JP2005045048A - 半導体波長可変レーザおよび波長可変レーザモジュール - Google Patents

半導体波長可変レーザおよび波長可変レーザモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】 波長可変制御を簡素化し、波長安定性を改善する。
【解決手段】 レーザ共振器100a、100b内に、ラダー型波長フィルタ110と波長ロック用フィルタ(リング共振器)120と半導体光アンプ130を組み込んで線形のレーザ共振器を構成している。ラダー型波長フィルタ110は、波長可変領域すべてで動作可能な波長可変範囲を持ち、波長ロック用フィルタ120は出力させたい発振周波数間隔と一致するFSRを持っている。ラダー型波長フィルタ110への印加電流を掃引することで、波長ロック用フィルタ120により一定の周波数間隔にロックされたスペクトルを選択する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、波長多重大容量通信を支えるための重要な光部品である半導体波長可変レーザおよび波長可変レーザモジュールに関する発明である。
近年、インターネットにおける爆発的なトラフィックの増加によりノード間を結ぶ伝送には波長多重を用いてノード間の伝送容量を増加させている。
波長可変レーザはこのような波長多重伝送において欠かすことのできない重要な部品である。
このような中で、IEEE Photonics Technology,Letters.,vol.5,(1993),pp.613-615に示されるように、超周期構造グレーティング(Super-structure grating:SSG)を用いた波長可変レーザ(SSG−DBR−LD)が提案されている(図16参照)。
図16において、01は前側超周期構造分布反射器領域(SSG領域)、02は活性層(利得領域)、03は位相調整領域、04は後側超周期構造分布反射器領域(SSG領域)であり、Λf,Λrは超周期グレーティングの一周期の長さである。各領域01,02,03,04には、それぞれバイアス電流If,Ia,Ip,Irが入力される。
SSGは一定周波数間隔(FSR)で反射強度が大きくなる特長を持つ反射型グレーティングであり、SSG−DBR−LDでは二つの異なるFSRを持つSSG領域、即ち、図16の例では前側超周期構造分布反射器領域01と後側超周期構造分布反射器領域04とを用いることにより、二つのFSRの最小公倍数の周波数領域で波長可変動作を得る事を可能にしている。
しかしながら本素子では二つのSSG領域01,04に加え位相調整領域03の屈折率を制御する事が必要になる。具体的には図16で、If,Ir,及びIpという3つの電流を制御し、かつ発振用のバイアス電流Iaを活性層02に加えるため、発振波長の制御が複雑になる、長期使用に伴う劣化による波長変動等の問題があった。
IEEE Photonics Technology,Letters.,vol.5,(1993),pp.613-615
本発明はこのような背景の下になされたもので、簡単な制御方法で一定周波数間隔の任意の波長を出力可能な波長可変レーザおよび波長可変レーザモジュールを作製することにある。
このような問題を解決するための手段として本発明の請求項1,請求項2ではSSG−DBR−LDで行われているように二つの同程度のFSRを持つグレーティングを用いるのではなく、出力させたい発振周波数間隔と一致するFSRをもつ波長ロック用フィルタと、波長可変領域すべてで動作可能な大きな波長可変範囲を持つ波長フィルタつまりラダー型波長フィルタとを組み合わせた構成としている。
従って、ラダー型波長フィルタの屈折率を変化させ、透過ピーク波長を変化させるだけで、波長ロック用フィルタのFSRと一致した周波数間隔の任意の周波数の出力光を制御する事が可能となる。
請求項3では位相調整用の導波路をレーザ共振器内に設ける事により、縦モード間隔を微調し、正確に所望の周波数間隔で波長可変動作可能としている。
請求項4では、本素子を安定に波長可変動作させるための重要なパラメータであるラダー型波長フィルタの透過スペクトル帯域幅を狭める事に関連する請求項である。ラダー型波長フィルタの透過スペクトル帯域幅を狭めるにはラダー型波長フィルタの回折次数を大きくする事が必要となるが、回折次数を大きくした場合は波長可変範囲よりもラダー型波長フィルタのFSRが小さくなってしまい二つあるいはそれ以上の波長で同時に発振してしまうと言う問題が生じる。従って、実効的な回折次数を大きくした場合でも、安定した一波長での発振となるように、所望の回折次数以外の透過ピークの透過率を小さくする事が必要となる。そのため請求項4では、各光結合器での回折次数を所望の回折次数を中心に変調をかけることで他の回折次数の透過ピークの透過率を減少させる事が可能となる。
