JP2005050434A - 光記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フォーカシング制御およびトラッキング制御を安定的かつ安価に行なうことができる光記録再生装置を提供する。
【解決手段】 フォトディテクタ20,21の各領域A〜Fは、光ディスク1からの反射光量に応じた電気信号a〜fを出力する。電気信号a〜fは、RFアンプ部30を介してA/Dコンバータ40〜45に入力される。演算回路50は、電気信号a〜fを演算処理し、フォーカスエラー信号FEとトラッキングエラー信号TEとを生成する。CPU60は、A/Dコンバータ40〜45の出力信号のDCレベルを測定し、DCレベルとA/Dコンバータのダイナミックレンジの中央値との差分が「0」となるようにRFアンプ部30の可変抵抗器に制御信号OCa〜OCfを送る。CPU60は、出力信号の出力振幅がダイナミックレンジ内となるように、RFアンプ部30の可変抵抗器に制御信号GCa〜GCfを送る。
【選択図】 図1

Description

この発明は、光記録再生装置に関し、より特定的には、光記録再生装置に配された光ピックアップ装置におけるフォーカシング制御およびトラッキング制御に関する。
光記録再生装置においては、ディスク媒体上に安定して情報を記録し、それを忠実に再生するための装置として、光ピックアップ装置を備える。光ピックアップ装置は、半導体レーザからのレーザ光を集光してディスク媒体上の目標の位置に照射する対物レンズをディスクの面の振れに追従させるフォーカシング制御およびトラック振れに追従させるトラッキング制御を行なう対物レンズ駆動機構(以下、アクチュエータとも称する)を搭載して、ディスク媒体上の目標位置とレーザ光スポットの相対的位置関係を常に一定に維持するように自動調整する。
フォーカシング制御およびトラッキング制御については、対物レンズにより集光されてディスク媒体に照射されたビームの戻り光を検出することによって行なわれる。通常、フォトダイオードなどの受光素子によってビームの戻り光が受光されると、この受光素子の出力に基づき、アクチュエータを作動するというフィードバック制御が構成される(例えば、特許文献1,2参照)。
図7は、特許文献1に記載される光記録再生装置の主要部の構成を示す図である。
図7を参照して、光記録再生装置は、光ディスク1に対向して配される光ヘッド100と、フォーカスエラー検出部110と、トラッキングエラー検出部120と、アナログ・ディジタル変換器(以下、A/Dコンバータとも称する)130,140と、プロセッサ200と、ディジタル・アナログ変換器(以下、D/Aコンバータとも称する)80,81と、ドライバ90,91とを備える。
光ヘッド100は、フォーカスアクチュエータ103と、トラッキングアクチュエータ104と、光学系102とを含む。
フォーカスエラー検出部110は、図示しないフォトダイオード部とアンプ部とから構成される。フォトダイオード部において、光ディスク1からの反射光は、4つの領域に分割されたフォトダイオード(図示せず)によって受光されると、これら4つの領域(例えば、a,b,c,dとする)のうち、対角に位置する領域の対(a,c)および(b,d)の出力の和信号(a+c),(b+d)が求められる。
アンプ部は、フォトダイオード部の出力和信号(a+c),(b+d)を入力として、入力信号の差(a+c)−(b+d)に比例した出力電圧をフォーカスエラー信号feとして出力する。
トラッキングエラー検出部120も同様に、図示しないフォトダイオード部とアンプ部とから構成される。フォトダイオード部において、光ディスクからの反射光は、2つの領域(例えば、e,fとする)に分割されたフォトダイオード(図示せず)によって受光されると、反射光量に応じた信号e,fを出力する。
アンプ部は、フォトダイオード部の出力信号e,fを入力として、入力信号の差(e−f)に比例した出力電圧をトラッキングエラー信号teとして出力する。
さらに、フォーカスエラー信号feとトラッキングエラー信号teとは、A/Dコンバータ130,140において、それぞれ、デジタル化したフォーカスエラー信号FEとトラッキングエラー信号TEとに変換され、プロセッサ200に入力される。
プロセッサ200は、フォーカスエラー信号FEに基づいてフォーカスドライブ信号FDを生成するフォーカス制御部70と、トラッキングエラー信号TEに基づいてトラッキングドライブ信号TDを生成するトラッキング制御部71とを含む。生成されたフォーカスドライブ信号FDとトラッキングドライブ信号TDとは、D/Aコンバータ80,81において、それぞれアナログ化されると、ドライバ90,91に入力される。
ドライバ90は、フォーカスドライブ信号FDに基づいて、光スポットを合焦点となるようにフォーカスアクチュエータ103を駆動する。ドライバ91は、トラッキングドライブ信号TDに基づいて、光スポット101をトラックの中心に位置するようにトラッキングアクチュエータ104を駆動する。
