JP2005039559A - 裏番組録画システムおよび裏番組録画方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが複数の録画機器を用意する必要がなく、しかもサーバへの負荷を回避することができる裏番組録画方法を提供する。
【解決手段】 ネットワークを介して接続される複数の録画機器を有する裏番組録画システムにおける各録画機器に用いられる裏番組録画方法であって、同一時間帯に放送される複数チャンネルの番組の中からユーザによって予め録画予約された1つの番組を録画する録画ステップ(S4)と、同一時間帯における複数の番組の重複状態を検出する重複状態検出ステップ(S30)と、前記重複状態検出ステップによって複数の番組が同一時間帯において重複していると判断された場合、前記録画ステップで録画できない番組の録画を、当該番組を録画可能な他の録画機器に依頼する録画依頼ステップ(S17)とを含むことを特徴とする。
【選択図】 図15

Description

本発明は、ハードディスクレコーダや、DVDレコーダに代表され、放送コンテンツを録画する複数の録画機器と、当該各録画機器を接続するネットワークとを有する裏番組録画システムおよび裏番組録画方法に関する。
近年、放送の多チャンネル化が進行し、興味のある番組が同じ時間帯に放送される確率が高くなり、同時に放送されている複数のチャンネルの番組を同時に録画したいという要望が高まりつつある。
従来、HDDビデオレコーダ、DVDビデオレコーダにおいて、同時間帯に放映される他のチャンネルの番組を同時に録画し、あるいは視聴する場合、録画装置を複数台用意するか、あるいはチューナユニットを複数有する特殊な装置を用意する必要がある。このように装置を複数台用意したり、チューナユニットを複数有する装置を用意するとなると、各ユーザのコスト負担が非常に大きくなる。
このような問題を解決するために、複数のユーザ端末から番組の録画予約を一括してセンター側のサーバで受け付け、受け付けた複数の番組をサーバで一括して録画し、録画した番組を蓄積しておく期限をサーバで管理し、高速ネットワークを介して録画した番組をユーザ端末に提供するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このシステムによれば、ユーザが録画装置を複数台用意したり、チューナユニットを複数有する装置を用意する必要がなくなり、所定の期間、ユーザは番組を見たいときに端末の電源を入れて、センターのサーバにアクセスすればよくなる。
特開2002−199318号公報(第1頁、第1図)
しかしながら、従来のシステムでは、番組の録画がセンター側のサーバに集中するため、サーバの負荷が大きく、しかも、ユーザ数が増加すると、番組配信の際にサーバに対するトラフィックが集中し、システムの正常な運用が不可能になる。
本発明は、ユーザが複数の録画機器を用意する必要がなく、しかもサーバへの負荷を回避することができる裏番組録画システムおよび裏番組録画方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る裏番組録画システムにおいては、ネットワークを介して接続される複数の録画機器を有する裏番組録画システムであって、前記各録画機器は、同一時間帯に放送される複数チャンネルの番組の中からユーザによって予め録画予約された1つの番組を録画する録画手段と、同一時間帯における複数の番組の重複状態を検出する重複状態検出手段と、前記重複状態検出手段によって複数の番組が同一時間帯において重複していると判断された場合、前記録画手段で録画できない番組の録画を、当該番組を録画可能な他の録画機器に依頼する録画依頼手段とを備えることを特徴とする。
これによって、ユーザが1台の録画機器を用意するだけでよく、番組の録画の負荷が他の録画機器に分散され、番組配信の際にサーバに対するトラフィックが集中するような事態もなくなるので、ユーザが複数の録画機器を用意する必要がなく、しかもサーバへの負荷を回避することができる。
ここで、前記各録画機器は、さらに複数チャンネルの番組の中からユーザによって選択された番組の録画予約を受け付ける録画予約受付手段と、前記録画予約受付手段が受け付けた番組の録画予約に関する情報を記憶する予約情報記憶手段とを備え、前記重複状態検出手段は、前記録画予約受付手段が受け付けた番組の時間帯と前記予約情報記憶手段に記憶された番組の時間帯とを比較することにより重複状態を静的に検出することを特徴としてもよい。
これによって、録画予約受付手段が受け付けた番組の時間帯と予約情報記憶手段に記憶された番組の時間帯とを比較することにより重複状態を静的に検出するので、番組の時間帯が重複しているのが予めわかっていても、ユーザは時間の重複を意識することなく見たい番組を好きなだけ録画予約することができるという効果が発揮される。
また、前記各録画機器は、さらに複数チャンネルの番組の中からユーザによって選択された番組の録画予約を受け付ける録画予約受付手段と、前記録画予約受付手段が受け付けた番組の録画予約に関する情報を記憶する予約情報記憶手段とを備え、前記重複状態検出手段は、前記録画手段が録画中の番組の時間帯と予約情報記憶手段に記憶された番組の時間帯とを比較することにより重複状態を動的に検出することを特徴としてもよい。
これによって、前記重複状態検出手段は、前記録画手段が録画中の番組の時間帯と予約情報記憶手段に記憶された番組の時間帯とを比較することにより重複状態を動的に検出するので、番組の時間帯が重複しているのが事後的に発生するような場合であっても、ユーザは時間の重複を意識することなく見たい番組を好きなだけ録画予約することができるという効果が発揮される。
この場合、前記録画手段が録画中の番組は、録画予約された番組と予約なしで録画された番組との両方が含まれることを特徴としてもよい。
また、裏番組録画システムは、さらに前記ネットワークに接続され、前記各録画機器間の録画依頼を仲介するための検索サーバを有し、前記検索サーバは、前記各録画機器の前記予約情報記憶手段が記憶する予約情報を集約する予約情報集約手段と、前記各録画機器からの予約情報のリスト配信要求に基づいて、予約情報集約手段が集約した予約情報のリストを要求元の録画機器に対して配信する予約情報リスト配信手段と、前記予約情報のリストを配信した録画機器から当該番組を録画可能な他の録画機器に依頼するための接続仲介要求に基づいて、依頼元の録画機器に対しては当該他自己のIPアドレスおよびポート番号を、依頼先の録画機器に対しては依頼元の録画機器のIPアドレスおよびポート番号を、それぞれ通知する接続仲介手段とを備えることを特徴とするのが好ましい。
これによって、各録画機器間の録画依頼を円滑に進めることができる。
また、前記予約情報リスト配信手段は、前記予約情報のリストを前記録画手段で録画できない番組に絞り込んで配信することを特徴とすることもできる。
