JP2005047007A - 廃合成樹脂のリサイクル方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は,全ての廃合成樹脂を土壌と共に十分に分解され,強度や性質が均一であり,用途に適合する製品にリサイクルする廃合成樹脂のリサイクル方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は,石灰質成分とアルカリ成分と可溶性成分のうち少なくともいずれか1つが混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕する段階と,組成物質や特性が異なる多種の廃合成樹脂を所定の加熱温度で加熱して溶融する段階と,溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合する段階と,混合する段階で生じた混合物を使用目的に応じて特定の形状に圧出成形する段階とを含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,廃合成樹脂のリサイクル方法(method for recycling wasted synthetic resins)にかかり,特に,アルカリ成分,石灰成分,可溶性成分を含む結合剤を用いて廃合成樹脂をリサイクル可能にする廃合成樹脂のリサイクル方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に,廃合成樹脂とは,ビニルとゴムとプラスチックなどとして認知されている,フェノール樹脂,エポキシ樹脂,不飽和エステル樹脂,ポリプロピレン,ポリマイドポリエチレン,ポリスチレン,ポリマイド(polymide),ポリカーボネート,ポリサルフォネート(polysulphonate),ポリ塩化ビニル,メラミン樹脂,ウレア樹脂,ポリ塩化ビニレン(polyvinylenchloride),アクリロニトリン(acrylonitrine),AS,ABSなどの熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂といったあらゆる合成樹脂が,その使用目的を終え廃棄されたもののことをいう。最近では資源リサイクルなどの目的で,各種製品から廃棄される廃合成樹脂を再生させて,リサイクル製品を製造する方法が開発されている。
【0003】
上記のようなあらゆる廃合成樹脂の中で,一部の廃合成樹脂しかリサイクルされていないのが現状であるが,リサイクル技術の開発が進み,リサイクルされない廃合成樹脂は減少傾向にある。
【0004】
まず,上記廃合成樹脂のリサイクル方法のうちで第1例を挙げる。第1例は,ビニルハウスなどから生じる廃ビニルPEなどを,洗浄せずに回収したままの状態で圧縮し再生可能にする方法である。移送,集積した廃ビニルを圧縮した上で,廃ビニルを所定の温度で加熱し溶融させる。このように加熱された廃ビニルの溶融物を成形しチップ状にする。
【0005】
より詳しく説明すると,回収された廃ビニルを土,小石,他の不純物を洗浄せずに,回収状態のままで切断,粉砕し,移送コンベヤにより圧縮室に投入する。圧縮室に移送した廃ビニルを圧縮板間に配置し,シリンダによって圧縮する。更に,廃ビニルを溶融室で高温加熱し圧縮しやすいように溶融する。この時,溶融すると廃ビニルは体積が減少するので,連続的に圧縮室で加圧しながら溶融作業を進めるべきである。このような溶融作業では,溶融室内周面に形成された凹凸状の誘導口は圧縮された廃ビニルを切断する役割と伝熱面積を増大する作用を有し,迅速に廃ビニルを溶融させる働きがある。廃ビニルが十分に溶融すると圧出装置を用いて一定量で圧縮,排出し,圧出作業が同時に行われる。
【0006】
上記の方法は,廃ビニルを回収状態のままで圧縮,溶融し,チップ状にし,再生原料として用いる。ローコスト化,省力化が可能なため,高付加価値の廃ビニルを高い再生効率で再生でき,経済的にかなりの利益が期待できると共に,資源リサイクル,環境保護などにも有益である。
【0007】
また,廃合成樹脂のリサイクル方法の第2例として,廃電線の芯線を除去した被覆物や,工場や農村及び家庭において多量に発生する複合廃ビニルなどの廃合成樹脂を,リサイクルして各種製品を製造可能な製造方法を挙げる。これは,廃電線の被覆物や複合廃ビニルなどの廃合成樹脂において各種の異物を除去する廃合成樹脂の選別工程と,重量割合で廃合成樹脂70〜80%,炭酸マグネシウム10〜15%,クロロパラフィン2〜4%とステアリン酸亜鉛1〜2%を各々配合する配合工程と,配合工程による配合物を200〜250℃の温度で2〜3分間加熱してゲル状に溶融する溶融工程と,溶融された配合物をプリント圧着又は圧出,射出成形する成形工程によりリサイクルがなされる方法である。この方法は,環境保護の期待効果と資源リサイクルによる再生効率を極大化できる。
【0008】
