JP2005033525A - 無線通信ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】最適な通信ができる無線通信ネットワークシステムを提供することを目的とするものである。
【解決手段】マスタ機2a,2b,2cがそれぞれスレーブ機との無線通信路情報を周期的にモニタリングすると共に、サーバー機1にそのデータを収集させておき、スレーブ機である移動機4aから発生する通信要求に対して、サーバー機1がその要求に最適なマスタ機および無線通信路を選択し、そのマスタ機との通信を可能にするように構成されたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線を用いてデータ転送を行う無線通信ネットワークシステムに係り、特にブルートゥース(Bluetooth)による無線通信ネットワークシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の無線通信ネットワークシステムとしては、図12に示すものがある。図12(a)〜(c)は従来の無線通信ネットワークシステムのネットワーク状態を示す説明図である。
【0003】
図12(a)において、Mはマスタ機、S1は第1のスレーブ機、S2は第2のスレーブ機、S3は第3のスレーブ機であり、マスタ機Mと第1〜第3のスレーブ機S1〜S3が接続されている。この時マスタ機Mは第1〜第3のスレーブ機S1〜S3からの受信レベルRSSI(Received Signal Strength Indicator:受信電界強度)をモニタリングしてマスタ機Mの内部のRSSI監視部(図示せず)に記憶させる。また第1〜第3のスレーブ機S1〜S3においてもマスタ機Mと自機を除く他のスレーブ機の受信レベルRSSIをモニタリングし、自機内のRSSI監視部(図示せず)に記憶する。
【0004】
この時、図12(b)に示すように電波を遮断する障害物0がマスタ機Mと第1のスレーブ機S1の間に介在すると、マスタ機Mと第1のスレーブ機S1の通信接続が切断される。マスタ機Mは第1のスレーブ機S1からのRSSIが通信を維持できないレベルであることを検出し、他のスレーブ機S2,S3に対して、第1のスレーブ機S1からのRSSIが通信可能なレベルを検出しているものが存在するか問い合わせる。
【0005】
例えば、図12(c)に示すように第2のスレーブ機が第1のスレーブ機S1と通信可能なレベルのRSSIを検出していると、マスタ機Mはスレーブ機S2に対してマスタ/スレーブ変換を要求し、マスタ機Mは第4のスレーブ機S4となり、第2のスレーブ機S2は新しいマスタ機Mとなる。
【0006】
新しいマスタ機Mは第1のスレーブ機S1および第3のスレーブ機S3と接続してピコネットの通信が回復される。
【0007】
また、ブルートゥースを用いた場合、図12(d)に示すようにP1は第1のピコネット、M1は第1のピコネットにおけるマスタ機、S1〜S3は第1のピコネットP1のスレーブ機、これらのスレーブ機S1〜S3はマスタ機M1と接続される。P2は第2のピコネット、M2は第2のピコネットにおけるマスタ機、S4〜S6は第2のピコネットP2のスレーブ機、これらのスレーブ機S4〜S6はマスタ機M2と接続される。そして第1のピコネットP1の内のスレーブ機S3を第2のピコネットP2のマスタ機M2へ接続させればS3を経由点として、第1のピコネットP1と第2のピコネットP2が接続される。
【0008】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−271342号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の無線通信ネットワークシステムにおいては、すべてのスレーブ機がマスタ機Mおよび同ネットワークに属する他のスレーブ機のRSSIをモニタする必要があるため、すべてのスレーブ機にRSSIの検出および監視する機能が必要になると共にマスタ機へのロール変換にも随時応じなければならないため、すべてのスレーブ機にマスタ機と同等かそれ以上のCPU処理性能が求められる。また上記で説明したスキャッタネットを用いれば、第1のピコネットP1の内部のスレーブ機から第2のピコネットP2の内部のスレーブ機への通信が可能になるが、その接続手順については具体的に決められていない。
【0011】
本発明は特にブルートゥースにおける無線通信方式において、ピコネットおよびスキャッタネットにおけるスレーブ機とマスタ機間、スキャッタネットに含まれる任意のピコネットに含まれるスレーブ機とスキャッタネットに含まれる任意のピコネットに含まれるスレーブ間の通信において、最適な通信ができる無線通信ネットワークシステムを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、以下の構成を有するものである。
【0013】
