JP2005028165A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005028165A JP2005028165A JP2004282781A JP2004282781A JP2005028165A JP 2005028165 A JP2005028165 A JP 2005028165A JP 2004282781 A JP2004282781 A JP 2004282781A JP 2004282781 A JP2004282781 A JP 2004282781A JP 2005028165 A JP2005028165 A JP 2005028165A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- highest frequency
- period
- value
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
せ、操作者の負担を軽減でき、さらに、診断時間を著しく短縮できる超音波診断装置を提
供する。
【解決手段】 被検体内に超音波を送受波し、これにより得られた受信信号からドプラ信
号を抽出し、このドプラ信号を処理して周波数スペクトラムを得、該周波数スペクトラム
の各周波数についての最高周波数を検出し、前記周波数スペクトラムと前記最高周波数と
の時間経過に伴う推移を表示する超音波診断装置において、一定期間前記最高周波数が検
出できなかったとき、該期間の直前の期間における最高周波数値及び又は該期間の直後の
期間における最高周波数値を用いて該期間の最高周波数値を補間することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
波診断装置に係り、特に高精度でドプラ偏移の最高周波数を検出する超音波診断装置に関
する。
波プローブで血流情報と断層像(白黒Bモード像)情報を得、血流情報をリアルタイムで
表示するようにした超音波診断装置が知られている。
、従来の超音波診断装置100は、超音波振動子101と、パルサ103と、前置増幅器
105と、ミキサ107と、ローパスフィルタ109と、サンプルホールド回路111と
、バンドパスフィルタ113と、高速フーリエ変換器(以下FFTと記す)115と、表
示器117と、レンジゲート回路119と、パルス発生回路121とを備えている。
1と図12を用いて説明する。
レンジゲート回路119に出力する。また、パルス発生回路121は、分周回路およびゲ
ート回路等を備え、このクロックパルスaに基づき超音波繰り返し周波数に相当するレー
トパルスbを発生し、パルサ103およびレンジゲート回路119に出力する。
動子101を駆動する。超音波振動子101は、電気信号を機械振動に変換し、生体表面
Pを介して生体内へ超音波を送波する。この超音波は生体内の血管壁および血管内の血流
(主に赤血球)により一部反射され、そのエコー信号は同一の超音波振動子101で受信
され、電気信号dに変換される。
この超音波ビームの中心周波数fcは、流動する血流によって散乱され、ドプラ偏移を受
けて周波数fdだけ変化する。このため、受信周波数fはf=fc+fdとなる。このと
き、周波数fc,fdは、次の式(1)により現される。
ここで、Vは血流速度、θは超音波ビームと血流との成す角度、Cは生体内の音速(約
1530m/S)を表している。
ミキサ107に入力する。ミキサ107は前置増幅器105から入力する電気信号dとク
ロックパルス発生部121から入力するクロックパルスaとを混合する。そしてローパス
フィルタ109は、ミキサ107から入力する混合信号の内、超音波周波数等の高周波成
分を除去する。
ーパスフィルタ109からの信号をサンプルホールド回路111に出力する。
波振動子101からレンジゲート位置(サンプリングポイント位置)Oまでの往復する時
間だけ、信号dより遅延させ、設定された長さに対応する幅を有するサンプリングパルス
cをサンプルホールド回路111に加える。
クボールやジョイスティック等のポインティングデバイスを用いて自由に位置を合わせる
ことが可能である。
の出力信号をサンプルホールドする。バンドパスフィルタ113は、サンプルホールド回
路111でのサンプリングにより生じた高周波成分並びに血管等の固定反射信号または比
較的ゆっくりした動きによるドプラ偏移周波数を除去し、血流によるドプラ信号のみを抽
出する。次に周波数分析器としてのFFT115を介して周波数スペクトルパターンを表
示器117に表示する。
、表示するとともに、最高周波数を検出して表示している。
た場合を例に説明する。従来の超音波診断装置100は、図13(a),(b)に示すよ
うにパワー値のピーク値を基準にし、このピーク値より所定の比率低い値を閾値とし、こ
の閾値を最初に越える所のドプラ偏移周波数を最高周波数としている。
