JP2005031286A - 投射型表示装置および投射面傾斜検出装置 - Google Patents

投射型表示装置および投射面傾斜検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より簡単な構成により投射面の傾斜角度を取得することができる。
【解決手段】投射型表示装置は、入力された画像信号に基づいて画像を投射面に投射する投射手段と、前記投射面に投射された画像の形状を調整する形状調整手段と、前記形状調整手段の調整値に基づいて前記投射面の傾斜を算出する算出手段と、を具備する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は投射型表示装置(プロジェクタ)に係り、特に、スクリーン等の投射面に対して画像を投射して表示する投射型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、特許文献1には、プロジェクタ本体のあおり角度、および、投射面の傾斜角度をオフセット値として設定することで、傾斜している投射面に対して、投射された投射画像の台形歪み補正(キーストン歪み補正)を高精度に行なう投射型表示装置が記載されている。
【0003】
この特許文献1では、図13に示すように、装置本体あおり角度センサ1311が投射型表示装置1301内に設けられており、投射面角度センサ1312が投射面1302上に設けられている。投射面角度センサ1312で検出された投射面傾斜角度θ2は、ケーブルあるいはワイヤレスで投射型表示装置1301内の受信部へ送信される。投射型表示装置1301内では、受信部で受信されたθ2、および、装置本体あおり角度センサ1312で検出された装置傾斜角度θ1に基づいてオフセット値(θ1−θ2)が算出され、さらに、このオフセット値に基づいて投射画像の台形歪み補正を行なうのである。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−339671号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術では、プロジェクタ本体とは離れた投射面上に設けられた、投射面傾斜角度センサの検出結果をケーブルあるいはワイヤレスでプロジェクタ本体へ送信する構成であるので、投射面の傾斜角度を検出する機構としてのコストが高くなってしまうという問題があった、さらに、ケーブルが邪魔になったり、プロジェクタの使用範囲がケーブルの長さあるいはワイヤレス送信範囲に制約されたり、障害物等によりワイヤレス送信が遮断されたりしてしまうという問題もあった。
【0006】
そこで、本発明は、上記の課題を解決するためのもので、より簡単な構成により投射面の傾斜角度を取得することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を解決するために、本発明の第1の側面に係る投射型表示装置は、入力された画像信号に基づいて画像を投射面に投射する投射手段と、前記投射面に投射された画像の形状を調整する形状調整手段と、前記形状調整手段の調整値に基づいて前記投射面の傾斜を算出する算出手段と、を具備するものである。
【0008】
さらに、投射型表示装置本体の傾斜を検出する装置傾斜検出手段や前記投射面に投射された画像の画角を検出する画角検出手段を具備し、前記算出手段は、前記装置傾斜検出手段の検出結果や前記画角検出手段の検出結果にも基づいて前記投射面の傾斜を算出するようにしても良い。
【0009】
さらにまた、前記算出手段の算出結果をユーザに知らせる表示手段を具備するようにしても良い。
【0010】
さらにまた、前記投射面上の所定ポイントと前記投射手段の距離を測定する測距手段と、前記投射手段の焦点位置を調整する焦点位置調整手段と、を具備し、前記焦点位置調整手段は、前記算出手段の算出結果および前記測距手段の測距結果に基づいて前記投射手段の焦点位置を調整するようにしても良い。
【0011】
さらにまた、前記投射面を固定した状態で前記投射型装置本体を移動させた場合、前記形状調整手段は、移動前の前記算出手段の算出結果および移動後の前記装置傾斜検出手段の検出結果に基づいて、画像形状調整を自動的に行なうようにしても良い。
【0012】
本発明の第2の側面に係る投射面傾斜検出装置は、入力された画像信号に基づいて画像を投射面に投射する投射手段と、前記投射面に投射された画像の形状を調整する形状調整手段と、を具備する投射型表示装置に用いられる投射面傾斜検出装置であって、前記形状調整手段の調整値に基づいて前記投射面の傾斜を算出する算出手段を有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明では、投射面の傾斜として、鉛直方向(投射画像の上下方向)に対する傾斜と水平方向(投射画像の左右方向)に対する傾斜の両方またはいずれか一方を含んでいるが、以下、説明を簡略化するために、投射面が鉛直方向に対して傾斜している場合のみについて説明する。
