JP2005033631A - 基地局装置及び基地局装置の自己復帰方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
障害からの自己復帰によるサービス停止を極力抑えることを可能とする方法と装置の提供。
【解決手段】
物理レイヤ処理部21と、ATMレイヤ処理部22と、ATMレイヤ処理部の動作を監視する監視部24と、物理レイヤ処理部からATMレイヤ処理部へ出力される信号パターンを蓄積するFIFOメモリ23と、異常信号パターン複数記憶しておく記憶部26と、監視部がATMレイヤ処理部の異常を検出した時、記憶部23の信号を記憶部26に格納する制御を行うCPU25と、物理レイヤ処理部からの信号パターンと記憶部26の異常信号パターンを照合し、一致している場合、一致検出信号を出力する照合部28と、照合部からの一致検出信号を受け装置内のリセットを行うリセット出力部27を備えている。
【選択図】
図2
障害からの自己復帰によるサービス停止を極力抑えることを可能とする方法と装置の提供。
【解決手段】
物理レイヤ処理部21と、ATMレイヤ処理部22と、ATMレイヤ処理部の動作を監視する監視部24と、物理レイヤ処理部からATMレイヤ処理部へ出力される信号パターンを蓄積するFIFOメモリ23と、異常信号パターン複数記憶しておく記憶部26と、監視部がATMレイヤ処理部の異常を検出した時、記憶部23の信号を記憶部26に格納する制御を行うCPU25と、物理レイヤ処理部からの信号パターンと記憶部26の異常信号パターンを照合し、一致している場合、一致検出信号を出力する照合部28と、照合部からの一致検出信号を受け装置内のリセットを行うリセット出力部27を備えている。
【選択図】
図2
Description
本発明は、移動体通信システムの基地局装置に関し、特に、基地局装置における障害時の復帰技術に関する。
移動通信システムにおいて、移動局と無線回線によって通信接続する基地局装置は、上位装置(上位局)と伝送路を介して接続されている。この伝送路において信号が特有の影響を受け、予期せぬ信号に変化し、その結果、該信号を受信した基地局装置において例えば通信処理(伝送路インタフェース処理)等が不具合を起こし、通信が不可能となる場合がある。
かかる障害発生時、基地局装置は、上位装置と通信が不可能であるため、上位装置側から制御を行うことができず、基地局装置を復帰させるためには、例えば保守担当者が基地局装置の設置場所に赴いて、復帰させる必要がある。このため、障害復旧には、時間を要する。
上記問題に対処する基地局装置として、基地局装置内に自己復帰の機能を設けることで、保守担当者が設置場所に赴くことなく、障害からの復旧を図るようにした構成が知られている(例えば下記特許文献1参照)。下記特許文献1には、PHS(パーソナルハンディホンシステム)のパケット通信が不能になった際の基地局装置の再起動方式として、ISDN(統合サービスデジタル網)加入者線の状態を検出する加入者線状態検出手段と、ISDN加入者状態を表す条件データを予め設定される条件設定手段と、加入者線状態検出手段で検出された状態検出信号と、条件設定手段に設定されている条件データとを比較して一致したとき基地局装置をリセットする比較・リセット手段を有し、ISDN交換網に接続した加入者線試験機から、前記ISDN加入者の状態を設定して基地局装置をリセットし再起動する構成が開示されている。またDSUのハングアップによる異常を検出するハングアップ検出器で異常が検出されたら、加入者線がリセットされ、DSUを正常運用に復旧させ、DSUがハングアップした場合とそれ以外の回線断を区別するため、リレーを動作させた後、所定時間にわたって数回連続で異常が検出された場合、DSUハングアップ以外の回線断と判断しリセット動作を一時停止させる加入者線リセット装置が開示されている(例えば下記特許文献2)。さらに、基地局を復帰させるためのシステムとして、保守監視局から遠隔制御が不能となった無線基地局に対して無線移動局から無線回線を介して送信されたリセット指示情報により当該無線基地局をリセットする移動通信システムも知られている(例えば下記特許文献3)。
上記特許文献1の再起動方式によれば、基地局装置は、通信不能状態からの自己復帰が可能である。しかし、伝送路の障害が継続する場合、上記特許文献1の再起動方式では、伝送路から異常な信号を受信するたびに、基地局装置の再起動が実行されることになる。よって、その間は、基地局装置からの通信サービスの提供が停止することになり、サービスに与える影響が大きい。
また、異常が解析されて、伝送路の障害の問題が解決するまで、基地局装置の再起動が継続されることになる。
したがって、本発明の目的は、障害からの自己復帰によるサービス停止を極力抑えることを可能とする装置と方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、伝送路障害の解析を容易にさせることを可能とする装置と方法を提供することにある。
前記目的を達成する本発明の1つのアスペクトに係る基地局装置は、上位装置と伝送路を介して接続する基地局装置において、前記伝送路とのインタフェース処理を行う処理部と、前記処理部に入力される前記伝送路からの受信信号を一時的に蓄積する第1の記憶部と、前記処理部での動作障害の契機となった前記伝送路からの受信信号を、異常信号として記憶しておく第2の記憶部と、前記伝送路から受信した信号が、前記第2の記憶部に記憶されている異常信号と一致しているか否か照合する照合部と、前記照合の結果、一致していると判断された場合、前記基地局装置内のリセットを行うリセット出力部と、を備えている。
