JP2005049110A - ナビゲーション装置 - Google Patents

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JP2005049110A JP2003203094A JP2003203094A JP2005049110A JP 2005049110 A JP2005049110 A JP 2005049110A JP 2003203094 A JP2003203094 A JP 2003203094A JP 2003203094 A JP2003203094 A JP 2003203094A JP 2005049110 A JP2005049110 A JP 2005049110A
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Abstract

【課題】走行開始などによってメニュー画面操作が不能になっても、簡単なボタン操作で最後のメニュー画面の表示状態から操作ができるようにする。
【解決手段】メニュー画面を用いた入力や設定操作中(このとき、これまで表示された各階層のメニュー画面が記憶手段に記憶されている)に、自車両の走行開始や他の操作ボタンの操作により、図9に示すように、メニュー画面にマスクが掛かって機能しなくなると、所定の操作ボタン、例えば、自車両付近の道路地図を表示するための「現在地」表示ボタンを所定時間以上操作し続けると(ステップ302)、記憶手段からそこに記憶された全てのメニュー画面が読み出され、マスクが掛かる直前のメニュー画面の表示状態に戻る(図12)。これにより、マスクが掛かる直前の状態からメニュー画面による操作が可能となる。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自車位置を含む道路地図を表示し、指定された目的地までの経路を誘導するナビゲーション装置に係り、特に、メニューを階層的に表示して所定の入力,設定操作を行なうことができるようにした車載用のナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車載ナビゲーション装置では、目的地が入力されると、現在地からこの目的地までの誘導経路(例えば、走行距離が最短となる経路)を探索し、この探索した誘導経路を表わす道路地図を画面に表示するとともに、この誘導経路を基に音声案内等によるユーザの車両の目的地までの誘導も行なわれる。
【0003】
このようなナビゲーション装置には、目的地の入力設定や道路地図に表示する地点登録などの各種の操作を画面上に表示したメニューで行なうようにしたものがある。この場合、メニューは階層化されており、ある階層のメニューで操作を行なうと、次の階層のメニューが表示され、……というようにして、次々にメニューが切り替えられて操作を進めることができるようにしている。
【0004】
即ち、ナビゲーション装置の電源をオンすると、図5に示すように、このナビゲーション装置を搭載した乗用車などの車両(以下、自車両という)の現在地(以下、自車位置という)が自車位置マーク101で表わされ、自車位置付近を表わす道路地図画面100が表示される。
【0005】
かかる道路地図画面100の表示状態で目的地を設定するために、リモートコントローラ(以下、リモコンという)を操作してメニューの呼出しを行なうと、図6に示すように、この道路地図画面100上に、第1階層メニューとしてのメニュー画面102aが表示される。このメニュー画面102aは、「目的地設定」,「地点登録」,「施設検索」,「編集」,「表示設定」などといった選択項目からなり,選択項目「目的地設定」103aを選択操作すると、図7に示すように、第1の階層のメニュー画面102aに並んで選択項目「目的地設定」103aの詳細な項目からなるメニュー画面、即ち、選択項目「目的地設定」103aに対する第2階層のメニュー画面102bが表示される。このとき、第1階層のメニュー画面102aの選択項目「目的地設定」103aと第2階層のメニュー画面102bとの間に矢印マーク104が表示され、第2階層のメニュー画面102bが選択項目「目的地設定」103aの下位階層のメニュー画面であることが示される。
【0006】
この第2階層のメニュー画面102bに選択項目「施設」,「電話番号」,「住所」,「ジャンル」,「登録地」などが設けられているものとして、例えば、選択項目「施設」103bが選択されたものとすると、次に、図8に示すように、第2階層のメニュー画面102bが第1階層のメニュー画面102aに重ねて表示され、第2階層のメニュー画面102bに並んでその選択項目「施設」103bの詳細な項目からなるメニュー画面、即ち、選択項目「施設」103bに対する第3階層のメニュー画面102cが表示される。このとき、第2階層のメニュー画面102bの選択項目「施設」103bと第3階層のメニュー画面102cとの間に矢印マーク104が表示される。
【0007】