ここで、各エラー検出部110,120から出力されるフォーカスエラー信号feおよびトラッキングエラー信号teは、光ディスク1および光学系102の個体差によって、ゲインやオフセットにばらつきが生じる。このため、これらのエラー信号fe,teを受けるA/Dコンバータ130,140は、ばらつきも含めてプロセッサ200に取込むことができるように、ダイナミックレンジの広いことが求められる。これは、高価なA/Dコンバータを要することから、装置のコストを高めてしまう要因となる。
そこで、図7に示すように、プロセッサ200内部にエラー信号fe,teのゲインおよびオフセットを調整する部位を配し、このエラー検出部ゲイン・オフセット調整部150の出力によって、各エラー検出部110,120のゲインおよびオフセットのばらつきを自動的に補正することとする。
本構成により、A/Dコンバータ130,140に必要とされるダイナミックレンジを狭くできることから、装置のコストの低減を図ることができる。
特開平6−176371号公報 特開平2−5228号公報
しかしながら、上記の光記録再生装置では、A/Dコンバータ130,140に入力されるエラー信号fe,teは、フォーカスエラー検出部110およびトラッキングエラー検出部120において、各々のフォトダイオード部の受光出力を加算および減算して生成された信号である。このため、A/Dコンバータ130,140においては、演算結果を取込むことができるだけのダイナミックレンジが必要であり、依然として、装置のコストが高価となってしまうことは否定できない。例えば、受光出力の出力振幅(ピーク・ピーク値)を1Vとすれば、フォーカスエラー信号feの出力振幅は4Vに相当することとなり、A/Dコンバータには、これをカバーするだけのダイナミックレンジが求められる。
また、エラー信号の出力振幅が大きいことに相関して、オフセットおよびゲインの調整範囲も大きくなることから、これらの制御が複雑化し、コストがかさむという問題があった。
それゆえ、この発明の目的は、フォーカシング制御およびトラッキング制御を安定的かつ安価に行なうことができる光記録再生装置を提供することである。
この発明のある局面によれば、光ディスクからの光ビームの反射光量を検出し、反射光量に応じた電気信号を出力する受光素子と、受光素子から出力される電気信号を増幅する増幅部と、増幅部から出力される電気信号をディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変換器と、アナログ・ディジタル変換器から出力される電気信号を演算処理して、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を生成するエラー信号生成部と、増幅部から出力される電気信号に与えるオフセットおよびゲインを調整する第1および第2の制御信号を出力する制御部とを備える。制御部は、アナログ・ディジタル変換器から出力される電気信号を検出し、電気信号の直流成分とアナログ・ディジタル変換器のダイナミックレンジの中央値とが一致するように、電気信号にオフセットを与えるための第1の制御信号と、電気信号の出力振幅がアナログ・ディジタル変換器のダイナミックレンジの範囲内に収まるようにゲインを調整するための第2の制御信号とを出力する。増幅部は、第1および第2の制御信号に応じて、電気信号に与えるオフセットおよびゲインを調整し、増幅した電気信号をアナログ・ディジタル変換器に入力する。
好ましくは、増幅部は、電気信号と基準電圧との電位差を増幅する差動増幅器と、差動増幅器の第1の入力端子に結合され、基準電圧にオフセットを与えるための第1の可変抵抗器と、差動増幅器の出力端子と第2の入力端子との間に結合され、ゲインを変化させるための第2の可変抵抗器とを含む。第1の可変抵抗器は、第1の制御信号に応じて抵抗値を調整し、第2の可変抵抗器は、第2の制御信号に応じて抵抗値を調整する。
好ましくは、制御部は、中央演算処理装置を含む。
本発明の光記録再生装置によれば、受光素子の出力する電気信号をA/Dコンバータに直接的に入力し、デジタル化した電気信号からエラー信号を生成する構成とすることにより、電気信号を演算処理して生成したエラー信号をA/Dコンバータに入力する従来の光記録再生装置に対して、ダイナミックレンジの狭いA/Dコンバータで構成することができ、装置コストを低減することができる。
また、A/Dコンバータに入力される電気信号の直流成分をオフセットすること、およびゲインを調整することにより、狭いダイナミックレンジにおいても、電気信号が波形飽和することなく、サーボ制御を安定して行なうことができる。
さらに、電気信号のオフセット調整を行なうRFアンプ部において、オフセットの調整範囲が、エラー信号をオフセットさせる従来の光記録再生装置における調整範囲に対して小さくなることから、制御が容易化され、コストをさらに低減することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う光記録再生装置の主要部の構成を示す図である。
