JP2005027766A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Shinsuke Ise
伸介 伊勢
Shinichi Nakamura
新一 中村
Masaji Kukino
政次 久木野
Tetsuo Ishii
哲夫 石井
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Abstract

【課題】洗い工程時に発生した泡による乾燥性能の低下防止の図れる洗濯乾燥機を得ることを目的とする。
【解決手段】衣類収納容器と、空気を除湿及び加熱する熱交換器と、前記衣類収納容器から前記熱交換器へ空気を導くとともに、前記熱交換器で除湿及び加熱された空気を前記衣類収納容器へ導く循環風路とを備えた洗濯乾燥機であって、前記循環風路の前記衣類収納容器に対する入口側および/または出口側の近傍に散水手段を設けたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、洗濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ヒートポンプ機構により空気の除湿・加熱を行う洗濯乾燥機においては、衣類を収納するドラム、熱交換器、風路等から構成され、前記ドラムから風路を経由し熱交換器へ、さらに風路を経由しドラムへと戻る循環風路を形成して、空気流が循環する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、他の従来の洗濯乾燥機においては、風路内に水散水手段を設け、風路内に進入した泡を前記水散水手段からの散水により消すものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平1−212599(第2図)
【0005】
【特許文献2】
特開平10−33878(第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成された第1の従来の洗濯乾燥機は、洗剤溶液と衣類に機械力を与える洗い工程において、使用する洗剤の種類、量によっては、洗剤成分の働きにより泡が発生する可能性がある。この泡が、前記風路を経由して熱交換器に達し、該熱交換器の表面に付着した場合、乾燥工程時に以下の問題が発生する。すなわち、泡に含まれる空気は断熱効果を持つため、前記熱交換器の熱交換効率を著しく低下させる。また、熱交換器がフィンタイプの場合、フィンの間に泡が存在すると空気が通過する際の抵抗となり、風量を低下させる。このような熱交換効率の低下や風量の低下により、乾燥性能が大幅に低下するという問題点があった。
【0007】
また、上記第2の従来の洗濯乾燥機のように、風路内に進入する泡を水散水手段の散水により消すよう構成した洗濯乾燥機もあるが、ドラムからの排気を冷却するための散水手段と兼用しているものであり、排気風路への泡の浸入を防ぐ効果はあるが、ドラムに温風を供給する給気風路への泡の浸入を防ぐことはできない。また、散水された水が水槽内に流れ込むため、水槽内の洗剤溶液の濃度が低下し、洗浄効果が低下するという問題点があった。
【0008】
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、乾燥性能及び洗浄性能の低下防止の図れる洗濯乾燥機を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る洗濯乾燥機は、衣類収納容器と、空気を除湿及び加熱する熱交換器と、前記衣類収納容器から前記熱交換器へ空気を導くとともに、前記熱交換器で除湿及び加熱された空気を前記衣類収納容器へ導く循環風路とを備えた洗濯乾燥機であって、前記循環風路の前記衣類収納容器に対する入口側および/又は出口側の近傍に散水手段を設けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1を示す洗濯乾燥機の構成図である。
