JP2005033314A - 信号遅延測定装置、信号遅延測定方法および信号遅延測定プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の映像/音声信号から分岐されて、所定の信号変換手段によって変換された第2の映像/音声信号の第1の映像/音声信号に対する遅延時間を測定する映像/音声信号遅延測定装置30において、第1の映像/音声信号と第2の映像/音声信号とから所定の時間間隔で第1の映像/音声サンプリング信号と第2の映像/音声サンプリング信号をサンプリングする映像信号サンプリング部34と音声信号サンプリング部46とによってサンプリングされた第1の映像/音声サンプリング信号と第2の映像/音声サンプリング信号とに基づいて遅延時間を測定する映像信号遅延測定部42と音声信号遅延測定部48とを備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、信号遅延測定装置、信号遅延測定方法および信号遅延測定プログラムに関し、特に、特殊な信号発生器を必要とせず、TV放送などの映像/音声信号の遅延測定が容易にできる信号遅延測定装置、信号遅延測定方法および信号遅延測定プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、第1の信号から分岐されて、所定の信号変換手段によって変換された第2の信号の第1の信号に対する遅延時間を測定する信号遅延測定装置が知られている。かかる測定装置は、信号発生器により発生された遅延測定信号を第1の信号に重畳させてから、所定の信号変換手段によって第1の信号から変換された第2の信号に重畳された遅延測定信号を検出し、第2の信号の第1の信号に対する遅延時間を測定していた。
【0003】
具体的には、第1の映像/音声信号からMPEG2エンコーダ/デコーダによって映像圧縮符号化/復号化変換された第2の映像/音声信号に重畳された映像/音声遅延測定信号を検出し、第2の映像/音声信号の第1の映像/音声信号に対する遅延時間を測定していた。
【0004】
例えば、非特許文献1では、TVテスト信号を生成し、TVテスト信号に映像/音声遅延測定信号を重畳させるTVテスト信号発生器に係る従来技術が開示されている。この映像/音声遅延測定信号が重畳された第1のTVテスト信号からMPEG2エンコーダ/デコーダによって映像圧縮符号化/復号化変換された第2のTVテスト信号に重畳された映像/音声遅延測定信号を検出し、第2のTVテスト信号の第1のTVテスト信号に対する遅延時間を測定するというのが従来の信号遅延測定装置であった。
【0005】
【非特許文献1】
Tektronixホームページ、製品情報、TV信号発生プラットフォームTG700型[平成15年6月27日検索]、インターネット<http://www.tektronix.co.jp/Products/Measurement Prod/TV/tg700_main.html>
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術では、TVテスト信号を生成し、TVテスト信号に映像/音声遅延測定信号を重畳させ、TVテスト信号の映像信号または音声信号の遅延時間を測定することはできるが、放送中のTVの映像信号または音声信号の遅延時間の測定をすることができなかった。
【0007】
すなわち、放送局においてはTV放送中の映像信号または音声信号にTV放送とは無関係な映像/音声遅延測定信号を重畳させるこことはできないので、放送局での圧縮符号化変換による映像/音声信号の遅延時間の測定はもとより、放送を受信する受信装置での圧縮復号化変換による映像/音声信号の遅延時間の測定をすることもできなかった。
【0008】
そこで、この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、特殊な信号発生器を必要とせず、TV放送などの映像/音声信号の遅延測定が容易にできる信号遅延測定装置、信号遅延測定方法および信号遅延測定プログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る信号遅延測定装置は、第1の信号から分岐されて、所定の信号変換手段によって変換された第2の信号の該第1の信号に対する遅延時間を測定する信号遅延測定装置において、前記第1の信号と前記第2の信号とから所定の時間間隔で第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号をサンプリングする信号サンプリング手段と、前記信号サンプリング手段によってサンプリングされた第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号に基づいて前記遅延時間を測定する信号遅延測定手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2の発明に係る信号遅延測定装置は、請求項1の発明において、前記所定の信号変換手段は、アナログ化、デジタル化、圧縮化、多重化および/または暗号化などの信号変換手段であることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3の発明に係る信号遅延測定装置は、請求項1の発明において、前記信号は映像信号であって、前記信号サンプリング手段は、前記第1の映像信号と前記第2の映像信号とから所定の時間間隔で第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号をサンプリングし、前記信号遅延測定手段は、前記信号サンプリング手段によってサンプリングされた第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号を比較して同じ映像信号の変化を示すフレーム数の差を計測する映像信号計測手段と、前記第1の映像信号と前記第2の映像信号の直近の同期信号の時間差を計測する同期信号計測手段と、をさらに備え、前記映像信号計測手段によって計測されたフレーム数の差から換算された時間差と、前記同期信号計測手段によって計測された同期信号の時間差とに基づいて前記遅延時間を測定することを特徴とする。
【0012】
また、請求項4の発明に係る信号遅延測定装置は、請求項3の発明において、前記第1の映像サンプリング信号と前記第2の映像サンプリング信号は、同一映像信号の複数の部分からサンプリングされた輝度および/または色情報であることを特徴とする。
【0013】
