JP2005025984A - カメラモジュール用コネクタ - Google Patents
カメラモジュール用コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005025984A JP2005025984A JP2003187928A JP2003187928A JP2005025984A JP 2005025984 A JP2005025984 A JP 2005025984A JP 2003187928 A JP2003187928 A JP 2003187928A JP 2003187928 A JP2003187928 A JP 2003187928A JP 2005025984 A JP2005025984 A JP 2005025984A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera module
- housing
- shell
- module connector
- connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
【課題】カメラモジュール用コネクタのハウジングを分割して形成することにより部品を共通化して、コストダウンを図る。
【解決手段】本発明は、コンタクトピン17を備えたハウジング13にシェル12を組み込み、カメラモジュールを接続自在に構成したカメラモジュール用コネクタ11に於て、前記ハウジング13を分割して分割ハウジング16,16…を形成し、該分割ハウジング16,16…を前記シェル12に係合して組み立てるように構成し、サイズの異なるシェル12に対し該ハウジング16を共用自在に構成したカメラモジュール用コネクタタを提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、コンタクトピン17を備えたハウジング13にシェル12を組み込み、カメラモジュールを接続自在に構成したカメラモジュール用コネクタ11に於て、前記ハウジング13を分割して分割ハウジング16,16…を形成し、該分割ハウジング16,16…を前記シェル12に係合して組み立てるように構成し、サイズの異なるシェル12に対し該ハウジング16を共用自在に構成したカメラモジュール用コネクタタを提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カメラモジュール用コネクタに関するものであり、特に、コンタクトピンを備えたハウジングにシェルを組み込み、カメラモジュールを接続自在に構成したカメラモジュール用コネクタに於て、ハウジングを分割して形成することにより、ハウジングを共用自在に構成し、コストダウンを図ったカメラモジュール用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来の此種カメラモジュール用コネクタを図5に従って説明する。図5(a)に於て、1はカメラモジュール用コネクタであり、該カメラモジュール用コネクタ1は略矩形枠状に形成されたハウジング2と、該ハウジング2の上端及び外側部を被蔽するシェル3とから成る。
【0003】
そして、図5(b)に示す如く、前記ハウジング2の内側部には複数のコンタクトピン4,4…が折曲されて圧入され、該コンタクトピン4の一端4aは下方に突出し、且つ、水平方向外方に折曲され、基板(図示せず)上に載置可能に構成され、他端4bはカメラモジュール(図示せず)の端子に接触させるべく該ハウジング2の内方に突出している。又、前記ハウジング2の対向する二隅には上方に開放する係合溝5,5が形成されている。
【0004】
一方、前記シェル3は前記ハウジング2の外側面に嵌合させる略矩形枠状の側板6,6…と、該側板6,6…の上端から水平方向内方に突設する上板7,7…とから成る金属板で形成され、該シェル3の対向する二隅に前記係合溝5,5に係合するため内方に折曲して突出する係合部8,8が形成されている。
【0005】
而して、前記ハウジング2の上方から前記シェル3を嵌合し、且つ、前記係合部8,8を前記係合溝5,5に係合させることにより、該シェル3によって該ハウジング2の上面及び外側面を被蔽して、カメラモジュール用コネクタ1を組み立てることができる。
【0006】
然しながら、該カメラモジュール用コネクタ1はカメラモジュールのサイズが異なる毎に、前記ハウジング2及び前記シェル3を作り替えなければならないため、コスト高となっていた。
【0007】
又、本願出願人は、此種モジュール用コネクタを既に出願しており、(例えば、特願2002−220085)、該モジュール用コネクタも前述のカメラモジュール用コネクタ1と同様にカメラモジュールのサイズ毎にハウジング及びシェルを作り替えなければならないため、コスト高となっていた。
【0008】
