JP2005025587A - 半導体集積回路および半導体集積回路におけるバースト転送方法 - Google Patents

半導体集積回路および半導体集積回路におけるバースト転送方法 Download PDF

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Takaaki Matsubayashi
貴明 松林
Akimitsu Shimamura
秋光 島村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】半導体集積回路におけるバースト転送方法において、データバス以外のバスにデータを載せて転送していなかったため、データバスのバス幅以上のデータを転送することができず、さらなる高速バースト転送が望まれていた。
【解決手段】複数のマスター側IP20と、スレーブ側IP10とアービタ30がデータバス41、アドレスバス42およびコントロールバス43を介して接続され、マスター側IP20とスレーブ側IP10のそれぞれがデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリ12,13,14,22,23,24とメモリコントローラ11,21とを有し、メモリコントローラ11,21は、マスター側IP20とスレーブ側IP10との間のデータのバースト転送時に、データバス41とともにアドレスバス42とコントロールバス43とを用いてバースト開始アドレスとデータをバースト転送する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のマスター側IPとスレーブ側IPとがデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスを介して接続され、アービタでバス調停を行うように構成された半導体集積回路、および、その半導体集積回路におけるバースト転送方法に関する(IP:Intellectual Property;機能ブロック、モジュール)。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術において、複数のIP間でバスを介したデータ転送を行うとき、データバスはデータのみを転送し、アドレスバスはアドレスのみを伝送し、コントロールバスはコントロール信号のみを伝送していた(例えば、特許文献1参照)。図11はその様子を示す。アドレスバスでアドレスA11〜A14を送るとともに、データバスでデータD11〜D14を送っている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−16454号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
バスを用いてデータ転送を行うとき、データ転送はもっぱらデータバスで行われ、アドレスバスとコントロールバスでデータ転送されることはない。したがって、データのバースト転送時の帯域幅には自ずと限界があり(時間T0が長い)、高速化することが望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は次のような手段を講じる。
【0006】
第1の解決手段として、本発明による半導体集積回路におけるバースト転送方法は、バスに接続されたマスター側IPとスレーブ側IPのそれぞれにデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリを有し、それらメモリを使用してデータをバースト転送するバス構成において、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記データバスとともに前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いてバースト開始アドレスとデータをバースト転送することを特徴とする。
【0007】
また、本発明による半導体集積回路は、複数のマスター側IPと、スレーブ側IPと、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとを接続するデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスと、前記バスの調停を行うアービタとを備えた半導体集積回路において、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPのそれぞれが前記データバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリとメモリコントローラとを有している。そして、前記各メモリコントローラは、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記データバスとともに前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いてバースト開始アドレスとデータをバースト転送するように構成されている。
【0008】
上記構成の第1の解決手段によれば、データの転送をデータバスだけで行うのではなく、データバスとともにアドレスバスとコントロールバスとを利用して、バス幅を拡張した状態でデータ転送を行うので、単位時間当たりのデータ転送量を増大させることができ、バースト転送を高速化する。
【0009】
第2の解決手段として、本発明による半導体集積回路におけるバースト転送方法は、バスに接続されたマスター側IPとスレーブ側IPのそれぞれにデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリを有し、それらメモリを使用してデータをバースト転送するバス構成において、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、バースト転送開始アドレスとバースト転送語長を前記マスター側IPと前記スレーブ側IPのメモリコントローラ内にあらかじめ保持しておき、アービタからのバス許可信号を得たときに、前記データバスとともに前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いてデータのみをバースト転送することを特徴とする。
【0010】
