JP2005050396A - 記録レート設定装置、情報記録装置、記録レート設定方法、記録レート設定プログラム及び記録レート設定プログラムを記録した情報記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のコンテンツをダビングする場合に、当該コンテンツの画質又は音質等の劣化を防止すると共にダビング時間自体を短縮することが可能な記録レート設定装置等を提供する。
【解決手段】DVDへのダビングレートが設定済みであるコンテンツ以外の他のコンテンツの全てを同一の記録レートでダビング記録する場合の平均記録レートを算出し(ステップS6)、その算出された平均記録レート以下の情報レートを有するコンテンツがあるか否かを判定し(ステップS7、そのようなコンテンツがあるとき(ステップS7;YES)、当該コンテンツに対応するダビングレートを、現在のそのコンテンツ自体の情報レートと同値に設定する(ステップS8)ことを、全てのダビングすべきコンテンツについて繰り返す。
【選択図】 図2
【解決手段】DVDへのダビングレートが設定済みであるコンテンツ以外の他のコンテンツの全てを同一の記録レートでダビング記録する場合の平均記録レートを算出し(ステップS6)、その算出された平均記録レート以下の情報レートを有するコンテンツがあるか否かを判定し(ステップS7、そのようなコンテンツがあるとき(ステップS7;YES)、当該コンテンツに対応するダビングレートを、現在のそのコンテンツ自体の情報レートと同値に設定する(ステップS8)ことを、全てのダビングすべきコンテンツについて繰り返す。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願は、記録レート設定装置、情報記録装置、記録レート設定方法、記録レート設定プログラム及び情報記録レート設定プログラムを記録した情報記録媒体の技術分野に属し、より詳細には、記録媒体に情報を記録する際の記録レートを設定する記録レート設定装置及び記録レート設定方法、当該記録レートの設定処理を行うための記録レート設定用プログラム及び当該記録レート設定用プログラムが記録された情報記録媒体並びに当該記録レート設定装置を含む情報記録装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、一の記録媒体(例えば、ビデオテープ)から他の記録媒体(例えば、光ディスク)に情報の移動又は複写(いわゆるダビング)を行う場合がある。
【0003】
ここで、従来の当該ダビングにおいては、それ自体の情報レートが相互に異なる複数の情報が上記一の記録媒体に記録されている場合には、ダビング先である上記他の記録媒体における未記録領域の記録容量と、ダビング対象となった情報自体の記録時間と、に基づいて当該ダビング時の平均記録レートを一度算出し、その算出された平均記録レート以下の情報レートを有する情報についてはその情報自体の復号処理及び再符号化処理を行わずにそのままダビングし、一方、算出された平均記録レートより高い情報レートを有する情報についてはその情報レートを当該平均記録レートまで低減するためのレート変換処理(その情報自体の復号処理及び再符号化処理を含む)を行った後に他の記録媒体に記録する処理を行っていた。そして、従来では、一度算出された平均記録レートより高い情報レートを有する情報については全て上記レート変換処理を行って同一の当該平均記録レートでダビングすることとしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のダビングにおいては、全ての情報に対応する平均記録レートが一律に決定されていたため、その平均記録レート以上の情報レートを有する情報に対しては全てレート変換処理が施されることとなるので、結果として当該レート変換処理に要する時間が大幅に増大するという問題点があった。
【0005】
また、当該平均記録レート以上の情報レートを有する全ての情報について、夫々の情報レートが全て同一の当該平均記録レートとなるようにレート変換されていたため、結果として当該レート変換処理に起因して当該情報としての質(画質又は音質)が劣化する場合があるという問題点があった。
【0006】
そこで、本願は、上記の各問題点に鑑みて為されたものであり、その課題の一例は、ダビングに必要な時間を短縮すると共に、情報としての質の劣化を最小限に抑制して当該ダビングを行うための記録レート設定装置及び記録レート設定方法、当該記録レートの設定処理を行うための記録レート設定用プログラム及び当該記録レート設定用プログラムが記録された情報記録媒体並びに当該記録レート設定装置を含む情報記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の情報をDVD等の記録媒体に記録する際の記録レートを各前記情報毎に設定する記録レート設定装置において、前記記録レートが設定済みである前記情報以外の他の前記情報の全てを同一の記録レートで前記記録媒体に記録する場合の当該記録レートである平均記録レートを算出するCPU等の平均記録レート算出手段と、前記算出された平均記録レート以下の情報レートを有する前記他の情報であるレート固定情報があるか否かを判定するCPU等の判定手段と、前記レート固定情報があるとき、当該レート固定情報に対応する前記記録レートを、現在の当該レート固定情報における情報レートと同値に設定するCPU等のレート設定手段と、前記平均記録レート算出手段における平均記録レートの算出処理と、前記判定手段における判定処理と、前記レート設定手段における記録レートの設定処理と、を、全ての前記他の情報に対して繰り返して実行するように当該平均記録レート算出手段、前記判定手段及び前記レート設定手段を制御して全ての前記他の情報における前記記録レートを設定するCPU等の制御手段と、を備える。
【0008】
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の記録レート設定装置と、記録すべき前記情報を、当該情報に対応して設定された前記記録レートで前記記録媒体に記録する記録手段と、を備える。
【0009】
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、複数の情報を記録媒体に記録する際の記録レートを各前記情報毎に設定する記録レート設定方法において、前記記録レートが設定済みである前記情報以外の他の前記情報の全てを同一の記録レートで前記記録媒体に記録する場合の当該記録レートである平均記録レートを算出する平均記録レート算出工程と、前記算出された平均記録レート以下の情報レートを有する前記他の情報であるレート固定情報があるか否かを判定する判定工程と、前記レート固定情報があるとき、当該レート固定情報に対応する前記記録レートを、現在の当該レート固定情報における情報レートと同値に設定するレート設定工程と、前記平均記録レートの算出処理と、前記レート固定情報があるか否かの判定処理と、前記記録レートの設定処理と、を、全ての前記他の情報に対して繰り返して実行するように制御して全ての前記他の情報における前記記録レートを設定する制御工程と、を備える。
【0010】
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、複数の情報を記録媒体に記録する際の記録レートを各前記情報毎に設定する記録レート設定装置に含まれるコンピュータを、前記記録レートが設定済みである前記情報以外の他の前記情報の全てを同一の記録レートで前記記録媒体に記録する場合の当該記録レートである平均記録レートを算出する平均記録レート算出手段、前記算出された平均記録レート以下の情報レートを有する前記他の情報であるレート固定情報があるか否かを判定する判定手段、前記レート固定情報があるとき、当該レート固定情報に対応する前記記録レートを、現在の当該レート固定情報における情報レートと同値に設定するレート設定手段、及び、前記平均記録レートの算出処理と、前記レート固定情報があるか否かの判定処理と、前記記録レートの設定処理と、を、全ての前記他の情報に対して繰り返して実行するように制御して全ての前記他の情報における前記記録レートを設定する制御手段、として機能させる。
【0011】
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の記録レート設定用プログラムが前記コンピュータで読取可能に記録されている。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本願に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、ハードディスクに記録されている映画等の複数の情報(以下、当該情報を適宜コンテンツと称する)をDVD(Digital Versatile Disc)にダビングするレコーダに対して適用した場合の実施の形態である。
【0013】
(I)全体構成及び動作
始めに、実施形態に係る情報記録装置としてのレコーダの全体構成について、図1を用いて説明する。なお、図1は実施形態に係るレコーダの概要構成を示すブロック図である。
【0014】
図1に示すように、実施形態に係るレコーダRは、指定手段としての入力部1と、平均記録レート算出手段、判定手段、レート設定手段及び制御手段としてのCPU2と、外部入力インターフェース回路4と、インターフェース回路5と、内蔵されるハードディスク(以下、適宜HDと称する)6aに対して情報の記録及び再生が可能なHDドライブ装置6と、装填されている記録媒体としてのDVD7aに対して情報の記録及び再生が可能なDVDドライブ装置7と、外部出力インターフェース部8と、符号化回路9と、復号回路10と、記憶手段としてのメモリ12と、により構成されている。