本発明の他のアスペクトに係る基地局装置において、前記照合の結果、異常信号に一致していると判定された、前記伝送路からの受信信号を廃棄する構成としてもよい。
本発明の他のアスペクトに係る方法は、
伝送路とのインタフェース処理を行う処理部に供給される、前記伝送路からの受信信号を、第1の記憶部に蓄積するステップと、
前記処理部での動作障害の契機となった、前記伝送路からの受信信号を、前記第1の記憶部から読み出し第2の記憶部に書き込むステップと、
前記第2の記憶部への書き込み以降、前記伝送路からの受信信号に対して、前記第2の記憶部に記憶されている異常信号と一致しているか否かを照合するステップと、
前記照合部での照合の結果、一致していると判断された場合、装置内のリセット処理を行うステップと、
を含む。
伝送路とのインタフェース処理を行う処理部に供給される、前記伝送路からの受信信号を、第1の記憶部に蓄積するステップと、
前記処理部での動作障害の契機となった、前記伝送路からの受信信号を、前記第1の記憶部から読み出し第2の記憶部に書き込むステップと、
前記第2の記憶部への書き込み以降、前記伝送路からの受信信号に対して、前記第2の記憶部に記憶されている異常信号と一致しているか否かを照合するステップと、
前記照合部での照合の結果、一致していると判断された場合、装置内のリセット処理を行うステップと、
を含む。
本発明によれば、伝送路からの異常な信号を受信し、上位装置との通信が不可能となった際に、該伝送路からの異常信号を記憶部に記憶し、これ以降に受信された異常信号に対しては、記憶内容と照合することにより、早期に自己復帰させることができ、サービス停止を極力抑えることを可能としている。
また、本発明によれば、記憶部に記憶された内容の解析により、伝送路の障害の解析を容易にさせることができる。
本発明の実施の形態について説明する。本発明の一実施形態における移動体通信システムのシステムの構成を示す図1を参照すると、図示されない移動局と無線回線で通信接続する基地局装置(10)は、上位装置(11)(「上位局」ともいう)と、ATM(Asynchronous Transfer Mode)回線または高速専用線よりなる伝送路(12)を介して接続されている。上位装置(11)は、固定網(18)と接続される。基地局装置(10)は、物理レイヤと伝送路のプロトコルに基づいたレイヤのインタフェース処理を行う伝送路インタフェース処理部(13)と、ベースバンド信号の処理を行うベースバンド処理部(14)と、無線処理を行う無線部(15)と、装置全体の制御を行う制御部(16)とを備えて構成されている。
本実施の形態では、基地局装置(10)において、伝送路(12)から、予期せぬ異常な信号パターンを受信したことが契機となり、伝送路インタフェース処理部(13)の動作が停止して通信不能となり、サービスの停止を招くという問題点を解消するため、伝送路インタフェース処理部(13)の動作停止等の障害発生時に、該障害の契機となった、伝送路からの異常信号パターンを記憶しておく。そして、記憶されている該異常信号パターンと、以降に受信される伝送路(12)からの受信信号とを照合し、両者が一致した時に、動作が停止した通信機能をリセットすることにより、サービスの停止状態から、復旧させ、サービスを継続させる。本発明の一実施例についてさらに詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明の一実施例の移動体通信システムにおいて、基地局装置10と、上位装置11は、ATM回線12によって接続されている。基地局装置10は、物理レイヤと伝送路12のプロトコルに基づいたレイヤのインタフェース処理を行う伝送路インタフェース処理部13と、ベースバンドの信号処理を行うベースバンド処理部14と、アンテナ17からの信号の送信、アンテナ17からの受信信号の処理を行う無線部15と、装置全体の制御を行う制御部16を備えている。なお、図1では、簡単のため、アンテナ17は送信アンテナと受信アンテナを一つで表している。
図2は、図1の伝送路インタフェース処理部13の構成を示す図である。図2を参照すると、伝送路インタフェース処理部13は、伝送路12と基地局装置間の信号のレベル変換や符号変換などを行う物理レイヤ処理部21と、信号の組み立てや基地局装置内の信号への変換を行うATMレイヤ処理部22と、物理レイヤ処理部21からの信号(受信信号)を記憶しておき、動作停止時に、その契機となった信号パターンを保持するFIFO(First In First Out;先入れ先出し)メモリ23と、CPU25(中央演算処理装置)と、ATMレイヤ処理部22の動作を監視し、例えば動作停止等の障害発生時に、CPU25に対して処理動作の停止を知らせる監視部24と、装置内に対してリセット信号を出力するリセット出力部27と、ATMレイヤ処理部22での動作停止時に、FIFOメモリ23に蓄えられた異常な信号を含む信号パターン(ビット列)を異常信号パターンとして記憶するためのメモリ26と、伝送路12(図1参照)からの受信信号と、メモリ26に記憶されている異常信号パターンとを比較照合し、一致した時に、リセット出力部27を起動させる照合部28と、コネクタ201を介して、メモリ26の内容を、外部から制御可能にするための外部インタフェース200と、を備えて構成される。