請求項5では波長ロック用フィルタと位相調整領域の屈折率を変化させ共振波長を変化させる事により、請求項1,2で実現する波長可変レーザの離散的な発振波長の間の波長で発振可能となり擬似連続チューニング動作が実現できる。
請求項6では、レーザをリング構造にする事により端面の反射を用いることなく発振可能となり、作製素子の波長間隔の再現性等が向上する。
請求項7では、光結合器の出力導波路に光変調器、受光素子、あるいはブースター用半導体光アンプをモノリシック集積する事が可能となり様々な機能が実現可能となる。
最後に請求項8は、温度変化による波長変化に関するものである。本発明の素子では出力周波数間隔は波長ロック用フィルタのFSRにより決定されるが半導体で作製した場合は温度変動による屈折率変化が大きく、所望の出力周波数間隔と異なってくる。
請求項8では、片側の出力端に屈折率の温度変動の少ない例えば誘電体などで作製した同じFSRを持つエタロンなどを配置し、その透過光強度をモニターする事により発振波長のずれを補正可能な波長可変レーザモジュールを作製する事が可能となる。
以上の方法により本発明ではこれまで実現できなかった制御の簡単な半導体波長可変レーザおよび波長可変レーザモジュールを実現する事が可能となる。
本発明によれば制御の簡単な半導体波長可変レーザおよび波長可変レーザモジュールを低コストで実現可能となる。同時に、本発明によれば大きな波長可変範囲が実現可能となる。また周波数間隔を決める波長ロック用フィルタは、ラダー型波長フィルタ及び光アンプの電流変化による熱の影響を受けない為、急峻に発振波長を切り換えても発振波長が安定であるという大きな特徴がある。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づき詳細に説明する。
本発明の請求項1,2に関係する実施例1を図1に示す。図1に示されるように、実施例1の半導体波長可変レーザ100は、ラダー型波長フィルタ110と、波長ロック用フィルタ120と、半導体光アンプ130を主要部材として構成される。そして、ラダー型波長フィルタ110と、波長ロック用フィルタ120と、半導体光アンプ130とが、光学的にこの順に直列的に接続されている。なお、100a,100bはレーザ共振器である。
波長ロック用フィルタ120は、図1の場合では、リング共振器を用いているが、SSG,SG(Sampled grating)やファブリペロー共振器を適用することもできる。波長ロック用フィルタ120は、半導体波長可変レーザ100から出力させたい光の発振周波数間隔と一致するFSRを持っている。
ラダー型波長フィルタ110は、二本の入出力導波路111,112と、入出力導波路111,112間を接続する複数の接続導波路113−1〜113−Nと、入出力導波路111,112と接続導波路113−1〜113−Nとを接続する光結合器114−1〜114−N,115−1〜115−Nを主要部材として構成されている。
なお、符号113−1〜113−N,114−1〜114−N,115−1〜115−Nをそれぞれ代表して符号113,114,115を用いることがある。
ラダー型波長フィルタ110の構成を更に説明すると、直線状の入出力導波路111,112は離間しつつ「ハの字状」になるように配置されている。つまり、入射端(左側端)において入出力導波路111,112間の間隔が最小で、入射側から出射側(右側)に向かうにしたがい入出力導波路111,112間の間隔が漸増し、出射端(右側端)において入出力導波路111,112間の間隔が最大となるように、入出力導波路111,112が配置されている。
入出力導波路111には、一定間隔で光結合器114−1〜114−Nが配置されており、入出力導波路112には、一定間隔で光結合器115−1〜115−Nが配置されている。なお光結合器114−1〜114−Nの配置間隔(一定間隔)と、光結合器115−1〜115−Nの配置間隔(一定間隔)は等しくなっている。