本発明の請求項1に記載の発明は、スレーブ機と、このスレーブ機に接続される複数のマスタ機と、この複数のマスタ機に接続されるサーバー機とを備え、前記複数のマスタ機はスレーブ機間の通信電界強度と通信データのビットエラーレートの情報を定期的に観測し、この定期的に観測された通信電界強度と通信データのビットエラーレートの情報を前記サーバー機に定期的に送信し、前記スレーブ機からの通信要求が前記サーバー機に届けられるとこのサーバー機は前記通信電界強度と通信データのビットエラーレートの情報をもとに前記スレーブ機と複数のマスタ機のいずれかの最適な通信ルートを前記スレーブ機に伝えるようにした無線通信ネットワークシステムであり、全てのスレーブ機はマスタ機とスレーブ機間の通信において最適な通信ルートを選択することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、スレーブ機と複数のマスタ機のいずれか1つの間において、所定の通信電界強度または通信データのビットエラーレートを満足しない場合は、前記スレーブ機と別のマスタ機とが接続され、さらに前記別のマスタ機とサーバー機が接続されるようにした請求項1に記載の無線通信ネットワークシステムであり、全てのスレーブ機はサーバー機と接続できる少なくとも1つのマスタ機との接続が維持できる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、スレーブ機は移動可能である請求項2に記載の無線通信ネットワークシステムであり、スレーブ機は無線通信ネットワークシステムに含まれる少なくとも1つのマスタ機と通信可能であれば、その位置によらず無線通信ネットワークシステムを利用できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態における無線通信ネットワークシステムについて図を用いて説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1は本発明の無線通信ネットワークシステムの構成を示す模式図である。
【0018】
図1において、1はブルートゥースのサーバー機、2a〜2cはブルートゥースのマスタ機、3a〜3cはブルートゥースのスレーブ機である中継機、4aはブルートゥースのスレーブ機である移動機(以下、移動端末と称する)からなる。
【0019】
図1において、サーバー機1は中継機3a〜3cとピコネットP1を形成し、マスタ機2aは中継機3aおよび移動端末4aとピコネットP2を形成し、マスタ機2bは中継機3bおよび移動端末4aとピコネットP3を形成し、マスタ機2cは中継機3cとピコネットP4を形成している。
【0020】
図2は本発明のマスタ機の回路構成を示すブロック図である。11は信号を送信または受信するアンテナ、12はデータから変調周波数に変換または微弱な信号を増幅および復調するRF部、13はベースバンド部、エコーキャンセラ14、主制御部(CPU)15、記憶手段16、リンク制御部17から構成される。
【0021】
RF部12は、その送信側において、ベースバンド部13から受取った送信すべきパケットデータを2.4[GHz]帯の無線周波数信号に変調してアンテナ11より送信出力させる。またRF部12の受信側においては、送られてきた受信信号をアンテナ11で受信し、増幅、復調してベースバンド部13へ出力すると共に、パケットデータ中に含まれている受信レベルを表すRSSI(Received Signal Strength Indicator:受信電界強度)信号をRSSI検出手段12aで検出してリンク制御部17のRSSI監視手段17aへ出力する。ベースバンド部13は、その送信側で送信すべき情報から所定のフォーマットに従ったパケットデータを作成してRF部12へ出力し、受信データの誤り率を表すBER(Bit Error Rate:ビット誤り率)をBER検出手段12bで検出して、リンク制御部17のBER監視手段17bへ出力し、受信情報を抽出してリンク制御部17へ出力する。リンク制御部17は、この回路におけるネットワーク接続時のリンク制御と管理とを行うもので、特にRSSI監視手段17aおよびBER監視手段17bでは図2に示すように他の各機器からの受信信号中から抽出したRSSIとBERとを通信路情報テーブルT1に更新記憶しておくことで、それぞれとの機器との間の通信路品質を把握することができる。主制御部(CPU)15は記憶手段16に格納されるプログラムに従い、リンク制御部17、ベースバンド部13を制御およびデータ通信を行う。記憶手段16にはマスタ処理を実行するプログラムと、接続するスレーブ機を管理するための端末管理テーブルT2を保持する。なお、図2はマスタ機としての動作に必要な構成であるが、スレーブ機としても使用してもよい。
【0022】
(表1)に示すRSSI監視手段17aおよびBER監視手段17bにそれぞれ記憶される情報を併合した通信路情報テーブルの構成を示すもので、ここでは具体的事例として、図1におけるマスタ機2aが保持する内容を示す。通信路情報テーブルにおける識別子は図1と対応させるため図番号を用いたがブルートゥース機器を一意に識別するもの(たとえばブルートゥース・アドレス)が実際には使用される。
