JP2005048506A - フローリング材及び同フローリング材を用いた床の施工方法 - Google Patents

フローリング材及び同フローリング材を用いた床の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】防音、防振効果を有するフローリング床を、壁や天井の施工終了後に施工可能とし、しかも、施工後にフローリング材を部分的に交換可能とするフローリング材及び同フローリング材を用いた床の施工方法を提供する。
【解決手段】一方向に伸延した略短冊形状のフローリング材を敷設してフローリング床を形成する床の施工方法において、フローリング材を敷設する施工面には装着片を突設するとともに、フローリング材の下面には同装着片と嵌合する嵌合溝を刻設し、装着片に同嵌合溝を嵌合させることによりフローリング材を着脱自在に敷設することにした。しかも、フローリング材は弾性材料で形成した基体上面に、薄板体からなる表層板を重合して形成することにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、フローリング材及び同フローリング材を用いた床の施工方法に関するものである。
従来、住宅用建築物の室内等に木質の床面を施工するために用いられるフローリング材として、一方向に伸延させた略短冊状の板体が用いられている。かかるフローリング材には、伸延方向と平行な一方の側端面に、フローリング材の伸延方向に沿って伸延させた嵌合用凹条溝を設けるとともに、他方の側端面には嵌合用凸条片を突設し、隣設した第1のフローリング材の嵌合用凹条溝と、第2のフローリング材の嵌合用凸条片とを嵌合可能としている。さらに、嵌合用凹条溝の上面側には庇状の傾斜段部を設けるとともに、嵌合用凸条片の上面側には、隣設させたフローリング材の傾斜段部と当接する傾斜断面を設けている。
これらのフローリング材を用いてフローリング床を形成するにあたっては、まず、第1のフローリング材を下地材で形成した施工面の所要の位置に載置して、嵌合用凸条片の上面側から釘を斜めに打ち込んで第1のフローリング材を下地材に固定する。
次に、この第1のフローリング材の嵌合用凸条片に、第2のフローリング材の嵌合用凹条溝を嵌合させながら第2のフローリング材を第1のフローリング材に隣設する。ここで、第1のフローリング材を固定している釘の頭部は、第2のフローリング材によって隠蔽されることにより、フローリング床表面を美しく仕上げることができる。
次に、第2のフローリング材の嵌合用凸条片の上面側から釘を斜めに打ち込んで下地材に固定する。この作業を繰り返すことによってフローリング床を形成している。
このように、フローリング材を釘で下地材に固定するとともに、隣設させるフローリング材の嵌合用凹条溝と嵌合用凸条片とを嵌合させることによって、固定用の釘を露出させることなくフローリング材を敷設してフローリング床を形成していた(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、このようにしてフローリング床の施工を終了させた後に、次なる内装工事である壁や天井の施工を行うべく、フローリング床には保護シートを敷設してフローリング床表面を保護し、所要の作業を行っていた。
特開2001−311298号公報
しかし、従来のフローリング材は素材が木材であったので、防音・防振効果が不充分であるという不具合があった。
しかも、フローリング床を形成するにあたっては、それぞれのフローリング材を釘で下地材に固定するとともに、それぞれ隣設させるフローリング材同士の嵌合用凹条溝と嵌合用凸条片とを嵌合させているために、フローリング床の施工は内装工事において最初に行う必要があり、フローリング床の施工後における内装工事中に誤ってフローリング床を傷つけるおそれがあった。
さらに、フローリング材に傷等の損傷が生じて取り替えが必要となった場合には、その構造上、部分的な交換ができないために全面的な張替えしないといけないという不具合があった。
