JP2005043171A - X線検査装置およびx線検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査視野内に輝度レベルの異なる部分が存在する場合、検出すべき欠陥が正しく検出できない場合があり、また、2値化レベルをその都度調節する等の煩雑な処理が必要になる。これを解決するために欠陥を確実に検出できるX線検査装置およびX線検査方法を提供することである。
【解決手段】X線透過像を用いて試料の欠陥を検出するX線検査方法において、上記試料の検査ウインドを設定するステップおよび上記検査ウインド内の上記X線透過像の輝度信号レベルに基づいて少なくとも第1と第2の2回の2値化処理を行なうステップからなり、上記第2の2値化処理は、上記第1の2値化処理に基づいて定められた領域内で2値化処理が行われるように構成される。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線検査装置およびX線検査方法に関し、特に、被破壊検査による電気・電子機器の製造工程で発生する欠陥の検査をするX線検査装置およびX線検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、X線検査装置を用いて電気・電子機器等の欠陥を検査する場合、電気・電子機器等にX線を照射して、その透過像を観察して欠陥の有無や形状を検査する装置は知られている。例えば、電子機器の多層基板に形成された配線や絶縁層に存在する欠陥や異物を検出する場合、X線画像を2値化処理して欠陥や異物を検出することが必要になる。
【0003】
このように2値化処理にて異物を検出する場合、検査対象周辺の明るさの状態により、検出結果が変わるために閾値を検査視野毎に設定する必要が生じる等、画象処理のパラメータ設定に時間を要し、また、パラメータ設定には、熟練した検査技師が必要になる等の問題があり、簡単に検査できるようなX線検査装置の実現が要望されている。
【0004】
これについて図5を用いて詳細に説明する。図5(a)は、例えば、多層プリント基板501のX線透過像を示している。この多層プリント基板501は、絶縁樹脂層506に厚さ数μm、幅10〜20μmの銅配線502が形成され、銅配線502の先にビア(Via)503が形成されている。ビア503は、多層に形成された銅配線を電気的に接続するためのもので、例えば、ビア503内部を導電体(導電体の樹脂等)により埋める方式のもので、大きさは、例えば、厚さ80〜120μm、直径50〜100μm程度のものである。また、504は、ビア503の周囲に形成された銅の層を示している。
【0005】
図5(a)では、多層プリント基板501のX線透過像を示し、銅配線502、ビア503および銅の層504は、斜線で示してあるが、実際のX線透過像では、X線の吸収の程度により濃淡として表示される。例えば、ビア503は、X線を良く吸収するので、黒く表示される。505は、導電体の樹脂等を充填した時にビア503の内部に発生した気泡を示している。ここに説明するX線検査装置では、この気泡が検出対象となる。
【0006】
507は、多層プリント基板501の内の検査ウインドを示すもので、今回のX線検査装置の処理対象範囲を示す。508は、検査ウインド507の線分a−aにおけるX線透過像の輝度信号レベルのプロファイルを表したものである。また、509は、同様に線分a−aにおけるX線透過像の輝度信号レベルのプロファイルを表したものである。510、511は、検査ウインド507の内の比較的明るい輝度信号レベル付近(以下LEVEL−maxと称する。)また、512、513は、比較的暗い輝度信号レベル付近(以下LEVEL−minと称する。)を示す。
【0007】
而して、このような輝度信号のプロファイル508および509から気泡505を検出するためには、例えば、2値化の閾値514を設定し、この閾値514以上の輝度信号レベル515を検出し、これを気泡505と認識するものである。なお、閾値514の設定は、実験的に定めるが、一般的に、輝度信号レベル全体の明るさの変化に対応するため、2値化の閾値は、LEVEL−max510とLEVEL−min512の間の比率により適宜実験的に定める。αは、その比率を示す。2値化の閾値514は、この方法により求めた閾値(Th1)を示す。なお、輝度信号のプロファイル509についても同様である。
【0008】