また、請求項5の発明に係る信号遅延測定装置は、請求項3の発明において、前記第1の映像信号と前記第2の映像信号と、前記映像信号サンプリング手段によってサンプリングされた第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号と、前記映像遅延測定手段によって測定された遅延時間とを映像出力できるよう合成する映像合成手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項6の発明に係る信号遅延測定装置は、請求項1の発明において、前記信号は音声信号であって、前記信号サンプリング手段は、前記第1の音声信号と前記第2の音声信号とから所定の時間間隔で第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号をサンプリングし、前記信号遅延測定手段は、前記信号サンプリング手段によってサンプリングされた第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号を比較して同じ音声信号の変化を検出することにより前記遅延時間を測定することを特徴とする。
【0015】
また、請求項7の発明に係る信号遅延測定装置は、請求項6の発明において、前記第1の音声信号と前記第2の音声信号は、同一の音声信号からサンプリングされた周波数特性および/または音声レベル情報であることを特徴とする。
【0016】
また、請求項8の発明に係る信号遅延測定装置は、請求項6の発明において、前記第1の音声信号と前記第2の音声信号とを音声出力できるよう合成する音声合成手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0017】
また、請求項9の発明に係る信号遅延測定装置は、請求項6の発明において、前記信号サンプリング手段によってサンプリングされた第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号と、前記信号遅延測定手段によって測定された遅延時間とを映像出力できるよう合成する映像合成手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0018】
また、請求項10の発明に係る信号遅延測定方法は、第1の信号から分岐されて、所定の信号変換手段によって変換された第2の信号の該第1の信号に対する遅延時間を測定する信号遅延測定装置に用いられる信号遅延測定方法において、前記第1の信号と前記第2の信号とから所定の時間間隔で第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号をサンプリングする信号サンプリング工程と、前記信号サンプリング工程によってサンプリングされた第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号に基づいて前記遅延時間を測定する信号遅延測定工程を含んだことを特徴とする。
【0019】
また、請求項11の発明に係る信号遅延測定方法は、請求項10の発明において、前記所定の信号変換手段は、アナログ化、デジタル化、圧縮化、多重化および/または暗号化などの信号変換手段であることを特徴とする。
【0020】
また、請求項12の発明に係る信号遅延測定方法は、請求項10の発明において、前記信号は映像信号であって、前記信号サンプリング工程は、前記第1の映像信号と前記第2の映像信号とから所定の時間間隔で第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号をサンプリングし、前記信号遅延測定工程は、前記信号サンプリング工程によってサンプリングされた第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号を比較して同じ映像信号の変化を示すフレーム数の差を計測する映像信号計測工程と、前記第1の映像信号と前記第2の映像信号の直近の同期信号の時間差を計測する同期信号計測工程と、をさらに含み、前記映像信号計測工程によって計測されたフレーム数の差から換算された時間差と、前記同期信号計測工程によって計測された同期信号の時間差とに基づいて前記遅延時間を測定することを特徴とする。
【0021】
また、請求項13の発明に係る信号遅延測定方法は、請求項10の発明において、前記信号は音声信号であって、前記信号サンプリング工程は、前記第1の音声信号と前記第2の音声信号とから所定の時間間隔で第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号をサンプリングし、前記信号遅延測定工程は、前記信号サンプリング工程によってサンプリングされた第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号を比較して同じ音声信号の変化を検出することにより前記遅延時間を測定することを特徴とする。
【0022】
また、請求項14の発明に係る信号遅延測定プログラムは、第1の信号から分岐されて、所定の信号変換手段によって変換された第2の信号の該第1の信号に対する遅延時間を測定する信号遅延測定装置に用いられる信号遅延測定プログラムにおいて、前記第1の信号と前記第2の信号とから所定の時間間隔で第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号をサンプリングする信号サンプリング手順と、前記信号サンプリング手順によってサンプリングされた第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号に基づいて前記遅延時間を測定する信号遅延測定手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0023】
また、請求項15の発明に係る信号遅延測定プログラムは、請求項14の発明において、前記所定の信号変換手段は、アナログ化、デジタル化、圧縮化、多重化および/または暗号化などの信号変換手段であることを特徴とする。
【0024】
また、請求項16の発明に係る信号遅延測定プログラムは、請求項14の発明において、前記信号は映像信号であって、前記信号サンプリング手順は、前記第1の映像信号と前記第2の映像信号とから所定の時間間隔で第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号をサンプリングし、前記信号遅延測定手順は、前記信号サンプリング手段によってサンプリングされた第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号を比較して同じ映像信号の変化を示すフレーム数の差を計測する映像信号計測手順と、前記第1の映像信号と前記第2の映像信号の直近の同期信号の時間差を計測する同期信号計測手順と、をさらにコンピュータに実行させ、前記映像信号計測手順によって計測されたフレーム数の差から換算された時間差と、前記同期信号計測手順によって計測された同期信号の時間差とに基づいて前記遅延時間を測定することを特徴とする。
【0025】