そこで、本発明のフローリング材では、弾性材料で形成した基体上面に、薄板体からなる表層板を重合して形成することとした。さらに、基体は、一方向に伸延させた略短冊形状の板状体とするとともに、同基体下面には伸延方向と平行な側縁に沿って嵌合溝を刻設し、施工面に突設した装着片に同嵌合溝を嵌合させることにより着脱自在に敷設可能とした。
また、本発明のフローリング材を用いた床の施工方法では、一方向に伸延した略短冊形状のフローリング材を敷設してフローリング床を形成する床の施工方法において、フローリング材を敷設する施工面には装着片を突設するとともに、フローリング材の下面には同装着片と嵌合する嵌合溝を刻設し、装着片に同嵌合溝を嵌合させることによりフローリング材を着脱自在に敷設することとした。
さらに、以下の点にも特徴を有するものである。すなわち、
(1)装着片は、一方向に伸延させた板状の支持板に、伸延方向と平行な側縁に沿って第1の装着片と第2の装着片とを対向させて突設した装着用フレームを施工面に敷設することにより突設するとともに、前記嵌合溝はフローリング材下面の伸延方向と平行な側縁に沿って刻設し、第1の装着片には第1のフローリング材の嵌合溝を装着するとともに、第2の装着片には第1のフローリング材に隣設させる第2のフローリング材の嵌合溝を装着したこと。
(2)第1の装着片及び第2の装着片には、対向した第1の装着片と第2の装着片との対向面にそれぞれ膨出部を設けて、第1の装着片及び第2の装着片を先端から基端に向けて漸次厚肉状としたこと。
(3)フローリング材は、弾性材料で形成した基体上面に、薄板体からなる表層板を重合して形成したこと。
請求項1記載の発明によれば、フローリング材を弾性材料で形成した基体上面に、薄板体からなる表層板を重合して形成したので、基体の弾性材料が騒音や振動を吸収して防音・防振効果を奏する。さらに、薄板体を木製とした場合には、見た目には従来通りの木製のフローリング床面とすることができる。
請求項2記載の発明によれば、基体は、一方向に伸延させた略短冊形状の板状体とするとともに、基体下面には伸延方向と平行な側縁に沿って嵌合溝を刻設し、施工面に突設した装着片に同嵌合溝を嵌合させることにより着脱自在に敷設可能としたので、フローリング材を床施工面に敷設する際に、隣設するフローリング材とは独立させて1つのフローリング材の着脱を行うことができ、フローリング材の敷設作業を容易とすることができる。特に、フローリング材の敷設において、敷設順位に上下関係がないので、例えば両側の壁際から同時に中央に向けてフローリング材を順次敷設することにより、施工に要する時間の短縮化をはかることができる。しかも、フローリング材は、施工面に突設した装着片にフローリング材に設けた嵌合溝を嵌合させることにより容易に装着できるので、内装工事の最終段階でフローリング床の施工を行うことも可能であり、内装工事の最終段階でフローリング床の施工を行うことによって、形成したフローリング床に傷や汚れなどが生じることを防止できる。
請求項3記載の発明によれば、一方向に伸延した略短冊形状のフローリング材を敷設してフローリング床を形成する床の施工方法において、フローリング材を敷設する施工面には装着片を突設するとともに、フローリング材の下面には同装着片と嵌合する嵌合溝を刻設し、装着片に同嵌合溝を嵌合させることによりフローリング材を着脱自在に敷設したので、請求項2記載の発明と同様に、フローリング材を床施工面に敷設する際に、隣設するフローリング材とは独立させて1つのフローリング材の着脱を行うことができ、フローリング材の敷設作業を容易とすることができる。特に、フローリング材の敷設において、敷設順位に上下関係がないので、例えば両側の壁際から同時に中央に向けてフローリング材を順次敷設することにより、施工に要する時間の短縮化をはかることができる。しかも、フローリング材は、施工面に突設した装着片にフローリング材に設けた嵌合溝を嵌合させることにより容易に装着できるので、内装工事の最終段階でフローリング床の施工を行うことも可能であり、内装工事の最終段階でフローリング床の施工を行うことによって、形成したフローリング床に傷や汚れなどが生じることを防止できる。
