JP2005025441A - Icカードのアプリケーションプログラム更新方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】個人データを削除することなく新たなアプリケーションプログラムに更新できるICカードのアプリケーションプログラム更新方法を提供する。
【解決手段】不揮発性メモリに既に格納されている第1のアプリケーションプログラムを削除し、第2のアプリケーションプログラムに更新処理するICカードのアプリケーションプログラム更新方法であって、前記第1のアプリケーションプログラムに含まれている個人データを、前記不揮発性メモリに設けられたメモリ領域に一時的に記憶させる第1ステップと、前記第1のアプリケーションプログラムを削除する第2ステップと、前記不揮発性メモリに前記第2のアプリケーションプログラムをダウンロードする第3ステップと、前記不揮発性メモリにダウンロードした前記第2のアプリケーションプログラムに、前記メモリ領域に一時的に記憶させた個人データを書き込む第4ステップと、からなる。
【選択図】 図1
【解決手段】不揮発性メモリに既に格納されている第1のアプリケーションプログラムを削除し、第2のアプリケーションプログラムに更新処理するICカードのアプリケーションプログラム更新方法であって、前記第1のアプリケーションプログラムに含まれている個人データを、前記不揮発性メモリに設けられたメモリ領域に一時的に記憶させる第1ステップと、前記第1のアプリケーションプログラムを削除する第2ステップと、前記不揮発性メモリに前記第2のアプリケーションプログラムをダウンロードする第3ステップと、前記不揮発性メモリにダウンロードした前記第2のアプリケーションプログラムに、前記メモリ領域に一時的に記憶させた個人データを書き込む第4ステップと、からなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のアプリケーションプログラムを格納可能なICカードの個人データを含むアプリケーションプログラムを更新する際に、個人データを削除することなく新たなアプリケーションプログラムに更新することができるICカードのアプリケーションプログラム更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICカード、特にCPUを内蔵したICカードは、高度なセキュリティを実現できることから、高度情報化社会の種々の分野において利用が広まっている。
CPUを搭載したICカードは、通常、読み出し専用メモリであるROM、揮発性メモリであるRAM、書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROMの3種類のメモリを備えており、EEPROMには、ICカード所有者の個人情報や各種アプリケーションプログラムが搭載されている。
このEEPROMの容量が大きい場合には、複数のアプリケーションプログラムを搭載することが可能である。
【0003】
このため、1枚のICカードに複数のアプリケーションプログラムを搭載して複数の分野で利用することが可能となるが、その際に、利用しているアプリケーションプログラムが不要になった場合、そのアプリケーションプログラムを削除したり、またEEPROMの空き領域に新しいアプリケーションプログラムを追加して利用することも可能である。
【0004】
従来、既にインターネットを利用してアプリケーションプログラムの管理を行ない、ICカードにアプリケーションプログラムをダウンロードするカード情報更新システムなどが開示されている。(例えば、特許文献1参照)
しかしながら、アプリケーションプログラムの更新処理を行った場合には、削除したアプリケーションプログラムに含まれている個人データも同時に削除されてしまうために、新たなアプリケーションプログラムに個人データを入力して登録する必要があり不便であるという問題がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−304602
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、複数のアプリケーションプログラムを格納可能なICカードの個人データを含むアプリケーションプログラムを更新する際に、個人データを削除することなく新たなアプリケーションプログラムに効率的に更新することができるICカードのアプリケーションプログラム更新方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のICカードのアプリケーションプログラム更新方法は、CPUと、書き換え可能な不揮発性メモリと、前記CPUが実行可能なプログラムを格納する読み出し専用メモリと、を備えるICカードにおいて、前記不揮発性メモリに既に格納されている第1のアプリケーションプログラムを削除し、第2のアプリケーションプログラムに更新処理するICカードのアプリケーションプログラム更新方法であって、前記第1のアプリケーションプログラムに含まれている個人データを、前記不揮発性メモリに設けられたメモリ領域に一時的に記憶させる第1ステップと、前記第1のアプリケーションプログラムを削除する第2ステップと、前記不揮発性メモリに前記第2のアプリケーションプログラムをダウンロードする第3ステップと、前記不揮発性メモリにダウンロードした前記第2のアプリケーションプログラムに、前記メモリ領域に一時的に記憶させた個人データを書き込む第4ステップと、からなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかるICカードのアプリケーションプログラム更新方法の構成を説明する図、図2は、本発明に使用するICカードのICチップの概要を説明するためのブロック図、図3は、本発明に使用するICカードのICチップの機能を説明するためのブロック図、図4は、本発明の実施形態にかかるICカードのアプリケーションプログラム更新方法の処理手順を説明するための図、図5は、本発明の実施形態にかかるICカードのアプリケーションプログラム更新方法の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【0009】
