JP2005038858A - 電着を利用する電解質の製造システム及び方法 - Google Patents

電着を利用する電解質の製造システム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
十分な機械的耐久性を与え、且つ電化質の膨潤の影響を受けにくい、PEM燃料電池の製造方法及びシステムを提供する。
【解決手段】
本発明の電解質(400)を製造する方法は、帯電した電極(240又は270)に基材(250)を結合させるステップと、前記基材(250)上に重合体電解質(400)を電着させるステップとを含んで成る。
【選択図】なし

Description

本発明は、概して、燃料電池に関し、より詳細には、電着を利用する電解質の製造システム及び製造方法に関する。
過去数年間で、大規模発電用及び小規模発電用両方の燃料電池の人気と実現性が大幅に高まった。燃料電池は、水素や酸素などの化学物質間で電気化学反応を実施して、電気と熱を生成する。燃料電池は、使用し得るエネルギーを蓄えるバッテリとは異なり、使用し得るエネルギーを生成し、消費した燃料を補充するだけで容易に「充電」される。さらに、燃料電池は、炭化水素を燃焼させる装置よりも清浄且つ静かである。
燃料電池は、電気モータ、ライト、コンピュータ、又は多数の電気機器に使用し得る直流(DC)電圧をもたらす。異なる化学的性質を利用するいくつかの異なるタイプの燃料電池があるが、一般的には、燃料電池は、燃料極、空気極、及び電解質という3つの構成要素からなる。燃料電池は、通常、用いる電解質の種類によって、アルカリ形燃料電池(AFC)、リン酸形燃料電池(PAFC)、固体酸化物形燃料電池(SOFC)、及び溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)、プロトン交換膜形燃料電池(PEMFC)の5つのグループのいずれかに分類される。PEMFC技術の1つの変更形態には、直接メタノール形燃料電池(DMFC)が含まれ、当該燃料電池では、燃料として液体メタノールが燃料電池に直接供給される。
PEMFCは、一般的に、燃料極に水素を供給することで機能する。水素は、電解質にプロトンを与え、電子を放出する。当該電子は、外部回路を通って、燃料極の反対側に配置されている空気極に達する。プロトンは、水分子と溶媒和になり、膜を通って空気極へと拡散する。空気極において、プロトンは、電子を捕捉した酸素と反応して、水になる。PEMFCは、他の燃料電池よりも優れたいくつかの固有の利点を有する。例えば、PEMFCは、極めて高い出力密度(効率40%〜60%)、極めて低い作動温度(摂氏約80度)を有する。さらに、PEMFCは、こぼれたり漏れたりする可能性のある危険な化学薬品を利用していない。そのような特質を有しているため、PEMFCは、極めて安全であり、且つ保守要件が低い。
従来、PEMFCのプロトン交換膜(PEM)は、接着層を用いて、固体半透膜を電極層に付着させることによって構成されてきた。次いで、膜−接着層電極のスタックを熱をかけた状態で圧縮し、層を結合させていた。しかしながら、従来のPEM燃料電池の製造方法は、機械的耐久性が低くなる傾向があり、また電解質の膨潤(swelling)の影響を受けやすいという問題を抱えていた。電解質の膨潤は、燃料のクロスオーバーを増大させ、結果、燃料電池の燃料効率を低下させることがある。
そこで、本発明は、十分な機械的耐久性を与え、且つ電解質の膨潤の影響を受けにくい、PEM燃料電池の製造方法及びシステムを提供する。
本発明によれば、電解質を製造する方法は、帯電した電極に基材を結合させるステップと、重合体電解質を基材上に電着させるステップからなる。
本発明の製造方法及びシステムによって製造された燃料電池は、機械的耐久性が向上しており、且つ電解質の膨潤の影響を受けにくい。
添付の図面は、本発明の種々の実施形態を示すものであり、本明細書の一部である。例示する実施形態は、本発明を単に例示するものであり、本発明の適用範囲を限定するものではない。また、図面全体にわたって、同じ符号は、少なくとも類似ではあるが必ずしも同一とは限らない要素を示す。