請求項4記載の発明によれば、装着片は、一方向に伸延させた板状の支持板に、伸延方向と平行な側縁に沿って第1の装着片と第2の装着片とを対向させて突設した装着用フレームを施工面に敷設することにより突設するとともに、嵌合溝はフローリング材下面の伸延方向と平行な側縁に沿って刻設し、第1の装着片には第1のフローリング材の嵌合溝を装着するとともに、第2の装着片には第1のフローリング材に隣設させる第2のフローリング材の嵌合溝を装着するようにしたので、釘等を使用することなく隣設させる第1のフローリング材と第2のフローリング材とを容易に連設固定し床施工面にフローリング材を敷設することができるので、作業を簡易化して施工時間を短縮することができる。しかも、各フローリング材は、嵌合溝と第1の装着片及び第2の装着片との嵌合による連結によって装着しているので、装着用フレームへのフローリング材の装着後に、容易にフローリング材を装着用フレームから離脱させることができ、例えば一部のフローリング材に損傷が生じた場合に損傷したフローリング材のみの交換を行うことができ、低コストでのフローリング床の修繕を行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、第1の装着片及び第2の装着片には、対向した第1の装着片と第2の装着片との対向面にそれぞれ膨出部を設けて、第1の装着片及び第2の装着片を先端から基端に向けて漸次厚肉状としたので、第1の装着片及び第2の装着片に、フローリング材に設けた嵌合溝を装着しやすくすることができるとともに、装着後もそれぞれの膨出部が互いに対向面側へ圧力を及ぼし合って第1の装着片及び第2の装着片間に嵌合して隣設させたフローリング材同士を強固に挟圧することによって、これらのフローリング材同士を確実に連設固定することができる。
請求項6記載の発明によれば、フローリング材は、弾性材料で形成した基体上面に、薄板体からなる表層板を重合して形成したので、請求項1記載の発明と同様に、基体の弾性材料が騒音や振動を吸収して防音・防振効果を奏する。しかも、薄板体を木製とした場合には、見た目には従来通りの木製のフローリング床面とすることができる。
本発明のフローリング材は、基体を弾性材料で形成するとともに、この基体の上面には薄板体からなる表層板を重合して形成しているものである。
したがって、フローリング材自体に遮音性及び制振性を付与することができる。さらに、薄板体を木製とした場合には、フローリング材の表面は従来通りの木製として住む人に木のぬくもりと自然の落ち着き感とを与えることができ、住む人に快適な住空間を提供することができる。
基体は一方向に伸延させた略短冊形状の板状体とするとともに、基体下面には伸延方向と平行な側縁に沿って第1嵌合溝と第2嵌合溝をそれぞれ刻設している。
一方、床施工面には、一方向に伸延させた板状の支持板に、伸延方向と平行な側縁に沿って第1の装着片と第2の装着片とを対向させて突設した装着用フレームを敷設することにより、床施工面に第1の装着片と第2の装着片とを突設している。
そして、床施工面に突設した装着用フレームの第1の装着片または第2の装着片に、前記基体に設けた第1嵌合溝または第2嵌合溝を嵌合させることによって、装着用フレームにフローリング材を着脱自在に敷設可能としている。
特に、床施工面に突設した第1の装着片及び第2の装着片と、フローリング材の基体下面に設けた第1嵌合溝または第2嵌合溝とを嵌合させてフローリング材を施工面に装着することにより、1枚のフローリング材を隣設するフローリング材の影響を受けることなく単独で着脱することができるので、フローリング床の施工を内装工事の最後に行うことができる。したがって、フローリング床の施工を内装工事の最後に行うことによって、フローリング床に損傷が生じることを防止できる。しかも、フローリング材に傷等の損傷が生じた場合には、損傷したフローリング材のみを新規のフローリング材に交換することができ、低コストでの修繕を可能とすることができる。
