JP2005041443A - 眩惑防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で、濡れた路面が反射する光に起因する眩惑を防止することができる眩惑防止装置を提供する。
【解決手段】眩惑防止装置1は、フロントウインドシールド2の車室内側の全体にシートフィルム状の第1偏光フィルタ3及び、同じくシートフィルム状の第2偏光フィルタ4が貼付されて構成される。自動車のヘッドライトの有効照射範囲は、自動車の前方30〜50mまでであり、第1偏光フィルタ3は、自車のヘッドライトの有効照射範囲内において、対向車のヘッドライトの光が濡れた路面に反射した反射光のうち偏光された平面偏光5を遮断するように方向性を持たせてある。また、第2偏光フィルタ4は、眩惑防止装置1に入射する光のうち、運転者が眩しいと感じる白色偏光成分6を遮断するように方向性を持たせてある。
【選択図】 図1
【解決手段】眩惑防止装置1は、フロントウインドシールド2の車室内側の全体にシートフィルム状の第1偏光フィルタ3及び、同じくシートフィルム状の第2偏光フィルタ4が貼付されて構成される。自動車のヘッドライトの有効照射範囲は、自動車の前方30〜50mまでであり、第1偏光フィルタ3は、自車のヘッドライトの有効照射範囲内において、対向車のヘッドライトの光が濡れた路面に反射した反射光のうち偏光された平面偏光5を遮断するように方向性を持たせてある。また、第2偏光フィルタ4は、眩惑防止装置1に入射する光のうち、運転者が眩しいと感じる白色偏光成分6を遮断するように方向性を持たせてある。
【選択図】 図1
Description
本発明は反射光に起因する眩惑を防止する眩惑防止装置に関する。
一般に、雨天時の車の夜間走行では、運転者は周囲の状況を認識し辛く、運転視界が悪化する。雨天時の夜間走行において運転視界が悪化する一要因としては、路面による光の反射があげられる。路面が濡れているために、対向車のヘッドライトや街灯の灯り等が反射しやすく、その反射によってセンターラインや速度表示等の路面標識が認識し辛くなる。その結果、自車の走行区分が定まり難く、運転が不安定なものとなることがある。そして、近年では、ディスチャージヘッドランプや高効率バルブ等の大光量のものが市販拡大しており、その傾向は一層強いものとなってきている。
ここで、夜間走行時における対向車のヘッドライトによる眩惑を防止する方法として、特許文献1にて開示されているものがある。この眩惑防止方法は、互いの光源(ヘッドライト)に、中央に穴を形成した光源用偏光フィルタを取り付け、観察者はこの光源用偏光フィルタと同じ方向性を持った視覚用偏光フィルタを通して観察するものである。
特開2002−75029号公報
しかしながら、特許文献1にて開示されている眩惑防止法では、対向車及び自車のヘッドライトに光源用偏光フィルタを取り付けなければならないため、構造が複雑になり、製造に負担がかかる上、製造コストの上昇を招く。さらに、濡れた路面で反射された光によって、路面標識が読み取りにくいものとなる等の眩惑は防止しにくい。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡単な構成で、濡れた路面が反射する光に起因する眩惑を防止することができる眩惑防止装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、車両のフロントウインドシールドに沿った位置に偏光フィルタを配設し、前記偏光フィルタは、前記偏光フィルタに入射する光のうち、濡れた路面に反射して偏光された平面偏光を遮断する第1偏光フィルタと、前記路面に反射した反射光のうち白色偏光成分を遮断する第2偏光フィルタとを備えたことを特徴とする眩惑防止装置とした。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の眩惑防止装置において、前記第1偏光フィルタは、自車のヘッドライトの有効照射範囲内で反射して前記第1偏光フィルタに入射する平面偏光を遮断する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の眩惑防止装置において、前記第1偏光フィルタは、自車のヘッドライトの有効照射範囲内で対向車のヘッドライトが路面に反射して偏光された平面偏光を遮断する。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の眩惑防止装置において、前記フロントウインドシールドの一部又は全部に前記第1偏光フィルタ及び前記第2偏光フィルタを設けた。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の眩惑防止装置において、前記フロントウインドシールドとは別体に、前記第1偏光フィルタ及び前記第2偏光フィルタを配置した。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の眩惑防止装置において、前記眩惑防止装置の高さ、及び前記眩惑防止装置の前記フロントウインドシールドに対する角度を調節する調節機構を備えた。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、車両のフロントウインドシールドに沿った位置に配設される偏光フィルタは、該偏光フィルタに入射する光のうち、濡れた路面に反射して偏光された平面偏光を遮断する第1偏光フィルタと、前記路面に反射した反射光のうちの白色偏光成分を遮断する第2偏光フィルタとを備えている。従って、前記偏光フィルタに入射してくる光のうち、第1偏光フィルタによって、運転者が路面標識を認識し辛くさせる平面偏光が遮断され、運転者は路面標識を認識しやすい。また、第2偏光フィルタによって、運転者が眩しいと感じる白色偏光成分が遮断され、運転者は路面標識(路面情報)の判別がさらに容易となる。
