることを特徴とする記録装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の記録装置であって、補正部は、前記開始アドレスとしてt1−(t2’−t1’)を設定することを特徴とする記録装置である。ただし、t1はアドレス不連続箇所を有しない光情報記録媒体に対する開始アドレスとして設定されたアドレスであり、前記アドレス不連続箇所はアドレスt1’からt2’の間に設定され、t1’<t2’である。
本発明によれば、光情報記録媒体にアドレスの不連続があっても、アドレスの不連続の影響を受けることなく、不連続領域へのアクセスによる試し書き処理等を経て、他の領域に対する本来の記録処理を実行することができる。
本発明の一実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。まず、本発明の記録可能で高速記録対応の光情報記録媒体1のセクタ・アドレス構造について図1及び図2を参照して説明する。
本実施の形態の光情報記録媒体1には、少なくとも情報を記録する前にその記録可能領域にセクタが予め形成されており、各々のセクタにはアドレスが割り振られている。そのアドレスは対応するセクタを特定し得るものである。このようなアドレスに関する情報の記録は、光情報記録媒体1の案内溝のウォブルに変調信号として載せるように記録しておくことが好ましい。例えば、CD−RディスクやCD−RWディスクの場合におけるATIP(Absolute Time In Pregroove)や書換え型DVD+RWディスクの場合におけるADIP(AddressIn Pregroove)が挙げられる。
このような光情報記録媒体1は、少なくとも、図1に示すような3つの記録可能な領域A1,A2,A3を有する。領域A1は、記録装置が記録動作時(実際の記録に先立つ処理動作時)にのみアクセスする領域である。例えば、記録装置の情報管理領域等が相当する。実際例としては、記録用の光ピックアップのレーザ光に関する記録パワーを設定するための記録前の試し書き領域(CD−Rディスク、CD−RWディスク、DVD+RWディスク等におけるPCA(Power Calibration Area))が該当する。この領域A1は、開始アドレスt1から終了アドレスt2までの間とされている。
続く領域A2は、記録装置が記録動作時にアクセスするとともにこの記録装置による再生動作時(実際の再生に先立つ処理動作時)にもアクセスする領域である。例えば、記録情報の管理領域として用いられることが多い。実際例としては、CD−RディスクやCD−RWディスクにおけるPMA(Program Memory Area)が該当する。この領域A2は、開始アドレスt2から終了アドレスt3までの間とされている。
続く領域A3は、記録装置の記録時(実際の記録処理実行時)及び再生時(実際の再生処理実行時)及び再生(専用)装置の再生時にアクセスする領域であり、実際に情報(データ)を記録する領域である。CD−RディスクやCD−RWディスクにおけるプログラムエリアが相当する。この領域A3は、開始アドレスt3から開始される。
ここに、従来の低速記録仕様の光情報記録媒体にあっては、図6に示すように、セクタの光情報記録媒体上における物理的配列に従い、所定の法則に従ってアドレスtが連続的に割り振り設定されている。即ち、セクタの物理的な配列とアドレスとの関係が、図6に示すように、セクタ数の増加に伴いアドレスが増加(又は、減少)していくが、媒体固有の法則に従い、アドレスは常に連続的に変化する。記録装置では、このようなアドレスから光情報記録媒体上の絶対的な位置を検出し、記録を行う。ところが、高速記録用の光情報記録媒体に関しても図6に示すようなセクタ・アドレス構造とした場合、低速仕様の記録装置の場合でも強制的に書込みを行ってしまう可能性がある。
この点、本実施の形態の光情報記録媒体1では、記録動作時のみアクセスする領域A1に関して、セクタの物理的配列に対してアドレスtが不連続となる不連続個所を少なくとも1箇所以上設けるようにフォーマットしたものである。この不連続個所は、アドレスt1′〜t2′の間に設定され、これらのアドレスt1′,t2′が領域A1内、即ち、t1<t1′〜t2′<t2を満たすように設定されている。
このようなアドレスtの不連続個所のアドレスt1′,t2′は、記録処理を防止したい低速仕様の記録装置が領域A1においてアクセスする個所に基づき決定される。例えば、低速仕様の記録装置が記録動作時に領域A1内のアドレスt0にアクセスするものとすると、このアドレスt0が不連続個所中となるように、即ち、このアドレスt0がアドレスt1′〜t2′間に含まれるように、アドレスt1′〜t2′が設定される。
