JP2005027108A - 位置情報特定方法、位置情報特定システム、認証サーバ、端末プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体、端末機器プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体、認証サーバプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
位置情報特定方法、位置情報特定システム、認証サーバ、端末プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体、端末機器プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体、認証サーバプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】本発明の課題は、ユーザ端末が位置情報を取得することができない場合に、近くにある位置情報取得可能な端末機器と接続することにより位置情報を取得可能とすることにある。
【解決手段】本発明は、位置情報を要求するユーザ端末11に、ユーザ端末11の近くにある位置情報取得可能な端末機器21と接続することによって位置情報を取得し、ユーザ端末11の位置を特定・識別することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、位置情報を要求するユーザ端末11に、ユーザ端末11の近くにある位置情報取得可能な端末機器21と接続することによって位置情報を取得し、ユーザ端末11の位置を特定・識別することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、位置情報取得可能な端末機器とユーザ端末が接続することで、ユーザ端末の位置を特定する位置情報特定方法、位置情報特定システム、認証サーバ、端末プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体、端末機器プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体、認証サーバプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザの位置情報を取得する技術として、従来、携帯電話やPHS(簡易型携帯電話システム:Personal Handy−phone System)の基地局から位置情報を取得する方法や、GPS(全世界測位システム:Global Positioning System)による位置情報取得方法などがある。
【0003】
図6は従来の位置情報取得システムの一例を示した構成説明図であり、図7は図6に対する信号シーケンスの一例を示す説明図である。図6に示すように、従来の位置情報取得システムはユーザ端末1−1と位置情報機器1−2で構成される。ユーザ端末1−1は位置情報取得部1−1−1、位置情報取得依頼部1−1−2、端末機器通信部1−1−3より構成され、位置情報機器1−2の例としては携帯電話やPHSなどの基地局、GPS、無線LANのアクセスポイントその他、ユーザ端末と通信可能な通信機器である。ユーザ端末1−1自身で位置情報機器1−2から位置情報を取得する。
【0004】
すなわち、図7に示すように、ユーザ端末1−1の位置情報取得依頼部1−1−2から端末機器通信部1−1−3を介して位置情報機器1−2に位置情報要求信号を送信する。位置情報機器1−2からは位置情報応答信号がユーザ端末1−1に送信され、ユーザ端末1−1の位置情報取得部1−1−1で位置情報を取得し、位置を特定する。
【0005】
しかし従来のこれらの技術は、端末が、携帯電話やPHSの接続可能な場所あるいはGPS接続可能な場所で、位置情報を取得するための機能を有している必要があり、前記いずれかの条件が揃わないと位置情報を取得することができないという問題点がある。
【0006】
GPSやPHSを使った通常の位置特定システムの先行技術文献として特許文献1がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−308114号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、ユーザ端末が直接位置情報を取得することができない場合に、近くにある位置情報取得可能な端末機器と接続することにより位置情報を取得可能としてユーザ端末の位置を特定する位置情報特定方法、位置情報特定システム、認証サーバ、端末プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体、端末機器プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体、認証サーバプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、位置情報取得可能な端末機器とユーザ端末が接続することによってユーザ端末の位置を特定する位置情報特定方法であって、ユーザ端末の近くにある位置情報取得可能な端末機器を検出する端末検出ステップと、位置情報取得可能な端末機器にユーザ端末が接続するための認証を行うユーザ認証ステップと、ユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器と接続することで位置情報を取得する位置情報取得ステップとを含むことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記位置情報取得ステップにおいて、ユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器のIDを用いることで位置情報を取得することを特徴とする。
【0011】
