JP2005043882A - 表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、画素内に配置されたP型トランジスタのオフ電流を起因とした表示妨害を抑制する表示装置及びその駆動方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明の表示装置は、表示素子及びP型トランジスタを含む複数の画素がマトリクス状に配置された画素部と、信号線駆動回路及び走査線駆動回路とを具備し、該信号線駆動回路及び該走査線駆動回路の一方又は両方がエージング用回路を具備することを特徴とする。本発明の表示装置の駆動方法は、画素内に配置されたトランジスタ、より詳しくは、ゲート電極が走査線に接続されたトランジスタにオフ電流を低下させるストレス条件を印加することを特徴とする。このストレス条件は、トランジスタのゲート電圧がプラス側に大きく、ドレイン電圧がマイナス側に大きく、そのゲート・ドレイン間電圧がなるべく大きい条件が好適である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶素子又は発光素子と、トランジスタとを含む画素がマトリクス状に配置された表示装置及びその駆動方法に関する。
近年、液晶素子や発光素子を有する表示装置の開発が活発に進められている。液晶表示装置は、省スペースで低消費電力という長所を活かして、急速に普及している。また、発光素子を有する表示装置は、既存の液晶表示装置がもつ利点の他、応答速度が速く動画表示に優れ、なおかつ視野角が広いなどの特徴を有し、次世代のフラットパネルディスプレイとして大きく注目されている。
前記表示装置は、液晶素子又は発光素子と、トランジスタとを含む画素がマトリクス状に複数配置された画素部を有する。前記画素部を構成する全てのトランジスタは、その作製コストや、作製工程の観点から、1つの導電型で構成することが好ましい。また、画素部を作製した基板上に駆動回路を作り込む場合にも、該画素部と該駆動回路とを構成する全てのトランジスタを1つの導電型で構成することが好ましい。そして、1つの導電型のトランジスタで構成する場合、単純なシングルドレイン構造でも、N型トランジスタよりもホットキャリア劣化が非常に小さいP型トランジスタを用いることが好適である。
しかしながら、画素内に配置するトランジスタに、P型トランジスタを用いる場合、該P型トランジスタのオフ電流が高いことを起因として、映像が正確に表示されない問題が生じていた。そこで本発明は、画素内に配置されたP型トランジスタのオフ電流を起因とした表示妨害を抑制する表示装置及びその駆動方法を提供することを課題とする。
上述した従来技術の課題を解決するために、本発明においては以下の手段を講じる。本発明は、P型トランジスタにあるストレス条件を印加すると、オフ電流が低下する現象を積極的に利用するものである。
本発明の第1の構成の表示装置は、直列に接続された第1及び第2のP型トランジスタを含み、前記第2のトランジスタのソース電極又はドレイン電極が第1の電源に接続され、前記第1及び前記第2のP型トランジスタの間に走査線が接続されたエージング用回路を有することを特徴とする。
さらに、ゲート電極が前記走査線に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方が信号線に接続された第3のP型トランジスタ、及び第1の電極が前記第3のP型トランジスタの前記ソース電極及び前記ドレイン電極の他方に接続され、第2の電極が第2の電源に接続された液晶素子を含む画素と、を有することを特徴とする。この第1の構成の表示装置の等価回路図は、図2(A)に図示する通りである。
本発明の第2の構成の表示装置は、直列に接続された第1及び第2のP型トランジスタを含み、前記第2のトランジスタのソース電極又はドレイン電極が第1の電源に接続され、前記第1及び前記第2のP型トランジスタの間に信号線が接続された第1のエージング用回路と、直列に接続された第3及び第4のP型トランジスタを含み、前記第4のトランジスタのソース電極又はドレイン電極が第2の電源に接続され、前記第3及び前記第4のP型トランジスタの間に走査線が接続された第2のエージング用回路とを有することを特徴とする。
さらに、ゲート電極が前記走査線に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方が前記信号線に接続された第5のP型トランジスタと、第1の電極が前記第5のP型トランジスタの前記ソース電極及び前記ドレイン電極の他方に接続され、第2の電極が第3の電源に接続された液晶素子を含む画素と、を有することを特徴とする。この第2の構成の表示装置の等価回路図は、図1に図示する通りである。
本発明の第3の構成の表示装置は、直列に接続された第1及び第2のP型トランジスタを含み、前記第2のトランジスタのソース電極又はドレイン電極が第1の電源に接続され、前記第1及び前記第2のP型トランジスタの間に走査線が接続されたエージング用回路を有することを特徴とする。
さらに、ゲート電極が前記走査線に接続され、ソース電極又はドレイン電極が信号線に接続された第3のP型トランジスタ、及び第1又は第2の電極が第2の電源に電気的に接続された発光素子を含む画素、とを有することを特徴とする。この第3の構成の表示装置の等価回路図は、図2(B)に図示する通りである。
本発明の第4の構成の表示装置は、直列に接続された第1及び第2のP型トランジスタを含み、前記第2のトランジスタのソース電極又はドレイン電極が第1の電源に接続され、前記第1及び前記第2のP型トランジスタの間に第1の走査線が接続された第1のエージング用回路と、直列に接続された第3及び第4のP型トランジスタを含み、前記第4のトランジスタのソース電極又はドレイン電極が第2の電源に接続され、前記第3及び前記第4のP型トランジスタの間に第2の走査線が接続された第2のエージング用回路とを有することを特徴とする。
さらに、ゲート電極が前記第1の走査線に接続され、ソース電極又はドレイン電極が信号線に接続された第5のP型トランジスタ、及び、ゲート電極が前記第2の走査線に接続され、ソース電極又はドレイン電極が第3の電源に接続された第6のP型トランジスタ、並びに、第1又は第2の電極が前記第3の電源に電気的に接続された発光素子を含む画素と、を有することを特徴とする。この第4の構成の表示装置の等価回路図は、図3に図示する通りである。
上記の通り、本発明の表示装置は、エージング用回路を具備することを特徴とする。より詳しくは、表示素子及びP型トランジスタを含む複数の画素がマトリクス状に配置された画素部と、信号線駆動回路及び走査線駆動回路とを具備し、該信号線駆動回路及び該走査線駆動回路の一方又は両方がエージング用回路を具備することを特徴とする。
そして、各画素内とエージング用回路に具備されるトランジスタは、結晶質半導体(ポリシリコン、p−Si)をチャネル部としたトランジスタを用いることが好適である。その理由として、結晶質半導体をチャネル部としたトランジスタは、電界効果移動度などの特性が良好であり、動画の表示に好適である点、また、結晶質半導体をチャネル部としたトランジスタは、非晶質半導体(アモルファスシリコン、a−Si)をチャネル部としたトランジスタと比較して、電子移動度が高く、発光素子の駆動に必要な電流を得ることが容易である点が挙げられる。
本発明の第1の構成の表示装置の駆動方法は、前記第1のトランジスタをオフにし、前記第2のトランジスタをオンにして、前記第1の電源と前記走査線の電位を同電位にすることを特徴とする。
このときの前記第1の電源の電位と、前記第3のトランジスタのドレイン電圧との電位差は、|24|V以上であることを特徴とする。
本発明の第2の構成の表示装置の駆動方法は、前記第1のトランジスタをオフにし、前記第2及び前記第5のトランジスタをオンにして、前記第1の電源、前記信号線及び前記液晶素子が含む前記第1の電極の電位を同電位にする第1のステップと、前記第1及び前記第3のトランジスタをオフにし、前記第2及び前記第4のトランジスタをオンにして、前記第1の電源と前記信号線を同電位にし、前記第2の電源と前記走査線の電位を同電位にする第2のステップを有することを特徴とする。