また、本発明による半導体集積回路は、複数のマスター側IPと、スレーブ側IPと、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとを接続するデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスと、前記バスの調停を行うアービタとを備えた半導体集積回路において、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPのそれぞれが前記データバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリとメモリコントローラとを有している。そして、前記各メモリコントローラのそれぞれが、データ転送開始前にあらかじめバースト転送開始アドレス、バースト転送語長を書き込んでおくバースト転送開始アドレスレジスタとバースト転送語長レジスタとを有している。さらに、前記各メモリコントローラは、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記バースト転送開始アドレスと前記バースト転送語長をそれぞれ前記各バースト転送開始アドレスレジスタと前記各バースト転送語長レジスタにあらかじめ保持しておき、前記アービタからのバス許可信号を得たときに、前記データバスとともに前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いてデータのみをバースト転送するように構成されている。
【0011】
上記において、データのみをバースト転送するというのは、バースト転送においてバースト開始アドレスは転送しないということである。
【0012】
上記構成の第2の解決手段によれば、データ転送開始前にあらかじめバースト転送開始アドレス、バースト転送語長をそれぞれ各バースト転送開始アドレスレジスタと各バースト転送語長レジスタにあらかじめ保持しておくので、バースト開始アドレスの転送は省略でき、上記第1の解決手段に比べてバースト転送をさらに高速化することができる。
【0013】
第3の解決手段として、本発明による半導体集積回路におけるバースト転送方法は、バスに接続されたマスター側IPとスレーブ側IPのそれぞれにデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリを有し、それらメモリを使用してデータをバースト転送するバス構成において、前記マスター側IPおよび前記スレーブ側IPのそれぞれをバースト転送用にあらかじめ決まったメモリ空間を割り当てられたバースト転送専用マスター側IPおよびバースト転送専用スレーブ側IPにし、前記バースト転送専用マスター側IPと前記バースト転送専用スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記データバスとともに前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いてデータのみをバースト転送することを特徴とする。
【0014】
また、本発明による半導体集積回路は、複数のマスター側IPと、スレーブ側IPと、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとを接続するデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスと、前記バスの調停を行うアービタとを備えた半導体集積回路において、前記マスター側IPおよび前記スレーブ側IPのそれぞれがバースト転送用にあらかじめ決まったメモリ空間を割り当てられたバースト転送専用マスター側IPおよびバースト転送専用スレーブ側IPとして構成されている。さらに、前記バースト転送専用マスター側IPと前記バースト転送専用スレーブ側IPのそれぞれが前記データバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリとメモリコントローラとを有している。そして、前記各メモリコントローラは、前記バースト転送専用マスター側IPと前記バースト転送専用スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記バースト転送用に専用のメモリ空間を利用して、前記データバスとともに前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いてデータのみをバースト転送するように構成されている。
【0015】
上記において、データのみをバースト転送するというのは、バースト転送においてバースト開始アドレスは転送しないということである。
【0016】
第3の解決手段によれば、マスター側IPおよび前記スレーブ側IPのそれぞれを、バースト転送用にあらかじめ決まったメモリ空間を割り当てられたバースト転送専用マスター側IPおよびバースト転送専用スレーブ側IPとするので、バースト開始アドレスの転送は省略でき、上記第1の解決手段に比べて、バースト転送をさらに高速化することができる。また、上記第2の解決手段に比べて、メモリコントローラにバースト転送開始アドレスレジスタとバースト転送語長レジスタを必要としなですみ、半導体集積回路の面積を削減することができる。
【0017】
第4の解決手段として、本発明による半導体集積回路におけるバースト転送方法は、バスに接続されたマスター側IPとスレーブ側IPのそれぞれにデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリを有し、それらメモリを使用してデータをバースト転送するバス構成において、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記アドレスバスによりバースト転送開始アドレスを転送し、前記データバスによりデータのバースト転送を行う一方、前記アドレスバスと前記コントロールバスとを他のマスター側IPと他のスレーブ側IPとの間のデータ転送に開放し、前記他のIP同士がバースト転送を行うことを特徴とする。
【0018】
また、本発明による半導体集積回路は、複数のマスター側IPと、スレーブ側IPと、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとを接続するデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスと、前記バスの調停を行うアービタとを備えた半導体集積回路において、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPのそれぞれが前記データバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリとメモリコントローラとを有している。そして、前記各メモリコントローラは、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記アドレスバスによりバースト転送開始アドレスを転送し、前記データバスによりデータのバースト転送を行う一方、前記アドレスバスと前記コントロールバスとを他のマスター側IPと他のスレーブ側IPとの間のデータ転送に開放し、前記他のIP同士がバースト転送を行うように構成されている。
