JP2005024832A - 感光材料用遮光箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光材料用遮光箱の構造材を段ボール紙から構成し、折り曲げの成形性を向上させ、角部の遮光性を確保する。
【解決手段】感光材料用遮光箱は展開体22を折り曲げ形成することにより箱状の筐体が形成される。展開体22は、底面部30と、この底面部30の4辺から連続して延びる側壁部31〜34と、底面部30と各側壁部31〜34の境界に形成された筋押し部35〜38とからなる。筋押し部35〜38は、複数のエッジを持つ筋押し刃に筋押しされることによって、鋭角な複数の溝が形成される。筋押し部35〜38の溝に沿って側壁部31〜34を折り曲げると、成形性が良く、底面部に対して直角にすることができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状感光材料を収納するための感光材料用遮光箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シート状感光材料は、遮光性、防湿性などの目的から内装袋に密閉され、さらに運搬時或いは保管時に与えられる外力や衝撃力から保護する目的から、化粧箱に遮光性を付与した遮光箱に入れられ、ユーザーに供給される。シート状感光材料のうち、ネガフイルムではユーザーが撮影を終えた後から現像されるまでの時間、あるいは、カラーペーパーでは露光処理の前後の時間において、開封した内装袋に入れられて保管されることもあるが、直接遮光箱に入れられて保管されることもあるので、この感光材料用遮光箱は、高い遮光性を確保することが必要である。
【0003】
この感光材料用遮光箱は、強度を持たせるために、2重又は3重に貼り合わせた板紙を使用しており、この板紙を底面部に対して側壁部が直角になるように折り曲げて箱状に形成し、四隅をテープ止めした後、クルミ紙によって外側が包まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような感光材料用遮光箱では、ローコスト化が望まれており、特に、構造材として使用されている板紙は、複数のものを貼り合わせた多層構造を持つものであり、コストが高く、ローコスト化の妨げとなっているので、この板紙の使用を止め、代わりに段ボール紙を構造材として用いることが検討されている。また、板紙よりも軽い段ボール紙を使用することで、遮光箱の軽量化を図ることも可能であり、廃棄されたときのリサイクル性の向上なども見込むことができる。
【0005】
しかしながら、上述したような感光材料用遮光箱では、構造材を箱状に折り曲げ形成した後、四隅をテープ止めするという構成なので、板紙よりも一般的に厚く、頑丈に形成されている段ボール紙を使用した場合、側壁部が底面部に対して直角となるように正確に折り曲げることが困難であり、綺麗な箱状に成形することができない。さらに、綺麗な箱状に成形できなければ、身側の遮光箱と蓋側の遮光箱とを組み合わせるときに、寸法が合わなくて嵌合が甘くなってしまったり、あるいは、嵌合できても、クリアランスが狭すぎて開封させることが困難になってしまったりする。さらに、段ボール紙を使用することで、成形性が低下すると、四隅に隙間が生じやすくなり、この隙間から内部に光が漏れ、ピンホールが発生して感光材料の品質が劣化しやすくなる。
【0006】
また、段ボール紙を使用して箱状に成形する従来の成形方法としては、折り曲げ加工がしやすいように、折り目となる罫線にそって浅い切り込みを入れるハーフカットや、ミシン目などの加工を行うこともあるが、このような加工を行うと、その罫線周辺の遮光性が低下してしまうので、そこから漏れた光によって感光材料の品質が劣化してしまう。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためのもので、精度良く段ボール紙を箱状に形成できるように、成形性の良い構造を持つととともに、コーナー部分の遮光性を保ち、ピンホールの発生を防止した感光材料用遮光箱をローコストに提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の感光材料用遮光箱では、矩形状の底面部と、この底面部の4辺に連続する側壁部とからなる段ボール紙を、前記底面部に対して前記側壁部を直角に折り曲げ、前記側壁部同士を突き合わせて形成される四隅をテープ止めして箱状にした筐体に化粧紙を貼り付けた感光材料用遮光箱において、前記底面部の各辺と各側壁部との境界に、複数のエッジを持つ筋押し刃で筋押しすることで、前記エッジの数と同じ本数の溝からなる筋押し面が形成され、前記溝に沿って折り曲げ形成されている。
【0009】