また本発明は、前記位置情報取得ステップにおいて、ユーザ端末が位置情報取得のための一時的なIDを用いて位置情報を取得することを特徴とする。
【0012】
また本発明は、前記位置情報取得ステップにおいて、位置情報取得可能な端末機器に位置情報を取得させ、その位置情報をユーザ端末が取得することを特徴とする。
【0013】
また本発明は、前記位置情報特定方法において、位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器の場所に関する情報を含むことで、ユーザ端末が取得した位置情報をもとに、ユーザ端末の位置を識別するユーザ位置識別ステップを含むことを特徴とする。
【0014】
また本発明は、位置情報取得可能な端末機器とユーザ端末が接続することによってユーザ端末の位置を特定する位置情報特定システムであって、ユーザ端末とユーザ端末の近くにある位置情報取得可能な端末機器間で通信を行うための通信手段と、前記通信手段で通信したユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器と接続許可を行うための認証手段と、前記認証手段で接続を許可されたユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器と接続し、ユーザ端末に対して前記位置情報特定方法によって位置情報を取得する位置情報取得手段とを具備することを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、前記位置情報特定システムにおいて、位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器の場所に関する情報を含めるための場所情報を取得する場所情報取得手段を具備することを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、ユーザ端末から受信するユーザ情報と、位置情報取得可能な端末機器に関する情報をベースに、位置情報取得可能な端末機器にユーザ端末が接続するための認証を行う認証サーバにおいて、ユーザ端末が前記位置情報特定方法によって位置情報を取得することを許可するかの判定を行い、あるいは事前に決められた前記位置情報特定方法によって位置情報取得を許可するかの判定を行いユーザ端末に通知する認証手段を具備することを特徴とするものである。
【0017】
また本発明は、前記認証サーバにおいて、前記位置情報特定方法により、位置情報を取得することを許可する場合に、位置情報特定可能な端末機器のIDを抽出するID制御部、または前記位置情報特定方法により、位置情報を取得することを許可する場合に、ユーザ端末が位置情報取得のための一時的なIDを抽出するID制御部を有することを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0019】
図1は本発明の一実施形態例に係る位置情報特定システムを示す構成説明図であり、図2は図1に対する信号シーケンスの一例を示す説明図である。図1に示すように、位置情報特定システムはユーザ端末11、位置情報機器12、位置情報取得可能な端末機器21、認証サーバ22、およびコンピュータネットワーク23で構成される。前記位置情報取得可能な端末機器21は例えばビルや駅などの建物に固着された端末機器、あるいは電車やタクシー、バスなどの乗り物に固着された端末機器であってもよく、また他のユーザ端末であってもよい。
【0020】
前記ユーザ端末11は位置情報取得部111、位置情報取得依頼部112、端末機器通信部113より構成される。前記位置情報機器12の例としては、携帯電話やPHSなどの基地局、GPS、無線LANのアクセスポイントその他、ユーザ端末と通信可能な通信機器である。前記位置情報取得可能な端末機器21は位置情報取得部211、位置情報取得依頼部212、端末機器通信部213、場所情報取得部214より構成され、前記認証サーバ22はユーザ認証部221、ID(identification)制御部222より構成される。
【0021】
前記ユーザ端末11自身で位置情報取得できない場合に、位置情報取得可能な端末機器21と接続することで、位置情報を取得する。ユーザ端末11と位置情報取得可能な端末機器21との接続は、認証サーバ22により許可されたユーザ端末11のみ可能で、ユーザ端末11が位置情報取得可能な端末機器21のIDを用いて接続することで位置情報を取得する場合や、ユーザ端末11が一時的に利用可能なIDを用いて接続することで位置情報を取得する場合、位置情報取得可能な端末機器21が保持している位置情報をユーザ端末11が取得する場合がある。
【0022】
また、ユーザ端末11が接続した位置情報取得可能な端末機器21の場所情報として、ビルや駅などの建物や建物内の場所、建物の階数、電車やタクシー、バスなどの乗り物等の場所情報を位置情報に付加することによって、位置を識別する。前記場所情報としは、例えばRFタグ等を用いて現在、ビルAあるいは駅Bに居るとか、電車CあるいはタクシーDあるいはバスEに乗車中とかの情報がある。
【0023】
