JP2005034728A - 局所排気装置及び水壁ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルタ交換を必要とすることなく塗装作業等で生じたミストをある程度除去しながら排気できる。
【解決手段】局所排気装置1は、前後に開口した風洞を形成する本体2内に、防爆構造を備えた換気扇3、水壁ユニット15を配置し、本体12を防爆構造に要求される所定の高さに台車25で支持する。水壁ユニット15は、循環ポンプ24により貯水タンク22に貯留している水を汲み上げて給水タンク20に供給し、給水タンク20から水を繊維ロック材18に供給し、通気性を確保しながら繊維ロック等をある程度除去する。
【選択図】 図1
【解決手段】局所排気装置1は、前後に開口した風洞を形成する本体2内に、防爆構造を備えた換気扇3、水壁ユニット15を配置し、本体12を防爆構造に要求される所定の高さに台車25で支持する。水壁ユニット15は、循環ポンプ24により貯水タンク22に貯留している水を汲み上げて給水タンク20に供給し、給水タンク20から水を繊維ロック材18に供給し、通気性を確保しながら繊維ロック等をある程度除去する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、作業場所に移動配置して塗装作業等で生じたミストを吸引して排気する防爆型の局所排気装置及び水壁ユニットに関する。
従来、自動車などの塗装ブースにあっては、例えば作業区画の周囲を水壁で仕切とる共に水壁内側の天井部に吸気ダクトを開口して内部の空気を吸引し、水壁に当たった上方に向う空気の流れを作り出し、塗装作業で生じたミストを水壁で洗い流して除去すると共に、ダクトで吸い込んで排出させるという大掛かりな設備を使用している。
このような塗装設備にあっては、本来は車両を対象に塗装作業を行うものであるが、自動車の板金部品などの比較的小型のものを塗装する簡単な作業をする場合もあり、その場合にも水壁を形成してダクトから空気を吸い出すように設備運転をしなければならず、過剰な設備運転となる問題がある。
そこで簡易的な塗装作業の際には、市販の運搬型の排気装置を使用して塗装作業で生じたミストを排気することが考えられる。
特開平9−103723号公報
特開2002−273290号公報
特開平9−79633号公報
しかしながら、従来の運搬型の排気装置は、吸い込んだ空気をそのまま外部に排気するだけの装置であり、塗装作業で生じたミストがそのまま外部に排出されてしまい、環境問題を引き起こしかねない。
これを解消するためには排気装置にフィルタを装着すれば、それなりの効果は期待できるが、通常のフィルタでは塗装ミストの付着により短時間で目詰まりを起こし、かなりの頻度でフィルタ交換が必要になるという問題がある。またミストの除去効果を高めるために密度の高いフィルタを使用すると、その分、損失が増大して排気性能が低下し、これを補うためは、強力な排気扇を必要とし、大幅なコストアップを招く問題がある。
本発明は、フィルタ交換を必要とすることなく塗装作業等で生じたミストをある程度除去しながら排気できる防爆型で且つ移動式の局所排気装置及び水壁ユニットを提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明の局所排気装置は、前後に開口した風洞を形成する本体と、本体内に配置された防爆構造を備えた換気扇と、換気扇の排気側に配置された水壁ユニットと、本体を防爆構造に要求される所定の高さに支持する台車とを備え、更に、水壁ユニットは、板状に成形された繊維ロック材と、繊維ロック材を着脱自在に支持するフレームと、フレームの上部に配置され、通気性を確保しながら繊維ロック材内を略均一に自然流下するように水を供給する給水タンクと、繊維ロック材を通って流下した水を集めて貯留する貯水タンクと、貯水タンクに貯留している水を汲み上げて給水タンクに供給する循環ポンプとを備えたことを特徴とする。
このような本発明の局所排気装置にあっては、塗装作業で生じた可燃性のミストに対しては、モータ付きの換気扇を防爆構造にすると同時に換気扇を内蔵した本体を防爆設備に要求される床面から60センチメートル以上という高さに台車により支持することで、可燃性の塗料のミストを安全に排気することができる。また水溶性塗料を使用した塗装作業であっても、ガソリンスタンドなどの危険物を取り扱う場所での塗装作業においても、同様に、塗装作業で生じたミストを安全に排気することができる。