本明細書では、燃料電池内の膨潤の可能性を低減させるとともに、構造的サポートを高める電解質を形成するための装置並びに方法が開示される。例示的な一実施形態(より詳しく後述する)により、多孔質基材上に重合体電解質を電着する方法を示す。多孔質基材上に重合体電解質を電着するシステム及び方法は、単に説明を容易にするために、直接メタノール形燃料電池(DMFC)をはじめとするプロトン交換膜形燃料電池(PEMFC)を例にとって説明する。しかしながら、本明細書に示す装置及び方法を用いることによって、任意の種類の燃料電池用電解質を形成し得ることを理解されたい。
本明細書及び添付の特許請求の範囲の両方において、用語「電着」とは、材料の溶液又は懸濁液に電流を通すか又は電界を印加することによって、電極に材料を析出させることを意味する。同様に、用語「電解質」とは、水に溶解しているとき又は水と接触しているときにイオン伝導性を示す固体物質又は液体物質を意味する。燃料電池に用いられる固体電解質のうちの1つは、パーフルオロスルホン酸重合体である。
以下、説明の目的で、本発明の電解質の製造方法及び装置に関する完全な理解をもたらすために、多数の特定の詳細例を説明する。しかしながら、電解質製造方法及び装置が、そのような特定の詳細例なしに実施できることは当業者には明らかであろう。本明細書において「一実施形態(one embodiment)」又は「実施形態(an embodiment)」を参照するとき、当該実施形態と関連して説明される特定の機能、構造又は特徴は、本発明の多数の実施形態のうちの少なくとも1つの実施形態に含まれるものである。本明細書において度々現れる「一実施形態では」という句は、必ずしも全て同じ実施形態を意味するとは限らない。
例示的構造
図1は、例示的な一実施形態によるプロトン交換膜燃料電池(PEMFC)(100)の断面図を示している。図1に示すように、PEMFC(100)は、膜/電極アセンブリ(MEA)を包囲(収容)するハウジング(110)を備え得る。図1に示すように、MEAは、プロトン交換膜(PEM)(150)を包囲する燃料極(140)及び空気極(160)を備え得る。触媒(170)もまた、燃料極(140)とPEM(150)との境界並びに空気極(160)とPEM(150)との境界に配置されている。図1に示すように、燃料極(140)と空気極(160)は、電気負荷(180)に電気的に接続することができる。
図1に示すPEMFC(100)のハウジング(110)は、多数のチャンバを形成するよう構成することができる。ハウジング(110)によって構成されたチャンバは、図1に示すように、燃料(120)を燃料極(140)に供給し、酸素(130)を空気極(160)に供給することができる。作動(運転)時には、燃料(120)、一般的に水素、が燃料極(140)に供給され、そこで、触媒作用によって、プロトン及び電子に分解される。電子は、燃料極(140)から外部回路又は負荷(180)に送られ、PEMFC(100)の空気極(160)に戻される。空気極に戻った電子は、空気極に供給された酸素(130)と結合する。プロトンは、水分子と溶媒和し、プロトン交換膜(150)を通過し、空気極(160)に達する。次いで、プロトンは、酸素と結合して水分子(190)となる。
PEM(150)は、前述のプロセスの極めて重要な部分を構成している。PEM(150)は、前述のプロトンを輸送することができ、また、燃料極(140)側と空気極(160)側間のガスのクロスオーバーに対する耐性をもたらす。PEM(150)は、限定はしないが、パーフルオロスルホン酸塩イオノマー膜などの固体重合体電解質膜をはじめとする、任意の材料から構成することができる。市販されているパーフルオロスルホン酸塩イオノマー膜の例として、NAFION、FLEMION、及びDOW XUSが挙げられる。