さらに、装着用フレームの第1の装着片と第2の装着片には、対向した第1の装着片と第2の装着片との対向面にそれぞれ膨出部を設けており、第1の装着片及び第2の装着片を先端から基端に向けて漸次厚肉状としている。
したがって、第1の装着片と第2の装着片との間に挿入した第1のフローリング材の側縁部分と、同第1のフローリング材に隣設した第2のフローリング材の側縁部分とを、第1の装着片と第2の装着片とによって強固に挟持することができ、装着用フレームによるフローリング材の確実な固定を行うことができる。
以下において、図面に基づいて本発明に係るフローリング材と同フローリング材を使用した床の施工方法の実施形態を説明する。図1に本実施形態のフローリング材Aを示す。
本実施形態のフローリング材Aは、弾性材料の一つであるゴム製の基体1の上面に、木製の薄板体からなる表層板2を重合して構成している。基体1は、酸化鉄を含有するゴム製の弾性体であって、適度な剛性を有するとともに、遮音性を有している。なお、基体1はゴム製に限定するものではなく、発泡材等の遮音性を有する弾性体で構成していていれば何であってもよい。また、本実施形態では、基体1には酸化鉄を含有したゴム材を用いることによって所要の遮音性を付与しているが、酸化鉄に限定するものではなく、バリウム等の比重の大きい金属を含有させることにより遮音性を付与すべく構成してもよい。
基体1は、一方向に伸延させた略短冊形状の板状体としており、本実施形態では、基体1上面の伸延方向と平行な両側縁には、面取りによる傾斜面3を形成している。
また、基体1の下面には、伸延方向と平行な側縁から所定寸法だけ内側の位置に、図1に示すように、それぞれ所定幅の凹状溝からなる第1嵌合溝4と第2嵌合溝5を伸延方向に沿って刻設している。第1嵌合溝4と基体1の側縁との間の第1基板側端縁6、及び第2嵌合溝5と基体1の側縁との間の第2基板側端縁7は、後述する装着用フレーム8と重合することとなるので、下面を後退させて基体1中央部分の肉厚よりも装着用フレーム8の厚み寸法分だけ薄肉としている。
第1嵌合溝4及び第2嵌合溝5の溝幅寸法は、後述する装着用フレーム8に設けた第1装着片9及び第2装着片10の厚み寸法と略一致させ、第1装着片9及び第2装着片10と嵌合可能としている。
表層板2は、基体1の上面を被覆可能に形成した木製の薄板体であって、接着剤等を用いて基体1の上面に貼着している。本実施形態では、表層板2は木製としているが、木製に限定するものではなく、プラスチック製等であってもよい。
上記したフローリング材Aは、図2に示す装着用フレーム8を介して床施工面に装着すべく構成している。
装着用フレーム8は、一方向に伸延させた板状の支持板11に、伸延方向と平行な側縁に沿って所要の肉厚とした第1装着片9と第2装着片10とを突設して構成している。装着用フレーム8は金属製であってもよいし、プラスチック製であってもよい。
第1装着片9及び第2装着片10は、フローリング材Aの第1嵌合溝4及び第2嵌合溝5と嵌合可能とした所要の肉厚を有しており、先端を半円弧状としている。
さらに、第1装着片9及び第2装着片10には、対向した第1装着片9と第2装着片10との対向面にそれぞれ膨出部12を設けている。これらの膨出部12は第1装着片9及び第2装着片10の先端から基端に向けて漸次拡幅して形成しており、第1装着片9及び第2装着片10を先端から基端に向けて漸次厚肉状として、第1装着片9と第2装着片10との対向面にそれぞれ傾斜面13を設けている。この膨出部12の下端は膨出巾を有する水平面としている。
そして、フローリング材Aの基体1に設けた第1嵌合溝4と第2嵌合溝5を第1装着片9または第2装着片10に嵌合させることによって、後述するようにフローリング材Aを装着用フレーム8に着脱自在に装着可能としている。