図1を参照して、光記録再生装置は、図示しない光源から出射されたビームを光ディスク1に集光する対物レンズ10と、対物レンズ10をフォーカス方向およびトラッキング方向に制御駆動するためのアクチュエータ11とを含む光ピックアップ装置と、光ディスク1の記録面で反射されたビームを受光する受光素子部と、RFアンプ部30と、A/Dコンバータ40〜45とを備える。
受光素子部は、十字形状に4分割されたフォトディテクタ20と、2分割されたフォトディテクタ21とで構成される。
フォトディテクタ20は、光ディスク1の半径方向に関して2分割され、かつ接線方向に関して2分割されて形成された4つの領域A〜Dを有する。光ディスク1からの反射光ビームが集光されて入射されると、4つの領域A,B,C,Dのそれぞれは、入力した反射光量に応じた電気信号a,b,c,dを出力する。
フォトディテクタ21は、光ディスク1の半径方向に関して2分割された領域E,Fを有する。光ディスク1からの反射光ビームが集光されて入射されると、2つの領域E,Fのそれぞれは、入力した反射光量に応じた電気信号e,fを出力する。
RFアンプ部30は、電気信号a〜fのそれぞれを入力電圧とする複数の差動増幅器で構成される。電気信号a〜fは、RFアンプ部30において、それぞれ差動増幅されて出力される。
A/Dコンバータ40〜45は、RFアンプ部30の出力信号に対応して、並列に配される。A/Dコンバータ40〜45は、RFアンプ部30を介して入力された電気信号a〜fをデジタル化して出力する。
光記録再生装置は、A/Dコンバータ40〜45の出力信号、すなわちデジタル化された電気信号a〜fを演算処理してフォーカスエラー信号FEおよびトラッキングエラー信号TEを生成する演算回路50と、CPU60と、フォーカス制御部70と、トラッキング制御部71と、D/Aコンバータ80,81と、ドライバ90,91とをさらに備える。
演算回路50は、図示は省略するが、2つの加算回路と差分回路とを含む。加算回路の各々は、フォトディテクタ20の4つの領域のうち対角に位置する領域同士である、領域AおよびCからの電気信号の和信号(a+c)と領域BおよびDからの電気信号の和信号(b+d)とをそれぞれ算出する。加算結果である電気信号の和信号(a+c),(b+d)は、差分回路に出力される。差分回路は、2つの和信号(a+c),(b+d)の差分(a+c)−(b+d)を求めて、フォーカスエラー信号FEとして、フォーカス制御部70に与える。
演算回路50は、さらに、図示しない差分回路を含む。差分回路は、フォトディテクタ21の領域E,Fからの電気信号e,fの差分(e−f)を求めて、トラッキングエラー信号TEとして、トラッキング制御部71に与える。
以上のように、本実施の形態では、エラー信号の生成を3ビーム法に基づいて行なっている。エラー信号を生成するための他の技術としては、プッシュプル法、非点収差法などが知られている。本発明は、これらの技術についても適用することができる。なお、非点収差法の場合、トラッキングエラー信号TEについては、フォーカスエラー信号FEと同じく、4分割フォトディテクタ20の電気信号a〜dを演算して得られる信号(a+c)−(b+d)から求めることができる。
フォーカス制御部70とトラッキング制御部71とは、得られたエラー信号FE,TEに基づいて、フォーカスドライブ信号FDとトラッキングドライブ信号TDとを生成する。
生成されたフォーカスドライブ信号FDとトラッキングドライブ信号TDとは、D/Aコンバータ80,81において、それぞれアナログ化されると、ドライバ90,91に入力される。
ドライバ90は、フォーカスドライブ信号FDに基づいて、光スポットを合焦点となるように、フォーカス方向にアクチュエータ11を駆動する。ドライバ91は、トラッキングドライブ信号TDに基づいて、光スポット101をトラックの中心に位置するように、トラッキング方向にアクチュエータ11を駆動する。
本実施の形態に従う光記録再生装置は、図7に示す従来の光記録再生装置と比較して、A/Dコンバータ40〜45に入力される信号が、受光素子部で検出した電気信号a〜fを加工したエラー信号fe,teではなく、電気信号a〜fそのものである点で異なっている。
詳細には、図7に示す従来の光記録再生装置では、A/Dコンバータ130,140に入力される信号は、フォーカスエラー信号fe(=(a+c)−(b+d))およびトラッキングエラー信号te(=(e−f))である。これに対して、本実施の形態では、A/Dコンバータ40〜45に入力される信号は、フォトダイオード20,21から出力される電気信号a〜fである。
本実施の形態によれば、A/Dコンバータの入力信号の出力振幅は小さくなることから、A/Dコンバータのダイナミックレンジを狭くすることができる。理想的には、4つの電気信号a〜dを演算して生成されるフォーカスエラー信号(a+c)−(b+d)に対して、単一の電気信号は、その出力振幅が1/4であることから、A/Dコンバータのダイナミックレンジは、従来の1/4に低減される。したがって、ダイナミックレンジの狭い安価なA/Dコンバータで構成することができることから、装置コストを低減することが可能となる。
