JP2005025894A - Avデータ再生方法、avデータ記録方法、及び、avデータ記録媒体 - Google Patents

Avデータ再生方法、avデータ記録方法、及び、avデータ記録媒体 Download PDF

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勝志 大泉
Eiji Kitsuke
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Abstract

【課題】AVデータの高速再生や高速逆再生中に、ユーザが所望の場面を検知して再生指示した場合、所望の場面の視聴開始位置として適当な位置から正確に再生する。
【解決手段】AVデータ101の高速再生状態で、ユーザが再生を所望するAVデータ115を位置Xで検知して再生指示した際、再生指示位置110よりもAVデータ101の時間軸上で先頭に近い位置で、かつ、視聴開始に適当な区切り位置101dから再生を行なう。一方、AVデータ101の高速逆再生状態の場合は、再生指示位置110よりもAVデータ101の時間軸上で先頭に遠いか又は近い位置で、かつ、視聴開始に適当な区切り位置101e又は101dから再生を行なう。該区切り位置として、AVデータ101に予め記録されている特定の位置、AVデータ101の映像又は音声又は字幕の各データをもとに抽出した位置のいずれか1乃至複数を用いる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、AVデータ再生方法、AVデータ記録方法、及び、AVデータ記録媒体に関し、特に、映像データや音声データなどから構成されるAVデータを記録・再生するAVデータ記録・再生方法として、AVデータの高速再生状態又は高速逆再生状態から再生状態への切り替えに関わるAVデータ再生方法、AVデータ記録方法、及び、AVデータ記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、DVDプレーヤなどAVデータを簡単に再生できるプレーヤが普及している。ユーザは、記録、再生、高速再生や高速逆再生などの操作を操作ボタンなどにより行なって、DVDに記録・再生するAVデータを自由に視聴することができる。
【0003】
AVデータの再生位置を検出する方法として、例えば、DVDに記録されているAVデータの内容を確認しながら、再生位置を検出する場合について考える。この場合、ユーザは、DVDの高速再生や高速逆再生の操作を行ない、再生したい位置に差し掛かったとき、再生指示の操作を行なう方法が考えられる。
しかしながら、かくのごとき操作をユーザが行なって、再生の指示がなされた時点におけるAVデータの再生指示位置が、必ずしもユーザが再生したい所望の再生位置となるとは限らない。例えば、ユーザが再生したい所望の再生位置を検索するために高速再生を行ない、ユーザが再生したい所望の位置を発見し、再生指示を行なった時点では既にユーザが所望する再生位置を過ぎてしまうことが考えられる。かくのごとき課題を解決するために、ユーザにより再生の指示がなされた時点におけるAVデータの再生位置から数秒前の再生位置まで戻って再生するという対応策が容易に想像できる。
【0004】
しかし、前述のような再生方法では、再生を開始する位置は必ずしも視聴を開始しやすい再生位置になるとは限らない。例えば、音声の単語の途中で再生が始まる場合が生じる。かかる課題に対して、特許文献1に示す特開平9−50294号公報「情報出力装置」のように、音声データを意味の判別できる情報、例えばテキスト形式で持ち、該テキスト情報を用いて再生を行なう方法であれば、該テキスト情報から適切な再生開始位置を抽出し、音声の単語の途中から再生が始まることを防止することが出来る。しかしながら、DVDなどのAVデータには音声データの意味を判別する情報は含まれない。そこで、特許文献2に示す特開平8−9039号公報「早送り巻き戻し機能付き音声再生装置」では、高速再生状態から再生状態に切り替える指示を受けると、無音区間などを利用して、言葉の切れ目を検出するまで高速再生状態を継続し、言葉の切れ目に差し掛かった時点で再生状態に切り替える方法が提案されている。しかしながら、上記方式では所望の再生位置を行き過ぎてしまう課題を解決していない。
【特許文献1】
特開平9−50294号公報
【特許文献2】