また本発明は、換気扇の排気側に、給水タンクから水を繊維ロック材に均一に自然流下させる水壁ユニットを配置したことで、繊維ロック材の内部の繊維に沿って水がランダムに流れ落ちている隙間を通ってミストを含む空気が通過する際に、ミストが水壁に衝突して洗い落とされることで除去され、そのまま排気した場合に比べ、ある程度の除去効果が期待でき、特に、臭いは十分に低減できる。
また水壁ユニットに使用している繊維ロック材には、常時、水を流しているため、塗装ミストは繊維ロック材に留まることなく洗い流されており、従来のフィルタのような目詰まりに伴う交換作業は不要であり、かなりの長期間に渡り繊維ロック材を交換することなく使用できる。
本発明の局所排気装置に於いて、給水タンクは、繊維ロック材の上端に接する長手方向の底面に複数の給水穴を設けている。この場合、給水タンクの底面に設けた給水穴は、中央部の穴間隔に対し外側の穴間隔を狭くしたことを特徴とする。このような給水穴の配置によって、繊維ロック材の内部を水が略均一に流れ落ちていくことが確認されている。
また本発明の局所排気装置に於いて、貯水タンクは、循環ポンプを埋没するに十分な量の水を貯留する。これにより循環ポンプは完全に水の中に入っているため、循環ポンプを防爆構造としなくとも、防爆対策が図られる。更に貯水タンクは、水壁ユニットの下部に形成された貯水室に収納された水コンテナとしてもよい。
更に、本発明の局所排気装置は、必要に応じて繊維ロック材を複数段配置するようにしても良い。繊維ロック材の段数を増加させれば、その分、塗装ミストの除去効果を高めることが出来る。
本発明による局所排気装置の別の形態にあっては、前後に開口した風洞を形成する本体と、本体内に配置された防爆構造を備えた換気扇と、換気扇の排気側に配置された水壁ユニットと、本体を防爆構造に要求される所定の高さに支持する台車とを備える点は同じであるが、水壁ユニットとして、所定間隔を離して着脱自在に配置され、板状に成形された一対の繊維ロック材と、一対の繊維ロック材の間の空間上部に配置され、ノズルからの水噴霧によりシャワースクリーンを形成するノズルユニットと、ノズルユニットから噴霧された水を集めて貯留する貯水タンクと、貯水タンクに貯留している水を汲み上げてノズルユニットに加圧供給する循環ポンプとを備えたことを特徴とする。このように2枚の繊維ロック材で仕切られた空間にノズルユニットによる水噴霧でシャワースクリーンを形成することで、シャワースクリーンを通過する気流中の塗装ミストを効率良く洗い落とし、除去効果を更に高めることができる。
本発明は、局所排気装置に使用される水壁ユニットそのものを提供する。この水壁ユニットは、板状に成形された繊維ロック材と、繊維ロック材を着脱自在に支持するフレームと、フレーム上部に配置され、通気性を確保しながら繊維ロック材内を略均一に自然流下するように水を供給する給水タンクと、繊維ロック材を通って流下した水を集めて貯留する貯水タンクと、貯水タンクに貯留している水を汲み上げて前記給水タンクに供給する循環ポンプとを備えたことを特徴とする。この水壁ユニットの詳細は、局所排気装置の場合と同じになる。
また本発明による水壁ユニットの他の形態として、所定間隔を離して着脱自在に配置され、板状に成形された一対の繊維ロック材と、一対の繊維ロック材の間の空間上部に配置され、ノズルからの水噴霧によりシャワースクリーンを形成するノズルユニットと、ノズルユニットから噴霧された水を集めて貯留する貯水タンクと、貯水タンクに貯留している水を汲み上げて前記ノズルユニットに加圧供給する循環ポンプとを備えたものとしても良い。
以上説明してきたように本発明によれば、モータ付換気扇を防爆構造とすると同時に、換気扇を内蔵した本体を防爆設備に要求される規定の床面からの高さ以上とするように台車により支持したことで、可燃性塗料の塗装作業で生じたミストの排気はもちろんのこと、ガソリンスタンドなどの危険物を取り扱う場所での塗装作業で生じたミストを安全に効率良く排気することができる。
また本発明の局所排気装置にあっては、防爆型換気扇の排気側に給水タンクからの水を繊維ロック材に均一に自然流下させる水壁ユニットを配置したことで、排出空気の流出経路に多孔性の水膜を形成し、排気空気に含まれるミストを水膜により洗い落とすことで、そのまま排気した場合に比べ、ある程度の除去効果が期待でき、特に臭いなどは十分に低減することができる。
