JP2005038406A5 - - Google Patents

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指紋読み取り装置及びこれを用いた個人認証システム
本発明は、照明手段から該指に照射した光の指、更に言えば指先内部からの散乱光線を、該固体撮像素子で受光する指紋読み取り装置及びこれを用いた個人認証システムに関する。
特に本発明は、指、更に言えば指先と固体撮像素子との位置を相対的に移動させて、照明手段から該指に照射した光の指、更に言えば指先内部からの散乱光線を、該固体撮像素子で受光する指紋読み取り装置及びこれを用いた個人認証システムに関する。
近年、情報技術の著しい進歩によって電子商取引等の経済活動が普及するのに伴い、情報の不正使用を防止する目的から個人認証を電子化する必要性もまた増大している。
個人認証電子化の手法として、従来から指紋を画像入力する方法が多く用いられているが、例えば特許文献1等に述べられる全反射プリズムを利用するものは形状が大きくなり、また、樹脂等で型どりをした偽造指紋を判別することができない等の難点があった。
かかる点を改善した小型でかつ信頼性の高い指紋読み取り装置として、特許文献2に述べられるように、二次元固体撮像素子の表面近傍に指を接触させておき、近赤外光線を照射し、指先内部からの散乱光を受光する方法が提案されている。この方法を図9に沿って説明する。
図9に示す指紋読み取り装置において、固体撮像素子基板1の表面には所定間隔pで二次元状に配列された固体撮像素子1aが形成され、その上にカバーガラス100が透明な封止材41で接着固定されている。この固体撮像素子基板1は、配線基板3上に固定され、かつ、ワイヤ21によって配線基板3上の配線3aと電気的に接続されている。また、照明用の赤外線又は近赤外線を発光するLEDチップ10も、配線基板3上に固定され、かつ、ワイヤ12によって配線基板3上の配線3aに接続され、封止樹脂11で保護されている。このLEDチップ10から照射される光線10aは指20に入射し、その内部で拡散されて、指20の指紋20aを介しカバーガラス100に散乱光10bとなって入射する。この入射光は、カバーガラス100を介し固体撮像素子1aに到達し、ここで光電変換され、これにより指紋画像の電気信号が得られる。
カバーガラス100は、固体撮像素子1aに指20などが触れて電気的、機械的にこれを破壊することから保護する目的と同時に、指紋画像以外の外乱光を除去するための光学フィルター機能を持たせることも必要である。しかし、鮮明な指紋画像を得るために、カバーガラス100の厚さtは極めて薄いことが求められ、これを避けるためにファイバー・オプティックス・プレート(FOP)などの高価な材料を使わなければならなかった。
他方で低コスト・小型化を実現する技術として、指先と固体撮像素子との位置を相対的に移動させ、その移動する指先の連続した部分画像を、画像合成によって、指先全体の画像を得るスイープ型が提案されている(例えば、特許文献3、4等参照)。この技術によれば、これまで指の大きさ程度の面積が必要だった二次元配列の固体撮像素子が指の幅だけで済むため、固体撮像素子及びファイバー・オプティクス・プレートなどが安価となる。上記の光学方式の他にこのスイープ型では、静電容量方式、熱検知方式などの入力方式も知られている。
特開2000−11142号公報 特開2000−217803号公報 特開2002−216116号公報 特開2002−133402号公報
しかしながら、上述した従来例の方法では、小型化、低価格化を実現する場合、以下の問題点がある。
1)光学方式の場合には、照明手段と固体撮像素子とが、小型化により近接するために、その不要光が固体撮像素子に入射してしまい安定且つ鮮明な指紋画像が得られない。
2)指先を移動させる方式の場合、指と接触する読取面の角部で、指を傷つけてしまうおそれがある。
3)また頻繁な指先や異物での押圧で、読取面や照明手段などを傷つけたり、最悪破損してしまうおそれがある。
