JP2005050271A - 火災報知設備のユニット - Google Patents

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Shuichi Murao
修一 村尾
Yasuo Hironaka
康雄 弘中
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Abstract


【課題】 監視制御盤に追加ユニットを増設する場合、監視制御盤が設けられている壁面に、取付用の穴を新たに設けずに、監視制御盤と一体的に追加ユニットを固定することができる火災報知設備のユニットを提供することを目的とするものである。

【解決手段】 追加ユニット用筐体の所定の面に設けられている複数の穴であって、監視制御盤用筐体に設けられている複数の穴に対応している複数の対応穴と、配線を挿通する筒と筒の外周または内周に設けられているねじ部と筒の端部に設けられている鍔とねじ部と螺合するナットとを具備するケーブルグランドであって、複数の穴、複数の対応穴のそれぞれに配設されているケーブルグランドとを有し、ケーブルグランドを介して、追加ユニット用筐体が監視制御盤用筐体に固定され、また、ケーブルグランドを介して、監視制御盤内と追加ユニット内との間で配線されている火災報知設備のユニットである。

【選択図】 図1

Description

本発明は、火災報知設備のユニットに関する。
顧客サポートシステムの一機能として、防災センタが顧客の防災設備(主に火災受信機)をリモート監視するリモート監視機能が考えられている。このリモート監視機能では、リモート監視ユニットを介して、顧客の防災設備と顧客サービスセンタとを、通信で接続し、遠隔監視を行い、異常時には早期に対応するための支援を行う。この24時間常時遠隔監視によって、顧客の防災管理業務をバックアップすることができる。
ところで、火災受信機のような防災用の監視制御盤に、リモート監視を行う追加ユニットを増設する場合、1つの監視制御盤として筐体内に配置する(たとえば、特許文献1参照)ことができなければ、上下左右に複数の筐体を並設する(たとえば、特許文献2参照)しかない。
つまり、従来の火災報知設備において、監視制御盤に追加ユニットを増設する場合、監視制御盤が設けられている壁面に、追加ユニットを取り付ける穴を新たに設け、この穴に、追加ユニットの筐体を固定するためのボルトを螺合し、追加ユニットを壁面に固定する。
実開平4−104395号公報 実開平6−060209号公報
しかし、上記従来例では、監視制御盤に追加ユニットを増設する場合、監視制御盤が設けられている壁面に、追加ユニットを取り付ける穴を新たに設け、この穴に、追加ユニットの筐体を固定するためのボルトを螺合するので、壁面への穴あけ作業が煩雑であるという問題がある。
また、上記従来例では、監視制御盤から離れた位置に、追加ユニットを設置する場合、壁面に設けた穴に対応して、追加ユニットの筐体に穴を、電気ドリル等で開ける必要があり、追加ユニットの筐体に穴を開ける作業が煩雑であるという問題がある。
つまり、上記従来例では、監視制御盤とは別に、追加ユニットを単独で設置する場合、追加ユニットへの穴開け作業が煩雑であるという問題がある。
本発明は、監視制御盤に追加ユニットを増設する場合、監視制御盤が設けられている壁面に、取付用の穴を新たに設けずに、監視制御盤と一体的に追加ユニットを固定することができる火災報知設備のユニットを提供することを目的とするものである。
また、本発明は、監視制御盤とは別に、追加ユニットを単独で設置する場合、現場の状況に応じて追加ユニットの背面側または上下側のいずれかに配線を引き出すことが容易であり、現場に応じた対応ができる火災報知設備のユニットを提供することを目的とする。