次に、本発明の一実施例の動作について説明する。図1において、上位装置11から送信された信号は、伝送路12を介して基地局装置10に受信される。受信した信号は、伝送路インタフェース処理部13にて、物理レイヤ処理と、伝送路所定のプロトコルに基づくレイヤ処理が行なわれた後、ベースバンド処理部14と、制御部16とに送信される。
図2において、FIFOメモリ23は、ATMレイヤ処理部22の動作が停止した際に、ATMレイヤ処理部22の動作停止の契機となった信号(「異常信号」という)を保持する。すなわち、FIFOメモリ23は、物理レイヤ処理部21の施された後の信号を、例えばシリアルのビット・パターンで順次蓄積し、信号が、ATMレイヤ処理部22に供給されてから、処理を終えて出力されるまでの間、その信号を記憶しておく。FIFOメモリ23は、先入れ先出し方型のバッファメモリであり、バッファが満杯の状態で、さらに、書き込みが行われる場合、最も先に書き込まれた信号から捨てられていく。
ATMレイヤ処理部22の動作が停止した際に、FIFOメモリ23への信号の入力がそのまま続けられると、ATMレイヤ処理部22の動作停止の契機となった信号が、FIFOメモリ23を抜けてしまう。
そこで、本実施例では、ATMレイヤ処理部22にて、信号が滞った場合には、物理レイヤ処理部21より信号が送信できないように、物理レイヤ処理部21とATMレイヤ処理部22との間のインタフェースを規定する。すなわち、本実施例では、ATMレイヤ処理部22が、物理レイヤ処理部21に、送信許可/不許可を制御する信号(「送信許可信号」という)29をアサートしている場合、物理レイヤ処理部21は信号を送信することができ、ATMレイヤ処理部22で信号が滞った際に、ATMレイヤ処理部22は、送信許可信号29をネゲートすることにより、物理レイヤ処理部21からの送信を禁止する。
かかる制御により、ATMレイヤ処理部22で異常信号を受信し、動作が停止した場合、物理レイヤ処理部21は信号の出力を停止し、FIFOメモリ23には、ATMレイヤ処理部22を停止させた異常信号を含む信号パターンが保持される。
監視部24は、内部に、図示されないタイマ回路を有し、周期的に、ATM処理部22の動作を監視し、ATMレイヤ処理部22の動作の停止を検出する。監視部24は、ATMレイヤ処理部22に、一定間隔以上動作が見られず、動作停止と判断すると、CPU25に対して、動作停止を知らせる信号を出力する。あるいは、ATMレイヤ処理部22から定期的な信号を監視部24に出力し、ATMレイヤ処理部22が稼動状態であることを監視部24に通知し、監視部24は、ATMレイヤ処理部22からの信号でタイマ回路をスタートさせ、タイマ回路でのタイムアウト発生をもって動作停止と判定する構成としてもよい。
CPU25は、監視部24から、ATMレイヤ処理部22の動作停止を知らせる信号を受信すると、CPU25で実行される制御ソフトウエアが動作するように構成されており、その時点で、FIFOメモリ23に記憶保持されている信号パターンを、FIFOメモリ23から読み出して、メモリ26に異常信号パターンとして書き込む。FIFOメモリ23には、ATMレイヤ処理部22の動作停止時に、ATMレイヤ処理部22にて処理中であった異常信号を含むビットパターンが保存されている。したがって、ATMレイヤ処理部22の動作停止時に、FIFOメモリ23から読み出されメモリ26に書き込まれた信号パターンは異常信号を含む。なお、ATMレイヤ処理部22の動作停止時に、送信許可信号29は送信不許可を示す値に設定される。
図3は、図2のメモリ26の構成の一例を模式的に示す図である。図3に示すように、メモリ26は、FIFOメモリ23のメモリ容量に応じて、複数のメモリ空間31に分割されている。本実施例では、メモリ26を、10個のメモリ空間31に分け、ATMレイヤ処理部22の動作停止時における、FIFOメモリ23に保持されている信号パターン30は、CPU25を介して読み出され、メモリ26の空いているメモリ空間31に、異常信号パターンとして、順次、記憶される。メモリ26では、最大で10パターンまで記憶可能としている。その際、10個のメモリ空間31に異常信号パターンが書き込まれた後は、再び、1番目のメモリ空間31から異常信号パターンを書き込むようにしてもよい。なお、メモリ26において、格納するパターンの個数は10に限定されるものでないことは勿論である。
また、メモリ26に記憶される異常信号パターンは、CPU25を介して、伝送路インタフェース処理部13の外部インタフェース200、コネクタ201を介して、データを引き出すことが可能である。これにより、伝送路12における異常信号を取り出して解析することができる。
FIFOメモリ23に保持されている信号パターンのメモリ26への書き込みが終了すると、CPU25は、リセット出力部27を起動する。
起動されたリセット出力部27は、基地局装置10内部の各部(例えば伝送路インタフェース処理部13等の通信機能)に、リセット信号を供給して、各部を、リセットする。
これにより、基地局装置10は、伝送路12を介した上位装置11との通信不能状態からの復旧がなされる。
照合部28は、メモリ26に記憶された信号パターン(ビット・パターン)と、物理レイヤ処理部21で受信した信号のパターン(ビット・パターン)との比較を行い、メモリ26に保存されている異常な信号パターンを再度受信した際に、これを検出する。
