JP2005050139A - 車両用表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の前方を撮像するために用いる赤外線投光器の投光による消費電力の増加を抑制し、燃費の向上を図る。
【解決手段】車両用表示制御装置は、車両が赤外線投光器12による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であることを検出した場合には、当該赤外線投光器12による赤外線の投光を停止させる、又は当該赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を減少させるようにコントロールユニット11によって制御することにより、当該赤外線投光器12に供給する必要がある電力を好適に制御することができる。したがって、この車両用表示制御装置は、消費電力を低減することができるとともに、燃費の向上を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の前方を撮像した赤外線画像を表示して、運転者に視認可能に提示する車両用表示制御装置に関する。
従来より、例えば夜間や濃霧等の視認性が低下した環境で車両走行する運転者の支援を目的として、車両の前方を赤外線カメラによって撮像し、この撮像した赤外線画像を運転者に視認可能に提示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1には、車両に設けられた撮像手段と、この撮像手段によって撮像された赤外線画像が表示される車両の運転席前方に設けられた表示手段とを備えた車両の表示装置において、車両のトンネル内走行を検出するトンネル内走行検出手段と、このトンネル内走行検出手段によって車両のトンネル内走行が検出されたときに、赤外線画像を表示手段に表示させる表示制御手段とを備えるものが開示されている。特許文献1にて開示される表示装置では、以上の構成によって、赤外線画像の表示をできる限り運転者の目障りにならないようにしつつ、安全性を向上させることができるとしている。
特開2001−344700号公報
しかしながら、従来の技術においては、車両のトンネル内走行が検出されたときに赤外線画像を表示手段に表示させる構成とされているにすぎず、赤外線画像を撮像するために必要な赤外線投光器が周囲の環境に関係なく投光状態のまま維持されていた。そのため、従来の技術においては、赤外線の投光に必要な電力が常時赤外線投光器に供給されていることから、消費電力が増大し、燃費の低下を招来するという問題があった。
本発明は、このような従来技術の有する問題点を解消すべく創案されたものであり、赤外線投光器の投光による消費電力の増加を抑制し、燃費の向上を図ることができる車両用表示制御装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る車両用表示制御装置は、車両が赤外線投光手段による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であることを検出した場合には、当該赤外線投光手段による赤外線の投光を停止させる、又は当該赤外線投光手段によって投光される赤外線の光量を減少させるように制御することにより、上述した課題を解決する。
本発明に係る車両用表示制御装置によれば、赤外線画像を撮像するために赤外線投光手段による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中である場合には、当該赤外線投光手段に供給する必要がある電力を好適に制御することから、消費電力を低減することができるとともに、燃費の向上を図ることができる。
以下、本発明を適用した車両用表示制御装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した車両用表示制御装置は、車両の前方を赤外線カメラによって撮像し、この撮像した赤外線画像を運転者に視認可能に提示するものであり、特に、赤外線画像を撮像するために必要な赤外線を投光する赤外線投光器を制御し、この赤外線投光器による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行している際には、当該赤外線投光器の出力を停止させたり減少させたりする点に大きな特徴を有するものである。
この車両用表示制御装置は、図1に車両への取り付け例を示すとともに、図2にブロック図を示すように、車両の各部を統括的に制御して所定の信号処理を行う走行環境検出手段及び制御手段としてのコントロールユニット11と、車両の前方に赤外線を投光する赤外線投光手段としての赤外線投光器12と、車両の前方を赤外線によって撮像する撮像手段としての赤外線カメラ13と、この赤外線カメラ13によって撮像された赤外線画像をフロントガラスに投影させるように制御して表示する表示手段としての赤外線画像表示部14と、走行環境周囲の照度を検出する照度検出手段としての照度センサ15と、車両の現在位置を検出して地図情報とともに所定の表示手段に表示させるカーナビゲーションシステム16とを備えて構成される。