ここに,アドレスtの不連続個所の形態としては任意に設定できるが、図2にその代表的なパターン例を3つ例示する。図2(a)は、セクタ領域の幅がない状態の不連続個所2としたパターン例を示す。このパターン例の場合、不連続個所2に関するアドレスt1′からアドレスt2′までのセクタが存在しないため、アドレスに不連続が発生する。このパターン例の場合、図6に示した従来一般のアドレス設定に比べて領域A1のセクタ数が不連続個所1のアドレスt1′〜t2′分だけ減少してしまうので、領域A1の開始アドレスt1をこの減少分だけ前側に設定する。即ち、t1−(t2′−t1′)が開始アドレスとして設定される。このようなパターン例によれば、領域A1内の利用可能なセクタ数を減少させることなく、かつ、アドレスtが不明となる領域がない状態でアドレスtが不連続となる不連続個所2を形成することができる。
図2(b)は、セクタの物理的配列方向に領域A1′の幅を持たせてアドレスt1′からアドレスt2′までアドレスtが不連続となる不連続個所3を形成したパターン例を示す。この際、不連続個所2の領域A1′内で任意のアドレスtxが設定自在とされている。従って、不連続個所2について任意のアドレスtxの設定を利用することで、付加的な情報、例えば、媒体の種類の記述などの情報を持たせつつ、アドレスtが不連続となる不連続個所3を形成することができる。
図2(c)は、図2(b)の場合の不連続個所3と同様の不連続個所4としたパターン例であるが、不連続個所4を形成する領域A1′にアドレスtを有しない点で異なるパターンとされている。例えば、アドレスがプレグルーブ(案内溝)のウォブル変調により記録されている場合を想定すると、ウォブル変調をなくす方法とか、ウォブル自体をなくす方法とか、プレグルーブ自体をなくす方法等により、アドレスを持たせないようにすればよい。プレグルーブ自体をなくした場合、不連続個所4による領域A1′が長ければ、プリピットを領域A1に設定し、トラック外れを防止するようにしてもよい。この際、プリピットに記録する情報は任意に設定できる。このようにアドレスを持たせない不連続個所4によれば、後述するように低速仕様の記録装置で記録しようとする際にこの不連続個所4で確実にエラーを発生させることができる。
ところで、本実施の形態の光情報記録媒体1は、高速記録が可能となるようにその媒体特性が改良されているが、低速仕様の記録装置による記録をより確実に防止するためには、以下のような特性を持つように設定されていることが好ましい。即ち、波長λ=789nm、対物レンズ開口数NA=0.50のCD系の光ピックアップ又は波長λ=650nm、対物レンズ開口数NA=0.60のDVD系の光ピックアップを用いる場合、媒体の保証する最低記録速度(記録可能な記録装置と媒体との最低相対速度)Vminの1/2の速度、即ち、V=0.5Vminなる相対速度で記録したときの特性が以下の通りであることが好ましい。この場合、記録信号としては図3に示すような加熱パルスと冷却パルスとの繰返しによるマルチパルス列であって、最長マーク長11Tの記録信号を用いればよい。記録パワーPwは任意に設定され、消去パワーPeは0.5Pwに設定される。
このような条件で光情報記録媒体1に記録された記録信号を、記録に用いた光ピックアップを用いて再生した場合の変調度m11(=I11/Rtop)(Rtop:情報が書込まれていない部分の最大反射率、I11:最長マーク長11Tが記録された部分の反射率)を測定し、この変調度m11がm11≦0.5となる特性を持つことである。このような特性を持たせた光情報記録媒体1では、媒体の保証する最高記録速度Vmaxでの変調度を高くすることができ、高速記録時に安定した記録信号特性を得ることができる。
次に、本実施の形態のような高速記録対応の光情報記録媒体1に対して記録が可能な記録装置5について図4を参照して説明する。基本的には、記録動作時に不連続個所2,3又は4の影響を受けない対策が講じられている。この記録装置5は、詳細は省略するが、スピンドルモータ6により回転駆動される光情報記録媒体1に対して記録又は再生用の光ビームを照射するレーザ光源、対物レンズ、受光素子等を備えた光ピックアップ7と、この光ピックアップ7により受光検出された読み出し信号に対してアドレス信号の抽出を行う読み出し信号処理部8と、この読み出し信号処理部8から得られるアドレス信号に対して復調処理を行うアドレス信号処理部9と、このアドレス信号処理部9の出力に基づきアドレスの不連続の有無を検出する検出手段としてのアドレス不連続検出部10と、このアドレス不連続検出部10によりアドレスの不連続が検出された場合に所定のアドレス補正を行う補正手段としてのアドレス補正部11と、光ピックアップ7中のレーザ光源に対する記録装置制御部12とを備えた構成とされている。