そこで、カメラモジュール用コネクタのハウジングを分割して形成することにより部品を共通化して、コストダウンを図るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、コンタクトピンを備えたハウジングにシェルを組み込み、カメラモジュールを接続自在に構成したカメラモジュール用コネクタに於て、前記ハウジングを分割して分割ハウジングを形成し、該分割ハウジングを前記シェルに係合して組み立てるように構成し、サイズの異なるシェルに対し該ハウジングを共用自在に構成したカメラモジュール用コネクタである。
【0010】
この請求項1記載の発明によれば、ハウジングの部品の共通化を図ることにより、型数を低減し、コストダウンを図ることができる。
【0011】
又、請求項2記載の発明は、上記分割ハウジングはコンタクトピンのインサート成形品である請求項1記載のカメラモジュール用コネクタである。
【0012】
この請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、工数を低減すると共に、ハウジングの寸法安定化を図り、コストダウンを図ることができる。
【0013】
更に、請求項3記載の発明は、上記分割ハウジングは上端部に上方に開放する係合溝が形成され、上記シェルを該係合溝に嵌入させて該分割ハウジングと該シェルとが組み立てられる請求項1又は2記載のカメラモジュール用コネクタである。
【0014】
この請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、基板上に載置するカメラモジュール用コネクタを形成することができる。
【0015】
更に又、請求項4記載の発明は、上記分割ハウジングは下端部に下方に開放する係合溝が形成され、上記シェルを該係合溝に嵌入させて該分割ハウジングと該シェルとが組み立てられる請求項1又は2記載のカメラモジュール用コネクタである。
【0016】
この請求項4記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、基板貫通型のカメラモジュール用コネクタを形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図4に従って詳述する。図1(a)に於て、11はカメラモジュール用コネクタであり、該カメラモジュール用コネクタ11は、略八角形枠状に形成されたシェル12にハウジング13が係合されて形成される。
【0018】
即ち、同図(b)に示す如く、前記シェル12は比較的長い寸法の4長側辺14,14…と該4長側辺14,14…間に夫々形成される比較的短い寸法の4短側辺15,15…から成る略八角形の枠状に形成され、そして、該長側辺14の中央下部に位置決め片14aが突設し、前記短側辺15の中央下部には下方に突設して、突設先端部が外方水平方向に折曲された脚部15aが形成されている。
【0019】
一方、前記ハウジング13は4つに分割された略平板状の分割ハウジング16,16…から成り、該分割ハウジング16はコンタクトピン17,17…が夫々インサートされたインサート成形品として形成される。そして、該分割ハウジング16の上端部には上方に開口する長手方向に延びる係合溝18が形成されている。更に、該係合溝18の中央下部には前記位置決め片14aを嵌入させるための穴(図示せず)が形成されている。
【0020】
而して、前記分割ハウジング16,16…に形成された前記係合溝18,18…に前記シェル12の長側辺14,14…を係合し、且つ、前記位置決め片14a,14a…を前記係合溝18,18…に形成された穴に嵌入させて位置決めすると、該シェル12と該分割ハウジング13,13…とによって前記カメラモジュール用コネクタ11を組み立てることができる。該カメラモジュール用コネクタ11は比較的小さいカメラモジュール(図示せず)を接続するコネクタとして用いられる。
【0021】
図2(a)に於て、19は比較的大きいカメラモジュール(図示せず)を接続するカメラモジュール用コネクタであり、該カメラモジュール用コネクタ19は、前記カメラモジュール用コネクタ(図1に於て11)のシェル(図1に於て12)よりも比較的大に形成された略八角形枠状に形成されたシェル20に前記ハウジング13が係合されて形成される。
【0022】
即ち、同図(b)に示す如く、前記シェル20は比較的長い寸法の4長側辺21,21…と該長側辺21,21…間に夫々形成される比較的短い寸法の4短側辺22,22…とから成る略八角形の枠状に形成され、該長側辺21は前記シェル(図1に於て12)の長側辺(図1に於て14)よりも長く形成され、該短側辺22は前記シェル(図1に於て12)の短側辺(図1に於て15)よりも長く形成されている。
【0023】
そして、該長側辺21の中央下部に位置決め片21aが突設し、前記短側辺22の中央下部には下方に突設して、突設先端部が外方水平方向に折曲された脚部22aが形成されている。
