JP2005028373A - バーリング加工方法 - Google Patents

バーリング加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005028373A
JP2005028373A JP2003193720A JP2003193720A JP2005028373A JP 2005028373 A JP2005028373 A JP 2005028373A JP 2003193720 A JP2003193720 A JP 2003193720A JP 2003193720 A JP2003193720 A JP 2003193720A JP 2005028373 A JP2005028373 A JP 2005028373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burring
punching
punch
die
compression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003193720A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Ina
義光 伊奈
Katsuji Masuda
勝司 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Press Industry Co Ltd filed Critical Kojima Press Industry Co Ltd
Priority to JP2003193720A priority Critical patent/JP2005028373A/ja
Publication of JP2005028373A publication Critical patent/JP2005028373A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、バーリング高さが板厚の3倍以下の低い形状のバーリングであっても通常の汎用プレス機で加工可能にしたバーリング加工方法を実現することを目的とする。
【解決手段】圧縮用ポンチ21と圧縮用ダイ22を用いて板金素材20のバーリング加工予定部分を前方押出加工することにより凹部26を形成する前方押出工程と、前記前方押出工程で形成された凹部26の底部28を打抜用ポンチ23と打抜用ダイ24を用いて打抜き除去する打抜き工程と、からなるように構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バーリング加工方法に関する。詳しくは、板金に穿孔形成した下孔の内周を折り曲げて形成する円筒部の高さが板厚の3倍以下の低い形状のバーリングであっても通常の汎用プレス機で加工可能にしたバーリング加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のバーリング加工方法は、図2(a)に示すように、予めバーリング径より小さい径の下穴2をあけた板金素材1を、バーリング形成用のダイ3とポンチ4を用いて下穴2の内周を押し広げると共に90°折り曲げてバーリング5を形成している。
【0003】
ところが、上記従来のバーリング加工方法によりバーリング高さが低いバーリングを形成しようとすると、図2(b)に示すように下穴2の内径を大きく形成するため、次の下穴内径折り曲げ時に、下穴2の内径が矢印で示す板面方向に広がるだけで、折り曲げることができない。(従来、直角で四角いバーリングのストレート部の曲げ高さは、板厚の3.5倍が必要とされている。)
【0004】
このためバーリング高さが低いバーリングをプレス機で形成しようとするときは、図3(a)に示すように、予め、所定高さHより高くバーリング加工しておき、その後機械加工5により所定高さHに加工する方法がある。また、図3(b)のように、予め、所定高さHより高くバーリング加工しておき、その後ポンチ6による鍛造により所定高さHに加工する方法もある。
【0005】
また、図4は特開平10−225729に記載されたバーリング加工方法である。この加工方法は(a)図に示す素材1に、(b)図の如く素材の上側にダイ穴を持つ第1のダイと、素材の下側に凸部を持つ第1のパンチにより一方の面に凸部7を、他方の面に凹部8を形成する(半抜き工程)。次に、(c)図の如く前記凹部8に嵌合する第2のダイと、前記凸部7の外周に嵌合する第3のダイにより素材1を支持しながら、前記凸部7側より第2のパンチで前記凸部7の中心に凹部9と凸部(フランジ)10を後方押し出し工程により形成する。次いで(d)の如く、下穴抜き工程で穴11をあけ,次いで、(e)図の如くバーリング工程によりバーリング成形して完成品12とする。