このときの前記第1のステップにおける前記第1の電源の電位と、前記第2のステップにおける前記第2の電源の電位の電位差は|24|V以上であることを特徴とする。
本発明の第3の構成の表示装置の駆動方法は、前記第1のトランジスタをオフにし、前記第2のトランジスタをオンにして、前記第1の電源と前記走査線の電位を同電位にすることを特徴とする。
このときの前記第1の電源の電位と、前記第3のトランジスタのドレイン電圧との電位差は、|24|V以上であることを特徴とする。
また、本発明の第3の構成の表示装置の駆動方法は、前記第3のP型トランジスタの前記ソース電極及び前記ドレイン電極の他方と、前記第2の電源の電位を同電位にする第1のステップと、前記第1のトランジスタをオフにし、前記第2のトランジスタをオンにして、前記第1の電源と前記走査線の電位を同電位にする第2のステップを有することを特徴とする。
このときの前記第1及び前記第2の電源の各電位の電位差は、|24|V以上であることを特徴とする。
本発明の第4の構成の表示装置の駆動方法は、前記第5のトランジスタの前記ソース電極及び前記ドレイン電極の他方と、前記第3の電源の電位を同電位にする第1のステップと、前記第1及び前記第3のトランジスタをオフにし、前記第2及び前記第4のトランジスタをオンにして、前記第1の電源と前記第1の走査線の電位を同電位にし、前記第2の電源と前記第2の走査線の電位を同電位にする第2のステップを有することを特徴とする。
このときの前記第1及び前記第3の電源の各電位の電位差は、|24|V以上であり、また前記第2及び前記第3の電源の各電位の電位差は、|24|V以上であることを特徴とする。
また本発明は、上記の第1乃至第4の構成の表示装置のように、エージング用回路を具備した構成に限定されない。以下には、エージング用回路を具備しない表示装置の駆動方法について説明する。
本発明は、P型トランジスタ及び液晶素子を有し、前記P型トランジスタのゲート電極は走査線に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方は信号線に接続され、他方は液晶素子が含む第1又は第2の電極に接続された表示装置の駆動方法において、前記P型トランジスタをオンにして、前記信号線の電位と前記P型トランジスタのドレイン電極の電位を同電位にする第1のステップと、前記走査線の電位と、前記P型トランジスタの前記ドレイン電極の電位を同電位にする第2のステップを有することを特徴とする。
なお、前記第1のステップにおいて、前記液晶素子が含む前記第1及び前記第2の電極の電位を同電位にすることを特徴とする。
また、前記第2のステップにおいて、前記走査線の電位と、前記P型トランジスタの前記ドレイン電極の電位との電位差は、|24|V以上になるように設定することを特徴とする。
本発明は、P型トランジスタ及び発光素子を有し、前記P型トランジスタのゲート電極は走査線に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方は信号線に接続され、他方は発光素子が含む第1又は第2の電極に電気的に接続された表示装置の駆動方法において、前記P型トランジスタをオンにして、前記信号線の電位と前記P型トランジスタのドレイン電極の電位を同電位にする第1のステップと、前記走査線の電位と、前記P型トランジスタの前記ドレイン電極の電位を同電位にする第2のステップを有することを特徴とする。
なお、前記第2のステップにおいて、前記走査線の電位と、前記P型トランジスタの前記ドレイン電極の電位との電位差は、|24|V以上になるように設定することを特徴とする。
上記駆動方法を有する本発明は、画素内に配置されたトランジスタ、より詳しくは、ゲート電極が走査線に接続されたトランジスタにオフ電流を低下させるストレス条件を印加することができる。このストレス条件は、トランジスタのゲート電圧がプラス側に大きく、ドレイン電圧がマイナス側に大きく、そのゲート・ドレイン間電圧がなるべく大きい条件が好適である。
より具体的には、通常動作に用いている電圧条件の1.5倍程度のゲート・ドレイン間電圧を印加することが好適である。例えば、ゲート・ドレイン間電圧は|24|V以上が好適である。このようなストレス条件をトランジスタに与えることによって、該トランジスタのオフ電流を低下させることが可能となり、その結果、オフ電流の低下に起因した表示妨害を抑制した表示装置の駆動方法を提供することができる。
なお、本発明における表示装置とは、画像表示デバイス、発光デバイス、照明装置などの光源を含む。また、画素部及び駆動回路を基板とカバー材との間に封入したパネル、前記パネルにFPCが取り付けられたモジュール、該FPCの先にドライバICが設けられたモジュール、パネルにCOG方式等によりドライバICが実装されたモジュール、モニターに用いるディスプレイなどを範疇に含む。
本発明により、P型トランジスタのオフ電流を起因とした表示妨害を抑制した表示装置及びその駆動方法を提供することができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する本発明の構成において、同じものを指す符号は異なる図面間で共通して用いる。
本発明の表示装置は、エージング用回路を具備することを特徴とする。本形態では、液晶素子及びP型トランジスタを含む複数の画素がマトリクス状に配置された画素部と、各々がエージング用回路を含む信号線駆動回路及び走査線駆動回路とを具備することを特徴とした表示装置の構成について、図1を用いて説明する。
信号線駆動回路に具備されるエージング用回路31は、直列に接続されたP型トランジスタ11、12(以下、トランジスタ11、12と表記)を有し、トランジスタ12のソース電極又はドレイン電極は電源線21に接続される。トランジスタ11のソース電極又はドレイン電極にはS_OUTが供給される。S_OUTとは、エージング用回路31に隣接する回路から出力される信号を指し、例えばラッチから出力される信号を指す。このエージング用回路31は、電源線21と信号線18の電位を同電位にして、トランジスタ15のドレイン電圧の値を適当な値に設定する。
走査線駆動回路に具備されるエージング用回路32は、直列に接続されたP型トランジスタ13、14(以下、トランジスタ13、14と表記)を有し、トランジスタ14のソース電極又はドレイン電極は電源線22に接続される。トランジスタ13のソース電極又はドレイン電極にはG_OUTが供給される。G_OUTとは、エージング用回路32に隣接する回路から出力される信号を指し、例えばバッファから出力される信号を指す。このエージング用回路32は、電源線22と走査線19の電位を同電位にして、トランジスタ15のゲート電圧の値を適当な値に設定する。
画素部に複数配置される画素101は、列方向に配置された信号線18と、行方向に配置された走査線19に囲まれており、P型トランジスタ15、一対の電極間に液晶材料が挟まれた液晶素子16、及び該液晶素子16の両電極間の電位差を保持する容量素子17を具備する。P型トランジスタ15のゲート電極は走査線19に接続され、ソース電極又はドレイン電極の一方は信号線18に接続される。また、液晶素子16の第1の電極(画素電極)24はP型トランジスタ15のソース電極又はドレイン電極の他方に接続され、第2の電極(対向電極)25は電源線23に接続される。
なお、エージング用回路31、32に具備されるトランジスタ11〜14と、画素101内に配置されるトランジスタ15は全てP型である。従って、トランジスタ11〜15は、結晶質半導体(ポリシリコン、p−Si)をチャネル部としたトランジスタを用いることが好適である。結晶質半導体をチャネル部としたトランジスタは、電界効果移動度などの特性が良好であり、動画の表示に好適である。また、画素部及び、該画素部が形成される基板上に一体形成される回路は、全てP型トランジスタで構成することが好適であり、本構成により、作製コストの低減や作製工程の簡略化が実現される。
