JP2005048305A - カーボンファイバーの製造方法、及びこれを用いた電子放出素子、電子源、画像表示装置の製造方法 - Google Patents

カーボンファイバーの製造方法、及びこれを用いた電子放出素子、電子源、画像表示装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カーボンファイバーを間隔を制御して成長させることにより、所望の電子放出特性を有する電子放出素子を製造する。
【解決手段】グラファイトターゲットと触媒性材料ターゲットを用い、共スパッタ法により、触媒性材料を含む炭素膜を形成し、該炭素膜を還元性雰囲気中で加熱して、上記触媒性材料を凝集させて粒子化した後、炭素を含む雰囲気中で加熱処理を施すことにより、上記炭素膜から露出した触媒粒子よりカーボンファイバーを成長させる。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、触媒粒子を用いたカーボンファイバーの製造方法、及び該カーボンファイバーを電子放出材として用いた電子放出素子、該電子放出素子を用いた電子源、該電子源を用いた画像表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カーボンナノチューブ等の数nm〜数百nmの直径を持つカーボンファイバーの研究開発が盛んに行われ、さまざまなデバイスへの応用が期待されている。
【0003】
カーボンファイバーの応用例としては、燃料電池やSTM等の探針、近年ではフィールドエミッションディスプレイの電子放出材料としても、盛んに研究されている。カーボンファイバーを電子放出材料として用いた例としては、特許文献1や特許文献2等に記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−57146号公報
【特許文献2】
特許第3363759号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカーボンファイバーは、例えば熱CVD法で成長させた場合においては、あらかじめ配置した触媒領域にカーボンファイバーを成長させるが、その形態は、基板上に密集して成長しており、長さや量、ファイバー間の距離等を応用形態に合わせて制御することは困難であった。特に、電子放出素子に用いる場合、カーボンファイバーに効率よく電界を印加し、できるだけ多くの電子放出部(以下、エミッションサイト)を得るためには、個々のカーボンファイバーを、そのファイバーの長さ程度に離してまばらに配置し、ファイバー一本一本に電界を集中することが重要であるが、その制御が困難であった。
【0006】
一方、前述した特許文献1には、カーボンファイバー間の距離を離してまばらに配置する方法が開示されている。しかしながら、上記特許文献1では、Cu等の金属粉末中にFeやNi等の触媒微粒子を混合し、それを圧縮、焼結、艶出しを行い、触媒を表面に露出させる方法が示されているが、Cu等の金属であるために、触媒粒子の反応により、触媒本来の性能が発揮されなかったり、また、基板の焼結に高温を要する等の問題があった。
【0007】
また、予めカーボンファイバーを溶媒に混合し、塗布する方法等でも、そのファイバー間の間隔や、密度を制御することは困難で、良好な電子放出特性を得ることは必ずしもできなかった。
【0008】
また、カーボンファイバーを電子デバイスに応用するにあたっては、基板との密着性や、膜の電気抵抗を所望の値に設計できることも重要である。
【0009】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、複数のカーボンファイバーを、間隔を制御して製造する方法を提供し、該方法を利用して、カーボンファイバーを電子放出材として用いた電子放出素子、電子源、画像表示装置の製造方法を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一は、カーボンファイバーの製造方法であって、
基板上に、非触媒性材料中に触媒粒子を分散してなり、表面に該触媒粒子の少なくとも一部が露出した炭素膜を形成する工程と、
前記炭素膜を、炭素を含む雰囲気中で加熱することにより、前記触媒粒子を介してカーボンファイバーを成長させる工程と、を有することを特徴とする。
【0011】
上記第一の発明においては、下記の構成を好ましい態様として含む。
前記炭素を含む雰囲気が、炭化水素ガスと水素ガスとを含む雰囲気である。
