JP2005044169A - 工作機械及びワーク処理装置の異常検査方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の工作機械としてのNC加工装置10では、検査用プログラムP2を実行すると、正規にセットされたワークWから離間しかつ隣接した領域で、干渉検査用ツール30が、加工用ツール14の相対移動動作の少なくとも一部と同じ動作を行い、このとき、ワークWが正規の位置からずれてセットされていたり、正規のものとは異なるワークWがセットされていた等の作業ミスが存在すると、干渉検査用ツール30がワークWに干渉して検出信号が出力される。これにより、作業ミスの有無を検査することができ、加工用ツール14の予期せぬ衝突を未然に防ぐことができる。
【選択図】 図4
Description
請求項1の工作機械では、検査用プログラムを実行すると、正規のワークから離間しかつ隣接した領域で、干渉検査用ツールが、加工用ツールの相対移動動作の少なくとも一部と同じ動作を行う。このとき、ワークが正規の位置からずれてセットされていたり、正規のものとは異なるワークがセットされていた等の作業ミスが存在すると、干渉検査用ツールがワークに干渉して検出信号が出力される。これにより、作業ミスの有無を検査することができ、加工用ツールの予期せぬ衝突を未然に防ぐことができる。
請求項3の工作機械は、干渉検査用ツールが検出信号を出力したときに停止するので、停止状態に基づいて作業ミスの特定が容易になる。
請求項4の工作機械では、干渉検査用ツールが検出信号を出力したときには、実行されていた移動コマンドを中断し、次の移動コマンドを実行すると共に、干渉検査用ツールが検出信号を出力したときの移動コマンドを記憶するから、一度に複数の移動コマンドに関して、干渉検査を行うことができる。
請求項5の工作機械では、検査用プログラムの一部を自動作成するので、作業効率が向上すると共に、自動作成された検査用プログラムでは、加工条件設定コマンドが無効化されるので、実行時間を短くすることができる。
請求項6のワーク処理装置の異常検査方法では、干渉検査用ツールをワーク処理用ツールの代わりにツール装着部に装着して、ワーク処理用ツールの動作の少なくとも一部と同じ動作を、正規のワークから離間しかつ隣接した領域で行わせる。このとき、ワークが正規の位置からずれてセットされていたり、正規のものとは異なるワークがセットされていた等の作業ミスが存在すると、干渉検査用ツールがワークに干渉して検出信号が出力される。これにより、作業ミスの有無を検査することができ、ワーク処理用ツールの予期せぬ衝突を未然に防ぐことができる。
図1に示した本実施形態のNC加工装置10(本発明の「工作機械」、「ワーク処理装置」に相当する)には、ベッド11の上面にコラム12とワーク治具16とが対向して備えられている。ワーク治具16には、コラム12との対向面に、種々のワークWが固定可能となっている。コラム12には、水平方向を向いた回転軸を中心にして回転駆動可能な主軸13(本発明の「ツール装着部」に相当する)が設けられ、この主軸13の先端に、種々のツール14が着脱される。また、コラム12には、主軸13を上下方向(Y軸方向)に直動させるためのY軸駆動部17(図2参照)が備えられている。さらに、ベッド11には、主軸13の回転軸と平行な方向(Z軸方向)にコラム12を直動するZ軸駆動部18(図2参照)と、ワーク治具16を、コラム12との対向方向と直行する水平方向(X軸方向)に直動駆動するX軸駆動部19(図2参照)が備えられている。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態の変形例として、検査用プログラムP2を実行したときに移動コマンドの前に挿入される補助コマンドの内容を、例えば、干渉検査用ツール30から検出信号が出力されたことを条件にして、実行されていた移動コマンドを中断し、次の移動コマンドを実行すると共に、検出信号を出力したときの移動コマンドを記憶するように設定してもよい。この構成により、一度に複数の移動コマンドに関して、干渉検査を行うことができる。
13 主軸(ツール装着部)
14 ツール
30 干渉検査用ツール
31 タッチセンサ
W ワーク
Claims (6)
- 加工用プログラムを実行すると、種々のツールの中から所定の加工用ツールを選択してツール装着部に自動装着すると共に、前記加工用プログラムに含まれる複数の移動コマンドに従い、前記加工用ツールをワークに対して相対移動することで、前記ワークに加工を施す工作機械において、
対象物に干渉したときに検出信号を出力する干渉検査用ツールを、前記ツール装着部に着脱可能に設け、
検査用プログラムを実行すると、前記加工用プログラムに含まれる前記複数の移動コマンドの少なくとも一部に従い、前記加工用ツールの前記相対移動動作の少なくとも一部と同じ動作を、正規の前記ワークから離間しかつ隣接した領域で、前記干渉検査用ツールに行わせるように構成したことを特徴とする工作機械。 - 前記干渉検査用ツールは、前記対象物に接触したときに前記検出信号を出力するタッチセンサを備えてなることを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
- 前記干渉検査用ツールが検出信号を出力したときに、停止するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械。
- 前記干渉検査用ツールが検出信号を出力したときには、実行されていた移動コマンドを中断し、次の移動コマンドを実行すると共に、前記干渉検査用ツールが検出信号を出力したときの移動コマンドを記憶するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械。
- 前記加工用プログラムのうち、加工条件を設定する加工条件設定コマンドを無効化して、前記検査用プログラムの一部を自動作成するプログラム作成手段を備えことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の工作機械。
- ツール装着部に装着したワーク加工用ツールとワークとの相対位置を、所定の加工プログラムに応じて変更して、前記ワークに所定の加工を施すワーク加工装置の異常検査方法において、
対象物と干渉したときに検出信号を出力する干渉検査用ツールを、前記ワーク加工用ツールの代わりに前記ツール装着部に装着して、前記ワーク加工用ツールの動作の少なくとも一部と同じ動作を、正規の前記ワークから離間しかつ隣接した領域で行わせることを特徴とするワーク加工装置の異常検査方法。
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