JP2005042228A - ヘルメット及びヘルメット用の吸汗具 - Google Patents

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泰貴 山本
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Abstract

【課題】ヘルメットを脱がずに汗の始末をする。
【解決手段】ヘルメットのヘッドバンド3の内側に吸汗部材8を設けることによって、着用者の額に吸汗部材8を当接させ、ヘルメットを着用させたままの状態で流れ落ちる汗を吸汗部材8に吸収保持させる。又、吸汗部材8を着脱自在と成すことによって、汗吸収後の吸汗部材8を交換可能とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業現場で着用されるヘルメット及びヘルメット内に装着して着用者の汗を吸収保持するヘルメット用の吸汗具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビルの建築現場、道路工事現場等の作業現場ではヘルメットの着用が義務付られている。
【0003】
研究開発段階や出願段階で先行技術調査を行っておらず、記載すべき先行技術文献を知りません。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特に夏季のヘルメットの内側は耐え難い程に蒸し暑く、このため本来現場で脱いではならないヘルメットを度々脱いで、流れ落ちる汗を拭わなければならず、その度危険であるだけでなく、大変煩わしかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題に鑑み、ヘルメットのヘッドバンドの内側に吸汗部材を着脱自在に設けることによって、着用者の額に吸汗部材を当接させ、ヘルメットを着用させたままの状態で流れ落ちる汗を吸汗部材に吸収保持させる様にして、上記課題を解決する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るヘルメットの縦断面図であり、1はヘルメット着用者の頭部を覆う帽体、2はクッション、3はヘッドバンド、4は顎紐である。
本発明のヘルメットは、ヘッドバンド3の内側にして着用者の頭部と接触する側に吸汗具5を着脱自在に設けている。
【0007】
図2〜6に示す様に、吸汗具5は、板体6を横長湾曲状に形成し、該板体6の上下部にヘルメットのヘッドバンド3に固定可能な装着用具7を設け、板体6の凹面側には吸汗部材8を設けている。
吸汗部材8としては、吸水性の素材、例えばタオル生地を幾重にも重ねてパット状に形成したものや、通水性の素材で形成した袋に高吸水性ポリマーを封入したもの等で良い。
又、吸汗部材8を板体6に対し着脱自在と成す場合は、板体6の凹面、並びに吸汗部材8の裏面に面ファスナー9、9aを夫々設け、かかる面ファスナー9、9aで、板体6に吸汗部材8を止着する様にすれば良い。
【0008】
装着用具7としては、図2、4に示す様に、板体6の上下部にベルト10、10a を設け、下部ベルト10a の先端にリング11を設けると共に、上部ベルト10の先端と中間部に面ファスナー12、12a を夫々設けるか、或いは、図5〜6に示す様に、板体6の上下部に鉤爪13、13a を設けて装着用具7としても良い。
尚、鉤爪13、13a はその先端を板体6の凸面中央方向に指向させている。
【0009】
上記実施例では、吸汗部材8が板体6に取付けられ、該板体6をヘッドバンド3に取付けたヘルメットについて説明したが、例えばヘッドバンド3に面ファスナーを設け、該面ファスナーと、吸汗部材8の面ファスナー9aで、ヘッドバンド3に吸汗部材8を止着する様にしても良い。
【0010】
次に本発明の吸汗具の装着方法及びヘルメットの作用について説明する。
先ず、ヘッドバンド3の前部内側に吸汗具5(板体6)の凸面を当接させ、下部ベルト10a のリング11に上部ベルト10を挿通し、先端側を折り返して上部ベルト10の先端側の面ファスナー12を中間部のファスナー12a に止着する(図4参照)。
尚、装着用具7として鉤爪13、13a を採用した吸汗具5の場合は、上下の鉤爪13、13a の間にヘッドバンド3を挿通する(図6参照)。
そして、吸汗具5が装着されたヘルメットを着用すると、吸汗具5の吸汗部材8はヘルメットの自重で着用者の額に密着し、額を流れ落ちる汗を吸収して保持する。
【0011】
【発明の効果】
要するに本発明は、ヘルメットのヘッドバンド3の内側に吸汗部材8を設けたので、ヘルメットを着用したまま、着用者の額に押し付けられた吸汗部材8に額の汗を吸収させることが出来、ヘルメットを度々脱いで汗を拭い取る必要が無く、作業中の安全性を確保出来るだけで無く、汗を拭う煩わしさを解消することが出来る。
又、吸汗部材8を着脱自在と成したので、湿った吸汗部材8をヘルメットから取り外して洗濯済のものと交換でき、常に清潔で心地よい使い心地を得ることが出来る。
【0012】
所定の規格に適合したヘルメットの内側には必ずヘッドバンド3が備えられており、吸汗具5の板体6を横長湾曲状に形成したので、板体6がヘッドバンド3にピッタリとフィットし、板体6にヘッドバンド3に固定可能な装着用具7を設けたので、市販ヘルメットの殆ど全てのものに対し、吸汗具5を装着することが出来きるため、従前から使用していたヘルメットをそのまま使用することが出来る。
又、板体6の凹面側には吸汗部材8を設けたので、ヘルメットの自重で吸汗部材8は着用者の額に密着し、額を流れる汗を吸汗部材8で受け止めて吸収保持することが出来る。
【0013】
上記吸汗部材8を板体6に着脱自在に設けたので、板体6をヘルメットから取り外さなくても、吸汗部材8だけを交換して、上記ヘルメットと同様、常に清潔で心地よい使いごごちを得ることが出来る等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘルメットの縦断面図である。
【図2】装着用具としてベルトを用いた吸汗具の使用状態図である。
【図3】図2のAーA断面図である。
【図4】図2のBーB断面図である。
【図5】装着用具として鉤爪を用いた吸汗具の使用状態図である。
【図6】図5のCーC断面図である。
【符号の説明】
5 吸汗具
6 板体
7 装着用具
8 吸汗部材

Claims (3)

  1. ヘッドバンドの内側に吸汗部材を着脱自在に設けたことを特徴とするヘルメット。
  2. 板体を横長湾曲状に形成し、該板体にヘルメットのヘッドバンドに固定可能な装着用具を設け、板体の凹面側には吸汗部材を設けたことを特徴とするヘルメット用の吸汗具。
  3. 上記吸汗部材を板体に着脱自在に設けたことを特徴とする請求項2記載のヘルメット用の吸汗具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009256868A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Jae-Ju Lim 着脱が容易なヘッドカバー及びこれを備えたヘルメット

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