特開平8−9039号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のごとく、従来の技術においては、高速再生状態又は高速逆再生状態から再生状態に切り替える場合、再生情報を視聴し始める位置として適当である位置から再生を開始することができないという問題を有している。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、高速再生状態又は高速逆再生状態から再生状態に切り替える場合、再生情報を視聴し始める位置として適当である特定の区切り位置から再生を開始させることを可能とすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の技術手段は、記録媒体に記録されたAVデータを再生するAVデータ再生方法において、前記AVデータの高速再生状態から再生状態へ切り替える指示を行なう場合に、前記AVデータの再生時間軸上で、前記指示がなされた時点での再生指示位置よりも先頭に近い位置にあって、かつ、再生情報を視聴し始める位置として適当である特定の区切り位置から開始させるAVデータ再生方法とすることを特徴とする。
【0007】
第2の技術手段は、記録媒体に記録されたAVデータを再生するAVデータ再生方法において、前記AVデータの高速逆再生状態から再生状態へ切り替える指示を行なう場合に、前記AVデータの再生時間軸上で、前記指示がなされた時点での再生指示位置よりも先頭に遠い位置あるいは先頭に近い位置にあって、かつ、再生情報を視聴し始める位置として適当である特定の区切り位置から再生を開始させるAVデータ再生方法とすることを特徴とする。
【0008】
第3の技術手段は、前記第2の技術手段に記載のAVデータ再生方法において、前記再生を開始させる位置として、前記AVデータの再生時間軸上で、前記指示がなされた時点での再生指示位置よりも先頭に近い位置とするか、あるいは、先頭に遠い位置とするかを選択して指定することができるAVデータ再生方法とすることを特徴とする。
【0009】
第4の技術手段は、前記第1乃至第3の技術手段のいずれかに記載のAVデータ再生方法において、前記特定の区切り位置は、前記AVデータに予め記録されているAVデータ再生方法とすることを特徴とする。
【0010】
第5の技術手段は、前記第1乃至第3の技術手段のいずれかに記載のAVデータ再生方法において、前記特定の区切り位置は、前記AVデータを構成する映像データをもとに抽出される位置であるAVデータ再生方法とすることを特徴とする。
【0011】
第6の技術手段は、前記第1乃至第3の技術手段のいずれかに記載のAVデータ再生方法において、前記特定の区切り位置は、前記AVデータを構成する音声データをもとに抽出される位置であるAVデータ再生方法とすることを特徴とする。
【0012】
第7の技術手段は、前記第1乃至第3の技術手段のいずれかに記載のAVデータ再生方法において、前記特定の区切り位置は、前記AVデータを構成する字幕データをもとに抽出される位置であるAVデータ再生方法とすることを特徴とする。
【0013】
第8の技術手段は、前記第4乃至第7の技術手段のいずれかに記載のAVデータ再生方法において、前記特定の区切り位置は、前記予め記録されている特定の位置、前記AVデータを構成する映像データをもとに抽出される位置、前記AVデータを構成する音声データをもとに抽出される位置、前記AVデータを構成する字幕データをもとに抽出される位置、のうち、いずれか1乃至複数種類の位置を組み合わせて用いるAVデータ再生方法とすることを特徴とする。
【0014】
第9の技術手段は、AVデータを記録する記録媒体に記録するAVデータ記録方法において、再生情報を視聴し始める位置として適当である特定の区切り位置を、前記記録媒体に記録するAVデータ記録方法とすることを特徴とする。
【0015】
第10の技術手段は、AVデータを記録するAVデータ記録媒体において、再生情報を視聴し始める位置として適当である特定の区切り位置を記録しているAVデータ記録媒体とすることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るAVデータ再生方法、AVデータ記録方法、及び、AVデータ記録媒体の実施例について図面を用いて説明する。
<実施例1>
まず、本発明に係るAVデータ再生方法、AVデータ記録方法、及び、AVデータ記録媒体に関する実施例1として、高速再生状態から再生状態に切り替える指示を行なうことにより所望の再生位置から再生を開始させる一例を図1、図2及び図3を用いて説明する。実施例1では、本発明に係るAVデータ再生方法をAVデータ再生装置に適用した場合を例にとって説明する。
