JP2005041513A - 容器把持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料水やアルコール等の約2リットル瓶等のように、老人や幼児には持ち運びが容易でない瓶等に用いられ、携帯式で瓶への取付容易な容器把持具を提供する。
【解決手段】容器把持具1は、主に3つの部分からなり、一は、瓶の上部へX状に掛かり挿着される首支持部3、二は瓶の底部側の瓶胴壁を支持する底支持部4、三はそれら両者をつなぐ中央部2を含んで構成される。容器支持具1は、プラスチック等の弾性部材で一体成形が可能であり、かつ直線状にも形成でき携帯自在である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体の入っている瓶等の運搬の為の容器把持具に関し、特に、飲料瓶やボトルなどに簡単に取り付けられ運搬できるものに関する。
【0002】
【特許文献】
特開平9−216634号公報
【従来の技術】
現在水などの飲料水は販売されており、2リットル瓶が家庭では主流である。
そして、それら飲料瓶の運搬は、把手や取っ手がない場合が多いので、瓶のキャップ部分をつかんだり、胴体部分を両手などでつかんで運んでいるか、又は冷蔵庫などから取り出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の構成では、例えば、飲料水などの2リットル瓶などを冷蔵庫から取り出したり、又入れたりする場合に、2kgの重量もあり、しかも掴む部分がないために、老人や子供などが行う場合には、持ち難く且つ重い為に負担となっており、手に余り落とすことも少なくない。
【0004】
又、逆に瓶に初めから取っ手が設けられている場合には、狭い冷蔵庫に取っ手分のスペースを要し収納しにくい欠点があった。
【0005】
また、製造コストも上がり、その分、瓶価格の上昇を来すことにもなっていた。
【0006】
本発明は、上記の問題点を改善して、老人や子供などにも容易に瓶に取り付けでき、簡単に運搬ができ又冷蔵庫などからも容易に取り出すことができ、しかも冷蔵庫などでもスペースを余分に要しない把手を得ることを目的とする。しかも非使用時には、携帯自在となるものを得る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、首支持部、底支持部及び両者をつなぐ中央部からなり、首支持部には瓶上部に掛けるときにX状にクロスしえる構成とした瓶等に使用する容器支持具を提供する。
【0008】
首支持部、底支持部及び両者をつなぐ中央部からなり、首支持部には瓶上部に掛けるときにX状にクロスしえる構成とし、更に底支持部には該底支持部と中央部と係止する係止部材を設けたこ容器支持具を提供する。
【0009】
首支持部、底支持部及び両者をつなぐ中央部からなり、各部材は非使用時直線状となっている容器支持具を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例に基づき、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例の一つであって、瓶に取り付けた状態を示す。
【0011】
図1で示されるように、容器把持具1は、市販の瓶5、特に一升瓶に取り付けた状態を示している。
【0012】
該容器把持具1は、図2に示すように、主に3つの部分からなり、一は、瓶の上部へ係り挿着される首支持部3、二は瓶の底部側の瓶胴壁を支持する底支持部4、三はそれら両者をつなぐ中央部2を含む。
【0013】
容器支持具1は、プラスチックで一体成形が可能であるが、別体として接着剤などで組み立てることもできるのは勿論である。
【0014】
首支持部3は、図に示すように、環状となっており、最も狭い最狭部301を備えていて、その部分から両端で広がっている。基部30から、順次狭小部31、最狭部301、そして拡大部32となっている。拡大部32には、瓶5の上部側へ掛かる環状部320を備えており、その係り方は、図1に示すように、拡大部を回転させてX状にクロスさせる。
【0015】
その状態で、瓶の上部側の部分に引っ掛けるもので、その後、底支持部4を瓶の底部側に瓶胴壁ヘ嵌める。
【0016】
X状にクロスさせる点は、容器支持具1を瓶に掛けて持ち上げる時に、摩擦が生じ係脱しないようにする為である。又X状として曲げ易くする為には、最狭部301を設けておけばよく、この結果より曲げ易くなる。
【0017】
中央部2には、手の握りとなる把持部20があって、手の指に合致するような波状部201からなっており、しっかりと掴むことができる。
【0018】
中央部2と首支持部3とは、瓶に本容器把持具1が、装着されたときに、指が瓶と中央部2との間に挿入できる隙間が設けられることが望ましいので、図2,3に示すように中央部2の延長線上の線から斜め上方に伸びる延出部21を形成すればよく、この延出部21から首支持部3の基部30へつながることになる。
【0019】
なお、延出部21は、設けない場合には、把持部20の波状部201があるために間隙が瓶との間に形成されるので掴むことは可能である。
【0020】