また、請求項17の発明に係る信号遅延測定プログラムは、請求項14の発明において、前記信号は音声信号であって、前記信号サンプリング手順は、前記第1の音声信号と前記第2の音声信号とから所定の時間間隔で第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号をサンプリングし、前記信号遅延測定手順は、前記信号サンプリング手順によってサンプリングされた第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号を比較して同じ音声信号の変化を検出することにより前記遅延時間を測定することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る信号遅延測定装置、信号遅延測定方法および信号遅延測定プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、本発明を映像/音声信号遅延測定システムに適用し、所定の信号変換を行った映像信号および音声信号の遅延時間を測定する場合を説明する。
【0027】
本実施の形態では、本発明を映像/音声信号遅延測定システムに適用し、所定の信号変換を行った映像信号および音声信号の遅延時間を測定する場合を説明する。なお、ここでは、本実施の形態に係る映像/音声信号遅延測定システムの構成を説明したのち、映像/音声信号遅延測定装置の映像信号の遅延時間測定手順および音声信号の遅延時間測定手順を説明する。
【0028】
[映像/音声信号遅延測定システムの構成]
まず、本実施の形態に係る映像/音声信号遅延測定システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る映像/音声信号遅延測定システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、映像/音声信号遅延測定システムは、映像/音声信号分配器10と、映像/音声信号変換装置20と、映像/音声信号遅延測定装置30と、映像/音声表示装置60とからなる。
【0029】
このうち、映像/音声信号分配器10は、第1の映像/音声信号1を二つに分配する装置であり、一方の第1の映像/音声信号1を映像/音声信号遅延測定装置30へ、他方の第1の映像/音声信号を映像/音声信号変換装置20へ分配する。
【0030】
第1の映像/音声信号と第2の映像/音声信号の一例として、具体的には、放送局から送信された同じ番組のBSアナログTV信号とBSデジタルTV信号をそれぞれアナログ受信装置とデジタル受信装置で受信した場合が挙げられる。この場合に、BSアナログTV信号の信号変換とBSデジタルTV信号の信号変換の差は理想的には、MPEG2の圧縮符号化/復号化変換だけであると考えられる。したがって、BSアナログTV信号が第1の映像/音声信号に、映像/音声変換装置20がMPEG2の圧縮符号化/復号化変換装置に相当し、BSデジタルTV信号のデジタル受信装置で復号化された信号が映像/音声変換装置20によって変換された第2の映像/音声信号に相当する。
【0031】
映像/音声信号変換装置20は、アナログ化、デジタル化、圧縮化、多重化および/または暗号化などの信号変換装置であり、具体的には、映像/音声信号分配器10によって分配された第1の映像/音声信号1を第2の映像/音声信号2に信号変換を行った後に、第2の映像信号と第2の音声信号とに分離して映像/音声信号遅延測定装置30に出力する。また、映像/音声表示装置60は、映像/音声信号遅延測定装置30から出力される映像信号および音声信号を表示する装置であり、具体的には、CRTやLCDなどのディスプレイを有するTV受信装置である。
【0032】
映像/音声信号遅延測定装置30は、第1の映像/音声信号1から分岐されて、映像/音声信号変換装置20によって変換された第2の映像/音声信号2の第1の映像/音声信号1に対する遅延時間を測定する装置であり、具体的には、映像信号A/D変換部32と、映像信号サンプリング部34と、映像信号計測部36と、同期信号サンプリング部38と、同期信号計測部40と、映像信号遅延測定部42と、音声信号A/D変換部44と、音声信号サンプリング部46と、音声信号遅延測定部48と、映像合成部50と、音声合成部52とからなる。
【0033】
映像信号A/D変換部32は、映像/音声信号分配器10および映像音声信号変換装置20から入力されたアナログの映像信号をデジタルの映像信号に変換する処理部である。また、映像信号サンプリング部34は、映像信号A/D変換部32から入力された映像信号から所定の時間間隔で第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号とをサンプリングする処理部であり、具体的には、特定の走査線、ピクセルまたは面から複数のサンプリング信号をサンプリングする。なお、第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号は、同一映像信号の複数の部分からサンプリングされた輝度および/または色情報である。
【0034】
映像信号計測部36は、映像信号サンプリング部34によってサンプリングされた第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号とを比較して同じ映像信号の変化を示すフレーム数の差を計測する処理部である。また、同期信号サンプリング部38は、第1の映像信号1と第2の映像信号2との直近の同期信号の時間差を計測する処理部である。また、映像信号遅延測定部42は、映像信号計測部36によって計測されたフレーム数の差から換算された時間差と、同期信号計測部40によって計測された時間差とに基づいて映像信号の遅延時間を測定する。
【0035】
ここで、図1に示す映像/音声信号遅延測定装置30が遅延時間を測定する映像信号のフレームと同期信号の関係について説明する。図2は、図1に示す映像/音声信号遅延測定装置30が遅延時間を測定する映像信号のフレームと同期信号の関係を示す図である。同図に示すように、第1の映像信号と第2の映像信号は、映像信号が始まる直前に同期信号が発生されている。同期信号と同期信号の間をフレームとよび、NTSC信号の場合の1フレーム当たりの時間は、33.32msec〜33.33msecである。したがって、第1の映像信号に対する第2の映像信号の遅延時間は、(フレーム数×1フレーム当たり時間±同期信号の時間差)となる。
【0036】
同図(a)に示すように、映像信号計測部36は、第1の映像信号の映像信号5と第2の映像信号の映像信号6のフレーム数の差を計測し、同期信号計測部40は、第1の映像信号の同期信号3と第2の映像信号の直近の同期信号4の時間差を計測する。その結果、映像信号遅延測定部42は、第1の映像信号に対する第2の映像信号の遅延時間を測定し、(2×1フレーム当たり時間+同期信号の時間差)となることがわかる。
【0037】
また、同図(b)に示すように、映像信号計測部36は、第1の映像信号の映像信号5と第2の映像信号の映像信号6のフレーム数の差を計測し、同期信号計測部40は、第1の映像信号の同期信号3と第2の映像信号の直近の同期信号4の時間差を計測する。その結果、映像信号遅延測定部42は、第1の映像信号に対する第2の映像信号の遅延時間を測定し、(2×1フレーム当たり時間−同期信号の時間差)となることがわかる。
