JP2005037982A - ハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、有限領域であるハイブリッド記録媒体のRAM領域を一般的な他の記録媒体の記録領域に拡張することでその領域を無限にできるハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の、ハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法によれば、ハイブリッド記録媒体が有するRAM領域には、プログラムやデータであるコンテンツ記録情報と、該コンテンツを記録不可能となったとき他の記録媒体に記録して拡張することを示すRAM領域拡張識別子とが記憶される。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法に関し、特にハイブリッド記録媒体を導入ディスクとして利用したコンテンツのバージョンアップ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2000−285608号公報
ハイブリッド記録媒体を利用したソフトウェアやデータ(以下コンテンツと称す)は、CD/DVD−ROMの形態で提供されるのが一般的であり、また、インターネットの普及に伴い、コンテンツのバージョンアップはコンテンツ提供者のホームページからバージョンアップ用コンテンツをダウンロードする方法が一般的になっている。つまり、利用者がコンテンツを導入した後に発生するコンテンツのバージョンアップは、コンテンツ提供者は自分のホームページにバージョンアップ用のコンテンツを提供し、利用者は必要に応じてコンテンツ提供者のホームページにインターネット接続し、バージョンアップ用のコンテンツをダウンロードすることで容易にコンテンツをバージョンアップできるようになった。
【0003】
しかし、ここでバージョンアップされるのは、パーソナルコンピュータのハードディスクに代表されるような情報処理装置内の記録媒体に導入されているコンテンツが対象となっている。
【0004】
一方、パーソナルコンピュータを買い替える場合やコンテンツを再導入する必要が発生した場合、利用者は利用者が所有する旧バージョンのコンテンツを導入し、その後更にインターネット接続してバージョンアップ用のコンテンツをダウンロードして最新のバージョンしなければならず、利用者にとっては時間と手間がかかっていた。
【0005】
これを改善するための方法として、上記特許文献1のように、ハイブリッド記録媒体を利用したコンテンツ導入用ディスク(インストールディスク)において、ROM領域にコンテンツを記録しておき、RAM領域を利用してバージョンアップを行う方法が提案されている。つまりバージョンアップがあった場合はそのバージョンアップされたコンテンツをRAM領域に記録していくことでコンテンツ導入用ディスクを常に最新バージョンに維持しようとするものである。この方法によれば、利用者はコンテンツを再導入する場合、容易に最新バージョンのコンテンツの導入が可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、ハイブリッド記録媒体のRAM領域を利用したバージョンアップ方法では、バージョンアップ用のコンテンツを記録するためのRAM領域容量は有限であることから、RAM領域を効率良く使用することを考慮しなければならない。
【0007】
本発明はこの問題点を解決するためのものであり、有限領域であるハイブリッド記録媒体のRAM領域を一般的な他の記録媒体の記録領域に拡張することでその領域を無限にできるハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、読み込み専用のROM領域と書込み可能なRAM領域とを有するハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法によれば、RAM領域には、プログラムやデータであるコンテンツ記録情報と、該コンテンツを記録不可能となったとき他の記録媒体に記録して拡張することを示すRAM領域拡張識別子とが記憶される。よって、コンテンツ記録情報の記録、参照先は他の記録媒体であることが判別でき、ハイブリッド記録媒体のRAM領域を一般的な他の記録媒体の記録領域に拡張することでその領域を無限にできる。
【0009】
また、RAM領域の拡張領域であることを示すRAM領域識別子が他の記録媒体に記録されることにより、コンテンツ記録情報が記録されている他の記録媒体であることの判別やコンテンツ情報記録を参照すべき他の記録媒体であることが判断できる。
【0010】
更に、他の記録媒体に拡張されたRAM領域を更に別の記録媒体に拡張したことを示す領域拡張識別子がRAM領域に記憶されることにより、コンテンツ記録情報の記録、参照先は更に別の記録媒体であることが判別できる。
【0011】
また、他の記録媒体に拡張されたRAM領域が更に拡張したことを示す領域識別子がRAM領域に記録されることにより、コンテンツ記録情報が記録されている更に別の記録媒体であることの判別やコンテンツ記録情報を参照すべき更に別の記録媒体であることが判断できる。
【0012】
更に、RAM領域の空容量からRAM領域拡張識別子の容量を差し引いた容量が記録しようとするコンテンツ記録情報の容量より少ないときに、RAM領域にRAM領域拡張識別子を記録し、RAM領域識別子及び領域識別子並びに領域拡張識別子が記録されていない記録媒体に、RAM領域識別子及びコンテンツ記録情報を記録する。よって、RAM領域拡張識別子が記録されているときは必ず他の記録媒体が存在し、コンテンツ記録情報は他の記録媒体に記録されるようになる。また、他の記録媒体の存在の有無をプログラム的に判断できるので、他の記録媒体の存在を利用者に通知できることから利用者の記憶等に頼らず、確実に最新のコンテンツの導入ができるようになる。
【0013】