中央部の下方には、瓶の底部を支持する底支持部4が設けられている。底支持部4は、瓶の底部側の瓶胴壁に嵌着できるように環状の帯体40となるようにすることが好ましい。
【0021】
該底支持部4は、中央部2と係合する係合部41が設けられている。該係合部41は、底支持部4より延出しており、瓶に支持するときに底支持部4が90度直角に曲げられるが、そのときに、中央部2の突起部材210と係合できるようになっている。
【0022】
この実施例では、係合部41の先端には、孔410が設けられており、瓶底部に底支持部4が嵌着された後中央部2の突起部材210に前記係合部41の孔410が嵌合して、固定される。
【0023】
又、底支持部4は、瓶に取り付けるときに、中央部2に対して90度曲げるが、曲げやすくするために、中央部2と底支持部4との間に薄肉部22を設けておくとよい。
【0024】
本実施例では、材料は、プラスチック材などの弾性材からなるが、瓶を運ぶ程度の剛性を有さねばならない。勿論、弾性部材からなる部材としては、プラスチックの外種々の材料が当業者によって採用できる。例えば、薄板状の鉄材や硬質な紙材でもできる。通常は、三次元ではなく直線状とすることができる。
【0025】
しかし、図2に示すような撓み、例えば一部が弓状のような形状をしていてもかまわない。
【0026】
また、特に、プラスチック材で構成したときには、首支持部3、中央部2、底支持部4を直線上のフラットに形成することが更に可能となり、使用時に、首支持部3をX状にして瓶上方の首部分に掛け、次に底支持部4を直角に起こして、瓶底部に嵌めた後、係合部41の孔410を中央部2の突起部材210へ係合させることで固定できる。
【0027】
この場合には、容器把持具1には弾性があるので、係合させることで、底支持部4の弾性による戻りを防止し固定を更に容易にすることができる。
【0028】
又、直線状としたときに、前記延出部21がなくなるが、波状部201の把持部20があるために把持することは可能である。
【0029】
以上により、把手1を瓶に対して、簡単に瓶の上部へ首支持部3をX状にして挿着し、その後瓶の底部側に底支持部を挿入し、且つ底支持部4の係合部41を中央部2の突起部材210と係合させることで、瓶を把持部20内へ指を挿入し持ち上げても充分に耐えることができ、運搬に供することができることとなった。
【0030】
特に、一升瓶のように重量のあるものでも、実験の結果充分に利用できることができた。
又、購入後や非使用時には、首支持部3又は底支持部4があるので壁等に吊り下げておけ、場所もとらない。
【0031】
冷蔵庫などへ収納するときは、そのまま冷蔵庫のポケットへ装着するが、容器把持具1は弾性を有しており、瓶に対しても可動でき、従って、ポケットの隣りに他の瓶等があっても、瓶体に押しつけられ撓むので、固定的な把手に比べて容積を取らないで、収納することができる。
【0032】
以上本発明の技術思想は、上記の実施例に限定されず当業者によって種々の実施例が考えられる
【0033】
【発明の効果】
本発明は、上記のように、老人や子供などでも容易に瓶に取り付けでき、簡単に運搬ができ又冷蔵庫などからも容易に、片手でも取り出すことができる。
【0034】
しかも冷蔵庫などでも、容器把持具自体は可動するので瓶自体に張り付いて、他の瓶等の邪魔にならず、スペースを余分に要しない利点がある。
【0035】
更に、通常は、瓶に取り付けないときは、直線状又はやや弓状として形成しておけば、持ち運びが容易であり、携帯自在で多数運ぶことも可能である。
【0036】
また、飲料瓶等が使用し終わった後は、把手は、容易に取り外すことができるので、再利用することもでき経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の一つである容器把持具を瓶に取り付けた斜視の状態を示す。
【図2】本発明の実施例の一つである容器把持具の側面図を示す。
【図3】本発明の実施例の一つである容器把持具の断面図を示す。
【図4】本発明の実施例の一つである容器把持具の瓶へ取り付ける前の平面図を示す。
【符号の説明】
1 容器把持具
2 中央部
20 把持部
21 延出部
210 突起部材
22 薄肉部
3 首支持部
30 基部
31 狭小部
32 拡大部
301 最狭部
320 環状部
4 底支持部
40 帯体
41 係合部
410 孔

Claims (3)

  1. 首支持部、底支持部及び両者をつなぐ中央部からなり、首支持部には瓶上部に掛けるときにX状にクロスしえる構成としたことを特徴とする瓶等に使用する容器支持具
  2. 首支持部、底支持部及び両者をつなぐ中央部からなり、首支持部には瓶上部に掛けるときにX状にクロスしえる構成とし、更に底支持部には該底支持部と中央部と係止する係止部材を設けたことを特徴とする瓶等に使用する容器支持具
  3. 首支持部、底支持部及び両者をつなぐ中央部からなり、各部材は非使用時直線状となっていることを特徴とする瓶等に使用する容器支持具
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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