このようにして、表示されるメニュー画面で所定の選択することにより、その詳細を示す次の階層のメニュー画面が表示され、次いで、そのメニュー画面の選択項目を指定するというように、順次下位層のメニュー画面が表示されていって、その都度メニュー画面を操作することにより、設定やデータ入力などの各種操作(上記の場合、目的地の設定操作)が行なわれることになる。
【0008】
ところで、従来では、上記のメニュー画面の操作中に自車両が走行し始めると、これまでの操作によって表示された、例えば、図8に示すようなメニュー画面102a〜102cが、図9に示すように、全てマスクされて操作できなくなる(なお、これをユーザに知らせるために、例えば、「走行中は操作できません」といったようなメッセージ105が表示される)。この場合、ユーザが、走行に必要な自車位置付近の道路地図を見るために、「現在地」表示ボタンなどの道路地図を表示させるための操作ボタンを操作すると、図10に示すような道路地図画面100が表示されることになるが、その後、自車両を停車させて目的地設定などのメニュー画面による操作を行なおうとすると、再び図5〜図8で説明したような第1階層のメニュー画面102aからの操作が必要となる。
【0009】
また、メニュー操作中に誤って、「現在地」表示ボタンのように、自車位置付近の道路地図を表示させる操作を行なってしまった場合でも、同様の操作が必要となる。
【0010】
このように、メニュー画面で各種入力や設定を行なうようにしたナビゲーション装置においては、メニュー画面による操作の途中で自車両が走行し始めてメニュー画面による操作ができなくなると、あるいは誤って道路地図を表示させるなどして、メニューでの操作を中断させてしまうと、これまでの操作が無効となり、操作を始めからし直さなければならず、これまでのメニュー画面操作が無駄になるという問題があった。
【0011】
一方、車載用のナビゲーション装置において、信号待ちなどで車両が停車しているときには、メニュー画面により、設定や編集などの各種の操作を行なうことができるようにし、車両が走行し始めると、メニュー画面の表示が停止して操作ができなくなるが、このとき、表示されているメニュー画面を一旦退避させ、車両が再び停車すると、この退避したメニュー画面の表示に戻して、このメニュー画面による操作が再開できるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0012】
【特許文献1】
特開2002ー31537公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に記載のナビゲーション装置においては、車両が走行したときには、このとき表示されているメニュー画面が一時退避される。このメニュー画面では、「行く探す」,「情報」,「編集」,「設定」といった選択項目が配列されており、そのうちの1つの選択項目を指定すると、その選択項目に対する階層のメニュー画面が表示され、そのメニュー画面で所定の選択項目を指定すると、さらに下位の階層のメニュー画面が表示されるものと考えられるが、このような操作が行なわれているときに、車両を走行させなければならないときには、そのとき表示されている階層のメニュー画面が退避されるものである。
【0014】
しかしながら、メニュー画面が中断してある程度車両が走行した後、停車して再びメニュー画面が表示されたとき、このメニュー画面は中断直前の下位階層のメニュー画面であるために、これまでの操作の過程が判らなくなってしまっている場合もあり、このような場合には、操作を辞めざるを得なくなってしまう。
【0015】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、使い勝手を高めることができるようにしたナビゲーション装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、一度行なったメニュー画面による操作の過程とそのときのメニュー画面のデータとを記憶手段に記憶し、該操作が中断されても、かかる操作の過程及び画面データを所定の状態になる(例えば、最上位の階層のメニュー画面による操作が行なわれる)までは、記憶手段に保持しているようにし、ユーザによる操作が認められた条件下で所定のボタン操作が行なわれたときには、該記憶手段に保持されている操作の過程でのメニュー画面を読み出して表示し、中断直前からのメニュー画面による操作を再開できるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面によって説明する。
図1は本発明によるナビゲーション装置の一実施形態の回路構成を示すブロック図であり、1は装置本体、10は演算処理部、20は外部記憶装置、30はセンサ部、40は表示部、50は受信部、60は入出力部、70は内部バス、80は通信部である。
【0018】
同図において、この実施形態の装置本体1には、演算処理部10と外部記憶装置20とセンサ部30と表示部40と受信部50と入出力部60と通信部80とが内部バス70によって相互に接続されて設けられている。
