JP2005033447A - デジタルカメラシステムおよびデジタルカメラ並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】PC1は、工程データベース12から作業場面を識別する為のシーン番号と当該場面での撮影条件を指定する為の条件番号とを読み出してカメラ2へ転送し、カメラ2は、PC1からのシーン番号と条件番号とを取得して記憶保持しておき、この条件番号に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定し、この設定パラメータにしたがって撮影された撮影画像に当該場面のシーン番号を付加してPC1へ送り、PC1は、カメラ2からのシーン番号付き撮影画像を撮影計画の分類体系に合わせて分類管理する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報処理装置とデジタルカメラとを備えたデジタルカメラシステムおよびデジタルカメラ並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、土木、建設工事において、現場にて工事状況を各工程毎に写真撮影した後、この写真を分類整理する必要があるが、工事記録写真は、膨大な枚数となる場合が多く、特に、電子納品が本格化した公共事業の場合には、記録写真の数は、2000〜3000枚のように更に膨大化し、その分類整理に多大な時間と労力を要し、間違いも起こり易く、その作業の効率化・省力化が望まれていた。
【0003】
そこで、従来においては、パーソナルコンピュータで作成した画像データベースとしての撮影情報をデジタルカメラに送信しておき、デジタルカメラ側では、この撮影情報を受信取得してリスト表示し、このリスト画面を確認しながら撮影を行うと、撮影情報内のポインタによって画像データと撮影情報とをリンクさせてパーソナルコンピュータ側へ送信し、パーソナルコンピュータ側では、この受信内容に基づいて画像データベースを更新して画像データベースを完成するようにした作業記録向けデジタルカメラシステムが知られている(特許文献1参照)。
一方、本出願人は、例えば、焦点距離、シャツタ速度、絞り、フィルタ、露出等を調整する為の撮影条件に対応付けられている各種のサンプル画像の中から任意のサンプル画像が選択された場合に、それに対応する撮影条件を以降の撮影用の条件として設定しておくことによって、当該設定条件通りの撮影を可能としたカメラ装置を提案した(特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−024982号公報
【特許文献2】
特開2002−10134号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1のデジタルカメラシステムにあっては、撮り忘れを防止できる他、撮影撮影情報に基づいて画像データベースを検索して画像データを読み出すことによって工事写真アルバムを作成することができるが、撮影者に対してリスト内容の確認を強要することなり、撮影者に大きな負担をかけるという問題があった。また、撮り忘れの防止効果は、撮影者の注意力に委ねたものである為、工事記録写真という撮り直しが不可能な撮影に対して、リスト内容の見逃しは、重大な問題を生じる。しかも、カメラ側ではパーソナルコンピュータから受信取得した撮影情報(テキストデータ)を記憶管理すると共に、この撮影情報をリスト表示する為には、特別なアプリケーションを必要とする結果、処理の煩雑化と共にコスト高を招くという問題も残っていた。
ところで、土木、建設工事においては、どの順番で何を撮影すべきかは、その発注元と請負会社との打ち合わせによって事前に分かっている場合が多く、特に、国土交通省を初めとする公共事業団体からは、工事写真の工種、撮影項目、撮影時期に関するガイドラインが基準書として出版されている程である。
【0006】
第1の発明の課題は、撮影計画にしたがって各場面毎に撮影を行う場合に、どの順番で何を撮影すべきかは事前に分かっているという事情を考慮し、撮影計画自体をカメラ側に転送しておかなくても、どの場面で撮影した画像かを特定することができると共に、撮影場面毎にそれに相応しい条件で撮影した各撮影画像を撮影計画の分類体系に合わせて分類整理できるようにすることである。
【0007】
他方、上述した特許文献2のカメラ装置にあっては、撮影条件の設定モードの状態において、予め用意されている各種のサンプル画像を表示させ、その中から任意のサンプル画像を選択するだけで、それ以降の撮影を当該サンプル画像に対応付けられている撮影条件にしたがって行うことができるので、撮影を行う毎に焦点距離、シャツタ速度、絞り、フィルタ、露出等の撮影条件を微調整する必要がなくなり、好みに合った撮影を誰でも容易に行うことが可能となる。
【0008】
第2の発明の課題は、本出願人が先に提案した技術(特開2002−10134号公報)を更に発展させたもので、撮影予定している一連の各場面を撮影する場合に、撮影場面が変わる毎に、どのような条件で撮影すべきかを意識しなくても、撮影場面毎にそれに相応しい条件で撮影できるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明(第1の発明)は、情報処理装置とデジタルカメラとを備えたデジタルカメラシステムであって、前記情報処理装置は、予定している一連の撮影場面を分類化すると共に、撮影場面毎に、この場面を識別する為のシーン識別情報と当該場面での撮影条件を指定する為の条件指定情報とを対応付けた撮影計画情報を記憶管理する撮影計画記憶手段と、この撮影計画情報内のシーン識別情報とこのシーン識別情報に対応する条件指定情報とをデジタルカメラへ送る出力手段とを備え、前記デジタルカメラは、情報処理装置からのシーン識別情報と条件指定情報とを取得して記憶保持する保持手段と、この条件指定情報に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定する設定手段と、この設定手段によって設定された撮影パラメータにしたがって撮影された撮影画像に当該場面のシーン識別情報を付加する付加手段と、この付加手段によってシーン識別情報が付加された撮影画像を情報処理装置へ送る出力手段とを備え、前記情報処理装置は、デジタルカメラからのシーン識別情報付き撮影画像を前記撮影計画の分類体系に合わせて分類管理するようにしたことを特徴とするデジタルカメラシステムを提供する。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項6記載の発明)。
【0010】
したがって、請求項1、6記載の発明における情報処理装置は、一連の撮影場面を分類化すると共に、撮影場面毎に、この場面を識別する為のシーン識別情報と当該場面での撮影条件を指定する為の条件指定情報とを対応付けた撮影計画情報を記憶管理している状態において、この撮影計画情報内のシーン識別情報と対応する条件指定情報とをデジタルカメラへ送り、デジタルカメラは、情報処理装置からのシーン識別情報と条件指定情報とを取得して記憶保持すると共に、この条件指定情報に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定し、この設定パラメータにしたがって撮影された撮影画像に当該場面のシーン識別情報を付加して情報処理装置へ送り、情報処理装置は、デジタルカメラからのシーン識別情報付き撮影画像を前記撮影計画の分類体系に合わせて分類管理するようにしたから、撮影計画にしたがって各場面毎に撮影を行う場合に、どの順番で何を撮影すべきかは事前に分かっているという事情を考慮し、撮影計画自体(データベース自体)をカメラ側に転送しておかなくても、どの場面で撮影した画像かを特定することができると共に、撮影場面毎にそれに相応しい条件で撮影した各撮影画像を撮影計画通りに分類整理することができる。したがって、撮影者にあっては、撮影を行う毎に、撮影計画の内容を確認しなくてもよくなり、また、カメラ側にあっても、シーン識別情報を記憶保持して撮影画像に当該シーン識別情報を付加するだけの機能を追加するだけで足り、データベース管理に対応させる為の大幅な設計変更が不要となり、更には、撮影者の技能等に依存することなく、撮影場面毎にそれに適した高品質画像を得ることが可能となる等、実用効果の高いものとなる。