本発明は、防災設備の監視制御盤用筐体とは異なる筐体である追加ユニット用筐体と、上記追加ユニット用筐体の所定の面に設けられている複数の穴であって、上記監視制御盤用筐体に設けられている複数の穴に対応している複数の対応穴と、配線を挿通する筒と上記筒の外周または内周に設けられているねじ部と上記筒の端部に設けられている鍔と上記ねじ部と螺合するナットとを具備するケーブルグランドであって、上記複数の穴、上記複数の対応穴のそれぞれに配設されているケーブルグランドとを有し、上記ケーブルグランドを介して、上記追加ユニット用筐体が上記監視制御盤用筐体に固定され、また、上記ケーブルグランドを介して、上記監視制御盤内と上記追加ユニット内との間で配線されている火災報知設備のユニットである。
請求項1〜5記載の発明によれば、監視制御盤に追加ユニットを増設する場合、監視制御盤が設けられている壁面に、取付用の穴を新たに設けずに、監視制御盤と一体的に追加ユニットを固定することができるという効果を奏する。
請求項6〜8記載の発明によれば、監視制御盤とは別に、追加ユニットを単独で設置する場合、現場の状況に応じて追加ユニットの背面側または上下側のいずれかに配線を引き出すことが容易であり、現場に応じた対応ができるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である火災報知設備の追加ユニット20と監視制御盤10とを有する火災報知設備FA1を示す斜視図である。
火災報知設備FA1は、監視制御盤10と、追加ユニット20と、図1には省略してあるケーブルグランド30(図4〜図6参照)とを有する。
監視制御盤10は、監視制御盤用筐体C1と、監視制御盤用筐体C1に収納されている監視制御用回路部品とによって構成されている。
監視制御盤用筐体C1は、右開きドアD1と、上面板B11と、下面板B12と、左側面板B13と、右側面板B14とを有する。
下面板B12には、穴H11、H12が設けられている。この穴H11、H12は、ノックアウトに形成されていたものであり、このノックアウトをハンマー等で叩くことによって、穴を開けたものである。なお、上記「ノックアウト」は、環状に設けられている溝であり、上記環状溝の中央部を加圧することによって穴を設けることが可能であるように加工されたものである。
追加ユニット20は、追加ユニット用筐体C2と、追加ユニット用筐体C2に収容されている回路部品によって構成されている。追加ユニット20がリモート監視ユニットであれば、上記回路部品は、送信装置TR、電源PW、バッテリ(電池)BT、スイッチSW等である。
追加ユニット用筐体C2は、前傾式に開放されるドアD2と、上面板B21と、下面板B22と、左側面板B23と、右側面板B24とを有する。
下面板B22には、対応穴H21、H22が設けられている。これら対応穴H21、H22は、ノックアウトに形成されていたものであり、このノックアウトをハンマー等で叩くことによって、穴を開けたものである。
また、対応穴H21は、監視制御盤用筐体C1の下面板B12における穴H11に対応し、対応穴H22は、監視制御盤用筐体C1の下面板B12における穴H12に対応している。つまり、穴H11の大きさと、対応穴H21の大きさとはほぼ同じであり、穴H12の大きさと、対応穴H22の大きさとはほぼ同じであり、また、穴H11とH12との間隔と、対応穴H21とH22との間隔とがほぼ同じである。
左側面板B23には、穴H25が設けられ、穴H25は、送信装置TRとアンテナATとを接続する信号線が通過する穴である。
なお、追加ユニット20を、リモート監視ユニットとして使用することができ、リモート監視ユニットは、顧客の防災設備(監視制御盤10)と、顧客サービスセンタとを、通信で接続し、遠隔監視するユニットであり、異常時には早期に対応するための支援を行うものである。
図2は、火災報知設備FA1において、監視制御盤10と、追加ユニット20とを具体的に示すブロック図である。
火災報知設備FA1は、監視制御盤(火災受信機)10と、追加ユニット(リモート監視用インタフェース)20と、アンテナATと、ホスト機器29とを有する。
監視制御盤10は、複数の火災受信機RE1、RE2、……によって構成されている。
図3は、監視制御盤10と追加ユニット20とを使用した火災報知設備のリモート監視システムRM1を示す図である。
火災報知設備のリモート監視システムRM1は、火災報知設備FA1と、ネットワークNWと、顧客サービスセンタSCとによって構成されている。