さらに、最近では、LSI(大規模集積回路)の高集積化に伴なって、これまでアナログIC部に搭載されていた回路をデジタルIC部に一体化させて搭載し、アナログ処理からデジタル処理に移行させる傾向にある。
本実施の形態では、これまでアナログIC部に搭載されるRFアンプ部で実行されていたエラー信号の生成を、デジタルIC部に搭載した演算回路で行なうことから、装置の小型化を図ることができる。
以上のように、本実施の形態では、フォトディテクタで検出した電気信号を直接A/Dコンバータに入力する構成とすることにより、A/Dコンバータのダイナミックレンジを狭くすることができる。しかしながら、電気信号の出力振幅がダイナミックレンジを越えてしまう場合は、電気信号が波形飽和し、サーボ制御の精度が損なわれる。
そこで、電気信号に対してオフセットおよびゲインの調整を行なうことにより、狭いダイナミックレンジのA/Dコンバータにおいて起こり得る電気信号の波形飽和を回避し、安定してサーボ制御を行なうことが可能となる。本実施の形態では、さらに、RFアンプ部30にオフセット調整機能とゲイン調整機能とをもたせることにより、安定したサーボ制御の実現を図る。
図2は、図1に示すRFアンプ部30の構成を示す図である。RFアンプ部30は、電気信号a〜fのそれぞれに対して配される複数の差動増幅器OPa〜OPfを含む。差動増幅器OPa〜OPfは、互いに同じ構成であることから、図2では、電気信号aに対応して配される差動増幅器OPaを代表して示す。
図2を参照して、差動増幅器OPaは、反転増幅器であり、反転入力端子に電気信号aが入力される。差動増幅器OPaの出力端子は、A/Dコンバータ41の入力端子に結合される。反転入力端子と出力端子との間には、帰還抵抗として、可変抵抗器VRGaが結合される。非反転入力端子と接地電位との間には、可変抵抗器VROaが結合される。
差動増幅器OPaにおいて、非反転入力端子に接続された可変抵抗器VROaの抵抗値を調整することにより、差動増幅器OPの出力電圧をオフセットさせることができる。このため、可変抵抗器VROaは、オフセット調整部として機能する。
さらに、差動増幅器OPaにおいて、可変抵抗器VRGaの抵抗値を調整することにより、差動増幅器OPaのゲインを増減することができる。このため、可変抵抗器VRGaは、ゲイン調整部として機能する。
なお、図示しない差動増幅器OPb〜OPfにおいても、同様に、オフセット調整部としての可変抵抗器VROb〜VROfと、ゲイン調整部としての可変抵抗器VRGb〜VRGfとがそれぞれ配される。
可変抵抗器VROa〜VROfにおいて、抵抗値の調整は、図1に示すCPU60からの制御信号OCa〜OCfに応じて行なわれる。
再び図1を参照して、CPU60は、A/Dコンバータ40〜45の出力信号を取込んで、各出力信号の直流(DC)レベルを測定する。得られたDCレベルと基準電圧(A/Dコンバータのダイナミックレンジの中央値に相当)とを比較し、その差分を算出する。CPU60は、差分が「0」となるように、すなわち、出力信号のDCレベルと基準電圧とが一致するように、RFアンプ部30の可変抵抗器VROa〜VROfに制御信号OCa〜OCfを送る。
可変抵抗器VROa〜VROfは、対応する制御信号OCa〜OCfに応じて、抵抗値を調整する。これにより、差動増幅器OPa〜OPfの出力電圧(すなわち、A/Dコンバータ40〜45の入力信号)は、オフセットされて、DCレベルがダイナミックレンジの中央値に設定される。
可変抵抗器VRGa〜VRGfにおいて、抵抗値の調整は、CPU60からの制御信号GCa〜GCfに応じて行なわれる。CPU60は、A/Dコンバータ40〜45の出力信号を取込んで、各出力信号の最大値と最小値との電位差(出力振幅)を測定する。CPU60は、さらに、得られた電位差がA/Dコンバータのダイナミックレンジの範囲内であるか否かを判定する。電位差がダイナミックレンジの範囲内にないときには、CPU60は、電位差がダイナミックレンジ内に収まるように、RFアンプ部30の可変抵抗器VRGa〜VRGfに制御信号GCa〜GCfを送る。
可変抵抗器VRGa〜VRGfは、対応する制御信号GCa〜GCfに応じて、抵抗値を調整する。これにより、差動増幅器OPa〜OPfは、ゲインが調整されて、出力電圧(すなわち、A/Dコンバータ40〜45の入力信号)は、出力振幅がダイナミックレンジの範囲内となるように調整される。
以上のように、電気信号a〜fは、RFアンプ部30において、A/Dコンバータ40〜45のダイナミックレンジに合わせてオフセットおよびゲインが調整されることから、ダイナミックレンジの狭いA/Dコンバータにおいても、サーボ制御を安定して行なうことができる。
また、単一の電気信号の出力振幅が小さいために、オフセットおよびゲインの調整範囲は小さくなり、これらの制御が容易化されることから、コスト低減を図ることができる。
図3は、図2に示すRFアンプ部30におけるオフセット調整動作を説明するためのフロー図である。