続いて、エージング用回路31、32を具備した本発明の表示装置の駆動方法について説明する。ここでは、トランジスタ15のドレイン電圧を設定する期間T1と、トランジスタ15のゲート電圧を設定してエージングを行う期間T2とに分けて説明する。なお、下記の説明に用いる電圧値の条件はあくまで一例とし、また、トランジスタ11〜14の各ゲートに入力される信号は、Vin1〜Vin4と表記する。
期間T1において、Vin1は−12V、Vin2は−17V、Vin3は−17V、Vin4は−22V、電源線21の電位は−12V、電源線22の電位は−17V、電源線23の電位は−12Vである。従って、トランジスタ11、13がオフ、トランジスタ12、14がオンになる。また、電源線21の電位がトランジスタ12を介して信号線18に伝達されて、電源線21と信号線18は同電位(−12V)となる。さらに、電源線22の電位は、トランジスタ14を介して走査線19に伝達されて、電源線22と走査線19は同電位(−17V)となる。そうすると、トランジスタ15はオンして、電源線21の電位と、液晶素子16の一方の電極24の電位が同電位(−12V)となる。このとき、液晶素子16の他方の電極25の電位は−12Vであるため、液晶素子16の両電極間の電位差はゼロになる。このように、エージングを行う前には、液晶素子16の両電極間には電位差を有していない方が好ましい。また、トランジスタ15のドレイン電圧は−12V、ゲート電圧は−17Vとなる。
期間T2において、Vin1は0V、Vin2は−5V、Vin3は12V、Vin4は7V、電源線21の電位は0V、電源線22の電位は12V、電源線23の電位は−12Vである。従って、トランジスタ11、13がオフ、トランジスタ12、14がオンになる。また、電源線21の電位は、トランジスタ12を介して信号線18に伝達されて、電源線21と信号線18は同電位(0V)となる。さらに、電源線22の電位は、トランジスタ14を介して走査線19に伝達されて、電源線22と走査線19は同電位(12V)となる。このとき、トランジスタ15のドレイン電圧は−12V、ゲート電圧は12Vとなり、ゲート・ドレイン間電圧は|24|Vとなる。このようにして、トランジスタ15に所望のストレス条件を印加することができる。
上記駆動方法を有する本発明は、画素101内に配置されたトランジスタ15に、オフ電流を低下させるストレス条件を印加することができる。このストレス条件は、トランジスタ15のゲート電圧がプラス側に大きく、ドレイン電圧がマイナス側に大きく、そのゲート・ドレイン間電圧がなるべく大きい条件が好適である。
より具体的には、通常動作に用いている電圧条件の1.5倍程度のゲート・ドレイン間電圧を印加することが好適である。例えば、ゲート・ドレイン間電圧は|24|V以上が好適である。このようなストレス条件をトランジスタに与えることによって、該トランジスタのオフ電流を低下させることが可能となり、その結果、オフ電流の低下に起因した表示妨害を抑制した表示装置の駆動方法を提供することができる。
続いて、走査線駆動回路のみにエージング用回路を設ける本発明の実施の形態について、図2(A)を用いて説明する。図2(A)は、図1に示す構成におけるエージング用回路31を削除した形になっているため、詳しい構成の説明は省略し、その動作について、トランジスタ15のドレイン電圧を設定する期間T1と、トランジスタ15のゲート電圧を設定してエージングを行う期間T2とに分けて説明する。なお、下記の説明に用いる電圧値の条件はあくまで一例である。
期間T1において、Vin3は−10V、Vin4は0V、電源線22の電位は0V、電源線23の電位は0V、G_OUTは−5Vである。従って、トランジスタ13がオン、トランジスタ14はオフ、トランジスタ15はオンになり、信号線18とトランジスタ15のドレイン電圧が同電位(ここでは0V)になる。この期間では、液晶素子16の画素電極24の電位と、対向電極25の電位を同電位にすることが好ましい。
期間T2において、Vin3は24V、Vin4は19V、電源線22の電位は24Vである。従って、トランジスタ13がオフ、トランジスタ14はオンになる。そうすると、電源線22の電位がトランジスタ14を介して走査線19に伝達されて、電源線22と走査線19は同電位(24V)となる。このとき、トランジスタ15のドレイン電圧は0V、ゲート電圧は24Vとなり、ゲート・ドレイン電圧は24Vとなる。このようにして、トランジスタ15に所望のストレス条件を印加することができる。
上記の図1、図2(A)の構成において、トランジスタ15のゲート・ドレイン間には、容量結合が生じてしまう場合がある。このように容量結合が発生した場合に対応させて、電源線22には数V程度(好適には5V)のマージンを持たせることが好適である。具体的には、最大でVGDが24+5=29V程度になるように、電源線22の電位にマージンを持たせることが好ましく、上記の電圧条件の場合には、電源線22の電位を最大で12+5=17V程度に設定することが好適である。
エージングを行うタイミングは、製品出荷前、製品出荷後パネルを起動させるとき、パネルを終了させるとき等が挙げられる。また、製品出荷後に定期的に行ったり、パネルの表示に問題が生じたときにユーザが任意に行ったりしてもよい。製品出荷後に行う場合には、エンドユーザにパネルが渡った後も、ユーザが使用していないタイミングや任意のタイミングにエージングを行うことができるため、製品の長寿命化が実現される。
(実施の形態2)
本実施の形態では、表示素子として発光素子を用いる場合を例に挙げて、本発明の表示装置の構成について説明する。より詳しくは、エージング用回路の構成について、図2(B)を用いて説明する。
走査線駆動回路に具備されるエージング用回路61は、直列に接続されたP型トランジスタ41、42(以下、トランジスタ41、42と表記)を有し、トランジスタ42のソース電極又はドレイン電極は電源線51に接続される。トランジスタ41のソース電極又はドレイン電極にはG_OUTが供給される。G_OUTとは、エージング用回路61に隣接する回路から出力される信号を指し、例えばバッファから出力される信号を指す。このエージング用回路61は、電源線51と走査線56の電位を同電位にして、トランジスタ43のゲート電圧の値を適当な値に設定する。
画素部に複数配置される画素101は、列方向に配置された電源線52、信号線55と、行方向に配置された走査線56に囲まれており、P型トランジスタ43、64(以下、トランジスタ43、64と表記)、一対の電極間に発光性材料が挟まれた発光素子47、及びトランジスタ64のゲート・ソース間電圧を保持する容量素子63を具備する。
トランジスタ43のゲート電極は走査線56に接続され、ソース電極又はドレイン電極の一方は信号線55に接続される。また、発光素子47の第1の電極(画素電極)48はトランジスタ64のソース電極又はドレイン電極の他方に接続され、第2の電極(対向電極)49は電源線53に接続される。発光素子47の第1及び第2の電極48、49は、両電極間に流れる電流の方向に従って、一方は陽極で、他方は陰極となる。
なお、エージング用回路61に具備されるトランジスタ41、42と、画素101内に配置されるトランジスタ43は全てP型である。従って、トランジスタ41〜43は、結晶質半導体をチャネル部としたトランジスタを用いることが好適である。その理由として、結晶質半導体をチャネル部としたトランジスタは、非晶質半導体(アモルファスシリコン、a−Si)をチャネル部としたトランジスタと比較して、電子移動度が高く、発光素子の駆動に必要な電流を得ることが容易であることが挙げられる。また、画素部及び、該画素部が形成される基板上に一体形成される回路は、全てP型トランジスタで構成することが好適であり、本構成により、作製コストの低減や作製工程の簡略化が実現される。
トランジスタ43(スイッチング用トランジスタ43)は画素101に対するビデオ信号の入力を制御する。また、トランジスタ64(駆動用トランジスタ64)は、そのゲート・ソース間電圧に応じたドレイン電流を発光素子47に供給する。