前記炭素膜は、前記触媒粒子を構成する触媒性材料を含む炭素膜を形成し、当該炭素膜を加熱することにより形成する。
前記触媒性材料を含む炭素膜を加熱する工程は、前記触媒性材料を凝集させて粒子化させる工程である。
前記触媒性材料を含む炭素膜を加熱する工程を、還元雰囲気中で行う。
前記還元雰囲気は、水素を含む雰囲気である。
前記触媒性材料を含む炭素膜を加熱する工程を、水素ガスと炭化水素ガスを含む雰囲気中で行う。
前記触媒性材料を含む炭素膜を、非触媒性材料ターゲットと触媒性材料ターゲットとを用いた共スパッタ法により形成する。
前記非触媒性材料の比抵抗が、前記触媒性材料の比抵抗よりも高い。
前記触媒性材料が、Fe、Ni、Co、Pdの中から選択された少なくとも1つの金属或いは該金属を含む合金である。
【0012】
本発明の第二は、カーボンファイバーを電子放出材として用いた電子放出素子の製造方法であって、表面に電極を有する絶縁性基体を基板として用い、上記本発明第一のカーボンファイバーの製造方法により該基板上にカーボンファイバーを成長させる工程を有することを特徴とする。
【0013】
本発明の第三は、複数の電子放出素子を有する電子源の製造方法であって、上記本発明第二の電子放出素子の製造方法により製造することを特徴とする。
【0014】
本発明の第四は、電子源と、電子の照射により発光する発光部材とを有する画像表示装置の製造方法であって、前記電子源を上記本発明第三の製造方法により製造することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。但し、以下の実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載が無い限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0016】
図1は、本発明により製造されるカーボンファイバー構造体を示す模式図であり、(a)は断面模式図、(b)は平面模式図であり、(b)においては便宜上カーボンファイバーの図示を省略する。図中1は基板、2は非触媒性材料4と触媒粒子5とからなる炭素膜、6はカーボンファイバーである。尚、本発明により得られるカーボンファイバー6はその直径が500nm以下であり、好ましくは1nm以上である。
【0017】
本発明において、カーボンファイバー6は気相成長法を用いて形成する。炭素膜2は、非触媒性材料4中に触媒粒子5を分散してなり、該触媒粒子5は、炭素膜2の表面に少なくとも一部が露出している。カーボンファイバー6は、該触媒粒子5の露出部より成長する。そのため、炭素膜2中の触媒濃度(触媒粒子5を構成する触媒性材料濃度)で、カーボンファイバー6間の間隔を任意の長さにすることができる。触媒粒子5間の距離は、用いるデバイスの種類や、その設計値により適宜最適な距離を選択すれば良い。
【0018】
例えば、カーボンファイバー6を電子放出材に応用して電子放出素子を構成する場合、カーボンファイバー6間の距離は、そのカーボンファイバー6の長さ程度に離せばよく、エミッションサイト数との兼ね合いで、適宜最適な濃度にすればよい。例えば、カーボンファイバー6の長さを500nmとすると、各々のカーボンファイバー6に十分に電界を印加するためには、およそ500nmの間隔で配置すれば良く、その時の非触媒性材料4中の触媒濃度は、3atm%程度に調整すればよい。通常用いられる触媒濃度としては、10atm%以下で、さらに好ましくは5atm%以下が好ましい。
【0019】
本発明のカーボンファイバーの製造方法の基本工程を図2を用いて説明する。
【0020】
(工程1)
Siやガラス等の基板1を用意する。
【0021】
(工程2)
上記基板1表面に触媒粒子を構成する触媒性材料を含む炭素膜、即ち触媒性材料と非触媒性材料4とからなる炭素膜を形成する。当該炭素膜は、触媒性材料のターゲットと、非触媒性材料4のターゲットを用意し、スパッタ法等により同時に基板に堆積すれば良い。このときに、各々のターゲットの放電パワーを調整することで、任意の触媒濃度に制御することができる。触媒性材料としては、Co、Pd、Fe、Niから選択される1種以上の金属、或いは選択された1種以上の金属を含む合金が好ましく用いられる。また、非触媒性材料4としては、グラファイト、アモルファスカーボン、ダイヤモンドライクカーボン、ダイヤモンド等の炭素からなる材料から選択される。
【0022】
また、非触媒性材料4の比抵抗は、触媒性材料の比抵抗よりも高いことが好ましい。
【0023】
(工程3)