4)ワイヤボンディングなどの、電気的接続部の保護のための封止材などが、読取面に付着したり、所望の位置から流れ出さないように、製造上十分な注意が必要であるため、組み立て性が悪く、低価格化の妨げになっている。
5)平坦部分が少ないため、指先の移動が不規則な速度となるスティッキングが発生しやすく、安定な画像を得られない。
上記問題点1)〜5)に関して、従来の方法では、十分な対策がとられていなかった。また前述の特許公報1〜4においても、そのような具体的な対策についての説明は全く記載されていないか、十分とは言えないものであった。
本発明は、かかる問題に鑑みなされたもので、従来以上に小型であり、安定で精細な画像を得られる指紋読み取り装置を安価に提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、指と固体撮像素子との位置を相対的に移動させながら、該指に照射した光のうち該指内部から散乱した光を該固体撮像素子で受光して該指の指紋画像を読み取る指紋読み取り装置において、前記指に光を照射する照明手段と、前記固体撮像素子が配置される固体撮像素子基板と、前記固体撮像素子基板及び前記照明手段が共に配置される配線基板と、を有し、前記配線基板上の少なくとも前記照明手段と前記固体撮像素子基板との間に配置され、該固体撮像素子基板上の前記指が接する面の高さと20μm以内の高さを有する部材を有していることを特徴とする。
前記部材は、前記固体撮像素子基板を前記配線基板に電気的に接続後、該電気的接続部分の封止も兼ねて、成型によって配置することが好ましい。
前記部材は、少なくとも前記照明手段から前記指に照射される光以外の不要光を前記固体撮像素子に対して遮光することが好適である。
前記部材は、前記固体撮像素子基板及び前記照明手段の周囲を取り囲む枠形状に形成されてもよい。この枠形状に形成された前記部材の枠内に樹脂を充填し硬化してもよい。この樹脂は、少なくとも前記照明手段の光を遮光するもので構成されることが好ましい。
前記照明手段は、赤外光及び/又は近赤外光を照射する手段であることが好ましい。
前記固体撮像素子基板の指先が接する面に保護部材としてシリコン基板が配置されてもよい。シリコン基板は、厚さが30μm以上200μm以下であることが好ましい。
前記部材は、導電手段を有してもよい。
本発明にかかる個人認証システムは、上記いずれかの指紋読み取り装置を用いたことを特徴とする。この個人認証システムは、前記指紋読み取り装置により読み取られた前記指の指紋画像を被検体の識別情報として予め登録する指紋登録手段と、前記指紋読み取り装置により読み取られた前記指の指紋画像と前記指紋登録手段の登録画像とが一致するか否かを照合し、その照合結果を個人認証信号として出力する指紋照合手段とをさらに備えることが好ましい。
以上述べたように、本発明によれば、従来以上に小型であり、安定で精細な画像をえられる指紋読み取り装置を安価に提供することができる。
以下、本発明にかかる指紋読み取り装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本実施形態にかかる指紋読み取り装置の断面図であり、図2はその斜視図を示す。
図1及び図2に示す指紋読み取り装置において、配線基板3上に固体撮像素子基板1及びLEDチップ10が配置されている。固体撮像素子基板1には、ライン状に配置される固体撮像素子1aが複数個搭載される。LEDチップ10は、赤外光及び/又は近赤外光を発光する照明手段であるLEDを有する。
固体撮像素子基板1は、図2に示すように、その長手方向の端部に配置された電極部がワイヤー21によって配線基板3上の配線3aに電気的に接続されている。同様に、LEDチップ10も、図1に示すように、その電極部がワイヤー12によって配線基板3上の配線部3aと電気的に接続されている。
図2では、説明の都合上、あらかじめ封止樹脂22が塗布された形で示されているが、後述するように枠状の部材110を配置後、その枠部に封止用の樹脂を流し込む方法が好適である。