【0019】
演算処理部10は、CPU(中央処理ユニット)11とフラッシュROM(リード・オンリ・メモリ)12とDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)13とで構成されており、フラッシュROM12には、地図描画プログラムや経路誘導プログラム,経路監視プログラムなどの各種のプログラムや図5〜図8で示したようなメニュー画面102などが格納されており、CPU11がDRAM13を用い、これらプログラムに基づいて各種の演算処理や各部の制御を行なう。
【0020】
外部記憶装置20は、着脱可能に装着されるDVD(デジタル多用途ディスク)23を駆動するDVDドライブ21や、同様にして、着脱可能に装着されるメモリカード24の情報を読み取るカードI/F(インタフェース)22とからなる。DVD23やメモリカード24は、所定縮尺率の地図データや経路データなどが格納されて市販されているものであり、CPU11の制御のもとにこれらがDVDドライブ21やカードI/F22で読み出され、演算処理部10で処理されて表示部40に供給され、道路地図が表示される。
【0021】
センサ部30は、この装置本体1を搭載した乗用車などの車両(以下、自車両という)の走行状態を検出するものであり、自車両の走行方向の変化を検出する方位センサ31と真北の方向を示す情報を出力するジャイロ32と自車両の速度を検出するための車速センサ33とを備えており、方位センサ31とジャイロ32との出力データはA/D(アナログ/デジタル)変換器34でデジタルデータに変換され、また、車速センサ33からの車速パルスはカウンタ35でカウントされる。A/D変換器34から出力される方位センサ31とジャイロ32との出力データはCPU11で演算処理され、自車両の進行方向が検出される。また、カウンタ35のカウント値はCPU11で演算処理され、自車両の走行距離が求められる。
【0022】
ここで、装置本体1の受信部50では、GPS(Global Positioning System)アンテナ54に接続されたGPS信号受信部51が設けられており、これによって受信されたGPS情報(自車両の位置情報や走行方向情報)がSCI(Serial Communication Interface)53を通って演算手段10のDRAM13に一旦記憶される。CPU11は、このGPS情報を用いて自車両の現在の位置情報と走行方向情報とを生成するが、かかるGPS情報は、ある一定の周期で受信されるものであり、このため、GPS情報を受信してから次のGPS情報を受信するまでの期間、直前に受信したGPS情報が表わす自車両の現在位置(以下、自車位置という),走行方向をセンサ部30の出力から得られた走行距離,進行方向でもって順次修正され、この期間内での時々刻々の自車位置やその走行方向が求められる。
【0023】
また、入出力部60では、ユーザがリモコン65またはキーパッド62により、各種の情報(指令や位置情報など)を入力することができる。リモコン65からの情報は受光部61で受信される。リモコン65またはキーパッド62の操作によって目的地を入力すると、この入力情報はPIO(Port Input/Output)を介してCPU11に供給される。CPU11は、この入力情報による目的地の位置情報とGPS信号受信部51やセンサ部30からの情報による現在位置情報とからDVD23やメモリカード24をアクセスし、現在地から指定された目的地に至る推奨経路を含む道路地図情報を探索する。そして、この道路地図情報に現在位置を示す自車位置マークと推奨経路を示す誘導線とが付加されて表示部40に供給される。表示部40では、コントローラ43の制御のもとに、かかる道路地図情報が一旦バッファ44に格納され、これが読み出されて表示ドライバ41で駆動される表示装置42に道路地図画面として表示される。
【0024】
リモコン65やキーパッド62の操作により、道路地図画面上の推奨経路を音声によって誘導するガイダンスを要求すると、このガイダンス要求信号はPIO64を介してCPU11に供給される。CPU11は、このガイダンス要求信号に基づいて、DVD23やメモリカード24をアクセスし、表示装置42で表示される現在走行中の推奨経路を表わす道路地図に対するガイダンス情報を検索する。このガイダンス情報は、PIO64及びコーデック63を介してスピーカ66に供給され、音声によって推奨道路に沿う車両の誘導が行なわれる。リモコン65やキーパット62の操作によってかかるガイダンス機能をOFFにした場合には、道路地図画面上では、自車位置マークは表示されるが、推奨経路を表わす誘導線は表示されない。
【0025】