接続導波路113−1はその両端が光結合器114−1、115−1を介して入出力導波路111,112に接続されており、接続導波路113−2はその両端が光結合器114−2、115−2を介して入出力導波路111,112に接続されており、接続導波路113−3はその両端が光結合器114−3、115−3を介して入出力導波路111,112に接続されており、接続導波路113−4はその両端が光結合器114−4、115−4を介して入出力導波路111,112に接続されており、接続導波路113−Nはその両端が光結合器114−N、115−Nを介して入出力導波路111,112に接続されている。
つまり、順に並んで配置された光結合器114−1〜114−Nと、同様に順に並んで配置された光結合器115−1〜115−Nは、入射端側のものから順番に接続導波路113−1〜113−Nにより1対1に対応して接続されている。
しかも、相互に平行になって接続導波路アレイを構成している接続導波路113−1〜113−Nの長さは、左側(つまり接続導波路113−1側:入射端側)から右側(つまり接続導波路113−N側:出射端側)にずれるにつれて、ΔSずつ増加している。なお見方を変えれば、接続導波路113−1〜113−Nの長さは、入射端側から出射端側にずれるにつれて、ΔSずつ減少している。
このような構成になっているため、ラダー型波長フィルタ110では、「入射端から出射端までの長さが入射端の接続導波路を通る経路から順番に同じ長さの差(ΔS)で増加あるいは減少している」状態になる。
具体的に説明すると、光結合器115−1を入射端とし光結合器114−2を出射端とした場合には、光結合器115−1→接続導波路113−1→光結合器114−1→光結合器114−2に沿う経路と、光結合器115−1→光結合器115−2→接続導波路113−2→光結合器114−2に沿う経路との差はΔSである。
光結合器115−1を入射端とし光結合器114−3を出射端とした場合には、光結合器115−1→接続導波路113−1→光結合器114−1→光結合器114−2→光結合器114−3に沿う経路と、光結合器115−1→光結合器115−2→光結合器115−3→接続導波路113−3→光結合器114−3に沿う経路との差は2ΔSである。
光結合器115−1を入射端とし光結合器114−4を出射端とした場合には、光結合器115−1→接続導波路113−1→光結合器114−1→光結合器114−2→光結合器114−3→光結合器114−4に沿う経路と、光結合器115−1→光結合器115−2→光結合器115−3→光結合器115−4→接続導波路113−4→光結合器114−4に沿う経路との差は3ΔSである。
光結合器115−1を入射端とし光結合器114−Nを出射端とした場合には、光結合器115−1→接続導波路113−1→光結合器114−1→光結合器114−2→光結合器114−3→光結合器114−4→光結合器114−Nに沿う経路と、光結合器115−1→光結合器115−2→光結合器115−3→光結合器115−4→光結合器115−N→接続導波路113−N→光結合器114−Nに沿う経路との差は(N−1)ΔSである。
なお図1に示す実施例では、ラダー型波長フィルタ110の入出力導波路111,112は「ハの字状」に配置されているが、一対の入出力導波路111,112を離間して平行に配置すると共に、接続導波路113−1〜113−Nを湾曲させて、接続導波路113−1〜113−Nの長さを、左側(つまり接続導波路113−1側)から右側(つまり接続導波路113−N側)にずれるにつれて、ΔSずつ増加させるようにしてもよい。即ち、相対的に入射端側の接続導波路に対して、これに隣接する接続導波路の長さが、予め決めた長さΔSだけ増加あるいは減少するようにしておけばよい。
ラダー型波長フィルタ110には、更に、屈折率制御用電極116a,116bが備えられており、屈折率制御用電極116a,116bを介して入力した電流が、配線電線117a,117bを介して入出力導波路111,112に入力されるようになっている。
ラダー型波長フィルタ110は、波長可変領域すべてで動作可能な大きな波長可変範囲を持つ波長フィルタであり、屈折率制御用電極116a,116bを介して入力する電流値を変化させて、入出力導波路111,112および接続導波路113の屈折率を変化させることにより、このラダー型波長フィルタ110を通過する光の透過ピーク波長を変化させることができる。
本実施例では、入出力導波路111に複数の光結合器114が一定間隔で配置されると共に、入出力導波路112に複数の光結合器115が一定間隔で配置されているので、図1に示されるように接続導波路113−1〜113−Nの長さが左から順次ΔSずつ増加していく。このように接続導波路113の長さが左側(入射端側)から右側(出射端側)に向かうに従い順次ΔSずつ増加していくとすると、次式を満足する波長で、ラダー型波長フィルタ110の透過率が最も大きくなる。