従来のPEM(150)の製造法、並びにPEM(150)を電極膜(140、160)に接合する方法には、ホットプレス法が包含され、それは、パーフルオロスルホン酸塩イオノマーを、完全に水和した状態から少し脱水された状態にするものであった。このような従来法では、PEMFC(100)の作動時に、パーフルオロスルホン酸塩イオノマーが再び水和され、PEM(150)の膨潤と構造的不安定性が生じる場合があった。パーフルオロスルホン酸塩イオノマーの水和によって引き起こされる膨潤及び/又は構造的不安定性に起因して、PEMFC(100)内で、燃料クロスオーバーが増大することがあった。本明細書及び特許請求の範囲の両方において、燃料クロスオーバーとは、燃料電池膜を横切る未反応燃料又は部分的に反応した燃料に起因する寄生損失を意味し、それは、望ましくない寄生反応につながり得るものである。この燃料の損失は、事実上、PEMFC(100)の全体効率を低下させる。燃料クロスオーバーによって失われ得る未反応燃料又は部分的に反応した燃料には、限定はしないが、メタノール(DMFC内)、イソプロパノール、エタノール、又は燃料クロスオーバーの起こる燃料電池に使用され得る他の任意の燃料が含まれる得る。
図2は、膨潤及び構造的不安定性を軽減させ得るように、導電性多孔質基材上に重合体電解質を付着させることができよう構成された電着システムの断面図を示している。図2に示すように、電着システム(200)は、正リード線(280)と負リード線(220)の両方を有する電源(210)を備えることができる。正リード線(280)は、正に帯電した電極(270)に電気的に接続されている。これと同様に、負リード線(220)は、導電性多孔質基材(250)に電気的に接続されている負に帯電した電極(240)に電気的に接続されている。また、図2に示す電着システムは、正に帯電した電極(270)、負に帯電した電極(240)、及び多孔質基材が、重合体電解質溶液(260)の満たされた容器(230)に浸されていることも示している。
図2に示す電源(210)は、重合体電解質を電着するための電界を生成するのに十分な電圧を電極(270、240)に与えることのできる直流(DC)電源である。さらに、電極(270、240)と電源(210)とを電気的に接続している正リード線(280)及び負リード線(220)には、限定はしないが、導電性信号線又は導電性ストラップをはじめとする、電源から電極にDC信号を送ることのできる任意の導電体を用いることができる。
図2に示す導電性多孔質基材(250)は、重合体電解質を受容し、プロトンの透過を容易にするよう構成された多数の細孔(255)を含み得る。図2に示す導電性多孔質基材(250)は、PEMに対する機械的サポートをもたらし、それは、前述のプロトンの流れを過度に制限しないのに十分な細孔を有し得る任意の導電性基材から構成することができる。当該導電性基材として、限定はしないが、ステンレス鋼綿、多孔質ステンレス鋼などが挙げられる。さらに、当該電着システム及び方法は、多孔質基材に限定されるものではない。当該電着システム及び方法は、稠密な非多孔質基材を用いて実施することもできる。
図2に示す重合体電解質溶液(260)は、電着プロセスの段階に応じて、パーフルオロスルホン酸塩イオノマーの帯電粒子(図4Aの400)及び帯電イオン(図4Cの420)のどちらも含むことができる。
例示的な実施形態及び作動
図3は、図2記載の装置を用いて導電性多孔質基材上に重合体電解質を電着させる方法の例示的な実施形態を示すブロック図である。図3に示すように、電着プロセスは、多孔質導電性基材を、負に帯電した電極に電気的に接続することによって、開始することができる(ステップ300)。負に帯電した電極と基材を電気的に接続すると、帯電した重合体電解質粒子の電気泳動付着が多孔質導電性基材上で起こり得る(ステップ310)。電気泳動付着プロセスの後に、基材の外表面を必要に応じて後処理し(別名、付着後処理(post deposition treated))(ステップ320)、電解析出プロセスが基材上で起こり得る(ステップ330)。電解析出プロセスが完了したら、基材を、負に帯電した電極から取り外し(ステップ340)、膜/電極アセンブリ(MEA)に組み込む(ステップ350)。以下、図4A、図4B及び図4Cを参照して、図3記載の例示的な方法をさらに詳しく説明する。