【0019】
第4の解決手段によれば、バス占有時間が比較的長いデータ転送方法であるバースト転送において、データバスを利用してバースト転送を行っている間に、アドレスバスとコントロールバスとが空いているのであれば、このアドレスバスとコントロールバスを利用して他のIP間のバースト転送を許可することにより、システム上の複数タスクのリアルタイム性や応答性を維持することができる。
【0020】
第5の解決手段として、本発明による半導体集積回路におけるバースト転送方法は、バスに接続されたマスター側IPとスレーブ側IPのそれぞれにデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリを有し、それらメモリを使用してデータをバースト転送するバス構成において、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記アドレスバスを用いてバースト転送開始アドレスを転送し、前記データバスを用いてデータを転送し、前記送出データの誤り訂正符号を生成し、前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いて前記データバスでのデータに並行して前記誤り訂正符号を転送する。一方、前記データ受信側のIPでは受信したデータに基づいて前記同様の方法で誤り訂正符号を生成した上で、前記受信した誤り訂正符号と比較し、同じであれば前記受信したデータをメモリに格納し、前記誤り訂正符号が異なっていて誤り訂正が不可能であればアービタにデータ再送要求を行い、データを再転送することを特徴とする。
【0021】
また、本発明による半導体集積回路は、複数のマスター側IPと、スレーブ側IPと、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとを接続するデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスと、前記バスの調停を行うアービタとを備えた半導体集積回路において、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPのそれぞれが前記データバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリとメモリコントローラとを有している。そして、前記各メモリコントローラのそれぞれが、転送データについての誤り訂正符号を生成する誤り訂正符号生成回路と受信したデータの誤り訂正符号と生成した誤り訂正符号とを比較する誤り訂正符号比較回路とを有している。さらに、前記データ送出側のIPのメモリコントローラは、データのバースト転送時に、前記アドレスバスを用いたバースト転送開始アドレスの転送および前記データバスを用いたデータの転送を行うとともに、前記誤り訂正符号生成回路が前記送出データの誤り訂正符号を生成した上で、前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いて前記データバスでのデータ転送に並行して前記誤り訂正符号を転送する。そして、前記データ受信側のIPのメモリコントローラは、その誤り訂正符号生成回路により前記データバスから受信したデータに基づいて前記同様の方法で誤り訂正符号を生成した上で、受信した誤り訂正符号と比較し、同じであれば前記受信したデータをメモリに格納し、前記誤り訂正符号が異なっていて誤り訂正が不可能であれば前記アービタにデータ再送要求を行うように構成されている。
【0022】
第5の解決手段によれば、データバスを用いてバースト転送を行っているときに、並行して、アドレスバスとコントロールバスとを用いて転送データについての誤り訂正符号を転送し、この誤り訂正符号でバースト転送の成否を判断し、不良の場合は再送要求を行うので、データのバースト転送におけるデータ劣化を防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかわるバースト転送方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下では、データバス、アドレスバス、コントロールバスそれぞれのビット幅として、32ビットデータ幅、24ビットデータ幅、8ビットデータ幅の場合を例に挙げて説明する。
【0024】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるバースト転送方法が搭載された半導体集積回路の構成を示すブロック図である。図1において、10はスレーブ側IP、20はマスター側IP、11,21はメモリコントローラ、12,22は32ビットデータ幅メモリ、13,23は24ビットデータ幅メモリ、14,24は8ビットデータ幅メモリ、30はアービタ、41はデータバス、42はアドレスバス、43はコントロールバス、51は32ビットデータ幅のバースト転送、52は24ビットデータ幅のバースト転送、53は8ビットデータ幅のバースト転送である。図示は省略しているが、マスター側IP20はその複数が各バスに接続されている。
【0025】
データバス41とアドレスバス42とコントロールバス43は、スレーブ側IP10とマスター側IP20とアービタ30との間で各種情報を共有するためのバスであり、これらのバス間の調停をアービタ30が行うようになっている。
【0026】
データバス41は32ビットデータ幅であり、アドレスバス42は24ビットデータ幅であり、コントロールバス43は8ビットデータ幅である。
【0027】
スレーブ側IP10は、メモリコントローラ11と、データバス41のバス幅に対応したビット幅の32ビットデータ幅メモリ12と、アドレスバス42のバス幅に対応したビット幅の24ビットデータ幅メモリ13と、コントロールバス43のバス幅に対応したビット幅の8ビットデータ幅メモリ14を内蔵している。
【0028】
マスター側IP20は、メモリコントローラ21と、データバス41のバス幅に対応したビット幅の32ビットデータ幅メモリ22と、アドレスバス42のバス幅に対応したビット幅の24ビットデータ幅メモリ23と、コントロールバス43のバス幅に対応したビット幅の8ビットデータ幅メモリ24を内蔵している。
【0029】