更に、水壁ユニットに使用している繊維ロック材には常時、水を自然流下させているため、塗装ミストは繊維ロック材に留まることなく洗い流されており、通常のフィルタのような目詰まりに伴う交換作業は不要であり、水壁ユニットに入れている水が汚れたら交換するだけで良く、実質的には繊維ロック材を交換することなく、かなりの長期間に亘ってそのまま使用することができ、ランニングコストを大幅に低減することができる。
図1は、本発明による局所排気装置の実施形態を一部断面で示した説明図であり、図2に吸込み側から見た説明図を、また図3に排気側から見て一部断面とした説明図を示している。
図1において、本発明の局所排気装置1は前後に開口して風洞を形成する箱型の本体2を有し、本体2の内部に防爆型換気扇3を設けている。防爆型換気扇3はモータユニット4とファン5で構成され、モータユニット4に対してはコンセント6が、ケーブル8、スイッチボックス10及び防爆コンジット9を介して接続される。
本体2の左側となる吸入側には吸込口フード11が取り付けられ、吸込口には吸込エレメント12が着脱自在に設けられている。吸込エレメント12としては、表側に保護用の金網を配置し、内側に防塵フィルタを配置したものを使用している。
この吸込エレメント12を備えた吸込口フード11は、図2の吸込側から見た説明図のように、本体2に対しヒンジ11bにより回動自在に装着され、使用状態にあってはロックナット11aで固定されている。このため、吸込エレメント12に使用している防塵フィルタを交換するような場合には、図4のように、ロックナット11aを外し、ヒンジ11bを中心に11’のように回動することで、吸込エレメント12の防塵フィルタの清掃、交換などができる。
再び図1を参照するに、本体2は台車25により移動自在に支持されている。台車25は台車フレーム26の下部に車輪付きのキャスター27を取り付けており、台車フレーム26によって床面35から本体2の中心、即ち防爆型換気扇3の中心線までの高さHを、防爆構造に要求される規定高さ以上としており、この実施形態にあってはH=60cmを確保している。
このような台車25による本体2の防爆構造に必要な高さHの確保、及び本体2内に設けた防爆型換気扇3を含む防爆構造により、本発明の局所排気装置はガソリンスタンドなどの可燃物取扱い場所での塗装作業などにおける局所排気に安全に使用することができる。
本体2に設けた防爆型換気扇3の排気側には水壁ユニット15が設けられる。水壁ユニット15は、その両側に排気エレメント13,14を配置している。排気口に設けている排気エレメント14は、図3に一部断面で示すように、金網14aの内側に防塵フィルタ14bを設けている。
この排気エレメント14も、本体2に対しヒンジ34で回動自在に取り付けられており、使用状態にあってはロックナット33で固定されている。したがって、排気エレメント14の防塵フィルタ14bの清掃、交換などの際には、図4に示すようにヒンジ34を中心に14’のように開くことができる。
更に図4から明らかなように、水壁ユニット15についても、本体2に対しヒンジ35により回動自在に装着されており、ヒンジ35の反対側に設けているロックナットを外すことで、水壁ユニット15を15’のようにヒンジ35を中心に開いて、内部に対する必要部品の組込み、清掃、取り外しなどができるようにしている。
再び図1を参照するに、水壁ユニット15は前後に開口し、下部を貯水タンク22としたユニット本体16を有し、ユニット本体16の内部に固定した矩形枠となるフレーム17に対し繊維ロック材18を装着している。繊維ロック材18は、一般には「化繊ロック」と呼ばれており、ある程度の長さを持った繊維材を、結合材を混ぜ合わせて板状に成型した部材である。
例えば繊維材としては塩化ビニール繊維が使用され、結合材としては塩化ビニリデンが使用され、この繊維材と結合材を50:50の組成比で混ぜ合わせて板状に成型固定したものである。このような本発明における繊維ロック材は、通常は水処理設備や機器における濾過材として使用されている。