先述のように、導電性多孔質基材上への重合体電解質の電着は、導電性多孔質基材を、負に帯電した電極に接続することによって開始する(ステップ300)。図4Aに示すように、前述の電気的接続は、電気リード線(220)を負に帯電した電極(240)から導電性多孔質基材(250)に接続することによって実施し得る。図4Aに示すように、電気リード線は、負に帯電した電極(240)と導電性多孔質基材(250)との間に隙間を作るよう構成することができる。この隙間によって、電気泳動付着プロセスが容易に進行し得る(図3のステップ310)。
導電性多孔質基材と負に帯電した電極とを電気的に接続すると(図3のステップ300)、帯電した重合体電解質粒子の電気泳動付着が起こり得る(図3のステップ310)。図4Aは、導電性多孔質基材(250)上に帯電した重合体電解質粒子(400)を電気泳動付着させるプロセスを示している。図4Aに示すように、正に帯電した電極(270)、負に帯電した電極(240)、及び導電性多孔質基材(250)は全て、正に帯電した重合体電解質粒子(400)を含む重合体電解質溶液(260)中に配置されている。
直流電源が、電源(210)から電極(240、270)に、続いて導電性多孔質基材(250)に供給されるとき、電解質(260)中にある正に帯電した重合体電解質粒子(400)は、正に帯電した電極(270)から導電性多孔質基材(250)の方に静電的に加速される。正に帯電した重合体電解質粒子(400)は、細孔(255)に詰まり、図4Aに示すように、導電性多孔質基材(250)の外表面を取り囲むことができる。負に帯電した電極(240)と導電性多孔質基材との間に形成された隙間によって、正に帯電した重合体電解質粒子(400)は、導電性多孔質基材(250)の外表面全体を取り囲むことができる。細孔(255)の充填及び導電性多孔質基材(250)外表面の包囲は、正に帯電した重合体電解質粒子(400)と導電性多孔質基材(250)間の電荷の差異に起因する電荷移動によって起こり得る。
導電性多孔質基材上における正に帯電した重合体電解質粒子の電気泳動付着の実施後に(図3のステップ310)、必要に応じて、導電性多孔質基材(250)を後処理して、導電性多孔質基材外表面に形成された重合体電解質粒子(400)を除去することができる(図3のステップ320)。外表面の重合体電解質粒子(400)を除去することは、電解質の表面仕上がりを改善し、それによって燃料極(図1の140)及び/又は空気極(図1の160)への接着性が改善されるため望ましい。図4Bに示すように、重合体電解質粒子層(400)は、粉砕機などの機械装置(410)によって導電性多孔質基材(250)から除去することができる。あるいはまた、重合体電解質粒子(400)は、任意の適切な化学的又は研磨プロセスによって、導電性多孔質基材(250)外表面から除去することもできる。重合体電解質粒子の除去は、導電性多孔質基材(250)が負に帯電した電極(図4Aの240)に電気的に接続されている間に実施することができる。又は、導電性多孔質基材(250)を負に帯電した電極(図4Aの240)から電気的に切り離し、その後で図4Bに示すように重合体電解質粒子(400)を除去することができる。
導電性多孔質基材(250)の外表面を十分に後処理したら、帯電した重合体電解質イオンの電解析出を実施することができる(図3のステップ330)。図4Cに示すように、帯電した重合体電解質イオンの電解析出は、導電性多孔質基材(250)を負に帯電した電極(240)に電気的に接続し、且つそれらと正に帯電した電極(270)を、帯電したパーフルオロスルホン酸塩イオノマー(420)イオンを含む重合体電解質溶液(260)の満たされた容器(230)に浸すことにより実施される。