これによって、不要なデータの量が削減され、リスト配信の際のトラフィックを軽減することができ、録画機器も依頼先を簡単に選択することができる。
また、前記予約情報リスト配信手段は、前記録画手段で録画していない空き時間帯に、他の録画機器からの録画予約を受け付けることを表明している録画機器に関するリストを前記予約情報のリストに含めることを特徴とすることもできる。
これによって、録画機器は録画予約の依頼先の選択肢が増え、所望の番組を他の録画機器が録画予約していないような場合であっても、所望の番組を確実に取得することが可能な裏番組録画システムが実現される。
また、前記各録画機器は、さらに予約情報記憶手段が記憶する予約情報と、自己のIPアドレスおよびポート番号とを他の録画機器と交換する交換手段を備え、前記録画依頼手段は、他の録画機器と交換した予約情報のリストに基づいて録画を依頼する録画機器を選択し、他の録画機器と交換したIPアドレスおよびポート番号を用いて選択した録画を依頼する録画機器と接続することを特徴とするのが好ましい。
これによって、検索サーバなしで各録画機器間の録画依頼を円滑に進めることができる裏番組録画システムが実現される。
なお、本発明は、このような裏番組録画システムとして実現することができるだけでなく、このような裏番組録画システムの各録画機器が備える特徴的な手段をステップとする裏番組録画方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのは言うまでもない。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る裏番組録画システムによれば、ユーザが1台の録画機器を用意するだけでよく、番組の録画の負荷が他の録画機器に分散され、番組配信の際にサーバに対するトラフィックが集中するような事態もなくなるので、ユーザが複数の録画機器を用意する必要がなく、しかもサーバへの負荷を回避することができる。
また、本発明に係る裏番組録画システムによれば、録画予約受付手段が受け付けた番組の時間帯と予約情報記憶手段に記憶された番組の時間帯とを比較することにより重複状態を静的に検出するので、番組の時間帯が重複しているのが予めわかっていても、ユーザは時間の重複を意識することなく見たい番組を好きなだけ録画予約することができるという効果が発揮される。
また、本発明に係る裏番組録画システムによれば、前記重複状態検出手段は、前記録画手段が録画中の番組の時間帯と予約情報記憶手段に記憶された番組の時間帯とを比較することにより重複状態を動的に検出するので、番組の時間帯が重複しているのが事後的に発生するような場合であっても、ユーザは時間の重複を意識することなく見たい番組を好きなだけ録画予約することができるという効果が発揮される。
また、本発明に係る裏番組録画システムによれば、各録画機器間の録画依頼を円滑に進めることができる。
また、本発明に係る裏番組録画システムによれば、録画機器は録画予約の依頼先の選択肢が増え、所望の番組を他の録画機器が録画予約していないような場合であっても、所望の番組を確実に取得することが可能な裏番組録画システムが実現される。
また、本発明に係る裏番組録画システムによれば、検索サーバなしで各録画機器間の録画依頼を円滑に進めることができる裏番組録画システムが実現される。
よって、本発明により、ユーザが複数の録画機器を用意する必要がなく、しかもサーバへの負荷を回避することができ、インターネットが普及してきた今日における本願発明の実用的価値は極めて高い。
以下、本発明の実施の形態に係る裏番組録画システムについて、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る裏番組録画システムの全体構成を示す図である。
裏番組録画システム1は、このシステムに加入したユーザが自己の所有する録画機器にある番組(例えば「□×○○」)を新たに録画予約した場合において、新たに録画予約した番組が予約済みの番組(例えば「○×△□」、「×□○△」)のいずれかと同一の時間帯で重複するために録画予約できないとき、重複した番組中の自己の録画機器で録画できない残りの番組(以下、「裏番組」とも記す。)「□×○○」の録画を他の録画機器に録画してもらうためのシステムであり、図1に示されるように、番組の検索サーバ10と、複数(図示2つ)の録画機器20a,20bと、これらを接続するインターネット30とから構成される。
なお、この裏番組録画システム1は、このシステムに会員登録したユーザから徴収された会費や、検索サーバ10へのアクセス画面に表示される広告料から、放送番組のコンテンツホルダにロイヤリティをペイバックする仕組みを備えており、放送番組の録画や、録画した番組の会員同士の交換の許可を受けた上で稼働されている。
検索サーバ10は、各録画機器20a.20bが録画予約した予約情報を集約したり、予約情報リストの配信を要求した録画機器に対して予約情報リストを配信することによって裏番組を録画予約している他の録画機器の検索を助けたり、裏番組の録画を依頼する録画機器20aと.録画機器20a(apple)からの録画の依頼を受け付ける録画機器20b間のPeer To Peer接続を仲介したりするコンピュータ装置である。
録画機器20aは自宅に設置され、録画機器20bは録画機器20aから離れた場所に住んでいる知人の家に設置されている。また、録画機器20a,20bは、ネットワーク上の検索サーバ10からユーザアカウントを得ており、それぞれユニークな名前、”apple”、”orange”が与えられている。各録画機器20a.20bは、放送局から衛星を介して送信される複数チャンネルの番組を時間帯が重複しない範囲で予め録画の予約を受け付け、予約した時間帯に所定のチャンネルの番組を録画したり、時間帯が重複した場合に検索サーバ10に予約情報リストの配信要求によって裏番組を録画してくれる録画機器を検索し、検索サーバ10の接続仲介によって裏番組を録画してくれる録画機器とPeer To Peer接続し、裏番組の録画を依頼したり、録画してもらった裏番組を受け取ったりするネット対応型のビデオレコーダ/プレーヤである。
なお、放送される番組は、上記衛星を介して送信されるものの他、地上波や、ケーブル等の伝送媒体を介して送信される全てのものが含まれる。
図2は、図1に示される検索サーバ10の機能構成を示すブロック図である。 図2に示されるように、検索サーバ10は、予約情報集中管理データベース11と、ユーザアカウントデータベース12と、リスト作成部13と、予約情報登録部14と、接続仲介部15と、ユーザ認証部16等とから構成される。
予約情報集中管理データベース11は、ハードディスク(HDD)等により構成され、各録画機器20a(apple),20b(orange)が登録した予約情報を集約して保持する。