【0011】
なお、請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記撮影条件を指定する為の条件指定情報は、焦点距離、シャツタ速度、絞り、フィルタ、露出、フラッシュ、ホワイトバランスの各調整値のうち、少なくとも、その何れかの調整値で撮影すべきことを示す撮影条件を指定する為の情報であり、前記情報処理装置は、同一の撮影場面に対応して複数種の条件指定情報をデジタルカメラへ送る(請求項2記載の発明)。
したがって、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、同一の撮影場面に対応して複数種の条件指定情報を含めることができる為、同一の場面を異なる撮影条件で撮影することが可能となり、失敗撮影を効果的に防止することもできる。
【0012】
前記デジタルカメラは、複数種の撮影条件を記憶管理する条件記憶手段を有し、前記設定手段は、同一の撮影場面に複数の条件指定情報が含まれている場合、この複数の条件指定情報の中から任意に選択された条件指定情報に基づいて前記条件記憶手段を検索し、該当する撮影条件を撮影パラメータとして設定する(請求項3記載の発明)。
したがって、請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、デジタルカメラは、同一の撮影場面に複数の条件指定情報が含まれている場合、この複数の条件の中から任意に選択された条件を撮影パラメータとして設定するようにしたから、例えば、天候状態や照明具合等に応じて予め決められている複数の条件の中から現在の撮影環境に適した条件を選択することができる為、撮影環境の変化にも十分対処することが可能となる。
【0013】
請求項4記載の発明(第2の発明)は、デジタル撮影を行うデジタルカメラにおいて、複数種の撮影条件を記憶管理する条件記憶手段と、予定している一連の撮影場面毎に、この場面に相応しい撮影条件を指定する為の条件指定情報を記憶管理する指定情報記憶手段と、一連の撮影場面の中から任意の場面が今回の撮影対象として選択された場合に、この選択場面に対応する条件指定情報を読み出す読出手段と、この読出手段によって読み出された条件指定情報に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定する設定手段とを具備するものである。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項4記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項7記載の発明)。
【0014】
したがって、請求項4、7記載の発明は、複数種の撮影条件を記憶管理すると共に、予定している一連の撮影場面毎に、この場面に相応しい撮影条件を指定する為の条件指定情報を記憶管理している状態において、一連の撮影場面の中から任意の場面が今回の撮影対象として選択された場合に、この選択場面に対応する条件指定情報を読み出すと共に、この条件指定情報に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定するようにしたから、撮影予定の各場面を撮影する場合に、撮影場面が変わる毎に、どのような条件で撮影すべきかを意識しなくても、場面毎にそれに相応しい条件で撮影することができ、誰でも容易に最良の撮影が可能となる。
【0015】
この場合、一連の撮影場面の中から任意に選択された場面に複数の条件指定情報が含まれている場合には、この複数の条件を選択候補として案内出力する出力手段を設け、前記設定手段は、前記選択候補の中から任意に選択された候補に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定するようにすれば(請求項5記載の発明)、複数の条件指定情報の中から任意の条件指定情報を選択することができ、例えば、天候や照明具合等に応じて現在の撮影環境に適した条件を選択することができる為、撮影環境の変化にも十分対処することが可能となり、現在の撮影環境に適した高品質画像を得ることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図14を参照してこの発明の一実施形態を説明する。
図1は、この実施形態におけるデジタルカメラシステムの全体構成を示したブロック図である。
この実施形態のデジタルカメラシステムは、パーソナルコンピュータ(PC)1とデジタルカメラ2とを備え、一連の作業を構成する各作業過程毎にカメラ撮影された各撮影画像をその作業状況確認用の資料として分類管理するようにしたものである。すなわち、この実施形態におけるデジタルカメラシステム(作業状況管理システム)は、土木工事の請負会社側に設備されたもので、事前に作成した土木工事に関する撮影計画にしたがって各作業工程毎にその作業場面での撮影を行うと、各作業場面で撮影された撮影画像を作業工程毎に分類仕分けして記憶管理すると共に、分類仕分けされた各撮影画像に基づいて当該発注元へ提出する為の写真帳(工事記録アルバム)を作成可能としたものである。
【0017】
このPC1には、この実施形態特有の工事撮影計画作成アプリケーション(AP)および画像分類アプリケーション等が備えられており、PC1は、この工事撮影計画作成アプリケーションにしたがって工事別撮影計画データベース(後述する工程データベース)を作成し、また、デジタルカメラ2から取得した各撮影画像を画像分類アプリケーションにしたがって分類仕分けして記憶管理するようにしている。また、デジタルカメラ2は、CCDイメージセンサ等を撮像素子として使用し、フルカラー撮影を行う携帯型のスチルカメラである。
【0018】
ここで、PC1とデジタルカメラ2との間でのデータの受け渡しは、2通り存在し、PC1にケーブル接続されているクレードル(充電機能付きの中継器)3にデジタルカメラ2を載置することによって、クレードル3を介してデータの送受信を行ったり、PC1にケーブル接続されているメディア用インターフェイス4にDVD等の可搬型の記録メディア5を装着することによって、当該記録メディア5を介してデータの受け渡しを行うようにしている。
【0019】
図2は、PC1側に設けられている工事名データベース11のレコード構造を示した図である。
この工事名データベース11は、請負会社が受注した工事毎に、その工事の受発注に関する情報を記憶管理するもので、この各レコード(工事名レコード)は、「工事名称」、「工事番号」、「発注年度」、「発注元」、「請負者名」、「シーン番号生成済みフラグ」の各項目を有している。「工事番号」は、工事毎に付加される工事識別用の一連番号であり、「シーン番号生成済みフラグ」は、工事における各作業工程毎に、その作業場面を識別する為のシーン番号(後述する)を生成済みであることを示す為のフラグである。
【0020】