【0023】
【表1】
Figure 2005033525
【0024】
(表2)はその端末管理テーブルT2の構成を示すもので、ここでは図1におけるマスタ機2aが保持する内容を示す。(表2)におけるデバイスは接続するスレーブ機がデータ通信を利用する移動端末であるか中継点に利用される中継機であるかを示し、接続状態をそのスレーブ機との接続状態を示す。そしてブルートゥースでは非同期通信を行うACLリンクと、同期通信を行うSCOリンクとが存在するためそれらの接続リンク状態を示すと共にサーバー機へのステップ数(以下、STEP数とする)はそのスレーブ機を通ってサーバー機へ到達するまでに経由する中継点数を示すものである。
【0025】
【表2】
Figure 2005033525
【0026】
図3は本発明のスレーブ機に使用される通信端末のブロック図である。アンテナ21、RF部22、ベースバンド部23、主制御部(CPU)24、記憶手段25から構成される。RF部22についてRSSI,BERを検出する手段を持たないことを除き、それぞれの動作については図2のマスタ機と同様であるため省略する。
【0027】
次に本発明の実施の形態1における各機器の動作について説明する。
【0028】
図4はマスタ機における主制御部15が実行する処理内容を示すフローチャートである。この処理内容は所定の周期ごとに繰り返し実行される。
【0029】
以下、その処理内容を順を追って説明する。
【0030】
まず、マスタ機と接続するスレーブ機との通信路を前記に説明した方法によりモニタリングを行い、ステップS51に示すようにその情報により(表1)に示す通信路情報テーブルを更新し、ステップS52に示すようにRSSIが所定の基準値以下のスレーブ機が検知されたかどうかを判断し、基準値以下のスレーブ機が検知されれば、ステップS53に示すようにサーバー機1に向けてそのスレーブ機との通信が絶たれた旨のハンドオーバー通知パケットを送信する。
【0031】
また、RSSIが所定の受信レベル以下であるスレーブ機がなかった場合においてもステップS51で得たデータで端末管理テーブルを更新し、ステップS54に示すように(表2)に示す端末管理テーブルを最新の状態に更新する。そしてステップS55に示すようにステップS51で得た通信路情報をサーバー機に向けて転送する。以上の処理を繰り返し実行することによりマスタ機が形成するそれぞれのピコネットとの状態、通信路品質情報をサーバー機に集中させる。
【0032】
次に、スレーブ機である中継機の処理について説明する。スレーブ機である中継機は、接続される第1のマスタ機から受信したデータを接続される他の第2のマスタ機へ転送する働きをする。転送先は受信したパケットに明示されるか、明示されない場合はサーバー機へ向けて転送するものとする。
【0033】
図5はサーバー機1の主制御部24が実行する処理内容を示すフローチャートである。
【0034】
ステップS61に示すようにサーバー機はスレーブ機から送信されるパケットを受信すると、ステップS62に示すようにそれが通信路情報を含んだパケットの場合は通信路情報更新処理、ステップS63に示すようにそれが通信を要求するパケットの場合は通信路構築処理、ステップS64に示すようにそれがハンドオーバーを通知するパケットの場合はハンドオーバー対応処理を行う。
【0035】
次に、サーバー機1が行う処理内容について説明する。
【0036】
通信路情報更新処理はサーバー機1が備える記憶手段16に(表3)および(表4)のスレーブ機端末管理テーブルおよび通信路情報テーブルの形式で記憶し、更新させる処理である。(表3)に示すスレーブ機端末処理テーブルはデータ通信の発着信点となる移動端末が接続するマスタ機とその間の通信路情報および接続状態を記憶し、更新するものであり、(表4)に示す通信路情報テーブルは無線通信ネットワークの構成および通信路情報を記憶し、更新するものである。(表3)に示す具体事例として、図1に示す通信状態におけるサーバー機1が保持する内容を示す。
【0037】
【表3】
Figure 2005033525
【0038】
【表4】
Figure 2005033525
【0039】
通信路構築処理における処理内容は移動端末より通信を要求するパケットをサーバー機が受信すると、スレーブ機端末管理テーブルおよび通信路情報テーブルT1を参照してその移動端末が通信を行う最適なマスタ機を選択し、その移動端末に対して選択されたマスタ機と通信を行うよう要求する旨のパケットを送信する処理である。
【0040】
図6はハンドオーバー対応処理における処理内容を示すフローチャートである。ステップS81に示すようにハンドオーバーを通知するパケットを受信すると、ステップS82に示すようにそのパケットに含まれる情報によりハンドオーバーが発生した移動端末に関する(表3)の登録情報を更新し、ステップS83に示すようにその移動端末にもっとも近いマスタ機を(表3)の登録情報により検索する。その結果ステップS84に示すように得られた少なくとも1つのマスタ機にハンドオーバーした移動端末と接続するような命令パケットを送信する処理内容である。