図3は、予約情報集中管理データベース11の内容の一例を示す図である。
図3に示されるように、検索サーバ10の予約情報集中管理データベース11の内容は、放送される番組の「チャンネル」、その番組が放送される「日」、放送される番組の開始時刻を示す「開始」、放送される番組の終了時刻を示す「終了」、放送される番組のタイトルを示す「内容」および放送される番組を録画予約した機器の「ユーザアカウント」といった要素からなり、各録画機器の1月先までの予約情報が内容ごとに集約される。この予約情報集中管理データベース11によって、どの番組がどのアカウントによって録画予約されているかを簡単に知ることができる。
ユーザアカウントデータベース12は、検索サーバ10に現在接続している端末に関する情報を保持する。
図4は、ユーザアカウントデータベース12の内容の一例を示す図である。
図4に示されるように、ユーザアカウントデータベース12の内容は、現在接続している録画機器のアカウントの名前を示す「Name」、その録画機器の「IPアドレス」、Peer To Peer接続の際に必要な「Port No.」および検索サーバ10への接続時刻を示す「login time」といった要素からなり、loginの際に登録され、logoutの際に削除される。このユーザアカウントデータベース12によって、どの録画機器とPeer To Peer接続の仲介をすることができるか等を簡単に知ることができる。
リスト作成部13は、予約情報リストの配信を要求があると、予約情報集中管理データベース11から予約情報の一覧を示す予約情報リストを作成し、作成した予約情報リストを、配信の要求を発した録画機器に送信する。
予約情報登録部14は、予約情報の登録の要求があると、番組の内容ごとに集約されるように予約情報を登録する。
接続仲介部15は、録画機器20a(apple)が録画機器20b(orange)を指定して接続仲介を依頼したような場合、両録画機器20a(apple),20b(orange)間でTCPセッションを行えるようにするため、接続仲介を依頼した依頼元の録画機器20a(apple)に対しては仲介先の録画機器20b(orange)のIPアドレスおよびポート番号を、仲介先の録画機器20b(orange)に対しては依頼元の録画機器20a(apple)のIPアドレスおよびポート番号を通知する。
ユーザ認証部16は、ユーザアカウントデータベース12に予め登録されているパスワード等を用いて各録画機器20a,20bを認証し、認証の結果、録画機器20a,20bが正当な機器であれば、検索サーバ10へのアクセスを許容し、その時点で接続している機器を管理するため、許容した機器のアカウント等をユーザアカウントデータベース12に登録する(図4参照)。
次いで、録画機器20a(apple)および録画機器20b(orange)の構成を説明する。
図5および図6は図1に示される録画機器20a,録画機器20bの機能構成を示すブロック図である。なお、図5においては録画機器20aは裏番組録画の依頼主としての機能構成が図示されており、図6においては録画機器20bは裏番組録画の依頼先としての機能構成が図示されている。
両録画機器20a,20bは、図5および図6に示されるように、検索サーバ情報記憶部200、予約情報データベース201、登録要求部202、予約依頼情報データベース203、ユーザインターフェイス204、予約情報比較部205、予約情報リスト要求部206、予約情報リスト受信部207、依頼先Peer選択部208、接続仲介要求部209、検索サーバ接続部210、peer情報記憶部211、タイマ部212、録画予約依頼部213、録画部214、コンテンツ記憶部215、録画予約受入部216、コンテンツ送受信部217、peer接続部218等とから構成される。
検索サーバ情報記憶部200は、検索サーバ10のIPアドレスおよびポート番号を記憶する。
予約情報データベース201は、録画機器自身が録画する予定の予約情報を記憶する。
予約依頼情報データベース203は、他の録画機器に録画予約を依頼する予約依頼情報を記憶する。
図7は、両録画機器20a(apple),20b(orange)の予約情報データベース201および予約依頼情報データベース203の内容の一例を示す図である。特に、図7(a)は録画機器20aの予約情報データベース201の内容を、図7(b)は録画機器20bの予約情報データベース201の内容を、図7(c)は録画機器20aの予約依頼情報データベース203の内容を、図7(b)は録画機器20bの予約依頼情報データベース203の内容を、それぞれ示している。
予約情報データベース201は、時間帯の重複なしに録画予約された番組(表番組)に関する情報を格納するものであり、その番組が流れる「チャンネル」、その番組が流れる「日」、その番組の開始時刻を示す「開始」、終了時刻を示す「終了」、その番組の「内容」、録画予約を依頼した依頼元のアカウントを示す「要求ユーザ名」といった要素から構成される。
予約依頼情報データベース203は、時間帯の重複のために自身では録画予約できなかった番組(裏番組)に関する情報を格納するものであり、その番組が流れる「チャンネル」、その番組が流れる「日」、その番組の開始時刻を示す「開始」、終了時刻を示す「終了」、その番組の「内容」、録画予約を依頼した依頼先のアカウントを示す「要求ユーザ名」といった要素から構成される。
ここでは、録画機器20a(apple)の予約情報として、NNK総合チャンネルで2002/12/31の19:00から23:45まで放送予定の「紅黒歌合戦」と、NNK教育チャンネルで2002/12/31の18:00から18:30放送予定の「英会話」が録画予約情報として登録されている。
また、録画機器20b(orange)の予約情報としては、毎朝放送チャンネルにて2002/12/31の18:00から20:00まで放送予定の「フットボール中継」が予約されている。
なお、図中に示される「−」は、情報なしを表している。したがって、図7に示される状態では、録画機器20a(apple)および録画機器20b(orange)ともに、他の端末に裏番組を録画予約したり、されたりしていないことを示している。
登録要求部202は、予約情報データベース201に記憶された予約情報を検索サーバ10へ登録する。
図8は、録画機器と検索サーバおよび録画機器間で授受される予約情報の一例を示す説明図である。
図8に示されるように、これら予約情報は、例えば、テキストベースの情報によって構成され、検索サーバ10の予約情報集中管理データベース11へ登録される。なお、図示例では、録画機器20a(apple)の予約情報データベース201に登録された予約情報が検索サーバ10に送信される場合が示されている。
ユーザインターフェイス204は、ユーザからの録画予約を受け付ける。