図4は、図2の照合部28の構成の一例を示す図である。図4を参照すると、照合部28は、メモリ26に蓄えることができる信号パターンと同じ数の照合回路411〜41nを備えている。例えばメモリ2が10パターンを蓄える場合(10個のメモリ空間31からなる)、10個のメモリ空間31に対応して10個の照合回路411〜4110を備える。
照合回路411〜4110は、メモリ26の各信号パターンと伝送路12からの受信信号パターンとを照合し、一致した場合に、一致検出信号(一致のときhighレベル)を出力する。
複数の照合回路411〜41nからの出力信号は、OR回路42に入力され、複数の照合回路411〜41nのうち一つでも、メモリ26の信号パターンと、一致している場合には、リセット出力部27に信号が供給され、装置の再起動がなされる。
照合回路411〜41nは、メモリ26の各信号パターンと伝送路12からの受信信号パターン(物理レイヤ処理部21からの出力信号)との一致の判定を、一致条件を設定する一致条件設定部40での設定値によって行う。
一致条件設定部40は、CPU25に接続されており、上位装置11から設定を可能にしている。
図5は、図4の照合回路41の構成及び、動作を説明するための図である。図5において、符号50は、メモリ26に記憶されている信号パターンである。51は、該信号パターン50に含まれる異常信号パターン(異常信号に相当するビット列の範囲)である。符号52は、メモリ26に記憶されている信号パターン50を100ビットごとにA、B、C、D、Eの5つの区分(領域)に分割した様子を示すパターンである。符号53は、伝送路12から受信した信号パターン(物理レイヤ処理部21からの出力信号)を格納するシフトレジスタである(なお、符号53は、伝送路12から受信した信号パターンを表すためにも用いられる)。符号54は、照合回路(図4の41に対応する)である。符号55は、伝送路12からの受信した信号パターン中の異常な信号パターン(異常信号のビット列)である。符号56は、照合回路54からの出力(一致検出信号)である。
伝送路12からの受信信号パターンは、シフトレジスタ53に入力され、メモリ26の信号パターンと、照合回路54にて、ビット毎に照合される。
照合した結果より、一致したビット数の割合を算出して、一致条件設定部40によって設定される設定値以上の割合で、一致が見られた場合に、一致検出信号56を、OR回路42(図4参照)に出力する。
メモリ26の信号パターン50は、ATMレイヤ処理部22での動作停止時に、ATMレイヤ処理部22にて処理中であった受信信号の全てを記録しているため、信号パターン50は、異常な信号パターン51以外の信号パターンも含んでいる。
メモリ26のメモリ空間31に格納される信号パターンのビット長を、例えば500ビットとして、このうち、異常な信号パターンとして、160ビットが格納されていたとする。
伝送路12からの信号パターン(シフトレジスタ53の信号パターン)に、異常なパターン55がみられた場合、図5のタイミング57で、メモリ26の信号パターン50と一致する。このとき、両パターンの一致したビット数の割合を算出した際に、メモリ26の信号パターン50と、伝送路12からの信号パターン53(シフトレジスタ53のパターン)では、異常パターンの割合は、160ビット/500ビットである。メモリ26の信号パターン50と伝送路12からの信号パターンが一致していると判断する割合(一致条件)が、90%以上と設定されている場合、一致と判断することは難しい。
そこで、本実施例では、メモリ26の信号パターン50を分割して、分割した単位ごとに、照合動作を行う。分割は、一致条件設定部40の設定値にて行われる。
メモリ26の信号パターン50を、100ビットごとに、A、B、C、D、Eの5つに分割し、分割したパターン52と、伝送路12からの受信信号パターン53とをそれぞれ照合する。
この時に、タイミング57にて、メモリ26の信号パターン50と伝送路12からの信号パターン53の異常な信号パターンが一致した場合、A、B、C、D、Eのそれぞれの区分で一致したビットの割合を算出した結果、Bでは、95%と高い割合で一致が検出される。A、B、C、D、Eのいずれかにて、設定条件以上の割合で一致がみられると、照合回路54は、OR回路42を介して、リセットのための信号をリセット信号出力部27へ送信する。
次に、本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の第1の作用効果は、基地局装置10において、伝送路インタフェース処理で動作停止等の障害が発生した場合に、該障害の契機となった信号パターンを記憶しておき、以降の伝送路12から受信された信号を、記憶されている信号パターンと照合する構成とされており、基地局装置10の設置場所の伝送路状態(環境)によって変化する異常信号パターンに対処することができる。
本実施例の第2の作用効果は、2度目以降の異常な信号パターンに対しては、照合回路にて記憶されたパターンと照合して検出し、装置の自動復旧がなされることから、1度目より短時間で異常信号パターンを検出することができる。このため、サービスの停止時間を極力短くしてサービスの継続ができる。
本実施例の第3の作用効果は、異常なパターンをメモリに記憶しているため、異常発生時にこのパターンを取り出すことで、伝送路障害の解析を容易にすることである。
次に、本発明の他の実施例について説明する。図6は、本発明の第2の実施例の構成を示す図である。図6において、図2と同一の要素には同一の参照符号が付されている。図2と共通する機能部については、同じ動作をする。