【0041】
次に、図1の構成におけるハンドオーバー処理について、図1および図7を用いて説明する。図7は実施の形態1における無線通信ネットワークシステムの構成を示す模式図である。
【0042】
マスタ機2bがスレーブ機である移動端末4aの移動や通信路間の障害物等により移動端末4aからのRSSIレベルが通信を維持できないレベルを検出すると、マスタ機2aはサーバー機1に対してハンドオーバー通知パケットを送信する。それを受けたサーバー機1は(表3)の情報によりスレーブ機4aに近傍の他のマスタ機2cを特定し、スレーブ機4aと接続するようなハンドオーバー要求を行う。要求を受けたマスタ機2cはスレーブ機4aに接続要求信号を送信してスレーブ機4aがそれを受けることによりスレーブ機4aはマスタ機2cに接続される。
【0043】
その結果、図7に示すような新たなネットワークシステムの構成が形成される。
【0044】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における無線通信ネットワークシステムについて図を用いて説明する。図8は本発明の実施の形態2における無線通信ネットワークシステムを説明するための説明図である。実施の形態2では実施の形態1で示した無線通信ネットワークシステムにおける具体的な通信手段について説明する。
【0045】
図8に示すように、1台のマスタ機(図示せず)と複数台のスレーブ機からなる第1のピコネット101、第2のピコネット102、第3のピコネット103、および第4のピコネット104が存在し、第1のピコネット101は第2のピコネット102および第3のピコネット103と接続し、第4のピコネット104は第2のピコネット102および第3のピコネット103と接続することによりスキャッタネット100を形成している。スキャッタネット100にはサーバー機10が接続されており、スレーブ機である移動機41aは第1のピコネット101および第2のピコネット102に接続され、スレーブ機である移動機42aは第3のピコネット103および第4のピコネット104に接続されている。サーバー機10およぴ各ピコネットのマスタ機は実施の形態1で説明した図4および図5の処理を行う。
【0046】
図8において、各ピコネットを形成するマスタ機はそれぞれにおいて、第1の実施の形態で説明したのと同様に、所定周期ごとに接続するスレーブ機との通信路をモニタリングしサーバー機10にそれらの情報を集中させる。サーバー機10には(表3)に示した場合と同様にスキャッタネット100を形成する無線通信ネットワーク構成および通信路情報を記憶し、更新する。
【0047】
以上の構成において、スレーブ機である移動機41aがスレーブ機である移動機42aに対しての通信を要求するときの通信手順について説明する。
【0048】
図9は本発明の通信を要求するスレーブ機である移動機の通信処理を示すフローチャートである。ステップS111に示すように、通信を要求するスレーブ機である移動機41aは接続する第1のピコネット101のマスタ機または第2のピコネット102のマスタ機に対して、通信を要求する相手先としてのスレーブ機である移動機42aの識別子とこれから通信を行うアプリケーションまたは通信コンテンツ種別を含むような通信開始要求パケットを送信する。そしてステップ112に示すように、通信路の構築が完了したことをマスタ機から受信し、ステップ113に示すように、通信路となるマスタ機に対してデータ通信を開始する。そしてステップ114に示すように、通信が終了すれば通信終了をマスタ機に送信して通信を完了させる処理となる。
【0049】
図10は本発明の通信路構築処理における処理内容を示すフローチャートである。ステップS121に示すようにサーバー機は通信を要求するパケットを受信すると、ステップS122に示すようにそのパケットに含まれる情報を入力として、最適通信路選択ルーチンを実行し、その結果ステップS123に示すように求められた通信路において中継機となるマスタ機に対して通信路の確保を要求する通信路構築要求パケットを送信する。そしてステップS124に示すようにサーバー機はそれらの応答を一定期間待ち、要求パケットを送信したそれぞれのマスタ機からの応答を受信し、ステップS125に示すように要求を拒否する応答があればその拒否要因を除くように再度通信路選択ルーチンを実行させる。ステップS126に示すように以上の動作を繰り返してすべての応答が受信できればステップS127に示すように通信路が構築できた旨の完了パケットをデータ通信の発信点となる移動端末に対して送信する処理である。
【0050】
また、図11は最適通信路選択ルーチンを示すフローチャートである。
【0051】