固体撮像素子基板1には、指20が接触する読み取り面に保護層30が配置されている。保護層30の材料としては、ガラス、SiO 2 薄膜、SiON薄膜、ファイバーオプティカルプレートなどが使用可能である。これらを赤外/近赤外を透過する接着剤にて、固体撮像素子基板1の固体撮像素子1a上に接着する。
保護層30は、さらなる低価格と精細な画像を読み取るためには、1)隣合う固体撮像素子への光の漏れ込み(クロストーク)を考えた場合、入射から出射間での光の広がりを抑えるため屈折率が大きいこと、2)鮮明な画像を得るために、照明光以外の不要光が入らないこと、3)保護層30としての耐擦傷性や、耐候性があること、4)低価格であること、5)加工性が容易であること、6)そり・変形を考えた場合、固体撮像素子基板1と線膨張係数が近いことの各項目を充足する必要がある。これらを充足するものとして、シリコン基板が特に好適である。シリコン基板は、バックグラインドもしくはバックラッピングによって、所望の厚みに加工可能である。また赤外・近赤外光を透過し、可視光はカットするため、外光などの不要光をカットできる。屈折率も3.4程度であるため、ガラスと比較して、1.5〜2倍の厚みでも、同等の解像力を得ることができる。シリコン基板を保護層30として使用する場合、30μm〜200μmの厚みのものが使用可能で、特に70〜150μmの厚みが好適である。
上記固体撮像素子基板1とLEDチップ10との間には、図1及び図2に示すように、配線基板3上からの表面の高さが固体撮像素子基板1上の保護層30の表面の高さと200μm以内の段差、即ち実質的にほぼ同じ、言い換えると同一又は略同一の高さを持ち、固体撮像素子基板1とLEDチップ10との間を空間的に仕切る枠状の部材(以下、「枠状部材」と呼ぶ)110が配置される。
この枠状部材110は、図2に示すように、2つのLEDチップ10、10の上部を除く周囲全てを取り囲む第1開口110a、110aと、固体撮像素子基板の電極を覆う封止樹脂22の周囲を取り囲む第2開口110bとを含む枠形状に形成されている。
この枠状部材110は、保護層30との間で実質的な連続面を作ると共に、LEDチップ10の封止樹脂11と固体撮像素子基板1の封止樹脂22の流れ出し防止の土手としての機能も持っている。更に、この枠状部材110は、照明手段であるLEDチップ10からの不要な光が、固体撮像素子1aに入らぬよう、遮光機能も有している。この部材110の材質としては、PC(ポリカーボネート)、ABS樹脂などの着色した材料が使用できる。
従って、本実施形態によれば、固体撮像素子基板とLEDチップとの間に、上記構成の枠状部材110を配置したため、以下の効果が得られる。
1)接触面積の小さな読み取り面と、実質的に連続な面が構成されるので、指の移動がスムーズになり、ステッキングなどによる画像不良が低減される。
2)枠状部材110は、土手の機能を有するため、配線基板3に、枠状部材110を配置した後に、封止樹脂11を滴下して、硬化させれば、LEDチップ10の封止樹脂11が配線基板3の不要部分に広がらないため、製造上の組み立て性が向上する。
3)LEDチップ10からの不要光が、固体撮像素子1aに入射しないため、より鮮明な画像を得ることができる。
(第二の実施形態)
図3は、本実施形態にかかる指紋読み取り装置の断面図であり、図4は、その斜視図を示す。
図3及び図4に示す指紋読み取り装置は、上記第一の実施形態(図1及び図2参照)と同様の全体構成を有するが、さらに枠形状に形成された枠状部材110が固体撮像素子基板1の周囲を取り囲むように構成されている点が相違する。すなわち、本実施形態の枠状部材110は、前述の2個のLEDチップ10、10用の第1開口110a、固体撮像素子基板1の電極部を覆う封止樹脂22用の第2開口110bに加え、固体撮像素子基板1の周囲を取り囲む第3開口110cを含む枠形状に形成されている。
従って、本実施形態によれば、上記第一の実施形態の効果に加え、1)保護層30及び固体撮像素子基板1の端面部分で、指が傷つくのを防止できる、2)より指が移動する連続面ができたことにより、スティッキングが減少し、鮮明な画像を得られる、3)不用意に読み取り面だけに力が加わることがなくなるため、外力に対する耐久性が向上する等の利点が得られる。