は図13中、(+)f側、逆流方向(超音波プローブから遠ざかる方向)の場合は図13
中、(−)f側)から0Hz側へ向かってパワー値をサーチしていき、パワー値が閾値を
最初に越えた所のドプラ偏移周波数としている。また、前記流れの方向は、周波数スペク
トラムにて最大周波数fpeakまたは平均周波数fmeanがプラス側((+)f側)
にあれば順流方向、マイナス側((−)f側)にあれば逆流方向となる。
初に越える所のドプラ偏移周波数を最高周波数としているので、ノイズ成分でも最高周波
数と検出する場合があった。
いない周波数スペクトルを用いて最高周波数の検出を行っているため、ノイズ成分でも最
高周波数と検出する場合があった。
と同時に、診断に非常に多くの時間が掛かっていた。
しの期間だけ最高周波数の時間経過に伴う推移(最高周波数のトレース)を誤った場合に
、操作者の介入によりこの誤りを修正することが可能な超音波診断装置を提供することに
ある。
信号を抽出し、このドプラ信号を処理して周波数スペクトラムを得、該周波数スペクトラ
ムの各周波数についての最高周波数を検出し、前記周波数スペクトラムと前記最高周波数
との時間経過に伴う推移を表示する超音波診断装置において、一定期間前記最高周波数が
検出できなかったとき、該期間の直前の期間における最高周波数値及び又は該期間の直後
の期間における最高周波数値を用いて該期間の最高周波数値を補間することを特徴とする
。
検出出力が0Hzになる場合と、直前の期間で検出された最高周波数値から当該期間に検
出された最高数周波数値が所定以上離れている場合を含むものとする。
び最高周波数を検出して表示するリアルタイムオートトレースを行う場合には、最後に検
出された最高周波数値を検出できなかった期間の最高周波数値とするホールドを行う。
信号を抽出し、このドプラ信号を処理して周波数スペクトラムを得、該周波数スペクトラ
ムの各周波数についての最高周波数を検出し、前記周波数スペクトラムと前記最高周波数
との時間経過に伴う推移を表示する超音波診断装置において、第1の期間において第1の
最高周波数値が検出されたとき、第1の期間に引き続く第2の期間における最高周波数検
出窓を前記第1の最高周波数値から所定の範囲内とし、該最高周波数検出窓の範囲以外の
最高周波数値が検出されたときは、最高周波数が検出できなかったとすることを特徴とす
る。
0<b<1)を使用して、
(f1−a)≦fw≦(f1+a) …(2)
または、
f1×(1−b)≦fw≦f1×(1+b) …(3)
式(2)、式(3)としてもよく、また等号を含まなくても良い。
信号を抽出し、このドプラ信号を処理して周波数スペクトラムを得、該周波数スペクトラ
ムの各周波数についての最高周波数を検出し、前記周波数スペクトラムと前記最高周波数
との時間経過に伴う推移を表示する超音波診断装置において、前記周波数スペクトラム及
び前記最高周波数が表示された画面上に第1の時刻及び第2の時刻を指定することが可能
な入力手段と、第1の時刻及び第2の時刻で挟まれた期間に検出された最高周波数値を除
外し、該期間以外に検出された最高周波数値を用いて該期間内の最高周波数値を補間する
補間手段と、を備えたことを特徴とする。この補間方法には、直線補間や曲線補間がある
。
信号を抽出し、このドプラ信号を処理して周波数スペクトラムを得、該周波数スペクトラ
ムの各周波数についての最高周波数を検出し、前記周波数スペクトラムと前記最高周波数
との時間経過に伴う推移を表示する超音波診断装置において、前記周波数スペクトラム及
び前記最高周波数が表示された画面上に第1の時刻及び第2の時刻を指定するととももに
、任意の最高周波数値を入力することが可能な入力手段と、第1の時刻及び第2の時刻で
挟まれた期間に検出された最高周波数値を除外し、前記入力手段より入力された最高周波
数値に基づいて、該期間内の最高周波数値を修正する修正手段と、を備えたことを特徴と
する。
正期間を指定する段階と、入力手段より修正期間中の任意の時刻の最高周波数値を入力す
る段階と、入力された最高周波数値に基づいて補間または近似により修正する段階を含ん
でもよい。
まれた修正期間中の任意の時刻と最高周波数値との組からなる点を1点、または数点入力
し、期間両端の2つの最高周波数値を持つ点とこれら入力された点の値を折れ線や2次曲
線、3次曲線またはスプライン曲線で結んでも良い。スプライン曲線には、入力された点
列を通過する内挿スプライン曲線と、必ずしも点列を通らない近似スプライン曲線とがあ
り、いずれを使用してもよい。さらに、グラフイック入力手段により、修正期間中の最高
周波数値を示す曲線そのものを入力してもよいし、この入力された曲線に対して適当な平
均化または平滑化を施してもよい。
は、マニュアルで誤った期間を修正期間と指定し、修正期間の前後の期間の最高周波数値
から補間したり、必要ならば推測される正しい値である修正点ないし修正トレースそのも