ステップS131に示すように本ルーチンに入力されるパラメータは通信要求元移動機の識別子、通信相手先移動機の識別子と使用する通信アプリケーション(コンテンツ)の種別であり、S132に示すようにそのアプリケーション種別から最適通信路計算に必要なパラメータを得る。パラメータはサーバー機が保持するもので、例えば(表5)におけるアプリケーションテーブルT4のような形態であり、アプリケーション、コンテンツの識別子により、重み付けされるパラメータとしてのアプリケーションに必要なリアルタイム性、通信に必要な正確性などを決定している。ステップS133に示すようにそのパラメータにより(表3)および(表4)に示す通信路情報から通信要求元移動機と通信相手先移動機間で構築可能な通信路を計算し、ステップS134に示すようにもっとも最適な通信路を選択する処理内容になっている。
【0052】
【表5】
Figure 2005033525
【0053】
通信路の構築が完了した旨の応答パケットを受信したスレーブ機である移動機は、通信路となるマスタ機に対してデータ通信を開始する。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明は、スレーブ機と、このスレーブ機に接続される複数のマスタ機と、この複数のマスタ機に接続されるサーバー機とを備え、前記複数のマスタ機はスレーブ機間の通信電界強度と通信データのビットエラーレートの情報を定期的に観測し、この定期的に観測された通信電界強度と通信データのビットエラーレートの情報を前記サーバー機に定期的に送信し、前記スレーブ機からの通信要求が前記サーバー機に届けられるとこのサーバー機は前記通信電界強度と通信データのビットエラーレートの情報をもとに前記スレーブ機と複数のマスタ機のいずれかの最適な通信ルートを前記スレーブ機に伝えるようにした無線通信ネットワークシステムであり、全てのスレーブ機はマスタ機とスレーブ機間の通信において最適な通信ルートを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線通信ネットワークシステムの構成を示す模式図
【図2】本発明のマスタ機の回路構成を示すブロック図
【図3】本発明のスレーブ機に使用される通信端末のブロック図
【図4】マスタ機における主制御部が実行する処理内容を示すフローチャート
【図5】サーバー機の主制御部が実行する処理内容を示すフローチャート
【図6】ハンドオーバー対応処理における処理内容を示すフローチャート
【図7】実施の形態1における無線通信ネットワークシステムの構成を示す模式図
【図8】本発明の実施の形態2における無線通信ネットワークシステムを説明するための説明図
【図9】本発明の通信を要求するスレーブ機移動機の通信処理を示すフローチャート
【図10】本発明の通信路構築処理における処理内容を示すフローチャート
【図11】本発明の最適通信路選択ルーチンを示すフローチャート
【図12】(a)〜(d)従来の無線通信ネットワークシステムを示す模式図
【符号の説明】
1 サーバー機
2a〜2c マスタ機
3a〜3c スレーブ機中継機
4a スレーブ機移動機
10 サーバー機
11 アンテナ
12 RF部
12a RSSI検出手段
12b BER検出手段
13 ベースバンド部
14 エコーキャンセラ
15 主制御部(CPU)
16 記憶手段
17 リンク制御部
17a RSSI監視手段
17b BER監視手段
21 アンテナ
22 RF部
23 ベースバンド部
24 主制御部(CPU)
25 記憶手段
41a,42a スレーブ機である移動機
100 スキャッタネット
101 第1のピコネット
102 第2のピコネット
103 第3のピコネット
104 第4のピコネット
T1 通信路情報テーブル
T2 端末管理テーブル
T4 アプリケーションテーブル
M,M1,M2 マスタ機
O 障害物
S1〜S6 スレーブ機
P1,P2 ピコネット

Claims (3)

  1. スレーブ機と、このスレーブ機に接続される複数のマスタ機と、この複数のマスタ機に接続されるサーバー機とを備え、前記複数のマスタ機はスレーブ機間の通信電界強度と通信データのビットエラーレートの情報を定期的に観測し、この定期的に観測された通信電界強度と通信データのビットエラーレートの情報を前記サーバー機に定期的に送信し、前記スレーブ機からの通信要求が前記サーバー機に届けられるとこのサーバー機は前記通信電界強度と通信データのビットエラーレートの情報をもとに前記スレーブ機と複数のマスタ機のいずれかの最適な通信ルートを前記スレーブ機に伝えるようにした無線通信ネットワークシステム。
  2. スレーブ機と複数のマスタ機のいずれか1つの間において、所定の通信電界強度または通信データのビットエラーレートを満足しない場合は、前記スレーブ機と別のマスタ機とが接続され、さらに前記別のマスタ機とサーバー機が接続されるようにした請求項1に記載の無線通信ネットワークシステム。
  3. スレーブ機は移動可能である請求項2に記載の無線通信ネットワークシステム。
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