通常、フォーカスサーボをかける際には、最初にフォーカスサーボがオフの状態で、フォーカスアクチュエータを上下させることにより、フォーカスエラー信号を正しく検出できる範囲に調整する。フォーカスエラー信号が当該範囲に入ると、フォーカスエラー信号に”S”の形をした誤差信号が現われる。フォーカスエラー信号のゼロクロスを見て、フォーカスサーボをオン状態とすることにより、フォーカスサーボが完成する。
本実施の形態では、光記録再生装置の立上げ時において、光ディスク1を駆動させ(ステップS01)、フォーカスサーボがオフ状態において、A/Dコンバータ40〜45のダイナミックレンジの調整を開始する(ステップS02)。フォーカスサーボをオンする際のダイナミックレンジを確保するためである。
A/Dコンバータ40〜45のダイナミックレンジの調整は、先述のように、RFアンプ部30の出力信号のDCレベルを測定して行なわれる(ステップS03)。詳細には、フォトディテクタ20,21から出力される電気信号a〜fは、RFアンプ部30を介してA/Dコンバータ40〜45に入力される。CPU60は、A/Dコンバータ40〜45のそれぞれからデジタル化されて出力される電気信号a〜fを取込み、そのDCレベル(例えば、X[mV]とする)を検出する(ステップS04)。
次に、CPU60は、電気信号a〜fのDCレベルの測定結果X[mV]と基準DCレベル(例えば、Y[mV]とする)とから、オフセット印加電圧(X−Y)[mV]を算出する(ステップS05)。基準DCレベルY[mV]は、A/Dコンバータ40〜45のダイナミックレンジの中央値に相当する。
さらに、CPU60は、RFアンプ部30の可変抵抗器VROa〜VROfの各々に対して、オフセット印加電圧(X−Y)[mV]分をオフセットするための制御信号OCa〜OCfを出力する。RFアンプ部30の差動増幅器OPa〜OPfに配された可変抵抗器VROa〜VROfは、対応する制御信号OCa〜OCfに応じて、抵抗値を調整する(ステップS06)。
ステップS06において、RFアンプ部30の出力信号のDCレベルがオフセットされて、信号中心が基準DCレベルと一致すると、フォーカスサーボをオン状態とする(ステップS07)。
光記録再生装置は、続いて、図示しないフォーカスサーチ動作を行なう。このとき、A/Dコンバータ40〜45にそれぞれ入力される電気信号a〜fは、上記のオフセット調整動作によって、ダイナミックレンジの中央値をDCレベルとする信号となっている。
さらに、CPU60は、電気信号a〜fの振幅の最大値と最小値とを測定し、これらがA/Dコンバータのダイナミックレンジの範囲内に含まれるように、制御信号GCa〜GCfを出力する。制御信号GCa〜GCfに応じて、RFアンプ部30の差動増幅器OPa〜OPfに配された可変抵抗器VRGa〜VRGfの抵抗値が調整されることにより、電気信号a〜fのゲインが調整される。
このように、電気信号a〜fは、オフセットおよびゲインがA/Dコンバータ40〜45のダイナミックレンジに収まるように個別に調整されることにより、ダイナミックレンジの狭いA/Dコンバータにおいても、波形飽和を起こすことがなく、安定してサーボ制御を行なうことができる。
図4は、図2に示すRFアンプ部30のオフセット調整動作を説明するためのフロー図である。
以下に示す動作は、図3のオフセット調整動作によってフォーカスサーボがオンされた後に実行されるトラッキングサーチ動作および通常再生動作において、ダイナミックレンジを確保するために行なわれるものである。
最初に、光ディスク1が駆動されて(ステップS10)、フォーカスサーボがオン状態になると(ステップS11)、A/Dコンバータ40〜45のダイナミックレンジの調整が開始される(ステップS12)。
ダイナミックレンジの調整は、図3と同様に、RFアンプ部30の出力信号のDCレベルを測定して行なわれる(ステップS13)。
詳細には、フォトディテクタ20,21から出力される電気信号a〜fは、RFアンプ部30を介してA/Dコンバータ40〜45に入力される。CPU60は、A/Dコンバータ40〜45の各々からデジタル化されて出力される電気信号a〜fを取込み、そのDCレベル(例えば、X[mV]とする)を検出する(ステップS14)。
次に、CPU60は、電気信号a〜fのDCレベルの測定結果X[mV]と基準DCレベル(例えば、Y[mV]とする)とから、オフセット印加電圧(X−Y)[mV]を算出する(ステップS15)。基準DCレベルY[mV]は、A/Dコンバータ40〜45のダイナミックレンジの中央値に相当する。
CPU60は、RFアンプ部30の可変抵抗器VROa〜VROfに対して、オフセット印加電圧(X−Y)[mV]分をオフセットするための制御信号OCa〜OCfを出力する。RFアンプ部30の可変抵抗器VROa〜VROfは、対応する制御信号OCa〜OCfに応じて、抵抗値を調整する(ステップS16)。