次に、上記のフローリング材Aを用いてフローリング床を形成する床の施工方法について説明する。
図3に示すように、本実施形態のフローリング材Aを用いてフローリング床を形成する場合には、まず、下地材20によって床施工面を形成した後にフローリング材Aを配設せずに部屋の内装工事を行い、最後にフローリング床を施工する。ここで、内壁21の下端部には巾木22が取り付けられており、この巾木22の下端と下地材20からなる床施工面との間には、フローリング材Aを挿入可能な隙間23を設けている。なお、場合によっては、かかる隙間23を設けることなく、床施工面に内壁21の下端を当接させていてもよい。あるいは、壁際のフローリング材Aには傷や汚れが生じにくいので、フローリング材Aを床施工面の外周縁に沿ってあらかじめ配設してもよい。
次いで、図4に示すように、床施工面に装着用フレーム8を所要方向に伸延させながら設置する。装着用フレーム8は、釘等の固定具によって下地材に固定してもよいし、接着剤で貼着してもよい。装着用フレーム8は、所定間隔で互いに平行に複数設置する。装着用フレーム8の配設間隔は、当然ながらフローリング材Aの幅寸法間隔である。
次いで、図5に示すように、所定間隔を設けて隣設した第1装着用フレーム81と第2装着用フレーム82を用いて、第1装着用フレーム81の第1装着片9に第1フローリング材A1の第1嵌合溝4を嵌合させるとともに、第2装着用フレーム82の第2装着片10に第1フローリング材A1の第2嵌合溝5を嵌合させることにより、第1フローリング材A1を第1装着用フレーム81及び第2装着用フレーム82に装着している。
さらに、第2装着用フレーム82の第1装着片9に第2フローリング材A2の第1嵌合溝4を嵌合させるとともに、第3装着用フレーム(図示せず)の第2装着片に第2フローリング材A2の第2嵌合溝を嵌合させて、第2フローリング材A2を第2装着用フレーム82及び第3装着用フレームに装着している。
これを繰り返すことにより、フローリング材Aの敷設を行ってフローリング床を形成している。
なお、床施工面の端縁においては、内壁21の下端と下地材20からなる隙間23にフローリング材Aの一端を挿入しながら同フローリング材Aを敷設している。必要に応じて、フローリング材Aは所要形状に切断成形してもよい。ここで、フローリング材Aの基体はゴム製であるので容易に切断することができる。
上記したように、フローリング材Aは、床施工面に設けた装着用フレーム8を介して固定すべく構成していることによって、フローリング材Aを装着用フレーム8の上方からの嵌め込みによって敷設することができるので、隣設した他のフローリング材Aとは無関係に単独で1枚のフローリング材Aを着脱することができる。
したがって、フローリング床の形成を内装工事の最後に行うことができ、形成したフローリング床面に損傷を与えることを防止して、フローリング床を美しく仕上げることができる。
しかも、フローリング床施工後にフローリング材Aを傷つけたり、汚したりした場合には、傷ついたり汚れたりしたフローリング材Aだけを取り外し、そのフローリング材Aの代わりに新たなフローリング材Aを装着用フレーム8に装着することによってフローリング床の交換を部分的に行うことができる。
さらに、上記したように、フローリング材Aを装着用フレーム8に装着した際に、装着用フレーム8の第1装着片9と第2装着片10は、一方のフローリング材Aの第2基板側端縁7と他方のフローリング材Aの第1基板側端縁6とを挟持しており、フローリング材Aは両側縁をそれぞれ装着用フレーム8によって固定されることにより、確実に装着することができる。
特に、上記したように第1装着片9及び第2装着片10には、対向した第1装着片9と第2装着片10との対向面にそれぞれ膨出部12を設けており、かかる膨出部12によって第1装着片9と第2装着片10との間の第1基板側端縁6と第2基板側端縁7とを狭窄しているので、強固に挟持することができる。