繊維ロック材18を装着したフレーム17の上部には給水タンク20が形成され、給水タンク20の底部には給水穴30が複数設けられている。給水タンク20の側面には給水口19が設けらる。ユニット本体16の内部下側部分は貯水タンク22を形成しており、貯水タンク22の部分には循環ポンプ24が配置され、循環ポンプ24からの給水ホース21を給水タンク20の給水口19に接続している。
循環ポンプ24としては、例えば、お風呂の余り水を洗濯機に供給する家庭用に使用されている市販の投げ込みポンプを使用することができる。循環ポンプ24を入れている貯水タンク22には、循環ポンプ24が水中に完全に浸漬するに十分な量の水を入れている。
貯水タンク22に対する水の供給は、底部のホース接続口23に対し外部よりホースを接続し、例えば水道水を流し込むことで、循環ポンプ24が完全に浸かった状態となるように水を入れている。
本発明の局所排気装置1の使用状態にあっては、スイッチボックス10のスイッチをオン操作すると、モータユニット4が起動して防爆型換気扇3のファン5を回転し、同時に循環ポンプ24が起動して貯水タンク22の水を上部の給水タンク20に供給する。
給水タンク20に供給された水は給水穴30から繊維ロック材18に流れ込み、繊維ロック材18の中を自然流下した後、フレーム17の下部の排水穴32から再び貯水タンク22に戻る。
図5は、図1の局所排気装置1で使用している水壁ユニット15を取り出して示している。水壁ユニット15おいて、ユニット本体16内に固定されたフレーム17の上部には、トレー状の部材の固定により給水タンク20が形成され、給水タンク20の底部にはフレーム17の上部の収納溝31内に開口する給水穴30が複数設けられている。
また、フレーム17の収納部31の下側の部分にも排水穴32が複数設けられている。フレーム17の収納部31に対しては、板状に成型された繊維ロック材18が嵌め込み固定される。繊維ロック材18は繊維材を接着固定している結合材により板状で且つ矩形の形状を自立的に維持することができ、フレーム17の収納部31に押し込み装着することで、水壁ユニット15における空気の流通経路に配置される。
図6は、本発明の水壁ユニット15における繊維ロック材18の組付け構造の断面図である。水壁ユニット15のユニット本体16に対しては、上部に給水タンク20を備えたフレーム17を上下及び左右で固定して内側に配置しており、フレーム17の収納溝の中に、板状に形成された矩形の繊維ロック材18を装着している。
フレーム17に対する繊維ロック材18の装着で、繊維ロック材18の上端に接して給水タンク20の底部に設けた給水穴30が開口している。このため、循環ポンプ24により給水口19から給水タンク20に供給した水は、給水穴30から繊維ロック材18に流れ込み、繊維ロック材18の中を通ってフレーム17の底部の排水穴32から貯水タンク22に戻る循環を繰り返す。
このような給水タンク20から繊維ロック材18に対する水の供給により、繊維ロック材18内を供給された水が略均一に分布して自然に流れ落ちることによって、空気の通る経路に多孔質の動的な水膜を形成することができる。
図7は、本発明の水壁ユニット15の一実施形態であり、この実施形態にあっては給水タンク20の給水穴30を等間隔に設けたことを特徴とする。即ち図7(A)の平面図に示すように、給水タンク20の底部には、この例では10個の給水穴30がピッチ間隔Lで等間隔に形成されている。
このような給水タンク20における給水穴30の等間隔の形成により、給水タンク20から各給水穴30に対する水の供給量が一定であれば、繊維ロック材18に対し均一に水を供給し、繊維ロック材18の中を略均一に水を自然流下させることが可能である。
しかしながら、給水タンク20に対する給水口19は中央の1箇所にしか設けられていないため、給水口19に近い給水穴30からの繊維ロック材18に対する水の供給量に比べ、給水口19から離れた外側に位置する給水穴30からの水の供給量が少なくなる傾向がある。
即ち、図7(B)のように、給水口19に近い中央の給水穴30からは矢印Aのように十分な量の水が繊維ロック材18に流れ込むが、外側に位置する給水穴30からは矢印Bのように少な目の水の量が流れ込むことになる。このような給水穴30の位置による水の量の相違により、繊維ロック材18を流れる水の分布に偏りが生ずる。
そこで本発明にあっては、図8(A)のように、給水タンク20に設ける給水穴30として、給水口19を設けている中央の4つの給水穴30のピッチ間隔L2に対し、その外側に設けている3つの給水穴30のピッチ間隔L1を狭くしている。