更に,廃合成樹脂のリサイクル方法の第3例として,廃ゴムと廃合成樹脂との混合物をリサイクルした生産性の高い製品の製造方法を挙げる。この方法は,廃棄されたゴム製品からゴムの特性を生かすために廃ゴム粉砕物を薬品混合物で前処理し,エチレン共重合体(EVA樹脂)を混合した上で溶融圧出し,弾性の高いリサイクル製品の上部構造物を製造する第1工程と,廃ゴムに特定組成比の廃合成樹脂物を混合して溶融圧出して,弾性の低いリサイクル製品の下部構造物を製造する第2工程と,第1工程と第2工程によるリサイクル製品の上部構造物と下部構造物を積層し,圧力を加えて連結してリサイクル品を完成する第3工程とからなる。
【0009】
この工程によって製造された廃ゴムと廃合成樹脂物を用いたリサイクル品は,第1工程による上部構造物がゴムの特性を十分に生かすために弾性に富み,水や熱による製品物性の劣化防止のために薬品処理されており,第3工程で上部構造物と下部構造物の積層厚さを多様に変化させることができるので幅広く応用され得る。
【0010】
最後に,廃合成樹脂のリサイクル方法の第4例として,廃コンクリートと廃プラスチックを用いて建築資材に活用する土建用再生ブロックの製造方法を挙げる。この方法は,特に破砕機によって5〜40mmの大きさに破砕された廃コンクリートと,廃コンクリートを結合させるために200〜300℃で約10分間加熱し溶融され廃コンクリートの重量5〜7に対しその重量が1に混合される廃プラスチックと,廃コンクリートの粒子の間に形成された孔隙とからなる土建用再生ブロックを製造する。製造方法としては,破砕段階で破砕した粒子の大きさが5〜40mmの廃コンクリートと溶融段階で溶融した液状の廃プラスチックを5〜7:1の重量比で強制配合する配合段階と,配合物を鉄網が設置された鋳型に打設する打設段階と,鋳型に打設された配合物内の廃コンクリート粒子の間に孔隙を形成しながら養生するように鋳型を振動させつつ養生する振動養生段階と,振動養生した廃コンクリートが廃プラスチックによって結合すると共にコンクリートの粒子間に孔隙を形成し,その圧縮強度が大体40〜50kgf/cmになる場合,鋳型から再生ブロックを脱型させる脱型段階とからなる。この方法による土建用再生ブロックは水の透水性に優れ,吸音性が向上される。
【0011】
ところが,このような従来の技術は,特定のある一種の廃合成樹脂だけしかリサイクルできないという制限があるため,使用量が増加一路の合成樹脂を十分にリサイクルできず,また,従来技術によってリサイクルされた製品は人体に非常に致命的な危害を及ぼすため,埋立が殆ど不可能であるという問題があった。リサイクル製品を埋立する場合,リサイクルする前の廃合成樹脂より更に長期間地下に埋めるべきであり,その間に地球環境は更に荒廃する。
【0012】
また,上記のように廃合成樹脂をリサイクルするための努力が多角的に進められているが,全世界的に合成樹脂の使用量が増加しているのでそのリサイクル率は5%程度にすぎない。残り95%の廃合成樹脂の廃棄は埋立や焼却に依存しており,地球を荒廃化させる主原因となっている。廃合成樹脂の埋立や焼却によって土壌は汚染され価値が低下し,焼却によって発ガン性物質のダイオキシンなどが発生し,人類が直接的に危険物質に接し,危機的な状況に陥るという問題があった。
【0013】
産業技術の高度成長による環境を改善するための環境親和的な技術開発は,高度成長による汚染分を補うほどには進んでおらず,従って時間の経過に伴い環境破壊が加速し,環境は再生不可能になりつつある。特に,有機化学と高分子化学の技術が発展し,合成樹脂が急速に普及することによって,その使用量は日増しに増加しており,快適な生活環境を急速に汚染している。
【0014】
廃合成樹脂を埋立する場合に,地下で土壌と共に廃合成樹脂が分解され腐敗し始めるためには100年以上経過せねばならず,また,焼却をする場合には,人体に非常に有害なダイオキシンが空気中に拡散し,動物はもちろん人間にも突然変異が発生するなど,あらゆる生命体に悪影響を及ぼすという問題がある。
【0015】
また,従来技術では,廃合成樹脂を色,性質別に分類し,破砕して洗浄,更には乾燥した後,溶融機によって溶融するといった多工程を経なければならず非常に時間と労力がかかり,更に,洗浄によって2次的な汚染を起こすという問題があった。当然に,全ての廃合成樹脂を分類,分離した上で,各々の工程を経てリサイクルするというのは現実的にはかなり不可能に近い。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は,上記従来技術の問題点を鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,地球上に存在するあらゆる廃合成樹脂を土壌と共に十分に分解されるリサイクル品に製造し,廃合成樹脂を選別,分離及び洗浄する工程を経ずに,強度や性質が均一であり,用途に適合する製品を製造するための廃合成樹脂のリサイクル方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため,本発明の第1の観点によれば,石灰質成分とアルカリ成分と可溶性成分のうち少なくともいずれか1つが混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕する段階と;組成物質や特性が異なる多種の廃合成樹脂を所定の加熱温度で加熱して溶融する段階と;前記溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合する段階と;前記混合する段階で生じた混合物を使用目的に応じて特定の形状に圧出成形する段階とを含む廃合成樹脂のリサイクル方法を提案する。