直流電源が、電源(210)から電極(240、270)、続いて導電性多孔質基材(250)に供給されるとき、電解質(260)中の正に帯電した重合体電解質イオン(420)は、正に帯電した電極(270)から導電性多孔質基材(250)の方に静電的に加速される。正に帯電した重合体電解質イオン(420)は、図4Cに示すように、導電性多孔質基材(250)の外表面を被覆し完全に絶縁する。正に帯電した重合体電解質イオン(420)と導電性多孔質基材(250)の間の電荷の差異に起因する電荷移動によって、正に帯電した重合体電解質イオン(420)は導電性多孔質基材に付着することがある。
任意の機械加工プロセスの後の導電性多孔質基材(250)外表面の絶縁(図3のステップ320)は、電解質を含む燃料電池のMEAの「短絡」を防ぐために実施される。空気極(図1の160)及び燃料極(図1の140)と結合されるとき、もし完全に絶縁されていない導電性多孔質基材(250)表面があれば、それは、燃料極(図1の140)と空気極(図1の160)との間の電気導管として機能し、外部回路(図1の180)への電子の放出を妨げてしまう。このような短絡を、導電性多孔質基材外表面の電解析出によって防止するのである(ステップ330による)。
導電性多孔質基材(250)外表面に電解析出を実施すると、電解質の形成が完了する。その結果、電解質を重合体電解質溶液(260)から取り出し、負に帯電した電極から切り離すことができる(ステップ340)。取り出した後に、電解質を、燃料極(図1の140)、空気極(図1の160)、及び触媒(図1の170)と結合させて、図1に示すような燃料電池に組み込み得る膜/電極アセンブリ(MEA)を構成することができる(ステップ350)。
前述の方法によって構成されたMEAは、燃料電池に組み込まれたときいくつかの利点を有する。第一に、電解質に導電性多孔質基材(図4Aの250)を組み込むことによって、MEAに構造完全(耐久)性(structural integrity)が賦与される。さらに、重合体電解質材料が、実質的に導電性多孔質基材の多孔質空間内に制限されるため、発電プロセス中に生じ得る膨潤の程度は、使用される重合体電解質材料の量、並びに導電性多孔質基材によって賦与される膨潤に対する耐性という両方の因子によって制限される。さらに、前述のプロセスでは、水溶液中でほとんど熱が加えられない状態で重合体電解質材料が形成されるため、重合体電解質が脱水される可能性が減少する。重合体電解質の脱水される可能性が減少することで、特に電解質層の接着、全体の機械的完全(耐久)性、及び燃料クロスオーバーの起こり易さの点で、作動時のMEA再水和プロセスによる有害な影響を軽減させ得る。
代替実施形態
図5に示す一代替実施形態によれば、非導電性多孔質基材(550)上に重合体電解質を付着させるように電着システムを構成し得る。図5に示すように、非導電性多孔質基材(550)上に重合体電解質を付着させるよう構成された電着システムは、正に帯電した電極(570)と負に帯電した電極(540)に電気的に接続されている、直流電源を供給し得る電源(510)を備える。電極(540、570)は、正の電気リード線(580)と負の電気リード(520)を介して、電源(510)に電気的に接続することができる。電気リード線(520、580)には、限定はしないが、電源(510)から電極(540、570)に電荷を送ることができる、信号線又は導電性ストラップをはじめとする任意の導電体を用いることができる。
負に帯電した電極は、非導電性多孔質基材(550)を負に帯電した電極(540)に接続するための複数の固定ブラケット(590)を備え得る。図5に示す固定ブラケットには、限定はしないが、非導電性基材を負に帯電した電極(540)に固定するよう構成された、接着剤や、ねじ、つめ、タブなどの機械装置をはじめとする任意の装置を用いることができる。また、図5に示す代替実施形態では、正に帯電した基材(570)及び負に帯電した基材(540)が、それらと結合している構成要素(550、590)と共に、重合体電解質溶液(560)を含む容器(530)内に配置されていることを示している。
図6に、図5の電着システムの使用法を示している。図6に示すように、非導電性多孔質基材上への重合体電解質の電着は、非導電性多孔質基材を負に帯電した電極に物理的に結合するステップ(ステップ600)、非導電性多孔質基材への電気泳動付着プロセスを実施するステップ(ステップ610)、及び燃料電池に組み込み得るように非導電性多孔質基材を負に帯電した電極から取り外すステップ(ステップ620)を包含する。次に、図6の方法を、図7A及び図7Bを参照して詳細に説明する。