また、他の記録媒体における記録領域の空容量から領域拡張識別子の容量を差し引いた容量が記録しようとするコンテンツ記録情報の容量より少ないときに、他の記録媒体の記録領域に領域拡張識別子を記録し、RAM領域識別子及び領域識別子並びに領域拡張識別子が記録されていない記録媒体に、領域識別子及びコンテンツ記録情報を記録する。よって、他の記録媒体に領域拡張識別子が記録されているときは必ず更に別の記録媒体が存在し、コンテンツ記録情報は更に別の記録媒体に記録されるようになる。また、更に別の記録媒体の存在の有無をプログラム的に判断できるので、更に別の記録媒体の存在を利用者に通知できることから利用者の記憶等に頼らず、確実に最新のコンテンツの導入ができるようになる。
【0014】
更に、領域拡張識別子とRAM領域拡張識別子とを同じ識別子とすることにより、ハイブリッド記録媒体のRAM領域が他の記録媒体に拡張されたことの判別が簡単にでき、他の記録媒体が複数枚になった場合でも最後に記録した他の記録媒体だけを保管するだけでよい。
【0015】
また、領域識別子とRAM領域拡張識別子とを同じ識別子とすることにより、ハイブリッド記録媒体のRAM領域を拡張した他の記録媒体であることの判別が簡単にでき、他の記録媒体が複数枚になった場合でも最後に記録した他の記録媒体だけを保管するだけでよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の、ハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法によれば、ハイブリッド記録媒体が有するRAM領域には、プログラムやデータであるコンテンツ記録情報と、該コンテンツを記録不可能となったとき他の記録媒体に記録して拡張することを示すRAM領域拡張識別子とが記憶される。
【0017】
【実施例】
図1はハイブリッド記録媒体の概略を示す図である。同図に示すハイブリッド記録媒体10は、ROM領域11とRAM領域12を有している。ROM領域11は、コンテンツ導入のために予め記録された記録領域であって、コンテンツ(ソフトウェア及び/若しくはデータ)、コンテンツ記録ソフトウェア、バージョンアップソフトウェア、第1の導入ソフトウェア、導入判定ソフトウェアが記録若しくはスタンパで形成されている。また、RAM領域12は、コンテンツ記録情報領域であって、ROM領域11に予め記録されているコンテンツにバージョンアップがあった場合、第2の記録媒体を利用してバージョンアップした経緯であるコンテンツ記録情報を記録するための記憶領域である。このハイブリッド記録媒体10は、追記型(Recordable)若しくは書き換え型(ReWritable)のCD/DVD記録媒体で構成される。このハイブリッド記録媒体10では、バージョンアップすることでこのRAM領域は消費され、コンテンツ記録情報が記録できなくなった時にRAM領域拡張識別子を記録して、記録できなかったコンテンツ記録情報は第3の記録媒体に記録する。
【0018】
図2は図1のハイブリッド記録媒体等の記録媒体に情報の記録再生を行う情報処理装置の構成を示すブロック図である。図1と同じ参照符号は同じ構成要素を示す。同図に示す情報処理装置20は、コンテンツ導入用ハイブリッド記録媒体からコンテンツを導入し、利用者は導入したコンテンツを利用して情報処理を行うための装置であり、代表的な装置としてパーソナルコンピュータがある。もちろん、特定の情報を処理するための装置であってもかまわない。情報処理装置20は、本装置を管理・制御するCPU21と、ハードディスク装置に代表される内部記録部22と、ディスプレイなどの表示部23と、キーボード、マウスなどの入力部24と、記憶部25と、ハイブリッド記録媒体10、CD−R/RWやDVD+R/RWなどの脱着可能な第2の記録媒体13及び脱着可能な第3の記録媒体14に対して情報を記録・再生する記録再生部26と、公衆回線網と接続する公衆回線接続部27とを含んで構成され、各構成要素はシステムバス28を介してそれぞれ接続されている。
【0019】
図3は図1のRAM領域に記録されるコンテンツ記録情報を示す図である。同図において、コンテンツ記録情報は、図2の第2の記録媒体13にバージョンアップされたコンテンツを記録する時にRAM領域に記録する情報で、再導入する時にコンテンツ記録媒体に記録されているコンテンツの導入の要否を示すコンテンツ導入要否情報31と、再導入する時に導入すべきバージョン情報を導入の順に記録したバージョンテーブル32と、バージョンテーブル32に記録されているバージョン情報の数であるバージョンテーブル数33で構成される。例えば、コンテンツ導入要否情報31が「要」の場合、再導入する時はコンテンツ導入用の図2のハイブリッド記録媒体10に記録されているコンテンツを導入した後、バージョンテーブル32に記録されているバージョンを第2の記録媒体13から順に導入することを意味する。この場合、第2の記録媒体13に記録されているバージョンアップするコンテンツはコンテンツ導入用のハイブリッド記録媒体10に記録されているコンテンツに対する「差分型」であることになる。ここで、この「差分型」とは該当するコンテンツだけではバージョンアップできず、元になるコンテンツを導入後に「差分型」を導入することでバージョンアップしたことになるようなコンテンツ形式をさす。コンテンツ導入要否情報31が「不要」の場合、再導入する時はコンテンツ導入用のハイブリッド記録媒体10に記録されているコンテンツを導入せずにバージョンテーブル32に記録されているバージョンを第2の記録媒体13から順に導入することになる。この場合、第2の記録媒体13に記録されているバージョンアップするコンテンツは「完結型」のみか「完結型」とこれに対する「差分型」であることになる。また、コンテンツ導入要否情報31は次の場合に設定される。ここで、「完結型」とは該当するコンテンツを導入するだけでバージョンアップしたことになるようなコンテンツ形式をさす。そして、コンテンツ導入用のハイブリッド記録媒体10に記録されているコンテンツを初めてバージョンアップする場合、コンテンツが「差分型」の場合は「要」、「完結型」の場合は「不要」に設定される。更に、2回目以降のコンテンツが「完結型」の場合は、「不要」に設定される。なお、「差分型」の場合は維持される。