このため図8(B)のように、給水タンク20における中央の給水穴30から繊維ロック材18に対し供給される矢印Aで示す水の量に対し、外側の給水穴30のピッチ間隔を狭くして穴の数を増やしたことで、外側についても矢印Aのように中央部と同じ量の水を繊維ロック材18に供給することができる。
このように給水タンク20から繊維ロック材18に対する水の供給が全体として略均一に行われることで、繊維ロック材18に対し給水タンク20から供給した水を略均一に分布するように自然流下させることができる。
本発明の水壁ユニット15に使用している繊維ロック材18にあっては、上部の給水タンク20より供給した水が1本1本の繊維を伝わって流れ落ちることとなり、それぞれの繊維は絡み合って複雑に入り組んでいることから、繊維ロック材18の中を流れ落ちる水は繊維に沿って分離と結合を繰り返しながら流れ落ちる。
この結果、繊維ロック材18の空気の流入側から見ると、繊維ロック材18の略全面を覆う形で水の流れが存在し、しかも繊維ロック材18は十分な厚さを持っていることから、奥行き方向についてみると十分な空気の入り組んだ通過経路を形成している。
このため、繊維ロック材18を塗装ミストを含む空気が通過する際に、繊維ロック材の繊維材に沿って流れている水に対し空気との十分な接触面積が確保され、水に衝突した塗装ミストは水と共に洗い落とされることにより除去される。
本願発明者等の実験によれば、タバコの煙を排出させたところ、給水タンク20の水が黄色く濁ることが確認され、このことから塗装ミストの除去についても同程度の除去効果は期待できる。
ここで本発明にあっては、図8のように給水タンク20の中央より外側について給水穴30のピッチ間隔を狭くしているが、給水タンク20がある程度の深さを持ち、給水口19から供給した水が給水タンク20全体に貯留した状態で給水穴30から繊維ロック材18に供給されるようであれば、図7のように給水穴30のピッチ間隔は均一であっても良い。
また給水穴30のピッチ間隔を等間隔とした場合には、給水タンク20に対する給水口19を1箇所とせず、給水口19を複数箇所に分散させた場合にも、繊維ロック材18に対し均一に水が供給できる。
なお上記の実施形態にあっては、防爆型換気扇3を収納した本体2を前後に開口した箱型形状としているが、円筒体としていも良い。
また上記の実施形態にあっては、水壁ユニット15の前後に設けた排気エレメント13,14にそれぞれ防塵フィルタを設けているが、防塵フィルタを設けずに単なる保護用の金網だけの排気エレメントであっても良い。
また上記の実施形態にあっては、水壁ユニット15に繊維ロック材18を1枚設ける場合を例にとっているが、必要に応じて繊維ロック材18を2枚、3枚と設けることで、塗装ミストなどの不純物の除去効果を高めることができる。勿論繊維ロック材の数に対応するように給水タンク20も増やす。
この場合、繊維ロック材18の数を増やすと、増やした分だけ空気抵抗が増加して排気量が低下することから、防爆型換気扇3の排気性能を損なわない範囲で繊維ロック材18の数を増やす必要がある。
また上記の実施形態にあっては、水壁ユニット15の貯水タンク22に水道水などの水を入れて給水タンク20から繊維ロック材18に流し込むようにしているが、繊維ロック材18を通過する空気中の塗装ミストなどの除去効果を高めるため、界面活性剤などを給水タンク20の水に必要量混ぜるようにしても良い。
図9は、本発明による局所排気装置の他の実施形態を一部断面で示した説明図であり、図10に水壁ユニットを取り出して断面で示す。この実施形態は、貯水タンクとして水コンテナを使用するようにしたことを特徴とする。
図9及び図10において、局所排気装置1は前後に開口して風洞を形成する箱型の本体2を有し、本体2の内部に防爆型換気扇3を設けており、その詳細は図1の実施形態と基本的に同じになる。
本体2に設けた防爆型換気扇3の排気側には水壁ユニット15が設けられる。水壁ユニット15は、ユニット本体16を前後に開口し、ユニット本体16の内部に矩形枠となるフレーム17を固定し、フレーム17に繊維ロック材18を装着している。
繊維ロック材18を装着したフレーム17の下部には集水ガイド40が設けられ、その下の貯水室34内に水を入れた水コンテナ38を収納している。水コンテナ38は、蓋36を開くことで外部から収納され、水の中に循環ポンプ24を入れ、循環ポンプ24から給水ホース21を給水タンク20の給水口19に接続している。