【0024】
而して、前記分割ハウジング16,16…に形成された前記係合溝18,18…に前記シェル20の長側辺21,21…を係合させ、且つ、前記位置決め片21a,21a…を前記係合溝18に形成された穴に嵌入させて位置決めすると、該シェル20と該分割ハウジング16,16…とによって前記カメラモジュール用コネクタ19を組み立てることができる。
【0025】
斯くして、前記分割ハウジング16は比較的小さいカメラモジュール用の前記カメラモジュール用コネクタ11に用いることができると共に、比較的大きいカメラモジュール用の前記カメラモジュール用コネクタ19にも用いることができ、共用化が可能となる。
【0026】
即ち、ハウジング13を分割して形成し、分割ハウジング16,16…とすることにより、部品の共通化を図り、型数を低減することができると共に、該分割ハウジング16をコンタクトピン17のインサート成形品として形成することにより、工数を低減すると共に、寸法安定化を図ることができ、コストダウンを図ることができる。又、ロット管理も容易となり、転用も可能である。
【0027】
図3(a)に於て、23は基板を貫通して取り付けられる基板貫通型のカメラモジュール用コネクタであり、該カメラモジュール用コネクタ23は、略八角形枠状に形成されたシェル24にハウジング25が係合されて形成される。
【0028】
即ち、同図(b)に示す如く、前記ハウジング25は4つに分割された略平板状の分割ハウジング26,26…から成り、該分割ハウジング26はコンタクトピン27,27…が夫々インサートされたインサート成形品として形成される。そして、該分割ハウジング26下端部には下方に開口する長手方向に延びる係合溝28が形成されている。更に、該係合溝28の中央上部には後述する位置決め片を嵌入させるための穴(図示せず)が形成されている。
【0029】
一方、前記シェル24は比較的長い寸法に形成された4長側辺29,29…と該長側辺29,29…間に夫々形成される比較的短い寸法に形成された4短側辺30,30…から成る略八角形の枠状に形成され、そして、該長側辺29の中央上部に位置決め片29aが突設し、前記4短側辺30,30…の内、3つの短側辺30,30,30の中央上部には、基板に取り付けるため、上方に突設して突設先端部が外方水平方向に折曲された取付部30a,30a,30aが形成されている。
【0030】
而して、前記シェル24の長側辺29,29…に前記分割ハウジング26,26…に形成された前記係合溝28,28…を係合させ、且つ、前記位置決め片29a,29a…を該係合溝28,28…に形成した穴に嵌入させて位置決めすると、該シェル24と該分割ハウジング26,26…とによって前記カメラモジュール用コネクタ23を組み立てることができる。該カメラモジュール用コネクタ23は比較的小さいカメラモジュール(図示せず)を接続するコネクタとして用いられる。
【0031】
図4(a)に於て、31は比較的大きいカメラモジュール(図示せず)を接続する基板貫通型カメラモジュール用コネクタであり、該カメラモジュール用コネクタ31は、前記カメラモジュール用コネクタ(図3に於て23)のシェル(図3に於て24)よりも比較的大に形成された略八角形枠状に形成されたシェル32に前記ハウジング25が係合されて形成される。
【0032】
即ち、同図(b)に示す如く、前記シェル32は比較的長い寸法に形成された4長側辺33,33…と該長側辺33,33…間に夫々形成される比較的短い寸法に形成された4短側辺34,34…から成る略八角形の枠状に形成され、該長側辺33は前記カメラモジュール用コネクタ(図3に於て23)のシェル(図3に於て24)の長側辺(図3に於て29)よりも長く形成され、該短側辺34は前記シェル(図3に於て24)の短側辺(図3に於て30)よりも長く形成されている。
【0033】
そして、該長側辺33の中央上部に位置決め片33aが突設し、前記短側辺34,34…の内、3つの短側辺34,34,34の中央上部には上方に突設して、突設先端部が外方水平方向に折曲された取付部34a,34a,34aが形成されている。
【0034】
而して、前記シェル32の長側辺33,33…に前記分割ハウジング26,26…に形成された前記係合溝28,28…を係合し、且つ、前記位置決め片33a,33a…を該係合溝28,28…に形成した穴に嵌入させて位置決めすると、該シェル32と該分割ハウジング26,26…とによって前記カメラモジュール用コネクタ31を組み立てることができる。
【0035】
斯くして、前記分割ハウジング26は比較的小さいカメラモジュール用の基板貫通型前記カメラモジュール用コネクタ23に用いることができると共に、比較的大きいカメラモジュール用の基板貫通型前記カメラモジュール用コネクタ31にも用いることができ、共用化できると共に、前記分割ハウジング(図1及び図2に於て16)と同様の効果も期待できる。
