JP2005045415A - 光波長多重伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】波長多重(WDM)方式の光伝送装置に関し、1ビット信号あるいは1シンボル信号の各信号間の符号間干渉を抑圧し、かつ波長チャネル間の干渉妨害を抑えて合波、伝送、分波および検波する。
【解決手段】各チャネル毎に、送信側では光パルスを前記光学フィルタを介して送出し、受信側では光信号を前記光学フィルタを介して受信、検波してなり、各光パルス列のパルス間隔をT(秒)、信号の伝送レートをF(ビット/秒)と表しFT=1として、前記チャネル周波数間隔が伝送レートFの1〜3倍の間であるとともに、少なくとも前記受信光学フィルタとしてベッセルフィルタを用いる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は波長多重(WDM)方式の光伝送装置に関し、1ビット信号あるいは1シンボル信号の各信号間の符号間干渉を抑圧し、かつ波長チャネル間の干渉妨害を抑えて合波、伝送、分波および検波する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
波長多重方式(WDM)システムでは、各ビット信号のパルス間隔をT(秒)、信号の伝送レートをF(ビット/秒)とすると、チャネル周波数間隔が40Fヘルツ以上であり、たとえば、伝送レートFが2.5Gビット/秒に対してチャネル波長間隔は100GHz以上である。こうした波長多重方式では、波長選択素子を介した波長の合波、伝送、分派及び検波において各波長間の干渉や信号処理に伴い生じる信号劣化は問題とならなかった。
【0003】
一方、波長の使用効率を上げるため高密度の波長多重方式(DWDM)(Dense WDM)が検討されるようになっている。この波長多重方式では、各ビット信号のパルス間隔をT(秒)、信号の伝送レートをF(ビット/秒)とすると、チャネル周波数間隔が2.5Fヘルツであり、たとえば伝送レートFが40Gビット/秒に対してチャネル周波数間隔は100GHzである。この場合、波長選択素子を介した波長の合波、伝送、分派及び検波において各波長間の干渉や信号処理に伴い生じる信号劣化は大きな問題となる。
【0004】
このため、伝送系の分散補償や誤り訂正など、信号の劣化を抑える技術が開発されつつあるが、信号伝送理論的に正確な手法ではなく、経験則、使い込みのテクニックによるところが大きく、ことに信号情報理論的に周波数領域と時間領域の両面から現象を定量化した解決法ではない。
【0005】
従来、図9に示すように、一般に分散補償と呼んでいる装置デバイスはファイバの群遅延時間の単純なスロープを補償する装置デバイスであるが、この分散補償法ではDWDMシステムの複雑な群遅延時間の偏差は補償できず、信号の劣化さらに通信品質の劣化を補償できない。
【0006】
また、1ビット光信号を短パルス化しても占有スペクトラムのパワーを減らしチャネル間干渉を減少させて通信品質を保持する方法として、図10に示すCS−RZ(Carrier Suppressed Return to Zero) など変調信号を工夫した方式があるが、1ビットの占有するスペクトラムや光パルス形状はRZ(Return to Zero)信号と変わらない。
【0007】
また図11に示すデュオバイナリ(Duo Binary)方式は、符号化と変調方式を組み合わせ、スペクトラムの狭帯域化に伴う信号品質の劣化を時間軸で分散させてシステム全体で情報劣化の少ない組み合わせとしているが、信号情報理論的に最適条件としている訳ではない。
【0008】
以上より明らかな様に、これら従来の技術ではデバイスにおいても変調復調方式においても信号情報理論的に必ずしも最適条件を求めたものではない。
【0009】
最近の研究で、図12に示すような送信部と受信部に光の整合フィルタを用いる伝送方式が報告されている(非特許文献1)。この研究はまだ理論的な段階であり、また実際には実現できない光学の整合フィルタの代わりに架空の超ガウスフィルタ(Super Gaussian)の特性をシミュレーションとして用い、通常のRZ、CSRZ、NRZ信号との組み合わせで信号の品質を検討している。
【0010】
この研究では、かなり信号理論を取り入れた技術となっているが、整合フィルタが実現できないため計算上で超ガウスフィルタと通常の変調方式の信号を組み合わせるという点で、まだ必ずしも信号理論的に最適化している訳ではなく改善の余地がある。
【0011】
【非特許文献1】
Bosco. G, et al. ,”On the use of NRZ, RZ, and CSRZ modulation at 40 Gb/s with narrow DWDM channel spacing” Lightwave Technology Sept. 2002
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、これら従来の技術ではデバイスにおいても変調復調方式においても信号情報理論的に必ずしも最適条件を求めたものではなかった。