【0020】
また、コンテンツテーブル32にはコンテンツを導入する順序にバージョンテーブル数33だけバージョン情報が記録されている。よって、「完結」するコンテンツを第2の記録媒体13に記録した場合は、コンテンツテーブル数33は1に書き換えられ、コンテンツテーブル32には該当バージョン情報が1つだけが記録される。「差分型」のコンテンツ第2の記録媒体13に記録した場合は、コンテンツテーブル数33に1が加算され、コンテンツテーブル32にはコンテンツテーブル数33が指し示すバージョンテーブル32の位置にコンテンツの持つバージョンが追加される。このようにコンテンツ記録情報はコンテンツが「差分型」か「完結型」かにより記録内容はその都度変化する。
【0021】
図4は初めてのバージョンアップコンテンツが「差分型」だった場合のコンテンツ記録情報を示す図である。同図に示すように、コンテンツ導入要否情報41が「要」であるので、最新のバージョン番号42の「Vx」を導入するには、コンテンツ導入用の図2のハイブリッド記録媒体10からコンテンツを導入した後、第2の記録媒体13に記録されている「Vx」のコンテンツを導入すればよいことを意味する。
【0022】
図5は初めてのバージョンアップコンテンツが「完結型」だった場合のコンテンツ記録情報を示す図である。コンテンツ導入要否情報51が「不要」であるので、バージョンアップする中で完結するコンテンツによるバージョンアップがあったことを示し、この場合は最新のバージョン番号52の「Vx」を導入するためには第2の記録媒体13に記録されているコンテンツだけを導入すればよいことを意味する。
【0023】
図6は図4の後に更に差分型コンテンツでバージョンアップがあった場合のコンテンツ記録情報を示す図である。コンテンツ導入要否情報61が「要」であるので、最新のバージョン番号63の「Vy」を導入するには、コンテンツ導入用の図2のハイブリッド記録媒体10からコンテンツを導入した後、第2の記録媒体13に記録されている「Vx」のコンテンツを導入し、更に第2の記録媒体13に記録されている「Vy」のコンテンツを導入すればよいことを意味する。
【0024】
図7は図5の後に更に差分型コンテンツでバージョンアップがあった場合のコンテンツ記録情報を示す図である。コンテンツ導入要否情報71が「不要」であるので、完結型コンテンツのバージョンの「Vx」を導入した後、第2の記録媒体13に記録されている「Vy」のコンテンツを導入すればよいことを意味する。
【0025】
図8はコンテンツ提供者が提供するコンテンツ導入用ハイブリッド記録媒体の構成を示す図である。ROM領域81には、導入判定ソフトウェア811と第1の導入ソフトウェア812とコンテンツ813とコンテンツ記録ソフトウェア814とバージョンアップソフトウェア815とが記録され、RAM領域82はコンテンツ記録情報領域として予約されている。
【0026】
図9はコンテンツが記録された第2の記録媒体の構成を示す図である。同図において、図2の第2の記録媒体13に記録されているコンテンツのバージョンを示すバージョン番号91と第2の導入ソフトウェア92とバージョン番号「Vx」のコンテンツ93が記録されている。
【0027】
図10はハイブリッド記録媒体のRAM領域にコンテンツ記録情報(i)が記録できなかった時のハイブリッド記録媒体のRAM領域の構成を示す図である。同図において、第1のコンテンツ記録情報(1)1021からコンテンツ記録情報(i−1)1022はコンテンツをバージョンアップした順番でRAM領域に記録されたコンテンツ記録情報でコンテンツ記録情報(i)が記録できなかったので、RAM領域拡張識別子1023が記録される。RAM領域拡張識別子1023としては、コンテンツを導入するときに入力するディスクのシリアルナンバーのような情報を利用するなどRAM領域拡張識別子であると特定できる情報であれば良い。
【0028】
図11はハイブリッド記録媒体のRAM領域にコンテンツ記録情報(i)が記録できなくなった時の第3の記録媒体の構成を示す図である。同図において、図2の第3の記録媒体14にはハイブリッド記録媒体のRAM領域を拡張したことを示すRAM領域識別子111と今回のバージョンアップで発生し、かつRAM領域に記録できなかったコンテンツ記録情報(i)112が記録される。RAM領域識別子111としては、RAM領域拡張識別子の情報(のbitを反転した情報)等を利用するなどしてRAM領域識別子であると特定できる情報であれば良い。
【0029】
図12は第3の記録媒体の記録領域にコンテンツ記録情報(j)が記録できなかった時の第3の記録媒体の記録領域の構成を示す図である。同図において、RAM領域識別子121はコンテンツ記録情報(i)122を記録する時に記録され、バージョンアップした順番で図2の第3の記録媒体14の記録領域にはコンテンツ記録情報(j−1)123が記録されている。コンテンツ記録情報(j)が記録できなかったので領域拡張識別子124が記録される。領域拡張識別子124はコンテンツを導入するときに入力するディスクのシリアルナンバーのような情報を利用するなど領域拡張識別子であると特定できる情報であれば良い。また、この領域拡張識別子124がRAM領域拡張識別子と同じであっても良い。
【0030】
図13は第3の記録媒体の記録領域にコンテンツ記録情報が記録できなくなった時の別の第3の記録媒体の記録領域の構成を示す図である。同図において、別の第3の記録媒体14には第3の記録媒体14の記録領域を拡張したことを示す領域識別子131と今回のバージョンアップで発生し、かつ第3の記録媒体14の記録領域に記録できなかったコンテンツ記録情報(j)132が記録される。領域識別子131としては、領域拡張識別子の情報(のbitを反転した情報)等を利用するなどして領域識別子であると特定できる情報であれば良い。また、この領域識別子がRAM領域識別子と同じであっても良い。
