JP2005042993A - 空気調和システム - Google Patents

空気調和システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005042993A
JP2005042993A JP2003278507A JP2003278507A JP2005042993A JP 2005042993 A JP2005042993 A JP 2005042993A JP 2003278507 A JP2003278507 A JP 2003278507A JP 2003278507 A JP2003278507 A JP 2003278507A JP 2005042993 A JP2005042993 A JP 2005042993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
indoor
air
window
dew point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003278507A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Tamate
仁 玉手
Masaru Mizuochi
大 水落
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnson Controls Inc
Original Assignee
Johnson Controls Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Johnson Controls Inc filed Critical Johnson Controls Inc
Priority to JP2003278507A priority Critical patent/JP2005042993A/ja
Publication of JP2005042993A publication Critical patent/JP2005042993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】 ウィルス繁殖を活発にする低湿度状態にせずに窓等への結露を防止する。
【解決手段】 室内温度センサ11の計測室内空気温度と外気温度センサ21の計測外気温度とから、窓20の室内面温度を演算窓室内面温度として演算し、演算窓室内面温度から窓20の室内面温度に相当する空気の露点温度を演算露点温度として演算し、演算露点温度を露点とする前記計測室内空気温度の室内空気の室内相対湿度を演算室内相対湿度として演算する演算部22と、室内相対湿度を計測室内相対湿度として計測する室内相対湿度センサ12と、制御対象室10の内部の空気に対して、制御された加湿量で加湿し、加湿された空気を出力空気として制御対象室10の内部に出力する加湿器3と、計測室内相対湿度が演算室内相対湿度を超えないように、加湿器3における加湿量をフィードバック制御する相対湿度調節器24とを有する空気調和システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、室内空気の温度湿度を所定の範囲に維持する空気調和システムにおける室内または給気の相対湿度または露点温度の加湿自動制御に関し、特に、寒冷地にある病院等の加湿自動制御に関するものである。
従来の空気調和システムを図7に示す。図7の空気調和システムにおける加湿自動制御は以下のように行われる。
図7において、空調機1は、制御対象室10に接続され、吸入空気を空気調和し、空気調和された空気を吐出空気として制御対象室10の内部に吐出するものである。制御対象室10内には室内温度センサー11が設けられている。温度調節器13は、室内温度センサー11の検出温度を受け、空調機1内の加熱器2の温度制御弁2aを調整する。温度調節器13の調整下で、温度制御弁2aは、加熱器2で加熱され制御対象室10の内部へ吐出される空気の温度を制御する。
また、制御対象室10内には、室内相対湿度センサー12が設けられている。相対湿度調節器14は、室内相対湿度センサー12の検出湿度を受け、空調機1内の加湿器3の加湿制御弁3aを調整する。相対湿度調節器14の調整下で、加湿制御弁3aは、室内相対湿度センサー12の検出湿度が所定湿度になるように、加湿器3にて加湿され制御対象室10の内部へ吐出される空気の湿度を制御する。このように、図7の空気調和システムでは、フィードバック制御によって制御対象室10内の室内湿度を一定に保つ。
図7の空気調和システムでは、室内湿度を一定にするよう制御するので、寒冷地では外気温度が低くなると、窓(窓ガラス)20の室内面に結露が発生する。結露によって生じる床等の湿潤な個所はかびやウィルスの繁殖場所となり、特に病院においては院内感染予防の重大な障害となっている。