すなわち、図2に示すように、位置情報を要求するユーザ端末11は、ユーザ端末11の近くにある位置情報取得可能な端末機器21と接続することによってユーザ端末11の位置を特定・識別するものであって、ユーザ端末11の位置情報取得依頼部112から端末機器通信部113を介してユーザ端末11の近くにある位置情報取得可能な端末機器21を検出し接続要求信号を送信する。位置情報取得可能な端末機器21の端末機器通信部213はユーザ端末11からの接続要求によって、ユーザ端末11から受信するユーザ情報を認証サーバ22に対して通知することで認証要求をする。認証サーバ22のユーザ認証部221はユーザ端末11から受信するユーザ情報と、位置情報取得可能な端末機器21に関する情報をベースに、位置情報取得可能な端末機器21にユーザ端末11が接続許可をするための認証を行うと、その認証結果応答信号を位置情報取得可能な端末機器21に送信する。位置情報取得可能な端末機器21の端末機器通信部213は認証サーバ22から認証結果応答信号を受信すると、ユーザ端末11を接続すると共に接続結果応答信号をユーザ端末11に送信する。ユーザ端末11の位置情報取得依頼部112は位置情報取得可能な端末機器21から接続結果応答信号を受信すると、位置情報取得要求信号を位置情報取得可能な端末機器21に送信する。位置情報取得可能な端末機器21の位置情報取得依頼部212はユーザ端末11から位置情報取得要求信号を受信すると、位置情報要求信号を位置情報機器12に送信する。位置情報機器12は位置情報取得可能な端末機器21の位置情報取得依頼部212から位置情報要求信号を受信すると、位置情報応答信号を位置情報取得可能な端末機器21に送信する。位置情報取得可能な端末機器21の位置情報取得部211は位置情報機器12から位置情報応答信号を受信して位置情報を取得すると、その位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器21の場所に関する情報を付加する場合には、場所情報取得部214でその場所情報を抽出して位置情報に付加した位置情報取得結果応答信号を端末機器通信部213を介してユーザ端末11に送信する。ユーザ端末11の端末機器通信部113は位置情報取得可能な端末機器21から位置情報取得結果応答信号を受信すると、位置情報取得部111で位置情報を取得すると共に場所情報を取得して、位置特定および位置識別を行う。
【0024】
前記認証サーバ22はユーザ端末11が位置情報特定方法によって位置情報を取得することを許可するかの判定を行い、あるいは事前にきめられた位置情報特定方法によって位置情報取得を許可するかの判定を行いユーザ端末11に通知する。前記認証サーバ22は位置情報を取得することを許可する場合に、位置情報特定可能な端末機器21のIDを抽出するか、あるいは位置情報を取得することを許可する場合に、ユーザ端末11が位置情報取得のための一時的なIDを抽出するID制御部222を有し、ユーザ端末11が位置情報取得可能な端末機器21のIDを用いることで位置情報を取得し、あるいはユーザ端末11が位置情報取得のための一時的なIDを用いて位置情報を取得する。
【0025】
前記位置情報取得可能な端末機器21は位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器21の場所に関する情報を含めるための場所情報を取得する場所情報取得部214を有し、位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器21の場所に関する情報を含むことで、ユーザ端末11が取得した位置情報をもとに、ユーザ端末11の位置を識別する。
以上はユーザ端末11が位置情報取得可能な端末機器21を経由して位置情報機器12から位置情報を取得する場合であるが、これに限らず、ユーザ端末11が位置情報取得可能な端末機器21を経由しないで位置情報機器12から直接位置情報を取得してもよい。すなわち、ユーザ端末11が位置情報取得可能な端末機器21のID、あるいは位置情報取得のための一時的なIDを用いて位置情報を取得する場合には、図3に示すように、ユーザ端末11から位置情報取得可能な端末機器21への接続要求により、位置情報取得可能な端末機器21が認証サーバ22へ認証要求すると、認証サーバ22はユーザの認証を行うと共に、位置情報取得可能な端末機器21のID、あるいは位置情報取得のための一時的なIDを生成し、位置情報機器12に通知する。位置情報機器12はID通知結果応答信号を認証サーバ22へ送信する。認証サーバ22はIDを含む認証結果応答信号を位置情報取得可能な端末機器21へ送信し、位置情報取得可能な端末機器21はIDを含む接続結果応答信号をユーザ端末11へ送信する。ユーザ端末11はIDを含む位置情報取得要求信号を位置情報機器12へ送信し、位置情報機器12は位置情報取得結果応答信号をユーザ端末11へ送信する。ユーザ端末11は位置情報機器12から位置情報取得結果応答信号を受信すると、位置情報を取得すると共に場所情報を取得して、位置特定および位置識別を行う。
【0026】
図4は本発明に係る位置情報特定システムの具体例を示す構成説明図であり、位置情報取得可能な端末機器の一例として、近くのユーザ端末に接続する場合を示したものである。すなわち、ユーザ端末11として携帯電話等、位置情報機器12としてGPS等、位置情報取得可能な端末機器21として携帯電話等をそれぞれ用いたものである。
【0027】
図5は本発明に係る位置情報特定システムの他の具体例を示す構成説明図であり、位置情報取得可能な端末機器の一例として、建物内の無線LANアクセスポイントに接続する場合を示したものである。すなわち、ユーザ端末11として携帯電話等、位置情報機器12としてGPS等、位置情報取得可能な端末機器21として建物内の無線LANアクセスポイント等をそれぞれ用いたものである。
【0028】
尚、前記各実施形態例における位置情報特定方法は、具体的にはパソコン、携帯電話等のコンピュータ演算手段により、予め所定のプログラムに基づいて実行される。前記プログラムはCD等の所定のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することができる。
【0029】
すなわち、端末プログラムは、ユーザ端末が近くにある位置情報取得可能な端末機器を検出し接続依頼を行う接続依頼手順と、認証サーバからの位置情報取得のための情報をもとに位置情報取得依頼を行う位置情報取得依頼手順とをユーザ端末に実行させるためのものである。
【0030】