【0031】
図14は別の第3の記録媒体の記録領域にコンテンツ記録情報が記録できなくなった時の更に別の第3の記録媒体の記録領域の構成を示す図である。同図において、領域識別子141はコンテンツ記録情報(j)142を記録する時に記録され、バージョンアップした順番で別の第3の記録媒体14の記録領域にはコンテンツ記録情報(k−1)143が記録されている。コンテンツ記録情報(k)が記録できなかったので領域拡張識別子144が記録される。
【0032】
図15は別の第3の記録媒体の記録領域にコンテンツ記録情報が記録できなくなった時の更に別の第3の記録媒体の記録領域の構成を示す図である。同図において、別の第3の記録媒体14には別の第3の記録媒体14の記録領域を拡張したことを示す領域識別子151と今回のバージョンアップで発生し、かつ第3の記録媒体の記録領域に記録できなかったコンテンツ記録情報(k)152が記録される。
【0033】
このように、コンテンツ導入用ハイブリッド記録媒体のRAM領域(コンテンツ記録情報領域)にコンテンツ記録情報が記録できなくなっても、第3の記録媒体14に記録することが可能になる。また、RAM領域拡張識別子と領域拡張識別子、RAM領域識別子と領域識別子をそれぞれ同じ情報にすることでコンテンツ記録情報を記録する第3の記録媒体14を全て同じように扱うことが可能になる。更に、利用者は最新のコンテンツ記録情報が記録されている第3の記録媒体14だけを管理すればよい。
【0034】
ここで、利用者はコンテンツを新しく導入しようとする時若しくは再導入しようとする時、コンテンツ導入用の図2のハイブリッド記録媒体10を記録再生装置に装着し、導入判定ソフトウェアを起動する。利用者はこの操作によってバージョンアップのためのコンテンツが「差分型」であっても「完結型」であっても常に最新バージョンにすることが容易に可能になる。もちろん、Windows(登録商標)では記録媒体の装着を検出し、自動的に所定のソフトウェアを起動する機能が提供されているのでこの機能を利用して導入判定ソフトウェアが起動されるようにしてもかまわない。ここで、導入判定ソフトウェアは、RAM領域若しくは第3の記録媒体に記録されているコンテンツ記録情報を参照し、コンテンツ導入用のハイブリッド記録媒体10に記録されているコンテンツを導入するか、第2の記録媒体に記録されているコンテンツを導入するかの判定を行う。
【0035】
図16はコンテンツ導入用ハイブリッド記録媒体のROM領域に記録されている導入判定ソフトウェアの動作を示すフローチャートである。同図において、導入判定ソフトウェアの動作は、先ずコンテンツ導入ソフトウェアを導入し(ステップS101)、更にバージョンアップソフトウェアを導入する(ステップS102)。そして、コンテンツ導入用の図2のハイブリッド記録媒体10のRAM領域のチェックを行い(ステップS103)、RAM領域にコンテンツ記録情報が記録されていなければ(ステップS103;NO)、コンテンツ導入処理状態を「処理完了」に設定し(ステップS104)、第1の導入ソフトウェアを起動し(ステップS105)、処理を終了する。なお、ステップS104は再導入の時、コンテンツ導入要否情報が「要」であった場合、バージョンアップソフトウェアは第1の導入ソフトウェアを起動することでコンテンツ導入用のハイブリッド記録媒体10からコンテンツを導入するが、その時、第1の導入ソフトウェアは導入完了情報を、コンテンツ導入処理状態を使用して通知してくるための処理である。一方、ステップS103でRAM領域にコンテンツ記録情報が記録されていれば(ステップS103;YES)、RAM領域拡張識別子が記録されているかのチェックを行う(ステップS106)。このRAM領域拡張識別子が記録されていなければ(ステップS106;NO)、RAM領域に記録されているコンテンツ記録情報を読み込み(ステップS107)、この識別子が記録されていれば(ステップS106;YES)、図2の第3の記録媒体14からコンテンツ記録情報を読み込む(ステップS108)。読み込んだコンテンツ記録情報を記憶部(メモリ)に複写し(ステップS109)、情報処理装置に導入されているバージョンアップソフトウェアを起動し(ステップS110)、処理を終了する。
【0036】
図17は第3の記録媒体からコンテンツ記録情報を読み込む動作を示すフローチャートである。はじめに、例えば「保管している最新のコンテンツ記録情報を記録したディスクを装着してください」等を利用者に通知して、最新のコンテンツ記録情報が記録されている図2の第3の記録媒体14を利用者に要求する(ステップS201)。装着された記録媒体が第3の記録媒体14であるかはRAM領域識別子が記録されているかどうかによってチェックを行う(ステップS202)。RAM領域識別子が記録されていなければ(ステップS202;NO)、利用者に正しい第3の記録媒体14を要求する(ステップS201)。この時、例えば「このディスクにはコンテンツ記録情報は記録されていません。正しいディスクを装着してください。」等により、装着されている記録媒体は第3の記録媒体14ではないことを利用者に通知すると良い。次に、第3の記録媒体14の記録領域が更に別の第3の記録媒体14に拡張されていないかどうかをRAM領域拡張識別子が記録されているかによってチェックを行う(ステップS203)。RAM領域拡張識別子が記録されていれば(ステップS203;YES)、この第3の記録媒体14の記録領域は別の第3の記録媒体14に拡張されたことになるので、利用者に正しい第3の記録媒体を要求する(ステップS201)。この時、例えば「このディスクに記録されているコンテンツ記録情報は無効です。正しいディスクを装着してください。」等により、装着されている記録媒体は第3の記録媒体14ではないことを利用者に通知すると良い。RAM領域識別子とコンテンツ記録情報が記録されている第3の記録媒体14からコンテンツ記録情報を読み込む(ステップS204)。このようにして、コンテンツがバージョンアップされていない(コンテンツ導入用の図2のハイブリッド記録媒体10のRAM領域にコンテンツ記録情報がない)場合、導入判定ソフトウェアはコンテンツ導入用のハイブリッド記録媒体10に記録されているコンテンツを導入するためにコンテンツ導入用のハイブリッド記録媒体10に記録されている第1の導入用ソフトウェアを起動する。また、第1の導入ソフトウェアは、コンテンツがバージョンアップされていてコンテンツ記録情報のコンテンツ導入要否情報が「要」の場合もバージョンアップソフトウェアからコンテンツ導入用のハイブリッド記録媒体10に記録されているコンテンツを導入するために起動される。