そこで、結露を発生させないために、空調期間中のもっとも低い外気温に対応する相対湿度を想定して加湿自動制御を設定すれば、加湿期間を通じてきわめて低湿度の室内空気環境を維持することになる。
しかしながら、低湿度状態は居住者の健康に直接悪影響を及ぼすばかりでなく、風邪やインフルエンザなど空気感染病のウィルスの繁殖を活発にし、拡散しやすくする。
非特許文献1には、インフルエンザ・ヴィールスは、湿度が高くなると生存率が急に下がること、具体的には、室内の湿度がわずかに5%高くなるだけで、インフルエンザ・ヴィールスの生存率は50%から38%に下がり、室内の湿度がもっと上がれば、ヴィールスは増殖や生存が出来なくなること等が記載されている。
特許文献1には、ファンコイルユニットを外窓付近に設置し、吹き出し温風を外窓室内面に直接届くよう導くための覆いを設けた結露防止ペリメータ空調機が開示されている。
特許文献2には、通常の空気調和システムに、結露防止のためにファン、風導および窓面への吹き出し口を付設した窓面結露防止システムが開示されている。
これら特許文献1及び2に記載の技術は、空調設備の構造を積極的に改善して結露を解消している。
"リスクマネージメント:インフルエンザと加湿器の効果"、[オンライン]、病院新聞、小倉第一病院広報誌KCジャーナル1999.09.15NO.289号、[平成15年6月23日検索]、インターネット<URL:http://www.kdh.gr.jp/1999/byouinsin31.htm> 特許第2659513号公報 特開2000−146223号公報
本発明の課題は、風邪やインフルエンザなど空気感染病のウィルスの繁殖を活発にする低湿度状態に、室内空気環境をすることなく、窓等への結露の発生を防止できる空気調和システムを提供することにある。
本発明のもう一つの課題は、通常の空調設備の基本的構造を変更することなく、湿度制御方法のみを改善することによって無結露の条件範囲を積極的に活かした空気調和システムを提供することにある。
本発明のもう一つの課題は、設置スペースの制約を受けず、低コストで結露防止を実現できる空気調和システムを提供することにある。
本発明は、外気温度と室内空気温度とから推算した窓の室内面の温度を室内空気の結露点として加湿制御設定値を可変することによって、結露を発生しない範囲において最適な室内相対湿度に可及的に近づけるものである。
本発明による空気調和システムは、以下のとおりである。
(1) 結露防止対象としての窓を有する制御対象室の内部に設けられ、室内空気温度を計測室内空気温度として計測する室内温度センサーと、
前記制御対象室の外部に設けられ、外気温度を計測外気温度として計測する外気温度センサーと、
前記計測室内空気温度と前記計測外気温度とから、前記窓の室内面の温度を演算窓室内面温度として演算し、前記演算窓室内面温度から、前記窓の室内面の温度に相当する空気の露点温度を演算露点温度として演算し、前記演算露点温度を露点とする前記計測室内空気温度の室内空気の室内相対湿度を演算室内相対湿度として演算する演算部と、
前記制御対象室の内部に設けられ、室内相対湿度を計測室内相対湿度として計測する室内相対湿度センサーと、
前記制御対象室の内部の空気に対して、制御された加湿量で加湿し、加湿された空気を出力空気として前記制御対象室の内部に出力する加湿器と、
前記演算部及び前記室内相対湿度センサーに接続され、前記計測室内相対湿度が前記演算室内相対湿度を超えないように、前記加湿器における前記加湿量をフィードバック制御する相対湿度調節器とを有することを特徴とする空気調和システム。
(2) 上記(1)に記載の空気調和システムにおいて、
前記演算部は、
前記計測室内空気温度と前記計測外気温度とから、前記窓の室内面の温度を演算窓室内面温度として演算する窓室内面温度演算部と、
前記演算窓室内面温度から、前記窓の室内面の温度に相当する空気の露点温度を演算露点温度として演算する露点温度演算部と、
前記演算露点温度を露点とする前記計測室内空気温度の室内空気の室内相対湿度を演算室内相対湿度として演算する相対湿度演算部とを有することを特徴とする空気調和システム。
(3) 上記(1)に記載の空気調和システムにおいて、
前記加湿器は、前記制御対象室の外部に設けられることを特徴とする空気調和システム。
(4) 上記(1)に記載の空気調和システムにおいて、
前記加湿器は、前記制御対象室の内部に設けられることを特徴とする空気調和システム。
(5) 結露防止対象としての窓を有する制御対象室の内部に設けられ、室内空気温度を計測室内空気温度として計測する室内温度センサーと、
前記制御対象室の外部に設けられ、外気温度を計測外気温度として計測する外気温度センサーと、
前記計測室内空気温度と前記計測外気温度とから、前記窓の室内面の温度を演算窓室内面温度として演算し、前記演算窓室内面温度から、前記窓の室内面の温度に相当する空気の露点温度を演算露点温度として演算する演算部と、
前記制御対象室の内部の空気に対して、制御された加湿量で加湿し、加湿された空気を出力空気として前記制御対象室の内部に出力する加湿器と、
前記加湿器の出力空気の露点温度を計測露点温度として計測する露点温度センサーと、