監視部24は、図示されないタイマ回路を有し、周期的に、ATM処理部22の動作を監視し、ATM処理部22の動作の停止を検出する。監視部24は、ATMレイヤ処理部22に、一定間隔以上動作が見られず、動作停止と判断すると、CPU25に対して、動作停止を知らせる信号を出力する。CPU25は、監視部24から、ATMレイヤ処理部22の動作停止を知らせる信号を受信すると、CPU25で実行される制御ソフトウエアが動作して、FIFOメモリ23に記憶保持されている信号パターンを、FIFOメモリ23から読み出しメモリ26に書き込む。FIFOメモリ23には、ATMレイヤ処理部22の動作停止時に、ATMレイヤ処理部22にて処理中だった異常信号を含むビットパターンが保存されている。したがって、FIFOメモリ23から異常信号を含むビットパターンが読み出され、メモリ26に書き込まれる。CPU25はリセット出力部27に指示して装置内リセットを実行させる。
本実施例では、物理レイヤ処理部21からの信号を、照合部61を介して、ATMレイヤ処理部22に供給する。照合部61で、物理レイヤ処理部21からの信号とメモリ26に格納されている異常信号パターンとを照合し、異常信号パターンとの一致が検出された場合、物理レイヤ処理部21からの信号のうち、一致した信号部分を廃棄する。廃棄された信号部分は、ATMレイヤ処理部22には供給されない。かかる構成により、ATMレイヤ処理部22に異常信号が入力されないように未然に防ぐ働きをする。なお、照合部61における照合処理は、図4及び図5を参照して説明した構成・動作にしたがって行われる。ただし、図4では、OR回路42の出力は、図1のリセット出力部27に入力される構成とされているのに対し、本実施例では、リセット出力部27を具備せず、照合部61では、OR回路42の出力がHighレベルのとき、物理レイヤ処理部21からの信号を廃棄し、ATMレイヤ処理部22に送信しない制御を行う。
本実施例では、図2に示した前記実施例に対して、異常信号を検出した際に、異常信号のみを廃棄することから、異常からの復旧には、基地局装置10に、リセット動作が入らない。このため、サービスを停止せずに、継続することが可能である。
以上、本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものでなく、本発明の原理に準ずる範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
以上説明したように、本発明を利用することにより、基地局装置において、伝送路インタフェース処理の動作停止等の障害が発生した場合に、該障害の契機となった信号パターンを記憶して、以降の伝送路から受信信号を、記憶されている信号パターンと照合する構成としたことにより、各々の設置場所の伝送路状態(環境)により変化する異常信号パターンに対処することができる。
また、本発明によれば、2度目以降の異常な信号パターンに対しては、照合部にて記憶された異常信号パターンと照合することで検出し、装置の復旧を行う構成としており、1度目よりも短時間で異常を検出することができる。このため、サービスの停止時間を極力短くしてサービスの継続ができる。
さらに、本発明によれば、伝送路からの受信信号と、異常信号パターンとの照合の結果、一致した場合、受信信号を廃棄する構成としたことで、リセットを行わず、サービスの停止時間を極力短くして、サービスを継続することができる。
そして、本発明によれば、伝送路での異常なパターンをメモリに記憶しているため、異常発生時に、このパターンを取り出して解析することで、伝送路の障害の解析を容易化している。
10 基地局装置
11 上位装置
12 伝送路
13 伝送路インタフェース処理部
14 ベースバンド処理部
15 無線部
16 制御部
17 アンテナ
18 固定網
21 物理レイヤ処理部
22 ATMレイヤ処理部
23 FIFOメモリ
24 監視部
25 CPU
26 メモリ
27 リセット出力部
28 照合部
29 出力許可信号
30 信号パターン
31 メモリ空間
40 一致条件設定部
41 照合回路
42 OR回路
50 信号パターン
51 異常信号パターン
53 シフトレジスタ(伝送路から受信した信号パターン)
54 照合回路
55 異常信号パターン
56 一致検出信号
61 照合部
62 廃棄処理
200 インタフェース
201 コネクタ
11 上位装置
12 伝送路
13 伝送路インタフェース処理部
14 ベースバンド処理部
15 無線部
16 制御部
17 アンテナ
18 固定網
21 物理レイヤ処理部
22 ATMレイヤ処理部
23 FIFOメモリ
24 監視部
25 CPU
26 メモリ
27 リセット出力部
28 照合部
29 出力許可信号
30 信号パターン
31 メモリ空間
40 一致条件設定部
41 照合回路
42 OR回路
50 信号パターン
51 異常信号パターン
53 シフトレジスタ(伝送路から受信した信号パターン)
54 照合回路
55 異常信号パターン
56 一致検出信号
61 照合部
62 廃棄処理
200 インタフェース
201 コネクタ
Claims (27)
- 上位装置と伝送路を介して接続する基地局装置において、
前記伝送路とのインタフェース処理を行う処理部と、
前記処理部に入力される前記伝送路からの受信信号を一時的に蓄積する第1の記憶部と、
前記処理部での動作障害の契機となった前記伝送路からの受信信号を、異常信号として記憶しておく第2の記憶部と、