【0018】
また,本発明の第2の観点によれば,石灰質成分が混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕する段階と;組成物質や特性が異なる多種の廃合成樹脂を所定の加熱温度で加熱して溶融する段階と;前記溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合する段階と;前記混合する段階において人体に有益な性質の遠赤外線を発生する翡翠成分粉末の所定量を追加混合する段階と;前記追加混合する段階で生じた混合物を使用目的に応じて特定の形状に圧出成形する段階とからなることを特徴とする廃合成樹脂のリサイクル方法を提案する。
【0019】
また,本発明の第3の観点によれば,石灰質成分が混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕する段階と;組成物質や特性が異なる多種の廃合成樹脂を所定の加熱温度で加熱して溶融する段階と;前記溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合する段階と;前記混合する段階において人体に有害な異物質を篩い落とすジオライトと脈班岩のうち,少なくともいずれか1つを粉末化して所定量を追加混合する段階と;前記追加混合する段階で生じた混合物を使用目的に応じて特定の形状に圧出成形する段階とからなることを特徴とする廃合成樹脂のリサイクル方法を提案する。
【0020】
また,本発明の第4の観点によれば,石灰質成分が混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕する段階と;組成物質や特性が異なる多種の廃合成樹脂を所定の加熱温度で加熱して溶融する段階と;前記溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合する段階と;前記混合する段階において紫外線を遮断する紫外線遮断剤を粉末化して所定量を追加混合する段階と;前記追加混合する段階で生じた混合物を使用目的に応じて特定の形状に圧出成形する段階とからなることを特徴とする廃合成樹脂のリサイクル方法を提案する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下,添付の図面を参照しながら,本発明にかかる廃合成樹脂のリサイクル方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0022】
図1は本発明による廃合成樹脂のリサイクル方法の工程を示すフローチャートであり,以下で説明する全ての実施形態に同一に適用されるものである。
【0023】
まず,本発明による廃合成樹脂のリサイクル方法の第1実施形態としては,石灰質成分とアルカリ成分と可溶性成分のうち少なくともいずれか1つが混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕する段階と;所定の異物質と相互異質的な特性を有する多種の廃合成樹脂に特定の加熱温度で加熱して溶融する段階と;前記溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合する段階と;前記混合する段階で生じた混合物を使用目的に応じて特定の形状に圧出成形する段階とから構成される。
【0024】
本発明の第1実施形態において,団塊土は150から250メッシュとなるまで粉砕されることが好ましい。
【0025】
また,前記加熱温度は前記廃合成樹脂の種類にかかわらず溶融可能な温度分布を有するのが好ましい。また,前記温度分布は160〜320℃で前記廃合成樹脂を溶融させる温度範囲であることが好ましい。
【0026】
また,前記団塊土は,595μmの粒子が70%以上の粉末度から1680μmの粒子が90%以上の粉末度までの間であることが好ましい。
【0027】
また,前記混合割合として合成樹脂を重量割合68〜85%で混合し,リサイクル品の強度と樹脂特性が均一になるようにした前記混合割合を有することが好ましい。
【0028】
また,前記混合する段階は攪拌用回転ファンからなり,その回転ファンの回転速度は50〜70rpmからなるのことが好ましい。
【0029】
また,前記圧出成形する段階は歩道に設置する歩道ブロック及び平板と鉄道に設置される支持台と,道路の中央分離部と,道路と歩道の境界板のうちいずれか1つを圧出成形するのが好ましい。
【0030】