前述のように、非導電性多孔質基材上への重合体電解質の電着は、非導電性多孔質基材を負に帯電した電極に物理的に結合することにより開始される(ステップ600)。非導電性多孔質基材(図5の550)への負に帯電した電極(図5の540)の結合は、限定はしないが、非導電性多孔質基材を負に帯電した電極に一時的に固定し得る、接着剤、タブやねじなどの機械的留具、又はこれらの任意の適切な組み合わせをはじめとする任意の機械的又は化学的手段によって実施することができる。
非導電性多孔質基材を負に帯電した電極に物理的に結合したら、基材への電気泳動付着プロセスを実施することができる(ステップ610)。図7Aに示すように、正に帯電した電極(570)と負に帯電した電極(540)を、それらと結合している全ての構成要素(550、590)と共に、多数の正に帯電した重合体電解質粒子(700)を含む重合体電解質溶液(560)に浸漬させる。例示的な一実施形態によれば、正に帯電した重合体電解質粒子(700)には、パーフルオロスルホン酸塩イオノマーを用いることができる。
図7Bは、さらに、非導電性多孔質基材への電気泳動付着がどのように行われるかを示している(ステップ610)。図7Bに示すように、電源(510)が、正及び負の電極(570、540)に電流を供給するとき、帯電した重合体電解質粒子(700)を正に帯電した電極から反発させ且つ負に帯電した電極(540)の方へ引き寄せる電界が、重合体電解質溶液(560)中に生じる。電界が印加されると、帯電した重合体電解質粒子(700)は、負に帯電した電極(540)の方に、即ち、非導電性多孔質基材(550)の方に加速される。重合体電解質粒子(700)が非導電性多孔質基材(550)と接触すると、基材の細孔内に重合体電解質粒子(700)が析出する。しかしながら、非導電性多孔質基材(550)は導電材料で作成されていないため、負に帯電した電極(540)の負電荷は、非導電性多孔質基材内を通らない。従って、非導電性多孔質基材(550)上面は、重合体電解質粒子(700)で被覆されず、基材を機械的に処理する必要はない。さらに、図3に示すプロセスとは異なり、非導電性多孔質基材は、燃料電池MEAを短絡させないため、重合体電解質イオンの電解析出物を有する非導電性多孔質基材(550)を完全に絶縁する必要はない。
非導電性多孔質基材の細孔が重合体電解質で満たされると、電解質の形成が完了する。その結果、非導電性多孔質基材を、負に帯電した電極から取り外し(図6のステップ620)、次に、燃料極(図1の140)、空気極(図1の160)、及び触媒(図1の170)と結合させて、図1に示すような燃料電池に組み込み得る膜/電極アセンブリ(MEA)が構成される。
導電性多孔質基材を用いて重合体電解質の電着により形成したMEAの場合と同様に、前述の非導電性多孔質基材を使用することには多くの利点がある。その利点として、MEAの構造完全(耐久)性の向上、燃料電池の発電プロセス中に生じ得る膨潤の度合いの低下、重合体電解質の脱水可能性の低下、及び膨潤及びメタノールクロスオーバーに対する耐性の向上が挙げられる。
以上、例示的な実施形態を説明したが、当業者には、前述の実施形態に対する多くの修正及び/又は追加が容易に明らかとなろう。限定はしないが、前述の例示的な電着システムの様々な構成要素は交換可能である。本発明の範囲は、そのような全ての修正及び/又は追加に及ぶよう意図されている。
結論として、多孔質基材に重合体電解質を電着させる当該システムは、その様々な実施形態において、同時に、膨潤の可能性を減少させ、機械的安定性を高め、メタノールクロスオーバーの可能性を減少させる。詳細には、当該電着方法は、導電性多孔質基材と非導電性多孔質基材のどちらの上にも重合体電解質を電着する方法を提供する。電着は、水溶液中で、従来の手法と比べて少ない熱を加えた条件下で実施することができる。その結果、電解質の膨潤が減少し、メタノールクロスオーバーの可能性が減少する。