このような構成において、回転駆動されている光情報記録媒体1に光ピックアップ7により光ビームを集光照射し、その反射光を受光素子で受光することにより信号を読み出す。読み出された信号について読み出し信号処理部8によりアドレス信号のみを抽出する。抽出されたアドレス信号はアドレス信号処理部9により復調されて現在光ビームを照射している個所のアドレスを特定する。このとき、アドレス不連続検出部10を有しない従来の低速仕様の記録装置の場合であれば、領域A1のアクセスにおいて不連続個所2,3又は4部分のアクセスによりアドレスに不連続が発生するとトラッキング外れが生じたと判断してエラー信号を記録装置制御部12に返してしまうため、それ以降の処理、即ち、試し書きや本来の記録処理に移行することができない。これにより、低速仕様の記録装置で書き込んでしまうことが防止される。
一方、本実施の形態の記録装置5の場合、アドレス不連続検出部10及びアドレス補正部11を備え、当該光情報記録媒体1の領域A1中の不連続個所2,3又は4に関するアドレス情報を予め把握しているので、領域A1のアクセスにおいてアドレスに不連続が発生しても、アドレス不連続検出部10により不連続個所2,3又は4部分のアクセスによるアドレスの不連続であると認識し、その旨をアドレス補正部11に出力することより、アドレス補正部11では不連続個所2,3又は4部分のアドレスだけ飛ばすようにアドレス補正を行い、記録装置制御部12にアドレス情報を出力する。これにより、不連続個所2,3又は4によるアドレスの不連続の影響を受けることなく、記録装置制御部12による制御等を通じて、この領域A1のアクセスによる試し書き処理(記録パワーPwの設定)等を経て、領域A3等に対する本来の記録処理が可能となる。
なお、記録装置や再生装置による再生処理については、低速仕様/高速仕様を問わず、領域A1をアクセスすることなく、アドレスtがセクタの物理的配列に従い連続的に設定された領域A2,A3のアクセスとなるため、支障なく再生を行える。
前述した実施の形態に準ずる本発明の実施例について説明する。
<実施例1>
ポリカーボネート製の透明基板上に連続した案内溝(グルーブ)を螺旋状に形成しCD−RW用基板を用意した。案内溝に記録されるアドレス情報(ATIP)に関して、以下に示すアドレスt1′、t2′に図2(a)に示したようなパターン例のATIP不連続なる不連続個所2を以下の通り形成した。
t1 =96:25:10
t1′=96:41:49
t2′=97:11:50
t2 =97:23:50
t3 =97:27:00
不連続個所2を形成した領域はPCAであり、記録装置が記録動作時に記録パワーPwを決定するために、パワーを変更しながら試し書きを行う領域である。この領域がA1に相当する。アドレスt1′、t2′は、記録装置の記録時のアクセス位置を考慮して決定した。
また、このようなアドレスの不連続個所2以外の領域に関しては、CD−RWの規格書であるオレンジブックパートIII ver.2.0に準拠したコンパクトディスクの通常再生速度の1〜4倍(1X〜4X)までの記録に対応するATIP情報を記録した。
このような透明基板13に、図5に示すように、下部誘電体層14、記録層15、上部誘電体層16、金属反射層17、保護層18を成膜した光情報記録媒体1とした。下部誘電体層14及び上部誘電体層16はZnSとSiO2とを主成分とする混合物からなり、記録層15はAgInTeSbを主成分とする相変化材料からなり、金属反射層17はAlを主成分とする材料からなる。また、下部誘電体層14及び上部誘電体層16はRFスパッタリング法で成膜し、記録層15及び金属反射層17はDCスパッタリング法で成膜した。保護層18はUV硬化樹脂をスピンコート法で成膜後、UV光を照射することで硬化し形成した。
このようにして得られた光情報記録媒体1をCD−RW初期化装置を用いて初期化することで、未記録のCD−RWメディアを得ることができた。作成されたメディアは上述のアドレスが不連続な不連続個所2がPCAエリアに形成してある。
