JP2005031229A - トナーカートリッジ - Google Patents

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亮二 杉本
Hiromi Kono
博己 河野
Hiroaki Kitagawa
浩章 北川
Kuninori Arai
邦則 新井
Yuji Ono
雄二 小野
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Abstract

【課題】保管後の経時的要因により、トナー搬出口のシャッタ部分からトナー漏れを生じることを防止する。
【解決手段】トナー搬出口12の周囲に設けた搬出口縁部14の相対向する側辺部にガイドレール部20を設ける。シャッタ部材22の平板部21における閉鎖動作方向先端側の内側面を、開放端に向けて搬出口縁部の上面から離間する斜面とした導入部23に形成する。シャッタ部材22の平板部21における、導入部23からトナー搬出口12に対応するトナー搬出口対応範囲に渡って弾性遮蔽部材24を配置する。シャッタ部材22の平板部21の両側部からそれぞれ鉤型に折曲して設けた各ガイド突片26が、それぞれ対応するガイドレール部20に圧接し、弾性遮蔽部材24を搬出口縁部14側に圧接させる際の圧接力を、トナー漏れを防止可能とする圧接力に設定するよう構成する。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像形成装置内に着脱可能に据え付けられるトナーカートリッジに係り、特に画像形成装置本体側のトナー受部に接続してトナーを補給するためのトナー搬出口に、開閉シャッタを設けたトナーカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、画像形成装置では、現像装置にトナーを供給するため、トナーを充填したトナーカートリッジを画像形成装置本体内に着脱可能にセットして使用している。
【0003】
このように用いられるトナーカートリッジには、画像形成装置本体側のトナー受部に接続するトナー搬出口に開閉可能なシャッタを装着し、このシャッタがトナーカートリッジの着脱動作に連動して開閉するように構成したものがある。
【0004】
従来、このようなトナーカートリッジでは、トナー搬出口を遮蔽するシャッタの密閉性を向上するため、トナーカートリッジに穿設されたトナー搬出口周辺における外平面上に、このトナー搬出口の周囲を囲むように連続した小凸部を設ける。さらに、シャッタには、トナー搬出口より大きな寸法を有するトナー搬出口の外面側周辺に当接する弾性押圧部材を設置する。
【0005】
また、トナー搬出口の周囲には、シャッタの摺動案内枠を設け、この摺動案内枠によって、シャッタをトナー搬出口が開放される位置からトナー搬出口が閉塞される位置まで移動可能に支受すると共に、このシャッタがトナー搬出口を閉塞する位置に移動された際に、シャッタに配置した弾性押圧部材がトナー搬出口を囲む外面側に連続して設けられた小凸部に弾性変形する状態となるまで強く押し付けられ、トナー搬出口を囲むように連続した小凸部に弾性押圧部材が押圧され、小凸部の形状に従って変形し良好な密閉性が得られるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−95505号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような従来のトナー搬出口に開閉シャッタを設けたトナーカートリッジは、トナーカートリッジが工場で製品として生産されてから、流通販売され、画像形成装置に装着されて使用開始されるまで、長期間ストックされた後、振動や衝撃力が加わって、トナー搬出口を閉塞しているシャッタの部分からトナー漏れを生じる場合があった。
【0008】
これは、製造されたトナーカートリッジを長期間ストックしておくと、トナー搬出口の周囲に突設された小凸部に強く押し付けられている弾性押圧部材自体が小凸部の形状に沿うよう変形したまま容易に元の形状に復帰しなくなる変形が残存する状態(いわゆる弾性押圧部材に小凸部形状の跡が残る状態)となる。
【0009】
このような弾性押圧部材自体に小凸部の形状に沿うような変形が残存する状態では、弾性押圧部材における小凸部の形状に沿う変形が残存する部分で、弾性復帰力が弱まるため小凸部に弾性押圧部材が圧着する圧着力が弱まってしまう虞がある。
【0010】
このため、保管後のトナーカートリッジでは、これを画像形成装置に装着するまでの運搬や取り扱い時に落下してしまったときに加わる振動や衝撃力によって、経時的要因によるトナー漏れを生じる虞がある。
【0011】
本発明は上記事実を考慮して、保管後の経時的要因により、トナー搬出口を閉塞しているシャッタの部分からトナー漏れを生じることを防止することができるトナーカートリッジを新たに提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、画像形成装置内に着脱可能に据え付けられ、現像装置に供給するトナーを収容する容器本体と、容器本体に、内部に収納したトナーを排出するよう開口されたトナー搬出口と、トナー搬出口を開閉可能に装着されたシャッタ部材と、を有するトナーカートリッジにおいて、トナー搬出口の周囲に一段高く形成された摺動案内枠と、摺動案内枠の外側面に形成され、シャッタ部材から互いに対面する方向へ突出されたガイド突片が、係合して摺動するガイドレール部と、シャッタ部材の内面に貼着され、摺動案内枠に圧接し弾性変形してトナー搬出口を密閉し、トナー漏れを防止可能とする圧接力に設定された弾性遮蔽部材と、シャッタ部材の内面のトナー搬出口の閉鎖方向の端部に形成され、シャッタ部材の表面に向かって傾斜する斜面に形成した導入部と、を有することを特徴とする。
【0013】
上述のように構成することにより、シャッタ部材がトナー搬出口を閉塞した状態となると、平板部と搬出口縁部側との間隔が所定の小さな間隔となっているので、シャッタ部材がトナー搬出口を閉塞した状態で長期に渡って保存しておいた場合に弾性遮蔽部材が経時変化していわゆる凹む癖が付く状態となっても、弾性遮蔽部材に対する搬出口縁部側の圧接力を、トナーカートリッジに加わる衝撃力等でトナー漏れを生じない程度に維持できる。よって、このトナーカートリッジでは、弾性遮蔽部材を搬出口縁部側に圧接させる際の圧接力を、トナー漏れを防止可能な圧接力に設定し、長期に渡って保存したトナーカートリッジを使用する際に、トナー漏れを生じない製品を提供可能である。
【0014】
さらに、シャッタ部材の移動方向先端側に当たる導入部に貼着されている弾性遮蔽部材の先端部は、先端に向けて搬出口縁部の表面から離間するように斜め上方を向いた状態となっている。このため、弾性遮蔽部材の傾斜した先端部は、搬出口縁部側に当たらないか又は軽く当たる状態で移動するので、シャッタ部材の移動につれて弾性遮蔽部材の先端が平板部と搬出口縁部との間に巻き込まれるのを防止できる。さらに、弾性遮蔽部材の傾斜した先端部は、その斜面で搬出口縁部側に対する圧接が開始され弾性変形が徐々に進むため、これらの間の摺接動作をスムーズにすることができる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、画像形成装置内に着脱可能に据え付けられ、現像装置に供給するトナーを収容する容器本体と、容器本体に、内部に収納したトナーを排出するよう開口されたトナー搬出口と、トナー搬出口を開閉可能に装着されたシャッタ部材と、を有するトナーカートリッジにおいて、トナー搬出口の周囲に一段高く形成された摺動案内枠と、摺動案内枠の外側面に形成され、シャッタ部材から互いに対面する方向へ突出されたガイド突片が、係合して摺動するガイドレール部と、シャッタ部材の内面に貼着され、摺動案内枠に圧接し弾性変形してトナー搬出口を密閉し、トナー漏れを防止可能とする圧接力に設定された弾性遮蔽部材と、摺動案内枠よりガイドレール部をトナー搬出口の閉鎖方向へ延長されたガイドレール延長部と、を有することを特徴とする。