請求項1に記載の発明によれば、車両のフロントウインドシールドに沿った位置に配設される偏光フィルタは、該偏光フィルタに入射する光のうち、濡れた路面に反射して偏光された平面偏光を遮断する第1偏光フィルタと、前記路面に反射した反射光のうちの白色偏光成分を遮断する第2偏光フィルタとを備えている。従って、前記偏光フィルタに入射してくる光のうち、第1偏光フィルタによって、運転者が路面標識を認識し辛くさせる平面偏光が遮断され、運転者は路面標識を認識しやすい。また、第2偏光フィルタによって、運転者が眩しいと感じる白色偏光成分が遮断され、運転者は路面標識(路面情報)の判別がさらに容易となる。
請求項2に記載の発明によれば、雨天時の車の夜間走行において、自車のヘッドライトの有効照射範囲内に入射した光が反射して偏光された平面偏光を第1偏光フィルタが遮断する。従って、運転者がその平面偏光により眩惑されて路面標識を認識し辛くされることを防ぐ。
請求項3に記載の発明によれば、自車のヘッドライトの有効照射範囲内で反射した対向車のヘッドライトの光が路面に反射して偏光された平面偏光を第1偏光フィルタが遮断する。よって、対向車のヘッドライトが自車のヘッドライトの有効照射範囲内で反射して偏光された平面偏光によって、運転者が路面標識を認識し辛くなるのを防ぐ。
請求項4に記載の発明によれば、眩惑防止装置は、フロントウインドシールドに第1偏光フィルタ及び第2偏光フィルタを設けて形成されるものであるため、簡単な構成である。
請求項5に記載の発明によれば、第1偏光フィルタ及び第2偏光フィルタを有する眩惑防止装置は、フロントウインドシールドとは別体に形成されている。従って、フロントウインドシールドはそのままに、運転者にとって、眩惑防止装置を平面偏光及び白色偏光成分を最もよく遮断できる位置に設置することが可能である。
請求項6に記載の発明によれば、眩惑防止装置は眩惑防止装置の幅、及び前記眩惑防止装置の前記フロントウインドシールドに対する角度を調節できる調節機構を備えている。従って、入射してくる平面偏光及び白色偏光成分の入射角度が変化しても、変化した後の平面偏光及び白色偏光成分最もよく遮断できるように、いつでも眩惑防止装置の位置が調節可能となる。
本発明によれば、簡単な構成で、濡れた路面が反射する光に起因する眩惑を防止することができる眩惑防止装置を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本第1実施形態の眩惑防止装置1は、フロントウインドシールド2の車室内側の全体にシートフィルム状の第1偏光フィルタ3及び、同じくシートフィルム状の第2偏光フィルタ4が貼付されて構成される。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本第1実施形態の眩惑防止装置1は、フロントウインドシールド2の車室内側の全体にシートフィルム状の第1偏光フィルタ3及び、同じくシートフィルム状の第2偏光フィルタ4が貼付されて構成される。
一般に、自動車のヘッドライトの有効照射範囲は、自動車の前方30〜50mまでである。第1偏光フィルタ3は、自車のヘッドライトの有効照射範囲内において、対向車のヘッドライトの光が濡れた路面に反射した反射光のうち偏光された平面偏光5を遮断するように方向性を持たせてある。
第2偏光フィルタ4は、上記反射光のうち、運転者が眩しいと感じる白色偏光成分6を遮断するように方向性を持たせてある。
尚、この眩惑防止装置1は可視光透過率70%以上である。
尚、この眩惑防止装置1は可視光透過率70%以上である。
次に、上記のように構成された本第1実施形態の眩惑防止装置1の作用について説明する。
雨天時の車の夜間走行中、自車のヘッドライトの有効照射範囲内において、対向車のヘッドライトの光が濡れた路面に反射すると、平面偏光5がフロントウインドシールド2に入射する。入射した平面偏光5は、第1偏光フィルタ3によって遮断され、車室内に入射できない。また、運転者が眩しいと感じる白色偏光成分6は第2偏光フィルタ4によって遮断されるため、車室内に入射できない。この時、平面偏光5及び白色偏光成分6以外の自然光は第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4によって遮断されない。
雨天時の車の夜間走行中、自車のヘッドライトの有効照射範囲内において、対向車のヘッドライトの光が濡れた路面に反射すると、平面偏光5がフロントウインドシールド2に入射する。入射した平面偏光5は、第1偏光フィルタ3によって遮断され、車室内に入射できない。また、運転者が眩しいと感じる白色偏光成分6は第2偏光フィルタ4によって遮断されるため、車室内に入射できない。この時、平面偏光5及び白色偏光成分6以外の自然光は第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4によって遮断されない。
