JP2005035135A - Ncルータのヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】第1の圧搾空気供給口24bから供給される圧搾空気の圧力と第2の圧搾空気供給口26bから供給される圧搾空気の圧力が異なるので、工具ホルダ23から工具を外すの電磁弁と、工具ホルダ23内を清掃するための電磁弁はそれぞれ異ならせる必要があり、そのため、構成が複雑になり、コストがかかるという問題があった。
【解決手段】押圧部24の上部に押圧軸移動部28を形成し、押圧軸移動部28内で押圧軸25の上部に押圧軸25と一体となった嵌合部材29が摺動可能に装着され、押圧軸25のほぼ中心に流通孔25aが形成され、嵌合部材29の流路29aの上側側部に流入口29bが形成され、押圧軸移動部28の側部に第2の圧搾空気流入口31が装着され、押圧軸25の下部に間隔を開けて設けられた上下移動軸21の中心に流通孔21aが形成され、この流路21aはホルダ支持部22から工具ホルダ23に連接されている。
【選択図】 図1
【解決手段】押圧部24の上部に押圧軸移動部28を形成し、押圧軸移動部28内で押圧軸25の上部に押圧軸25と一体となった嵌合部材29が摺動可能に装着され、押圧軸25のほぼ中心に流通孔25aが形成され、嵌合部材29の流路29aの上側側部に流入口29bが形成され、押圧軸移動部28の側部に第2の圧搾空気流入口31が装着され、押圧軸25の下部に間隔を開けて設けられた上下移動軸21の中心に流通孔21aが形成され、この流路21aはホルダ支持部22から工具ホルダ23に連接されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工具ホルダから工具を取り外すときに、工具ホルダ内を清浄するようにしたNCルータのヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、図2、図3、図4に示すように、支持台1にの両側の支柱1aの上に装着された横梁2の前面に装着されたレール2aに沿ってヘッド構造体3が左右に移動するように支持され、又、ヘッド構造体3に複数のヘッド4(図では4個)が装着され、又、ヘッド4の側部に工具交換装置5及び工具マガジン6が装着され、この工具マガジン6に多数の工具7が装着され、さらに、ヘッド4の下部の支持台1の上に台座1bが装着され、この台座1bの上にレール8aが装着され、このレール8に係合されたベアリング8bはテーブル9に固着され、このテーブル9はヘッド4の前後に移動するように装着されたNCルータの加工装置を提案している。
【0003】
このNCルータの加工装置において、図5に示すように、ヘッド4は主軸10がケース11の上部に固着された支持部12でベアリング13により回転自在に支持され、又、ケース11の下部に固着された支持部14に装着されたベアリング15、16で回転自在に支持され、さらにケース11の内側に装着されたステータ17と主軸10に装着されたロータ18でモータが構成されて主軸10を回転するように構成されている。
【0004】
さらに、主軸10の内側の皿バネ20によって上下移動軸21が上方に付勢され、この上下移動軸21の下端にホルダ支持部22が形成され、このホルダ支持部22に工具ホルダ23の支持端23aを保持し、皿バネ20で上下移動軸21を上方に引くことにより、主軸10の内側のテーパー10aによってホルダ支持部22で工具ホルダ23の支持端23aを保持するように構成され、又、上下移動軸21の上部に押圧部24が装着され、この押圧部24の中心に押圧軸25が形成され、押圧軸25は押圧部24の内部に装着されたシリンダ24aが固着され、押圧部24の上部に第1の圧搾空気供給口24bが形成され、さらに、ケース11の外側に縦に圧搾空気流入孔26が形成され、この圧搾空気流入孔26の上部に第2の圧搾空気流入口26bが形成され、圧搾空気流入孔26の下部に流出口26aが形成され、この流出口26aはケース11の下方で横方向に形成され、この流出口26aは上下移動軸21に形成された空気流入孔27の流入口27aとずらして形成されている。
【0005】