図3は、PC1側に設けられている工程データベース12のレコード構造を示した図である。
工程データベース12は、一連の工事を構成する各作業工程を分類化すると共に、各工程毎に、この作業場面で予定している撮影内容と当該作業場面を識別する為のシーン番号とを対応付けた撮影計画を記憶管理するもので、この各レコード(工程レコード)は、一連の工事を構成する作業工程毎に、「工事番号」、「工程番号」、「区分」、「工種」、「種別」、「細別」、「撮影項目」、「撮影時期」、「撮影頻度」、「シーン番号」、「第1条件番号」、「第2条件番号」の各項目を有している。「工事番号」は、上述の工事名レコードと当該工程レコードととをリンクさせる為の情報であり、「工程番号」は、工程毎に付加される工程識別用の一連番号である。なお、複数の工程レコードによって構成される撮影計画は、一連の工事を階層的に表したもので、各レコードの項目は、「工事番号」>「区分」>「工種」>「種別」‥‥の階層関係となっている。つまり、第1階層(ルート)は、「工事番号」、第2階層は、「区分」、第3階層は、「工種」、第4階層は、「種別」、‥‥となっている。
【0021】
ここで、土木工事を例示すると、「区分」は、“出来形管理写真”等のような撮影区分を示し、「工種」は、“舗装工”等のような工程の分類項目であり、「種別」は、“路盤工(1)”、“路盤工(2)”、“コンクリート舗装”等のような工種の分類項目である。また、「撮影項目」は、“敷均し、転圧状況”、“整正状況”等のような撮影の対象項目を示し、「撮影時期」は、“施工中”、“施工後”等を示し、「撮影頻度」は、“各層毎に1回”等を示す。更に、「シーン番号」は、「工事番号」に「工程番号」を付加することによって自動生成されたもので、その上位側が「工事番号」、下位側が「工程番号」とした組み合わせ番号であり、撮影対象としての作業場面を識別する為の識別情報である。
【0022】
「第1条件番号」、「第2条件番号」は、カメラ撮影時に自動調整される各種の撮影パラメータ(撮影条件)を各場面毎に指定する為の条件指定情報であり、撮影者の技能等に依存することなく、撮影場面毎にそれに適した高品質画像を得る為に予め撮影計画の一部として設定されたものである。ここで、条件指定情報として1つの場面(工程)に対して、2種類の条件番号を選択候補として設定可能となっているが、勿論、条件番号を1種類だけ設定するか、2種類設定するかは任意である。なお、「シーン番号」、「第1条件番号」、「第2条件番号」は、デジタルカメラ2側へ転送されるもので、この実施形態の特徴的なデータである。
【0023】
このような構成の工程レコードの中からPC1は、「区分」、「工種」、「種別」、「細別」、「撮影項目」、「撮影時期」を読み出して撮影内容を案内する為のナビゲーション情報としてデジタルカメラ2へ転送するようにしているが、その際、このナビゲーション情報をイメージデーダ(ナビゲーション画像)に変換すると共に、このナビゲーション画像にそのファイル属性として当該「シーン番号」および「第1条件番号」、「第2条件番号」を付加してPC1へ転送するようにしている。ここで、PC1は、ナビゲーション画像をデジタルカメラ2へ転送するのに先だって、各工程レコード毎に、その「工事番号」、「工程番号」に基づいて「シーン番号」を生成して工程レコード内の対応項目位置にセットするようにしている。なお、シーン番号・条件番号付きのナビゲーション画像を1工程分転送するか、複数工程分の転送するかは、任意に選択可能となっている。ここで、デジタルカメラ2において、例えば、1日に1場面のように、毎日、異なる作業場面を撮影するような場合には、その都度、PC1からシーン番号を取得して上書保持するようにすれば、デジタルカメラ2内のシーン番号は1つ(1工程分)となる。
【0024】
図4は、デジタルカメラ2側に設けられている撮影条件テーブル27の内容を示した図である。
この撮影条件テーブル27は、カメラ撮影時に自動調整される撮影条件(撮影パラメータ)を記憶管理するもので、複数種の撮影条件の中から撮影場面毎に、その場面に相応しい撮影条件を任意に選択指定するようにしている。ここで、撮影条件毎に、「条件番号」、「条件番号」、「焦点距離」、「シャツタ速度」、「絞り」、「フィルタ」、「露出」、「フラッシュ」、「ホワイトバランス」の各項目を有している。「条件番号」は、撮影条件を指定する為の一連番号(行番号)である。撮影条件を構成する各項目データは、「焦点距離」、「シャツタ速度」、「絞り」、「フィルタ」、「露出」、「フラッシュ」、「ホワイトバランス」に対応する調整値である。
【0025】
図5は、PC1側に設けられている条件リストテーブル13の内容を示した図である。
この条件リストテーブル13は、撮影条件テーブル13に設定されている各種の撮影条件の中から撮影場面毎に相応しい撮影条件を選択する際に、各撮影条件の意味を案内説明する為のリストを記憶管理するもので、このリスト内容を確認し、場面毎に相応しい撮影条件を任意に選択可能としている。この条件リストテーブル13は、撮影条件毎に、「条件番号」および「意味」の項目を有している。この例では、「条件番号」が“1”の撮影条件は、「屋外、昼、晴れ、遠距離」に適した撮影条件であることを示し、「条件番号」が“2”の撮影条件は、「屋外、昼、曇り、遠距離」に適した撮影条件であることを示している。同様に、「条件番号」が“3”の撮影条件は、「屋外、夜、遠距離」、また、「条件番号」が“4”の撮影条件は、「屋外、昼、晴れ、近距離」に適した撮影条件であることを示している。なお、建築工事における屋内撮影の場合には、「条件番号」が“11”〜“13”の撮影条件が適し、「条件番号」が“13”の撮影条件は、「屋内、近距離」に適した撮影条件であることを示している。
【0026】
図6は、デジタルカメラ2の基本的構成要素を示したブロック図である。
デジタルカメラ2は、CPU21、カメラ撮影部22、操作部23、通信部24、表示部25、記憶部26、記録メディア5を基本構成要素とする構成となっている。CPU21は、オペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトにしたがってこのデジタルカメラ2の全体動作を制御する中央演算処理装置である。カメラ撮影部22は、撮影レンズ、ミラー等のレンズ・ミラーブロック、CCDイメージセンサ等の撮像素子、その駆動系等を備えたもので、CPU21は、オートフォーカス時の駆動制御、シャッター駆動制御、撮影画像の取り込み等を行う。
【0027】
操作部23は、シャッタボタン、モード切換えボタン、セットボタン、順送りボタン、逆送りボタン等の各種のボタンを有し、その操作信号をCPU21へ与える。なお、これらのボタンの機能については後述する。通信部24は、クレードル3を介してPC1との間でデータの送受信を行う。表示部25は、例えば、液晶表示部であり、モニタ画面、ファインダ画面、画像再生画面として使用される。記憶部25は、オペレーティングシステムや各種アプリケーションソフト等が格納されているROMやワーク用のRAM等であり、PC1からのシーン番号・条件番号付きナビゲーション画像を受け取ると、CPU21は、これを記憶部25内に保存保管する。記録メディア5は、DVD等の着脱自在な画像記録用の記憶媒体である。
【0028】