受信部50では、交通情報受信部52が設けられており、別途設けられてFM多重受信機55を介してVICSなどの交通情報を受信すると、この交通情報がSCIを介して演算手段10のDRAM13に供給され、一時記憶されるとともに、PIO64及びコーデック63を介してスピーカ66に供給され、交通情報が音声によって出力される。また、CPU11は、DRAM13に記憶された交通情報によって交通事故,道路工事などによる渋滞や通行禁止,通行制限などの交通障害情報を検出すると、その交通障害区間が推奨経路上にあるか否かを検出し、推奨道路上にあるときには、表示装置42で表示される道路地図の推奨経路上にこの交通障害区間を表示する。
【0026】
また、装置本体1には、モデム(変復調器)81を備えた通信部80も設けられており、車両内の所定の場所に設けられた電話機載置台(図示せず)に携帯電話82を載置すると、この携帯電話機82がモデム81が接続され、装置本体1で携帯電話機82を用いた通話が可能となる。通話する場合には、入出力部60のマイクロホン67とスピーカ66とが用いられる。
【0027】
また、この通信部80では、携帯電話器82を利用したメール通信も可能であり、受信した電子メールを表示装置42に表示させることもできる。
【0028】
図2は図1における表示装置42の表示画面及び操作部(キーパッド62)の一具体例を示す正面図であって、42aは表示画面、42bは「詳細」ボタン、42cは「広域」ボタン、42dは「現在地」表示ボタン、42eは「戻る」ボタン、42fはジョグキー、42gは「決定」ボタンである。
【0029】
同図において、表示装置42の正面には、道路地図画面などを表示するための表示画面42aと各種操作ボタンが設けられたキーパッド62とが設けられている。ここでは、キーパッド62に希望する地点などの詳細情報を表示させるための「詳細」ボタン42b,自車位置から目的地までの誘導経路を含む広域道路地図を表示させるための「広域」ボタン42c,自車位置付近の道路地図画面を表示させるための「現在地」表示ボタン42d,1つ前の画面に戻すための「戻る」ボタン42e,表示画面42a内でカーソルを上下左右に移動させるためのジョクキー42f及び選択した事項などを決定操作のための「決定」ボタン42gが設けられているものであるが、これら以外の操作ボタンをさらに設けるようにしてもよい。また、リモコン65(図1)にも、同様の操作ボタンが設けられており、リモコン65で同様の操作をすることもできる。
【0030】
以下、この実施形態のCPU11の制御の基に行なわれる動作について説明するが、まず、先に説明した図5〜図8による操作に伴うこの実施形態の動作について説明する。
【0031】
図3はかかる動作を示すフローチャートであるが、この動作では、DRAM13(図1)が用いられている。このDRAM13では、メニュー画面操作に必要な領域が確保されており、この領域を領域13Eとして図4に示す。
【0032】
図1に示すナビゲーション装置の電源をオンすると、表示装置42の表示画面42a(図2)に図5に示すような道路地図画面100が表示される。これとともに、CPU11は図4に示す領域13Eの一部の地図描画エリア13Eaにこの道路地図画面のデータ、即ち、道路地図データを記憶する。
【0033】
次に、ユーザがリモコン65(図1:なお、キーパッド62の操作でもよい。以下同様)を操作して操作のためのメニュー画面の表示を要求すると(図3のステップ200)、CPU11はDRAM13の図4に示す領域13Eでのメニュー画面のためのエリア(13Eb〜13Edを含むエリア)と入力情報のためのエリア(入力情報保持エリア)13Ezとを確保して、これらをクリアして初期状態(未記録状態)に設定する(図3のステップ201)。そして、CPU11はフラッシュROM12から第1階層のメニュー画面データを読み出し、これをDRAM13の第1階層描画エリア13Ebに格納するとともに、表示部40(図1)に供給して、表示装置42に図6に示すような第1の階層のメニュー画面102aを表示させる(図3のステップ202)。そして、このメニュー画面102aで所望の選択項目、例えば、選択項目「目的地設定」103aを選択すると(図3のステップ203)、この選択項目「目的地設定」という情報が、入力情報として、DRAM13の図4に示す領域13Eでの入力情報保持エリア13Ezに第1階層描画エリア13Ebでの第1階層のメニュー画面データと関連付けて記憶される(図3のステップ204)。
【0034】
そこで、CPU11はフラッシュROM12からこの選択項目「目的地設定」103aに対する第2階層のメニュー画面データを読み取り、これをDRAM13の図4に示す領域13Eでの第2階層描画エリア13Ecに記憶するとともに、表示装置42に供給する。これにより、その表示画面42a(図2)には、図7に示すように、第1階層のメニュー画面102aとともに、その選択項目「目的地設定」103aに対する第2階層のメニュー画面102bが表示される(図3のステップ205)。このメニュー画面102bで所望の選択項目、例えば、選択項目「施設」103bが選択されると(図3のステップ206)、この選択項目「施設」という情報が、入力情報として、DRAM13の図4に示す領域13Eでの入力情報保持エリア13Ezに第2階層描画エリア13Ecでの第2階層のメニュー画面データと関連付けて記憶される(図3のステップ207)。そして、CPU11はフラッシュROM12からこの選択項目「施設」103bに対する第3階層のメニュー画面データを読み取り、これをDRAM13の図4に示す領域13Eでの第3階層描画エリア13Edに記憶するとともに、表示装置42に供給する。これにより、その表示画面42a(図2)には、図8に示すように、第1階層のメニュー画面102aと第2階層のメニュー画面102bともに、その選択項目「施設」503cに対する第3階層のメニュー画面102cが表示される。