のをマニュアルで入力することにより、誤ったデータを簡単に修正することができるので
、再度データ収集する必要がなくなり、診断時間を短縮し、操作者の負担を軽減すること
ができる。
下超音波プローブと記す)11と、電子走査装置アナログ部13と、走査変換手段(ディ
ジタル・スキャン・コンバータ,以下DSCと記す)30と、D/A変換器31と、表示
器33と、入力手段としてのトラックボール35と、ミキサ40と、90゜位相器41と
、ローパスフィルタ43と、スペクトラムドプラ演算部50と、最高周波数検出部80と
を備えている。
、パルサ23と、プリアンプ25と、加算器27と、検波器29とから成る。
を基に、ディレーライン21により超音波プローブ11の振動子の駆動タイミングが制御
された後、パルサ23により超音波プローブ11の振動子が駆動される。これにより超音
波プローブ11の振動子は生体内に超音波を送波する。また、その反射波信号がプリアン
プ23により増幅され、ディレーライン21により受信タイミングが制御されて加算器2
5により加算される。
処理、包絡線検波処理を経てDSC30へ送られBモード像として形成され、D/A変換
器31を介して表示器33に表示される。
って基準信号発生器20からの基準信号f0 が90゜の位相差でミキサ40に加えられ
る。
入力され、ローパスフィルタ43によって高周波成分が除去されてドプラ偏移信号fdの
みが得られる。これは血流情報演算のための位相検波出力信号となる。
0に加えられる。なお、血流が流れている深さの位置だけのドプラ信号を抽出するために
、前記ローパスフィルタ43からの位相検波出力信号はサンプルホールド回路61に出力
する。
プローブ11の振動子からレンジゲート位置(サンプリングポイント位置)までの往復す
る時間だけレートパルスより遅延させ、設定された長さに対応する幅を有するサンプリン
グパルスをサンプリングホールド回路61に加える。
信号をサンプルホールドする。バンドパスフィルタ63は、サンプルホールド回路61で
のサンプリングにより生じた高周波成分並びに血管等の固定反射信号または比較的ゆっく
りした動きによるドプラ偏移周波数を除去し、血流によるドプラ信号のみを抽出する。バ
ンドパスフィルタ63からの出力は、A/D変換器65でディジタル信号に変換された後
、周波数分析器としてのFFT67を介して周波数スペクトルに変換され、DSC30、
D/A変換器31を介して表示器33に表示される。
これを基に最高周波数検出部80では最高周波数が検出される。この検出された最高周波
数も表示器33に表示される。
時間経過に伴う推移を表示し、その表示は、横軸(X軸)に時間、縦軸(Y軸)にドプラ
偏移周波数、輝度軸(Z軸)に信号強度または信号パワーを表示しており、この表示は通
常ソナグラム表示と呼ばれている。
示された表示器33の画面上で、ノイズなどの影響により異常な最高周波数が表示されて
いる期間をオペレータが指定して補間させたり、この期間の推測される最高周波数値をオ
ペレータが入力する際に使用される入力手段である。この入力手段は、トラックボールに
限らず、マウス、ライトペン、キーボード等の他の入力手段であってもかまわない。
ブロック図である。
均部85と、ノイズ検出部87と、信号値検出部89と、閾値演算部91と、流れ方向検
出部93と、最高周波数抽出部95と、最高周波数補間部96と、平均処理部97と、最
高周波数補正部98とから成る。
の並べ変え部81に供給される。
平均周波数もしくは最大周波数が中心に位置にするようにデータ列の並べ換えを行う。
る。このとき、図3に示すある時刻における一周波数軸について、周波数に対するパワー
値(輝度値)を示すと図4(a)のようになり、ドプラ偏移周波数0が中心となっている
。なお、図3、図4中、tは時間、fは周波数、Pはパワー値を表し、以下図5〜図7に
ついても同様とする。
4(b)に示すように平均周波数fmean(または最大周波数)が中心にくるようにデ
ータ列の並べ変えを行う。なお、データの折り返りが生じない範囲の周波数帯である場合
、この処理は省略しても良い。
する。なお、前記ログ変換されたデータを用いて演算処理を行っても誤差が少ない場合、
この処理は省略しても良いし、上端、下端どちらか一方でも良い。
ア軸変換部83によりリニア軸の数に変換された周波数スペクトラムについて、周波数軸
方向、時間軸方向に平均処理を行う。なお、前記周波数軸方向、時間軸方向の内、いずれ
か一方向について平均処理するようにしても良い。
ムの各周波数軸について、上端側、下端側それぞれ所定の領域をノイズ領域Nrとし、こ
のノイズ領域Nr内のパワー値の平均をノイズ値Nとする。例えば、図5(a)に示す一
周波数軸についてのノイズ領域Nrは、図5(b)に示すような領域となる。なお、ここ
では各周波数軸について、上端側、下端側それぞれ所定の領域をノイズ領域Nrとしてノ