なお、本実施形態の変形例として、枠状部材110に、カーボンなどの導電材料を混入したり、表面に金属めっきを施したり、あるいは金属箔などの導電部材を貼り付けたりして、導電手段を付加し、配線基板3を通じてグランドに設置してもよい。これによれば、指からの静電気を逃がすことができ、固体撮像素子1aやLEDチップ10を静電破壊から守ることができる。
また、本実施形態の他の変形例として、指20の移動方向に対して、順次、枠状部材110と保護層30との段差を、変化させたりしてもよい。これによれば、より一層指が密着して、鮮明な画像を得ることができる。
(第三の実施形態)
図5は、本実施形態にかかる指紋読み取り装置の断面図を示す。
図5に示す指紋読み取り装置は、上記第二の実施形態(図3及び図4参照)と同様の全体構成を有するが、さらに、枠状部材110は透明な材質で形成されると共にLEDチップ10の周囲を囲う第1開口110aの指20を臨む側(図中の上側)もカバーし、より平滑な指移動面が構成されている点と、この枠状部材110と固体撮像素子基板1との間に樹脂23が塗布されている点とで相違する。
樹脂23は、固体撮像素子基板1と保護層30の側面部を覆う、少なくともLEDチップ10からの不要光をカットする遮光性の樹脂である。この樹脂として、顔料・染料などを混入したエポキシ、シリコーン、アクリル樹脂などが使用可能である。また遮光機能さえあれば、固体撮像素子基板1と配線基板3との電気的接続を行うワイヤー21を覆う封止樹脂22(図2及び図4参照)を兼用してもよい。枠状部材110を配線基板3上に配置した後、樹脂23をその枠状部材110の枠部に流し込むことにより、容易に製造可能である。
従って、本実施形態によれば、上記第一、第二の実施形態の効果に加え、1)第二の実施形態よりも更に指が移動する連続面が増えるため、より鮮明な画像を得られる、2)LEDチップ10を、枠状部材110でカバーするため、外部からの外力、異物に対して耐久性が増加する、3)凹凸のない連続面のため、汚れた場合のふき取りが容易であり、その結果鮮明な画像読み取りが可能となる等の利点が得られる。
(第四の実施形態)
図6は、本実施形態にかかる指紋読み取り装置の断面図を示す。
図6に示す指紋読み取り装置は、上記第三の実施形態(図参照)と同様の全体構成を有するが、さらに、部材111は成型によって形成される所に特徴がある。
固体撮像素子基板1と、配線基板3とをワイヤーボンディングなどによって、電気的な接続をする(不図示)。また、LEDチップ10もワイヤーボンディングによってワイヤー12によって電気的に接続する。その後、金型に保護部材30を圧接しながら、樹脂を注入して成型・硬化させ部材111を形成する。これによりワイヤー部の封止とフラット化を同時に行う。
部材111として、アクリル系樹脂・エポキシ系樹脂・ウレタン系樹脂・シリコーン樹脂・液晶ポリマー樹脂などが利用可能である。これらの樹脂は、光源としてのLEDチップ10の光を透過すれば、透明である必要はない。
これによって、固体撮像素子基板1との隙間がなく、いたって平滑な面が形成する事が可能である。またワイヤー部の封止とフラット化を同時にできるため、製造工程も簡素化し、高信頼性でローコストな装置が提供できる。
成型の方法については、保護部材30を金型に圧接するわけだが、配線基板3や固体撮像素子基板1、保護部材30の厚みバラツキを吸収するため、保護部材30の当接部分の金型を可動構造とするのが好ましい。またFAM(Film Assisted Molding)という、フィルムを金型と保護部材30との間にはさんで、厚みを吸収して且つ、離型性も確保する方法も好適である。
(第五の実施形態)
次に、上記の指紋読み取り装置を用いた個人認証システムの実施形態を図7及び図8を参照して説明する。
