JP2005030382A - ターボ機械の圧縮装置及びそのコンプレッサインペラ - Google Patents

ターボ機械の圧縮装置及びそのコンプレッサインペラ Download PDF

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Abstract

【課題】 高回転数で回転させても破損の少ないターボ機械の圧縮装置及びそのコンプレッサインペラを提供すること。
【解決手段】 コンプレッサインペラ(16)の本体部(29)に一体に設けられたオネジ部と、前記コンプレッサインペラ(16)駆動用シャフト(23)の先端部に設けられたオネジ部とを、一側部にコンプレッサインペラ(16)のオネジ部に螺合自在なメネジ部を、他側部にシャフト(23)のオネジ部に螺合自在なメネジ部を、それぞれ設けたスリーブ(49)を介して結合したことを特徴とするターボ機械の圧縮装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ターボ機械の圧縮装置及びそのコンプレッサインペラに関する。
従来から、空気を圧縮してエンジンの吸気量を増やす手段として、排気ガスのエネルギーを利用してタービンインペラ及びシャフトを回転させ、シャフトに結合された遠心型のコンプレッサインペラを駆動する、ターボ機械の圧縮装置がターボチャージャとして知られている。
図7に、従来技術に関わるターボチャージャ11の、側面断面図を示す。図7においてターボチャージャ11は、エンジンの排気ガスから回転エネルギーを取り出す排気側部12と、この回転エネルギーによって、空気を圧縮してエンジンに送り込む吸気側部13とを備えている。
タービンインペラ14は、排気流入通路19から流入してきた排気ガスによって、エネルギーを与えられ、回転する。
シャフト23のタービンインペラ14と反対側(以下、シャフト23の先端部側と呼ぶ)には、シャフト23を介して空気を圧縮する遠心型のコンプレッサインペラ16が取り付けられている。
コンプレッサインペラ16には、中央部に取付孔25が貫通している。
シャフト23は、この取付孔25に、わずかな隙間ばめ、又は締まりばめ程度で挿入されている。コンプレッサインペラ16は、シャフト23の先端部に形成されたオネジ部40に取付ナット26を締結することによって、シャフト23に固定されている。
図8に、従来技術に関わるコンプレッサインペラ16の側面断面図を示す。
図8に示すように、コンプレッサインペラ16の本体部29は、入口側ディスク部29Aと、背面側ディスク部29Bとを備えている。本体部29の外側には、翼部18が複数設けられ、本体部29の中心には、取付孔25が貫通している。
コンプレッサインペラ16は、軽量化を実現するために、例えばアルミニウム合金の鋳物等で製造されている。コンプレッサインペラ16の回転数は、数万rpmという高い値にまで至るため、コンプレッサインペラ16は、高速回転がもたらす遠心力によってその径方向に非常に強い引張応力を受け、破損に至ることがある。
そして、コンプレッサインペラ16の破損は、特に取付孔25の内壁を起点として起こり易いことが、知られている。
このような課題を解決するために、例えば特許文献1に開示されたような技術が知られている。
図9に、特許文献1に関わるコンプレッサインペラ16の断面図を示す。特許文献1によれば、図9に示すようにコンプレッサインペラ16に貫通する取付孔を設けず、下部にメネジを切った取付穴42を設けている。また、シャフト23の先端部54にはオネジが設けられている。先端部54を取付穴42にねじ込むことにより、シャフト23とコンプレッサインペラ16とが結合される。
特表平5−504178号公報
しかしながら、図8に示す従来技術には、次のような問題がある。
即ち、コンプレッサインペラ16における取付孔25内壁の破損は、軸方向において、コンプレッサインペラ16の外周部が最大となる最大外周部位30の近傍で、特によく発生することが判明している。
また図9に示す従来技術によれば、軸方向の最大外周部位30近傍に取付穴42が設けられているため、回転数を上げると、最大外周部位30近傍から破損が起こる可能性がある。
特に、コンプレッサインペラ16を用いたターボチャージャ11を備えたエンジンを、例えば建設機械などの作業機械に用いる場合、積込作業のような高負荷(即ちエンジンが高回転)の状態と、殆んど負荷のない(即ち低回転)の状態とを、短い時間間隔で繰り返すことになる。