続いて、エージング用回路61を具備した本発明の表示装置の駆動方法について説明する。ここでは、トランジスタ43のドレイン電圧を設定する期間T1と、トランジスタ43のゲート電圧を設定してエージングを行う期間T2とに分けて説明する。なお、下記の説明に用いる電圧値の条件はあくまで一例とし、また、トランジスタ41、42の各ゲートに入力される信号は、Vin1、Vin2と表記する。
期間T1において、Vin1は−10V、Vin2は0V、電源線51の電位は0V、電源線52の電位は8V、G_OUTは−5Vである。従って、トランジスタ41がオン、トランジスタ42はオフ、トランジスタ43はオンになり、信号線55とトランジスタ43のドレイン電圧が同電位(ここでは8V)になる。この期間では、トランジスタ64のゲート・ソース間電圧がゼロになるようにすることが好適である。
期間T2において、Vin1は32V、Vin2は27V、電源線51の電位は32V、電源線52の電位は8Vである。従って、トランジスタ41がオフ、トランジスタ42はオンになる。そうすると、電源線51の電位がトランジスタ42を介して走査線56に伝達されて、電源線51と走査線56は同電位(32V)となる。そうすると、トランジスタ43のドレイン電圧は8V、ゲート電圧は32Vとなり、ゲート・ドレイン電圧は24Vとなる。従って、所望のストレス条件を印加することができる。
上記駆動方法を有する本発明は、画素101内に配置されたトランジスタ43に、オフ電流を低下させるストレス条件を印加することができる。このストレス条件は、トランジスタ43のゲート電圧がプラス側に大きく、ドレイン電圧がマイナス側に大きく、そのゲート・ドレイン間電圧がなるべく大きい条件が好適である。
より具体的には、通常動作に用いている電圧条件の1.5倍程度のゲート・ドレイン間電圧を印加することが好適である。例えば、ゲート・ドレイン間電圧は|24|V以上が好適である。このようなストレス条件をトランジスタに与えることによって、該トランジスタのオフ電流を低下させることが可能となり、その結果、オフ電流の低下に起因した表示妨害を抑制した表示装置の駆動方法を提供することができる。
続いて、図2(A)に示す画素101にトランジスタ76を追加し、それに伴って、エージング用回路92を新たに配置した構成について、図3を用いて簡単に説明する。
走査線駆動回路に具備されるエージング用回路91は、直列に接続されたP型トランジスタ71、72(以下、トランジスタ71、72と表記)を有し、一端は電源線81に接続され、他端にはG_OUT1が供給される。このエージング用回路91は、電源線81と走査線86の電位を同電位にして、トランジスタ75のゲート電圧の値を適当な値に設定する。エージング用回路92は、直列に接続されたP型トランジスタ73、74(以下、トランジスタ73、74と表記)を有し、一端は電源線82に接続され、他端にはG_OUT2が供給される。このエージング用回路92は、電源線82と走査線87を同電位にして、トランジスタ76のゲート電圧の値を適当な値に設定する。
画素部に複数配置される画素101は、列方向に配置された電源線83、信号線85と、行方向に配置された走査線86、87に囲まれており、P型トランジスタ75、76、94(以下、トランジスタ75、76、94と表記)、発光素子77及び容量素子93を具備する。
トランジスタ76(消去用トランジスタ76)は、オンになると、容量素子93に保持された電荷が放電して、トランジスタ94がオフする。従って、強制的に発光素子77に電流が流れない状態を作ることができる。トランジスタ76の配置により、全ての画素に対する信号の書き込みを待つことなく、書き込み期間の開始と同時又は直後に点灯期間を開始することができるため、デューティ比を向上させることができる。
なお、エージング用回路91、92に具備されるトランジスタ71〜74と、画素101内に配置されるトランジスタ75は全てP型である。従って、トランジスタ71〜75は、結晶質半導体をチャネル部としたトランジスタを用いることが好適である。その理由として、結晶質半導体をチャネル部としたトランジスタは、非晶質半導体をチャネル部としたトランジスタと比較して、電子移動度が高く、発光素子の駆動に必要な電流を得ることが容易であることが挙げられる。また、画素部及び、該画素部が形成される基板上に一体形成される回路は、全てP型トランジスタで構成することが好適であり、本構成により、作製コストの低減や作製工程の簡略化が実現される。
続いて、エージング用回路91、92を具備した本発明の表示装置の駆動方法について、トランジスタ75、76のドレイン電圧を設定する期間T1と、トランジスタ75、76のゲート電圧を設定してエージングを行う期間T2とに分けて説明する。なお、下記の説明に用いる電圧値の条件はあくまで一例とし、トランジスタ71〜74の各ゲートに入力される信号は、Vin1〜Vin4と表記する。
期間T1は、トランジスタ75、76のドレイン電圧を設定する期間であり、Vin1、Vin3は−10V、Vin2、Vin4は0V、電源線81、82の電位は0V、電源線83の電位は8V、G_OUT1、G_OUT2は−5Vである。従って、トランジスタ71、73、75、76がオン、トランジスタ72、74はオフになり、信号線85とトランジスタ75のドレイン電圧が同電位(ここでは8V)になる。この期間では、トランジスタ94のゲート・ソース間電圧がゼロになるようにすることが好適である。
期間T2は、トランジスタ75、76のゲート電圧を設定してエージングを行う期間であり、Vin1、Vin3は32V、Vin2、Vin4は27V、電源線81、82の電位は32V、電源線83の電位は8Vである。従って、トランジスタ71、73がオフ、トランジスタ72、74はオンになる。そうすると、電源線81の電位がトランジスタ72を介して走査線86に伝達されて、電源線81と走査線86は同電位(32V)となる。同様に、電源線82と走査線87は同電位(32V)となる。そうすると、また、トランジスタ76のドレイン電圧は8V、ゲート電圧は32Vとなり、ゲート・ドレイン間電圧は24Vとなる。従って、所望のストレス条件を印加することができる。
上記駆動方法を有する本発明は、画素101内に配置されたトランジスタ75、76に、オフ電流を低下させるストレス条件を印加することができる。このストレス条件は、トランジスタ75、76のゲート電圧がプラス側に大きく、ドレイン電圧がマイナス側に大きく、そのゲート・ドレイン間電圧がなるべく大きい条件が好適である。
より具体的には、通常動作に用いている電圧条件の1.5倍程度のゲート・ドレイン間電圧を印加することが好適である。例えば、ゲート・ドレイン間電圧は|24|V以上が好適である。このようなストレス条件をトランジスタに与えることによって、該トランジスタのオフ電流を低下させることが可能となり、その結果、オフ電流の低下に起因した表示妨害を抑制した表示装置の駆動方法を提供することができる。
上記の図2(B)、図3の構成において、トランジスタ43、75、76のゲート・ドレイン間には、容量結合が生じてしまう場合がある。このように容量結合が発生した場合に対応させて、電源線51、81、82には数V程度(好適には5V)のマージンを持たせることが好適である。具体的には、最大でVGDが24+5=29V程度になるように、電源線51、81、82の電位にマージンを持たせることが好ましい。
なお発光素子を有する画素の構成は、図2(B)、図3に示したものに限定されず、如何なる構成を有していてもよい。
エージングを行うタイミングは、製品出荷前、製品出荷後パネルを起動させるとき、パネルを終了させるとき等が挙げられる。また、製品出荷後に定期的に行ったり、パネルの表示に問題が生じたときにユーザが任意に行ったりしてもよい。製品出荷後に行う場合には、エンドユーザにパネルが渡った後も、ユーザが使用していないタイミングや任意のタイミングにエージングを行うことができるため、製品の長寿命化が実現される。
(実施の形態3)
上記の実施の形態1、2では、エージング用回路を具備した構成について説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されず、エージング用回路を設けなくても構わない。そこで、実施の形態1で説明した図1、2(A)において、エージング用回路が具備されない表示装置の駆動方法について、簡単に説明する。