上記したように、本第1実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)自車のヘッドライトの有効照射範囲内において、対向車のヘッドライトの光が濡れた路面に反射して平面偏光5となってフロントウインドシールド2に入射しても、第1偏光フィルタ3が平面偏光5を遮断する。その結果、平面偏光5は車室内に入射できないため、平面偏光5は運転者に届かない。よって、運転者は平面偏光5に邪魔されることなく、第1偏光フィルタを通過した自然光によってセンターラインや速度表示等の路面標識を認識することができる。
(1)自車のヘッドライトの有効照射範囲内において、対向車のヘッドライトの光が濡れた路面に反射して平面偏光5となってフロントウインドシールド2に入射しても、第1偏光フィルタ3が平面偏光5を遮断する。その結果、平面偏光5は車室内に入射できないため、平面偏光5は運転者に届かない。よって、運転者は平面偏光5に邪魔されることなく、第1偏光フィルタを通過した自然光によってセンターラインや速度表示等の路面標識を認識することができる。
(2)第2偏光フィルタ4によって、路面に反射した反射光のうち、眩しいと感じる白色偏光成分6を遮断するため、白色偏光成分6は車室内へ入射できない。従って、運転者は、白色偏光成分6によって眩惑されないため、視認性が向上して路面標識(路面情報)の判別がさらに容易となり、より安全に雨天時の夜間走行をすることができる。
(3)眩惑防止装置1は、平面偏光5や白色偏光成分6は遮断するが、自然光は遮断しないので視界は悪化しにくい。
(4)自車のフロントウインドシールド2に第1偏光フィルタ3と第2偏光フィルタ4とを貼付しただけの簡単な構成であるため、ヘッドライトに細工をする等の手間が不必要である。従って、製造コストの大幅な上昇や、製造の負担の増加を招きにくい。
(4)自車のフロントウインドシールド2に第1偏光フィルタ3と第2偏光フィルタ4とを貼付しただけの簡単な構成であるため、ヘッドライトに細工をする等の手間が不必要である。従って、製造コストの大幅な上昇や、製造の負担の増加を招きにくい。
(第2実施形態)
以下本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、前記第1実施形態と同様の構成については、同符号を付してその説明を省略する。
以下本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、前記第1実施形態と同様の構成については、同符号を付してその説明を省略する。
図2(a)(b)に示すように、眩惑防止装置7は、ダッシュボード8の運転者側に、フロントウインドシールド2に沿うように、運転者の運転視界に入る位置に備え付けられている。また、眩惑防止装置7は、前記第1実施形態と同様の第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4を透明なボード9に貼付して形成される。前記第1実施形態と同様に、眩惑防止装置7の可視光透過率は70%以上である。
眩惑防止装置7はワイパのスイッチ10と連動している。眩惑防止装置7は、ワイパを作動させていない時はダッシュボード8の中に格納されており、ワイパを作動させるとダッシュボード8から迫り出す。
また、眩惑防止装置7は、第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4が平面偏光5及び白色偏光成分6を最もよく遮断できるように眩惑防止装置7の位置を調節できる調節機構を備えている。詳しくは、眩惑防止装置7がダッシュボード8から迫り出す高さ(図2(b)中矢印A方向)及び、眩惑防止装置7のフロントウインドシールド2に対する角度(図2(b)中矢印B方向)を調節できるようになっている。
次に、上記のように構成された本第2実施形態の眩惑防止装置7の作用について説明する。
雨天時の車の夜間走行中、ワイパのスイッチ10を入れると、ワイパのスイッチ10と連動している眩惑防止装置7がダッシュボード8から迫り出す。その後、第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4が平面偏光5及び白色偏光成分6を最もよく遮断するように、眩惑防止装置7の位置を調節する。
雨天時の車の夜間走行中、ワイパのスイッチ10を入れると、ワイパのスイッチ10と連動している眩惑防止装置7がダッシュボード8から迫り出す。その後、第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4が平面偏光5及び白色偏光成分6を最もよく遮断するように、眩惑防止装置7の位置を調節する。