前記演算部及び前記露点温度センサーに接続され、前記計測露点温度が前記演算露点温度を超えないように、前記加湿器における前記加湿量をフィードバック制御する露点温度調節器とを有することを特徴とする空気調和システム。
(6) 上記(5)に記載の空気調和システムにおいて、
前記演算部は、
前記計測室内空気温度と前記計測外気温度とから、前記窓の室内面の温度を演算窓室内面温度として演算する窓室内面温度演算部と、
前記演算窓室内面温度から、前記窓の室内面の温度に相当する空気の露点温度を演算露点温度として演算する露点温度演算部とを有することを特徴とする空気調和システム。
(7) 上記(5)に記載の空気調和システムにおいて、
前記加湿器は、前記制御対象室の外部に設けられることを特徴とする空気調和システム。
(8) 上記(5)に記載の空気調和システムにおいて、
前記加湿器は、前記制御対象室の内部に設けられることを特徴とする空気調和システム。
(9) 上記(2)又は上記(6)に記載の空気調和システムにおいて、
前記窓室内面温度演算部は、下記の演算式(1)によって前記窓の室内面の温度を演算することを特徴とする空気調和システム。
θgi=θ−{(k/α)×(θ−θ)} (1)
ただし、θgiは窓の室内面の温度(℃)、
θは計測室内空気温度(℃)、
θは計測外気温度(℃)、
kは窓の熱貫流率(W/(mK))、
αは窓の室内側表面の熱伝達係数(W/(mK))である。
本発明によれば、風邪やインフルエンザなど空気感染病のウィルスの繁殖を活発にする低湿度状態に、室内空気環境をすることなく、窓等への結露の発生を防止できる空気調和システムを得ることができる。
更に、本発明によれば、通常の空調設備の基本的構造を変更することなく、湿度制御方法のみを改善することによって無結露の条件範囲を積極的に活かした空調システムを得ることができる。
また、本発明によれば、設置スペースの制約を受けず、低コストで結露防止を実現できる空気調和システムを得ることができる。
次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1を参照すると、本発明の第1の実施例による空気調和システムは、制御対象室10の空気調和を行うものであり、同様の参照符号で示す同様の部分を含む。制御対象室10内には室内温度センサー11が設けられている。温度調節器13は、室内温度センサー11の検出温度を受け、空調機1内の加熱器2の温度制御弁2aを調整する。温度調節器13の調整下で、温度制御弁2aは、加熱器2で加熱され制御対象室10の内部へ吐出される空気の温度を制御する。
制御対象室10は、結露防止対象としての窓(窓ガラス)20を有する。
この空気調和システムは、更に、制御対象室10の内部に設けられた室内相対湿度センサー12と、制御対象室10の外部に設けられた外気温度センサー21と、演算部22と、加湿器3と、相対湿度調節器24とを有する。
好ましくは、室内温度センサー11は、制御対象室10の内部の窓(窓ガラス)20の室内面近傍に設けられ、外気温度センサー21は、制御対象室10の外部の窓(窓ガラス)20の外面近傍に設けられる。
室内温度センサー11は、室内空気温度を計測室内空気温度として計測するものである。
室内相対湿度センサー12は、室内相対湿度を計測室内相対湿度として計測するものである。
外気温度センサー21は、外気温度を計測外気温度として計測するものである。
演算部22は、前記計測室内空気温度と前記計測外気温度とから、窓(窓ガラス)20の室内面の温度を演算窓室内面温度として演算し、該演算窓室内面温度から、窓(窓ガラス)20の温度に相当する空気の露点温度を演算露点温度として演算し、該演算露点温度を露点とする前記計測室内空気温度の室内空気の室内相対湿度を演算室内相対湿度として演算するものである。
詳細には、演算部22は、前記計測室内空気温度と前記計測外気温度とから、窓(窓ガラス)20の室内面の温度を演算窓室内面温度として演算する窓室内面温度演算部25と、該演算窓室内面温度から、窓(窓ガラス)20の室内面の温度に相当する空気の露点温度を演算露点温度として演算する露点温度演算部26と、該演算露点温度を露点とする前記計測室内空気温度の室内空気の室内相対湿度を演算室内相対湿度として演算する相対湿度演算部27とを有する。
窓室内面温度演算部25は、下記の演算式(1)によって窓(窓ガラス)20の室内面の温度を演算する。
θgi=θ−{(k/α)×(θ−θ)} (1)
ただし、θgiは窓(窓ガラス)20の室内面の温度(℃)、
θは計測室内空気温度(℃)、
θは計測外気温度(℃)、
kは窓(窓ガラス)20の熱貫流率(W/(mK))、
αは窓(窓ガラス)20の室内側表面の熱伝達係数(W/(mK))である。
加湿器3は、加湿制御弁3aを備え、制御対象室10の内部の空気に対して、加湿制御弁3aによって制御された加湿量で加湿し、加湿された空気を出力空気として制御対象室10の内部に出力する。