コントロールユニット11は、例えば車両のボンネット内部に設けられ、赤外線投光器12をはじめとする当該車両の各部を統括的に制御するとともに、赤外線カメラ13によって撮像された赤外線画像を入力して所定の画像処理を施し、赤外線画像表示部14に供給する。このとき、コントロールユニット11は、詳細は後述するが、現在の走行環境を検出し、検出した走行環境に基づいて、赤外線投光器12を制御する。より具体的には、コントロールユニット11は、照度センサ15によって検出された走行環境周囲の照度や、カーナビゲーションシステム16によって検出された当該車両の走行場所等に基づいて、当該車両が赤外線投光器12による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であるか否かを検出し、赤外線投光器12による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であることを検出した場合には、当該赤外線投光器12による赤外線の投光を停止させる、又は当該赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を減少させるような制御を行う。
赤外線投光器12は、例えば車両のヘッドライト搭載部近傍に設けられ、当該車両の前方に赤外線を投光する。このとき、赤外線投光器12は、コントロールユニット11の制御のもとに、投光する赤外線の光量を変化させる。
赤外線カメラ13は、例えば車両内におけるフロントガラス上部に設けられ、赤外線投光器12によって投光され、物体で反射されることによって当該車両に戻ってきた赤外線を受光することにより、当該車両の前方を撮像する。この赤外線カメラ13によって撮像された赤外線画像は、コントロールユニット11に供給される。
赤外線画像表示部14は、車室内において通常に運転中の運転者によって視認できる位置に設けられ、赤外線カメラ13によって撮像されてコントロールユニット11から供給された赤外線画像を表示する。特に、この実施の形態では、赤外線画像表示部14は、赤外線画像をフロントガラスに投影させるように制御して表示する。これにより、赤外線画像表示部14は、運転者が運転席に座っている状態での視界感覚に一致させるように、当該運転者に赤外線画像を視認させることが可能となる。
照度センサ15は、例えば車両内におけるフロントガラス近傍に設けられ、走行環境周囲の照度を検出する。この照度センサ15によって検出された照度を示す照度情報は、コントロールユニット11に供給される。
カーナビゲーションシステム16は、例えばGPS(Global Positioning System)受信機等によって受信した信号に基づいて車両の現在位置を検出するとともに、この現在位置に対応した地図情報を読み出して、ナビゲーション情報として出力するものであり、当該車両の現在位置を地図画像上に重畳して所定の表示手段に表示させる機能を有している。また、このカーナビゲーションシステム16は、車両の現在位置が渋滞中であることを検出する機能も有しており、このような情報もナビゲーション情報としてカーナビゲーションシステム16から出力される。このカーナビゲーションシステム16からのナビゲーション情報は、コントロールユニット11に供給される。
以上のように構成される本発明を適用した車両用表示制御装置では、コントロールユニット11によって赤外線投光器12による赤外線の投光動作が制御される。すなわち、車両用表示制御装置においては、走行環境が十分に明るく、赤外線画像の撮像に十分な赤外線が自然光(街灯等の外来照明光も含む)に含まれている場合には、赤外線投光器12による赤外線の投光を行わずとも、赤外線カメラ13によって赤外線画像の撮像を行うことができる。そこで、車両用表示制御装置は、照度センサ15によって検出された照度情報に基づいて、コントロールユニット11によって走行環境が十分に明るいものと判定した場合には、赤外線投光器12による赤外線の投光を停止させるように制御するようにしている。
また、車両用表示制御装置は、コントロールユニット11により、カーナビゲーションシステム16によるナビゲーション情報に基づいて、例えば、繁華街、郊外、トンネル内、悪天候、又は渋滞中といった、現在の走行環境を特定し、これら走行環境に応じて、赤外線投光器12の投光動作を制御する。
例えば、車両用表示制御装置は、カーナビゲーションシステム16によるナビゲーション情報に基づいて、コントロールユニット11により、街灯等の存在によって走行環境が明るい繁華街や、周囲を走行している他の車両のヘッドライトによって走行環境が明るい渋滞中といった、赤外線投光器12による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行しているものと判定した場合には、赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を減少させるように制御する一方で、トンネル内、悪天候、街灯等による明るさが不足する郊外といった、赤外線投光器12による赤外線の投光を必要とする走行環境内を走行しているものと判定した場合には、赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を増加させるように制御する。