【0013】
そこで本発明では、1ビット信号あるいは1シンボル信号の各信号間の符号間干渉を抑圧し、かつ波長チャネル間の干渉妨害を抑えた光波長多重伝送装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明では、各チャネル内のビット信号列間の符号間干渉(Inter Symbol Interference)と各チャネル間の干渉妨害を同時に抑圧する1ビット信号波形と波長選択フィルタとを時間領域と周波数領域を同時に考慮して情報信号理論的に最適設計を行うものである。すなわち、本発明では1ビット信号の波形と、波長選択フィルタの特性を時間領域と周波数領域の両面で捉えて、ナイキストのクリテリアにできるだけ近い条件の特性の組み合わせとする。
【0015】
そのため、複数の送信部からの光信号が合波部で合波され1本の光ファイバーを介して伝送され、分波部で分波されて対応する受信部に導かれ、各送信部は定められたチャネル波長の光パルス発生器と送信光学フィルタを具備し、対応する受信部は受信光学フィルタを具備する光波長多重伝送装置であって、各チャネル毎に、送信側では光パルスを前記光学フィルタを介して送出し、受信側では光信号を前記光学フィルタを介して受信、検波してなり、各光パルス列のパルス間隔をT(秒)、信号の伝送レートをF(ビット/秒)と表しFT=1として、前記チャネル周波数間隔が伝送レートFの1〜3倍の間であるとともに、少なくとも前記受信光学フィルタがベッセルフィルタであることを特徴とする。
【0016】
また、前記送信部の光学フィルタのインパルスレスポンスの全エネルギーの90%のエネルギーを含む時間長と、前記光パルスの全エネルギーの90%のエネルギーを含む時間長の和が前記パルス間隔Tの0.8〜1.2倍となっていることを特徴とする。
【0017】
さらに、前記受信部の光学フィルタの−3dB通過帯域幅は伝送レートFの1〜2倍であることを特徴とする。
【0018】
【作用】
本発明の光学フィルタと信号波形の組み合わせにより、波長多重(WDM)方式の光伝送装置に関し、特に多重される光信号の各チャネル内の符号間干渉と各チャネル間の妨害干渉を同時に抑えて合波、伝送、分波および検波が可能となり、品質の高い通信システムとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく以下、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更・改良を施すことは何ら差し支えない。
【0020】
図1に本発明の一実施例を示す。これは2チャネルの例であるが、実際には同様な構造の多チャネルの光多重伝送装置に適用することができる。
【0021】
送信側では光源1、2より指定のチャネル波長の光キャリア信号が出力されており、それぞれ変調器3、4に入力される。それぞれの変調器には変調信号源5、6からの変調信号が入力されており、変調された光パルス信号が出力ポート18、19から出力され、光学フィルタ7、8に入力される。それぞれのフィルタの信号は出力ポート20、21から出力され、合波器9で合波されて、ファイバ10を通り受信側の分波器11に入力される。分波器11からの出力は光学フィルタ12、13に入力される。各フィルタの出力ポート22、23から出力され、検波器14や光増幅器15に入力される。それぞれの出力端子16、17から検波信号や増幅された光信号が出力される。
【0022】
ここで、本発明では、各光パルス列のパルス間隔をT(秒)、信号の伝送レートをF(ビット/秒)と表しFT=1として、前記チャネル周波数間隔が伝送レートFの1〜3倍の間であるとともに、少なくとも前記受信側の光学フィルタ12、13としてベッセルフィルタを用いた。
【0023】
また、前記送信側の光学フィルタ7、8のインパルスレスポンスの全エネルギーの90%のエネルギーを含む時間長と、前記光パルスの全エネルギーの90%のエネルギーを含む時間長の和が前記パルス間隔Tの0.8〜1.2倍となっていることが好ましい。
【0024】
さらに、前記受信側の光学フィルタ12、13の−3dB通過帯域幅は伝送レートFの1〜2倍であることが好ましい。
【0025】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0026】
図1において、ある信号チャネルに着目する。例えば、光源1、変調器3、変調信号源5、光学フィルタ7と光学フィルタ12、検波器14が注目している信号チャネルに関するデバイスとする。図2、図3にそれぞれ送信側、受信側における光信号の時間領域の波形を示す。
【0027】
変調器3の出力ポートにおける1ビット光パルス信号s1(t)の波形24の全エネルギーの90%のエネルギーを含む時間長をT1秒、光学フィルタのインパルスレスポンスs2(t)の全エネルギーの90%のエネルギーを含む時間長をT2秒とすると、光学フィルタ7の出力ポート20における出力信号s3(t)の波形26は波形25と波形26の畳み込み積分となり、数1で表される。その全エネルギーの90%のエネルギーを含む時間長T3秒はおよそT1+T2秒となっている。