図5(b)は、検査ウインド507を2値化の閾値(Th1)により2値化した画像を示す。図5(b)に示すように2値化されたビア516と気泡517が明確に区別され、気泡517が顕在化していることが分かる。
【0009】
次に、図5(c)は、別の多層プリント基板501のX線透過像を示している。518は、多層プリント基板であるがその裏面には、例えば、アース電極のような一面に導電性部材(例えば、銅の蒸着膜)523が形成されている。519は、ビア503の周囲に形成された銅の層504と上記導電性部材523とを電気的に分離するための間隙部分(導電性部材523が形成されない部分)であり、X線透過像では、高輝度の信号レベルとなる。520および521は、上記間隙部分519のX線透過像の輝度信号レベルを示している。この輝度信号レベルは、図5(a)で説明した検査ウインド507の内の比較的明るい輝度信号レベル510、511よりも明るい輝度信号レベルとなる。522および523は、それぞれ線分a−aおよびa−aにおけるX線透過像の輝度信号レベルのプロファイルを表したものである。また、524は、2値化の閾値を示す。なお、図5(a)と同じものには同じ符号が付されている。
【0010】
而して、上記輝度信号レベル522および523から気泡505を検出するためには、図5(a)で説明したと同様に、2値化の閾値524を設定し、この閾値524以上の輝度信号レベル515を検出し、これを気泡505と認識するものであるが、前述と同様に輝度信号レベル全体の明るさの変化に対応するため、2値化の閾値(Th1)をLEVEL−max520とLEVEL−min512の間の比率により適宜αを設定すると、2値化の閾値(Th1)は、気泡505の輝度信号レベル515より高くなる。従って、検査ウインド507内の2値化画像は、図5(d)に示すようにビア516は、明確に表示されるが、気泡517は、顕在化せず、検査結果として見逃しとなる。なお、輝度信号レベル523についても同様である。
【0011】
このような問題に対応するためには、比率(α)を低く設定する方法があるが、これを低く設定すると暗い部分のノイズ成分の影響を受けて虚報が多く発生し、検査結果としては、不正確なデータが増え、その判定が困難であるばかりか、処理時間も長くなると言う結果になる。
【0012】
また、X線透視画像を用いた断線欠陥検査装置(例えば、特許文献1参照。)があるが、多層基板内部の欠陥を検査するものではない。
【0013】
【特許文献1】
特開平9−218951号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
検査視野内に輝度レベルの異なる部分が存在する場合、検出すべき欠陥が正しく検出できない場合があり、また、2値化レベルをその都度調節する等の煩雑な処理が必要になる。
【0015】
本発明の目的は、欠陥を確実に検出できるX線検査装置およびX線検査方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、X線透過像を用いて試料の欠陥を検出するX線検査方法において、上記試料の検査ウインドを設定するステップおよび上記検査ウインド内の上記X線透過像の輝度信号レベルに基づいて少なくとも第1と第2の2回の2値化処理を行なうステップからなり、上記第2の2値化処理は、上記第1の2値化処理に基づいて定められた領域内で2値化処理が行われるように構成される。
【0017】
また、本発明のX線検査方法において、上記第1の2値化処理を行なうステップは、上記輝度信号レベルの比較的高い輝度信号レベルと比較的低い輝度信号レベルとに基づいて定められる第1の2値化閾値により2値化されるステップであり、上記第2の2値化処理を行なうステップは、上記第1の2値化処理に基づいて定められた領域内で上記輝度信号レベルの比較的高い輝度信号レベルと比較的低い輝度信号レベルとに基づいて定められる第2の2値化閾値により2値化されるステップである。
【0018】
また、本発明のX線検査方法において、上記2値化処理ステップは、複数回繰返されるように構成される。
【0019】