このように構成された従来のNCルータの加工装置では、工具を交換する時に、押圧部24の第1の圧搾空気供給口24bから圧搾空気を供給すると、押圧部24の内部のシリンダ24aが下方に駆動されることによって押圧軸25は下方に押圧され、それによって、皿バネ20に抗して上下移動軸21が下方に移動され、工具ホルダ23の支持端23aで保持された工具を外すことにより、次の工具の挿入が可能になるが、ここで、上下移動軸21が下方に移動した時に、空気流入孔27の流入口27aと圧搾空気流入孔26の第2の圧搾空気供給口26bから圧搾空気が供給され、この圧搾空気は圧搾空気流入孔26の流出口26aを通って上下移動軸21の空気流入孔27の流入口27aに入り、空気流入孔27から工具ホルダ23内に噴出され、工具ホルダ23内の塵埃を吹き飛ばすように構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成されたNCルータのヘッド4では、工具交換時に、第1の圧搾空気供給口24bから供給される圧搾空気の圧力と第2の圧搾空気供給口26bから供給される圧搾空気の圧力が異なるので、工具ホルダ23から工具を外すために、第1の圧搾空気供給口24bに接続される電磁弁と、工具ホルダ23内を清掃するために、第2の圧搾空気供給口26bに接続される電磁弁はそれぞれ異ならせる必要があり、そのため、構成が複雑になり、コストがかかるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、主軸モータによって回転される主軸の下部に装着された工具ホルダにドリルやカッター等の工具を装着し、前記主軸の中心に設けた上下移動軸を皿バネによって常に上方に付勢するように構成し、前記主軸の上部に装着した押圧部の第1の圧搾空気供給口から圧搾空気を供給することにより前記押圧部の押圧軸を下方に移動するとともに、前記上下移動軸を下方に移動し、前記工具ホルダに装着された前記工具を取り外すようにしたNCルータのヘッドにおいて、前記主軸の上部の前記押圧部の上部に押圧軸移動部を装着し、該押圧軸移動部に第2の圧搾空気供給口を装着し、前記押圧部に装着した前記押圧軸の長さ方向に形成した流通孔の連通する供給口を嵌合部材に形成し、前記流通孔を前記工具ホルダに導通するように形成し、前記第1の圧搾空気供給口から供給された圧搾空気で前記押圧軸を移動して、前記上下移動軸を下方に移動する時に、前記第2の圧搾空気供給口を前記押圧軸の前記流通孔を連通して、前記流通孔に圧搾空気を供給し、前記押圧軸から前記上下移動軸の前記流通孔に供給された圧搾空気を前記工具ホルダに噴出することにより、前記工具ホルダ内に入り込んだ塵埃を吹き飛ばすようにするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明では、主軸の上部に装着した押圧部の第1の圧搾空気供給口から圧搾空気を供給することにより、押圧部の押圧軸を移動して上下移動軸を下方に移動し、工具ホルダに装着された工具を取り外すようにするとともに、主軸の上部の押圧部の上部に装着した押圧軸移動部の側部に第2の圧搾空気供給口を装着し、押圧軸を下方に移動した時に、押圧軸の上部の嵌合部に形成した流通孔に第2の圧搾空気供給口から圧搾空気を供給して、押圧軸の流通孔から上下移動軸の流通孔に圧搾空気を供給し、この上部移動軸の流通孔から工具ホルダに圧搾空気を供給することにより、工具ホルダ内に入り込んだ塵埃を吹き飛ばすようにする。
【0009】
【実施例】
図1は本発明の1実施例のNCルータのヘッドの断面図で、4はヘッド、10は主軸、11はケース、12は上部の支持部、13はベアリング、14は下部の支持部、15、16はベアリング、17はステータ、18はロータ、20はバネ、21は上下移動軸、22はホルダ支持部、23は工具ホルダ、24は押圧部、25は押圧軸であり、これらの構成は上記従来例の構成と同じであるので、説明は省略するが、本実施例では、押圧部24の上部に押圧軸移動部28を形成し、この押圧軸移動部28内で押圧軸25の上部に押圧軸25と一体となった嵌合部材29が摺動可能に装着され、押圧軸移動部28と嵌合部材29の隙間28aに流入された空気を排出する空気排出口30が押圧軸移動部28に装着され、嵌合部材29の内側に空気流路29aが形成され、又、押圧軸25のほぼ中心に流通孔25aが形成され、嵌合部材29の流路29aの上側側部に流入口29bが形成され、押圧軸移動部28の側部に第2の圧搾空気流入口31が装着され、押圧軸25の下部に間隔を開けて設けられた上下移動軸21の中心に流通孔21aが形成され、この流路21aはホルダ支持部22から工具ホルダ23に連接されている。