ここに、図1は、本発明に係るAVデータ再生方法に基づいてAVデータを再生する動作の一例を説明するためのフローチャートであり、図2は、本発明に係るAVデータを再生する動作の一例を説明するための模式図である。図3は、後述するAVデータの区切り位置を示す情報の一例として、再生情報を視聴し始める位置として適当であるAVデータの特定の区切り位置を登録している管理テーブルの一例を示すテーブル構成図である。
【0017】
図2に示す模式図を用いて、AVデータ101のデータ構造をまず説明する。ここで、AVデータ101は、例えば、映画コンテンツのように、映像データ、音声データ、字幕データなどから構成されており、特定の再生開始位置に区切り位置101a,区切り位置101b,…,区切り位置101gと複数の区間で区切り位置が定義されている。区切り位置とは、該区切り位置から再生しても、違和感無くAVデータの視聴が可能な再生開始位置のことである。ただし、前記区切り位置とは、データとして明示されているものとは限らず、計算によって抽出されるものでも良い。ここで、時間軸によって示しているように、AVデータ101は、時間軸上の先の方向に向かって、AVデータ111,AVデータ112,…,AVデータ117と順次再生されるものであり、高速再生状態にある場合も、かかる再生順序に従って、高速に再生されていく。
【0018】
ユーザがAVデータ101の途中から視聴したい場合、再生指示が送られた時点での再生指示位置よりも時間軸上で、先頭に近い方向にあるいずれかの区切り位置から再生すれば、区切りが良くない途中の場面から再生されてしまうようなことがない。即ち、高速再生状態あるいは高速逆再生状態から再生状態に切り替える操作を行なう場合、かかる区切り位置101a,101b,…,101gを、AVデータ101の途中から再生開始する際の再生開始位置として有効に利用することが望ましい。
【0019】
次に、各区切り位置を、AVデータ101の管理情報の一つとして予め記録しておく一例について、図3を用いて説明する。即ち、AVデータ101のコンテンツ作成者は、当該AVデータ101を作成する際に、例えば、当該AVデータ101を管理する管理情報の一つとして、図3の管理テーブル11に示すように、再生情報を視聴し始める位置として適当である各特定の区切り位置を記録することとする。なお、かかる区切り位置に関する情報は、独立したファイルとして記録されても良いし、当該AVデータの一部として記録されても良い。
【0020】
図3に示す管理テーブル11の例では、各区切り位置を、当該AVデータ101の先頭からの相対的な時刻情報として登録している例を示しており、当該AVデータ101の途中から再生開始する際の再生開始位置として利用することができる。
【0021】
なお、管理テーブル11に登録する区切り位置を示す情報としては、図3に示すような当該AVデータ101の先頭からの相対的な時刻情報のみに限定されるものではない。例えば、AVデータ101が記録されているAVデータ記録媒体10内の記録位置情報などであっても良く、AVデータ101の各区切り位置が特定可能な情報であれば、いかなる情報を用いても良い。また、AVデータがチャプターなどの単位を保持している場合は、このチャプターの単位を区切り位置に用いても良い。
【0022】
また、管理テーブル11の格納場所は、当該AVデータ101が記録されているAVデータ記録媒体に限るものではなく、別個のAVデータ記録媒体であっても良いし、当該AVデータ101が記録されているAVデータ記録媒体10を装着して当該AVデータを再生しようとするAVデータ再生装置に対して、他のAVデータ処理装置などから転送させて用いるような形態であっても良い。
【0023】
また、図2に示す模式図において、白逆三角(▽)マークによって示している再生指示位置110とは、ユーザが、かかるAVデータを高速再生している状態において、再生状態への切り替えを指示し、AVデータ再生装置がその指示を受けた時点の位置を示している。即ち、図2に示す模式図において、ユーザが高速再生状態で所望の再生場面を検索し、所望の再生場面を位置Xで見つけ、再生状態への切り替え指示を送った後、AVデータ再生装置がその指示を受けた時点での位置を示している。
【0024】
ここで、再生指示位置110の位置において再生指示がなされた場合、再生指示位置110の位置から直ちに再生させずに、再生指示がなされた再生指示位置110よりも、AVデータ101の時間軸上で先頭に近い方向(即ち、図2の左方向)であって、かつ、再生指示位置110に最も近い位置にある区切り位置(図2の場合、区切り位置101d)まで再生位置を移動して、当該区切り位置(図2の場合、区切り位置101d)を再生開始位置として、AVデータ101の順方向の再生を開始させることにより、再生を所望する位置(位置X)よりも時間軸上で先頭に近い方向にある適切な視聴開始位置に自動的に移動することが可能となる。かくのごとく、各区切り位置101a,101b,…,101gは、AVデータ101の途中から再生開始する際の再生開始位置として利用される。