【0016】
上述のように構成することにより、シャッタ部材がトナー搬出口を閉塞した状態となると、平板部と搬出口縁部側との間隔が所定の小さな間隔となっているので、シャッタ部材がトナー搬出口を閉塞した状態で長期に渡って保存しておいた場合に弾性遮蔽部材が経時変化していわゆる凹む癖が付く状態となっても、弾性遮蔽部材に対する搬出口縁部側の圧接力を、トナーカートリッジに加わる衝撃力等でトナー漏れを生じない程度に維持できる。よって、このトナーカートリッジでは、弾性遮蔽部材を搬出口縁部側に圧接させる際の圧接力を、トナー漏れを防止可能な圧接力に設定し、長期に渡って保存したトナーカートリッジを使用する際に、トナー漏れを生じない製品を提供可能である。
【0017】
さらにシャッタ部材がトナー搬出口を閉鎖するよう移動した際に、弾性遮蔽部材を搬出口縁部側に圧接させる際の圧接力が増加されているため弾性遮蔽部材の先端部が捲られるよう変形されるが、この捲られるよう変形された部分は巻き込み復帰用スペース内に入ると、搬出口縁部から離脱して弾性復帰力により当初の状態に復帰されるので、シャッタ部材の閉鎖動作を良好に行うことができる。
【0018】
請求項3に記載の発明は、画像形成装置内に着脱可能に据え付けられ、現像装置に供給するトナーを収容する容器本体と、容器本体に、内部に収納したトナーを排出するよう開口されたトナー搬出口と、トナー搬出口を開閉可能に装着されたシャッタ部材と、を有するトナーカートリッジにおいて、トナー搬出口の周囲に一段高く形成された摺動案内枠と、摺動案内枠の外側面に形成され、シャッタ部材から互いに対面する方向へ突出されたガイド突片が、係合して摺動するガイドレール部と、シャッタ部材の内面に貼着され、摺動案内枠に圧接し弾性変形してトナー搬出口を密閉し、トナー漏れを防止可能とする圧接力に設定された弾性遮蔽部材と、ガイドレール部の上面に形成された、ガイド突片を容器本体側へ押し付ける操作突部と、を有することを特徴とする。
【0019】
上述のように構成することにより、シャッタ部材がトナー搬出口を閉塞した状態となると、平板部と搬出口縁部側との間隔が所定の小さな間隔となっているので、シャッタ部材がトナー搬出口を閉塞した状態で長期に渡って保存しておいた場合に弾性遮蔽部材が経時変化していわゆる凹む癖が付く状態となっても、弾性遮蔽部材に対する搬出口縁部側の圧接力を、トナーカートリッジに加わる衝撃力等でトナー漏れを生じない程度に維持できる。よって、このトナーカートリッジでは、弾性遮蔽部材を搬出口縁部側に圧接させる際の圧接力を、トナー漏れを防止可能な圧接力に設定し、長期に渡って保存したトナーカートリッジを使用する際に、トナー漏れを生じない製品を提供可能である。
【0020】
さらに、ガイドレール部に台状に突出された操作突部にガイド突片が乗る状態となるのは、シャッタ部材がトナー搬出口を閉塞している状態のときだけであるので、シャッタ部材を閉動作させる際に、操作突部にガイド突片が乗るまでのシャッタ部材の閉塞操作を軽い操作力で行うことができる。
【0021】
請求項4に記載の発明は、画像形成装置内に着脱可能に据え付けられ、現像装置に供給するトナーを収容する容器本体と、容器本体に、内部に収納したトナーを排出するよう開口されたトナー搬出口と、トナー搬出口を開閉可能に装着されたシャッタ部材と、を有するトナーカートリッジにおいて、トナー搬出口の周囲に一段高く形成された摺動案内枠と、摺動案内枠の外側面に形成され、シャッタ部材から互いに対面する方向へ突出されたガイド突片が、係合して摺動するガイドレール部と、シャッタ部材の内面に貼着され、摺動案内枠に圧接し弾性変形してトナー搬出口を密閉し、トナー漏れを防止可能とする圧接力に設定された弾性遮蔽部材と、ガイドレール部におけるガイド突片と摺接する面部を閉鎖方向先端側にかけて容器本体外周面に向けて下降するよう傾斜させた操作斜面部と、を有することを特徴とする。
【0022】
上述のように構成することにより、シャッタ部材がトナー搬出口を閉塞した状態となると、平板部と搬出口縁部側との間隔が所定の小さな間隔となっているので、シャッタ部材がトナー搬出口を閉塞した状態で長期に渡って保存しておいた場合に弾性遮蔽部材が経時変化していわゆる凹む癖が付く状態となっても、弾性遮蔽部材に対する搬出口縁部側の圧接力を、トナーカートリッジに加わる衝撃力等でトナー漏れを生じない程度に維持できる。よって、このトナーカートリッジでは、弾性遮蔽部材を搬出口縁部側に圧接させる際の圧接力を、トナー漏れを防止可能な圧接力に設定し、長期に渡って保存したトナーカートリッジを使用する際に、トナー漏れを生じない製品を提供可能である。
【0023】
さらに、ガイドレール部に形成した操作斜面部上をガイド突片が摺動することにより、シャッタ部材が滑らかに圧接力を増加させながら、トナー搬出口を閉塞する状態に移行するので、シャッタ部材をスムーズに開閉動作させることができる。
【0024】
請求項5に記載の発明は、画像形成装置内に着脱可能に据え付けられ、現像装置に供給するトナーを収容する容器本体と、容器本体に、内部に収納したトナーを排出するよう開口されたトナー搬出口と、トナー搬出口を開閉可能に装着されたシャッタ部材と、を有するトナーカートリッジにおいて、トナー搬出口の周囲に一段高く形成された摺動案内枠と、摺動案内枠の外側面に形成され、シャッタ部材から互いに対面する方向へ突出されたガイド突片が、係合して摺動するガイドレール部と、シャッタ部材の内面に貼着され、摺動案内枠に圧接し弾性変形してトナー搬出口を密閉し、トナー漏れを防止可能とする圧接力に設定された弾性遮蔽部材と、ガイドレール部の上面に形成された、ガイド突片を容器本体側へ押し付けるため配置された2個の操作突部と、シャッタ部材がトナー搬出口を閉塞したときに、各々対応する2個の操作突部と当接するようガイド突片にそれぞれ突設された2個の被操作突部と、を有することを特徴とする。
【0025】
上述のように構成することにより、シャッタ部材がトナー搬出口を閉塞した状態となると、平板部と搬出口縁部側との間隔が所定の小さな間隔となっているので、シャッタ部材がトナー搬出口を閉塞した状態で長期に渡って保存しておいた場合に弾性遮蔽部材が経時変化していわゆる凹む癖が付く状態となっても、弾性遮蔽部材に対する搬出口縁部側の圧接力を、トナーカートリッジに加わる衝撃力等でトナー漏れを生じない程度に維持できる。よって、このトナーカートリッジでは、弾性遮蔽部材を搬出口縁部側に圧接させる際の圧接力を、トナー漏れを防止可能な圧接力に設定し、長期に渡って保存したトナーカートリッジを使用する際に、トナー漏れを生じない製品を提供可能である。
【0026】
さらに、シャッタ部材を開状態から閉塞状態へ移行させる動作では、ガイドレール部に突設された第1の操作突部と第2の操作突部とに、それぞれ対応する第1の被操作突部と第2の被操作突部とが乗る状態となるのを、シャッタ部材がトナー搬出口を閉塞している状態のときだけにでできるので、シャッタ部材を閉動作させる際のシャッタ部材の閉塞操作を比較的軽い操作力で行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明のトナーカートリッジに係わる第1実施の形態を、図1乃至図9により説明する。
[第1実施の形態]
この第1実施の形態に係わるトナーカートリッジ10は、図示しない電子写真方式の画像形成装置内のトナー受部に着脱可能にセットし、画像形成装置の現像装置にトナーを補給するために用いられるものである。なお、本明細書でトナーカートリッジといったときには、トナー収納箱、及びその他の粉体を収納する容器を含むものとする。