32ビットデータ幅メモリ12,22はメモリの奇数番地を保持し、合わせて32ビットデータ幅となる24ビットデータ幅メモリ13,23および8ビットデータ幅メモリ14,24はメモリの偶数番地を保持する。
【0030】
32ビットデータ幅メモリ12と32ビットデータ幅メモリ22はデータバス41で接続されている。24ビットデータ幅メモリ13と24ビットデータ幅メモリ23はアドレスバス42で接続されている。8ビットデータ幅メモリ14と8ビットデータ幅メモリ24はコントロールバス43で接続されている。
【0031】
アービタ30は、マスター側IP20からのバス要求信号S11とバースト転送信号S12とバースト転送語長信号S13を受け取ると、優先順位や転送語長、転送方法等の情報に基づいてバスの使用を調停する。
【0032】
アービタ30は、バースト転送のバス使用の許可を与える場合は、マスター側IP20にバス許可信号S14を送り、スレーブ側IP10にバースト転送信号S21とバースト転送語長信号S22を転送するとともに、バス許可信号S23を送信する。これによって、マスター側IP20からスレーブ側IP10に対して、データバス41を用いた32ビットデータ幅のバースト転送51と、アドレスバス42を用いた24ビットデータ幅のバースト転送52と、コントロールバス43を用いた8ビットデータ幅のバースト転送53が行われる。そのデータ転送は高速なものとなる。
【0033】
図2は本実施の形態のバースト転送方法でバースト転送する場合の転送データ列を示す。
【0034】
従来例では、図11に示すように、アドレスA11からA14までのバースト転送を行う場合は、アドレスバスにA11からA14までのアドレスの値が転送され、データバスでバースト開始アドレスA11からA14に対応したデータD11からD14が転送される。このため、時間T0が大きくなっていた。
【0035】
これに対して本実施の形態では、アドレスA11からA14までのバースト転送を行う場合に、アドレスバス42に最初のメモリバースト開始アドレスA11を転送するが、アドレスA12からA14のデータは転送しない。その代わり、データバス41とともに、アドレスバス42およびコントロールバス43を利用してデータ転送を行う。アドレスバス42の24ビットデータ幅とコントロールバス43の8ビットデータ幅とを合わせると、データバス41と同じ32ビットデータ幅となる。データバス41でデータD11とデータD13を転送し、2つ合わせて32ビットデータ幅となるコントロールバス43とアドレスバス42とでデータD12とデータD14を転送する。
【0036】
最初のバースト開始アドレスA11の転送開始から最後のデータD14の転送終了までに要する時間T1は、従来技術の場合の時間T0よりも短くなる。
【0037】
このようなバースト転送を行うことによって、単位時間当たりのデータ転送量を増やし、バースト転送自体の時間も短縮することができる。
【0038】
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2におけるバースト転送方法が搭載された半導体集積回路の構成を示すブロック図である。図3において、実施の形態1の図1におけるのと同じ符号は同一構成要素を指しているので、詳しい説明は省略する。本実施の形態に特有の構成は、次のとおりである。
【0039】
スレーブ側IP10aにおけるメモリコントローラ11には、2重化したバースト転送開始アドレスレジスタ15と2重化したバースト転送語長レジスタ16とが内蔵されている。
【0040】
マスター側IP20aにおけるメモリコントローラ21には、2重化したバースト転送開始アドレスレジスタ25と2重化したバースト転送語長レジスタ26とが内蔵されている。
【0041】
その他の構成については、実施の形態1と同様である。
【0042】
アービタ30は、マスター側IP20aからのバス要求信号S11とバースト転送信号S12とバースト転送語長信号S13を受け取ると、優先順位や転送語長、転送方法等の情報に基づいてバスの使用を調停する。
【0043】
アービタ30がバースト転送のバス使用許可を与える前に、アービタ30やCPU等から、スレーブ側IP10aのメモリコントローラ11内のバースト転送開始アドレスレジスタ15とバースト転送語長レジスタ16と、マスター側IP20aのメモリコントローラ21内のバースト転送開始アドレスレジスタ25とバースト転送語長レジスタ26とに対して、それぞれ所要のデータをあらかじめ書き込んでおく。
【0044】
アービタ30は、バースト転送のバス使用の許可を与える場合は、マスター側IP20aにバス許可信号S14を送り、スレーブ側IP10aにバス許可信号S23を送信する。これによって、マスター側IP20aからスレーブ側IP10aに対して、データバス41を用いた32ビットデータ幅のバースト転送51と、アドレスバス42を用いた24ビットデータ幅のバースト転送52と、コントロールバス43を用いた8ビットデータ幅のバースト転送53が行われる。そのデータ転送は高速なものとなる。
【0045】
ここで、連続的なバースト転送を行うために、スレーブ側IP10aのバースト転送開始アドレスレジスタ15とマスター側IP20aのバースト転送開始アドレスレジスタ25とは常に同じ内容を保持し、また、スレーブ側IP10aのバースト転送語長レジスタ16とマスター側IP20aのバースト転送語長レジスタ26とは常に同じ内容を保持する。これらのレジスタは表と裏で2重化されているので、表がバースト転送中に裏のレジスタにデータをセットし、裏がバースト転送中には、表のレジスタにデータをセットしておく。これにより、バースト転送を連続的に行うことができる。
【0046】
図4は本実施の形態のバースト転送方法でバースト転送する場合の転送データ列を示す。
【0047】
本実施の形態では、図11の場合のアドレスA11からA14までのバースト転送を行う場合に、バースト転送を開始する前に、バースト転送開始アドレスレジスタ15とバースト転送語長レジスタ16、および、バースト転送開始アドレスレジスタ25とバースト転送語長レジスタ26に、それぞれバースト転送に必要なデータを保持しておく。したがって、バースト転送開始時に最初のメモリバースト開始アドレスA11を転送する必要はない。32ビットデータ幅のデータバス41でデータD11とデータD13を転送し、2つ合わせて32ビットデータ幅となるコントロールバス43とアドレスバス42とでデータD12とデータD14を転送する。
【0048】
そして、データD21からD24までのデータを転送する際に、あらかじめ、データD11からD14を転送している間に、2重化したバースト転送開始アドレスレジスタ15,25と2重化したバースト転送語長レジスタ16,26に対して交互に書き込みを行う。これによって、データD11からD24までを、切れ目なくバースト転送することができる。