Figure 2005045048
ここで、mは回折次数であり任意の正の整数、neffは導波路の実効屈折率である。
作製した素子(半導体波長可変レーザ100)の断面構造を、図2に示す。図2に示すように、n−InP基板上に、n−InP層、InGaAsP/InP多重量子井戸構造(MQW)の活性層(フォトルミネッセンスピーク波長1.53μm)を積層する。次にSiO2膜をスパッタリングにより成膜し、半導体光アンプ130となる部分を除きエッチングにより除去、さらにパターン化されたSiO2膜をマスクとして活性層を除去する。次に選択成長により1.4Q組成InGaAsP光導波路層を成長し、最後にSiO2層を除去して基板全体にp−InP層、p+−InGaAs層を成長する。
計算で求めたラダー型波長フィルタ110とリング共振器120の部分の透過特性を、図3に示す。リング共振器120はFSR100GHzに設定した。図中の実線が両方のフィルタを接続した時の透過特性であるが1550nmで最も大きな透過率を得る事ができ、その両側の透過率は1.5dBほど小さくなっている。このようなフィルタ特性をレーザ共振器100a,100bの内部に持つため、図1に示した実施例では一つの波長のみでレーザ発振が得られる。
図4に実際に作製した素子での発振スペクトルを示す。図4に示されるようにサイドモード抑圧比が30dB以上の良好な発振スペクトルが得られている。
図5に、ラダー型波長フィルタ110の屈折率制御用電極116a,116bに印加する電流を変化させた場合の波長チューニング特性を示す。100GHz間隔、24nmの波長範囲で波長可変動作が確認できた。これらの発振波長では、素子端面により形成されるレーザの縦モード間隔の透過ピークとも一致している。本素子の場合、素子長は約4mmとなっているため縦モード間隔は10GHz間隔になっている。従ってこの場合は100GHz間隔で出力光を得る事ができたが、縦モード間隔がずれると正確には100GHz間隔とはならないという問題が生じ、その結果、波長ロック用フィルタ120のFSRから縦モード間隔の半分が追加した値の周波数精度で発振波長を制御可能となる。
なお、屈折率制御用電極116a,116bを介して入力する電流値が増加すると、入出力導波路111,112および接続導波路113の屈折率が増加する特性になっている。
図6は請求項3に関連する実施例2である。なお実施例2において、実施例1と同一機能を果たす部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また実施例3以降の実施例においても、当該実施例よりも前の実施例と同一機能を果たす部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施例2の半導体波長可変レーザ200では、端面100aと波長ロック用フィルタ220との間で形成されたレーザ共振器内に、位相調整用領域210が設けられており、この部分の導波路上に屈折率調整用の電極が設けられている。この場合、図1の実施例で問題となったレーザ共振器の縦モードの絶対値と縦モード間隔のずれを補正可能としている。
また、本実施例では波長ロック用フィルタとしてSSG220を用いている。この場合SSG220のFSRを200GHzとするために超周期構造のグレーティングを一周期405ミクロンとしこれを7周期繰り返した。この場合もSSG220のFSRと同じ間隔で波長可変動作を確認できた。つまり、ラダー型波長フィルタ110と、半導体光アンプ130と、位相調整領域210と、波長ロック用フィルタ220とを、光学的にこの順に直列的に接続して半導体波長可変レーザ200を構成することにより、SSG220のFSRと同じ間隔で波長可変動作を行うことができた。なお、本実施例では、レーザ共振器の一方の端面100bにARコート230を施している。
なお図6の例では、波長ロック用フィルタとしてSSG220を用いたが、波長ロック用フィルタとしてサンプルドグレーティングと呼ばれるグレーティングを採用しても同様の結果が得られる。もちろん図1の実施例において、位相調整領域を設けても同様の結果を得る事ができる。
本発明の請求項4に関係する実施例3を図7に示す。実施例3は、実施例1や実施例2の半導体波長可変レーザに用いるラダー型波長フィルタ110の構成に工夫をしたものである。