図1において、洗濯乾燥機の外箱1の内部に水槽2が弾性支持され、さらに該水槽2の内部に、周壁に多数の穴を有し衣類を収納する円筒形状のドラム3が水平軸を中心に回転可能に設置され、このドラム3の前面に扉19が開閉自在に設けられている。前記水槽2には、該水槽2から除湿用熱交換器7及び加熱用熱交換器8へ空気を導く排気風路4と前記除湿用熱交換器7及び加熱用熱交換器8で除湿及び加熱された空気を送風装置6により前記水槽2へ導く給気風路5が接続され、これら排気風路4及び給気風路5により循環風路が形成されている。前記除湿用熱交換器7及び加熱用熱交換器8は、圧縮機9と図示しない膨張弁とにより冷媒回路(図示せず)を形成し、前記加熱用熱交換器8は凝縮器として作用し、前記除湿用熱交換器7は蒸発器として作用するものである。尚、冷媒回路における冷媒の流れ及び作用等については、周知の通りであるので説明を省略する。前記循環風路の前記ドラム3に対する入口側及び/又は出口側の近傍の前記排気風路4及び給気風路5には、洗剤の泡を消す散水手段としてのノズル50及びノズル51が前記水槽2との接続部開口方向に向けて散水可能に配置されている。前記水槽2の下部には、排水弁10を介して排水ホース11が接続されるている。
【0011】
次に、上記のように構成された洗濯乾燥機の動作について説明する。
洗濯乾燥機の工程は、図2のフローに示すように、洗濯乾燥開始(S10)後、洗い工程(S20)、すすぎ工程(S30)、脱水工程(S40)、乾燥工程(S50)を経て終了(S60)からなる。
まず、前記洗い工程(S20)では、図3のフローに示すように、前記水槽2内に洗剤溶液が供給された中で(S21)、前記ドラム3が回転駆動され(S22)、また、前記ノズル50、51より散水が開始される(S23)。前記ドラム3の回転動作により、ドラム3内部に収納された衣類が洗剤溶液を含みながらタンブリングされ、洗剤の化学力とタンブリングの機械力により洗い効果を得る。そして、このドラム3の回転動作により洗剤が泡立ち、その発生した泡が水槽2を通して前記排気風路4や給気風路5の風路内に浸入する。しかしながら、前記ノズル50、51が前記風路の水槽2との接続部の近傍に配置され、このノズル50、51により接続部開口方向に向けて散水が行われているため、泡はドラム3の方向に押し流される。したがって、泡が風路を通して前記除湿用熱交換器7及び加熱用熱交換器8に達することはない。よって、前記除湿用熱交換器7及び加熱用熱交換器8に泡が付着することはない。前記ノズル50、51からの散水は、洗い運転の所定時間行われる。
【0012】
そして、洗い運転の所定時間が経過したか否かの判断(S24)が行われ、前記(S24)で所定時間経過していなければ、洗い運転を継続する。前記(S24)で所定時間経過した場合は、ドラム3の回転駆動及びノズル50、51からの散水を停止(S25)(S26)し、洗剤溶液の排水を行い(S27)、洗い工程を終了する(S28)。
【0013】
上記図2の前記すすぎ工程(S30)では、前記水槽2内の洗剤溶液が排水された後にすすぎ水が給水され、ドラム3が回転駆動される。衣類に含まれた洗剤溶液はすすぎ水により希釈され、ドラム3の回転による衣類のタンブリングによりすすぎムラが小さく抑えられる。
【0014】
次に前記脱水工程(S40)では、前記ドラム3が高速回転駆動されて、ドラム3の高速回転による遠心力により、ドラム3内部に収納された衣類に含まれる水分が脱水される。尚、脱水工程は、前記洗い工程とすすぎ工程の間や、例えば複数回行われるすすぎ工程の間に脱水工程を行うことで、すすぎ効率を向上することができる。
【0015】
続いて前記乾燥工程(S50)では、前記ドラム3が回転駆動され、さらに、前記送風装置6及び圧縮機9が駆動される。前記圧縮機9の駆動により高温の冷媒が冷媒回路の前記加熱用熱交換器8に供給され、加熱用熱交換器8を通過する空気を加熱する。この加熱された空気は高温空気となり、送風装置6により給気風路5を通してドラム3の内部に供給される。ドラム3の内部に収納された衣類は、ドラム3の回転によりタンブリングされながら高温空気と接触し、衣類に含まれた水分が蒸発して衣類の乾燥が行われる。そして、衣類と接触した後の高温空気は、衣類から蒸発した水分を含んで高湿空気となり、ドラム3の周壁に設けられた穴と前記水槽2及び前記排気風路4を通過し、前記除湿用熱交換器7に送られる。前記除湿用熱交換器7では、低温の冷媒と熱交換することで冷却され、含んでいた水分は凝縮し除湿されて乾燥空気となる。そして、この乾燥空気は前述のように前記加熱用熱交換器8を通過する際に再び加熱されて高温空気となり、前記給気風路5を通り再びドラム3内に供給され衣類の乾燥に寄与する。乾燥工程では、この作用が繰り返し行われて衣類が乾燥していく。
【0016】
尚、散水は、前述した洗い工程と、他にすすぎ工程で行っても乾燥効率低下防止の効果はあるが、特に泡の発生が考えられる洗い工程の期間のみ散水することで、消費する水を節約することができる。