【0036】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0037】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は、カメラモジュール用コネクタに於て、ハウジングを分割して分割ハウジングを形成し、該分割ハウジングをシェルに係合して組み立てるように構成し、サイズの異なるシェルに対し該ハウジングを共用自在に構成したので、部品の共通化を図り、型数を低減することができ、コストダウンを図ることができる。
【0038】
又、請求項2記載の発明は、上記分割ハウジングはコンタクトピンのインサート成形品であるので、請求項1記載の発明の効果に加え、ハウジング製作の工数の低減化、及び、ハウジングの寸法安定化を図ることが可能となり、コストダウンを図ることができる。
【0039】
更に、請求項3記載の発明は、上記分割ハウジングは上端部に上方に開放する係合溝が形成され、上記シェルを該係合溝に嵌入させて該分割ハウジングと該シェルとが組み立てられるので、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、基板上に載置するカメラモジュール用コネクタを形成することができる。
【0040】
更に又、請求項4記載の発明は、上記ハウジングは下端部に下方に開放する係合溝が形成され、上記シェルを該係合溝に嵌入させて該分割ハウジングと該シェルとが組み立てられるので、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、基板貫通型のカメラモジュール用コネクタを形成することができる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態を示し、比較的小さいカメラモジュール用として用いるカメラモジュール用コネクタの斜視図。
(b)図1(a)のカメラモジュール用コネクタの組み立て状態を説明する斜視図。
【図2】(a)本発明の一実施の形態を示し、比較的大きいカメラモジュール用として用いるカメラモジュール用コネクタの斜視図。
(b)図2(a)のカメラモジュール用コネクタの組み立て状態を説明する斜視図。
【図3】(a)本発明の一実施の形態を示し、比較的小さいカメラモジュール用として用いる基板貫通型カメラモジュール用コネクタの斜視図。
(b)図3(a)のカメラモジュール用コネクタの組み立て状態を説明する斜視図。
【図4】(a)本発明の一実施の形態を示し、比較的大きいカメラモジュール用として用いる基板貫通型カメラモジュール用コネクタの斜視図。
(b)図4(a)のカメラモジュール用コネクタの組み立て状態を説明する斜視図。
【図5】(a)従来例を示し、カメラモジュール用コネクタの斜視図。
(b)図5(a)のカメラモジュール用コネクタの組み立て状態を説明する斜視図。
【符号の説明】
11,19,23,31 カメラモジュール用コネクタ
12,20,24,32 シェル
13,25 ハウジング
17,27 コンタクトピン
18,28 係合溝
【発明の属する技術分野】
この発明は、カメラモジュール用コネクタに関するものであり、特に、コンタクトピンを備えたハウジングにシェルを組み込み、カメラモジュールを接続自在に構成したカメラモジュール用コネクタに於て、ハウジングを分割して形成することにより、ハウジングを共用自在に構成し、コストダウンを図ったカメラモジュール用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来の此種カメラモジュール用コネクタを図5に従って説明する。図5(a)に於て、1はカメラモジュール用コネクタであり、該カメラモジュール用コネクタ1は略矩形枠状に形成されたハウジング2と、該ハウジング2の上端及び外側部を被蔽するシェル3とから成る。
【0003】
そして、図5(b)に示す如く、前記ハウジング2の内側部には複数のコンタクトピン4,4…が折曲されて圧入され、該コンタクトピン4の一端4aは下方に突出し、且つ、水平方向外方に折曲され、基板(図示せず)上に載置可能に構成され、他端4bはカメラモジュール(図示せず)の端子に接触させるべく該ハウジング2の内方に突出している。又、前記ハウジング2の対向する二隅には上方に開放する係合溝5,5が形成されている。
【0004】
一方、前記シェル3は前記ハウジング2の外側面に嵌合させる略矩形枠状の側板6,6…と、該側板6,6…の上端から水平方向内方に突設する上板7,7…とから成る金属板で形成され、該シェル3の対向する二隅に前記係合溝5,5に係合するため内方に折曲して突出する係合部8,8が形成されている。
【0005】
而して、前記ハウジング2の上方から前記シェル3を嵌合し、且つ、前記係合部8,8を前記係合溝5,5に係合させることにより、該シェル3によって該ハウジング2の上面及び外側面を被蔽して、カメラモジュール用コネクタ1を組み立てることができる。