【0010】
このように構成された本発明のNCルータのヘッドでは、従来例と同様に、押圧部24の第1の圧搾空気供給口24bから圧搾空気を流入すると、押圧部24のシリンダ24aが下方に移動して押圧軸25で上下移動軸21が下降すると、工具ホルダ23に装着された工具が取り外され、その時に、嵌合部材29の流入口29bが押圧軸移動部28の下方側部に装着された第2の圧搾空気供給口31と接続され、それによって、第2の圧搾空気供給口31より流入された圧搾空気は嵌合部材29の内部から押圧軸25の中心に設けられた空気孔25aを通って、上下移動軸21の流通孔21aからホルダ支持部22を通って、工具ホルダ23内に噴出され、工具ホルダ23内の塵埃を吹き飛ばし、次に装着された工具がスムーズに工具ホルダ23に装着されるようにする。
【0011】
本実施例では、このように、押圧部24の第1の圧搾空気供給口24bから供給された圧搾空気によって押圧軸25を移動し、この移動で上下移動軸21を移動して工具ホルダから工具を取り外すとともに、押圧軸25の移動によって嵌合部材29の流入口29bが第2の圧搾空気供給口31と接続され、この圧搾空気供給口31から流入された圧搾空気が工具ホルダ23内に噴出するように構成したので、従来例のように、2つの電磁弁を別々に動作する必要が無く、第1の圧搾空気供給口24から圧搾空気を供給することにより、自動的に、第2の圧搾空気供給口31からの圧搾空気が工具ホルダ23内に噴出されるので、1つの電磁弁を制御するだけで2つの動作を行わせることができる。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のNCルータのヘッドでは、押圧部の第1の圧搾空気供給口から供給された圧搾空気によって押圧軸を移動し、この移動で上下移動軸を移動して工具ホルダから工具を取り外すとともに、押圧軸の移動によって嵌合部材の流入口が第2の圧搾空気供給口と接続され、この圧搾空気供給口から流入された圧搾空気が工具ホルダ内に噴出するように構成したので、第1の圧搾空気供給口から圧搾空気を供給することにより、自動的に、第2の圧搾空気供給口からの圧搾空気が工具ホルダ内に噴出されるので、1つの電磁弁を制御するだけで2つの動作を行わせることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例のNCルータのヘッドの断面図である。
【図2】図2はNCルータの正面図である。
【図3】図3は図2のNCルータの平面図である。
【図4】図4は図2のNCルータの側面図である。
【図5】図5は従来のNCルータのヘッドの断面図である。
【符号の説明】
4 ヘッド
10 主軸
11 ケース
12 上部の支持部
13 ベアリング
14 下部の支持部
15、16 ベアリング
17 ステータ
18 ロータ
20 バネ
21 上下移動軸
22 ホルダ支持部
23 工具ホルダ
24 押圧部
24b 第1の圧搾空気供給口
25 押圧軸
28 押圧軸移動部
29 嵌合部材
30 圧搾空気供給口
31 第2の圧搾空気供給口
【発明の属する技術分野】
本発明は、工具ホルダから工具を取り外すときに、工具ホルダ内を清浄するようにしたNCルータのヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、図2、図3、図4に示すように、支持台1にの両側の支柱1aの上に装着された横梁2の前面に装着されたレール2aに沿ってヘッド構造体3が左右に移動するように支持され、又、ヘッド構造体3に複数のヘッド4(図では4個)が装着され、又、ヘッド4の側部に工具交換装置5及び工具マガジン6が装着され、この工具マガジン6に多数の工具7が装着され、さらに、ヘッド4の下部の支持台1の上に台座1bが装着され、この台座1bの上にレール8aが装着され、このレール8に係合されたベアリング8bはテーブル9に固着され、このテーブル9はヘッド4の前後に移動するように装着されたNCルータの加工装置を提案している。
【0003】