さらに、車両用表示制御装置は、照度センサ15によって検出された照度情報と、カーナビゲーションシステム16によるナビゲーション情報とを組み合わせ、赤外線投光器12の投光動作を制御することもできる。
すなわち、車両用表示制御装置は、カーナビゲーションシステム16によるナビゲーション情報に基づいて、コントロールユニット11により、赤外線投光器12による赤外線の投光を必要とする走行環境内を走行しているものと判定した場合であっても、照度センサ15によって検出された照度情報に基づいて、走行環境周囲の照度が所定の閾値以上であるものと判定した場合には、赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を減少させるように制御する一方で、カーナビゲーションシステム16によるナビゲーション情報に基づいて、赤外線投光器12による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行しているものと判定した場合であっても、照度センサ15によって検出された照度情報に基づいて、走行環境周囲の照度が所定の閾値未満であるものと判定した場合には、赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を増加させるように制御することができる。
具体的には、車両用表示制御装置は、コントロールユニット11の制御のもとに、図3に示す一連の処理を経ることにより、赤外線投光器12の投光動作を制御する。
まず、コントロールユニット11は、同図に示すように、ステップS1において、赤外線カメラ13の動作状態を判定し、当該赤外線カメラ13が動作状態でないものと判定した場合には、動作状態となるまで待機する一方で、当該赤外線カメラ13が動作状態であるものと判定した場合には、ステップS2へと処理を移行する。
続いて、コントロールユニット11は、ステップS2において、カーナビゲーションシステム16から、現在の走行環境の検出に必要なナビゲーション情報を取得し、ステップS3において、取得したナビゲーション情報に基づいて、車両の走行環境を特定する。具体的には、コントロールユニット11は、車両の現在位置を示す現在位置情報と、この現在位置に対応した地図情報とを、ナビゲーション情報として取得し、車両の走行環境を特定する。
この結果、コントロールユニット11は、ステップS4において、トンネル内(トンネルの手前における予め決められた距離内を含む)を走行しているものと走行環境を特定した場合には、ステップS5において、さらに特定した走行環境が渋滞中であるか否かを判定する。
ここで、コントロールユニット11は、渋滞中であるものと判定した場合、すなわち、渋滞しているトンネル内を走行しているものと判定した場合には、ステップS6へと処理を移行し、赤外線投光器12による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行しているものとして、当該赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を減少させるように制御し、一連の処理を終了する。例えば、コントロールユニット11は、渋滞しているトンネル内を走行しているものと判定した場合には、赤外線投光器12に供給する電力を0%に減少させ、当該赤外線投光器12を消灯させるように制御する。
一方、コントロールユニット11は、渋滞中でないものと判定した場合、すなわち、渋滞していないトンネル内を走行しているものと判定した場合には、ステップS10へと処理を移行する。なお、ステップS10以降の処理については、後述するものとする。
また、コントロールユニット11は、ステップS4にてトンネル内を走行していないものと走行環境を特定した場合には、ステップS8へと処理を移行する。コントロールユニット11は、ステップS8において、特定した走行環境が悪天候であるか否かを判定する。
ここで、コントロールユニット11は、悪天候でないものと判定した場合、すなわち、悪天候でないトンネル外を走行しているものと判定した場合には、ステップS9へと処理を移行し、さらに特定した走行環境が繁華街であるか否かを判定する。
コントロールユニット11は、繁華街を走行していないものと走行環境を特定した場合、すなわち、悪天候でないトンネル外であって且つ繁華街でない郊外を走行しているものと判定した場合には、ステップS5へと処理を移行し、上述したように、さらに特定した走行環境が渋滞中であるか否かを判定した結果に応じた処理を行う。
一方、コントロールユニット11は、繁華街を走行しているものと走行環境を特定した場合、すなわち、悪天候でないトンネル外であって且つ繁華街を走行しているものと判定した場合には、ステップS6において、赤外線投光器12による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行しているものとして、当該赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を減少させるように制御し、一連の処理を終了する。
さらに、コントロールユニット11は、ステップS8にて悪天候であるものと判定した場合、すなわち、悪天候時にトンネル外を走行しているものと判定した場合には、ステップS10へと処理を移行する。