また,前記廃合成樹脂としては,フェノール樹脂,エポキシ樹脂,不飽和エステル樹脂,ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリスチレン,ポリマイド,ポリカーボネート,ポリサルフォネート,ポリ塩化ビニル,メラミン樹脂,ウレア樹脂,ポリ塩化ビニレン,アクリロニトリン,AS,ABSなどのような熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂のうち少なくともいずれか1つが使用目的を終え廃棄されたものであることが好ましい。
【0031】
また,前記団塊土はアルカリ成分,可溶性成分,石灰質成分が少なくとも各々53%:15%:5%以上混合されていることが好ましい。
【0032】
続いて,本発明による廃合成樹脂のリサイクル方法の第2実施形態としては,石灰質成分が混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕する段階と;組成物質や特性が異なる多種の廃合成樹脂を所定の加熱温度で加熱して溶融する段階と;前記溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合する段階と;前記混合する段階において人体に有益な性質の遠赤外線を発生させる翡翠成分粉末の所定量を追加混合する段階と;前記追加混合する段階で生じた混合物を使用目的に応じて特定の形状に圧出成形する段階とを含む。
【0033】
また,前記団塊土はアルカリ成分と可溶性成分のうち少なくともいずれか1つが更に混合されていることが好ましい。
【0034】
また,前記団塊土はアルカリ成分,可溶性成分,石灰質成分が少なくとも各々53%:15%:5%以上混合されていることが好ましい。
【0035】
また,前記圧出成形する段階では,生活用水の汚染を防止する上下水道管を圧出成形することが好ましい。
【0036】
続いて,本発明による廃合成樹脂のリサイクル方法の第3実施形態としては,石灰質成分が混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕する段階と;組成物質や特性が異なる多種の廃合成樹脂を所定の加熱温度で加熱して溶融する段階と;前記溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合する段階と;前記混合する段階において人体に有害な異物質を篩い落とすジオライトと脈班岩のうち少なくともいずれか1つを粉末化して所定量を追加混合する段階と;前記追加混合する段階で生じた混合物を使用目的に応じて特定の形状に圧出成形する段階とを含む。
【0037】
また,前記団塊土はアルカリ成分と可溶性成分のうち少なくともいずれか1つが更に混合されていることが好ましい。
【0038】
また,前記団塊土はアルカリ成分,可溶性成分,石灰質成分が少なくとも各々53%:15%:5%以上混合されていることが好ましい。
【0039】
最後に,本発明による廃合成樹脂のリサイクル方法の第4実施形態としては,石灰質成分が混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕する段階と;組成物質や特性が異なる多種の廃合成樹脂を所定の加熱温度で加熱して溶融する段階と;前記溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合する段階と;前記混合する段階において紫外線を遮断する紫外線遮断剤を粉末化して所定量を追加混合する段階と;前記追加混合する段階で生じた混合物を使用目的に応じて特定の形状に圧出成形する段階とを含む。
【0040】
また,前記混合する段階において成形物の強度と硬度,比重,難燃性,耐酸化性を向上させる物質を追加混合することが好ましい。
【0041】
また,前記団塊土はアルカリ成分と可溶性成分のうち少なくともいずれか1つが更に混合されていることが好ましい。
【0042】
また,前記団塊土はアルカリ成分,可溶性成分,石灰質成分が少なくとも各々53%:15%:5%以上混合されていることが好ましい。
【0043】
以上,第1,2,3及び4の好適な実施形態を説明したが,前記全ての実施形態は,図1に示すように,圧縮成形段階に引き続き,圧縮成形した混合物を切断する切断段階と,切断された混合物を冷却しリサイクル品として完成させる冷却段階とを有する。
【0044】
以下,本発明にかかる廃合成樹脂のリサイクル方法の好適な実施例について説明する。
【0045】
本発明の第1実施例において,廃合成樹脂混合物(ポリエチレン)150kg,ポリアミド混合物,FRP(繊維強化プラスチック),アクリル,メラミン樹脂などを粉砕したもの1000kgに結合剤300kgを混合し,280℃に溶融して,パイプ形態に圧出し,試験試料を形成した。その各種試験結果を表1に示す。表1の圧縮荷重とは,実験体を平板の間に挿入して圧縮速度10mm/minの速度で圧縮し,内径の5%,外径の10%変形時の荷重をそれぞれ示す。
【表1】
Figure 2005047007
【0046】
本発明の第2実施例において,廃合成樹脂混合物(ポリエチレン)700kgに結合剤300kgを混合して280℃で溶融して,平板形態に圧出し,試験試料を形成した。その試験結果を表2に示す。試験試料の表面は均一であることが肉眼で確認できた。
【表2】
Figure 2005047007