このNCルータの加工装置において、図5に示すように、ヘッド4は主軸10がケース11の上部に固着された支持部12でベアリング13により回転自在に支持され、又、ケース11の下部に固着された支持部14に装着されたベアリング15、16で回転自在に支持され、さらにケース11の内側に装着されたステータ17と主軸10に装着されたロータ18でモータが構成されて主軸10を回転するように構成されている。
【0004】
さらに、主軸10の内側の皿バネ20によって上下移動軸21が上方に付勢され、この上下移動軸21の下端にホルダ支持部22が形成され、このホルダ支持部22に工具ホルダ23の支持端23aを保持し、皿バネ20で上下移動軸21を上方に引くことにより、主軸10の内側のテーパー10aによってホルダ支持部22で工具ホルダ23の支持端23aを保持するように構成され、又、上下移動軸21の上部に押圧部24が装着され、この押圧部24の中心に押圧軸25が形成され、押圧軸25は押圧部24の内部に装着されたシリンダ24aが固着され、押圧部24の上部に第1の圧搾空気供給口24bが形成され、さらに、ケース11の外側に縦に圧搾空気流入孔26が形成され、この圧搾空気流入孔26の上部に第2の圧搾空気流入口26bが形成され、圧搾空気流入孔26の下部に流出口26aが形成され、この流出口26aはケース11の下方で横方向に形成され、この流出口26aは上下移動軸21に形成された空気流入孔27の流入口27aとずらして形成されている。
【0005】
このように構成された従来のNCルータの加工装置では、工具を交換する時に、押圧部24の第1の圧搾空気供給口24bから圧搾空気を供給すると、押圧部24の内部のシリンダ24aが下方に駆動されることによって押圧軸25は下方に押圧され、それによって、皿バネ20に抗して上下移動軸21が下方に移動され、工具ホルダ23の支持端23aで保持された工具を外すことにより、次の工具の挿入が可能になるが、ここで、上下移動軸21が下方に移動した時に、空気流入孔27の流入口27aと圧搾空気流入孔26の第2の圧搾空気供給口26bから圧搾空気が供給され、この圧搾空気は圧搾空気流入孔26の流出口26aを通って上下移動軸21の空気流入孔27の流入口27aに入り、空気流入孔27から工具ホルダ23内に噴出され、工具ホルダ23内の塵埃を吹き飛ばすように構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成されたNCルータのヘッド4では、工具交換時に、第1の圧搾空気供給口24bから供給される圧搾空気の圧力と第2の圧搾空気供給口26bから供給される圧搾空気の圧力が異なるので、工具ホルダ23から工具を外すために、第1の圧搾空気供給口24bに接続される電磁弁と、工具ホルダ23内を清掃するために、第2の圧搾空気供給口26bに接続される電磁弁はそれぞれ異ならせる必要があり、そのため、構成が複雑になり、コストがかかるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、主軸モータによって回転される主軸の下部に装着された工具ホルダにドリルやカッター等の工具を装着し、前記主軸の中心に設けた上下移動軸を皿バネによって常に上方に付勢するように構成し、前記主軸の上部に装着した押圧部の第1の圧搾空気供給口から圧搾空気を供給することにより前記押圧部の押圧軸を下方に移動するとともに、前記上下移動軸を下方に移動し、前記工具ホルダに装着された前記工具を取り外すようにしたNCルータのヘッドにおいて、前記主軸の上部の前記押圧部の上部に押圧軸移動部を装着し、該押圧軸移動部に第2の圧搾空気供給口を装着し、前記押圧部に装着した前記押圧軸の長さ方向に形成した流通孔の連通する供給口を嵌合部材に形成し、前記流通孔を前記工具ホルダに導通するように形成し、前記第1の圧搾空気供給口から供給された圧搾空気で前記押圧軸を移動して、前記上下移動軸を下方に移動する時に、前記第2の圧搾空気供給口を前記押圧軸の前記流通孔を連通して、前記流通孔に圧搾空気を供給し、前記押圧軸から前記上下移動軸の前記流通孔に供給された圧搾空気を前記工具ホルダに噴出することにより、前記工具ホルダ内に入り込んだ塵埃を吹き飛ばすようにするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明では、主軸の上部に装着した押圧部の第1の圧搾空気供給口から圧搾空気を供給することにより、押圧部の押圧軸を移動して上下移動軸を下方に移動し、工具ホルダに装着された工具を取り外すようにするとともに、主軸の上部の押圧部の上部に装着した押圧軸移動部の側部に第2の圧搾空気供給口を装着し、押圧軸を下方に移動した時に、押圧軸の上部の嵌合部に形成した流通孔に第2の圧搾空気供給口から圧搾空気を供給して、押圧軸の流通孔から上下移動軸の流通孔に圧搾空気を供給し、この上部移動軸の流通孔から工具ホルダに圧搾空気を供給することにより、工具ホルダ内に入り込んだ塵埃を吹き飛ばすようにする。