ネットワークNWは、携帯電話を利用したデータ通信網である。
顧客サービスセンタSCは、ルータRTと、リモート監視サーバSV1と、顧客サポートDBサーバSV2と、リモートメンテクライアントMC1と、これらをローカルエリアネットワークで結合するLANとを具備する。
送信装置TRは、ネットワークNWに接続する電話端末であり、ネットワークNWとの間で無線接続してデータ送信する。そして、送信装置TRが送信すべき火災報知設備FA1のデータを、追加ユニット20が作成する。なお、図2に示すように、送信装置TRは追加ユニット20に含まれているが、送信装置TRがネットワークNWとの間で無線送信することを強調するために、図3においては、送信装置TRが追加ユニット20とは別に記載されている。
ここで、図2に戻り、追加ユニット20は、制御手段(CPU)21と、移報信号受信手段22と、選択スイッチ23と、遮断スイッチ24と、表示灯25と、ホスト移報I/F26と、送信装置I/F27と、ACアダプタ28と、電源回路PWと、電池BTと、送信装置TRとを有する。
制御手段21は、移報信号受信手段22に移報信号が入力されると、上記移報信号を取り込み、データ化し、出力する手段である。
移報信号受信手段22は、受信機I/F22aと、I/O回路22bとを有し、火災受信機RE1、RE2、……からの移報信号を受信する手段である。
受信機I/F22aは、データによって移報出力することができる火災受信機RE1が接続されるRS422Aのインタフェースである。
I/O回路22bは、火災受信機RE2のオン、オフを知らせる信号である接点信号を受信する回路であり、接点による移報出力を受信する受信回路であり、その他、追加ユニット20内の各種スイッチの状態が入力されるとともに、各種表示灯の制御出力を行う出力回路を兼ねている。
制御手段(CPU)21は、主に、受信機I/F22aまたはI/O回路22bを介して移報信号の入力があると、移報された情報をパケットデータ化し、送信装置TRを介して、サーバSV1に送信する。また、制御手段21は、遮断スイッチ24がオンされているときに、移報信号受信手段22から移報信号を受信する手段である。さらに、制御手段21は、送信装置TRが送信するデータを遮断する手段であり、このとき制御手段21は受信した移報信号を破棄する。
また、制御手段21は、電源回路PWの電源電圧を監視し、この電源電圧が所定の電圧よりも低下すると、送信装置TRを介して、上記電源電圧が所定の電圧よりも低下したことを示す電源低下信号を、サーバSV1に送信し、その後に、制御手段21の動作を停止する手段である。
送信装置TRは、ネットワークNWの端末であり、RS232Cのインタフェースを介して、追加ユニット20の送信装置I/F27と接続されている。また、送信装置TRは、制御手段21が出力したデータを、ネットワークNWを介して、サーバSV1に送信する送信手段の例である。
ホスト移報I/F26は、追加ユニット20が受信しているデータを確認するホスト機器29を、必要に応じて接続可能にするためのRS422Aインタフェースである。たとえば、移報信号受信手段22を介して、火災受信機RE1側からの信号を制御手段21が認識していることを確認することができ、送信装置TRを遮断しながら、確認することができる。
電源回路PWは、非常用に電池BTを備え、送信装置TRとともに、追加ユニット20の全体に電源を供給するものであり、電源電圧が制御手段21によって監視されている。
表示灯25は、複数のLEDで構成され、詳細には示さないが、電源灯と、火災受信機RE1、RE2、……側と送信装置TR側との双方の通信状態を示す通信灯と、通信の遮断状態を示す遮断灯との4つが設けられている。
選択スイッチ23は、受信機I/F22aに接続されている火災受信機RE1の形式を、複数種類の中から1つの種類を選択するように設定するスイッチであり、ディップスイッチ等で構成されている。