予約情報比較部205は、ユーザインターフェイス204を介して受け付けた予約情報と予約情報データベース201に登録されている予約情報とを比較し、時間帯が重複する場合に他の録画機器に予約依頼する予約情報を選択する。
予約情報リスト要求部206は、時間帯が重複する場合に、検索サーバ10へ予約情報リストを要求する。
予約情報リスト受信部207は、検索サーバ10より予約情報リストを受信する。
依頼先peer選択部208は、予約依頼先の録画機器を選択する。
接続仲介要求部209は、予約依頼先の録画機器との接続の仲介を検索サーバ10に対して要求する。
peer情報記憶部211は、検索サーバ10から取得した予約依頼先の録画機器のIPアドレスおよびポート番号を記憶する。これによって、TCPセッションを開始することができる。
タイマ部212は、予約済の番組の放送開始日時、終了日時を計時する。
録画予約依頼部213は、予約情報リスト受信部207が選択した予約依頼先の録画機器に録画予約の依頼を行う。
録画部214は、チューナや、MPEGエンコーダ等によって構成され、録画予約された番組を録画する。
コンテンツ記憶部215は、ハードディスクや、DVD−RAM等によって構成され、録画した番組コンテンツを保存する。
録画予約受入部216は、予約依頼元の録画機器からの予約依頼を受け入れる。
コンテンツ送受信部217は、録画済みコンテンツを他の録画機器と交換する。
peer接続部218は、peer情報記憶部211が記憶する検索サーバ10より得た録画機器のIPアドレスおよびポート番号を用いて依頼元の録画機器20a(apple)と依頼先の録画機器20b(orange)とを接続する。
次いで、裏番組録画システム1における検索サーバ10および各録画機器の動作を説明する。
図9は、裏番組録画システム1の検索サーバ10および録画機器20a,20b間で行われる動作を示すシーケンスである。
図9のステップS1〜S3に示されるように、録画機器20a(apple),20b(orange)は、それぞれ、電源投入時、インターネット30に接続し、予約情報データベース201に格納された現在の録画予約情報を、検索サーバ10の予約情報集中管理データベース11へ登録する。より詳しくは、電源が投入されると、録画機器20a(apple)および20b(orange)の登録要求部202は、予約情報データベース201に格納された電源投入時点における録画予約情報(図7(a),図7(b)参照)をインターネット30を介して送信することによって、予約情報を検索サーバ10にそれぞれ登録する(S1,S2)。録画予約情報を受信すると、検索サーバ10の予約情報登録部14は、録画機器20a(apple),20b(orange)から受信した録画予約情報を予約情報集中管理データベース11へそれぞれ登録する(S3)。これによって、各録画機器の予約情報が、予約情報集中管理データベース11に集約される(図3参照)。
なお、検索サーバ接続部210は、検索サーバ情報記憶部200に記憶された検索サーバ10のIPアドレスおよびポート番号を用いてインターネット30上に存在する検索サーバ10に接続する。以降、検索サーバ10との接続は同様の手順で行われる。また、インターネット30を介して録画機器20a,20bが検索サーバ10に接続した際、検索サーバ10のユーザ認証部16は、ユーザアカウントデータベース12に予め登録されているパスワード等を用いて各録画機器20a,20bを認証する。認証の結果、録画機器20a,20bが正当な機器であれば、ユーザ認証部16は、検索サーバ10へのアクセスを許容し、その時点で接続している機器を管理するため、許容した機器のアカウント等をユーザアカウントデータベース12に登録する(図4参照)。
予約情報を検索サーバ10に登録し終わると、録画機器20a(apple)のユーザインターフェイス204は、ユーザからの番組の録画予約の入力を待つ(S4)。入力があると、ユーザインターフェイス204は、入力された予約情報を予約情報比較部205に出力する。録画機器20a(apple)の予約情報比較部205は、ユーザインターフェイス204を介して入力された予約情報と、予約情報データベース201に登録済みの予約情報との内容を比較し、時間帯が重複しているか否か判断する(S5)。
具体的には、録画機器20a(apple)のユーザが、ユーザインターフェイス204を通じて毎朝放送のチャンネルにおいて2002/12/31の18:00から20:00まで放送予定の「フットボール中継」を録画しようと、録画予約を試みた場合(S4)、予約情報比較部205は、ユーザの入力と予約情報データベース201の内容を比較し、時間帯の静的な重複を検出する(S5)。しかしながら、このユーザは、図7(a)に示すように、同じ時間帯に既に「英会話」を予約済みである。
このように、時間帯が重複している場合、録画機器20a(apple)の予約情報比較部205は、リモート予約する番組(例えば、ユーザが入力した裏番組)を選択し(S6)、選択した番組の予約情報を予約情報リスト要求部206に出力する。裏番組の予約情報を受け取ると、録画機器20a(apple)の予約情報リスト要求部206は、検索サーバ10へ予約情報のリスト(以下、単に「予約情報リスト」とも記す。)の送信を要求する(S7)。具体的には、上記の例の場合、重複した予約情報、すなわち、毎朝放送チャンネルにて2002/12/31の18:00から20:00まで放送予定のフットボール中継を第3者に予約依頼するため、予約情報リスト要求部206は、検索サーバ10へ予約情報リストを要求する(S7)。
なお、予約内容が重複していない場合、録画機器20a(apple)の予約情報比較部205は、ユーザが入力した予約情報を予約情報データベース201に登録する。これによって、この予約情報(図10参照)が、次の電源onの際、検索サーバ10に送られることになる。
予約情報リストの配信の要求があると、検索サーバ10のリスト作成部13は、録画機器20a(apple)からの予約情報リストの要求を受け付け(S8)、予約情報集中管理データベース11に格納されている予約情報(図3参照)、すなわち予約情報リストを録画機器20a(apple)へ提供する(S9)。これによって、録画機器20a(apple)の予約情報リスト受信部207は、検索サーバ10から予約情報リストを入手する(S10)。