本素子(半導体波長可変レーザ)が安定した波長可変動作を得るためには、図3に示す、メインのピークとその両側のサブピーク間の透過率差が重要となる。もし、波長ロック用フィルタのFSRを小さくして、発振波長間隔を狭めたい場合には、メインピークとサブピーク間の透過率差が小さくなり、発振波長が不安定となる可能性が出てくる。
この問題を解決するためには、ラダー型波長フィルタ110の透過スペクトル帯域幅を狭める事が重要となる。このためには導波路数を多くする事である程度は半値幅を狭くする事もできるが、より透過スペクトル帯域幅を狭くするためにはラダー型波長フィルタ110の回折次数を大きくする事が重要となる。
例えば波長ロック用フィルタのFSRを100GHzとした場合、メインピークと隣接ピーク間の透過率差は回折次数20の時に0.4dB、回折次数40の時に1.4dB、となるので回折次数40の方が安定に動作する。この時、(1)式からわかるように回折次数20でメインピークを1550nmとした場合に、回折次数19と21の透過ピークはそれぞれ1630nmと1476nmとなり、波長間隔はそれぞれ80nm、74nmになる。この場合、波長可変範囲を60nm程度とれる半導体光アンプを使用しても問題はないが回折次数を40とした場合には回折次数19と21の透過ピークは1590nmと1512nmとなり、波長間隔はそれぞれ40nm、38nmとなる。従って波長可変範囲60nm程度を目標とした場合には二つの波長で同時に発振する可能性が出てくる。
この問題を解決するために実効的な回折次数を大きくした場合でも、安定した一波長での発振となるように、ラダー型波長フィルタ110の所望の回折次数以外の透過ピークの透過率を小さくする事が必要となる。そのため、図7では各光結合器での回折次数を所望の回折次数を中心に変調をかけることで他の回折次数に対応する透過ピークの透過率を減少させる事が可能となる。本実施例ではラダー型波長フィルタの左からk番目とk+1番目の長さの接続導波路長の差ΔSkを図の左側から次式に従って設定した。
Figure 2005045048
ここで、m0は所望の回折次数、jは任意の整数であるがΔSkが負にならないように設定する。この場合、接続導波路数Nは偶数である。奇数の場合はN/2を切り上げあるいは切り下げて整数にすればよい。
また、屈折率を変化させる電極長は次式に従って設定する。
Figure 2005045048
ここで、L0は任意の長さであるが、kがどの値でもLkが光結合器間の長さより小さくなければならない。
このようにして作製したラダー型波長フィルタ110の特性を図8に示す。実線は図7に従って作製した回折次数が変調されたラダー型波長フィルタ、点線は通常の回折次数が一定のラダー型波長フィルタの透過スペクトルである。m0は40、jは1とした。点線で示した通常の回折次数が一定のラダー型波長フィルタの透過スペクトルでは回折次数40に対応する1.55ミクロンの透過ピークとともに、回折次数が39と41に対応する他の二つのピークが同じ透過率で現れている。一方、実線で示された回折次数が変調されたラダー型波長フィルタでは1.55ミクロンの透過ピークは点線のものと一致しているが、点線の場合に見られた他の二つのピークは回折次数を変調する事により複数のピークにわかれているのがわかる。このように、回折次数を変調したラダー型波長フィルタ110を用いて、狭い波長間隔で安定した波長可変動作が得られる事が確認できた。
請求項5に関連する実施例4を図9に示す。実施例4では、ラダー型波長フィルタ110と、波長ロック用フィルタ120と、位相調整領域210と、半導体光アンプ130を、光学的にこの順に直列的に接続して半導体波長可変レーザ300を構成している。
本実施例の場合は、波長ロック用フィルタ120であるリング共振器と位相調整領域とした導波路部分(位相調整領域210)とに電流注入を行える屈折率制御用電極310を形成した。この屈折率制御用電極300を介して波長ロック用フィルタ(リング共振器)120に入力する電流値を変化させて波長ロック用フィルタ(リング共振器)120の屈折率を変化させることができる。これによりリング共振器120の共振周波数とレーザ共振器の縦モード間隔が微調可能となる。
また、本実施例の場合、出力光の取り出しとして用いない端面100bには高反射膜(HR)コート320を施しており、これにより反対側の出力端面100aからより大きな出力光強度となっている出力光1が取り出せるようにしている。
