JP2005034767A - 電解水生成装置 - Google Patents

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喜則 紙谷
Motohiro Kawachi
基宏 河地
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Abstract

【課題】有隔膜電解槽10における各電解室R1,R2の極性の反転に対応して、各電解室R1,R2と各流出管路41,42との接続を切替える切替弁20aを有する切替弁機構20を備える電解水生成装置において、切替弁機構20の耐久性を向上させる。
【解決手段】切替弁機構20の切替弁20aは、バルブハウジング21内に、モータ駆動により回転動作してバルブハウジング21に設けた一対の流入ポートと一対の流出ポートの連通状態を切替えるインペラ22を備えるもので、バルブハウジング21内に滞留水が常時存在する位置に配置することにより、バルブハウジング21内の乾燥雰囲気の発生を防止し、乾燥雰囲気の発生に起因するインペラ22のバルブハウジング21に対する高い密着性およびスケールの強固な付着を防止し、切替弁機構20の耐久性の向上を図る。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電解水生成装置に関する。
電解水生成装置の一形式として、隔膜にて区画された一対の電解室の極性が反転可能な有隔膜電解槽と、同有隔膜電解槽の各電解室に接続されてこれら各電解室で生成される各電解生成水を所定の場所へ流出させる一対の流出管路と、これら両流出管路と前記有隔膜電解槽の各電解室間に介装されこれら各電解室の極性の反転に応じてこれら各電解室と前記各流出管路の接続状態を切替えて反転すべく機能する切替弁機構を備えてなる形式の電解水生成装置がある(特許文献1参照)。
当該形式の電解水生成装置においては、前記切替弁機構を構成する切替弁として、一般に、一対の流入ポートと一対の流出ポートを有するバルブハウジングと、バルブハウジング内にて回転可能に支持されてモータの駆動により回転動作するインペラを備えるインペラ式の四方切替弁が採用されている。当該切替弁機構においては、モータを駆動することによって、各電解室に接続されている各流入ポートと各流出管路に接続されている各流出ポートとの連通状態を切替えて反転すべく機能する。
特開平9−75940号公報
ところで、当該形式の切替弁機構においては、切替弁を構成するインペラとしては、ゴム材料の成形体であるインペラや、軟質の基材の表面をゴムにて被覆してなるインペラが採用されている。かかる構成のインペラは、電解水生成装置の電解運転が停止されていて、バルブハウジング内が水の存在しない乾燥雰囲気になっている場合、この乾燥雰囲気が長期間にわたったり高温状態になると、インペラのバルブハウジングの内周に対する密着度合いが強くなる。このため、当該電解水生成装置の電解運転を開始して、切替弁機構の切替弁を動作させる場合には、インペラの動作に大きな負荷を生じさせることになってモータの駆動トルクが高くなり、モータの駆動トルクが高くなって、切替弁機構の耐久性に大きな影響を及ぼすことになる。
また、当該形式の切替弁機構においては、当該電解水生成装置の電解運転時には、切替弁のバルブハウジング内には、陽極側電解室で生成される酸性水(電解生成酸性水)および陰極側電解室で生成されるアルカリ性水(電解水生成アルカリ性水)が同時に流通する。電解生成アルカリ性水にはカルシウム成分が含有し、含有するるカルシウム成分は大気中の炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムを生成する。生成された炭酸カルシウム(スケール)は、切替弁のバルブハウジングの内周面やインペラの表面に付着する。これらの面に付着するスケールは、電解運転中は、バルブハウジング内を流通する各電解生成水により洗い流されるが、当該電解水生成装置の電解運転が停止されて、バルブハウジング内が水の存在しない乾燥雰囲気になると、スケールはバルブハウジングの内周面やインペラの表面に強固に付着することになる。このため、当該電解水生成装置の電解運転を開始して、切替弁機構の切替弁を動作させる場合には、インペラの動作に大きな負荷を生じさせることになってモータの駆動トルクが高くなり、切替弁機構の耐久性に大きな影響を及ぼすことになる。
従って、本発明の目的は、上記した各問題に対処するもので、これらの各問題に対処することによって、切替弁機構の耐久性を大きく向上させることにある。