イズ値を求めているが、これに限らず、複数の周波数軸について、上端側、下端側それぞ
れ所定の領域をノイズ領域Nrとしてノイズ値を求めるようにしても良い。
間幅内の所定領域をNrとしても良い。
ムの各周波数軸について、パワー値の最大値を信号値Sとする。例えば図6に示すような
周波数スペクトルがスペクトラム平均部85により供給されたとき、図6に示す一周波数
軸については図6(b)に示すように、パワー値の最大値(Peak)が信号値Sとなる
。
均もしくは平均周波数に対応するパワー値を信号値Sとするようにしても良い。
が得られると、前記得られたノイズ値と信号値を基に以下に示す式(4)ないし式(6)
のいずれかを用いて閾値Thを演算する。
またはTh=(S/N)1/2 *N …(5)
またはTh=N*C(const.) …(6)
流れ方向検出部93は、スペクトラム平均部85により平均処理された周波数スペクト
ラムの各周波数軸について、最大周波数fpeak(または平均周波数fmean)がプ
ラス側にある場合は、流れの方向を順流方向(超音波プローブに近付く方向)とし、最大
周波数fpeak(または平均周波数fmean)がマイナス側にある場合は、流れの方
向を逆流方向(超音波プローブから遠ざかる方向)とする。また、スペクトラム平均部8
5により平均処理された周波数スペクトラムを最高周波数抽出部95に供給する。
このとき、図6に示す一周波数軸について、周波数に対するパワー値を示すと図6(b)
に示すようになる。この場合、最大周波数はプラス側にあるので流れの方向は順流方向と
検出される。なお、前記流れの方向および閾値は、操作者が入力するようにしても良い。
検出部93により流れ方向が検出され、かつ、流れ方向検出部93から周波数スペクトラ
ムが供給されると、前記周波数スペクトラムの各周波数軸について、前記検出された流れ
の方向の端部から0Hz側に向かってパワー値をサーチして行き、前記パワー値が閾値を
連続してN個越えた最初の位置のドプラ偏移周波数を最高周波数fmaxとする。
xとするように最高周波数抽出部95に設定し、そして、図7(a)に示すような周波数
スペクトラムがスペクトラム平均部85から流れ方向検出部93を介して供給され、図7
(a)に示す一周波数について、周波数に対するパワー値が図7(b)に示すように得ら
れたとする。このとき、流れの方向は順流方向であるので、最高周波数抽出部95はプラ
ス側の端部から0Hz側に向かってサーチしていき、図7(b)に示すように閾値を連続
して4個越えた最初の位置のドプラ偏移周波数を最高周波数fmaxとする。
数を最高周波数fmax としているが、連続して越えていなくても、M個中R個越えた
場合は、その最初に越えた位置のドプラ偏移周波数を最高周波数fmax とするように
しても良い。さらに、スペクトラム平均部85により時間軸方向に平均処理を行った場合
は、その平均幅の分、元に戻すように最高周波数を補正しても良い。
方向端部からサーチする他に、パワー値が最大となる最大周波数またはパワー値が平均と
なる平均周波数から流れ方向端部に向かってサーチしても良い。この場合には、閾値より
十分大きいパワー値を持つ周波数から検索を開始して、各周波数のパワー値が閾値を下回
る周波数を求めることとなるので、例えば、閾値を連続して4個下回った最初の位置のド
プラ偏移周波数を最高周波数fmaxとする。
念を導入し、最高周波数抽出の耐ノイズ性を高めることも考えられる。即ち、ある時刻t
1の周波数スペクトルから最高周波数f1が抽出されたとしたとき、次の時刻t2の周波
数スペクトルから抽出される最高周波数はf1から大きく離れているとは考えられないの
で、f1に基づいて妥当な範囲であるfwを定数a,bを使用して、
(f1−a)≦fw≦(f1+a) …(2)
または、
f1×(1−b)≦fw≦f1×(1+b) …(3)
式(2)または式(3)によって定める。
入る最高周波数値のみを有効な値とし、この範囲に入らない値はノイズ等による誤りとし
て最高周波数値が検出されなかったとする。
た場合、その期間の最高周波数値の軌跡は、0Hzとなり不自然な表示となっていたが、
本発明を適用すれば、最高周波数値が実際に検出されず0Hzとなった場合、または上記
最高周波数検出窓の範囲に入らなかった場合に、その期間が一定範囲内であれば、この期
間の最高周波数値を補間することができる。この補間機能は、最高周波数補間部96のソ
フトウェアにより実現され、最高周
波数値が検出されなかった期間の前後の期間に抽出された最高周波数値を用いて、最高周
波数値を補間するものであり、その表示は図8(b)に示すようになる。補間方法には、
直線補間、2次曲線補間、3次曲線補間等があり、いずれの補間方法を選んでも良い。
ートトレースを行う場合には、最後に検出された最高周波数値をホールドし、この値を最
高周波数が検出されなかった期間の最高周波数値として表示し、これ以後新たに最高周波