【0028】
このトナー受部は、一般に用いられている画像形成装置のものと同様に構成するもので、画像形成装置内に水平方向に向けて配置された筒状部材として構成され、その上方所定位置にトナー受け入れ開口部が形成されている。このトナー受部の内部には、トナーを現像装置へ搬送するための図示しないオーガーが装着されている。
【0029】
図1及び図2に示すように、トナーカートリッジ10の容器本体には、画像形成装置内のトナー受部にセットされたとき底部に当たる部分に、トナー搬出口12が形成されている。このトナー搬出口12は、図示しないトナー受部に設けられたトナー受け入れ開口部に着脱可能に接続して、トナーカートリッジ10の容器本体内部に収納したトナーを図示しないトナー受部に搬出可能に構成されている。
【0030】
このトナーカートリッジ10の容器本体内部には、図示しないが、その内部に収納されたトナーを搬送するコイルばね状のアジテーターが装着されている。このアジテーターは、トナーカートリッジ10の容器本体内で回転駆動されるように装着され、トナーカートリッジ10を画像形成装置内にセットしたときにアジテーターの回転軸と一体となったカップリングが、画像形成装置本体側に設けられた駆動装置と係合し、回転駆動力が伝達されて回動されることにより、トナーカートリッジ10の容器本体内に収容されているトナーをトナー搬出口12から外部へ搬出させるようになっている。
【0031】
図2及び図4に示すように、トナー搬出口12は、トナーカートリッジ10の容器本体の外周面上における一方の端部近傍所定位置に穿設された矩形透穴(矩形貫通穴)として形成する。このトナーカートリッジ10の容器本体には、トナー搬出口12の周囲をトナーカートリッジ10の容器本体における外周面から一定高さとなるように一段高く形成し、その上面に搬出口縁部14が形成された摺動案内枠を形成する。
【0032】
この搬出口縁部14の外平面上には、トナー搬出口12の開口の全周囲から筋(小突条)状に立ち上がるよう形成された内側突条16と、この内側突条16の外方に近接した周囲を相似形状に取り囲む筋(小突条)状に配置形成された外側突条18とを設ける。
【0033】
この搬出口縁部14における、トナーカートリッジ10の容器本体の中心軸と直交する方向(トナーカートリッジ10の両端面と平行な方向)に沿った相対向する2つ側辺部には、それぞれガイド板状に延出して形成されたガイドレール部20を形成する。
【0034】
各ガイドレール部20は、搬出口縁部14の上面からトナーカートリッジ10の外周面と平行となるようフランジ状に延出する湾曲した細長板状に形成する。これにより、搬出口縁部14には、その円周方向に延び、かつ相互に外側を向いた2本の平行なガイドレール部20が形成される。すなわち、搬出口縁部14の両側部には、それぞれトナーカートリッジ10の容器本体外周面と、各ガイドレール部20との間に湾曲した細溝が形成されることになる。
【0035】
このように構成した一対のガイドレール部20には、トナー搬出口12を開閉するシャッタ部材22を、開閉移動動作可能に装着する。このため、一対のガイドレール部20は、シャッタ部材22がトナー搬出口12の図1に示す閉塞(閉鎖)位置と、図2に示す開放位置との間を移動するため必要な長さ以上の長さを持つガイドレール状に形成する。
【0036】
図1、図2及び図3に示すように、一対のガイドレール部20に装着されるシャッタ部材22は、トナー搬出口12を設けた搬出口縁部14を十分に覆う大きさを持つ平面視矩形で、かつトナーカートリッジ10の容器本体外周面に沿うよう側面視円弧状に形成する。
【0037】
すなわち図3に示すように、このシャッタ部材22は、矩形の円弧状曲面平板部21と、その湾曲した両側部(開閉移動方向に沿った両側部)からそれぞれ立設された円弧側面部22Aと、矩形の円弧状曲面平板部の直線端部(開閉移動方向の閉鎖動作に対して後端辺部)から延出する後端面部22Bとを有する部材に形成する。
【0038】
このシャッタ部材22の平面部内側面には、所定の肉厚を有する平板状に形成した弾性遮蔽部材24を貼着して配置する。すなわち、弾性遮蔽部材24は、ポロンL−32(株式会社イノアックコーポレーションの商品名)製の約1.6mm厚(製品規格1.5mm)の平板状の弾性材料を利用して構成する。
【0039】
この弾性遮蔽部材24は、図3及び図6に示すように、略T字状となるように閉鎖方向先端の幅方向両端部をそれぞれ所定少量延出させた形状に形成する。
【0040】
このように形成された弾性遮蔽部材24は、シャッタ部材22が図1に示す閉塞位置にあるときトナー搬出口12に対応する位置を含むトナー搬出口対応範囲Sに配置される。
【0041】
このシャッタ部材22では、シャッタ部材22が図1に示すようにトナー搬出口12を閉塞している状態において、シャッタ部材22の内側面におけるトナー搬出口対応範囲Sの部分の表面位置と、搬出口縁部14の外平面上に形成した内側突条16及び外側突条18との間の距離を短くして、弾性遮蔽部材24が搬出口縁部14の外平面、内側突条16及び外側突条18に圧接して弾性変形する量を増加させるように構成する。
【0042】
このため、図5及び図6に示すシャッタ部材22では、矩形の円弧状曲面平板部21におけるトナー搬出口対応範囲Sを含む搬出口縁部14側へ向ける内側面の広い範囲に渡る弾性遮蔽部材24を貼着する部分の全体を厚肉にすることによって、その表面位置が搬出口縁部14側に接近するように構成する。このように構成した場合には、弾性遮蔽部材24を貼着する部分の全体が段差の無い一つの平曲面となるので、弾性遮蔽部材24を容易に剥がれないように貼着することができる。
【0043】
この図5及び図6に示すシャッタ部材22では、弾性遮蔽部材24を貼着する部分を、矩形の円弧状曲面平板部21の開放端(シャッタ部材22がトナー搬出口12を閉鎖する動作時の移動方向先端)から後端面部22B近傍までの範囲としている。
【0044】
さらに、図5及び図6に示すシャッタ部材22では、シャッタ部材22がトナー搬出口12を閉鎖するよう動作するときに、矩形の円弧状曲面平板部21に貼着した弾性遮蔽部材24が移動方向先端側で内側突条16及び外側突条18に当たって捲られるよう変形されることにより剥がされるのを防止するため、矩形の円弧状曲面平板部21の開放端近くの内側面を開放端に向かって肉厚が薄くなるように形成して、開放端に向かって搬出口縁部14の上面から離間する勾配の斜面に形成した導入部23を設ける。
【0045】
なお、このシャッタ部材22の導入部23には、前述した弾性遮蔽部材24の略T字状となるように幅方向両端部を延出させた部分を貼着するようにして貼着力を強化し、導入部23の部分から弾性遮蔽部材24が剥がれることを防止する。
【0046】
また、このシャッタ部材22は、図7及び図8に示すように、矩形の円弧状曲面平板部21におけるトナー搬出口対応範囲Sだけを厚肉にすることによって、そのトナー搬出口対応範囲Sの表面位置が搬出口縁部14側に接近するように構成しても良い。
【0047】
このように構成した場合には、シャッタ部材22を開閉操作する際に、矩形の円弧状曲面平板部21に貼着された弾性遮蔽部材24におけるトナー搬出口対応範囲Sが、主に搬出口縁部14の外平面、内側突条16及び外側突条18に強く圧接して摺動することになるので、シャッタ部材22を摺動操作させるときの負荷を軽減することができる。
【0048】
図3、図5及び図6に示すように、各円弧側面部22Aには、その長手方向の所定箇所(本実施の形態では、3箇所であるが、1箇所であっても良い)の自由端辺近傍からそれぞれ内側に直角に屈曲して延出された小矩形状のガイド突片26を突設する。これらガイド突片26は、それぞれ矩形の円弧状曲面平板部21の内面と平行となるように構成されると共に矩形の円弧状曲面平板部21と各ガイド突片26の内面との距離が所定距離となるように形成する。