ここで、検索サーバ10のリスト作成部13により、2002/12/31の18:00から20:00に毎朝放送チャンネルにて放送予定のフットボール中継を録画予約しているユーザの情報のみに絞ることも可能である。この場合には、予約情報リスト要求部206は、予約情報リスト要求にリモート予約する予約情報(図10参照)を添付すればよい。これによって番組が特定され、フットボール中継を録画予約しているユーザの情報のみに簡単に絞ることができる。2002/12/31の18:00から20:00の時間帯に録画予約しておらず、録画予約していない空き時間帯に他の端末からのリモート録画依頼を受け付けることを表明している録画機器のリストを検索サーバ10が保持している場合において、2002/12/31の18:00から20:00に毎朝放送チャンネルにて放送予定のフットボール中継を録画予約している録画機器がないとき、リモート録画依頼を受け付けることを表明している録画機器のリストを提供してもよい。これによっても、リモート予約する他の録画機器を選択することができる。
予約情報リストを入手すると、録画機器20a(apple)の依頼先peer選択部208は、毎朝放送チャンネルにて2002/12/31の18:00の中から20:00まで放送予定のフットボール中継を予約しているユーザアカウントである、”orange”,”melon”,”radish”,”bread”の中から任意の録画機器、例えば”orange”を選択する。もちろん、ここでユーザインターフェイス204を通じ、ユーザに選ばせることも可能である。
リモート予約する録画機器の選択が終わると、依頼先peer選択部208の選んだユーザアカウント”orange”とのPeer to Peer通信を確立するため、録画機器20a(apple)の接続仲介要求部209は、検索サーバ10の接続仲介部15に接続仲介を要求する(S12)。
録画機器20a(apple)からの接続仲介の要求を受けると、検索サーバ10の接続仲介部15は、ユーザアカウントデータベース12(図4参照)を参照し、録画機器20b(orange)に対しては録画機器20a(apple)のIPアドレスとポート番号を提供し、録画機器20a(apple)に対しては録画機器20b(orange)のIPアドレスとポート番号を提供する(S14)。
なお、ユーザアカウントデータベース12には、接続仲介要求を受けた時点において検索サーバ10と接続している録画機器のユーザアカウントとグローバルIPアドレス、およびTCP SYNを受入可能なポート番号を保持しているが、録画機器20a(apple)が選択した録画機器が仲介依頼時に検索サーバ10に接続しているとは限らないので、この場合にはフットボール中継を予約し、かつ現在検索サーバ10に接続している録画機器の中から再選択するように指示すればよい。
検索サーバ10から録画機器20a(apple)のIPアドレスとポート番号を入手すると(S15)、録画機器20b(orange)のpeer情報記憶部211は、録画機器20a(apple)のIPアドレスとポート番号を記憶する。そして、録画機器20b(orange)のpeer接続部218は、録画機器20a(apple)からのTCPコネクションを待つ。なお、peer接続部218は、peer情報記憶部211に記憶された録画機器20a(apple)のIPアドレス以外からのTCP SYNはブロックする。
一方、検索サーバ10から録画機器20b(orange)のIPアドレスとポート番号を入手すると(S16)、録画機器20a(apple)のpeer情報記憶部211は、録画機器20b(orange)のIPアドレスとポート番号を記憶する(S16)。そして、録画機器20a(apple)のpeer接続部218は、peer情報記憶部211に記憶された録画機器20b(orange)のIPアドレスとポート番号にTCP接続を試みる。
以上により録画機器20b(orange)と録画機器20a(apple)の間にTCPコネクションが確立される。
TCPコネクションが確立されると、録画機器20a(apple)の録画予約依頼部213は、上記TCP接続を用いて録画機器20b(orange)の録画予約受入部216へリモート予約すべき裏番組の予約情報(図10参照)を送信することによって、録画予約を依頼する(S17)。
録画予約を依頼があると、録画機器20b(orange)の録画予約受入部216は、この録画予約を受け入れ(S18)、受け入れた予約情報に基づき、予約情報データベース201に反映する。具体的には図11(b)に示されるように、録画予約受入部216は、予約情報データベース201に格納されている自身(orange)のために予約していた情報(2002/12/31の18:00から20:00に毎朝放送チャンネルにて放送予定のフットボール中継)の依頼先ユーザ名の欄に録画機器20aのユーザアカウント”apple”を追記する。これによって、録画機器20b(orange)は、どの番組の録画をどのアカウントから依頼されたかを確認することができる。なお、他の録画機器からの予約依頼を受け付けると、各録画機器20a,20bは、この録画予約を取り消すことができないように構成されている。
一方、録画機器20a(apple)の録画予約依頼部213は、依頼した情報を依頼を要求したユーザ名(orange)とともに予約依頼情報データベース203に追加する(図11(c)参照)。これによって、録画機器20a(apple)は、どの番組のリモート録画をどのアカウントに依頼したかを確認することができる。
以上のようにして最終的な録画機器20a(apple)および録画機器20b(orange)それぞれの、予約情報データベース201および予約依頼情報データベース203の内容が、図11に示されるように変更される。
その後、番組の放送時間、2002/12/31の18:00になると、録画機器20b(orange)は、タイマ部212および録画部214により毎朝放送チャンネルのフットボール中継の番組の録画を開始し、20:00に録画を終了する(S19)。録画コンテンツはコンテンツ記憶部215に保存される。コンテンツ記憶部215は、具体的にはHDDや、DVD−RAM、VHSテープ等の記録メディアである。
録画が終了すると、録画機器20b(orange)のpeer接続部218と、録画機器20a(apple)のpeer接続部218との間で再度TCPコネクションが確立される。なお、録画機器20b(orange)、録画機器20a(apple)は既にお互いのIPアドレスおよびポート番号をpeer情報記憶部211に記憶しているが、いずれかの機器が固定IPアドレスではない等、アドレス、ポート番号が更新されている可能性がある場合は、再度ユーザアカウントを基に検索サーバ10へ問い合わせを行えばよい。
TCPコネクションが確立されると、録画機器20b(orange)のコンテンツ送受信部217は、コンテンツ記憶部215に保存された録画済みコンテンツを読み出して録画機器20a(apple)に提供し(S20)、録画機器20a(apple)のコンテンツ送受信部217は、録画機器20b(orange)から録画済みコンテンツを取得し(S21)、取得した録音済みコンテンツを記憶部215に格納する。