まず、第1のステップとして、トランジスタ15のドレイン電圧を設定するために、該トランジスタ15をオンさせて、信号線18から所望の信号を入力する。
次に、第2のステップとして、トランジスタ15のゲート・ドレイン電圧が、通常動作に用いている電圧条件の1.5倍程度になるように、好適には|24|V以上になるように、トランジスタ15のゲート電圧を設定する。つまり、走査線19の電位を変更する。そうすると、エージングを行うことができる。
従って、走査線19の電位を変更することができれば、エージング用回路を設けなくても構わない。これは、図2(B)、図3に示す構成でも同様であり、その動作の説明はここでは省略する。
本実施例では、トランジスタのゲート電圧(VG)、ドレイン電圧(VD)にストレスを印加したときのオフ電流(Ioff)の時間変化を調べた実験結果について、図4、5を用いて説明する。
図4(A)は、P型トランジスタのVGを2Vと固定にして、VDを−14、−16、−18、−20Vに変化させたときのオフ電流と時間(sec)の関係を示したグラフである。グラフ中、丸印(○)のマーカをつないだ線はVDが−14V、四角印(□)のマーカをつないだ線はVDが−16V、ひし形印(◇)のマーカをつないだ線はVDが−18V、三角印(△)のマーカをつないだ線はVDが−20Vの条件下で行った結果である。縦軸は対数目盛を表示しており、1.E+00は1、1.E+01は10、1.E+02は100、1.E+03は1000、1.E+04は10000に相当し、以降のグラフにおいても同じである。
本グラフから、いずれの条件下においても、時間の経過に伴って、オフ電流が低下していることが分かる。また、VDが−20Vの条件で、オフ電流が最も低下していることが分かる。従って、オフ電流の低下には、VDがマイナス側に大きい条件が有効であることが分かる。
図4(B)は、P型トランジスタのVDを−14Vと固定にして、VGを2、4、6、8、10Vに変化させたときのオフ電流と時間の関係を示したグラフである。グラフ中、丸印(○)のマーカをつないだ線はVGが2V、四角印(□)のマーカをつないだ線はVGが4V、ひし形印(◇)のマーカをつないだ線はVGが6V、三角印(△)のマーカをつないだ線はVGが8V、米印(*)のマーカをつないだ線はVGが10Vの条件下で行った結果である。
本グラフから、いずれの条件下においても、時間の経過に伴って、オフ電流が低下していることが分かる。また、VGが10Vの条件で、オフ電流が最も低下していることが分かる。従って、オフ電流の低下には、VGがプラス側に大きい条件が有効であることが分かる。
図5(A)は、P型トランジスタのゲート・ドレイン間電圧(VGD)を−20Vと固定にして、VDを−26〜−1Vに変化させ、VGを−6〜19Vに変化させたときのオフ電流と時間の関係を示したグラフである。本実験は、VGDを固定にしたときのストレス電圧依存をみたものであり、グラフ中、白抜きの正方形印(□)のマーカをつないだ線はVDが−1V、VGが19V、白抜きのひし形印(◇)のマーカをつないだ線はVDが−3V、VGが17V、白抜きの三角形印(△)のマーカをつないだ線はVDが−4V、VGが16V、バツ印(×)のマーカをつないだ線はVDが−5V、VGが15V、米印(*)のマーカをつないだ線はVDが−6V、VGが14V、黒抜きの長方形印のマーカをつないだ線はVDが−8V、VGが12V、黒抜きの長方形印のマーカをつないだ線はVDが−10V、VGが10V、白抜き丸印(○)のマーカをつないだ線はVDが−14V、VGが6V、バツ印のマーカをつないだ線はVDが−18V、VGが2V、黒抜きの正方形印のマーカをつないだ線はVDが−20V、VGが0V、黒抜きのひし形印(◆)のマーカをつないだ線はVDが−22V、VGが−2V、黒抜きの三角形印(▲)のマーカをつないだ線はVDが−26V、VGが−6Vの条件下で行った結果である。
本グラフから、いずれの条件下においても、時間の経過に伴って、オフ電流が低下していることが分かる。また、VDが−26V、VGが−6Vの条件で、オフ電流が最も低下していることが分かる。従って、オフ電流の低下には、VDがマイナス側に大きい条件が有効であることが分かる。
図5(B)は、P型トランジスタのVGを2Vと固定にして、ドレイン電圧(VD)を−14〜−24Vに変化させたときのオフ電流と時間の関係を示したグラフである。本実験は、VGが固定の場合のVD依存をみたものであり、グラフ中、丸印(○)のマーカをつないだ線はVDが−14V、バツ印(×)のマーカをつないだ線はVDが−16V、ひし形印(◇)のマーカをつないだ線はVDが−18V、三角印(△)のマーカをつないだ線はVDが−20V、米印(*)のマーカをつないだ線はVDが−22V、四角印のマーカをつないだ線はVDが−24Vの条件下で行った結果である。
本グラフから、いずれの条件下においても、時間の経過に伴って、オフ電流が低下していることが分かる。また、VDが−24V、VGが2Vの条件で、オフ電流が最も低下していることが分かる。従って、オフ電流の低下には、VGDがなるべく大きい条件が有効であることが分かる。
さらに、表示に問題を及ぼさない程度のオフ電流を10pA、ストレス印加時間を1秒とすると、図5(B)から、最適なストレス印加条件は、VGDが|24|V以上であることが分かる。
上記の実験結果をまとめると、トランジスタに印加するストレス条件は、図4(A)、図5(A)のグラフからVDがマイナス側に大きく、図4(B)からVGがプラス側に大きい条件が有効であることが分かる。また、図5(B)から、トランジスタのゲート・ドレイン間電圧(VGD)はなるべく大きい条件の方が有効である。
より具体的な条件としては、通常動作に用いている電圧条件の1.5倍程度のゲート・ドレイン間電圧を印加することが好適である。これは、本実験結果に基づくものであり、本実験では、通常時のP型TFTに印加されるストレスは、VDが−14V、VGが2V、VGDは|16V|の条件としており、オフ電流の低下は、VGDを|24|Vにしたとき(1.5倍程度にしたとき)に確認されたことに基づくものである。
本発明は、このようなストレス条件をトランジスタに与えることによって、該トランジスタのオフ電流を低下させることが可能となり、その結果、オフ電流の低下に起因した表示妨害を抑制した表示装置の駆動方法を提供することができる。
本実施例では、表示装置の構成について図6を用いて説明する。
図6(A)において、基板107上に、複数の画素101がマトリクス状に配置された画素部102を有し、画素部102の周辺には、信号線駆動回路103、第1の走査線駆動回路104及び第2の走査線駆動回路105を有する。図6(A)においては、信号線駆動回路103と、2組の走査線駆動回路104、105を有しているが、本発明はこれに限定されず、駆動回路の個数は画素の構成に応じて任意に設定すればよい。これらの駆動回路は、FPC106を介して外部より信号が供給される。
図6(B)には、第1の走査線駆動回路104及び第2の走査線駆動回路105の構成を示し、当該走査線駆動回路104、105は、シフトレジスタ114、バッファ115、エージング用回路116を有する。また、図6(C)には、信号線駆動回路103の構成を示し、当該信号線駆動回路103はシフトレジスタ111、第1のラッチ回路112、第2のラッチ回路113、エージング用回路117を有する。このように、エージング用回路116、117は、画素部102の周囲に配置される。
なお、走査線駆動回路と信号線駆動回路の構成は、上記記載に限定されず、例えばサンプリング回路やレベルシフタなどを具備していてもよい。また、走査線駆動回路と信号線駆動回路の両者にエージング用回路を設ける必要はなく、どちらか一方のみに設けてもよい。
さらに、上記駆動回路以外に、CPUやコントローラなどの回路を基板107に一体形成してもよい。そうすると、接続する外部回路(IC)の個数が減少し、軽量、薄型がさらに図れるため、携帯端末に特に有効である。また、エージング用回路は、2つのトランジスタを具備した構成を有し、従って構成する素子数は少ないため、このエージング用回路を駆動回路に組み込んでも、実装面積の拡大にはつながらない。