数値が検出されるとその値を表示するようにしてもよい。
この最高周波数に対し、時間軸方向に平均処理を施す。なお、平均処理部97に
よる平均処理は省略しても良い。
こうして得られた最高周波数はDSC30に供給され、D/A変換器31を介して表示
器33に表示される。
給される周波数スペクトラムを各周波数軸について、データ列の並べ変え、リニア軸の数
への変換および平均処理を行った後、ノイズ値と信号値を求め、それを基に閾値を演算す
るとともに流れ方向を検出し、前記検出された流れの方向の端部から0Hz側に向かって
、または最大のパワー値を持つ最大周波数ないし平均のパワー値を持つ平均周波数から流
れ方向端部へ向かって、パワー値をサーチして行き、前記パワー値が閾値を連続してN個
越えた最初の位置のドプラ偏移周波数を最高周波数fmaxとしているので、ノイズの影
響を少なくすることができ、そのため、最高周波数の検出精度を向上させることが可能と
なる。また、特別な操作を行うこと無く前記検出精度を向上させることができるので、操
作者の負担が軽減し、さらに、診断時間を著しく短縮することができる。
定の演算処理(並べ変え部81によるデータ列の並べ変え、リニア軸変換部83によるリ
ニア軸の数への変換、スペクトラム平均部85による周波数軸方向の平均処理または時間
軸方向の平均処理、平均処理部97による平均処理の内、少なくとも一つ)を省いて最高
周波数を求め、また、最高周波数をフリーズ後に表示させる命令が出力されたときは全て
の演算処理を行って最高周波数を求めるようにしても良い。さらに、本実施例の超音波診
断装置10では、最高周波数をリアルタイムで求める場合を例に説明したが、これに限ら
ず、例えば、周波数スペクトルをフリーズさせる命令が図示しない入力手段を介してオペ
レータにより出されたときのみ前記最高周波数を求めるようにしても良い。これらにより
、スペクトラム平均部85、閾値演算部91、最高周波数抽出部95に掛かる負担を軽減
させることができる。
部87と信号値検出部89と流れ方向検出部93と閾値演算部91と最高周波数抽出部9
5と平均処理部97の各処理については、その一部または全てをソフトウェアで行うよう
にしても良い。
修正することができる。このマニュアル修正機能は、最高周波数補間部96及び最高周波
数修正部98のソフトウェアによって実現され、ノイズなどの影響を受けた周波数スペク
トラムにより上記の自動最高周波数検出を行った結果、ほんの僅かの最高周波数のミスト
レースが生じた場合、この僅かのミストレースのために再度データを収集、分析するので
はなく、ノイズによりミストレースした部分をマニュアル修正するものである。
子を示す周波数スペクトラム及び最高周波数を表示する画面の変遷である。また図10は
、マニュアル修正の操作を示すフローチャートである。
自動検出された最高周波数の時間経過であるトレースが表示器33に表示される(ステッ
プS10)。この表示が例えば、図9(a)に示すようにノイズ等の影響により、ドプラ
周波数偏移トレースの一部に最高周波数が高い値へ突出していたとする。
能を使用してデータを修正するかを決め、マニュアル修正をする場合、修正作業開始を入
力する(ステップS12)。修正作業開始の入力には、修正作業開始スイッチを別途設け
て認識してもよいし、トラックボールにより修正作業開始のアイコンを指定するか又はト
ラックボール35の作動を検知して入力作業開始を認識してもよい。
カーソルを合わせて始点t1を指定する(ステップS14)。次いで、修正期間の終点t
2にトラックボールによりカーソルを合わせて終点t2を指定する(ステップS16)。
始点と終点とが指定された状態を図9(b)に示す。なお、始点と終点の指定は順序が入
れ替わってもよい。ここで、修正期間が指定されると同時に修正期間の最高周波数の自動
トレースを消してもよいが、補間によるトレースまたはマニュアルトレースにより最高周
波数トレースが確定するまで異なる色で2つのトレースを表示してもよい。
前後の期間の値から補間するかを指定する(ステップS18)。これは極めて僅かのミス
トレースであれば、人手により修正値を入力しなくても補間により十分修正できるからで
ある。
の期間の最高周波数値から補間を行い(ステップS30)、修正期間の最高周波数値を補
間曲線(または補間直線)により代替して(ステップS32)、終了する。
ールによりカーソルを移動させて、時間軸座標と周波数軸座標とからなる修正点を入力す
る(ステップS20)。修正点を入力した状態を図9(c)に示す。修正点は複数入力し
てもよい。修正点の入力が終了すれば(ステップS22でYes)、修正期間両端の2つ
の最高周波数値と、入力された修正点(または修正点列)よりスプライン曲線を計算して
表示器の画面に描画する(ステップS24)。次いで、修正期間の最高周波数値をスプラ
イン曲線により代替して(ステップS26)、マニュアル修正作業を終了する。