【0014】
[実施例1]
図1は実施例1に係るブロック図、図2は実施例1に係る制御アルゴリズムのフローチャート、図3(a)は実施例1に係るプロジェクタと投射面との関係を示す図、図3(b)は投射面での投射画像の形状を示す図である。
【0015】
まず、図1を用いて、本実施例の構成を説明する。
【0016】
1はプロジェクタ(投射型表示装置)本体と通信可能なリモートコントロール部、または、プロジェクタ本体上に設けられた操作パネル等の操作部(投射画像の形状調整手段)、2は形状調整手段1の調整値δに基づいて投射面(スクリーン)の傾斜角度θ(投射面の傾斜角度θに関する情報を含む)を算出する算出手段、3は形状調整手段1の調整値δ、または、算出手段2で算出された投射面の傾斜角度θを記憶する記憶手段、4は記憶手段3に記憶されているδまたはθを読み出す読み出し手段、5は装置全体の制御を司る制御手段である。
【0017】
13はクロック発生手段であり、11はクロック発生手段13から出力された同期信号を制御クロックや制御信号に同期分離する同期信号処理手段である。
【0018】
12は画像信号入力端子、8は画像信号入力端子12から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D(アナログデジタル)変換手段、7はデジタル信号に変換された画像信号をデジタル処理する画像処理手段であり、画像処理手段7はデコーダ、フレームメモリ、スキャンコンバータ、ブルーバック発生回路、キャラクタ表示用のOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)回路、および、画像信号とブルーバック信号の切り替えスイッチ等を含み、画像信号の色彩補正等を行なうものである。9は液晶パネルやDMD等のライトバルブを駆動する駆動手段、10は液晶パネルやDMD等のライトバルブおよび投射光学系を含む投射手段である。
【0019】
6は投射形状調整手段1の調整値δに応じて、画像信号に対し、ライン毎の間引きや補間処理を行ない、投射画像の台形歪みを補正する画像変形手段である。
【0020】
次に、図3を用いて、本実施例の台形歪みについて説明する。
【0021】
図3(a)において、プロジェクタ35を設置したり観察したりするユーザは、投射面31に水平方向に投射された投射画像を観察しながら、台形歪みのない形状になるようにリモートコントロール部36を操作する。具体的には、ユーザが図3(b)に示すように、台形歪みが生じている画像33を、リモートコントロール部36を用いて、台形歪みのない画像32に調整する。
【0022】
このとき、投射画像の台形歪みは、プロジェクタ35の投射方向が投射面31に直交しない場合に生じ、図3(b)では、投射面31の上側が前方に傾いているので、投射画像は下辺より上辺が短い台形状に歪む。
【0023】
次に、図2を用いて、本実施例のフローを説明する。なお、以下「S」はステップを意味する。
(S21):フローチャートを開始する。
(S22):ユーザが形状調整手段1を操作したか否かを判断する。
(S23):ユーザが形状調整手段1を操作した場合、その調整値δは記憶され、必要に応じて読み出される。
(S24):制御手段5は、読み出された調整値δを、前回形状調整した際の調整値δn−1と比較し、今回の調整値δと前回の調整値δn−1が異なる場合(または、両者の差が所定の許容値よりも大きい場合)は、算出手段2へ今回の調整値δを出力する。
(S25):算出手段2は、入力された形状調整手段1の調整値δに基づいて投射面の傾斜角度θを算出し、制御手段5へ算出結果を出力する。
(S26):制御手段5は、算出された投射面の傾斜角度θを記憶手段3へ出力し、記憶させる。
【0024】
以上説明したように、本実施例1は、ユーザが投射面31に投射された投射画像を観察しながら、台形歪みのない形状になるようリモートコントロール部36を操作し、その操作量すなわち調整値δに基づいて投射面の傾斜角度θを算出し、その算出結果を記憶させておくというものである。このような簡単な構成により、投射面上の投射画像を観察するユーザの場所(投射面に対するユーザの位置)に対応した投射面の傾斜角度θを取得することが可能となるのである。
【0025】
[実施例2]
図4は実施例2に係るブロック図、図5は実施例2に係る制御アルゴリズムのフローチャート、図6(a)は実施例2に係るプロジェクタと投射面との関係を示す図、図6(b)は投射面での投射画像の形状を示す図である。なお、図4〜図6において、図1〜図3と共通する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0026】
まず、図4で示す本実施例の構成で、図1で示す実施例1の構成と異なる点について説明する。
【0027】