【0037】
図18は第1の導入ソフトウェアの動作を示すフローチャートである。同図において、先ずコンテンツ導入用の図2のハイブリッド記録媒体10からのコンテンツを導入し(ステップS301)、第1の導入ソフトウェアによるコンテンツ導入の完了を通知するためコンテンツ導入処理状態を「処理完了」に設定し(ステップS302)、処理を終了する。このようにして、コンテンツがバージョンアップされている(コンテンツ導入用の図2のハイブリッド記録媒体10のRAM領域若しくは図2の第3の記録媒体14にコンテンツ記録情報が記録されている)場合、導入判定ソフトウェアは情報処理装置に導入されているバージョンアップソフトウェアを起動する。
【0038】
図19はバージョンアップソフトウェアの動作概要を示すフローチャートである。同図において、バージョンアップソフトウェアは、コンテンツ導入用の図2のハイブリッド記録媒体10に記録されているコンテンツを必要に応じて導入した後(ステップS401)、図2の第2の記録媒体13に記録されているコンテンツを導入する(ステップS402)。
【0039】
図20は図19のステップS401の詳細動作を示すフローチャートである。同図において、コンテンツ記録情報に記録されているコンテンツ導入要否情報が「要」の場合(ステップS501;YES)、コンテンツ導入用の図2のハイブリッド記録媒体10に記録されているコンテンツの導入を行う。そして、コンテンツ導入処理状態を「処理中」に設定し(ステップS502)、第1の導入ソフトウェアを起動することでコンテンツの導入を開始する(ステップS503)。第1の導入ソフトウェアは導入を完了するとコンテンツ導入処理状態を「処理完了」に設定してくるので、第1の導入ソフトウェアによるコンテンツ導入が完了したら(ステップS504;YES)処理を終了する。一方、ステップS501でコンテンツ記録情報に記録されているコンテンツ導入要否情報が「不要」の場合(ステップS501;NO)、コンテンツ導入用のハイブリッド記録媒体10に記録されているコンテンツの導入は不要であるので処理を終了する。
【0040】
図21は図19のステップS402の詳細動作を示すフローチャートである。同図において、図19のステップS401で必要に応じてコンテンツ導入用の図2のハイブリッド記録媒体10からコンテンツを導入の後、バージョンアップソフトウェアは図2の第2の記録媒体13からコンテンツ導入を行う。そして、バージョンテーブル数が指し示すバージョンテーブル(最終位置)から利用者への最新バージョン通知目的で最新バージョン番号を取得する(ステップS601)。バージョンテーブルの最初に記録されているバージョン情報を取得するためにバージョンテーブルインデックスNを1に設定する(ステップS602)。但し、実際のプログラミングにおいてインデックスNは0から始まることが多いが本実施例ではN=1で説明する。次に、バージョンテーブルに記録されているバージョン情報分のコンテンツを第2の記録媒体13から導入して終了する(ステップS603)。この際バージョンテーベル数がNより大きいときはバージョンテーブルのN番目の位置に記録されているバージョン情報を取得する(ステップS603;NO、ステップS604)。この時、先に取得した最新バージョン情報と合わせて、例えば「最新バージョンVmにバージョンアップします。バージョンVnのディスクを装着してください。」等の通知を行うと利用者は非常に分かり易い。そして、第2の記録媒体13に記録されているバージョン情報と比較し、正しいバージョンのコンテンツが記録されている第2の記録媒体13を要求する(ステップS605)。次に、正しい第2の記録媒体13が装着されると(ステップS606;YES)、コンテンツ導入処状態を「処理中」に設定し(ステップS607)、第2の導入ソフトウェアを起動する(ステップS608)。そして、第2の導入ソフトウェアは導入を完了するとコンテンツ導入処理状態を「処理完了」に設定してくるので(ステップS609;YES)、第2の導入ソフトウェアによるコンテンツ導入が完了するのを待つ。その後、第2の導入ソフトウェアによる第2の記録媒体からの導入が完了後、バージョンテーブルに記録されている次のバージョン情報の位置を取得する(ステップS610)。これをバージョンテーブル数繰り返す。
【0041】
図22は第2の導入ソフトウェアの動作を示すフローチャートである。同図において、バージョンアップソフトウェアによって起動される。図2の第2の記録媒体13からコンテンツを導入し(ステップS701)、第2の導入ソフトウェアによるコンテンツ導入の完了を通知するためコンテンツ導入処理状態を「処理完了」に設定して処理を終了する(ステップS702)。なお、バージョンアップソフトウェアはコンテンツ導入処理状態が「処理完了」になることを検出して次に導入すべきコンテンツの導入へ処理を移す。
【0042】
次に、コンテンツのバージョンアップについて説明すると、利用者は導入されているコンテンツ記録ソフトウェアを起動することで、コンテンツ提供者等が提供するコンテンツのバージョンアップ情報を参照し、コンテンツをバージョンアップすることを可能にする。以下、コンテンツのバージョンアップについて動作フローに従って詳細に説明する。