この実施例の素子(半導体波長可変レーザ)の測定結果を図10に示す。なお、リング共振器120のFSRは100GHz間隔とした。リング共振器120の電流注入量が0mAの場合はこれまでと同様にラダー型波長フィルタ110の電流注入量を変化させる事により100GHz間隔の周波数でのみ発振する。リング共振器120に電流注入を行うとリング共振器120の共振周波数は増加する。そのためリング共振器120への電流値(IRing)が増加するにつれて高周波数側へ発振波長がシフトしていく。ところが、周波数が50GHz程度増加した発振周波数では、リング共振器120の低周波数側の共振周波数でも同程度の透過率となってくるため図10の白丸で示される二つの周波数で不安定な発振となる。さらに、リング共振器120の電流注入量を増加させていくと低周波数側の透過率の方が大きくなるので対応する周波数で安定な発振となり、電流注入量が増加するに従って再び発振周波数は増加する。
一方、図11はラダー型波長フィルタ110の電流注入量をもう少し細かく調整した場合である。図10ではラダー型波長フィルタ110の電流注入量を0mA→0.5mA→1.3mAと調整していたものを図11ではラダー型波長フィルタ110の電流注入量を0mA→0.3mA→0.5mA→0.9mA→1.3mAと細かく調整する事によりすべての周波数で安定にレーザ発振を得る事ができた。この場合、位相調整領域210の電流注入も同時に行って所望の周波数で発振するように調整した。このようにラダー型波長フィルタ110に加えリング共振器120、位相調整領域210の電流注入量を微調することによりすべての周波数で安定に発振波長を得る事が可能となる。
また、本実施例の素子(半導体波長可変レーザ)を用いれば次のような使い方も可能である。例えばリング共振器120の電流注入量を0mAと1mAの二点のみに限定し、ラダー型波長フィルタ110の電流注入量を変化させた場合は、発振波長間隔はリング共振器120のFSRの半分で離散的に発振する。この場合、リング共振器120の電流を二点であるが制御する事により波長数が二倍になる(図11中の●)。この場合、レーザの縦モード間隔が微調不要なように正確に制御されていれば動作中に可変にする電極はラダー型波長フィルタ110とリング共振器120のみで良いので依然として動作方法は従来法に較べて簡単である。
請求項6に関連する実施例5である半導体波長可変レーザ400を図12に示す。これまでの実施例では素子は劈開により形成された端面を反射ミラーとして共振器を構成していたが、本実施例の半導体波長可変レーザ400では、ラダー型波長フィルタ110、波長ロック用フィルタ120、半導体光アンプ130、位相調整領域210が光結合器410を含むリング共振器構成となっており、光結合器410から導波路420を介して出力光が出射するリングレーザとして構成されている。つまり、ラダー型波長フィルタ110と波長ロック用フィルタ120と半導体光アンプ130と位相調整領域210をリング状に配置して光学的にリング状に結合したリング共振器が、光結合器410を介して導波路420に光結合して、リングレーザが構成されている。導波路420は、素子の両端面を接続する状態で配置されている。なお端面には、無反射コート430が施されている。
この実施例5の特徴としては、リングレーザの縦モード間隔が、これまでの実施例とは異なり劈開によらないため、正確に再現性良く縦モード間隔を設定できる点にある。さらに、縦モード微調整のために位相調整用の導波路210も設けている。本実施例でも図5と同様の特性が得られた。
請求項7に関連する実施例6に係る半導体波長可変レーザ500を図13に示す。本実施例では、ラダー型波長フィルタ110と半導体光アンプ130Aと波長ロック用フィルタ120と半導体光アンプ130と位相調整領域210をリング状に配置して光学的にリング状に結合したリング共振器が、光結合器410を介して導波路420に光結合して、波長可変リングレーザが構成されている。そしてこの波長可変リングレーザの出力導波路420の一方の端部に光強度モニター用の受光素子510が設けてある。この受光素子510の電流をモニターする事により定出力動作する事を可能にしている。出力導波路420のもう一方の出力導波路側には、マッハツェンダー型光変調器520と、光変調器520で劣化した光出力を増幅するブースター用の半導体光アンプ530が設けられている。なお素子の端面には無反射コート540を施している。