【0038】
図1の説明に戻ると、音声信号A/D変換部44は、映像/音声信号分配器10および映像音声信号変換装置20から入力されたアナログの音声信号をデジタルの音声信号に変換する処理部である。また、音声信号サンプリング部46は、第1の音声信号と第2の音声信号とから所定の時間間隔で第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号をサンプリングする処理部である。なお、第1の音声信号と第2の音声信号は、同一の音声信号からサンプリングされた周波数特性および/または音声レベル情報である。
【0039】
音声信号遅延測定部48は、信号サンプリング部46によってサンプリングされた第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号を比較して同じ音声信号の変化を検出することにより遅延時間を測定する処理部である。
【0040】
具体的には、音声信号遅延測定部48は、第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号との差分の標準偏差をとり、標準偏差が所定の閾値より小さく、また測定範囲内に標準偏差の最小値の極小点が一つしかないことを確認して遅延時間の測定の信頼性を確認する。
【0041】
映像合成部50は、第1の映像信号と第2の映像信号と、映像信号サンプリング部34によってサンプリングされた第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号と、音声サンプリング部46によってサンプリングされた第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号と、映像信号遅延測定部42によって測定された映像信号の遅延時間と、音声信号遅延測定部48によって測定された音声信号の遅延時間とを映像出力できるよう合成する処理部である。
【0042】
ここで、図1に示す映像/音声表示装置60に表示された映像の表示の一例について説明する。図3は、図1に示す映像/音声表示装置に表示された映像の表示の一例である。同図に示すように、映像合成部50は、画面上半分に第1の映像信号と第2の映像信号が表示されるよう合成し、画面の右下に、第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号と、第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号とが表示されるよう合成する。また、映像合成部50は、画面の左下に、映像信号遅延測定部42によって測定された映像信号の遅延時間と、音声信号遅延測定部48によって測定された音声信号の遅延時間が表示されるよう合成する。
【0043】
図1の説明に戻ると、音声合成部52は、第1の音声信号と第2の音声信号を合成する処理部であり、具体的には、第1の音声信号と第2の音声信号とを映像/音声表示装置60の左右の音声チャンネルに割り当てる。
【0044】
[映像信号の遅延時間測定手順]
次に、図1に示す映像/音声信号遅延測定装置の映像信号の遅延時間測定手順について説明する。図4は、図1に示す映像/音声信号遅延測定装置の映像信号の遅延時間測定手順を示すフローチャートである。なお、映像信号の遅延時間測定には映像の画面の変化、すなわちエッジを利用している。これは、映像信号の全部を比較して遅延時間測定をするのに比べて、はるかに少ない演算量で遅延時間測定ができるからである。
【0045】
まず、映像信号サンプリング部34は、第1の映像信号と第2の映像信号から所定の時間間隔で第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号とをサンプリングする(ステップS401)。なお、第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号は、同一映像信号の複数の部分からサンプリングされた輝度および/または色情報である。
【0046】
ここで、図4に示す映像信号のサンプリング手順をさらに詳細に説明する。図5は、図4に示す映像信号のサンプリング手順をさらに詳細に示すフローチャートである。同図に示すように、まず、映像信号サンプリング部34は、特定の走査線、ピクセルまたは面から複数のサンプリング信号をサンプリングする(ステップS501)。そして、映像信号サンプリング部34は、所定の時間、映像サンプリング信号を蓄積する(ステップS502)。なお、所定の時間は、1ライン当たりの時間で、NTSC信号の場合の1ライン当たりの時間は、63.4μsec〜63.5μsecである。
【0047】
さらに、映像信号サンプリング部34は、大きく変化する映像信号をエッジとして検出し、映像サンプリング信号の低周波数成分をフィルタし、高周波数成分を残し、エッジを強調する(ステップS503)。そして、映像信号サンプリング部34は、複数の映像サンプリング信号を加算し、エッジの検出の効率を上げる(ステップS504)。
【0048】
さらに、映像信号サンプリング部34は、所定の閾値1以下のノイズを除去する(ステップS505)。例えば、映像サンプリング信号を8ビットの2進数で量子化すると、所定の閾値1は、64と設定する。そして、映像信号サンプリング部34は、エッジを検出したか否かを調べる(ステップS506)。その結果、エッジを検出しなかった場合は(ステップS506否定)、ステップS501に戻りサンプリングを続ける。
【0049】
一方、エッジを検出した場合は(ステップS506肯定)、さらに、測定範囲時間のサンプリングが終了したか否かを調べる(ステップS507)。その結果、測定範囲時間のサンプリングが終了しなかった場合には(ステップS507否定)、ステップS501に戻ってサンプリングを続ける。一方、測定範囲時間のサンプリングが終了した場合には(ステップS507肯定)、サンプリングを終了する。なお、測定範囲時間は、例えば、エッジの検出時間を中心として±2secと設定する。
【0050】
図4の説明に戻ると、映像信号計測部36は、映像信号サンプリング部34によってサンプリングされた測定時間内の第1の映像サンプリング信号および第2の映像サンプリング信号に所定の閾値2を越えるかエッジがあるか否かを調べ、かつ、このエッジの前後に所定の閾値2を越えるエッジがない条件を探す(ステップS402)。なお、所定の閾値2は、例えば、128と設定する。
【0051】
そして、映像信号計測部36は、映像信号サンプリング部34によってサンプリングされた第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号とを比較して(ステップS403)、同じ映像信号の変化を示すフレーム数の差を計測する(ステップS404)。
【0052】