【0009】
【実施例】
図1は本発明の1実施例のNCルータのヘッドの断面図で、4はヘッド、10は主軸、11はケース、12は上部の支持部、13はベアリング、14は下部の支持部、15、16はベアリング、17はステータ、18はロータ、20はバネ、21は上下移動軸、22はホルダ支持部、23は工具ホルダ、24は押圧部、25は押圧軸であり、これらの構成は上記従来例の構成と同じであるので、説明は省略するが、本実施例では、押圧部24の上部に押圧軸移動部28を形成し、この押圧軸移動部28内で押圧軸25の上部に押圧軸25と一体となった嵌合部材29が摺動可能に装着され、押圧軸移動部28と嵌合部材29の隙間28aに流入された空気を排出する空気排出口30が押圧軸移動部28に装着され、嵌合部材29の内側に空気流路29aが形成され、又、押圧軸25のほぼ中心に流通孔25aが形成され、嵌合部材29の流路29aの上側側部に流入口29bが形成され、押圧軸移動部28の側部に第2の圧搾空気流入口31が装着され、押圧軸25の下部に間隔を開けて設けられた上下移動軸21の中心に流通孔21aが形成され、この流路21aはホルダ支持部22から工具ホルダ23に連接されている。
【0010】
このように構成された本発明のNCルータのヘッドでは、従来例と同様に、押圧部24の第1の圧搾空気供給口24bから圧搾空気を流入すると、押圧部24のシリンダ24aが下方に移動して押圧軸25で上下移動軸21が下降すると、工具ホルダ23に装着された工具が取り外され、その時に、嵌合部材29の流入口29bが押圧軸移動部28の下方側部に装着された第2の圧搾空気供給口31と接続され、それによって、第2の圧搾空気供給口31より流入された圧搾空気は嵌合部材29の内部から押圧軸25の中心に設けられた空気孔25aを通って、上下移動軸21の流通孔21aからホルダ支持部22を通って、工具ホルダ23内に噴出され、工具ホルダ23内の塵埃を吹き飛ばし、次に装着された工具がスムーズに工具ホルダ23に装着されるようにする。
【0011】
本実施例では、このように、押圧部24の第1の圧搾空気供給口24bから供給された圧搾空気によって押圧軸25を移動し、この移動で上下移動軸21を移動して工具ホルダから工具を取り外すとともに、押圧軸25の移動によって嵌合部材29の流入口29bが第2の圧搾空気供給口31と接続され、この圧搾空気供給口31から流入された圧搾空気が工具ホルダ23内に噴出するように構成したので、従来例のように、2つの電磁弁を別々に動作する必要が無く、第1の圧搾空気供給口24から圧搾空気を供給することにより、自動的に、第2の圧搾空気供給口31からの圧搾空気が工具ホルダ23内に噴出されるので、1つの電磁弁を制御するだけで2つの動作を行わせることができる。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のNCルータのヘッドでは、押圧部の第1の圧搾空気供給口から供給された圧搾空気によって押圧軸を移動し、この移動で上下移動軸を移動して工具ホルダから工具を取り外すとともに、押圧軸の移動によって嵌合部材の流入口が第2の圧搾空気供給口と接続され、この圧搾空気供給口から流入された圧搾空気が工具ホルダ内に噴出するように構成したので、第1の圧搾空気供給口から圧搾空気を供給することにより、自動的に、第2の圧搾空気供給口からの圧搾空気が工具ホルダ内に噴出されるので、1つの電磁弁を制御するだけで2つの動作を行わせることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例のNCルータのヘッドの断面図である。
【図2】図2はNCルータの正面図である。
【図3】図3は図2のNCルータの平面図である。
【図4】図4は図2のNCルータの側面図である。
【図5】図5は従来のNCルータのヘッドの断面図である。