なお、前記側壁部同士を分離する切り込み線は、前記筋押し面同士が交差する交差部分の位置まで切り込まれており、且つ前記底面部のコーナーまで到達しないように形成されていることが好ましい。また、互いに隣接する前記側壁部のいずれか一方には、前記段ボール紙の厚さに合わせた刃幅を持つ筋押し刃によって、他方の側壁部に隣接する端縁から前記刃幅の分だけ筋押しされた筋押し面が形成されていることも効果的である。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を実施した感光材料用遮光箱の構成を示す斜視図である。この感光材料用遮光箱10は、蓋側遮光箱12、及び身側遮光箱13からなり、これらを身蓋嵌合させる構成としている。この遮光箱12,13は、シート状感光材料14を収納するために使用され、一般的に堅牢性や遮光性の必要から、構造材の外側全面をくるむように化粧紙を貼る構成であり、貼箱又はクルミ貼箱と、一般には呼称されている。シート状感光材料14は、複数枚が積層された積層体15となり、この積層体15が内装袋16に入れられた状態で、感光材料用遮光箱10に収納される。
【0011】
遮光箱12,13の構造材としてはB段フルート、E段フルート、F段フルートなどの段ボール紙が用いられるが、E段フルートの段ボール紙が最も好ましく、例えば、表面及び裏面のライナーが坪量160〜440g/m、中芯が坪量80〜160g/mのE段フルートの両面段ボールが使用される。
【0012】
この遮光箱12,13の構造材として使用される段ボール紙は、図2に示すようにシート状の段ボール紙20(図2(A))から、ビクトリア打抜機や平盤打抜機、あるいは、ロータリー押切機を用い、所定のボール生地の形状に打ち抜かれたカット状態21(図2(B))とした後、筋押し刃によって罫線を形成した展開体22(図2(C))となる。
【0013】
段ボール紙の展開体22は、詳しくは図3に示すような構成である。この展開体22は、底面部30と、この底面部30の4辺から連続して延びる側壁部31〜34と、底面部30と各側壁部31〜34の境界に形成された筋押し部35〜38とからなる。
【0014】
底面部30、及び側壁部31〜34は矩形状に形成されており、互いに対面する側壁部31と側壁部32、及び側壁部33と側壁部34は、同じ寸法に形成されている。また、側壁部31,32よりも側壁部33,34の方が長手方向の寸法が長くなっている。
【0015】
筋押し部35〜38には、図4に示すように筋押し刃39で筋押しすることによって、底面部30、及び側壁部31〜34よりも凹となる筋押し面40が形成されている。なお、図4においては、筋押し部35の筋押し面40のみを図示しているが、筋押し部36〜38についても同様に形成されている。この筋押しに使用する筋押し刃39には、第1、第2側面41,42と、この第1、第2側面41,42の先端側に位置する第1,第2先端面43,44とが形成されている。第1側面41と第1先端面43とが隣接する端部には、エッジ45が形成されており、このエッジ45と筋押し刃39の中心線39aにおいて線対称な位置に、第2側面42と第2先端面44とが隣接するエッジ46が形成されている。また先端面43,44が隣接する端部で、筋押し刃39の最も先端の位置には、エッジ47が形成されている。エッジ45,46は鋭角に形成されており、エッジ47はエッジ45,46よりは角度が大きく形成されている。この筋押し刃39を使用して筋押しを行うときには、カット状態の段ボール紙21を作業台の上に載せ、図示しない加工機に筋押し刃39をセットして段ボール紙21へ向かって先端から打ち込む。これによって筋押し面40が形成された展開体22となる。
【0016】
上述のような筋押し刃39によって筋押しを行うと、エッジ45〜47によって形成された溝50〜52を含む筋押し面40が形成される。鋭角なエッジ45,46によって形成された溝50,51は鋭角に形成される。筋押し刃39の最先端に位置するエッジ47によって形成された溝52は、表面から最も凹んでいる位置にあり、溝50,51よりも大きい角度となる。この筋押し面40の寸法としては、展開体22の厚さに合わせて形成されており、例えば、厚さtが1.8mmのとき、筋押し面40の幅Wは2〜3mmとすることが好ましい。
【0017】
図5は、筋押し部35と筋押し部38とが交差する交差部分45、及びこの交差部分45に隣接する底面部30のコーナー30aの付近を示すものである。上述したカット状態(図2(B)参照)にする工程のときに、側壁部31と、側壁部34とが分割されるようにカットする切り込み線31a,34aが、この交差部分45の外側の位置まで到達するように切り込まれている。すなわち、切り込み線31a,34aは、この交差部分45の位置までカットされているが、それよりも内側の底面部30のコーナー30aには到達していない。なお、図5においては、筋押し部35と筋押し部38との交差部分45の付近のみを図示しているが、筋押し部35,37の交差部分46、筋押し部36,38の交差部分47、筋押し部36,37の交差部分48も同様の形状で、切り込み線が底面部30のコーナー30b,30c,30dまで到達しないように形成されている。
【0018】