更に、本発明のX線検査装置は、X線を試料に照射するX線発生部と、上記試料を透過して得られるX線透過画像を撮像するための撮像部と、上記撮像部からの映像信号を処理する信号処理部とからなり、上記信号処理部は、撮像する試料の検査ウインドを設定するための検査ウインド設定機能と、上記検査ウインド内の上記映像信号の輝度信号レベルに基づいて少なくとも第1と第2の2回の2値化処理を行なう機能を有し、上記第2の2値化処理は、上記第1の2値化処理に基づいて定められた領域内で2値化処理が行われるように構成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例の概略構成を示すブロック図である。図1において101は、X線発生装置、102は、X線発生装置101の先端部で、ここからX線が照射される。X線発生装置101は、例えば、X線管である。103は、X線カメラであり、X線を可視光に変換する蛍光面104、X線蛍光増倍管(X線イメージインテンシファイア)105およびCCDのような撮像装置106から構成されている。107は、試料テーブルであり、108は、X軸方向試料ステージ、109は、Y軸方向試料ステージである。110は、Z軸方向移動機構部(図示せず。)である。111は、検査対象試料、例えば、多層基板、112は、X線防護キャビンであり、X線の漏洩を防止するためのカバーである。また、X線防護キャビン112は、真空状態近くの圧力に減圧するための真空チャンバーの役割をも有する。113は、制御用パーソナルコンピュータ(以下、制御用PCと称する。)、114は、制御用PC113の表示用ディスプレイ装置、115は、試料テーブル107のX、YおよびZ方向の位置を制御するためのステージ制御装置、116は、X線発生装置101を制御するためのX線制御装置である。
【0021】
X線発生装置101は、先端部102から試料111に放射状にX線を照射する。高電圧電源供給部、真空ポンプ系等X線発生装置101が動作するために必要な構成は、従来のX線装置と同じであるので、説明は、省略する。
【0022】
X線発生装置111の先端部102から照射されたX線は、放射状に広がりながら試料テーブル107上に固定された試料111を透過し、その透過X線が蛍光面104、X線蛍光増倍管105を介して撮像装置106に到達する。X線蛍光増倍管105は、入射したX線をX線の強度の差に対応した輝度差の光(可視光)に変換し、撮像装置106に出力する。撮像装置106は、入射した光を映像信号に変換して制御用PC113に出力する。このようにX線カメラ103は、試料111を透過してきたX線透過像を撮像して映像信号(または輝度信号)として出力する。なお、図1の実施例では、X線を可視光に変換するために、X線イメージインテンシファイアを使用したが、シンチレータ等、X線を可視光に変換するものであれば、何でも良いことは明らかである。
【0023】
試料テーブル107は、X軸とY軸から成る座標平面上をX軸方向とY軸方向にそれぞれ移動するX軸方向試料ステージ108とY軸方向試料ステージ109上に載せられている。試料テーブル107は、試料111をその上に固定し、ステージ制御装置115からの制御に基づいて試料111の観察位置を変更するように移動する。また、ステージ制御装置115は、Z軸方向移動機構部110を制御して、X線カメラ103をZ軸方向に動かし、入力蛍光面104をZ軸方向に移動させる。
【0024】
次に、本発明の動作について図2、図3を用いて説明する。なお、図2の206は、図3の207に繋がることを示す。先ず多層基板501を試料テーブル107上に固定し、ステージ制御装置115を制御して、多層基板501の検査部位がX線発生装置111の先端部102から照射されたX線によるX線透過像の視野の中にビア503が位置するように調節する。
【0025】
この状態でステップ201を実行する。即ち、検査ウインド507が図2(a)で示すように設定される。なお、図2(a)は、ディスプレイ装置114に表示されたX線透過像を示す。この検査ウインド507の設定は、制御用PC113の入力装置、例えば、キーボードあるいはマウス等の入力装置(図示せず。)からの指示により設定される。これにより検査視野内の画像処理領域が指定される。このステップ以降の各ステップは、制御用PC113の画像処理の機能に基づいて実行される。なお、図2、図3の各部の符号は、図5に示す各部の符号に対応する。
【0026】
ステップ202は、検査ウインド507内の明るさを検索するステップである。図2(b)に示すように検査ウインド507内の明るさ検索で、輝度信号のプロファイル508から検査ウインド507の内の比較的明るい輝度信号レベル付近(以下LEVEL−maxと称する。)510および比較的暗い輝度信号レベル付近(以下LEVEL−minと称する。)512を検出する。
【0027】
ステップ203では、比較的明るい輝度信号レベルLEVEL−max510および比較的暗い輝度信号レベルLEVEL−min512とから2値化閾値Th1を(1)式により算出する。