本発明は、電解水生成装置に関する。本発明が適用対象とする電解水生成装置は、隔膜にて区画された一対の電解室の極性が反転可能な有隔膜電解槽と、同有隔膜電解槽の各電解室に接続されて同各電解室で生成される各電解生成水を所定の場所へ流出させる一対の流出管路と、これら両流出管路と前記有隔膜電解槽の各電解室間に介装されこれら各電解室の極性の反転に応じてこれら各電解室と前記各流出管路の接続状態を切替えて反転すべく機能する切替弁機構を備える形式の電解水生成装置である。
本発明に係る電解水生成装置は、上記した形式の電解水生成装置であって、前記切替弁機構を構成する切替弁として、バルブハウジング内に収容されているインペラをモータ駆動による回転によって一対の流入ポートと一対の流出ポートの連通状態を切替えて反転すべく機能するインペラ式の四方切替弁を採用しているものであり、前記切替弁機構を、前記四方切替弁のバルブハウジング内に滞留水が常時存在する位置に配置していることを特徴とするものである。
本発明に係る電解水生成装置においては、前記四方切替弁の各流出ポートに接続されている各流出管路が同四方切替弁より上方へ延出する構成とすることができ、また、前記四方切替弁を構成するバルブハウジングを、前記両流出ポートが前記両流入ポートに比較して上方の部位に位置する構成とするとができる。
本発明に係る電解水生成装置においては、切替弁機構の配置関係、および/または、切替弁を構成するバルブハウジングの構造から、バルブハウジング内に滞留水が常時存在するように配慮している。このため、当該電解水生成装置の電解運転が停止している場合でも、バルブハウジング内は、水が存在しないことに起因して乾燥雰囲気になるようなことがない。また、電解生成アルカリ性水から析出するカルシウム成分等が切替弁のバルブハウジングの内周面やインペラの表面へ強固に付着することが防止される。
このため、切替弁を構成するインペラがバルブハウジングの内周面に強く密着することがなくて、当該電解水生成装置の電解運転を開始して、切替弁機構の切替弁を動作させる場合においても、インペラの動作に大きな負荷はないとともに、当該負荷に起因してモータの駆動トルクが高くなることはない。従って、本発明に係る電解水生成装置によれば、切替弁機構の耐久性を大きく向上させることができる。
本発明は、電解水生成装置に関するものである。図1には、本発明の一実施形態に係る電解水生成装置を概略的に示している。当該電解水生成装置は、有隔膜電解槽10と切替弁機構20を主要構成部品とするもので、これらの構成部品10,20と、被電解水の調製機構30、および、一対の貯留タンク40a,40bによって構成されている。
当該電解水生成装置は、被電解水である希薄食塩水を有隔膜電解して電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水を生成し、生成された電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水をそれぞれ専用の貯留タンク40a,40bに一旦貯留する形式のものである。当該電解水生成装置においては、調製機構30で被電解水を調製するもので、被電解水は、原液調製タンク31にて調製された飽和に近い高濃度の食塩水を原液とし、かつ、水源から供給される水道水等を原水とし、これらの原液および原水を被電解水の調製タンク32に供給することにより調製される。当該電解水生成装置においては、電解運転時には、被電解水の調製機構30の調製タンク32から被電解水を有隔膜電解槽10に供給して、被電解水を有隔膜電解槽10にて有隔膜電解する。
当該有隔膜電解槽10は、槽本体11と、槽本体11内を左右一対の区画室に分割する隔膜12と、各区画室に配置された一対の電極13a,13bとにより構成されていて、各区画室が一対の電解室R1,R2に形成されている。有隔膜電解槽10においては、電解運転時には、直流電源から各電極13a,13bに所定電圧が印加されるが、電解運転が所定時間経過する毎に、各電極13a,13bに対する印加電圧の極性が切替えられて、各電極13a,13bの極性が所定時間経過毎に反転するように制御される。従って、当該有隔膜電解槽10においては、電解室R1は所定時間経過する毎に、陽極側電解室から陰極側電解室、および、陰極側電解室から陽極側電解室に切替えられ、また、電解室R2は所定時間経過する毎に、陰極側電解室から陽極側電解室に、および、陽極側電解室から陰極側電解室に切替えられる。
当該電解水生成装置の電解運転時には、有隔膜電解槽10においては、陽極側電解室にて電解生成酸性水が生成され、かつ、陰極側電解室にて電解生成アルカリ性水が生成される。この場合、電解室R1で生成される電解生成水は、例えば、所定時間経過する毎に、電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水に交互に変換され、電解室R2で生成される電解生成水は、所定時間経過する毎に、電解生成アルカリ性水および電解生成酸性水に交互に変換される。