【0025】
ただし、前述の説明では、視聴開始位置を再生指示位置110に最も近い区切り位置101dとしたが、視聴性を考慮して定めたある程度の時間分、再生指示位置110から離れた区切り位置であっても良い。また、高速再生の倍速に応じて、前記ある程度の時間の値を変えるようにしても良い。さらに、前述の説明では、時間軸上で再生指示位置110よりも先頭に近い方向にある区切り位置から再生する場合を説明したが、これに限定されるものでなく、時間軸上で再生指示位置110よりも先頭に遠い方向にある区切り位置から再生を開始しても良い。
【0026】
次に、図1に示すフローチャートを用いて、図2の模式図に示す状態を例にとって、高速再生状態から順方向に再生動作を開始させるまでの動作について、更に詳細に説明する。
なお、図1に示すフローチャートにおいては、高速再生状態から順方向の再生状態に切り替える動作について記載している。
図1のフローチャートは、AVデータを高速再生することによってユーザが所望の再生位置を検索している状態から始まる(ステップS101)。
【0027】
AVデータ101の高速再生動作中に、ユーザから何らかの指示がなされたか否かを判定し(ステップS102)、何らの指示もなされていない場合(ステップS102のNO)、高速再生動作を継続する。一方、ユーザから何らかの指示がなされていると判定された場合(ステップS102のYES)、ユーザからの指示が再生指示であるか否かを判定する(ステップS103)。ユーザからの指示が再生指示以外であった場合(ステップS103のNO)、ユーザから指示されている再生以外の所定の処理、例えば、ユーザから一時停止がなされていた場合には、AVデータ101の高速再生動作を一時停止する処理を行ない(ステップS106)、本高速再生動作を終了する。
【0028】
また、ステップS103において、ユーザからの指示が再生指示であったと判定された場合(ステップS103のYES)、ユーザから再生の指示がなされたAVデータ101上の位置、即ち、図2に示す再生指示位置110を基準にAVデータ101の再生時間軸上の先頭に近い方向(即ち、図2の左方向)であって、かつ、再生指示位置110に最も近い区切り位置(図2の場合、区切り位置101d)まで移動した後(ステップS104)、再生動作を開始させる(ステップS105)。このとき、区切り位置は時間軸上で所望の場面を検出した位置Xよりも先頭に近い方向であることが望ましい。
【0029】
ただし、図1に関する前述した説明では、再生指示位置に最も近い区切り位置(図2の場合、区切り位置101d)としたが、視聴性を考慮して定めたある程度の時間分、再生指示位置110から離れた区切り位置であっても良い。また、高速再生の倍速に応じて、前記ある程度の時間の値を変えるようにしても良い。さらに、前述の説明では、時間軸上で再生指示位置よりも先頭に近い方向にある区切り位置から再生する場合を説明したが、これに限定されるものでなく、時間軸上で再生指示位置よりも先頭に遠い方向にある区切り位置から再生を開始しても良い。
【0030】
以上のごとく、AVデータ101を高速再生状態から再生状態に切り替える場合に、たとえユーザの再生指示が遅れてしまった場合であっても、場面の途中からの不自然な再生をさせることがなく、AVデータ101の作成者が予め設定していた区切り位置まで移動して、AVデータ101のコンテンツとして区切りの良い位置から確実に再生させることができる。
【0031】
<実施例2>
以上の実施例1は、AVデータの高速再生状態から再生状態に切り替える場合のAVデータ再生動作について説明したが、次に、本発明に係るAVデータ再生方法、AVデータ記録方法、及び、AVデータ記録媒体に関する実施例2として、高速逆再生状態から再生状態に切り替える場合について、図4を用いて説明する。ここに、図4は、本発明に係るAVデータを再生する動作の図2とは異なる例を説明するための模式図であり、高速逆再生状態から再生状態に切り替える動作について説明している。
【0032】