41は投射角度(または、投射角度と投射画角の両者)に応じた補正値γを算出する補正値算出手段である。この補正値γは、プロジェクタ35を台上に設置した際の装置傾斜角度θ(すなわち、プロジェクタ35の投射手段10の投射角度)に起因する投射画像の台形歪みを補正するとき、さらには、この装置傾斜角度θと投射画像の画角(サイズ)の両者に起因する投射画像の台形歪みを補正するときに用いられる補正パラメータである。
【0028】
この補正値算出手段41は、θを検出する装置傾斜検出手段、および、そのθに起因する歪み量を算出する第1歪み量算出手段を有し、第1歪み量算出手段での算出結果に基づいて補正値γを算出するのである。
【0029】
さらに、この補正値算出手段41は、投射画像の画角を検出する画角検出手段、および、その投射画角に起因する歪み量を算出する第2歪み量算出手段を有しても良く、第1歪み量算出手段での算出結果および第2歪み量算出手段での算出結果に基づいて補正値γを算出するようにしても良い。
【0030】
なお、この画角検出手段は、リモートコントロール部36またはプロジェクタ本体上の操作パネル等の操作部から入力された操作情報や、画像信号入力端子12から入力された画像信号情報から投射画角に関する情報を抽出するものである。または、この画角検出手段は、投射手段10の投射光学系内のズームレンズ位置(すなわち、焦点距離)を検出する焦点距離検出手段であっても良く、そのとき、第2歪み量算出手段は、検出された焦点距離に起因する歪み量を算出する。
【0031】
次に、図6を用いて、本実施例の台形歪みについて説明する。
【0032】
図6(a)に示すように、プロジェクタ35を水平方向に対してθ傾けて設置した場合(すなわち、プロジェクタ35の投射方向が水平方向に対してθ傾いている場合)、鉛直方向と平行な投射面31に投射される投射画像は、図6(b)の画像33のように、大きく台形状に歪む。一方、鉛直方向に対してθ傾いた投射面61に投射される投射画像は、図6(b)の画像63のように、若干歪み量が緩和された形状になる。すなわち、投射面上の投射画像の歪み量は、投射面の傾斜に応じて変化することになる。
【0033】
ここで、鉛直方向に対してθ傾いた投射面61に、水平方向に対してθ傾いた投射方向に投射された投射画像63を、投射面の傾斜角度θが未知の値で、装置傾斜検出手段で検出された装置傾斜角度(すなわち、投射角度)θに応じた補正値γのみに基づいて台形歪み補正を行なうと、図6(b)の画像62のように、かえって過度な補正を行なってしまうことになる。
【0034】
しかしながら、このような事態になってしまっても、ユーザが投射面61上の投射画像を観察しながら、台形歪みのない画像(図6(b)の32)になるようにリモートコントロール部36を操作すれば、投射面61の傾斜角度θを容易に取得することができるようになる。具体的に言えば、算出手段2は、補正値算出手段41により算出された、投射角度θに応じた補正値γ、および、形状調整手段1の調整値δの両者に基づいて、投射面61の傾斜角度θを算出するのである。
【0035】
さらに、画像変形手段6は、補正値算出手段41で算出された補正値γ、および、形状調整手段1の調整値δの両者に基づいて、画像信号に対し、ライン毎の間引きや補間処理を行ない、投射画像の台形歪みを補正するのである。
【0036】
次に、図5を用いて、本実施例のフローを説明する。
(S21):フローチャートを開始する。
(S51):その時点で、補正値算出手段41により算出された、投射角度θに応じた補正値γに基づいて、投射画像の台形歪み補正を自動的に行なう。
(S22):ユーザが形状調整手段1を操作したか否かを判断する。
(S23):ユーザが形状調整手段1を操作した場合、その調整値δは記憶され、必要に応じて読み出される。
(S24):制御手段5は、読み出された調整値δを、前回形状調整した際の調整値δn−1と比較し、今回の(その時点での)調整値δと前回の調整値δn−1が異なる場合(または、両者の差が所定の許容値よりも大きい場合)は、算出手段2へ今回の調整値δを出力する。
(S52):算出手段2は、補正値算出手段41により算出された、投射角度θに応じた補正値γ、および、入力された形状調整手段1の調整値δに基づいて、投射面の傾斜角度θを算出し、制御手段5へ算出結果を出力する。
(S26):制御手段5は、算出された投射面の傾斜角度θを記憶手段3へ出力し、記憶させる。
【0037】
以上説明したように、本実施例2は、予め検出された投射角度θ(または、投射角度θと投射画角の両者)に基づいて投射画像の台形歪み補正が自動的に行なわれた後、ユーザが投射面61に投射された投射画像を観察しながら、台形歪みのない形状になるようにリモートコントロール部36を操作し、その操作量すなわち調整値δ、および、補正値算出手段41により算出された補正値γに基づいて、投射面の傾斜角度θを算出し、その算出結果を記憶させておくというものである。このような簡単な構成により、プロジェクタ35の投射角度θ(または、投射角度θと投射画角の両者)が変化した場合でも、投射面上の投射画像を観察するユーザの場所(投射面に対するユーザの位置)に対応した投射面の傾斜角度θを取得することが可能となるのである。