また、端末機器プログラムは、ユーザ端末からの接続依頼手順によって、ユーザ端末から受信するユーザ情報を認証サーバに対して通知することで認証を依頼し、認証サーバからの認証結果をユーザ端末に通知する認証依頼手順と、ユーザ端末からの位置情報取得依頼手順によって位置情報を取得し、ユーザ端末に通知する位置情報取得手順と、位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器の場所に関する情報を付加する場合に、その情報を抽出して、ユーザ端末に通知する場所情報付加手順とを位置情報取得可能な端末機器に実行させるためのものである。
【0031】
また、認証サーバプログラムは、位置情報取得可能な端末機器からの認証依頼手順によって、ユーザ情報と、位置情報取得可能な端末機器に関する情報をベースに、位置情報取得可能な端末機器にユーザ端末が接続するための認証を行うユーザ認証手順と、ユーザ端末が前記位置情報特定方法によって位置情報を取得することを許可するかの判定、あるいは、事前に決められた前記位置情報特定方法によって、位置情報取得を許可するかの判定を行う位置情報取得判定手順とを認証サーバに実行させるためのものである。
【0032】
なお、本発明は、上記実施形態例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態例に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、位置情報を要求するユーザ端末に、ユーザ端末の近くにある位置情報取得可能な端末機器と接続することによって位置情報を取得し、ユーザ端末の位置を特定することが可能となり、また場所情報から端末の場所を識別することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る位置情報特定システムを示す構成説明図である。
【図2】図1に対する信号シーケンスの一例を示す説明図である。
【図3】図1に対する信号シーケンスの他の例を示す説明図である。
【図4】本発明に係る位置情報特定システムの具体例を示す構成説明図である。
【図5】本発明に係る位置情報特定システムの他の具体例を示す構成説明図である。
【図6】従来の位置情報取得システムの一例を示した構成説明図である。
【図7】図6に対する信号シーケンスの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
11…ユーザ端末、12…位置情報機器、21…位置情報取得可能な端末機器、22…認証サーバ、23…コンピュータネットワーク、111…位置情報取得部、112…位置情報取得依頼部、113…端末機器通信部、211…位置情報取得部、212…位置情報取得依頼部、213…端末機器通信部、214…場所情報取得部、221…ユーザ認証部、222…ID制御部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、位置情報取得可能な端末機器とユーザ端末が接続することで、ユーザ端末の位置を特定する位置情報特定方法、位置情報特定システム、認証サーバ、端末プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体、端末機器プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体、認証サーバプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザの位置情報を取得する技術として、従来、携帯電話やPHS(簡易型携帯電話システム:Personal Handy−phone System)の基地局から位置情報を取得する方法や、GPS(全世界測位システム:Global Positioning System)による位置情報取得方法などがある。
【0003】
図6は従来の位置情報取得システムの一例を示した構成説明図であり、図7は図6に対する信号シーケンスの一例を示す説明図である。図6に示すように、従来の位置情報取得システムはユーザ端末1−1と位置情報機器1−2で構成される。ユーザ端末1−1は位置情報取得部1−1−1、位置情報取得依頼部1−1−2、端末機器通信部1−1−3より構成され、位置情報機器1−2の例としては携帯電話やPHSなどの基地局、GPS、無線LANのアクセスポイントその他、ユーザ端末と通信可能な通信機器である。ユーザ端末1−1自身で位置情報機器1−2から位置情報を取得する。
【0004】
すなわち、図7に示すように、ユーザ端末1−1の位置情報取得依頼部1−1−2から端末機器通信部1−1−3を介して位置情報機器1−2に位置情報要求信号を送信する。位置情報機器1−2からは位置情報応答信号がユーザ端末1−1に送信され、ユーザ端末1−1の位置情報取得部1−1−1で位置情報を取得し、位置を特定する。
【0005】
しかし従来のこれらの技術は、端末が、携帯電話やPHSの接続可能な場所あるいはGPS接続可能な場所で、位置情報を取得するための機能を有している必要があり、前記いずれかの条件が揃わないと位置情報を取得することができないという問題点がある。
【0006】