線により最高周波数トレースを修正するとしたが、トレース(修正曲線)そのものを入力
してもよい。この場合には、入力されたトレースを自動的に滑らかにする平均化ないし平
滑化をさらに行ってもよい。
らず、連続波ドプラを用いた場合でも、本発明を適用できることは明らかである。
タ値の内、流れ方向側端部から順にサーチしていき、該値が予め設定されている閾値を所
定のデータ幅中で所定数越えた時、その最初に越えた位置を最高周波数としているので、
ノイズの影響を少なくすることができ、そのため、最高周波数の検出精度を向上させるこ
とが可能となる。また、特別な操作を行うこと無く前記検出精度を向上させることができ
るので、操作者の負担が軽減し、さらに、診断時間を著しく短縮することができる。
理した後、その周波数スペクトルの各周波数について、そのデータ値の内、流れ方向側端
部から順にサーチしていき、該値が予め設定されている閾値を所定のデータ幅中で所定数
越えた時、その最初に越えた位置を最高周波数としているので、ノイズの影響を少なくす
ることができ、そのため、最高周波数の検出精度を向上させることが可能となる。また、
特別な操作を行うこと無く前記検出精度を向上させることができるので、操作者の負担が
軽減し、さらに、診断時間を著しく短縮することができる。
処理した後、その周波数スペクトルの各周波数について、その信号値とノイズ値とを基に
、最高周波数の閾値を演算するとともに、前記平均処理された周波数スペクトルの各周波
数について、そのデータ値の内、流れ方向側端部から順にサーチしていき、該値が前記閾
値演算手段により演算された閾値を所定のデータ幅中で所定数越えた時、その最初に越え
た位置を最高周波数としているので、ノイズの影響を少なくすることができ、そのため、
最高周波数の検出精度を向上させることが可能となる。また、特別な操作を行うこと無く
前記検出精度を向上させることができるので、操作者の負担が軽減し、さらに、診断時間
を著しく短縮することができる。
数を求め、前記最高周波数をフリーズ後に表示させる命令が出力されたときは全ての演算
処理を行って最高周波数を求めるようにしているので、前記演算処理に掛かる負担を軽減
させることができる。
数を求めるようにしているので、前記演算処理に掛かる負担を軽減させることができる。
ュアルで誤った期間を修正期間と指定し、修正期間の前後の期間の最高周波数値から補間
したり、必要ならば推測される正しい値である修正点ないし修正トレースそのものをマニ
ュアルで入力することにより、誤ったデータを簡単に修正することができるので、再度デ
ータ収集する必要がなくなり、診断時間を短縮し、操作者の負担を軽減することができる
。
11 超音波プローブ
13 電子走査装置アナログ部
20 基準信号発生器
21 ディレーライン
23 パルサ
25 プリアンプ
27 加算器
29 検波器
30 DSC
31 D/A変換器
33 表示器
35 トラックボール
40 ミキサ
41 90゜位相器
43 ローパスフィルタ
50 スペクトラムドプラ演算部
60 レンジゲート回路
61 サンプルホールド回路
63 バンドパスフィルタ
65 A/D変換器
67 FFT
80 最高周波数検出部
81 並べ変え部
83 リニア軸変換部
85 スペクトラム平均部
87 ノイズ検出部
89 信号値検出部
91 閾値演算部
93 流れ方向検出部
95 最高周波数抽出部
96 最高周波数補間部
97 平均処理部
98 最高周波数修正部
Claims (4)
- 被検体内に超音波を送受波し、これにより得られた受信信号からドプラ信号を抽出し、こ
のドプラ信号を処理して周波数スペクトラムを得、該周波数スペクトラムの各周波数につ
いての最高周波数を検出し、前記周波数スペクトラムと前記最高周波数との時間経過に伴
う推移を表示する超音波診断装置において、
一定期間前記最高周波数が検出できなかったとき、該期間の直前の期間における最高周
波数値及び又は該期間の直後の期間における最高周波数値を用いて該期間の最高周波数値
を補間することを特徴とする超音波診断装置。 - 被検体内に超音波を送受波し、これにより得られた受信信号からドプラ信号を抽出し、こ
のドプラ信号を処理して周波数スペクトラムを得、該周波数スペクトラムの各周波数につ
いての最高周波数を検出し、前記周波数スペクトラムと前記最高周波数との時間経過に伴
う推移を表示する超音波診断装置において、
第1の期間において第1の最高周波数値が検出されたとき、第1の期間に引き続く第2
の期間における最高周波数検出窓を前記第1の最高周波数値から所定の範囲内とし、該最
高周波数検出窓の範囲以外の最高周波数値が検出されたときは、最高周波数が検出できな
かったとすることを特徴とする超音波診断装置。 - 被検体内に超音波を送受波し、これにより得られた受信信号からドプラ信号を抽出し、こ