図4の模式図に示すAVデータ301の構成は、図2に示すAVデータ101の構成と同様に、特定の再生開始位置に区切り位置301a,区切り位置301b,…,区切り位置301gと複数の区間で区切り位置が定義されている。各区切り位置の構成単位は、図2に示すAVデータ101の場合と同じ程度のサイズとされている場合を示している。また、図2に示した場合と同様に、時間軸によって示しているように、AVデータ301は、時間軸上の先の方向に向かって、AVデータ311,AVデータ312,…,AVデータ317と順次再生されるものであり、高速再生状態にある場合も、かかる再生順序に従って、高速に再生されていく。逆に、高速逆再生状態にある場合は、かかる再生順序とは逆方向即ち図4の左方向にAVデータ317,AVデータ316,…,AVデータ311と順次高速逆再生が行なわれる。
【0033】
また、図4に示す模式図において、白逆三角(▽)マークによって示している再生指示位置310は、ユーザが、かかるAVデータを高速逆再生している状態において、再生状態への切り替えを指示し、AVデータ再生装置がその指示を受けた時点の位置を示している。即ち、図4に示す模式図において、ユーザが高速逆再生状態で所望の再生場面を検索し、所望の再生場面を位置Xで見つけ、再生状態への切り替え指示を送った後、AVデータ再生装置がその指示を受けた時点での位置を示している。
【0034】
ここで、再生指示位置310の位置において再生指示がなされた場合、図2に示した高速再生状態から再生状態に切り替える場合と全く同様に、再生指示位置310の位置から直ちに再生させずに、再生指示がなされた再生指示位置310よりも、AVデータ301の時間軸上で先頭に近い位置(即ち、図4の左方向)であって、かつ、再生指示位置310に最も近い位置にある区切り位置(図4の場合、区切り位置301d)まで再生位置を移動して、当該区切り位置(図4の場合、区切り位置301d)を再生開始位置として、AVデータ301の順方向の再生を開始させることにより、再生を所望する位置(位置X)よりも時間軸上で先頭に近い方向にある適切な視聴開始位置に自動的に移動することが可能となる。かくのごとく、各区切り位置301a,301b,…,301gは、AVデータ301の途中から再生開始する際の再生開始位置として利用される。
【0035】
ただし、前述の説明では、視聴開始位置を再生指示位置310に最も近い区切り位置301dとしたが、視聴性を考慮して定めたある程度の時間分、再生指示位置310から離れた区切り位置であっても良い。また、高速逆再生の倍速に応じて、前記ある程度の時間の値を変えるようにしても良い。さらに、前述の説明では、時間軸上で再生指示位置310よりも先頭に近い方向にある区切り位置から再生する場合を説明したが、これに限定されるものでなく、時間軸上で再生指示位置310よりも先頭に遠い方向にある区切り位置から再生を開始しても良い。
【0036】
以上のごとく、AVデータ301を高速逆再生状態から再生状態に切り替える場合に、たとえユーザの再生指示が遅れてしまった場合であっても、場面の途中からの不自然な再生をさせることがなく、AVデータ301の作成者が予め設定していた区切り位置まで移動して、AVデータ301のコンテンツとして区切りの良い位置から確実に再生させることができる。
【0037】
<実施例3>
以上の実施例1及び実施例2において、再生開始位置として利用される区切り位置としては、前述したように、図3に示すような管理テーブル11の管理情報(即ち、各シーンの相対的な開始時刻や開始位置など)を用いるか、あるいは、図2及び図4に示したように、予め記録されている特定の位置を用いる場合について説明したが、本発明に係るAVデータ再生方法、AVデータ記録方法、及び、AVデータ記録媒体は、かかる場合のみに限るものではない。
例えば、AVデータを構成する映像データをもとに抽出された位置を用いても良い。即ち、かかる映像データをもとに抽出される位置の一例として、映像データのシーンチェンジなどを検出して、区切り位置としても良い。シーンチェンジの位置を検出する方法は、映像データの輝度レベルの変化量など、デジタルデータの場合には動きベクトルの変化量などをもとにする方法があり、これらの方法を用いることができる。
【0038】
以上のごとく、映像データをもとに抽出された位置を区切り位置として用いることにより、特定の記号を予め付与して記録させたり、あるいは、管理テーブルを予め作成して記録したりすることが不要となると共に、例えば、映像データが不連続となるシーンチェンジの直前から再生されるようなこともなく、ユーザの視聴性が向上する。
【0039】
<実施例4>
前述の実施例3においては、再生開始位置として利用される区切り位置として、AVデータを構成する映像データをもとに抽出された位置を用いる場合を示したが、実施例3の変形として、AVデータを構成する音声データをもとに抽出された位置を用いることとしても良い。