【0028】
Th1=(LEVEL−max−LEVEL−min)×α+LEVEL−min・・・・(1)
ここに、αは、比較的明るい輝度信号レベルLEVEL−maxおよび比較的暗い輝度信号レベルLEVEL−min512との間の比率を表すパラメータであり、一般的に、例えば、気泡505が小さい場合20〜30%、大きい場合50〜60%程度に設定される。なお、実用的には、実験的に定めるのが良い。
【0029】
ステップ204では、ステップ203で求められた2値化閾値Th1に基づいて検査ウインド507の輝度信号レベルを2値化するステップである。2値化された画像を図2(c)に示す。ここでは、ビア516と銅配線の重なり部分205が顕在化され、ディスプレイ装置114に表示されるが、気泡517は、2値化閾値Th1より低いため表示されない。なお、銅配線の重なり部分205は、銅配線の重なりのため、X線の吸収が比較的多く、銅配線の重なり部分205として検出される。
【0030】
ステップ208(図3に示す。)では、検査ウインド507内で2値化選択範囲の明るさ検索を実行する。即ち、図2(c)で示す領域516および205で示す範囲内で、図3(d)に示すように比較的明るい輝度信号レベル(以下LEVEL−maxと称する。)301および比較的暗い輝度信号レベル(以下LEVEL−minと称する。)302を求める。
【0031】
ステップ209では、比較的明るい輝度信号レベルLEVEL−max301および比較的暗い輝度信号レベルLEVEL−min302とから2値化閾値303(Th2)を(2)式により算出する。
【0032】
Th2=(LEVEL−max−LEVEL−min)×α+LEVEL−min・・・・(2)
ここに、αは、比較的明るい輝度信号レベルLEVEL−maxおよび比較的暗い輝度信号レベルLEVEL−minとの間の比率を表すパラメータであり、ビア503内の気泡505の輝度信号レベル304が検出できるレベルに選ばれる。実際の設定には実験的に選ばれる。
【0033】
ステップ210では、式(2)で算出された2値化閾値303(Th2)により検査ウインド507内で2値化処理を行う。これにより図3(e)に示すように2値化画像が得られ、2値化により健在化したビア516および気泡517が表示される。
【0034】
ステップ211は、ラベリング処理である。ステップ210では、気泡517は検出されるが、同時に検査ウインド507内のビア516以外の輝度信号レベルの高い部分も検出され、これが気泡517と区別がつかない場合がある。このラベリング処理では、ラベル検出範囲の上限値(Upper)と下限値(Lower)を定め、ラベルとして検出した領域を欠陥と判断するか否かの閾値を設定する処理である。即ち、ラベリング処理は、欠陥検出判定を式(3)により実行する処理である。
【0035】
Label1>Upper>Label2>Lower・・・・・・・・・・・・・(3)
式(3)によれば、図3(f)に示す2値画像を対象とし、2値化選択されていない部分をラベルとして検出する。即ち、領域305および306がラベリング処理の対象となる部分である。領域305がビアの周辺域で、本実施例では欠陥の検出対象域とはならない部分となる。また、領域306は、ビア内の気泡が顕著化されたもので欠陥対象である。このように欠陥の対象のものと、そうでないものをラベル付けする。即ち、領域305は、Label1に、また、領域306は、Label2と言うようにラベル付けされる。
【0036】
ステップ212では、欠陥検出判定をするステップである。即ち、検出されたものが式(3)の上限値(Upper)/下限値(Lower)の範囲に含まれるものが欠陥として判定され、この範囲以外のものは、欠陥とは判定されない。従って、Label2が欠陥と判定され、検査ウインド307内にラベリング処理結果として気泡欠陥308がデスプレ装置114に表示される。
【0037】
図4は、本発明の効果を説明するための図である。なお、各部の符号は、図2、図3の各部の符号に対応する。図4(a)は、1回の2値化で欠陥検出を行う場合を示す図である。検査ウインド507の中に明るい部分519が存在する場合、検査ウインド507のX線透過像の線分a―aの輝度信号レベルのプロファイルは、522で示される。この場合、前述したように2値化閾値524(Th1)を式(1)で求めると、2値化閾値524のレベルは、気泡部分の輝度信号レベル515に比べて高くなる場合が発生し、検出結果として気泡505の見逃しが生じる。また、この見逃しを防止するためには、それぞれの画像条件毎に2値化閾値524(Th1)を設定する必要が生じデータ作成作業が装置運用の負担となる。