【0006】
然しながら、該カメラモジュール用コネクタ1はカメラモジュールのサイズが異なる毎に、前記ハウジング2及び前記シェル3を作り替えなければならないため、コスト高となっていた。
【0007】
又、本願出願人は、此種モジュール用コネクタを既に出願しており、(例えば、特願2002−220085)、該モジュール用コネクタも前述のカメラモジュール用コネクタ1と同様にカメラモジュールのサイズ毎にハウジング及びシェルを作り替えなければならないため、コスト高となっていた。
【0008】
そこで、カメラモジュール用コネクタのハウジングを分割して形成することにより部品を共通化して、コストダウンを図るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、コンタクトピンを備えたハウジングにシェルを組み込み、カメラモジュールを接続自在に構成したカメラモジュール用コネクタに於て、前記ハウジングを分割して分割ハウジングを形成し、該分割ハウジングを前記シェルに係合して組み立てるように構成し、サイズの異なるシェルに対し該ハウジングを共用自在に構成したカメラモジュール用コネクタである。
【0010】
この請求項1記載の発明によれば、ハウジングの部品の共通化を図ることにより、型数を低減し、コストダウンを図ることができる。
【0011】
又、請求項2記載の発明は、上記分割ハウジングはコンタクトピンのインサート成形品である請求項1記載のカメラモジュール用コネクタである。
【0012】
この請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、工数を低減すると共に、ハウジングの寸法安定化を図り、コストダウンを図ることができる。
【0013】
更に、請求項3記載の発明は、上記分割ハウジングは上端部に上方に開放する係合溝が形成され、上記シェルを該係合溝に嵌入させて該分割ハウジングと該シェルとが組み立てられる請求項1又は2記載のカメラモジュール用コネクタである。
【0014】
この請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、基板上に載置するカメラモジュール用コネクタを形成することができる。
【0015】
更に又、請求項4記載の発明は、上記分割ハウジングは下端部に下方に開放する係合溝が形成され、上記シェルを該係合溝に嵌入させて該分割ハウジングと該シェルとが組み立てられる請求項1又は2記載のカメラモジュール用コネクタである。
【0016】
この請求項4記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、基板貫通型のカメラモジュール用コネクタを形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図4に従って詳述する。図1(a)に於て、11はカメラモジュール用コネクタであり、該カメラモジュール用コネクタ11は、略八角形枠状に形成されたシェル12にハウジング13が係合されて形成される。
【0018】
即ち、同図(b)に示す如く、前記シェル12は比較的長い寸法の4長側辺14,14…と該4長側辺14,14…間に夫々形成される比較的短い寸法の4短側辺15,15…から成る略八角形の枠状に形成され、そして、該長側辺14の中央下部に位置決め片14aが突設し、前記短側辺15の中央下部には下方に突設して、突設先端部が外方水平方向に折曲された脚部15aが形成されている。
【0019】
一方、前記ハウジング13は4つに分割された略平板状の分割ハウジング16,16…から成り、該分割ハウジング16はコンタクトピン17,17…が夫々インサートされたインサート成形品として形成される。そして、該分割ハウジング16の上端部には上方に開口する長手方向に延びる係合溝18が形成されている。更に、該係合溝18の中央下部には前記位置決め片14aを嵌入させるための穴(図示せず)が形成されている。
【0020】
而して、前記分割ハウジング16,16…に形成された前記係合溝18,18…に前記シェル12の長側辺14,14…を係合し、且つ、前記位置決め片14a,14a…を前記係合溝18,18…に形成された穴に嵌入させて位置決めすると、該シェル12と該分割ハウジング13,13…とによって前記カメラモジュール用コネクタ11を組み立てることができる。該カメラモジュール用コネクタ11は比較的小さいカメラモジュール(図示せず)を接続するコネクタとして用いられる。
【0021】
図2(a)に於て、19は比較的大きいカメラモジュール(図示せず)を接続するカメラモジュール用コネクタであり、該カメラモジュール用コネクタ19は、前記カメラモジュール用コネクタ(図1に於て11)のシェル(図1に於て12)よりも比較的大に形成された略八角形枠状に形成されたシェル20に前記ハウジング13が係合されて形成される。
【0022】