【0035】
以下、同様にして、次の階層のメニュー画面の表示とそこでの選択項目の選択とが繰り返され、これとともに、選択された選択項目がDRAM13の入力情報保持エリア13Ezに、メニュー画面データが該当する描画エリアに順次記憶されていき、最終的に目的地の設定がなされ、目的地の設定がなされて誘導経路に沿った自車両の誘導が行なわれる(図3のステップ208)。
【0036】
ところが、以上のメニュー画面による操作が行なわれている途中で自車両が走行し始めると、図9で説明したように、表示される全てのメニュー画面102a〜102cにマスクが掛かり、メニュー画面による操作ができなくなる。
【0037】
なお、CPU11は、装置本体1の電源がオンしたときから、センサ部30の出力を取り込んで自車両が走行状態にあるか否かを監視し続け、先に説明したように、メニュー画面の操作中に自車両が走行状態に入ったこと検出しても、DRAM13の図4に示す領域13Eに記憶したメニュー画面データなどは消去しないで保持しておく。なお、走行状態になったことを正確に判定するために、センサ部30からの車速パルスの単位時間当りのパルス数(車速パルス数)を計測し、この車速パルス数が予め設定された閾値を超え、さらに、所定時間経過後、同様に車速パルス数を測定し、これが閾値を超えているか否かを再度確認し、越えていた場合には、走行状態にあると判断する。
【0038】
いま、上記の動作により、図9に示すメニュー画面のマスク状態にあるとして、リモコン65(図1)の「現在地」表示ボタン以外の操作ボタンが操作されると(図11のステップ300)、この操作に応じた処理が行なわれるが(図11のステップ301)、「現在地」表示ボタンが操作されると(図11のステップ300)、図6に示す自車位置付近の道路地図画面100が表示される現在地表示割込み処理に進む(図11のステップ302,303)。
【0039】
図12は現在地表示割込み処理(ステップ303)の一具体例を示すフローチャートである。
【0040】
同図において、この現在地表示では、図5に示すような自車位置付近の道路地図画面100を表示した状態にあり、図1におけるCPU11は、GPS信号受信部51で受信したGPS信号やセンサ30の出力を用いて自車位置を算出し(ステップ3031)、算出した新たな自車位置の付近の道路地図データをDVD23やメモリカード24で探索する。この探索された道路地図データは表示部40に供給され、表示装置42で表示される(ステップ3032)。そして、所定時間が経過すると(ステップ3033)、再びステップ3031からの動作を繰り返す。このようにして、図5に示すような道路地図画面100は、自車両の走行とともに、順次更新されていくことになる。
【0041】
また、自車両が停車状態にあって、「現在地」表示ボタンの操作が所定時間以上(例えば、1秒間以上)押されると(図11のステップ302)、図4における描画エリア13Eb〜13Edからメニュー画面102a〜102cのデータが読み出され、入力情報保持エリア13Ezからメニュー画面102a,102bで選択した選択項目103a,103bが読み出されるが(図11のステップ304)、かかる選択項目103a,103bに基づいてメニュー画面102a〜102cのデータが関連付けられることになり、図13に示すように、図8に示す道路地図画面100と同様の第1,第2階層のメニュー画面102a,102bとともに、第3階層のメニュー画面102cを表示した状態となる(図11のステップ305)。この道路地図画面100では、第3階層のメニュー画面102cでその選択項目を選択することができ、これによるメニュー画面操作が可能となる。
【0042】
なお、各メニュー画面のデータ及び各メニューでの選択項目の情報は、メニュー操作がやり直された場合、つまりメニューが読み出されて第一階層のメニューを表示するときになって始めて消去される。ただ、他の実施形態として、「現在地」ボタンを所定時間以上押して、最後に表示されるメニューを表示した後、「戻る」ボタンのように階層を遡っていった際に、古いメニュー画面データや選択項目の情報を順次消去していってもよい。
【0043】
以上の説明は、メニュー操作中に自車両が走行し始めてメニュー画面がマスクされた例を説明したが、メニュー操作中に誤って、例えば、「現在地」ボタンを押した場合のように、地図表示を行なう操作をした場合にも、本発明は同様に対処できる。