遮断スイッチ24は、送信装置TRからネットワークNWへの送信を遮断する場合に、オンするスイッチであり、具体的には、送信装置I/F27が送信装置TRへ送るべき送信装置I/F27の出力信号を遮断するスイッチである。この遮断スイッチ24によって信号を遮断する場合は、火災報知設備の動作を確認するための試験を行っているときに火災信号等を遮断する場合である。
なお、火災受信機RE1、RE2、……から受信する移報信号について、簡単に説明する。端末情報として、火災信号、端末機器作動信号、伝送異常信号等、受信機状態情報として、復旧信号、プリンタ停止信号、音響停止信号、試験異常信号等、その他、トレンド情報、時刻情報等、火災報知設備に関する各種状態の変化が移報され、また、サーバSV1からの要求によって各種の状態を取り込むことができる。
図4は、上記実施例において、監視制御盤10と、追加ユニット20とを接続するケーブルグランド30を示す正面図である。
図5は、上記実施例において、ケーブルグランド30を、ナット34と、ナット34と螺合する部材(筒31、ねじ部32、鍔33)とに分解した状態を示す正面図である。
ケーブルグランド30は、筒31と、ねじ部32と、鍔33と、ナット34とを有し、穴H11、H12と、対応穴H21、H22とに、筒31、ねじ部32が挿通され、監視制御盤10に追加ユニット20を接合するものである。
筒31は、配線を挿通する筒である。ねじ部32は、筒31の外周に設けられているねじ山部分である。鍔33は、筒31の端部に固定され、追加ユニット20の上面板B21を押さえる部分である。ナット34は、ねじ部32と螺合し、また、監視制御盤10の下面板B12を押さえるナットである。
また、追加ユニット用筐体C2の面に、稼動中を示す表示灯(図示しないが図2の表示灯25の一部)が設けられている。
さらに、追加ユニット20の左側面板B23に穴H25が設けられ、この穴H25を介して、無線通信するアンテナATが引き出されている。
次に、上記実施例の動作について説明する。
まず、図示しない壁に穴が開けられ、監視制御盤用筐体C1が、図示しないボルトと上記穴とを介して、建造物の壁に固定されているとする。そして、監視制御盤用筐体C1の下面板B12の穴H11、H12の位置に設けられているノックアウトの中央部をハンマー等で叩くと、ノックアウトを構成している溝の部分に亀裂が生じ、穴H11、H12が形成される。これと同様に、追加ユニット用筐体C2の上面板B21の対応穴H21、H22の位置に設けられているノックアウトの中央部をハンマー等で叩くと、ノックアウトを構成している溝の部分に亀裂が生じ、対応穴H21、H22が形成される。
ここで、対応穴H21を穴H11に位置合わせすると、対応穴H22を穴H12に位置合わせすることができる。つまり、穴H11とH12との間隔と、対応穴H21とH22との間隔が同じになるように穴位置が設定されている。また、穴H11、H12の直径と、対応穴H21、H22の直径とは、筒31のねじ部32の外形よりもやや短く、設定されている。つまり、穴H11、H12、対応穴H21、H22のいずれも、ねじ部32を挿通することができるが、鍔33、ナット34が通過できない程度に、寸法が設定されていればよく、その範囲で大きくしても構わない。
そして、穴H11に対応穴H21を付き合わせた状態で、追加ユニット用筐体C2の上面板B21の下から、ねじ部32を挿通し、これによって、監視制御盤用筐体C1の下面板B12からねじ部32が突出し、この突出したねじ部32に、ナット34を螺合し、ナット34が下面板B12を締め付ける。
これと同様に、穴H12に対応穴H22を付き合わせた状態で、追加ユニット用筐体C2の上面板B21の下から、別のねじ部32を挿通し、これによって、監視制御盤用筐体C1の下面板B12からねじ部32が突出し、この突出したねじ部32に、別のナット34を螺合し、このナット34が下面板B12を締め付ける。
図6は、上記実施例において、ケーブルグランド30を介して、監視制御盤10と追加ユニット20とが接続されている状態を示す正面図である。
これによって、図6に示すように、上面板B21と下面板B12とが締め付けられ、つまり、監視制御盤10に、追加ユニット20が固定される。しかも、追加ユニット20を監視制御盤10に固定する場合、追加ユニット20を壁に打ち付ける必要がない。
