JP2005033073A - 環状型ゲート電極を備えたトランジスタ - Google Patents

環状型ゲート電極を備えたトランジスタ Download PDF

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Abstract

【課題】 環状型ゲート電極を持つトランジスタであって、トランジスタ特性に大きな影響を与えることなく、2次ゲート電極に接続可能な接続パッドを備えるものを提供する。
【解決手段】 環状型ゲート電極を備えたトランジスタであって、環状型ゲート電極の一部を、ソース電極及びドレイン電極の少なくとも一方の上に、ソース電極及びドレイン電極との間に絶縁層を介在させながら延在させて成る2次ゲート電極の接続パッドを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、環状型ゲート電極を備えたトランジスタに関する。
従来より、環状型ゲート電極を備えたトランジスタ(Round HEMTとも呼ばれている)が知られている。環状型ゲート電極を備えたトランジスタは、例えば、以下の非特許文献1,2に記載されている。
M. Marso、K. Schimpf、A. FOX、A. van der Hart、H. Hardtdegen、M. Hollfelder、P. Kordos、及び、H. Luthによる著書、「Novel HEMT layout: the RoundHEMT」、Electronics Letters 31, (7)、pp. 589-591、1995年 P. Javorka、A. Alam、N. Nastase、M. Marso、H. Hardtdegen、M. Heuken、H. Luth、及び、P. Kordosによる著書、「AlGaN/GaN Round-HEMTs on (III) silicon substrates」、Electronics Letters 37, (22)、pp. 1364-1366、2001年
図6(a)は、環状型ゲート電極を持つ一般的なソース接地のトランジスタ500を上から見た図である。トランジスタ500は、III−N化合物半導体で構成されるFET(電界効果トランジスタ)であって、いわゆるGaN系のFETである。なお、本図では、ドレイン電極、ゲート電極、及び、ソース電極の形状の理解の容易のため、各電極間を電気的に絶縁する絶縁層506(図6(b)を参照)を除去した状態を示している。
図示するように、トランジスタ500は、環状型ゲート電極502を所定の間隙を持って挟むソース電極501及びドレイン電極503を備える。2次ドレイン電極504は、ドレイン電極503に直接接続されている。2次ゲート電極505は、ゲート電極502が備える接続パッド502pに接続されている。上記接続パッド502pは、下端部は半導体基板507(図6(b)を参照)にショットキー接続されており、かつ、図面上において右側に突き出た凸状の形状を有している。ソース電極501は、上記凸状の接続パッド502pを囲むように形成されている。
図6の(b)は、図6(a)に示すトランジスタ500の一部をD−D’線で切断した場合の断面図である。本図には、図6(a)で省略した絶縁層506を表してある。絶縁層506は、各電極同士の短絡を防止するため、太い斜線で示す領域に設けてある。垂直下方向(基板507方向)に伸びる2次ドレイン電極504の接続部504pは、ドレイン電極503にオーミック接続されている。垂直下方向(基板507方向)に伸びる2次ゲート電極505の接続部505pは、接続パッド502pにオーミック接続されている。
環状型ゲート電極を備えるトランジスタ500は、その製造時にドライエッチングを行わないため、ゲート電極502と絶縁層506が接触する部分に障害が生じにくいという利点を持つ。一方で、上記凸状の接続パッド502pの個所は、環状型ゲート電極502の他の部分に比べてゲート長が長いためトランジット(またはユニティゲイン)周波数fが低いという欠点を持つ。
上記ゲート長とは、ソース電極501及びドレイン電極503の間において、半導体基板507にショットキー接続されているゲート電極502のソース電極501からドレイン電極503に向かう方向の長さのことをいう。
GaN系のFETのトランジット周波数fは、f=10/Lg(単位は、GHz/μmであり、Lgはゲート長を表す)の式で近似される。マイクロ波信号用のFETの場合、ゲート長は1μm以下であり、周波数が40GHzを越えるようなミリ波信号用のFETの場合、ゲート長は0.25μm以下である。