GPSやPHSを使った通常の位置特定システムの先行技術文献として特許文献1がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−308114号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、ユーザ端末が直接位置情報を取得することができない場合に、近くにある位置情報取得可能な端末機器と接続することにより位置情報を取得可能としてユーザ端末の位置を特定する位置情報特定方法、位置情報特定システム、認証サーバ、端末プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体、端末機器プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体、認証サーバプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、位置情報取得可能な端末機器とユーザ端末が接続することによってユーザ端末の位置を特定する位置情報特定方法であって、ユーザ端末の近くにある位置情報取得可能な端末機器を検出する端末検出ステップと、位置情報取得可能な端末機器にユーザ端末が接続するための認証を行うユーザ認証ステップと、ユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器と接続することで位置情報を取得する位置情報取得ステップとを含むことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記位置情報取得ステップにおいて、ユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器のIDを用いることで位置情報を取得することを特徴とする。
【0011】
また本発明は、前記位置情報取得ステップにおいて、ユーザ端末が位置情報取得のための一時的なIDを用いて位置情報を取得することを特徴とする。
【0012】
また本発明は、前記位置情報取得ステップにおいて、位置情報取得可能な端末機器に位置情報を取得させ、その位置情報をユーザ端末が取得することを特徴とする。
【0013】
また本発明は、前記位置情報特定方法において、位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器の場所に関する情報を含むことで、ユーザ端末が取得した位置情報をもとに、ユーザ端末の位置を識別するユーザ位置識別ステップを含むことを特徴とする。
【0014】
また本発明は、位置情報取得可能な端末機器とユーザ端末が接続することによってユーザ端末の位置を特定する位置情報特定システムであって、ユーザ端末とユーザ端末の近くにある位置情報取得可能な端末機器間で通信を行うための通信手段と、前記通信手段で通信したユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器と接続許可を行うための認証手段と、前記認証手段で接続を許可されたユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器と接続し、ユーザ端末に対して前記位置情報特定方法によって位置情報を取得する位置情報取得手段とを具備することを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、前記位置情報特定システムにおいて、位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器の場所に関する情報を含めるための場所情報を取得する場所情報取得手段を具備することを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、ユーザ端末から受信するユーザ情報と、位置情報取得可能な端末機器に関する情報をベースに、位置情報取得可能な端末機器にユーザ端末が接続するための認証を行う認証サーバにおいて、ユーザ端末が前記位置情報特定方法によって位置情報を取得することを許可するかの判定を行い、あるいは事前に決められた前記位置情報特定方法によって位置情報取得を許可するかの判定を行いユーザ端末に通知する認証手段を具備することを特徴とするものである。
【0017】
また本発明は、前記認証サーバにおいて、前記位置情報特定方法により、位置情報を取得することを許可する場合に、位置情報特定可能な端末機器のIDを抽出するID制御部、または前記位置情報特定方法により、位置情報を取得することを許可する場合に、ユーザ端末が位置情報取得のための一時的なIDを抽出するID制御部を有することを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0019】
図1は本発明の一実施形態例に係る位置情報特定システムを示す構成説明図であり、図2は図1に対する信号シーケンスの一例を示す説明図である。図1に示すように、位置情報特定システムはユーザ端末11、位置情報機器12、位置情報取得可能な端末機器21、認証サーバ22、およびコンピュータネットワーク23で構成される。前記位置情報取得可能な端末機器21は例えばビルや駅などの建物に固着された端末機器、あるいは電車やタクシー、バスなどの乗り物に固着された端末機器であってもよく、また他のユーザ端末であってもよい。
【0020】
前記ユーザ端末11は位置情報取得部111、位置情報取得依頼部112、端末機器通信部113より構成される。前記位置情報機器12の例としては、携帯電話やPHSなどの基地局、GPS、無線LANのアクセスポイントその他、ユーザ端末と通信可能な通信機器である。前記位置情報取得可能な端末機器21は位置情報取得部211、位置情報取得依頼部212、端末機器通信部213、場所情報取得部214より構成され、前記認証サーバ22はユーザ認証部221、ID(identification)制御部222より構成される。
【0021】
前記ユーザ端末11自身で位置情報取得できない場合に、位置情報取得可能な端末機器21と接続することで、位置情報を取得する。ユーザ端末11と位置情報取得可能な端末機器21との接続は、認証サーバ22により許可されたユーザ端末11のみ可能で、ユーザ端末11が位置情報取得可能な端末機器21のIDを用いて接続することで位置情報を取得する場合や、ユーザ端末11が一時的に利用可能なIDを用いて接続することで位置情報を取得する場合、位置情報取得可能な端末機器21が保持している位置情報をユーザ端末11が取得する場合がある。
【0022】