【0047】
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる廃合成樹脂のリサイクル方法の好適な実施形態及び実施例について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明にかかる廃合成樹脂のリサイクル方法において,石灰質成分とアルカリ成分と可溶性成分のうち少なくともいずれか1つが混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕し,所定の異物質と相互異質的な特性を有する多種の廃合成樹脂に特定の加熱温度で加熱して溶融させ,前記溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合し,混合物を使用目的による特定した形状に圧出成形し,切断,冷却することによって,全ての廃合成樹脂のリサイクルが可能である。
【0049】
また,本発明により地球上に存在する全ての廃合成樹脂から,土壌と共に良く分解されるリサイクル品を製造するため,廃合成樹脂を環境親和的な資源としてリサイクルできるという利点がある。
【0050】
また,廃合成樹脂を選別,分離,洗浄するという過程を経ることなく,強度や性質が均一であり有用な製品を製造できるため,産業上の利用可能性に優れる。
【0051】
また,産業廃棄物をリサイクルして,例えば浄化槽の材料の一部などに利用することによって,安価な製品を供給でき,資源枯渇の抑制にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる廃合成樹脂のリサイクル方法の工程を示すフローチャートである。

Claims (21)

  1. 石灰質成分とアルカリ成分と可溶性成分のうち少なくともいずれか1つが混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕する段階と;
    組成物質や特性が異なる多種の廃合成樹脂を所定の加熱温度で加熱して溶融する段階と;
    前記溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合する段階と;
    前記混合する段階で生じた混合物を使用目的に応じて特定の形状に圧出成形する段階と;を含むことを特徴とする廃合成樹脂のリサイクル方法。
  2. 前記団塊土は150から250メッシュとなるまで粉砕されることを特徴とする請求項1に記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  3. 前記加熱温度は前記廃合成樹脂の種類にかかわらず溶融可能な温度分布を有することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  4. 前記温度分布は160〜320℃で前記廃合成樹脂を溶融させる温度範囲であることを特徴とする請求項3に記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  5. 前記団塊土は,595μmの粒子が70%以上の粉末度から1680μmの粒子が90%以上の粉末度までの間であることを特徴とする請求項1,2,3または4のいずれかに記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  6. 前記混合割合として合成樹脂を重量割合68〜85%で混合し,リサイクル品の強度と樹脂特性が均一になるようにするための前記混合割合を有することを特徴とする請求項1,2,3,4または5のいずれかに記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  7. 前記混合する段階において,攪拌用回転ファンを利用し,前記回転ファンの回転速度は50〜70rpmであることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6のいずれかに記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  8. 前記圧出成形する段階では,歩道に設置する歩道ブロック及び平板と,鉄道に設置する支持台と,道路の中央分離部と,道路と歩道の境界板のうちいずれか1つを圧出成形することを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7のいずれかに記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  9. 前記廃合成樹脂としては,フェノール樹脂,エポキシ樹脂,不飽和エステル樹脂,ポリプロピレン,ポリマイド,ポリエチレン,ポリスチレン,ポリカーボネート,ポリサルフォネート,ポリ塩化ビニル,メラミン樹脂,ウレア樹脂,ポリ塩化ビニレン,アクリロニトリン,AS,ABSなどのような熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂のうち少なくともいずれか1つが使用目的を終え廃棄されたものであることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7または8のいずれかに記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  10. 