【0038】
[実施例3]
図7(a)および(b)は実施例3に係るブロック図、図8は実施例3に係る制御アルゴリズムのフローチャートである。なお、図7および図8において、図1〜図6と共通する構成要素の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0039】
まず、図7(a)および(b)で示す本実施例の構成で、それぞれ、図1で示す実施例1の構成および図4で示す実施例2の構成と異なる点について説明する。
【0040】
71は算出結果の表示手段であり、算出手段2で算出された投射面の傾斜角度θを画像処理手段7へ出力し、投射手段10により投射画像と共に投射面上に表示させてユーザに知らせるものである。算出手段2の算出結果を、投射画像と共に投射面上に表示するのではなく、プロジェクタ本体上に設けられた表示パネル等に表示させるようにしても良い。
【0041】
次に、図8で示す本実施例のフローで、図5で示す実施例2のフローと異なる点、すなわち、S26の後のフローについて説明する。
(S81):S26で記憶手段3に記憶された投射面の傾斜角度θを、必要に応じて読み出す。
(S82):表示手段71により、投射面の傾斜角度θを画像処理手段7へ出力し、投射面に表示させる。
【0042】
以上説明したように、本実施例3によれば、表示手段71により、投射面の傾斜角度θを表示させてユーザに知らせることができ、快適なユーザインターフェースを提供することが可能となるのである。
【0043】
[実施例4]
図9(a)および(b)は実施例4に係るブロック図、図10は実施例4に係る制御アルゴリズムのフローチャートである。なお、図9および図10において、図1〜図8と共通する構成要素の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0044】
まず、図9(a)および(b)で示す本実施例の構成で、それぞれ、図1で示す実施例1の構成および図4で示す実施例2の構成と異なる点について説明する。
【0045】
91は測距手段であり、92は焦点位置調整手段である。測距手段91は、投射面とプロジェクタの投射手段10との距離を測定するものであり、所謂パッシブ方式およびアクティブ方式のいずれか、または、両者の組合せでも構わない。
【0046】
ここで、測距手段91および焦点位置調整手段92を新たに設けた理由を以下に述べる。
【0047】
図3(a)または図6(a)に示すように、鉛直方向に対してθ傾いた投射面に画像を投射する際、投射画像内のほぼ全域で合焦状態を得るためには、投射画像内の所定ポイントを測距ポイントとして得られる測距結果、さらには、投射面の傾斜角度θに基づいて、プロジェクタ35に搭載された投射光学系の焦点位置を調整することが望ましい。
【0048】
特に、例えば、投射画像の上端付近を測距ポイントとして測距する際、プロジェクタ35に搭載された投射光学系の投射方向(投射光軸)と投射面とのなす角が鈍角の場合(所定角度以上の場合)には、測距手段91の測距結果を所定のオフセット値αで減算して、投射光学系の焦点位置をアンダー気味に設定するのが好ましい。一方、投射方向と投射面とのなす角が鋭角の場合(所定角度より小さい場合)には、測距手段91の測距結果に所定のオフセット値αを加算して、投射光学系の焦点位置をオーバー気味に設定するのが好ましい。
【0049】
次に、図10で示す本実施例のフローで、図5で示す実施例2のフローと異なる点、すなわち、S26の後のフローについて説明する。
(S81):S26で記憶手段3に記憶された投射面の傾斜角度θを、必要に応じて読み出す。
(S102):測距手段91の測距結果を読み込む。
(S103):S81で読み込まれた投射面の傾斜角度θ、S102で読み込まれた測距手段91の測距結果、および、投射画像内の測距ポイントに応じたオフセット値αに基づいて、投射表示手段10の被写界深度(焦点深度)から投射画像内のほぼ全域で合焦状態が得られる焦点位置を算出し、それに基づいてプロジェクタ35に搭載された投射光学系の焦点位置を駆動する。
【0050】
以上説明したように、本実施例4によれば、簡単な構成により取得された投射面の傾斜角度θを、自動焦点調整機能(オートフォーカス機能)の制御パラメータに利用し、最適な合焦状態の投射画像をユーザに提供することが可能となるのである。
【0051】
[実施例5]
図11および図12は実施例5に係るプロジェクタのブロック図である。なお、図11および図12において、図1〜図10と共通する構成要素の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0052】