当該電解水生成装置においては、有隔膜電解槽10にて生成される電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水を、それぞれ専用の貯留タンク40a,40bに一旦貯留し、必要時に、各電解生成水を各貯留タンク40a,40bから必要量だけ抽出して利用者に供給する方式を採っている。このため、各貯留タンク40a,40bに各電解生成水を供給するための各流出管路41,42と有隔膜電解槽10の各電解室R1,R2との接続状態を、各電解室R1,R2の極性の反転に応じて切替える必要がある。当該電解水生成装置においては、これに対処すべく、図2および図3に示す切替弁機構20を採用している。
図2は、切替弁機構20の側面図であり、図3は切替弁機構20の一部縦断正面図である。当該切替弁機構20は、切替弁20a、駆動機構20bおよびセンサ機構20cにて構成されている。切替弁20aは、バルブハウジング21およびインペラ22にて構成されている。
バルブハウジング21は合成樹脂製のものであり、図2、図3および図4(a)に示すように、円筒状の筒状本体21aと、筒状本体21aの一側壁に形成されている一対の第1,第2流入ポート21b,21c、および、一対の第1,第2流出ポート21d,21eを備えている。第1,第2流入ポート21b,21cは、筒状本体21aの中心を通る水平線上にて、周方向に180度離間した状態で位置して、筒状本体21a内(バルブハウジング21内)に連通している。また、第1,第2流出ポート21d,21eは、筒状本体21aの中心を通る垂直線上にて、周方向に180度離間した状態で位置して、筒状本体21a内(バルブハウジング21内)に連通している。バルブハウジング21は、有隔膜電解槽10の外壁に設けた取付ブラケット20dに取付けられて、有隔膜電解槽10の上方部位の一側に位置している。
インペラ22はゴム製のものであり、図3および図4(a)に示すように、軸本体22aと、軸本体22aの外周に周方向に180度離間した状態で位置する一対のベーン部22b,22cを備えている。インペラ22は、バルブハウジング21内で同心的に支持されている回転軸23の外周に嵌着されていて、回転軸23と一体回転可能になっている。この状態で、各ベーン部22b,22cは、図4(a)に示すように、湾曲した状態でバルブハウジング21の内周面側に延びていて、各先端面がバルブハウジング21の内周面に弾撥的に当接して、バルブハウジング21の内周面に対して摺動可能になっている。回転軸23の外周には、後述するセンサ機構20cを構成する一対の第1,第2カムが一体的に形成されている。
駆動機構20bは、電動モータ24、および、ギヤボックス25内に収容した減速ギヤ列25aからなるもので、減速ギヤ列25aの出力軸が回転軸23に動力伝達可能に連結している。これにより、電動モータ24は回転軸23に動力伝達可能に連結し、駆動時には、インペラ22を回転動作させる。
センサ機構20cは、回転軸23の外周に一体的に設けた一対の第1,第2カム部材26a,26bと、取付ブラケット20dに取付けた一対の第1,第2スイッチ27a,27bにて構成されている。図4(b),(c)には、これら両カム部材26a,26bを示している。第1カム部材26aは円板状のもので、その外周には、周方向に互いに90度離間して形成された4個の凹状のカム部26a1を備えている。また、第2カム部材26bは円板状のもので、その外周には、周方向に互いに180度離間して形成された2個の凹状のカム部26a1を備えている。第1スイッチ27aは,第1カム部材26aの外周に弾撥的に当接して90度スイッチに構成されている。また、第2スイッチ27bは,第2カム部材26bの外周に弾撥的に当接して、180度スイッチに構成されている。
第1,第2スイッチ27a,27bは、第1,第2カム部材26a,26bの外周(非カム部)に当接している場合にはオン状態にあり、第1,第2カム部材26a,26bのカム部26a1,26b1に達するとオフ状態になる。第1,第2スイッチ27a,27bは、各カム部材26a,26bの回転角(インペラ22の回転角)とオンオフ状態との関係を、図5のタイムチャートに示す状態としている。当該タイムチャートのインペラ回転角で示す状態は、第1状態とはインペラ22が図4(a)の実線で示す状態を意味し、第2状態とはインペラ22が図4(a)の2点鎖線で示す状態を意味する。従って、当該電解水生成装置においては、切替弁20aが第1状態にある場合には、第1流入ポート21bと第1流出ポート21dが連通し、かつ、第2流入ポート21cと第2流出ポート21eが連通する。また、切替弁20aが第2状態にある場合には、第1流入ポート21bと第2流出ポート21eが連通し、かつ、第2流入ポート21cと第1流出ポート21dが連通する。
