JP2005038355A - 入札管理システムおよびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入札対象の入札形態および/または利用形態が異なる場合には、それぞれに対応して表示・入力が必要となる情報項目が異なり、購入者や供給者によっても表示・入力が必要となる情報項目が異なり、表示・入力が必要となる情報項目の管理が複雑である。
【解決手段】 入札管理システム10は、入札対象の見積形態を示す見積区分と入札関係者区分とに関連付けられて、入札のために必要となる複数の項目の表示状態を示す表示コードが各項目に対して割り振られた項目表示管理テーブルを備え、このテーブルを利用することにより条件に応じた複数の項目の表示処理を行ない入札関係者用の表示画面の生成を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、入札管理システム、入札管理方法及びそのプログラムに関する。特に本発明は、同一の入札対象に対しても異なる見積形態がある場合に良好な入札管理システム、入札管理方法及びそのプログラムに関する。
物品の購入やサービスの供給を受けるために、供給者の選定等において入札システムが利用されている。入札システムでは、入札依頼者である購入者が、システムを利用して入札者である供給者宛に入札依頼を行ない、供給者が入札依頼に対して応札を行う。そして、入札システムに蓄積された入札結果より、購入者は供給者の選定等を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−352117号公報
見積を含む入札においては、同じ物品や資材、サービスの入札であっても入札対象の入札形態が複数存在し、これにより入札で必要となる条件が異なるあことがある。例えば、入札形態として、新たに供給者を選択する場合や、供給価格の改定を依頼するための入札等がある。さらには、例えば、複数の異なる部品や資材等を購入して完成品を製造する業種が入札依頼者である購入者となる場合、入札対象となる物品や資材、サービスの利用形態も複数存在し、それにより入札の条件が異なることがある。例えば、利用形態として、入札対象物が試作品である場合や、量産品である場合等がある。このように、入札対象の入札形態や利用形態が異なると、入札で必要となる情報項目も異なっている。
しかしながら、特許文献1に示す入札システムにあっては、このように入札対象の入札形態や利用形態が異なると、入札で必要となる情報項目も異なっている場合に、これら入札形態や利用形態に応じて、購入者や供給者に表示・入力させる情報項目が異なる際に、対応できない、という問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、入札対象の入札形態および/または利用形態が異なる場合であっても、それぞれに応じた表示・入力の必要となる情報項目の管理が容易で、さらには、購入者や供給者といった入札関係者に応じて必要となる情報項目のみを含む表示画面の生成が容易にできる、入札管理システム、入札管理方法及びそのプログラムを供給することを目的とする。
本発明は、入札関係者用の表示画面を生成する機能を含む入札管理システムであって、入札対象の見積形態を示す見積区分と入札関係者区分とに関連付けられ、入札のために必要となる複数の項目の表示状態を示す表示コードが各項目に対して割り振られた項目表示管理テーブルと、入札に関する情報を含む入札データより該入札の見積区分に関する情報を取得して検索キーとするとともに、入札関係者区分を特定して別の検索キーとする検索キー取得部と、前記検索キーに基づき、前記項目表示管理テーブルの検索を行ない、該検索キーと対応付けられた前記複数の項目の各表示コードを特定する項目表示管理テーブル検索部と、検索された各表示コードに基づき、前記複数の項目の表示処理を行ない、入札関係者用の表示画面の生成を行う表示処理部とを備えたことを特徴とする入札管理システムである。
上記の表示項目管理テーブルを設けることで、入札対象の見積形態が複数ある場合においもて、見積形態に応じて必要となる項目のみの表示処理が可能となるとともに、見積形態に応じて必要となる項目の表示管理が容易となる。さらに、同じ見積形態であっても、購入者や供給者等の入札関係者に応じて、必要となる項目のみの表示処理が可能となるとともに、各項目の表示管理が容易となる。なお、入札関係者には、入札を依頼する者と、入札に応じる者が含まれる。
また、上記入札管理システムにおいて、前記検索キー取得部は、実行されているプログラムにより、入札関係者区分を特定することを特徴とする。
これにより、実行されるプログラムの種類が増えても対応できる。また、実行されるプログラムに応じて入力関係者の区分を行えるようになる。なお、入札関係者区分は、実行されるプログラムのほか、システムが管理するユーザ情報、例えばユーザIDとユーザを管理するデータベースより、ユーザの入札関係者区分を行うことも可能である。
また、上記入札管理システムにおいて、前記項目表示管理テーブルにおける複数の項目の表示コードは、入札対象の利用形態を示すカテゴリとさらに関連付けられ、前記検索キー取得部は、さらに前記入札データより該入札のカテゴリに関する情報を取得して、別の検索キーし、前記項目表示管理テーブル検索部は、カテゴリに関する検索キーも利用して、前記複数の項目の各表示コードを特定することを特徴とする。
上記の表示項目管理テーブルにより、入札対象の使用形態が複数ある場合にて、使用形態に応じて必要となる項目のみの表示処理が可能となるとともに、使用形態に応じて必要となる項目の表示管理が容易となる。
また、上記入札管理システムにおいて、前記項目表示管理テーブルにおける複数の項目の表示コードは、表示される画面内容を特定するスクリーン番号とさらに関連付けられ、前記検索キー取得部は、さらに実行されているプログラムよりスクリーン番号を特定し、別の検索キーとし、前記項目表示管理テーブル検索部は、スクリーン番号に関する検索キーも利用して、前記複数の項目の各表示コードを特定することを特徴とする。