その結果、コンプレッサインペラ16にかかる応力振幅が高くなり、さらに破損を起こし易くなってしまう。
また近年、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を低減する対策として、EGR(Exhaust Gas Recirculation:排気ガス再循環装置)と呼ばれる技術が、実施されるようになってきている。
これは、エンジンから排出された排気ガスの一部を、エンジンの吸気系統に戻して再循環させるものである。
EGRを実現するためには、排気ガス再循環分少なくなったシリンダ内の新気容積で燃焼空気を確保する必要があり、ターボチャージャ11を、より高圧力比化させる必要がある。従って、コンプレッサインペラ16をより高い回転数で回転させる必要があり、従来技術のみではまだ充分ではなく、より耐久性の高いコンプレッサインペラ16が望まれている。
本発明は、上記の問題に着目してなされたものであり、高回転数で回転させても破損の少ないターボ機械の圧縮装置及びそのコンプレッサインペラを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、コンプレッサインペラの本体部に一体に設けられたオネジ部と、前記コンプレッサインペラ駆動用シャフトの先端部に設けられたオネジ部とを、一側部にコンプレッサインペラのオネジ部に螺合自在なメネジ部を、他側部にシャフトのオネジ部に螺合自在なメネジ部を、それぞれ設けたスリーブを介して結合している。
また、本発明は、前記コンプレッサインペラのオネジ部の直径が、シャフトのオネジ部の直径よりも太くなっている。
また、本発明は、前記コンプレッサインペラとスリーブとの間、及びスリーブとシャフトとの間のうち、少なくとも一方の芯合わせを、インローによって行なうようにしている。
また、本発明は、前記スリーブの外周部にシール溝を有し、シール溝にシールリングを嵌装し、コンプレッサインペラの裏面室と軸受室との間の、空気及びオイル漏れ防止を図っている。
また、本発明は、シャフトに同期した回転を行なわない非回転部材に固定されたスラストベアリングと、シャフトに固定された円板状のスラストカラーとを備え、スラストカラーとスリーブとの間でスラストベアリングを挟み込んでなっている。
また、本発明は、コンプレッサインペラの背面側デイスク部の円筒部先端がオネジ加工部である。
コンプレッサインペラ本体部に、シャフトと結合させるための取付孔や取付穴を設ける必要がなくなる。その結果、コンプレッサインペラに掛かる応力が小さくなり、コンプレッサインペラを高回転数で回転させても、破損が少なくなる。
コンプレッサインペラは、軽量化のために、シャフトよりも低強度の材質で構成されていることが多い。従って、コンプレッサインペラのオネジ部を太くすることにより、コンプレッサインペラのオネジ部が特に破損し易いということが少なくなり、全体として耐久性が向上する。
コンプレッサインペラ及びタービンインペラを、それぞれ単独で回転バランスを調整した後に組み立てた場合に、組み立て後の芯ズレが小さくなる。従って、ターボ機械の圧縮装置の回転バランスを、再調整しなければならない度合いが小さくなる。
空気及びオイルのシールを行なうための部材を別途設ける必要がなく、コンパクトな構成で空気及びオイルをシールすることができる。
簡単な構成でスラストベアリングを支承し、シャフトにかかるスラスト方向の力を効果的に受けることができる。
コンプレッサインペラの破損が起きにくくなって耐久性が向上するので、このコンプレッサインペラを用いたターボチャージャを、高圧力比化することができる。
以下、図を参照しながら、本発明に関わる実施形態を詳細に説明する。
図3に、本発明に関わるターボチャージャ11の断面図、図4にそのP部詳細図を示す。
図3において、排気側部12は、排気側ハウジング15と、複数の翼部を備えシャフト23により支持されたタービンインペラ14により構成されている。
排気側ハウジング15は、タービンインペラ14に排気ガスを供給する排気流入通路19を備えている。排気流入通路19は、タービンインペラ14の外周を取り巻くように環状に形成され、図示しないエンジンから排出された排気ガスが流れるエンジン排気流路に接続されている。
また排気側ハウジング15は、タービンインペラ14にエネルギーを与えた後の排気ガスを排出する、排気流出口21を備えている。排気流出口21は、タービンインペラ14の回転中心と略同心状に略円筒状に形成されている。排気流出口21と反対側の開口部は、排気側インナープレート22によって塞がれている。