【0049】
上述のように構成されたシャッタ部材22は、図1、図2及び図9に示すように、搬出口縁部14の後端(シャッタ部材22を閉動作させるときの移動方向に対して後端)側から、シャッタ部材22の導入部23を先にして矩形の円弧状曲面平板部21を搬出口縁部14の外面上に摺接させ、かつ各ガイドレール部20の内面(下面)に各々対応するガイド突片26を圧接させながら、シャッタ部材22がトナー搬出口12を閉鎖する位置まで移動される操作により、搬出口縁部14に装着される。
【0050】
すなわち、シャッタ部材22は、その両側にあるガイド突片26が搬出口縁部14に設けられた各ガイドレール部20を抱え込むように係合した状態で、ガイドレール部20の長さ方向に摺動自在に装着されている。
【0051】
次に、上述のようにトナーカートリッジ10の搬出口縁部14部分に装着されたシャッタ部材22の作用及び動作について説明する。
【0052】
このシャッタ部材22は、図2に示すようにトナー搬出口12を開放した状態から図1に示す閉塞状態に移行する場合には、シャッタ部材22をトナーカートリッジ10の容器本体外周面に沿って矢印J方向に移動する。
【0053】
すると、シャッタ部材22は、その各ガイド突片26が各ガイドレール部20の裏面にガイドされるよう摺動し、かつ弾性遮蔽部材24が搬出口縁部14の表面にガイドされるよう摺動しながら移動する。
【0054】
このシャッタ部材22は、その各ガイド突片26が各ガイドレール部20の裏面に当接しているので、矩形の円弧状曲面平板部21と搬出口縁部14との間がが一定間隔に保たれた状態となっている。
【0055】
よって、矩形の円弧状曲面平板部21と搬出口縁部14との間に介在される弾性遮蔽部材24は、矩形の円弧状曲面平板部21と搬出口縁部14との間隔よりも厚い肉厚なので、弾性変形した状態のまま搬出口縁部14、内側突条16及び外側突条18上を摺動する。
【0056】
このとき、シャッタ部材22の移動方向先端側に当たる導入部23の部分に貼着されている弾性遮蔽部材24の先端部は、先端に向けて搬出口縁部14の表面から離間するように斜め上方を向いた状態となっている。
【0057】
このため、弾性遮蔽部材24の傾斜した先端部は、その弾性遮蔽部材24の移動方向先端角稜部分が、搬出口縁部14、内側突条16及び外側突条18に当たらないか又は軽く当たる状態で移動するので、シャッタ部材22の移動につれて弾性遮蔽部材24の先端が矩形の円弧状曲面平板部21と搬出口縁部14との間に巻き込まれるのを防止できる。
【0058】
さらに、弾性遮蔽部材24の傾斜した先端部は、その斜面で内側突条16及び外側突条18に対する圧接が開始され弾性変形が徐々に進むため、弾性遮蔽部材24と内側突条16及び外側突条18との間の摺接動作をスムーズにすることができる。
【0059】
これと共に、弾性遮蔽部材24の傾斜した先端部における先端から移動方向後端側にかけて内側突条16及び外側突条18から受ける抵抗力が増加することになるから、シャッタ部材22の移動に伴なって弾性遮蔽部材24の傾斜した先端部分が矩形の円弧状曲面平板部21と搬出口縁部14との間に巻き込まれないようにできる。
【0060】
このようにして、シャッタ部材22がトナー搬出口12を完全に閉塞した図1に示す状態となると、本実施の形態のものでは、矩形の円弧状曲面平板部21と内側突条16及び外側突条18の先端との間隔が、従来のものより小さくなっているので、弾性遮蔽部材24に内側突条16及び外側突条18の先端部が食い込む量が増加している。
【0061】
よって、このトナーカートリッジ10では、シャッタ部材22がトナー搬出口12を完全に閉塞した図1に示す状態で長期に渡って保存しておいても、内側突条16及び外側突条18の先端部が食い込んでいる弾性遮蔽部材24の部分が経時変化して、いわゆる凹む癖が付く状態となっても、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の先端部の圧接力を、トナーカートリッジ10に加わる衝撃力等でトナー漏れを生じない程度に維持できる。
【0062】
すなわち、このトナーカートリッジ10では、弾性遮蔽部材24を内側突条16及び外側突条18の先端部に圧接させる際の圧接力を、経時的要因によるトナー漏れを防止可能な圧接力に設定し、長期に渡って保存したトナーカートリッジ10を使用する際に、トナー漏れを生じない製品を提供可能である。
【0063】
また、シャッタ部材22を閉塞状態から開放状態へ移行する場合には、シャッタ部材22を図の矢印Jと逆方向に移動することにより、上述とは逆の動作で行うことができる。
【0064】
次に、本第1実施の形態に係わるトナーカートリッジ10における図5及び図6に示した構成のシャッタ部材22を、搬出口縁部14部分に装着し、図9及び図10に示す寸法に構成した供試品に対して行った、所定時間経過後の落下によるトナー漏れ試験と、MC操作試験との結果について説明する。
【0065】
この経時後の落下によるトナー漏れ試験と、MC操作試験とでは、図9に示すように、矩形の円弧状曲面平板部21とガイド突片26との間の距離Aを、図10(B)に×印で示す各位置でピンゲージで測定したところ、A=2.93mmであり、ガイドレール部20の厚さをBとし、外側突条18のガイドレール部20の平面からの突設高さをCとしたとき、図10(A)に×印で示す各位置におけるB+Cの距離をノギスで測定したところ、B+C=1.57mmであり、矩形の円弧状曲面平板部21の内側面(弾性遮蔽部材24の貼り付け面)と外側突条18の頂点との間の距離Dが、D=1.36mmであり、弾性遮蔽部材24の肉厚寸法Eを、図10(C)に×印で示す各位置において厚み計で測定したところ、E=1.57mmであった。
【0066】
よって、上述のような寸法で構成した場合には、弾性遮蔽部材24の初期の食い込み量は、E−D=0.21mmとなった。
【0067】
ここで、上述の寸法構成を基準とし、弾性遮蔽部材24の食い込み量E−Dを適宜変更して構成した供試品について、所定時間、ここでは、トナーカートリッジ10の製造時より一週間以上の日数が経過した後の落下によるトナー漏れ試験を行ったところ、下記の表1に示すような結果が得られた。
【0068】
よって、下記の表1の結果から、弾性遮蔽部材24の食い込み量E−Dの値が、0.27mm以上であれば、実用上トナーカートリッジ10を取り扱う際にトナー漏れの虞がないといえることが判明した。
【0069】
この所定時間経過後の落下によるトナー漏れ試験は、自由落下試験装置を用い、JIS Z 0202に準拠した、自由落下試験装置による落下試験方法で行った。このときの落下高さは、101cmとした。
【0070】
また、自由落下試験装置による落下試験方法では、判定基準を以下のように定めて評価した。
〇:漏れなし
△:微漏れはあるが手汚れなし
×:もれによる手汚れ懸念あり
【0071】
【表1】
Figure 2005031229
また、前述の寸法構成を基準とし、弾性遮蔽部材24の食い込み量E−Dを適宜変更して構成した供試品について、MC操作試験を行ったところ、下記の表2に示すような結果が得られた。
【0072】
よって、下記の表2の結果から、弾性遮蔽部材24の食い込み量E−Dの値が、1.02mm以下であれば、トナーカートリッジ10を、画像形成装置内のトナー受部にセットする操作性に実用上問題がないといえることが判明した。
【0073】
このMC操作試験方法では、実際の画像形成装置(実機)にトナーカートリッジ10を装脱着する作業を行い、検査員が官能的に評価を行った。
【0074】
また、このMC操作試験方法では、判定基準を以下のように定めて評価した。検査員:被験者3名。
判定基準
〇:スムースに装脱着できる