触媒性材料を含む炭素膜を形成した基板1を、カーボンファイバー成長装置に配置する。装置内を真空排気した後、前記基板1を加熱することで、炭素膜中の触媒性材料を凝集して粒子化し、触媒粒子5を形成する。加熱方法は、WやSiC等の抵抗加熱ヒーターやUVランプ加熱等、適宜選択することができる。触媒粒子5の形成時は、真空中でも水素や窒素等のガス雰囲気中でもよい。好ましくは、還元雰囲気中、特に水素を含む還元雰囲気中で行う。さらには、水素ガスと炭化水素ガスを含む雰囲気中で行うことが好ましい。
【0024】
(工程4)
次に、上記基板1を炭素を含む雰囲気中で加熱することにより、CVD法によりカーボンファイバー6を成長させる。原料ガス(炭素源)としては、COやエチレン、アセチレン等の炭素を含有するガスが用いられる。原料ガスを導入後所望の圧力に調整した後、基板1を500〜800℃程度まで加熱しRFプラズマ等で原料ガスを分解すると、表面から露出した触媒粒子5を介してカーボンファイバーが成長する。好ましくは、炭化水素ガスと水素ガスとを含む雰囲気にて行う。
【0025】
カーボンファイバー6の長さは成長時間や原料ガスの濃度、基板温度等で変化し、適宜必要な条件を選択することができる。また、触媒の種類や上記の成長パラメータを変化させることで、カーボンファイバーの構造が変化し、カーボンナノチューブやグラファイトナノファイバー等を得ることができる。
【0026】
また、本発明においては、図3及び図4に示すように、炭素膜2の膜厚方向において触媒粒子5の濃度を変化させることにより、炭素膜2の抵抗や、電子放出量、電子放出閾値の制御をすることができる。例えば、触媒濃度を低下させて、高抵抗にすると、電子放出時のノイズを低減することができる。
【0027】
さらに、図5に示すように、工程2と工程4の間のいずれかの時点で、フォトリソグラフィー技術等を用いて炭素膜2をパターニングすることで、基板1上の任意の位置に選択的にカーボンファイバー6を成長させることもできる。
【0028】
尚、図1、図3〜図5においては、本発明を理解し易くするために、触媒粒子5に接続した形態で、成長したカーボンファイバー6を図示しているが、触媒粒子5は必ずしもカーボンファイバー6の根元に存在するわけではなく、触媒粒子5がカーボンファイバー6の成長時にカーボンファイバー6の先端などに移動する場合もある。また、CVD成長前(工程3の段階)の触媒粒子5の一部が、CVD成長後のカーボンファイバーの根元に残存し、他の一部がカーボンファイバーの先端付近などに移動する場合もある。従って、本発明において、「触媒粒子を介してカーボンファイバーが成長する」とは、カーボンファイバーの根元(炭素膜2側に位置する一方の端部)に触媒粒子5が残存する形態にのみ限定されるわけではない。
【0029】
次に図1に示したカーボンファイバー6を電子放出材として用いた電子放出素子の製造方法について図6を用いて説明する。尚、本発明は当該形態に限定されるものではない。
【0030】
予めその表面を十分に洗浄した、石英ガラス、Na等の不純物含有量を減少させたガラス、青板ガラス、シリコン基板等にスパッタ法等によりSiOを積層した積層体、アルミナ等セラミックスのいずれか一つを絶縁性基体10として用意する(図6(a))。
【0031】
次に、絶縁性基体10上に、第1の導電膜11、触媒性材料を含む炭素膜12、絶縁層13、第2の導電膜14がこの順で積層された積層体を配置する(図6(b))。この積層体の形成方法については、第1の導電膜11、触媒性材料を含む炭素膜12、絶縁層13、第2の導電膜14がこの順で積層された積層体を予め用意し、この積層体を絶縁性基体10上に配置することによって形成することもできる。また、順番に1層ずつ絶縁性基体10上に積層することもできる。
【0032】
第1の導電膜11は、最終的にはカソード電極21となるものであり、一般的に導電性を有しており、蒸着法、スパッタ法等の一般的真空成膜技術により形成される。第1の導電膜11の材料は、例えば、Ti,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Mo,W,Al,Cu,Ni,Cr,Au,Pt,Pd等の金属または合金材料、TiC,ZrC,HfC,TaC,SiC,WC等の炭化物、HfB,ZrB,LaB,CeB、YB,GdB等の硼化物、TiN,ZrN,HfN等の窒化物、Si,Ge等の半導体等から適宜選択される。第1の導電膜(カソード電極21)11の厚さとしては、数十nmから数mmの範囲で設定され、好ましくは数百nmから数μmの範囲で選択される。
【0033】