また、側壁部31の両端縁には、筋押し部54が形成されている。この筋押し部54は、上述した筋押し部35〜38に使用したものとは異なる筋押し刃(図示せず)を使用して、同様の加工機にセットし、筋押しが行われたものである。なお、詳しくは図示しないが、側壁部32の両端縁にも同様に、筋押し部54が形成されている。
【0019】
この筋押し部54は、展開体22の厚さtに合わせた刃幅の筋押し刃で、端縁から筋押し刃の刃幅の分だけ筋押し面が形成されるように筋押しが行われる。例えば展開体22の厚さtが1.8mmのとき、筋押し部54の幅Wは2mmである。この筋押し部54は、展開体22が箱状に折り曲げ加工されたとき、隣接する側壁部34の端縁34aに対面する。このとき、筋押し部54は、幅w2の分だけ凹面となっているので、側壁部34の端縁34aと干渉することがない。
【0020】
本実施形態の作用について以下に説明する。先ず、展開体22は、図6(A)に示すように、側壁部31〜34が底面部30に対して直角に折り曲げられ、箱状に形成される。このとき、図7に示すように、上述した鋭角な溝50,51に沿って折り曲げ形成されるので、成形性が良く綺麗に折り曲げることができる。さらに、溝50,51における折り曲げ角α,αは、それぞれ約45°ずつ折り曲げれば、合計90°折り曲げることができるので、負担がかからず容易に折り曲げることが可能である。また、側壁部31〜34の端縁同士を突き合わせた状態でコーナーを形成するときには、図8に示すように、側壁部31、32に筋押し部54が形成されているので、隣接する側壁部33,34が互いに干渉することがなく、直角なコーナーを高い精度で形成することができる。
【0021】
そして、図6(B)に示すように側壁部31〜34を直角に折り曲げて箱状の筐体56に形成し、突き合わせた状態の四隅部分を、図6(C)に示すように、外側から綿テープや熱着クラフトテープに代表されるテープ57で接合する。このテープ止めでは、テープ止機によって一箇所ずつ接合される場合と四隅止機により四辺同時に接合される場合がある。
【0022】
四隅止された筺体56は、図9に示すように表面全体に化粧紙58が貼られる。化粧紙58としては印刷されたアート紙や上質紙が使われる。化粧紙58には、膠系の接着剤がロール糊付機で均一に薄く塗布される。糊付けされた化粧紙58に四隅止された筐体56が位置を合わせて置かれ、底面部30が接着される。その後、コーナーラップ部59a,60aが設けられた相対する2側面59,60が側壁部33,34に貼合された後、四隅のコーナーラップ部59a,60aが貼られ、他の相対する二側面61,62がコーナーラップ部59a,60aを覆うように貼合されて四辺ラッピングが終了する。その後、縁折込部63が筐体56の内面に向けて折り返されて内面と接着され、遮光箱12,13が完成する。以上の工程はストークフィード社等の自動貼函機、あるいは生産量が少ない場合手加工で生産される。
【0023】
上記のように、側壁部31〜34を底面部31に対して直角に折り曲げ、また側壁部31〜34から形成されるコーナーを直角にして、成形性良く且つ容易に、綺麗な箱状に形成することができるので、化粧紙58を貼り付けて遮光箱12,13となったとき、高い精度のクリアランスを持つことができる。これにより、箱同士を嵌合させるときに、容易にかつ適度な嵌合力で嵌合させることが可能である。
【0024】
さらに、側壁部31〜34を互いに分割する切込み線を、底面部30のコーナー30a〜dまで到達しないようにカットしているので、遮光箱12,13となったときに、底面部30のコーナー30a〜dから光が内部に漏れることがない。また、構造材として段ボール紙を使用することによって、コストダウン化を図ることが可能であり、従来の板紙を使用した場合と比較して30パーセント程度の軽量化を図ることができるとともに、廃棄したときの回収性の良さなどからリサイクル性の向上なども見込むことができる。
【0025】
もし、従来の成形方法で段ボール紙を箱状にするならば、図10に示すような展開体65を折り込んで形成することになる。この展開体65は、底面部70と、側壁部71〜74とからなり、底面部70と各側壁部71〜74の境界には、ミシン目やハーフカットなどにより、罫線75〜78が形成されている。さらに、この展開体60では、隣接する側壁部71,74の端縁同士が干渉しないように、切り込み線74aの先端74bが、板紙の厚さ分に合わせて、底面70のコーナー70aの内側まで到達するようにカットされており、他のコーナー70b〜70dについても同様に切り込み線がカットされている。すなわち、従来の成形方法では、切り込み線の先端付近からコーナー70a〜70dの内部に光が漏れやすく、ピンホールが発生して感光材料の品質が劣化しやすいが、本実施形態ではこのようなことがない。
【0026】
なお、筋押し加工を行う筋押し刃は、上記例に上げた筋押し刃39のような形状に限るものではなく、例えば、図11に示すような、鋭角な2つのエッジを持つ筋押し刃80としてもよい。この筋押し刃80では、側面81,82、及び先端面83,84が形成されており、側面81と先端面83とが隣接する端部にはエッジ85が、側面82と先端面84とが隣接するエッジ86が形成されている。また先端面83,84が隣接する端部では、先端から奥に向かって凹んでいる溝87が形成されている。エッジ85,86は上記例に上げた筋押し刃39よりも鋭角に形成されている。