相対湿度調節器24は、演算部22及び室内相対湿度センサー12に接続され、前記計測室内相対湿度が前記演算室内相対湿度を超えないように、加湿制御弁3aを制御し、加湿器3における前記加湿量をフィードバック制御する。
なお、図1においては、加湿器3は、制御対象室10の外部に設けられているが、加湿器3を、制御対象室10の内部に設けても良い。
次に、図2を参照して、第1の実施例の動作を説明する。
図2において、外気温度センサー21によって計測された外気温度Aと、室内温度センサー11によって計測された室内温度Bとから、窓室内面温度演算部25は、窓(窓ガラス)20(図1)の室内面温度Cを演算する。露点温度演算部26は、窓(窓ガラス)20の室内面温度Cに相当する空気の露点温度Dを演算する。相対湿度演算部27は、露点温度Dを露点とする室内空気温度Bの室内空気の室内相対湿度Eを演算する。
相対湿度調節器24は、室内相対湿度センサー12によって計測された相対湿度Fが演算室内相対湿度Eを超えないように、加湿器3における加湿量をフィードバック制御する。
具体的には、相対湿度調節器24は、相対湿度Eより若干低い値を設定値とし、室内相対湿度センサー12によって計測された相対湿度Fを検出値とするフィードバック制御演算を行う。相対湿度調節器24は、ある時点で演算された相対湿度Eが42%であれば、これより若干(例えば、3%)低い39%に設定値をリセットする。相対湿度調節器24の出力Gは制御信号として加湿器3に与えられ加湿量が制御される。
このように、図1及び図2において、第1の実施例では、外気温度と室内温度から推算した窓(ガラス)室内面温度を露点とする室内空気相対湿度を算出する。そして、算出した相対湿度より若干低い値に設定値をリセットする室内相対湿度制御を行う。
ここで、図1及び図2の実施例の効果について数値的に述べる。
図3は、図1及び図2における窓(窓ガラス)20が1板ガラス(厚さ5mm)の例であり、室内温度Bが25℃°の場合の例である。
従来システムでは、シーズンを通じて(すなわち、外気温度に関係なく)、室内相対湿度が約20%RHに固定されるが、図1及び図2の実施例による空気調和システムでは、外気温度Aが0℃のとき、窓ガラス室内面温度Cが8℃程度であり、室内相対湿度Eは32%RH程度を保つことができる。また、外気温度Aが5℃のとき、窓ガラス室内面温度Cが11℃程度であり、室内相対湿度Eは42%程度を保つことができる。
図4は、寒冷地における複層ガラスの例である。すなわち、図1及び図2における窓(窓ガラス)20が複層ガラス(ガラス層厚さ3mm(FL3)+空気層厚さ6mm(A6)+ガラス層厚さ3mm(FL3))の例であり、室内温度Bが25℃°の場合の例である。
従来システムでは、シーズンを通じて(すなわち、外気温度に関係なく)、室内相対湿度が約28%RHに固定されるが、図1及び図2の実施例による空気調和システムでは、外気温度Aが−15℃のとき、窓ガラス室内面温度Cが9℃程度であり、室内相対湿度Eは36%RH程度を保つことができる。また、外気温度Aが−5℃のとき、窓ガラス室内面温度Cが13℃程度であり、室内相対湿度Eは47%程度を保つことができる。
図5を参照すると、本発明の第2の実施例による空気調和システムは、制御対象室10の空気調和を行うものであり、同様の参照符号で示す同様の部分を含む。制御対象室10外の空調機1の出力部には、出力空気(給気)の温度を検出する給気温度センサー30が設けられている。温度調節器13は、給気温度センサー30の検出温度を受け、空調機1内の加熱器2の温度制御弁2aを調整する。温度調節器13の調整下で、温度制御弁2aは、加熱器2で加熱され制御対象室10の内部へ吐出される空気(給気)の温度を制御する。
制御対象室10は、結露防止対象としての窓(窓ガラス)20を有する。
この空気調和システムは、更に、制御対象室10の内部に設けられた室内温度センサー11と、制御対象室10の外部に設けられた外気温度センサー21と、演算部32と、加湿器3と、露点温度センサー31と、露点温度調節器33とを有する。
好ましくは、室内温度センサー11は、制御対象室10の内部の窓(窓ガラス)20の室内面近傍に設けられ、外気温度センサー21は、制御対象室10の外部の窓(窓ガラス)20の外面近傍に設けられる。
室内温度センサー11は、室内空気温度を計測室内空気温度として計測するものである。
外気温度センサー21は、外気温度を計測外気温度として計測するものである。
演算部32は、前記計測室内空気温度と前記計測外気温度とから、窓(窓ガラス)20の室内面の温度を演算窓室内面温度として演算し、該演算窓室内面温度から、窓(窓ガラス)20の温度に相当する空気の露点温度を演算露点温度として演算するものである。
詳細には、演算部32は、前記計測室内空気温度と前記計測外気温度とから、窓(窓ガラス)20の室内面の温度を演算窓室内面温度として演算する窓室内面温度演算部25と、該演算窓室内面温度から、窓(窓ガラス)20の室内面の温度に相当する空気の露点温度を演算露点温度として演算する露点温度演算部26とを有する。