かかる音声データをもとに抽出される位置の一例として、前記特許文献2に示すように、例えば0.1秒以上の一定時間の間無音状態が継続する位置や、意味のない単語が存在する位置を区切り位置として利用しても良い。また、AVデータの登場人物あるいはキャラクターの音声を認識して区切り位置としても良い。BGMのように、或るシーンが継続する経過時間の間、継続して出力されている音声データを検出し、該音声データの開始時刻と終了時刻とを区切り位置として利用するようにしても良い。
【0040】
以上のごとく、音声データから抽出した情報を区切り位置として用いることにより、特定の記号を予め付与して記録させたり、あるいは、管理テーブルを予め作成して記録したりすることが不要となると共に、例えば、BGMの終了する直前から再生されるようなこともなく、ユーザの視聴性が向上する。
【0041】
<実施例5>
前述の実施例3,4においては、再生開始位置として利用される区切り位置として、AVデータを構成する映像データや音声データをもとに抽出された位置を用いる場合を示したが、実施例3,4の変形として、場合によっては、AVデータを構成する字幕データをもとに抽出された位置を用いることとしても良い。
かかる字幕データをもとに抽出される位置の一例として、字幕データの画面切り替えのタイミング位置を検出し、該位置を区切り位置として利用するようにしても良い。
【0042】
以上のごとく、字幕データをもとに抽出された情報を区切り位置として用いることにより、特定の記号を予め付与して記録させたり、あるいは、管理テーブルを予め作成して記録したりすることが不要となると共に、例えば、字幕と映像データや音声データとの同期が得られ、ユーザの視聴性が向上する。
【0043】
<実施例6>
前述した各実施例においては、1個のAVデータに対して、再生開始位置として利用される区切り位置の種類として、区切り位置を示す管理情報を登録している管理テーブルを用いる場合、AVデータに予め記録されている特定の位置を用いる場合、AVデータを構成する映像データをもとに抽出された位置を用いる場合、AVデータを構成する音声データをもとに抽出された位置を用いる場合、AVデータを構成する字幕データをもとに抽出される位置を用いる場合、のうちいずれか1種類の位置を用いている場合を示したが、本発明に係るAVデータ再生方法、AVデータ記録方法、及び、AVデータ記録媒体は、かかる場合に限定されるものではない。
【0044】
即ち、前述したような複数種類の区切り位置のうち、いずれか1乃至複数種類の区切り位置を1個のAVデータに対して用いるようにしても良い。
かかる1乃至複数種類の区切り位置の組み合わせの一例として、映像データをもとに抽出された区切り位置と音声データをもとに抽出された区切り位置との組み合わせを用いるようにしても良い。
【0045】
以上のごとく、1個のAVデータに対して1乃至複数種類の区切り位置の組み合わせを用いることにより、再生開始位置として利用される区切り位置をより多く規定することが可能となり、例えば、映像データをもとに抽出された区切り位置と音声データをもとに抽出された区切り位置との組み合わせを区切り位置として利用すれば、再生開始位置の単位をより小さく刻むことが可能であり、再生単位の精度を向上させることができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、AVデータを高速再生状態から再生状態に切り替える場合に、ユーザの再生指示が遅れた場合であっても、場面の途中からの不自然な再生をさせることがなく、ユーザが再生を所望する位置から、あるいは、AVデータの作成者が設定したコンテンツの区切りの良い位置から再生させることができる。
【0047】
本発明によれば、AVデータを高速逆再生状態から再生状態に切り替える場合に、ユーザの再生指示が遅れた場合であっても、場面の途中からの不自然な再生をさせることがなく、ユーザが再生を所望する位置から、あるいは、AVデータの作成者が設定したコンテンツの区切りの良い位置から再生させることができる。
【0048】
本発明によれば、AVデータを構成する映像データをもとに再生開始位置を抽出可能であり、例えば、シーンチェンジの直前から再生されることがなくなるなどユーザの視聴性を向上させることができる。
【0049】
本発明によれば、AVデータを構成する音声データをもとに再生開始位置を抽出可能であり、例えば、BGMの終了する直前から再生されることがなくなるなどユーザの視聴性を向上させることができる。
【0050】
本発明によれば、AVデータを構成する字幕データをもとに再生開始位置を抽出可能であり、字幕と映像データや音声データとの同期が得られ、ユーザの視聴性を向上させることができる。
【0051】