しかも、膨出部12は、第1装着片9及び第2装着片10を先端から基端に向けて漸次厚肉状として形成しており、第1装着片9と第2装着片10との対向面にそれぞれ傾斜面13を設けているので、傾斜面13をガイド面として第1基板側端縁6及び第2基板側端縁7を第1装着片9と第2装着片10との間に挿入させやすくするとともに、第1装着片9と第2装着片10とによって強固に挟着することができるので、一度挿入した第1基板側端縁6及び第2基板側端縁7の抜けを防止することができる。
他の実施形態として、上記したフローリング材Aの敷設方法のように、装着用フレーム8をあらかじめ所要位置に配設するのではなく、次にようにしてフローリング材Aを敷設してもよい。すなわち、例えば第1フローリング材A1の第1嵌合溝4に第1装着用フレーム81の第1装着片9を嵌合させることにより第1フローリング材A1に第1装着用フレーム81を装着し、かかる第1フローリング材A1を床施工面の所要の位置に載置して第1装着用フレーム81を床施工面に装着する。次いで、同様に第2装着用フレーム82を装着した第2フローリング材A2を、第1装着用フレーム81の第2装着片10に嵌合させて装着することにより第2フローリング材A2を敷設するとともに、第2装着用フレーム82を固定する。これの作業を繰り返してフローリング材Aの敷設を行う。
このように、フローリング材Aの一方側に装着用フレーム8を装着した状態でフローリング材Aの敷設と装着用フレーム8の配設を同時に行うことにより、装着用フレーム8の配設作業を容易に行うことができ、フローリング床の施工時間を短縮することができる。
本発明にかかるフローリング材の一部切欠斜視図である。 装着用フレームの一部切欠斜視図である。 フローリング床を施工する施工面の説明図である。 施工面に装着用フレームを配設した状態の説明図である。 施工面に配設したフローリング材の断面図である。
符号の説明
A フローリング材
1 基体
2 表層板
4 第1嵌合溝
5 第2嵌合溝
8 装着用フレーム
9 第1装着片
10 第2装着片
12 膨出部

Claims (6)

  1. 弾性材料で形成した基体上面に、薄板体からなる表層板を重合して形成したフローリング材。
  2. 前記基体は、一方向に伸延させた略短冊形状の板状体とするとともに、同基体下面には伸延方向と平行な側縁に沿って嵌合溝を刻設し、施工面に突設した装着片に同嵌合溝を嵌合させることにより着脱自在に敷設可能としたことを特徴とする請求項1記載のフローリング材。
  3. 一方向に伸延した略短冊形状のフローリング材を敷設してフローリング床を形成する床の施工方法において、
    フローリング材を敷設する施工面には装着片を突設するとともに、フローリング材の下面には同装着片と嵌合する嵌合溝を刻設し、装着片に同嵌合溝を嵌合させることによりフローリング材を着脱自在に敷設することを特徴とする床の施工方法。
  4. 前記装着片は、一方向に伸延させた板状の支持板に、伸延方向と平行な側縁に沿って第1の装着片と第2の装着片とを対向させて突設した装着用フレームを施工面に敷設することにより突設するとともに、前記嵌合溝はフローリング材下面の伸延方向と平行な側縁に沿って刻設し、第1の装着片には第1のフローリング材の嵌合溝を装着するとともに、第2の装着片には第1のフローリング材に隣設させる第2のフローリング材の嵌合溝を装着することを特徴とする請求項3記載の床の施工方法。
  5. 前記第1の装着片及び前記第2の装着片には、対向した第1の装着片と第2の装着片との対向面にそれぞれ膨出部を設けて、第1の装着片及び第2の装着片を先端から基端に向けて漸次厚肉状としたことを特徴とする請求項4記載の床の施工方法。
  6. 前記フローリング材は、弾性材料で形成した基体上面に、薄板体からなる表層板を重合して形成していることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の床の施工方法。
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