前記伝送路から受信した信号が、前記第2の記憶部に記憶されている異常信号と一致しているか否か照合する照合部と、
前記照合の結果、一致していると判断された場合、前記基地局装置内のリセットを行うリセット出力部と、
を備えている、ことを特徴とする基地局装置。 - 前記リセット出力部は、前記照合の結果、一致していると判断された場合、前記基地局装置の少なくとも通信機能をリセットする、ことを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
- 上位装置と伝送路を介して接続する基地局装置において、
前記伝送路とのインタフェース処理を行う処理部と、
前記処理部に入力される前記伝送路からの受信信号を一時的に蓄積する第1の記憶部と、
前記処理部での動作障害の契機となった、前記伝送路からの受信信号を、異常信号として記憶しておく第2の記憶部と、
前記伝送路から受信した信号が、前記第2の記憶部に記憶されている異常信号と一致しているか否か照合し、前記照合の結果、一致していると判断された場合、前記伝送路から受信した信号を、前記処理部に供給する前の段階で廃棄する処理を行う照合部と、
を備えている、ことを特徴とする基地局装置。 - 前記照合部は、前記受信信号と、前記第2の記憶部に記憶されている前記信号パターンのビット列を複数に区分して、区分単位に比較照合し、予め定められた所定の割合以上で一致している区分が少なくとも1つ存在する場合に、前記受信信号が前記異常信号と一致しているものと判定する、ことを特徴とする請求項1又は3記載の基地局装置。
- 上位装置と伝送路を介して接続する基地局装置において、
前記伝送路とのインタフェース処理を行う伝送路インタフェース処理部が、
前記伝送路からの受信信号に対して、物理レイヤでの処理を行う第1のレイヤ処理部と、
前記第1のレイヤ処理部から出力される信号を受け、前記物理レイヤ上層のプロトコルレイヤでの処理を行う第2のレイヤ処理部と、
前記第2のレイヤ処理部の動作を監視する監視部と、
前記第1のレイヤ処理部から前記第2のレイヤ処理部へ供給される信号を受けて一時的に蓄積する第1の記憶部と、
前記第1の記憶部から読み出された信号パターンを記憶しておく第2の記憶部と、
前記監視部が前記第2のレイヤ処理部での動作障害を検出した時、前記監視部からの通知を受け、前記第1の記憶部に蓄積されている、信号パターンを読み出し、前記第2の記憶部に格納する制御を行うCPU(中央演算処理装置)と、
前記第1のレイヤ処理部から前記第2のレイヤ処理部へ供給される信号のビット列と、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンのビット列とを照合し、一致している場合、一致検出信号を出力する照合部と、
前記照合部からの一致検出信号を受け、装置内のリセットを行う信号を出力するリセット出力部と、
を備えている、ことを特徴とする基地局装置。 - 前記照合部が、
前記第2の記憶部に記憶される信号パターンの最大数に対応して複数の照合回路を備え、
複数の前記照合回路のそれぞれは、
前記第1のレイヤ処理部からの信号のビット列と、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンのうち前記照合回路に対応する信号パターンのビット列と、を比較し、一致しているか否かの判定結果を出力し、
前記複数の照合回路からの判定結果を入力し、いずれか1つでも一致を示している場合、前記一致検出信号を活性化状態として出力する論理回路と、
を備えている、ことを特徴とする請求項5記載の基地局装置。 - 前記CPUは、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンを読み出し、前記信号パターンが所定のインタフェース手段を介して前記基地局装置の外部に出力するように制御する、ことを特徴とする請求項5記載の基地局装置。
- 前記第1のレイヤ処理部は、前記第2のレイヤ処理部から出力される制御信号を入力し、前記制御信号が出力許可を示す場合に、前記第2のレイヤ処理部に対して物理レイヤでの処理を行った信号を出力し、前記制御信号が出力不許可を示す場合に、前記第2のレイヤ処理部に対して信号を出力しない制御を行う、ことを特徴とする請求項5記載の基地局装置。
- 前記リセット出力部は、前記監視部が前記第2のレイヤ処理部での動作障害を検出した時に、前記CPUが、前記第1の記憶部に蓄積されている信号を読み出して前記第2の記憶部に格納したのちに、前記CPUによって起動され、装置内のリセットを行うように制御する、ことを特徴とする請求項5記載の基地局装置。
- 上位装置と伝送路を介して接続する基地局装置において、
前記伝送路とのインタフェース処理を行う伝送路インタフェース処理部が、
前記伝送路からの受信信号に対して物理レイヤでのインタフェース処理を行う第1のレイヤ処理部と、
前記第1のレイヤ処理部から出力される信号を受け、前記物理レイヤ上層のプロトコルレイヤでのインタフェース処理を行う第2のレイヤ処理部と、
前記第2のレイヤ処理部の動作を監視する監視部と、
前記第1のレイヤ処理部から前記第2のレイヤ処理部へ供給される信号を受けて一時的に蓄積する第1の記憶部と、
前記第1の記憶部から読み出された信号パターンを記憶しておく第2の記憶部と、
前記監視部が前記第2のレイヤ処理部での動作障害を検出した時、前記監視部からの通知を受け、前記第1の記憶部に蓄積されている信号パターンを読み出し、前記第2の記憶部に格納する制御を行うCPU(中央演算処理装置)と、