自車のヘッドライトの有効照射範囲内において、濡れた路面によって反射された対向車のヘッドランプの反射光は、平面偏光5となって自車のフロントウインドシールド2に入射するものがある。フロントウインドシールド2に入射した平面偏光5のうち、運転者の運転視界に入るものは、眩惑防止装置7に入射する。眩惑防止装置7に入射した平面偏光5は、第1偏光フィルタ3によって遮断され、運転者には届かない。また、濡れた路面によって反射された反射光のうち、運転者が眩しいと感じる白色偏光成分6を第2偏光フィルタ4が遮断するため、白色偏光成分6は運転者には届かない。この時、平面偏光5及び白色偏光成分6以外の自然光は第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4によって遮断されない。
上記したように、本第2実施形態によれば、前記第1実施形態の(1)乃至(3)の効果に加えて、以下の効果をも有する。
(1)眩惑防止装置7は、ワイパのスイッチ10と連動しているため、ワイパのスイッチ10を入れるだけで眩惑防止装置7を設置することができる。
(1)眩惑防止装置7は、ワイパのスイッチ10と連動しているため、ワイパのスイッチ10を入れるだけで眩惑防止装置7を設置することができる。
(2)第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4が平面偏光5及び白色偏光成分6を最もよく遮断するように眩惑防止装置7の位置を調節できるようになっている。従って、運転者が眩惑防止装置7の効果が最大となる位置に調節して利用することにより、平面偏光5によって路面標識が認識し辛くなったり、白色偏光成分6によって眩惑されて路面情報の存在や障害物の存在を認識し辛くなったりすることを、より防ぐことができる。
(3)昼間の走行時や、雨天でない場合の夜間走行時等、眩惑防止装置7が必要無い場合は、眩惑防止装置7はダッシュボード8の中に格納することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記第1実施形態では、シートフィルム状の第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4をフロントウインドシールド2の車室内側に貼付した構造となっているが、車室外側に貼り付けてもよい。この場合も上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
○上記第1実施形態では、シートフィルム状の第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4をフロントウインドシールド2の車室内側に貼付した構造となっているが、第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4をガラスでサンドイッチ状に挟んだ構造としてもよい。この場合、第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4が剥がれることがなく、眩惑防止装置1の長寿命化を図ることができる。上記第2実施形態においても同様に、ボード9で第1偏光フィルタ3と第2偏光フィルタ4とをサンドイッチ状に挟んだ構造としてもよい。
○上記第1実施形態では、シートフィルム状の第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4をフロントウインドシールド2に貼付した構造となっているが、第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4はシートフィルム状ではなく、フロントウインドシールド2に重合状態で固着させるものであってもよい。この場合も上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。上記第2実施形態においても同様に、ボード9に第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4を重合状態で固着させたものとしてもよい。
○上記第2実施形態では、透明なボード9にシートフィルム状の第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4を貼付した構造となっているが、第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4自体を板状に形成し、貼り合わせた構造としてもよい。この場合も、上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
○上記第1実施形態では、フロントウインドシールド2の全体に第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4が設けられているが、運転者の運転視界に入る位置のみに設けてもよい。
○上記各実施形態において、眩惑防止装置1,7は第1偏光フィルタ3と第2偏光フィルタ4との2枚の偏光フィルタを有する構成となっているが、偏光フィルタの枚数をそれ以上にしてもよい。その場合、偏光フィルタの方向性を第1偏光フィルタ3及び第2偏光フィルタ4と異なるものにすることで、眩惑を起こす平面偏光をより効果的に遮断することができる。
○上記第2実施形態では、眩惑防止装置7は、ワイパのスイッチ10と連動するものとなっているが、眩惑防止装置7作動用のスイッチをワイパのスイッチ10とは別に設けてもよい。この場合、雨上がりの夜間走行時等、ワイパを作動させることなく眩惑防止装置7のみを利用したい場合や、雨天時の昼間走行時等、眩惑防止装置7を作動させることなくワイパのみを作動させたい場合にも対応することができる。