また、ユーザ端末11が接続した位置情報取得可能な端末機器21の場所情報として、ビルや駅などの建物や建物内の場所、建物の階数、電車やタクシー、バスなどの乗り物等の場所情報を位置情報に付加することによって、位置を識別する。前記場所情報としは、例えばRFタグ等を用いて現在、ビルAあるいは駅Bに居るとか、電車CあるいはタクシーDあるいはバスEに乗車中とかの情報がある。
【0023】
すなわち、図2に示すように、位置情報を要求するユーザ端末11は、ユーザ端末11の近くにある位置情報取得可能な端末機器21と接続することによってユーザ端末11の位置を特定・識別するものであって、ユーザ端末11の位置情報取得依頼部112から端末機器通信部113を介してユーザ端末11の近くにある位置情報取得可能な端末機器21を検出し接続要求信号を送信する。位置情報取得可能な端末機器21の端末機器通信部213はユーザ端末11からの接続要求によって、ユーザ端末11から受信するユーザ情報を認証サーバ22に対して通知することで認証要求をする。認証サーバ22のユーザ認証部221はユーザ端末11から受信するユーザ情報と、位置情報取得可能な端末機器21に関する情報をベースに、位置情報取得可能な端末機器21にユーザ端末11が接続許可をするための認証を行うと、その認証結果応答信号を位置情報取得可能な端末機器21に送信する。位置情報取得可能な端末機器21の端末機器通信部213は認証サーバ22から認証結果応答信号を受信すると、ユーザ端末11を接続すると共に接続結果応答信号をユーザ端末11に送信する。ユーザ端末11の位置情報取得依頼部112は位置情報取得可能な端末機器21から接続結果応答信号を受信すると、位置情報取得要求信号を位置情報取得可能な端末機器21に送信する。位置情報取得可能な端末機器21の位置情報取得依頼部212はユーザ端末11から位置情報取得要求信号を受信すると、位置情報要求信号を位置情報機器12に送信する。位置情報機器12は位置情報取得可能な端末機器21の位置情報取得依頼部212から位置情報要求信号を受信すると、位置情報応答信号を位置情報取得可能な端末機器21に送信する。位置情報取得可能な端末機器21の位置情報取得部211は位置情報機器12から位置情報応答信号を受信して位置情報を取得すると、その位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器21の場所に関する情報を付加する場合には、場所情報取得部214でその場所情報を抽出して位置情報に付加した位置情報取得結果応答信号を端末機器通信部213を介してユーザ端末11に送信する。ユーザ端末11の端末機器通信部113は位置情報取得可能な端末機器21から位置情報取得結果応答信号を受信すると、位置情報取得部111で位置情報を取得すると共に場所情報を取得して、位置特定および位置識別を行う。
【0024】
前記認証サーバ22はユーザ端末11が位置情報特定方法によって位置情報を取得することを許可するかの判定を行い、あるいは事前にきめられた位置情報特定方法によって位置情報取得を許可するかの判定を行いユーザ端末11に通知する。前記認証サーバ22は位置情報を取得することを許可する場合に、位置情報特定可能な端末機器21のIDを抽出するか、あるいは位置情報を取得することを許可する場合に、ユーザ端末11が位置情報取得のための一時的なIDを抽出するID制御部222を有し、ユーザ端末11が位置情報取得可能な端末機器21のIDを用いることで位置情報を取得し、あるいはユーザ端末11が位置情報取得のための一時的なIDを用いて位置情報を取得する。
【0025】
前記位置情報取得可能な端末機器21は位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器21の場所に関する情報を含めるための場所情報を取得する場所情報取得部214を有し、位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器21の場所に関する情報を含むことで、ユーザ端末11が取得した位置情報をもとに、ユーザ端末11の位置を識別する。
以上はユーザ端末11が位置情報取得可能な端末機器21を経由して位置情報機器12から位置情報を取得する場合であるが、これに限らず、ユーザ端末11が位置情報取得可能な端末機器21を経由しないで位置情報機器12から直接位置情報を取得してもよい。すなわち、ユーザ端末11が位置情報取得可能な端末機器21のID、あるいは位置情報取得のための一時的なIDを用いて位置情報を取得する場合には、図3に示すように、ユーザ端末11から位置情報取得可能な端末機器21への接続要求により、位置情報取得可能な端末機器21が認証サーバ22へ認証要求すると、認証サーバ22はユーザの認証を行うと共に、位置情報取得可能な端末機器21のID、あるいは位置情報取得のための一時的なIDを生成し、位置情報機器12に通知する。位置情報機器12はID通知結果応答信号を認証サーバ22へ送信する。認証サーバ22はIDを含む認証結果応答信号を位置情報取得可能な端末機器21へ送信し、位置情報取得可能な端末機器21はIDを含む接続結果応答信号をユーザ端末11へ送信する。ユーザ端末11はIDを含む位置情報取得要求信号を位置情報機器12へ送信し、位置情報機器12は位置情報取得結果応答信号をユーザ端末11へ送信する。ユーザ端末11は位置情報機器12から位置情報取得結果応答信号を受信すると、位置情報を取得すると共に場所情報を取得して、位置特定および位置識別を行う。
【0026】
図4は本発明に係る位置情報特定システムの具体例を示す構成説明図であり、位置情報取得可能な端末機器の一例として、近くのユーザ端末に接続する場合を示したものである。すなわち、ユーザ端末11として携帯電話等、位置情報機器12としてGPS等、位置情報取得可能な端末機器21として携帯電話等をそれぞれ用いたものである。
【0027】