なお、エージングを行う際、所定の電源線の電位を変える必要が生じる。これは、多くの場合において、FPC106を介して接続された電源回路に、コントローラから所定の信号が供給されることで行われる。
本実施例は、上記の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
本発明を適用して作製される電子機器の一例として、デジタルカメラ、カーオーディオなどの音響再生装置、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(携帯電話、携帯型ゲーム機等)、家庭用ゲーム機などの記録媒体を備えた画像再生装置などが挙げられる。それら電子機器の具体例を図7に示す。
図7(A)は表示装置であり、筐体2001、支持台2002、表示部2003、スピーカー部2004、ビデオ入力端子2005等を含む。図7(B)はデジタルスチルカメラであり、本体2101、表示部2102、受像部2103、操作キー2104、外部接続ポート2105、シャッター2106等を含む。図7(C)はパーソナルコンピュータであり、本体2201、筐体2202、表示部2203、キーボード2204、外部接続ポート2205、ポインティングマウス2206等を含む。
図7(D)はモバイルコンピュータであり、本体2301、表示部2302、スイッチ2303、操作キー2304、赤外線ポート2305等を含む。図7(E)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置であり、本体2401、筐体2402、表示部A2403、表示部B2404、記録媒体読込部2405、操作キー2406、スピーカー部2407等を含む。表示部A2403は主として画像情報を表示し、表示部B2404は主として文字情報を表示する。図7(F)はゴーグル型ディスプレイであり、本体2501、表示部2502、アーム部2503を含む。
図7(G)はビデオカメラであり、本体2601、表示部2602、筐体2603、外部接続ポート2604、リモコン受信部2605、受像部2606、バッテリー2607、音声入力部2608、操作キー2609等を含む。図7(H)は携帯端末のうちの携帯電話機であり、本体2701、筐体2702、表示部2703、音声入力部2704、音声出力部2705、操作キー2706、外部接続ポート2707、アンテナ2708等を含む。
上記の電子機器において、本発明は表示部の構成と、該表示部の駆動方法に適用される。エージングを行うタイミングは、製品出荷前、製品出荷後パネルを起動させるとき、パネルを終了させるとき等が挙げられる。また、製品出荷後に定期的に行ったり、パネルの表示に問題が生じたときにユーザが任意に行ったりしてもよい。製品出荷後に行う場合には、エンドユーザにパネルが渡った後も、ユーザが使用していないタイミングや任意のタイミングにエージングを行うことができるため、製品の長寿命化が実現される。また、本発明の表示装置を用いた電子機器を携帯端末等に適用して、インターネットに接続できる状態にある場合には、最適なストレス条件のデータをダウンロードしてもよい。本実施例は、上記の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
本実施例では、まず、オフ電流を測定したときのトランジスタのドレイン・ゲート間電圧(Vdg)と、1秒間印加すればそのオフ電流が10pAとなる、トランジスタのドレイン・ゲート間電圧(Vdg)との関係を調べた実験結果について図8を用いて説明する。
なお、オフ電流を測定したときのトランジスタのドレイン・ゲート間電圧は、通常動作の電圧条件に沿ったものであり、この値をグラフの横軸とする。また、1秒間印加すればそのオフ電流が10pAとなるトランジスタのドレイン・ゲート間電圧は、オフ電流の低下を目的としたストレス条件であり、この値をグラフの縦軸とする。なお、10pAとは、通常動作において支障の生じないオフ電流値である。
グラフ中、黒抜きの丸印(●)のマーカは、ガラス基板上に形成された非晶質半導体上に触媒として機能する金属元素(例えばニッケル)を塗布し、その後、レーザ結晶化を行って形成した結晶質半導体をチャネル部としたトランジスタをサンプルとしたものである。
黒抜きの四角印のマーカは、丸印のマーカと同じ作製工程を経たトランジスタをサンプルとしたものである。但し、両者のサンプルは、そのゲート絶縁膜の膜厚が異なる。
黒抜きの三角印(▲)のマーカは、レーザ結晶化の照射条件が異なる以外は、丸印のマーカのサンプルと同様の作製方法により作成された結晶質半導体をチャネル部としたトランジスタをサンプルとしたものである。
米印(*)のマーカは、非晶質半導体上に金属元素を塗布せず、非晶質半導体に直接レーザ結晶化を行って形成した結晶質半導体をチャネル部としたトランジスタをサンプルとしたものである。
黒抜きのひし形印(◆)のマーカは、シリコン基板(SIMOX基板)上に形成されたトランジスタをサンプルとしたものである。
全てのサンプルは、Pチャネル型のトランジスタであり、そのチャネル長は10μm、チャネル幅は8μmであった。
全てのサンプルのマーカの近似曲線を引くと、その傾きは1.4777となった。つまり、通常動作のドレイン・ゲート間電圧条件の1.34〜1.61倍、好ましくは1.44〜1.51倍、さらに好ましくは1.48倍のストレス条件を1秒間印加すれば、そのオフ電流は10pAになることが分かる。また、このような傾向は、トランジスタのチャネル部の結晶性や、ゲート絶縁膜の厚さに依存しないことが分かる。
次に、時間(横軸)とオフ電流値(縦軸)の関係について、図9を用いて説明する。
サンプルはサンプルA〜サンプルCまで3つのサンプルがあり、全てのサンプルにおいて、オフ電流の低下を目的としたストレス条件は、ドレイン電圧が−17V、ゲート電圧が3Vで、1秒間印加するものであった。全てのサンプルは、シングルドレイン構造のPチャネル型のトランジスタであり、そのチャネル長は12μm、チャネル幅は4μmであった。
サンプルAは、ストレス条件印加後、電圧を印加しなかったトランジスタである。サンプルBは、ストレス条件印加後、ソース電圧が−5V、ドレイン電圧が5V、ゲート電圧が−8Vの電圧条件を印加したトランジスタである。サンプルCは、ソース電圧が−5〜+5Vの交流電圧、ドレイン電圧が5V、ゲート電圧が8Vの電圧条件を印加したトランジスタである。
上記のグラフによると、オフ電流の低下を目的としたストレス条件を印加した後、そのオフ電流は上昇傾向にあるものの、大きく上昇することはなく、動作に支障が生じない程度のオフ電流値である。つまり、ストレス条件を印加後、その効果がすぐになくなることはなく、長く維持されることが分かる。
次は、オフ電流の低下を目的としたストレス条件の印加時間(横軸)とオフ電流値(縦軸)の関係について、図10を用いて説明する。
図10(A)〜(D)の4つのグラフがあり、図10(A)〜(D)の横軸は、トランジスタのゲート電圧が2V、ドレイン電圧が−14Vの電圧条件のときのオフ電流値を示している。オフ電流の低下を目的としたストレス条件は、図10(A)は、ドレイン電圧が−18V、ゲート電圧が2Vの電圧の条件、図10(B)は、ドレイン電圧が−20V、ゲート電圧が2Vの電圧の条件、図10(C)は、ドレイン電圧が−22V、ゲート電圧が2Vの電圧の条件、図10(D)は、ドレイン電圧が−24V、ゲート電圧が2Vの電圧の条件である。
図10(A)〜(D)に示す全てのグラフにおいて、米印(*)のマーカは、L/W=10/8のトランジスタをサンプルとしたものであり、縦長方形のマーカは、L/W=3/8のトランジスタをサンプルとしたものであり、三角形(△)のマーカは、L/W=10/200のトランジスタをサンプルとしたものであり、バツ印(×)のマーカは、L/W=10/4のトランジスタをサンプルとしたものであり、正方形(□)のマーカは、L/W=400/8のトランジスタをサンプルとしたものであり、横長方形のマーカは、L/W=12/4のトランジスタをサンプルとしたものである。