触媒性材料を含む炭素膜12は、前記、図2の工程2に従って形成され、該炭素膜2の厚さは数nmから数百nmの範囲で設定され、好ましくは数nmから数十nmの範囲で選択される。尚、電子放出素子を構成する場合には、上記絶縁性基体10上に第1の導電膜11を形成したものが、図1の基板1に相当する。
【0034】
絶縁層13は、スパッタ法等の一般的な真空成膜法、CVD法、真空蒸着法などで形成することができる。その厚さとしては、数nmから数μmの範囲で設定され、好ましくは数十nmから数百nmの範囲から選択される。望ましい材料としてはSiO,SiN,Al,CaFなどの高電界に絶えられる耐圧の高い材料が望ましい。
【0035】
第2の導電膜14は、最終的にはゲート電極22となるものである。第2の導電膜14は、第1の導電膜11と同様に導電性を有しており、第1の導電膜11と同様にして形成される。また、第2の導電膜14の材料は、上記第1の導電膜11の材料に加えて、Be,Mgから選択される。第2の導電膜14(ゲート電極22)の厚さとしては、数nmから数μmの範囲で設定され、好ましくは数nmから数百nmの範囲で選択される。
【0036】
尚、第1の導電膜11と第2の導電膜14は、同一材料でも異種材料でも良く、また、同一形成方法でも異種方法でも良い。
【0037】
次に、図6(c)に示すように、フォトリソグラフィー技術により開口部15を形成する。第2の導電膜14及び絶縁層13のエッチング工程は平滑かつ垂直なエッチング面が望ましく、各層14,13の材料に応じて、エッチング方法を選択すれば良い。ドライエッチングでもウエットエッチングでも構わない。
【0038】
尚、ここでは、触媒性材料を含む炭素膜12を含む積層体を形成した後に開口部15を形成する例を示したが、開口部15を形成した後に、第1の導電膜11上に触媒性材料を含む炭素膜12を堆積することもできる。
【0039】
通常、開口部15の直径(W)は、電子放出素子を構成する材料や抵抗値、電子放出素子の材料の仕事関数と駆動電圧、必要とする電子放出ビームの形状により適宜設定される。通常、Wは数百nmから数十μmの範囲から選択される。
【0040】
次に、図6(d)のように、炭素膜12上に複数のカーボンファイバー6を成長させる。この工程は、前記した図2の工程3と同様に、絶縁性基体10を加熱して、触媒性材料を含む炭素膜12中に含まれる触媒材料を粒子状に凝集させる工程と、続いて、炭素を含有する雰囲気中で加熱することにより、CVD法により、カーボンファイバー6を炭素膜2の表面に成長させる工程とを含む。
【0041】
以上の工程により、電子放出素子が構成される。
【0042】
上記においては、所謂ゲートホール(開口部15)の中に位置するカソード電極21上にカーボンファイバー6を複数配置する形態の電子放出素子の例を示したが、本発明は、このような形態の電子放出素子の製造方法に限られるものではない。少なくとも、カソード電極21と該カソード電極21に電気的に接続されたカーボンファイバー6を複数有する電子放出素子の製造方法において適用することができる。
【0043】
以上のようにして作製した電子放出素子を、図7に示すような真空容器24内にセットし、素子上空にアノード電極23を配置し、カソード電極21とゲート電極22との間、及び、アノード電極23に各々必要な電圧を印加する電源25、26を接続すると、3端子型の電子放出装置を構成することができる。
【0044】
次に、本発明による電子放出素子の応用例について以下に述べる。
【0045】
本発明により得られる電子放出素子を複数個、例えば図8に示すように、基体41上に配列することで平面状の電子源を構成することができる。また、このような平面状の電子源に対向するように蛍光体とアノード電極とを有する透明基板を配置すればフラットパネルディスプレイなどの画像表示装置を構成することができる。
【0046】
かかる電子源における電子放出素子の配列については、種々のものが採用される。一例として、電子放出素子をX方向及びY方向に行列状に複数個配し、同じ行に配された複数の電子放出素子の一方の電極をX方向の配線に共通に接続し、同じ列に配された複数の電子放出素子の他方の電極をY方向の配線に共通に接続した単純マトリクス配置がある。以下、単純マトリクス配置について詳述する。
【0047】
以下、図6を用いて既に説明した電子放出素子を複数配して得られる電子源について、図8を用いて説明する。図8において、41は電子源基体、42はX方向配線、43はY方向配線である。44は図6で説明した電子放出素子に対応する。
【0048】