図5は本発明に係る位置情報特定システムの他の具体例を示す構成説明図であり、位置情報取得可能な端末機器の一例として、建物内の無線LANアクセスポイントに接続する場合を示したものである。すなわち、ユーザ端末11として携帯電話等、位置情報機器12としてGPS等、位置情報取得可能な端末機器21として建物内の無線LANアクセスポイント等をそれぞれ用いたものである。
【0028】
尚、前記各実施形態例における位置情報特定方法は、具体的にはパソコン、携帯電話等のコンピュータ演算手段により、予め所定のプログラムに基づいて実行される。前記プログラムはCD等の所定のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することができる。
【0029】
すなわち、端末プログラムは、ユーザ端末が近くにある位置情報取得可能な端末機器を検出し接続依頼を行う接続依頼手順と、認証サーバからの位置情報取得のための情報をもとに位置情報取得依頼を行う位置情報取得依頼手順とをユーザ端末に実行させるためのものである。
【0030】
また、端末機器プログラムは、ユーザ端末からの接続依頼手順によって、ユーザ端末から受信するユーザ情報を認証サーバに対して通知することで認証を依頼し、認証サーバからの認証結果をユーザ端末に通知する認証依頼手順と、ユーザ端末からの位置情報取得依頼手順によって位置情報を取得し、ユーザ端末に通知する位置情報取得手順と、位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器の場所に関する情報を付加する場合に、その情報を抽出して、ユーザ端末に通知する場所情報付加手順とを位置情報取得可能な端末機器に実行させるためのものである。
【0031】
また、認証サーバプログラムは、位置情報取得可能な端末機器からの認証依頼手順によって、ユーザ情報と、位置情報取得可能な端末機器に関する情報をベースに、位置情報取得可能な端末機器にユーザ端末が接続するための認証を行うユーザ認証手順と、ユーザ端末が前記位置情報特定方法によって位置情報を取得することを許可するかの判定、あるいは、事前に決められた前記位置情報特定方法によって、位置情報取得を許可するかの判定を行う位置情報取得判定手順とを認証サーバに実行させるためのものである。
【0032】
なお、本発明は、上記実施形態例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態例に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、位置情報を要求するユーザ端末に、ユーザ端末の近くにある位置情報取得可能な端末機器と接続することによって位置情報を取得し、ユーザ端末の位置を特定することが可能となり、また場所情報から端末の場所を識別することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る位置情報特定システムを示す構成説明図である。
【図2】図1に対する信号シーケンスの一例を示す説明図である。
【図3】図1に対する信号シーケンスの他の例を示す説明図である。
【図4】本発明に係る位置情報特定システムの具体例を示す構成説明図である。
【図5】本発明に係る位置情報特定システムの他の具体例を示す構成説明図である。
【図6】従来の位置情報取得システムの一例を示した構成説明図である。
【図7】図6に対する信号シーケンスの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
11…ユーザ端末、12…位置情報機器、21…位置情報取得可能な端末機器、22…認証サーバ、23…コンピュータネットワーク、111…位置情報取得部、112…位置情報取得依頼部、113…端末機器通信部、211…位置情報取得部、212…位置情報取得依頼部、213…端末機器通信部、214…場所情報取得部、221…ユーザ認証部、222…ID制御部。
Claims (15)
- 位置情報取得可能な端末機器とユーザ端末が接続することによってユーザ端末の位置を特定する位置情報特定方法であって、
ユーザ端末の近くにある位置情報取得可能な端末機器を検出する端末検出ステップと、
位置情報取得可能な端末機器にユーザ端末が接続するための認証を行うユーザ認証ステップと、
ユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器と接続することで位置情報を取得する位置情報取得ステップとを含むことを特徴とする位置情報特定方法。 - 位置情報取得可能な端末機器とユーザ端末が接続することによってユーザ端末の位置を特定する位置情報特定方法であって、
ユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器と接続することで位置情報を取得する位置情報取得ステップにおいて、
ユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器のIDを用いることで位置情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の位置情報特定方法。 - 位置情報取得可能な端末機器とユーザ端末が接続することによってユーザ端末の位置を特定する位置情報特定方法であって、
ユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器と接続することで位置情報を取得する位置情報取得ステップにおいて、
ユーザ端末が位置情報取得のための一時的なIDを用いて位置情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の位置情報特定方法。 - 位置情報取得可能な端末機器とユーザ端末が接続することによってユーザ端末の位置を特定する位置情報特定方法であって、
ユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器と接続することで位置情報を取得する位置情報取得ステップにおいて、