【0017】
また、前記ノズル50、51からの散水により、散水された水が前記水槽2の方へ達して水槽2の水位が上がるため、オーバーフロー水路(図示せず)を前記水槽2側面に設け水位の上限を決めて、その所定水位に達したら前記オーバーフロー水路を通じて外部に排出する。その際、前記オーバーフロー水路は、前記ノズルより下方に設ける。
【0018】
以上のように、本実施の形態においては、前記循環風路の排気風路4及び給気風路5内に散水手段のノズル50及び51を設け、このノズル50、51からの散水により、洗い工程時に洗剤の泡立ちにより発生した泡が排気風路4及び給気風路5の風路内に浸入し、その風路を通じて前記除湿用熱交換器7及び加熱用熱交換器8に付着するのを防ぐようにしたので、熱交換効率の低下や風量の低下を防いで、乾燥効率の低下を防止することができる。
【0019】
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2を示す洗濯乾燥機の構成図である。
尚、図4において、上記実施の形態1の図1と同一または相当部分には同一符号を付し説明を省略する。
図4においては、前記水槽2の側面にオーバーフロー水路12が設けられている。前記排気風路4には、該排気風路4における前記水槽2側の接続部開口よりも低い位置になるよう排気風路4の底面に凹部を形成し、該凹部に泡の排出口13が設けられ、排出口13の上方に排出口13の方向に向けて散水可能に配置された前記ノズル50からの散水により泡を押し流して、前記排出口13から排出水路14を通して外部に排出可能としている。尚、前記ノズル50及び排出口13の位置は、前記オーバーフロー水路12の最上部の高さよりも上方に設ける。
【0020】
上記のように構成された洗濯乾燥機の動作について説明する。
洗濯乾燥機の一連の工程や各工程の動作等については、上記実施の形態1の説明で述べたことと基本的に同様であるので省略し、ここでは、上記構成における特有な点について説明する。
前記実施の形態1では、泡の風路への浸入による熱交換器への付着を防ぐため、散水手段のノズルから、水槽と風路との接続部開口方向に向けて散水するようにしたが、散水された水が水槽の方へ達して、水槽内の洗剤溶液を希釈し、洗浄性能の低下を引き起こすことになる。本実施の形態においては、洗い工程時に洗剤の泡立ちにより発生した泡が排気風路4内に浸入した場合に、前記ノズル50から散水された水で該泡を押し流しながら、前述した排気風路4における前記水槽2側の接続部開口よりも低い位置の凹部に設けられた前記排出口13より前記排出水路14を通して外部へ排出するようにしたものである。これによって、散水した水の水槽2への浸入がなくなり、洗い工程時に発生した泡の熱交換器へ付着することによる乾燥性能の低下防止と、散水された水の前記水槽2内へ浸入することによる洗剤溶液の希釈による洗浄性能の低下防止とを図ることができる。
【0021】
また、問題としている泡の発生は洗剤溶液の水面で起き、増加して上方に移動する。したがって、洗剤溶液の水面高さ(水位)がノズル50より上方にある場合、泡はノズル50による散水に妨げられることなく移動し、熱交換器に到達し付着する恐れがある。水位の制御は、給排水の制御等で可能ではあるが制御系の不具合の発生を考えると確実ではない。本構成では、オーバーフロー水路12を前記水槽2側面に設け水位の上限を決めて、該所定水位に達したら前記オーバーフロー水路12を通して外部に排出するため、水位はオーバーフロー水位よりも上昇することはない。そして、前述したように前記ノズル50はオーバーフロー水位よりも上方に位置し、つまり、洗剤溶液の水面で発生する泡よりも常に上方に位置して、前記排気風路4から浸入した泡を散水により押し流しながら前記排出口13より外部へ排出するようにしたので、確実に熱交換器への泡の付着を防止し、乾燥効率の低下防止が可能となる。
【0022】
以上のように、本実施の形態においては、前記排気風路4における前記水槽2側の接続部開口よりも低い位置になるよう排気風路4の底面に凹部を形成し、該凹部に泡の排出口13を設け、排出口13の上方に排出口13の方向に向けて散水可能に配置された前記ノズル50からの散水により泡を押し流して、前記排出口13より排出水路14を通して外部へ排出するようにしたので、洗い工程時に発生した泡の熱交換器へ付着することによる乾燥性能の低下防止と、散水された水の前記水槽2内へ浸入することによる洗剤溶液の希釈による洗浄性能の低下防止とを図ることができる。