その後、監視制御盤用筐体C1の下面板B12と追加ユニット用筐体C2の上面板B21とを締め付けている筒31、鍔33、ナット34の中空部(穴H11、対応穴H21)を介して、信号線を挿通する。また、監視制御盤用筐体C1の下面板B12と追加ユニット用筐体C2の上面板B21とを締め付けている筒31、鍔33、ナット34の中空部(穴H12、対応穴H22)を介して、電源線を挿通し、電源線を信号線から離して設置すことができる。
つまり、監視制御盤10内と追加ユニット20内との間に配線されている電源線が挿通する穴と対応穴との組み合わせと、監視制御盤10内と追加ユニット20との間に配線されている信号線が挿通する穴と対応穴との組み合わせとは、互いに異なる。
上記実施例によれば、監視制御盤10に追加ユニット20を増設する場合、監視制御盤10が設けられている壁面に、取付用の穴を新たに設けずに、監視制御盤10と一体的に追加ユニットを固定することができる。
上記実施例において、ねじ部32は、筒31の外周にねじが設けられているが、筒31の内周にねじを設けるようにしてもよい。この場合、ナット34の代わりに、外周にねじが設けられている筒(雄ねじの筒)を使用する。
つまり、上記実施例は、防災設備の監視制御盤用筐体とは異なる筐体である追加ユニット用筐体と、上記追加ユニット用筐体の所定の面に設けられている複数の穴であって、上記監視制御盤用筐体に設けられている複数の穴に対応している複数の対応穴と、配線を挿通する筒と、上記筒の外周または内周に設けられているねじ部と、上記筒の端部に設けられている鍔と、上記ねじ部と螺合するナットとを具備するケーブルグランドであって、上記複数の穴、上記複数の対応穴のそれぞれに配設されているケーブルグランドとを有し、上記ケーブルグランドを介して、上記追加ユニット用筐体が上記監視制御盤用筐体に固定され、また、上記ケーブルグランドを介して、上記監視制御盤10内と上記追加ユニット内との間で配線されている火災報知設備のユニットの例である。
また、上記実施例において、追加ユニット用筐体C2は、監視制御盤10の下面に固定されるが、上記と同様の固定方法によって、監視制御盤10の上面、左側面、右側面のいずれかに、追加ユニット用筐体C2を固定するようにしてもよい。
なお、上記実施例において、電源線、信号線、アンテナが挿通される穴は互いに異なる。つまり、上記監視制御盤10内と上記追加ユニット内との間に配線されている電源線が挿通する穴と対応穴との組み合わせと、上記監視制御盤10内と上記追加ユニットとの間に配線されている信号線が挿通する穴と対応穴との組み合わせと、上記アンテナが挿通する穴とは、互いに異なる。
上記実施例では、鍔33が、追加ユニット20の上面板B21を押さえ、ナット34が、監視制御盤10の下面板B12を押さえているが、この逆でもよい。つまり、鍔33が、監視制御盤10の下面板B12を押さえ、ナット34が、追加ユニット20の上面板B21を押さえるようにしてもよい。
上記実施例によれば、複数のケーブルグランドによって、追加ユニットを安定的に固定することができ、しかも、電源線と信号線とは、互いに異なる位置に設けられている穴を挿通するので、強電線の影響を弱電線が受けることを防止することができる。
また、上記実施例において、2つの対応穴H21、H22とケーブルグランド30とによって、追加ユニット20を監視制御盤10に固定しているが、追加ユニット20の大きさや重量に応じて、穴を増やし、さらに多数のケーブルグランド30を用いて固定するようにしてもよい。なお、ケーブルグランド30は、取付の便宜のため、対応穴H21、H22に、筒31とねじ部32とを予め挿入し、鍔33を上面板B21に当て、固定しておいてもよい。
さらに、上記実施例によれば、追加ユニット20のドアD2と監視制御盤10のドアD1とが別体であるので、追加ユニットのドアD2を前傾させて開放したときに、監視制御盤10のドアD1を開放する動作の邪魔にならない。
そして、上記実施例によれば、電源線と、信号線と、アンテナとは、互いに異なる位置に設けられている穴を通過するので、強電線の影響を弱電線が受けることを防止することができる。
