JP2005044727A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造の複雑化を招くことなく、締付用ボルトによって締付固定した燃料電池積層体を、被固定部に固定できるようにする。
【解決手段】 単セル1を複数積層してその両端にエンドプレート3,5を配置してスタック9を構成し、このスタック9を締付用ボルト7および締付用ナット15を用いて締め付ける。このとき締付用ボルト7の頭部7bとエンドプレート5との間および、締付用ナット15とエンドプレート3との間には、滑りブッシュ21および19をそれぞれ設けて、スタック締付後の締付用ボルト7およびナット15を、スタック9に対して回転可能とする。そして、スタック9を締め付けた締付用ボルト7のねじ部7aを燃料電池システム11のねじ孔23aにねじ込み、スタック9を燃料電池システム11に固定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、単セルを複数積層して構成する燃料電池積層体を締付用ボルトにより締付固定する燃料電池に関する。
燃料電池として、例えば固体高分子型では、薄い反応膜と電極とを接合した接合シートの両側に、燃料ガスと酸化剤ガスを供給するためのガス流路を備えた薄いプレートを設置し、このプレートのガス流路と反対側に、燃料電池の発電と同時に発生する熱を放熱するための冷却水の流路を形成する。そして、燃料電池の要求発電量を確保するためには、上記した接合シートとプレートとからなる単セルを複数積層してスタックを構成する必要がある。
上記したスタックを構成するために、各単セルにはその積層方向に沿って貫通孔を形成し、棒状の構造体を用いて締付固定することがある。例えば、下記特許文献1には、内部に冷却水流路を有する締付棒を用いてスタックを固定する構造が開示されている。
特開平7−320769号公報
ところが、上記した従来の構造では、スタックを、例えば冷却水を供給する供給部を備えた燃料電池システムなどの被固定部に結合する際に、締付棒が回転不能であることから締付棒を用いて結合することができず、その結合には別の固定構造が必要となって、構造の複雑化を招く。
そこで、この発明は、構造の複雑化を招くことなく、締結用ボルトによって締付固定した燃料電池積層体を被固定部に固定できるようにすることを目的としている。
前記目的を達成するために、この発明は、単セルを複数積層して構成する燃料電池積層体を締付用ボルトにより締付固定するとともに、この締付固定後の締付用ボルトを前記燃料電池積層体に対して回転可能とし、この回転可能な締付用ボルトを利用して前記燃料電池積層体を被固定部に締結固定する構成としてある。
この発明によれば、複数の単セルを積層して締付固定した状態の締付用ボルトの回転により、燃料電池積層体を被固定部に締結固定するようにしたため、燃料電池積層体を被固定部に結合するための別の固定構造が不要となり、構造の複雑化を招くことなく、締結用ボルトによって締付固定した燃料電池積層体を被固定部に固定することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、この発明の第1の実施形態を示す燃料電池の断面図である。この燃料電池は、単セル1を複数積層してその両端にエンドプレート3,5をそれぞれ配置し、これらを締付用ボルト7で締付け固定して構成した燃料電池積層体としてのスタック9を、被固定部としての燃料電池システム11にフレーム13を介して固定している。
単セル1は、従来の技術で説明したものと同様に、薄い反応膜と電極とを接合した接合シートの両側に、ガス流路および冷却水流路を備えたプレートを配置したものである。また、フレーム13は、本燃料電池を自動車に搭載する際の車体フレームに相当する。
スタック9におけるエンドプレート3,5および各単セル1には、ボルト挿入孔3a,5aおよび1aをそれぞれ形成してあり、こら各挿入孔3a,5aおよび1aに、燃料電池システム11と反対側のエンドプレート5側から締付用ボルト7を挿入する。
図2は、図1におけるスタック9の要部を拡大した図であり、燃料電池システム11側のエンドプレート3のボルト挿入孔3aの外側には、ナット収容部3bを形成してあり、このナット収容部3b内にて締付用ナット15およびロックナット17を締付用ボルト7のねじ部7aにねじ込み固定する。この際、ボルト収容部3bの底部3cと締付用ナット15との間に、滑りブッシュ19を介装する。また、締付用ボルト7の頭部7bとエンドプレート5との間にも滑りブッシュ21を介装する。