前記第1のレイヤ処理部の出力と、前記第2のレイヤ処理部の入力との間に挿入され、前記第1のレイヤ処理部からの信号と前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンとを照合し、一致している場合、該一致している信号を廃棄し、前記第2のレイヤ処理部に入力されることを防ぐ処理を行う照合部と、
を備えている、ことを特徴とする基地局装置。 - 前記監視部が前記第2のレイヤ処理部での動作障害を検出した時、前記CPUが前記第1の記憶部に蓄積されている信号を読み出し前記第2の記憶部に格納したのちに、前記CPUから起動され、装置内のリセットを行うように制御するリセット出力部を備えている、ことを特徴とする請求項10記載の基地局装置。
- 前記照合部は、
前記第2の記憶部に記憶される信号パターンの最大数に対応して複数の照合回路を備え、
前記照合回路のそれぞれは、
前記第1のレイヤ処理部からの信号のビット列と、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンのうち前記照合回路に対応する信号パターンのビット列と、を比較し、一致しているか否かの判定結果を出力し、
前記複数の照合回路からの判定結果を入力し、いずれか1つでも一致を示している場合、一致と判定する論理回路と、
を備え、
前記論理回路で一致と判定された前記第1のレイヤ処理部からの信号を廃棄する、ことを特徴とする請求項10記載の基地局装置。 - 前記照合回路は、前記第1のレイヤ処理部からの信号のビット列と、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンのビット列とをそれぞれ、複数の区分に分割し、区分単位に一致するか否か判定し、
その際、前記第1のレイヤ処理部からの信号と、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンのビット列の一区分について、所定の割合以上でビットが一致している場合、該一区分は一致条件を満たしているものと判定し、
前記照合回路は、前記複数の区分のうち、前記一致条件設定部で設定されている一致条件をみたす区分が少なくとも1つ存在する場合、一致を示す信号を出力する、ことを特徴とする請求項6又は12記載の基地局装置。 - 前記照合部は、複数の前記照合回路に対して、前記第1のレイヤ処理部からの信号のビット列と、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンのビット列について、複数の区分への分割の仕方、及び/又は、前記各区分における一致条件を設定する一致条件設定部を備えている、ことを特徴とする請求項13記載の基地局装置。
- 前記一致条件設定部において、区分設定、及び/又は、前記各区分における一致条件が、前記上位装置側から、前記CPUを介して設定自在とされる、ことを特徴とする請求項14記載の基地局装置。
- 前記第1の記憶部が、先入れ先出し型のメモリよりなり、
前記第1の記憶部には、前記第1のレイヤ処理部から出力された信号が、前記第2のレイヤ処理部に供給されてから、前記第2のレイヤ処理部で処理を終えて出力されるまでの間、記憶保持される、ことを特徴とする請求項5又は10記載の基地局装置。 - 上位装置と伝送路を介して接続する基地局装置の自己復帰方法において、
前記伝送路とのインタフェース処理を行う処理部に供給される、前記伝送路からの受信信号を、第1の記憶部に蓄積するステップと、
前記処理部での動作障害の契機となった、前記伝送路からの受信信号を、前記第1の記憶部から読み出し、第2の記憶部に、異常信号として書き込むステップと、
前記第2の記憶部への書き込み以降、前記伝送路から受信した信号に対して、前記第2の記憶部に記憶されている異常信号と一致しているか否かを照合するステップと、
前記照合部での照合の結果、一致していると判断された場合、装置内のリセット処理を行うステップと、
を含む、ことを特徴とする基地局装置の自己復帰方法。 - 上位装置と伝送路を介して接続する基地局装置の自己復帰方法において、
前記伝送路とのインタフェース処理を行う処理部に供給される、前記伝送路からの受信信号を、第1の記憶部に蓄積するステップと、
前記処理部での動作障害の契機となった、前記伝送路からの受信信号を、前記第1の記憶部から読み出して第2の記憶部に異常信号として書き込むステップと、
前記第2の記憶部への書き込み以降、前記伝送路から受信した信号に対して、前記第2の記憶部に記憶されている異常信号と一致しているか否かを照合するステップと、
前記照合の結果、一致していると判定された、前記伝送路からの受信信号を廃棄するステップと、
を含む、ことを特徴とする基地局装置の自己復帰方法。 - 上位装置と伝送路を介して接続する基地局装置の自己復帰方法において、
第1のレイヤ処理部で伝送路からの受信信号に対して、物理レイヤでの処理を行うステップと、
前記第1のレイヤ処理部からの出力信号を入力する第2のレイヤ処理部が、前記物理レイヤ上層のプロトコルレイヤでの処理を行うステップと、
前記第1のレイヤ処理部から、前記第2のレイヤ処理部へ供給される信号を第1の記憶部に蓄積するステップと、
前記第2のレイヤ処理部との動作を監視する監視部が、前記第2のレイヤ処理部での動作障害を検出した時、前記監視部からの通知を受けたCPUが、前記第1の記憶部に蓄積されている信号パターンを読み出し、第2の記憶部に格納する制御を行うステップと、