マッハツェンダー型光変調器520はラダー型波長フィルタ110と同じエピ構成で作製可能なため、モノリシック集積化するのに有利である。もちろんMQW構造を用いた量子閉じこめシュタルク効果を用いた電界吸収型の光変調器でも同様の効果を得る事ができる。本実施例によれば光変調器520も一体化した高機能な波長可変レーザを作製する事が可能である。
請求項8に関連する実施例7に係る波長可変レーザモジュール600を、図14に示す。この波長可変レーザモジュール600は、半導体波長可変レーザ610と,レンズ620と、エタロン型フィルタ630と、レンズ640と、受光素子650と、制御回路660とで構成されている。
本実施例に示される波長可変レーザモジュール600では、半導体波長可変レーザ610の一方の出力端からの光出力強度を、外部の受光素子650でモニターする際に、レーザ610と受光素子650の間にエタロン型フィルタ630を挿入しているのが特徴である。なお波長可変レーザモジュール600は、ラダー型波長フィルタ611と、波長ロック用フィルタ612と、位相調整領域613と、半導体光アンプ614と、位相調整領域615と、光結合器616と、導波路617と、光変調器618とで構成したリング共振器構成のレーザである。
本提案素子(半導体波長可変レーザ610)では波長ロック用フィルタ612のFSRにより発振波長は決定されるが、半導体で作製した場合には、温度変動による屈折率変化が大きく所望のFSRと異なってくることがある。この場合、レーザ610の片側の出力端に温度変動による屈折率変化の小さい例えば誘電体などで作製した同じFSRを持つエタロンフィルタ630などを配置する事により、その透過光強度をモニターする事により発振波長のずれを補正できる。この場合、発振波長はリングレーザの位相調整領域613の電流量を調整する事でフィードバックをかけている。もちろん素子全体をヒータにより温度調整したりする事でも波長の調整は可能である。
この動作の詳細を示したのが図15である。例えば素子温度の上昇によりリング共振器のFSRが100GHzよりも大きくなった場合は、波長を高周波側にスイッチングした場合には所望の発振周波数よりも若干高周波側で発振する。この時、エタロンフィルタ630の透過率は大きくなるので受光素子650の電流量は増加する。従って、受光素子650の電流量が減少するように制御回路660にて位相調整領域613の屈折率を制御するフィードバック制御をかける事により、所望の周波数に波長を安定化可能となる。
最後に、本実施例ではInP系の化合物半導体を用いたがGaAs系やSiとSiO2やポリイミドなどで構成されるシリコン細線導波路でもゲイン媒質をハイブリッド接続すれば同様に実現できる事を付記しておく。
また、本実施例では電流注入による屈折率変化を用いたが、電圧や熱や圧力による屈折率変化を用いても、波長可変動作を得る事ができる。
以上の方法により本発明では動作の簡便な波長可変レーザおよび波長可変レーザモジュールを低コストで実現可能となる。
本発明は半導体波長可変レーザおよび波長可変レーザモジュールに関するものであり、従来のSSG−DBRレーザのような波長可変光源と比較して、波長可変制御が大幅に簡素化し、かつ、波長安定性を大幅に改善したものであり、大容量波長多重通信用の光源として利用ができる。
本発明の実施例1に係る半導体波長可変レーザを示す構成図である。 本発明の実施例1に係る半導体波長可変レーザを示す断面図である。 ラダー型波長フィルタとリング共振器の透過スペクトルを示す特性図である。 本発明の実施例1に係る半導体波長可変レーザの発振スペクトルを示す特性図である。 本発明の実施例1に係る半導体波長可変レーザの波長チューニング特性を示す特性図である。 本発明の実施例2に係る半導体波長可変レーザを示す構成図である。 本発明の実施例3に係るラダー型波長フィルタを示す構成図である。 図7のラダー型波長フィルタのフィルタ特性を示す特性図である。 本発明の実施例4に係る半導体波長可変レーザを示す構成図である。 実施例4に係る半導体波長可変レーザの特性を示す特性図である。 実施例4に係る半導体波長可変レーザの特性を示す特性図である。 本発明の実施例5に係る半導体波長可変レーザを示す構成図である。 本発明の実施例6に係る半導体波長可変レーザを示す構成図である。 本発明の実施例7に係る波長可変レーザモジュールを示す構成図である。 実施例7に係る波長可変レーザモジュール動作特性を示す特性図である。 従来技術であるSSG−DBR−LDを示す構成図である。
符号の説明