:やや重いが装脱着可
△:重いが装脱着可
×:空かない/部品破壊(不適切)
【0075】
【表2】
Figure 2005031229
[第2実施の形態]
次に、本発明の第2実施の形態について図11乃至図14により説明する。
【0076】
本第2実施の形態では、シャッタ部材22における、矩形の円弧状曲面平板部21と各ガイド突片26との間隔を短く構成し、シャッタ部材22を閉じる動作の際に、弾性遮蔽部材24の先端が矩形の円弧状曲面平板部21と搬出口縁部14との間に巻き込まれた状態となってから、弾性遮蔽部材24の先端が通常の延びた状態に復帰する動作を行うように構成する。
【0077】
このため、本第2実施の形態に係わる図11及び図14に示すシャッタ部材22では、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量E−Dを、実用上トナーカートリッジ10を取り扱う際にトナー漏れの虞がないといえる量(例えば、食い込み量を0.27mm以上)に設定するよう構成する。なお、このシャッタ部材22では、矩形の円弧状曲面平板部21とガイド突片26との間の距離Aを調整して構成する。
【0078】
さらに、シャッタ部材22に貼着する弾性遮蔽部材24は、トナー搬出口12に対応する位置を含むトナー搬出口対応範囲Sに対応して、略T字状となるように閉鎖方向先端の幅方向両端部をそれぞれ所定少量延出させた形状に形成し、シャッタ部材22の各ガイド突片26が位置しない範囲(各ガイドレール部20から外れた範囲)に貼着して設置する。
【0079】
このように形成された弾性遮蔽部材24は、シャッタ部材22が図1に示す閉塞位置にあるときトナー搬出口12に対応する位置を含むトナー搬出口対応範囲Sに配置される。
【0080】
また、図13に示すように、搬出口縁部14に設ける各ガイドレール部20を、それぞれシャッタ部材22を閉じる方向である矢印J方向に所定長さ延長してガイドレール延長部20Aを設けることによりコの字状となるように形成し、これらガイドレール部20の延長された部分の間を弾性遮蔽部材24先端部の巻き込み復帰用スペースに構成する。
【0081】
上述のように構成された本第2実施の形態では、シャッタ部材22を閉塞状態に移行するときに弾性遮蔽部材24が搬出口縁部14、内側突条16及び外側突条18に圧接される圧接力が強化されているため、図12に想像線で示すように、弾性遮蔽部材24が移動方向先端側で、搬出口縁部14上における内側突条16及び外側突条18に当たって捲られるよう変形されながら閉塞位置まで移動する。
【0082】
そして、このシャッタ部材22は、閉塞位置に至ったときに、捲られるよう変形されている弾性遮蔽部材24の先端部が搬出口縁部14のガイドレール延長部20A間に形成された巻き込み復帰用スペース内に入り、弾性遮蔽部材24の弾性復帰力によって図12に実線で示す当初の状態に復帰する。
【0083】
また、シャッタ部材22が閉塞状態にあるときには、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量が、長期に渡ってトナーカートリッジ10を保存していた場合であっても実用上トナーカートリッジ10を取り扱う際に加わる衝撃力等でトナー漏れの虞がないといえる量になっているので、トナー漏れを確実に防止できる。
【0084】
なお、本第2実施の形態における以上説明した以外の構成、作用、及び効果は前述した第1実施の形態と同様であるので、同一部材には同一符号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。
[第3実施の形態]
次に、本発明の第3実施の形態について図15により説明する。
【0085】
本第3実施の形態では、搬出口縁部14の各ガイドレール部20における各ガイド突片26との摺接面に設けた、矩形の円弧状曲面平板部21の内側面(弾性遮蔽部材24の貼り付け面)と外側突条18の頂点との間の距離Dを短くする手段により、シャッタ部材22でトナー搬出口12を閉塞した状態で、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量が、長期に渡ってトナーカートリッジ10を保存していた場合であっても実用上トナーカートリッジ10を取り扱う際に加わる衝撃力等でトナー漏れの虞がないといえる量となるよう構成する。
【0086】
このため、本第3実施の形態では、図15に示すように、各ガイドレール部20のガイド突片26との摺接面上の所定位置に、距離Dを短くする手段としての操作突部30を突設する。
【0087】
この図15に示す各ガイドレール部20では、シャッタ部材22を閉塞状態としたときにシャッタ部材22に設けた最も閉鎖方向先端側となるガイド突片26がガイドレール部20と当接する位置に、台状に突出するよう形成された操作突部30を設ける。
【0088】
この操作突部30には、ガイド突片26が滑らかに操作突部30上に載るようにするために、シャッタ部材22の移動方向に対向する操作突部30の端辺に傾斜を形成する。
【0089】
また、この操作突部30は、その突出量(突出部分の肉厚)を、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量を長期に渡ってトナーカートリッジ10を保存していた場合であっても実用上トナーカートリッジ10を取り扱う際に加わる衝撃力等でトナー漏れの虞がないといえる量まで増加させる突出量に形成する。
【0090】
上述のように構成した本第3実施の形態では、シャッタ部材22を開状態から閉塞状態に移行するときに、シャッタ部材22を矢印J方向へ移動させる動作開始から移動方向先端の各ガイド突片26がそれぞれ操作突部30に当たるまで、弾性遮蔽部材24が搬出口縁部14、内側突条16及び外側突条18に圧接される圧接力が従来のものと同様に弱いため軽い操作力で移動させることができる。
【0091】
そして、移動方向先端の各ガイド突片26が、それぞれ操作突部30の傾斜した側面を登って操作突部30の上に乗ると、ガイド突片26と矩形の円弧状曲面平板部21との間隔が一定のため、矩形の円弧状曲面平板部21が弾性遮蔽部材24を搬出口縁部14上の内側突条16及び外側突条18上に押し付けて、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量を十分に大きくし、経時的要因によるトナー漏れを防止する状態とする。
【0092】
すなわち、上述のようにシャッタ部材22が閉塞状態にあるときには、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量が、長期に渡ってトナーカートリッジ10を保存していた場合であっても実用上トナーカートリッジ10を取り扱う際に加わる衝撃力等でトナー漏れの虞がないといえる量になっているので、トナー漏れを確実に防止できる。
【0093】
なお、本第3実施の形態における以上説明した以外の構成、作用、及び効果は前述した第1実施の形態と同様であるので、同一部材には同一符号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。
[第4実施の形態]
次に、本発明の第4実施の形態について図16により説明する。
【0094】
本第4実施の形態では、搬出口縁部14の各ガイドレール部20における各ガイド突片26との摺接面に設けた、矩形の円弧状曲面平板部21の内側面(弾性遮蔽部材24の貼り付け面)と外側突条18の頂点との間の距離Dを短くする手段により、シャッタ部材22でトナー搬出口12を閉塞した状態で、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量が、長期に渡ってトナーカートリッジ10を保存していた場合であっても実用上トナーカートリッジ10を取り扱う際に加わる衝撃力等でトナー漏れの虞がないといえる量となるよう構成する。