○上記第2実施形態では、眩惑防止装置7は、ダッシュボード8から取り外すことができないが、取り外し可能な眩惑防止装置7としてもよい。この場合、複数の自動車において眩惑防止装置7を共有することができる。
上記各実施形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)請求項1乃至6のいずれか1項に記載の眩惑防止装置であって、前記第1偏光フィルタを複数備えたことを特徴とする眩惑防止装置。
(イ)請求項1乃至6のいずれか1項に記載の眩惑防止装置であって、前記第1偏光フィルタを複数備えたことを特徴とする眩惑防止装置。
このようにすると、運転者にとって不都合な平面偏光を複数遮断することが可能になり、運転者は路面標識やその他運転に必要な情報をより正確に認識することができる。
1,7…眩惑防止装置、2…フロントウインドシールド、3…第1偏光フィルタ、4…第2偏光フィルタ、5…平面偏光、6…白色偏光成分。
Claims (6)
- 車両のフロントウインドシールドに沿った位置に偏光フィルタを配設し、
前記偏光フィルタは、
前記偏光フィルタに入射する光のうち、
濡れた路面に反射して偏光された平面偏光を遮断する第1偏光フィルタと、
前記路面に反射した反射光のうち白色偏光成分を遮断する第2偏光フィルタと
を備えたことを特徴とする眩惑防止装置。 - 請求項1に記載の眩惑防止装置であって、
前記第1偏光フィルタは、自車のヘッドライトの有効照射範囲内で反射して前記第1偏光フィルタに入射する平面偏光を遮断することを特徴する眩惑防止装置。 - 請求項1に記載の眩惑防止装置であって、
前記第1偏光フィルタは、自車のヘッドライトの有効照射範囲内で対向車のヘッドライトが路面に反射して偏光された平面偏光を遮断することを特徴とする眩惑防止装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の眩惑防止装置であって、
前記フロントウインドシールドの一部又は全部に前記第1偏光フィルタ及び前記第2偏光フィルタを設けたことを特徴とする眩惑防止装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の眩惑防止装置であって、
前記フロントウインドシールドとは別体に、前記第1偏光フィルタ及び前記第2偏光フィルタを配置したことを特徴とする眩惑防止装置。 - 請求項5に記載の眩惑防止装置であって、
前記眩惑防止装置の高さ、及び前記眩惑防止装置の前記フロントウインドシールドに対する角度を調節する調節機構を備えたことを特徴とする眩惑防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003280451A JP2005041443A (ja) | 2003-07-25 | 2003-07-25 | 眩惑防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003280451A JP2005041443A (ja) | 2003-07-25 | 2003-07-25 | 眩惑防止装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005041443A true JP2005041443A (ja) | 2005-02-17 |
Family
ID=34266279
Family Applications (1)
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JP2003280451A Pending JP2005041443A (ja) | 2003-07-25 | 2003-07-25 | 眩惑防止装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005041443A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105196841A (zh) * | 2015-10-30 | 2015-12-30 | 丹阳市天诚塑胶轮制造有限公司 | 汽车用防眩光卷帘装置 |
US10781986B2 (en) | 2016-03-31 | 2020-09-22 | 3M Innovative Properties Company | Low-glare automotive headlight |
US10823352B2 (en) | 2017-07-14 | 2020-11-03 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Vehicle headlight with polarized light generator |
-
2003
- 2003-07-25 JP JP2003280451A patent/JP2005041443A/ja active Pending
Cited By (3)
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