上記の表示項目管理テーブルにより、入札対象の見積区分や入札関係者区分が同じで、かつ、表示画面の種類が複数ある場合においもて、表示画面に応じて必要となる項目のみの表示処理が可能となるとともに、表示画面に応じて必要となる項目の表示管理が容易となる。
また、上記入札管理システムにおいて、前記検索キー取得部は、表示画面の表示モードをさらに特定し、前記表示処理部は、処理対象の項目に設定される表示コードが表示モードにより表示状態の異なることを示すコードである場合において、該表示モードが“参照”の場合には該項目を参照のみ可能な状態での表示処理を行ない、該表示モードが“更新”の場合には該項目を更新可能な可能な状態での表示処理を行うことを特徴とする。
上記の表示項目管理テーブルには、表示画面の表示モードが表示される項目の参照のみの参照モードか、所定の項目の入力・更新を許す更新モードかにより、その項目の表示処理を異ならせる表示コードも設定される。よって、表示される項目のうち所定の項目のみ、同じ表示コードでも表示モードに応じて異なる表示処理を行うことができる。また、このような表示コードを導入することで、表示項目管理テーブルの容量の増大を防ぐこともできる。
また、入札管理システムにおいて、前記検索キー取得部は、該入札の進行状況を示すステータスを利用して、前記表示モードの特定を行うことを特徴とする。
入札では、入札の進行状況に応じて、項目の入力・更新が認められないことがある。これにより、入札の進行状況であるステータスに応じた画面制御が行えるようになり、入札関係者による誤った項目入力・変更を防止することもできる。
また、本発明は、コンピュータにより、入札関係者用の表示画面を生成する入札用画面生成方法であって、前記コンピュータが、入札対象の見積形態を示す見積区分と入札関係者区分とに関連付けられ、入札のために必要となる複数の項目の表示状態を示す表示コードが各項目に対して割り振られた項目表示管理テーブルを記憶している状態において、入札に関する情報を含む入札データより該入札の見積区分に関する情報を取得して検索キーとするとともに、入札関係者区分を特定して別の検索キーとする検索キー取得ステップと、前記検索キーに基づき、前記項目表示管理テーブルの検索を行ない、該検索キーと対応付けられた前記複数の項目の各表示コードを特定する項目表示管理テーブル検索ステップと検索された各表示コードに基づき、前記複数の項目の表示処理を行ない、入札関係者用の表示画面の生成を行う表示処理ステップとを含むことを特徴とする入札用画面生成方法である。
また、上記入札用画面生成方法は、上記入札管理システムに記載されるその他の機能をコンピュータに行わせる方法も含む。
また、本発明は、コンピュータに入札関係者用の表示画面の生成を行わせるプログラムであって、前記コンピュータが、入札対象の見積形態を示す見積区分と入札関係者区分とに関連付けられ、入札のために必要となる複数の項目の表示状態を示す表示コードが各項目に対して割り振られた項目表示管理テーブルを記憶している状態において、入札に関する情報を含む入札データより該入札の見積区分に関する情報を取得して検索キーとするとともに、入札関係者区分を特定して別の検索キーとする検索キー取得機能と、前記検索キーに基づき、前記項目表示管理テーブルの検索を行ない、該検索キーと対応付けられた前記複数の項目の各表示コードを特定する項目表示管理テーブル検索機能と、検索された各表示コードに基づき、前記複数の項目の表示処理を行ない、入札関係者用の表示画面の生成を行う表示処理機能とをコンピュータに実行させるプログラム。
また、上記プログラムは、上記入札管理システムに記載されるその他の機能もコンピュータに実行させる。
以上説明したように、本発明は、上記の項目表示管理テーブルを利用して、入札で必要となる項目の表示処理を行えるので、入札対象の見積形態が複数ある場合においもて、見積形態に応じて必要となる項目のみの表示処理が可能となり、見積形態に応じて必要となる項目の表示管理が容易となる、という効果が得られる。さらに、本発明では、同じ見積形態等であっても、購入者や供給者等の入札関係者に応じて、必要となる項目のみの表示処理が可能となり、かつ、入札関係者に応じた各項目の表示管理が容易となる、という効果が得られる。
以下、本発明の一実施形態による入札管理システムについて、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、また実施の形態の中で説明されている特徴の組み合せのすべてが発明の解決手段に必要であるとは限らない。
図1は、本実施形態の入札管理システム10を含む全体構成を示す構成図である。本実施形態の入札管理システム10には、見積依頼者である購入者用のユーザ端末40−1〜nと、応札者である供給者用のユーザ端末50−1〜mが、インターネット60等のネットワークを介して接続される。なお、ユーザ端末40−1〜n、50−1〜mは、入札管理システムにアクセスして情報の提供を受ける閲覧機能を備える。ユーザ端末の閲覧機能としては、例えば、閲覧用ソフト(ブラウザ)が利用される。
図2は、入札管理システム10を利用した入札の流れを示す図である。入札は、購入者が入札依頼を行う依頼フェーズ、供給者による入札フェーズ、入札期限後の入札結果に基づき供給者の選定等を行う決定フェーズに大きく分けることができる。
購入者は購入者用のユーザ端末を利用して、入札管理システム10にログインし、新たに入札を依頼するために、入札の新規作成と入札に必要となる項目への情報設定を行う(ステップS10)。なお、入札に必要となる項目としては、入札対象となる物品等の情報、必要個数、入札期限、希望納入等である。
続いて、購入者は、入札のために必要となる項目へ設定した情報の確認・必要に応じた修正を行う。その後、購入者は、作成した入札依頼を入札対象者となる供給者に通知するために入札依頼の発行を行うために、この入札依頼のステータスを“発行”に変更する(ステップS11)。なお、この入札依頼に関するデータは、入札管理システム10に蓄積・管理される。以上のステップS10、ステップS11が依頼フェーズとなる。