【0015】
次に、全体動作を説明する。
【0016】
実施形態のレコーダRにおいては、放送電波を介して受信して得た放送番組等の情報をハードディスク6a又はDVD7aのいずれか一方又は双方に記録すると共に、当該記録した情報を当該いずれか一方又は双方から検出して再生し、図示しないディスプレイ又はスピーカに出力することが可能とされている。
【0017】
そこで、先ず、当該情報をハードディスク6a又はDVD7aの少なくともいずれか一方又は双方に記録する場合の全体動作について説明する。
【0018】
ハードディスク6a等に記録すべき情報として取得された入力情報Sinは、CPU2からの制御信号Sciiに基づき、外部入力インターフェース部4において予め設定された入力インターフェース処理が施され、処理入力情報Sfinとして符号化回路9へ出力される。
【0019】
そして、符号化回路9は、CPU2からの制御信号Scenに基づいて、当該入力された処理入力情報Sfinに対して予め設定された符号化処理を施し、符号化情報Senを生成してインターフェース回路5へ出力する。
【0020】
これにより、インターフェース回路5は、CPU2からの制御信号Sciに基づいて、入力された符号化情報Senに対してその記録先(すなわち、ハードディスク6a又はDVD7aのいずれか一方又は双方)に対応する記録フォーマットへの変換処理等を施し、当該記録先に応じてHDドライブ装置6又はDVDドライブ装置7のいずれか一方又は双方に、夫々ハードディスク情報Shd又はDVD情報Sdvdとして出力する。
【0021】
そして、当該ハードディスク情報Shdが入力されるHDドライブ装置6内の図示しない記録部は、CPU2からの制御信号Schdに基づいて、当該ハードディスク情報Shd(すなわち、符号化情報Sen)をハードディスク6aに記録する。
【0022】
一方、上記DVD情報Sdvdが入力されるDVDドライブ装置7内の図示しない記録部は、CPU2からの制御信号Scdcに基づいて、当該DVD情報Sdvd(すなわち、符号化情報Sen)をDVD7aに記録する。
【0023】
次に、ハードディスク6aに記録されている情報を再生して出力する場合の全体動作について説明する。
【0024】
ハードディスク6aに記録されている情報を再生して出力する場合には、始めに、HDドライブ装置6内の図示しない再生部が、CPU2からの制御信号Schdに基づいて、ハードディスク6aに記録されている情報を検出し、当該検出信号をハードディスク情報Shdとしてインターフェース回路5へ出力する。
【0025】
そして、インターフェース回路5は、CPU2からの制御信号Sciに基づいて、当該ハードディスク情報Shdに対して必要なフォーマット変換等の処理を施し、出力情報Soとして復号回路10へ出力する。
【0026】
これにより、復号回路10は、CPU2からの制御信号Scdcに基づいて、上記出力情報Soを復号し、復号情報Sdcを生成して外部出力インターフェース回路8へ出力する。
【0027】
そして、外部出力インターフェース回路8は、CPU2からの制御信号Scoiに基づいて、上記復号情報Sdcに対して予め設定されている出力インターフェース処理を施し、外部出力情報Soutを生成して図示しないディスプレイ又はスピーカ等に出力する。これにより、ハードディスク6aに記録されていた情報としての画像又は音声等が再生されることとなる。
【0028】
最後に、DVD7aに記録されている情報を再生して出力する場合の全体動作について説明する。
【0029】
DVD7aに記録されている情報を再生して出力する場合には、始めに、DVDドライブ装置7内の図示しない再生部が、CPU2からの制御信号Scdcに基づいて、DVD7aに記録されている情報を検出し、当該検出信号をDVD情報Sdvdとしてインターフェース回路5へ出力する。
【0030】
そして、インターフェース回路5は、CPU2からの制御信号Sciに基づいて、当該DVD情報Sdvdに対して必要なフォーマット変換等の処理を施し、出力情報Soとして復号回路10へ出力する。
【0031】
これにより、復号回路10は、CPU2からの制御信号Scdcに基づいて、上記出力情報Soを復号し、復号情報Sdcを生成して外部出力インターフェース回路8へ出力する。
【0032】
そして、外部出力インターフェース回路8は、CPU2からの制御信号Scoiに基づいて、上記復号情報Sdcに対して予め設定されている出力インターフェース処理を施し、外部出力情報Soutを生成して図示しないディスプレイ又はスピーカ等に出力する。これにより、DVD7aに記録されていた情報としての画像又は音声等が再生されることとなる。
【0033】
なお、後述する実施形態としてのハードディスク6aからDVD7aへのダビングを実施する場合、レート変換処理を伴わないダビングを行うときには、そのダビング対象となるコンテンツはHDドライブ装置6における図示しない検出部において検出された後、ハードディスク情報Shdとしてインターフェース回路5へ出力され、その後そのままDVD情報SdvdとしてDVDドライブ装置7へ出力されてDVD7aに記録される。
【0034】
一方、当該ダビングを実施する場合、レート変換処理を伴うダビングを行うときには、そのダビング対象となるコンテンツはHDドライブ装置6における図示しない検出部において検出された後、ハードディスク情報Shdとしてインターフェース回路5へ出力され、フォーマット変換等の処理が施された後出力情報Soとして復号回路10へ出力される。
【0035】
そして、当該復号回路10において必要な復号処理が施された後にダビング情報Sdvとして符号化回路9へ出力され、当該符号化回路10において必要な符号化処理(レート変換処理)が施されて符号化情報Senが生成される。その後、当該符号化情報Senがインターフェース回路5を介してDVD情報SdvdとしてDVDドライブ装置7へ出力され、DVD7aに記録される。
【0036】
ここで、上述してきた全体動作を制御するための操作は、ボタン操作部又はリモートコントロール部等よりなる入力部1において実行され、当該入力部1からは当該操作に対応する操作信号SopsがCPU2に出力される。
【0037】
そして、CPU2は、当該操作信号Sopsに基づいて、入力部1において実行された操作に対応する動作が実行されるようにレコーダRの構成部材を制御するための上記制御信号Scoi、Scii、Scen、Schd、Scdc、Schd及びSciを生成して各構成部材に出力する。また、当該CPU2の処理に必要な情報はメモリ信号Smとしてメモリ12に出力されて一時的に記憶された後に、必要に応じて再度メモリ信号Smとしてメモリ12から読み出され、CPU2における処理に供される。
【0038】
(II)本願の実施形態
次に、CPU2の制御の下で実行される実施形態に係るコンテンツのダビングについて、図1乃至図3を用いて説明する。なお、図2は実施形態に係るダビングを示すフローチャートであり、図3は当該ダビングの具体例を示す図である。
【0039】
また、以下の実施形態は、ハードディスク6aに既に記録されていると共に、相互に情報レートが異なる複数のコンテンツをDVD7aにダビングする処理に対して本願を適用した場合の実施形態である。
【0040】
図2に示すように、実施形態のダビングにおいては、始めに、ダビング元であるハードディスク6a上に記録されていると共にダビング対象となる全てのコンテンツの情報量が各コンテンツ毎に検出され、これと並行して、ダビング先であるDVD7aにおけるダビング対象のコンテンツが記録される領域の記録可能容量が検出される(ステップS1)。
【0041】
このとき、ダビング対象の各コンテンツの情報量は、HDドライブ装置6からインターフェース回路5を介してCPU2に出力される。また、ダビング先のDVD7aにおける上記記録可能容量は、DVDドライブ装置7からインターフェース回路5を介してCPU2に出力される。
【0042】
次に、検出された各コンテンツの情報量の総和と、検出された記録可能容量とが比較される(ステップS2)。そして、ダビングされる全てのコンテンツの情報量の総和が当該記録可能容量より小さいか又は等しい場合には(ステップS2;NO)、ダビング対象である全てのコンテンツがレート変換処理を伴わずに(すなわち、画質又は音質の劣化を伴わずに)ダビングすることが可能であることとなるので、次に各コンテンツ毎の情報量をその記録時間で除した情報レートを各コンテンツ毎にCPU2にて演算し(ステップS12)、更に当該演算された夫々の情報レートを用いて各コンテンツをDVD7aにダビングして(ステップS13)実施形態に係るダビングを終了する。
【0043】
このとき、当該ダビングにおける情報の流れは、HDドライブ装置6から出力された後にインターフェース回路5において必要なフォーマット変換処理が施されその後直接DVDドライブ装置7に出力されてDVD7aに記録されることとなる。
【0044】
一方、ステップS2の判定において、ダビングされる全てのコンテンツの情報量の総和が当該記録可能容量より大きい場合には(ステップS2;YES)、いずれかのコンテンツに対してレート変換処理を施す必要があることとなるので、次に、ダビング対象である各コンテンツ毎の情報量とその記録時間をHDドライブ装置6からインターフェース回路5を介して取得し(ステップS3)、更に、各コンテンツ毎の情報量をその記録時間で除した情報レートを各コンテンツ毎にCPU2にて演算する(ステップS4)。
【0045】