窓室内面温度演算部25は、上述した演算式(1)によって窓(窓ガラス)20の室内面の温度を演算する。
加湿器3は、加湿制御弁3aを備え、制御対象室10の内部の空気に対して、加湿制御弁3aによって制御された加湿量で加湿し、加湿された空気を出力空気として制御対象室10の内部に出力する。
露点温度センサー31は、加湿器3の出力空気の露点温度を計測露点温度として計測する(なお、上述した給気温度センサー30は、加湿器3の出力空気(給気)の乾球温度を計測するものであり、加湿器3の出力空気(給気)の露点温度を検出する露点温度センサー31とは異なる。露点温度は、乾球温度と相対湿度から求まる絶対湿度(空気中の水分割合)によって決定される。)。
露点温度調節器33は、演算部32及び露点温度センサー31に接続され、前記計測露点温度が前記演算露点温度を超えないように、加湿制御弁3aを制御し、加湿器3における前記加湿量をフィードバック制御する。
なお、図5においては、加湿器3は、制御対象室10の外部に設けられているが、加湿器3を、制御対象室10の内部に設けても良い。また、図5においては、露点温度センサー31も制御対象室10の外部に設けられているが、加湿器3が制御対象室10の内部に設けられた場合は、露点温度センサー31も制御対象室10の内部に設けられる。
次に、図6を参照して、第2の実施例の動作を説明する。
図6において、外気温度センサー21によって計測された外気温度Aと、室内温度センサー11によって計測された室内温度Bとから、窓室内面温度演算部25は、窓(窓ガラス)20(図5)の室内面温度Cを演算する。露点温度演算部26は、窓(窓ガラス)20の室内面温度Cに相当する空気の露点温度Dを演算する。
露点温度調節器33は、露点温度センサー31によって計測された露点温度Hが演算露点温度Dを超えないように、加湿器3における加湿量をフィードバック制御する。
具体的には、露点温度調節器33は、演算露点温度Dより若干低い値を設定値とし、露点温度センサー31によって計測された露点温度Hを検出値とするフィードバック制御演算を行う。露点温度調節器33は、ある時点で演算された露点温度が11.3℃であれば、これより若干(例えば、1℃)低い10.3℃に設定値をリセットする。露点温度調節器33の出力Iは制御信号として加湿器3に与えられ加湿量が制御される。
このように、図5及び図6において、第2の実施例では、外気温度と室内温度から推算した窓(ガラス)室内面温度を露点とし、該露点より若干低い値に設定値をリセットする加湿器3の出力空気の露点温度制御を行う。
以上に述べたように本発明によれば、窓(窓ガラス)の室内面の結露を防止することができ、しかも、無結露範囲で最適室内湿度に近づけることができるという効果を得ることができる。
本発明の第1の実施例による空気調和システムのブロック図である。 図1の空気調和システムの動作を説明する制御フローである。 図1及び図2の効果の説明に使用する図である。 図1及び図2の効果の説明に使用する図である。 本発明の第2の実施例による空気調和システムのブロック図である。 図5の空気調和システムの動作を説明する制御フローである。 従来の空気調和システムのブロック図である。
符号の説明
1 空調機
2 加熱器
2a 温度制御弁
3 加湿器
3a 加湿制御弁
10 制御対象室
11 室内温度センサー
12 室内相対湿度センサー
13 温度調節器
14 相対湿度調節器
20 窓(窓ガラス)
21 外気温度センサー
22 演算部
24 相対湿度調節器
25 窓室内面温度演算部
26 露点温度演算部
27 相対湿度演算部
30 給気温度センサー
31 露点温度センサー
32 演算部
33 露点温度調節器

Claims (8)

  1. 結露防止対象としての窓を有する制御対象室の内部に設けられ、室内空気温度を計測室内空気温度として計測する室内温度センサーと、
    前記制御対象室の外部に設けられ、外気温度を計測外気温度として計測する外気温度センサーと、
    前記計測室内空気温度と前記計測外気温度とから、前記窓の室内面の温度を演算窓室内面温度として演算し、前記演算窓室内面温度から、前記窓の室内面の温度に相当する空気の露点温度を演算露点温度として演算し、前記演算露点温度を露点とする前記計測室内空気温度の室内空気の室内相対湿度を演算室内相対湿度として演算する演算部と、
    前記制御対象室の内部に設けられ、室内相対湿度を計測室内相対湿度として計測する室内相対湿度センサーと、
    前記制御対象室の内部の空気に対して、制御された加湿量で加湿し、加湿された空気を出力空気として前記制御対象室の内部に出力する加湿器と、
    前記演算部及び前記室内相対湿度センサーに接続され、前記計測室内相対湿度が前記演算室内相対湿度を超えないように、前記加湿器における前記加湿量をフィードバック制御する相対湿度調節器とを有することを特徴とする空気調和システム。
  2. 請求項1に記載の空気調和システムにおいて、
    前記演算部は、
    前記計測室内空気温度と前記計測外気温度とから、前記窓の室内面の温度を演算窓室内面温度として演算する窓室内面温度演算部と、