【0028】
【数1】
Figure 2005045415
【0029】
波形26がファイバ10を歪みなく伝送されたものとすると、受信側の光学フィルタ12に入力される図2の波形27は波形26と同じである。光学フィルタ22のインパルスレスポンスs4(t)である波形28の全エネルギーの90%のエネルギーを含む時間長をT4秒とすると、光学フィルタ12の出力ポート22における出力信号s5(t)の波形29は波形27と波形28の畳み込み積分であり、数2で表される。
【0030】
【数2】
Figure 2005045415
【0031】
その全エネルギーの90%のエネルギーを含む時間長T5秒はおよそT3+T4秒となっている。波形29が検波器14で検波されるとそのエンベロープ波形30から1ビット波形33が得られ、前後のビットの波形34、35を0と1の組み合わせで加算し、ジッタとノイズを載せると図4に示すアイパターンが得られる。
【0032】
ここで、アイパターンが最大に開く条件、ナイキストの第2クリテリア、を求める。アイパターンの縦軸に関しては、アイパターンの最大開口ポイント31と32においてC/Nが最大になればよい。信号理論から明らかな様にノイズが重畳された系では、アイパターンの最大開口ポイントにおけるC/Nが最大になる条件は、波形27と波形28が数3に示す関係となっていれば良い。
【0033】
【数3】
Figure 2005045415
【0034】
この関係は波形27と波形28の畳み込み積分が互いに共通の自己相関関数となることで、この場合、波形27に対して光学フィルタ12は「整合フィルタ」となる。理論的には、波形27と波形28が周波数領域で振幅が同じで位相が共役であればよいが、実際の受動素子でそうしたフィルタは実現できない。しかし、波形27と波形28がそれぞれピークに対して偶対称形であれば位相は考慮しなくて良いので、波形27と波形28がピークに対して偶対称形となりかつ同じ波形となれば良く、これに近い特性は現実に実現可能である。
【0035】
次にアイパターンの横軸に対しては、アイパターンの最大開口ポイントの近辺において、前後のビットによる波形ができるだけ広い範囲で直交する、即ち0に近い値であればよい。このためには、波形27、波形28のピークから±T秒近辺でできるだけ0に収束していれば良く、エンベロープがオーバーシュート無く、急激に単調減衰する波形が望ましい。
【0036】
信号理論から明らかな様に、時間領域あるいは周波数領域のいずれかの領域で、急激に矩形波の形で波形を減衰させるともう一方の領域ではオーバーシュートが出てまた信号の占有帯域幅あるいは信号長が広がる。このため両方の帯域を同時には制限できない。
【0037】
たとえば、図5に示す周波数領域で矩形波的に選択性を持たせたバターワ−ス型(フラットトップ)フィルタでは、インパルスレスポンスにオーバーシュートが生じ長く尾を引く。このためこのフィルタを用いると隣接ビット信号のアイパターンの開口ポイント近まで残って尾を引いてノイズとして重畳されるので、符号間干渉の妨害信号となり信号品質が劣化する。また反対に図6に示すように時間領域で矩形波の1ビット信号波形を使用すると、スペクトラムが広がり、隣接チャネルの信号に重畳して隣接チャネル信号のC/Nを劣化させる。
【0038】
両方の領域を同じように穏やかに制限する信号として、図7に示すガウス型波形がある。数4に両方の領域の関係を示す。
【0039】
【数4】
Figure 2005045415
【0040】
この特性は両方の帯域を同様に穏やかに制限できるので、図12に示した非特許文献1の例ではこのタイプのフィルタを採用している。しかし、実際のシステムでは、素子や信号の精度、必要とされる選択度、ノイズの性質、実際のフィルタの作りやすさ等から必ずしも最適ではない。たとえば、周波数領域で通過帯域内での反射損がやや急峻で希望信号のスペクトラムが削られる割には、阻止域の減衰が穏やかであり、妨害干渉の抑圧効果が小さい。
【0041】
これに対し、周波数領域での通過帯域の反射損を少なくし、また阻止域の減衰を多くして特性を改善し、そして時間領域ではインパルスレスポンスにオーバーシュートを生じないフィルタとして、本発明では数5に示されるようなベッセル型のフィルタを用いる。
【0042】
【数5】
Figure 2005045415
【0043】
また、ベッセル型フィルタの特性は図8に示される。数5の例は5次のベッセルフィルタの例であるが、他の次数のベッセルフィルタも同様にオーバーシュートが少ない性質を持ち、次数が高いほど周波数領域の選択特性が高くなる。
【0044】
このようなベッセル型フィルタを用いることにより、特性を改善することができ、信号パワーの損失を抑えてC/Nを確保し、また、製造誤差による中心波長、あるいは中心周波数のずれに対し安定である。またアイパターンの横軸に関しては、ガウスタイプのフィルタの場合よりもアイの開口の幅が狭くなるが、実用上の差は殆ど無い。また、このようなベッセル型フィルタは、光学薄膜フィルタとして実現できる。