このようにPCAエリアにアドレスが不連続となる不連続個所2の存在するCD−RWメディアを市販の(低速仕様の)記録装置で記録可能であるか否かのテストを実施した。テストを実施した記録装置は株式会社リコー製CD−R/RWドライブMP-7060Aである。作成したCD−RWメディアをこのような記録装置を用いて記録を行ったところ、記録動作の初期段階でエラーが発生し、記録せずにメディアを排出したものである。
一方、上述した記録装置にアドレス不連続検出部10及びアドレス補正部11を追加する改造を施してCD−RWメディア(光情報記録媒体1)に対する記録動作を行わせたところ、不連続個所2によりPCAエリアのATIPの不連続があっても、不連続である00:30:00分のアドレスをアドレス補正部11により補正することにより、問題なく試し書き等の記録動作を行い、引き続き、実際の記録を開始したものである。このようにして、本実施の形態の記録装置5では記録が可能であるが、従来の低速仕様のままの記録装置では本実施の形態による光情報記録媒体1に対して記録を行えないことが確認されたものである。
<実施例2>
実施例1の場合と同様にCD−RWメディアを作成した。ただし、記録層材料の組成比を変更し4X〜8Xなる高速で記録できるように調整を行った。作成したメディアをCD−RWディスク評価装置DDU1000(λ=789nm,NA=0.50)を用いて8X(V=9.6m/s)と4X(V=4.8m/s)と2X(V=2.4m/s)で、図3に示したようなマルチパルス波形による記録信号で記録を行った。記録パワーPwはCD−RWの規格書であるオレンジブックパートIII ver.2.0に準拠したOPC法に従って決定した。
記録後の信号を再生速度X1で読み出し、各記録速度の場合について変調度mを測定したところ、以下の通りとなったものである。
8X: I11/Itop=0.65
4X: I11/Itop=0.56
2X: I11/Itop=0.45
記録速度8X,4Xでの記録信号は十分な変調度が出ているが、2Xといった従来通りの低速での記録信号は変調度が低く、CD−RWの最低規格値である0.55を下回っている。従って、2Xのような低速仕様では記録できない媒体となっていることが分かる。
このようなCD−RWメディアを実施例1で用いたアドレス不連続検出部10等を有しない従来の記録装置で書き込みを試みたところ、同様に記録前に排出されたものである。
本発明の一実施の形態に関するセクタ・アドレス構造を模式的に示す説明図である。 本発明の一実施の形態の光情報記録媒体に関するアドレスの不連続個所のパターン例を3つ例示するセクタ数−アドレス特性図である。 記録信号のパターン例を波形図である。 記録装置の概略構成を示すブロック図である。 光情報記録媒体の断面構造例を示す断面図である。 従来一般の光情報記録媒体に関するセクタ数−アドレス特性図である。
符号の説明
1 光情報記録媒体
2,3,4 不連続個所
5 記録装置
7 光ピックアップ
8 読み出し信号処理部
10 検出手段(アドレス不連続検出部)、アドレス不連続検出部
11 補正手段(アドレス補正部)、アドレス補正部

Claims (2)

  1. 光ピックアップから光を用いて光情報記録媒体にデータを記録する記録装置であって、
    前記光ピックアップから読み出した信号からATIP信号の抽出を行い、前記ATIP信号の復調を行う信号処理部と、
    前記光情報記録媒体にアドレス不連続箇所が存在するか否かについて検出する検出部と、
    検出部により前記アドレス不連続箇所の存在が検出されたとき、該アドレス不連続分だけ前の位置に開始アドレスを設定する補正部とを有し、
    前記検出部は、この記録装置により予め把握されている前記アドレス不連続箇所に関するATIP情報と前記信号処理部の出力に基づいて今後データの記録が行われる前記光情報記録媒体にアドレス不連続箇所が存在するか否かについて検出するものであることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置であって、
    補正部は、前記開始アドレスとしてt1−(t2′−t1′)を設定することを特徴とする記録装置。ただし、t1はアドレス不連続箇所を有しない光情報記録媒体に対する開始アドレスとして設定されたアドレスであり、前記アドレス不連続箇所はアドレスt1′からt2′の間に設定され、t1′<t2′である。

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