本発明によれば、1個のAVデータに対して1乃至複数種類の区切り位置の組み合わせを再生開始位置として用いることが可能であり、再生開始位置の単位をより小さく刻むことができるので、再生単位の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るAVデータ再生方法に基づいてAVデータを再生する動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【図2】本発明に係るAVデータ記録方法によりAVデータ記録媒体に記録されているAVデータを再生する動作の一例を説明するための模式図である。
【図3】再生情報を視聴し始める位置として適当であるAVデータの特定の区切り位置を登録している管理テーブルの一例を示すテーブル構成図である。
【図4】本発明に係るAVデータ記録方法によりAVデータ記録媒体に記録されているAVデータを再生する動作の図2とは異なる例を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10…AVデータ記録媒体、11…管理テーブル、101…AVデータ、101a,101b,〜,101g…区切り位置、110…再生指示位置、111,112,〜,117…AVデータ、301…AVデータ、301a,301b,〜,301g…区切り位置、310…再生指示位置、311,312,〜,317…AVデータ。

Claims (10)

  1. 記録媒体に記録されたAVデータを再生するAVデータ再生方法において、前記AVデータの高速再生状態から再生状態へ切り替える指示を行なう場合に、前記AVデータの再生時間軸上で、前記指示がなされた時点での再生指示位置よりも先頭に近い位置にあって、かつ、再生情報を視聴し始める位置として適当である特定の区切り位置から開始させることを特徴とするAVデータ再生方法。
  2. 記録媒体に記録されたAVデータを再生するAVデータ再生方法において、前記AVデータの高速逆再生状態から再生状態へ切り替える指示を行なう場合に、前記AVデータの再生時間軸上で、前記指示がなされた時点での再生指示位置よりも先頭に遠い位置あるいは先頭に近い位置にあって、かつ、再生情報を視聴し始める位置として適当である特定の区切り位置から再生を開始させることを特徴とするAVデータ再生方法。
  3. 請求項2に記載のAVデータ再生方法において、前記再生を開始させる位置として、前記AVデータの再生時間軸上で、前記指示がなされた時点での再生指示位置よりも先頭に近い位置とするか、あるいは、先頭に遠い位置とするかを選択して指定することができることを特徴とするAVデータ再生方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のAVデータ再生方法において、前記特定の区切り位置は、前記AVデータに予め記録されていることを特徴とするAVデータ再生方法。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載のAVデータ再生方法において、前記特定の区切り位置は、前記AVデータを構成する映像データをもとに抽出される位置であることを特徴とするAVデータ再生方法。
  6. 請求項1乃至3のいずれかに記載のAVデータ再生方法において、前記特定の区切り位置は、前記AVデータを構成する音声データをもとに抽出される位置であることを特徴とするAVデータ再生方法。
  7. 請求項1乃至3のいずれかに記載のAVデータ再生方法において、前記特定の区切り位置は、前記AVデータを構成する字幕データをもとに抽出される位置であることを特徴とするAVデータ再生方法。
  8. 請求項4乃至7のいずれかに記載のAVデータ再生方法において、前記特定の区切り位置は、前記予め記録されている特定の位置、前記AVデータを構成する映像データをもとに抽出される位置、前記AVデータを構成する音声データをもとに抽出される位置、前記AVデータを構成する字幕データをもとに抽出される位置、のうち、いずれか1乃至複数種類の位置を組み合わせて用いることを特徴とするAVデータ再生方法。
  9. AVデータを記録する記録媒体に記録するAVデータ記録方法において、再生情報を視聴し始める位置として適当である特定の区切り位置を、前記記録媒体に記録することを特徴とするAVデータ記録方法。
  10. AVデータを記録するAVデータ記録媒体において、再生情報を視聴し始める位置として適当である特定の区切り位置を記録していることを特徴とするAVデータ記録媒体。
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