m本のX方向配線42は、Dx,Dx,…Dxからなり、真空蒸着法、印刷法、スパッタ法等を用いて形成された導電性金属等で構成することができる。配線の材料、膜厚、幅は、適宜設計される。Y方向配線43は、Dy,Dy,…Dyのn本の配線よりなり、X方向配線42と同様に形成される。これらm本のX方向配線42とn本のY方向配線43との間には、不図示の層間絶縁層が設けられており、両者を電気的に分離している(m,nは、共に正の整数)。不図示の層間絶縁層は、真空蒸着法、印刷法、スパッタ法等を用いて形成されたSiO等で構成される。X方向配線42とY方向配線43は、それぞれ外部端子として引き出される。
【0049】
図6で説明した電子放出素子44を構成するカソード電極21及びゲート電極22のそれぞれは、X方向配線42またはY方向配線43に電気的に接続される。図8に示した例においては、ゲート電極及びカソード電極自体が配線42、43となる。また、配線42と43との交差部において、該配線間には、触媒粒子5を含む炭素膜2が形成されており、配線43の各交差部に形成された開口部内に上記触媒粒子5を介してカーボンファイバー6が形成されている。
【0050】
X方向配線42には、X方向に配列した電子放出素子44の行を、選択するための走査信号を印加する不図示の走査信号印加手段が接続される。一方、Y方向配線43には、Y方向に配列した電子放出素子44の各列を入力信号に応じて変調するための不図示の変調信号発生手段が接続される。各電子放出素子に印加される駆動電圧は、当該素子に印加される走査信号と変調信号の差電圧として供給される。
【0051】
上記構成においては、単純なマトリクス配線を用いて、個別の素子を選択し、独立に駆動可能とすることができる。このような単純マトリクス配置の電子源を用いて構成した画像表示装置について、図9を用いて説明する。図9は、画像表示装置の表示パネルの一例を示す模式図である。
【0052】
図9において、41は図8で説明した電子放出素子を複数配した電子源基体、51は電子源基体41を固定したリアプレート、56は透明基板53の内面に蛍光体膜54とメタルバック55等が形成されたフェースプレートである。52は支持枠である。リアプレート51とフェースプレート56とが、支持枠52を間に挟んで接続され、外囲器57が形成されている。外囲器57は、リアプレート51、フェースプレート56、支持枠52を接合部に接着材(フリットガラスなど)を配置して、例えば大気中或いは、窒素中で、400〜500℃の温度範囲で10分以上焼成することで、封着して構成される。
【0053】
以上の工程によって製造されたマトリクス配置の電子源を用いて構成した画像表示装置は、各電子放出素子に、端子Dx〜Dx、Dy〜Dyを介して電圧を印加することにより、電子放出が生ずる。尚、端子Dx〜Dxはそれぞれ、m本のX方向配線42に接続され、また、端子Dy〜Dyはそれぞれ、n本のY方向配線43に接続される。
【0054】
アノード電極であるメタルバック55には、電圧Vaが高圧端子58を介して印加され、この電位によって、電子放出素子から放出された電子が蛍光体に衝突し所望の位置の蛍光体を発光させることができる。これによって、ディスプレイを構成することができる。
【0055】
【実施例】
以下、本発明を実施例を挙げて詳細に説明する。
【0056】
(実施例1)
図1を用いて実施例を詳細に説明する。
【0057】
十分に洗浄したn型Siを基板1とし、RFプラズマスパッタ装置内にセットし、装置を真空排気した。
【0058】
次に、グラファイトのRFパワーを1000W、CoのRFパワーを30Wとし、Si基板上に50nmの厚さで炭素とCoの混合膜(触媒性材料を含む炭素膜)を堆積した。この混合膜におけるCo濃度はおよそ3atm%とした。
【0059】
次に、上述のようにして堆積した炭素とCoの混合膜を有する基板をカーボンファイバーを成長させるための装置にセットした。成長工程の前に、装置内を一旦真空排気し、還元ガスとして水素を導入して3000Paに調整した後、基板を400℃に加熱し、10分間保持することによりCoを粒子状に凝集させた。
【0060】
次に、装置内を真空排気した後、一酸化炭素を導入し3000Paに調節した後、基板温度を徐々に上昇し600℃にセットし保持した。この状態で、RFパワーを500Wにセットし30分間加熱処理を行った。この工程によりカーボンファイバーが成長した。
【0061】