さらに、映像信号計測部36は、このように計測されたフレームの差が正しいことを確認するために、複数の映像サンプリング信号が同一の結果を示すか否かを調べる(ステップS405)。その結果、複数の映像サンプリング信号が同一の結果を示さない場合は(ステップS405否定)、再度エッジが一つになる条件を探す。一方、複数の映像サンプリング信号が同一の結果を示す場合は(ステップS405肯定)、フレーム数の差を確定する。
【0053】
一方、同期信号サンプリグ部40は、第1の映像信号と第2の映像信号から測定時間内の同期信号をサンプリングする(ステップS406)。そして、同期信号計測部40は、第1の映像信号と第2の映像信号の一方の映像信号から最初の同期信号を検出するまで待って(ステップS407)、時間の計測を開始し(ステップS408)、第1の映像信号と第2の映像信号の他方の映像信号から次の同期信号を検出した時に(ステップS409)、時間の計測を停止し、時間差を計測する(ステップS410)。なお、この時、同期信号計測部40は、第1の映像信号と第2の映像信号のどちらが先に検出されたかを記憶する。
【0054】
さらに、映像遅延時間測定部42は、映像信号計測部36によって計測されたフレーム数の差から換算された時間差と、同期信号計測部40によって計測された時間差とに基づいて第1の映像信号に対する第2の映像信号の遅延時間を測定する(ステップS411)。
【0055】
上述してきたように、本実施の形態によれば、第1の信号と第2の信号とから所定の時間間隔で第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号をサンプリングし、第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号に基づいて遅延時間を測定することとしたので、特殊な信号発生器を必要とせず、TV放送などの映像信号の遅延測定が容易にできる。
【0056】
また、所定の信号変換手段は、アナログ化、デジタル化、圧縮化、多重化および/または暗号化などの信号変換手段であることとしたので、広範な映像信号変換手段によって変換された映像信号の遅延時間を測定することができる。
【0057】
また、信号は映像信号であって、映像信号サンプリング部34は、第1の映像信号と第2の映像信号とから所定の時間間隔で第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号をサンプリングし、映像信号遅延測定部42は、第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号を比較して同じ映像信号の変化を示すフレーム数の差を計測する映像信号計測部36と、第1の映像信号と第2の映像信号の直近の同期信号の時間差を計測する同期信号計測部40と、をさらに備えることとしたので、映像信号計測部36によって計測されたフレーム数の差から換算された時間差と、同期信号計測部40によって計測された同期信号の時間差とに基づいて遅延時間を測定することができる。
【0058】
[音声信号の遅延時間測定手順]
次に、図1に示す映像/音声信号遅延測定装置の音声信号の遅延時間測定手順について説明する。図6は、図1に示す映像/音声信号遅延測定装置の音声信号の遅延時間測定手順を示すフローチャートである。
【0059】
同図に示すように、音声信号サンプリング部46は、第1の音声信号と第2の音声信号から所定の時間間隔で第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号とをサンプリングする(ステップS601)。ここで、図6に示す音声信号のサンプリング手順をさらに詳細に説明する。図7は、図6に示す音声信号のサンプリング手順をさらに詳細に示すフローチャートである。
【0060】
同図に示すように、音声信号サンプリング部46は、所定の時間間隔、例えば20μsecで音声信号を読み込む(ステップS701)。そして、音声サンプリング信号の位相が反転している場合には、絶対値をとる(ステップS702)。なお、第1の音声信号と第2の音声信号は、同一の音声信号からサンプリングされた周波数特性および/または音声レベル情報である。
【0061】
さらに、音声信号サンプリング部46は、所定の時間、例えば、1msec、音声サンプリング信号を蓄積する(ステップS703)。そして、第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号のマッチングが容易になるように、所定の閾値3以下のノイズを除去する(ステップS704)。例えば、音声サンプリング信号を16ビットの2進数で量子化して、最大値の1/4以下の音声サンプリング信号をノイズとして除去する。
【0062】
そして、音声信号サンプリング部46は、測定範囲時間のサンプリングを終了したか否かを調べる(ステップS705)。その結果、測定範囲時間のサンプリングを終了していない場合には(ステップS705否定)、ステップS701に戻ってサンプリングを続ける。一方、測定範囲時間のサンプリングが終了した場合には(ステップS705肯定)、サンプリングを終了する。なお、測定範囲時間は、例えば、4secと設定する。
【0063】
図6の説明に戻ると、音声信号遅延測定部48は、音声信号サンプリング部46によってサンプリングされた音声サンプリング信号を比較し、最大の信号レベルの値で正規化する(ステップS602)。そして、第1の音声信号と第2の音声信号の差の標準偏差を求める(ステップS603)。
【0064】
さらに、音声信号遅延測定部48は、測定範囲時間についてマッチングが終わったか否かを調べる(ステップS604)。その結果、測定範囲時間についてマッチングが終わっていない場合は(ステップS604否定)、一方の音声サンプリング信号の波形データを1ステップ、例えば、1msec〜5msecずらす(ステップS605)。一方、測定範囲時間についてマッチングを終わった場合は(ステップS604肯定)、標準偏差が最少になるステップ数を計測する(ステップS606)。
【0065】
そして、音声信号遅延測定部48は、マッチングの結果が正しいことを確認するため、標準偏差の最小値が一つか否かを調べる(ステップS607)。その結果、標準偏差の最小値が一つでない場合は(ステップS607否定)、ステップS601に戻り、音声信号をサンプリングする。一方、標準偏差の最小値が一つである場合は(ステップS607肯定)、第1の音声信号に対する第2の音声信号の遅延時間を算出する(ステップS608)。
【0066】
上述してきたように、本実施の形態によれば、第1の信号と第2の信号とから所定の時間間隔で第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号をサンプリングし、第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号に基づいて遅延時間を測定することとしたので、特殊な信号発生器を必要とせず、TV放送などの音声信号の遅延測定が容易にできる。