入札依頼のステータスが“発行”に変更されることにより、入札依頼で指定された、あるいは、入札の可能な供給者は、この入札依頼を参照可能な状態となる(ステップS12)。例えば、入札管理システム10は、入札依頼の発行により、入札依頼で指定された、あるいは、入札の可能な供給者に電子メールにより新たな入札依頼の発行通知を行ない、通知を受けた供給者は、供給者用のユーザ端末を利用して、入札管理システム10にログインすることにより、新たな入札依頼を参照する。
次に、供給者は、入札依頼に基づき入札内容に関するデータである入札データの作成を行う(ステップS13)。ステップS13では、供給者Aが入札依頼に基づき、入札価格等の設定を行うことで入札データの作成を行う例を示している。この時点の入札データAは、入札データを作成した供給者Aのみが参照・変更できる状態で、このときのステータスを“保留”と呼ぶ。この入札に関するデータは、入札管理システム10に蓄積・管理される。
供給者Aは、入札データに設定した項目等の確認、必要に応じて変更を行った後、応札として入札の提出を行うために、入札データAのステータスを“保留”から“提出”に変更する(ステップS14−A)。これにより、この提出された入札に関する入札データAは、入札依頼を行った購入者も参照可能な状態となる。他の供給者も供給者Aと同様のステップS13、S14−Aとを行うことで、それぞれ応札を行う(ステップS14−B〜S14−Z)。
以上のステップS12からS14が入札フェーズとなる。なお、この入札フェーズにおいて、入札期限前であれば、購入者は、入札結果に満足しない場合、供給者の提出した入札をその供給者に差し戻すことができる。入札を差し戻された供給者は、入札期限前であれば、提出した入札の内容を変更し、再度入札が行えるものとする。この場合、供給者の提出した入札をその供給者に差し戻す際の入札データのステータスは“差し戻し”と呼ぶ。一方、差し戻された入札の内容を供給者が変更して再度提出した際の入札データのステータスは“再提出”と呼ぶ。
次に、入札期限の後、購入者は入札結果に基づき、供給者の選定や入札結果の承認等を行う(ステップS15)。なお、入札期限経過後における入札データのステータスは“クローズ済”、入札結果に基づき供給者の選定あるいは入札結果の承認等が行われた後の入札データのステータスは“入札受入済”とする。ここでは、供給者Aの入札に対し承認が行われたものとする。なお、承認されなかった入札に関する入札データのステータスは“入札拒否済”となる。
承認後の入札データのステータスに応じて、入札を行った供給者に電子メール等により通知が行われる(ステップS16)。以上のステップS15からS16が入札フェーズとなる。
以上が、入札管理システム10を利用した入札の流れである。なお、図2において、購入者側に示される点線L11とのみ交わるステップは購入者のみがそのデータを参照等可能な状態を示し、供給者側に示される点線L12とのみ交わるステップは供給者のみがそのデータを参照等可能な状態を示している。また、点線L11およびL12の双方に交わるステップは、購入者および供給者がそのデータを参照等可能な状態を示している。
ところで、同じ物品や資材、サービスの入札であっても入札対象の入札形態である見積区分が複数存在し、これにより入札の条件や入札のために必要となる情報項目が異なってくる。さらには、例えば、複数の異なる部品や資材等を購入する業種が購入者となる場合、入札対象となる物品や資材、サービスの利用形態であるカテゴリも複数存在し、それにより入札の条件や入札のために必要となる情報項目が異なってくる。
例えば、図3に示すように、見積区分としては、“供給者選択”、“前比契約差額”、“価格改定”、“新規契約”等がある。ここで、“供給者選定”は、入札対象の供給者選択のための見積依頼としての入札を示し、“前比契約差額”は、入札対象の前回の契約差額に関する見積依頼としての入札を示す。また、“価格改定”は入札対象の価格改定のための見積依頼としての入札を示し、“新規契約”は入札対象の新規契約を行うための見積依頼としての入札を示す。
カテゴリとしては、“量産”、“型”、“資材”、“アフターサービス”、“試作”等がある。ここで、“量産”は入札対象を量産品として使用する場合を示し、“型”は入札対象を他の物を製造するための型として利用する場合を示し、“資材”は入札対象を他の物を製造する際の材料として利用する場合を示す。また、“アフターサービス”は入札対象を製品の保守・修理用の部品として利用する場合を示し、“試作”は入札対象を試作品として利用する場合を示す。
以上の見積区分とカテゴリの組み合せによっては、図3中で“レ”印のない入札対象となり得ない組み合せがあるとともに、見積区分とカテゴリの組み合せによって、入札の際に必要となる情報項目が異なってくる。さらに、同じ見積区分とカテゴリの組み合せであっても、購入者が入札の際に必要となる情報項目と、入札者が入札の際に必要となる情報項目も異なる。仮に、見積区分とカテゴリの組み合せ数が“40”、見積区分とカテゴリの組み合せにより定まる入札パターンの全てに対応するために必要となる全情報項目数が“40”、さらに購入者と供給者により必要とする表示項目が異なることから、必要とする表示項目のパターン数は、3200通り(=40×40×2)となる。そこで、入札管理システム10は、必要とする表示項目のパターンの管理を容易にするために各項目の表示管理、すなわち、項目の表示/非表示や、表示する項目を入力可能な状態で表示する・参照のみが可能な状態で表示する、を管理する項目表示管理テーブルを備える。