【0023】
尚、本実施の形態においては、排気風路4にのみノズル50と泡の排出口13を設けたが、給気風路5にも同様にノズルと泡の排出口を設けるようにしてもよい。
【0024】
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3を示す洗濯乾燥機の構成図である。
尚、図5において、上記実施の形態1と同一または相当部分には同一符号を付し説明を省略する。
図5においては、散水手段のノズル50が、前記除湿用熱交換器7の熱交換面方向に向けて散水可能に排気風路4に配置されている。
本実施の形態においては、前述した工程で脱水工程終了後の乾燥工程に入る前に、上記ノズル50からの散水により、排気風路4内へ浸入し、浸入の結果前記除湿用熱交換器7に付着した場合の泡を洗い流すようにしたものである。
【0025】
上記のように構成された洗濯乾燥機の動作について説明する。
図6は、この実施の形態における洗濯乾燥機の工程動作のフローチャートを示したものである。尚、図6において、上記実施の形態1の図2と同一または相当部分には同一符号を付す。
まず、工程は上記図6のフローに示すように、洗濯乾燥開始(S10)後、洗い工程(S20)、すすぎ工程(S30)、脱水工程(S40)、ノズルからの散水工程(S70〜S72)、乾燥工程(S50)を経て終了(S60)からなる。
前記洗い工程(S20)では、前述したように水槽2内に洗剤溶液が供給された中で、ドラム3が回転駆動され、ドラム3内部に収納された衣類が洗剤の化学力とタンブリングの機械力により洗い効果を得る。尚、この洗い工程のドラム3の回転動作により泡が発生し、前記排気風路4内に浸入し、浸入の結果前記除湿用熱交換器7へ付着してしまう場合があるが、洗い工程時には、熱交換器への泡の付着は問題とはならない。
【0026】
そして、前記洗い工程(S20)の後、前記すすぎ工程(S30)、脱水工程(S40)を行う。尚、前記すすぎ工程(S30)、脱水工程(S40)における動作等については、上記実施の形態1での説明と同様であるので、ここでの説明を省略する。
【0027】
前記脱水工程(S40)の後、散水工程に入り、前記ノズル50から前記除湿用熱交換器7の熱交換面方向に向けて散水が開始(S70)され所定時間行われる。この散水により、熱交換器に付着した場合の泡が洗い流されることになる。そして、散水の所定時間が経過したか否かの判断(S71)が行われ、前記(S71)で所定時間経過していなければ、散水を継続する。前記(S71)で所定時間経過した場合は、前記ノズル50からの散水を停止(S72)し、その後乾燥工程(S50)に移行し、終了(S60)する。尚、前記乾燥工程(S60)における動作等については、上記実施の形態1での説明と同様であるので、ここでの説明を省略する。尚、前記ノズル50から散水された水は排気風路4から水槽2に浸入するが、水槽2の下部に設けられた排水弁10を介して排水ホース11で排出する。
【0028】
以上のように、本実施の形態においては、一連の工程の洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を経て、脱水工程終了後の乾燥工程に入る前に、前記ノズル50からの散水を行うようにしたので、洗い工程時の散水による洗剤溶液の洗剤濃度低下、すなわち洗い効果の低下を引き起こすことなく、そして、前述した脱水工程終了後の散水により、乾燥工程時には、熱交換器に泡の付着がないため乾燥効率の低下を防止することができる。
【0029】
尚、前記ノズル50から散水された水の前記水槽2への浸入を防止するにあたって、上記実施の形態2の図4と同様に、前記排気風路4における前記水槽2側の接続部開口よりも低い位置になるよう排気風路4の底面に凹部を形成し、該凹部に排出口を設けて、散水された水を該排出口より排出水路を通して外部へ排出するように構成してもよい。
【0030】
また、本実施の形態においては、一連の工程の洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を経て、脱水工程終了後の乾燥工程に入る前に、前記ノズル50からの散水を行うようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば前記すすぎ工程において前記ノズル50からの散水を行うようにしてもよい。
【0031】
実施の形態4.