この記憶部25内には、PC1側に設けられている条件リストテーブル13と同様の構成の条件リストテーブルが設けられている。なお、図5の中で括弧内の符号は、デジタルカメラ2側に設けられている条件リストテーブル28であることを示している。このデジタルカメラ2側の条件リストテーブル28は、撮影者に対して条件番号に対応する撮影条件の意味を案内説明する為に表示されるもので、この案内表示画面の中から現在の撮影環境に相応しい条件番号が任意に選択指定されると、デジタルカメラ2は、この選択番号に基づいて撮影条件テーブル27をアクセスして該当する撮影条件を読み出し、「焦点距離」、「シャツタ速度」、「絞り」、「フィルタ」、「露出」、「フラッシュ」、「ホワイトバランス」に対応する各調整値を今回の撮影時における撮影パラメータとして設定する。
【0029】
ここで、デジタルカメラ2は、当該設定パラメータにしたがった撮影を行うと、1画像1ファイル形式の画像ファイルを生成し、このファイル属性として「シーン番号」を当該画像ファイルに付加して記録メディア5内に記録保管するようにしている。この記録メディア5内に保管されたシーン番号付き画像ファイルは、PC1へ転送されるが、その際、PC1は、このシーン番号付き画像ファイルに基づいて当該画像ファイルを撮影計画の分類体系に合わせて分類仕分けして記憶管理するようにしている。
【0030】
なお、記憶部25内のナビゲーション画像は、ナビゲーション表示の指示操作に応答して表示出力される。また、記憶部25内に複数工程分のシーン番号がシーン番号順にセットされている状態において、1作業場面分の撮影終了後に順送りボタンが操作された場合、デジタルカメラ2は、現在指定されているシーン番号(カレント番号)に対して次の順位のシーン番号を読出指定し、次に撮影された画像に当該指定のシーン番号を付加するようにしている。また、逆送りボタンが操作された場合には、カレント番号に対して1つ前の順位のシーン番号を読出指定し、次に撮影された画像に当該指定のシーン番号を付加するようにしている。更に、1作業場面分の撮影終了後に逆送り操作、逆送り操作の何れも行われない場合には、前回と同じ作業場面を撮影するものと認識して、前回と同一のシーン番号を次に撮影される撮影画像に付加するようにしている。
【0031】
次に、この実施形態におけるデジタルカメラシステムの動作概念を図7〜図12に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作を逐次実行する。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードにしたがった動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。
【0032】
図7は、PC1側において、工事記録用として事前に作成する撮影計画の作成処理を示したフローチャートである。
先ず、PC1は、工事名データベース11をアクセスし、作成済みの各工事名レコードの中から「工事名称」、「発注年度」の項目データをそれぞれ取得して、工事名一覧画面内に表示させる(ステップA1)。
図13は、この工事名一覧画面を示した図であり、この一覧画面には、請け負った工事毎に、その「工事名称」、「発注年度」が一覧表示されていると共に、「選択ボタン」が配置されている。この「選択ボタン」は、既に作成されている撮影計画の一部を修正・変更する場合に、その対象となる工事を選択する為の操作部である。また、一覧画面には、「新規作成ボタン」、「終了ボタン」が配置されている。この「新規作成ボタン」は、撮影計画の新規作成を指示する為の操作部であり、「終了ボタン」は、撮影計画の作成終了を指示する為の操作部である。
【0033】
いま、「新規作成ボタン」が操作された場合には(ステップA2)、新規エディタ画面に切換え表示させる(ステップA3)。
この新規エディタ画面は、図示省略したが、ヘッダ部と明細部とを有する構成となっている。このヘッダ部には、工事名レコードへの入力項目として、「工事名称」、「工事番号」、「発注年度」、「発注元」、「請負者名」が設けられている。また、明細部の各行は、各工程に1対1に対応付けられたもので、この明細部の各行は、一連番号である「行番号」の他に、工程レコードへの入力項目として、「区分」、「工種」、「種別」、「細別」、「撮影項目」、「撮影時期」、「撮影頻度」が設けられている。なお、この新規エディタ画面には、「終了ボタン」等の各種のボタンが配置されている。
【0034】
ここで、新規エディタ画面のヘッダ部に、「工事名称」、「工事番号」、「発注年度」、「発注元」、「請負者名」の各項目データを入力した後(ステップA4)、明細部に各行毎に「区分」、「工種」、「種別」、「細別」、「撮影項目」、「撮影時期」、「撮影頻度」の各分類項目データを入力すると共に(ステップA5)、当該場面を撮影する際の撮影条件を指定する条件番号の入力を行う(ステップA6〜A8)。この条件番号の入力時には、条件リストテーブル13の内容がリスト表示されるので(ステップA6)、このリスト画面を確認し、当該工程(場面)に相応しい撮影条件として1種類あるいは2種類の条件番号を選択して入力する(ステップA7、A8)。この場合、例えば、屋外撮影か屋内撮影か、遠距離撮影か近距離撮影か、昼間の撮影か夜間の撮影かを考慮する他に、撮影時の天気状態や被写体の種類等をも総合的に考慮することによって場面に相応しい撮影条件となるように1種類あるいは2種類の条件番号を選択入力する。
【0035】
ここで、1工程分のデータ入力が終わると、改行処理が行われ、以下、全工程分の入力が終わるまで(ステップA9)、上述の入力処理が繰り返される(ステップA5〜A9)。いま、全工程分の入力終了が指示されると(ステップA9)、新規エディタ画面の明細部を構成する「行番号」を工程レコードの「工程番号」(デフォルト値)として取得するが、工程順の変更等を行う為に「工程番号」が直接入力されるとデフォルト値の変更が行われる(ステップA10)。
【0036】
これによって1工事分のデータ入力が完了すると、ヘッダ部内の入力データに基づいて工事名レコードを作成して、工事名データベース11に登録する(ステップA11)。また、明細部内の各行データを1行毎に読み出し、この行データに「工事番号」を付加しながら工程レコードを作成する処理を1行毎に繰り返して工程データベース12内に登録する(ステップA12)。なお、この段階では、各工程レコード内の「シーン番号」は、それぞれ空欄となっている。
ここで、新規エディタ画面内の「終了ボタン」が操作されると(ステップA13)、最初の工事名一覧画面に戻る(ステップA1)。
【0037】
また、工事名一覧画面内の「選択ボタン」が操作されると(ステップA14)、選択指定された「工事名」に基づいて工事名データベース11をアクセスし、対応する工事名レコードを読み出すと共に(ステップA15)、その中から取得した「工事番号」に基づいて工程データベース12をアクセスし、「工事番号」に一致する全ての工程レコードを読み出す(ステップA16)。そして、この工事名レコードおよび各工程レコードは、上述のエディタ画面内に表示される(ステップA17)。ここで、エディタ画面内のデータを変更、修正した後に(ステップA18)、編集終了が指示されると、編集後のデータに基づいて工事名レコード、工程レコードの内容が更新されて工事名データベース11、工程データベース12内に上書される(ステップA19)。なお、工事名一覧画面内の終了ボタンが操作された場合には(ステップA20)、撮影計画の作成終了となる。
【0038】
図8および図9は、PC1がナビゲーション画像をデジタルカメラ2へ転送する際の動作を示したフローチャートである。