このようにカーボンファイバーを成長させた、触媒粒子を含む炭素膜を、断面TEM(透過型電子顕微鏡)により断面観察したところ、図1に示すように、炭素膜2中に10nm程度のCo粒子が点在している様子が観測できた。また、SEM(走査型電子顕微鏡)によりカーボンファイバーの様子を観察すると、およそ0.3μm程度の長さのカーボンナノファイバーが1μmに一本の割合で成長していた。
【0062】
この基板を、図10に示すような真空容器6内で、アノード電極23にカーボンファイバー6から電子を引き出すための電圧を印加して電子放出特性を評価した。尚、アノード電極23は触媒粒子を含む炭素膜2表面から100μm離れた上方に配置した。アノード電極23とカソード電極であるところのn型Si基板1間に5.0×10V/cmの電界を印加したところ、100μAの電子放出電流を観測できた。また、エミッションサイトを観察評価した結果、およそ1×10個/cmのエミッションサイトが存在していることがわかった。
【0063】
尚、触媒性材料として、Pd、Ni、Fe、Ti及びそれらの合金等を用いても、本実施例と同様にカーボンファイバー構造体を作製することができた。
【0064】
(実施例2)
実施例1と同様の成膜装置を用いて、炭素とCoの混合膜を成膜した。但し、本実施例では、グラファイトターゲットのRFパワーを1000W、CoのRFパワーを15Wとした。上述の成膜条件で50nmの混合膜を成膜した。この混合膜のCo濃度は、1atm%であった。
【0065】
続いて、実施例1と同様に水素雰囲気でCoの凝集工程を施した後、アセチレンガスと水素の混合ガス中で成長処理を行った。この結果、0.3μmの長さのカーボンファイバーが10μmの領域に1本の密度でまばらに成長した。
【0066】
このようにして作製したカーボンファイバー構造体を、実施例1と同様の方法で電子放出特性を評価した。アノード電極23とカソード電極であるところのn型Si基板1間に3.0×10V/cmの電界を印加したところ100μAの電子放出電流を観測できた。また、エミッションサイトを観察評価した結果、およそ1×10個/cmのエミッションサイトが存在していることがわかった。
【0067】
(実施例3)
十分に洗浄した石英基板1上に、TiNからなるカソード電極21を形成した後に、スパッタ法を用いて炭素とNiの混合膜12をカソード電極21上に成膜した。用いたスパッタターゲットは、グラファイト中に予めNiを1atm%混合したものを用いた。成膜条件は、アルゴン0.3Pa雰囲気でRFパワーを700Wとして50nm堆積した。このようにして成膜した混合膜のNi濃度は、1.3atm%であった。
【0068】
次に、上記炭素とNiの混合膜を有する基板をカーボンファイバーを成長させるための装置にセットした。成長工程の前に、装置内を一旦真空排気し、還元ガスとしてメタンと水素の混合ガスを導入して100Paに調整した後、基板を500℃に加熱し、10分間保持することによりNiを粒子状に凝集させた。
【0069】
この基板を用いて、実施例1と同様にしてカーボンファイバー6を成長させた。
【0070】
このようにして作製したカーボンファイバー構造体を、実施例1と同様の方法で電子放出特性を評価した。アノード電極23とカソード電極21との間に5.0×10V/cmの電界を印加したところ100μAの電子放出電流を観測できた。また、エミッションサイトを観察評価した結果、およそ2×10個/cmのエミッションサイトが存在していることがわかった。
【0071】
(実施例4)
十分に洗浄したn型シリコン基板上に、実施例1と同様に炭素とPdの混合膜を成膜した。本実施例では、グラファイトターゲットとPdターゲットを用いて成膜した。成膜条件は、第一段階としてグラファイトターゲットのみを500Wで放電させ、厚さ50nmの炭素膜を成膜した後、第二段階としてグラファイトを800W、Pdを50Wで放電させ混合膜を50nmの厚さに形成した。
【0072】
次に、上記炭素とPdの混合膜を有する基板をカーボンファイバーを成長させるための装置にセットした。成長工程の前に、装置内を一旦真空排気し、還元ガスとしてメタンと水素の混合ガスを導入して100Paに調整した後、基板を500℃に加熱し、10分間保持することによりPdを粒子状に凝集させた。
【0073】
上記のようにして成膜した混合膜を、用いて、成長装置内でカーボンファイバーを成長させた。本実施例で作成した炭素構造体の断面TEM像を観察したところ、図3に示すように、第一段階で成膜したPdを含有しない炭素膜上に、Pd粒子を含有する炭素膜が形成されていた。
【0074】