本実施の形態は、上記実施の形態1の図3に示した洗い工程動作フローの他の例を示すもので、図7に該洗い工程のフローチャートを示す。
尚、前記図7の洗い工程のフローは、例えば上記実施の形態1の図1や実施の形態2の図4の構成の洗濯乾燥機に適用できるため、ここでの構成図の図示と説明を省略する。また、図7において、上記実施の形態1の図3に示すフローと同一または相当部分には同一符号を付す。
【0032】
次に、上記図7の洗い工程のフローと上記実施の形態1の図1を用いて、動作について説明する。
まず、洗い工程(S20)では、前記水槽2内に洗剤溶液が供給された中で(S21)、前記ドラム3が回転駆動され(S22)、このドラム3の回転動作により、ドラム3内部に収納された衣類が洗剤の化学力とタンブリングの機械力により洗い効果を得る。その際、ドラム3の回転動作により泡が発生するが、その泡の量は、洗い運転開始直後の初期は少なく、時間の経過に伴ない量が増加する。したがって、例えば洗い運転時間のうち、開始から初期の或る所定時間はドラム3の回転動作のみとし、そして、該所定時間が経過したか否かの判断(S81)を行い、前記(S81)で所定時間経過していなければ、そのままドラム3の回転動作のみを継続する。
【0033】
前記(S81)で所定時間経過した場合は、前述したように時間の経過に伴い泡の量が増加し、その泡が前記排気風路4及び給気風路5に浸入する恐れがあるため、ドラム3の回転動作とともに、前記ノズル50、51からの散水を開始する(S23)。これによって、泡の風路内への浸入を防ぎ、熱交換器への付着を防止する。
【0034】
そして、前記洗い運転時間の後期残りの所定時間が経過したか否かの判断(S82)を行い、前記(S82)で所定時間経過していなければ、前記ドラム3の回転動作とノズル50、51からの散水を継続する。前記(S82)で所定時間経過した場合は、前記ドラム3の回転駆動及びノズル50、51からの散水を停止(S25)(S26)し、洗剤溶液の排水を行い(S27)、洗い工程を終了する(S28)。
【0035】
以上のように、本実施の形態においては、洗い運転時間のうち、開始から初期の所定時間はドラム3の回転動作のみとし、泡の量が増加し該泡が風路に浸入する可能性のある後期の所定時間はドラム3の回転動作とノズル50、51からの散水を行うようにしたので、洗い運転時間全体を通して散水する場合よりも水の消費量を低減できるとともに、散水により発生した泡の風路への浸入を防いで熱交換器への付着を防止することができ、乾燥効率の低下を防止することができる。
【0036】
尚、上記実施の形態1〜4においては、水平軸を中心に回転するドラム式の洗濯乾燥機として説明したが、これに限られるものではなく、例えば垂直軸を中心に回転する脱水槽とパルセータを用いる縦型の洗濯乾燥機への適応も可能である。
【0037】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、衣類収納容器と、空気を除湿及び加熱する熱交換器と、前記衣類収納容器から前記熱交換器へ空気を導くとともに、前記熱交換器で除湿及び加熱された空気を前記衣類収納容器へ導く循環風路とを備えた洗濯乾燥機であって、前記循環風路の前記衣類収納容器に対する入口側および/又は出口側の近傍に散水手段を設けたので、洗い工程時に洗剤の泡立ちにより発生した泡が風路を通して熱交換器へ付着するのを、前記散水手段からの散水により防止することができ、よって、熱交換効率や風量の低下を防ぎ、乾燥効率の低下防止に効果のある洗濯乾燥機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す洗濯乾燥機の構成図である。
【図2】上記実施の形態1に係る工程を示すフローチャート図である。
【図3】上記実施の形態1に係る洗い工程の動作を示すフローチャート図である。
【図4】この発明の実施の形態2を示す洗濯乾燥機の構成図である。
【図5】この発明の実施の形態3を示す洗濯乾燥機の構成図である。
【図6】上記実施の形態3に係る工程を示すフローチャート図である。
【図7】この発明の実施の形態4を示す洗い工程の動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 外箱、 2 水槽、 3 ドラム、 4 排気風路、 5 給気風路、 6 送風装置、 7 除湿用熱交換器、 8 加熱用熱交換器、 9 圧縮機、10 排水弁、 11 排水ホース、 12 オーバーフロー水路、 13 排出口、 14 排出水路、 19 扉、 50、51 ノズル。

Claims (7)

  1. 衣類収納容器と、空気を除湿及び加熱する熱交換器と、前記衣類収納容器から前記熱交換器へ空気を導くとともに、前記熱交換器で除湿及び加熱された空気を前記衣類収納容器へ導く循環風路とを備えた洗濯乾燥機であって、前記循環風路の前記衣類収納容器に対する入口側および/又は出口側の近傍に散水手段を設けたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記循環風路の底面に凹部を形成し、該凹部に前記散水手段により散水された水を排出する排出口を設けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記衣類収納容器は該容器内の水が所定水位以上になったときに排水するオーバーフロー水路を備え、前記散水手段がオーバーフロー水位より上方に設けられたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記散水手段は、洗い、すすぎ、脱水、乾燥等の一連の工程のうち、洗い工程時にのみ散水することを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記散水手段は、前記洗い工程の後期にのみ水を散水することを特徴とする請求項4記載の洗濯乾燥機。
  6. 衣類収納容器と、空気を除湿及び加熱する熱交換器と、前記衣類収納容器から前記熱交換器へ空気を導くとともに、前記熱交換器で除湿及び加熱された空気を前記衣類収納容器へ導く循環風路とを備えた洗濯乾燥機であって、前記循環風路に前記熱交換器の熱交換面に向けて散水する散水手段を設けたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  7. 前記散水手段は、洗い、すすぎ、脱水、乾燥等の一連の工程のうち、乾燥工程前に散水することを特徴とする請求項6記載の洗濯乾燥機。
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