図10におけるオフ電流値は、各々のトランジスタの単位チャネル幅あたりの値となっており、いずれのサンプルのオフ電流値も、そのオフ電流の低減の仕方が変わらない。つまり、トランジスタのオフ電流の低減の仕方は、トランジスタサイズには依存しないことが分かる。
本発明の表示装置及びその駆動方法を説明する図。 本発明の表示装置及びその駆動方法を説明する図。 本発明の表示装置及びその駆動方法を説明する図。 トランジスタのゲート電圧(VG)、ドレイン電圧(VD)にストレスを印加したときのオフ電流(Ioff)の時間変化を調べた実験結果を示すグラフ。 トランジスタのゲート電圧(VG)、ドレイン電圧(VD)にストレスを印加したときのオフ電流(Ioff)の時間変化を調べた実験結果を示すグラフ。 パネル、走査線駆動回路及び信号線駆動回路を示す図。 本発明が適用される電子機器を示す図。 オフ電流を測定したときのトランジスタのドレイン・ゲート間電圧(VDG)と、1秒間印加すればそのオフ電流が10pAとなるトランジスタのドレイン・ゲート間電圧(VDG)との関係を調べた実験結果を示すグラフ。 時間とオフ電流値との関係を調べた実験結果を示すグラフ。 オフ電流の低下を目的としたストレス条件の印加時間(横軸)とオフ電流値(縦軸)の関係を調べた実験結果を示すグラフ。
符号の説明
11〜15トランジスタ
16 液晶素子
17 容量素子
18 信号線
19 走査線
21〜23 電源線
24、25 電極
31、32 エージング用回路
41〜43 トランジスタ
47 発光素子
48、49 電極
51〜53 電源線
55 信号線
56 走査線
61 エージング用回路
63 容量素子
64 トランジスタ
71〜73、75、76 トランジスタ
77 発光素子
78、79 電極
81〜83 電源線
85 信号線
86、87 走査線
91、92 エージング用回路
93 容量素子
94 トランジスタ
101 画素

Claims (27)

  1. 直列に接続された第1及び第2のP型トランジスタを含み、前記第2のP型トランジスタのソース電極又はドレイン電極が第1の電源に接続され、前記第1及び前記第2のP型トランジスタの間に走査線が接続されたエージング用回路と、
    ゲート電極が前記走査線に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方が信号線に接続された第3のP型トランジスタ、及び第1の電極が前記第3のP型トランジスタの前記ソース電極及び前記ドレイン電極の他方に接続され、第2の電極が第2の電源に接続された液晶素子を含む画素と、を有することを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1乃至前記第3のP型トランジスタは、結晶質半導体でチャネル部を形成することを特徴とする表示装置。
  3. 直列に接続された第1及び第2のP型トランジスタを含み、前記第2のP型トランジスタのソース電極又はドレイン電極が第1の電源に接続され、前記第1及び前記第2のP型トランジスタの間に信号線が接続された第1のエージング用回路と、
    直列に接続された第3及び第4のP型トランジスタを含み、前記第4のP型トランジスタのソース電極又はドレイン電極が第2の電源に接続され、前記第3及び前記第4のP型トランジスタの間に走査線が接続された第2のエージング用回路と、
    ゲート電極が前記走査線に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方が前記信号線に接続された第5のP型トランジスタ、及び第1の電極が前記第5のP型トランジスタの前記ソース電極及び前記ドレイン電極の他方に接続され、第2の電極が第3の電源に接続された液晶素子を含む画素と、を有することを特徴とする表示装置。
  4. 請求項3において、
    前記第1乃至前記第5のP型トランジスタは、結晶質半導体でチャネル部を形成することを特徴とする表示装置。
  5. 直列に接続された第1及び第2のP型トランジスタを含み、前記第2のP型トランジスタのソース電極又はドレイン電極が第1の電源に接続され、前記第1及び前記第2のP型トランジスタの間に走査線が接続されたエージング用回路と、
    ゲート電極が前記走査線に接続され、ソース電極又はドレイン電極が信号線に接続された第3のP型トランジスタ、及び第1又は第2の電極が第2の電源に電気的に接続された発光素子を含む画素、とを有することを特徴とする表示装置。
  6. 請求項5において、
    前記第1乃至前記第3のP型トランジスタは、結晶質半導体でチャネル部を形成することを特徴とする表示装置。
  7. 直列に接続された第1及び第2のP型トランジスタを含み、前記第2のP型トランジスタのソース電極又はドレイン電極が第1の電源に接続され、前記第1及び前記第2のP型トランジスタの間に第1の走査線が接続された第1のエージング用回路と、
    直列に接続された第3及び第4のP型トランジスタを含み、前記第4のP型トランジスタのソース電極又はドレイン電極が第2の電源に接続され、前記第3及び前記第4のP型トランジスタの間に第2の走査線が接続された第2のエージング用回路と、
    ゲート電極が前記第1の走査線に接続され、ソース電極又はドレイン電極が信号線に接続された第5のP型トランジスタ、及び、ゲート電極が前記第2の走査線に接続され、ソース電極又はドレイン電極が第3の電源に接続された第6のP型トランジスタ、並びに、第1又は第2の電極が前記第3の電源に電気的に接続された発光素子を含む画素と、を有することを特徴とする表示装置。
  8. 請求項7において、
    前記第1乃至前記第6のP型トランジスタは、結晶質半導体でチャネル部を形成することを特徴とする表示装置。
  9. P型トランジスタ及び液晶素子を有し、前記P型トランジスタのゲート電極は走査線に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方は信号線に接続され、他方は液晶素子が含む第1又は第2の電極に接続された表示装置の駆動方法において、
    前記P型トランジスタをオンにして、前記信号線の電位と前記P型トランジスタのドレイン電極の電位を同電位にする第1のステップと、
    前記走査線の電位と、前記P型トランジスタの前記ドレイン電極の電位を同電位にする第2のステップを有することを特徴とする表示装置の駆動方法。
  10. 請求項9において、
    前記第1のステップにおいて、前記液晶素子が含む前記第1及び前記第2の電極の電位を同電位にすることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  11. 請求項9において、
    前記第2のステップにおいて、前記走査線の電位と、前記P型トランジスタの前記ドレイン電極の電位との電位差が|24|V以上になるように設定することを特徴とする表示装置の駆動方法。
  12. P型トランジスタ及び発光素子を有し、前記P型トランジスタのゲート電極は走査線に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方は信号線に接続され、他方は発光素子が含む第1又は第2の電極に電気的に接続された表示装置の駆動方法において、
    前記P型トランジスタをオンにして、前記信号線の電位と前記P型トランジスタのドレイン電極の電位を同電位にする第1のステップと、
    前記走査線の電位と、前記P型トランジスタの前記ドレイン電極の電位を同電位にする第2のステップを有することを特徴とする表示装置の駆動方法。
  13. 請求項12において、
    前記第2のステップにおいて、前記走査線の電位と、前記P型トランジスタの前記ドレイン電極の電位との電位差が|24|V以上になるように設定することを特徴とする表示装置の駆動方法。
  14. 直列に接続された第1及び第2のP型トランジスタを含み、前記第2のトランジスタのソース電極又はドレイン電極が第1の電源に接続され、前記第1及び前記第2のP型トランジスタの間に走査線が接続されたエージング用回路と、