タービンインペラ14には、一体にシャフト23が形成されている。このシャフト23は、排気側インナープレート22を貫通し、軸受24によって回転自在に支承されている。タービンインペラ14とシャフト23とは、一般的にニッケル基超合金、及び炭素鋼又は合金鋼によって形成されている。
吸気流入口27と反対側の開口部は、吸気側インナープレート55によって塞がれている。
コンプレッサインペラ16は、吸気側ハウジング17の内部に収納されている。吸気側ハウジング17は、コンプレッサインペラ16に空気を吸い込む吸気流入口27を備えている。吸気流入口27は、コンプレッサインペラ16の回転中心と略同心状に略円筒状に形成されている。
コンプレッサインペラ16によって圧縮された空気は、遠心状に排出され、コンプレッサインペラ16の外周部を取り巻くように環状に形成された吸気排出通路28を通って、図示しないエンジンの給気口に供給される。
翼部18には、翼の軸方向幅が長い全翼18Aと、全翼18Aに対して軸方向途中から翼入口が始まる中間翼18Bとがあり、両者は交互に配置されている。
以下、タービンインベラ14、コンプレッサインペラ16、及びシャフト23を含む、回転する部材群を回転部材と呼ぶ。また、吸気側ハウジング17、排気側ハウジング15、及び軸受ハウジング45を含む、回転しない部材群を非回転部材と呼ぶ。取付孔25の貫通方向を、軸方向と呼ぶ。
図1は、本発明に関わるコンプレッサインペラ16の側面図、図2は、その断面図を示している。
図1、図2に示すように、本発明に関わるコンプレッサインペラ16は、その本体部29が中実となっており、取付孔や取付穴を設けていない。
コンプレッサインペラ16に空気を吸い込む部位をインぺラ入口部35、
半径方向に空気を排出する部位をインペラ出口部33と呼ぶ。
また、インペラ入口部35とインペラ出口部33との中間部の曲面を、ディスク中央部34と呼ぶ。
コンプレッサインペラ16の外周部が最大となる軸方向の部位を、最大外周部位30と呼ぶ。
コンプレッサインペラ16の本体部29は、入口側ディスク部29Aと、背面側ディスク部29Bとを備えている。そして、背面側ディスク部29Bの最背面部には、本体部29と芯を合わせて、円筒部43が一体に設けられている。また、円筒部43の下端部には、円筒部43よりも直径の小さなオネジ44が、やはり一体に設けられている。このオネジ44を、インペラオネジ部44と呼ぶ。
コンプレッサインペラ16のインペラ入口部35の外周部には、例えば二面幅加工やナット状の加工がなされており、スパナなどでこの部位を把持することができるようになっている。
図3、図4において、タービンインペラ14に固着されたシャフト23の先端部60は、シャフト23と同心で円筒形に精密加工されている。この円筒形の部位を、シャフト円筒部60と呼ぶ。
また、シャフト円筒部60のさらに先端部には、オネジ46が設けられている。このオネジ46を、シャフトオネジ部46と呼ぶ。シャフトオネジ部46の外径のほうが、インペラオネジ部44の外径よりも小さくなっている。
図3、図4に示すように、シャフトオネジ部46とインペラオネジ部44とは、両端部にメネジを設けられたスリーブ49を介して接続されている。
図4に示すように、スリーブ49のシャフト23側端部の内周部58には、シャフト円筒部60に対して、インローとなるような加工が施されている。そして、内周部58の奥(コンプレッサインペラ16側)には、シャフトオネジ部46と合うメネジ53(以下、シャフト側メネジ部53と言う)が設けられている。
またスリーブ49のコンプレッサインペラ16側端部の内周部57には、コンプレッサインペラ16背面部に設けられた円筒部43に対して、インローとなるような加工が施されている。そして、内周部57の奥(シャフト23側)には、インペラオネジ部44と合うメネジ52(以下、インペラ側メネジ部52と言う)が設けられている。
尚、スリーブ49においては、シャフト側メネジ部53とインペラ側メネジ部52との間が、貫通しているように表されているが、貫通していなくてもよい。
スリーブ49の、コンプレッサインペラ16側の外周部61には、例えば二面幅加工やナット状の加工(図示せず)が施されており、スパナなどでこの部位を把持することができるようになっている。
また、スリーブ49の軸方向中ほどの外周部には、全周にわたってシール溝50が設けられ、FC材等で形成されたシールリング51が、嵌め込まれている。