【0049】
最初のデータD11の転送開始から最後のデータD14の転送終了までに要する時間T2は、バースト開始アドレスA11の転送を要しないので、実施の形態1の場合の時間T1に比べてさらに短くなる。
【0050】
このようなバースト転送を行うことによって、単位時間当たりのデータ転送量を増やし、バースト転送自体の時間も短縮することができる。
【0051】
(実施の形態3)
図5は本発明の実施の形態3におけるバースト転送方法が搭載された半導体集積回路の構成を示すブロック図である。図5において、実施の形態1の図1におけるのと同じ符号は同一構成要素を指しているので、詳しい説明は省略する。本実施の形態に特有の構成は、次のとおりである。
【0052】
スレーブ側IP10に代えて、バースト転送用にあらかじめ決まったメモリ空間を割り当てられたバースト転送専用スレーブ側IP10Aを備え、マスター側IP20に代えて、バースト転送用にあらかじめ決まったメモリ空間を割り当てられたバースト転送専用マスター側IP20Aを備えている。
【0053】
実際のシステムにおいて、バースト転送専用スレーブ側IP10Aは、例えばディスプレイデバイスコントローラ等であり、あらかじめ固定的に割り当てられたメモリ空間へのバースト転送を高速に行えるように特化されたIPである。このバースト転送専用スレーブ側IP10Aのメモリコントローラ11においては、バースト転送開始アドレスレジスタとバースト転送語長レジスタは必要でない。
【0054】
また、バースト転送専用マスター側IP20Aは、例えば監視カメラ等のデバイスコントローラであり、あらかじめ固定的に割り当てられたメモリ空間からのバースト転送を高速に行えるように特化されたIPである。
【0055】
本実施の形態においては、バースト転送開始アドレスとバースト転送語長についてのバースト転送に必要なデータは、システム設計時にあらかじめ固定されている。したがって、バースト転送専用マスター側IP20Aのメモリコントローラ21内にはバースト転送開始アドレスレジスタとバースト転送語長レジスタは存在しない。
【0056】
その他の構成については、実施の形態1と同様である。
【0057】
アービタ30は、バースト転送専用マスター側IP20Aからのバス要求信号S11とバースト転送信号S12とバースト転送語長信号S13を受け取ると、優先順位や転送語長、転送方法等の情報に基づいてバスの使用を調停する。
【0058】
バースト転送専用マスター側IP20Aからバースト転送専用スレーブ側IP10Aへバースト転送を行う場合に、アービタ30は、バースト転送専用マスター側IP20Aにバス許可信号S14を送り、バースト転送専用スレーブ側IP10Aにバス許可信号S23を送信する。これによって、バースト転送専用マスター側IP20Aからバースト転送専用スレーブ側IP10Aに対して、データバス41を用いた32ビットデータ幅のバースト転送51と、アドレスバス42を用いた24ビットデータ幅のバースト転送52と、コントロールバス43を用いた8ビットデータ幅のバースト転送53が行われる。そのデータ転送は高速なものとなる。
【0059】
図6は本実施の形態のバースト転送方法でバースト転送する場合の転送データ列を示す。
【0060】
本実施の形態では、図11の場合のアドレスA11からA14までのバースト転送をバースト転送専用マスター側IP20Aからバースト転送専用スレーブ側IP10Aに行う場合に、バースト転送開始時に最初のメモリバースト開始アドレスA11の転送の必要はない。それは、バースト転送開始アドレスとバースト転送語長がシステム設計時に固定されているためである。そこで、データバス41でデータD11とデータD13を転送し、2つ合わせて32ビットデータ幅となるコントロールバス43とアドレスバス42とでデータD12とデータD14を転送する。
【0061】
また、データD21からD24までも、同様にバースト転送する。これによって、データD11からD24までを、切れ目なくバースト転送することができる。
【0062】
最初のデータD11の転送開始から最後のデータD14の転送終了までに要する時間T3は、実施の形態2の場合と同様に、バースト開始アドレスA11の転送を要しないので、実施の形態1の場合の時間T1に比べてさらに短くなる。
【0063】
このようなバースト転送を行うことによって、単位時間当たりのデータ転送量を増やし、バースト転送自体の時間も短縮することができる。
【0064】
そして、上記の実施の形態2と比べると、メモリコントローラにバースト転送開始アドレスレジスタとバースト転送語長レジスタを必要としないことから、半導体集積回路の面積を削減することができる。
【0065】
(実施の形態4)
図7は本発明の実施の形態4におけるバースト転送方法が搭載された半導体集積回路の構成を示すブロック図である。図7において、実施の形態1の図1におけるのと同じ符号は同一構成要素を指しているので、詳しい説明は省略する。本実施の形態に特有の構成は、次のとおりである。
【0066】
スレーブ側IP10とは別にもう1つのスレーブ側IP10′を備えている。また、マスター側IP20とは別にもう1つのマスター側IP20′を備えている。スレーブ側IP10′の構成はスレーブ側IP10と同様であり、マスター側IP20′の構成はマスター側IP20と同様である。
【0067】
その他の構成については、実施の形態1と同様である。
【0068】
アービタ30は、マスター側IP20からのバス要求信号S11とバースト転送信号S12とバースト転送語長信号S13を受け取り、これとほぼ並行して、マスター側IP20′からのバス要求信号S11′とバースト転送信号S12′とバースト転送語長信号S13′を受け取ると、優先順位や転送語長、転送方法等の情報に基づいてバスの使用を調停する。ここでは、マスター側IP20の方がマスター側IP20′より優先順位が高いものとする。
【0069】
アービタ30は、バースト転送のバス使用の許可を与える場合は、マスター側IP20にバス許可信号S14を送り、スレーブ側IP10にバースト転送信号S21とバースト転送語長信号S22を転送するとともに、バス許可信号S23を送信する。これによって、マスター側IP20からスレーブ側IP10に対して、データバス41を用いた32ビットデータ幅のバースト転送61を行い、データ転送が高速に行われる。
【0070】