また、上記実施例によれば、表示灯25を設けたので、追加ユニット20の筐体内の基板等を見なくても、増設された追加ユニットの稼動状況を、追加ユニット20の外から、一目で把握することができ、防災センタの監視員のような機器の専門家でなくても、追加ユニット20の稼動状況を理解することができる。これによって、サポートセンタと電話連絡している場合にも、現場の作業員が追加ユニット20の状況を確認して、サポートセンタへ回答することができる。
図7は、本発明の実施例2である追加ユニット20aを示す斜視図である。
追加ユニット20aは、防災設備の監視制御盤10に機能を追加する追加ユニットであって、筐体C1とは別の異なる筐体であり、ノックアウトH41、H42、H43、H44、H45、H46が設けられている。
ノックアウトH41、H42、H43、H44、H45、H46は、環状に溝が設けられ、加圧することによって穴を設けることが可能であるノックアウトであり、実施例1の追加ユニット用筐体C2の所定の面に設けられているノックアウトと同種である。そして、ノックアウトH41、H42、H43、H44、H45、H46のうちの少なくとも1つのノックアウトが加圧されたことによって生じた穴であって、追加ユニット用筐体C4から上記監視制御盤10への配線を通過させる穴である。図7において、ノックアウトH41、H42を開口し、必要な配線を通すことができるように示してある。
また、筐体C4の前面となる右開きドアD4の面に、稼動中を示す表示灯(図示しないが図2の表示灯25の一部)が設けられている。
そして、追加ユニット20aによれば、無線通信を行うためのアンテナATが、追加ユニット20aから引き出されるので、監視制御盤10が設けられている位置が無線に適していなくても、追加ユニット20aを無線送受信に適した遠い場所に設置し、両者を長いケーブルを介して、監視制御盤10と接続することによって、安定的に無線通信することができる。このために、監視制御盤10が設けられる防災センタが、地下に設置される場合でも、追加ユニット20aを地上部近辺に設置することによって、確実に無線通信することができる。
また、追加ユニット20aにおいて、上面板B41、背面板B45、下面板B42のそれぞれにノックアウトが2つ設けられているので、監視制御盤10内と上記追加ユニット20a内との間に配線されている電源線が挿通するノックアウトによる穴と、監視制御盤10内と追加ユニット20aとの間に配線されている信号線およびアンテナATが挿通するノックアウトによる穴とは、互いに異なる。
このように、電源線と、信号線と、アンテナとは、互いに異なる場所を通すので、弱電線への強電線の影響を防止することができる。
上記実施例によれば、ノックアウトが、背面側と上下側とに設けられているが、この他に、左側面板B43、右側面板B44にノックアウトを設けるようにしてもよく、また、内部の構成に応じて、可能な面を選択し、ノックアウトを設ければよい。
さらに、上記実施例によれば、追加ユニット20aを単独で設置する場合、現場の状況に応じて、追加ユニット20aの背面側または上下側のいずれかに、予めノックアウトを設けておけば、そのノックアウトを叩くことによって、容易に穴を開けることができ、この開けられた穴から、配線を引き出すことができ、現場に応じて容易に対応することができる。
なお、上記実施例において、加圧することによって穴を設けることが可能であるノックアウトとして、環状に溝を設ける構成を示してあるが、環状の溝以外に、環状のミシン目、予め開けた穴にシール部材を設けたもの等、容易に開口できる構造は、上記ノックアウトに含まれる。
図1は、本発明の実施例1である火災報知設備の追加ユニット20と監視制御盤10とを有する火災報知設備FA1を示す斜視図である。 火災報知設備FA1において、監視制御盤10と、追加ユニット20とを具体的に示すブロック図である。 監視制御盤10と追加ユニット20とを使用した火災報知設備のリモート監視システムRM1を示す図である。 上記実施例において、監視制御盤10と、追加ユニット20とを接続するケーブルグランド30を示す正面図である。 上記実施例においてケーブルグランド30を、ナット34と、ナット34と螺合する部材(筒31、ねじ部32、鍔33)とに分解した状態を示す正面図である。 上記実施例において、ケーブルグランド30を介して、監視制御盤10と追加ユニット20とが接続されている状態を示す正面図である。 本発明の実施例2である追加ユニット20aを示す斜視図である。