    ゲート電極が前記走査線に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方が信号線に接続された第3のP型トランジスタ、及び第1の電極が前記第3のP型トランジスタの前記ソース電極及び前記ドレイン電極の他方に接続され、第2の電極が第2の電源に接続された液晶素子を含む画素と、を有することを特徴とする表示装置の駆動方法であって、
    前記第1のトランジスタをオフにし、前記第2のトランジスタをオンにして、前記第1の電源と前記走査線の電位を同電位にすることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  15. 請求項14において、
    前記第1の電源の電位と、前記第3のトランジスタのドレイン電圧との電位差は、|24|V以上であることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  16. 直列に接続された第1及び第2のP型トランジスタを含み、前記第2のトランジスタのソース電極又はドレイン電極が第1の電源に接続され、前記第1及び前記第2のP型トランジスタの間に信号線が接続された第1のエージング用回路と、
    直列に接続された第3及び第4のP型トランジスタを含み、前記第4のトランジスタのソース電極又はドレイン電極が第2の電源に接続され、前記第3及び前記第4のP型トランジスタの間に走査線が接続された第2のエージング用回路と、
    ゲート電極が前記走査線に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方が前記信号線に接続された第5のP型トランジスタ、及び第1の電極が前記第5のP型トランジスタのソース電極及びドレイン電極の他方に接続され、第2の電極が第3の電源に接続された液晶素子を含む画素と、を有する表示装置の駆動方法において、
    前記第1のトランジスタをオフにし、前記第2及び前記第5のトランジスタをオンにして、前記第1の電源、前記信号線及び前記液晶素子が含む前記第1の電極の電位を同電位にする第1のステップと、
    前記第1及び前記第3のトランジスタをオフにし、前記第2及び前記第4のトランジスタをオンにして、前記第1の電源と前記信号線を同電位にし、前記第2の電源と前記走査線の電位を同電位にする第2のステップを有することを特徴とする表示装置の駆動方法。
  17. 請求項16において、
    前記第1のステップにおける前記第1及び前記第3の電源の電位は、同電位であることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  18. 請求項16において、
    前記第1のステップにおける、前記第1及び前記第3の電源、前記液晶素子が含む前記第1及び前記第2の電極、並びに前記信号線の電位は、同電位であることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  19. 請求項16において、
    前記第1及び前記第2のステップの各ステップにおける前記第2の電源の電位は異なることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  20. 請求項16において、
    前記第1のステップにおける前記第1の電源の電位と、前記第2のステップにおける前記第2の電源の電位の電位差は|24|V以上であることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  21. 直列に接続された第1及び第2のP型トランジスタを含み、前記第2のトランジスタのソース電極又はドレイン電極が第1の電源に接続され、前記第1及び前記第2のP型トランジスタの間に走査線が接続されたエージング用回路と、
    ゲート電極が前記走査線に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方が信号線に接続された第3のP型トランジスタ、及び第1又は第2の電極が第2の電源に電気的に接続された発光素子を含む画素、とを有する表示装置の駆動方法において、
    前記第1のトランジスタをオフにし、前記第2のトランジスタをオンにして、前記第1の電源と前記走査線の電位を同電位にすることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  22. 請求項21において、
    前記第1の電源の電位と、前記第3のトランジスタのドレイン電圧との電位差は、|24|V以上であることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  23. 直列に接続された第1及び第2のP型トランジスタを含み、前記第2のトランジスタのソース電極又はドレイン電極が第1の電源に接続され、前記第1及び前記第2のP型トランジスタの間に走査線が接続されたエージング用回路と、
    ゲート電極が前記走査線に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方が信号線に接続された第3のP型トランジスタ、及び第1又は第2の電極が第2の電源に電気的に接続された発光素子を含む画素、とを有する表示装置の駆動方法において、
    前記第3のP型トランジスタの前記ソース電極及び前記ドレイン電極の他方と、前記第2の電源の電位を同電位にする第1のステップと、
    前記第1のトランジスタをオフにし、前記第2のトランジスタをオンにして、前記第1の電源と前記走査線の電位を同電位にする第2のステップを有することを特徴とする表示装置の駆動方法。
  24. 請求項23において、
    前記第1及び前記第2の電源の各電位の電位差は、|24|V以上であることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  25. 直列に接続された第1及び第2のP型トランジスタを含み、前記第2のトランジスタのソース電極又はドレイン電極が第1の電源に接続され、前記第1及び前記第2のP型トランジスタの間に第1の走査線が接続された第1のエージング用回路と、
    直列に接続された第3及び第4のP型トランジスタを含み、前記第4のトランジスタのソース電極又はドレイン電極が第2の電源に接続され、前記第3及び前記第4のP型トランジスタの間に第2の走査線が接続された第2のエージング用回路と、
    ゲート電極が前記第1の走査線に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方が信号線に接続された第5のP型トランジスタ、及び、ゲート電極が前記第2の走査線に接続され、ソース電極又はドレイン電極が第3の電源に接続された第6のP型トランジスタ、並びに、第1又は第2の電極が前記第3の電源に電気的に接続された発光素子を含む画素と、を有することを特徴とする表示装置の駆動方法において、
    前記第5のトランジスタの前記ソース電極及び前記ドレイン電極の他方と、前記第3の電源の電位を同電位にする第1のステップと、
    前記第1及び前記第3のトランジスタをオフにし、前記第2及び前記第4のトランジスタをオンにして、前記第1の電源と前記第1の走査線の電位を同電位にし、前記第2の電源と前記第2の走査線の電位を同電位にする第2のステップを有することを特徴とする表示装置の駆動方法。
  26. 請求項25において、
    前記第1及び前記第3の電源の各電位の電位差は、|24|V以上であることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  27. 請求項25において、
    前記第2及び前記第3の電源の各電位の電位差は、|24|V以上であることを特徴とする表示装置の駆動方法。
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