【0043】
図23はコンテンツ記録ソフトウェアの動作を示すフローチャートである。同図において、コンテンツ記録ソフトウェアは、コンテンツ導入用の図2のハイブリッド記録媒体10の装着を要求し、コンテンツ導入用のハイブリッド記録媒体10が装着されたならば(ステップS801;YES)、コンテンツ導入用のハイブリッド記録媒体10のRAM領域にコンテンツ記録情報が記録されていれば(ステップS802;YES)、コンテンツ記録情報を読み込む(ステップS803)。読み込んだコンテンツ記録情報から最新コンテンツのバージョン番号を取得する(ステップS804)。一方、コンテンツ記録情報が記録されていない時(ステップS802;NO)、利用者によるコンテンツのバージョンアップはしていないと判断し、コンテンツ記録情報読み込み領域のコンテンツ導入要否情報を「要」でも「不要」でもない情報をセットしておけばよい(ステップS805)。次に、コンテンツ提供者が提供する所定のインターネット上のアドレスに接続して最新バージョン情報を取得する(ステップS806)。そして、コンテンツ記録情報から取得した最新コンテンツのバージョン番号とコンテンツ提供者が提供している最新コンテンツのバージョン番号とを比較し(ステップS807)、コンテンツ提供者が提供するインターネット上に新しいバージョンがある場合は(ステップS807;YES)、これをダウンロードする(ステップS808)。ダウンロードするのはコンテンツ提供者が提供する最新バージョンのコンテンツとこれを導入するための第2の導入ソフトウェアである。新しいバージョンがない場合は(ステップS807;NO)、その旨を利用者に通知し(ステップS809)、コンテンツ記録ソフトウェアは処理を終了する。そして、ステップS808でダウンロードを完了すると、コンテンツ記録情報情報を生成若しくは更新してコンテンツ記録情報を記録した後(ステップS810)、第2の記録媒体13の装着を要求して第2の記録媒体13が装着されたならば(ステップS811;YES)、第2の記録媒体13に記録するコンテンツのバージョン情報と第2の導入ソフトウェアとダウンロードされている最新バージョンのコンテンツを記録して(ステップS812)、処理を終了する。
【0044】
図24は図23のステップS803の動作を示すフローチャートである。同図において、RAM領域拡張識別子が記録されているかのチェックを行い(ステップ901)、RAM領域拡張識別子が記録されていなければ(ステップS901;NO)、RAM領域に記録されているコンテンツ記録情報を読み込み(ステップS902)、コンテンツ記録情報をどこから読み込んだかを示す、コンテンツ記録情報読み込み先情報をハイブリッド記録媒体に設定する(ステップS903)。そして、現在のRAM領域の空領域として、RAM領域の空領域からRAM領域拡張識別子の領域を差し引いた値を空領域情報に設定する(ステップS904)。一方、ステップS901でRAM領域拡張識別子が記録されていれば(ステップS901;YES)、図17のステップS204で示すフローと同様に第3の記録媒体に記録されているコンテンツ記録情報を読み込み(ステップS905)、コンテンツ記録情報読み込み先情報を図2の第3の記録媒体14に設定する(ステップS906)。そして、現在の第3の記録媒体14の空領域として、第3の記録媒体14の空領域からRAM領域拡張識別子の領域を差し引いた値を空領域情報に設定する(ステップS907)。
【0045】
図25は図23のステップS810の動作を示すフローチャートである。同図の動作フローはコンテンツ記録情報の生成、更新に関する処理フローである。同図において、ダウンロードしたコンテンツが差分型の場合(ステップS1001;YES)、コンテンツ記録情報のコンテンツ導入要否情報が「要」でも「不要」でもないときは(ステップS1002;NO)、コンテンツ記録情報を生成するものと判断する。つまり、初めてのバージョンアップが発生したと判断する。この場合はコンテンツ導入用ハイブリッド記録媒体に記録されているコンテンツの導入が必要であるから、コンテンツ導入要否情報には「要」を設定し(ステップS1003)、バージョンテーブル数を1に設定する(ステップS1004)。既にコンテンツ記録情報が記録されている場合は(ステップS1002;YES)、バージョンテーブル数に1を加算する(ステップS1005)。一方、ステップS1001でダウンロードしたコンテンツが完結型の場合(ステップS1001;NO)、コンテンツ導入用ハイブリッド記録媒体に記録されているコンテンツの導入は不要であるから、コンテンツ導入要否情報を「不要」に設定し(ステップS1006)、ここで記録される第2の記録媒体だけで最新バージョンにできることからバージョンテーブル数を1に設定する(ステップS1007)。そして、バージョンテーブル数が指し示す位置にバージョン番号をバージョン情報として格納する(ステップS1008)。そして、生成若しくは更新されたコンテンツ記録情報をコンテンツ導入用の図2のハイブリッド記録媒体10、若しくは第3の記録媒体14、若しくは別の第3の記録媒体14に記録する(ステップS1009)。
【0046】