図1に示すように、アプリケーションプログラムを提供するアプリケーションプログラム提供サーバ1は、インターネット2を介してユーザ側のインターネット端末3と通信可能に接続されている。
また、インターネット端末3には、ICカードリーダライタ4を介してアプリケーションプログラムをICカード5にダウンロードしたり、ICカード5に記憶されているアプリケーションプログラムを削除することができるように構成されている。
【0010】
また、図2に示すように、ICカード5は、ICカードリーダライタ4及びインターネット端末3を介して、インターネットによりアプリケーションプログラム提供サーバ1と通信を行なうためのインターフェース6と、各メモリにアクセスするCPU7と、読み出し専用メモリであるROM8と、随時書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROM9と、揮発性メモリであうRAM10とにより構成されている。
ROM8には、制御プログラムが記憶されていて、この制御プログラムに基いてCPU7の処理がコントロールされ、前記ROM8、EEPROM9、RAM10の各メモリへのアクセスは、全てCPU7を介して行われる。
【0011】
インターネット端末3からICカードリーダライタ4を介して、ICカード5のCPU7に対して所定のコマンドを実行すると、CPU7はこのコマンドを受信して判断し、その結果をインターネット端末3に対してレスポンスとして返信する。
例えば、既にEEPROM9に記憶されているアプリケーションプログラムを削除して、新規のアプリケーションプログラムを書き込んで記憶させる場合には、CPU7に対して実行を指示すると、そのCPU7は、削除コマンド及び書込コマンドの実行という形式でEEPROM9に対して、アプリケーションプログラムの削除及び書込処理を行う。
【0012】
また、EEPROM9には、第1のアプリケーションプログラム11と、データ一時回避用アプリケーションプログラム12とが記憶されている。
この第1のアプリケーションプログラム11は、必要に応じてICカード5に記憶させたり、削除させるためのアプリケーションプログラムであって、複数のプログラムを記憶させておいてもよい。
また、データ一時回避用アプリケーションプログラム12は、削除しないで常時EEPROM9に記憶させておくプログラムであって、第1のアプリケーションプログラム11を新たなアプリケーションプログラムに更新させる際に実行する。
【0013】
第1のアプリケーションプログラム11には、個人データを記憶させておく個人データメモリ領域11aを有し、またデータ一時回避用アプリケーションプログラム12にも、個人データを記憶させておく個人データメモリ領域12aを有している。
このデータ一時回避用アプリケーションプログラム12は、EEPROM9に記憶されている第1のアプリケーションプログラム11を削除するとともに、新たな第2のアプリケーションプログラムをダウンロードしようとする場合に、第1のアプリケーションプログラム11に記憶されている個人データを削除することなく、第2のアプリケーションプログラムにその個人データを移して使用する際に処理実行されるプログラムであり、実行が必要な場合に制御プログラムからのコマンド信号を受けて起動される。
【0014】
次に、図4及び図5に基いて、本発明のICカードのアプリケーションプログラム更新方法を、データ一時回避用アプリケーションプログラム12を利用して、既にEEPROM9に記憶されている第1のアプリケーションプログラム11を、新たな第2のアプリケーションプログラムに更新する場合に関して説明する。
【0015】
アプリケーションプログラムの更新前の段階においては、図4(a)に示すように、EEPROM9に第1のアプリケーションプログラム11と、データ一時回避用アプリケーションプログラム12とが記憶されている。
そして、データ一時回避用アプリケーションプログラム12により、最初の処理において、第1のアプリケーションプログラム11に記憶されている個人データを、データ一時回避用アプリケーションプログラムの個人データメモリ領域に移し換える処理を行う。(ステップS1)
【0016】
次の段階において、図4(b)に示すように、EEPROM9から第1のアプリケーションプログラム11を削除処理する。(ステップS2)
次に、図4(c)に示すように、アプリケーションプログラムを提供するアプリケーションプログラム提供サーバ1から、インターネット2を介して受信した第2のアプリケーションプログラム13をEEPROM9にダウンロードさせて記憶させる。(ステップS3)
【0017】
次に、図4(d)に示すように、データ一時回避用アプリケーションプログラム12の個人データメモリ領域12aに記憶させている個人データを、第2のアプリケーションプログラム13の個人データメモリ領域13aに移し換えて記憶させる。(ステップS4)
以上の処理により、第1のアプリケーションプログラム11に記憶されている個人データは、第1のアプリケーションプログラム11が削除された際に同時に削除させることがなく、第2のアプリケーションプログラム13に移し換えて使用することができる。
【0018】
また、EEPROM9に複数のアプリケーションプログラムが記憶されている場合においても、更新するアプリケーションプログラムに共通して使用可能な個人データを有する場合に、古いアプリケーションプログラムから新たなアプリケーションプログラムに個人データを移し換えて更新処理を行うことができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のICカードのアプリケーションプログラム更新方法は、アプリケーションプログラムを更新する際に、新たなアプリケーションプログラムに古いアプリケーションプログラムの個人データを移し換えることができるので、更新の際にあらためて個人データを入力処理する手間が無く、更新処理を効率的に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるICカードのアプリケーションプログラム更新方法の構成を説明する図である。