このようにして作製した炭素構造体を、実施例1と同様の方法で電子放出特性を評価した。第一段階で成膜したPdを含有しない層の電気抵抗が高いため、この層が電子放出の変動を抑え安定した電子放出特性が得られた。
【0075】
(実施例5)
実施例4と同様にして、グラファイトとCoのターゲットを用いて、n型シリコン基板上に混合膜を成膜した。成膜条件は、第一段階でグラファイトターゲットを500W、Coターゲットを100Wの条件で混合膜を成膜し、第二段階でグラファイトを1000W、Coを50Wで成膜し、混合膜を形成した。
【0076】
次に、上記炭素とCoの混合膜を有する基板をカーボンファイバーを成長させるための装置にセットした。成長工程の前に、装置内を一旦真空排気し、還元ガスとして水素ガスを導入して100Paに調整した後、基板を500℃に加熱し、10分間保持することによりCoを粒子状に凝集させた。
【0077】
次いで、実施例1と同様にしてカーボンファイバーを成長させた。本実施例で作成した炭素構造体の断面TEM像を観察したところ、図4に示すように、第一段階で成膜した炭素膜の方が第2段階で成膜した炭素膜よりもより多くのCo粒子を含有している様子が観測された。この形状により、Si基板と混合膜との界面での抵抗を低くすることができ、良好な電子注入および電子放出が得られた。
【0078】
(実施例6)
実施例1と同様に、Si基板上にCoを含有した炭素膜を成膜した。次に、フォトリソグラフィー技術を用いて、φ10μmのドットパターンを100μmピッチでパターニングした。パターニングは、RIE装置でArガスを用いてエッチングにより行った。続いて、実施例1と同様にCo粒子を形成するための凝集工程を行い、その後、カーボンファイバーを成長させることで、図5に示すように、φ10μmの領域毎にカーボンファイバーを成長させることができた。本実施例で作成した素子においても、実施例1と同様に良好な電子放出特性を得ることができた。
【0079】
(実施例7)
本実施例では、図6に示す工程に従って電子放出素子を作製した。
【0080】
まず、十分洗浄したガラス基板1上に、カソード電極21としてTiを100nm堆積し、その後、実施例1と同様の成膜条件でスパッタ法でグラファイトとCoの混合膜12を50nm堆積した。続いて、同じくスパッタ法で絶縁層13としてSiOを800nm堆積し、さらにSiO上にゲート電極14としてWを100nm成膜し、積層体を作製した(図6(b))。
【0081】
次に、フォトリソグラフィーにより、1μmφの円形開口部15を形成し、混合膜12を露出させた(図6(c))。
【0082】
続いて、上述の基板を実施例1と同様のCo凝集処理、及びカーボンファイバー成長処理を行いカーボンファイバー6を成長させた。このようにして作製した電子放出素子を、図7に示すように真空容器24内に配置し、上方にアノード電極23をセットし、アノード電極23には、5kVの直流電圧を印加した。そして、カソード電極21とゲート電極22との間に10Vのパルス電圧を印加すると、パルス信号に同期して電子放出を観測することができた。
【0083】
(実施例8)
本実施例では実施例7の電子放出素子を用いた画像表示装置を製造した。配線は、図8のようにX方向配線(Dx〜Dx)をカソード電極21に接続し、Y方向配線(Dy〜Dy)をゲート電極22にそれぞれ接続した。電子放出素子44は、開口部を一画素とし、横30μm、縦30μmのピッチで144個配置した。このように形成した電子源基体41を図9に示すように、リアプレート51上に固定し、リアプレート51と対向するように、蛍光体膜54及びAlからなるメタルバック55を有するガラス基板53からなるフェースプレート56を配置し、フラットパネルディスプレイを形成した。そしてメタルバック55に5kVの電圧を印加し、選択された電子放出素子44のゲート電極22とカソード電極21との間には18Vのパルス電圧を入力することで画像を表示させたところ、高輝度で高精細な画像を表示することができた。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カーボンファイバーを間隔を制御して成長させることができ、これにより、所望の電子放出特性を有する電子放出素子を歩留まり良く製造することができる。よって、該電子放出素子を用いてなる電子源、該電子源を用いてなる画像表示装置において、良好で均一な電子放出特性が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により形成されるカーボンファイバー構造体を示す断面模式図である。
【図2】本発明のカーボンファイバーの製造方法の工程図である。