【0067】
また、所定の信号変換手段は、アナログ化、デジタル化、圧縮化、多重化および/または暗号化などの信号変換手段であることとしたので、広範な音声信号変換手段によって変換された音声信号の遅延時間を測定することができる。
【0068】
また、信号は音声信号であって、信号サンプリング部46は、第1の音声信号と第2の音声信号とから所定の時間間隔で第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号をサンプリングし、信号遅延測定部48は、信号サンプリング部46によってサンプリングされた第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号を比較して同じ音声信号の変化を検出することにより遅延時間を測定することとしたので、特殊な信号発生器を必要とせず、TV放送などの音声信号の遅延測定が容易にできる。
【0069】
ところで、上記実施の形態では、本発明を映像/音声信号のエッジを検出する、または、マッチングすることによって映像/音声信号の変化を検出し、遅延時間を測定する場合に適用したが、本発明は、これに限定されるものではなく、映像/音声信号の変化を検出する他の手法、例えば、二つの映像/音声信号の相互相関をとって遅延時間を測定する場合にも適用することができる。
【0070】
また、上記実施の形態では、本発明をNTSC規格の映像/音声信号の遅延時間の測定の場合に適用したが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の映像/音声信号の規格、例えば、PAL規格の映像/音声信号の遅延時間の測定に適用することができる。
【0071】
なお、上記した実施の形態で説明した信号遅延測定方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピューターやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、MO、DVD、シリコンデバイスなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、第1の信号と第2の信号とから所定の時間間隔で第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号をサンプリングし、第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号に基づいて遅延時間を測定することとしたので、特殊な信号発生器を必要とせず、TV放送などの映像/音声信号の遅延測定が容易にできるという効果を奏する。
【0073】
また、請求項2の発明によれば、所定の信号変換手段は、アナログ化、デジタル化、圧縮化、多重化および/または暗号化などの信号変換手段であることとしたので、広範な映像信号変換手段によって変換された映像信号の遅延時間を測定することができるという効果を奏する。
【0074】
また、請求項3の発明によれば、信号は映像信号であって、第1の映像信号と第2の映像信号とから所定の時間間隔で第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号をサンプリングし、第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号を比較して同じ映像信号の変化を示すフレーム数の差を計測し、第1の映像信号と第2の映像信号の直近の同期信号の時間差を計測することとしたので、フレーム数の差から換算された時間差と、同期信号の時間差とに基づいて遅延時間を測定することができるという効果を奏する。
【0075】
また、請求項4の発明によれば、第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号は、同一映像信号の複数の部分からサンプリングされた輝度および/または色情報であることとしたので、複数のサンプリング信号によって信頼性の高い測定ができるという効果を奏する。
【0076】
また、請求項5の発明によれば、第1の映像信号と第2の映像信号と、第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号と、遅延時間とを映像出力できるよう合成することとしたので、映像/音声表示装置を削減でき、シンプルな測定系で測定ができるという効果を奏する。
【0077】
また、請求項6の発明によれば、第1の音声信号と第2の音声信号とから所定の時間間隔で第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号をサンプリングし、第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号を比較して同じ音声信号の変化を検出することにより遅延時間を測定するとしたので、特殊な信号発生器を必要とせず、TV放送などの音声信号の遅延測定が容易にできるという効果を奏する。
【0078】
また、請求項7の発明によれば、第1の音声信号と第2の音声信号は、同一の音声信号からサンプリングされた周波数特性および/または音声レベル信号であることとしたので、複数のサンプリング信号によって信頼性の高い測定ができるという効果を奏する。
【0079】
また、請求項8の発明によれば、第1の音声信号と第2の音声信号を音声出力できるよう合成することとしたので、映像/音声表示装置を削減でき、シンプルな測定系で測定ができるという効果を奏する。
【0080】
また、請求項9の発明によれば、第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号と、遅延時間とを映像出力できるよう合成することとしたので、映像/音声表示装置を削減でき、シンプルな測定系で測定ができるという効果を奏する。
【0081】
また、請求項10の発明によれば、第1の信号と第2の信号とから所定の時間間隔で第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号をサンプリングし、第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号に基づいて遅延時間を測定することとしたので、特殊な信号発生器を必要とせず、TV放送などの映像/音声信号の遅延測定が容易にできるという効果を奏する。
【0082】
また、請求項11の発明によれば、所定の信号変換手段は、アナログ化、デジタル化、圧縮化、多重化および/または暗号化などの信号変換手段であることとしたので、広範な映像信号変換手段によって変換された映像信号の遅延時間を測定することができるという効果を奏する。
【0083】