そして、ダビング対象である全てのコンテンツの記録時間の総和をCPU2において演算し(ステップS5)、その後DVD7aにおける上記記録可能容量を各コンテンツの記録時間の総和で除す演算がCPU2にて行われる。これにより、ダビングすべき全てのコンテンツを対象としたハードディスク6aからDVD7aへのダビングにおける最初の平均記録レートが求められる(ステップS6)。
【0046】
次に、最初に演算された平均記録レートと、ダビングされる各コンテンツ毎の情報レート(ステップS4参照)と、を比較し、当該平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツがあるか否かを確認する(ステップS7)。そして、当該平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツが一つもない場合には(ステップS7;NO)、レート変換を行わずにダビングを行うことができるコンテンツがないこととなるので、各コンテンツの情報レートをステップS6において演算した平均記録レートとなるようにレート変換処理を行いつつ各コンテンツをDVD7aにダビングし(ステップS11)、実施形態に係るダビングを終了する。
【0047】
他方、ステップS7の判定において、上記平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツが一つでもある場合には(ステップS7;YES)、その平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツのダビングの際の記録レートをそのコンテンツ自体の情報レートと同値に設定し(ステップS8)、次に、ダビングすべきコンテンツの情報量の総和からその平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツの情報量の合計を減算し(ステップS9)、更に、ダビングすべきコンテンツの記録時間の総和から、その平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツの記録時間の合計を減算する(ステップS10)。
【0048】
このステップS9及びS10における減算処理により、現時点で演算されている(ステップS6参照)平均記録レートではレート変換処理を行わないとダビングができないコンテンツの情報量の合計とその記録時間の合計が求められることとなるので、次に、現時点の平均記録レートではレート変換処理を行わないとダビングができないコンテンツを対象として上記ステップS6乃至S10の処理を実行する。
【0049】
すなわち、現時点の平均記録レートではレート変換処理を行わないとダビングができないコンテンツにつき、そのコンテンツを記録するためのDVD7a上の領域の記録可能容量を当該各コンテンツの記録時間の総和で除して第二回目の平均記録レートを演算し(ステップS6)、当該演算された平均記録レートと、記録レートが設定されていない残りのコンテンツ毎の情報レート(ステップS4参照)と、を比較して当該平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツがあるか否かを確認する(ステップS7)。そして、第二回目の平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツが一つもない場合には(ステップS7;NO)、現在の平均記録レートではレート変換を行わずにダビングを行うことができるコンテンツがないこととなるので、各コンテンツの情報レートをステップS6において演算した第二回目の平均記録レートとなるようにレート変換処理を行いつつ各コンテンツをDVD7aにダビングし(ステップS11)、実施形態に係るダビングを終了する。
【0050】
他方、ステップS7の判定において、上記第二回目の平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツが一つでもある場合には(ステップS7;YES)、その第二回目の平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツのダビングの際の記録レートをそのコンテンツ自体の情報レートと同値に設定し(ステップS8)、次に、ダビングすべきコンテンツの情報量の総和から、その第二回目の平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツの情報量の合計を減算し(ステップS9)、更に、ダビングすべきコンテンツの記録時間の総和から、その第二回目の平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツの記録時間の合計を減算する(ステップS10)。
【0051】
このステップS9及びS10における減算処理により、第二回目の平均記録レートではレート変換処理を行わないとダビングができないコンテンツの情報量の合計とその記録時間の合計が求められることとなるので、次に、この第二回目の平均記録レートではレート変換処理を行わないとダビングができないコンテンツを対象として上記ステップS6乃至S10の処理を再度実行する。
【0052】
以上のステップS6乃至S10の処理の繰り返しを全てのコンテンツの記録レートの設定が完了するまで繰り返すことで、段階的に演算された平均記録レートに対応して各コンテンツがレート変換されて又はレート変換されずにそのままダビングされていくこととなる。
【0053】
次に、図2に示されるダビングの具体的な流れにつき、図3を用いて説明する。なお、図3(a)は図2ステップS5の処理で取得された各コンテンツに関する情報の一例を示した図であり、図3(b)は図3(a)の一例に基づき上記ステップS9及びS10の処理が行われた後の次回の平均記録レートの演算処理(上記ステップS6)における演算対象コンテンツ及び演算結果を示した図であり、図3(c)は図3(b)の情報に基づいて更にステップS9及びS10の処理が行われた後の次々回の平均記録レートの演算処理(上記ステップS6)における演算対象コンテンツ及び演算結果を示した図であり、図3(d)は本実施形態における各コンテンツの処理前の初期記録レートと処理後の記録レートを比較して表した図である。
【0054】
先ず、図3(a)に示すように、ハードディスク6a上に、本願のダビングの対象として四つのコンテンツが記録されており、当該四つのコンテンツ夫々の情報量、記録時間及び情報レートが取得(図2ステップS3及びS4参照)されているとする。
【0055】
より具体的には、コンテンツ1については、その情報量が14,400Mb(Mega bits)であり、記録時間が2時間であり、それ自体の情報レート(すなわち、その情報量/記録時間)が、
【0056】
【数1】
14,400Mb÷(2時間×60分×60秒)=約2Mbps(Mega bits per second)
であるとする。
【0057】
また、コンテンツ2については、その情報量が14,400Mbであり、記録時間が1時間であり、情報レートが、
【0058】
【数2】
14,400Mb÷(1時間×60分×60秒)=約4Mbps
であるとする。
【0059】
更に、コンテンツ3については、その情報量が36,000Mbであり、記録時間が1時間であり、情報レートが、
【0060】
【数3】
36,000Mb÷(1時間×60分×60秒)=約10Mbps
であるとする。
【0061】
更にまた、コンテンツ4については、その情報量が5,760Mbであり、記録時間が0.2時間であり、情報レートが、
【0062】
【数4】
5,760Mb÷(0.2時間×60分×60秒)=約8Mbps
であるとする。
【0063】
これらにより、現時点におけるコンテンツ1乃至4の記録時間の合計は4.2時間となる。
【0064】
ここで、当該コンテンツ1乃至4がダビングされるDVD7a上の領域の記録容量を、例えば48,000Mbとすると、最初の上記ステップ6の処理で求められる平均記録レートは、
【0065】
【数5】
48,000Mb÷4.2時間=約3.17Mbsとなる。
【0066】
これらにより、現時点では、最初の平均記録レートである3.17Mbsより小さい情報レートを有するコンテンツとしてコンテンツ1が存在している。よって、この場合には当該コンテンツ1を対象としてそのDVD7aへの記録レートが元の値そのままの約2Mbpsと設定される(図2ステップS8参照)と共に、当該コンテンツ1を除いた他のコンテンツ2乃至4について上記ステップ9及びステップS10の処理が行われる。
【0067】
次に、当該コンテンツ2乃至4について、上記ステップS9及びステップS10において処理をおこなった結果を図3(b)に示す。
【0068】
すなわち、当該コンテンツ2乃至4の記録時間の合計は2.2時間となり、更に当該コンテンツ2乃至4のダビングに供されるDVD7a上の領域の記録容量が、コンテンツ1の情報量をDVD7aにおける当初の記録用領域の記録容量から差し引いた(48,000Mb−14,400Mb)33,600Mbとなる。これにより、コンテンツ2乃至4について上記ステップ6の処理で求められる第二回目の平均記録レートは、
【0069】
【数6】
33,600Mb÷2.2時間=約4.24Mbs
となる。
【0070】
次に、第二回目の平均記録レートである4.24Mbsより小さい情報レートを持つコンテンツとしてコンテンツ2が存在している。よって、この場合には当該コンテンツ2を対象としてそのDVD7aへの記録レートが元の値そのままの約4Mbpsと設定される(図2ステップS8参照)と共に、当該コンテンツ2を除いた他のコンテンツ3及び4について上記ステップ9及びステップS10の処理が行われる。