符号の説明
FA1…火災報知設備、
10…監視制御盤、
C1…監視制御盤用筐体、
B11…上面板、
B12…下面板、
B13…左側面板、
B14…右側面板、
H11、H12…穴、
20、20a…追加ユニット、
C2、C4…追加ユニット用筐体、
B21、B41…上面板、
B22、B42…下面板、
B23、B43…左側面板、
B24、B44…右側面板、
H21、H22…対応穴、
30…ケーブルグランド、
31…筒、
32…ねじ部、
33…鍔、
34…ナット、
H41、H42、H43、H44、H45、H46…ノックアウト。

Claims (8)

  1. 防災設備の監視制御盤用筐体とは異なる筐体である追加ユニット用筐体と;
    上記追加ユニット用筐体の所定の面に設けられている複数の穴であって、上記監視制御盤用筐体に設けられている複数の穴に対応している複数の対応穴と;
    配線を挿通する筒と、上記筒の外周または内周に設けられているねじ部と、上記筒の端部に設けられている鍔と、上記ねじ部と螺合するナットとを具備するケーブルグランドであって、上記複数の穴、上記複数の対応穴のそれぞれに配設されているケーブルグランドと;
    を有し、上記ケーブルグランドを介して、上記追加ユニット用筐体が上記監視制御盤用筐体に固定され、また、上記ケーブルグランドを介して、上記監視制御盤内と上記追加ユニット内との間で配線されていることを特徴とする火災報知設備のユニット。
  2. 請求項1において、
    上記監視制御盤内と上記追加ユニット内との間に配線されている電源線が挿通する穴と対応穴との組み合わせと、上記監視制御盤内と上記追加ユニットとの間に配線されている信号線が挿通する穴と対応穴との組み合わせとは、互いに異なることを特徴とする火災報知設備のユニット。
  3. 請求項1において、
    上記追加ユニット用筐体には、前傾式に開放されるドアが設けられていることを特徴とする火災報知設備のユニット。
  4. 請求項1において、
    上記追加ユニット用筐体は、上記監視制御盤の上面、下面、左側面、右側面のいずれかに設けられていることを特徴とする火災報知設備のユニット。
  5. 請求項1または請求項4において、
    上記追加ユニット用筐体の面に、稼動中を示す表示灯が設けられていることを特徴とする火災報知設備のユニット。
  6. 防災設備の監視制御盤に機能を追加する追加ユニットであって、
    防災設備の監視制御盤用筐体とは異なる筐体である追加ユニット用筐体と;
    加圧することによって穴を設けることが可能であるノックアウトであって、上記監視制御盤用筐体とは異なる筐体である追加ユニット用筐体の所定の面に設けられているノックアウトと;
    上記ノックアウトのうちの少なくとも1つのノックアウトが加圧されたことによって生じた穴であって、上記追加ユニット用筐体から上記監視制御盤への配線を通過させる穴と;
    を有することを特徴とする火災報知設備のユニット。
  7. 請求項6において、
    上記追加ユニットから、無線通信するアンテナが引き出されていることを特徴とする火災報知設備のユニット。
  8. 請求項7において、
    上記監視制御盤内と上記追加ユニット内との間に配線されている電源線が挿通する穴と対応穴との組み合わせと、上記監視制御盤内と上記追加ユニットとの間に配線されている信号線が挿通する穴と対応穴との組み合わせと、上記アンテナが挿通する穴とは、互いに異なることを特徴とする火災報知設備のユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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