即ち、同図(b)に示す如く、前記シェル20は比較的長い寸法の4長側辺21,21…と該長側辺21,21…間に夫々形成される比較的短い寸法の4短側辺22,22…とから成る略八角形の枠状に形成され、該長側辺21は前記シェル(図1に於て12)の長側辺(図1に於て14)よりも長く形成され、該短側辺22は前記シェル(図1に於て12)の短側辺(図1に於て15)よりも長く形成されている。
【0023】
そして、該長側辺21の中央下部に位置決め片21aが突設し、前記短側辺22の中央下部には下方に突設して、突設先端部が外方水平方向に折曲された脚部22aが形成されている。
【0024】
而して、前記分割ハウジング16,16…に形成された前記係合溝18,18…に前記シェル20の長側辺21,21…を係合させ、且つ、前記位置決め片21a,21a…を前記係合溝18に形成された穴に嵌入させて位置決めすると、該シェル20と該分割ハウジング16,16…とによって前記カメラモジュール用コネクタ19を組み立てることができる。
【0025】
斯くして、前記分割ハウジング16は比較的小さいカメラモジュール用の前記カメラモジュール用コネクタ11に用いることができると共に、比較的大きいカメラモジュール用の前記カメラモジュール用コネクタ19にも用いることができ、共用化が可能となる。
【0026】
即ち、ハウジング13を分割して形成し、分割ハウジング16,16…とすることにより、部品の共通化を図り、型数を低減することができると共に、該分割ハウジング16をコンタクトピン17のインサート成形品として形成することにより、工数を低減すると共に、寸法安定化を図ることができ、コストダウンを図ることができる。又、ロット管理も容易となり、転用も可能である。
【0027】
図3(a)に於て、23は基板を貫通して取り付けられる基板貫通型のカメラモジュール用コネクタであり、該カメラモジュール用コネクタ23は、略八角形枠状に形成されたシェル24にハウジング25が係合されて形成される。
【0028】
即ち、同図(b)に示す如く、前記ハウジング25は4つに分割された略平板状の分割ハウジング26,26…から成り、該分割ハウジング26はコンタクトピン27,27…が夫々インサートされたインサート成形品として形成される。そして、該分割ハウジング26下端部には下方に開口する長手方向に延びる係合溝28が形成されている。更に、該係合溝28の中央上部には後述する位置決め片を嵌入させるための穴(図示せず)が形成されている。
【0029】
一方、前記シェル24は比較的長い寸法に形成された4長側辺29,29…と該長側辺29,29…間に夫々形成される比較的短い寸法に形成された4短側辺30,30…から成る略八角形の枠状に形成され、そして、該長側辺29の中央上部に位置決め片29aが突設し、前記4短側辺30,30…の内、3つの短側辺30,30,30の中央上部には、基板に取り付けるため、上方に突設して突設先端部が外方水平方向に折曲された取付部30a,30a,30aが形成されている。
【0030】
而して、前記シェル24の長側辺29,29…に前記分割ハウジング26,26…に形成された前記係合溝28,28…を係合させ、且つ、前記位置決め片29a,29a…を該係合溝28,28…に形成した穴に嵌入させて位置決めすると、該シェル24と該分割ハウジング26,26…とによって前記カメラモジュール用コネクタ23を組み立てることができる。該カメラモジュール用コネクタ23は比較的小さいカメラモジュール(図示せず)を接続するコネクタとして用いられる。
【0031】
図4(a)に於て、31は比較的大きいカメラモジュール(図示せず)を接続する基板貫通型カメラモジュール用コネクタであり、該カメラモジュール用コネクタ31は、前記カメラモジュール用コネクタ(図3に於て23)のシェル(図3に於て24)よりも比較的大に形成された略八角形枠状に形成されたシェル32に前記ハウジング25が係合されて形成される。
【0032】
即ち、同図(b)に示す如く、前記シェル32は比較的長い寸法に形成された4長側辺33,33…と該長側辺33,33…間に夫々形成される比較的短い寸法に形成された4短側辺34,34…から成る略八角形の枠状に形成され、該長側辺33は前記カメラモジュール用コネクタ(図3に於て23)のシェル(図3に於て24)の長側辺(図3に於て29)よりも長く形成され、該短側辺34は前記シェル(図3に於て24)の短側辺(図3に於て30)よりも長く形成されている。
【0033】
そして、該長側辺33の中央上部に位置決め片33aが突設し、前記短側辺34,34…の内、3つの短側辺34,34,34の中央上部には上方に突設して、突設先端部が外方水平方向に折曲された取付部34a,34a,34aが形成されている。
【0034】
而して、前記シェル32の長側辺33,33…に前記分割ハウジング26,26…に形成された前記係合溝28,28…を係合し、且つ、前記位置決め片33a,33a…を該係合溝28,28…に形成した穴に嵌入させて位置決めすると、該シェル32と該分割ハウジング26,26…とによって前記カメラモジュール用コネクタ31を組み立てることができる。