前記第1のレイヤ処理部から出力される信号を入力する照合部で、前記第1のレイヤ処理部から出力される信号のビット列と、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンのビット列とを照合し、一致しているか否か判定するステップと、
前記照合部で一致していると判定された場合、装置内のリセットを行う信号を出力するステップと、
を含む、ことを特徴とする基地局装置の自己復帰方法。 - 前記照合部は、前記第2の記憶部に記憶される信号パターンの最大数に対応して複数の設けられた照合回路のそれぞれが、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンのうち、前記照合回路に対応する異常信号パターンのビット列と、前記第1のレイヤ処理部からの信号のビット列とを比較し、一致しているか否かの判定結果を出力し、
前記複数の照合回路からの判定結果を入力し、いずれか1つでも一致を示している場合、前記第1のレイヤ処理部から出力される信号は、異常信号と一致しているものと判定する、ことを特徴とする請求項19記載の基地局装置の自己復帰方法。 - 前記CPUは、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンを読み出し、前記信号パターンが所定のインタフェースを介して前記基地局装置の外部に出力するように制御する、ことを特徴とする請求項19記載の基地局装置の自己復帰方法。
- 前記第1のレイヤ処理部は、前記第2のレイヤ処理部から出力される制御信号を入力し、前記制御信号が出力許可を示す場合に、前記第2のレイヤ処理部に対して物理レイヤでの処理を行った信号を出力し、前記制御信号が出力不許可を示す場合に、前記第2のレイヤ処理部に対して信号を出力しない制御を行う、ことを特徴とする請求項19記載の基地局装置の自己復帰方法。
- 上位装置と伝送路を介して接続する基地局装置の自己復帰方法において、
第1のレイヤ処理部で伝送路からの受信信号に対して、物理レイヤでの処理を行うステップと、
前記第1のレイヤ処理部からの出力信号を入力する第2のレイヤ処理部が、前記物理レイヤ上層のプロトコルレイヤでの処理を行うステップと、
前記第1のレイヤ処理部から、前記第2のレイヤ処理部へ供給される信号を第1の記憶部に蓄積するステップと、
前記第2のレイヤ処理部との動作を監視する監視部が前記第2のレイヤ処理部での動作障害を検出した時、前記監視部からの通知を受けたCPUが、前記第1の記憶部に蓄積されている信号パターンを読み出し、前記第2の記憶部に格納する制御を行うステップと、
前記第1のレイヤ処理部の出力と、前記第2のレイヤ処理部の入力との間に挿入された照合部が、前記第1のレイヤ処理部からの信号のビット列と前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンのビット列とを照合し、一致している場合、前記第1のレイヤ処理部からの信号を廃棄し、前記第2のレイヤ処理部に入力されることを防ぐステップと、
を含む、ことを特徴とする基地局装置の自己復帰方法。 - 前記照合部での照合処理は、前記第2の記憶部に記憶される信号パターンの最大数に対応して複数の設けられた照合回路のそれぞれが、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンのうち、前記照合回路に対応する異常信号パターンのビット列と、前記第1のレイヤ処理部からの信号のビット列とを比較し、前記第1のレイヤ処理部からの信号が異常信号と一致しているか否かの判定し、
前記複数の照合回路からの判定結果を入力し、いずれか1つでも一致を示している場合、前記第1のレイヤ処理部からの信号を廃棄する、ことを特徴とする請求項23記載の基地局装置の自己復帰方法。 - 前記照合回路は、前記第1のレイヤ処理部からの信号のビット列と、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンのビット列とをそれぞれ、複数の区分に分割し、区分単位に一致するか否か判定し、
その際、前記第1のレイヤ処理部からの信号と、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンのビット列の一区分について、所定の割合以上でビットが一致している場合、該一区分は一致条件を満たしているものと判定し、
前記照合回路は、前記複数の区分のうち、前記一致条件設定部で設定されている一致条件をみたす区分が少なくとも1つ存在する場合、一致を示す信号を出力する、ことを特徴とする請求項20又は24記載の基地局装置の自己復帰方法。 - 複数の前記照合回路において、前記第1のレイヤ処理部からの信号のビット列と、前記第2の記憶部に記憶されている信号パターンのビット列について、複数の区分への分割の仕方、及び/又は、前記各区分における一致条件が可変に設定する、ことを特徴とする請求項25記載の基地局装置の自己復帰方法。
- 前記第1の記憶部が、先入れ先出し型のメモリよりなり、
前記第1の記憶部には、前記第1のレイヤ処理部から出力された信号が、前記第2のレイヤ処理部に供給されてから、前記第2のレイヤ処理部で処理を終えて出力されるまでの間、記憶保持される、ことを特徴とする請求項19又は23記載の基地局装置の自己復帰方法。
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