また、請求項12の発明によれば、信号は映像信号であって、第1の映像信号と第2の映像信号とから所定の時間間隔で第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号をサンプリングし、第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号を比較して同じ映像信号の変化を示すフレーム数の差を計測し、第1の映像信号と第2の映像信号の直近の同期信号の時間差を計測することとしたので、フレーム数の差から換算された時間差と、同期信号の時間差とに基づいてTV放送などの映像信号の遅延時間を測定することができるという効果を奏する。
【0084】
また、請求項13の発明によれば、信号は音声信号であって、第1の音声信号と第2の音声信号とから所定の時間間隔で第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号をサンプリングし、第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号を比較して同じ音声信号の変化を検出することにより遅延時間を測定するとしたので、特殊な信号発生器を必要とせず、TV放送などの音声信号の遅延測定が容易にできるという効果を奏する。
【0085】
また、請求項14の発明によれば、第1の信号と第2の信号とから所定の時間間隔で第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号をサンプリングし、第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号に基づいて遅延時間を測定することとしたので、特殊な信号発生器を必要とせず、TV放送などの映像/音声信号の遅延測定が容易にできるという効果を奏する。
【0086】
また、請求項15の発明によれば、所定の信号変換手段は、アナログ化、デジタル化、圧縮化、多重化および/または暗号化などの信号変換手段であることとしたので、広範な映像信号変換手段によって変換された映像信号の遅延時間を測定することができるという効果を奏する。
【0087】
また、請求項16の発明によれば、信号は映像信号であって、第1の映像信号と第2の映像信号とから所定の時間間隔で第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号をサンプリングし、第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号を比較して同じ映像信号の変化を示すフレーム数の差を計測し、第1の映像信号と第2の映像信号の直近の同期信号の時間差を計測することとしたので、フレーム数の差から換算された時間差と、同期信号の時間差とに基づいてTV放送などの映像信号の遅延時間を測定することができるという効果を奏する。
【0088】
また、請求項17の発明によれば、信号は音声信号であって、第1の音声信号と第2の音声信号とから所定の時間間隔で第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号をサンプリングし、第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号を比較して同じ音声信号の変化を検出することにより遅延時間を測定するとしたので、特殊な信号発生器を必要とせず、TV放送などの音声信号の遅延測定が容易にできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る映像/音声信号遅延測定システムの構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示す映像/音声信号遅延測定装置が遅延時間を測定する映像信号のフレームと同期信号の関係を示す図である。
【図3】図1に示す映像/音声表示装置に表示された映像の表示の一例である。
【図4】図1に示す映像/音声信号遅延測定装置の映像信号の遅延時間測定手順を示すフローチャートである。
【図5】図4に示す映像信号のサンプリング手順をさらに詳細に示すフローチャートである。
【図6】図1に示す映像/音声信号遅延測定装置の音声信号の遅延時間測定手順を示すフローチャートである。
【図7】図6に示す音声信号のサンプリング手順をさらに詳細に示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 第1の映像/音声信号
2 第2の映像/音声信号
3,4 同期信号
5,6 映像信号
10 映像/音声信号分配器
20 映像/音声信号変換装置
30 映像/音声信号遅延測定装置
32 映像信号A/D変換部
34 映像信号サンプリング部
36 映像信号計測部
38 同期信号サンプリング部
40 同期信号計測部
42 映像信号遅延測定部
44 音声信号A/D変換部
46 音声信号サンプリング部
48 音声信号遅延測定部
50 映像合成部
52 音声合成部
60 映像/音声表示装置
Claims (17)
- 第1の信号から分岐されて、所定の信号変換手段によって変換された第2の信号の該第1の信号に対する遅延時間を測定する信号遅延測定装置において、
前記第1の信号と前記第2の信号とから所定の時間間隔で第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号をサンプリングする信号サンプリング手段と、
前記信号サンプリング手段によってサンプリングされた第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号に基づいて前記遅延時間を測定する信号遅延測定手段を備えたことを特徴とする信号遅延測定装置。 - 前記所定の信号変換手段は、アナログ化、デジタル化、圧縮化、多重化および/または暗号化などの信号変換手段であることを特徴とする請求項1に記載の信号遅延測定装置。
- 前記信号は映像信号であって、
前記信号サンプリング手段は、前記第1の映像信号と前記第2の映像信号とから所定の時間間隔で第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号をサンプリングし、
前記信号遅延測定手段は、前記信号サンプリング手段によってサンプリングされた第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号を比較して同じ映像信号の変化を示すフレーム数の差を計測する映像信号計測手段と、
前記第1の映像信号と前記第2の映像信号の直近の同期信号の時間差を計測する同期信号計測手段と、をさらに備え、
前記映像信号計測手段によって計測されたフレーム数の差から換算された時間差と、前記同期信号計測手段によって計測された同期信号の時間差とに基づいて前記遅延時間を測定することを特徴とする請求項1に記載の信号遅延測定装置。 - 前記第1の映像サンプリング信号と前記第2の映像サンプリング信号は、同一映像信号の複数の部分からサンプリングされた輝度および/または色情報であることを特徴とする請求項3に記載の信号遅延測定装置。