この場合に、コントロールバス43とアドレスバス42が未使用状態であれば、アービタ30は、マスター側IP20′にバス許可信号S14′を送り、スレーブ側IP10′にバースト転送信号S21′とバースト転送語長信号S22′を転送するとともに、バス許可信号S23′を送信する。これにより、マスター側IP20′からスレーブ側IP10′に対して、アドレスバス42を用いた24ビットデータ幅のバースト転送62と、コントロールバス43を用いた8ビットデータ幅のバースト転送63を行い、バス資源を有効利用しながらデータ転送を高速に実行する。
【0071】
図8は本実施の形態のバースト転送方法でバースト転送する場合の転送データ列を示す。
【0072】
本実施の形態では、マスター側IP20からスレーブ側IP10へ、アドレスA11からA14までのバースト転送を行う場合に、アドレスバス42に最初のメモリバースト開始アドレスA11のみを転送し、データバス41を利用してデータD11〜D14のデータ転送を行う。アドレスバス42へはA12からA14のデータは転送しない。
【0073】
そして、マスター側IP20′とスレーブ側IP10′との間で、2つ合わせて32ビットデータ幅となるコントロールバス43とアドレスバス42とを利用して、アドレスA41からA42までのデータD41とデータD42のバースト転送を行う。
【0074】
このように、バス占有時間が比較的長いデータ転送方法であるバースト転送において、他のIP間のデータ転送を行うことにより、システム上の複数タスクのリアルタイム性や応答性を維持することができる。
【0075】
(実施の形態5)
図9は本発明の実施の形態5におけるバースト転送方法が搭載された半導体集積回路の構成を示すブロック図である。図9において、実施の形態1の図1におけるのと同じ符号は同一構成要素を指しているので、詳しい説明は省略する。本実施の形態に特有の構成は、次のとおりである。
【0076】
スレーブ側IP10bにおけるメモリコントローラ11には、誤り訂正符号生成回路17と誤り訂正符号比較回路18とが内蔵されている。
【0077】
マスター側IP20bにおけるメモリコントローラ21には、誤り訂正符号生成回路27と誤り訂正符号比較回路28とが内蔵されている。
【0078】
スレーブ側IP10bのメモリコントローラ11における誤り訂正符号比較回路18はアービタ30に対してデータ再送要求信号S24を送出し、これに応じてアービタ30はマスター側IP20bに対してデータ再送要求信号S15を送出するように構成されている。
【0079】
その他の構成については、実施の形態1と同様である。
【0080】
アービタ30は、マスター側IP20bからのバス要求信号S11とバースト転送信号S12とバースト転送語長信号S13を受け取ると、優先順位や転送語長、転送方法等の情報に基づいてバスの使用を調停する。
【0081】
アービタ30は、バースト転送のバス使用の許可を与える場合は、マスター側IP20bにバス許可信号S14を送り、スレーブ側IP10bにバス許可信号S23を送信する。マスター側IP20bのメモリコントローラ21は、スレーブ側IP10bのメモリコントローラ11に対して、データバス41を用いた32ビットデータ幅のバースト転送51を行う。これと並行して、バースト転送51で転送するデータについて、マスター側IP20bのメモリコントローラ21の誤り訂正符号生成回路27で誤り検出や誤り訂正を行うための誤り訂正符号を生成し、2つ合わせて32ビットデータ幅となるコントロールバス43とアドレスバス42を通して、スレーブ側IP10bのメモリコントローラ11に誤り訂正符号のバースト転送52,53を行う。
【0082】
スレーブ側IP10bのメモリコントローラ11の誤り訂正符号生成回路17は、バースト転送51で送られてきたデータの誤り訂正符号を生成する。スレーブ側IP10bのメモリコントローラ11の誤り訂正符号比較回路18は、誤り訂正符号生成回路17で生成した誤り訂正符号とバースト転送52,53で送られてきた誤り訂正符号を比較する。誤り訂正できる場合には訂正し、誤り訂正できない場合には、誤り訂正符号比較回路18は、アービタ30に対してデータ再送要求信号S24を送信する。アービタ30は、データ再送要求信号S15をマスター側IP20bに送信する。これにより、正しいデータのバースト転送が行われるまで、同じデータのバースト転送が繰り返される。
【0083】
図10は本実施の形態のバースト転送方法でバースト転送する場合の転送データ列を示す。
【0084】
本実施の形態では、図11の場合のアドレスA11からA14までのバースト転送を行う場合に、アドレスバス42に最初のメモリバースト開始アドレスA11のみを転送し、アドレスA12からA14のデータは転送しない。
【0085】
その代わり、32ビットデータ幅のデータバス41でデータD11からD14を転送し、2つ合わせて32ビットデータ幅となるコントロールバス43とアドレスバス42とでデータD11からD14についての誤り訂正符号P11からP14を転送する。誤り訂正符号比較回路18において、例えばデータD13のデータ転送ミス(×印参照)が検出された場合に、同じデータの再送が行われる。図12は比較例である。
【0086】
このようなバースト転送を行うことによって、データのバースト転送におけるデータ劣化を防ぐことができる。
【0087】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、データの転送をデータバスだけで行うのではなく、データバスとともにアドレスバスとコントロールバスとを利用して、バス幅を拡張した状態でデータ転送を行うので、単位時間当たりのデータ転送量を増大させることができ、バースト転送を高速に実行することができる。換言すれば、複数のIPがいろいろな組み合わせで同時に動作するというLSIの様々な輻輳条件に適応でき、バス資源を有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるバースト転送方法が搭載された半導体集積回路の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1のバースト転送方法でバースト転送する場合の転送データ列を示す図
【図3】本発明の実施の形態2におけるバースト転送方法が搭載された半導体集積回路の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2のバースト転送方法でバースト転送する場合の転送データ列を示す図
【図5】本発明の実施の形態3におけるバースト転送方法が搭載された半導体集積回路の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3のバースト転送方法でバースト転送する場合の転送データ列を示す図