【0071】
次に、当該コンテンツ3及び4について、上記ステップS9及びステップS10において処理をおこなった結果を図3(c)に表す。
【0072】
すなわち、当該コンテンツ3及び4の記録時間の合計は1.2時間となり、更に当該コンテンツ3及び4のダビングに供されるDVD7a上の領域の記録可能容量が、コンテンツ1及び2の情報量をDVD7aにおける当初の記録用領域の記録容量から差し引いた(48,000Mb−14,400Mb−14,400Mb)19,200Mbとなる。これにより、コンテンツ3及び4について上記ステップ6の処理で求められる第三回目の平均記録レートは、
【0073】
【数7】
19,200Mb÷1.2時間=約4.44Mbs
となる。
【0074】
次に、第三回目の平均記録レートである4.44Mbsより小さい情報レートを持つコンテンツは存在せず、残るコンテンツ3及び4の情報レートが当該三回目の平均記録レート4.44Mbsより大きいので(図2ステップS7;NO参照)、この場合はステップS11へ進むことになる。
【0075】
上述してきた一連の処理の結果、四つのコンテンツの設定記録レートは、夫々図3(d)に示す値となる。そして、これらにより、上記ステップS11において、コンテンツ1の記録レートを2Mbpsと、コンテンツ2の記録レートを4Mbpsと、夫々設定してレート変換処理を行わずにハードディスク7aからDVD7aにダビングする。
【0076】
一方、コンテンツ3及び4については、同じくステップS11において夫々の記録レートを最後(第三回目)に演算された平均記録レートである4.44Mbsに設定し、レート変換処理を施しつつ当該コンテンツ3及び4をハードディスク6aからDVD7aにダビングする。
【0077】
以上説明したように、実施形態のレコーダRの動作によれば、記録レートが設定済みであるコンテンツ以外の他のコンテンツの全てを同一の記録レートでDVD7aにダビングする場合の当該記録レートである平均記録レートを算出し、その算出された平均記録レート以下の情報レートを有するコンテンツがあるか否かを判定し、そのようなコンテンツがあるとき、当該コンテンツ記録レートを現在の当該コンテンツにおける情報レートと同値に設定し、更に当該平均記録レートの算出処理と、当該算出した平均記録レート以下の情報レートを有するコンテンツの有無の判定処理と、上記記録レートの設定処理と、を、全てのコンテンツに対して繰り返して実行するので、単一の記録レートで持って全てのコンテンツをダビングする場合に比してレート変換処理を行わずにダビングするコンテンツが増えることで、ダビングに要する時間の短縮とダビング時における画質又は音質の劣化を防止・抑制できる。
【0078】
また、ダビングすべき全てのコンテンツに対応する記録レートが未設定である初期状態においては、全てのコンテンツを同一の記録レートでDVD7aにダビングする場合の当該記録レートを平均記録レートとして算出し、その算出された平均記録レート以下の情報レートを有するコンテンツがあるか否かを判定し、そのようなコンテンツがあるときは、対応する前記記録レートを現在の当該コンテンツにおける情報レートと同値に設定してダビングするので、最も効率的にダビングを実行しつつ当該ダビングに伴う画質又は音質の劣化を防止・抑制できる。
【0079】
更に、平均記録レートを、記録レート設定前の各コンテンツにおける情報量の合計と、DVD7aにおける当該各コンテンツをダビングするための領域の記録容量と、に基づいて算出するので、簡易に各回の平均記録レートを算出することができる。
【0080】
更にまた、各回の平均記録レートに以下の情報レートを有するコンテンツがないとき、記録レートが設定されていないコンテンツにおける記録レートを、直近に算出された平均記録レートとするので、画質又は音質の劣化を最小限に抑制して全コンテンツをダビングすることができる。
【0081】
なお、上述の実施形態においては、ダビング先のDVD7aが一つである場合について説明したが、これ以外に、ダビング先となり得るDVD7aが複数あり、それらを交換装填しつつダビングする場合に本願を適用することも可能である。
【0082】
この場合には、いわゆるディスク管理情報を用いて各回の平均記録レートを演算することとなる。すなわち、ディスク管理情報として、ダビングの対象とし得る複数のDVD7a夫々の属性情報として、各DVD7a一枚毎のタイトル、記録済み容量、未記録容量等を予めメモリ12又はハードディスク6a内に記録しておく。
【0083】
そして、その記録されている複数のディスク管理情報から、ダビング先とするDVD7aに対応するディスク管理情報を選択し、更に当該選択されたディスク管理情報に対応するDVD7aにおけるダビングに供される領域の記録容量をそのディスク管理情報から取得し、その取得した記録容量を図2ステップS2の処理に用いられる記録容量としてCPU2内で設定して上記したステップS3以降の処理へ移行する。
【0084】
そして、実際のダビング時においてそのダビングの対象となるDVD7aをDVDドライブ装置7に装填してダビングを実行する。
【0085】
この場合には、複数のDVD7aを対象として短時間で且つ画質又は音質の劣化を最小限に抑制したダビングを実行することができる。
【0086】
更に、上述した実施形態においては、ハードディスク6aからDVD7aにコンテンツをダビングする場合について説明したが、これ以外に、ハードディスク相互間におけるダビング又はDVD相互間におけるダビング或はDVDからハードディスクへのダビングに対しても本願を適用することが可能である。
【0087】
更にまた、DVD又はハードディスク以外の他の記録媒体間におけるダビングに本願を適用することもまた可能である。
【0088】
更に、図2のフローチャートに対応するプログラムを、フレキシブルディスクに予め記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して予め記録しておき、これを汎用のマイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該汎用のマイクロコンピュータ等を実施形態に係わるCPU2として機能させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のレコーダの概要構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態のダビングを示すフローチャートである。
【図3】実施形態のダビングを示す具体例であり、(a)は第一回目としてのステップS6の処理の内容を例示する図であり、(b)は第二回目としてのステップS6の処理の内容を例示する図であり、(c)は第三回目としてのステップS6の内容を例示する図であり、(d)は各コンテンツの設定された記録レートを例示するである。
【符号の説明】
1…入力部
2…CPU
4…入力インターフェース回路
5…インターフェース回路
6…HDドライブ装置
6a…ハードディスク
7…DVDドライブ装置
7a…DVD
8…出力インターフェース回路
9…符号化回路
10…復号回路
12…メモリ
R…レコーダ
【発明の属する技術分野】
本願は、記録レート設定装置、情報記録装置、記録レート設定方法、記録レート設定プログラム及び情報記録レート設定プログラムを記録した情報記録媒体の技術分野に属し、より詳細には、記録媒体に情報を記録する際の記録レートを設定する記録レート設定装置及び記録レート設定方法、当該記録レートの設定処理を行うための記録レート設定用プログラム及び当該記録レート設定用プログラムが記録された情報記録媒体並びに当該記録レート設定装置を含む情報記録装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、一の記録媒体(例えば、ビデオテープ)から他の記録媒体(例えば、光ディスク)に情報の移動又は複写(いわゆるダビング)を行う場合がある。
【0003】
ここで、従来の当該ダビングにおいては、それ自体の情報レートが相互に異なる複数の情報が上記一の記録媒体に記録されている場合には、ダビング先である上記他の記録媒体における未記録領域の記録容量と、ダビング対象となった情報自体の記録時間と、に基づいて当該ダビング時の平均記録レートを一度算出し、その算出された平均記録レート以下の情報レートを有する情報についてはその情報自体の復号処理及び再符号化処理を行わずにそのままダビングし、一方、算出された平均記録レートより高い情報レートを有する情報についてはその情報レートを当該平均記録レートまで低減するためのレート変換処理(その情報自体の復号処理及び再符号化処理を含む)を行った後に他の記録媒体に記録する処理を行っていた。そして、従来では、一度算出された平均記録レートより高い情報レートを有する情報については全て上記レート変換処理を行って同一の当該平均記録レートでダビングすることとしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のダビングにおいては、全ての情報に対応する平均記録レートが一律に決定されていたため、その平均記録レート以上の情報レートを有する情報に対しては全てレート変換処理が施されることとなるので、結果として当該レート変換処理に要する時間が大幅に増大するという問題点があった。
【0005】
また、当該平均記録レート以上の情報レートを有する全ての情報について、夫々の情報レートが全て同一の当該平均記録レートとなるようにレート変換されていたため、結果として当該レート変換処理に起因して当該情報としての質(画質又は音質)が劣化する場合があるという問題点があった。