なお、本実施の形態1では録画済みコンテンツを録画終了後、peer to peerのコネクションで送信する例を示したが、録画機器20a(apple)のユーザは、録画機器20b(orange)のユーザから、他の何らかの方法(例えば、記録媒体の受け渡し等)で録画済みコンテンツを譲り受けてもよい。
以上のことから、同時間帯に放映される他チャンネルの番組を録画したい場合、サーバに負荷をかけることなく、ユーザは時間の重複を意識することなく、両方の番組を得ることができる。さらに録画機器はチューナユニットを複数備える必要がないという顕著な効果が期待できる。
(実施の形態2)
図12は、本実施の形態に係る裏番組録画システムの全体構成を示す図である。なお、図1に示される裏番組録画システム1の構成部分と対応する部分に同じ番号を付し、その説明を省略する。
裏番組録画システム2は、このシステムに加入したユーザが自己の所有する録画機器にある番組(例えば「△××○」、「□○×△」)を録画予約した場合において、録画中の番組(例えば「△××○」)の放送時間帯が延長された結果、同一の時間帯で重複するために録画予約できないとき、重複した番組中の自己の録画機器で録画できない残りの番組「□○×△」の録画を他の録画機器に録画してもらうためのシステムであり、図12に示されるように、番組の検索サーバ10と、複数(図示2つ)の録画機器21a,21bと、これらを接続するインターネット30とから構成される。
なお、この裏番組録画システム2は、裏番組録画システム1と同様、このシステムに会員登録したユーザから徴収された会費や、検索サーバ10へのアクセス画面に表示される広告料から、放送番組のコンテンツホルダにロイヤリティをペイバックする仕組みを備えており、放送番組の録画や、録画した番組の会員同士の交換の許可を受けた上で稼働されている。
録画機器21aは自宅に設置され、録画機器21bは離れた場所に住んでいる知人の家に設置されている。また、録画機器21a,21bは、ネットワーク上の検索サーバ10からユーザアカウントを得ており、それぞれユニークな名前、”apple”、”orange”が与えられている。各録画機器21a.21bは、放送局から衛星を介して送信される複数チャンネルの番組を時間帯が重複しない範囲で予め録画の予約を受け付け、予約した時間帯に所定のチャンネルの番組を録画したり、時間帯が重複した場合に検索サーバ10に予約情報リストの配信要求によって裏番組を録画してくれる録画機器を検索し、検索サーバ10の接続仲介によって裏番組を録画してくれる録画機器とPeer To Peer接続し、裏番組の録画を依頼したり、録画してもらった裏番組を受け取ったりするネット対応型のビデオレコーダ/プレーヤである。
図13および図14は、図12に示される録画機器21a,録画機器21bの機能構成を示すブロック図である。なお、図13においては録画機器21aは裏番組録画の依頼主としての機能構成が図示されており、図14においては録画機器21bは裏番組録画の依頼先としての機能構成が図示されている。また、図5および図6に示される録画機器20a,20bと対応する部分に同じ番号付し、説明を省略する。
両録画機器21a,21bは、図13および図14に示されるように、検索サーバ情報記憶部200、予約情報データベース201、登録要求部202、予約依頼情報データベース203、ユーザインターフェイス204、予約情報リスト要求部206、予約情報リスト受信部207、依頼先Peer選択部208、接続仲介要求部209、検索サーバ接続部210、peer情報記憶部211、タイマ部212、録画予約依頼部213、録画部214、コンテンツ記憶部215、録画予約受入部216、コンテンツ送受信部217、peer接続部218、予約時刻判定部220等とから構成される。すなわち録画機器21a,21bは、予約情報比較部205に代えて予約時刻判定部220が用いられて構成される点が、録画機器20a,20bと大きく異なっている。
この録画時刻判定部220は、録画部214がある番組を録画中の場合において、その番組が延長されたとき、予約時刻の接近を検出する。なお、録画中の番組は録画予約されたものであってもよく、予約なしにユーザが手動で録画するものであってもよい。
次いで、裏番組録画システム2における検索サーバ10および各録画機器の動作を説明する。
図15は、裏番組録画システム2の検索サーバ10および録画機器21a,21b間で行われる動作を示すシーケンスである。
図15のステップS1〜S3に示されるように、録画機器21a(apple),21b(orange)は、それぞれ、電源投入時、インターネット30に接続し、予約情報データベース201に格納された現在の録画予約情報を、検索サーバ10の予約情報集中管理データベース11へ登録する。より詳しくは、電源が投入されると、録画機器21a(apple)および21b(orange)の登録要求部202は、インターネット30を介して、予約情報データベース201に格納された現在の録画予約情報を検索サーバ10の予約情報登録部14に送信する(S1,S2)。録画機器21a(apple)および21b(orange)から録画予約情報が送信されてくると、検索サーバ10の予約情報登録部14は、録画機器21a,21bから送信された録画予約情報を予約情報集中管理データベース11へ登録する(S3)。これによって、各録画機器の予約情報が、予約情報集中管理データベース11に集約される。
なお、検索サーバ接続部210は、検索サーバ情報記憶部200に記憶された検索サーバ10のIPアドレスおよびポート番号を用いてインターネット30上に存在する検索サーバ10に接続する。以降、検索サーバ10との接続は同様の手順で行われる。また、インターネット30を介して録画機器21a,21bが検索サーバ10に接続した際、検索サーバ10のユーザ認証部16は、ユーザアカウントデータベース12に予め登録されているパスワード等を用いて各録画機器21a,21bを認証する。認証の結果、録画機器21a,21bが正当な機器であれば、ユーザ認証部16は、検索サーバ10へのアクセスを許容し、その時点で接続している機器を管理するため、許容した機器のアカウント等をユーザアカウントデータベース12に登録する。
いま、図16に示すように録画機器21a(apple)の録画部214は、2002/12/31の15:00から16:50に毎朝放送チャンネルにて放送している「天皇杯サッカー」の生中継を録画している(S4)。しかしながら、図17示すように、この放送が試合延長で延びそうである。ユーザは17:00からNNKチャンネルで放送予定の「元気ダッシュ」を予約済みである。
このような場合、予約時刻判定部220は、予約時刻の接近を検出する(S30)。なお、番組の延長は、電子番組情報(EPG)等から検知することができ、また他の方法により検知してもよい。