図7に示す個人認証システムは、前述の固体撮像素子1aから構成される撮像部101、その周辺回路部102、前述のLEDチップ10に搭載されるLED103を有する指紋読み取り装置100と、この指紋読み取り装置100に接続される指紋照合装置200とを備える。
周辺回路部102は、前述の固体撮像素子基板1上等に形成され、図8に示すように、固体撮像素子101の動作を制御する制御回路(駆動回路)1021と、撮像部101から出力される指の指紋に関する画像に応じたアナログ撮像信号をクランプ回路1022を介しアナログ信号からデジタル信号に変換するA/Dコンバータ1023と、A/Dコンバータ1023にて変換されたデジタル信号を指紋の画像信号として外部の装置(インターフェースなど)にデータ通信するための通信制御回路1024及びそれに接続されるレジスタ1025と、LED103のLEDの発光を制御するLED制御回路1026と、外部の発振子1027から供給される基準パルスに基づき上記回路1021〜1026の動作タイミングを制御する制御パルスを発生するタイミング発生器1028とを含む。周
辺回路部102を含む回路は、上記に限らず、別種の回路を含めてもよい。他方、上記の回路の一部を不図示の別チップとしてもよい。
指紋照合装置200は、周辺回路部102の通信制御部から出力される通信データを入力する入力インターフェース111と、この入力インターフェース111に接続される画像処理部(指紋照合手段)112と、この画像処理部112に接続される指紋画像データベース(指紋登録手段)113及び出力インターフェース114とを備える。出力インターフェース114は、使用やログイン等に際しセキュリティ確保等のため個人認証が必要とされる電子機器(ソフトウエアも含む)に接続される。
ここで、指紋画像データベース113には、予め個人認証すべき対象者の指の指紋画像が登録されている。ここでの対象者は、一人でも複数人でも構わない。対象者の指紋画像は、対象者の個人認証情報として、初期設定時や対象者追加時などに予め指紋読み取り装置100から入力インターフェース111を介し入力される。
画像処理部112は、指紋読み取り装置100により読み取られた指紋画像を入力インターフェース111を介し入力し、指紋画像データベース113の登録画像と一致するか否かを既知の指紋照合用画像処理アルゴリズムを基に照合し、その照合結果(指紋一致又は不一致)を個人認証信号として出力インターフェース114を介し出力する。
指紋照合用画像処理アルゴリズムは、大別して、指紋そのものを像としてとらえる場合(パターンマッチング方式ともいう)と、特徴としてとらえる場合(マニューシャ方式ともいう)とで異なる。パターンマッチング方式は、弓状、蹄状、渦状の紋様パターンを比較して一致・不一致を調べるものである。また、マニューシャ方式は、マニューシャと呼ばれる隆線の特徴点、即ち端点(隆線の切れている部分)及び分岐点(隆線の分岐している部分)の位置、種類、方向等を比較して一致・不一致を調べるものである。いずれの方式でも、本例は適用可能である。
また、指紋読み取り装置100から入力された指紋情報を、指紋画像データベース113に登録されている全ての指紋情報のみで照合し、一致する指紋を探す、いわゆる1対N照合でも、或いは、指紋画像データベース113に登録されている全ての指紋情報の中から、まず図示しない入力装置から入力される対象者のID番号などの情報により指紋情報を特定し、その特定された指紋情報と、指紋読み取り装置100から入力された指紋情報とを照合する、いわゆる1対1照合でも、いずれでも、本例は適用可能である。
なお、この例では、指紋読み取り装置100と指紋照合装置200を別デバイスで構成しているが、本発明はこれに限らず、必要に応じ指紋照合装置200の少なくとも一部の機能を指紋読み取り装置100の周辺回路部102内に一体に構成してもよい。また、この例の個人認証システムは、個人認証が必要とされる電子機器内に一体に組み込んで構成しても、電子機器と別体で構成しても構わない。