以上の説明は、本発明の例示的な実施形態を示し、説明するためにのみ示されたものである。その説明は、網羅的なものではなく、例示的な実施形態を開示した厳密な形態に限定するものでもない。以上の教示から、多くの修正及び変更が可能である。本発明の適用範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義されるよう意図している。
例示的な一実施形態によるプロトン交換膜燃料電池(PEMFC)の断面図 例示的な一実施形態による電着システムの断面図 例示的な一実施形態により導電性多孔質基材に重合体電解質を被覆する方法を示すフローチャート 例示的な一実施形態による導電性多孔質基材の電気泳動付着を示す断面図 例示的な一実施形態により導電性多孔質基材に実施し得る付着後処理を示す断面図 例示的な一実施形態による導電性多孔質基材の電解析出を示す断面図 例示的な一実施形態による電着システムを示す断面図 例示的な一実施形態による非導電性多孔質基材に重合体電解質を被覆する方法を示すフローチャート 例示的な一実施形態による非導電性多孔質基材の電気泳動付着を示す断面図 例示的な一実施形態による非導電性多孔質基材の電気泳動付着をさらに詳しく示す断面図
符号の説明
100 燃料電池
120 燃料源
140 燃料極
160 空気極
240、270 電極
250 基材
400 重合体電解質
420 パーフルオロスルホン酸塩イオノマー

Claims (10)

  1. 帯電した電極(240又は270)に基材(250)を結合させるステップと、
    前記基材(250)上に重合体電解質(400)を電着させるステップと、
    を包含する、電解質を製造する方法。
  2. 前記基材(250)が、導電性多孔質基材を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 多孔質基材(250)と、
    前記多孔質基材(250)内に配置されている重合体電解質(400)と、
    からなり、前記重合体電解質(400)が前記多孔質基材(250)内に電着されている、電解質(400)。
  4. 前記重合体電解質(400)が、パーフルオロスルホン酸塩イオノマー(420)を含む、請求項3に記載の電解質(400)。
  5. 空気極(160)と、
    燃料極(140)と、
    前記燃料極(140)及び前記空気極(160)の間に配置されている電解質(400)と、
    からなり、前記電解質(400)が、基材(250)と、前記基材(250)上に電着された重合体電解質(400)とを含む、燃料電池(100)。
  6. 前記重合体電解質(400)が、パーフルオロスルホン酸塩イオノマー(420)を含む、請求項5に記載の燃料電池(100)。
  7. ハウジング(110)と、
    前記ハウジング(110)内に配置されている燃料電池(100)と、
    前記燃料電池(100)内に配置されている電解質(400)と、
    からなり、前記電解質(400)が、基材(250)と、前記基材(250)上に電着された重合体電解質(400)とを含む、電気化学装置。
  8. 前記基材(250)が、多孔質基材(250)である、請求項7に記載の電気化学装置。
  9. 電力消費装置に電力を供給する電気化学電池と、
    燃料源(120)と、
    前記電気化学電池と前記燃料源(120)とを流体連通させる燃料流路と、
    からなり、前記電気化学電池が、ハウジング(110)、前記ハウジング(110)内に配置されている燃料電池(100)、前記燃料電池(100)内に配置されている電解質(400)からなり、前記電解質(400)が、基材(250)と、前記基材(250)上に電着された重合体電解質(400)とを含む、電子装置。
  10. 前記基材(250)が、多孔質基材(250)である、請求項9に記載の電子装置。
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