のドプラ信号を処理して周波数スペクトラムを得、該周波数スペクトラムの各周波数につ
いての最高周波数を検出し、前記周波数スペクトラムと前記最高周波数との時間経過に伴
う推移を表示する超音波診断装置において、
前記周波数スペクトラム及び前記最高周波数が表示された画面上に第1の時刻及び第2
の時刻を指定することが可能な入力手段と、
第1の時刻及び第2の時刻で挟まれた期間に検出された最高周波数値を除外し、該期間
以外に検出された最高周波数値を用いて該期間内の最高周波数値を補間する補間手段と、
を備えたことを特徴とする超音波診断装置。 - 被検体内に超音波を送受波し、これにより得られた受信信号からドプラ信号を抽出し、こ
のドプラ信号を処理して周波数スペクトラムを得、該周波数スペクトラムの各周波数につ
いての最高周波数を検出し、前記周波数スペクトラムと前記最高周波数との時間経過に伴
う推移を表示する超音波診断装置において、
前記周波数スペクトラム及び前記最高周波数が表示された画面上に第1の時刻及び第2
の時刻を指定するととももに、任意の最高周波数値を入力することが可能な入力手段と、
第1の時刻及び第2の時刻で挟まれた期間に検出された最高周波数値を除外し、前記入
力手段より入力された最高周波数値に基づいて該期間内の最高周波数値を修正する修正手
段と、
を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004282781A JP4056069B2 (ja) | 1994-12-27 | 2004-09-28 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32602194 | 1994-12-27 | ||
JP2004282781A JP4056069B2 (ja) | 1994-12-27 | 2004-09-28 | 超音波診断装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19969695A Division JP3693264B2 (ja) | 1994-12-27 | 1995-08-04 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005028165A true JP2005028165A (ja) | 2005-02-03 |
JP4056069B2 JP4056069B2 (ja) | 2008-03-05 |
Family
ID=34219713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004282781A Expired - Fee Related JP4056069B2 (ja) | 1994-12-27 | 2004-09-28 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4056069B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006096915A1 (en) * | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Uscom Limited | Automatic flow tracking system and method |
JP2011526181A (ja) * | 2008-06-26 | 2011-10-06 | ヴェラゾニックス,インコーポレーテッド | 非集束送信ビームを用いる高フレームレートの量的ドップラーフローイメージング |
US8206302B2 (en) | 2007-07-03 | 2012-06-26 | Shenzhen Mindray Bio-Medical Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for filling doppler signal gaps in ultrasound diagnostic imaging |
-
2004
- 2004-09-28 JP JP2004282781A patent/JP4056069B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006096915A1 (en) * | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Uscom Limited | Automatic flow tracking system and method |
US8206302B2 (en) | 2007-07-03 | 2012-06-26 | Shenzhen Mindray Bio-Medical Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for filling doppler signal gaps in ultrasound diagnostic imaging |