本発明の第一の実施形態にかかる指紋読み取り装置を示す断面図である。 本発明の第一の実施形態にかかる指紋読み取り装置を示す斜視図である。 本発明の第二の実施形態にかかる指紋読み取り装置を示す断面図である。 本発明の第二の実施形態にかかる指紋読み取り装置を示す斜視図である。 本発明の第三の実施形態にかかる指紋読み取り装置を示す断面図である。 本発明の第四の実施形態にかかる指紋読み取り装置を示す断面図である。 本発明の第五の実施形態による指紋読み取り装置を用いた個人認証システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第五の実施形態による指紋読み取り装置の周辺回路部の構成を示すブロック図である。 従来例の指紋読み取り装置を示す断面図である。
符号の説明
1 固体撮像素子基板
1a 固体撮像素子
3 配線基板
3a 配線
4 封止樹脂
10 LED
10a 入射光
10b 拡散光
11 封止樹脂
12 ワイヤ
20 指
20a 指紋
21 ワイヤ
22 封止樹脂
23 樹脂
30 保護層
41 封止樹脂
100 カバーガラス
110 枠状部材
110a 第1開口
110b 第2開口
110c 第3開口
111 部材

Claims (11)

  1. 指と固体撮像素子との位置を相対的に移動させながら、該指に照射した光のうち該指内部から散乱した光を該固体撮像素子で受光して該指の指紋画像を読み取る指紋読み取り装置において、
    前記指に光を照射する照明手段と、
    前記固体撮像素子が配置される固体撮像素子基板と、
    前記固体撮像素子基板及び前記照明手段が共に配置される配線基板と、
    を有し、
    前記配線基板上の少なくとも前記照明手段と前記固体撮像素子基板との間に配置され、
    該固体撮像素子基板上の前記指が接する面の高さと20μm以内の高さを有する部材を有していることを特徴とする指紋読み取り装置。
  2. 前記部材は、少なくとも前記照明手段から前記指に照射される光以外の不要光を前記固体撮像素子に対して遮光することを特徴とする請求項1記載の指紋読み取り装置。
  3. 前記部材は、前記固体撮像素子基板及び前記照明手段の周囲を取り囲む枠形状に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の指紋読み取り装置。
  4. 前記枠形状に形成された前記部材の枠内に樹脂を充填し硬化したことを特徴とする請求項1又は2に記載の指紋読み取り装置。
  5. 前記樹脂は、少なくとも前記照明手段の光を遮光するもので構成されることを特徴とする請求項記載の指紋読み取り装置。
  6. 前記照明手段は、赤外光及び/又は近赤外光を照射する手段であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の指紋読み取り装置。
  7. 前記固体撮像素子基板の指先が接する面に保護部材としてシリコン基板が配置されていることを特徴とする請求項記載の指紋読み取り装置。
  8. 前記シリコン基板は、厚さが30μm以上200μm以下であることを特徴とする請求項記載の指紋読み取り装置。
  9. 前記部材は、導電手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の指紋読み取り装置。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の指紋読み取り装置を用いたことを特徴とする個人認証システム。
  11. 前記指紋読み取り装置により読み取られた前記指の指紋画像を被検体の識別情報として予め登録する指紋登録手段と、
    前記指紋読み取り装置により読み取られた前記指の指紋画像と前記指紋登録手段の登録画像とが一致するか否かを照合し、その照合結果を個人認証信号として出力する指紋照合手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項10記載の個人認証システム。
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