この実施形態にあっては、貯水タンクとして出し入れ自在な水コンテナ34を使用したことで、図1の実施形態におけるホース接続口23を用いたタンク内への水道水の供給と汚れた水の排出が不要となり、水を張った水コンテナ38の出し入れだけで済む。また水道水に界面活性剤などの洗浄剤を入れる場合に便利である。更に、水壁ユニット15を直接貯水タンクとしなくてよいため、防水機密構造が不要となる。
図11は、本発明の局所排気装置に使用する水壁ユニットの他の実施形態であり、この実施形態にあっては、ノズルによる水噴霧でシャワースクリーンを形成して通過気流に含まれる塗装ミストなどを効率良く洗い落とすようにしたことを特徴とする。
図11において、水壁ユニット15は、ユニット本体16を前後に開口し、ユニット本体16の内部に矩形枠となる一対のフレーム17a、17bを前後方向に所定間隔離して固定し、フレーム17a、17bに一対の繊維ロック材18a、18bを装着している。繊維ロック材18a、18bで仕切られた空間の上部にはノズルユニット42が設けられる。
ノズルユニット42は、図12に取り出して示すように、両端をとじたノズルパイプ43の下側に複数のノズル44を一定間隔で配置しており、給水口19に接続したホース21による循環ポンプ24から加圧水の供給を受け、ノズル44からの噴霧パターン48の合成により、空間全体を仕切るシャワースクリーン46を形成する。
ここで、ノズル44としては、扇形平面に拡散するの噴霧パターン48が得られるものを使用する。またノズル44から噴霧する水量、水の粒子径は、通過気流の強さとの関係で適宜に決めることができる。
例えば、通過気流に含まれる塗装ミストの洗い落とし効果を高めたい場合には、ノズル44からの噴霧量を増やし、水の粒子径を細かくすればよい。またノズル44から噴霧する水の粒子径を細かくしすぎると、水の微粒子が後方の繊維ロック材17bを通過して排気されてしまうことから、ある程度の粒子径が必要となる。
また、図11の実施形態ではノズル44の噴霧方向を真下としているが、通過気流に向かう方向に斜めに傾けて噴霧し、形成したシャワースクリーン46が気流に打ち勝つようにしてもよい。
また、ノズルユニット42を側面に配置して横方向に噴霧させたり、下に配置して上方に噴霧させたり、更に複数のノズルユニット42を必要に応じて上下左右に配置して噴霧させても良い。
更にノズルユニット42を気流方向に多段階に配置し、2重、3重といった多重シャワーカーテンを形成してもよい。
なお、上記の実施形態は、ガソリンスタンドなどの可燃物を取り扱う場所での塗装作業における局所排気のための使用を例に取るものであったが、本発明の局所排気装置はこれに限定されず、クリーニング作業で生ずる薬剤のミストの排気などにも効果的に使用でき、必要に応じ適宜の局所排気に利用することができる。
1:局所排気装置
2:本体
3:防爆型換気扇
4:モータユニット
5:ファン
6:コンセント
8:ケーブル
9:防爆コンジット
10:スイッチボックス
11:吸込口フード
11a,33:ロックナット
11b,34,35:ヒンジ
12:吸込エレメント
13,14:排気エレメント
14a:金網
14b:防塵フィルタ
15:水壁ユニット
16:ユニット本体
17:フレーム
18:繊維ロック材
19:給水口
20:給水タンク
21:給水ホース
22:貯水タンク
23:ホース接続口
24:循環ポンプ
25:台車
26:台車フレーム
27:キャスタ
28:把手
30:給水穴
31:収納部
32:排水穴
34:貯水室
35:床面
36:蓋
38:水コンテナ
40:集水ガイド
42:ノズルユニット
43:ノズルパイプ
44:ノズル
46:シャワースクリーン
48:噴霧パターン
2:本体
3:防爆型換気扇
4:モータユニット
5:ファン
6:コンセント
8:ケーブル
9:防爆コンジット
10:スイッチボックス
11:吸込口フード
11a,33:ロックナット
11b,34,35:ヒンジ
12:吸込エレメント
13,14:排気エレメント
14a:金網
14b:防塵フィルタ
15:水壁ユニット
16:ユニット本体
17:フレーム
18:繊維ロック材
19:給水口
20:給水タンク
21:給水ホース
22:貯水タンク