しかして、当該切替弁機構20においては、有隔膜電解槽10の各電解室R1,R2と切替弁20aを接続する各流入管路14,15は、切替弁20aにおける第1,第2流入ポート21b,21cに接続されている。また、各貯留タンク40a,40bと切替弁20aを接続する各流出管路41,42は、切替弁20aにおける第1,第2流出ポート21d,21eに接続されている。各流出管路41,42は、かかる接続状態においては、切替弁20aのバルブハウジング21aより上方に延出されて、各貯留タンク40a,40bに達している。各流出管路41,42のかかる配管構造では、バルブハウジング21内は電解生成水が常時滞留した状態になる。
このように構成した当該電解水生成装置においては、例えば、電解運転の開始時には、切替弁20aのインペラ22は図4(a)の実線で示す第1状態にある。また、有隔膜電解槽10の電解室R1は陽極側電解室となっており、かつ、電解室R2は陰極側電解室となっている。このため、被電解水の調製機構30を構成する調製タンク32から被電解水が有隔膜電解槽10の各電解室R1,R2に供給されると、陽極側電解室である電解室R1では電解生成酸性水が生成され、陰極側電解室である電解室R2では電解生成アルカリ性水が生成される。
電解室R1で生成された電解生成酸性水は、切替弁20aの第1流入ポート21bを通してバルブハウジング21内に流入し、第1流出ポート21dを通してバルブハウジング21から第1流出管路41に流入し、第1流出管路41を通って第1貯留タンク40aに供給される。また、電解室R2で生成された電解生成アルカリ性水は、切替弁20aの第2流入ポート21cを通してバルブハウジング21内に流入し、第2流出ポート21eを通してバルブハウジング21から第2流出管路42に流入し、第2流出管路42を通って第2貯留タンク40bに供給される。
当該電解水生成装置では、電解運転が所定時間経過した時点で、電解室R1は陰極側電解室に、電解室R2は陽極側電解室に切替えられて反転する。この反転に対応して、切替弁機構20の電動モータ24が所定時間駆動し、切替弁20aのインペラ22を図4(a)の2点鎖線で示す第2状態とする。このため、その後の電解運転では、有隔膜電解槽10の各電解室R1,R2に供給される被電解水は、陽極側電解室である電解室R2は電解生成酸性水が生成され、陰極側電解室である電解室R1では電解生成アルカリ性水が生成される。
電解室R1で生成された電解生成アルカリ性水は、切替弁20aの第1流入ポート21bを通してバルブハウジング21内に流入し、第2流出ポート21eを通してバルブハウジング21から第2流出管路42に流入し、第2流出管路42を通って第2貯留タンク40bに供給される。また、電解室R2で生成された電解生成酸性水は、切替弁20aの第2流入ポート21cを通してバルブハウジング21内に流入し、第1流出ポート21dを通してバルブハウジング21から第1流出管路41に流入し、第1流出管路41を通って第1貯留タンク40aに供給される。
当該電解水生成装置では、電解運転の継続中、切替弁20aが所定時間毎に第1状態と第2状態に反転され、極性が反転される各電解室R1,R2で生成される電解生成酸性水と電解生成アルカリ性水は、専用の流出管路41,42を使用して専用の貯留タンク40a,40bに的確に供給される。
ところで、当該形式の電解水生成装置においては、電解運転を中断した場合には、切替弁20aのバルブハウジング21内は水が存在しない乾燥状態をなる場合がある。バルブハウジング21内が乾燥雰囲気を呈して、インペラ22がバルブハウジング21の内周面に強く密着し、また、電解生成アルカリ性水中から析出してインペラ22の表面やバルブハウジング21の内周面に付着しているカルシウム成分等が強固に固着する。これらの状態が発生すると、電解運転を再開して、切替弁機構20の切替弁20aを動作させる場合、電動モータ24の駆動トルクが高くなって、切替弁機構20の耐久性に大きく影響を及ぼすことになり、かつ、カルシウム成分等の付着に起因してインペラ22の動作に大きな負荷が生じて、切替弁機構20の耐久性に大きく影響を及ぼすことになる。
これに対処すべく、当該電解水生成装置においては、切替弁20aの各流出ポート21d,21eに接続している各流出管路41,42を、切替弁20aのバルブハウジング21より上方に延出して、電解運転の中断または停止している間も、バルブハウジング21内に滞留水が常時存在し得るようにして、バルブハウジング21内の乾燥雰囲気の発生を防止している。
このため、当該電解水生成装置においては、切替弁20aを構成するインペラ22がバルブハウジング21の内周面に強く密着することがなくて、当該電解水生成装置の電解運転を再開して、切替弁機構20の切替弁20aを動作させる場合でも、電動モータ24の駆動トルクが高くなることはなく、切替弁機構20の耐久性に及ぼす影響を防止することができるとともに、カルシウム成分等の強固な付着に起因するインペラ22の動作に大きな負荷を生じさせることがなく、切替弁機構20の耐久性に及ぼす影響を防止することができる。従って、当該電解水生成装置によれば、切替弁機構20の耐久性を大きく向上させることができる。