図11および図12において、プロジェクタ35の投射光学系は101と102からなり、101は投射光学系の焦点用(フォーカス用)光学系、102は投射光学系の焦点距離用(ズーム用)光学系である。906および907は焦点距離用光学系102を駆動する駆動手段となるモータおよびモータドライバで、92は焦点用光学系101を駆動する焦点位置調整手段である。411はレンズ位置検出手段で、412は装置傾斜検出手段であり、これらの検出手段で検出された投射画角と装置傾斜角度(投射角度)の両者は、投射画像の台形歪み補正を行なう際に用いられる。
【0053】
このような構成をなすプロジェクタ35では、ユーザがプロジェクタ本体を設置した後、まず、投射角度と投射画角の両者に基づいて投射画像の台形歪み補正が自動的に行なわれる。
【0054】
続いて、ユーザは、自動的に台形歪みが補正された投射画像を観察しながら、リモートコントロール部を用いて画像形状の調整を行なう。このとき、投射面が鉛直方向に対してθ傾いていれば、投射面の傾斜角度θを記憶手段3に記憶しておく。
【0055】
その後、投射面を固定したままの状態で、プロジェクタ本体のみを移動させてプロジェクタの設置状態を変えた場合、移動前、既に取得された投射面の傾斜角度θ、および、移動後、新たに検出された装置傾斜角度θの両者に基づいて、移動後の投射画像の台形歪み補正を自動的に行なうことが可能となるのである。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、より簡単な構成により投射面の傾斜角度を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係るブロック図。
【図2】実施例1に係る制御アルゴリズムのフローチャート。
【図3】(a)実施例1に係るプロジェクタと投射面との関係を示す図。
(b)実施例1に係る投射面での投射画像の形状を示す図。
【図4】実施例2に係るブロック図。
【図5】実施例2に係る制御アルゴリズムのフローチャート。
【図6】(a)実施例2に係るプロジェクタと投射面との関係を示す図。
(b)実施例2に係る投射面での投射画像の形状を示す図。
【図7】(a)実施例3に係る第1ブロック図。
(b)実施例3に係る第2ブロック図。
【図8】実施例3に係る制御アルゴリズムのフローチャート。
【図9】(a)実施例4に係る第1ブロック図。
(b)実施例4に係る第2ブロック図。
【図10】実施例4に係る制御アルゴリズムのフローチャート。
【図11】実施例5に係るプロジェクタの第1ブロック図。
【図12】実施例5に係るプロジェクタの第2ブロック図。
【図13】従来技術を示す図。
【符号の説明】
1 形状調整手段
2 算出手段
3 記憶手段
4 読み出し手段
5 制御手段
6 画像変形手段
7 画像処理手段
8 A/D変換手段
9 駆動手段
10 投射手段
11 同期信号処理手段
12 画像入力端子
13 クロック発生手段
31 投射面
35 プロジェクタ
36 リモートコントロール部
41 補正値算出手段
46 画像変形手段
61 投射面
71 投射手段
91自動焦点調整手段

Claims (7)

  1. 入力された画像信号に基づいて画像を投射面に投射する投射手段と、前記投射面に投射された画像の形状を調整する形状調整手段と、前記形状調整手段の調整値に基づいて前記投射面の傾斜を算出する算出手段と、を具備する投射型表示装置。
  2. 投射型表示装置本体の傾斜を検出する装置傾斜検出手段を具備し、前記算出手段は、前記装置傾斜検出手段の検出結果にも基づいて前記投射面の傾斜を算出する請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 前記投射面に投射された画像の画角を検出する画角検出手段を具備し、前記算出手段は、前記画角検出手段の検出結果にも基づいて前記投射面の傾斜を算出する請求項2に記載の投射型表示装置。
  4. 前記算出手段の算出結果をユーザに知らせる表示手段を具備する請求項1〜3のいずれか1つに記載の投射型表示装置。
  5. 前記投射面上の所定ポイントと前記投射手段の距離を測定する測距手段と、前記投射手段の焦点位置を調整する焦点位置調整手段と、を具備し、前記焦点位置調整手段は、前記算出手段の算出結果および前記測距手段の測距結果に基づいて前記投射手段の焦点位置を調整する請求項1〜4のいずれか1つに記載の投射型表示装置。
  6. 前記投射面を固定した状態で前記投射型装置本体を移動させた場合、前記形状調整手段は、移動前の前記算出手段の算出結果および移動後の前記装置傾斜検出手段の検出結果に基づいて、画像形状調整を自動的に行なうことを特徴とする請求項2に記載の投射型表示装置。
  7. 入力された画像信号に基づいて画像を投射面に投射する投射手段と、前記投射面に投射された画像の形状を調整する形状調整手段と、を具備する投射型表示装置に用いられる投射面傾斜検出装置であって、前記形状調整手段の調整値に基づいて前記投射面の傾斜を算出する算出手段を有する投射面傾斜検出装置。
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