【図7】本発明の実施の形態4におけるバースト転送方法が搭載された半導体集積回路の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態4のバースト転送方法でバースト転送する場合の転送データ列を示す図
【図9】本発明の実施の形態5におけるバースト転送方法が搭載された半導体集積回路の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態5のバースト転送方法でバースト転送する場合の転送データ列を示す図
【図11】従来の技術のバースト転送方法でバースト転送する場合の転送データ列を示す図
【図12】従来の技術のバースト転送方法でバースト転送する場合の転送ミスの状態を示す転送データ列の図
【符号の説明】
10,10a,10b,10′ スレーブ側IP
10A バースト転送専用スレーブ側IP
11 メモリコントローラ
12 32ビットデータ幅メモリ
13 24ビットデータ幅メモリ
14 8ビットデータ幅メモリ
15 バースト転送開始アドレスレジスタ
16 バースト転送語長レジスタ
17 誤り訂正符号生成回路
18 誤り訂正符号比較回路
20,20a,20b,20′ マスター側IP
20A バースト転送専用マスター側IP
21 メモリコントローラ
22 32ビットデータ幅メモリ
23 24ビットデータ幅メモリ
24 8ビットデータ幅メモリ
25 バースト転送開始アドレスレジスタ
26 バースト転送語長レジスタ
27 誤り訂正符号生成回路
28 誤り訂正符号比較回路
30 アービタ
41 データバス
42 アドレスバス
43 コントロールバス
51,61 バースト転送(32ビット幅)
52,62 バースト転送(24ビット幅)
53,63 バースト転送(8ビット幅)
S11,S11′ バス要求信号
S12,S12′ バースト転送信号
S13,S13′ バースト転送語長信号
S14,S14′ バス許可信号
S15 データ再送要求信号
S21,S21′ バースト転送信号
S22,S22′ バースト転送語長信号
S23,S23′ バス許可信号
S24 データ再送要求信号

Claims (10)

  1. バスに接続されたマスター側IPとスレーブ側IPのそれぞれにデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリを有し、それらメモリを使用してデータをバースト転送するバス構成において、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記データバスとともに前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いてバースト開始アドレスとデータをバースト転送することを特徴とする半導体集積回路におけるバースト転送方法。
  2. バスに接続されたマスター側IPとスレーブ側IPのそれぞれにデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリを有し、それらメモリを使用してデータをバースト転送するバス構成において、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、バースト転送開始アドレスとバースト転送語長を前記マスター側IPと前記スレーブ側IPのメモリコントローラ内にあらかじめ保持しておき、アービタからのバス許可信号を得たときに、前記データバスとともに前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いてデータのみをバースト転送することを特徴とする半導体集積回路におけるバースト転送方法。
  3. バスに接続されたマスター側IPとスレーブ側IPのそれぞれにデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリを有し、それらメモリを使用してデータをバースト転送するバス構成において、前記マスター側IPおよび前記スレーブ側IPのそれぞれをバースト転送用にあらかじめ決まったメモリ空間を割り当てられたバースト転送専用マスター側IPおよびバースト転送専用スレーブ側IPにし、前記バースト転送専用マスター側IPと前記バースト転送専用スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記データバスとともに前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いてデータのみをバースト転送することを特徴とする半導体集積回路におけるバースト転送方法。
  4. バスに接続されたマスター側IPとスレーブ側IPのそれぞれにデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリを有し、それらメモリを使用してデータをバースト転送するバス構成において、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記アドレスバスによりバースト転送開始アドレスを転送し、前記データバスによりデータのバースト転送を行う一方、前記アドレスバスと前記コントロールバスとを他のマスター側IPと他のスレーブ側IPとの間のデータ転送に開放し、前記他のIP同士がバースト転送を行うことを特徴とする半導体集積回路におけるバースト転送方法。
  5. バスに接続されたマスター側IPとスレーブ側IPのそれぞれにデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリを有し、それらメモリを使用してデータをバースト転送するバス構成において、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記アドレスバスを用いてバースト転送開始アドレスを転送し、前記データバスを用いてデータを転送し、前記送出データの誤り訂正符号を生成し、前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いて前記データバスでのデータに並行して前記誤り訂正符号を転送し、前記データ受信側のIPでは受信したデータに基づいて前記同様の方法で誤り訂正符号を生成した上で、前記受信した誤り訂正符号と比較し、同じであれば前記受信したデータをメモリに格納し、前記誤り訂正符号が異なっていて誤り訂正が不可能であればアービタにデータ再送要求を行い、データを再転送することを特徴とする半導体集積回路におけるバースト転送方法。