【図3】本発明のカーボンファイバーの製造方法で用いる炭素膜の別の形態を示す断面模式図である。
【図4】本発明のカーボンファイバーの製造方法で用いる炭素膜の別の形態を示す断面模式図である。
【図5】本発明のカーボンファイバーの製造方法で用いる炭素膜の別の形態を示す断面模式図である。
【図6】本発明の電子放出素子の製造方法の一例の工程図である。
【図7】本発明による電子放出素子を用いた電子放出装置の一例の概略図である。
【図8】本発明による電子源の一例の平面概略図である。
【図9】本発明による画像表示装置の表示パネルの一例の斜視図である。
【図10】本発明の実施例の電子放出素子の評価方法を示す図である。
【符号の説明】
1 基板
2 炭素膜
4 非触媒性材料
5 触媒粒子
6 カーボンファイバー
10 絶縁性基体
11 第1の導電膜
12 触媒性材料を含む炭素膜
13 絶縁層
14 第2の導電膜
15 開口部
21 カソード電極
22 ゲート電極
23 アノード電極
24 真空容器
25 カソード電源
26 アノード電源
41 電子源基体
42 X方向配線
43 Y方向配線
44 電子放出素子
51 リアプレート
52 支持枠
53 透明基板
54 蛍光膜
55 メタルバック
56 フェースプレート
57 外囲器
58 高圧端子

Claims (13)

  1. カーボンファイバーの製造方法であって、
    基板上に、非触媒材料中に触媒粒子を分散してなり、表面に該触媒粒子の少なくとも一部が露出した炭素膜を形成する工程と、
    前記炭素膜を、炭素を含む雰囲気中で加熱することにより、前記触媒粒子を介してカーボンファイバーを成長させる工程と、を有することを特徴とするカーボンファイバーの製造方法。
  2. 前記炭素を含む雰囲気が、炭化水素ガスと水素ガスとを含む雰囲気であることを特徴とする請求項1に記載のカーボンファイバーの製造方法。
  3. 前記炭素膜は、前記触媒粒子を構成する触媒性材料を含む炭素膜を形成し、当該炭素膜を加熱することにより形成することを特徴とする請求項1または2に記載のカーボンファイバーの製造方法。
  4. 前記触媒性材料を含む炭素膜を加熱する工程は、前記触媒性材料を凝集させて粒子化させる工程であることを特徴とする請求項3に記載のカーボンファイバーの製造方法。
  5. 前記触媒性材料を含む炭素膜を加熱する工程を、還元雰囲気中で行うことを特徴とする請求項4に記載のカーボンファイバーの製造方法。
  6. 前記還元雰囲気は、水素を含む雰囲気であることを特徴とする請求項5に記載のカーボンファイバーの製造方法。
  7. 前記触媒性材料を含む炭素膜を加熱する工程を、水素ガスと炭化水素ガスを含む雰囲気中で行うことを特徴とする請求項5に記載のカーボンファイバーの製造方法。
  8. 前記触媒性材料を含む炭素膜を、非触媒性材料ターゲットと触媒性材料ターゲットとを用いた共スパッタ法により形成することを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載のカーボンファイバーの製造方法。
  9. 前記非触媒性材料の比抵抗が、前記触媒性材料の比抵抗よりも高いことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のカーボンファイバーの製造方法。
  10. 前記触媒性材料が、Fe、Ni、Co、Pdの中から選択される少なくとも1種以上の金属、或いは選択された1種以上の金属を含む合金であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のカーボンファイバーの製造方法。
  11. カーボンファイバーを電子放出材として用いた電子放出素子の製造方法であって、表面に電極を有する絶縁性基体を基板として用い、請求項1乃至10のいずれかに記載のカーボンファイバーの製造方法により該基板上にカーボンファイバーを成長させる工程を有することを特徴とする電子放出素子の製造方法。
  12. 複数の電子放出素子を有する電子源の製造方法であって、前記電子放出素子を請求項11に記載の電子放出素子の製造方法により製造するることを特徴とする電子源の製造方法。
  13. 電子源と、電子の照射により発光する発光部材とを有する画像表示装置の製造方法であって、前記電子源を請求項12に記載の製造方法により製造することを特徴とする画像表示装置の製造方法。
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