シールリング51は、径を縮めるように力をかけると、外周部が吸気側インナープレート55の内周部に密着して嵌まり込むように、形成されている。
軸受24は、吸気側ハウジング17と排気側ハウジング15とを接続する、軸受ハウジング45の内部の軸受室(図示せず)に収納されている。軸受ハウジング45には、軸受24及び後述するスラストベアリングに潤滑用のオイルを供給するための、オイル供給口59が設けられている。
図5に、シャフト23にコンプレッサインペラ16を組み込むための手順を、フローチャートで示す。
まず、中央部に円形孔の設けられた円板状のスラストカラー47を、軸受24に支承されたシャフト23に挿入する(ステップS11)。
次に、スラストベアリング48を軸受ハウジング45に挿入する(ステップS12)。スラストベアリング48には、潤滑用のオイルが通る、オイル通路56が設けられている。
そして、スリーブ49を、シャフト23にねじ込む(ステップS13)。その際には、スリーブ49の前記ナット状に加工された外周部61をスパナ等で把持し、スリーブ49をシャフトオネジ部46にねじ込むようにする。
これにより、スリーブ49及びスラストカラー47が、シャフト23と一体に回転するようになる。
次に、吸気側インナープレート55を軸受ハウジング45に固定する(ステップS14)。これにより、スラストベアリング48が、軸受ハウジング45と吸気側インナープレート55との間に挟み込まれて、非回転部材に固定される。
その結果、ステップS13で非回転部材に固定されたスラストベアリング48が、シャフト23と一体に回転する回転部材であるスラストカラー47とスリーブ49との間に挟み込まれる。従って、回転時にシャフト23のスラスト方向に掛かる力が、スラストベアリング48によって受け止められ、軸方向位置が規制される。
また、ステップS14で、スリーブ49を、ねじ込んだ際に、シールリング51の外周部が、吸気側インナープレート55の内周部に密着する。これにより、軸受24及びスラストベアリング48を潤滑するためのオイルが、コンプレッサインペラ16の裏面の空間(裏面室と言う)側に流れ出るのを防止している。
次に、コンプレッサインペラ16を、スリーブ49にねじ込む(ステップS15)。この際には、コンプレッサインペラ16のインペラ入口部35の前記ナット状加工部と、タービンインペラ14出口部のナット状に加工された部位とをスパナ等で把持し、互いにねじ込むようにする。
これにより、コンプレッサインペラ16とシャフト23との間が結合される。
以上説明したように、本発明によれば、コンプレッサインペラ16の背面側ディスク部29Bの最背面部にある円筒部43の外周にインペラオネジ部44を設けている。そして、インベラオネジ部44と、シャフト23の先端部に設けたシャフトオネジ部46とを、両側にメネジ部52,53を設けたスリーブ49によって接続している。
これにより、コンプレッサインペラ16を中実としても、コンプレッサインペラ16とシャフト23とを結合することができる。従って、コンプレッサインペラ16にかかる応力が小さくなり、高回転数で回転しても破損することが少なくなる。
図6は、従来技術でのコンプレッサインペラ16の取付孔25の内径Φと、コンプレッサインペラ16の回転軸の軸方向において、コンプレッサインペラ16の外周部が最大となる最大外周部位30で、コンプレッサインペラ16にかかる応力Tの大きさとの関係を、グラフで示している。図6に示すように、取付孔25の内径が0であれば応力Tは小さく、内径が過小の場合に応力Tは非常に大きくなる。そして、ある内径D以上においては、取付孔25の内径が大きいほど、応力Tは大きくなる。
従って、本発明のように、取付孔25がなくて中実の場合には、応力は小さくなることがわかる。
また本発明によれば、コンプレッサインペラ16に一体に形成されたインペラオネジ部44の直径を、シャフト23先端部に設けたシャフトオネジ部46の直径よりも大きくしている。
コンプレッサインペラ16及びインペラオネジ部44は、例えばアルミニウム合金の鋳物等で形成されている。一方、シャフト23及びシャフトオネジ部46は、鉄又はその合金等の、硬い材質によって形成されている。従って、より低強度のアルミニウム合金の鋳物側の太さを太くすることにより、いずれか一方が特に破損しやすいということが少ない。
さらに、シャフト23の先端部にシャフトオネジ部46を設け、これにメネジ部53を有するスリーブ49をねじ込んでいる。これにより、シャフト23にメネジを設けるような形態に比べると、軸受24に支承される部分のシャフト23の外径を小さくすることができる。従って、シャフト23の外周部の速度が小さくなるので、軸受24との間の回転摩擦損失が小さくなり、シャフト23や軸受24の破損が起こりにくくなる。