【図2】本発明に使用するICカードのICチップの概要を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明に使用するICカードのICチップの機能を説明するためのブロック図である。
【図4】本発明の実施形態にかかるICカードのアプリケーションプログラム更新方法の処理手順を説明するための図である。
【図5】本発明の実施形態にかかるICカードのアプリケーションプログラム更新方法の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 アプリケーションプログラム提供サーバ
2 インターネット
3 インターネット端末
4 ICカードリーダライタ
5 ICカード
6 インターフェース
7 CPU
8 ROM
9 EEPROM
10 RAM
11 第1のアプリケーションプログラム
11a,12a,13a 個人データメモリ領域
12 データ一時回避用アプリケーションプログラム
13 第2のアプリケーションプログラム
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のアプリケーションプログラムを格納可能なICカードの個人データを含むアプリケーションプログラムを更新する際に、個人データを削除することなく新たなアプリケーションプログラムに更新することができるICカードのアプリケーションプログラム更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICカード、特にCPUを内蔵したICカードは、高度なセキュリティを実現できることから、高度情報化社会の種々の分野において利用が広まっている。
CPUを搭載したICカードは、通常、読み出し専用メモリであるROM、揮発性メモリであるRAM、書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROMの3種類のメモリを備えており、EEPROMには、ICカード所有者の個人情報や各種アプリケーションプログラムが搭載されている。
このEEPROMの容量が大きい場合には、複数のアプリケーションプログラムを搭載することが可能である。
【0003】
このため、1枚のICカードに複数のアプリケーションプログラムを搭載して複数の分野で利用することが可能となるが、その際に、利用しているアプリケーションプログラムが不要になった場合、そのアプリケーションプログラムを削除したり、またEEPROMの空き領域に新しいアプリケーションプログラムを追加して利用することも可能である。
【0004】
従来、既にインターネットを利用してアプリケーションプログラムの管理を行ない、ICカードにアプリケーションプログラムをダウンロードするカード情報更新システムなどが開示されている。(例えば、特許文献1参照)
しかしながら、アプリケーションプログラムの更新処理を行った場合には、削除したアプリケーションプログラムに含まれている個人データも同時に削除されてしまうために、新たなアプリケーションプログラムに個人データを入力して登録する必要があり不便であるという問題がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−304602
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、複数のアプリケーションプログラムを格納可能なICカードの個人データを含むアプリケーションプログラムを更新する際に、個人データを削除することなく新たなアプリケーションプログラムに効率的に更新することができるICカードのアプリケーションプログラム更新方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のICカードのアプリケーションプログラム更新方法は、CPUと、書き換え可能な不揮発性メモリと、前記CPUが実行可能なプログラムを格納する読み出し専用メモリと、を備えるICカードにおいて、前記不揮発性メモリに既に格納されている第1のアプリケーションプログラムを削除し、第2のアプリケーションプログラムに更新処理するICカードのアプリケーションプログラム更新方法であって、前記第1のアプリケーションプログラムに含まれている個人データを、前記不揮発性メモリに設けられたメモリ領域に一時的に記憶させる第1ステップと、前記第1のアプリケーションプログラムを削除する第2ステップと、前記不揮発性メモリに前記第2のアプリケーションプログラムをダウンロードする第3ステップと、前記不揮発性メモリにダウンロードした前記第2のアプリケーションプログラムに、前記メモリ領域に一時的に記憶させた個人データを書き込む第4ステップと、からなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかるICカードのアプリケーションプログラム更新方法の構成を説明する図、図2は、本発明に使用するICカードのICチップの概要を説明するためのブロック図、図3は、本発明に使用するICカードのICチップの機能を説明するためのブロック図、図4は、本発明の実施形態にかかるICカードのアプリケーションプログラム更新方法の処理手順を説明するための図、図5は、本発明の実施形態にかかるICカードのアプリケーションプログラム更新方法の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【0009】
図1に示すように、アプリケーションプログラムを提供するアプリケーションプログラム提供サーバ1は、インターネット2を介してユーザ側のインターネット端末3と通信可能に接続されている。