前記団塊土はアルカリ成分,可溶性成分,石灰質成分が少なくとも各々53%:15%:5%以上混合されていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9のいずれかに記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  11. 石灰質成分が混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕する段階と;
    組成物質や特性が異なる多種の廃合成樹脂を所定の加熱温度で加熱して溶融する段階と;
    前記溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合する段階と;
    前記混合する段階において人体に有益な性質の遠赤外線を発生させる翡翠成分粉末の所定量を追加混合する段階と;
    前記追加混合する段階で生じた混合物を使用目的に応じて特定の形状に圧出成形する段階と;を含むことを特徴とする廃合成樹脂のリサイクル方法。
  12. 前記団塊土において,アルカリ成分と可溶性成分のうち少なくともいずれか1つが更に混合されていることを特徴とする請求項11に記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  13. 前記団塊土はアルカリ成分,可溶性成分,石灰質成分が少なくとも各々53%:15%:5%以上混合されていることを特徴とする請求項12に記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  14. 前記圧出成形する段階では,生活用水の汚染を防止する上下水道管を圧出成形することを特徴とする請求項11,12または13のいずれかに記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  15. 石灰質成分が混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕する段階と;
    組成物質や特性が異なる多種の廃合成樹脂を所定の加熱温度で加熱して溶融する段階と;
    前記溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合する段階と;
    前記混合する段階において,人体に有害な異物質を篩い落とすジオライトと脈班岩のうち,少なくともいずれか1つを粉末化し,所定量を追加混合する段階と;
    前記追加混合する段階で生じた混合物を使用目的に応じて特定の形状に圧出成形する段階と;を含むことを特徴とする廃合成樹脂のリサイクル方法。
  16. 前記団塊土はアルカリ成分と可溶性成分のうち少なくともいずれか1つが更に混合されていることを特徴とする請求項15に記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  17. 前記団塊土はアルカリ成分,可溶性成分,石灰質成分が少なくとも各々53%:15%:5%以上混合されていることを特徴とする請求項16に記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  18. 石灰質成分が混合された団塊土を所定の大きさのメッシュに粉砕する段階と;
    組成物質や特性が異なる多種の廃合成樹脂を所定の加熱温度で加熱して溶融する段階と;
    前記溶融された廃合成樹脂と前記粉砕された団塊土を所定の混合割合で所定の期間混合する段階と;
    前記混合する段階において,紫外線を遮断する紫外線遮断剤を粉末化し,所定量を追加混合する段階と;
    前記追加混合する段階で生じた混合物を使用目的に応じて特定の形状に圧出成形する段階と;を含むことを特徴とする廃合成樹脂のリサイクル方法。
  19. 前記追加混合する段階において,成形物の強度と硬度,比重,難燃性,耐酸化性を向上させる物質を追加混合することを特徴とする請求項18に記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  20. 前記団塊土はアルカリ成分と可溶性成分のうち少なくともいずれか1つが更に混合されていることを特徴とする請求項18,19のいずれかに記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
  21. 前記団塊土はアルカリ成分,可溶性成分,石灰質成分が少なくとも各々53%:15%:5%以上混合されていることを特徴とする請求項18,19または20のいずれかに記載の廃合成樹脂のリサイクル方法。
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