また、スリーブ49の外周部にシール溝50を設けており、コンパクトな構成でオイルをシールすることができる。また、スリーブ49とコンプレッサインペラ16との間を、インローによって軸合わせしているので、回転時のアンバランスが小さくなる。
尚、コンプレッサインペラ16のインペラ入口部35の外周部は、スリーブ49にねじ込む際に固定できるものであれば充分であり、例えば六角穴付きボルト形状でも良い。
又本発明については、ターボチャージャに関する応用例についてのみ説明したが、例えばマイクロガスタービンなど、他のターボ機械や機械駆動遠心圧縮機にも応用が可能である。
本発明に関わるコンプレッサインペラの側面図。 図1の断面図。 本発明に関わるターボチャージャの断面図。 図3のP部詳細図。 コンプレッサインペラを組み込むための手順を示すフローチャート。 取付孔の内径と応力の大きさとの関係を示すグラフ。 一般的なターボチャージャの側面断面図。 コンプレッサインペラの側面断面図。 特許文献1に関わるコンプレッサインペラの断面図。
符号の説明
11:ターボチャージャ、12:排気側部、13:吸気側部、14:タービンインペラ、15:排気側ハウジング、16:コンプレッサインペラ、17:吸気側ハウジング、18:翼部、19:排気流入通路、20:エンジン排気流路、21:排気流出口・、22:排気側インナープレート、23:シャフト、24:軸受、25:取付孔、26:取付ナット、27:吸気流入口、28:吸気排出通路、29:本体部、29B:背面側デイスク部、30:最大外周部位、33:インペラ出口部、34:ディスク中央部、35:インペラ入口部、42:取付穴、43:円筒部、44:インペラオネジ部、45:軸受ハウジング、46:シャフトオネジ部、47:スラストカラー、48:スラストベアリング、49:スリーブ、50:シール溝、51:シールリング、52:インペラ側メネジ部、53:シャフト側メネジ部、54:先端部、55:吸気側インナープレート、56:オイル通路、57:内周部、58:内周部、59:オイル供給口、60:シャフト円筒部、61:外周部。

Claims (6)

  1. コンプレッサインペラ(16)の本体部(29)に一体に設けられたオネジ部と、
    前記コンプレッサインペラ(16)駆動用シャフト(23)の先端部に設けられたオネジ部とを、
    一側部にコンプレッサインペラ(16)のオネジ部に螺合自在なメネジ部を、他側部にシャフト(23)のオネジ部に螺合自在なメネジ部を、それぞれ設けたスリーブ(49)を介して結合した
    ことを特徴とするターボ機械の圧縮装置。
  2. 前記コンプレッサインペラ(16)のオネジ部の直径が、シャフト(23)のオネジ部の直径よりも太くなっている
    ことを特徴とする請求項1に記載のターボ機械の圧縮装置。
  3. 前記コンプレッサインペラ(16)とスリーブ(49)との間、及びスリーブ(49)とシャフト(23)との間のうち、少なくとも一方の芯合わせを、インローによって行なうようにした
    ことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載のターボ機械の圧縮装置。
  4. 前記スリーブ(49)の外周部にシール溝(50)を有し、
    シール溝(50)にシールリング(51)を嵌装し、
    コンプレッサインペラ(16)の裏面室と軸受室との間の、空気及びオイル漏れ防止を図る
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のターボ機械の圧縮装置。
  5. シャフト(23)に同期した回転を行なわない非回転部材に固定されたスラストベアリング(48)と、
    シャフト(23)に固定された円板状のスラストカラー(47)とを備え、
    スラストカラー(47)とスリーブ(49)との間でスラストベアリング(48)を挟み込んでなる
    ことを特徴とする請求項4記載のターボ機械の圧縮装置。
  6. コンプレッサインペラ(16)の背面側デイスク部(29B)の円筒部(43)先端がオネジ加工部である
    ことを特徴とするターボ機械の圧縮装置のコンプレッサインペラ。
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