上記した各滑りブッシュ19,21は、締付用ボルト7に締付用ナット15およびロックナット17をねじ込みスタック9を締付固定した後でも、締付用ボルト7がスタック9に対して回転できるようにするためのものである。
締付用ボルト7のねじ部7aは、フレーム13のボルト挿入孔13aを貫通し、燃料電池システム11の壁部23のねじ孔23aにねじ込み固定してある。締付用ボルト7のねじ部7aをねじ孔23aにねじ込む際には、複数積層した単セル1をエンドプレート3,5とともに締付後の締付用ボルト7を、滑りブッシュ19,21の作用によってスタック9に対して回転させる。
また、燃料電池システム11内には、図示していないが、スタック9に供給する燃料ガス,酸化剤ガス,冷却水をそれぞれ供給する流体の供給部を備えている。図1では、このうちの一つの流体の供給部と、スタック9側の流体の流路との接続を、スタック9から突出させた供給側配管25および排出側配管27を、供給側配管29および排出側配管30に、接続具31,32を用いてそれぞれ接続している。
上記した燃料電池の組立手順としては、複数積層した単セル1を両側からエンドプレート3,5で挟んだスタック9に、滑りブッシュ21を挟んで締付用ボルト7を挿通し、その反対側から突出したねじ部7aに、滑りブッシュ19を挟んで締付用ナット15で適正の締め付けを行い、さらにロックナット17をねじ込み固定する。
このとき、ロックナット17を使用することで、スタック9の燃料電池システム11に対する脱着作業時においても、スタック9における締付固定状態を確実に維持することができる。
このようにして構成したスタック9を、フレーム13を間に挟んでその反対側に燃料電池システム11を配置し、図3に示すように、締付用ボルト7のねじ部13aを壁部23のねじ孔23aにねじ込む。このとき締付用ボルト7は、滑りブッシュ19,21によりスタック9に対して容易に回転し、スタック9の燃料電池システム11への固定を確実に行うことができる。
なお、滑りブッシュ19,21を設ける代わりに、締付用ボルト7の頭部7bおよび締付用ナット15と、エンドプレート5および3との相互の接触面に、締付用ボルト7および締付用ナット15がスタック9に対して回転しやすくなるような表面処理を施してもよい。
このように、第1の実施形態によれば、複数積層した単セル1の両端にエンドプレート3,5を配置した状態で、締付用ボルト7を締め付けてスタック9を構成し、このスタック9を、締付用ボルト7の回転により、燃料電池システム11に締結固定するようにしたため、スタック9を燃料電池システム11に結合するための別の固定構造が不要となり、構造の複雑化を回避することができる。
すなわち、複数の単セルを積層して締付固定した状態の締付用ボルトの回転により、燃料電池積層体を被固定部に締結固定するようにしたため、燃料電池積層体を被固定部に結合するための別の固定構造が不要となり、構造の複雑化を招くことなく、締結用ボルトによって締付固定した燃料電池積層体を被固定部に固定することができる。
また、締付用ボルトをスタックの一方側から挿入し、他端側に突出した締付用ボルトに締付用ナットをねじ込んで燃料電池積層体を締付固定し、この燃料電池積層体を締め付けた後の締付用ボルトおよび締付用ナットを、燃料電池積層体に対して回転可能となるよう設定したため、締付用ボルトで複数の単セルを積層固定した燃料電池積層体を、締付用ボルトを用いて被固定部に確実に結合することができる。
さらに、燃料電池積層体を締め付けた後の締付用ボルトの頭部および締付用ナットと燃料電池積層体との間に、滑りブッシュを設けたため、単セルを積層固定した状態の締付用ボルトおよび締付用ナットを、燃料電池積層体を被固定部に固定する際に容易に回転させることができる。
図4は、この発明の第2の実施形態を示す燃料電池の断面図、図5は前記した第1の実施形態における図3に対応する図である。この実施形態は、スタック9を燃料電池システム11に固定するときに、スタック9側の流体の流路9a,9bと、燃料電池システム11側の流体の流路11a,11bとを接続できるようにしている。
すなわち、スタック9を、第1の実施形態と同様にして締付用ボルト7の回転により燃料電池システム11に固定したときに、流体の流路9aと流体の流路11aとが互いに接続されるとともに、流体の流路9bと流体の流路11bとが互いに接続される。このとき、燃料電池システム11とフレーム13との間の流体の流路11a,11bの周囲に、シール材33,34を介装する。
なお、ここでの流体の流路9a,11aは、燃料電池システム11からスタック9へ流体を供給するもので、流体の流路9b,11bはスタック9から燃料電池システム11へ流体を排出するものとする。また、流体の流路9a,9b,11a,11bは、第1の実施形態で説明した燃料ガス,酸化剤ガス,冷却水のいずれかに対応するものであるが、これら各流体にそれぞれ対応する流路を個別に接続することもできる。