【符号の説明】
4 ヘッド
10 主軸
11 ケース
12 上部の支持部
13 ベアリング
14 下部の支持部
15、16 ベアリング
17 ステータ
18 ロータ
20 バネ
21 上下移動軸
22 ホルダ支持部
23 工具ホルダ
24 押圧部
24b 第1の圧搾空気供給口
25 押圧軸
28 押圧軸移動部
29 嵌合部材
30 圧搾空気供給口
31 第2の圧搾空気供給口
Claims (1)
- 主軸モータによって回転される主軸の下部に装着された工具ホルダにドリルやカッター等の工具を装着し、前記主軸の中心に設けた上下移動軸を皿バネによって常に上方に付勢するように構成し、前記主軸の上部に装着した押圧部の第1の圧搾空気供給口から圧搾空気を供給することにより前記押圧部の押圧軸を下方に移動するとともに、前記上下移動軸を下方に移動し、前記工具ホルダに装着された前記工具を取り外すようにしたNCルータのヘッドにおいて、前記主軸の上部の前記押圧部の上部に押圧軸移動部を装着し、該押圧軸移動部に第2の圧搾空気供給口を装着し、前記押圧部に装着した前記押圧軸の長さ方向に形成した流通孔の連通する供給口を嵌合部材に形成し、前記流通孔を前記工具ホルダに導通するように形成し、前記第1の圧搾空気供給口から供給された圧搾空気で前記押圧軸を移動して、前記上下移動軸を下方に移動する時に、前記第2の圧搾空気供給口を前記押圧軸の前記流通孔を連通して、前記流通孔に圧搾空気を供給し、前記押圧軸から前記上下移動軸の前記流通孔に供給された圧搾空気を前記工具ホルダに噴出することにより、前記工具ホルダ内に入り込んだ塵埃を吹き飛ばすようにすることを特徴とするNCルータのヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003199304A JP2005035135A (ja) | 2003-07-18 | 2003-07-18 | Ncルータのヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003199304A JP2005035135A (ja) | 2003-07-18 | 2003-07-18 | Ncルータのヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005035135A true JP2005035135A (ja) | 2005-02-10 |
Family
ID=34208800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003199304A Pending JP2005035135A (ja) | 2003-07-18 | 2003-07-18 | Ncルータのヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005035135A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010173018A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Honda Motor Co Ltd | 部品取付けロボット及び部品取付け装置 |
CN112659267A (zh) * | 2020-12-07 | 2021-04-16 | 贺燕花 | 一种空心木板切割夹持机构 |
CN112720736A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-04-30 | 佛山市顺德区锐诺数控设备有限公司 | 智能全自动数控开槽机 |
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CN115503057A (zh) * | 2022-09-19 | 2022-12-23 | 临沂凯璞家具有限公司 | 一种木工用单轴立式精密铣床 |
-
2003
- 2003-07-18 JP JP2003199304A patent/JP2005035135A/ja active Pending
Cited By (5)
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