【0006】
そこで、本願は、上記の各問題点に鑑みて為されたものであり、その課題の一例は、ダビングに必要な時間を短縮すると共に、情報としての質の劣化を最小限に抑制して当該ダビングを行うための記録レート設定装置及び記録レート設定方法、当該記録レートの設定処理を行うための記録レート設定用プログラム及び当該記録レート設定用プログラムが記録された情報記録媒体並びに当該記録レート設定装置を含む情報記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の情報をDVD等の記録媒体に記録する際の記録レートを各前記情報毎に設定する記録レート設定装置において、前記記録レートが設定済みである前記情報以外の他の前記情報の全てを同一の記録レートで前記記録媒体に記録する場合の当該記録レートである平均記録レートを算出するCPU等の平均記録レート算出手段と、前記算出された平均記録レート以下の情報レートを有する前記他の情報であるレート固定情報があるか否かを判定するCPU等の判定手段と、前記レート固定情報があるとき、当該レート固定情報に対応する前記記録レートを、現在の当該レート固定情報における情報レートと同値に設定するCPU等のレート設定手段と、前記平均記録レート算出手段における平均記録レートの算出処理と、前記判定手段における判定処理と、前記レート設定手段における記録レートの設定処理と、を、全ての前記他の情報に対して繰り返して実行するように当該平均記録レート算出手段、前記判定手段及び前記レート設定手段を制御して全ての前記他の情報における前記記録レートを設定するCPU等の制御手段と、を備える。
【0008】
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の記録レート設定装置と、記録すべき前記情報を、当該情報に対応して設定された前記記録レートで前記記録媒体に記録する記録手段と、を備える。
【0009】
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、複数の情報を記録媒体に記録する際の記録レートを各前記情報毎に設定する記録レート設定方法において、前記記録レートが設定済みである前記情報以外の他の前記情報の全てを同一の記録レートで前記記録媒体に記録する場合の当該記録レートである平均記録レートを算出する平均記録レート算出工程と、前記算出された平均記録レート以下の情報レートを有する前記他の情報であるレート固定情報があるか否かを判定する判定工程と、前記レート固定情報があるとき、当該レート固定情報に対応する前記記録レートを、現在の当該レート固定情報における情報レートと同値に設定するレート設定工程と、前記平均記録レートの算出処理と、前記レート固定情報があるか否かの判定処理と、前記記録レートの設定処理と、を、全ての前記他の情報に対して繰り返して実行するように制御して全ての前記他の情報における前記記録レートを設定する制御工程と、を備える。
【0010】
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、複数の情報を記録媒体に記録する際の記録レートを各前記情報毎に設定する記録レート設定装置に含まれるコンピュータを、前記記録レートが設定済みである前記情報以外の他の前記情報の全てを同一の記録レートで前記記録媒体に記録する場合の当該記録レートである平均記録レートを算出する平均記録レート算出手段、前記算出された平均記録レート以下の情報レートを有する前記他の情報であるレート固定情報があるか否かを判定する判定手段、前記レート固定情報があるとき、当該レート固定情報に対応する前記記録レートを、現在の当該レート固定情報における情報レートと同値に設定するレート設定手段、及び、前記平均記録レートの算出処理と、前記レート固定情報があるか否かの判定処理と、前記記録レートの設定処理と、を、全ての前記他の情報に対して繰り返して実行するように制御して全ての前記他の情報における前記記録レートを設定する制御手段、として機能させる。
【0011】
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の記録レート設定用プログラムが前記コンピュータで読取可能に記録されている。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本願に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、ハードディスクに記録されている映画等の複数の情報(以下、当該情報を適宜コンテンツと称する)をDVD(Digital Versatile Disc)にダビングするレコーダに対して適用した場合の実施の形態である。
【0013】
(I)全体構成及び動作
始めに、実施形態に係る情報記録装置としてのレコーダの全体構成について、図1を用いて説明する。なお、図1は実施形態に係るレコーダの概要構成を示すブロック図である。
【0014】
図1に示すように、実施形態に係るレコーダRは、指定手段としての入力部1と、平均記録レート算出手段、判定手段、レート設定手段及び制御手段としてのCPU2と、外部入力インターフェース回路4と、インターフェース回路5と、内蔵されるハードディスク(以下、適宜HDと称する)6aに対して情報の記録及び再生が可能なHDドライブ装置6と、装填されている記録媒体としてのDVD7aに対して情報の記録及び再生が可能なDVDドライブ装置7と、外部出力インターフェース部8と、符号化回路9と、復号回路10と、記憶手段としてのメモリ12と、により構成されている。
【0015】
次に、全体動作を説明する。
【0016】
実施形態のレコーダRにおいては、放送電波を介して受信して得た放送番組等の情報をハードディスク6a又はDVD7aのいずれか一方又は双方に記録すると共に、当該記録した情報を当該いずれか一方又は双方から検出して再生し、図示しないディスプレイ又はスピーカに出力することが可能とされている。
【0017】
そこで、先ず、当該情報をハードディスク6a又はDVD7aの少なくともいずれか一方又は双方に記録する場合の全体動作について説明する。
【0018】
ハードディスク6a等に記録すべき情報として取得された入力情報Sinは、CPU2からの制御信号Sciiに基づき、外部入力インターフェース部4において予め設定された入力インターフェース処理が施され、処理入力情報Sfinとして符号化回路9へ出力される。
【0019】
そして、符号化回路9は、CPU2からの制御信号Scenに基づいて、当該入力された処理入力情報Sfinに対して予め設定された符号化処理を施し、符号化情報Senを生成してインターフェース回路5へ出力する。
【0020】
これにより、インターフェース回路5は、CPU2からの制御信号Sciに基づいて、入力された符号化情報Senに対してその記録先(すなわち、ハードディスク6a又はDVD7aのいずれか一方又は双方)に対応する記録フォーマットへの変換処理等を施し、当該記録先に応じてHDドライブ装置6又はDVDドライブ装置7のいずれか一方又は双方に、夫々ハードディスク情報Shd又はDVD情報Sdvdとして出力する。
【0021】
そして、当該ハードディスク情報Shdが入力されるHDドライブ装置6内の図示しない記録部は、CPU2からの制御信号Schdに基づいて、当該ハードディスク情報Shd(すなわち、符号化情報Sen)をハードディスク6aに記録する。
【0022】
一方、上記DVD情報Sdvdが入力されるDVDドライブ装置7内の図示しない記録部は、CPU2からの制御信号Scdcに基づいて、当該DVD情報Sdvd(すなわち、符号化情報Sen)をDVD7aに記録する。
【0023】
次に、ハードディスク6aに記録されている情報を再生して出力する場合の全体動作について説明する。
【0024】
ハードディスク6aに記録されている情報を再生して出力する場合には、始めに、HDドライブ装置6内の図示しない再生部が、CPU2からの制御信号Schdに基づいて、ハードディスク6aに記録されている情報を検出し、当該検出信号をハードディスク情報Shdとしてインターフェース回路5へ出力する。
【0025】
そして、インターフェース回路5は、CPU2からの制御信号Sciに基づいて、当該ハードディスク情報Shdに対して必要なフォーマット変換等の処理を施し、出力情報Soとして復号回路10へ出力する。
【0026】
これにより、復号回路10は、CPU2からの制御信号Scdcに基づいて、上記出力情報Soを復号し、復号情報Sdcを生成して外部出力インターフェース回路8へ出力する。
【0027】
そして、外部出力インターフェース回路8は、CPU2からの制御信号Scoiに基づいて、上記復号情報Sdcに対して予め設定されている出力インターフェース処理を施し、外部出力情報Soutを生成して図示しないディスプレイ又はスピーカ等に出力する。これにより、ハードディスク6aに記録されていた情報としての画像又は音声等が再生されることとなる。
【0028】
最後に、DVD7aに記録されている情報を再生して出力する場合の全体動作について説明する。
【0029】
DVD7aに記録されている情報を再生して出力する場合には、始めに、DVDドライブ装置7内の図示しない再生部が、CPU2からの制御信号Scdcに基づいて、DVD7aに記録されている情報を検出し、当該検出信号をDVD情報Sdvdとしてインターフェース回路5へ出力する。
【0030】
そして、インターフェース回路5は、CPU2からの制御信号Sciに基づいて、当該DVD情報Sdvdに対して必要なフォーマット変換等の処理を施し、出力情報Soとして復号回路10へ出力する。