なお、当該電解水生成装置においては、電解運転の中断および停止方法によって、バルブハウジング21内に滞留する滞留水を、電解生成水、被電解水、原水に変更することができる。例えば、当該電解水生成装置の電解運転を単に中断した状態では、バルブハウジング21内には電解生成水が滞留することになる。また、当該電解水生成装置の電解運転を停止する場合に、電解室R1,R2の各電極13a,13bへの通電を停止した後に被電解水の電解室R1,R2への供給を停止する方法を採れば、バルブハウジング21内には被電解水が滞留することになる。この場合には、滞留水が電解生成水であることによるpHに起因する流水経路に及ぼす悪影響を防止することができる。また、当該電解水生成装置の電解運転を停止する場合に、電解室R1,R2の各電極13a,13bへの通電を停止した後に被電解水の電解室R1,R2への供給を停止し、その後、原水を電解室R1,R2へ供給するようして停止する方法を採れば、バルブハウジング21内には原水が滞留することになる。この場合には、滞留水が電解生成水や被電解水であることによる流水経路に及ぼす悪影響を防止することができる。
本発明に係る電解水生成装置の一実施形態を概略的に示す全体構成図である。 同電解水生成装置で採用している切替弁機構の一側面図である。 同切替弁機構の一部縦断正面図である。 同切替弁機構の図3における3−3線に沿う断面図(a)、同切替弁機構のセンサ機構を構成する一対のカム部材の左側面図(b)、および、同カム部材の右側面図(c)である。 同センサ機構を構成する一対のスイッチのオンオフ状態、および、これに対応する切替弁を構成するインペラの回転状態の経時的変動を示すタイムチャートである。
符号の説明
10…有隔膜電解槽、11…槽本体、12…隔膜、13a,13b…電極、14,15…流入管路、R1,R2…電解室、20…切替弁機構、20a…弁機構、20b…駆動機構、20c…センサ機構、20d…取付ブラケット、21…バルブハウジング、21a…筒状本体、21b,21c…流入ポート、21d,21e…流出ポート、22…インペラ、22a…軸本体、22b,22c…ベーン部、23…回転軸、24…電動モータ、25…ギヤボックス、25a…減速ギヤ列、26a,26b…2カム部材、26a1,26b1…カム部、27a…90度スイッチ,27b…180度スイッチ、30…被電解水の調製機構、31…原液調製タンク、32…被電解水の調製タンク、40a,40b…貯留タンク、41,42…流出管路。

Claims (4)

  1. 隔膜にて区画された一対の電解室の極性が反転可能な有隔膜電解槽と、同有隔膜電解槽の各電解室に接続されてこれら各電解室で生成される各電解生成水を所定の場所へ流出させる一対の流出管路と、これら両流出管路と前記有隔膜電解槽の各電解室間に介装されこれら各電解室の極性の反転に応じてこれら各電解室と前記各流出管路の接続状態を切替えて反転すべく機能する切替弁機構を備え、同切替弁機構を構成する切替弁として、バルブハウジング内に収容されているインペラをモータ駆動による回転によって一対の流入ポートと一対の流出ポートの連通状態を切替えて反転すべく機能するインペラ式の四方切替弁を採用してなる電解水生成装置であり、前記切替弁機構は、同切替弁機構を構成する前記四方切替弁のバルブハウジング内に滞留水が常時存在する位置に配置されていることを特徴とする電解水生成装置。
  2. 請求項1に記載の電解水生成装置において、前記四方切替弁の各流出ポートに接続されている各流出管路は、同四方切替弁より上方へ延出されていることを特徴とする電解水生成装置。
  3. 請求項1または2に記載の電解水生成装置において、前記四方切替弁を構成するバルブハウジングは、前記両流出ポートが前記両流入ポートに比較して上方の部位に位置していることを特徴とする電解水生成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電解水生成装置において、前記バルブハウジング内に存在する滞留水は、有隔膜電解槽の各電解室から流出する電解生成水、被電解水、または、被電解水の原水であることを特徴とする電解水生成装置。
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KR100844394B1 (ko) 2007-05-11 2008-07-07 주식회사 알카메디 극성 자동 전환에 따른 전해조의 유로전환장치

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