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−225729号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のバーリング加工方法においては、バーリング高さを低く形成することはできるが、図3(a)で説明したような、予め、所定高さより高くバーリング加工しておき、その後、機械加工により所定高さに加工する方法、または図3(b)の如く、予め、所定高さより高くバーリング加工しておき、その後、鍛造により高さを低くする方法などでは加工費が大になるという問題がある。また、図4で説明した特開平10−225729号公報に記載された発明の方法では、最終工程でフランジ端を押圧成形する必要があり、加工工程数が大になるという問題がある。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、バーリング高さが板厚の3倍以下の低い形状のバーリングであっても通常の汎用プレス機で加工可能にしたバーリング加工方法を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1のバーリング加工方法は、圧縮用ポンチ21と圧縮用ダイ22を用いて板金素材20のバーリング加工予定部分を前方押出加工することにより凹部26を形成する前方押出工程と、前記前方押出工程で形成された凹部26の底部28を打抜用ポンチ23と打抜用ダイ24を用いて打抜き除去する打抜き工程と、からなることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2は、前記前方押出加工において、絞り深さをH、圧縮体積をS、バーリング部の肉厚をA、バーリング部周長をLとしたとき、H=S/ALとなるように絞り加工すること特徴とする。また、請求項3は、前記バーリング加工方法によるバーリング加工は汎用プレス機を用いることを特徴とする。
【0011】
この構成を採ることにより、バーリング高さが板厚の3倍以下の低い形状のバーリングであっても通常の汎用プレス機で加工可能にしたバーリング加工方法を実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のバーリング加工方法の実施の形態を説明するための図である。同図において、符号20は素材である板金、21は圧縮用ポンチ、22は圧縮用ダイ、23は打抜用ポンチ、24は打抜用ダイである。本実施の形態のバーリング加工方法は、先ず、図1(a)の如く、凹部25が形成された圧縮用ダイ22の上に素材20を載置した後、ブロック30を下降させてパッド31が浮き上らないように押えつける。次いで(b)図の如く圧縮用ポンチ21を下降させ素材20を押圧して凹部26を形成する。この場合通常の絞りのように外から材料を流れ込ませず、圧縮部27(素材20と圧縮用ポンチ21の両方のハッチングが施された部分)を変化させ絞深さHを調整する。この場合、圧縮部27の圧縮体積をS、バーリング部の肉厚をA、バーリング部の周長をLとしたとき、H=S/ALとする。
【0013】
なお、前記凹部26を形成する工程(前方押出加工)で、素材20をパッド31を介してブロック30で押えつけることにより、図1(b)のP点付近における形状の歪みの発生を抑えている。
次に(c)の如く、通常の抜き工程と同様に、打抜用ダイ24と打抜用ポンチ23を用いて前記素材に形成された凹部26の底部28を打抜く。このようにして、バーリング高さHが板厚の3倍以下の低い形状のバーリングを形成することができる。
【0014】
以上の如く、本実施の形態は、凹部25を形成する前方押出工程と、該凹部25の底部28を打抜く打抜き工程の2工程でバーリングを形成することができ、図4で説明した従来のバーリング加工方法における最終工程のフランジ端を押圧する工程を、本実施の形態では前方押し出しを行ったときにフランジ端を押圧することができるため、工程が簡略化することができる。また、本実施の形態では初工程の前方押出工程で凹部を形成するとき、その深さを浅くすることにより、高さの低いバーリングを形成することができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明のバーリング加工方法に依れば、前方押し出しによって素材を移動させ、バーリングによって立ち上げらる筒状部を形成した後、不要部を打抜くことにより、バーリング高さが板厚の3倍以下の低い形状のバーリングであっても通常の汎用プレス機で安価に加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバーリング加工方法の実施の形態を説明するための図である。
【図2】従来のバーリング加工方法の1例を説明するための図である。
【図3】従来のバーリング高さが低いバーリング加工方法を説明するための図である。
【図4】従来のバーリング加工方法の他の例を説明するための図である。
【符号の説明】
20…素材
21…圧縮用ポンチ
22…圧縮用ダイ
23…打抜用ポンチ
24…打抜用ダイ
25…圧縮用ダイの凹部
26…素材に形成された凹部
27…圧縮部
28…底部
30…ブロック
31…パッド