このように、時間帯が重複している場合、録画機器21a(apple)の予約時刻判定部220は、放送が延長された場合に重複する予約情報、すなわち、NNKチャンネルにて2002/12/31の17:00から17:30まで放送予定の「元気ダッシュ」を第3者に予約依頼するため、予約情報リスト要求部206は、検索サーバ10へ予約情報リストを要求する(S6、S7)。つまり、リモート予約する番組(「元気ダッシュ」)を選択し(S6)、検索サーバ10へ予約情報リストを要求する(S7)。
予約情報リストの配信の要求があると、検索サーバ10のリスト作成部13は、録画機器21a(apple)からの予約情報リストの要求を受け付け(S8)、予約情報集中管理データベース11に格納されている予約情報、すなわち予約情報リストを録画機器21a(apple)へ提供する(S9)。これによって、録画機器21a(apple)の予約情報リスト受信部207は、検索サーバ10から予約情報リストを入手する(S10)。
録画機器21a(apple)の予約情報リスト受信部207が入手した予約情報リストは、検索サーバ10の予約情報集中管理データベース11の内容と同じ情報である。ここで、検索サーバ10のリスト作成部13により、NNKチャンネルにて2002/12/31の17:00から17:30まで放送予定の「元気ダッシュ」を録画予約しているユーザの情報のみに絞ることも可能である。
予約情報リストを入手した後、録画機器21a(apple)の依頼先peer選択部208は、NNKチャンネルにて2002/12/31の17:00から17:30まで放送予定の「元気ダッシュ」を予約しているユーザアカウントである”orange”,”melon”,”radish”,”bread”の中から任意に”orange”を選択する(S11)。もちろん、ここでユーザインターフェイス204を通じ、ユーザに選ばせることも可能である。
依頼先peer選択部208の選んだユーザアカウント”orange”とのPeer to Peer通信を確立するため、録画機器21a(apple)の接続仲介要求部209は、検索サーバ10の接続仲介部15に接続仲介を要求する(S12,S13)。
要求を受けた接続仲介部15は、ユーザアカウントデータベース12を参照し(ユーザアカウントデータベース12は、その時点の接続している録画機器のユーザアカウントとグローバルIPアドレス、およびTCP SYNを受入可能なポート番号を保持している。)、録画機器21a(apple)に対しては録画機器21b(orange)のIPアドレスとポート番号を、録画機器21b(orange)に対しては録画機器21a(apple)のIPアドレスとポート番号を提供する(S14)。結果、録画機器21b(orange)のpeer情報記憶部211には録画機器21a(apple)のIPアドレスとポート番号が記憶され、録画機器21a(apple)のpeer情報記憶部211には録画機器21b(orange)のIPアドレスとポート番号が記憶される(S15、S16)。
録画機器21b(orange)のpeer接続部218は、録画機器21a(apple)からのTCPコネクションを待つ(peer情報記憶部211に記憶された録画機器21a(apple)のIPアドレス以外からのTCP SYNはブロックする)。一方、録画機器21a(apple)のpeer接続部218は、peer情報記憶部211に記憶された録画機器21b(orange)のIPアドレスとポート番号にTCP接続を試みる。
以上により録画機器21b(orange)と録画機器21a(apple)の間にTCPコネクションが確立される。録画機器21a(apple)の録画予約依頼部213は上記TCP接続を用いて録画機器21b(orange)の録画予約受入部216へ予約情報を送信する。録画機器21b(orange)の録画予約受入部216は受け入れた予約情報に基づき、予約情報データベース201に反映する。具体的には、録画機器21b(orange)が自身のために予約していた情報(NNKチャンネルにて2002/12/31の17:00から17:30まで放送予定の「元気ダッシュ」)の依頼先ユーザ名欄に録画機器21aのユーザアカウント”apple”を追記する。
一方、録画機器21a(apple)の録画予約依頼部213は、依頼した情報を予約依頼情報データベース203に追加する。
その後、番組の放送時間、2002/12/31の17:00に録画機器21b(orange)は、タイマ部212および録画部214によりNNKチャンネルの元気ダッシュの録画を開始し、18:00に録画を終了する。録画コンテンツはコンテンツ記憶部215に保存される。コンテンツ記憶部215は、具体的にはHDDやDVD−RAM、VHSテープメディアである。録画終了後、録画機器21b(orange)のpeer接続部218と、録画機器21a(apple)のpeer接続部218との間で再度TCPコネクションが確立される。録画機器21b(orange)、録画機器21a(apple)は既にお互いのIPアドレスおよびポート番号をpeer情報記憶部211に記憶しているが、いずれかの機器が固定IPアドレスではない等、アドレス、ポート番号が更新されている可能性がある場合は、再度ユーザアカウントを基に検索サーバ10へ問い合わせを行えばよい。確立されたTCPコネクションを用いて録画機器21b(orange)のコンテンツ記憶部215に保存された録画コンテンツを、録画機器21a(apple)のコンテンツ記憶部215に送信する(S20、S21)。
ここで、本実施例では録画済みコンテンツを録画終了後、peer to peerのコネクションで送信する例を示したが、録画機器21a(apple)のユーザは、録画機器21b(orange)のユーザから、他の何らかの部で録画済みコンテンツを譲り受けてもよい。
以上のことから、スポーツ中継番組などを録画中、万が一放送時間が延長されても、録画予約済みの番組への影響無しに録画を継続できる。さらに録画機器はチューナユニットを複数備える必要がないという顕著な効果が期待できる。
本発明に係る裏番組録画システムは、ネットワーク対応の録画機器、例えばDVDレコーダや、HDDレコーダ等において同一時間帯に放送される複数チャンネルの番組の中から番組を録画予約するのに適している。