すなわち、コントロールユニット11は、渋滞していないトンネル内を走行しているものと判定した場合、及び悪天候時にトンネル外を走行しているものと判定した場合には、ステップS10以降の処理を行う。
コントロールユニット11は、ステップS10へと処理を移行すると、照度センサ15から照度情報を取得し、ステップS11において、この照度情報で表される照度を積算することによって走行環境周囲の照度を算出する。
そして、コントロールユニット11は、ステップS12において、算出した照度Mと、予め決められている所定の閾値Msとを比較し、照度Mが閾値Msよりも小さいか否かを判定し、図4に示すような関係に基づいた赤外線投光器12の投光動作の制御を行う。
すなわち、コントロールユニット11は、照度Mが閾値Ms以上であるものと判定した場合には、ステップS6へと処理を移行し、赤外線投光器12による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行しているものとして、当該赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を減少させるように制御し、一連の処理を終了する。
一方、コントロールユニット11は、照度Mが閾値Ms未満であるものと判定した場合には、ステップS13へと処理を移行し、赤外線投光器12による赤外線の投光を必要とする走行環境内を走行しているものとして、当該赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を増加させるように制御し、一連の処理を終了する。例えば、コントロールユニット11は、照度Mが閾値Ms未満であるものと判定した場合には、赤外線投光器12に供給する電力を100%(最大電力)に増加させ、当該赤外線投光器12を最大光量で点灯させるように制御する。
車両用表示制御装置は、コントロールユニット11の制御のもとに、以上のような一連の処理を経ることにより、状況に応じた最適な赤外線投光器12の投光動作の制御を行うことができる。
以上詳細に説明したように、本発明の実施の形態として示した車両用表示制御装置は、車両が赤外線投光器12による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であることを検出した場合には、当該赤外線投光器12による赤外線の投光を停止させる、又は当該赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を減少させるようにコントロールユニット11によって制御することにより、当該赤外線投光器12に供給する必要がある電力を好適に制御することができ、そのため、消費電力を低減することができるとともに、燃費の向上を図ることができる。
また、この車両用表示制御装置は、車両が赤外線投光器12による赤外線の投光を必要とする走行環境内を走行中であることを検出した場合には、当該赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を増加させるようにコントロールユニット11によって制御することにより、全体として消費電力を低減することができ、燃費の向上を図ることができるとともに、赤外線の光量を増加させることによる運転者の視認性の向上を図ることも可能となる。
さらに、この車両用表示制御装置は、車両の現在位置を検出する自車位置検出手段としての処理装置と、地図情報を記憶している地図情報記憶手段としての記憶装置とからなるカーナビゲーションシステム16を備え、自車位置検出手段によって検出された車両の現在位置を示す現在位置情報と、地図情報記憶手段から読み出された現在位置に対応した地図情報とに基づいて、コントロールユニット11によって現在の走行環境を検出することにより、既存のシステムを利用して容易に走行環境を検出することができ、状況に応じた最適な赤外線投光器12の投光動作の制御を行うことができる。
さらにまた、この車両用表示制御装置は、走行環境周囲の照度を検出する照度センサ15を備え、この照度センサ15によって検出された照度を示す照度情報に基づいて、コントロールユニット11によって現在の走行環境を検出することにより、簡便な構成のもとに走行環境を検出することができる。
そして、この車両用表示制御装置は、照度情報に基づいて、走行環境周囲の照度が所定の閾値未満であることを検出した場合には、車両が赤外線投光器12による赤外線の投光を必要とする走行環境内を走行中であるものと判定し、当該赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を増加させるようにコントロールユニット11によって制御することで、視認性が悪い走行環境であっても運転者の視認性の向上を図ることも可能となる。
一方、この車両用表示制御装置は、照度情報に基づいて、走行環境周囲の照度が所定の閾値以上であることを検出した場合には、車両が赤外線投光器12による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であるものと判定し、赤外線投光器12による赤外線の投光を停止させる、又は赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を減少させるようにコントロールユニット11によって制御することにより、車両の周囲が明るい状況で無駄に赤外線を投光してしまう事態をなくすことができ、消費電力の低減と燃費の向上とを図ることができる。