【0035】
斯くして、前記分割ハウジング26は比較的小さいカメラモジュール用の基板貫通型前記カメラモジュール用コネクタ23に用いることができると共に、比較的大きいカメラモジュール用の基板貫通型前記カメラモジュール用コネクタ31にも用いることができ、共用化できると共に、前記分割ハウジング(図1及び図2に於て16)と同様の効果も期待できる。
【0036】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0037】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は、カメラモジュール用コネクタに於て、ハウジングを分割して分割ハウジングを形成し、該分割ハウジングをシェルに係合して組み立てるように構成し、サイズの異なるシェルに対し該ハウジングを共用自在に構成したので、部品の共通化を図り、型数を低減することができ、コストダウンを図ることができる。
【0038】
又、請求項2記載の発明は、上記分割ハウジングはコンタクトピンのインサート成形品であるので、請求項1記載の発明の効果に加え、ハウジング製作の工数の低減化、及び、ハウジングの寸法安定化を図ることが可能となり、コストダウンを図ることができる。
【0039】
更に、請求項3記載の発明は、上記分割ハウジングは上端部に上方に開放する係合溝が形成され、上記シェルを該係合溝に嵌入させて該分割ハウジングと該シェルとが組み立てられるので、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、基板上に載置するカメラモジュール用コネクタを形成することができる。
【0040】
更に又、請求項4記載の発明は、上記ハウジングは下端部に下方に開放する係合溝が形成され、上記シェルを該係合溝に嵌入させて該分割ハウジングと該シェルとが組み立てられるので、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、基板貫通型のカメラモジュール用コネクタを形成することができる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態を示し、比較的小さいカメラモジュール用として用いるカメラモジュール用コネクタの斜視図。
(b)図1(a)のカメラモジュール用コネクタの組み立て状態を説明する斜視図。
【図2】(a)本発明の一実施の形態を示し、比較的大きいカメラモジュール用として用いるカメラモジュール用コネクタの斜視図。
(b)図2(a)のカメラモジュール用コネクタの組み立て状態を説明する斜視図。
【図3】(a)本発明の一実施の形態を示し、比較的小さいカメラモジュール用として用いる基板貫通型カメラモジュール用コネクタの斜視図。
(b)図3(a)のカメラモジュール用コネクタの組み立て状態を説明する斜視図。
【図4】(a)本発明の一実施の形態を示し、比較的大きいカメラモジュール用として用いる基板貫通型カメラモジュール用コネクタの斜視図。
(b)図4(a)のカメラモジュール用コネクタの組み立て状態を説明する斜視図。
【図5】(a)従来例を示し、カメラモジュール用コネクタの斜視図。
(b)図5(a)のカメラモジュール用コネクタの組み立て状態を説明する斜視図。
【符号の説明】
11,19,23,31 カメラモジュール用コネクタ
12,20,24,32 シェル
13,25 ハウジング
17,27 コンタクトピン
18,28 係合溝
Claims (4)
- コンタクトピンを備えたハウジングにシェルを組み込み、カメラモジュールを接続自在に構成したカメラモジュール用コネクタに於て、前記ハウジングを分割して分割ハウジングを形成し、該分割ハウジングを前記シェルに係合して組み立てるように構成し、サイズの異なるシェルに対し該ハウジングを共用自在に構成したことを特徴とするカメラモジュール用コネクタ。
- 上記分割ハウジングはコンタクトピンのインサート成形品であることを特徴とする請求項1記載のカメラモジュール用コネクタ。
- 上記分割ハウジングは上端部に上方に開放する係合溝が形成され、上記シェルを該係合溝に嵌入させて該分割ハウジングと該シェルとが組み立てられることを特徴とする請求項1又は2記載のカメラモジュール用コネクタ。