また、インターネット端末3には、ICカードリーダライタ4を介してアプリケーションプログラムをICカード5にダウンロードしたり、ICカード5に記憶されているアプリケーションプログラムを削除することができるように構成されている。
【0010】
また、図2に示すように、ICカード5は、ICカードリーダライタ4及びインターネット端末3を介して、インターネットによりアプリケーションプログラム提供サーバ1と通信を行なうためのインターフェース6と、各メモリにアクセスするCPU7と、読み出し専用メモリであるROM8と、随時書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROM9と、揮発性メモリであうRAM10とにより構成されている。
ROM8には、制御プログラムが記憶されていて、この制御プログラムに基いてCPU7の処理がコントロールされ、前記ROM8、EEPROM9、RAM10の各メモリへのアクセスは、全てCPU7を介して行われる。
【0011】
インターネット端末3からICカードリーダライタ4を介して、ICカード5のCPU7に対して所定のコマンドを実行すると、CPU7はこのコマンドを受信して判断し、その結果をインターネット端末3に対してレスポンスとして返信する。
例えば、既にEEPROM9に記憶されているアプリケーションプログラムを削除して、新規のアプリケーションプログラムを書き込んで記憶させる場合には、CPU7に対して実行を指示すると、そのCPU7は、削除コマンド及び書込コマンドの実行という形式でEEPROM9に対して、アプリケーションプログラムの削除及び書込処理を行う。
【0012】
また、EEPROM9には、第1のアプリケーションプログラム11と、データ一時回避用アプリケーションプログラム12とが記憶されている。
この第1のアプリケーションプログラム11は、必要に応じてICカード5に記憶させたり、削除させるためのアプリケーションプログラムであって、複数のプログラムを記憶させておいてもよい。
また、データ一時回避用アプリケーションプログラム12は、削除しないで常時EEPROM9に記憶させておくプログラムであって、第1のアプリケーションプログラム11を新たなアプリケーションプログラムに更新させる際に実行する。
【0013】
第1のアプリケーションプログラム11には、個人データを記憶させておく個人データメモリ領域11aを有し、またデータ一時回避用アプリケーションプログラム12にも、個人データを記憶させておく個人データメモリ領域12aを有している。
このデータ一時回避用アプリケーションプログラム12は、EEPROM9に記憶されている第1のアプリケーションプログラム11を削除するとともに、新たな第2のアプリケーションプログラムをダウンロードしようとする場合に、第1のアプリケーションプログラム11に記憶されている個人データを削除することなく、第2のアプリケーションプログラムにその個人データを移して使用する際に処理実行されるプログラムであり、実行が必要な場合に制御プログラムからのコマンド信号を受けて起動される。
【0014】
次に、図4及び図5に基いて、本発明のICカードのアプリケーションプログラム更新方法を、データ一時回避用アプリケーションプログラム12を利用して、既にEEPROM9に記憶されている第1のアプリケーションプログラム11を、新たな第2のアプリケーションプログラムに更新する場合に関して説明する。
【0015】
アプリケーションプログラムの更新前の段階においては、図4(a)に示すように、EEPROM9に第1のアプリケーションプログラム11と、データ一時回避用アプリケーションプログラム12とが記憶されている。
そして、データ一時回避用アプリケーションプログラム12により、最初の処理において、第1のアプリケーションプログラム11に記憶されている個人データを、データ一時回避用アプリケーションプログラムの個人データメモリ領域に移し換える処理を行う。(ステップS1)
【0016】
次の段階において、図4(b)に示すように、EEPROM9から第1のアプリケーションプログラム11を削除処理する。(ステップS2)
次に、図4(c)に示すように、アプリケーションプログラムを提供するアプリケーションプログラム提供サーバ1から、インターネット2を介して受信した第2のアプリケーションプログラム13をEEPROM9にダウンロードさせて記憶させる。(ステップS3)
【0017】
次に、図4(d)に示すように、データ一時回避用アプリケーションプログラム12の個人データメモリ領域12aに記憶させている個人データを、第2のアプリケーションプログラム13の個人データメモリ領域13aに移し換えて記憶させる。(ステップS4)
以上の処理により、第1のアプリケーションプログラム11に記憶されている個人データは、第1のアプリケーションプログラム11が削除された際に同時に削除させることがなく、第2のアプリケーションプログラム13に移し換えて使用することができる。
【0018】
また、EEPROM9に複数のアプリケーションプログラムが記憶されている場合においても、更新するアプリケーションプログラムに共通して使用可能な個人データを有する場合に、古いアプリケーションプログラムから新たなアプリケーションプログラムに個人データを移し換えて更新処理を行うことができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のICカードのアプリケーションプログラム更新方法は、アプリケーションプログラムを更新する際に、新たなアプリケーションプログラムに古いアプリケーションプログラムの個人データを移し換えることができるので、更新の際にあらためて個人データを入力処理する手間が無く、更新処理を効率的に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるICカードのアプリケーションプログラム更新方法の構成を説明する図である。