  6. 複数のマスター側IPと、スレーブ側IPと、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとを接続するデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスと、前記バスの調停を行うアービタとを備えた半導体集積回路において、
    前記マスター側IPと前記スレーブ側IPのそれぞれが前記データバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリとメモリコントローラとを有し、
    前記各メモリコントローラは、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記データバスとともに前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いてバースト開始アドレスとデータをバースト転送するように構成されている半導体集積回路。
  7. 複数のマスター側IPと、スレーブ側IPと、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとを接続するデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスと、前記バスの調停を行うアービタとを備えた半導体集積回路において、
    前記マスター側IPと前記スレーブ側IPのそれぞれが前記データバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリとメモリコントローラとを有し、
    前記各メモリコントローラのそれぞれが、データ転送開始前にあらかじめバースト転送開始アドレス、バースト転送語長を書き込んでおくバースト転送開始アドレスレジスタとバースト転送語長レジスタとを有し、
    前記各メモリコントローラは、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記バースト転送開始アドレスと前記バースト転送語長をそれぞれ前記各バースト転送開始アドレスレジスタと前記各バースト転送語長レジスタにあらかじめ保持しておき、前記アービタからのバス許可信号を得たときに、前記データバスとともに前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いてデータのみをバースト転送するように構成されている半導体集積回路。
  8. 複数のマスター側IPと、スレーブ側IPと、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとを接続するデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスと、前記バスの調停を行うアービタとを備えた半導体集積回路において、
    前記マスター側IPおよび前記スレーブ側IPのそれぞれがバースト転送用にあらかじめ決まったメモリ空間を割り当てられたバースト転送専用マスター側IPおよびバースト転送専用スレーブ側IPとして構成され、
    前記バースト転送専用マスター側IPと前記バースト転送専用スレーブ側IPのそれぞれが前記データバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリとメモリコントローラとを有し、
    前記各メモリコントローラは、前記バースト転送専用マスター側IPと前記バースト転送専用スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記バースト転送用に専用のメモリ空間を利用して、前記データバスとともに前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いてデータのみをバースト転送するように構成されている半導体集積回路。
  9. 複数のマスター側IPと、スレーブ側IPと、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとを接続するデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスと、前記バスの調停を行うアービタとを備えた半導体集積回路において、
    前記マスター側IPと前記スレーブ側IPのそれぞれが前記データバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリとメモリコントローラとを有し、
    前記各メモリコントローラは、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとの間のデータのバースト転送時に、前記アドレスバスによりバースト転送開始アドレスを転送し、前記データバスによりデータのバースト転送を行う一方、前記アドレスバスと前記コントロールバスとを他のマスター側IPと他のスレーブ側IPとの間のデータ転送に開放し、前記他のIP同士がバースト転送を行うように構成されている半導体集積回路。
  10. 複数のマスター側IPと、スレーブ側IPと、前記マスター側IPと前記スレーブ側IPとを接続するデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスと、前記バスの調停を行うアービタとを備えた半導体集積回路において、
    前記マスター側IPと前記スレーブ側IPのそれぞれが前記データバス、アドレスバスおよびコントロールバスのバス幅に対応したビット幅の複数のメモリとメモリコントローラとを有し、
    前記各メモリコントローラのそれぞれが、転送データについての誤り訂正符号を生成する誤り訂正符号生成回路と受信したデータの誤り訂正符号と生成した誤り訂正符号とを比較する誤り訂正符号比較回路とを有し、
    前記データ送出側のIPのメモリコントローラは、データのバースト転送時に、前記アドレスバスを用いたバースト転送開始アドレスの転送および前記データバスを用いたデータの転送を行うとともに、前記誤り訂正符号生成回路が前記送出データの誤り訂正符号を生成した上で、前記アドレスバスと前記コントロールバスとを用いて前記データバスでのデータ転送に並行して前記誤り訂正符号を転送し、
    前記データ受信側のIPのメモリコントローラは、その誤り訂正符号生成回路により前記データバスから受信したデータに基づいて前記同様の方法で誤り訂正符号を生成した上で、受信した誤り訂正符号と比較し、同じであれば前記受信したデータをメモリに格納し、前記誤り訂正符号が異なっていて誤り訂正が不可能であれば前記アービタにデータ再送要求を行うように構成されている半導体集積回路。
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