さらに、図示しないゲイン調整については、CPU60は、RFアンプ部30の出力信号の最大値と最小値とを測定し、これらがA/Dコンバータのダイナミックレンジの範囲内に含まれるように、制御信号GCa〜GCfを出力する。制御信号GCa〜GCfに応じて、RFアンプ部30の可変抵抗器VRGa〜VRfの抵抗値が調整されることにより、電気信号a〜fのゲインが調整される。
このようにして、電気信号a〜fは、トラッキングサーボをオン状態としたとき、および再生状態において、信号中心を基準DCレベルとしてA/Dコンバータ40〜45のダイナミックレンジに収まるように調整され、波形飽和が回避される。したがって、ダイナミックレンジの狭いA/Dコンバータを用いたサーボ機構を構成においても、安定したサーボ制御を行なうことができ、装置コストを抑えることができる。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、受光素子の出力する電気信号をA/Dコンバータに直接的に入力し、デジタル化した電気信号からエラー信号を生成する構成とすることにより、電気信号を演算処理して生成したエラー信号をA/Dコンバータに入力する従来の光記録再生装置に対して、ダイナミックレンジの狭いA/Dコンバータで構成することができ、装置コストを低減することができる。
また、A/Dコンバータに入力される電気信号の直流成分をオフセットすること、およびゲインを調整することにより、狭いダイナミックレンジにおいても、電気信号が波形飽和することなく、サーボ制御を安定して行なうことができる。
さらに、電気信号のオフセット調整を行なうRFアンプ部において、オフセットの調整範囲が、エラー信号をオフセットさせる従来の光記録再生装置における調整範囲に対して小さくなることから、制御が容易化され、コストをさらに低減することができる。
[実施の形態2]
図5は、この発明の実施の形態2に従う光記録再生装置の構成を示す図である。
図5を参照して、光記録再生装置は、光源から出射されたビームを光ディスク1に集光する対物レンズ10と、対物レンズ10をフォーカス方向およびトラッキング方向に制御駆動するためのアクチュエータ11とを含む光ピックアップ装置と、光ディスク1の記録面で反射されたビームを受光する受光素子部と、RFアンプ部31と、A/Dコンバータ46〜49とを備える。
光記録再生装置は、A/Dコンバータ46〜49の出力信号を演算処理してフォーカスエラー信号FEおよびトラッキングエラー信号TEを生成する演算回路51と、CPU60と、フォーカス制御部70と、トラッキング制御部71と、D/Aコンバータ80,81と、ドライバ90,91とをさらに備える。
受光素子部は、十字形状に分割されたフォトディテクタ20と、2分割されたフォトディテクタ21とを含む。
フォトディテクタ20は、光ディスク1の半径方向に関して2分割されかつ接線方向に関して2分割されて形成された4つの領域A〜Dを有する。光ディスク1からの反射光ビームが集光されて入射されると、4つの領域A,B,C,Dのそれぞれは、入力した反射光量に応じた電気信号a,b,c,dを出力する。
フォトディテクタ21は、光ディスク1の半径方向に関して2分割された領域E,Fを有する。光ディスク1からの反射光ビームが集光されて入射されると、2つの領域E,Fのそれぞれは、入力した反射光量に応じた電気信号e,fを出力する。
フォトディテクタ20から出力される電気信号a〜dは、4つの領域A〜Dのうち対角に位置する領域同士である、領域AおよびCからの電気信号の和信号(a+c)と領域BおよびDからの電気信号の和信号(b+d)とがそれぞれ算出される。加算結果である電気信号の和信号(a+c),(b+d)は、RFアンプ部31に入力される。
RFアンプ部31は、電気信号a+c,b+d,e,fのそれぞれを入力電圧とする複数の差動増幅器を含む。電気信号a+c,b+d,e,fは、RFアンプ部31において、それぞれ差動増幅されて出力される。後述するように、RFアンプ部31は、複数の差動増幅器の各々に対して配され、出力レベルのオフセットおよびゲインを調整するための可変抵抗器をさらに含む。
A/Dコンバータ46〜49は、RFアンプ部31の出力信号に対応して、並列に配される。A/Dコンバータ46〜49は、RFアンプ部31を介して入力された電気信号a+c,b+d,e,fをデジタル化して出力する。
演算回路51は、図示しない第1および第2の差分回路を含む。第1の差分回路は、電気信号の和信号(a+c),(b+d)の差分(a+c)−(b+d)を求めて、フォーカスエラー信号FEとして、フォーカス制御部70に与える。
第2の差分回路は、フォトディテクタ21の領域E,Fからの電気信号e,fの差分(e−f)を求めて、トラッキングエラー信号TEとして、トラッキング制御部71に与える。
なお、本実施の形態では、実施の形態1と同様に、3ビーム法に基づいて各エラー信号を生成する構成としたが、エラー信号を生成する他の技術に対しても適用可能である。
光記録再生装置は、さらに、生成したフォーカスエラー信号FEおよびトラッキングエラー信号TEに基づいて、アクチュエータを駆動するが、これらの動作は、実施の形態1で説明した動作と同じであることから、詳細な説明は省略する。