本実施の形態に係る裏番組録画システムの全体構成を示す図である。 図1に示される検索サーバ10の機能構成を示すブロック図である。 予約情報集中管理データベース11の内容の一例を示す図である。 ユーザアカウントデータベース12の内容の一例を示す図である。 図1に示される録画機器20aの機能構成を示すブロック図である。 図1に示される録画機器20bの機能構成を示すブロック図である。 両録画機器20a(apple),20b(orange)の予約情報データベース201および予約依頼情報データベース203の内容の一例を示す図である。特に、図7(a)は録画機器20aの予約情報データベース201の内容を、図7(b)は録画機器20bの予約情報データベース201の内容を、図7(c)は録画機器20aの予約依頼情報データベース203の内容を、図7(b)は録画機器20bの予約依頼情報データベース203の内容を、それぞれ示している。 録画機器と検索サーバおよび録画機器間で授受される予約情報の一例を示す説明図である。 裏番組録画システム1の検索サーバ10および録画機器20a,20b間で行われる動作を示すシーケンスである。 録画機器と検索サーバおよび録画機器間で授受される予約情報の一例を示す説明図である。 両録画機器20a(apple),20b(orange)の予約情報データベース201および予約依頼情報データベース203の内容の一例を示す図である。特に、図11(a)は録画機器20aの予約情報データベース201の内容を、図11(b)は録画機器20bの予約情報データベース201の内容を、図11(c)は録画機器20aの予約依頼情報データベース203の内容を、図11(b)は録画機器20bの予約依頼情報データベース203の内容を、それぞれ示している。 本実施の形態に係る裏番組録画システムの全体構成を示す図である。 図12に示される録画機器21aの機能構成を示すブロック図である。 図12に示される録画機器21bの機能構成を示すブロック図である。 裏番組録画システム2の検索サーバ10および録画機器21a,21b間で行われる動作を示すシーケンスである。 録画中の番組が延長される様子を示す図である。
符号の説明
1,2 検索サーバ
20a、20b,21a,21b 録画機器
205 予約情報比較部
213 録画予約依頼部
220 予約時刻判定部


Claims (10)

  1. ネットワークを介して接続される複数の録画機器を有する裏番組録画システムであって、
    前記各録画機器は、
    同一時間帯に放送される複数チャンネルの番組の中からユーザによって予め録画予約された1つの番組を録画する録画手段と、
    同一時間帯における複数の番組の重複状態を検出する重複状態検出手段と、
    前記重複状態検出手段によって複数の番組が同一時間帯において重複していると判断された場合、前記録画手段で録画できない番組の録画を、当該番組を録画可能な他の録画機器に依頼する録画依頼手段と
    を備えることを特徴とする裏番組録画システム。
  2. 前記各録画機器は、さらに
    複数チャンネルの番組の中からユーザによって選択された番組の録画予約を受け付ける録画予約受付手段と、
    前記録画予約受付手段が受け付けた番組の録画予約に関する情報を記憶する予約情報記憶手段とを備え、
    前記重複状態検出手段は、前記録画予約受付手段が受け付けた番組の時間帯と前記予約情報記憶手段に記憶された番組の時間帯とを比較することにより重複状態を静的に検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の裏番組録画システム。
  3. 前記各録画機器は、さらに
    複数チャンネルの番組の中からユーザによって選択された番組の録画予約を受け付ける録画予約受付手段と、
    前記録画予約受付手段が受け付けた番組の録画予約に関する情報を記憶する予約情報記憶手段とを備え、
    前記重複状態検出手段は、前記録画手段が録画中の番組の時間帯と予約情報記憶手段に記憶された番組の時間帯とを比較することにより重複状態を動的に検出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の裏番組録画システム。
  4. 前記録画手段が録画中の番組は、録画予約された番組と予約なしで録画された番組との両方が含まれる
    ことを特徴とする請求項3記載の裏番組録画システム。
  5. 裏番組録画システムは、さらに
    前記ネットワークに接続され、前記各録画機器間の録画依頼を仲介するための検索サーバを有し、
    前記検索サーバは、
    前記各録画機器の前記予約情報記憶手段が記憶する予約情報を集約する予約情報集約手段と、
    前記各録画機器からの予約情報のリスト配信要求に基づいて、予約情報集約手段が集約した予約情報のリストを要求元の録画機器に対して配信する予約情報リスト配信手段と、
    前記予約情報のリストを配信した録画機器から当該番組を録画可能な他の録画機器に依頼するための接続仲介要求に基づいて、依頼元の録画機器に対しては当該他自己のIPアドレスおよびポート番号を、依頼先の録画機器に対しては依頼元の録画機器のIPアドレスおよびポート番号を、それぞれ通知する接続仲介手段と
    を備えることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項記載の裏番組録画システム。
  6. 前記予約情報リスト配信手段は、前記予約情報のリストを前記録画手段で録画できない番組に絞り込んで配信する
    ことを特徴とする請求項5記載の裏番組録画システム。
  7. 前記予約情報リスト配信手段は、前記録画手段で録画していない空き時間帯に、他の録画機器からの録画予約を受け付けることを表明している録画機器に関するリストを前記予約情報のリストに含める
    ことを特徴とする請求項5または6記載の裏番組録画システム。
  8. 前記各録画機器は、さらに
    予約情報記憶手段が記憶する予約情報と、自己のIPアドレスおよびポート番号とを他の録画機器と交換する交換手段を備え、
    前記録画依頼手段は、他の録画機器と交換した予約情報のリストに基づいて録画を依頼する録画機器を選択し、他の録画機器と交換したIPアドレスおよびポート番号を用いて選択した録画を依頼する録画機器と接続する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の裏番組録画システム。
  9. ネットワークを介して接続される複数の録画機器を有する裏番組録画システムにおける各録画機器に用いられる裏番組録画方法であって、
    同一時間帯に放送される複数チャンネルの番組の中からユーザによって予め録画予約された1つの番組を録画する録画ステップと、
    同一時間帯における複数の番組の重複状態を検出する重複状態検出ステップと、
    前記重複状態検出ステップによって複数の番組が同一時間帯において重複していると判断された場合、前記録画ステップで録画できない番組の録画を、当該番組を録画可能な他の録画機器に依頼する録画依頼ステップと
    を含むことを特徴とする裏番組録画方法。
  10. 請求項9に記載の裏番組録画方法が備えるステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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