図26はコンテンツ記録情報の記録動作を示すフローチャートである。同図において、図24のステップS904若しくはステップS907で算出済みの空領域情報の方がこれから記録しようとするコンテンツ記録情報の容量よりも多い場合(ステップS1101;YES)、図24のS903若しくはS906からで設定されるコンテンツ記録情報読み込み先が図2のハイブリッド記録媒体10であれば(ステップS1102;YES)、ハイブリッド記録媒体10のRAM領域にコンテンツ記録情報を記録する(ステップS1103)。そして、コンテンツ記録情報読み込み先が図2の第3の記録媒体14であれば(ステップS1102;NO)、第3の記録媒体14の記録領域にコンテンツ記録情報を記録する(ステップS1104)。次に、ステップS1101で空領域情報の方がこれから記録しようとするコンテンツ記録情報の容量よりも少ないか等しく(ステップS1101;NO)、コンテンツ記録情報読み込み先情報がハイブリッド記録媒体であれば(ステップS1105;YES)、ハイブリッド記録媒体10のRAM領域にRAM領域拡張識別子を記録する(ステップS1106)。一方、コンテンツ記録情報読み込み先情報が第3の記録媒体14であれば(ステップS1105;NO)、第3の記録媒体14の記録領域にRAM領域拡張識別子を記録し(ステップS1107)、この第3の記録媒体14は保管不要になったことを通知する(ステップS1108)。例えば「コンテンツ記録情報はこのあと別のディスクに記録します。このディスクの保管は不要です」等を利用者に通知すればよい。この後、新たにコンテンツ記録情報を記録するための第3の記録媒体14を利用者に要求する(ステップS1109)。この時、例えば「コンテンツ記録情報が記録できる新しいディスクを装着してくだい」等を利用者に通知すると良い。装着されたディスクにRAM領域識別子が記録されていたり(ステップS1110;YES)、RAM領域識別子が記録されていれば(ステップS1111;YES)、ステップS1109に戻って別のディスクを要求する。そして、装着されたディスクに何も識別子が記録されていなければ(ステップS1110;NO、ステップS1111;NO)、第3の記録媒体14にRAM領域識別子を記録し(ステップS1112)、コンテンツ記録情報を記録する(ステップS1104)。なお、処理を終了する前に、例えば「このディスクに最新のコンテンツ記録情報を記録しました。再導入する時に必要となります。このディスクを大切に保管してください」等を利用者に通知すると良い。
【0047】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、読み込み専用のROM領域と書込み可能なRAM領域とを有するハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法によれば、RAM領域には、プログラムやデータであるコンテンツ記録情報と、該コンテンツを記録不可能となったとき他の記録媒体に記録して拡張することを示すRAM領域拡張識別子とが記憶される。よって、コンテンツ記録情報の記録、参照先は他の記録媒体であることが判別でき、ハイブリッド記録媒体のRAM領域を一般的な他の記録媒体の記録領域に拡張することでその領域を無限にできる。
【0049】
また、RAM領域の拡張領域であることを示すRAM領域識別子が他の記録媒体に記録されることにより、コンテンツ記録情報が記録されている他の記録媒体であることの判別やコンテンツ情報記録を参照すべき他の記録媒体であることが判断できる。
【0050】
更に、他の記録媒体に拡張されたRAM領域を更に別の記録媒体に拡張したことを示す領域拡張識別子がRAM領域に記憶されることにより、コンテンツ記録情報の記録、参照先は更に別の記録媒体であることが判別できる。
【0051】
また、他の記録媒体に拡張されたRAM領域が更に拡張したことを示す領域識別子がRAM領域に記録されることにより、コンテンツ記録情報が記録されている更に別の記録媒体であることの判別やコンテンツ記録情報を参照すべき更に別の記録媒体であることが判断できる。
【0052】
更に、RAM領域の空容量からRAM領域拡張識別子の容量を差し引いた容量が記録しようとするコンテンツ記録情報の容量より少ないときに、RAM領域にRAM領域拡張識別子を記録し、RAM領域識別子及び領域識別子並びに領域拡張識別子が記録されていない記録媒体に、RAM領域識別子及びコンテンツ記録情報を記録する。よって、RAM領域拡張識別子が記録されているときは必ず他の記録媒体が存在し、コンテンツ記録情報は他の記録媒体に記録されるようになる。また、他の記録媒体の存在の有無をプログラム的に判断できるので、他の記録媒体の存在を利用者に通知できることから利用者の記憶等に頼らず、確実に最新のコンテンツの導入ができるようになる。
【0053】
また、他の記録媒体における記録領域の空容量から領域拡張識別子の容量を差し引いた容量が記録しようとするコンテンツ記録情報の容量より少ないときに、他の記録媒体の記録領域に領域拡張識別子を記録し、RAM領域識別子及び領域識別子並びに領域拡張識別子が記録されていない記録媒体に、領域識別子及びコンテンツ記録情報を記録する。よって、他の記録媒体に領域拡張識別子が記録されているときは必ず更に別の記録媒体が存在し、コンテンツ記録情報は更に別の記録媒体に記録されるようになる。また、更に別の記録媒体の存在の有無をプログラム的に判断できるので、更に別の記録媒体の存在を利用者に通知できることから利用者の記憶等に頼らず、確実に最新のコンテンツの導入ができるようになる。
【0054】
更に、領域拡張識別子とRAM領域拡張識別子とを同じ識別子とすることにより、ハイブリッド記録媒体のRAM領域が他の記録媒体に拡張されたことの判別が簡単にでき、他の記録媒体が複数枚になった場合でも最後に記録した他の記録媒体だけを保管するだけでよい。
【0055】
また、領域識別子とRAM領域拡張識別子とを同じ識別子とすることにより、ハイブリッド記録媒体のRAM領域を拡張した他の記録媒体であることの判別が簡単にでき、他の記録媒体が複数枚になった場合でも最後に記録した他の記録媒体だけを保管するだけでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイブリッド記録媒体の概略を示す図である。
【図2】図1のハイブリッド記録媒体等の記録媒体に情報の記録再生を行う情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のRAM領域に記録されるコンテンツ記録情報を示す図である。
【図4】初めてのバージョンアップコンテンツが「差分型」だった場合のコンテンツ記録情報を示す図である。