    前記演算窓室内面温度から、前記窓の室内面の温度に相当する空気の露点温度を演算露点温度として演算する露点温度演算部と、
    前記演算露点温度を露点とする前記計測室内空気温度の室内空気の室内相対湿度を演算室内相対湿度として演算する相対湿度演算部とを有することを特徴とする空気調和システム。
  3. 請求項1に記載の空気調和システムにおいて、
    前記加湿器は、前記制御対象室の外部に設けられることを特徴とする空気調和システム。
  4. 請求項1に記載の空気調和システムにおいて、
    前記加湿器は、前記制御対象室の内部に設けられることを特徴とする空気調和システム。
  5. 結露防止対象としての窓を有する制御対象室の内部に設けられ、室内空気温度を計測室内空気温度として計測する室内温度センサーと、
    前記制御対象室の外部に設けられ、外気温度を計測外気温度として計測する外気温度センサーと、
    前記計測室内空気温度と前記計測外気温度とから、前記窓の室内面の温度を演算窓室内面温度として演算し、前記演算窓室内面温度から、前記窓の室内面の温度に相当する空気の露点温度を演算露点温度として演算する演算部と、
    前記制御対象室の内部の空気に対して、制御された加湿量で加湿し、加湿された空気を出力空気として前記制御対象室の内部に出力する加湿器と、
    前記加湿器の出力空気の露点温度を計測露点温度として計測する露点温度センサーと、
    前記演算部及び前記露点温度センサーに接続され、前記計測露点温度が前記演算露点温度を超えないように、前記加湿器における前記加湿量をフィードバック制御する露点温度調節器とを有することを特徴とする空気調和システム。
  6. 請求項5に記載の空気調和システムにおいて、
    前記演算部は、
    前記計測室内空気温度と前記計測外気温度とから、前記窓の室内面の温度を演算窓室内面温度として演算する窓室内面温度演算部と、
    前記演算窓室内面温度から、前記窓の室内面の温度に相当する空気の露点温度を演算露点温度として演算する露点温度演算部とを有することを特徴とする空気調和システム。
  7. 請求項5に記載の空気調和システムにおいて、
    前記加湿器は、前記制御対象室の外部に設けられることを特徴とする空気調和システム。
  8. 請求項5に記載の空気調和システムにおいて、
    前記加湿器は、前記制御対象室の内部に設けられることを特徴とする空気調和システム。

JP2003278507A 2003-07-23 2003-07-23 空気調和システム Pending JP2005042993A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003278507A JP2005042993A (ja) 2003-07-23 2003-07-23 空気調和システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003278507A JP2005042993A (ja) 2003-07-23 2003-07-23 空気調和システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005042993A true JP2005042993A (ja) 2005-02-17

Family

ID=34264891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003278507A Pending JP2005042993A (ja) 2003-07-23 2003-07-23 空気調和システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005042993A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129646A1 (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Daikin Industries, Ltd. 空調システム
JP2006349243A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Dainichi Co Ltd 加湿器
JP2010121817A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Dai-Dan Co Ltd 給気システムおよび給気方法
JP2010133612A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Daikin Ind Ltd 空調システム
JP2021006755A (ja) * 2019-06-28 2021-01-21 大和ハウス工業株式会社 結露予測システムおよびプログラム