- 上記分割ハウジングは下端部に下方に開放する係合溝が形成され、上記シェルを該係合溝に嵌入させて該分割ハウジングと該シェルとが組み立てられることを特徴とする請求項1又は2記載のカメラモジュール用コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003187928A JP2005025984A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | カメラモジュール用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003187928A JP2005025984A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | カメラモジュール用コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005025984A true JP2005025984A (ja) | 2005-01-27 |
Family
ID=34186622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003187928A Pending JP2005025984A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | カメラモジュール用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005025984A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009277533A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Smk Corp | モジュールソケット |
-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003187928A patent/JP2005025984A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009277533A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Smk Corp | モジュールソケット |
JP4486686B2 (ja) * | 2008-05-15 | 2010-06-23 | Smk株式会社 | モジュールソケット |
US7901217B2 (en) | 2008-05-15 | 2011-03-08 | Smk Corporation | Module socket |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7666005B2 (en) | Housing for electrical components | |
US7811131B2 (en) | Electrical connector with improved EMI structure | |
JP5203436B2 (ja) | コネクタ | |
JP2010225401A (ja) | ソケットとヘッダの嵌合状態を保持するロック機構を備えたコネクタ及びコネクタの製造方法 | |
JP2008034250A (ja) | コネクタ装置 | |
JP2508076Y2 (ja) | コネクタ | |
KR20100103349A (ko) | 커넥터 | |
WO2017081978A1 (ja) | コネクタ及びコネクタ組立体 | |
JP2009218221A (ja) | 基板対基板電気コネクタ組立体 | |
CN202585882U (zh) | 具有对准导引特征的电连接器壳体以及电连接器组件 | |
US20170125929A1 (en) | Board connector | |
US20070232145A1 (en) | Electronic part-mounting socket | |
US7247041B2 (en) | Land grid array connector | |
JP3167934B2 (ja) | 電気コネクタ用キャップ | |
JP2942985B2 (ja) | 電気コネクタ | |
JP2005025984A (ja) | カメラモジュール用コネクタ | |
JP2000164284A (ja) | 端子保持機構 | |
TWI396336B (zh) | 連接器 | |
US7510411B2 (en) | Electrical connector | |
JP3706996B2 (ja) | 雌雄同体コネクタ | |
JP2007335281A (ja) | 電子部品取付用ソケット | |
JP5635390B2 (ja) | 抜け防止コネクタ | |
TWI704732B (zh) | 電連接器基座以及電連接器 | |
US7160152B2 (en) | Electrical connector having a metal housing | |
US7798818B2 (en) | Electrical connector with improved housing |