特に、この車両用表示装置においては、カーナビゲーションシステム16によるナビゲーション情報と、照度センサ15による照度情報とを組み合わせた走行環境の検出体系を構築することもでき、極めて最適な赤外線投光器12の投光動作の制御を行うことができる。
具体的には、この車両用表示装置は、現在位置情報と地図情報とに基づいて、トンネル内を走行していることを検出し、且つ照度情報に基づいて、走行環境周囲の照度が所定の閾値未満であることを検出した場合には、車両が赤外線投光器12による赤外線の投光を必要とする走行環境内を走行中であるものと判定し、当該赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を増加させるようにコントロールユニット11によって制御する一方で、走行環境周囲の照度が所定の閾値以上であることを検出した場合には、車両が赤外線投光器12による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であるものと判定することにより、消費電力を低減することができ、燃費の向上を図ることができるとともに、運転者の視認性の向上を図ることができる。
また、この車両用表示装置は、現在位置情報と地図情報とに基づいて、繁華街を走行していることを検出した場合には、車両が赤外線投光器12による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であるものとコントロールユニット11によって判定することにより、街灯等の存在によって走行環境が明るい繁華街では無駄に赤外線を投光してしまう事態をなくすことができ、消費電力の低減と燃費の向上とを図ることができる。
さらに、この車両用表示制御装置は、渋滞中であることを検出する渋滞走行検出手段としての処理装置からなるカーナビゲーションシステム16を備え、渋滞中であることが検出された場合には、車両が赤外線投光器12による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であるものとコントロールユニット11によって判定することにより、本来であれば赤外線投光器12による赤外線の投光を必要とする走行環境内を走行中であっても、周囲を走行している他の車両のヘッドライトによって走行環境が明るい渋滞中に長時間無駄に赤外線を投光してしまう事態をなくすことができ、消費電力の低減と燃費の向上とを図ることができる。
なお、以上説明した車両用表示制御装置は、本発明を適用した車両用表示制御装置の具体的な一例を示したものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の変更が可能である。例えば、上述した例では、赤外線投光器12によって投光される赤外線の光量を、状況に応じて0%又は100%のいずれかに設定するものとして説明したが、複数の赤外線投光器が設けられているような場合には状況に応じて点灯させる赤外線投光器の個数を制御したり、赤外線投光器に供給する電力を多段階で変化させることによって出力を任意に可変としたりするようにしてもよい。
また、上述した例では、精度の高い制御を行うために、ナビゲーション情報及び照度情報の双方に基づいた制御を行うものとして説明したが、例えば図5に示すように、ナビゲーション情報のみに基づいた制御を行うようにしてもよく、また、照度情報のみに基づいた制御を行うようにしてもよい。
さらに、上述した例では、照度センサ15によって検出された照度を所定の閾値と比較するものとして説明したが、図3中ステップS10乃至ステップS12は、必ずしも行わなくてもよい。すなわち、本発明は、渋滞していないトンネル内を走行しているものと判定した場合、及び悪天候時にトンネル外を走行しているものと判定した場合には、そのまま、車両が赤外線投光器による赤外線の投光を必要とする走行環境内を走行しているものとし、当該赤外線投光器によって投光される赤外線の光量を増加させるように制御するようにしてもよい。
本発明を適用した車両用表示制御装置の車両への取り付け例を示す図である。 本発明を適用した車両用表示制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明を適用した車両用表示制御装置において、赤外線投光器の投光動作を制御する際の一連の処理の流れを示すフローチャートである。 照度センサによって検出された照度と、赤外線投光器の出力との関係を示す図である。 ナビゲーション情報に基づく赤外線投光器の制御内容を示す図である。
符号の説明
11 コントロールユニット
12 赤外線投光器
13 赤外線カメラ
14 赤外線画像表示部
15 照度センサ
16 カーナビゲーションシステム

Claims (10)

  1. 車両の前方を撮像した赤外線画像を表示して、運転者に視認可能に提示する車両用表示制御装置において、
    前記車両の前方に赤外線を投光する赤外線投光手段と、