CN114777293A (zh) * 2022-03-21 2022-07-22 青岛海尔空调器有限总公司 用于控制变频除湿机的方法及装置、电子设备、存储介质

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129646A1 (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Daikin Industries, Ltd. 空調システム
AU2006253462B2 (en) * 2005-05-30 2010-03-11 Daikin Industries, Ltd. Air conditioning system
JP2006349243A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Dainichi Co Ltd 加湿器
JP4684756B2 (ja) * 2005-06-15 2011-05-18 ダイニチ工業株式会社 加湿器
JP2010121817A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Dai-Dan Co Ltd 給気システムおよび給気方法
JP2010133612A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Daikin Ind Ltd 空調システム
JP2021006755A (ja) * 2019-06-28 2021-01-21 大和ハウス工業株式会社 結露予測システムおよびプログラム
JP7261104B2 (ja) 2019-06-28 2023-04-19 大和ハウス工業株式会社 結露予測システムおよびプログラム
CN114777293A (zh) * 2022-03-21 2022-07-22 青岛海尔空调器有限总公司 用于控制变频除湿机的方法及装置、电子设备、存储介质
CN114777293B (zh) * 2022-03-21 2024-05-24 青岛海尔空调器有限总公司 用于控制变频除湿机的方法及装置、电子设备、存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5132334B2 (ja) 空調制御装置およびこれを用いた空調制御システム
JP5175643B2 (ja) 空調制御システムおよび空調制御装置
US8615327B2 (en) Device and method for humidity estimation
US11391475B2 (en) Radiant air conditioning system for controlling comfortable and healthy indoor environment based on infrared sensing technology
JP3310118B2 (ja) 加湿方法及び空気調和システム
KR20060101863A (ko) Hvac 시스템에서의 단일 통합 습도 및 환기 제어
JP6523796B2 (ja) 空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法及びプログラム
JP2008134032A (ja) 空気調和システム
US20180372361A1 (en) Heat exchange type ventilation device
JP2005049059A (ja) 空気調和システム
JP5891473B2 (ja) 輻射空調システム及び輻射パネルの設置方法
JP6219107B2 (ja) 空調方法及び当該空調方法において使用する空調システム
JP2017146038A (ja) 放射空調システム及び放射冷暖房方法
JP2005042993A (ja) 空気調和システム
KR102600331B1 (ko) 공기조화기 예측 제어 시스템 및 방법
JP2013164260A (ja) 空調制御装置、空調制御方法、および空調制御用プログラム
JP5491908B2 (ja) 加湿量制御システム
JP5284528B2 (ja) 空調制御装置、空調システム、空調制御方法、空調制御用プログラム
JP5371723B2 (ja) 空調システム
JP2007315690A (ja) 空調システム
JP2009229031A (ja) 室内空調方法と加湿機能付き室内空調装置
JP2007032933A (ja) 空気調和機
JP7404458B1 (ja) タスク空調装置
US11725844B2 (en) Lighting control for chilled beam
WO2021166405A1 (ja) 空調システム、空調システムコントローラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080903

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090107