位置情報取得可能な端末機器に位置情報を取得させ、その位置情報をユーザ端末が取得することを特徴とする請求項1に記載の位置情報特定方法。 - 請求項1に記載の位置情報特定方法において、
位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器の場所に関する情報を含むことで、ユーザ端末が取得した位置情報をもとに、ユーザ端末の位置を識別するユーザ位置識別ステップを含むことを特徴とする位置情報特定方法。 - 位置情報取得可能な端末機器とユーザ端末が接続することによってユーザ端末の位置を特定する位置情報特定システムであって、
ユーザ端末とユーザ端末の近くにある位置情報取得可能な端末機器間で通信を行うための通信手段と、
前記通信手段で通信したユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器と接続許可を行うための認証手段と、
前記認証手段で接続を許可されたユーザ端末が位置情報取得可能な端末機器と接続し、ユーザ端末に対して請求項2,3又は4に記載のいずれかの位置情報特定方法によって位置情報を取得する位置情報取得手段とを具備することを特徴とする位置情報特定システム。 - 請求項6記載の位置情報特定システムにおいて、
位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器の場所に関する情報を含めるための場所情報を取得する場所情報取得手段を具備することを特徴とする位置情報特定システム。 - ユーザ端末から受信するユーザ情報と、位置情報取得可能な端末機器に関する情報をベースに、位置情報取得可能な端末機器にユーザ端末が接続するための認証を行う認証サーバにおいて、
ユーザ端末が請求項2,3又は4に記載のいずれかの位置情報特定方法によって位置情報を取得することを許可するかの判定を行い、あるいは事前に決められた請求項2,3又は4に記載のいずれかの位置情報特定方法によって位置情報取得を許可するかの判定を行いユーザ端末に通知する認証手段を具備することを特徴とする認証サーバ。 - 請求項2記載の位置情報特定方法により、位置情報を取得することを許可する場合に、位置情報特定可能な端末機器のIDを抽出するID制御部、または請求項3記載の位置情報特定方法により、位置情報を取得することを許可する場合に、ユーザ端末が位置情報取得のための一時的なIDを抽出するID制御部を有することを特徴とする請求項8記載の認証サーバ。
- ユーザ端末が近くにある位置情報取得可能な端末機器を検出し接続依頼を行う接続依頼手順と、
認証サーバからの位置情報取得のための情報をもとに位置情報取得依頼を行う位置情報取得依頼手順とをユーザ端末に実行させるための端末プログラム。 - ユーザ端末からの接続依頼手順によって、ユーザ端末から受信するユーザ情報を認証サーバに対して通知することで認証を依頼し、認証サーバからの認証結果をユーザ端末に通知する認証依頼手順と、
ユーザ端末からの位置情報取得依頼手順によって位置情報を取得し、ユーザ端末に通知する位置情報取得手順と、
位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器の場所に関する情報を付加する場合に、その情報を抽出して、ユーザ端末に通知する場所情報付加手順とを位置情報取得可能な端末機器に実行させるための端末機器プログラム。 - 位置情報取得可能な端末機器からの認証依頼手順によって、ユーザ情報と、位置情報取得可能な端末機器に関する情報をベースに、位置情報取得可能な端末機器にユーザ端末が接続するための認証を行うユーザ認証手順と、
ユーザ端末が請求項2,3又は4に記載のいずれかの位置情報特定方法によって位置情報を取得することを許可するかの判定、あるいは、事前に決められた請求項2,3又は4に記載のいずれかの位置情報特定方法によって、位置情報取得を許可するかの判定を行う位置情報取得判定手順とを認証サーバに実行させるための認証サーバプログラム。 - ユーザ端末が近くにある位置情報取得可能な端末機器を検出し接続依頼を行う接続依頼手順と、
認証サーバからの位置情報取得のための情報をもとに位置情報取得依頼を行う位置情報取得依頼手順とをユーザ端末に実行させるための端末プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - ユーザ端末からの接続依頼手順によって、ユーザ端末から受信するユーザ情報を認証サーバに対して通知することで認証を依頼し、認証サーバからの認証結果をユーザ端末に通知する認証依頼手順と、
ユーザ端末からの位置情報取得依頼手順によって位置情報を取得し、ユーザ端末に通知する位置情報取得手順と、
位置情報にユーザ端末接続した位置情報取得可能な端末機器の場所に関する情報を付加する場合に、その情報を抽出して、ユーザ端末に通知する場所情報付加手順とを位置情報取得可能な端末機器に実行させるための端末機器プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 位置情報取得可能な端末機器からの認証依頼手順によって、ユーザ情報と、位置情報取得可能な端末機器に関する情報をベースに、位置情報取得可能な端末機器にユーザ端末が接続するための認証を行うユーザ認証手順と、
ユーザ端末が請求項2,3又は4に記載のいずれの位置情報特定方法によって位置情報を取得することを許可するかの判定、あるいは、事前に決められた請求項2,3又は4に記載のいずれかの位置情報特定方法によって、位置情報取得を許可するかの判定を行う位置情報取得判定手順とを認証サーバに実行させるための認証サーバプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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