【0044】
また、自車両が停車状態にあるか否かの判定も、自車両が走行状態にあるか否かの判定と同様にして、センサ部30(図1)の出力を用いることにより、行なうことができる。
【0045】
また、元のメニュー画面の表示状態に戻すためには、上記の例では、既存の「現在地」表示ボタンを所定時間以上操作し続けるようにしたが、これに限らず、他の既存の操作ボタンを同様に操作するようにしてもよいし、また、このための専用の操作ボタンを設けるようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、メニュー画面による操作中、誤って地図表示などの操作をしたり、自車両が走行開始したりしてかかるメニュー画面による操作が不能になっても、1操作でもってこれまでの操作過程も表わされたメニュー画面の表示状態に戻すことができ、最初のメニュー画面表示状態から操作を繰り替えす必要がなくなり、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるナビゲーション装置の一実施形態の回路構成を示すブロック図である。
【図2】図1における表示装置の一具体例を示す図である。
【図3】図1に示す実施形態の動作の一具体例を示すフローチャートである。
【図4】図1に示す実施形態のメニュー画面操作のための図1におけるDRAMのメモリマップを示す図である。
【図5】図3に示す動作で表示される道路地図画面の一具体例を示す図である。
【図6】図3に示す道路地図画面の表示状態でメニュー画面操作を要求したときの画面を示す図である。
【図7】図6に示す画面で第1階層のメニュー画面を操作したときの画面を示す図である。
【図8】図7に示す画面で第2階層のメニュー画面を操作したときの画面を示す図である。
【図9】図8に示す画面でメニュー画面にマスクがかかった状態を示す図である。
【図10】図9に示す画面の表示状態で「現在地」表示ボタンを操作したときの画面を示す図である。
【図11】図1に示す実施形態の動作の他の具体例を示すフローチャートである。
【図12】図11におけるステップ303の一具体例を示すフローチャートである。
【図13】図11に示す動作で表示される画面を示す図である。
【符号の説明】
1 装置本体
10 演算処理部
13 DRAM
13E メニュー画面の記憶領域
13Ea 地図描画エリア
13Eb 階層描画エリア
13Ec 階層描画エリア
13Ed 階層描画エリア
13Ez 入力情報保持エリア
20 外部記憶装置
30 センサ部
40 表示部
42 表示装置
65 リモコン
100 道路地図画面
102a 第1階層のメニュー画面
102b 第2階層のメニュー画面
102c 第3階層のメニュー画面
103a,103b 選択項目

Claims (4)

  1. 階層構造のメニュー画面データを持ち、該メニュー画面データを表示画面上に表示して情報入力や各種設定を行なう車載用のナビゲーション装置であって、
    表示された該メニュー画面での選択操作によって選択された項目に対応する1つ下位の階層のメニュー画面を、既に表示された上位階層のメニュー画面とともに、表示する表示手段と、
    該表示手段に表示された全ての該メニュー画面のデータとともに、各階層の該メニュー画面で選択された項目を、入力情報として、記憶しておく記憶手段と、
    ナビゲーション装置本体を搭載した車両の走行速度を検出する速度検出手段と、
    該速度検出手段からの検出信号を受けて、車両の速度が所定速度を越えていないかどうかを判定する機能と、ユーザにより所定操作が行なわれたかどうかを検出する機能とを有する制御手段と
    を備え、該制御手段は、車両の速度が該所定速度を越えていないときに該所定操作が行なわれたことを検出すると、該記憶手段に記憶された全ての該メニュー画面のデータと該入力情報とを読み出し、該入力情報に基づいて該メニュー画面を該表示画面に表示させ、該メニュー画面での操作を可能に構成したことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 請求項1において、
    前記記憶手段には、前記表示手段に表示された全ての前記メニュー画面が、その表示順に記憶されることを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記操作部での所定操作は、自車位置付近の道路地図画面を前記表示手段に表示させるための操作ボタンを予め決められた所定時間以上操作し続けるものであることを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 請求項1,2または3において、
    最上位階層の前記メニュー画面の表示の要求とともに、前記記憶手段での前記メニュー画面の記憶領域をクリアすることを特徴とするナビゲーション装置。
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