図4は、本発明の入札管理システム10における項目の表示処理に関する機能を説明するための図である。図4より、入札管理システム10は、ユーザ管理のためのユーザ・データベース(ユーザDB)15と、各入札の状態や入札に関する情報である入札データを蓄積する入札データ管理データベース(入札データ管理DB)16と、前述の項目表示管理テーブル18とを備える。なお、入札データ管理データベース16には、各入札データに対し、その入札における入札対象である1又は複数のアイテム(部品)に関する情報を管理するアイテム管理データベース(アイテム管理DB)17が関連付けられている。
また、入札管理システム10は、複数のコンピュータ・プログラム(モジュール)を記憶し、それぞれのコンピュータ・プログラムを必要に応じて実行することにより入札管理を行う。記憶されるコンピュータ・プログラムの中には、購入者がユーザ端末を利用して入札管理システム10にログインした際に実行される購入者用プログラム11と、供給者がユーザ端末を利用して入札管理システム10にログインした際に実行される供給者用プログラム12とが含まれる。購入者用プログラム11、供給者用プログラム12には、入札の条件や入札データのステータス等に応じて、入札で必要となる項目の表示処理を行う項目表示処理ルーチンが含まれる。この項目表示処理ルーチンは、検索キー取得機能、項目表示管理テーブル検索機能、表示処理機能が含まれる。ここで、“検索キー取得機能”は、項目表示管理テーブル18を検索する際に必要となる検索キーの取得や、項目の表示処理の際に必要となるその他の情報を取得する機能を実現するルーチンである。“項目表示管理テーブル検索機能”は、検索キー取得機能により取得された検索キーを利用して、項目表示管理テーブル18の検索を行ない、検索キーに対応する複数の項目の表示コードを取得するためのルーチンである。なお、“表示コード”とは、各項目の表示状態を示すコードである。“表示処理機能”とは、検索された各表示コードに基づき、前記複数の項目の表示処理を行ない、入札関係者用の表示画面の生成を行うためのルーチンである。ここで、“入札関係者”には、購入者および供給者が含まれる。本実施の形態では、“入札関係者”として、購入者および供給者のみが存在する場合を例にする。
次に、項目表示管理テーブル18について説明する。図5は、項目表示管理テーブル18の構成の一例を示した図である。図5より、項目表示管理テーブル18は、フィールドとして、カテゴリID・71、見積区分ID・72、プログラム名73、スクリーン番号(スクリーンNo.)74、項目ID・75を含む。
ここで、“カテゴリID”は、入札対象の使用形態を示すカテゴリを特定するためのIDである。また、カテゴリ名の詳細情報は、カテゴリIDを用いて、図4に図示しないカテゴリ管理テーブルを参照することで、特定できる。図5の例において、カテゴリID“01”は、カテゴリ“量産”を表すものとする。
“見積区分ID”は、入札対象の見積形態を示す見積区分を特定するためのIDである。見積区分名等の詳細情報も、見積区分IDを用いて、図4に図示しない見積区分管理テーブルを参照することで、特定できる。図5の例において、見積区分ID“01”は、見積区分“供給者選択”を表すものとする。
“プログラム名”は、項目表示管理テーブル18を参照するプログラム名を示している。なお、本実施の形態では、図4に示すように項目表示管理テーブル18を参照するプログラムとして、少なくとも、購入者用プログラム11と、供給者用プログラム12があり、プログラム名から購入者用の入札画面生成か、供給者用の入札画面生成かを特定できるようになっている。図5の例において、プログラム名“A”は購入者用プログラム11を、プログラム名“B”は供給者用プログラム12を表すものとする。
“スクリーンNo.”は、実行されているプログラムで表示する画面ナンバーを特定する情報である。“スクリーンNo.”は、表示される画面の種類に応じて入札で必要となる項目の表示処理の制御が可能となるように設けられている。図5の例において、スクリーン番号“3100”は処理対象となっている入札における入札対象のアイテム群(部品群)を表示する一覧表示画面で、スクリーン番号“3200”は処理対象となっている入札における入札対象のアイテム群の内における特定のアイテムの詳細を表示する詳細表示画面を表すものとする。
“項目ID”は、入札で必要となる項目を特定するためのIDである。項目IDの欄には、表示が必要となる見積区分とカテゴリの全ての組み合せに対応するために、全項目が列挙されている。各項目の項目名等の詳細情報は、項目IDを用いて、図4に図示しない項目管理テーブルを参照することで、特定できる。図5の例において、項目ID“A”は、部品目名を、項目ID“B”はプロジェクト名を、項目ID“C”は入札価格(価格)を、項目ID“D”は納期を、項目ID“E”は必要個数を表すものとする。また、各項目IDに対して、それぞれ表示コードが設定される。図5の例では、表示コードとして、“D”、“H”および空欄(“Void”)が設定される。ここで、表示コード“D”はその項目を参照のみ可能な状態で表示すること意味し、表示コード“H”はその項目の非表示を意味する。また、表示コード“Void”は、購入者または供給者が入札データを参照した時点での入札データのステータス等に基づき決定される表示モードに応じて表示方法が異なることを意味する。なお、表示コード“Void”は、表示モードに応じて、その項目を参照のみ可能な状態で表示する、もしくは、その項目を変更可能な可能な状態で表示する、のいずれか一方を意味する。
図5において、項目表示管理テーブル18は、表示が必要となるカテゴリ、見積区分、プログラム、スクリーン番号の各組み合せに対して、各項目の表示・非表示をレコードとして蓄積している。
次に、アイテム管理DB・17に蓄積されるアイテム管理データの一例について、図6を用いて説明する。なお、アイテム管理データは、各入札データに関連付けられ、関連付けられた入札データにおいて、入札対象となる1または複数のアイテム(部品)群を管理するためのデータである。アイテム管理データは、フィールドとして、アイテムID・81と、項目欄を含む。このアイテム管理データは、購入者により、新たな入札依頼が作成されることにより作成される。