先ず、PC1は、クレードル3を介してデジタルカメラ2が接続されているか(ステップA21)、メディア用インターフェイス4に可搬型記録メディア5が接続されているかを調べる(ステップA22)。いま、デジタルカメラ2が接続されていたり、可搬型記録メディア5が接続されている場合には、工事名データベース11をアクセスし、作成済み工事名レコードによる工事名一覧画面を表示させる(ステップA23)。ここで、今回の対象工事を指定する為に対応する「選択ボタン」が操作されると(ステップA24)、その工事名レコードを読み出し(ステップA25)、この工事名レコード内の「シーン番号生成済みフラグ」を参照して、フラグの有無をチェックする(ステップA26)。
【0039】
最初は、「シーン番号生成済みフラグ」はセットされていないので、工事名レコード内の「工事番号」に基づいて工程データベース12をアクセスし、「工事番号」に一致する全ての工程レコードの中からその「工程順番」が若い順に1レコード分読み出す(ステップA27)。そして、この工程レコード内の「工事番号」に「工程番号」を付加した組合番号を「シーン番号」として生成し(ステップA28)、当該工程レコード内の対応項目位置にセットする(ステップA29)。
以下、「工事番号」に一致する全ての工程レコードの中からその「工程順番」が若い順に1レコードずつ順次読み出しながら「シーン番号」を生成して当該工程レコード内にセットする処理を繰り返す(ステップA27〜A30)。
【0040】
これによって全工程分の処理が完了すると(ステップA30)、当該工事名レコード内に「シーン番号生成済みフラグ」をセットする(ステップA31)。そして、図9のステップA33に移り、当該「工事番号」に一致する全ての工程レコードを一覧表示させる。
一方、「シーン番号生成済みフラグ」がセットされていれば(ステップA26でYES)、当該工事名レコード内の「工事番号」に一致する全ての工程レコードを読み出す(ステップA32)。そして、図9のステップA33に移り、当該「工事番号」に一致する全ての工程レコードを一覧表示させる。
【0041】
この一覧表示の中から今回の撮影対象である工程のレコードが選択指定された場合には(ステップA34)、その場面での撮影内容を案内する為のナビゲーション情報として、当該選択レコード(工程レコード)を構成する各項目のうち、「区分」、「工種」、「種別」、「細別」、「撮影項目」、「撮影時期」を読み出してイメージデータに変換してナビゲーション画像を作成する(ステップA35)。そして、このナビゲーション画像にそのファイル属性として当該工程レコードから「シーン番号」を読み出して付加すると共に、「第1条件番号」および「第2条件番号」を付加する(ステップA36)。ここで、複数の工程を今回の撮影対象とする場合には、他の工程選択を指示する(ステップA37)。すると、ステップA34に戻って上述の動作が繰り返される(ステップA34〜A37)。
【0042】
このようにして1工程分または複数工程分のシーン番号・条件番号付きナビゲーション画像が生成されると、PC1は、その転送先を調べる(ステップA38)。つまり、クレードル3を介してデジタルカメラ2が接続されているか、メディア用インターフェイス4に可搬型記録メディア5が接続されているかを調べ、転送先がデジタルカメラ2であれば、デジタルカメラ2に対して転送要求を行い(ステップA39)、それに応答してデジタルカメラ2から転送可を受けた場合には、1工程分または複数工程分のナビゲーション画像をデジタルカメラ2へ送信する(ステップA40)。また、転送先が可搬型記録メディア5であれば、1工程分または複数工程分のナビゲーション画像を可搬型記録メディア5へ書込む(ステップA41)。
【0043】
図10および図11は、デジタルカメラ2側の動作を示したフローチャートである。
先ず、デジタルカメラ2は、クレードル3を介してPC1に接続されているかを調べ(ステップB1)、PC1に接続されいなければ、この実施形態の固有の工事撮影モードに切換える為のモード切換えボタンが操作されたかを調べる(ステップB2)。ここで、工事撮影モードでなければ、ステップB3に移って通常の撮影状態となり、シャッタ操作に応答して撮影された画像をそのまま記録保存する通常撮影処理が行われる。
【0044】
いま、デジタルカメラ2がクレードル3を介してPC1に接続されている場合には(ステップB1でYES)、PC1からの要求有無を調べ(ステップB4)、何れの要求もなければステップB1に戻るが、PC1からの要求がナビゲーション画像の転送要求であれば(ステップB5でYES)、PC1から送信されて来た1工程分あるいは複数工程分のシーン番号付きナビゲーション画像を受信して(ステップB6)、記録メディア5内に記録保管しておく(ステップB7)。この状態において、工事撮影モードボタンが操作された場合には(ステップB2でYES)、記録メディア5をアクセスし、シーン番号付きのナビゲーション画像を当該シーン番号の若い順にソートする並び替え処理を行った後に(ステップB10)、その先頭から1工程分のシーン番号をカレント番号として読み出しておく(ステップB11)。
【0045】
そして、図11のステップB12に移り、ボタン操作の有無を調べ、セットボタン、順送りボタン、逆送りボタン等が操作されるまで操作待ち状態となる。ここで、セットボタンは、工事撮影モードにおいて、撮影可能な状態にセットするもので、セットボタンが操作された場合には(ステップB13)、現在のシーン番号(カレント番号)に対応する条件番号が複数(2種類)設定されているか否かを調べる(ステップB14)。ここで、条件番号が2種類であれば、「第1条件番号」および「第1条件番号」に基づいて条件リストテーブル28をアクセスし、意味付きの条件番号を読み出してリスト表示する(ステップB15)。
【0046】
このリスト画面の中から任意の条件番号が選択された場合には(ステップB16)、この選択番号に基づいて撮影条件テーブル27をアクセスし、該当する複数項目分の撮影条件を読み出し(ステップB17)、撮影パラメータとしてセットする(ステップB18)。これによって「焦点距離」、「シャツタ速度」、「絞り」、「フィルタ」、「露出」、「フラッシュ」、「ホワイトバランス」に対応する各調整値が撮影パラメータとしてセットされる。なお、現在のシーン番号に対応する条件番号が1種類であれば、意味付きの条件番号のリスト表示を行わず、当該条件番号対応の撮影条件をパラメータとしてセットする処理に移る(ステップB17、B18)。
【0047】
そして、デジタルカメラ2は、カメラモニタ画像を取得してモニタ表示させる(ステップB19)。この状態において、シャッタ操作の有無(ステップB20)および解除操作の有無を調べる(ステップB21)。ここで、解除操作が行われた場合には、撮影可能なセット状態を解除する為に、ステップB12に戻る。いま、工事撮影モードにおいて、セットボタン操作後にシャッタ操作が行われると(ステップB20でYES)、現在セット中の撮影パラメータにしたがった撮影が行われる(ステップB22)。すると、この撮影画像を取り込んで画像ファイルを作成すると共に、それを所定サイズに圧縮した後に(ステップB23)、そのファイル属性として日時等を付加し(ステップB24)、更に、現在のシーン番号(カレント番号)を当該ファイル属性として付加する(ステップB25)。
【0048】
このようにしてファイル属性が付加された画像ファイルは、記録メディア5内に記録保管される(ステップB26)。以下、ステップB19に戻る為、シャッタ操作が行われる毎に、現在セット中の撮影パラメータにしたがった撮影が行われ、新たな撮影画像を取り込んで画像ファイルを生成し、これにファイル属性を付加して記録保存する動作が繰り返される(ステップB19〜B26)。したがって、同一の作業場面を繰り返し何枚も撮影した場合には、撮影パラメータにしたがった撮影が行われると共に、各画像ファイルには、同一のシーン番号(カレント番号)がそれぞれ付加されることになる。なお、同一の作業場面を他の条件で撮影する場合には、解除ボタンを操作して(ステップB21でYES)、撮影可能状態を一旦解除した後、再びセットボタンを操作すると、意味付き条件番号のリストが再表示されるので、他の条件を選択することができる。