【0038】
これに対して図4(a)で求めた2値化閾値524(Th1)で検査ウインド507のX線透過像を2値化し、この2値化された領域内で、再度、図4(b)に示すようにX線透過像の線分a―aの輝度信号レベルのプロファイルを求める。次に、この輝度信号レベルのプロファイルに基づき式(2)により2値化閾値303(Th2)を算出すると、算出した閾値は、検査ウインド507内に明るい部分519が存在しないときの2値化閾値524(Th1)に比較すると2値化処理を1回行うときの変化量より小さく抑えられる。即ち、2値化処理を2度行なうことにより輝度レベルの高い部分が除かれ、比較的輝度レベルの低い部分が見えるようになるからである。結果として図4(c)に示すように健在化したビア516および気泡517が検出できる。
【0039】
なお、上記実施例では、2回(または2段階)の2値化処理を行なった場合について説明したが、検査対象によっては、X線透過像にいろいろな輝度信号レベルのものが表れるものもある。従って、2段階に限らず、複数段階とすることでより変化量を小さくすることができ、検査欠陥の見逃しの発生しない、あるいは、見逃しの極めて少ないX線検査装置およびX線検査方法を実現することができる。
【0040】
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載されたX線検査装置およびX線検査方法に限定されるものではなく、上記以外のこの種検査装置および検査方法に広く適応することが出来ることは、言うまでも無い。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように検査対象試料のX線透過像から欠陥を検出する場合、1回の2値化で欠陥検出を行う場合、欠陥の見逃しが発生する場合があり、また、この見逃しをなくすためには、画像処理に熟練と、多くの時間を必要とし、データ作成作業が装置運用の負担となる。これに対して少なくとも2回の2値化処理を実行することにより欠陥の見逃しがほとんどなく、極めて正確なX線検査装置およびX線検査方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成のブロック図を示す。
【図2】本発明の動作を説明するためのフローチャートの前半の一部を示す図である。
【図3】本発明の動作を説明するためのフローチャートの後半の一部を示す図である。
【図4】本発明の効果を説明するための図である。
【図5】本発明の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
101:X線発生装置、102:X線発生装置の先端部、103:X線カメラ、104:蛍光面、105:X線蛍光増倍管、106:撮像装置、107:試料テーブル、108:X軸方向試料ステージ、109:Y軸方向試料ステージ、110:Z軸方向移動機構部、111:検査対象試料、112:X線防護キャビン、113:制御用パーソナルコンピュータ、114:表示用ディスプレイ装置、115:ステージ制御装置、116:X線制御装置、501:多層プリント基板、502:銅配線、503:ビア、504:銅の層、505:気泡、506:絶縁樹脂層、507:検査ウインド、508、509:輝度信号レベルのプロファイル、510、511:比較的明るい輝度信号レベル512、513:比較的暗い輝度信号レベル、514:2値化の閾値、515:気泡の輝度信号レベル。

Claims (1)

  1. X線透過像を用いて試料の欠陥を検出するX線検査方法において、上記試料の検査ウインドを設定するステップおよび上記検査ウインド内の上記X線透過像の輝度信号レベルに基づいて少なくとも第1と第2の2回の2値化処理を行なうステップからなり、上記第2の2値化処理は、上記第1の2値化処理に基づいて定められた領域内で2値化処理が行われることを特徴とするX線検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009128323A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 積層板の検査装置及び検査方法

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