【0027】
上述のような筋押し刃80によって筋押しを行うと、エッジ85,86によって形成された溝90〜91を含む筋押し面92が形成される。これにより、上記例よりも鋭角な溝90,91が形成されるので、この溝90,91に沿って折り曲げ加工をすると、成形性がさらに向上する。
【0028】
【実施例】
感光材料として4インチ×5インチのシートペーパー(富士写真フイルム(株)製カラーペーパー)10枚を収納する身蓋嵌合の遮光箱を、上記実施形態の感光材料用遮光箱10を適用して製造した。この感光材料用遮光箱10について強制爆光試験を1000ルックスの光で30分間行ったところ、上記実施形態の感光材料用遮光箱10に収納したペーパーには、カブリなどの品質不良は見られなかった。更に、カラーペーパーに代えてカラーネガ(カットシート状),製版用フイルムを用いても同様の効果があった。
【0029】
【発明の効果】
本発明の感光材料用遮光箱によれば、底面部の各辺と各側壁部との境界に、複数のエッジを持つ筋押し刃で筋押しすることで、エッジの数と同じ本数の溝からなる筋押し面が形成され、この筋押し面の溝に沿って折り曲げ形成されているので、段ボール紙を使用することによるコストダウン化、遮光箱の軽量化、リサイクル性の向上を図ることができるとともに、折り曲げ加工の成形性を向上し、綺麗な箱状に形成することが可能である。さらに成形性を向上させたことから、四隅に隙間が生じず、光漏れを防ぐことができるので、感光材料の品質を良好に保つことができる。
【0030】
また、側壁部同士を分離する切り込み線は、筋押し面同士が交差する交差部分の位置まで切り込まれており、且つ底面部のコーナーまで到達しないように形成されているので、コーナー付近の遮光性を確保することが可能であり、感光材料の品質を劣化させることがない。
【0031】
さらにまた、互いに隣接する前記側壁部のいずれか一方には、前記段ボール紙の厚さに合わせた刃幅を持つ筋押し刃によって、他方の側壁部に隣接する端縁から刃幅の分だけ筋押しされた筋押し面が形成されているので、側壁部同士を付き合わせたコーナーを精度良く直角にすることが可能となり、成形性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光材料用遮光箱及びこれに収納される感光材料の外観を示す斜視図である。
【図2】感光材料用遮光箱の一部を構成する展開体の加工過程を示す斜視図である。
【図3】展開体の構成を示す平面図である。
【図4】筋押し刃で筋押し面を形成するときの状態を示す断面図である。
【図5】展開体の底面部コーナー周辺の構成を示す拡大図である。
【図6】展開体を折り込んで箱状に形成する過程を示す説明図である。
【図7】溝に沿って折り込んだときの筋押し部周辺の構成を示す断面図である。
【図8】側壁部同士を突き合わせてコーナーを形成したときの平面図である。
【図9】箱状の筐体に化粧紙を貼り付けて遮光箱に形成する過程を示す説明図である。
【図10】従来の感光材料用遮光箱を構成する展開体の構成を示す平面図である。
【図11】別の実施例で使用する筋押し刃及びこの筋押し刃で形成される筋押し面を示す断面図である。
【符号の説明】
10 感光材料遮光箱
12 蓋側遮光箱
13 身側遮光箱
22,65 展開体
30,70 底面部
31〜34,71〜74 側壁部
35〜38,54,75〜78 筋押し部
39,80 筋押し刃
50,51,90,91 溝

Claims (3)

  1. 矩形状の底面部と、この底面部の4辺に連続する側壁部とからなる段ボール紙を、前記底面部に対して前記側壁部を直角に折り曲げ、前記側壁部同士を突き合わせて形成される四隅をテープ止めして箱状にした筐体に化粧紙を貼り付けた感光材料用遮光箱において、
    前記底面部の各辺と各側壁部との境界に、複数のエッジを持つ筋押し刃で筋押しすることで、前記エッジの数と同じ本数の溝からなる筋押し面が形成され、前記溝に沿って折り曲げ形成されていることを特徴とする感光材料用遮光箱。
  2. 前記側壁部同士を分離する切り込み線は、前記筋押し面同士が交差する交差部分の位置まで切り込まれており、且つ前記底面部のコーナーまで到達しないように形成されていることを特徴とする請求項1記載の感光材料用遮光箱。
  3. 互いに隣接する前記側壁部のいずれか一方には、前記段ボール紙の厚さに合わせた刃幅を持つ筋押し刃によって、他方の側壁部に隣接する端縁から前記刃幅の分だけ筋押しされた筋押し面が形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の感光材料用遮光箱。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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