ここで、“アイテムID”は、対象となる入札データにおける入札対象の各アイテムを識別するためのIDである。また、項目欄に示される各項目ID・82〜86、・・・は、図5における項目ID・75に列挙される各IDと同様である。
次に、入札管理システム10における各項目の表示処理のフローについて、図7を用いて説明する。ここでは、購入者あるいは供給者のいずれかが入札管理システム10にログインし、購入者用プログラム11もしくは供給者用プログラム12のいずれかが起動・実行されているものとする。
ユーザの入札管理システム10上でのアクションにより、ユーザ画面の表示・変更があると、項目表示処理ルーチンが呼ばれる(ステップS20)。
項目表示処理ルーチン内の検索キー取得機能は、処理対象となっている入札データを参照することにより、その入札のカテゴリIDおよび見積区分IDを取得する(ステップS21)。なお、入札データ内には、購入者が入札依頼する際に設定されるカテゴリIDと見積区分IDとが含まれている。
次に、検索キー取得機能は、表示処理すべきスクリーン番号の取得を行う(ステップS22)。なお、スクリーン番号は、実行されているプログラム内の情報であることから、所定のメモリを参照すること等で取得可能である。
検索キー取得機能は、処理対象となる入札データ内に設定されているステータス情報を参照することで、入札データのステータスを取得し、このステータス等に基づき処理する表示画面が“参照モード”であるか“更新モード”であるかを決定する(ステップS23)。例えば、図2において、購入者が入札データにアクセスしている際には、入札データのステータスに関わらず常に“表示モード”と判断する。一方、供給者が入札データにアクセスしている際には、入札データのステータスが“保留”あるいは“差し戻”であって、供給者が所定項目の変更を要求した際に“変更モード”と判断する。
検索キー取得機能は、取得したカテゴリID、見積区分ID、スクリーン番号とともに、自己のプログラム名を項目表示管理テーブルの検索キーとして設定することで、項目表示処理ルーチン内の項目表示管理テーブル検索機能に引き渡す。また、検索キー取得機能は、ステップS23で決定したモードを“表示モード”として設定することで、項目表示処理ルーチン内の表示処理機能に引き渡す。
次に、項目表示処理ルーチン内の項目表示管理テーブル検索機能は、検索キー取得機能により設定された検索キーを利用して項目表示管理テーブル18の検索を行うことで、検索キーに対応するレコードを決定し、各項目の表示コード列を特定する(ステップS24)。例えば、検索キーが、カテゴリID=“01”、見積区分ID=“01”、プログラム名=“A”、スクリーン番号=“3100”であれば、図5に示す項目表示検索テーブル18において、レコード76が特定され、各項目の表示コード列が“D”、“H”、“Void”、“D”、“H”、・・・と特定される。
続いて、項目表示処理ルーチン内の表示処理機能は、項目表示管理テーブル検索機能により特定された各項目の表示コード、および、検索機キー取得機能により設定された表示モードを利用して、各項目の表示処理を行う(ステップS25)。なお、ステップS25の処理の詳細は別途説明する。
各項目の表示処理が終了すると、作成された画面がユーザ端末にて表示される(ステップS26)。以上が、項目表示処理ルーチンの処理フローである。
次に、図7のステップ25に示す表示処理機能の処理フローの詳細について、図8を用いて説明する。始めに、処理対処となる項目を特定するための変数“i”の初期化が行われる(ステップS31)。
変数“i”で特定される項目に設定される表示キーが参照のみ可能な状態での表示を意味する“D”であるか判断される(ステップS32)。表示キーが“D”である場合(S32:Yes)、変数“i”で特定される項目の項目名等が項目IDおよび項目管理テーブルを利用して特定されるとともに、変数“i”で特定される項目に設定された項目値がアイテム管理DB17内のアイテム管理データを参照することで特定される。特定された項目名や項目値等の表示処理が行われるが、項目値に関しては参照のみ可能な状態での表示処理が行われる(ステップS33)。
表示キーが“D”でない場合(S32:No)、変数“i”で特定される項目に設定される表示キーが非表示を意味する“H”であるか判断される(ステップS34)。表示キーが“H”である場合(S34:Yes)、変数“i”で特定される項目の表示処理は行われない(ステップS35)。
表示キーが“D”でない場合(S34:No)、変数“i”で特定される項目に設定される表示キーは、表示モードに応じて表示形態の変わることを意味する“Void”となる(ステップS36)。そのため、表示モードが“参照モード”であるか、“変更モード”であるか判断される(ステップS37)。
表示モードが“参照モード”である場合、変数“i”で特定される項目の項目名等が項目IDおよび項目管理テーブルを利用して特定されるとともに、変数“i”で特定される項目に設定された項目値がアイテム管理データを参照することで特定される。特定された項目名や項目値等の表示処理が行われるが、項目値に関しては参照のみ可能な状態での表示処理が行われる(ステップS38)。
表示モードが“変更モード”である場合も同様に、変数“i”で特定される項目の項目名や項目値等が特定される。なお、項目値については、項目値の設定前で未設定の場合もある。特定された項目名や項目値等の表示処理が行われるが、項目値に関しては入力・変更可能な状態での表示処理が行われる(ステップS39)。
ステップS33、S35、S38、もしくいは、S39の処理が終了すると、項目表示管理テーブル18に列挙される各項目の表示処理が終了したか判断される(ステップS40)。“終了”と判断された場合には、表示処理機能の処理を終了し、図7のステップS26に進む。一方、“終了”と判断されない場合には、次の項目に対する表示処理のために変数“i”のインクリメントを行ない(ステップS41)、ステップS32に戻る。以上が、表示処理機能による処理フローの詳細である。