【0045】
それ故、図1に示す実施例としては、先ず受信側の光学フィルタ7として、インパルスレスポンスの波形28のエンベロープの半値幅が光パルス信号のハルス間隔T秒に近い光学ベッセルフィルタを用いる。5次のベッセルフィルタの場合、−3dB通過帯域幅はおよそ伝送レートFビット/秒に近い値となる。つぎに送信信号の波形26が波形28に近くなるように送信側の光学フィルタ7と変調器出力の波形24を決める。例えば、矩形波に近い光パルスの波形24と−3dB帯域幅が受信側の光学フィルタ12のそれよりもやや広いベッセルフィルタの光学フィルタとの組み合わせ、あるいはガウス波形に近いパルス波形24と−3dB帯域幅が受信側の光学フィルタのそれよりも2倍以上広いバターワース特性の光学フィルタ7との組み合わせなどが可能であり、システムを構築し易い組み合わせとする。
【0046】
【実施例】
本発明の実施例として図8に示す5次のベッセルフィルタを用いた場合と、比較例として図5に示す5次のバターワース型フィルタを用いた場合の比較を示す。
【0047】
図3の入力信号が、90%のエネルギーを含む時間幅が1ビット長T秒とする。両方のフィルタの−3dBの通過対域幅をともにFヘルツとする。基準としてフィルタの通過対域幅がともに十分広く、アイパターンに時間軸の擾乱であるジッタ、振幅の擾乱であるノイズが載っていなかったものとし、この時のアイパターンの開口の高さがともに1とする。
【0048】
つぎに、それぞれのフィルタの−3dB通過帯域幅をFとし、アイパターンにパルス間隔Tの3%のジッタと、ノイズとしてアイパターンの開口1の1%のノイズがのるものとする。すると、アイパターンの開口の高さは、比較例であるバターワース型フィルタの場合は0.30に減少するのに対し、本発明実施例であるベッセルフィルタでは0.52となり、アイパターンの減少が抑えられた。これに伴い信号の誤り率の低下を抑えることができる。
【0049】
以上より、本発明実施例によれば、D−WDMにおいて最良の信号品質の光波長多重伝送装置ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光波長多重伝送装置を示す図である。
【図2】本発明の光波長多重伝送装置における送信側の信号波形を示す図である。
【図3】本発明の光波長多重伝送装置における受信側の信号波形を示す図である。
【図4】本発明の光波長多重伝送装置におけるアイパターンを示す図である。
【図5】バターワース型フィルタの特性を示す図である。
【図6】矩形波の信号を示す図である。
【図7】ガウス型フィルタの特性を示す図である。
【図8】本発明で用いるベッセルフィルタの特性を示す図である。
【図9】従来例の分散補償デバイスの例を示す図である。
【図10】従来のCS−RZを示す図である。
【図11】従来例のデュオバイナリ信号を示す図である。
【図12】従来例の整合フィルタを用いたシステムを示す図である。
【符号の説明】
1、2 光源
3、4 変調器
5、6 変調信号源
7、8、12、13 光学フィルタ
9 合波器
10 ファイバ
11 分波器
14 検波器
15 光増幅器
16、17 出力端子
18、19出力ポート
20、21、22、23 出力ポート
24 1ビット光パルス信号の波形
25、28 光学フィルタのインパルスレスポンスの波形
26、29 出力信号の波形
27 入力信号の波形
30 エンベロープ波形
31、32 アイパターンサンプル点
34、35、36 1ビット波形

Claims (3)

  1. 複数の送信部からの光信号が合波部で合波され1本の光ファイバーを介して伝送され、分波部で分波されて対応する受信部に導かれ、各送信部は定められたチャネル波長の光パルス発生器と送信光学フィルタを具備し、対応する受信部は受信光学フィルタを具備する光波長多重伝送装置であって、各チャネル毎に、送信側では光パルスを前記光学フィルタを介して送出し、受信側では光信号を前記光学フィルタを介して受信、検波してなり、各光パルス列のパルス間隔をT(秒)、信号の伝送レートをF(ビット/秒)と表しFT=1として、前記チャネル周波数間隔が伝送レートFの1〜3倍の間であるとともに、少なくとも前記受信光学フィルタがベッセルフィルタであることを特徴とする光波長多重伝送装置。
  2. 前記送信部の光学フィルタのインパルスレスポンスの全エネルギーの90%のエネルギーを含む時間長と、前記光パルスの全エネルギーの90%のエネルギーを含む時間長の和が前記パルス間隔Tの0.8〜1.2倍となっていることを特徴とする請求項1記載の光波長多重伝送装置。
  3. 前記受信部の光学フィルタの−3dB通過帯域幅は伝送レートFの1〜2倍であることを特徴とする請求項1または2記載の光波長多重伝送装置。
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