23:ホース接続口
24:循環ポンプ
25:台車
26:台車フレーム
27:キャスタ
28:把手
30:給水穴
31:収納部
32:排水穴
34:貯水室
35:床面
36:蓋
38:水コンテナ
40:集水ガイド
42:ノズルユニット
43:ノズルパイプ
44:ノズル
46:シャワースクリーン
48:噴霧パターン
Claims (13)
- 前後に開口した風洞を形成する本体と、
前記本体内に配置された防爆構造を備えた換気扇と、
前記換気扇の排気側に配置された水壁ユニットと、
前記本体を防爆構造に要求される所定の高さに支持する台車と、
を備え、更に、前記水壁ユニットは、
板状に成形された繊維ロック材と、
前記繊維ロック材を着脱自在に支持するフレームと、
前記フレームの上部に配置され、通気性を確保しながら繊維ロック材内を略均一に自然流下するように水を供給する給水タンクと、
前記繊維ロック材を通って流下した水を集めて貯留する貯水タンクと、
前記貯水タンクに貯留している水を汲み上げて前記給水タンクに供給する循環ポンプと、
を備えたことを特徴とする局所排気装置。
- 請求項1記載の局所排気装置に於いて、前記給水タンクは、前記繊維ロック材の上端に接する長手方向の底面に複数の給水穴を設けたことを特徴とする局所排気装置。
- 請求項2記載の局所排気装置に於いて、前記給水タンクの底面に設けた給水穴は、中央部の穴間隔に対し外側の穴間隔を狭くしたことを特徴とする局所排気装置。
- 請求項1記載の局所排気装置に於いて、前記貯水タンクは、前記循環ポンプを埋没するに十分な量の水を貯留することを特徴とする局所排気装置。
- 請求項1記載の局所排気装置に於いて、前記貯水タンクは、前記水壁ユニットの下部に形成された貯水室に収納された水コンテナであることを特徴とする局所排気装置。
- 請求項1記載の局所排気装置に於いて、前記繊維ロック材を複数段配置したことを特徴とする局所排気装置。
- 前後に開口した風洞を形成する本体と、
前記本体内に配置された防爆構造を備えた換気扇と、
前記換気扇の排気側に配置された水壁ユニットと、
前記本体を防爆構造に要求される所定の高さに支持する台車と、
を備え、更に、前記水壁ユニットは、
所定間隔を離して着脱自在に配置され、板状に成形された一対の繊維ロック材と、
前記一対の繊維ロック材の間の空間上部に配置され、ノズルからの水噴霧によりシャワースクリーンを形成するノズルユニットと、
前記ノズルユニットから噴霧された水を集めて貯留する貯水タンクと、
前記貯水タンクに貯留している水を汲み上げて前記ノズルユニットに加圧供給する循環ポンプと、
を備えたことを特徴とする局所排気装置。
- 板状に成形された繊維ロック材と、
前記繊維ロック材を着脱自在に支持するフレームと、
前記フレーム上部に配置され、通気性を確保しながら繊維ロック材内を略均一に自然流下するように水を供給する給水タンクと、
前記繊維ロック材を通って流下した水を集めて貯留する貯水タンクと、
前記貯水タンクに貯留している水を汲み上げて前記給水タンクに供給する循環ポンプと、
を備えたことを特徴とする水壁ユニット。
- 請求項6記載の水壁ユニットに於いて、前記給水タンクは、前記繊維ロック材の上端長手方向の底面に複数の給水穴を設けたことを特徴とする水壁ユニット。
- 請求項9記載の水壁ユニットに於いて、前記給水タンクの底面に設けた給水穴は、中央部の穴間隔に対し外側の穴間隔を狭くしたことを特徴とする水壁ユニット。
- 請求項8記載の水壁ユニットに於いて、前記貯水タンクは、前記循環ポンプが埋没するに十分な量の水を貯留することを特徴とする水壁ユニット。
- 請求項8記載の水壁ユニットに於いて、前記貯水タンクは、前記水壁ユニットの下部に形成された貯水室に収納された水コンテナであることを特徴とする水壁ユニット。
- 所定間隔を離して着脱自在に配置され、板状に成形された一対の繊維ロック材と、
前記一対の繊維ロック材の間の空間上部に配置され、ノズルからの水噴霧によりシャワースクリーンを形成するノズルユニットと、
前記ノズルユニットから噴霧された水を集めて貯留する貯水タンクと、
前記貯水タンクに貯留している水を汲み上げて前記ノズルユニットに加圧供給する循環ポンプと、
を備えたことを特徴とする水壁ユニット。
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