上記した第2の実施形態によれば、スタック9を燃料電池システム11に固定する際に、スタック9側の流体の流路9a,9bと、燃料電池システム11側の流体の流路11a,11bとを互いに接続できるので、流体の流路を接続するための別部品が不要となり、構造がさらに簡素化するとともに、作業時間の短縮も図ることができる。
ずなわち、燃料電池積層体の被固定部への固定と同時に流体の流路の接続ができ、固定と流路接続に必要な部品や構造を低減でき、作業時間も短縮できる。
図6は、図5の変形例で、スタック9側のエンドプレート3における流体の流路9a,9bの燃料電池システム11との接合部周囲に、環状の突起3dを一体に形成し、この突起3dの周囲にシール材35を設けたものである。その他の構成は図5と同様である。
図7は、この発明の第3の実施形態を示す、前記図3に対応する断面図である。この実施形態は、締付用ボルト70内に流体の流路70cを形成している。この流体の流路70cは、第2の実施形態と同様に、燃料ガス、酸化剤ガス、冷却水のいずれか一つに対応している。
上記した流体の流路70cは、ねじ部70aを備えた締付用ボルト70の先端側が開口しており、この開口部70dが燃料電池システム11側の流体の流路11cに接続している。
また、締付用ボルト70の各単セル1に対応する部位には、流体の流路70cに連通する連通孔70eを形成してあり、燃料電池システム11側の流体の流路11cから開口部70dを経て流体の流路70cに流入した流体は、この連通孔70eを通して各単セル1に供給される。
その他、締付用ボルト70の頭部70bおよび締付用ナット15と、エンドプレート5および3との間に、滑りブッシュ21,19を設ける構成などは、第2の実施形態と同様である。
なお、上記した締付用ボルト70の連通孔70eは、締付用ボルト70の外周部に形成してあるスタック内の分配流路9cを充分大きく形成できるのであれば、各単セル1に対応して設ける必要はなく、分配流路9cに沿って適宜間隔に設けるだけでよい。
上記した第3の実施形態によれば、燃料電池システム11との接続に使用する締付用ボルト70の内部に流体の流路70cを形成し、スタック9を燃料電池システム11に固定する際に、流体の流路70cを燃料電池システム11側の流体の流路11cに接続できる。このため、流体の流路の接続用の特別な構造や専用スペースを設けることなく、スタック9の燃料電池システム11への固定だけで、スタック9側の流体の流路70cと燃料電池システム11側の流体の流路11cとの接続が可能となる。
すなわち、燃料電池積層体と被固定部との接続に使用する締付用ボルトの内部を流体の流路の接続に使用でき、流路接続用の特別な構造や専用スペースを設けることなく、燃料電池積層体を燃料電池システムへ固定する際に、流体の流路の接続も同時に行うことができる。
図8は、図7の変形例で、締付用ボルト70のねじ部70aの先端から管部70fを突出形成し、管部70fの外周に、前記図7のシール材34に代わるシール材37を設けている。その他の構成は、図7と同様であり、図7のものと同様の効果を得ることができる。
図9は、この発明の第4の実施形態を示す燃料電池の平面断面図である。この実施形態は、前記図7または図8に示したスタック9を、単セル1の積層方向と交差する方向に複数並列に配置し、この並列配置した複数のスタック9のそれぞれの積層方向の端部、すなわちエンドプレート3側を燃料電池システム11に固定している。
各スタック9を燃料電池システム11に固定する際には、各締付用ボルト70内の供給側流体の流路70c1および排出側流体の流路70c2が、燃料電池システム11側の流体の供給部となるマニホールド部39における供給側流体の流路39aおよび排出側流体の流路39bにそれぞれ接続する。
そして、マニホールド部39における流路39a同士および流路39b同士が、供給側流体連通路39cおよび排出側流体連通路39dによってそれぞれ互いに連通接続している。すなわち、マニホールド部39内の流体は、供給側流体連通路39cから流路39aを経て締付用ボルト70内の流体の流路70c1内に入り込んだ後、各単セル1に供給される。また、単セル1から排出される流体は、締付用ボルト70内の流体の流路70c2に流入した後、流体の流路39bを経て排出側流体連通路39dに流れ込む。
図10は、マニホールド部39内の流路構造を、単セル1の積層方向から見た模式図で、ここでは、燃料ガスである水素と酸化剤ガスである空気の供給流路および排気流路を示している。