【0095】
このため、本第4実施の形態では、図16に示すように、各ガイドレール部20のガイド突片26との摺接面に設ける距離Dを短くする手段として、操作斜面部32を形成する。
【0096】
この図16に示す各ガイドレール部20に構成する操作斜面部32は、閉鎖方向先端側にかけてトナーカートリッジ10の容器本体外周面に向けて下降する傾斜曲面に形成する。この図16に示すガイドレール部20では、ガイドレール部20の肉厚を、閉鎖方向先端側にかけて滑らかに厚肉となるよう形成することにより、操作斜面部32を構成する。
【0097】
また、この操作斜面部32は、その傾斜曲面におけるトナーカートリッジ10の容器本体外周面に向けた傾斜による下降量(操作斜面部32の肉厚の増加量)を、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量を長期に渡ってトナーカートリッジ10を保存していた場合であっても実用上トナーカートリッジ10を取り扱う際に加わる衝撃力等でトナー漏れの虞がないといえる量まで増加させる下降量に形成する。
【0098】
上述のように構成した本第4実施の形態では、ガイド突片26と矩形の円弧状曲面平板部21との間隔が一定であるため、シャッタ部材22を開状態から閉塞状態に移行するときのシャッタ部材22を矢印J方向へ移動させる動作に従って各ガイド突片26が各対応するガイドレール部20の傾斜曲面にガイドされることにより、弾性遮蔽部材24が搬出口縁部14、内側突条16及び外側突条18に圧接される圧接力が徐々に増加する。
【0099】
そして、シャッタ部材22が閉塞状態に至ったときに、ガイドレール部20の傾斜曲面にガイドされた各ガイド突片26と一体に動作する矩形の円弧状曲面平板部21が弾性遮蔽部材24を搬出口縁部14上の内側突条16及び外側突条18上に押し付けて、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量を十分に大きくし、経時的要因によるトナー漏れを防止する状態とする。
【0100】
なお、本第4実施の形態における以上説明した以外の構成、作用、及び効果は前述した第1実施の形態と同様であるので、同一部材には同一符号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。
[第5実施の形態]
次に、本発明の第5実施の形態について図17乃至図26により説明する。本第5実施の形態では、各ガイドレール部20と、所定の各ガイド突片26とに設けた、矩形の円弧状曲面平板部21の内側面(弾性遮蔽部材24の貼り付け面)と内側突条16及び外側突条18の頂点との間の距離Dを短くする手段により、シャッタ部材22でトナー搬出口12を閉塞した状態で、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量が、長期に渡ってトナーカートリッジ10を保存していた場合であっても実用上トナーカートリッジ10を取り扱う際に加わる衝撃力等でトナー漏れの虞がないといえる量となるよう構成する。
【0101】
このため、本第5実施の形態では、図20に示すように、各ガイドレール部20におけるガイド突片26との摺接面上の各所定位置に、それぞれ距離Dを短くして食い込み量を増加する手段としての第1操作突部34と、第2操作突部36とを突設する。
【0102】
この図20に示す各ガイドレール部20では、シャッタ部材22を閉塞状態としたときにシャッタ部材22に設けた最も閉鎖方向先端側となる第1ガイド突片26Aがガイドレール部20と当接する位置に、第1操作突部34を一体に形成する。
【0103】
この第1操作突部34は、各ガイドレール部20の全幅に渡って所定高さとなる台状に形成する。この第1操作突部34の所定高さは、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量を増加させるために、矩形の円弧状曲面平板部21の内側面(弾性遮蔽部材24の貼り付け面)と内側突条16及び外側突条18の頂点との間の距離Dを短くする長さに相当する高さの約半分の高さとする。
【0104】
すなわち、第1操作突部34は、その突出量(突出部分の肉厚)を、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量を長期に渡ってトナーカートリッジ10を保存していた場合であっても実用上トナーカートリッジ10を取り扱う際に加わる衝撃力等でトナー漏れの虞がないといえる量まで増加させる突出量の約半分の高さに形成する。
【0105】
この第1操作突部34には、第1ガイド突片26Aが滑らかに第1操作突部34上に載るようにするために、シャッタ部材22の閉塞時の移動方向に対向する端辺にガイド用の傾斜を形成する。
【0106】
なお、この第1操作突部34は、ガイドレール部20を長さ方向に2分割したときの中心線よりも自由端辺寄りの位置だけに形成しても良い。
【0107】
また、図20に示す各ガイドレール部20では、シャッタ部材22を閉塞状態としたときにシャッタ部材22に設けた、最も閉鎖方向先端側から2番目となる第2ガイド突片26Bがガイドレール部20と当接する位置に、第2操作突部36を一体に形成する。
【0108】
この第2操作突部36は、ガイドレール部20を長さ方向に2分割したときの中心線よりも内側寄り(中心線から、自由端辺と反対のトナー搬出口12寄り)の位置だけに形成する。なお、第1操作突部34(これに当接する第1ガイド突片26A)と第2操作突部36(これに当接する第2ガイド突片26B)とは、相互にガイドレール部20の中心線に対して異なるサイドとなる中心線よりも自由端辺寄りの位置と、中心線よりも内側寄りの位置とに分けて配置すれば良いので、上述したものとは逆の配置でも良い。
【0109】
この第2操作突部36は、各ガイドレール部20の半幅に渡って所定高さとなる台状に形成する。この第2操作突部36の所定高さは、第1操作突部34と同じ高さに形成するもので、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量を増加させるために、矩形の円弧状曲面平板部21の内側面(弾性遮蔽部材24の貼り付け面)と内側突条16及び外側突条18の頂点との間の距離Dを短くする長さに相当する高さの約半分の高さとする。
【0110】
この第2操作突部36には、第2ガイド突片26Bが滑らかに第2操作突部36上に載るようにするために、シャッタ部材22閉塞時の移動方向側の端辺にガイド用の傾斜を形成する。
【0111】
また、本第5実施の形態では、図21に示すように、シャッタ部材22における第1ガイド突片26Aと第2ガイド突片26Bとの摺接面における、それぞれ移動方向に対して異なる位置に、それぞれ距離Dを短くして食い込み量を増加する手段としての第1被操作突部38と、第2被操作突部40とを突設する。
【0112】
この第1被操作突部38は、各第1ガイド突片26Aにおけるガイドレール部20を長さ方向に2分割したときの中心線よりも自由端辺寄りの位置に当接するよう対応した位置だけに、所定高さとなる台状に形成する。
【0113】
この第1被操作突部38の所定高さは、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量を増加させるために、矩形の円弧状曲面平板部21の内側面(弾性遮蔽部材24の貼り付け面)と内側突条16及び外側突条18の頂点との間の距離Dを短くする長さに相当する高さの約半分の高さとする。
【0114】
この第1被操作突部38には、第1ガイド突片26Aが滑らかに第1操作突部34上に載るようにするために、シャッタ部材22の閉塞時の移動方向先端側に当たる端辺にガイド用の傾斜を形成しても良い。