以上に示すように、本実施の形態の光記録再生装置は、図1に示す実施の形態1の光記録再生装置と基本的な構成を同じくするが、フォトディテクタ20から出力される電気信号a〜dが、対角する領域同士の信号がそれぞれ加算されてRFアンプ部30に入力される点で異なる。
したがって、本構成において、A/Dコンバータ47,48に入力される信号は、電気信号の和信号(a+c),(b+d)であり、これらの出力振幅は、フォーカスエラー信号(a+c)−(b+d)の出力振幅の1/2となる。このため、A/Dコンバータ47,48に求められるダイナミックレンジは、従来の光記録再生装置におけるA/Dコンバータのダイナミックレンジの1/2に低減される。したがって、ダイナミックレンジの狭い安価なA/Dコンバータで構成することができ、コストが低減される。
なお、図1に示す実施の形態1の構成と比較すると、A/Dコンバータ47,48のダイナミックレンジが2倍に拡大されることとなるが、A/Dコンバータの総数を減らすことができるという利点を有する。
図6は、図5に示すRFアンプ部31の構成を示す図である。RFアンプ部31は、電気信号の和信号(a+c),(b+d)および電気信号e,fのそれぞれに対して配される複数の差動増幅器OPa+c,OPb+d,OPe,OPfを含む。これらの差動増幅器は、互いに同じ構成であることから、図6では、代表して差動増幅器OPa+cについて示す。
図6を参照して、差動増幅器OPa+cは、反転増幅器であり、反転入力端子に電気信号a+cが入力される。差動増幅器OPa+cの出力端子は、A/Dコンバータ47の入力端子に結合される。反転入力端子と出力端子との間には、帰還抵抗として、可変抵抗器VRGa+cが結合される。非反転入力端子と接地電位との間には、可変抵抗器VROa+cが結合される。
差動増幅器OPa+cにおいて、非反転入力端子に接続された可変抵抗器VROa+cの抵抗値を調整することにより、差動増幅器OPa+cの出力電圧をオフセットさせることができる。このため、可変抵抗器VROa+cは、オフセット調整部として機能する。
さらに、差動増幅器OPa+cにおいて、可変抵抗器VRGa+cの抵抗値を調整することにより、差動増幅器OPa+cのゲインを増減することができる。このため、可変抵抗器VRGa+cは、ゲイン調整部として機能する。
なお、図示しない差動増幅器OPb+d,OPe,OPfにおいても、同様に、オフセット調整部としての可変抵抗器VROb+d,VROe,VROfと、ゲイン調整部としての可変抵抗器VRGb+d,VRGe,VRGfとがそれぞれ配される。
可変抵抗器VROa+c,VROb+d,VROe,VROfにおいて、抵抗値の調整は、図5に示すCPU60からの制御信号OCa+c,OCb+d,OCe,OCfに応じて行なわれる。
再び図5を参照して、CPU60は、A/Dコンバータ46〜49の出力信号を取込んで、各出力信号の直流(DC)レベルを測定する。得られたDCレベルと基準電圧(A/Dコンバータのダイナミックレンジの中央値に相当)とを比較し、その差分を算出する。CPU60は、差分が「0」となるように、すなわち、出力信号のDCレベルと基準電圧とが一致するように、RFアンプ部31の可変抵抗器VROa+c,VROb+d,VROe,VROfに制御信号OCa+c,OCb+d,OCe,OCfを送る。
可変抵抗器VROa+c,VROb+d,VROe,VROfは、対応する制御信号OCa+c,OCb+d,OCe,OCfに応じて、抵抗値を調整する。これにより、差動増幅器OPa+c,OPb+d,OPe,OPfの出力電圧(すなわち、A/Dコンバータ46〜49の入力信号)は、オフセットされて、DCレベルがダイナミックレンジの中央値に設定される。
可変抵抗器VRGa+c,VRGb+d,VRGe,VRGfにおいて、抵抗値の調整は、CPU60からの制御信号GCa+c,GCb+d,GCe,GCfに応じて行なわれる。CPU60は、A/Dコンバータ46〜49の出力信号を取込んで、各出力信号の最大値と最小値との電位差(出力振幅)を測定する。CPU60は、さらに、得られた電位差がA/Dコンバータのダイナミックレンジの範囲内であるか否かを判定する。電位差がダイナミックレンジの範囲内にないときには、CPU60は、電位差がダイナミックレンジ内に収まるように、RFアンプ部31の可変抵抗器VRGa+c,VRGb+d,VRGe,VRGfに制御信号GCa+c,GCb+d,GCe,GCfを送る。
可変抵抗器VRGa+c,VRGb+d,VRGe,VRGfは、対応する制御信号GCa+c,GCb+d,GCe,GCfに応じて、抵抗値を調整する。これにより、差動増幅器OPa+c,OPb+d,OPe,OPfは、ゲインが調整されて、出力電圧(すなわち、A/Dコンバータ46〜49の入力信号)は、出力振幅がダイナミックレンジの範囲内となるように調整される。