【図2】本発明に使用するICカードのICチップの概要を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明に使用するICカードのICチップの機能を説明するためのブロック図である。
【図4】本発明の実施形態にかかるICカードのアプリケーションプログラム更新方法の処理手順を説明するための図である。
【図5】本発明の実施形態にかかるICカードのアプリケーションプログラム更新方法の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 アプリケーションプログラム提供サーバ
2 インターネット
3 インターネット端末
4 ICカードリーダライタ
5 ICカード
6 インターフェース
7 CPU
8 ROM
9 EEPROM
10 RAM
11 第1のアプリケーションプログラム
11a,12a,13a 個人データメモリ領域
12 データ一時回避用アプリケーションプログラム
13 第2のアプリケーションプログラム
Claims (1)
- CPUと、書き換え可能な不揮発性メモリと、前記CPUが実行可能なプログラムを格納する読み出し専用メモリと、を備えるICカードにおいて、前記不揮発性メモリに既に格納されている第1のアプリケーションプログラムを削除し、第2のアプリケーションプログラムに更新処理するICカードのアプリケーションプログラム更新方法であって、
前記第1のアプリケーションプログラムに含まれている個人データを、前記不揮発性メモリに設けられたメモリ領域に一時的に記憶させる第1ステップと、
前記第1のアプリケーションプログラムを削除する第2ステップと、
前記不揮発性メモリに前記第2のアプリケーションプログラムをダウンロードする第3ステップと、
前記不揮発性メモリにダウンロードした前記第2のアプリケーションプログラムに、前記メモリ領域に一時的に記憶させた個人データを書き込む第4ステップと、
からなることを特徴とするICカードのアプリケーションプログラム更新方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003189433A JP2005025441A (ja) | 2003-07-01 | 2003-07-01 | Icカードのアプリケーションプログラム更新方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003189433A JP2005025441A (ja) | 2003-07-01 | 2003-07-01 | Icカードのアプリケーションプログラム更新方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005025441A true JP2005025441A (ja) | 2005-01-27 |
Family
ID=34187647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003189433A Pending JP2005025441A (ja) | 2003-07-01 | 2003-07-01 | Icカードのアプリケーションプログラム更新方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005025441A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2226814A1 (en) | 2009-02-27 | 2010-09-08 | MINEBEA Co., Ltd. | Rare-earth iron -based magnet with self-recoverability |
JP2019032578A (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-28 | 大日本印刷株式会社 | 電子情報記憶媒体、icカード、電子情報記憶媒体によるアップデート方法及びアップデートプログラム |
JP2019046211A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | 大日本印刷株式会社 | 電子情報記憶媒体、icカード、電子情報記憶媒体によるアップデート方法及びアップデートプログラム |
-
2003
- 2003-07-01 JP JP2003189433A patent/JP2005025441A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2226814A1 (en) | 2009-02-27 | 2010-09-08 | MINEBEA Co., Ltd. | Rare-earth iron -based magnet with self-recoverability |
JP2019032578A (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-28 | 大日本印刷株式会社 | 電子情報記憶媒体、icカード、電子情報記憶媒体によるアップデート方法及びアップデートプログラム |
JP2019046211A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | 大日本印刷株式会社 | 電子情報記憶媒体、icカード、電子情報記憶媒体によるアップデート方法及びアップデートプログラム |
JP7009844B2 (ja) | 2017-09-04 | 2022-01-26 | 大日本印刷株式会社 | 電子情報記憶媒体、icカード、電子情報記憶媒体によるアップデート方法及びアップデートプログラム |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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