並列配置した各スタック9相互は、供給側空気連通路41,排出側空気連通路43,供給側水素連通路45,排出側水素連通路47によってそれぞれ連通している。そして、供給側空気連通路41および排出側空気連通路43は、各スタック9に対応して設けてある供給側空気流路49および排出側空気流路51にそれぞれ連通している。また、供給側水素連通路45および排出側水素連通路47は、各スタック9に対応して設けてある供給側水素流路53および排出側水素流路55にそれぞれ連通している。
上記した供給側空気流路49,排出側空気流路51および供給側水素流路53,排出側水素流路55は、スタック9側の締付用ボルト70内の流体の流路に連通する。
図11は、前記図9に示したような複数並列配置したスタック9を、燃料電池システム11に固定したものを、自動車57における車体下部に搭載した様子を示す。自動車57への燃料電池の搭載時には、複数のスタック9が車幅方向(図11中で紙面に直交する方向)に沿って並列配置した状態とする。
なお、図9,図11では、締付用ナット15およびロックナット17を省略している。
上記した第4の実施形態によれば、燃料電池全体としての要求出力を満足しつつも、スタック9を複数並列配置することにより、スタック9それぞれの出力は小型にできるので、スタック9の脱着作業が容易となる。また、部分的に劣化したときのスタック9の交換において、交換不要な正常な他のスタック9を交換せずに済み、メンテナンス費用の削減にもつながる。
さらに、燃料電池の出力設定を変更したい場合でも、スタック9の燃料電池システム11への固定構造が共通である別仕様のスタック9に交換するだけでよい。例えば、自動車57への搭載において、寒冷地向けに起動暖機性の優れたスタック9を使用したり、高地向けに低圧力でも運転可能なスタック9を使用したり、温泉地向けに硫黄で劣化しにくいスタック9を使用するなど、同一のシステムでも容易に仕様違いに変更できる。
すなわち、燃料電池全体として要求出力を満足しつつも、燃料電池積層体を複数並列配置することにより、燃料電池積層体それぞれの出力は小型にできるので、燃料電池積層体の脱着作業が容易となり、部分的に劣化したときの燃料電池積層体の交換において、交換不要な正常な他の燃料電池積層体を交換せずに済み、メンテナンス費用の削減にもつながる。
また、出力設定を変更したい場合でも、燃料電池積層体の被固定部への固定構造が共通である別仕様の燃料電池積層体に交換するだけでよく、例えば、自動車への搭載において、寒冷地向けに起動暖機性の優れた燃料電池積層体を使用したり、高地向けに低圧力でも運転可能な燃料電池積層体を使用したり、温泉地向けに硫黄で劣化しにくい燃料電池積層体を使用するなど、同一のシステムでも容易に仕様違いに変更できる。
図12は、この発明第5の実施形態を示す燃料電池の平面断面図である。この実施形態は、燃料電池システム11のマニホールド部39を、システム本体58とでT字形状となるようシステム本体58から突出して形成し、このマニホールド部39の両側に、前記図9にて並列配置した複数のスタック9をそれぞれ配置して固定したものである。
上記した第5の実施形態によれば、図9に示した第4の実施形態に対し、マニホールド部39に対するスタック9の脱着作業を両側に分散でき、多数のスタック9を並列配置する際に、マニホールド部39の長さの増大を防ぐ。
また、図13に示すように、本燃料電池を自動車57に搭載する際に、スタック9を自動車57の側面からマニホールド部39に接続する向きに配置することで、自動車57の側面からスタック9の脱着作業が可能となるので、車両床下での作業を低減でき、結果として作業性が向上する。
なお、図12,図13では、締付用ナット15およびロックナット17を省略している。
すなわち、燃料電池積層体の脱着作業を被固定部の両側に分散でき、多数の燃料電池積層体を並列に配置する際に、被固定部の長さの増大を防ぐことができる。また、本燃料電池を自動車に搭載する際に、燃料電池積層体を自動車の側面から被固定部に接続する向きに配置することで、自動車の側面から燃料電池積層体の脱着作業が可能となるので、車両床下での作業を低減でき、結果として作業性が向上する。
図14は、この発明第6の実施形態を示す燃料電池の側面断面図である。この実施形態は、前記図9に示した第4の実施形態における燃料電池システム11に複数のスタック9を固定した燃料電池を、スタック9が上部で、燃料電池システム11が下部となるよう配置したものである。
図15は、上記図14のように、スタック9が上部で、燃料電池システム11が下部となるよう配置した燃料電池を、自動車47の前部におけるエンジンルームに搭載した様子を示す。ただし、図15では、燃料電池システム11のシステム本体58をマニホールド部39に対して車体後方側にずらして配置している。
なお、図14,図15では、締付用ナット15およびロックナット17を省略している。
上記した第6の実施形態によれば、各スタック9の支持構造が、スタック9を燃料電池システム11に対して水平に並べて配置する場合のような片持ちではなく、燃料電池システム11の上部に設置した状態となるので、支持構造部への無理な応力がかからず、また、設置作業性が優れている。
特に、図15のように自動車57のエンジンルームに搭載する際には、フード59を開放して上方からスタック9を脱着できるので、脱着作業が容易となる。この場合、マニホールド部39はスタック9の支持メンバとしての機能を持たせてもよい。
なお、上記図14,図15に示した第6の実施形態において、スタック9を下部に、燃料電池システム11をその上部に配置してもよい。
すなわち、燃料電池積層体の被固定部に対する支持構造が、片持ちではなく、被固定部に対して燃料電池積層体を上部または下部に配置するので、支持構造への無理な応力がかからず、また、設置作業性が優れたものとなる。特に、本燃料電池を自動車のエンジンルームに搭載する場合には、フードを開放して上方から燃料電池積層体を脱着できるので、脱着作業が容易となる。
図16は、この発明第7の実施形態を示す燃料電池の断面図、図17はその要部の拡大した断面図である。この実施形態は、前記図7に示したスタック9を、単セル1の積層方向と同方向に複数直列に配置している。ただし、ここでのスタック9は、図18に示すように、締付用ボルト70の頭部70bに雌ねじ部70gを設けてある。この雌ねじ部70gは、締付用ボルト70内の流体の流路70cに連通している。
この場合の組立手順は、図19に示すように、まず第1番目のスタック9(9A)を、燃料電池システム11のマニホールド部39に、締付用ボルト70を回転させて締結固定する。このときのボルト回転作業は、図18に示すようにボルト頭部70bとボルト頭部70bを収容するエンドプレート5の凹部5bとの間の隙間61に図示しない工具を挿入して行う。
次に、第2番目のスタック9(9B)を、シール材62を介して第1番目のスタック9(9A)に接合し、第2番目のスタック9(9B)の締付用ボルト70を回転させて第1番目のスタック9(9A)の締付用ボルト70の雌ねじ部70gにねじ込み固定する。以下第3番目以降のスタック9も同様にして固定する。
そして、最後のスタック9における締付用ボルト70の雌ねじ部70gには、図17に示すように、栓63をシール材65を介して取り付けて、締付用ボルト70内の流体の流路70cの封止を行う。
図20は、前記図16に示したような複数直列配置したスタック9を、燃料電池システム11に固定した燃料電池を、自動車57における車体下部に搭載した様子を示す。
なお、図16,図19,図20では、締付用ナット15およびロックナット17を省略している。
図21は、スタック9と燃料電池システム11との間のシール構造として、前記図8に示したものと同様の構造を採用したもので、このシール材37を用いたシール構造の他は、図17と同様である。
上記した第7の実施形態によれば、複数のスタック9を直列接続することで、並列接続する場合に比べてマニホールド部39を小型化できる。また、直列接続した場合には、すべてのスタック9を合わせた積層方向長さを同等としてそれぞれのスタック9の積層方向長さをさらに短くすることで、占有容積の増大を招くことなく、メンテナンス時の交換部位をより小さくできる。
また、図20のように、本燃料電池を自動車37に搭載する場合には、図9のようにスタック9を並列配置した場合と同出力の燃料電池を、より幅の狭い車両に搭載することができる。さらに、車両が大きく、要求出力が大きい場合にも、マニホールド部39をあまり増大させずに燃料電池の出力を容易に増大させることができる。
すなわち、複数の燃料電池積層体を直列接続することで、被固定部を小型化できる。また、直列接続した場合には、すべての燃料電池積層体を合わせた積層方向長さを同等としてそれぞれの燃料電池積層体の積層方向長さをさらに短くすることで、占有容積の増大を招くことなく、メンテナンス時の交換部位をより小さくできる。また、本燃料電池を自動車に搭載する場合には、燃料電池積層体を並列配置した場合と同出力の燃料電池を、幅の狭い車両に搭載することができる。さらに、車両が大きく、要求出力が大きい場合も、被固定部ををあまり増大させずに燃料電池の出力を容易に増大させることができる。
この発明の第1の実施形態を示す燃料電池の断面図である。 図1の燃料電池におけるスタックを拡大した断面図である。 図1の要部を拡大した断面図である。 この発明の第2の実施形態を示す燃料電池の断面図である。 図4の要部を拡大した断面図である。 第2の実施形態の変形例を示す、図5に対応する断面図である。 この発明の第3の実施形態を示す、図3に対応する断面図である。 第3の実施形態の変形例を示す、図7に対応する断面図である。 この発明の第4の実施形態を示す燃料電池の平面断面図である。 第4の実施形態におけるマニホールド部内の流路構造を示す模式図である。 第4の実施形態における燃料電池の自動車への搭載図である。 この発明の第5の実施形態を示す燃料電池の平面断面図である。 第5の実施形態における燃料電池の自動車への搭載図である。 この発明の第6の実施形態を示す燃料電池の側面断面図である。 第6の実施形態における燃料電池の自動車への搭載図である。 この発明の第7の実施形態を示す燃料電池の断面図である。 図16の要部を拡大した断面図である。 第7の実施形態によるスタック単体の要部を示す断面図である。 第7の実施形態によっる燃料電池の組立手順を示す説明図である。 第7の実施形態における燃料電池の自動車への搭載図である。 第7の実施形態の変形例を示す、図17に対応する断面図である。
符号の説明
1 単セル
9 スタック(燃料電池積層体)
7,70 締付用ボルト
7b,70b 締付用ボルトの頭部
9a,9b スタック側の流体の流路
11 燃料電池システム(被固定部)
11a,11b,11c 燃料電池システム側の流体の流路
15 締付用ナット
19,21 滑りブッシュ
39 マニホールド部(流体の供給部)
70c 締付用ボルト内の流体の流路
70g 締付用ボルトの頭部内の雌ねじ部

Claims (10)

  1. 単セルを複数積層して構成する燃料電池積層体を締付用ボルトにより締付固定するとともに、この締付固定後の締付用ボルトを前記燃料電池積層体に対して回転可能とし、この回転可能な締付用ボルトを利用して前記燃料電池積層体を被固定部に締結固定することを特徴とする燃料電池。
  2. 前記締付用ボルトを前記燃料電池積層体の一方側から挿入し、他端側に突出した前記締付用ボルトに締付用ナットをねじ込んで前記燃料電池積層体を締付固定し、この燃料電池積層体を締め付けた後の締付用ボルトおよび締付用ナットを、燃料電池積層体に対して回転可能となるよう設定したことを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  3. 前記締付用ボルトの頭部および締付用ナットと前記燃料電池積層体との間に、燃料電池積層体を締め付けた後の締付用ボルトおよび締付用ナットが燃料電池積層体に対して回転可能となるよう滑りブッシュを設けたことを特徴とする請求項2記載の燃料電池。
  4. 前記被固定部は、前記燃料電池積層体に供給する流体の供給部を備え、前記燃料電池積層体を前記被固定部に固定するときに、前記被固定部側の流体の流路と前記燃料電池積層体側の流体の流路とが接続されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の燃料電池。
  5. 前記締付用ボルトの内部に、前記流体の流路を設けたことを特徴とする請求項4記載の燃料電池。
  6. 前記燃料電池積層体を積層方向と交差する方向に複数並列に配置し、この並列配置した複数の燃料電池積層体のそれぞれの積層方向の端部を前記被固定部に固定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の燃料電池。
  7. 前記被固定部を間に挟んでその両側に、前記並列配置した複数の燃料電池積層体をそれぞれ配置することを特徴とする請求項6記載の燃料電池。
  8. 前記燃料電池積層体を積層方向が上下方向となるよう配置した状態で前記被固定部に固定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の燃料電池。
  9. 前記燃料電池積層体を積層方向に複数直列に配置し、この直列配置した複数の燃料電池積層体を前記締付用ボルトによって前記被固定部に固定することを特徴とする請求項5記載の燃料電池。
  10. 前記締付用ボルトの頭部に雌ねじ部を設け、この雌ねじ部に、他の燃料電池積層体の締付用ボルトをねじ込むことで、前記燃料電池積層体を複数直列に接続することを特徴とする請求項9記載の燃料電池。
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