次に、図9〜図14を参照し、入札管理システム10により生成される表示画面例および、その表示画面を生成する処理過程の説明を行う。
図9は、供給者が特定の入札データにアクセスし、その入札におけるアイテム一覧表示画面であって、情報項目についての変更を要求した場合の画面の表示例である。この画面を生成する際に図5に示す項目表示管理テーブル18が参照されるが、入札データの見積区分は“供給者選択”(見積区分ID=“01”)、カテゴリは“量産”(カテゴリID=“01”)であるものとする。また、供給者のログインによる処理であることから、供給者用プログラム12(プログラム名=“B”)が起動されており、アイテム一覧表示が要求されていることからスクリーン番号は“3100”となる。また、供給者は入札データのステータスが“保留”または“差し戻”の状態で情報項目の変更を要求したものとし、表示モードが“変更モード”と判断されたものとする。
この場合、検索キー取得機能は、カテゴリID=“01”、見積区分ID=“01”、プログラム名=“B”、スクリーン番号=“3100”を検索キーとして設定し、表示モードとして“更新モード”を設定する。項目表示管理テーブル検索機能は、検索キーに基づき図5に示す項目表示管理テーブル18を参照すると、符号77示すレコードに対応する各項目の表示キーを特定する。表示処理機能は、符号77のレコード各項目に設定される表示コードを参照し、項目A(部品名)に対しては参照のみ可能な状態での表示処理“D”、項目B(プロジェクト名)に対しては非表示“H”、項目C(入札価格)に対しては、項目値に対して変更可能な状態での表示“Void”、項目D(納期)に関しては参照可能な状態での表示“D”、項目E(個数)に対しては非表示“H”処理について、図6に示すアイテム管理データの各アイテムを示すレコード87、88、・・・に対して順次行う。この処理により、図9に示すような、供給者用の一覧表示画面が生成される。なお、図9では、符号92、93に示すように価格等の所定の項目に対して項目値の設定もしくは変更可能な、アイテム一覧画面が生成される。
図10は、供給者が特定の入札データにアクセスし、その入札における所定のアイテムの詳細情報を要求した場合の表示画面であって、情報項目についての変更を要求している場合の画面の表示例である。図10のような画面は、図9に示すような画面において、供給者が部品名“部品α”の詳細を確認するために、符号91に示す“部品α”をクリックすることで生成される。
この場合、図10に示す画面は図9に示す画面からの遷移となることから、検索キー取得機能は、カテゴリID=“01”、見積区分ID=“01”、プログラム名=“B”を設定するとともに、スクリーン番号として詳細画面を示す“3200”を検索キーとして設定し、表示モードとして“更新モード”を設定する。項目表示管理テーブル検索機能は、検索キーに基づき図5に示す項目表示管理テーブル18を検索し、符号79示すレコードに対応する各項目の表示キーを特定する。表示処理機能は、符号79のレコード各項目に設定される表示コードを参照し、項目A(部品名)に対しては参照のみ可能な状態での表示処理“D”、項目B(プロジェクト名)に対しては非表示“H”、項目C(入札価格)に対しては、項目値に対して変更可能な状態での表示“Void”、項目D(納期)に関しては参照可能な状態での表示“D”、項目E(個数)に対しては参照可能な状態での表示“D”を、図6に示すアイテム管理データの部品名“部品α”に対応するレコード87も参照して、部品αに関する詳細表示画面の生成を行う。上記の処理により、図10に示すような供給者用の表示画面であって、符号94に示すように価格等の所定の情報項目に対して項目値の設定もしくは変更可能な、アイテムの詳細画面が生成される。
図11は、供給者が特定の入札データにアクセスし、その入札におけるアイテム一覧表示画面であって、入札に関するデータの参照を要求した場合の画面の表示例である。図9に示す画面が生成される状態との相違点は、表示モードが“参照モード”と判断された点のみとする。すなわち、供給者が入札データのステータスが“保留”または“差し戻”の状態で項目値の参照を要求した場合、もしくは、入札データのステータスが項目値の変更を許さない状態で入札データへアクセスした場合とする。
この場合、検索キー取得機能は、図9に示す画面の生成時に対し、表示モードとして“参照モード”を設定する点で相違する。この場合も、項目表示管理テーブル検索機能は、検索キーに基づき図5に示す項目表示管理テーブル18を参照し、符号77示すレコードに対応する各項目の表示キーを特定する。表示処理機能は、図9における画面の生成処理に対する相違点は、項目C(入札価格)に対して設定されている表示コード“Void”を、項目値に対して参照のみ可能な状態で表示処理する点となる。そのため、図11に示される表示画面は、図9に示される表示画面対して、符号95、96に示すように価格等の所定の項目に対して項目値の参照のみが可能な状態でのアイテム一覧画面が生成される点で相違する。
図12は、供給者が特定の入札データにアクセスし、その入札における所定のアイテムの詳細表示画面であって、入札に関するデータの参照を要求した場合の画面の表示例である。図12のような画面は、図11に示すような画面において、供給者が部品名“部品α”の詳細を確認するために、符号97で示される“部品α”をクリックすることで生成される。
この場合、図12に示す画面は図11に示す画面からの遷移となる。この場合、図10に示される表示画面の生成時との相違点は、表示モードが“参照モード”と判断された点となる。この場合も、項目表示管理テーブル検索機能は、検索キーに基づき図5に示す項目表示管理テーブル18を参照し、符号79示すレコードに対応する各項目の表示キーを特定する。表示処理機能は、図10の画面生成処理に対し、項目C(入札価格)に対して設定される表示コード“Void”を、項目値に対して参照のみ可能な状態で表示処理する点において相違する。そのため、図12に示される表示画面は、図10に示される表示画面対して、符号98に示すように価格等の所定の項目に対して項目値の参照のみが可能な状態での部品αの詳細画面が生成される点で相違する。