【0115】
また、第2被操作突部40は、各第2ガイド突片26Bにおけるガイドレール部20を長さ方向に2分割したときの中心線よりも内側寄り(中心線から、自由端辺と反対のトナー搬出口12寄り)の位置だけに、所定高さとなる台状に形成する。
【0116】
この第2被操作突部40の所定高さは、第1被操作突部38と同じ高さに形成する。この第2被操作突部40には、第2ガイド突片26Bが滑らかに第2操作突部36上に載るようにするために、シャッタ部材22閉塞時の移動方向側の端辺にガイド用の傾斜を形成しても良い。
【0117】
なお、第1操作突部34と、第1被操作突部38との組みは、これらが重なったときの高さの和の値が、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量を増加させるために、矩形の円弧状曲面平板部21の内側面(弾性遮蔽部材24の貼り付け面)と内側突条16及び外側突条18の頂点との間の距離Dを短くする長さに相当する高さとなれば良いので、これらが重なったときの高さの和の値が所定の値であるという条件の下で、第1操作突部34と、第1被操作突部38との高さの割合を適宜変更しても良い。
【0118】
これは、第2操作突部36と、第2被操作突部40との組みの関係でも同様である。
【0119】
次に、上述のように構成された本第5実施の形態に係るトナーカートリッジのシャッタの部分における作用及び動作について説明する。
【0120】
本第5実施の形態に係るシャッタ部材22を開状態から閉塞状態へ移行させる場合には、図17に示すように、シャッタ部材22を、例えば図示しない開閉操作装置によって矢印J方向へ移動させる。
【0121】
すると図22及び図25に示すように、シャッタ部材22の移動に伴なって第1ガイド突片26Aがガイドレール部20上を摺動し、第2操作突部36の位置に至る。この状態では、図23に示すように第1被操作突部38と第2操作突部36とがシフトした位置にあるため両者が横に並んだ状態ですれ違うように移動し、両者が縦に重なることはない。
【0122】
よって図18に示すように、搬出口縁部14、内側突条16及び外側突条18の表面と矩形の円弧状曲面平板部21の内面との間隔が開状態の間隔となっているので、弾性遮蔽部材24が搬出口縁部14、内側突条16及び外側突条18に強く押し付けられることが無いから、シャッタ部材22は比較的小さい力でスムーズに移動する。
【0123】
さらにシャッタ部材22を閉塞状態の位置へ移動させると、図19及び図24に示すように、第1ガイド突片26Aの第1被操作突部38上に第1操作突部34が縦に重なると共に、図19及び図26に示すように第2ガイド突片26Bの第2被操作突部40上に第2操作突部36が縦に重なった閉状態となる。
【0124】
この閉状態では、搬出口縁部14、内側突条16及び外側突条18の表面と矩形の円弧状曲面平板部21の内面との間隔が、開状態の同期よりも狭い間隔となっているので、矩形の円弧状曲面平板部21が弾性遮蔽部材24を搬出口縁部14上の内側突条16及び外側突条18に押し付けて、弾性遮蔽部材24に対する内側突条16及び外側突条18の食い込み量を十分に大きくし、経時的要因によるトナー漏れを防止する状態となる。
【0125】
さらに、シャッタ部材22を閉塞状態から開状態へ移行する場合には、上述と逆の動作により、シャッタ部材22を比較的小さい力でスムーズに移動させて行うことができる。
【0126】
なお、本第5実施の形態における以上説明した以外の構成、作用、及び効果は前述した第1実施の形態と同様であるので、同一部材には同一符号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。
【0127】
また、前述した第1乃至第5実施の形態では、食い込み量を、弾性遮蔽部材24に対し、内側突条16及び外側突条18が食い込むときの量として説明したが、搬出口縁部14に内側突条16及び外側突条18を設けない構成とする場合は、搬出口縁部14の平面部が弾性遮蔽部材24に食い込むときの食い込み量とする。
【0128】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のトナーカートリッジによれば、その保管後の経時的要因により、トナー搬出口を閉塞しているシャッタの部分からトナー漏れを生じることを防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係わるトナーカートリッジにおけるシャッタ部材の閉塞状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係わるトナーカートリッジにおけるシャッタ部材の開状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係わるトナーカートリッジにおけるシャッタ部材を取り出してその裏側を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係わるトナーカートリッジにおけるトナー搬出口の周囲の部分を取り出して示す要部拡大斜視図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係わるトナーカートリッジにおけるシャッタ部材を示す拡大縦断面図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に係わるトナーカートリッジにおけるシャッタ部材を示す拡大底面図である。
【図7】本発明の第1実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、他の構成のシャッタ部材を示す拡大縦断面図である。
【図8】本発明の第1実施の形態に係わるトナーカートリッジにおけるシャッタ部材の他の構成を示す拡大底面図である。
【図9】本発明の第1実施の形態に係わるトナーカートリッジにおけるシャッタ部材がトナー搬出口の部分を閉塞している状態を示す拡大断面図である。
【図10】(A)は、本発明の第1実施の形態に係わるトナーカートリッジにおけるトナー搬出口を設けた搬出口縁部の測定箇所を示す平面図、(B)は、そのトナーカートリッジにおけるシャッタ部材の測定箇所を示す平面図、(C)は、そのトナーカートリッジにおける弾性遮蔽部材の測定箇所を示す平面図である。
【図11】本発明の第2実施の形態に係わるトナーカートリッジにおけるシャッタ部材を示す拡大縦断面図である。
【図12】本発明の第2実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、トナー搬出口を閉塞しているシャッタ部材の部分を取り出して示す部分断面図である。
【図13】本発明の第2実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、トナー搬出口の周囲を取り出して示す要部拡大平面図である。
【図14】本発明の第2実施の形態に係わるトナーカートリッジにおけるシャッタ部材を示す拡大底面図である。
【図15】本発明の第3実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、トナー搬出口を閉塞しているシャッタ部材の部分を取り出して示す拡大縦断面図である。
【図16】本発明の第4実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、トナー搬出口を閉塞しているシャッタ部材の部分を取り出して示す拡大縦断面図である。
【図17】本発明の第5実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、トナー搬出口を開状態としているシャッタ部材の部分を取り出して示す概略説明図である。