2次ゲート電極505を介してゲート電極502に印加される信号の周波数が高い場合、上記トランジット周波数fの低い接続パッド502pはトランジスタ500に並列に接続された寄生FETとして働き、トランジスタ500の利得を低下する。
本発明は、環状型ゲート電極を持つトランジスタであって、特性に大きな影響を与えることなく、ゲート電極を2次ゲート電極に接続可能な接続パッドを持つトランジスタを提供することを目的とする。
本発明の第1の環状型ゲート電極を備えたトランジスタは、環状型ゲート電極を備えたトランジスタであって、上記環状型ゲート電極の一部を、ソース電極及びドレイン電極の少なくとも一方の上に、絶縁層を介しながら延在させた2次ゲート電極用接続パッドを備えることを特徴とする。
本発明の第2の環状型ゲート電極を備えたトランジスタは、上記第1の環状型ゲートを備えたトランジスタであって、上記トランジスタの環状型ゲート電極は、半導体基板上にショットキー接続されており、上記接続パッドは、環状型ゲート電極の環状部分の一部であって、上記半導体基板にショットキー接続されていない個所のゲート電極を延在させたものであることを特徴とする。
本発明の第3の環状型ゲート電極を備えたトランジスタは、上記何れかの環状型ゲートを備えたトランジスタであって、上記環状型ゲート電極は、均一なゲート長を有するものであることを特徴とする。
本発明の第4の環状型ゲート電極を備えたトランジスタは、上記何れかに記載の環状型ゲート電極を備えたトランジスタであって、ソース接地であり、かつ、、ソース電極が上記環状型ゲート電極の内側に位置することを特徴とする。
本発明の第5の環状型ゲート電極を備えたトランジスタは、上記何れかの環状型ゲート電極を備えたトランジスタであって、上記接続パッドがソース電極の上に設けられていることを特徴とする。
本発明の第6の環状型ゲート電極を備えたトランジスタは、上記第4の環状型ゲート電極を備えたトランジスタであって、ソース電極の上に上記接続パッドを備えたIII−N化合物半導体で構成されるトランジスタであることを特徴とする。
本発明の第7の環状型ゲート電極を備えたトランジスタは、上記第6の環状型ゲート電極を備えたトランジスタであって、AlGaN/GaN、AlGaN/InGaN/GaN、又は、AlN/AlGaNで構成されるHFETであることを特徴とする。
本発明の第8の環状型ゲート電極を備えたトランジスタは、上記何れかの環状型ゲート電極を備えたトランジスタであって、上記環状型ゲート電極の形状がレーストラック形状であることを特徴とする。
本発明の第9の環状型ゲート電極を備えたトランジスタは、上記何れかの環状型ゲート電極を備えたトランジスタであって、上記接続パッドを環状型ゲート電極の円弧部分に設けたことを特徴とする。
本発明の第1の環状型ゲート電極を備えるトランジスタが備える2次ゲート電極への接続パッドは、僅かな寄生容量の増加だけで、寄生トランジスタを生じることも無く、トランジスタ特性に与える悪影響が少ないといった利点を有する。
本発明の第2の環状型ゲート電極を備えるトランジスタの接続パッドは、環状型ゲート電極の環状部分の一部であって、半導体基板に接続されていない個所のゲート電極を延在したものであるため、寄生FETを生じることなく、トランジスタ特性に与える悪影響が少ないといった利点を有する。
本発明の第3の環状型ゲート電極を備えるトランジスタは、均一なゲート長のゲート電極を備えることで、均一で良好なトランジット周波数fを得ることができる。
本発明の第4の環状型ゲート電極を備えるトランジスタは、環状型ゲート電極の内側に位置する電極をソース電極とすることにより、外側にソース電極を設ける場合に比べてドレイン・ゲート耐圧を高めることができ、この結果、トランジット周波数fの低下を抑制しつつ、曲率半径のより小さな環状型ゲートを利用することができる。
本発明の第5の環状型ゲート電極を備えるトランジスタは、2次ゲート電極への接続パッドをソース電極側に延在させたことで、ドレイン電極側に接続パッドを設けた場合に比べて、トランジスタ特性への影響を低減することができるといった利点を有する。
本発明の第6の環状型ゲート電極を備えるトランジスタは、ソース電極を環状型ゲート電極の内側に設けたことにより、III−N化合物半導体において特に問題に成るピンチオフの発生を抑制し、ドレイン・ゲート耐圧を高め、良好なトランジット周波数fを得ることができる。