図13は、購入者が特定の入札データにアクセスし、その入札におけるアイテム一覧表示画面を要求した場合の画面の表示例である。この画面を生成する際に図5に示す項目表示管理テーブル18が参照されるが、入札データの見積区分は“供給者選択”(見積区分ID=“01”)、カテゴリは“量産”(カテゴリID=“01”)であるものとする。また、購入者のログインによる処理であることから、購入者用プログラム11(プログラム名=“A”)が起動されており、アイテム一覧表示が要求されていることからスクリーン番号は“3100”となる。また、購入者が入札データにアクセスする際、入札データのステータスに関わらず、項目値の参照のみが許されることから、表示モードは“参照モード”と判断される。
この場合、検索キー取得機能は、カテゴリID=“01”、見積区分ID=“01”、プログラム名=“A”、スクリーン番号=“3100”を検索キーとして設定し、表示モードとして“参照モード”を設定する。項目表示管理テーブル検索機能は、検索キーに基づき図5に示す項目表示管理テーブル18を参照すると、符号76示すレコードに対応する各項目の表示キーを特定する。表示処理機能は、符号76のレコード各項目に設定される表示コードを参照し、項目A(部品名)に対しては参照のみ可能な状態での表示処理“D”、項目B(プロジェクト名)に対しては非表示“H”、項目C(入札価格)に対しては、項目値に対して参照のみ可能な状態での表示“Void”、項目D(納期)に関しては参照可能な状態での表示“D”、項目E(個数)に対しては非表示“H”処理を、図6に示すアイテム管理データの各アイテムを示すレコード87、88、・・・も順次も参照しつつ行う。なお、スクリーン番号が、アイテムの一覧表示を示す“3100”であることから、図6に示される各アイテムの一覧を示す表示画面が生成される。上記の処理により、図13に示すような購入者用の表示画面であって、表示される各項目が参照のみ可能な状態でのアイテム一覧画面が生成される。
図14は、購入者が特定の入札データにアクセスし、その入札における特定のアイテムの詳細情報を要求した場合の表示画面である。図14のような画面は、図13に示すような画面において、購入者が部品名“部品α”の詳細を確認するために、符号99に示す“部品α”をクリックすることで生成される。
この場合、図14に示す画面は図13に示す画面からの遷移となることから、検索キー取得機能は、カテゴリID=“01”、見積区分ID=“01”、プログラム名=“A”を設定するとともに、スクリーン番号として詳細画面を示す“3200”を検索キーとして設定し、表示モードとして“参照モード”を設定する。項目表示管理テーブル検索機能は、検索キーに基づき図5に示す項目表示管理テーブル18を検索し、符号78示すレコードに対応する各項目の表示キーを特定する。表示処理機能は、符号78のレコード各項目に設定される表示コードを参照し、項目A(部品名)、項目B(プロジェクト名)、項目D(納期)、項目E(個数)、・・・に対しては参照のみ可能な状態での表示処理“D”を行い、項目C(入札価格)に対しては項目値に対し参照のみ可能な状態での表示“Void”を行う。この処理の際に、図6に示すアイテム管理データの部品名“部品α”に対応するレコード87も参照しつつ、部品αに関する詳細表示画面の生成が行われる。上記の処理により、図14に示すような表示される項目の項目値のみ参照可能な購入者用のアイテムの詳細画面が生成される。
以上が、入札管理システム10により生成される表示画面例とその画面を生成する際の処理過程である。
なお、入札管理システム10の機能は、その機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより入札管理が行われる。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ供給環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、この発明の実施形態について、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、本実施の形態においては、入札管理システム10による入札対象の例として部品を中心に説明したが、入札対象が物品以外のサービスであってもよい。
また、入札管理システム10における入札とは、売買や請負などで最も有利な条件を示す者と契約するため、複数の供給者に見積額を書いた文書を出させて契約者を決める事にも利用できるが、特定の1つの供給者に対して所定の見積もり依頼のためにも利用できる。
さらに、本実施の形態において、項目表示管理テーブルのフィールドに“プログラム名”があり、このプログラム名により購入者や共有者等のいずれかの入札関係者を特定する。しかし、項目表示管理テーブルの構造はこれに限定されるものではなく、このテーブルのフィールドとして、他の情報により入札関係者を特定できるようにしてもよく、あるいは、入札関係者を区別する識別子をテーブルのフィールド項目としてもよい。
本発明の入札管理システムを含むネットワーク構成を構成を示す図である。 入札管理システムを用いた入札の流れを説明する図である。 見積区分とカテゴリにより、表示が必要となる組み合せを示した図である。 本発明の入札管理システムにおける項目の表示処理に関する機能を説明するための図である。 項目表示管理テーブルの一例を示した図である。 アイテム管理テーブルの一例を示した図である。 入札管理システムにおける各項目の表示処理のフローを示した図である。 表示コードに基づく各項目の表示処理の詳細なフローを示した図である。 供給者に対し、入札に係るアイテムの一覧を変更モードで表示する場合の画面の表示例を示した図である。 供給者に対し、入札に係る所定のアイテムの詳細を変更モードで表示する場合の画面の表示例を示した図である。 供給者に対し、入札に係るアイテムの一覧を参照モードで表示する場合の画面の表示例を示した図である。 供給者に対し、入札に係る所定のアイテムの詳細を参照モードで表示する場合の画面の表示例を示した図である。 購入者に対し、入札に係るアイテムの一覧を参照モードで表示する場合の画面の表示例を示した図である。 購入者に対し、入札に係る所定のアイテムの詳細を参照モードで表示する場合の画面の表示例を示した図である。