【0049】
ここで、次の作業場面を撮影する為に、順送りボタンが操作された場合には(ステップB27でYES)、現在のシーン番号(カレント番号)に対して1つ先の順位であるシーン番号を指定することによってカレント番号の順送り処理(インクリメント処理)を行う(ステップB28)。そして、ステップB12に戻って操作待ち状態となる。ここで、次の作業場面を撮影する為に、セットボタンを操作すると、上述した撮影パラメータのセット処理に移り(ステップB14〜B18)、順送り後の新たなシーン番号に対応する条件番号にしたがった撮影パラメータがセットされる。この状態において、シャッタボタンが操作されると(ステップB20)、新たに撮影された画像ファイルには、順送り後の新たなシーン番号が付加されて記録される(ステップB22〜B26)。
【0050】
また、1つ前の作業場面を撮影する為に、逆送りボタンが操作された場合には(ステップB29でYES)、現在のシーン番号(カレント番号)に対して1つ前の順位であるシーン番号を指定することによってカレント番号の逆送り処理(デクリメント処理)を行う(ステップB30)。そして、ステップB12に戻って操作待ち状態となる。ここで、1つ前の作業場面を撮影する為に、セットボタンを操作すると、上述した撮影パラメータのセット処理に移り(ステップB14〜B18)、逆送り後の新たなシーン番号に対応する条件番号にしたがった撮影パラメータがセットされる。この状態において、シャッタ操作か行われると(ステップB20)、新たに撮影された画像ファイルには、逆送り後の新たなシーン番号が付加されて記録される(ステップB22〜B26)。
【0051】
他方、セットボタンが操作される前に、解除ボタンが操作された場合には(ステップB31でYES)、工事撮影モードが解除されて図10の最初のステップB1に戻るが、ナビゲーション画像の案内表示を指示する為の案内ボタンが操作された場合には(ステップB32でYES)、現在のシーン番号(カレント番号)に対応付けられているナビゲーション画像を読み出して表示出力させる(ステップB33)。そして、ステップB12に移って操作待ち状態となる。この場合、ナビゲーション画像は、上述したように、工程レコード内の「区分」、「工種」、「種別」、「細別」、「撮影項目」、「撮影時期」を案内する為の情報であり、撮影現場にて今回の撮影内容を確認する時に案内表示されるもので、撮影者は、必要に応じてナビゲーション画像を確認した後にシャッタ操作を行うことができる。
【0052】
このようにして作業現場での撮影が完了すると、デジタルカメラ2内の画像ファイルをPC1へ転送する処理が行われる。この場合、PC1とデジタルカメラ2との間において画像ファイルの受け渡しは、クレードル3あるいは可搬型記録メディア5を介して行われる。
図12は、PC1側における画像ファイルの読込処理を示したフローチャートである。先ず、PC1は、クレードル3を介してデジタルカメラ2が接続されたか(ステップA51)、可搬型記録メディア5が接続されたかをチェックする(ステップA42)。いま、デジタルカメラ2が接続された場合には、デジタルカメラ2に対してファイルアップ要求を行う(ステップA53)。
【0053】
ここで、デジタルカメラ2側においては、クレードル3を介してPC1に接続されている状態において(図10のステップB1)、PC1からの要求を受信した時に(ステップB4)、それがファイルアップ要求であれば(ステップB8)、記録メディア5内に記録保管されている全てのシーン番号付き画像ファイルを読み出し、クレードル3を介してPC1へ送信する処理を行う(ステップB9)。
【0054】
一方、PC1側においては、デジタルカメラ2からクレードル3を介して送信されて来た全てのシーン番号付き画像ファイルを受信すると(図12のステップA54)、これらを未分類記憶エリア内に一時保存しておく(ステップA56)。
一方、PC1に可搬型記録メディア5が接続されている場合には(ステップA52)、メディア用インターフェイス4を介して可搬型記録メディア5をアクセスし、それに記録保管されている全てのシーン番号付き画像ファイルを読み込み(ステップA55)、これらを未分類記憶エリア内に一時保存しておく(ステップA56)。
【0055】
この状態において、PC1は、未分類記憶エリア内の各シーン番号を読み出しながら工事名データベース11および工程データベース12をアクセスすると共に、当該工事の全工程分の工程レコードを取得し、この各工程レコードの分類体系に合わせたフォルダ階層構造を作成してそのフォルダアイコンを表示出力させる(ステップB57)。言換えれば、撮影計画の分類体系に合わせた階層構造のフォルダアイコンを表示させる。このような構造のフォルダアイコンが表示されている状態において、PC1は、上述の未分類記憶エリアをアクセスし、その先頭から1ファイル分の未分類画像ファイルを読出対象として指定した後(ステップA58)、そのファイル属性内の「シーン番号」を読み出す(ステップA59)。そして、このシーン番号に対応する分類別フォルダ(工程フォルダ)の存在有無をチェックし(ステップA60)、該当するフォルダが無ければ、このシーン番号に対応する分類別フォルダ(工程フォルダ)を新規生成する(ステップA61)。
【0056】
図14は、階層構造の分類済み記憶エリア(分類別フォルダ)の内容を例示したもので、第1階層(ルート)には、「工事名称=“新青梅街道舗装工”」のフォルダ、第2階層には、「区分=“出来形管理写真”」のフォルダ、第3階層には、「工種=“塗装工”」のフォルダ、第4階層には、「種別=“路盤(1)”、“路盤(2)”、“コンクリート舗装”‥‥」のフォルダ‥‥となっている。
【0057】
そして、PC1は、未分類画像ファイルを対応する工程フォルダ内に分類保管した後(ステップA62)、上述したフォルダ階層のアイコン表示画面の中から該当する工程のアイコン位置を特定し、この特定位置に当該ファイルのアイコンを対応付けて表示出力させる(ステップA63)。この場合、フォルダ階層表示画面には、そのフォルダアイコンと共に、そのフォルダ内に格納された画像ファイルのアイコンが並列的に表示される。以下、上述の未分類記憶エリア内に未分類画像ファイルが残っているかを調べ(ステップA64でYES)、この未分類画像ファイルを有れば、この未分類画像ファイルを1ファイル毎に読み出しながら分類別に保管整理する処理を繰り返す(ステップA58〜A64)。
【0058】
以上のように、この実施形態においてPC1は、撮影計画としての工程データベース12を記憶管理すると共に、この工程データベース12から作業場面を識別する為のシーン番号と当該場面での撮影条件を指定する為の条件番号とを読み出してデジタルカメラ2へ転送し、デジタルカメラ2は、PC1からのシーン番号と条件番号とを取得して記憶保持しておき、この条件番号に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定し、この設定パラメータにしたがって撮影された撮影画像に当該場面のシーン番号を付加してPC1へ送り、PC1は、デジタルカメラ2からのシーン番号付き撮影画像を撮影計画の分類体系に合わせて分類管理するようにしたから、撮影計画にしたがって各場面毎に撮影を行う場合に、どの順番で何を撮影すべきかは事前に分かっているという事情を考慮し、撮影計画自体(データベース自体)をカメラ側に転送しておかなくても、どの場面で撮影した画像かを特定することができると共に、撮影場面毎にそれに相応しい条件で撮影した各撮影画像を撮影計画の分類体系に合わせて分類整理することができる。したがって、撮影者にあっては、撮影を行う毎に、撮影計画の内容を確認しなくてもよくなり、また、カメラ側にあっても、シーン番号を記憶保持して撮影画像に当該シーン番号を付加するだけの機能を追加するだけで足り、データベース管理に対応させる為の大幅な設計変更が不要となり、更には、撮影者の技能等に依存することなく、撮影場面毎にそれに適した高品質画像を得ることが可能とな等、実用効果の高いものとなる。