【図5】初めてのバージョンアップコンテンツが「完結型」だった場合のコンテンツ記録情報を示す図である。
【図6】図4の後に更に差分型コンテンツでバージョンアップがあった場合のコンテンツ記録情報を示す図である。
【図7】図5の後に更に差分型コンテンツでバージョンアップがあった場合のコンテンツ記録情報を示す図である。
【図8】コンテンツ提供者が提供するコンテンツ導入用ハイブリッド記録媒体の構成を示す図である。
【図9】コンテンツが記録された第2の記録媒体の構成を示す図である。
【図10】ハイブリッド記録媒体のRAM領域にコンテンツ記録情報(i)が記録できなかった時のハイブリッド記録媒体のRAM領域の構成を示す図である。
【図11】ハイブリッド記録媒体のRAM領域にコンテンツ記録情報(i)が記録できなくなった時の第3の記録媒体の構成を示す図である。
【図12】第3の記録媒体の記録領域にコンテンツ記録情報(j)が記録できなかった時の第3の記録媒体の記録領域の構成を示す図である。
【図13】第3の記録媒体の記録領域にコンテンツ記録情報が記録できなくなった時の別の第3の記録媒体の記録領域の構成を示す図である。
【図14】別の第3の記録媒体の記録領域にコンテンツ記録情報が記録できなくなった時の更に別の第3の記録媒体の記録領域の構成を示す図である。
【図15】別の第3の記録媒体の記録領域にコンテンツ記録情報が記録できなくなった時の更に別の第3の記録媒体の記録領域の構成を示す図である。
【図16】コンテンツ導入用ハイブリッド記録媒体のROM領域に記録されている導入判定ソフトウェアの動作を示すフローチャートである。
【図17】第3の記録媒体からコンテンツ記録情報を読み込む動作を示すフローチャートである。
【図18】第1の導入ソフトウェアの動作を示すフローチャートである。
【図19】バージョンアップソフトウェアの動作概要を示すフローチャートである。
【図20】図19のステップS401の詳細動作を示すフローチャートである。
【図21】図19のステップS402の詳細動作を示すフローチャートである。
【図22】第2の導入ソフトウェアの動作を示すフローチャートである。
【図23】コンテンツ記録ソフトウェアの動作を示すフローチャートである。
【図24】図23のステップS803の動作を示すフローチャートである。
【図25】図23のステップS810の動作を示すフローチャートである。
【図26】コンテンツ記録情報の記録動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10;ハイブリッド記録媒体、11;ROM領域、12;RAM領域、
13;第2の記録媒体、14;第3の記録媒体、
20;情報処理装置、21;CPU、22;内部記録部、
23;表示部、24;入力部、25;記憶部、26;記録再生部、
27;公衆回線接続部、28;システムバス。

Claims (8)

  1. 読み込み専用のROM領域と書込み可能なRAM領域とを有するハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法において、
    前記RAM領域には、プログラムやデータであるコンテンツ記録情報と、該コンテンツを記録不可能となったとき他の記録媒体に記録して拡張することを示すRAM領域拡張識別子とが記憶されることを特徴とするハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法。
  2. 前記RAM領域の拡張領域であることを示すRAM領域識別子が、前記他の記録媒体に記録される請求項1記載のハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法。
  3. 他の記録媒体に拡張された前記RAM領域を更に他の記録媒体に拡張したことを示す領域拡張識別子が、前記RAM領域に記憶される請求項1又は2に記載のハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法。
  4. 他の記録媒体に拡張された前記RAM領域が更に拡張したことを示す領域識別子が、前記RAM領域に記録される請求項1記載のハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法。
  5. 前記RAM領域の空容量から前記RAM領域拡張識別子の容量を差し引いた容量が記録しようとする前記コンテンツ記録情報の容量より少ないときに、前記RAM領域に前記RAM領域拡張識別子を記録し、前記RAM領域識別子及び前記領域識別子並びに前記領域拡張識別子が記録されていない記録媒体に、前記RAM領域識別子及び前記コンテンツ記録情報を記録する請求項1〜4のいずれかに記載のハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法。
  6. 前記他の記録媒体における記録領域の空容量から前記領域拡張識別子の容量を差し引いた容量が記録しようとする前記コンテンツ記録情報の容量より少ないときに、前記他の記録媒体の前記記録領域に前記領域拡張識別子を記録し、前記RAM領域識別子及び前記領域識別子並びに領域拡張識別子が記録されていない記録媒体に、前記領域識別子及び前記コンテンツ記録情報を記録する請求項1〜4のいずれかに記載のハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法。
  7. 前記領域拡張識別子と前記RAM領域拡張識別子とは同じ識別子とする請求項3、5、6のいずれかに記載のハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法。
  8. 前記領域識別子と前記RAM領域拡張識別子とは同じ識別子とする請求項4〜6のいずれかに記載のハイブリッド記録媒体における情報記録再生方法。
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