符号の説明
10・・・入札管理システム
11・・・購入者用プログラム
12・・・供給者用プログラム
15・・・ユーザ・データベース
16・・・入札データ管理データベース
17・・・アイテム管理データベース
18・・・項目表示管理テーブル
40−1〜n・・・ユーザ端末(購入者用)
50−1〜m・・・ユーザ端末(供給者用)

Claims (8)

  1. 入札関係者用の表示画面を生成する機能を含む入札管理システムであって、
    入札対象の見積形態を示す見積区分と入札関係者区分とに関連付けられ、入札のために必要となる複数の項目の表示状態を示す表示コードが各項目に対して割り振られた項目表示管理テーブルと、
    入札に関する情報を含む入札データより該入札の見積区分に関する情報を取得して検索キーとするとともに、入札関係者区分を特定して別の検索キーとする検索キー取得部と、
    前記検索キーに基づき、前記項目表示管理テーブルの検索を行ない、該検索キーと対応付けられた前記複数の項目の各表示コードを特定する項目表示管理テーブル検索部と、
    検索された各表示コードに基づき、前記複数の項目の表示処理を行ない、入札関係者用の表示画面の生成を行う表示処理部と
    を備えたことを特徴とする入札管理システム。
  2. 前記検索キー取得部は、実行されているプログラムにより、入札関係者区分を特定することを特徴とする請求項1に記載の入札管理システム。
  3. 前記項目表示管理テーブルにおける複数の項目の表示コードは、入札対象の利用形態を示すカテゴリとさらに関連付けられ、
    前記検索キー取得部は、さらに前記入札データより該入札のカテゴリに関する情報を取得して、別の検索キーし、
    前記項目表示管理テーブル検索部は、カテゴリに関する検索キーも利用して、前記複数の項目の各表示コードを特定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の入札管理システム。
  4. 前記項目表示管理テーブルにおける複数の項目の表示コードは、表示される画面内容を特定するスクリーン番号とさらに関連付けられ、
    前記検索キー取得部は、さらに実行されているプログラムよりスクリーン番号を特定し、別の検索キーとし、
    前記項目表示管理テーブル検索部は、スクリーン番号に関する検索キーも利用して、前記複数の項目の各表示コードを特定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の入札管理システム。
  5. 前記検索キー取得部は、表示画面の表示モードをさらに特定し、
    前記表示処理部は、処理対象の項目に設定される表示コードが表示モードにより表示状態の異なることを示すコードである場合において、該表示モードが“参照”の場合には該項目を参照のみ可能な状態での表示処理を行ない、該表示モードが“更新”の場合には該項目を更新可能な可能な状態での表示処理を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の入札管理システム。
  6. 前記検索キー取得部は、該入札の進行状況を示すステータスを利用して、前記表示モードの特定を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の入札管理システム。
  7. コンピュータにより、入札関係者用の表示画面を生成する入札用画面生成方法であって、
    前記コンピュータが、入札対象の見積形態を示す見積区分と入札関係者区分とに関連付けられ、入札のために必要となる複数の項目の表示状態を示す表示コードが各項目に対して割り振られた項目表示管理テーブルを記憶している状態において、
    入札に関する情報を含む入札データより該入札の見積区分に関する情報を取得して検索キーとするとともに、入札関係者区分を特定して別の検索キーとする検索キー取得ステップと、
    前記検索キーに基づき、前記項目表示管理テーブルの検索を行ない、該検索キーと対応付けられた前記複数の項目の各表示コードを特定する項目表示管理テーブル検索ステップと、
    検索された各表示コードに基づき、前記複数の項目の表示処理を行ない、入札関係者用の表示画面の生成を行う表示処理ステップと
    を含むことを特徴とする入札用画面生成方法。
  8. コンピュータに入札関係者用の表示画面の生成を行わせるプログラムであって、
    前記コンピュータが、入札対象の見積形態を示す見積区分と入札関係者区分とに関連付けられ、入札のために必要となる複数の項目の表示状態を示す表示コードが各項目に対して割り振られた項目表示管理テーブルを記憶している状態において、
    入札に関する情報を含む入札データより該入札の見積区分に関する情報を取得して検索キーとするとともに、入札関係者区分を特定して別の検索キーとする検索キー取得機能と、
    前記検索キーに基づき、前記項目表示管理テーブルの検索を行ない、該検索キーと対応付けられた前記複数の項目の各表示コードを特定する項目表示管理テーブル検索機能と、
    検索された各表示コードに基づき、前記複数の項目の表示処理を行ない、入札関係者用の表示画面の生成を行う表示処理機能と
    をコンピュータに実行させるプログラム。


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