以上のように、電気信号a+c,b+d,e,fは、RFアンプ部31において、A/Dコンバータ46〜49のダイナミックレンジに合わせてオフセットおよびゲインが調整されることから、ダイナミックレンジの狭いA/Dコンバータにおいても、サーボ制御を安定して行なうことができる。なお、RFアンプ部における具体的な調整動作については、実施の形態1の図3,4で説明したものと同じであることから、詳細な説明は省略する。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、受光素子の出力する電気信号をA/Dコンバータに直接的または演算処理の一部を施して入力し、得られた信号からエラー信号を生成する構成とすることにより、電気信号を演算処理して生成したエラー信号をA/Dコンバータに入力する従来の光記録再生装置に対して、ダイナミックレンジの狭いA/Dコンバータで構成することができ、装置コストを低減することができる。
また、A/Dコンバータに入力される電気信号のDCレベルおよびゲインを調整することにより、狭いダイナミックレンジにおいても、電気信号が波形飽和することなく、サーボ制御を安定して行なうことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1に従う光記録再生装置の主要部の構成を示す図である。 図1に示すRFアンプ部30の構成を示す図である。 図2に示すRFアンプ部30におけるオフセット調整動作を説明するためのフロー図である。 図2に示すRFアンプ部30のオフセット調整動作を説明するためのフロー図である。 この発明の実施の形態2に従う光記録再生装置の構成を示す図である。 図1に示すRFアンプ部30の構成を示す図である。 特許文献1に記載の光記録再生装置の主要部の構成を示す図である。
符号の説明
1 光ディスク、2 スピンドルモータ、10 対物レンズ、11 アクチュエータ、20,21 フォトディテクタ、30,31 RFアンプ部、40〜49 A/Dコンバータ、50,51 演算回路、60 CPU、70 フォーカス制御部、71 トラッキング制御部、80,81 D/Aコンバータ、90,91 ドライバ、OPa〜OPf 差動増幅器、VROa〜VROf,VROa+c,VROb+d,VRGa〜VRGf,VRGa+c,VRGb+d 可変抵抗器、OCa〜OCf,OCa+c,OCb+d 制御信号、GCa〜GCf,GCa+c,GCb+d 制御信号、FD フォーカスドライブ信号、TD トラッキングドライブ信号、FE フォーカスエラー信号、TE トラッキングエラー信号、100 光ヘッド、101 光スポット、102 光学系、103 フォーカスアクチュエータ、104 トラッキングアクチュエータ、110 フォーカスエラー検出部、120 トラッキングエラー検出部、130,140 A/Dコンバータ、150 エラー検出部オフセット・ゲイン調整部、200 プロセッサ。

Claims (3)

  1. 光ディスクからの光ビームの反射光量を検出し、反射光量に応じた電気信号を出力する受光素子と、
    前記受光素子から出力される前記電気信号を増幅する増幅部と、
    前記増幅部から出力される前記電気信号をディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変換器と、
    前記アナログ・ディジタル変換器から出力される前記電気信号を演算処理して、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を生成するエラー信号生成部と、
    前記増幅部から出力される前記電気信号に与えるオフセットおよびゲインを調整する第1および第2の制御信号を出力する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記アナログ・ディジタル変換器から出力される前記電気信号を検出し、前記電気信号の直流成分と前記アナログ・ディジタル変換器のダイナミックレンジの中央値とが一致するように、前記電気信号にオフセットを与えるための第1の制御信号と、前記電気信号の出力振幅が前記アナログ・ディジタル変換器のダイナミックレンジの範囲内に収まるようにゲインを調整するための第2の制御信号とを出力し、
    前記増幅部は、前記第1および第2の制御信号に応じて、前記電気信号に与えるオフセットおよびゲインを調整し、増幅した前記電気信号を前記アナログ・ディジタル変換器に入力する、光記録再生装置。
  2. 前記増幅部は、前記電気信号と基準電圧との電位差を増幅する差動増幅器と、前記差動増幅器の第1の入力端子に結合され、前記基準電圧にオフセットを与えるための第1の可変抵抗器と、前記差動増幅器の出力端子と第2の入力端子との間に結合され、ゲインを変化させるための第2の可変抵抗器とを含み、前記第1の可変抵抗器は、前記第1の制御信号に応じて抵抗値を調整し、前記第2の可変抵抗器は、前記第2の制御信号に応じて抵抗値を調整する、請求項1に記載の光記録再生装置。
  3. 前記制御部は、中央演算処理装置を含む、請求項1または2に記載の光記録再生装置。
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