Claims (3)

  1. 圧縮用ポンチ(21)と圧縮用ダイ(22)を用いて板金素材(20)のバーリング加工予定部分を前方押出加工することにより凹部(26)を形成する前方押出工程と、
    前記前方押出工程で形成された凹部(26)の底部(28)を打抜用ポンチ(23)と打抜用ダイ(24)を用いて打抜き除去する打抜き工程と、からなることを特徴とするバーリング加工方法。
  2. 前記前方押出加工において、絞り深さをH、圧縮体積をS、バーリング部の肉厚をA、バーリング部周長をLとしたとき、H=S/ALとなるように絞り加工すること特徴とする請求項1記載のバーリング加工方法。
  3. 前記バーリング加工方法によるバーリング加工は汎用プレス機を用いることを特徴とする請求項1記載のバーリング加工方法。
JP2003193720A 2003-07-08 2003-07-08 バーリング加工方法 Pending JP2005028373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003193720A JP2005028373A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 バーリング加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003193720A JP2005028373A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 バーリング加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005028373A true JP2005028373A (ja) 2005-02-03

Family

ID=34205104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003193720A Pending JP2005028373A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 バーリング加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005028373A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103357743A (zh) * 2013-08-05 2013-10-23 宁建华 一种多工位级进模具冲裁小孔的工艺方法
CN104289592A (zh) * 2014-09-29 2015-01-21 佛山市康思达液压机械有限公司 一种铝合金拉深挤压复合工艺
CN104289591A (zh) * 2014-09-29 2015-01-21 佛山市康思达液压机械有限公司 一种用于铝合金拉深挤压复合成形的液压设备
CN106217926A (zh) * 2016-08-30 2016-12-14 湖北纳福传动机械股份有限公司 一种温热折弯成形液压机及其装配方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103357743A (zh) * 2013-08-05 2013-10-23 宁建华 一种多工位级进模具冲裁小孔的工艺方法
CN104289592A (zh) * 2014-09-29 2015-01-21 佛山市康思达液压机械有限公司 一种铝合金拉深挤压复合工艺
CN104289591A (zh) * 2014-09-29 2015-01-21 佛山市康思达液压机械有限公司 一种用于铝合金拉深挤压复合成形的液压设备
CN106217926A (zh) * 2016-08-30 2016-12-14 湖北纳福传动机械股份有限公司 一种温热折弯成形液压机及其装配方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100992801B1 (ko) 베어링 씰 제조용 금형장치, 제조방법 및 그에 의하여제조된 베어링 씰
CN101102858A (zh) 用于对离合器盘和最终产品进行冲压和去毛刺的装置和方法
JP5058677B2 (ja) 車両用ホイールのハブ孔フランジ部成形方法
JP2010075931A (ja) フランジを備えた筒状金属部品のプレス成形方法
JP2676303B2 (ja) 増肉プレス加工方法
JP2009248092A (ja) 増肉プレス製品の製造方法
JP2005028373A (ja) バーリング加工方法
KR102270264B1 (ko) 프로그레시브 금형을 이용한 부싱베인 제조방법
JP2010058132A (ja) プレス加工方法およびリング状皿ばねの製造方法
CN108746339B (zh) 一种生产豆浆机下盖的冷冲压方法
JP2006346703A (ja) プレス加工方法
CN101332483A (zh) 液晶电视金属面框的加工工艺
JP3942256B2 (ja) 軸受外輪及びその製造方法、並びにクラッチレリーズ軸受
JP2003230918A (ja) 外拡がりの筒状部を有するプレス成形品のプレス成形方法
JP2002267014A (ja) クラッチ用ピストンおよびそのクラッチ用ピストンの製造方法
JP2006159232A (ja) プレス加工方法における薄板断面成型法
JP5237027B2 (ja) 筒部材の製造方法
JP2009106961A (ja) プレス成形方法及びプレス成形型
JP2002346682A (ja) 厚板の据込み−バーリング加工方法及びその金型
KR101521133B1 (ko) 홀의 라운드 형성 제조방법
JP3926667B2 (ja) ハブ内輪の製造方法
CN101912896A (zh) 一种异径管的制造方法及其模具组件
KR102007030B1 (ko) 자동차 배기가스 순환장치용 일체형 버링플레이트 제조방법
KR101480440B1 (ko) 팬너트의 제조방법
JP2004351436A (ja) 成形方法および成形型