【図18】本発明の第5実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、トナー搬出口を閉鎖する動作の途中の状態にあるシャッタ部材の部分を取り出して示す概略説明図である。
【図19】本発明の第5実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、トナー搬出口を閉塞状態としているシャッタ部材の部分を取り出して示す概略説明図である。
【図20】本発明の第5実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、搬出口縁部を取り出して示す概略説明図である。
【図21】本発明の第5実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、シャッタ部材を取り出して示す概略説明図である。
【図22】本発明の第5実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、トナー搬出口を開状態としているシャッタ部材の閉鎖移動方向先端側の部分を示す概略断面図である。
【図23】本発明の第5実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、トナー搬出口を閉鎖する動作の途中の状態にあるシャッタ部材の閉鎖移動方向先端側の部分を示す概略断面図である。
【図24】本発明の第5実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、トナー搬出口を閉塞状態としているシャッタ部材の閉鎖移動方向先端側の部分を示す概略断面図である。
【図25】本発明の第5実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、トナー搬出口を開状態としているシャッタ部材の中間部分を示す概略断面図である。
【図26】本発明の第5実施の形態に係わるトナーカートリッジにおける、トナー搬出口を閉塞状態としているシャッタ部材の中間部分を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 トナーカートリッジ
12 トナー搬出口
14 搬出口縁部
16 内側突条
18 外側突条
20A ガイドレール延長部
20 ガイドレール部
21 円弧状曲面平板部
22 シャッタ部材
22A 円弧側面部
23 導入部
24 弾性遮蔽部材
26 ガイド突片
26A ガイド突片
26B ガイド突片
30 操作突部
32 操作斜面部
34 操作突部
36 操作突部
38 被操作突部
40 被操作突部

Claims (5)

  1. 画像形成装置内に着脱可能に据え付けられ、現像装置に供給するトナーを収容する容器本体と、
    前記容器本体に、内部に収納したトナーを排出するよう開口されたトナー搬出口と、
    前記トナー搬出口を開閉可能に装着されたシャッタ部材と、を有するトナーカートリッジにおいて、
    前記トナー搬出口の周囲に一段高く形成された摺動案内枠と、
    前記摺動案内枠の外側面に形成され、前記シャッタ部材から互いに対面する方向へ突出されたガイド突片が、係合して摺動するガイドレール部と、
    前記シャッタ部材の内面に貼着され、前記摺動案内枠に圧接し弾性変形して前記トナー搬出口を密閉し、トナー漏れを防止可能とする圧接力に設定された弾性遮蔽部材と、
    前記シャッタ部材の内面の前記トナー搬出口の閉鎖方向の端部に形成され、前記シャッタ部材の表面に向かって傾斜する斜面に形成した導入部と、を有することを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 画像形成装置内に着脱可能に据え付けられ、現像装置に供給するトナーを収容する容器本体と、
    前記容器本体に、内部に収納したトナーを排出するよう開口されたトナー搬出口と、
    前記トナー搬出口を開閉可能に装着されたシャッタ部材と、を有するトナーカートリッジにおいて、
    前記トナー搬出口の周囲に一段高く形成された摺動案内枠と、
    前記摺動案内枠の外側面に形成され、前記シャッタ部材から互いに対面する方向へ突出されたガイド突片が、係合して摺動するガイドレール部と、
    前記シャッタ部材の内面に貼着され、前記摺動案内枠に圧接し弾性変形して前記トナー搬出口を密閉し、トナー漏れを防止可能とする圧接力に設定された弾性遮蔽部材と、
    前記摺動案内枠より前記ガイドレール部を前記トナー搬出口の閉鎖方向へ延長されたガイドレール延長部と、を有することを特徴とするトナーカートリッジ。
  3. 画像形成装置内に着脱可能に据え付けられ、現像装置に供給するトナーを収容する容器本体と、
    前記容器本体に、内部に収納したトナーを排出するよう開口されたトナー搬出口と、
    前記トナー搬出口を開閉可能に装着されたシャッタ部材と、を有するトナーカートリッジにおいて、
    前記トナー搬出口の周囲に一段高く形成された摺動案内枠と、
    前記摺動案内枠の外側面に形成され、前記シャッタ部材から互いに対面する方向へ突出されたガイド突片が、係合して摺動するガイドレール部と、
    前記シャッタ部材の内面に貼着され、前記摺動案内枠に圧接し弾性変形して前記トナー搬出口を密閉し、トナー漏れを防止可能とする圧接力に設定された弾性遮蔽部材と、
    前記ガイドレール部の下面に形成された、前記ガイド突片を前記容器本体側へ押し付ける操作突部と、を有することを特徴とするトナーカートリッジ。
  4. 画像形成装置内に着脱可能に据え付けられ、現像装置に供給するトナーを収容する容器本体と、
    前記容器本体に、内部に収納したトナーを排出するよう開口されたトナー搬出口と、
    前記トナー搬出口を開閉可能に装着されたシャッタ部材と、を有するトナーカートリッジにおいて、
    前記トナー搬出口の周囲に一段高く形成された摺動案内枠と、
    前記摺動案内枠の外側面に形成され、前記シャッタ部材から互いに対面する方向へ突出されたガイド突片が、係合して摺動するガイドレール部と、
    前記シャッタ部材の内面に貼着され、前記摺動案内枠に圧接し弾性変形して前記トナー搬出口を密閉し、トナー漏れを防止可能とする圧接力に設定された弾性遮蔽部材と、
    前記ガイドレール部における前記ガイド突片と摺接する面部を閉鎖方向先端側にかけて前記容器本体外周面に向けて下降するよう傾斜させた操作斜面部と、を有することを特徴とするトナーカートリッジ。
  5. 画像形成装置内に着脱可能に据え付けられ、現像装置に供給するトナーを収容する容器本体と、
    前記容器本体に、内部に収納したトナーを排出するよう開口されたトナー搬出口と、
    前記トナー搬出口を開閉可能に装着されたシャッタ部材と、を有するトナーカートリッジにおいて、
    前記トナー搬出口の周囲に一段高く形成された摺動案内枠と、
    前記摺動案内枠の外側面に形成され、前記シャッタ部材から互いに対面する方向へ突出されたガイド突片が、係合して摺動するガイドレール部と、
    前記シャッタ部材の内面に貼着され、前記摺動案内枠に圧接し弾性変形して前記トナー搬出口を密閉し、トナー漏れを防止可能とする圧接力に設定された弾性遮蔽部材と、
    前記ガイドレール部の上面に形成された、前記ガイド突片を前記容器本体側へ押し付けるため配置された2個の操作突部と、
    前記シャッタ部材が前記トナー搬出口を閉塞したときに、各々対応する前記2個の操作突部と当接するよう前記ガイド突片にそれぞれ突設された2個の被操作突部と、を有することを特徴とするトナーカートリッジ。
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