100,200,300,400,500 半導体波長可変レーザ
110 ラダー型波長フィルタ
120 波長ロック用フィルタ(リング共振器)
130,130A 半導体光アンプ
210 位相調整領域
220 波長ロック用フィルタ
230 ARコート
310 屈折率制御用電極
320 HRコート
410 光結合器
420 導波路
430 無反射コート
510 受光素子
520 マッハチェンダー型光変調器
530 半導体光アンプ
540 無反射コート
600 波長可変レーザモジュール
610 半導体波長可変レーザ
620,640 レンズ
630 エタロン型フィルタ
650 受光素子
660 制御回路

Claims (8)

  1. ラダー型波長フィルタと、一定周波数間隔で透過率の変化する波長ロック用フィルタと、半導体光アンプとを組み合わせた半導体波長可変レーザにおいて、
    前記ラダー型波長フィルタは、一対の入出力導波路と、一定の間隔で前記入出力導波路に配置された複数の光結合器と、この光結合器を介して二本の入出力導波路間を接続する複数の接続導波路とから構成され、入射端から出射端までの長さが入射端側の接続導波路を通る経路から順番に同じ長さの差で増加あるいは減少しており、
    更に、前記ラダー型波長フィルタの前記入出力導波路の屈折率を変化させることにより発振波長を一定周波数間隔で可変にする第1の屈折率変化手段を持つことを特徴とする半導体波長可変レーザ。
  2. ラダー型波長フィルタと、一定周波数間隔で透過率の変化する波長ロック用フィルタと、半導体光アンプとを組み合わせた半導体波長可変レーザにおいて、
    前記ラダー型波長フィルタは、離間して配置された一対の入出力導波路と、一定の間隔で前記入出力導波路にそれぞれ配置された複数の光結合器と、前記入出力導波路のうちの一方に順に並んで配置された光結合器と前記入出力導波路のうちの他方に順に並んで配置された光結合器とを順番に1対1に対応して接続する複数の接続導波路とから構成され、各接続導波路の長さは、相対的に入射端側の接続導波路に対してこれに隣接する相対的に出射端側の接続導波路が予め決めた長さ分だけ増加あるいは減少しており、
    更に、前記ラダー型波長フィルタの前記入出力導波路の屈折率を変化させることにより発振波長を一定周波数間隔で可変にする第1の屈折率変化手段を持つことを特徴とする半導体波長可変レーザ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の半導体波長可変レーザにおいて、
    位相調整領域を設け発振波長を微調整可能とすることを特徴とする半導体波長可変レーザ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の半導体波長可変レーザにおいて、
    前記ラダー型波長フィルタでは、各光結合器で干渉する透過ピーク波長はすべて同じであるが、回折次数が各光結合器で異なるように複数の前記接続導波路のそれぞれの導波路長が調整されており、所望の波長でのみ透過率が高くなり、回折次数の異なる透過ピークの透過率を小さくすることを特徴とする半導体波長可変レーザ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の半導体波長可変レーザにおいて、
    前記波長ロック用フィルタの屈折率を変化させる第2の屈折率変化手段を持つことを特徴とする半導体波長可変レーザ。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の半導体波長可変レーザにおいて、
    前記ラダー型波長フィルタ、前記波長ロック用フィルタ、前記半導体光アンプが光結合器を含むリング共振器構成となることを特徴とする半導体波長可変レーザ。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の半導体波長可変レーザにおいて、
    出力端に、光変調器または受光素子または半導体光アンプのうちの少なくとも1つを集積することを特徴とする半導体波長可変レーザ。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の半導体波長可変レーザの一方の出力端に、一定周波数間隔で透過率が変化する波長フィルタと受光素子とを配置してなることを特徴とする波長可変レーザモジュール。
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