JP2011526181A (ja) * | 2008-06-26 | 2011-10-06 | ヴェラゾニックス,インコーポレーテッド | 非集束送信ビームを用いる高フレームレートの量的ドップラーフローイメージング |
US10914826B2 (en) | 2008-06-26 | 2021-02-09 | Verasonics, Inc. | High frame rate quantitative doppler flow imaging using unfocused transmit beams |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4056069B2 (ja) | 2008-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9895138B2 (en) | Ultrasonic diagnostic apparatus | |
US8597191B2 (en) | Ultrasonic imaging apparatus and a method of generating ultrasonic images | |
JP4831281B2 (ja) | 超音波撮像における自動血管追尾のための方法及び装置 | |
JP4266659B2 (ja) | スペクトル・ドプラ・イメージングの自動制御のための方法及び装置 | |
JP3746115B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
US20070282203A1 (en) | Ultrasonic Doppler Diagnosis Device | |
JP4846335B2 (ja) | 超音波ドプラ診断装置 | |
JPH1133024A (ja) | 超音波ドプラ診断装置 | |
JP3693264B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
US20110092819A1 (en) | Ultrasonic diagnosis apparatus and ultrasoinc data acquisition method | |
JP2001178721A (ja) | パケット・データ獲得を用いた超音波フロー撮像における運動の可視化のための方法および装置 | |
JPH06327672A (ja) | 超音波ドプラ診断装置 | |
JP3698173B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
US20070073152A1 (en) | Systems and methods for acquiring images simultaneously | |
JP5342104B2 (ja) | 超音波診断装置及び画像処理プログラム | |
JP4056069B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2000166926A (ja) | 超音波画像診断装置 | |
JP3288120B2 (ja) | 超音波ドプラ診断装置 | |
JP5578756B2 (ja) | 超音波ドプラ診断装置 | |
JP4458825B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
US20220079564A1 (en) | Ultrasonic diagnostic apparatus and method of determining scanning condition | |
JPH07236640A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2000139921A (ja) | 超音波画像診断装置 | |
JPH09220229A (ja) | 超音波診断装置 | |
JPH0556973A (ja) | 超音波血流イメージング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050427 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050620 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060926 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071210 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |