JP2005025450A - データ管理装置、データ削除方法、及び該方法を実行するプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク上の電子データへの不正アクセス・データ盗聴・データの改ざんなどの被害を防止することなどを可能とする。
【解決手段】ネットワークシステムは、機器連動データ管理システム100、画像形成装置101、107、情報処理装置102、103、105、106、携帯情報端末104、108、通信回線網110を備える。機器連動データ管理システム100は、画像形成装置によるデータの印刷出力後、画像形成装置の記憶装置内から該当する電子データを削除し、これと連動してデータサーバ114から該当する電子データを削除する制御を行う。また、印刷出力に使用した画像形成装置の記憶装置内から電子データを削除した記録である削除ログ、及びデータサーバ114から電子データを削除した記録である削除ログを送信者に発行する。
【選択図】 図1
【解決手段】ネットワークシステムは、機器連動データ管理システム100、画像形成装置101、107、情報処理装置102、103、105、106、携帯情報端末104、108、通信回線網110を備える。機器連動データ管理システム100は、画像形成装置によるデータの印刷出力後、画像形成装置の記憶装置内から該当する電子データを削除し、これと連動してデータサーバ114から該当する電子データを削除する制御を行う。また、印刷出力に使用した画像形成装置の記憶装置内から電子データを削除した記録である削除ログ、及びデータサーバ114から電子データを削除した記録である削除ログを送信者に発行する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機や複合機等の画像形成装置に対するインターネット等のネットワークを介した電子データの送信、画像形成装置による電子データの印刷出力、ネットワーク上のデータの管理等を行う場合に適用されるデータ管理装置、データ管理システム、データ削除方法、及び該方法を実行するプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワーク上の電子データ(画像文書)を管理する装置として画像文書回覧装置が提案されている。該装置は、指定された期間または期日を過ぎるとネットワーク上の電子データを記憶装置内から自動的に削除する手段と、ネットワーク上の電子データにアクセスできるユーザを設定し、電子データに対するアクセス状況を管理する手段と、指定された期間または期日までにアクセス権をもったユーザがネットワーク上の電子データにアクセスしなかった場合、強制的に複写機や複合機等の画像形成装置から電子データを印刷出力させる手段とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−177277号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年は、ネットワーク上の電子データに対する不正アクセス・データ盗聴・データの改ざんなどの被害が頻繁に起こっていることから、ネットワーク上の電子データのセキュリティ面を強化することが非常に重要となってきている。そのため、従来から、以下の課題を解決することが要望されている。
【0005】
(1)電子データの送信者が電子データにアクセス権限を設定し、アクセス権限を持った電子データの出力者が電子データを複写機や複合機等の画像形成装置から印刷出力しなかった際に、強制的に前記画像形成装置から印刷出力させることは可能だが、送信者は、出力者が電子データの印刷出力結果としての文書を入手したかを確認することができない。そのため、出力者が不在のときなどに電子データが印刷出力された場合、他人に文書を盗まれる可能性が高く危険である。更に、出力者が電子データを印刷出力しても印刷出力確認を得ることができず、送信者がいつ画像形成装置において文書が印刷出力されたかという情報を把握することもできない場合が多々見受けられる。
【0006】
(2)出力者が電子データを画像形成装置から印刷出力した際に、画像形成装置の記憶装置内に電子データが残されていると、記憶装置内から電子データを盗まれる可能性が高い。
【0007】
(3)ネットワーク上のデータサーバ等に保存されている電子データに、削除を行う期日を示す削除期日情報を付加しておくことで、ネットワーク上から電子データを削除することは可能だが、送信者は電子データが実際に削除されたことを確認する手段がない。また、電子データを削除するための複数の条件を設定することができない。
【0008】
本発明の目的は、ネットワーク上の電子データへの不正アクセス・データ盗聴・データの改ざんなどの被害を防止することなどを可能としたデータ管理装置、データ管理システム、データ削除方法、及び該方法を実行するプログラムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明のデータ管理装置は、ネットワークを介してアクセス可能なデータ出力装置と前記ネットワークを介して通信可能なデータ管理装置において、電子データを格納する記憶手段と、前記記憶手段の電子データを前記データ出力装置に配信する配信手段と、前記データ出力装置に対するアクセスを基に、前記記憶手段に格納された電子データの削除を決定する削除手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
上述の目的を達成するため、本発明のデータ管理装置は、ネットワークを介してアクセス可能なデータ出力装置と前記ネットワークを介して通信可能なデータ管理装置において、電子データを格納する記憶手段と、前記記憶手段の電子データを前記データ出力装置に配信する配信手段と、前記データ出力装置に対するアクセスを基に、前記データ出力装置に配信された電子データの削除、及び前記記憶手段に格納された電子データの削除を決定する削除手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。尚、本実施の形態は本発明の下位概念の一例を示すものである。
【0012】
図1は、本実施の形態に係るネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。
【0013】
図1において、ネットワークシステムは、サービス提供事業者に設置された機器連動データ管理システム100(データ管理装置)、画像形成装置101、画像形成装置107(以上データ出力装置)、情報処理装置102、情報処理装置105、情報処理装置106、携帯情報端末108(以上クライアント装置)、情報処理装置103、携帯情報端末104、中継装置109、111、通信回線網110を備えている。
【0014】
サービス提供事業者は、通信ネットワーク(通信回線網110)を通じてサービス利用者(以後ユーザと称する)に各種配信サービスを提供する事業者であり、本実施の形態においては、通信ネットワーク上に記憶媒体とサーバを配置して、ネットワーク資源を貸与するホスティングサービスをユーザに提供し、通信ネットワーク上の画像形成装置(複写機や複合機等)のためのアプリケーションをユーザに提供する事業者であるとする。
【0015】
一般的には、ホスティングサービスとは、インターネットデータセンタ内のサーバの領域をユーザに貸し出すサービスである。また、通信ネットワーク上のアプリケーションとは、ユーザが通信ネットワーク上の画像形成装置(複写機や複合機等)を利用可能とするためにユーザに提供されるシステムである。
【0016】
本実施の形態では、前提条件として、機器連動データ管理システム100を利用するユーザは、サービス提供事業者から、個人を特定するためのユーザ情報(識別情報)として例えばメールアドレス・ID・パスワードなどが割り当てられている。また、通信ネットワーク上の画像形成装置101、107を特定する情報としては例えばシリアル番号などが設定され、画像形成装置101、107を使用するユーザのユーザ情報が登録されていることとする。また、ユーザには、データサーバ114におけるユーザ毎に使用できる記憶領域が割り当てられていることとする。
【0017】
また、本実施の形態では、情報処理装置や画像形成装置などの表示部に画面を表示するための画面情報をHTML(HyperText Markup Language)で記述し、クライアント(情報処理装置など)と機器連動データ管理システム100内のサーバとの間におけるデータの送受信にCGI(Common Gateway Interface)を用い、必要な箇所にはjava(登録商標)及びその他のWebベースの技術を使用することで、ネットワークシステムを構築することを想定している。勿論、これは一例に過ぎず、他の技術を採用してもよいことは当業者であれば理解できよう。
【0018】
画像形成装置101は、ユーザが利用する、インターネットと接続が可能な装置であり、Internet Explorer(登録商標)に代表されるWebブラウザを備えている。最近では画像データを保存しておくための記憶装置を備えている画像形成装置もある。ユーザは画像形成装置101のWebブラウザを操作し、インターネットを経由してサービス提供事業者の機器連動データ管理システム100と接続する。画像形成装置の例としては、コピー機能、ファクス機能、プリンタ機能及びスキャナ機能を備えたマルチファンクション複合機が挙げられるが、勿論、スキャナ機能とプリンタ機能とWebブラウザを備えていれば、本発明を適用可能である。即ち、複合機、複写機のいずれでもよい。
【0019】
情報処理装置(または外部記憶装置)102は、ユーザのデータが保存されている装置である。情報処理装置(または外部記憶装置)102は、画像形成装置101とLANで接続されており、画像形成装置101を利用することによって(画像形成装置101を介して)、情報処理装置(または外部記憶装置)102に保存されているデータを、他の情報処理装置や画像形成装置に送信することができる。
【0020】
情報処理装置103は、サービス提供事業者が利用する装置である。携帯情報端末104は、サービス提供事業者が利用する、電子メールを送受信できる機能を備えた装置であり、例えば携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)として構成されている。
【0021】
情報処理装置105は、情報処理装置103と同様の機能を備えた装置である。情報処理装置106は、電子メールを送受信できる機能を備えた装置である。画像形成装置107は、画像形成装置101と同様の機能を備えた装置である。携帯情報端末108は、ユーザが利用する、携帯情報端末104と同様の機能を備えた装置であり、例えば携帯電話機やPDAとして構成されている。
【0022】
中継装置109は、ネットワーク間を中継する装置である。通信回線網110は、公衆電話回線、ISDN(Integrated Services Digital Network)、衛星通信網などから構成されているものであり、例えばインターネットとして構成されている。中継装置111は、中継装置109と同様の機能を備えた装置である。
【0023】
機器連動データ管理システム100は、Webアプリケーションサーバ112(配信手段、削除手段、通知手段)、データベースサーバ113(保存手段)、データサーバ114(記憶手段)、メールサーバ115、システムタイマ116を備えている。サービス提供事業者は、機器連動データ管理システム100によりユーザに対し、ホスティングサービス、ユーザが利用する画像形成装置に関わる顧客管理サービス、画像形成装置にデータを配信する配信サービスを提供する。Webアプリケーションサーバ112、データベースサーバ113、データサーバ114、メールサーバ115は、LANによって接続されており、相互にデータのやり取りを行うことが可能になっている。
【0024】
Webアプリケーションサーバ112は、認証プログラム112a、データ送信サービスプログラム112b、データ出力サービスプログラム112c、データ削除プログラム112d、アクセス履歴管理プログラム112e、削除管理プログラム112f、削除ログ生成プログラム112g、顧客管理プログラム112hを備えている。
【0025】
ユーザが情報処理装置などのクライアント装置からWebブラウザを操作してWebアプリケーションサーバ112にアクセスすると、Webアプリケーションサーバ112は各種Web画面情報を生成してWebブラウザへ送る。ユーザはWebブラウザに送られてきたWeb画面情報に対応した画面を閲覧し操作することにより、各種の要求をWebアプリケーションサーバ112に依頼することができる。Webアプリケーションサーバ112は、Webブラウザ経由で受け取ったWebアプリケーションの各種の要求に従って上記各プログラムを起動し、処理を実行する。
【0026】
認証プログラム112aは、認証画面情報の生成と、ユーザ側で認証画面情報に対応した認証画面を介して入力されたユーザIDとパスワードに基づき認証処理を行うプログラムである。データ送信サービスプログラム112bは、ユーザからユーザへ(情報処理装置から情報処理装置へ、情報処理装置から画像形成装置へなど)のデータ送信を担当するメインプログラムである。データ出力サービスプログラム112cは、ユーザが出力サービスを利用した際の管理情報を出力サービスデータベース113fに登録するプログラムである。データ削除プログラム112dは、画像形成装置の記憶装置内の該当するデータベース情報を削除するプログラムである。
【0027】
アクセス履歴管理プログラム112eは、ユーザがデータベースサーバ114に格納されているデータを出力した際の出力情報をアクセス履歴データベース113eに保存するプログラムである。削除管理プログラム112fは、削除条件を削除管理データベース113cに登録するプログラムである。削除ログ生成プログラム112gは、削除ログを削除管理データベース113cに保存するプログラムである。顧客管理プログラム112hは、サービス提供事業者が提供するサービスを利用するユーザに関わる顧客情報を顧客管理データベース113gに保存するプログラムである。
【0028】
データベースサーバ113は、認証データベース113a、機器ID情報データベース113b、削除管理データベース113c、送信サービスデータベース113d、アクセス履歴データベース113e、出力サービスデータベース113f、顧客管理データベース113gを備えている。
【0029】
認証データベース113aには、ユーザID、パスワードなどのユーザを認証するために必要な認証情報が格納されている。認証データベース113aは、認証プログラム112aによって該データベース内の認証情報が参照される。尚、認証情報と関連付けて、ユーザ情報(例えば、会社名、管理者名、管理者ID、住所、電話番号等)やサービス情報(サービス内容、IP(Internet Protocol)アドレス等)を保存してもよい。
【0030】
機器ID情報データベース113bには、ユーザが予めサービス提供事業者と契約をしたときに割り当てられたインターネットと接続が可能な画像形成装置のシリアル番号、メールアドレス、ユーザ情報(例えば、会社名、管理者名、管理者ID、住所、電話番号等)、サービス情報(サービス内容)が格納されている。
【0031】
削除管理データベース113cには、ユーザが送信するデータに対して指定した削除条件が格納されている。データの削除条件としては、例えば、画像形成装置を使用して印刷出力を行う出力者の宛先(メールアドレス)、印刷出力可能な画像形成装置、画像形成装置を利用して印刷出力を行う出力者の数である宛先数、画像形成装置で印刷出力が可能な部数である出力部数、画像形成装置で印刷出力が可能な時間である出力可能時間、画像形成装置で印刷出力が可能な期間である出力可能期間などがある。これらの削除条件は、削除管理プログラム112fによって削除管理データベース113cに登録される。
【0032】
本実施の形態では、これらの削除条件をand(&)、orの条件式で関連付け(図14の削除管理テーブルの下段の「条件設定」参照)、削除条件に基づき(例えば、画像形成装置にアクセスし印刷出力を行った出力者が出力可能出力者数に達した場合、印刷出力部数が出力可能部数に達した場合、出力可能時間に達した場合、出力可能期間に達した場合など)、印刷出力に使用した画像形成装置の記憶装置内のデータ、及びデータサーバ114内のデータを削除する。
【0033】
削除管理データベース113cは、アクセス履歴データベース113eを定期的に参照し、出力情報を確認し、削除対象となる画像形成装置の記憶装置に残されているデータの削除を指示し、削除ログ生成プログラム112gによって削除管理データベース113c内に削除完了ログを保存する。
【0034】
また、削除管理データベース113cは、アクセス履歴データベース113eを定期的に参照し、削除管理データベース113cに格納された削除条件とアクセス履歴データベース113eに格納された出力情報とが一致すると、データサーバ114へ該当データの削除を指示し、削除ログ生成プログラム112gによって削除管理データベース113c内に削除完了ログ(以下削除ログ)を保存する。
【0035】
アクセス履歴データベース113eには、ユーザがデータサーバ114に格納されているデータを出力した際の出力情報が格納されている。出力情報はアクセス履歴管理プログラム112eによってアクセス履歴データベース113eに保存される。
【0036】
送信サービスデータベース113dには、ユーザが送信サービスを利用した際の管理情報が格納されている。管理情報はデータ送信サービスプログラム112bによって送信サービスデータベース113dに登録される。
【0037】
出力サービスデータベース113fには、ユーザが出力サービスを利用した際の管理情報が収納されている。管理情報はデータ出力サービスプログラム112cによって出力サービスデータベース113fに登録される。
【0038】
顧客管理データベース113gには、本サービスを利用するユーザ情報が格納されている。ユーザ情報としては、例えば、ユーザ名・メールアドレス・ユーザパスワード・使用する画像形成装置のIDなどがある。使用する画像形成装置については、顧客管理データベース113gが機器ID情報データベース113bを参照し選択する。
【0039】
データサーバ114には、機器連動データ管理システム100を利用するユーザが送信したデータが格納されている。データサーバ114の内部は、ユーザ毎に使用可能な記憶領域が割り当てられている。データサーバ114に格納されたデータは、通信回線網110を介して画像形成装置或いは情報処理装置などに配信される。
【0040】
メールサーバ115には、SMTP/POPプログラム115aが格納されている。各ユーザがMUA(Message User Agent)プログラムを操作し、POP(Post Office Protocol)を使ってメールサーバ115にアクセスしてくると、SMTP/POPプログラム115aが、メールサーバ115のメールスプール115bに保存されているメールをMUAプログラムに引き渡す。また、各ユーザがMUAプログラムを操作し、電子メールの送信処理を行った場合、MUAプログラムは、メールサーバ115のMTA(Message Transfer Agent)プログラムに電子メールの配信を依頼し、配信依頼を受けたMTAプログラムは、各ユーザが作成した電子メールをSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)で配信する。
【0041】
システムタイマ116は、Webアプリケーションサーバ112の各プログラムにおける処理が年月日や時刻情報を必要な時にアクセスするタイマである。
【0042】
図2は、機器連動データ管理システム100のWebアプリケーションサーバ112、データベースサーバ113、データサーバ114、メールサーバ115のハードウエアの構成例を示す図である。
【0043】
図2において、各サーバは、それぞれ、CPU201、RAM202、ROM203、表示部204、通信インタフェース(I/F)205、ハードディスクドライブ装置(HDD)206、操作部207を備えている。尚、クライアントである情報処理装置102、103も図2と同様の構成を備えている。
【0044】
CPU201は、上述の各種プログラムを実行し、本システムを制御する中央演算処理装置である。RAM202は、プログラムのワークエリアとして使用される記憶装置である。ROM203は、ブートプログラム等を記憶した記憶装置である。表示部204は、プログラムの実行結果などを表示するためのものであり、CRTディスプレイ或いは液晶ディスプレイから構成されている。通信I/F205は、インターネットやLAN等に接続するためのものである。
【0045】
HDD206は、認証データベース113a、機器ID情報データベース113b、削除管理データベース113c、送信サービスデータベース113d、アクセス履歴データベース113e、出力サービスデータベース113f、顧客管理データベース113gに関する情報を記憶する記憶装置である。操作部207は、キーボード、ポインティングデバイス、音声認識デバイスなどの入力装置である。
【0046】
図3は、画像形成装置101及び画像形成装置107のハードウエアの構成例を示すブロック図である。
【0047】
図3において、画像形成装置は、コントローラユニット300、操作部301、スキャナ315、プリンタ316を備えている。更に、コントローラユニット300は、CPU304、RAM305、操作部I/F306、ネットワークI/F307、モデム308、ROM309、ハードディスクドライブ装置(HDD)310、イメージバスI/F311、デバイスI/F312、プリンタ画像処理部313、スキャナ画像処理部314、システムバス317、画像バス318を備えている。
【0048】
コントローラユニット300は、画像入力デバイスであるスキャナ315や画像出力デバイスであるプリンタ316と接続し、一方ではLAN302やWAN303と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う。CPU304は、システム全体を制御する中央演算処理装置である。RAM305は、CPU304が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一次記憶するための画像メモリとしても機能する。ROM309は、ブートROMであり、システムのブートプログラムを格納している。HDD310は、システムソフトウエア、画像データを格納する。
【0049】
操作部I/F306は、操作部301とのインタフェースを司るものであり、操作部301に表示する画像データを操作部301に対して出力する。また、操作部I/F306は、画像形成装置の使用者が操作部301を通じて入力した情報をCPU304に伝える役割を果たす。ネットワークI/F307は、LAN302に接続し、情報の入出力を行う。モデム308は、公衆回線(WAN)308に接続し、情報の入出力を行う。イメージバスI/F311は、信号を伝送するシステムバス317と画像データを高速転送する画像バス318とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
【0050】
画像バス318は、例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス、またはIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394規格に対応したバスである。画像バス318上には以下のデバイスが配置される。デバイスI/F312は、画像入力デバイスであるスキャナ315や画像出力デバイスであるプリンタ316とコントローラユニット300とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部314は、スキャナ315からの入力画像データに対し、補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部313は、プリンタ316への印刷出力画像データに対して、プリンタ316の補正、解像度変換等を行う。スキャナ315は、原稿から画像を読み取る画像入力(画像読取)デバイスである。プリンタ316は、用紙に画像を形成する画像出力(画像形成)デバイスである。
【0051】
次に、上記のように構成された本実施の形態のネットワークシステムにおける各種処理を図4乃至図19を参照しながら説明する。
【0052】
<電子データ送信処理>
図4乃至図6は、送信者が本ネットワークシステムのデータ送信サービスを利用する際の電子データ送信処理を示すフローチャートである。
【0053】
図4乃至図6において、先ず、電子データ送信者(電子データの送信を行う者。以下送信者)が例えば画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザを起動し(ステップS401)、サービス利用画面にアクセスするためのサービス提供事業者が指定したURL(Uniform Resource Locator)をWebブラウザにより入力する(ステップS402)。入力されたURLは、サービス提供事業者に設置された機器連動データ管理システム100のWebアプリケーションサーバ112に送信される。
【0054】
次に、Webアプリケーションサーバ112上で起動された認証プログラム112aにより認証画面情報が生成され、生成された認証画面情報が画像形成装置101或いは情報処理装置102に送信され、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより認証画面が表示される(ステップS403)。認証画面情報はHTMLなどにより生成することができるが、他のマークアップランゲージを用いてもよいし、Java(登録商標)等によりアプリケーションとして作成してもよい。
【0055】
次に、送信者が予め登録されているユーザIDとパスワードを認証画面から入力すると(ステップS404)、ユーザIDとパスワードがWebアプリケーションサーバ112に送信される。Webアプリケーションサーバ112の認証プログラム112aは、ユーザIDとパスワードに基づいて認証処理を行う(ステップS405)。例えば、認証プログラム112aが顧客管理データベース113gに保存されているユーザ情報を参照して認証処理を行い、認証がOKならばステップS406へ進み、認証がNGならばエラー処理を行う。エラー処理としては、ユーザIDやパスワードが間違っている旨を送信者に画面情報として通知したり、ステップS403に戻って、再びユーザIDとパスワードを入力するための認証画面を表示させたりしてもよい。
【0056】
認証がOKとなった場合、Webアプリケーションサーバ112のデータ送信サービスプログラム112bによって送信サービス選択画面情報が生成され、生成された送信サービス選択画面情報が画像形成装置101或いは情報処理装置102に送信され、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより送信サービス選択画面が表示される(ステップS406)。送信者は送信サービス選択画面上で電子データ(以下データ)の処理方法を選択する(ステップS407)。データサーバ114に対するデータの新規登録を選択した場合はステップS408へ進み、データサーバ114に既に登録してあるデータの編集を選択した場合はステップS427へ進む。
【0057】
既に登録してあるデータの編集を選択した場合、上記ステップS401〜ステップS405までの認証処理で用いた予め登録されたユーザIDとパスワードを基に、送信サービスデータベース113e内の送信サービステーブル(図示略)から既に送信完了したデータを検索し、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、データ一覧を示す既登録データ選択画面が表示される(ステップS427)。送信者が既登録データ選択画面上で該当するデータを選択すると(ステップS428)、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、選択したデータの登録情報が表示される(ステップS429)。
【0058】
送信者は選択したデータの処理方法を選択する(ステップS430)。選択したデータの登録情報を編集(登録内容変更)する場合はステップS408へ進む。また、選択したデータを削除する場合はWebアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させ、図11のステップS702へ進み、本処理を終了する。
【0059】
他方、上記ステップS407でデータの新規登録を選択した場合、または上記ステップS430でデータの登録情報の編集(登録内容変更)を選択した場合、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより出力者選択画面が表示される(ステップS408)。送信者は出力者選択画面上で、電子データ出力者(画像形成装置によりデータの印刷出力を行う者。以下出力者)を選択する(ステップS409)。出力者を予め登録されているユーザ一覧から選択する場合は出力者選択を選択し、ステップS410へ進む。また、出力者の宛先を手動で入力する場合は手動入力を選択し、ステップS411へ進む。
【0060】
上記出力者選択を選択した場合、送信者が出力者選択画面上の登録リスト参照ボタンを押下することによって、Webアプリケーションサーバ112の顧客管理プログラム112hを起動させ、データベースサーバ113の顧客管理データベース113gから予め登録されている登録者リストを読み出し、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより登録者選択画面(図16参照)を表示させる(ステップS410)。送信者は登録者選択画面から出力者を検索し選択する。出力者の選択後は、ステップS412へ進む。
【0061】
他方、上記手動入力を選択した場合、送信者は出力者の出力先の情報を手動で入力する(ステップS411)。入力方法としては、例えば、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより表示されているキーボードを利用して入力する。出力先の情報の入力後、Webアプリケーションサーバ112の顧客管理プログラム112hを起動させ、入力された出力者が顧客管理データベース113gに登録されている場合はステップS412へ進み、顧客管理データベース113gに登録されていない場合はエラー処理を行う。エラー処理としては、入力された出力者が本サービス利用者に登録されていない旨を送信者に画面情報として通知したり、ステップS409に戻って、再び出力者の出力先の情報を入力させたりしてもよい。
【0062】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより出力者確認画面を表示させ(ステップS412)、送信者に出力者確認画面上で確認を行わせる(ステップS413)。送信者が出力者確認画面上でOKを入力したならばステップS414へ進み、NGを入力したならばステップS409へ戻る。
【0063】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより削除条件登録画面を表示させ(ステップS414)、送信者に削除条件登録画面上で削除条件を選択させる(ステップS415)。上記ステップS412で登録した出力者が画像形成装置による印刷出力後にデータを削除する場合はステップS416へ進む。また、削除条件を複数登録する場合はステップS417へ進む。
【0064】
登録した出力者が出力後にデータを削除する場合、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させ、上記ステップS412で登録した出力者(複数の場合は全出力者)が該当データを画像形成装置により印刷出力した後に、出力者(複数の場合は全出力者)が利用した画像形成装置及びデータサーバ114から該当データを削除する方法を削除管理データベース113cの削除管理テーブル1401(図14参照)に登録する(ステップS416)。
【0065】
他方、削除条件を複数登録する場合、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム113hを起動させ、図7及び図8に示す削除条件登録処理を行う(ステップS417)。
【0066】
次に、送信者は上記ステップS416または上記ステップS417で入力した削除条件について確認を行う(ステップS418)。削除条件を確認した結果OKならばステップS419へ進む。また、削除条件を確認した結果NGならばステップS414へ戻る。
【0067】
削除条件を確認した結果OKの場合、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させ、上記ステップS408〜ステップS418で登録された削除条件をデータベースサーバ113の削除管理データベース113cの削除管理テーブル1401にアップロードし保存する(ステップS419)。
【0068】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザによりデータ選択画面を表示させ(ステップS420)、送信者にデータ送信方法を選択させる(ステップS421)。送信者がインターネットやLANなどに接続されている例えば情報処理装置102(または外部記憶装置)からのデータを送信することを選択した場合は、ステップS422へ進み、画像形成装置101の画像入力機能を用いて文書などを入力(スキャニング)して送信することを選択した場合は、ステップS423へ進む。
【0069】
情報処理装置102(または外部記憶装置)からのデータを送信することを選択した場合、送信者は送信画面のデータ参照ボタンを押下することで、情報処理装置102(または外部記憶装置)に格納されているデータを参照し、該当データを選択する(ステップS422)。続いて送信者が送信ボタンを押下すると、ステップS424へ進む。
【0070】
他方、画像形成装置101の画像入力機能を用いて文書などを入力して送信することを選択した場合、原稿をスキャナ315にセットし、スキャナ315で原稿から読み取ったデータを画像形成装置101に格納する(ステップS423)。続いて送信者が送信ボタンを押下すると、ステップS424へ進む。
【0071】
上記ステップS422または上記ステップS423の操作に基づき、情報処理装置102(または外部記憶装置)或いは画像形成装置101からWebアプリケーションサーバ112へデータが送信される(ステップS424)。次に、Webアプリケーションサーバ112のデータ送信プログラム112bを起動させ、データをデータサーバ114の予めユーザ毎に割り当てられた指定の記憶領域に格納(アップロード)する(ステップS425)。また、システムタイマ116から読み出したアップロード日時情報と共に、アップロードしたデータのデータ情報(例えば、データ名、送信者名、送信場所など)を、送信サービスデータベース113dの送信サービステーブル(図示略)に送信者ごとに保存し、ステップS426へ進む。
【0072】
次に、上記ステップS425のデータのアップロードと同時に、メールサーバ115のSMTP/POPプログラム115aを起動させ、上記ステップS408〜ステップS413で登録した出力者に対し、上記ステップS425で削除管理データベース113cの削除管理テーブル1401(図14参照)に保存された削除条件と、データサーバ114内の送信者の領域にデータがアップロードされている旨を電子メール送信する(ステップS426)。尚、電子メール送信の替わりに電話で連絡することも想定される。電子メール送信が終わると本処理を終了する。
【0073】
<電子データ削除条件登録処理>
図7及び図8は、電子データ送信処理時の電子データ削除条件登録処理(図5のステップS417で削除条件を登録する際の電子データ削除条件登録処理)を示すフローチャートである。
【0074】
図7及び図8において、先ず、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させる(ステップS501)。次に、図5のステップS408〜ステップS413で登録した出力先の出力者情報(ユーザ名・ユーザID・使用可能機種IDなど)を顧客データベース113gから読み出し、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、出力者情報表示画面(図17参照)を表示させる(ステップS502)。
【0075】
次に、送信者が出力者情報表示画面上で各出力者が使用可能な機器(画像形成装置)を識別するための使用可能機器IDを選択すると、Webアプリケーションサーバ112の機器情報データベース113bを起動させ、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、各出力者の使用可能機器情報(機種・設置場所・管理者名・管理者ID・現状の動作状況など)を表示させる(ステップS503)。次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、各出力者の出力可能機器ID選択(出力可能機器登録)画面(図18参照)を表示させる(ステップS504)。送信者は出力可能機器ID選択画面上で各出力者の出力可能機器IDを選択する(ステップS505)。
【0076】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、出力可能出力者数入力画面を表示させる(ステップS506)。送信者は出力可能出力者数入力画面上で、印刷出力が可能な者を示す出力可能出力者数を入力する(ステップS507)。尚、出力可能出力者数のデフォルト値は、出力先に指定されている出力者数となっている。また、出力可能出力者数に指定されている出力者数より大きい数値を入力した場合は、エラーとなる。また、出力可能出力者数に入力する値は、1以上で且つ出力先に指定されている出力者数以下でなければならない。
【0077】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、宛先(メールアドレス)毎の出力可能部数登録画面を表示させる(ステップS508)。送信者は出力可能部数登録画面上で、印刷出力が可能な部数を示す出力可能部数を選択する(ステップS509)。出力可能部数を全出力者に対し無制限とする場合はステップS510へ進み、出力可能部数を指定する場合はステップS511へ進む。
【0078】
出力可能部数を全出力者無制限とする場合、送信者は出力可能部数登録画面上で全出力者の出力可能部数を無制限にすることを選択する(ステップS510)。
【0079】
他方、出力可能部数を指定する場合、送信者は出力可能部数登録画面上で各出力者に出力可能部数を指定する(ステップS511)。尚、デフォルト値は各出力者1部とする。また、最大値は各出力者が印刷出力に使用する画像形成装置107の機種・仕様により異なるが、最大値を超えた数値を入力した場合はエラーを表示させる。
【0080】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、出力可能時間登録画面を表示させる(ステップS512)。送信者は出力可能時間登録画面上で、印刷出力が可能な時間を示す出力可能時間を選択する(ステップS513)。出力可能時間を全出力者に対し無制限(24時間)とする場合はステップS514へ進み、出力可能時間を指定する場合はステップS515へ進む。
【0081】
出力可能時間を全出力者無制限(24時間)とする場合、送信者は出力可能時間登録画面上で全出力者の出力可能時間を無制限(24時間)にすることを選択する(ステップS514)。
【0082】
他方、出力可能時間を指定する場合、送信者は出力可能時間登録画面上で各出力者に出力可能時間を指定する(ステップS515)。出力可能時間については、××時××分〜××時××分といった登録を行うことができ、「時」は0〜24、「分」は「0、10、20、30、40、50」から選択する。
【0083】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、出力可能期間登録画面を表示させる(ステップS516)。送信者は出力可能期間登録画面上で、印刷出力が可能な期間を示す出力可能期間を登録する(ステップS517)。出力可能期間については、××××年××月××日〜××××年××月××日といった登録を行うことができる。デフォルト値は送信者がデータをアップロードした当日とする。
【0084】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、上記ステップS502〜ステップS517で登録した内容に対応した削除条件詳細設定(削除条件式設定)画面(図19参照)を表示させる(ステップS518)。送信者は削除条件詳細設定画面上で上記ステップS502〜ステップS517で登録した各削除条件の詳細設定を行う(ステップS519)。即ち、登録した各削除条件をand、orの条件式で関連付け、削除管理データベース113bの削除管理テーブル1401に保存する。
【0085】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、上記ステップS503〜ステップS519で登録した内容に対応した削除条件確認画面を表示させる(ステップS520)。送信者は削除条件確認画面上で削除条件の確認を行う(ステップS521)。送信者が削除条件確認画面上でOKを入力したならば本処理を終了し、NGを入力したならばステップS502に戻る。
【0086】
<電子データ出力処理>
図9及び図10は、電子データ出力処理(出力者が本ネットワークシステムの出力サービスを利用する際の処理)を示すフローチャートである。
【0087】
図9及び図10において、先ず、出力者はデータベースサーバ113の顧客管理データベース113cに予め登録されているメールアドレスが設定されているメールソフトを、例えば情報処理装置106或いは携帯情報端末(例えば携帯電話機)108で起動させ(ステップS601)、図6のステップS426で画像形成装置101或いは情報処理装置102から送信された電子メールをメールソフトにより受信する(ステップS602)。
【0088】
次に、図7のステップS505で選択された出力可能機器IDに対応する画像形成装置107のWebブラウザを起動する(ステップS603)。次に、サービス利用画面にアクセスするためのサービス提供事業者の指定するURLを、画像形成装置107のWebブラウザにより入力する(ステップS604)。入力されたURLはWebアプリケーションサーバ112に送信される。
【0089】
次に、Webアプリケーションサーバ112上で起動された認証プログラム112aにより認証画面情報が生成され、生成された認証画面情報が画像形成装置107に送信され、画像形成装置107のWebブラウザにより認証画面が表示される(ステップS605)。認証画面情報はHTMLなどにより生成することができるが、他のマークアップランゲージを用いてもよいし、Java(登録商標)等によりアプリケーションとして作成してもよい。
【0090】
次に、出力者が予め登録されているユーザIDとパスワードを認証画面上で入力すると(ステップS606)、ユーザIDとパスワードがWebアプリケーションサーバ112に送信される。Webアプリケーションサーバ112の認証プログラム112aは、ユーザIDとパスワードに基づき認証処理を行う(ステップS607)。例えば、認証プログラム112aが顧客管理データベース113gに保存されているユーザ情報を参照して認証処理を行い、認証がOKならばステップS608へ進む。認証がNGならばエラー処理を行う。エラー処理としては、ユーザIDやパスワードが間違っている旨を送信者に画面情報として通知したり、ステップS605に戻って、再びユーザIDとパスワードを入力するための認証画面を表示させたりしてもよい。
【0091】
認証がOKとなった場合、Webアプリケーションサーバ112のデータ出力サービスプログラム112cによって出力可能データリスト画面情報が生成され、生成された出力可能データリスト画面情報が画像形成装置107に送信され、画像形成装置107のWebブラウザにより出力可能データリスト画面が表示される(ステップS608)。
【0092】
出力者は出力可能データリスト画面上で出力したいデータを選択する。出力者が出力したいデータを選択すると、Webアプリケーションサーバ112のデータ出力サービスプログラム112cが起動し、データサーバ114内の出力者に関連付けられている領域において、選択されたデータが削除されている否かをチェックする(ステップS609)。データが削除されていたらステップS610へ進み、データが削除されていなかったらステップS611へ進む。
【0093】
データサーバ114内のデータが削除されていた場合、画像形成装置107のWebブラウザにより、データサーバ114からデータが削除された旨のエラーを表示し(ステップS610)、本処理を終了する。
【0094】
他方、データサーバ114内のデータが削除されていなかった場合、画像形成装置107のWebブラウザにより、上記ステップS609で選択したデータのデータ情報(データ名、データ送信者、送信者ID、出力可能期間、出力部数など)を表示する(ステップS611)。
【0095】
次に、出力者は出力可能データリスト画面上で該当データの印刷出力の有無を選択する(ステップS612)。該当データを印刷出力しない場合は、本処理を終了する。
【0096】
他方、該当データを印刷出力する場合は、出力可能データリスト画面の出力ボタンを押下することによって、Webアプリケーションサーバ112のデータ出力サービスプログラム112cを起動させ、データサーバ114から該当データの印刷出力処理を行い、ステップS613へ進む。
【0097】
次に、出力者は該当データの印刷出力確認を行う(ステップS613)。データの印刷出力が正常に行われた場合は、画像形成装置107の出力確認画面で成功ボタンを選択し、Webアプリケーションサーバ112のデータ出力サービスプログラム112cを起動させ、データベースサーバ113の出力サービスデータベース113fの出力サービステーブル(図示略)に出力情報(印刷出力を行う出力場所(画像形成装置の設置場所)、時間、ユーザ名)を保存する。
【0098】
他方、データの印刷出力を失敗した場合は、ステップS614へ進む。データの印刷出力を失敗した場合とは、例えば、画像形成装置107の紙詰まりや故障等の場合が考えられる。
【0099】
次に、Webアプリケーションサーバ112のデータ出力サービスプログラム112cを起動させ、データベースサーバ113の出力サービスデータベース113cの出力サービステーブル(図示略)に、出力者が画像形成装置による印刷出力を失敗したことを示す出力失敗情報(例えば、データ名・ユーザID・出力機器ID・出力場所など)を保存する(ステップS614)。
【0100】
次に、Webアプリケーションサーバ112のアクセス履歴管理プログラム112eを起動させ、データベースサーバ113の出力サービスデータベース113cの出力サービステーブル(図示略)から出力情報を参照し、出力者が印刷出力を失敗したことを示す出力失敗情報を入手する(ステップS615)。
【0101】
次に、メールサーバ115のSMTP/POPプログラム115aを起動させ、上記ステップ615で入手した出力失敗情報を送信者へ電子メール送信する(ステップS616)。尚、電子メール送信の替わりに電話で連絡することも想定される。電子メール送信が終わると本処理を終了する。
【0102】
<電子データ削除処理及び削除ログ生成処理>
図11乃至図13は、電子データ削除処理及び削除ログ生成処理を示すフローチャートである。
【0103】
図11乃至図13において、先ず、データベースサーバ113の出力サービスデータベース113cの出力サービステーブル(図示略)に保存されている出力情報に従って、データサーバ114内のデータが印刷出力されたか否かをチェックする(ステップS700、ステップS701)。データサーバ114内のデータが印刷出力されている場合はステップS704へ進み、データサーバ114内のデータが印刷出力されていない場合はステップS702へ進む。
【0104】
データサーバ114内のデータが印刷出力されていない場合、データベースサーバ113の削除管理データベース113bに送信者によるデータ削除を示す送信者削除が設定されているか否かをチェックする(ステップS702)。削除管理データベース113bに送信者削除が設定されている場合はステップS714へ進み、削除管理データベース113bに送信者削除が設定されていない場合はステップS703へ進む。
【0105】
削除管理データベース113bに送信者削除が設定されていない場合、データベースサーバ113の削除管理データベース113bの削除管理テーブル1401の出力可能時間1401bの設定と出力可能期間1401cの設定をチェックし、システムタイマ116の計時に従って出力期間が満了したかどうかを判定し(ステップS703)、出力期間が満了した場合はステップS714へ進み、出力期間が満了していない場合は本処理を終了する。
【0106】
他方、データサーバ114内のデータが印刷出力されている場合、Webアプリケーションサーバ112のアクセス履歴管理プログラム112eを起動させ(ステップS704)、データ出力情報(出力者、出力機器ID、出力部数など)をデータベースサーバ113のアクセス履歴データベース113eに保存する(ステップS705)。
【0107】
次に、Webアプリケーションサーバ112のデータ削除プログラム112dを起動し、上記ステップS705で保存されたデータ出力情報に記述された画像形成装置107のHDD310内の該当データの削除を実行させる(ステップS706)。次に、画像形成装置107のHDD310内の該当データの削除を完了したことを示す通知情報を、画像形成装置107からWebアプリケーションサーバ112に送信する(ステップS707)。
【0108】
次に、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させ(ステップS708)、上記ステップS707で画像形成装置107から送信された該当データの削除を完了したことを示す通知情報を、削除管理データベース113cの削除管理テーブル1401の1401aに保存する(ステップS709)。
【0109】
次に、Webアプリケーションサーバ112の削除ログ生成プログラム112g を起動させ(ステップS710)、削除ログを生成し、削除ログをデータベースサーバ113の削除管理データベース113cの削除ログテーブル(図示略)に保存する(ステップS711)。次に、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させ、該当データの削除管理データベース113cの削除管理テーブル1401(図14参照)から、該当データのアクセス履歴データベース113eのアクセス履歴テーブル1501(図15参照)を参照させる(ステップS712)。
【0110】
次に、該当データの削除管理データベース113cの削除管理テーブル1401と、該当データのアクセス履歴データベース113eのアクセス履歴テーブル1501とが一致するか否かを判定し(ステップS713)、一致しなかった場合はこれ以降の処理は行わず本処理を終了し、一致した場合はステップS714へ進む。
【0111】
次に、Webアプリケーションサーバ112のデータ削除プログラム112dを起動させる(ステップS714)。データ削除プログラム112dの指示を受け、データサーバ114内の該当データの削除を実行させる(ステップS715)。次に、データサーバ114内の該当データの削除を完了したことを示す情報を、データサーバ114からWebアプリケーションサーバ112へ送信する(ステップS716)。
【0112】
次に、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させ(ステップS717)、データサーバ114内の該当データの削除を完了したことを示す情報を削除管理データベース113cに保存する(ステップS718)。次に、Webアプリケーションサーバ112の削除ログ生成プログラム112gを起動させ(ステップS719)、該当データの削除ログを生成し、削除ログを削除管理データベース113gの削除ログテーブル(図示略)に保存する(ステップS720)。
【0113】
次に、メールサーバ115のSMTP/POPプログラム115aを起動させ、上記ステップS711で削除管理データベース113gの削除ログテーブルに保存された各ユーザが使用した画像形成装置内の削除ログと、上記ステップS720で削除管理データベース113gの削除ログテーブルに保存されたデータサーバ114内の削除ログを、送信者のメールアドレスに電子メール送信し(ステップS721)、本処理を終了する。
【0114】
以上説明したように、本実施の形態によれば、ネットワーク上の電子データを削除する削除条件(換言すれば、電子データにアクセスできる条件)を複数設定し、画像形成装置による電子データの印刷出力後、画像形成装置の記憶装置内から該当する電子データを削除し、これと連動してデータサーバ114から該当する電子データを削除する制御を行うため、近年頻繁に起きているネットワーク上の電子データへの不正アクセス・データ盗聴・データの改ざんなどの被害を防止することができる。
【0115】
また、電子データの印刷出力に使用した画像形成装置の記憶装置内から電子データを削除した記録である削除ログ、及びデータサーバ114から電子データを削除した記録である削除ログを送信者に発行するため、送信者は電子データが削除されたことを確認することができると共に、サービス提供事業者に対する顧客の信頼性を向上させることができる。
【0116】
尚、上記実施の形態において、インターネットなどの通信ネットワークにIpv6(Internet Protocol Version 6)ネットワークを利用し、機器固有のグローバルIPアドレスをサービス提供事業者の機器連動データ管理システム100に予め登録しておくグローバルIPアドレス/機器情報対応メモリテーブルと、Ipv6プロトコルのプラグアンドプレイ機能を用いて、グローバルIPアドレスを自動的に登録する仕組みとすることも可能である。
【0117】
また、上記実施の形態において、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させてデータ送信及び印刷出力を行う際に、経由するネットワーク上に設置されたルータの記憶装置などに残されたデータも削除し、その削除ログも同様に保存することも可能である。
【0118】
また、上記実施の形態において、ネットワークシステムを図1に示す構成としたが、ネットワークシステムを構成する機器(画像形成装置、情報処理装置、携帯情報端末等)の種類・設置台数・接続形態は任意とすることが可能である。
【0119】
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図4乃至図13のフローチャート)をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読出して実行することによって、達成することができる。
【0120】
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記録した記憶媒体から直接供給されるか、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【0121】
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
【0122】
また、本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが記憶媒体に記憶されたプログラムを読出して実行することによっても、達成することができる。
【0123】
この場合、格納媒体から読出されたプログラムコード自体が上述した各実施の形態の機能を実現すると共に、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
【0124】
プログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、ROM、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(登録商標)、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等がある。
【0125】
上述した実施の形態の機能は、コンピュータから読出されたプログラムコードを実行することによるばかりでなく、コンピュータ上で稼動するOS等がプログラムコードの指示に基づいて実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現することができる。
【0126】
更に、本発明は、前述した実施の形態を実現するソフトウェアのプログラムがネットワーク上のデータベース又はホームページから通信プログラムによりダウンロードされ、このプログラムを読出して実行することによって達成することができる。
【0127】
上記プログラムは、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページからコンピュータプログラム自体、又は自動インストール機能を含む圧縮ファイルをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給することができる。
【0128】
また、上記プログラムは、プログラムコードを暗号化した上で格納したCD−ROM等の記憶媒体をユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムコードを実行してコンピュータにインストールさせることによっても供給することができる。
【0129】
上述した実施の形態の機能は、プログラムコードを複数のファイルに分割し、夫々のファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現することができる。即ち、本発明の機能処理をコンピュータで実現させるためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明を構成する。
【0130】
また、上述した実施の形態の機能は、記憶媒体から読出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード又はコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備えられたメモリに書込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボード又は機能拡張ユニットに備えられたCPU又はMPU等が実際の処理の一部又は全部を実行することによっても実現することができる。
【0131】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、データ出力装置に対するアクセスを基に、データ出力装置に配信された電子データを削除し、データ管理装置の記憶手段に格納された電子データを削除する制御を行うため、近年頻繁に起きているネットワーク上の電子データへの不正アクセス・データ盗聴・データの改ざんなどの被害を防止することができる。
【0132】
また、電子データの出力に使用したデータ出力装置内から電子データを削除したことを示す削除情報、及びデータ管理装置の記憶手段から電子データを削除したことを示す削除情報を電子データ送信者に発行するため、電子データ送信者は電子データが削除されたことを確認することができると共に、データ管理装置を運営する事業者に対するユーザの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】機器連動データ管理システムのWebアプリケーションサーバ、データベースサーバ、ファイルサーバ、メールサーバのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
【図3】画像形成装置のハードウエアの構成例を示すブロック図である。
【図4】電子データ送信処理を示すフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートの続きである。
【図6】図5のフローチャートの続きである。
【図7】電子データ送信処理時の電子データ削除条件登録処理を示すフローチャートである。
【図8】図7のフローチャートの続きである。
【図9】電子データ出力処理を示すフローチャートである。
【図10】図9のフローチャートの続きである。
【図11】電子データ削除処理及び削除ログ生成処理を示すフローチャートである。
【図12】図11のフローチャートの続きである。
【図13】図12のフローチャートの続きである。
【図14】削除管理テーブルを示す図である。
【図15】アクセス履歴テーブルを示す図である。
【図16】登録者選択画面を示す図である。
【図17】出力者情報表示画面を示す図である。
【図18】出力可能機器登録画面を示す図である。
【図19】削除条件式設定画面を示す図である。
【符号の説明】
100 機器連動データ管理システム
101、107 画像形成装置
102、103、105、106 情報処理装置
104、108 携帯情報端末
110 通信回線網
112 Webアプリケーションサーバ
112a 認証プログラム
112b データ送信サービスプログラム
112c データ出力サービスプログラム
112d データ削除プログラム
112e アクセス履歴管理プログラム
112f 削除管理プログラム
112g 削除ログ生成プログラム
112h 顧客管理プログラム
113 データベースサーバ
113a 認証データベース
113b 機器ID情報データベース
113c 削除管理データベース
113d 送信サービスデータベース
113e アクセス履歴データベース
113f 出力サービスデータベース
113g 顧客管理データベース
114 データサーバ
115 メールサーバ
116 システムタイマ
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機や複合機等の画像形成装置に対するインターネット等のネットワークを介した電子データの送信、画像形成装置による電子データの印刷出力、ネットワーク上のデータの管理等を行う場合に適用されるデータ管理装置、データ管理システム、データ削除方法、及び該方法を実行するプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワーク上の電子データ(画像文書)を管理する装置として画像文書回覧装置が提案されている。該装置は、指定された期間または期日を過ぎるとネットワーク上の電子データを記憶装置内から自動的に削除する手段と、ネットワーク上の電子データにアクセスできるユーザを設定し、電子データに対するアクセス状況を管理する手段と、指定された期間または期日までにアクセス権をもったユーザがネットワーク上の電子データにアクセスしなかった場合、強制的に複写機や複合機等の画像形成装置から電子データを印刷出力させる手段とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−177277号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年は、ネットワーク上の電子データに対する不正アクセス・データ盗聴・データの改ざんなどの被害が頻繁に起こっていることから、ネットワーク上の電子データのセキュリティ面を強化することが非常に重要となってきている。そのため、従来から、以下の課題を解決することが要望されている。
【0005】
(1)電子データの送信者が電子データにアクセス権限を設定し、アクセス権限を持った電子データの出力者が電子データを複写機や複合機等の画像形成装置から印刷出力しなかった際に、強制的に前記画像形成装置から印刷出力させることは可能だが、送信者は、出力者が電子データの印刷出力結果としての文書を入手したかを確認することができない。そのため、出力者が不在のときなどに電子データが印刷出力された場合、他人に文書を盗まれる可能性が高く危険である。更に、出力者が電子データを印刷出力しても印刷出力確認を得ることができず、送信者がいつ画像形成装置において文書が印刷出力されたかという情報を把握することもできない場合が多々見受けられる。
【0006】
(2)出力者が電子データを画像形成装置から印刷出力した際に、画像形成装置の記憶装置内に電子データが残されていると、記憶装置内から電子データを盗まれる可能性が高い。
【0007】
(3)ネットワーク上のデータサーバ等に保存されている電子データに、削除を行う期日を示す削除期日情報を付加しておくことで、ネットワーク上から電子データを削除することは可能だが、送信者は電子データが実際に削除されたことを確認する手段がない。また、電子データを削除するための複数の条件を設定することができない。
【0008】
本発明の目的は、ネットワーク上の電子データへの不正アクセス・データ盗聴・データの改ざんなどの被害を防止することなどを可能としたデータ管理装置、データ管理システム、データ削除方法、及び該方法を実行するプログラムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明のデータ管理装置は、ネットワークを介してアクセス可能なデータ出力装置と前記ネットワークを介して通信可能なデータ管理装置において、電子データを格納する記憶手段と、前記記憶手段の電子データを前記データ出力装置に配信する配信手段と、前記データ出力装置に対するアクセスを基に、前記記憶手段に格納された電子データの削除を決定する削除手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
上述の目的を達成するため、本発明のデータ管理装置は、ネットワークを介してアクセス可能なデータ出力装置と前記ネットワークを介して通信可能なデータ管理装置において、電子データを格納する記憶手段と、前記記憶手段の電子データを前記データ出力装置に配信する配信手段と、前記データ出力装置に対するアクセスを基に、前記データ出力装置に配信された電子データの削除、及び前記記憶手段に格納された電子データの削除を決定する削除手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。尚、本実施の形態は本発明の下位概念の一例を示すものである。
【0012】
図1は、本実施の形態に係るネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。
【0013】
図1において、ネットワークシステムは、サービス提供事業者に設置された機器連動データ管理システム100(データ管理装置)、画像形成装置101、画像形成装置107(以上データ出力装置)、情報処理装置102、情報処理装置105、情報処理装置106、携帯情報端末108(以上クライアント装置)、情報処理装置103、携帯情報端末104、中継装置109、111、通信回線網110を備えている。
【0014】
サービス提供事業者は、通信ネットワーク(通信回線網110)を通じてサービス利用者(以後ユーザと称する)に各種配信サービスを提供する事業者であり、本実施の形態においては、通信ネットワーク上に記憶媒体とサーバを配置して、ネットワーク資源を貸与するホスティングサービスをユーザに提供し、通信ネットワーク上の画像形成装置(複写機や複合機等)のためのアプリケーションをユーザに提供する事業者であるとする。
【0015】
一般的には、ホスティングサービスとは、インターネットデータセンタ内のサーバの領域をユーザに貸し出すサービスである。また、通信ネットワーク上のアプリケーションとは、ユーザが通信ネットワーク上の画像形成装置(複写機や複合機等)を利用可能とするためにユーザに提供されるシステムである。
【0016】
本実施の形態では、前提条件として、機器連動データ管理システム100を利用するユーザは、サービス提供事業者から、個人を特定するためのユーザ情報(識別情報)として例えばメールアドレス・ID・パスワードなどが割り当てられている。また、通信ネットワーク上の画像形成装置101、107を特定する情報としては例えばシリアル番号などが設定され、画像形成装置101、107を使用するユーザのユーザ情報が登録されていることとする。また、ユーザには、データサーバ114におけるユーザ毎に使用できる記憶領域が割り当てられていることとする。
【0017】
また、本実施の形態では、情報処理装置や画像形成装置などの表示部に画面を表示するための画面情報をHTML(HyperText Markup Language)で記述し、クライアント(情報処理装置など)と機器連動データ管理システム100内のサーバとの間におけるデータの送受信にCGI(Common Gateway Interface)を用い、必要な箇所にはjava(登録商標)及びその他のWebベースの技術を使用することで、ネットワークシステムを構築することを想定している。勿論、これは一例に過ぎず、他の技術を採用してもよいことは当業者であれば理解できよう。
【0018】
画像形成装置101は、ユーザが利用する、インターネットと接続が可能な装置であり、Internet Explorer(登録商標)に代表されるWebブラウザを備えている。最近では画像データを保存しておくための記憶装置を備えている画像形成装置もある。ユーザは画像形成装置101のWebブラウザを操作し、インターネットを経由してサービス提供事業者の機器連動データ管理システム100と接続する。画像形成装置の例としては、コピー機能、ファクス機能、プリンタ機能及びスキャナ機能を備えたマルチファンクション複合機が挙げられるが、勿論、スキャナ機能とプリンタ機能とWebブラウザを備えていれば、本発明を適用可能である。即ち、複合機、複写機のいずれでもよい。
【0019】
情報処理装置(または外部記憶装置)102は、ユーザのデータが保存されている装置である。情報処理装置(または外部記憶装置)102は、画像形成装置101とLANで接続されており、画像形成装置101を利用することによって(画像形成装置101を介して)、情報処理装置(または外部記憶装置)102に保存されているデータを、他の情報処理装置や画像形成装置に送信することができる。
【0020】
情報処理装置103は、サービス提供事業者が利用する装置である。携帯情報端末104は、サービス提供事業者が利用する、電子メールを送受信できる機能を備えた装置であり、例えば携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)として構成されている。
【0021】
情報処理装置105は、情報処理装置103と同様の機能を備えた装置である。情報処理装置106は、電子メールを送受信できる機能を備えた装置である。画像形成装置107は、画像形成装置101と同様の機能を備えた装置である。携帯情報端末108は、ユーザが利用する、携帯情報端末104と同様の機能を備えた装置であり、例えば携帯電話機やPDAとして構成されている。
【0022】
中継装置109は、ネットワーク間を中継する装置である。通信回線網110は、公衆電話回線、ISDN(Integrated Services Digital Network)、衛星通信網などから構成されているものであり、例えばインターネットとして構成されている。中継装置111は、中継装置109と同様の機能を備えた装置である。
【0023】
機器連動データ管理システム100は、Webアプリケーションサーバ112(配信手段、削除手段、通知手段)、データベースサーバ113(保存手段)、データサーバ114(記憶手段)、メールサーバ115、システムタイマ116を備えている。サービス提供事業者は、機器連動データ管理システム100によりユーザに対し、ホスティングサービス、ユーザが利用する画像形成装置に関わる顧客管理サービス、画像形成装置にデータを配信する配信サービスを提供する。Webアプリケーションサーバ112、データベースサーバ113、データサーバ114、メールサーバ115は、LANによって接続されており、相互にデータのやり取りを行うことが可能になっている。
【0024】
Webアプリケーションサーバ112は、認証プログラム112a、データ送信サービスプログラム112b、データ出力サービスプログラム112c、データ削除プログラム112d、アクセス履歴管理プログラム112e、削除管理プログラム112f、削除ログ生成プログラム112g、顧客管理プログラム112hを備えている。
【0025】
ユーザが情報処理装置などのクライアント装置からWebブラウザを操作してWebアプリケーションサーバ112にアクセスすると、Webアプリケーションサーバ112は各種Web画面情報を生成してWebブラウザへ送る。ユーザはWebブラウザに送られてきたWeb画面情報に対応した画面を閲覧し操作することにより、各種の要求をWebアプリケーションサーバ112に依頼することができる。Webアプリケーションサーバ112は、Webブラウザ経由で受け取ったWebアプリケーションの各種の要求に従って上記各プログラムを起動し、処理を実行する。
【0026】
認証プログラム112aは、認証画面情報の生成と、ユーザ側で認証画面情報に対応した認証画面を介して入力されたユーザIDとパスワードに基づき認証処理を行うプログラムである。データ送信サービスプログラム112bは、ユーザからユーザへ(情報処理装置から情報処理装置へ、情報処理装置から画像形成装置へなど)のデータ送信を担当するメインプログラムである。データ出力サービスプログラム112cは、ユーザが出力サービスを利用した際の管理情報を出力サービスデータベース113fに登録するプログラムである。データ削除プログラム112dは、画像形成装置の記憶装置内の該当するデータベース情報を削除するプログラムである。
【0027】
アクセス履歴管理プログラム112eは、ユーザがデータベースサーバ114に格納されているデータを出力した際の出力情報をアクセス履歴データベース113eに保存するプログラムである。削除管理プログラム112fは、削除条件を削除管理データベース113cに登録するプログラムである。削除ログ生成プログラム112gは、削除ログを削除管理データベース113cに保存するプログラムである。顧客管理プログラム112hは、サービス提供事業者が提供するサービスを利用するユーザに関わる顧客情報を顧客管理データベース113gに保存するプログラムである。
【0028】
データベースサーバ113は、認証データベース113a、機器ID情報データベース113b、削除管理データベース113c、送信サービスデータベース113d、アクセス履歴データベース113e、出力サービスデータベース113f、顧客管理データベース113gを備えている。
【0029】
認証データベース113aには、ユーザID、パスワードなどのユーザを認証するために必要な認証情報が格納されている。認証データベース113aは、認証プログラム112aによって該データベース内の認証情報が参照される。尚、認証情報と関連付けて、ユーザ情報(例えば、会社名、管理者名、管理者ID、住所、電話番号等)やサービス情報(サービス内容、IP(Internet Protocol)アドレス等)を保存してもよい。
【0030】
機器ID情報データベース113bには、ユーザが予めサービス提供事業者と契約をしたときに割り当てられたインターネットと接続が可能な画像形成装置のシリアル番号、メールアドレス、ユーザ情報(例えば、会社名、管理者名、管理者ID、住所、電話番号等)、サービス情報(サービス内容)が格納されている。
【0031】
削除管理データベース113cには、ユーザが送信するデータに対して指定した削除条件が格納されている。データの削除条件としては、例えば、画像形成装置を使用して印刷出力を行う出力者の宛先(メールアドレス)、印刷出力可能な画像形成装置、画像形成装置を利用して印刷出力を行う出力者の数である宛先数、画像形成装置で印刷出力が可能な部数である出力部数、画像形成装置で印刷出力が可能な時間である出力可能時間、画像形成装置で印刷出力が可能な期間である出力可能期間などがある。これらの削除条件は、削除管理プログラム112fによって削除管理データベース113cに登録される。
【0032】
本実施の形態では、これらの削除条件をand(&)、orの条件式で関連付け(図14の削除管理テーブルの下段の「条件設定」参照)、削除条件に基づき(例えば、画像形成装置にアクセスし印刷出力を行った出力者が出力可能出力者数に達した場合、印刷出力部数が出力可能部数に達した場合、出力可能時間に達した場合、出力可能期間に達した場合など)、印刷出力に使用した画像形成装置の記憶装置内のデータ、及びデータサーバ114内のデータを削除する。
【0033】
削除管理データベース113cは、アクセス履歴データベース113eを定期的に参照し、出力情報を確認し、削除対象となる画像形成装置の記憶装置に残されているデータの削除を指示し、削除ログ生成プログラム112gによって削除管理データベース113c内に削除完了ログを保存する。
【0034】
また、削除管理データベース113cは、アクセス履歴データベース113eを定期的に参照し、削除管理データベース113cに格納された削除条件とアクセス履歴データベース113eに格納された出力情報とが一致すると、データサーバ114へ該当データの削除を指示し、削除ログ生成プログラム112gによって削除管理データベース113c内に削除完了ログ(以下削除ログ)を保存する。
【0035】
アクセス履歴データベース113eには、ユーザがデータサーバ114に格納されているデータを出力した際の出力情報が格納されている。出力情報はアクセス履歴管理プログラム112eによってアクセス履歴データベース113eに保存される。
【0036】
送信サービスデータベース113dには、ユーザが送信サービスを利用した際の管理情報が格納されている。管理情報はデータ送信サービスプログラム112bによって送信サービスデータベース113dに登録される。
【0037】
出力サービスデータベース113fには、ユーザが出力サービスを利用した際の管理情報が収納されている。管理情報はデータ出力サービスプログラム112cによって出力サービスデータベース113fに登録される。
【0038】
顧客管理データベース113gには、本サービスを利用するユーザ情報が格納されている。ユーザ情報としては、例えば、ユーザ名・メールアドレス・ユーザパスワード・使用する画像形成装置のIDなどがある。使用する画像形成装置については、顧客管理データベース113gが機器ID情報データベース113bを参照し選択する。
【0039】
データサーバ114には、機器連動データ管理システム100を利用するユーザが送信したデータが格納されている。データサーバ114の内部は、ユーザ毎に使用可能な記憶領域が割り当てられている。データサーバ114に格納されたデータは、通信回線網110を介して画像形成装置或いは情報処理装置などに配信される。
【0040】
メールサーバ115には、SMTP/POPプログラム115aが格納されている。各ユーザがMUA(Message User Agent)プログラムを操作し、POP(Post Office Protocol)を使ってメールサーバ115にアクセスしてくると、SMTP/POPプログラム115aが、メールサーバ115のメールスプール115bに保存されているメールをMUAプログラムに引き渡す。また、各ユーザがMUAプログラムを操作し、電子メールの送信処理を行った場合、MUAプログラムは、メールサーバ115のMTA(Message Transfer Agent)プログラムに電子メールの配信を依頼し、配信依頼を受けたMTAプログラムは、各ユーザが作成した電子メールをSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)で配信する。
【0041】
システムタイマ116は、Webアプリケーションサーバ112の各プログラムにおける処理が年月日や時刻情報を必要な時にアクセスするタイマである。
【0042】
図2は、機器連動データ管理システム100のWebアプリケーションサーバ112、データベースサーバ113、データサーバ114、メールサーバ115のハードウエアの構成例を示す図である。
【0043】
図2において、各サーバは、それぞれ、CPU201、RAM202、ROM203、表示部204、通信インタフェース(I/F)205、ハードディスクドライブ装置(HDD)206、操作部207を備えている。尚、クライアントである情報処理装置102、103も図2と同様の構成を備えている。
【0044】
CPU201は、上述の各種プログラムを実行し、本システムを制御する中央演算処理装置である。RAM202は、プログラムのワークエリアとして使用される記憶装置である。ROM203は、ブートプログラム等を記憶した記憶装置である。表示部204は、プログラムの実行結果などを表示するためのものであり、CRTディスプレイ或いは液晶ディスプレイから構成されている。通信I/F205は、インターネットやLAN等に接続するためのものである。
【0045】
HDD206は、認証データベース113a、機器ID情報データベース113b、削除管理データベース113c、送信サービスデータベース113d、アクセス履歴データベース113e、出力サービスデータベース113f、顧客管理データベース113gに関する情報を記憶する記憶装置である。操作部207は、キーボード、ポインティングデバイス、音声認識デバイスなどの入力装置である。
【0046】
図3は、画像形成装置101及び画像形成装置107のハードウエアの構成例を示すブロック図である。
【0047】
図3において、画像形成装置は、コントローラユニット300、操作部301、スキャナ315、プリンタ316を備えている。更に、コントローラユニット300は、CPU304、RAM305、操作部I/F306、ネットワークI/F307、モデム308、ROM309、ハードディスクドライブ装置(HDD)310、イメージバスI/F311、デバイスI/F312、プリンタ画像処理部313、スキャナ画像処理部314、システムバス317、画像バス318を備えている。
【0048】
コントローラユニット300は、画像入力デバイスであるスキャナ315や画像出力デバイスであるプリンタ316と接続し、一方ではLAN302やWAN303と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う。CPU304は、システム全体を制御する中央演算処理装置である。RAM305は、CPU304が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一次記憶するための画像メモリとしても機能する。ROM309は、ブートROMであり、システムのブートプログラムを格納している。HDD310は、システムソフトウエア、画像データを格納する。
【0049】
操作部I/F306は、操作部301とのインタフェースを司るものであり、操作部301に表示する画像データを操作部301に対して出力する。また、操作部I/F306は、画像形成装置の使用者が操作部301を通じて入力した情報をCPU304に伝える役割を果たす。ネットワークI/F307は、LAN302に接続し、情報の入出力を行う。モデム308は、公衆回線(WAN)308に接続し、情報の入出力を行う。イメージバスI/F311は、信号を伝送するシステムバス317と画像データを高速転送する画像バス318とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
【0050】
画像バス318は、例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス、またはIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394規格に対応したバスである。画像バス318上には以下のデバイスが配置される。デバイスI/F312は、画像入力デバイスであるスキャナ315や画像出力デバイスであるプリンタ316とコントローラユニット300とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部314は、スキャナ315からの入力画像データに対し、補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部313は、プリンタ316への印刷出力画像データに対して、プリンタ316の補正、解像度変換等を行う。スキャナ315は、原稿から画像を読み取る画像入力(画像読取)デバイスである。プリンタ316は、用紙に画像を形成する画像出力(画像形成)デバイスである。
【0051】
次に、上記のように構成された本実施の形態のネットワークシステムにおける各種処理を図4乃至図19を参照しながら説明する。
【0052】
<電子データ送信処理>
図4乃至図6は、送信者が本ネットワークシステムのデータ送信サービスを利用する際の電子データ送信処理を示すフローチャートである。
【0053】
図4乃至図6において、先ず、電子データ送信者(電子データの送信を行う者。以下送信者)が例えば画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザを起動し(ステップS401)、サービス利用画面にアクセスするためのサービス提供事業者が指定したURL(Uniform Resource Locator)をWebブラウザにより入力する(ステップS402)。入力されたURLは、サービス提供事業者に設置された機器連動データ管理システム100のWebアプリケーションサーバ112に送信される。
【0054】
次に、Webアプリケーションサーバ112上で起動された認証プログラム112aにより認証画面情報が生成され、生成された認証画面情報が画像形成装置101或いは情報処理装置102に送信され、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより認証画面が表示される(ステップS403)。認証画面情報はHTMLなどにより生成することができるが、他のマークアップランゲージを用いてもよいし、Java(登録商標)等によりアプリケーションとして作成してもよい。
【0055】
次に、送信者が予め登録されているユーザIDとパスワードを認証画面から入力すると(ステップS404)、ユーザIDとパスワードがWebアプリケーションサーバ112に送信される。Webアプリケーションサーバ112の認証プログラム112aは、ユーザIDとパスワードに基づいて認証処理を行う(ステップS405)。例えば、認証プログラム112aが顧客管理データベース113gに保存されているユーザ情報を参照して認証処理を行い、認証がOKならばステップS406へ進み、認証がNGならばエラー処理を行う。エラー処理としては、ユーザIDやパスワードが間違っている旨を送信者に画面情報として通知したり、ステップS403に戻って、再びユーザIDとパスワードを入力するための認証画面を表示させたりしてもよい。
【0056】
認証がOKとなった場合、Webアプリケーションサーバ112のデータ送信サービスプログラム112bによって送信サービス選択画面情報が生成され、生成された送信サービス選択画面情報が画像形成装置101或いは情報処理装置102に送信され、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより送信サービス選択画面が表示される(ステップS406)。送信者は送信サービス選択画面上で電子データ(以下データ)の処理方法を選択する(ステップS407)。データサーバ114に対するデータの新規登録を選択した場合はステップS408へ進み、データサーバ114に既に登録してあるデータの編集を選択した場合はステップS427へ進む。
【0057】
既に登録してあるデータの編集を選択した場合、上記ステップS401〜ステップS405までの認証処理で用いた予め登録されたユーザIDとパスワードを基に、送信サービスデータベース113e内の送信サービステーブル(図示略)から既に送信完了したデータを検索し、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、データ一覧を示す既登録データ選択画面が表示される(ステップS427)。送信者が既登録データ選択画面上で該当するデータを選択すると(ステップS428)、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、選択したデータの登録情報が表示される(ステップS429)。
【0058】
送信者は選択したデータの処理方法を選択する(ステップS430)。選択したデータの登録情報を編集(登録内容変更)する場合はステップS408へ進む。また、選択したデータを削除する場合はWebアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させ、図11のステップS702へ進み、本処理を終了する。
【0059】
他方、上記ステップS407でデータの新規登録を選択した場合、または上記ステップS430でデータの登録情報の編集(登録内容変更)を選択した場合、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより出力者選択画面が表示される(ステップS408)。送信者は出力者選択画面上で、電子データ出力者(画像形成装置によりデータの印刷出力を行う者。以下出力者)を選択する(ステップS409)。出力者を予め登録されているユーザ一覧から選択する場合は出力者選択を選択し、ステップS410へ進む。また、出力者の宛先を手動で入力する場合は手動入力を選択し、ステップS411へ進む。
【0060】
上記出力者選択を選択した場合、送信者が出力者選択画面上の登録リスト参照ボタンを押下することによって、Webアプリケーションサーバ112の顧客管理プログラム112hを起動させ、データベースサーバ113の顧客管理データベース113gから予め登録されている登録者リストを読み出し、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより登録者選択画面(図16参照)を表示させる(ステップS410)。送信者は登録者選択画面から出力者を検索し選択する。出力者の選択後は、ステップS412へ進む。
【0061】
他方、上記手動入力を選択した場合、送信者は出力者の出力先の情報を手動で入力する(ステップS411)。入力方法としては、例えば、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより表示されているキーボードを利用して入力する。出力先の情報の入力後、Webアプリケーションサーバ112の顧客管理プログラム112hを起動させ、入力された出力者が顧客管理データベース113gに登録されている場合はステップS412へ進み、顧客管理データベース113gに登録されていない場合はエラー処理を行う。エラー処理としては、入力された出力者が本サービス利用者に登録されていない旨を送信者に画面情報として通知したり、ステップS409に戻って、再び出力者の出力先の情報を入力させたりしてもよい。
【0062】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより出力者確認画面を表示させ(ステップS412)、送信者に出力者確認画面上で確認を行わせる(ステップS413)。送信者が出力者確認画面上でOKを入力したならばステップS414へ進み、NGを入力したならばステップS409へ戻る。
【0063】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより削除条件登録画面を表示させ(ステップS414)、送信者に削除条件登録画面上で削除条件を選択させる(ステップS415)。上記ステップS412で登録した出力者が画像形成装置による印刷出力後にデータを削除する場合はステップS416へ進む。また、削除条件を複数登録する場合はステップS417へ進む。
【0064】
登録した出力者が出力後にデータを削除する場合、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させ、上記ステップS412で登録した出力者(複数の場合は全出力者)が該当データを画像形成装置により印刷出力した後に、出力者(複数の場合は全出力者)が利用した画像形成装置及びデータサーバ114から該当データを削除する方法を削除管理データベース113cの削除管理テーブル1401(図14参照)に登録する(ステップS416)。
【0065】
他方、削除条件を複数登録する場合、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム113hを起動させ、図7及び図8に示す削除条件登録処理を行う(ステップS417)。
【0066】
次に、送信者は上記ステップS416または上記ステップS417で入力した削除条件について確認を行う(ステップS418)。削除条件を確認した結果OKならばステップS419へ進む。また、削除条件を確認した結果NGならばステップS414へ戻る。
【0067】
削除条件を確認した結果OKの場合、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させ、上記ステップS408〜ステップS418で登録された削除条件をデータベースサーバ113の削除管理データベース113cの削除管理テーブル1401にアップロードし保存する(ステップS419)。
【0068】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザによりデータ選択画面を表示させ(ステップS420)、送信者にデータ送信方法を選択させる(ステップS421)。送信者がインターネットやLANなどに接続されている例えば情報処理装置102(または外部記憶装置)からのデータを送信することを選択した場合は、ステップS422へ進み、画像形成装置101の画像入力機能を用いて文書などを入力(スキャニング)して送信することを選択した場合は、ステップS423へ進む。
【0069】
情報処理装置102(または外部記憶装置)からのデータを送信することを選択した場合、送信者は送信画面のデータ参照ボタンを押下することで、情報処理装置102(または外部記憶装置)に格納されているデータを参照し、該当データを選択する(ステップS422)。続いて送信者が送信ボタンを押下すると、ステップS424へ進む。
【0070】
他方、画像形成装置101の画像入力機能を用いて文書などを入力して送信することを選択した場合、原稿をスキャナ315にセットし、スキャナ315で原稿から読み取ったデータを画像形成装置101に格納する(ステップS423)。続いて送信者が送信ボタンを押下すると、ステップS424へ進む。
【0071】
上記ステップS422または上記ステップS423の操作に基づき、情報処理装置102(または外部記憶装置)或いは画像形成装置101からWebアプリケーションサーバ112へデータが送信される(ステップS424)。次に、Webアプリケーションサーバ112のデータ送信プログラム112bを起動させ、データをデータサーバ114の予めユーザ毎に割り当てられた指定の記憶領域に格納(アップロード)する(ステップS425)。また、システムタイマ116から読み出したアップロード日時情報と共に、アップロードしたデータのデータ情報(例えば、データ名、送信者名、送信場所など)を、送信サービスデータベース113dの送信サービステーブル(図示略)に送信者ごとに保存し、ステップS426へ進む。
【0072】
次に、上記ステップS425のデータのアップロードと同時に、メールサーバ115のSMTP/POPプログラム115aを起動させ、上記ステップS408〜ステップS413で登録した出力者に対し、上記ステップS425で削除管理データベース113cの削除管理テーブル1401(図14参照)に保存された削除条件と、データサーバ114内の送信者の領域にデータがアップロードされている旨を電子メール送信する(ステップS426)。尚、電子メール送信の替わりに電話で連絡することも想定される。電子メール送信が終わると本処理を終了する。
【0073】
<電子データ削除条件登録処理>
図7及び図8は、電子データ送信処理時の電子データ削除条件登録処理(図5のステップS417で削除条件を登録する際の電子データ削除条件登録処理)を示すフローチャートである。
【0074】
図7及び図8において、先ず、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させる(ステップS501)。次に、図5のステップS408〜ステップS413で登録した出力先の出力者情報(ユーザ名・ユーザID・使用可能機種IDなど)を顧客データベース113gから読み出し、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、出力者情報表示画面(図17参照)を表示させる(ステップS502)。
【0075】
次に、送信者が出力者情報表示画面上で各出力者が使用可能な機器(画像形成装置)を識別するための使用可能機器IDを選択すると、Webアプリケーションサーバ112の機器情報データベース113bを起動させ、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、各出力者の使用可能機器情報(機種・設置場所・管理者名・管理者ID・現状の動作状況など)を表示させる(ステップS503)。次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、各出力者の出力可能機器ID選択(出力可能機器登録)画面(図18参照)を表示させる(ステップS504)。送信者は出力可能機器ID選択画面上で各出力者の出力可能機器IDを選択する(ステップS505)。
【0076】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、出力可能出力者数入力画面を表示させる(ステップS506)。送信者は出力可能出力者数入力画面上で、印刷出力が可能な者を示す出力可能出力者数を入力する(ステップS507)。尚、出力可能出力者数のデフォルト値は、出力先に指定されている出力者数となっている。また、出力可能出力者数に指定されている出力者数より大きい数値を入力した場合は、エラーとなる。また、出力可能出力者数に入力する値は、1以上で且つ出力先に指定されている出力者数以下でなければならない。
【0077】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、宛先(メールアドレス)毎の出力可能部数登録画面を表示させる(ステップS508)。送信者は出力可能部数登録画面上で、印刷出力が可能な部数を示す出力可能部数を選択する(ステップS509)。出力可能部数を全出力者に対し無制限とする場合はステップS510へ進み、出力可能部数を指定する場合はステップS511へ進む。
【0078】
出力可能部数を全出力者無制限とする場合、送信者は出力可能部数登録画面上で全出力者の出力可能部数を無制限にすることを選択する(ステップS510)。
【0079】
他方、出力可能部数を指定する場合、送信者は出力可能部数登録画面上で各出力者に出力可能部数を指定する(ステップS511)。尚、デフォルト値は各出力者1部とする。また、最大値は各出力者が印刷出力に使用する画像形成装置107の機種・仕様により異なるが、最大値を超えた数値を入力した場合はエラーを表示させる。
【0080】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、出力可能時間登録画面を表示させる(ステップS512)。送信者は出力可能時間登録画面上で、印刷出力が可能な時間を示す出力可能時間を選択する(ステップS513)。出力可能時間を全出力者に対し無制限(24時間)とする場合はステップS514へ進み、出力可能時間を指定する場合はステップS515へ進む。
【0081】
出力可能時間を全出力者無制限(24時間)とする場合、送信者は出力可能時間登録画面上で全出力者の出力可能時間を無制限(24時間)にすることを選択する(ステップS514)。
【0082】
他方、出力可能時間を指定する場合、送信者は出力可能時間登録画面上で各出力者に出力可能時間を指定する(ステップS515)。出力可能時間については、××時××分〜××時××分といった登録を行うことができ、「時」は0〜24、「分」は「0、10、20、30、40、50」から選択する。
【0083】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、出力可能期間登録画面を表示させる(ステップS516)。送信者は出力可能期間登録画面上で、印刷出力が可能な期間を示す出力可能期間を登録する(ステップS517)。出力可能期間については、××××年××月××日〜××××年××月××日といった登録を行うことができる。デフォルト値は送信者がデータをアップロードした当日とする。
【0084】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、上記ステップS502〜ステップS517で登録した内容に対応した削除条件詳細設定(削除条件式設定)画面(図19参照)を表示させる(ステップS518)。送信者は削除条件詳細設定画面上で上記ステップS502〜ステップS517で登録した各削除条件の詳細設定を行う(ステップS519)。即ち、登録した各削除条件をand、orの条件式で関連付け、削除管理データベース113bの削除管理テーブル1401に保存する。
【0085】
次に、画像形成装置101或いは情報処理装置102のWebブラウザにより、上記ステップS503〜ステップS519で登録した内容に対応した削除条件確認画面を表示させる(ステップS520)。送信者は削除条件確認画面上で削除条件の確認を行う(ステップS521)。送信者が削除条件確認画面上でOKを入力したならば本処理を終了し、NGを入力したならばステップS502に戻る。
【0086】
<電子データ出力処理>
図9及び図10は、電子データ出力処理(出力者が本ネットワークシステムの出力サービスを利用する際の処理)を示すフローチャートである。
【0087】
図9及び図10において、先ず、出力者はデータベースサーバ113の顧客管理データベース113cに予め登録されているメールアドレスが設定されているメールソフトを、例えば情報処理装置106或いは携帯情報端末(例えば携帯電話機)108で起動させ(ステップS601)、図6のステップS426で画像形成装置101或いは情報処理装置102から送信された電子メールをメールソフトにより受信する(ステップS602)。
【0088】
次に、図7のステップS505で選択された出力可能機器IDに対応する画像形成装置107のWebブラウザを起動する(ステップS603)。次に、サービス利用画面にアクセスするためのサービス提供事業者の指定するURLを、画像形成装置107のWebブラウザにより入力する(ステップS604)。入力されたURLはWebアプリケーションサーバ112に送信される。
【0089】
次に、Webアプリケーションサーバ112上で起動された認証プログラム112aにより認証画面情報が生成され、生成された認証画面情報が画像形成装置107に送信され、画像形成装置107のWebブラウザにより認証画面が表示される(ステップS605)。認証画面情報はHTMLなどにより生成することができるが、他のマークアップランゲージを用いてもよいし、Java(登録商標)等によりアプリケーションとして作成してもよい。
【0090】
次に、出力者が予め登録されているユーザIDとパスワードを認証画面上で入力すると(ステップS606)、ユーザIDとパスワードがWebアプリケーションサーバ112に送信される。Webアプリケーションサーバ112の認証プログラム112aは、ユーザIDとパスワードに基づき認証処理を行う(ステップS607)。例えば、認証プログラム112aが顧客管理データベース113gに保存されているユーザ情報を参照して認証処理を行い、認証がOKならばステップS608へ進む。認証がNGならばエラー処理を行う。エラー処理としては、ユーザIDやパスワードが間違っている旨を送信者に画面情報として通知したり、ステップS605に戻って、再びユーザIDとパスワードを入力するための認証画面を表示させたりしてもよい。
【0091】
認証がOKとなった場合、Webアプリケーションサーバ112のデータ出力サービスプログラム112cによって出力可能データリスト画面情報が生成され、生成された出力可能データリスト画面情報が画像形成装置107に送信され、画像形成装置107のWebブラウザにより出力可能データリスト画面が表示される(ステップS608)。
【0092】
出力者は出力可能データリスト画面上で出力したいデータを選択する。出力者が出力したいデータを選択すると、Webアプリケーションサーバ112のデータ出力サービスプログラム112cが起動し、データサーバ114内の出力者に関連付けられている領域において、選択されたデータが削除されている否かをチェックする(ステップS609)。データが削除されていたらステップS610へ進み、データが削除されていなかったらステップS611へ進む。
【0093】
データサーバ114内のデータが削除されていた場合、画像形成装置107のWebブラウザにより、データサーバ114からデータが削除された旨のエラーを表示し(ステップS610)、本処理を終了する。
【0094】
他方、データサーバ114内のデータが削除されていなかった場合、画像形成装置107のWebブラウザにより、上記ステップS609で選択したデータのデータ情報(データ名、データ送信者、送信者ID、出力可能期間、出力部数など)を表示する(ステップS611)。
【0095】
次に、出力者は出力可能データリスト画面上で該当データの印刷出力の有無を選択する(ステップS612)。該当データを印刷出力しない場合は、本処理を終了する。
【0096】
他方、該当データを印刷出力する場合は、出力可能データリスト画面の出力ボタンを押下することによって、Webアプリケーションサーバ112のデータ出力サービスプログラム112cを起動させ、データサーバ114から該当データの印刷出力処理を行い、ステップS613へ進む。
【0097】
次に、出力者は該当データの印刷出力確認を行う(ステップS613)。データの印刷出力が正常に行われた場合は、画像形成装置107の出力確認画面で成功ボタンを選択し、Webアプリケーションサーバ112のデータ出力サービスプログラム112cを起動させ、データベースサーバ113の出力サービスデータベース113fの出力サービステーブル(図示略)に出力情報(印刷出力を行う出力場所(画像形成装置の設置場所)、時間、ユーザ名)を保存する。
【0098】
他方、データの印刷出力を失敗した場合は、ステップS614へ進む。データの印刷出力を失敗した場合とは、例えば、画像形成装置107の紙詰まりや故障等の場合が考えられる。
【0099】
次に、Webアプリケーションサーバ112のデータ出力サービスプログラム112cを起動させ、データベースサーバ113の出力サービスデータベース113cの出力サービステーブル(図示略)に、出力者が画像形成装置による印刷出力を失敗したことを示す出力失敗情報(例えば、データ名・ユーザID・出力機器ID・出力場所など)を保存する(ステップS614)。
【0100】
次に、Webアプリケーションサーバ112のアクセス履歴管理プログラム112eを起動させ、データベースサーバ113の出力サービスデータベース113cの出力サービステーブル(図示略)から出力情報を参照し、出力者が印刷出力を失敗したことを示す出力失敗情報を入手する(ステップS615)。
【0101】
次に、メールサーバ115のSMTP/POPプログラム115aを起動させ、上記ステップ615で入手した出力失敗情報を送信者へ電子メール送信する(ステップS616)。尚、電子メール送信の替わりに電話で連絡することも想定される。電子メール送信が終わると本処理を終了する。
【0102】
<電子データ削除処理及び削除ログ生成処理>
図11乃至図13は、電子データ削除処理及び削除ログ生成処理を示すフローチャートである。
【0103】
図11乃至図13において、先ず、データベースサーバ113の出力サービスデータベース113cの出力サービステーブル(図示略)に保存されている出力情報に従って、データサーバ114内のデータが印刷出力されたか否かをチェックする(ステップS700、ステップS701)。データサーバ114内のデータが印刷出力されている場合はステップS704へ進み、データサーバ114内のデータが印刷出力されていない場合はステップS702へ進む。
【0104】
データサーバ114内のデータが印刷出力されていない場合、データベースサーバ113の削除管理データベース113bに送信者によるデータ削除を示す送信者削除が設定されているか否かをチェックする(ステップS702)。削除管理データベース113bに送信者削除が設定されている場合はステップS714へ進み、削除管理データベース113bに送信者削除が設定されていない場合はステップS703へ進む。
【0105】
削除管理データベース113bに送信者削除が設定されていない場合、データベースサーバ113の削除管理データベース113bの削除管理テーブル1401の出力可能時間1401bの設定と出力可能期間1401cの設定をチェックし、システムタイマ116の計時に従って出力期間が満了したかどうかを判定し(ステップS703)、出力期間が満了した場合はステップS714へ進み、出力期間が満了していない場合は本処理を終了する。
【0106】
他方、データサーバ114内のデータが印刷出力されている場合、Webアプリケーションサーバ112のアクセス履歴管理プログラム112eを起動させ(ステップS704)、データ出力情報(出力者、出力機器ID、出力部数など)をデータベースサーバ113のアクセス履歴データベース113eに保存する(ステップS705)。
【0107】
次に、Webアプリケーションサーバ112のデータ削除プログラム112dを起動し、上記ステップS705で保存されたデータ出力情報に記述された画像形成装置107のHDD310内の該当データの削除を実行させる(ステップS706)。次に、画像形成装置107のHDD310内の該当データの削除を完了したことを示す通知情報を、画像形成装置107からWebアプリケーションサーバ112に送信する(ステップS707)。
【0108】
次に、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させ(ステップS708)、上記ステップS707で画像形成装置107から送信された該当データの削除を完了したことを示す通知情報を、削除管理データベース113cの削除管理テーブル1401の1401aに保存する(ステップS709)。
【0109】
次に、Webアプリケーションサーバ112の削除ログ生成プログラム112g を起動させ(ステップS710)、削除ログを生成し、削除ログをデータベースサーバ113の削除管理データベース113cの削除ログテーブル(図示略)に保存する(ステップS711)。次に、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させ、該当データの削除管理データベース113cの削除管理テーブル1401(図14参照)から、該当データのアクセス履歴データベース113eのアクセス履歴テーブル1501(図15参照)を参照させる(ステップS712)。
【0110】
次に、該当データの削除管理データベース113cの削除管理テーブル1401と、該当データのアクセス履歴データベース113eのアクセス履歴テーブル1501とが一致するか否かを判定し(ステップS713)、一致しなかった場合はこれ以降の処理は行わず本処理を終了し、一致した場合はステップS714へ進む。
【0111】
次に、Webアプリケーションサーバ112のデータ削除プログラム112dを起動させる(ステップS714)。データ削除プログラム112dの指示を受け、データサーバ114内の該当データの削除を実行させる(ステップS715)。次に、データサーバ114内の該当データの削除を完了したことを示す情報を、データサーバ114からWebアプリケーションサーバ112へ送信する(ステップS716)。
【0112】
次に、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させ(ステップS717)、データサーバ114内の該当データの削除を完了したことを示す情報を削除管理データベース113cに保存する(ステップS718)。次に、Webアプリケーションサーバ112の削除ログ生成プログラム112gを起動させ(ステップS719)、該当データの削除ログを生成し、削除ログを削除管理データベース113gの削除ログテーブル(図示略)に保存する(ステップS720)。
【0113】
次に、メールサーバ115のSMTP/POPプログラム115aを起動させ、上記ステップS711で削除管理データベース113gの削除ログテーブルに保存された各ユーザが使用した画像形成装置内の削除ログと、上記ステップS720で削除管理データベース113gの削除ログテーブルに保存されたデータサーバ114内の削除ログを、送信者のメールアドレスに電子メール送信し(ステップS721)、本処理を終了する。
【0114】
以上説明したように、本実施の形態によれば、ネットワーク上の電子データを削除する削除条件(換言すれば、電子データにアクセスできる条件)を複数設定し、画像形成装置による電子データの印刷出力後、画像形成装置の記憶装置内から該当する電子データを削除し、これと連動してデータサーバ114から該当する電子データを削除する制御を行うため、近年頻繁に起きているネットワーク上の電子データへの不正アクセス・データ盗聴・データの改ざんなどの被害を防止することができる。
【0115】
また、電子データの印刷出力に使用した画像形成装置の記憶装置内から電子データを削除した記録である削除ログ、及びデータサーバ114から電子データを削除した記録である削除ログを送信者に発行するため、送信者は電子データが削除されたことを確認することができると共に、サービス提供事業者に対する顧客の信頼性を向上させることができる。
【0116】
尚、上記実施の形態において、インターネットなどの通信ネットワークにIpv6(Internet Protocol Version 6)ネットワークを利用し、機器固有のグローバルIPアドレスをサービス提供事業者の機器連動データ管理システム100に予め登録しておくグローバルIPアドレス/機器情報対応メモリテーブルと、Ipv6プロトコルのプラグアンドプレイ機能を用いて、グローバルIPアドレスを自動的に登録する仕組みとすることも可能である。
【0117】
また、上記実施の形態において、Webアプリケーションサーバ112の削除管理プログラム112fを起動させてデータ送信及び印刷出力を行う際に、経由するネットワーク上に設置されたルータの記憶装置などに残されたデータも削除し、その削除ログも同様に保存することも可能である。
【0118】
また、上記実施の形態において、ネットワークシステムを図1に示す構成としたが、ネットワークシステムを構成する機器(画像形成装置、情報処理装置、携帯情報端末等)の種類・設置台数・接続形態は任意とすることが可能である。
【0119】
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図4乃至図13のフローチャート)をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読出して実行することによって、達成することができる。
【0120】
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記録した記憶媒体から直接供給されるか、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【0121】
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
【0122】
また、本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが記憶媒体に記憶されたプログラムを読出して実行することによっても、達成することができる。
【0123】
この場合、格納媒体から読出されたプログラムコード自体が上述した各実施の形態の機能を実現すると共に、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
【0124】
プログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、ROM、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(登録商標)、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等がある。
【0125】
上述した実施の形態の機能は、コンピュータから読出されたプログラムコードを実行することによるばかりでなく、コンピュータ上で稼動するOS等がプログラムコードの指示に基づいて実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現することができる。
【0126】
更に、本発明は、前述した実施の形態を実現するソフトウェアのプログラムがネットワーク上のデータベース又はホームページから通信プログラムによりダウンロードされ、このプログラムを読出して実行することによって達成することができる。
【0127】
上記プログラムは、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページからコンピュータプログラム自体、又は自動インストール機能を含む圧縮ファイルをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給することができる。
【0128】
また、上記プログラムは、プログラムコードを暗号化した上で格納したCD−ROM等の記憶媒体をユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムコードを実行してコンピュータにインストールさせることによっても供給することができる。
【0129】
上述した実施の形態の機能は、プログラムコードを複数のファイルに分割し、夫々のファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現することができる。即ち、本発明の機能処理をコンピュータで実現させるためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明を構成する。
【0130】
また、上述した実施の形態の機能は、記憶媒体から読出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード又はコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備えられたメモリに書込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボード又は機能拡張ユニットに備えられたCPU又はMPU等が実際の処理の一部又は全部を実行することによっても実現することができる。
【0131】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、データ出力装置に対するアクセスを基に、データ出力装置に配信された電子データを削除し、データ管理装置の記憶手段に格納された電子データを削除する制御を行うため、近年頻繁に起きているネットワーク上の電子データへの不正アクセス・データ盗聴・データの改ざんなどの被害を防止することができる。
【0132】
また、電子データの出力に使用したデータ出力装置内から電子データを削除したことを示す削除情報、及びデータ管理装置の記憶手段から電子データを削除したことを示す削除情報を電子データ送信者に発行するため、電子データ送信者は電子データが削除されたことを確認することができると共に、データ管理装置を運営する事業者に対するユーザの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】機器連動データ管理システムのWebアプリケーションサーバ、データベースサーバ、ファイルサーバ、メールサーバのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
【図3】画像形成装置のハードウエアの構成例を示すブロック図である。
【図4】電子データ送信処理を示すフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートの続きである。
【図6】図5のフローチャートの続きである。
【図7】電子データ送信処理時の電子データ削除条件登録処理を示すフローチャートである。
【図8】図7のフローチャートの続きである。
【図9】電子データ出力処理を示すフローチャートである。
【図10】図9のフローチャートの続きである。
【図11】電子データ削除処理及び削除ログ生成処理を示すフローチャートである。
【図12】図11のフローチャートの続きである。
【図13】図12のフローチャートの続きである。
【図14】削除管理テーブルを示す図である。
【図15】アクセス履歴テーブルを示す図である。
【図16】登録者選択画面を示す図である。
【図17】出力者情報表示画面を示す図である。
【図18】出力可能機器登録画面を示す図である。
【図19】削除条件式設定画面を示す図である。
【符号の説明】
100 機器連動データ管理システム
101、107 画像形成装置
102、103、105、106 情報処理装置
104、108 携帯情報端末
110 通信回線網
112 Webアプリケーションサーバ
112a 認証プログラム
112b データ送信サービスプログラム
112c データ出力サービスプログラム
112d データ削除プログラム
112e アクセス履歴管理プログラム
112f 削除管理プログラム
112g 削除ログ生成プログラム
112h 顧客管理プログラム
113 データベースサーバ
113a 認証データベース
113b 機器ID情報データベース
113c 削除管理データベース
113d 送信サービスデータベース
113e アクセス履歴データベース
113f 出力サービスデータベース
113g 顧客管理データベース
114 データサーバ
115 メールサーバ
116 システムタイマ
Claims (11)
- ネットワークを介してアクセス可能なデータ出力装置と前記ネットワークを介して通信可能なデータ管理装置において、
電子データを格納する記憶手段と、前記記憶手段の電子データを前記データ出力装置に配信する配信手段と、前記データ出力装置に対するアクセスを基に、前記記憶手段に格納された電子データの削除を決定する削除手段とを備えることを特徴とするデータ管理装置。 - ネットワークを介してアクセス可能なデータ出力装置と前記ネットワークを介して通信可能なデータ管理装置において、
電子データを格納する記憶手段と、前記記憶手段の電子データを前記データ出力装置に配信する配信手段と、前記データ出力装置に対するアクセスを基に、前記データ出力装置に配信された電子データの削除、及び前記記憶手段に格納された電子データの削除を決定する削除手段とを備えることを特徴とするデータ管理装置。 - 前記記憶手段から電子データを削除した場合、削除完了を示す削除情報を保存する保存手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のデータ管理装置。
- 前記データ出力装置及び前記記憶手段から電子データを削除した場合、削除完了を示す削除情報を保存する保存手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のデータ管理装置。
- 前記削除情報を電子データの送信者に通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項3又は4記載のデータ管理装置。
- 前記データ出力装置は、印刷媒体に画像を印刷する画像形成装置であり、前記削除手段は、前記データ出力装置から電子データの印刷出力が可能な出力可能出力者数を基に、電子データの削除を決定することを特徴とする請求項1又は2記載のデータ管理装置。
- 前記データ出力装置は、印刷媒体に画像を印刷する画像形成装置であり、前記削除手段は、前記データ出力装置から電子データの印刷出力が可能な出力可能部数を基に、電子データの削除を決定することを特徴とする請求項1又は2記載のデータ管理装置。
- 前記記憶手段は、利用者毎に記憶領域が割り当てられ、前記利用者は、個別に識別情報が割り当てられていることを特徴とする請求項1記載のデータ管理装置。
- 前記請求項1乃至8の何れかに記載のデータ管理装置と、電子データを出力するデータ出力装置と、前記データ出力装置にアクセス可能なクライアント装置とをネットワークを介して通信可能に接続したことを特徴とするデータ管理システム。
- ネットワークを介してアクセス可能なデータ出力装置と前記ネットワークを介して通信可能なデータ管理装置により実行されるデータ削除方法において、
前記データ出力装置に対するアクセスを基に、前記データ管理装置から前記データ出力装置に配信された電子データの削除、及び前記データ管理装置に格納された電子データの削除を決定することを特徴とするデータ削除方法。 - ネットワークを介してアクセス可能なデータ出力装置と前記ネットワークを介して通信可能なデータ管理装置のデータ削除方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
前記データ出力装置に対するアクセスを基に、前記データ管理装置から前記データ出力装置に配信された電子データの削除、及び前記データ管理装置に格納された電子データの削除を決定するモジュールを備えることを特徴とするプログラム。
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