本発明の第7の環状型ゲート電極を備えるトランジスタは、ソース電極を環状型ゲート電極の内側に設けたことにより、III−N化合物半導体であるAlGaN/GaN、AlGaN/InGaN/GaN、又は、AlN/AlGaNで構成されるHFETにおいて特に問題に成るピンチオフの発生を抑制し、ドレイン・ゲート耐圧を高め、良好なトランジット周波数fを得ることができる。
本発明の第8の環状型ゲート電極を備えるトランジスタは、レーストラック状のゲート電極を備えることにより、円弧部分の半径を小さくした場合であっても、環状型ゲート電極の内側に位置する電極に2次電極を正確に接続するだけの領域を確保することができる。また、並列接続する場合も、真円状のゲート電極を備える場合に比べて小型化を図ることができる。
本発明の第9の環状型ゲート電極を備えるトランジスタは、ゲート電極の円弧部分に接続パッドを備えることにより、接続パッドがソース電極又はドレイン電極側に重なる面積を低減することができ、接続パッドを設けることによる寄生容量の増加を抑えることができる。
(1)実施の形態1
以下、添付の図面を参照しつつ、実施の形態1に係る環状型ゲート電極を備えるソース接地のトランジスタ100の構成について説明する。図1は、トランジスタ100の構成を示す図である。なお、本図では、ドレイン電極101、ゲート電極102及びソース電極103の形状の理解の容易のため、絶縁層110の記載を省略している。上記絶縁層110は、後に図2を用いて説明する。
トランジスタ100は、III−N化合物半導体で構成されるHFET(ヘテロ結合電界効果トランジスタ)、より具体的には、AlGaN/GaNのHFETであり、サファイア基板上に形成された半導体層120(図2を参照)の上に均一でかつ短いゲート長の環状型ゲート電極102と、当該ゲート電極102から一定の間隙を持って設けたドレイン電極101及びソース電極103とを備えるものである。上記ゲート長とは、ソース・ドレイン電極の間において、半導体層120にショットキー接続されているゲート電極102のソース電極103からドレイン電極101に向かう方向の長さのことをいう。
トランジスタ100のゲート電極102は、図6に示した従来のトランジスタ500のように、半導体層120上においてドレイン電極101側に突出する部分(トランジスタ500の接続パッド502pに相当する部分)を持たない。トランジスタ100が備える2次ゲート電極用の接続パッド102a,102bは、環状型ゲート電極102の内、好ましくは円弧状になっている個所のゲート電極102の上部(半導体層120にショットキー接続されている個所よりも上に位置する部分)、好ましくは頂部から絶縁層110(図示せず、図2を参照)を介してソース電極103の上に拡がることを特徴とする。
2次ゲート電極104は、2本の接続端子104a,104bを持つ。これらの接続端子104a,104bの先端は、上記ゲート電極102の接続パッド102a,102bに接続されている。なお、2次ソース電極105及び2次ドレイン電極106は、何れも周知の手法により、ソース電極103及びドレイン電極101に接続されている。
図2は、上側に図1に示したトランジスタ100のA−A’線付近の拡大図を示し、下側にトランジスタ100をA−A’線で切断した場合の断面図を示す図である。図示するように、接続パッド102aは、ゲート電極102の上側部分、即ち、半導体層120にショットキー接続されている側とは反対側の部分であって、好ましくは、ソース電極103及びドレイン電極101に挟まれている部分よりも上の部分から、絶縁層110を介してソース電極103側に延在するように広がる。
絶縁層110を介して接続パッド102aとソース電極103が重なる部分には、ゲート・ソース間の寄生容量Cgsが発生するが、図6に示す従来のトランジスタ500の接続パッド502pのように、ゲート電極102の接続パッドを基板120上でドレイン電極101側に突出させることにより並列に接続した状態の寄生FETが形成されるのに比べれば、トランジスタ特性に与える影響は非常に少ない。また、上記寄生容量Cgsの値は、ゲート電極(正確には接続パッド102a、102b)とソース電極103との間に介在する絶縁層110を厚くすることにより低減することができる。
なお、上記接続パッド102a,102bは、ドレイン電極101側に広げること、更には、ドレイン電極101及びソース電極103の両方に広げることも考えられる。しかし、接続パッド102a,102bをソース電極103側に設けることによりゲート・ソース間の寄生容量Cgsが増加する方が、接続パッド102a,102bをドレイン電極101側に設けることによりゲート・ドレイン間の寄生容量Cgdが増加するよりもトランジスタ特性に与える影響が少ない。この理由により、実施の形態1に係るトランジスタ100では、接続パッド102a,102bをソース電極103側のみに設けている。
図3は、図1に示したトランジスタ100をB−B’線で切断した場合の断面図である。2次ソース電極105は、2次ソース電極105の半導体層120に向かって延びる接続部105aによりソース電極103に接続され、2次ドレイン電極106は、2次ドレイン電極106の半導体層120方向に延びる接続部106aによりドレイン電極101に接続されている。ゲート電極102の断面は、T字型の形状を有している。各電極間には、短絡を防止するためSiN絶縁層110が設けてある。
上記図1乃至図3を用いて説明した構成を採用するトランジスタ100では、ゲート長が短く(例えば、0.25μm以下)直接2次ゲート電極を接続するのが難しい場合であっても、接続パッド102a,102bを用いることで、2次ゲート電極104に確実に接続することができる。また、全周に渡り均一なゲート長を実現することで、均一なトランジット周波数fを得ることができる。
上述したように、接続パッド102a,102bは、ゲート・ソース間に若干の寄生容量Cgsを形成するものの、図6に示す従来のトランジスタ500のように、接続パッドが寄生FETとして機能してトランジスタ特性を大きく劣化させることはない。
また、トランジスタ100では、2次ゲート電極用の接続パッド102a,102bをゲート電極102の円弧状の領域に設けることにより、絶縁層110を介してソース電極103の上に拡がるゲート電極102の面積を少なくして寄生容量Cgsの増加を抑えている。
更に、トランジスタ100では、ゲート電極102の形状をいわゆるレーストラック状にすることにより、2次ゲート電極の接続パッドを設けるための上記円弧状の領域を確保するだけでなく、円弧部分の半径を小さくした場合でもソース電極103の内、特に2本の直線状に伸びるゲート電極で挟まれる領域を、2次ソース電極105を接続するための領域として確保することができる。
また、トランジスタ100では、環状型ゲート電極102より見て内側の電極をソース電極103としている。これは、ゲート電極102の曲率半径が同一の条件下において、内側の電極をドレイン電極とする場合に比べるとゲート・ドレイン間にかかる電界強度を低く抑えることができ、この結果、ドレイン・ゲート耐圧を高めることができるからである。ゲート電極102の曲率半径を小さくすると、ゲート・ドレイン間にかかる電界強度は大きくなるが、環状型ゲート電極102の内側に位置する電極をソース電極とすることにより、ゲート電極102の外側に位置する電極をソース電極とする場合に比べてドレイン・ゲート耐圧が高くなることを利用してトランジスタ全体の小型化を図ることができる。ソース電極103を環状型ゲート電極102の内側に設けることにより得られる上記特性は、後に図5を用いて説明する別の実施の形態に係るパワートランジスタ200及び350のように、トランジスタ100と同様の構成の環状型ゲート電極を備えるHFETを複数個並列に並べる場合に有効である。
また、III−N化合物半導体で構成されるHFET、例えば、GaN系のHFETでは、その他のIII−V化合物半導体、例えば、GaAs系のFETに比べて、ゲート長の増加に対してトランジット周波数fが大きく低下する。これは、III−N化合物半導体で構成されるHFETは、その他のIII−V化合物半導体で構成されるFETに比べて電子の移動速度が低く、これを補うために高い電圧をソース・ドレイン間に印加する必要があり、これによりトランジット周波数fの低下を招くピンチオフが起りやすくなるためである。トランジスタ100は、III−N化合物半導体で構成されるHFETであるが、上述するように、ソース電極103を環状型ゲート電極102の内側に設けることでドレイン・ゲート耐圧を高め、かつ、接続パッド102a,102bをトランジスタ特性に与える影響の少ないソース電極側に設け、全周にわたり均一にかつ短いゲート長を実現することにより、均一な高いトランジット周波数fを得ることができる。
なお、上記ピンチオフが起ることによりドレイン電流が飽和してトランジット周波数fが減少することについては、「"MMIC Design: Gate FETs and HEMTs"、P. H. Ladbrooke、Artech House Inc.、ページ77〜89、1989年」に記載されている。
(2)製造方法
再び図2を参照しつつ、上述した実施の形態1に係るトランジスタ100の製造方法を説明する。
まず、サファイア基板(図示せず)上にアンドープAlN(厚さ50nm)、アンドープGaN(厚さ1μm)、アンドープAl0.2Ga0.8N(厚さ25nm)の半導体層を順に分子線エピタキシャル成長方法により成長させて半導体層120を形成する。
次に、ソース電極103及びドレイン電極101を上記半導体層120にスパッタリングにより形成する。これらの電極は、下層から順にHf(厚さ10nm)、Al(厚さ100nm)、Hf(厚さ40nm)、及び、Au(厚さ100nm)で構成される。なお、上記電極のパターンニングは、半導体層120に与えるダメージの少ないリフト・オフ法により行う。基板上に形成したドレイン電極101及びソース電極103を接触抵抗が低くなるように800℃の雰囲気において30分間のアニールを行う。
次に、SiNから成る絶縁層110の第1層110aを、CVD方式によりドレイン電極101及びソース電極103を覆うように形成する。上記第1層110aの厚みは、上記ソース電極及びドレイン電極よりも僅か(数十nm程度)に厚い程度(例えば、厚さ270nm)にする。
上記形成した第1層110aのドレイン電極とソース電極の間の部分に、エッチングにより環状型、具体的には、レーストラック形状でかつ均一な幅の溝であって、上記半導体層120を露出する溝を設ける。
次に、上記設けた溝の中にT字型であって、均一なゲート長のゲート電極102を、スパッタリングにより形成する。上記ゲート電極は、例えば、WN(厚さ10nm)、及び、Au(厚さ260nm)で構成される。なお、上記ゲート電極102のパターンニングは、半導体層120へのダメージの少ないリフト・オフ法により行う。上記ゲート電極102の形成時、ゲート電極102の上部をソース電極側に引き伸ばした2次ゲート電極用の接続パッド102a,102b(各々の厚みは200nm)を同時に形成する。ゲート電極102の材料は半導体層120に対してショットキ−接続と成るものであれば良い。
SiNから成る絶縁層110の第2層110b(厚さ300nm)をCVD方式により全面に形成する。上記第2層110bを積層した後、2次ゲート電極104、2次ソース電極105、及び、2次ドレイン電極106接続用の孔を同時にエッチングにより開口する。その後、2次電極を形成し、ゲート電極102の接続パッド102a,102bと2次ゲート電極104の接続端子104a,104bとの接続を行うと同時に、2次ソース電極105及び2次ドレイン電極106の接続を行う。上記2次電極は、例えば、Ti(厚さ100nm)、Pt(厚さ100nm)、及び、Au(厚さ1μm)の順に形成する。
上記工程により製造されるトランジスタ100は、ゲート電極102のゲート長が均一であるため、トランジット周波数fが均一で高いという良好な特性を持つ。接続パッド102a,102bがソース電極103側に絶縁層110を介して重なるように延在しているため、ゲート・ソース間に寄生容量Cgsが生じるが、トランジスタ100では、ゲート電極102の円弧部分(本実施形態のように2次ゲート電極104の幅が大きい場合には、2個所の円弧部分)を用いて接続パッド102a,102bがソース電極と重なる領域を三角形状にしてその面積を少なくし、上記寄生容量Cgsの増加を抑えている。
なお、トランジスタ100では、サファイア基板上にIII−N半導体を形成したが、同様の手法により、Si基板やSiC基板等の上にIII−N半導体を形成することもできる。
また、トランジスタ100は、AlGaN/GaNで構成されるHFETに限定されず、AlGaN/InGaN/GaN、AlN/AlGaN/GaNで構成されるHFET、及び、他のIII族窒化物で構成されるHFETであっても良い。
更には、III−V化合物等のIII−N化合物以外の半導体材料により構成されるHFETであっても良い。但し、これらの半導体材料の場合、III-N化合物で構成されるHFETに比べて、電子移動度が高く、ソース・ドレイン間に高い電圧が印加されないため、ピンチオフの発生率が元々少ない。この結果、ソース電極を環状型ゲート電極102の外側でなく内側の電極としてドレイン・ゲート耐圧を高め、接続パッド102a,102bを設けることにより全周にわたり均一な長さのゲート長を実現して得られるトランジット周波数fの低減を防ぐ効果は比較的少なくなる。
(3)変形例
図4は、トランジスタ100の変形例として、上記2次ゲート電極104の接続端子として、接続端子104aよりも幅の広い接続端子104a’を用いる場合のA−A’線付近の拡大図を上側に示し、下側に接続端子104a’を備えるトランジスタ100の変形例をA−A’線で切断した場合の断面図を示す図である。接続端子104a’の幅を広げることで、当該接続端子104a’を接続パッド102aに接続する際の作業が容易になる。
本変形例では、ゲート・ソース間に形成される寄生容量Cgsが増加するが、それでも、図6に示す従来のトランジスタ500のように接続パッドが寄生FETとして機能する場合に比べれば、トランジスタ特性に与える影響は僅かである。また、上記寄生容量Cgsの増加は、ゲート電極(正確には接続パッド102a、102b)とソース電極103との間に介在する絶縁層110を更に厚くすることにより抑制することができる。
(4)別の実施の形態
通常、パワートランジスタは、複数のトランジスタを並列に接続して動作することにより高出力化を図る。図5(a)及び図5(b)は、上記実施の形態1に係るトランジスタ100と同じ環状型ゲート電極を備えるトランジスタであって、III−N化合物半導体で構成されるHFETを複数個並列に形成したパワートランジスタ200及び350を示す図である。
図5(a)は、AlN/AlGaN/GaNで構成されるHFETを3個並列に接続して成るパワートランジスタ200を示す図である。パワートランジスタ200は、共通のドレイン電極201内に、いわゆるレーストラック形状の3つのゲート電極202,203,204を設け、各環状型ゲート電極の内側に、接地されるソース電極205,206,207を設けたものである。
トランジスタ100と同様の手法により、2次ゲート電極210の6本の接続端子210a〜210fは、順に各ゲート電極に設けた接続パッド202a、202b、203a、203b、204a、及び、204bに接続され、2次ソース電極211は、各ソース電極205,206,207に接続され、2次ドレイン電極212は、共通のドレイン電極201に接続されている。
パワートランジスタ200では、上記トランジスタ100と同様に、2次ゲート電極用の接続パッド202a,202b,203a,203b,204a,204bを各ゲート電極の円弧状部分に設けることにより、ソース電極に重なる範囲を少なめに抑えると共に、各接続パッドとソース電極の間に十分な厚みの絶縁層を介してゲート・ソース間の寄生容量Cgsの増加を抑える。
また、パワートランジスタ200では、3つのゲート電極202,203,204の形状をいわゆるレーストラック形状にすることで、各ソース電極205,206,207に2次ソース電極211を接続するための領域を確保し易くしている。
なお、パワートランジスタ200を構成する3つのHFETは、上記トランジスタ100の場合と同様に、AlGaN/InGaN/GaNで構成されるHFETに限定されず、AlGaN/GaNやAlN/AlGaNで構成されるHFET、他のIII族窒化物からなるHFET、更には、III−N化合物以外の半導体材料により構成されるトランジスタを用いることも考えられる。以下に説明するパワートランジスタ350を構成する2つのHFET300,310についても同様である。
図5(b)は、2つのHFET300,310を並列に分離形成したパワートランジスタ350を示す図である。2つのHFET300,310は、上記トランジスタ100と同じ構成の環状型ゲート電極を備えるトランジスタであって、AlN/AlGaN/GaNで構成されるHFETであり、単一のSi基板上の2つの領域に、選択エピタキシャル成長方法により分離形成したものである。HFET300では、Si基板上に選択成長させたFETエピタキシャル成長層304上にドレイン電極301、環状型ゲート電極302、及び、ソース電極303が設けられている。同様に、HFET310では、Si基板上に選択成長させたFETエピタキシャル成長層308上にドレイン電極305、環状型ゲート電極306、及び、ソース電極307が設けられている。
選択エピタキシャル成長方法を採用することにより、2つのHFET300,310間の電気的な分離特性が良くなるため、高周波信号に対する特性が向上する。分離して形成させた領域の周辺は、膜質が悪いが、レーストラック形状のゲート電極を分離して成長させた各領域の中央部に形成することにより、漏れ電流の発生を防止することができる。
HFET300,310のゲート電極302,306には、ソース電極側に延在する1つの接続パッド302a,307aが設けられている。2次ゲート電極320からHFET300,310に1本づつ伸びる接続端子320a,320bは、上記接続パッド302a,307aにそれぞれ接続されている。なお、HFET300,310のソース電極303,307、及び、ドレイン電極301,305には、トランジスタ100と同様の手法により、2次ソース電極321、及び、2次ドレイン電極322が接続されている。
上述するように選択エピタキシャル成長方法を用いれば、個々のHFET300,310の周波数特性は向上するが、パワートランジスタ350全体のサイズは大きくなる。パワートランジスタ350では、上記トランジスタ100と同様に2つのHFET300,310にレーストラック型のゲート電極を採用することにより、真円状のゲート電極を用いる場合に比べて、全体のサイズの増加を抑制している。
実施の形態1に係る環状型ゲート電極を備えるトランジスタの構成を示す図である。 実施の形態1に係るトランジスタの一部拡大図及び断面図を示す図である。 実施の形態1に係るトランジスタの一部拡大図及び断面図を示す図である。 実施の形態1に係るトランジスタの変形例を示す図である。 (a)及び(b)は、実施の形態1のトランジスタと同様の構成のトランジスタを複数並列に接続して成るパワートランジスタを示す図である。 従来の環状型ゲート電極を備えるトランジスタを示す図である。
符号の説明
100 トランジスタ、101 ドレイン電極、102 環状型ゲート電極、102a,102b 接続パッド、103 ソース電極、104 2次ゲート電極、104a,104b 接続端子、105 2次ソース電極、106 2次ドレイン電極。

Claims (9)

  1. 環状型ゲート電極を備えたトランジスタであって、
    上記環状型ゲート電極の一部を、ソース電極及びドレイン電極の少なくとも一方の上に、絶縁層を介しながら延在させた2次ゲート電極用接続パッドを備えることを特徴とする環状型ゲート電極を備えたトランジスタ。
  2. 上記トランジスタの環状型ゲート電極は、半導体基板上にショットキー接続されており、
    上記接続パッドは、環状型ゲート電極の環状部分の一部であって、上記半導体基板にショットキー接続されていない個所のゲート電極を延在させたものであることを特徴とする請求項1に記載の環状型ゲート電極を備えたトランジスタ。
  3. 上記環状型ゲート電極は、均一なゲート長を有するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の環状型ゲート電極を備えたトランジスタ。
  4. ソース接地のトランジスタであって、ソース電極が上記環状型ゲート電極の内側に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の環状型ゲート電極を備えたトランジスタ。
  5. 上記接続パッドがソース電極の上に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の環状型ゲート電極を備えたトランジスタ。
  6. ソース電極の上に上記接続パッドを備えたIII−N化合物半導体で構成されるトランジスタであることを特徴とする請求項4に記載の環状型ゲート電極を備えたトランジスタ。
  7. AlGaN/GaN、AlGaN/InGaN/GaN、又は、AlN/AlGaNで構成されるHFETである請求項6に記載の環状型ゲート電極を備えたトランジスタ。
  8. 上記環状型ゲート電極の形状がレーストラック形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の環状型ゲート電極を備えたトランジスタ。
  9. 上記接続パッドを環状型ゲート電極の円弧部分に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載の環状型ゲート電極を備えたトランジスタ。
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