【0059】
この場合、同一の撮影場面に対応して複数種の条件番号を含めることができる為、デジタルカメラ2は、同一の場面を異なる撮影条件で撮影することが可能となり、失敗撮影を効果的に防止することもできる。
また、デジタルカメラ2は、同一の撮影場面に複数の条件番号が含まれている場合、この複数の条件番号の中から任意の条件番号を選択し、この番号に対応する条件を撮影パラメータとして設定するようにしたから、例えば、天候状態や照明具合等に応じて予め決められている複数の条件の中から現在の撮影環境に適した条件を選択することができる為、撮影環境の変化にも対処することが可能となる。
【0060】
また、撮影計画としての工程データベース12は、一連の工事を構成する各作業工程を階層的に分類した階層構造の情報であり、PC1は、デジタルカメラ2からのシーン番号付き撮影画像を分類仕分けする際に、この撮影計画の分類体系に合わせて階層分類するようにしたから、使い勝って良い画像管理が可能となると共に、分類仕分けされた各撮影画像に基づいて発注元へ提出する為の写真帳(工事記録アルバム)を作成する場合も、その作成を容易に行うことができる。
また、PC1は、作業場面を識別する為のシーン番号をデジタルカメラ2側へ転送する際に、クレードル3を介してPC1とデジタルカメラ2との間でデータの送受信を行う他に、DVD等の可搬型記録メディア5を介してPC1とデジタルカメラ2との間でデータの受け渡しを行うとができるので、更に利便性を高めることが可能となる。
【0061】
一方、デジタルカメラ2は、撮影条件テーブル27を有すると共に、予定している一連の撮影場面毎に、この場面に相応しい撮影条件を指定する為の条件番号を記憶管理し、一連の場面の中から任意の場面が今回の撮影対象として選択された場合に、この選択場面に対応する条件番号を読み出すと共に、この条件番号に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定するようにしたから、撮影予定の各場面を撮影する場合に、撮影場面が変わる毎に、どのような条件で撮影すべきかを意識しなくても、場面毎にそれに相応しい条件で撮影することができ、誰でも容易に最良の撮影が可能となる
【0062】
この場合、一連の撮影場面の中から任意に選択された場面に複数の条件番号が含まれている場合には、この複数の条件番号とその意味をリスト表示し、このリスト表示の中から任意に選択された候補に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定するようにしたから、複数の条件番号の中から任意の条件番号を選択することができ、例えば、天候状態や照明具合等に応じて現在の撮影環境に適した条件を選択することができる為、撮影環境の変化にも対処することが可能となる。
【0063】
上述した実施形態においては、「工事番号」に「工程番号」を付加することによって、「工事番号」と「工程番号」との組合番号を「シーン番号」として生成するようにしたが、「シーン番号」の構成は任意であり、例えば、上位階層から下位階層までの複数項目分の分類情報を組み合わせたものであってもよい。
また、上述した実施形態においては、1つの撮影場面に2種類の条件番号を設定可能としたが、その数は任意である。
【0064】
その他、上述した実施形態においては、土木工事の撮影計画を例示した場合を示したが、一連の作業としては、勿論、土木工事に限らず、建築工事であってもよく、また、基礎工事(ボーリング)、下水道工事、ガス工事、電気工事、電話工事、空調施設工事等であってもよく、更には、各種プラントや電力送電線の監視・点検・修理などの保全システムあるいは損害保険業、警備業、不動産業、運輸業、倉庫業等の作業であってもよい。要するに、一連の作業状況を各作業過程毎に管理する作業状況管理システムであれば、監視対象の作業は問わない。
【0065】
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、予定している一連の撮影場面を分類化すると共に、撮影場面毎に、この場面を識別する為のシーン識別情報と当該場面での撮影条件を指定する為の条件指定情報とを対応付けた撮影計画情報を記憶管理する機能と、この撮影計画情報内のシーン識別情報とこのシーン識別情報に対応する条件指定情報とをデジタルカメラへ送る出力機能と、情報処理装置からのシーン識別情報と条件指定情報とを記憶保持している状態において、この条件指定情報に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定する機能と、設定された撮影パラメータにしたがって撮影された撮影画像に当該場面のシーン識別情報を付加する機能と、シーン識別情報が付加された撮影画像を情報処理装置へ送る出力機能と、デジタルカメラからのシーン識別情報付き撮影画像を前記撮影計画の分類体系に合わせて分類管理する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
【0066】
また、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、複数種の撮影条件を記憶管理する他に、予定している一連の撮影場面毎に、この場面に相応しい撮影条件を指定する為の条件指定情報を記憶管理する機能と、一連の撮影場面の中から任意の場面が今回の撮影対象として選択された場合に、この選択場面に対応する条件指定情報を読み出す機能と、読み出された条件指定情報に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】
この発明(請求項1記載の発明)によれば、撮影計画にしたがって各場面毎に撮影を行う場合に、どの順番で何を撮影すべきかは事前に分かっているという事情を考慮し、撮影計画自体(データベース自体)をカメラ側に転送しておかなくても、どの場面で撮影した画像かを特定することができると共に、撮影場面毎にそれに相応しい条件で撮影した各撮影画像を撮影計画の分類体系に合わせて分類整理することができる。したがって、撮影者にあっては、撮影を行う毎に、撮影計画の内容を確認しなくてもよくなり、また、カメラ側にあっても、シーン識別情報を記憶保持して撮影画像に当該シーン識別情報を付加するだけの機能を追加するだけで足り、データベース管理に対応させる為の大幅な設計変更が不要となり、更には、撮影者の技能等に依存することなく、撮影場面毎にそれに適した高品質画像を得ることが可能となる等、実用効果の高いものとなる。