【0031】
これにより、復号回路10は、CPU2からの制御信号Scdcに基づいて、上記出力情報Soを復号し、復号情報Sdcを生成して外部出力インターフェース回路8へ出力する。
【0032】
そして、外部出力インターフェース回路8は、CPU2からの制御信号Scoiに基づいて、上記復号情報Sdcに対して予め設定されている出力インターフェース処理を施し、外部出力情報Soutを生成して図示しないディスプレイ又はスピーカ等に出力する。これにより、DVD7aに記録されていた情報としての画像又は音声等が再生されることとなる。
【0033】
なお、後述する実施形態としてのハードディスク6aからDVD7aへのダビングを実施する場合、レート変換処理を伴わないダビングを行うときには、そのダビング対象となるコンテンツはHDドライブ装置6における図示しない検出部において検出された後、ハードディスク情報Shdとしてインターフェース回路5へ出力され、その後そのままDVD情報SdvdとしてDVDドライブ装置7へ出力されてDVD7aに記録される。
【0034】
一方、当該ダビングを実施する場合、レート変換処理を伴うダビングを行うときには、そのダビング対象となるコンテンツはHDドライブ装置6における図示しない検出部において検出された後、ハードディスク情報Shdとしてインターフェース回路5へ出力され、フォーマット変換等の処理が施された後出力情報Soとして復号回路10へ出力される。
【0035】
そして、当該復号回路10において必要な復号処理が施された後にダビング情報Sdvとして符号化回路9へ出力され、当該符号化回路10において必要な符号化処理(レート変換処理)が施されて符号化情報Senが生成される。その後、当該符号化情報Senがインターフェース回路5を介してDVD情報SdvdとしてDVDドライブ装置7へ出力され、DVD7aに記録される。
【0036】
ここで、上述してきた全体動作を制御するための操作は、ボタン操作部又はリモートコントロール部等よりなる入力部1において実行され、当該入力部1からは当該操作に対応する操作信号SopsがCPU2に出力される。
【0037】
そして、CPU2は、当該操作信号Sopsに基づいて、入力部1において実行された操作に対応する動作が実行されるようにレコーダRの構成部材を制御するための上記制御信号Scoi、Scii、Scen、Schd、Scdc、Schd及びSciを生成して各構成部材に出力する。また、当該CPU2の処理に必要な情報はメモリ信号Smとしてメモリ12に出力されて一時的に記憶された後に、必要に応じて再度メモリ信号Smとしてメモリ12から読み出され、CPU2における処理に供される。
【0038】
(II)本願の実施形態
次に、CPU2の制御の下で実行される実施形態に係るコンテンツのダビングについて、図1乃至図3を用いて説明する。なお、図2は実施形態に係るダビングを示すフローチャートであり、図3は当該ダビングの具体例を示す図である。
【0039】
また、以下の実施形態は、ハードディスク6aに既に記録されていると共に、相互に情報レートが異なる複数のコンテンツをDVD7aにダビングする処理に対して本願を適用した場合の実施形態である。
【0040】
図2に示すように、実施形態のダビングにおいては、始めに、ダビング元であるハードディスク6a上に記録されていると共にダビング対象となる全てのコンテンツの情報量が各コンテンツ毎に検出され、これと並行して、ダビング先であるDVD7aにおけるダビング対象のコンテンツが記録される領域の記録可能容量が検出される(ステップS1)。
【0041】
このとき、ダビング対象の各コンテンツの情報量は、HDドライブ装置6からインターフェース回路5を介してCPU2に出力される。また、ダビング先のDVD7aにおける上記記録可能容量は、DVDドライブ装置7からインターフェース回路5を介してCPU2に出力される。
【0042】
次に、検出された各コンテンツの情報量の総和と、検出された記録可能容量とが比較される(ステップS2)。そして、ダビングされる全てのコンテンツの情報量の総和が当該記録可能容量より小さいか又は等しい場合には(ステップS2;NO)、ダビング対象である全てのコンテンツがレート変換処理を伴わずに(すなわち、画質又は音質の劣化を伴わずに)ダビングすることが可能であることとなるので、次に各コンテンツ毎の情報量をその記録時間で除した情報レートを各コンテンツ毎にCPU2にて演算し(ステップS12)、更に当該演算された夫々の情報レートを用いて各コンテンツをDVD7aにダビングして(ステップS13)実施形態に係るダビングを終了する。
【0043】
このとき、当該ダビングにおける情報の流れは、HDドライブ装置6から出力された後にインターフェース回路5において必要なフォーマット変換処理が施されその後直接DVDドライブ装置7に出力されてDVD7aに記録されることとなる。
【0044】
一方、ステップS2の判定において、ダビングされる全てのコンテンツの情報量の総和が当該記録可能容量より大きい場合には(ステップS2;YES)、いずれかのコンテンツに対してレート変換処理を施す必要があることとなるので、次に、ダビング対象である各コンテンツ毎の情報量とその記録時間をHDドライブ装置6からインターフェース回路5を介して取得し(ステップS3)、更に、各コンテンツ毎の情報量をその記録時間で除した情報レートを各コンテンツ毎にCPU2にて演算する(ステップS4)。
【0045】
そして、ダビング対象である全てのコンテンツの記録時間の総和をCPU2において演算し(ステップS5)、その後DVD7aにおける上記記録可能容量を各コンテンツの記録時間の総和で除す演算がCPU2にて行われる。これにより、ダビングすべき全てのコンテンツを対象としたハードディスク6aからDVD7aへのダビングにおける最初の平均記録レートが求められる(ステップS6)。
【0046】
次に、最初に演算された平均記録レートと、ダビングされる各コンテンツ毎の情報レート(ステップS4参照)と、を比較し、当該平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツがあるか否かを確認する(ステップS7)。そして、当該平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツが一つもない場合には(ステップS7;NO)、レート変換を行わずにダビングを行うことができるコンテンツがないこととなるので、各コンテンツの情報レートをステップS6において演算した平均記録レートとなるようにレート変換処理を行いつつ各コンテンツをDVD7aにダビングし(ステップS11)、実施形態に係るダビングを終了する。
【0047】
他方、ステップS7の判定において、上記平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツが一つでもある場合には(ステップS7;YES)、その平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツのダビングの際の記録レートをそのコンテンツ自体の情報レートと同値に設定し(ステップS8)、次に、ダビングすべきコンテンツの情報量の総和からその平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツの情報量の合計を減算し(ステップS9)、更に、ダビングすべきコンテンツの記録時間の総和から、その平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツの記録時間の合計を減算する(ステップS10)。
【0048】
このステップS9及びS10における減算処理により、現時点で演算されている(ステップS6参照)平均記録レートではレート変換処理を行わないとダビングができないコンテンツの情報量の合計とその記録時間の合計が求められることとなるので、次に、現時点の平均記録レートではレート変換処理を行わないとダビングができないコンテンツを対象として上記ステップS6乃至S10の処理を実行する。
【0049】
すなわち、現時点の平均記録レートではレート変換処理を行わないとダビングができないコンテンツにつき、そのコンテンツを記録するためのDVD7a上の領域の記録可能容量を当該各コンテンツの記録時間の総和で除して第二回目の平均記録レートを演算し(ステップS6)、当該演算された平均記録レートと、記録レートが設定されていない残りのコンテンツ毎の情報レート(ステップS4参照)と、を比較して当該平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツがあるか否かを確認する(ステップS7)。そして、第二回目の平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツが一つもない場合には(ステップS7;NO)、現在の平均記録レートではレート変換を行わずにダビングを行うことができるコンテンツがないこととなるので、各コンテンツの情報レートをステップS6において演算した第二回目の平均記録レートとなるようにレート変換処理を行いつつ各コンテンツをDVD7aにダビングし(ステップS11)、実施形態に係るダビングを終了する。
【0050】