- 前記第1の映像信号と前記第2の映像信号と、前記信号サンプリング手段によってサンプリングされた第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号と、前記信号遅延測定手段によって測定された遅延時間とを映像出力できるよう合成する映像合成手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の信号遅延測定装置。
- 前記信号は音声信号であって、
前記信号サンプリング手段は、前記第1の音声信号と前記第2の音声信号とから所定の時間間隔で第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号をサンプリングし、
前記信号遅延測定手段は、前記信号サンプリング手段によってサンプリングされた第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号を比較して同じ音声信号の変化を検出することにより前記遅延時間を測定することを特徴とする請求項1に記載の信号遅延測定装置。 - 前記第1の音声信号と前記第2の音声信号は、同一の音声信号からサンプリングされた周波数特性および/または音声レベル情報であることを特徴とする請求項6に記載の信号遅延測定装置。
- 前記第1の音声信号と前記第2の音声信号とを音声出力できるよう合成する音声合成手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の信号遅延測定装置。
- 前記信号サンプリング手段によってサンプリングされた第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号と、前記信号遅延測定手段によって測定された遅延時間とを映像出力できるよう合成する映像合成手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の信号遅延測定装置。
- 第1の信号から分岐されて、所定の信号変換手段によって変換された第2の信号の該第1の信号に対する遅延時間を測定する信号遅延測定装置に用いられる信号遅延測定方法において、
前記第1の信号と前記第2の信号とから所定の時間間隔で第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号をサンプリングする信号サンプリング工程と、
前記信号サンプリング工程によってサンプリングされた第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号に基づいて前記遅延時間を測定する信号遅延測定工程を含んだことを特徴とする信号遅延測定方法。 - 前記所定の信号変換手段は、アナログ化、デジタル化、圧縮化、多重化および/または暗号化などの信号変換手段であることを特徴とする請求項10に記載の信号遅延測定方法。
- 前記信号は映像信号であって、
前記信号サンプリング工程は、前記第1の映像信号と前記第2の映像信号とから所定の時間間隔で第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号をサンプリングし、
前記信号遅延測定工程は、前記信号サンプリング工程によってサンプリングされた第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号を比較して同じ映像信号の変化を示すフレーム数の差を計測する映像信号計測工程と、
前記第1の映像信号と前記第2の映像信号の直近の同期信号の時間差を計測する同期信号計測工程と、をさらに含み、
前記映像信号計測工程によって計測されたフレーム数の差から換算された時間差と、前記同期信号計測工程によって計測された同期信号の時間差とに基づいて前記遅延時間を測定することを特徴とする請求項10に記載の信号遅延測定方法。 - 前記信号は音声信号であって、前記信号サンプリング工程は、前記第1の音声信号と前記第2の音声信号とから所定の時間間隔で第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号をサンプリングし、
前記信号遅延測定工程は、前記信号サンプリング工程によってサンプリングされた第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号を比較して同じ音声信号の変化を検出することにより前記遅延時間を測定することを特徴とする請求項10に記載の信号遅延測定方法。 - 第1の信号から分岐されて、所定の信号変換手段によって変換された第2の信号の該第1の信号に対する遅延時間を測定する信号遅延測定装置に用いられる信号遅延測定プログラムにおいて、
前記第1の信号と前記第2の信号とから所定の時間間隔で第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号をサンプリングする信号サンプリング手順と、
前記信号サンプリング手順によってサンプリングされた第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号に基づいて前記遅延時間を測定する信号遅延測定手順をコンピュータに実行させることを特徴とする信号遅延測定プログラム。 - 前記所定の信号変換手段は、アナログ化、デジタル化、圧縮化、多重化および/または暗号化などの信号変換手段であることを特徴とする請求項14に記載の信号遅延測定プログラム。
- 前記信号は映像信号であって、
前記信号サンプリング手順は、前記第1の映像信号と前記第2の映像信号とから所定の時間間隔で第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号をサンプリングし、
前記信号遅延測定手順は、前記信号サンプリング手順によってサンプリングされた第1の映像サンプリング信号と第2の映像サンプリング信号を比較して同じ映像信号の変化を示すフレーム数の差を計測する映像信号計測手順と、
前記第1の映像信号と前記第2の映像信号の直近の同期信号の時間差を計測する同期信号計測手順と、をさらにコンピュータに実行させ、
前記映像信号計測手順によって計測されたフレーム数の差から換算された時間差と、前記同期信号計測手順によって計測された同期信号の時間差とに基づいて前記遅延時間を測定することを特徴とする請求項14に記載の信号遅延測定プログラム。 - 前記信号は音声信号であって、前記信号サンプリング手順は、前記第1の音声信号と前記第2の音声信号とから所定の時間間隔で第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号をサンプリングし、
前記信号遅延測定手順は、前記信号サンプリング手順によってサンプリングされた第1の音声サンプリング信号と第2の音声サンプリング信号を比較して同じ音声信号の変化を検出することにより前記遅延時間を測定することを特徴とする請求項14に記載の信号遅延測定プログラム。
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