この発明(請求項4記載の発明)によれば、複数種の撮影条件を記憶管理すると共に、予定している一連の撮影場面毎に、この場面に相応しい撮影条件を指定する為の条件指定情報を記憶管理している状態において、一連の撮影場面の中から任意の場面が今回の撮影対象として選択された場合に、この選択場面に対応する条件指定情報を読み出すと共に、この条件指定情報に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定するようにしたから、撮影予定の各場面を撮影する場合に、撮影場面が変わる毎に、どのような条件で撮影すべきかを意識しなくても、場面毎にそれに相応しい条件で撮影することができ、誰でも容易に最良の撮影が可能となる等、実用効果の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業状況管理システムの全体構成を示したブロック図。
【図2】PC1側に設けられている工事名データベース11のレコード構造を示した図。
【図3】PC1側に設けられている工程データベース12のレコード構造を示した図。
【図4】デジタルカメラ2側に設けられている撮影条件テーブル27の内容を示した図。
【図5】PC1およびデジタルカメラ2側に設けられている条件リストテーブル13(28)の内容を示した図。
【図6】デジタルカメラ2の基本的構成要素を示したブロック図。
【図7】PC1側において、工事記録用として事前に作成する撮影計画の作成処理を示したフローチャート。
【図8】PC1がナビゲーション画像をデジタルカメラ2へ転送する際の動作を示したフローチャート。
【図9】図8に続く、フローチャート。
【図10】デジタルカメラ2側の動作を示したフローチャート。
【図11】図10に続く、フローチャート。
【図12】PC1側における画像ファイルの読込処理を示したフローチャート。
【図13】工事名一覧画面を示した図。
【図14】階層構造の分類済み記憶エリア(分類別フォルダ)の内容を例示した図。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(PC)
2 デジタルカメラ
3 クレードル
4 メディア用インターフェイス
5 記録メディア
11 工事名データベース
12 工程データベース
13、27 撮影条件テーブル
14、28 条件リストテーブル
21 CPU
22 カメラ撮影部
23 操作部
24 通信部
25 表示部
26 記憶部
Claims (7)
- 情報処理装置とデジタルカメラとを備えたデジタルカメラシステムであって、前記情報処理装置は、予定している一連の撮影場面を分類化すると共に、撮影場面毎に、この場面を識別する為のシーン識別情報と当該場面での撮影条件を指定する為の条件指定情報とを対応付けた撮影計画情報を記憶管理する撮影計画記憶手段と、この撮影計画情報内のシーン識別情報とこのシーン識別情報に対応する条件指定情報とをデジタルカメラへ送る出力手段とを備え、
前記デジタルカメラは、情報処理装置からのシーン識別情報と条件指定情報とを取得して記憶保持する保持手段と、この条件指定情報に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定する設定手段と、この設定手段によって設定された撮影パラメータにしたがって撮影された撮影画像に当該場面のシーン識別情報を付加する付加手段と、この付加手段によってシーン識別情報が付加された撮影画像を情報処理装置へ送る出力手段とを備え、
前記情報処理装置は、デジタルカメラからのシーン識別情報付き撮影画像を前記撮影計画の分類体系に合わせて分類管理する、ようにしたことを特徴とするデジタルカメラシステム。 - 前記撮影条件を指定する為の条件指定情報は、焦点距離、シャツタ速度、絞り、フィルタ、露出、フラッシュ、ホワイトバランスの各調整値のうち、少なくとも、その何れかの調整値で撮影すべきことを示す撮影条件を指定する為の情報であり、前記情報処理装置は、同一の撮影場面に対応して複数種の条件指定情報をデジタルカメラへ送る、ようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラシステム。
- 前記デジタルカメラは、複数種の撮影条件を記憶管理する条件記憶手段を有し、
前記設定手段は、同一の撮影場面に複数の条件指定情報が含まれている場合に、この複数の条件指定情報の中から任意に選択された条件指定情報に基づいて前記条件記憶手段を検索し、該当する撮影条件を撮影パラメータとして設定する、ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載のデジタルカメラシステム。 - デジタル撮影を行うデジタルカメラにおいて、
複数種の撮影条件を記憶管理する条件記憶手段と、
予定している一連の撮影場面毎に、この場面に相応しい撮影条件を指定する為の条件指定情報を記憶管理する指定情報記憶手段と、
一連の撮影場面の中から任意の場面が今回の撮影対象として選択された場合に、この選択場面に対応する条件指定情報を読み出す読出手段と、
この読出手段によって読み出された条件指定情報に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定する設定手段と、を具備したことを特徴とするデジタルカメラ。 - 一連の撮影場面の中から任意に選択された場面に複数の条件指定情報が含まれている場合には、この複数の条件を選択候補として案内出力する出力手段を設け、
前記設定手段は、前記選択候補の中から任意に選択された候補に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定する、ようにしたことを特徴とする請求項4記載のデジタルカメラ。 - コンピュータに対して、
予定している一連の撮影場面を分類化すると共に、撮影場面毎に、この場面を識別する為のシーン識別情報と当該場面での撮影条件を指定する為の条件指定情報とを対応付けた撮影計画情報を記憶管理する機能と、
この撮影計画情報内のシーン識別情報とこのシーン識別情報に対応する条件指定情報とをデジタルカメラへ送る出力機能と、
情報処理装置からのシーン識別情報と条件指定情報とを記憶保持している状態において、この条件指定情報に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定する機能と、
設定された撮影パラメータにしたがって撮影された撮影画像に当該場面のシーン識別情報を付加する機能と、
シーン識別情報が付加された撮影画像を情報処理装置へ送る出力機能と、
デジタルカメラからのシーン識別情報付き撮影画像を前記撮影計画の分類体系に合わせて分類管理する機能と、を実現させるためのプログラム。 - コンピュータに対して、
複数種の撮影条件を記憶管理する他に、予定している一連の場面毎に、この場面に相応しい撮影条件を指定する為の条件指定情報を記憶管理する機能と、
一連の撮影場面の中から任意の場面が今回の撮影対象として選択された場合に、この選択場面に対応する条件指定情報を読み出す機能と、
読み出された条件指定情報に対応する撮影条件を撮影パラメータとして設定する機能と、を実現させるためのプログラム。
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Cited By (3)
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CN100435556C (zh) * | 2005-10-31 | 2008-11-19 | 台湾新力国际股份有限公司 | 照相机系统 |
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-
2003
- 2003-07-11 JP JP2003195539A patent/JP4175201B2/ja not_active Expired - Lifetime
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