他方、ステップS7の判定において、上記第二回目の平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツが一つでもある場合には(ステップS7;YES)、その第二回目の平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツのダビングの際の記録レートをそのコンテンツ自体の情報レートと同値に設定し(ステップS8)、次に、ダビングすべきコンテンツの情報量の総和から、その第二回目の平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツの情報量の合計を減算し(ステップS9)、更に、ダビングすべきコンテンツの記録時間の総和から、その第二回目の平均記録レートよりも小さい情報レートを有するコンテンツの記録時間の合計を減算する(ステップS10)。
【0051】
このステップS9及びS10における減算処理により、第二回目の平均記録レートではレート変換処理を行わないとダビングができないコンテンツの情報量の合計とその記録時間の合計が求められることとなるので、次に、この第二回目の平均記録レートではレート変換処理を行わないとダビングができないコンテンツを対象として上記ステップS6乃至S10の処理を再度実行する。
【0052】
以上のステップS6乃至S10の処理の繰り返しを全てのコンテンツの記録レートの設定が完了するまで繰り返すことで、段階的に演算された平均記録レートに対応して各コンテンツがレート変換されて又はレート変換されずにそのままダビングされていくこととなる。
【0053】
次に、図2に示されるダビングの具体的な流れにつき、図3を用いて説明する。なお、図3(a)は図2ステップS5の処理で取得された各コンテンツに関する情報の一例を示した図であり、図3(b)は図3(a)の一例に基づき上記ステップS9及びS10の処理が行われた後の次回の平均記録レートの演算処理(上記ステップS6)における演算対象コンテンツ及び演算結果を示した図であり、図3(c)は図3(b)の情報に基づいて更にステップS9及びS10の処理が行われた後の次々回の平均記録レートの演算処理(上記ステップS6)における演算対象コンテンツ及び演算結果を示した図であり、図3(d)は本実施形態における各コンテンツの処理前の初期記録レートと処理後の記録レートを比較して表した図である。
【0054】
先ず、図3(a)に示すように、ハードディスク6a上に、本願のダビングの対象として四つのコンテンツが記録されており、当該四つのコンテンツ夫々の情報量、記録時間及び情報レートが取得(図2ステップS3及びS4参照)されているとする。
【0055】
より具体的には、コンテンツ1については、その情報量が14,400Mb(Mega bits)であり、記録時間が2時間であり、それ自体の情報レート(すなわち、その情報量/記録時間)が、
【0056】
【数1】
14,400Mb÷(2時間×60分×60秒)=約2Mbps(Mega bits per second)
であるとする。
【0057】
また、コンテンツ2については、その情報量が14,400Mbであり、記録時間が1時間であり、情報レートが、
【0058】
【数2】
14,400Mb÷(1時間×60分×60秒)=約4Mbps
であるとする。
【0059】
更に、コンテンツ3については、その情報量が36,000Mbであり、記録時間が1時間であり、情報レートが、
【0060】
【数3】
36,000Mb÷(1時間×60分×60秒)=約10Mbps
であるとする。
【0061】
更にまた、コンテンツ4については、その情報量が5,760Mbであり、記録時間が0.2時間であり、情報レートが、
【0062】
【数4】
5,760Mb÷(0.2時間×60分×60秒)=約8Mbps
であるとする。
【0063】
これらにより、現時点におけるコンテンツ1乃至4の記録時間の合計は4.2時間となる。
【0064】
ここで、当該コンテンツ1乃至4がダビングされるDVD7a上の領域の記録容量を、例えば48,000Mbとすると、最初の上記ステップ6の処理で求められる平均記録レートは、
【0065】
【数5】
48,000Mb÷4.2時間=約3.17Mbsとなる。
【0066】
これらにより、現時点では、最初の平均記録レートである3.17Mbsより小さい情報レートを有するコンテンツとしてコンテンツ1が存在している。よって、この場合には当該コンテンツ1を対象としてそのDVD7aへの記録レートが元の値そのままの約2Mbpsと設定される(図2ステップS8参照)と共に、当該コンテンツ1を除いた他のコンテンツ2乃至4について上記ステップ9及びステップS10の処理が行われる。
【0067】
次に、当該コンテンツ2乃至4について、上記ステップS9及びステップS10において処理をおこなった結果を図3(b)に示す。
【0068】
すなわち、当該コンテンツ2乃至4の記録時間の合計は2.2時間となり、更に当該コンテンツ2乃至4のダビングに供されるDVD7a上の領域の記録容量が、コンテンツ1の情報量をDVD7aにおける当初の記録用領域の記録容量から差し引いた(48,000Mb−14,400Mb)33,600Mbとなる。これにより、コンテンツ2乃至4について上記ステップ6の処理で求められる第二回目の平均記録レートは、
【0069】
【数6】
33,600Mb÷2.2時間=約4.24Mbs
となる。
【0070】
次に、第二回目の平均記録レートである4.24Mbsより小さい情報レートを持つコンテンツとしてコンテンツ2が存在している。よって、この場合には当該コンテンツ2を対象としてそのDVD7aへの記録レートが元の値そのままの約4Mbpsと設定される(図2ステップS8参照)と共に、当該コンテンツ2を除いた他のコンテンツ3及び4について上記ステップ9及びステップS10の処理が行われる。
【0071】
次に、当該コンテンツ3及び4について、上記ステップS9及びステップS10において処理をおこなった結果を図3(c)に表す。
【0072】
すなわち、当該コンテンツ3及び4の記録時間の合計は1.2時間となり、更に当該コンテンツ3及び4のダビングに供されるDVD7a上の領域の記録可能容量が、コンテンツ1及び2の情報量をDVD7aにおける当初の記録用領域の記録容量から差し引いた(48,000Mb−14,400Mb−14,400Mb)19,200Mbとなる。これにより、コンテンツ3及び4について上記ステップ6の処理で求められる第三回目の平均記録レートは、
【0073】
【数7】
19,200Mb÷1.2時間=約4.44Mbs
となる。
【0074】
次に、第三回目の平均記録レートである4.44Mbsより小さい情報レートを持つコンテンツは存在せず、残るコンテンツ3及び4の情報レートが当該三回目の平均記録レート4.44Mbsより大きいので(図2ステップS7;NO参照)、この場合はステップS11へ進むことになる。
【0075】
上述してきた一連の処理の結果、四つのコンテンツの設定記録レートは、夫々図3(d)に示す値となる。そして、これらにより、上記ステップS11において、コンテンツ1の記録レートを2Mbpsと、コンテンツ2の記録レートを4Mbpsと、夫々設定してレート変換処理を行わずにハードディスク7aからDVD7aにダビングする。
【0076】
一方、コンテンツ3及び4については、同じくステップS11において夫々の記録レートを最後(第三回目)に演算された平均記録レートである4.44Mbsに設定し、レート変換処理を施しつつ当該コンテンツ3及び4をハードディスク6aからDVD7aにダビングする。
【0077】
以上説明したように、実施形態のレコーダRの動作によれば、記録レートが設定済みであるコンテンツ以外の他のコンテンツの全てを同一の記録レートでDVD7aにダビングする場合の当該記録レートである平均記録レートを算出し、その算出された平均記録レート以下の情報レートを有するコンテンツがあるか否かを判定し、そのようなコンテンツがあるとき、当該コンテンツ記録レートを現在の当該コンテンツにおける情報レートと同値に設定し、更に当該平均記録レートの算出処理と、当該算出した平均記録レート以下の情報レートを有するコンテンツの有無の判定処理と、上記記録レートの設定処理と、を、全てのコンテンツに対して繰り返して実行するので、単一の記録レートで持って全てのコンテンツをダビングする場合に比してレート変換処理を行わずにダビングするコンテンツが増えることで、ダビングに要する時間の短縮とダビング時における画質又は音質の劣化を防止・抑制できる。
【0078】
また、ダビングすべき全てのコンテンツに対応する記録レートが未設定である初期状態においては、全てのコンテンツを同一の記録レートでDVD7aにダビングする場合の当該記録レートを平均記録レートとして算出し、その算出された平均記録レート以下の情報レートを有するコンテンツがあるか否かを判定し、そのようなコンテンツがあるときは、対応する前記記録レートを現在の当該コンテンツにおける情報レートと同値に設定してダビングするので、最も効率的にダビングを実行しつつ当該ダビングに伴う画質又は音質の劣化を防止・抑制できる。
【0079】
更に、平均記録レートを、記録レート設定前の各コンテンツにおける情報量の合計と、DVD7aにおける当該各コンテンツをダビングするための領域の記録容量と、に基づいて算出するので、簡易に各回の平均記録レートを算出することができる。
【0080】
更にまた、各回の平均記録レートに以下の情報レートを有するコンテンツがないとき、記録レートが設定されていないコンテンツにおける記録レートを、直近に算出された平均記録レートとするので、画質又は音質の劣化を最小限に抑制して全コンテンツをダビングすることができる。
【0081】
なお、上述の実施形態においては、ダビング先のDVD7aが一つである場合について説明したが、これ以外に、ダビング先となり得るDVD7aが複数あり、それらを交換装填しつつダビングする場合に本願を適用することも可能である。