    前記赤外線投光手段によって投光された赤外線を用いて前記車両の前方を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された赤外線画像を表示する表示手段と、
    現在の走行環境を検出する走行環境検出手段と、
    前記走行環境検出手段によって検出された走行環境に基づいて、前記赤外線投光手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記走行環境検出手段によって前記車両が前記赤外線投光手段による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であることを検出した場合には、当該赤外線投光手段による赤外線の投光を停止させる、又は当該赤外線投光手段によって投光される赤外線の光量を減少させるように制御することを特徴とする車両用表示制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記走行環境検出手段によって前記車両が前記赤外線投光手段による赤外線の投光を必要とする走行環境内を走行中であることを検出した場合には、当該赤外線投光手段によって投光される赤外線の光量を増加させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示制御装置。
  3. 前記車両の現在位置を検出する自車位置検出手段と、
    地図情報を記憶している地図情報記憶手段とを備え、
    前記走行環境検出手段は、前記自車位置検出手段によって検出された前記車両の現在位置を示す現在位置情報と、前記地図情報記憶手段から読み出された現在位置に対応した地図情報とに基づいて、現在の走行環境を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用表示制御装置。
  4. 走行環境周囲の照度を検出する照度検出手段を備え、
    前記走行環境検出手段は、前記照度検出手段によって検出された照度を示す照度情報に基づいて、現在の走行環境を検出することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車両用表示制御装置。
  5. 前記走行環境検出手段は、前記照度情報に基づいて、走行環境周囲の照度が所定の閾値未満であることを検出した場合には、前記車両が前記赤外線投光手段による赤外線の投光を必要とする走行環境内を走行中であるものと判定し、
    前記制御手段は、前記赤外線投光手段によって投光される赤外線の光量を増加させるように制御することを特徴とする請求項4に記載の車両用表示制御装置。
  6. 前記走行環境検出手段は、前記照度情報に基づいて、走行環境周囲の照度が所定の閾値以上であることを検出した場合には、前記車両が前記赤外線投光手段による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であるものと判定し、
    前記制御手段は、前記赤外線投光手段による赤外線の投光を停止させる、又は前記赤外線投光手段によって投光される赤外線の光量を減少させるように制御することを特徴とする請求項5に記載の車両用表示制御装置。
  7. 前記走行環境検出手段は、前記現在位置情報と前記地図情報とに基づいて、トンネル内を走行していることを検出し、且つ前記照度情報に基づいて、走行環境周囲の照度が所定の閾値未満であることを検出した場合には、前記車両が前記赤外線投光手段による赤外線の投光を必要とする走行環境内を走行中であるものと判定し、
    前記制御手段は、前記赤外線投光手段によって投光される赤外線の光量を増加させるように制御することを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載の車両用表示制御装置。
  8. 前記走行環境検出手段は、前記照度情報に基づいて、走行環境周囲の照度が所定の閾値以上であることを検出した場合には、前記車両が前記赤外線投光手段による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であるものと判定することを特徴とする請求項7に記載の車両用表示制御装置。
  9. 前記走行環境検出手段は、前記現在位置情報と前記地図情報とに基づいて、繁華街を走行していることを検出した場合には、前記車両が前記赤外線投光手段による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であるものと判定することを特徴とする請求項3乃至8の何れかに記載の車両用表示制御装置。
  10. 渋滞中であることを検出する渋滞走行検出手段を備え、
    前記走行環境検出手段は、前記渋滞走行検出手段によって渋滞中であることが検出された場合には、前記車両が前記赤外線投光手段による赤外線の投光を必要としない走行環境内を走行中であるものと判定することを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の車両用表示制御装置。
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