【0082】
この場合には、いわゆるディスク管理情報を用いて各回の平均記録レートを演算することとなる。すなわち、ディスク管理情報として、ダビングの対象とし得る複数のDVD7a夫々の属性情報として、各DVD7a一枚毎のタイトル、記録済み容量、未記録容量等を予めメモリ12又はハードディスク6a内に記録しておく。
【0083】
そして、その記録されている複数のディスク管理情報から、ダビング先とするDVD7aに対応するディスク管理情報を選択し、更に当該選択されたディスク管理情報に対応するDVD7aにおけるダビングに供される領域の記録容量をそのディスク管理情報から取得し、その取得した記録容量を図2ステップS2の処理に用いられる記録容量としてCPU2内で設定して上記したステップS3以降の処理へ移行する。
【0084】
そして、実際のダビング時においてそのダビングの対象となるDVD7aをDVDドライブ装置7に装填してダビングを実行する。
【0085】
この場合には、複数のDVD7aを対象として短時間で且つ画質又は音質の劣化を最小限に抑制したダビングを実行することができる。
【0086】
更に、上述した実施形態においては、ハードディスク6aからDVD7aにコンテンツをダビングする場合について説明したが、これ以外に、ハードディスク相互間におけるダビング又はDVD相互間におけるダビング或はDVDからハードディスクへのダビングに対しても本願を適用することが可能である。
【0087】
更にまた、DVD又はハードディスク以外の他の記録媒体間におけるダビングに本願を適用することもまた可能である。
【0088】
更に、図2のフローチャートに対応するプログラムを、フレキシブルディスクに予め記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して予め記録しておき、これを汎用のマイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該汎用のマイクロコンピュータ等を実施形態に係わるCPU2として機能させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のレコーダの概要構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態のダビングを示すフローチャートである。
【図3】実施形態のダビングを示す具体例であり、(a)は第一回目としてのステップS6の処理の内容を例示する図であり、(b)は第二回目としてのステップS6の処理の内容を例示する図であり、(c)は第三回目としてのステップS6の内容を例示する図であり、(d)は各コンテンツの設定された記録レートを例示するである。
【符号の説明】
1…入力部
2…CPU
4…入力インターフェース回路
5…インターフェース回路
6…HDドライブ装置
6a…ハードディスク
7…DVDドライブ装置
7a…DVD
8…出力インターフェース回路
9…符号化回路
10…復号回路
12…メモリ
R…レコーダ
Claims (10)
- 複数の情報を記録媒体に記録する際の記録レートを各前記情報毎に設定する記録レート設定装置において、
前記記録レートが設定済みである前記情報以外の他の前記情報の全てを同一の記録レートで前記記録媒体に記録する場合の当該記録レートである平均記録レートを算出する平均記録レート算出手段と、
前記算出された平均記録レート以下の情報レートを有する前記他の情報であるレート固定情報があるか否かを判定する判定手段と、
前記レート固定情報があるとき、当該レート固定情報に対応する前記記録レートを、現在の当該レート固定情報における情報レートと同値に設定するレート設定手段と、
前記平均記録レート算出手段における平均記録レートの算出処理と、前記判定手段における判定処理と、前記レート設定手段における記録レートの設定処理と、を、全ての前記他の情報に対して繰り返して実行するように当該平均記録レート算出手段、前記判定手段及び前記レート設定手段を制御して全ての前記他の情報における前記記録レートを設定する制御手段と、
を備えることを特徴とする記録レート設定装置。 - 請求項1に記載の記録レート設定装置において、
前記平均記録レート算出手段は、全ての前記情報に対応する前記記録レートが未設定である初期状態においては、全ての当該情報を同一の記録レートで前記記録媒体に記録する場合の当該記録レートである全平均記録レートを算出し、
前記レート固定情報判定手段は、前記初期状態においては、前記算出された全平均記録レート以下の情報レートを有する前記レート固定情報があるか否かを判定し、
更に前記レート設定手段は、前記初期状態において前記レート固定情報があるとき、当該レート固定情報に対応する前記記録レートを、現在の当該レート固定情報における情報レートと同値に設定すると共に、
前記制御手段は、前記レート固定情報に対応する前記記録レートの設定を最初に行った後においては、前記平均記録レートの算出処理と、前記レート固定情報の有無の判定処理と、前記レート固定情報における前記記録レートの設定処理と、を、前記レート固定情報以外の他の前記情報に対して繰り返して実行するように当該平均記録レート算出手段、当該判定手段及び当該レート設定手段を制御し全ての前記情報における前記記録レートを設定することを特徴とする記録レート設定装置。 - 請求項1又は2に記載の記録レート設定装置において、
前記平均記録レート算出手段は、前記記録レート設定前の各前記情報における情報量の合計と、前記記録媒体における当該各情報のための記録容量と、に基づいて、前記平均記録レート又は前記全平均記録レートのいずれか一方を算出することを特徴とする記録レート設定装置。 - 請求項3に記載の記録レート設定装置において、
前記記録媒体が複数あると共に、
各前記情報を記録すべきいずれかの前記記録媒体を指定するために用いられる指定手段を更に備え、
前記平均記録レート算出手段は、前記記録レート設定前の各前記情報における情報量の合計と、前記指定された記録媒体における各前記情報のための記録容量と、に基づいて、前記平均記録レート又は前記全平均記録レートのいずれか一方を算出することを特徴とする記録レート設定装置。 - 請求項4に記載の記録レート設定装置において、
各前記記録媒体における前記記録容量を、当該各記録媒体に夫々対応する管理情報として記憶する記憶手段を更に備え、
前記平均記録レート算出手段は、いずれかの前記記録媒体が指定されたとき、当該指定された記録媒体における前記各情報のための記録容量を、前記記録手段から前記記録容量として読み出すことを特徴とする記録レート設定装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の記録レート設定装置において、
前記判定手段における判定処理において前記レート固定情報がないとき、前記記録レートが設定されていない前記情報における当該記録レートを、直近に算出された前記平均記録レート又は前記全平均記録レートのいずれか一方とすることを特徴とする記録レート設定装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の記録レート設定装置と、
記録すべき前記情報を、当該情報に対応して設定された前記記録レートで前記記録媒体に記録する記録手段と、
を備えることを特徴とする情報記録装置。 - 複数の情報を記録媒体に記録する際の記録レートを各前記情報毎に設定する記録レート設定方法において、
前記記録レートが設定済みである前記情報以外の他の前記情報の全てを同一の記録レートで前記記録媒体に記録する場合の当該記録レートである平均記録レートを算出する平均記録レート算出工程と、
前記算出された平均記録レート以下の情報レートを有する前記他の情報であるレート固定情報があるか否かを判定する判定工程と、
前記レート固定情報があるとき、当該レート固定情報に対応する前記記録レートを、現在の当該レート固定情報における情報レートと同値に設定するレート設定工程と、
前記平均記録レートの算出処理と、前記レート固定情報があるか否かの判定処理と、前記記録レートの設定処理と、を、全ての前記他の情報に対して繰り返して実行するように制御して全ての前記他の情報における前記記録レートを設定する制御工程と、
を備えることを特徴とする記録レート設定方法。 - 複数の情報を記録媒体に記録する際の記録レートを各前記情報毎に設定する記録レート設定装置に含まれるコンピュータを、
前記記録レートが設定済みである前記情報以外の他の前記情報の全てを同一の記録レートで前記記録媒体に記録する場合の当該記録レートである平均記録レートを算出する平均記録レート算出手段、
前記算出された平均記録レート以下の情報レートを有する前記他の情報であるレート固定情報があるか否かを判定する判定手段、
前記レート固定情報があるとき、当該レート固定情報に対応する前記記録レートを、現在の当該レート固定情報における情報レートと同値に設定するレート設定手段、及び、
前記平均記録レートの算出処理と、前記レート固定情報があるか否かの判定処理と、前記記録レートの設定処理と、を、全ての前記他の情報に対して繰り返して実行するように制御して全ての前記他の情報における前記記録レートを設定する制御手段、
として機能させることを特徴とする記録レート設定用プログラム。 - 請求項9に記載の記録レート設定用プログラムが前記コンピュータで読取可能に記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
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